JP2015208123A - 被支持部材と支持体との係止構造 - Google Patents

被支持部材と支持体との係止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】支持体に対する被支持部材の取付作業性を向上できる係止構造を提供する。
【解決手段】本実施形態の係止構造は、被支持部材としての電子部品ユニット1と、支持体としての電気接続箱100の電子部品ユニット収容部110と、電子部品ユニット1が上側開口部110aから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止し、上側開口部110a側へ抜け出るのを防止する上挿し嵌合用の係止機構113(係合爪31g及びロックアーム111)と、電子部品ユニット1が下側開口部110bから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止し、下側開口部110b側へ抜け出るのを防止する下挿し嵌合用の係止機構114(係合爪31m及びロックアーム112)と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、被支持部材と支持体との係止構造に関する。
被支持部材を支持体に係止するための係止構造として、例えば特許文献1には、車両等に搭載される電気接続箱(支持体)の内部に収容される電子部品モジュール(被支持部材)の周壁の外面に係止部を設け、この係止部によって電子部品モジュールを電気接続箱に係止する構成が開示されている。
特開2013−198347号公報
しかしながら、特許文献1などに記載される従来の被支持部材と支持体との係止構造では、支持体に対して被支持部材を一方向から係止するものが一般的であり、支持体に対する被支持部材の取付作業性に関してさらなる改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、支持体に対する被支持部材の取付作業性を向上できる被支持部材と支持体との係止構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る被支持部材と支持体との係止構造は、被支持部材と、所定の嵌合方向の両側にそれぞれ設けられる第一開口部及び第二開口部を有し、前記第一開口部及び第二開口部から前記嵌合方向に沿って前記被支持部材を嵌合可能に構成される支持体と、前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記支持体に係止し、前記被支持部材が前記第一開口部側へ抜け出るのを防止する第一係止機構と、前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記支持体に係止し、前記被支持部材が前記第二開口部側へ抜け出るのを防止する第二係止機構と、を備え、前記第一係止機構は、前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成され、前記第二係止機構は、前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成されることを特徴とする。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記被支持部材が、複数の外周面を有し、前記支持体が、前記被支持部材の嵌合時に前記外周面に対向して配置される複数の内周面を有し、前記第一係止機構は、前記被支持部材の前記複数の外周面のうちの1つの外周面と、この外周面に対向する内周面との間に設けられ、前記第二係止機構は、前記第一係止機構とは別の外周面と内周面との間に設けられることが好ましい。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記第一係止機構と前記第二係止機構は、前記被支持部材が前記支持体に嵌合するときに対向配置されることが好ましい。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記第一係止機構が設けられる外周面と内周面との間に、前記第二係止機構とは異なる別の前記第二係止機構が設けられ、前記第二係止機構が設けられる外周面と内周面との間に、前記第一係止機構とは異なる別の前記第一係止機構が設けられることが好ましい。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記被支持部材が、複数の外周面を有し、前記支持体が、前記被支持部材の嵌合時に前記外周面に対向して配置される複数の内周面を有し、前記第一係止機構及び前記第二係止機構は、前記被支持部材の前記複数の外周面のうちの1つの外周面と、この外周面に対向する内周面との間に設けられることが好ましい。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記第一係止機構は、前記被支持部材または前記支持体の一方に設けられる第一係合爪と、前記被支持部材または前記支持体の他方に設けられ、前記被支持部材が前記支持体に嵌合する際に前記第一係合爪を係止し、前記第一係合爪が前記第一開口部側へ抜け出るのを防止する第一ロックアームと、を有し、前記第二係止機構は、前記被支持部材または前記支持体の一方に設けられる第二係合爪と、前記被支持部材または前記支持体の他方に設けられ、前記被支持部材が前記支持体に嵌合する際に前記第二係合爪を係止し、前記第二係合爪が前記第二開口部側へ抜け出るのを防止する第二ロックアームと、を有し、前記第一ロックアームが、前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記第一係合爪を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成され、前記第二ロックアームが、前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記第二係合爪を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される、ことが好ましい。
また、上記の被支持部材と支持体との係止構造において、前記第一ロックアームが、第一軸部と、前記第一軸部の両端と接続され前記第一軸部より前記第二開口部側に延在する一対の第一アーム部とを有し、前記第二ロックアームが、第二軸部と、前記第二軸部の両端と接続され前記第二軸部より前記第一開口部側に延在する一対の第二アーム部とを有する、ことが好ましい。
本発明に係る被支持部材と支持体との係止構造は、支持体に対する被支持部材の取付作業性を向上できるという効果を奏する。
図1は、電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、図1中の電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。 図5は、電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。 図6は、電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。 図7は、電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部を含む断面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る電子部品ユニットと電気接続箱のボディとの係止構造の概略構成を示す斜視図である。 図9は、電子部品ユニットの上面図である。 図10は、ボディの電子部品ユニット収容部を拡大視した上面図である。 図11は、電子部品ユニット収容部のロックアームを拡大視した部分切欠き斜視図である。 図12は、電子部品ユニットと電気接続箱のボディの電子部品ユニット収容部との嵌合状態を示す上面図である。 図13は、図12中のA−A断面図である。 図14は、図12中のB−B断面図である。 図15は、電子部品ユニットが鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部の上側開口部に接近する状態を示す模式図である。 図16は、電子部品ユニットの係合爪31m(第二係合爪)が鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部のロックアーム112(第二ロックアーム)のアーム部の間隙に挿入される状態を示す模式図である。 図17は、電子部品ユニットの係合爪31g(第一係合爪)が電子部品ユニット収容部のロックアーム111(第一ロックアーム)の軸部に鉛直方向上側から当接する状態を示す模式図である。 図18は、電子部品ユニットの係合爪31g(第一係合爪)が電子部品ユニット収容部のロックアーム111(第一ロックアーム)により係止され、電子部品ユニットが電子部品ユニット収容部に完全に嵌合された状態を示す模式図である。
以下に、本発明に係る被支持部材と支持体との係止構造の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。図6は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。図7は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部を含む断面図である。なお、図1は、電気接続箱のアッパカバーを二点鎖線で図示している。
本実施形態に係る電子部品ユニット1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、ワイヤハーネス・電線等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車体の下方部分に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱100は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。なお、電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
図1に例示した電気接続箱100は、箱本体101の内部の収容空間部に、種々の電子部品102が収容される。箱本体101は、例えば、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。箱本体101は、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。ボディ103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部を形成する主たる部材である。ボディ103は、略ロの字型の筒状に形成され、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向上側、及び、鉛直方向下側に開口が位置する。アッパカバー104は、ボディ103の鉛直方向上側の開口を塞ぐ蓋状の部材である。ロアカバー105は、ボディ103の鉛直方向下側の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。箱本体101は、ボディ103の鉛直方向上側の開口とアッパカバー104の開口とが対向し、ボディ103の鉛直方向下側の開口とロアカバー105の開口とが対向するようにして、アッパカバー104がボディ103の鉛直方向上側に組み付けられ、ロアカバー105がボディ103の鉛直方向下側に組み付けられる。箱本体101は、ボディ103に対して、種々の形式の係止機構106を介して、アッパカバー104、ロアカバー105が係止される。なお、ボディ103とアッパカバー104とロアカバー105とが積層される方向は、典型的には、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
そして、この箱本体101の内部の収容空間部に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に、本実施形態の電子部品ユニット1が含まれる。電気接続箱100は、ボディ103に一体的に形成される種々の形状の区画壁107、ボディ103に着脱可能に組み付けられる種々の形状のブロック108等によって形成される多数のキャビティ内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。この場合、区画壁107、ブロック108等もボディ103等と同様に絶縁性の合成樹脂によって形成される。そして、電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティに対して、開口部109等を介して配索される電線の端子等が鉛直方向下側から嵌合し電気的に接続される。
そして、本実施形態の電子部品ユニット1は、図2〜図7に示すように、プレートとしてのインサートバスバープレート2と、筐体3と、電線との接続部としてのコネクタ4とを備え、筐体3の内部にインサートバスバープレート2が組み付けられる。
インサートバスバープレート2は、図2、図4、図5に示すように、樹脂材23の内部に金属製のバスバー24が内蔵され電子部品22が実装された基板である。インサートバスバープレート2は、基板本体21と、電子部品22とを含んで構成される。
基板本体21は、樹脂材23の内部に導電性の複数のバスバー24が内蔵されたものであり、言い換えれば、複数のバスバー24を絶縁性の樹脂材23で覆い相互に絶縁したものである。基板本体21は、例えば、導電性の金属によって形成され金型内に配置されたバスバー24の周りに絶縁性の樹脂を注入して金属と樹脂を一体化するインサート成形によって形成される。
図4に例示する成形前バスバー集合体24aは、複数のバスバー24をキャリア24bによって連結した、インサート成形前のバスバー24の集合体を表している。当該成形前バスバー集合体24aは、導電性の金属によって形成されたものであり、例えば、プレス加工等によって全体として略板状に形成される。成形前バスバー集合体24aは、各バスバー24の端子24cが屈曲された状態でインサート成形用の金型に挿入される。基板本体21は、金型に挿入された成形前バスバー集合体24aの周りに絶縁性の樹脂を注入して各バスバー24と樹脂材23とを一体成形することで形成される。そして、基板本体21は、各バスバー24と樹脂材23とを一体成形した後にキャリア24bが切断される。基板本体21は、全体として長方形板状に形成される。
インサート成形された基板本体21は、図5等に示すように、各バスバー24の端子24cが短辺方向(第1の幅方向)のほぼ中央部に、長辺方向(第1の幅方向と直交する第2の幅方向)に沿って並んで位置する。ここでは、端子24cは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。各端子24cは、基板本体21において電子部品22が実装される面である実装面25に対してほぼ垂直に立設される。つまり、各端子24cは、短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って実装面25から突出し延在する。当該各端子24cは、短辺方向に対して、後述の複数の電子部品22の間に位置することとなる。言い換えれば、複数の端子24cは、実装面25の中央部に集約されている。また、基板本体21は、各バスバー24において、インサート成形後に切断されたキャリア24bと連結されていた側の端部が、基板本体21の端面において樹脂材23から露出した露出端部24dとなっている。つまり、このインサートバスバープレート2は、端面にバスバー24の複数の露出端部24dが露出している。露出端部24dは、基板本体21において対向する一対の長辺の端面にそれぞれ形成される。露出端部24dは、各長辺の端面において長辺方向に並んで複数が露出している。
電子部品22は、基板本体21の実装面25に実装されるものであり、ここでは、種々の機能を発揮する素子である。電子部品22は、各端子が所定のバスバー24と電気的に接続されると共に、実装面25の裏面においてハンダ付等によって固定される。本実施形態の電子部品22は、例えば、リレーである。つまり、本実施形態の電子部品ユニット1は、リレーユニットモジュールである。本実施形態のインサートバスバープレート2は、電子部品22としてのリレーが、各端子24cの短辺方向両側に、長辺方向に沿って並んで3つずつ、合計6つ設けられる。言い換えれば、インサートバスバープレート2は、電子部品22が2列に配置され、複数の端子24cが当該2列の電子部品22の間に2列で配置されている。本実施形態のインサートバスバープレート2は、基本的には、基板本体21の長辺方向に沿った中心線(つまり短辺方向の中心線)に対してほぼ線対称の形状であり、端子24c、電子部品22の配置もほぼ線対称となっている。なお、このインサートバスバープレート2は、電子部品22として6つのリレーの他、リレー抵抗等の素子も実装されている。
筐体3は、図2、図3、図6、図7に示すように、ベース部としてのベースカバー31と、蓋部としてのトップカバー32と、接続部嵌合部としてのコネクタ嵌合部33とを有する。ベースカバー31は、インサートバスバープレート2が組み付けられるものである。トップカバー32は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側から覆うものである。コネクタ嵌合部33は、バスバー24の端子24cと電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するものであり、ベースカバー31に一体で形成される。ベースカバー31、トップカバー32、及び、コネクタ嵌合部33は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。
具体的には、ベースカバー31は、図2に示すように、皿状(トレイ状)の部材である。ベースカバー31は、略ロの字型に形成された矩形枠状部31aと、当該矩形枠状部31aを閉塞する底部31bとを含んで構成される。底部31bは、インサートバスバープレート2の基板本体21と同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部31aは、底部31bの縁部を囲うように形成される。底部31bは、矩形枠状部31aの中腹に当該矩形枠状部31aと一体で形成される(図7等参照)。矩形枠状部31aは、底部31bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面31cに、それぞれ切り欠き31dが形成されると共に、トップカバー32と係合するための係合爪31eが形成される。また、矩形枠状部31aは、底部31bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面31fに、それぞれ電気接続箱100の箱本体101(ボディ103)と係合するための係合爪31g,31mと、電気接続箱100のボディ103の所定の嵌合位置に電子部品ユニット1を誘導するためのガイド部材31nが形成される。ベースカバー31は、当該矩形枠状部31aの中腹が底部31bによって閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き31dによって切り欠かれている)に形成される。ベースカバー31は、矩形枠状部31aと底部31bとによって囲われた空間部がインサートバスバープレート2の電子部品22を収容する収容空間部31hとして区画される。
また、ベースカバー31は、底部31bの中央部に中央壁状部31iが形成される。中央壁状部31iは、底部31bが収容空間部31h側に突出するようにして形成される。中央壁状部31iは、底部31bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に沿って形成される。中央壁状部31iは、長辺方向に沿って一方の短辺側壁面31fから他方の短辺側壁面31fまで延在している。中央壁状部31iは、先端面に複数の端子嵌合孔31jと、一対のネジ孔31kが形成される。端子嵌合孔31jは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、上述の各バスバー24の端子24cが嵌合する孔であり、当該端子24cに応じた数、位置で形成される。ここでは、端子嵌合孔31jは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。ネジ孔31kは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、当該インサートバスバープレート2をベースカバー31に締結するためのネジ26が螺合するための孔である。
さらに、ベースカバー31は、図6、図7に示すように、中央壁状部31iの裏面側、すなわち、収容空間部31hとは反対側が中空状になっており、この中空部分が電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33として形成される。上述の各バスバー24の端子24cは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、各端子嵌合孔31jを介してコネクタ嵌合部33内に露出する。ここでは、コネクタ嵌合部33は、2箇所に形成されており、2つのコネクタ嵌合部33にそれぞれ1つずつ、合計2つのコネクタ4が嵌合する。すなわち、本実施形態の電子部品ユニット1は、複数のバスバー24の端子24cに対して2つのコネクタ4が接続される。
トップカバー32は、図2に示すように、蓋状の部材である。トップカバー32は、略ロの字型に形成された矩形枠状部32aと、当該矩形枠状部32aの一方の開口を閉塞する天井部32bとを含んで構成される。天井部32bは、インサートバスバープレート2の基板本体21、ベースカバー31の底部31bと同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの縁部に立設されるようにして形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面32cに、ベースカバー31と係合するための係合凹部32dが形成される。また、矩形枠状部32aは、天井部32bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面32eに、それぞれ切り欠き32fが形成される。トップカバー32は、当該矩形枠状部32a、及び、天井部32bよって一端が開口し他端が閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き32fによって切り欠かれている)に形成される。
上記のように構成される電子部品ユニット1は、図2、図3に示すように、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられ、インサートバスバープレート2のベースカバー31とは反対側をトップカバー32によって覆った状態で、コネクタ4がコネクタ嵌合部33に嵌合されることで1つのモジュールを構成する。
より詳細には、電子部品ユニット1は、ベースカバー31の収容空間部31hにインサートバスバープレート2の電子部品22が収容されるような位置関係で、すなわち、電子部品22が実装される実装面25(図5等参照)がベースカバー31の底部31bと対向するような位置関係で、ベースカバー31にインサートバスバープレート2が組み付けられる。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態では、ベースカバー31の各端子嵌合孔31jにインサートバスバープレート2の複数のバスバー24の端子24cが嵌合し、端子24cが短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿ってコネクタ嵌合部33内に露出する。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2のネジ孔27に挿入されてベースカバー31のネジ孔31kに螺合することで、インサートバスバープレート2とベースカバー31とが締結される。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、中央壁状部31iの短辺方向両側に、電子部品22が3つずつ位置することとなる。
電子部品ユニット1は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側からトップカバー32で覆うような位置関係で、ベースカバー31等に対して当該トップカバー32が装着される。電子部品ユニット1は、トップカバー32が適正な位置に装着された状態で、ベースカバー31側の各係合爪31eにトップカバー32側の各係合凹部32dが係合することで、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられる。電子部品ユニット1は、図3等に示すように、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられた状態で、トップカバー32の矩形枠状部32aがベースカバー31の矩形枠状部31aの外側に重なるように位置すると共に、トップカバー32の切り欠き32fから係合爪31g,31mが露出する。そして、電子部品ユニット1は、コネクタ4が上記コネクタ嵌合部33に短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って嵌合されることで、複数のバスバー24の端子24cに当該コネクタ4が接続されると共に、各係合爪31gを介して電気接続箱100の箱本体101(ボディ103)の内部の所定の箇所に組み付けられる。
なお、ベースカバー31とインサートバスバープレート2とトップカバー32とが積層される方向は、上述の電気接続箱100と同様に、電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
次に、図8〜14を参照して、本実施形態に係る電子部品ユニット1(被支持部材)と電気接続箱100のボディ103(支持体)との係止構造について説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る電子部品ユニットと電気接続箱のボディとの係止構造の概略構成を示す斜視図である。図9は、電子部品ユニットの上面図である。図10は、ボディの電子部品ユニット収容部を拡大視した上面図である。図11は、電子部品ユニット収容部のロックアームを拡大視した部分切欠き斜視図である。図12は、電子部品ユニットと電気接続箱のボディの電子部品ユニット収容部との嵌合状態を示す上面図である。図13は、図12中のA−A断面図である。図14は、図12中のB−B断面図である。
電子部品ユニット1は、上述のように、電気接続箱100のボディ103に取り付けられるが、より詳細には、図8に示すように、ボディ103の一部として形成される電子部品ユニット収容部110に収容される。電子部品ユニット収容部110は、区画壁107によってボディ103の収容空間内に形成されており、電子部品ユニット1を内周側に嵌合可能となるように、平面視(鉛直方向視)において電子部品ユニット1と略同一形状の矩形状に形成されている。電子部品ユニット収容部110は、電子部品ユニット1の嵌合時に、電子部品ユニット1の外周面(短辺側壁面31f及び長辺側壁面31c)の外周側に配置される複数の内周面として、短辺側壁面31fと対向する一対の短辺側内周面110cと、長辺側壁面31cと対向する一対の長辺側内周面110dと、を有する。
電子部品ユニット収容部110は、図13,14等に示すように、鉛直方向の上下側が共に開口されている。以下では電子部品ユニット収容部110の鉛直方向上側の開口を上側開口部110a(第一開口部)と呼び、鉛直方向下側の開口を下側開口部110b(第二開口部)と呼ぶ。電子部品ユニット1は、図8に示すように、上側開口部110aを介して鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部110に嵌合できると共に、下側開口部110bを介して鉛直方向下側から電子部品ユニット収容部110に嵌合できるよう構成されている。つまり、電子部品ユニット1は、鉛直方向上側及び下側の両方向から電気接続箱100のボディ103に取り付け可能かつ取り外し可能となっている。なお、電子部品ユニット1は、電気接続箱100の組付け時には、主に鉛直方向下側から下側開口部110bを介して取り付けられる。また、電気接続箱100のメンテナンス時には、上側開口部110aから鉛直方向上側へ取り外され、メンテナンス完了後には組み付け時とは逆に、主に鉛直方向上側から上側開口部110aを介して取り付けられる。
上述のとおり、図8,9等に示すように、電子部品ユニット1の一対の短辺側壁面31fの各面には、それぞれ係合爪31g(第一係合爪)及び係合爪31m(第二係合爪)が設けられている。係合爪31g,31mは、図13、14等に示すように、短辺側壁面31fの面上から外側方向(例えば短辺側壁面31fの法線方向)に突出するよう形成されている。図8等に示すように、係合爪31g,31mは、短辺方向に沿って並設され、短辺側壁面31fを外側から視たときに、一方の係合爪31gが短辺方向左側、他方の係合爪31mが短辺方向右側に配置されている。また、係合爪31g,31mは、それぞれの鉛直方向の位置が異なるように設けられており、一方の係合爪31gの鉛直方向の位置が、他方の係合爪31mよりも上側に配置されている。
図8、10,11等に示すように、電子部品ユニット収容部110の短辺側内周面110c上には、係合爪31g,31mと対向する位置に2つのロックアーム111(第一ロックアーム)及びロックアーム112(第二ロックアーム)が設けられている。ロックアーム111,112は、短辺方向に沿って並設され、短辺側内周面110cを内側から視たときに、一方のロックアーム111が短辺方向右側、他方のロックアーム112が短辺方向左側に配置されている。そして、2つのロックアーム111,112は、同一の構成要素で構成されるが、それぞれの構成要素が鉛直方向で反転して配置されている。
図11に示すように、ロックアーム111は、短辺方向に延在する軸部111a(第一軸部)と、この軸部111aの両端と短辺側内周面110cとを接続する一対のアーム部111b(第一アーム部)とを有する。ロックアーム111は、その軸部111aがアーム部111bより鉛直方向上側に位置するように構成される。つまり、一対のアーム部111bは、その基端部が短辺側内周面110cと接続され、鉛直方向上側に向けて延在し、その先端部が軸部111aに接続されている。一方、ロックアーム112は、短辺方向に延在する軸部112a(第二軸部)と、この軸部112aの両端と短辺側内周面110cとを接続する一対のアーム部112b(第二アーム部)とを有する。ロックアーム112は、ロックアーム111とは反対に、軸部112aがアーム部112bより鉛直方向下側に位置するように構成されている。つまり、一対のアーム部112bは、その基端部が短辺側内周面110cと接続され、鉛直方向下側に向けて延在し、その先端部が軸部112aに接続されている。
同一の短辺側壁面31f上に設けられる2つの係合爪31g,31mは、両者の短辺方向の中間位置にて点対称となるよう配置されている。同様に、同一の短辺側内周面110cに設けられる2つのロックアーム111,112も、両者の短辺方向の中間位置にて点対称となるよう配置されている。
ロックアーム111の一対のアーム部111bは、鉛直方向に略平行となるよう配置されて、係合爪31gを一対のアーム部111bの間に嵌合できるよう、その間隔が係合爪31gの短辺方向の長さより大きく取られている。ロックアーム111は、その軸部111aが鉛直方向上側に配置されるため、鉛直方向下側(下側開口部110b側)に向けてコの字状に開口しており、鉛直方向下側から一対のアーム部111bの間隙に係合爪31gを挿入可能に構成されている。同様に、ロックアーム112の一対のアーム部112bは、鉛直方向に略平行となるよう配置されて、係合爪31mを一対のアーム部112bの間に嵌合できるよう、その間隔が係合爪31mの短辺方向の長さより大きく取られている。ロックアーム112は、その軸部112aが鉛直方向下側に配置されるため、鉛直方向上側(上側開口部110a側)に向けてコの字状に開口しており、鉛直方向上側から一対のアーム部112bの間隙に係合爪31mを挿入可能に構成されている。
ロックアーム111は、軸部111aと、一対のアーム部111bと、短辺側内周面110cとによって、四角環形状を形成する。図13,14に示すように、このロックアーム111の四角環形状の中央の孔部111cに、電子部品ユニット1側の係合爪31gが挿入され、軸部111aとの接触状態が維持されることで、係合爪31gがロックアーム111に係合された状態となる。これにより、電子部品ユニット1が上側開口部110a側へ抜け出るのを防止することができる。
同様に、ロックアーム112は、軸部112aと、一対のアーム部112bと、短辺側内周面110cとによって、四角環形状を形成する。図13,14に示すように、このロックアーム112の四角環形状の中央の孔部112cに、電子部品ユニット1側の係合爪31mが挿入され、軸部112aとの接触状態が維持されることで、係合爪31mがロックアーム112に係合された状態となる。これにより、電子部品ユニット1が下側開口部110b側へ抜け出るのを防止することができる。
図12〜14に示すように、本実施形態では、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合した状態において、電子部品ユニット1側の係合爪31gがロックアーム111に係止されると共に、係合爪31mがロックアーム112に係止される。これにより、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110の上側開口部110a及び下側開口部110bの両側へ抜け出るのを防止でき、電子部品ユニット1を電気接続箱100のボディ103に好適に係止させることができるよう構成されている。
また、図8,9等に示すように、電子部品ユニット1の短辺側壁面31fにおいて、2つの係合爪31g,31mより短辺方向両端側に一対のガイド部材31nが設けられている。また、図10等に示すように、電子部品ユニット収容部110の短辺側内周面110cにおいて、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に、このガイド部材31nと嵌合するガイド受け部110eが設けられている。ガイド部材31nは、同一面に設けられる2つの係合爪31g,31mの鉛直方向位置より上側及び下側の位置まで延在するよう設けられる。これにより、電子部品ユニット1が上側開口部110aから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際には、係合爪31mがロックアーム112に係合するより先に、ガイド部材31nがガイド受け部110eに嵌合するので、電子部品ユニット収容部110に対する電子部品ユニット1の位置決めを容易に行うことができる。同様に、電子部品ユニット1が下側開口部110bから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際にも、係合爪31gがロックアーム111に係合するより先に、ガイド部材31nがガイド受け部110eに嵌合するので、電子部品ユニット収容部110に対する電子部品ユニット1の位置決めを容易に行うことができる。
次に、図15〜18を参照して、本実施形態に係る電子部品ユニット1(被支持部材)と電気接続箱100のボディ103(支持体)との係止構造による係止動作について説明する。ここでは、電子部品ユニット1を上側開口部110aを介して鉛直方向上側から、電気接続箱100のボディ103の電子部品ユニット収容部110に嵌合する(「上挿し嵌合」とも表記する)場合の係止動作を例として説明する。図15は、電子部品ユニットが鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部の上側開口部に接近する状態を示す模式図である。図16は、電子部品ユニットの係合爪31m(第二係合爪)が鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部のロックアーム112(第二ロックアーム)のアーム部の間隙に挿入される状態を示す模式図である。図17は、電子部品ユニットの係合爪31g(第一係合爪)が電子部品ユニット収容部のロックアーム111(第一ロックアーム)の軸部に鉛直方向上側から当接する状態を示す模式図である。図18は、電子部品ユニットの係合爪31g(第一係合爪)が電子部品ユニット収容部のロックアーム111(第一ロックアーム)により係止され、電子部品ユニットが電子部品ユニット収容部に完全に嵌合された状態を示す模式図である。なお、図15〜18は、短辺側内周面110cを外周側から視たときの電子部品ユニット1との係止動作を模式的に示したものであるが、係止動作中の係合爪31g,31mとロックアーム111,112との関わりを明確にするために、短辺側内周面110cを透過して図示している。
図15に示すように、電子部品ユニット1が鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部110の上側開口部110aに接近すると、図16に示すように、まずは、鉛直方向下側に配置されている電子部品ユニット1の係合爪31mが、電子部品ユニット収容部110のロックアーム112と当接する。ロックアーム112は、その軸部112aが鉛直方向下側に配置されており、鉛直方向上方に向けてコの字状に開口している、鉛直方向上側から一対のアーム部112bの間隙に係合爪31mを挿入可能に構成されている。したがって、電子部品ユニット1は、係合爪31mをロックアーム112の一対のアーム部112bの間隙に挿入されながら、さらに下側に進行する。つまり、上挿し嵌合の場合、電子部品ユニット1の係合爪31mと、電子部品ユニット収容部110のロックアーム112は、電子部品ユニット1を嵌合方向に誘導する上挿し嵌合用の誘導部として機能する。
電子部品ユニット1の嵌合がさらに進むと、図17に示すように、電子部品ユニット1の係合爪31gが、電子部品ユニット収容部110のロックアーム111に当接する。ロックアーム111は、その軸部111aが鉛直方向上側に配置されているため、このとき、電子部品ユニット1の係合爪31gはロックアーム111の軸部111aに鉛直方向上側から接触する。これにより、係合爪31gが軸部111aに引っ掛かった状態となるので、電子部品ユニット1の嵌合方向への進行が一旦規制される。
ここで、鉛直方向上方から電子部品ユニット1に外力が付加されると、電子部品ユニット収容部110のロックアーム111は樹脂製であるので、軸部111aが短辺側内周面110cに接近する方向(図15〜18の紙面手前側)にロックアーム111が弾性変形する。これにより、係合爪31gの進行方向から軸部111aが除けられるので、電子部品ユニット1の嵌合方向への進行が再開される。そして、図18に示すように、係合爪31gが軸部111aより鉛直方向下側まで進行すると、ロックアーム111が元の形状に弾性回復し、電子部品ユニット1の係合爪31gが、ロックアーム111の孔部111cに挿入され、係合爪31gがロックアーム111に正しく係合された状態となる。つまり、上挿し嵌合の場合、電子部品ユニット1の係合爪31gと、電子部品ユニット収容部110のロックアーム111とが、電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止させる上挿し嵌合用の係止(ロック)機構113(第一係止機構)として機能する。
一方、係合爪31gがロックアーム111に係合されたときには、図18に示すように、ロックアーム112の一対のアーム部112bの間隙に挿入された係合爪31mは、ロックアーム112の軸部112aに突き当たり、これ以上の進行が規制される。この結果、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110の上側開口部110a及び下側開口部110bの両側へ抜け出るのが防止され、電子部品ユニット1を電気接続箱100のボディ103に完全に係止された状態(図12〜14に示す状態)となる。
なお、図15〜18とは反対に、電子部品ユニット1を、下側開口部110bを介して鉛直方向下側から、電気接続箱100のボディ103の電子部品ユニット収容部110に嵌合する(「下挿し嵌合」とも表記する)場合の係止動作においては、電子部品ユニット1の係合爪31gと、電子部品ユニット収容部110のロックアーム111による機能と、電子部品ユニット1の係合爪31mと、電子部品ユニット収容部110のロックアーム112による機能が入れ替わるだけで、最終的な電子部品ユニット1と電気接続箱100のボディ103との係止状態は同一となる。つまり、下挿し嵌合の場合、電子部品ユニット1の係合爪31gと、電子部品ユニット収容部110のロックアーム111が、電子部品ユニット1を嵌合方向に誘導する下挿し嵌合用の誘導部として機能し、係合爪31mと、ロックアーム112とが、電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止させる下挿し嵌合用の係止(ロック)機構114(第二係止機構)として機能する。
次に、本実施形態に係る電子部品ユニット1(被支持部材)と電気接続箱100のボディ103(支持体)との係止構造の効果について説明する。
本実施形態の係止構造は、電子部品ユニット1と、所定の嵌合方向である鉛直方向の両側にそれぞれ設けられる上側開口部110a及び下側開口部110bを有し、上側開口部110a及び下側開口部110bから鉛直方向に沿って電子部品ユニット1を嵌合可能に構成される電気接続箱100のボディ103(電子部品ユニット収容部110)と、電子部品ユニット1が上側開口部110aから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止し、電子部品ユニット1が上側開口部110a側へ抜け出るのを防止する上挿し嵌合用の係止機構113(係合爪31g及びロックアーム111)と、電子部品ユニット1が下側開口部110bから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に係止し、電子部品ユニット1が下側開口部110b側へ抜け出るのを防止する下挿し嵌合用の係止機構114(係合爪31m及びロックアーム112)と、を備える。上挿し嵌合用の係止機構113は、下側開口部110bから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する下挿し嵌合の際に、電子部品ユニット1を嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される。下挿し嵌合用の係止機構114は、上側開口部110aから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する上挿し嵌合の際に、電子部品ユニット1を嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される。
この構成により、上側開口部110aから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する上挿し嵌合と、下側開口部110bから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する下挿し嵌合という鉛直方向上側及び下側の2方向からの嵌合に対して、電子部品ユニット1を電気接続箱100の電子部品ユニット収容部110に係止させることが可能となる。また、上挿し嵌合用の係止機構113は、下挿し嵌合の際には誘導部として機能し、同様に、下挿し嵌合用の係止機構114は、上挿し嵌合の際には誘導部として機能するため、一方向の嵌合を行う際に係止機構として使用しない他の係止機構が邪魔になることがなく、むしろ電子部品ユニット1の嵌合動作を円滑にすることが可能となる。この結果、電気接続箱100のボディ103(電子部品ユニット収容部110)に対する電子部品ユニット1の取付作業性を向上できる。
また、本実施形態の係止構造によれば、電子部品ユニット1が、一対の短辺側壁面31fを有し、電子部品ユニット収容部110が、電子部品ユニット1の嵌合時に一対の短辺側壁面31fの外周側に配置される一対の短辺側内周面110cを有する。上挿し嵌合用の係止機構113(係合爪31g及びロックアーム111)は、電子部品ユニット1の一対の短辺側壁面31fのうちの1つの面と、この面に対向する短辺側内周面110cとの間に設けられる。下挿し嵌合用の係止機構114(係合爪31m及びロックアーム112)は、上挿し嵌合用の係止機構113とは別の短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間に設けられる。つまり、一組の上挿し嵌合用の係止機構113及び下挿し嵌合用の係止機構114は、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合するときに対向配置される。
この構成により、長辺方向に沿って、上挿し嵌合用の係止機構113及び下挿し嵌合用の係止機構114が対向配置されるので、電子部品ユニット1を電気接続箱100のボディ103に取り付ける際に、電子部品ユニット収容部110に対する電子部品ユニット1の長辺方向及び短辺方向の位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態の係止構造によれば、上記の上挿し嵌合用の係止機構113が設けられる短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間に、別の下挿し嵌合用の係止機構114が設けられる。また、上記の下挿し嵌合用の係止機構114が設けられる短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間に、別の上挿し嵌合用の係止機構113が設けられる。
この構成により、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合するときに相互に当接する短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間に、上挿し嵌合用の係止機構113及び下挿し嵌合用の係止機構114が非常に近接した位置に配置されることになる。これにより、短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間で鉛直方向の移動を好適に規制することが可能となり、車両や電気接続箱100の振動に対して電子部品ユニット1の係止状態を好適に保持することができる。また、上挿し嵌合用の係止機構113及び下挿し嵌合用の係止機構114が短辺方向に並列に配置されるので、電子部品ユニット1及び電子部品ユニット収容部110の鉛直方向寸法の低背化を図ることができる。また、長辺方向に対向配置される二組の短辺側壁面31fと短辺側内周面110cとの間で、それぞれ上挿し嵌合用の係止機構113及び下挿し嵌合用の係止機構114の両方が設けられるので、振動耐久性をより一層向上できる。さらに、複数の誘導部を備えるので、電子部品ユニット収容部110に対する電子部品ユニット1の長辺方向及び短辺方向の位置決めがより一層容易となる。
また、本実施形態の係止構造によれば、上挿し嵌合用の係止機構113は、電子部品ユニット1に設けられる係合爪31gと、電気接続箱100のボディ103(電子部品ユニット収容部110)に設けられ、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に係合爪31gを係止し、係合爪31gが上側開口部110a側へ抜け出るのを防止するロックアーム111と、を有する。下挿し嵌合用の係止機構114は、電子部品ユニット1に設けられる係合爪31mと、電子部品ユニット収容部110に設けられ、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に係合爪31mを係止し、係合爪31mが下側開口部110b側へ抜け出るのを防止するロックアーム112と、を有する。ロックアーム111が、下側開口部110bから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に、係合爪31gを嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成され、ロックアーム112が、上側開口部110aから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に、係合爪31mを嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される。
この構成により、係合爪31g,31mと、ロックアーム111,112との組によって、係止機構及び誘導部の機能を好適に発揮させることができる。電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合する際には、係合爪31g,31mは、ロックアーム111,112と並列に連結するのではなく、それぞれロックアーム111、112の四角環形状の中央の孔部111c,112cに係合される。つまり、短辺側壁面31f及び短辺側内周面110cの平面視において、係合爪31g,31mは、ロックアーム111,112と重畳する。これにより、電子部品ユニット1及び電子部品ユニット収容部110の鉛直方向寸法のより一層の低背化を図ることができる。
また、本実施形態の係止構造によれば、ロックアーム111が、軸部111aと、この軸部111aの両端と接続され軸部111aより下側開口部110b側に延在する一対のアーム部111bとを有し、ロックアーム112が、軸部112aと、この軸部112aの両端と接続され軸部112aより上側開口部110a側に延在する一対のアーム部112bとを有する。
この構成により、ロックアーム111は、鉛直方向下側(下側開口部110b側)に向けてコの字状に開口し、鉛直方向下側から一対のアーム部111bの間隙に係合爪31gを挿入可能であり、一方、ロックアーム112は、鉛直方向上側(上側開口部110a側)に向けてコの字状に開口しており、鉛直方向上側から一対のアーム部112bの間隙に係合爪31mを挿入可能に構成される。これにより、下側開口部110bから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する際には、ロックアーム111の一対のアーム部111bの間隙に係合爪31gが挿入されて、電子部品ユニット1を好適に嵌合方向に誘導することができる。同様に、上側開口部110aから電子部品ユニット1を電子部品ユニット収容部110に嵌合する際には、ロックアーム112の一対のアーム部112bの間隙に係合爪31mが挿入されて、電子部品ユニット1を好適に嵌合方向に誘導することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、電子部品ユニット1(被支持部材)と電気接続箱100のボディ103(支持体)との係止構造について説明したが、電子部品ユニット1以外の被支持部材を、電気接続箱100のボディ103以外の支持体に係止する構造にも適用可能である。
上記実施形態では、電子部品ユニット1の一対の短辺側壁面31fに係合爪31g,31mを設け、電子部品ユニット収容部110の一対の短辺側内周面110cにロックアーム111,112を設ける構成を例示したが、これとは逆に電子部品ユニット1側にロックアーム111,112を設け、電子部品ユニット収容部110側に係合爪31g,31mを設ける構成でもよい。また、一対の短辺側壁面31fの係合爪31g,31mの少なくとも一方を長辺側壁面31cに移設し、一対の短辺側内周面110cにロックアーム111,112の少なくとも一方を長辺側内周面110dに移設してもよい。
また、上記実施形態では、電子部品ユニット1の一対の短辺側壁面31fに係合爪31g,31mを設け、電子部品ユニット収容部110の一対の短辺側内周面110cにロックアーム111,112を設ける構成を例示したが、これに加えて、電子部品ユニット1の一対の長辺側壁面31cにも係合爪31g,31mをさらに設け、電子部品ユニット収容部110の一対の長辺側内周面110dにロックアーム111,112をさらに設けてもよい。
また、一対の短辺側壁面31fの一方に係合爪31gのみを設け、短辺側壁面31fの他方に係合爪31mのみを設け、一対の短辺側内周面110cの一方にロックアーム111のみを設け、短辺側内周面110cの他方にロックアーム112のみを設ける構成としてもよい。
また、電子部品ユニット1の一対の短辺側壁面31fの一方のみに係合爪31g,31mを設け、この面と対向する電子部品ユニット収容部110の一対の短辺側内周面110cの一面のみにロックアーム111,112を設ける構成としてもよい。
1 電子部品ユニット(被支持部材)
31f 短辺側壁面(外周面)
31c 長辺側壁面(外周面)
100 電気接続箱(支持体)
103 ボディ(支持体)
110 電子部品ユニット収容部(支持体)
110a 上側開口部(第一開口部)
110b 下側開口部(第二開口部)
110c 短辺側内周面(内周面)
110d 長辺側内周面(内周面)
113 上挿し嵌合用の係止機構(第一係止機構)
31g 係合爪(第一係合爪)
111 ロックアーム(第一ロックアーム)
114 下挿し嵌合用の係止機構(第二係止機構)
31m 係合爪(第二係合爪)
112 ロックアーム(第二ロックアーム)

Claims (7)

  1. 被支持部材と、
    所定の嵌合方向の両側にそれぞれ設けられる第一開口部及び第二開口部を有し、前記第一開口部及び第二開口部から前記嵌合方向に沿って前記被支持部材を嵌合可能に構成される支持体と、
    前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記支持体に係止し、前記被支持部材が前記第一開口部側へ抜け出るのを防止する第一係止機構と、
    前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記支持体に係止し、前記被支持部材が前記第二開口部側へ抜け出るのを防止する第二係止機構と、
    を備え、
    前記第一係止機構は、前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成され、
    前記第二係止機構は、前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記被支持部材を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される
    ことを特徴とする、被支持部材と支持体との係止構造。
  2. 前記被支持部材が、複数の外周面を有し、
    前記支持体が、前記被支持部材の嵌合時に前記外周面に対向して配置される複数の内周面を有し、
    前記第一係止機構は、前記被支持部材の前記複数の外周面のうちの1つの外周面と、この外周面に対向する内周面との間に設けられ、
    前記第二係止機構は、前記第一係止機構とは別の外周面と内周面との間に設けられる
    ことを特徴する、請求項1に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
  3. 前記第一係止機構と前記第二係止機構は、前記被支持部材が前記支持体に嵌合するときに対向配置されることを特徴とする、請求項2に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
  4. 前記第一係止機構が設けられる外周面と内周面との間に、前記第二係止機構とは異なる別の前記第二係止機構が設けられ、
    前記第二係止機構が設けられる外周面と内周面との間に、前記第一係止機構とは異なる別の前記第一係止機構が設けられる
    ことを特徴とする、請求項3に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
  5. 前記被支持部材が、複数の外周面を有し、
    前記支持体が、前記被支持部材の嵌合時に前記外周面に対向して配置される複数の内周面を有し、
    前記第一係止機構及び前記第二係止機構は、前記被支持部材の前記複数の外周面のうちの1つの外周面と、この外周面に対向する内周面との間に設けられる
    ことを特徴する、請求項1に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
  6. 前記第一係止機構は、
    前記被支持部材または前記支持体の一方に設けられる第一係合爪と、
    前記被支持部材または前記支持体の他方に設けられ、前記被支持部材が前記支持体に嵌合する際に前記第一係合爪を係止し、前記第一係合爪が前記第一開口部側へ抜け出るのを防止する第一ロックアームと、を有し、
    前記第二係止機構は、
    前記被支持部材または前記支持体の一方に設けられる第二係合爪と、
    前記被支持部材または前記支持体の他方に設けられ、前記被支持部材が前記支持体に嵌合する際に前記第二係合爪を係止し、前記第二係合爪が前記第二開口部側へ抜け出るのを防止する第二ロックアームと、を有し、
    前記第一ロックアームが、前記第二開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記第一係合爪を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成され、
    前記第二ロックアームが、前記第一開口部から前記被支持部材を前記支持体に嵌合する際に、前記第二係合爪を前記嵌合方向に誘導する誘導部として機能するよう構成される、
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
  7. 前記第一ロックアームが、第一軸部と、前記第一軸部の両端と接続され前記第一軸部より前記第二開口部側に延在する一対の第一アーム部とを有し、
    前記第二ロックアームが、第二軸部と、前記第二軸部の両端と接続され前記第二軸部より前記第一開口部側に延在する一対の第二アーム部とを有する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の被支持部材と支持体との係止構造。
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