JP2002088357A - 有機物被覆発光体粒子の製造方法及び有機物被覆発光体粒子 - Google Patents
有機物被覆発光体粒子の製造方法及び有機物被覆発光体粒子Info
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- JP2002088357A JP2002088357A JP2000279465A JP2000279465A JP2002088357A JP 2002088357 A JP2002088357 A JP 2002088357A JP 2000279465 A JP2000279465 A JP 2000279465A JP 2000279465 A JP2000279465 A JP 2000279465A JP 2002088357 A JP2002088357 A JP 2002088357A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】発光体粒子に有機物の膜を被覆して湿分の侵入
を減少して、EL素子の輝度低下を押さえ、耐湿性に優
れ、化学的に不活性な発光体粒子を製造する。更に、有
機被膜の膜厚を自由にコントロールでき、様々の形状の
粒子に湿式法にて生産性高く有機物被覆発光体粒子を製
造する。 【解決手段】反応性の官能基aを有する化合物Aにより
発光体粒子1の表面を処理する第一の工程と、前記化合
物Aで表面処理した発光体粒子を前記官能基aと反応可
能な反応性物質B中に分散し、化合物Aと反応性物質B
との反応を行い、前記発光体粒子に有機物コーティング
膜2を形成する第二の工程とを行うことにより、有機物
被覆発光体粒子3を製造する。
を減少して、EL素子の輝度低下を押さえ、耐湿性に優
れ、化学的に不活性な発光体粒子を製造する。更に、有
機被膜の膜厚を自由にコントロールでき、様々の形状の
粒子に湿式法にて生産性高く有機物被覆発光体粒子を製
造する。 【解決手段】反応性の官能基aを有する化合物Aにより
発光体粒子1の表面を処理する第一の工程と、前記化合
物Aで表面処理した発光体粒子を前記官能基aと反応可
能な反応性物質B中に分散し、化合物Aと反応性物質B
との反応を行い、前記発光体粒子に有機物コーティング
膜2を形成する第二の工程とを行うことにより、有機物
被覆発光体粒子3を製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面がコーティング
(被覆)された発光体粒子の製造方法及びそれにより得
られた有機物被覆発光体粒子に関し、さらに詳しくは、
耐湿性があり、かつ化学的に不活性であるエレクトロル
ミネッセンス(以後ELと称する)蛍光体に関する。
(被覆)された発光体粒子の製造方法及びそれにより得
られた有機物被覆発光体粒子に関し、さらに詳しくは、
耐湿性があり、かつ化学的に不活性であるエレクトロル
ミネッセンス(以後ELと称する)蛍光体に関する。
【0002】
【従来の技術】EL発光体粒子として、銅を微量ドープ
した硫化亜鉛、銅−マンガンを微量ドープした硫化亜
鉛、銅を微量ドープした硫化亜鉛−セレン化亜鉛等が知
られている。これらのEL発光体粒子は絶縁物中に分散
してEL素子の発光層となり得る。すなわち、背面電
極、反射絶縁層、発光層及び透明電極の順に積層し交流
電圧をかけることにより発光層が励起し発光する。この
ようなEL素子は、近年携帯電話や情報端末の液晶のバ
ックライトとして使用されるようになり、性能向上や信
頼性向上が求められている。
した硫化亜鉛、銅−マンガンを微量ドープした硫化亜
鉛、銅を微量ドープした硫化亜鉛−セレン化亜鉛等が知
られている。これらのEL発光体粒子は絶縁物中に分散
してEL素子の発光層となり得る。すなわち、背面電
極、反射絶縁層、発光層及び透明電極の順に積層し交流
電圧をかけることにより発光層が励起し発光する。この
ようなEL素子は、近年携帯電話や情報端末の液晶のバ
ックライトとして使用されるようになり、性能向上や信
頼性向上が求められている。
【0003】EL素子の寿命は、一般的に半減期(最初
の輝度の半分になる時間)により表現され、通常双曲線
をなして輝度の低下が起こる。原因としては硫化亜鉛結
晶内のド−プされた銅原子の欠落によるものと一般的に
いわれている。これにより、電気抵抗の増大を引き起こ
し、輝度が減少する。
の輝度の半分になる時間)により表現され、通常双曲線
をなして輝度の低下が起こる。原因としては硫化亜鉛結
晶内のド−プされた銅原子の欠落によるものと一般的に
いわれている。これにより、電気抵抗の増大を引き起こ
し、輝度が減少する。
【0004】この現象を更に加速するのが水分であり、
水分がEL素子へ混入することより輝度の急激な低下を
引き起こしていた。よって、大気中の湿気による劣化が
進まないように、防湿手段を施すことが従来から行われ
てきた。
水分がEL素子へ混入することより輝度の急激な低下を
引き起こしていた。よって、大気中の湿気による劣化が
進まないように、防湿手段を施すことが従来から行われ
てきた。
【0005】例えば、背面電極と透明電極とを防湿性の
フィルムで覆って水分の透過を防いだものが知られてい
るが、この方法では防湿が不十分であり、水分による劣
化は免れなかった。次いで、発光層の絶縁物すなわちバ
インダーとして、ビニリデンフルオライドのホモもしく
はコポリマーなどの含フッ素系ポリマーを使用する方
法、最近ではシアノエチル化アクリル系モノマーをグラ
フト重合して得られるグラフトポリマーを配合した組成
物を使用する方法が知られている(例えば、特開平7−
114988号、特開平8−134149号など)。し
かしながら、この様な含フッ素化ポリマーやグラフトポ
リマーを配合した組成物をバインダー樹脂として、該バ
インダー樹脂に蛍光体粉末及び有機溶剤を配合して形成
した発光層は、透明電極との密着性が乏しく、このため
切断加工等の行程中に発光層の剥離を引き起こし、不良
率が上昇するなどの問題があった。また、EL素子を実
際に使用する場合に、十分な耐折り曲げ性が得られなか
った。
フィルムで覆って水分の透過を防いだものが知られてい
るが、この方法では防湿が不十分であり、水分による劣
化は免れなかった。次いで、発光層の絶縁物すなわちバ
インダーとして、ビニリデンフルオライドのホモもしく
はコポリマーなどの含フッ素系ポリマーを使用する方
法、最近ではシアノエチル化アクリル系モノマーをグラ
フト重合して得られるグラフトポリマーを配合した組成
物を使用する方法が知られている(例えば、特開平7−
114988号、特開平8−134149号など)。し
かしながら、この様な含フッ素化ポリマーやグラフトポ
リマーを配合した組成物をバインダー樹脂として、該バ
インダー樹脂に蛍光体粉末及び有機溶剤を配合して形成
した発光層は、透明電極との密着性が乏しく、このため
切断加工等の行程中に発光層の剥離を引き起こし、不良
率が上昇するなどの問題があった。また、EL素子を実
際に使用する場合に、十分な耐折り曲げ性が得られなか
った。
【0006】他方、EL発光粒子そのものを防湿性また
は撥水性の被膜で被覆したり、マイクロカプセル化する
方法も提案されている。例えば、蛍光体の表面をケイ酸
アルミニウム、ケイ酸亜鉛、リン酸アルミニウム、水酸
化アルミニウム等の微粒子で被覆する方法、蛍光体と非
金属有機化合物とを混合して反応させる方法(特開昭5
4−38281号公報)、蛍光体と有機金属化合物とを
混合して反応させる方法(特開昭52−114483号
公報)、あるいは金属アルコレートの加水分解によって
蛍光体表面に被膜を形成させ加熱する方法(特開平1−
110590号公報)等が知られている。しかしなが
ら、蛍光体表面をケイ酸塩等の微粒子で被覆しても完全
な被膜ができるわけでなく、実用的な耐水性はなお不十
分であった。
は撥水性の被膜で被覆したり、マイクロカプセル化する
方法も提案されている。例えば、蛍光体の表面をケイ酸
アルミニウム、ケイ酸亜鉛、リン酸アルミニウム、水酸
化アルミニウム等の微粒子で被覆する方法、蛍光体と非
金属有機化合物とを混合して反応させる方法(特開昭5
4−38281号公報)、蛍光体と有機金属化合物とを
混合して反応させる方法(特開昭52−114483号
公報)、あるいは金属アルコレートの加水分解によって
蛍光体表面に被膜を形成させ加熱する方法(特開平1−
110590号公報)等が知られている。しかしなが
ら、蛍光体表面をケイ酸塩等の微粒子で被覆しても完全
な被膜ができるわけでなく、実用的な耐水性はなお不十
分であった。
【0007】また、炭素数2〜30のオルガノシラザン
で蛍光体をコーティングする方法(特開平4−1716
96号公報)、ポリメタノカルボシラン系の化合物で蛍
光体を被覆する方法(特開平4−20588号公報)等
の、蛍光体を有機物でコーティングする方法も知られて
いる。しかし、これらの物質で蛍光体表面を被覆しても
完全な被膜ができるわけではなく、実用的な耐水性はな
お不十分であった。
で蛍光体をコーティングする方法(特開平4−1716
96号公報)、ポリメタノカルボシラン系の化合物で蛍
光体を被覆する方法(特開平4−20588号公報)等
の、蛍光体を有機物でコーティングする方法も知られて
いる。しかし、これらの物質で蛍光体表面を被覆しても
完全な被膜ができるわけではなく、実用的な耐水性はな
お不十分であった。
【0008】さらに、金属アルコレート等の有機金属化
合物で蛍光体を被覆する方法は被膜形成後熱処理をしな
ければ実用上充分な耐水性が得られず、高温の熱処理を
すると蛍光体が変質して発光そのものの性能が低下する
という欠点があった
合物で蛍光体を被覆する方法は被膜形成後熱処理をしな
ければ実用上充分な耐水性が得られず、高温の熱処理を
すると蛍光体が変質して発光そのものの性能が低下する
という欠点があった
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記の如
き従来技術の有する課題を解決することを目的とし、発
光体粒子に有機物の膜を被覆して湿分の侵入を減少し
て、EL素子の輝度低下を押さえることができ、耐湿性
に優れ、化学的に不活性な発光体粒子を製造することを
目的とする。
き従来技術の有する課題を解決することを目的とし、発
光体粒子に有機物の膜を被覆して湿分の侵入を減少し
て、EL素子の輝度低下を押さえることができ、耐湿性
に優れ、化学的に不活性な発光体粒子を製造することを
目的とする。
【0010】本発明の更なる目的は、さまざまな形状の
粒子にも湿式法にて生産性の高い有機物被覆発光体粒子
を製造する方法を提供することにある。本発明の更なる
目的は、有機被膜の膜厚を自由にコントロールすること
が可能な有機物被膜発光体粒子の製造方法を提供するこ
とにある。
粒子にも湿式法にて生産性の高い有機物被覆発光体粒子
を製造する方法を提供することにある。本発明の更なる
目的は、有機被膜の膜厚を自由にコントロールすること
が可能な有機物被膜発光体粒子の製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、反
応性の官能基aを有する化合物Aにより発光体粒子の表
面を処理する第一の工程と、前記化合物Aで表面処理し
た発光体粒子を前記官能基aと反応可能な反応性物質B
中に分散し、前記化合物Aと反応性物質Bとの反応を行
い、前記発光体粒子に有機物コーティング膜を形成する
第二の工程とを含むことを特徴とする有機物被覆発光体
粒子の製造方法により解決されることが見出された。
応性の官能基aを有する化合物Aにより発光体粒子の表
面を処理する第一の工程と、前記化合物Aで表面処理し
た発光体粒子を前記官能基aと反応可能な反応性物質B
中に分散し、前記化合物Aと反応性物質Bとの反応を行
い、前記発光体粒子に有機物コーティング膜を形成する
第二の工程とを含むことを特徴とする有機物被覆発光体
粒子の製造方法により解決されることが見出された。
【0012】なお、本願明細書において、コーティング
膜と被膜とは同義であり、またコーティング(被覆)さ
れた有機物被膜を有する発光体粒子を「有機物被覆発光
体粒子」と称する。
膜と被膜とは同義であり、またコーティング(被覆)さ
れた有機物被膜を有する発光体粒子を「有機物被覆発光
体粒子」と称する。
【0013】本発明では、上記化合物Aの有する反応性
の官能基aとしては、アミノ基、イミノ基、エポキシ
基、イソシアネート基、水酸基、カルボキシル基等が挙
げられ、官能基aと反応可能な反応性物質Bとしては、
該官能基aと反応可能な官能基bを有する化合物が挙げ
られる。互いに反応可能な官能基aと官能基bの組み合
わせとしては、例えば、アミノ基又はイミノ基とエポキ
シ基との組み合わせ、イソシアネート基と水酸基又はカ
ルボキシル基との組み合わせを挙げることができる。
の官能基aとしては、アミノ基、イミノ基、エポキシ
基、イソシアネート基、水酸基、カルボキシル基等が挙
げられ、官能基aと反応可能な反応性物質Bとしては、
該官能基aと反応可能な官能基bを有する化合物が挙げ
られる。互いに反応可能な官能基aと官能基bの組み合
わせとしては、例えば、アミノ基又はイミノ基とエポキ
シ基との組み合わせ、イソシアネート基と水酸基又はカ
ルボキシル基との組み合わせを挙げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を更に詳述する。本発
明に用いられる発光体粒子としては、従来から公知のも
のがいずれも使用でき、例えば、銅を微量ドープした硫
化亜鉛、銅−マンガンを微量ドープした硫化亜鉛、銅微
量ドープした硫化亜鉛−セレン化亜鉛等が挙げられる。
大きさは特に限定的ではないが、0.1〜100μmの
大きさが好ましい。また、本発明の方法によれば、発光
体粒子の形状も特に限定されず、球状、多角形状等が挙
げられる。
明に用いられる発光体粒子としては、従来から公知のも
のがいずれも使用でき、例えば、銅を微量ドープした硫
化亜鉛、銅−マンガンを微量ドープした硫化亜鉛、銅微
量ドープした硫化亜鉛−セレン化亜鉛等が挙げられる。
大きさは特に限定的ではないが、0.1〜100μmの
大きさが好ましい。また、本発明の方法によれば、発光
体粒子の形状も特に限定されず、球状、多角形状等が挙
げられる。
【0015】本発明の第一工程における発光体粒子の表
面処理に用いられる化合物Aは、反応性の官能基aを有
する化合物である。官能基aとしては、エポキシ基、ア
ミノ基、イミノ基、イソシアネート基、水酸基、カルボ
キシル基等が挙げられる。化合物Aとしては、例えば、
カップリング剤、有機ジイソシアネート化合物、有機ジ
オール化合物、ジカルボン酸化合物等が挙げられる。
面処理に用いられる化合物Aは、反応性の官能基aを有
する化合物である。官能基aとしては、エポキシ基、ア
ミノ基、イミノ基、イソシアネート基、水酸基、カルボ
キシル基等が挙げられる。化合物Aとしては、例えば、
カップリング剤、有機ジイソシアネート化合物、有機ジ
オール化合物、ジカルボン酸化合物等が挙げられる。
【0016】カップリング剤としては、アルミニウム系
カップリング剤、チタネート系カップリング剤、シラン
系カップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング
剤等が挙げられる。
カップリング剤、チタネート系カップリング剤、シラン
系カップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング
剤等が挙げられる。
【0017】また、官能基aと反応する反応性物質Bと
しては、官能基aと反応して発光体粒子に被覆膜を形成
し得る物質であればよい。例えば、官能基aがエポキシ
基の場合には反応性物質Bはアミン化合物が好ましく、
官能基aがアミノ基、イミノ基のようなアミン化合物A
である場合には反応性物質Bはエポキシ基を有する化合
物が好ましい。また、官能基aがイソシアネート基の場
合には、反応性物質Bは水酸基及び/又はカルボキシル
基を有する化合物が好ましく、官能基aが水酸基及び/
又はカルボキシル基の場合には、反応性物質Bはイソシ
アネート化合物であることが好ましい。
しては、官能基aと反応して発光体粒子に被覆膜を形成
し得る物質であればよい。例えば、官能基aがエポキシ
基の場合には反応性物質Bはアミン化合物が好ましく、
官能基aがアミノ基、イミノ基のようなアミン化合物A
である場合には反応性物質Bはエポキシ基を有する化合
物が好ましい。また、官能基aがイソシアネート基の場
合には、反応性物質Bは水酸基及び/又はカルボキシル
基を有する化合物が好ましく、官能基aが水酸基及び/
又はカルボキシル基の場合には、反応性物質Bはイソシ
アネート化合物であることが好ましい。
【0018】具体的に化合物Aと反応性物質Bとの適合
性についてみると、反応性物質Bをエポキシ樹脂とした
時には、化合物Aとしては、アミノ基を有するチタネー
ト系との組み合わせ、アミノ基を有するシラン系化合物
との組み合わせ、さらにはアミノ基を有するジルコアル
ミネート系カップリング剤が好ましく使用される。
性についてみると、反応性物質Bをエポキシ樹脂とした
時には、化合物Aとしては、アミノ基を有するチタネー
ト系との組み合わせ、アミノ基を有するシラン系化合物
との組み合わせ、さらにはアミノ基を有するジルコアル
ミネート系カップリング剤が好ましく使用される。
【0019】反応性物質Bとして使用できるエポキシ樹
脂としては、例えばエピクロン850CRP(ビスフェ
ノールA型、大日本インキ化学工業株式会社製)やエピ
クロン830LVP(ビスフェノールF型、大日本イン
キ化学工業株式会社製)またはそれらの混合物系が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
脂としては、例えばエピクロン850CRP(ビスフェ
ノールA型、大日本インキ化学工業株式会社製)やエピ
クロン830LVP(ビスフェノールF型、大日本イン
キ化学工業株式会社製)またはそれらの混合物系が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0020】化合物Aとして使用できるアミノ基を有す
るチタネート系カップリング剤としてはイソプロピルト
リ(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート(プ
レンアクトKR44、味の素ファインテクノ株式会社
製)などが、アミノ基を有するシリカ系カップリング剤
としては、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン等が挙げられる。
るチタネート系カップリング剤としてはイソプロピルト
リ(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート(プ
レンアクトKR44、味の素ファインテクノ株式会社
製)などが、アミノ基を有するシリカ系カップリング剤
としては、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0021】また、反応性物質Bとしてアミノ基、イミ
ノ基を有するアミン化合物を用いる場合には、化合物A
としてはエポキシ基を有するシリカ系カップリング剤と
の組み合わせが好ましい。
ノ基を有するアミン化合物を用いる場合には、化合物A
としてはエポキシ基を有するシリカ系カップリング剤と
の組み合わせが好ましい。
【0022】反応性物質Bとして使用できるアミン化合
物としてはスリーボンド2103(脂肪族ポリアミン、
株式会社スリーボンド社製)やスリーボンド2105
(変性ポリアミドアミン、株式会社スリーボンド社製)
などが挙げられるがこれに限定した物ではない。
物としてはスリーボンド2103(脂肪族ポリアミン、
株式会社スリーボンド社製)やスリーボンド2105
(変性ポリアミドアミン、株式会社スリーボンド社製)
などが挙げられるがこれに限定した物ではない。
【0023】化合物Aとして使用できるエポキシ基を有
するシリカ系カップリング剤としては、γ−グリシジル
オキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
また、エポキシ基を有するシリカ系カップリング剤とし
ては、γ−グリシジルオキシプロピルトリメトシキシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルジメトキシシランなどが
挙げられる。
するシリカ系カップリング剤としては、γ−グリシジル
オキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
また、エポキシ基を有するシリカ系カップリング剤とし
ては、γ−グリシジルオキシプロピルトリメトシキシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルジメトキシシランなどが
挙げられる。
【0024】更に、反応性物質Bが水酸基、カルボキシ
ル基を有する化合物とした場合には、官能基aはイソシ
アネート基であることが好ましく、反応性物質Bがイソ
シアネート基を有する化合物とした場合には、官能基a
は水酸基及び/又はカルボキシル基であることが好まし
い。
ル基を有する化合物とした場合には、官能基aはイソシ
アネート基であることが好ましく、反応性物質Bがイソ
シアネート基を有する化合物とした場合には、官能基a
は水酸基及び/又はカルボキシル基であることが好まし
い。
【0025】官能基aがイソシアネート基である化合物
としては、有機ジイソシアネート化合物が挙げられ、例
えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、イソプロピリデンシク
ロヘキシルジイソシアネート等が挙げられる。これらの
内、特に硬化時の反応性より、トリレンジイソシアネー
ト及びジフェニルメタンイソシアネートが望ましい。
としては、有機ジイソシアネート化合物が挙げられ、例
えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、イソプロピリデンシク
ロヘキシルジイソシアネート等が挙げられる。これらの
内、特に硬化時の反応性より、トリレンジイソシアネー
ト及びジフェニルメタンイソシアネートが望ましい。
【0026】そのときの反応性物質Bとしては、イソシ
アネート基と反応可能なカルボキシル基や水酸基を有す
る化合物が挙げられる。具体的には1,4−ブタンジオ
ール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ルなど1分子中に2つ以上水酸基を有する化合物が好ま
しく用いられる。
アネート基と反応可能なカルボキシル基や水酸基を有す
る化合物が挙げられる。具体的には1,4−ブタンジオ
ール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ルなど1分子中に2つ以上水酸基を有する化合物が好ま
しく用いられる。
【0027】また、官能基aがカルボキシル基又は水酸
基である場合、反応性物質Bとしてはイソシアネート化
合物を用いることができる。
基である場合、反応性物質Bとしてはイソシアネート化
合物を用いることができる。
【0028】官能基aがカルボキシル基である化合物A
としては、ジカルボン酸化合物が挙げられ、例えば、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セパシン酸、マレイン酸、フマル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等が挙げられる。官能
基aが水酸基である化合物Aとしては、有機ジオール化
合物が挙げられ、例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、ポリエーテルジオール等およびこれら
の重合物、ピナコール、ヒドロベンゾイン、ベンズピナ
コール、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジオ
ール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等が挙げら
れる。反応性化合物Bとして使用できるイソシアネート
化合物としては、上記化合物Aにて挙げた有機ジイソシ
アネート化合物と同様のものを挙げることができる。
としては、ジカルボン酸化合物が挙げられ、例えば、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セパシン酸、マレイン酸、フマル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等が挙げられる。官能
基aが水酸基である化合物Aとしては、有機ジオール化
合物が挙げられ、例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、ポリエーテルジオール等およびこれら
の重合物、ピナコール、ヒドロベンゾイン、ベンズピナ
コール、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジオ
ール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等が挙げら
れる。反応性化合物Bとして使用できるイソシアネート
化合物としては、上記化合物Aにて挙げた有機ジイソシ
アネート化合物と同様のものを挙げることができる。
【0029】次に発光体粒子に有機物をコーティングす
る方法について説明する。まず発光体粒子を官能基aを
有する化合物Aで表面処理する(第一の工程)。本発明
においては、第一の工程における化合物Aの発光体粒子
への付着量を制御することにより、後述の第二の工程を
経て発光体粒子の表面に形成される有機物被膜の厚さを
容易に制御することができる。なお、最終的に形成され
る有機物被膜の厚さは1μm以下が好ましい。
る方法について説明する。まず発光体粒子を官能基aを
有する化合物Aで表面処理する(第一の工程)。本発明
においては、第一の工程における化合物Aの発光体粒子
への付着量を制御することにより、後述の第二の工程を
経て発光体粒子の表面に形成される有機物被膜の厚さを
容易に制御することができる。なお、最終的に形成され
る有機物被膜の厚さは1μm以下が好ましい。
【0030】第一の工程における発光体粒子の表面処理
は、発光体粒子と化合物Aとを直接混合する方法、発光
体粒子上に化合物Aを蒸着させる方法等を採用すること
もできるが、有機溶剤などの溶媒に官能基aを有する化
合物Aを添加した中に発光体粒子を混合攪拌して行うこ
とが好ましい。かかる湿式法を採用することにより、被
覆工程や作業が簡便であり、作業時間も短縮することが
できる。上記混合攪拌は、化合物Aが溶媒中において凝
集や沈殿が生じないように分散させることが好ましい。
は、発光体粒子と化合物Aとを直接混合する方法、発光
体粒子上に化合物Aを蒸着させる方法等を採用すること
もできるが、有機溶剤などの溶媒に官能基aを有する化
合物Aを添加した中に発光体粒子を混合攪拌して行うこ
とが好ましい。かかる湿式法を採用することにより、被
覆工程や作業が簡便であり、作業時間も短縮することが
できる。上記混合攪拌は、化合物Aが溶媒中において凝
集や沈殿が生じないように分散させることが好ましい。
【0031】ここで用いることのできる溶媒としては、
特に限定的ではないが、入手が容易で取り扱いやすい溶
媒が好ましく、例えばメタノール、エタノール、アセト
ン、メチエエチルケトン、トルエン等が挙げられる。化
合物Aの添加量は、化合物Aの種類や溶媒の種類、更に
は発光体粒子に付着させたい量により適宜設定すること
ができるが、通常溶媒100重量部に対して、0.1〜
50重量部が好ましい。
特に限定的ではないが、入手が容易で取り扱いやすい溶
媒が好ましく、例えばメタノール、エタノール、アセト
ン、メチエエチルケトン、トルエン等が挙げられる。化
合物Aの添加量は、化合物Aの種類や溶媒の種類、更に
は発光体粒子に付着させたい量により適宜設定すること
ができるが、通常溶媒100重量部に対して、0.1〜
50重量部が好ましい。
【0032】また、上記湿式法で表面処理を行う前に又
は表面処理と同時に、溶媒中に湿潤分散剤を含有させ
て、発光体粒子の表面改質を行ってもよい。ここで湿潤
分散剤とは、分子内に極性基(親水性基)と非極性基
(疎水性基)を併せ持つ界面活性剤の一種であり、例え
ば、アンチゲル(裕商社製)、Disperbyk-101、Disperb
yk-110、Disperbyk-130(ピックケミー・ジャパン社
製)等が挙げられる。発光体粒子の表面改質を行うこと
により、化合物Aの発光体粒子表面への付着を更に容易
にすることができる。
は表面処理と同時に、溶媒中に湿潤分散剤を含有させ
て、発光体粒子の表面改質を行ってもよい。ここで湿潤
分散剤とは、分子内に極性基(親水性基)と非極性基
(疎水性基)を併せ持つ界面活性剤の一種であり、例え
ば、アンチゲル(裕商社製)、Disperbyk-101、Disperb
yk-110、Disperbyk-130(ピックケミー・ジャパン社
製)等が挙げられる。発光体粒子の表面改質を行うこと
により、化合物Aの発光体粒子表面への付着を更に容易
にすることができる。
【0033】発光体粒子の溶媒中への混合分散は超音波
分散によって行ってもよく、この場合分散に使用する超
音波発振機の周波数は20〜100kHzの範囲のもの
が好ましく、更に好ましくは20〜50kHzの範囲で
ある。この周波数範囲内において発光体粒子の表面に官
能基aを有する化合物Aが付着し易く、好ましい。
分散によって行ってもよく、この場合分散に使用する超
音波発振機の周波数は20〜100kHzの範囲のもの
が好ましく、更に好ましくは20〜50kHzの範囲で
ある。この周波数範囲内において発光体粒子の表面に官
能基aを有する化合物Aが付着し易く、好ましい。
【0034】本発明では、上記のようにして官能基aを
有する化合物Aで表面処理した発光体粒子を、該官能基
aと反応可能な反応性物質B中に均一に分散し、化合物
Aと反応性物質Bとの反応を行い、前記発光体粒子に有
機物コーティング膜(有機物被膜)を形成させる(第二
の工程)。
有する化合物Aで表面処理した発光体粒子を、該官能基
aと反応可能な反応性物質B中に均一に分散し、化合物
Aと反応性物質Bとの反応を行い、前記発光体粒子に有
機物コーティング膜(有機物被膜)を形成させる(第二
の工程)。
【0035】上記第二の工程は、表面処理した発光体粒
子を反応性物質B中に分散させる工程と、化合物Aと反
応性物質Bとを攪拌しながら反応させる工程を含む。こ
の分散工程と反応工程とは実質的に同一の工程であって
も、別個の工程に分けて行ってもよい。ここで、別個の
工程に分けるとは、主として分散を目的とした工程と主
として反応を目的とした工程とに分ける場合も含む。
子を反応性物質B中に分散させる工程と、化合物Aと反
応性物質Bとを攪拌しながら反応させる工程を含む。こ
の分散工程と反応工程とは実質的に同一の工程であって
も、別個の工程に分けて行ってもよい。ここで、別個の
工程に分けるとは、主として分散を目的とした工程と主
として反応を目的とした工程とに分ける場合も含む。
【0036】表面処理した発光体粒子を反応性物質B中
に均一に分散させるためには、反応性物質Bの性状は液
状物であることが望ましい。更に均一分散を良好に行う
ためには、反応性物質Bは、20mPa・s〜2000
0mPa・sの粘度(常温からこの後の重合工程におけ
る加温域において)を示す液状物であることが好まし
い。ここで、反応性物質Bが「液状物」であるとは、反
応性物質B自体の性状が液状である場合と、反応性物質
Bを適当な溶剤に溶解又は分散させることにより液状で
ある場合とを含む。
に均一に分散させるためには、反応性物質Bの性状は液
状物であることが望ましい。更に均一分散を良好に行う
ためには、反応性物質Bは、20mPa・s〜2000
0mPa・sの粘度(常温からこの後の重合工程におけ
る加温域において)を示す液状物であることが好まし
い。ここで、反応性物質Bが「液状物」であるとは、反
応性物質B自体の性状が液状である場合と、反応性物質
Bを適当な溶剤に溶解又は分散させることにより液状で
ある場合とを含む。
【0037】第二の工程では、必要に応じて液状物であ
る反応性物質Bの粘度を調整することができる。粘度調
整法としては、粘度調整剤(例えば固形又は液状のエポ
キシ樹脂等)を添加したり、適当な溶剤を添加する方法
が有効である。これにより、作業性も向上する。
る反応性物質Bの粘度を調整することができる。粘度調
整法としては、粘度調整剤(例えば固形又は液状のエポ
キシ樹脂等)を添加したり、適当な溶剤を添加する方法
が有効である。これにより、作業性も向上する。
【0038】また、第二の工程では、表面処理した発光
体粒子をホモジナイザーを使用して反応性物質B中に均
一分散することもできる。この場合のホモジナイザーの
回転数は1000〜10000rpmが好ましい。この
範囲内において、発光体粒子にダメージを与えることな
く、発光体粒子を容易に均一分散させることができる。
体粒子をホモジナイザーを使用して反応性物質B中に均
一分散することもできる。この場合のホモジナイザーの
回転数は1000〜10000rpmが好ましい。この
範囲内において、発光体粒子にダメージを与えることな
く、発光体粒子を容易に均一分散させることができる。
【0039】第二の工程における前記官能基aを有する
化合物Aと反応性物質Bとの反応は、重合反応であるこ
とが好ましい。反応を行う際には、この系に熱を加える
ことで反応を促進することが好ましい。加温温度として
は40〜70℃が好ましい。ここで、攪拌熱により液温
が上昇して、系の温度が官能基aと反応性物質Bが反応
するのに適する温度になれば、特に加温ぜずにこれによ
って反応を開始しても良い。必要以上に昇温する場合は
冷却して反応を抑制することが好ましい。また、重合反
応の場合には、重合触媒(例えば錫やチタン等の金属酸
化物等)を加えることで重合反応を促進することもでき
る。
化合物Aと反応性物質Bとの反応は、重合反応であるこ
とが好ましい。反応を行う際には、この系に熱を加える
ことで反応を促進することが好ましい。加温温度として
は40〜70℃が好ましい。ここで、攪拌熱により液温
が上昇して、系の温度が官能基aと反応性物質Bが反応
するのに適する温度になれば、特に加温ぜずにこれによ
って反応を開始しても良い。必要以上に昇温する場合は
冷却して反応を抑制することが好ましい。また、重合反
応の場合には、重合触媒(例えば錫やチタン等の金属酸
化物等)を加えることで重合反応を促進することもでき
る。
【0040】以上のようにして、図1に示すような発光
体粒子1に有機物コーティング膜(有機物被膜)2を形
成した有機物被覆発光体粒子3が得られる。
体粒子1に有機物コーティング膜(有機物被膜)2を形
成した有機物被覆発光体粒子3が得られる。
【0041】本発明では、反応性の官能基aを有する化
合物Aが発光体粒子1の表面に付着しているため、発光
体粒子1同志が凝集しにくく、従って官能基aを有する
化合物Aの付着量をコントロールすることにより、その
後に形成される有機物コーティング膜2の厚さを容易に
制御することができる。化合物Aの付着量を増大させる
と、官能基aの絶対量が増大するため、反応性物質Bの
反応量が増え、全体としての膜厚が大きくなるものと推
定される。但し、膜厚の変化量は、用いる化合物Aと反
応性物質Bの種類や処理方法などによって種々設定する
ことができる。
合物Aが発光体粒子1の表面に付着しているため、発光
体粒子1同志が凝集しにくく、従って官能基aを有する
化合物Aの付着量をコントロールすることにより、その
後に形成される有機物コーティング膜2の厚さを容易に
制御することができる。化合物Aの付着量を増大させる
と、官能基aの絶対量が増大するため、反応性物質Bの
反応量が増え、全体としての膜厚が大きくなるものと推
定される。但し、膜厚の変化量は、用いる化合物Aと反
応性物質Bの種類や処理方法などによって種々設定する
ことができる。
【0042】本発明においては、上記の通り有機物コー
ティング膜の膜厚をコントロールすることが容易である
が、更に本発明の上記第一工程及び第二工程を繰り返す
ことにより、多層の有機物コーティング膜を形成するこ
とができ、更なる膜厚の調整が可能である。
ティング膜の膜厚をコントロールすることが容易である
が、更に本発明の上記第一工程及び第二工程を繰り返す
ことにより、多層の有機物コーティング膜を形成するこ
とができ、更なる膜厚の調整が可能である。
【0043】得られた有機物被覆発光体粒子3は、反応
性物質Bを溶解可能な溶媒(溶剤)に分散させ、残った
未反応の反応性物質Bを溶解させることにより、容易に
単離することができる。
性物質Bを溶解可能な溶媒(溶剤)に分散させ、残った
未反応の反応性物質Bを溶解させることにより、容易に
単離することができる。
【0044】本発明に従い得られた有機物被覆発光体粒
子3は、従来公知の用途、例えば、携帯電話、時計、携
帯用ゲーム、情報端末等の液晶バックライトの他、時計
のライト(例えば目覚まし時計が暗闇でも見えるように
発光するもの)、発光看板やサインボード等として使用
することができる。
子3は、従来公知の用途、例えば、携帯電話、時計、携
帯用ゲーム、情報端末等の液晶バックライトの他、時計
のライト(例えば目覚まし時計が暗闇でも見えるように
発光するもの)、発光看板やサインボード等として使用
することができる。
【0045】例えば、図2の断面図に示すような発光素
子10に本発明の有機被覆発光体粒子を用いることがで
きる。以下具体的に説明する。図2において、図の上側
が最前面となり、順に説明すると、最前面にポリエチレ
ンテレフタレート(PET)などの透明フィルム11が
設けてあり、その背面にインジウム・ティン・オキサイ
ド(ITO)を蒸着または有機バインダー中に分散させ
てなる透明電極層13が形成してある。透明電極の背面
には発光層15が形成してある。発光層15の背面には
絶縁層17が形成してある。さらに、絶縁層の背面には
背面電極19が形成されてある。発光層15には発光体
16として本発明の発光体粒子を、フッ素系樹脂等のバ
インダー成分に混練分散させペーストとしたものをスク
リーン印刷等によって形成させることができる。また、
絶縁層17にはチタン酸バリウム(BaTi03)等の
高誘電率結合材を分散させてペーストとしたものを同様
にスクリーン印刷によって形成させることができる。背
面電極18はカーボン粉、Ag粉、Al粉等の導電粉末
を、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等のバインダー成分に
混練させペーストとしたものを同じくスクリーン印刷に
よって形成させることができる。更に必要に応じて、ア
クリル樹脂などの硬化性樹脂を塗布して適宜硬化させる
ことにより、防湿コート層19を設けることができる。
透明電極13部分および背面電極18部分からそれぞれ
電極20、21を取り出し、発光素子10を得ることが
できる。
子10に本発明の有機被覆発光体粒子を用いることがで
きる。以下具体的に説明する。図2において、図の上側
が最前面となり、順に説明すると、最前面にポリエチレ
ンテレフタレート(PET)などの透明フィルム11が
設けてあり、その背面にインジウム・ティン・オキサイ
ド(ITO)を蒸着または有機バインダー中に分散させ
てなる透明電極層13が形成してある。透明電極の背面
には発光層15が形成してある。発光層15の背面には
絶縁層17が形成してある。さらに、絶縁層の背面には
背面電極19が形成されてある。発光層15には発光体
16として本発明の発光体粒子を、フッ素系樹脂等のバ
インダー成分に混練分散させペーストとしたものをスク
リーン印刷等によって形成させることができる。また、
絶縁層17にはチタン酸バリウム(BaTi03)等の
高誘電率結合材を分散させてペーストとしたものを同様
にスクリーン印刷によって形成させることができる。背
面電極18はカーボン粉、Ag粉、Al粉等の導電粉末
を、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等のバインダー成分に
混練させペーストとしたものを同じくスクリーン印刷に
よって形成させることができる。更に必要に応じて、ア
クリル樹脂などの硬化性樹脂を塗布して適宜硬化させる
ことにより、防湿コート層19を設けることができる。
透明電極13部分および背面電極18部分からそれぞれ
電極20、21を取り出し、発光素子10を得ることが
できる。
【0046】
【実施例】次に発光体粒子の製造工程および発光素子の
製造工程を各工程ごとに実施例を用いて詳述する。
製造工程を各工程ごとに実施例を用いて詳述する。
【0047】実施例1 以下に示す材料を用いて、有機物被覆発光体粒子を得
た。 発光体粒子(I):硫化亜鉛銅ドープ物(平均粒径25
μm) 官能基aを有する化合物(A−1):イソプロピルトリ
(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート(味の
素ファインテクノ社製プレンアクトKR44) 液状反応性物質(B−1):ビスフェノールF型エポキ
シ(商品名:エピクロンEXA−830LVP、大日本
インキ化学工業製、粘度2000mPa・s/25℃)
た。 発光体粒子(I):硫化亜鉛銅ドープ物(平均粒径25
μm) 官能基aを有する化合物(A−1):イソプロピルトリ
(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート(味の
素ファインテクノ社製プレンアクトKR44) 液状反応性物質(B−1):ビスフェノールF型エポキ
シ(商品名:エピクロンEXA−830LVP、大日本
インキ化学工業製、粘度2000mPa・s/25℃)
【0048】(1−1)発光体粒子の表面剤処理 エタノール110gに上記アミノ基含有チタネート系カッ
プリング剤(A−1)6.0g、上記発光体粒子(I)
95gを加え、これを50℃に保持して、超音波分散を
30分間行った。次に、発光体粒子が沈降するまで放置
した後、上澄み液をデカンテーションにより取り除いて
から、乾燥機によりエタノールを完全に除去する処理を
行った。これにより、表面処理された発光体粒子が得ら
れた。
プリング剤(A−1)6.0g、上記発光体粒子(I)
95gを加え、これを50℃に保持して、超音波分散を
30分間行った。次に、発光体粒子が沈降するまで放置
した後、上澄み液をデカンテーションにより取り除いて
から、乾燥機によりエタノールを完全に除去する処理を
行った。これにより、表面処理された発光体粒子が得ら
れた。
【0049】(1−2)発光体粒子の分散 上記エポキシ樹脂(B−1)150gに前記物質で処理
した発光体粒子90gを加え、ホモジナイザーを用いて
6000rpmで10分間攪拌分散を行った。
した発光体粒子90gを加え、ホモジナイザーを用いて
6000rpmで10分間攪拌分散を行った。
【0050】(1−3)重合反応 上記(1−2)で得られた発光体粒子の分散液を回転羽
根式攪拌機により250rpmで攪拌しながら50〜6
0℃で2時間反応性物質を行った。このときの回転羽根
式攪拌機の回転数は発光体粒子の沈降が生じないよう
に、且つ、反応容器の壁面に発光体粒子の付着が起こら
ないように制御することが望ましい。なお、例えば反応
容器の容量が0.2〜10L程度の時に50〜450r
pmの範囲で行うことが望ましい。これによって、発光
体粒子1の表面にエポキシ樹脂の被膜が形成された。こ
のときの有機物被膜2の膜厚は、1μm以下であること
が望ましい。
根式攪拌機により250rpmで攪拌しながら50〜6
0℃で2時間反応性物質を行った。このときの回転羽根
式攪拌機の回転数は発光体粒子の沈降が生じないよう
に、且つ、反応容器の壁面に発光体粒子の付着が起こら
ないように制御することが望ましい。なお、例えば反応
容器の容量が0.2〜10L程度の時に50〜450r
pmの範囲で行うことが望ましい。これによって、発光
体粒子1の表面にエポキシ樹脂の被膜が形成された。こ
のときの有機物被膜2の膜厚は、1μm以下であること
が望ましい。
【0051】(1−4)有機物被覆発光体粒子の単離 上記(1−3)で得られた有機物被覆発光体粒子3をメ
チルエチルケトンにて洗浄後、乾燥させ単離した。
チルエチルケトンにて洗浄後、乾燥させ単離した。
【0052】実施例2 以下に示す材料を用いて、有機物被覆発光体粒子を得
た。 発光体粒子(II):硫化亜鉛銅ドープ物(平均粒径25
μm) 官能基aを有する化合物(A−2):ヘキサメチレンジ
イソシアネート(デュラネート24A−90CX旭化成
工業株式会社社製) 液状反応性物質(B−2):ポリエステルポリオール5
0%トルエン溶解品(粘度2000mPa・s/25
℃)
た。 発光体粒子(II):硫化亜鉛銅ドープ物(平均粒径25
μm) 官能基aを有する化合物(A−2):ヘキサメチレンジ
イソシアネート(デュラネート24A−90CX旭化成
工業株式会社社製) 液状反応性物質(B−2):ポリエステルポリオール5
0%トルエン溶解品(粘度2000mPa・s/25
℃)
【0053】(2−1)発光体粒子の表面処理 トルエン中に湿潤分散剤アンチゲル(裕商株式会社製)
を溶解し、上記粒子(II)を加え回転羽根式攪拌機にて
攪拌分散させる。デカンテーションにより分離させ、乾
燥機で乾燥させ表面改質粒子を作成する。次に、エタノ
ール110gに上記イソシアネート(A−2)10.0
g、上記処理粒子95gを加え、これを50℃に保持し
て、超音波分散を30分間行った。次に、発光体粒子が
沈降するまで放置した後、上澄み液をデカンテーション
により取り除いてから、乾燥機によりエタノールを完全
に除去する処理を行った。これにより、イソシアネート
処理された発光体粒子が95g得られた。
を溶解し、上記粒子(II)を加え回転羽根式攪拌機にて
攪拌分散させる。デカンテーションにより分離させ、乾
燥機で乾燥させ表面改質粒子を作成する。次に、エタノ
ール110gに上記イソシアネート(A−2)10.0
g、上記処理粒子95gを加え、これを50℃に保持し
て、超音波分散を30分間行った。次に、発光体粒子が
沈降するまで放置した後、上澄み液をデカンテーション
により取り除いてから、乾燥機によりエタノールを完全
に除去する処理を行った。これにより、イソシアネート
処理された発光体粒子が95g得られた。
【0054】(2−2)発光体粒子の分散 上記ポリエステルポリオール溶液150gに前記イソシ
アネート剤(A−2)で処理した発光体粒子90gを加
え、ホモジナイザーを用いて6000rpmで10分間
攪拌分散を行った。
アネート剤(A−2)で処理した発光体粒子90gを加
え、ホモジナイザーを用いて6000rpmで10分間
攪拌分散を行った。
【0055】(2−3)重合反応 上記(2−2)で得られた発光体粒子の分散液を回転羽
根式攪拌機により250rpmで攪拌しながら50〜6
0℃で2時間反応を行った。このときの回転羽根式攪拌
機の回転数は発光体粒子の沈降が生じないように、且
つ、反応容器の壁面に発光体粒子の付着が起こらないよ
うに制御することが望ましい。なお、例えば反応容器の
容量が0.2〜10L程度の時に50〜450rpmの
範囲で行うことが望ましい。これによって、発光体粒子
の表面にポリエステル樹脂(B−2)の被膜が形成され
た。このときの有機物被膜2の膜厚は、1μm以下であ
ることが望ましい。
根式攪拌機により250rpmで攪拌しながら50〜6
0℃で2時間反応を行った。このときの回転羽根式攪拌
機の回転数は発光体粒子の沈降が生じないように、且
つ、反応容器の壁面に発光体粒子の付着が起こらないよ
うに制御することが望ましい。なお、例えば反応容器の
容量が0.2〜10L程度の時に50〜450rpmの
範囲で行うことが望ましい。これによって、発光体粒子
の表面にポリエステル樹脂(B−2)の被膜が形成され
た。このときの有機物被膜2の膜厚は、1μm以下であ
ることが望ましい。
【0056】(2−4)有機物被覆発光体粒子の単離 上記(2−3)で得られた有機物被覆発光体粒子をメチ
ルエチルケトンを用いて洗浄後、乾燥させ単離した。
ルエチルケトンを用いて洗浄後、乾燥させ単離した。
【0057】比較例1 発光体粒子(イ):硫化亜鉛銅ドープ物(平均粒径25
μm)を有機膜被覆をしない発光体粒子を用いて同様な
発光体素子を得た。
μm)を有機膜被覆をしない発光体粒子を用いて同様な
発光体素子を得た。
【0058】{発光体素子の使用}実施例1、2及び比
較例1により得た各発光体粒子を、図2における発光体
粒子16として使用し、透明フィルム11にPET、透
明電極13にITO、発光層15の有機バインダーにフ
ッ素樹脂、絶縁層17にチタン酸バリウム含有フッ素樹
脂、背面電極18として銀フィラー含有導電性樹脂、防
湿コート層19としてアクリル樹脂を使用して、図2と
同様の発光体素子10を作製した。電源交流電圧100
V、400Hzの条件下で60℃×95%RH×100
時間連続点灯放置し、発光素子の全体が均一に発光して
いるかどうかを目視により確認した。均一であるものを
○、均一でないものを△、ダークスポットが生じている
ものを×とした。その結果を表1に示す。
較例1により得た各発光体粒子を、図2における発光体
粒子16として使用し、透明フィルム11にPET、透
明電極13にITO、発光層15の有機バインダーにフ
ッ素樹脂、絶縁層17にチタン酸バリウム含有フッ素樹
脂、背面電極18として銀フィラー含有導電性樹脂、防
湿コート層19としてアクリル樹脂を使用して、図2と
同様の発光体素子10を作製した。電源交流電圧100
V、400Hzの条件下で60℃×95%RH×100
時間連続点灯放置し、発光素子の全体が均一に発光して
いるかどうかを目視により確認した。均一であるものを
○、均一でないものを△、ダークスポットが生じている
ものを×とした。その結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】同様に各発光素子の輝度を照度計で測定し
たところ表2のような結果となった。
たところ表2のような結果となった。
【0061】
【表2】
【0062】上記結果より、本発明に従い発光体粒子を
有機物被覆(コーティング)することにより、発光素子
の輝度低下の防止効果があることがわかる。
有機物被覆(コーティング)することにより、発光素子
の輝度低下の防止効果があることがわかる。
【0063】
【発明の効果】本発明に従い、発光体粒子に有機物コー
ティング膜(有機物被膜)を被覆することにより、発光
体素子の輝度低下の原因である水分の浸透を防止するこ
とができ、さまざまな形状の粒子にも湿式法にて生産性
の高い粒子の被覆(コーティング)方法を確立すること
ができる。さらに、被覆方法を種々選択することによ
り、膜厚を自由にコントロールすることが可能となり、
輝度低下をより有効に防止することができる。
ティング膜(有機物被膜)を被覆することにより、発光
体素子の輝度低下の原因である水分の浸透を防止するこ
とができ、さまざまな形状の粒子にも湿式法にて生産性
の高い粒子の被覆(コーティング)方法を確立すること
ができる。さらに、被覆方法を種々選択することによ
り、膜厚を自由にコントロールすることが可能となり、
輝度低下をより有効に防止することができる。
【図1】本発明の有機物被覆発光体粒子を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】本発明の有機物被覆発光体粒子を用いた発光素
子の概略断面図である。
子の概略断面図である。
1 発光体粒子 2 有機物コーティング膜(被膜) 3 有機物被覆発光体粒子 10 発光素子 11 透明フィルム 13 透明電極 15 発光層 16 発光体粒子 17 絶縁層 18 背面電極 19 防湿コート層 20 電極 21 電極
Claims (7)
- 【請求項1】 反応性の官能基aを有する化合物Aによ
り発光体粒子の表面を処理する第一の工程と、前記化合
物Aで表面処理した発光体粒子を前記官能基aと反応可
能な反応性物質B中に分散し、化合物Aと反応性物質B
との反応を行い、前記発光体粒子に有機物コーティング
膜を形成する第二の工程とを含むことを特徴とする有機
物被覆発光体粒子の製造方法。 - 【請求項2】 化合物Aが、カップリング剤、有機ジイ
ソシアネート化合物、有機ジオール化合物およびジカル
ボン酸化合物の群から選択される少なくとも1種の化合
物である請求項1記載の有機物被覆発光体粒子の製造方
法。 - 【請求項3】 化合物Aがアミン化合物であって、かつ
反応性物質Bがエポキシ基を有する化合物である請求項
1又は2に記載の有機物被覆発光体粒子の製造方法。 - 【請求項4】 化合物Aの官能基aがエポキシ基であっ
て、かつ反応性物質Bがアミノ基およびイミノ基のうち
の少なくとも1種を有する化合物である請求項1又は2
に記載の有機物被覆発光体粒子の製造方法。 - 【請求項5】 化合物Aの官能基aがイソシアネート基
であって、かつ反応性物質Bが水酸基およびカルボキシ
ル基のうちの少なくとも1種の官能基を有する化合物で
ある請求項1又は2に記載の有機物被覆発光体粒子の製
造方法。 - 【請求項6】 化合物Aの官能基aが水酸基及びカルボ
キシル基のうちの少なくとも1種であり、かつ反応性物
質Bがイソシアネート基を有する化合物である請求項1
又は2に記載の有機物被覆発光体粒子の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の方法に
より得られた有機物被覆発光体粒子。
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JP2000279465A JP2002088357A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 有機物被覆発光体粒子の製造方法及び有機物被覆発光体粒子 |
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- 2000-09-14 JP JP2000279465A patent/JP2002088357A/ja active Pending
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