JP2015203252A - レール構造とガイドレールとレール構造改装方法 - Google Patents

レール構造とガイドレールとレール構造改装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド式の戸体を取り付けるガイドレールを短い工期で容易に設置できる。
【解決手段】FIX窓を備えた開口部1からスイング式ドアを撤去し、フロアヒンジ3の屋内側で床面を斫って凹部32を形成する。凹部32内にガイドレール溝部34aを陥入させ、ガイドレール溝部34aの上部両側に設けたフランジ部34bを床面に載置することで凹部32を覆う。そして、フランジ部34bをボルト36とフィッシャープラグ37で床面に固定する。開口部1とFIX窓の上部に設けたランマとしてのFIX窓の下枠に横枠と上部レールを設けた支持部材を固定し、上部レールに開閉ドア12をローラを介して吊り下げる。開閉ドア12の下端に設けたガイド部35を床面に設けたレール本体34のガイドレール溝部34aにスライド可能に挿入した。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の開口部における例えばスイング式の戸体等をスライド式の戸体に改装するためのレール構造とガイドレールとレール構造改装方法に関する。
従来、建物の店舗等の開口部では人が出入りし易いようにスライド式の自動ドアを取り付けることが多く、このような自動ドアの構造として例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
また、従来、スイング式の開き戸を開口部に採用していた店舗等において、人が出入りする際に開き戸を押したり引いたりして回転させることは力を要するため、子供や老人や障害者等のように力の弱い人には負担になっていた。そのため、店舗等では、人が出入りし易いようにスイング式の開き戸からスライド式の戸体に改装する工事が行われている。
例えば、図6に示すように、店舗等の既設の開口部1Aに設けたスイング式の開き戸2をスライド式の自動ドアに改装する場合、床面FLに埋設したフロアヒンジ3の後方(屋内側)にずれた位置を開口部として床面FLを斫って凹部4を形成し、凹部4内に溶接片5が下部に設けられたガイドレール6を埋設する。略U字状のガイド溝を有するガイドレール6の下部に設けた溶接片5を躯体の差し金に溶接等で固定する。そして、凹部4内にモルタルを打設して固定する。こうして床面FL内に固定したガイドレール6に、吊り持ち式の自動ドア7の下部に設けたガイド部8を振れ止めとして挿入して自動ドア7をスライド移動させて開閉する。
特開2014−1587号公報
しかしながら、上述したような自動ドア7の改装工事は、床面の斫りや、躯体の差し金と溶接片5との溶接、更にモルタル打設の左官工事等が必要であるため工数がかかり、改装工期が大幅に長期になりコスト高になるという欠点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、スライド式の戸体を取り付けるガイドレールを短い工期で簡単且つ容易に設置できるようにしたレール構造とガイドレールとレール構造改装方法を提供することを目的とする。
本発明によるレール構造は、床面に形成した凹部と、該凹部内に陥入するガイドレール溝部及び凹部を覆うフランジ部を備えたガイドレールと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、床面を斫って形成した凹部内に、ガイドレール溝部を挿入してその両側に設けたフランジ部を床面に設置して凹部を覆うようにしたので、斫り工事は必要であるが、溶接等が必要でなく短い工期でスライド式の戸体を取り付けるためのレール構造を設置できる。
また、凹部とガイドレールとの間に隙間を有していてもよい。
レール構造の施工に際し、凹部とガイドレールのガイドレール溝部及びフランジ部との間に隙間を残すことで一層工期を短縮でき、しかも凹部とガイドレールとの間に隙間があるために、凹部にガイドレール溝部を挿入した際、戸体の位置に応じてガイドレール溝部の位置調整が可能である。
また、ガイドレールは固定部材によって床面に固定されていることが好ましい。
ガイドレールを固定部材によって床面に固定することで凹部とガイドレールとの間に隙間があっても堅固に固定できる。
また、固定部材はフランジ部と床面を連結する固定具であってもよい。
固定具によってガイドレールのフランジ部を床面に連結することでガイドレールを床面に固定できる。
また、固定部材は凹部とガイドレールとの隙間を埋めるモルタルであってもよい。
モルタルによって凹部とガイドレールとの隙間を埋めることでガイドレールを床面に固定できる。
また、フランジ部と床面との間に止水材を設けてもよい。
フランジ部と床面との間に止水材を設けることで雨水等がガイドレールの下側に侵入することを防止できる。
本発明によるガイドレールは、床面に形成した凹部内に陥入するU字型のガイドレール溝部と、該ガイドレール溝部の上端から該ガイドレール溝部の一側または両側の外方向に延びるフランジ部と、を有することを特徴とする。
本発明によるガイドレールは、床面に形成した凹部内にガイドレール溝部を陥入させ、更にその一方または両方に設けたフランジ部によって凹部を覆うことで、溶接等が不要でしかも短い工期でスライド式の戸体を取り付けるためのガイドレールを設置できる。
本発明によるレール構造改装方法は、床面に凹部を形成する工程と、該凹部内にガイドレールのガイドレール溝部を陥入させて凹部をフランジ部で覆う工程と、を備えたことを特徴とする。
また、凹部をガイドレールのフランジ部で覆って固定具によってガイドレールを床面に固定する工程を更に備えていることが好ましい。
本発明によるレール構造とガイドレールとレール構造改装方法によれば、床面に形成した凹部内に、ガイドレール溝部を挿入してその両側のフランジ部を床面に載置させて凹部を覆うようにしたので、床面を斫る面積がガイドレールの幅よりも小さくて済むと共に溶接等が必要でないため短い工期でレール構造を簡単且つ容易に設置または改装できる。
本発明の実施形態による店舗の開口部に設置した自動ドアを示す正面図であり、(a)は片引き式の自動ドア、(b)は両引き分け式の自動ドアである。 本発明の実施形態による開口部の改装構造の要部縦断面図である。 図2に示す改装構造における下部のレール構造の要部拡大図である。 改装した下部のレール構造を示す平面図であり、(a)は戸体を設けた図、(b)は戸体を外した図である。 変形例によるレール本体の固定構造を示す要部縦断面図である。 従来のスイング式の開き戸をスライドドアに改装した下部レール構造状態を示す要部縦断面図である。
以下、本発明の実施形態による建物の開口部における下部レール構造と下部レール構造の改装方法について図1乃至図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態による建物の開口部の下部レール構造は、例えば店舗の開口部のスイング式の開き戸を、スライド式の自動ドアに改装したものである。改装後の構造として、図1(a)は片引き式の自動ドア10を示すものであり、店舗の開口部1に隣接して設けたFIX窓11と、開口部1に設けていて自動的に開閉可能な1枚の開閉ドア12とを備え、FIX窓11と開口部1の上部にランマとしてFIX窓13が設けられている。
また、図1(b)は両引き分け式の自動ドア15を示すものであり、一対のFIX窓11の間の開口部1に2枚の開閉ドア12が左右にスライドして開閉可能とされ、その上部にはランマとしてFIX窓16が設けられている。両引き分け式の自動ドア15は片引き式の開閉ドア12を2つ設けて左右に開く構造であり、基本的に片引き式の自動ドア10と同一の駆動機構を備えている。そのため、本実施形態による開口部1の改装構造は片引き式の自動ドア10に基づいて説明する。
図2に示す店舗の開口部1の改装構造は、例えば図1(a)に示す片引き式の自動ドア10の開口部1における縦断面図で示すものとする。
図1(a)及び図2に示す開口部1の改装構造では、既設のFIX窓11と開口部1の上部に配設されたFIX窓13は左右の縦枠13aと上枠13bと下枠13cとの間にガラスパネル18が収納されている。また、FIX窓11と開閉ドア12を仕切る方立19の上部にもFIX窓13を2つに仕切る縦枠13aが形成されている。なお、FIX窓13に代えて他の窓、例えば排煙窓を設置してもよい。
そして、開口部1の屋内側に設けた開閉ドア12をスライドさせることで開口部1を開閉可能とした。開閉ドア12は、図1(a)に示すように、例えば左右の縦框12aと上框12bと下框12cとで囲われた枠体内にパネルとして、例えばガラスパネルが納められている。
また、図2において、ランマとして設けたFIX窓13の下枠13cの屋内側に横枠20がFIX窓11と開口部1に亘って配設されてねじ21等で固定されている。横枠20の屋内側には上部レール23の支持部材24が見付方向にねじ21で固定されている。横枠20の屋内側にねじ21で固定した上部レール23の支持部材24もFIX窓11と開口部1に亘って延びている。
上部レール23の支持部材24には開閉ドア12を上部レール23に沿って開閉作動させる例えば電気モータ等のエンジン25が取り付けられている。また、開閉ドア12の上框12bにはローラ26を支持する支持アーム27の下部が固定されている。ローラ26は支持部材24に支持された上部レール23の上に設置されていて、ローラ26がエンジン25によって上部レール23に沿って走行することで開閉ドア12を開口部1に対して開閉可能としている。そのため、開閉ドア12はローラ26を介して上部レール23に吊り下げ支持されている。
しかも、横枠20の内部には、上部レール23と開閉ドア12とエンジン25を収納したボックス28を支える支持部材24を、ねじ21で取り付け支持するために例えば断面略コの字状の補強板30が連結されている。
次に、上述した吊り下げ支持構造を備えた開閉ドア12の改装による下部レール構造について、図2〜図4によって説明する。
下部レール構造として、既存の出入り口である開口部1Aの床面FLに設けたフロアヒンジ3の屋内側の床面FLを斫り、新たな開口部1に凹部32が形成されている。凹部32は支持部材24に固定した上部レール23に対向する位置に形成され、凹部32は上部レール23と同一長さにわたって見付け方向に形成されている。なお、凹部32は、図2、図3に示す例では、長手方向に直交する断面視で略四角形状を有しているが、実際には斫りで形成されるために断面略V字状またはU字状等の不定形の断面形状を有している。
凹部32には例えばステンレス等の高強度の金属からなるレール本体34(ガイドレール)が載置されている。図3に示すように、レール本体34は例えば断面略U字状またはコの字状のガイドレール溝部34aとその上部両端に接続された平板状の一対のフランジ部34bとで形成されている。そして、開閉ドア12の下框12cの下面には例えば断面略T字状のガイド部35が固定されて、下方に突出して設けられている。ガイド部35はガイドレール溝部34a内に挿入されて振れ止めを構成しており、吊り持ち支持された開閉ドア12の上部レール23に沿った走行をガイドする。
ここで、床面FLに形成した凹部32は少なくともレール本体34のガイドレール溝部34aが陥入される深さを有し、しかもガイドレール溝部34aの幅よりも広い幅Hを有しているが、一対のフランジ部34b間の幅より小さい幅に形成されている。そして、開口部1に取り付けた開閉ドア12が多少傾いていたとしても、凹部32内でガイドレール溝部34aの位置を前後左右方向に調整できて開閉ドア12をスライド可能にガイドできるようになっている。
そして、レール本体34は図4(a)、(b)に示すように、開口部1とFIX窓11の長さの領域にわたって配設されていて、そのガイドレール溝部34aが全体に凹部32内に陥入している。レール本体34はガイドレール溝部34aの両側に形成されたフランジ部34bが、予め床面FLに打ち込んだフィッシャープラグ37にボルト36を螺合させることで固定されている。ボルト36を挿入したフィッシャープラグ37は固定部材を構成しており、固定部材としてはボルト36付きフィッシャープラグ37以外にアンカーボルト等、適宜の固定具を用いることができる。
なお、レール本体34が床面FLに固定された状態で、ガイドレール溝部34aと凹部32との間に隙間Sがあってもよく、レール本体34が凹部32に対してずれたり移動したりすることを阻止できる。
また、フィッシャープラグ37の上部とボルト36の頭部との間にはパッキン38が装着され、パッキン38は床面FLとフランジ部34bとの間に介在している。また、レール本体34のフランジ部34bと床面FLとの間にはゴム等からなる止水材39が充填されていて、水等がレール本体34と床面FLとの間に侵入しないようにしている。また、レール本体34の屋外側のフランジ部34bの更に屋外側にシール材40を設置して、屋外の雨水等が侵入することを防止できるようにしてもよい。
本実施形態による店舗の開口部1の下部レール構造は上述の構成を備えており、次に開口部1の下部レール構造改装方法について説明する。
図6に示すように、まず既設の開口部1Aに設けたスイング系の開き戸2を撤去する。そして、図2〜図4において、既設の開口部1Aの屋内側に設置する新たな開口部1における上部レール23に対向する位置の床面FLを斫って凹部32を上部レール23の長さに亘って形成する。また、凹部32の両側の床面FLにビス用の穴を穿孔し、この穴内にフィッシャープラグ37を取り付ける。
次にレール本体34のガイドレール溝部34aを凹部32内に陥入させて両側のフランジ部34bを凹部32の外側の床面FL上に載置する。そして、各フランジ部34bにボルト36を挿通して、予め埋設したフィッシャープラグ37に螺合させて各フランジ部34bを床面FLに固定する。
一方、図2において、開口部1ではランマとなるFIX窓13の下枠13cの屋内側に横枠20を取り付ける。そして、上部レール23とローラ26を取り付けた開閉ドア12とエンジン25を内蔵したボックス28とを備えた支持部材24を、横枠20の裏側にねじ21で固定する。これによって、上部レール23は開口部1とFIX窓11の領域に亘って配設される。
しかも、支持部材24に設けた上部レール23にローラ26を介して開閉ドア12を取り付ける際、開閉ドア12の下端のガイド部35を、床面FLに設けたレール本体34のガイドレール溝部34a内に挿入させる。このとき、支持部材24の上部レール23に吊り下げた開閉ドア12は、開口部1やFIX窓11が既設の部材であるから垂直に起立していないことがあり、また開閉ドア12のガイド部35の位置と床面FL上のレール本体34のガイドレール溝部34aの位置がずれていることがある。その場合には、レール本体34をボルト36でフィッシャープラグ37に固定する前に、ガイドレール溝部34aを床面FLの凹部32の隙間S内で微小移動させる。これによって、開閉ドア12のガイド部35がガイドレール溝部34aに挿入されて摺動可能な位置にレール本体34の位置を調整することができる。こうして、開口部1の屋内側に新たな自動ドア10を設置できる。
なお、上述した下部レール構造の改装方法では、床面FLに凹部32とレール本体34を固定した後で、開口部1の上部の横枠20に、上部レール23とローラ26を取り付けた開閉ドア12とエンジン25を内蔵したボックス28とを備えた支持部材24を取り付けるようにした。しかし、この手順に代えて、先に上部レール23を設けた支持部材24を横枠20にねじ21で固定した後で、床面FLに凹部32とレール本体34を取り付け、その後に開閉ドア12の上部のローラ26を上部レール23に取り付け、エンジン25付きボックス28を支持部材24に連結するようにしてもよい。
いずれにしても、開閉ドア12を上部レール23に吊り下げる前に、床面FLに凹部32とレール本体34を形成すればよく、その他の手順は任意に設定できる。
上述のように本実施形態による店舗の開口部1における下部レール構造と下部レール構造の改装方法によれば、床面FLを斫る幅Hをレール本体34の幅よりも小さくでき、しかもレール本体34のフランジ部34bをねじ止めすることで取り付け固定できる。そのため、斫り量が少なく埃や廃材の発生が少なくて済む。
また、改装に際して、フロアヒンジ3を残して、その屋内側の床面FLに凹部32とレール本体34を設置すると共に、溶接工程やモルタルの充填等の左官工程を必要としないので工数が小さく施工期間が短くて済むという効果がある。
さらに、開口部1やFIX窓11の横枠20に支持部材24に設けた上部レール23を介して開閉ドア12を吊り持ちすることで、開閉ドア12が垂直でない場合や位置ずれする場合が生じても、床面FLの凹部32に対してレール本体34の位置を調整できるためガイド部35をガイドレール溝部34aに確実に挿入できる。
なお、本発明によるレール構造とガイドレールとレール構造改装方法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、上述した実施形態で用いた部材や部品と同一または同様なものについては同一の符号を用いて本発明の変形例等について説明を行う。
例えば、上述した実施形態では図1(a)に示す片開き式の自動ドア10について説明したが、上述した実施形態における開口部1のレール構造とレール構造改装方法は図1(b)に示す両開き式の自動ドア15にも適用できる。
また、図5は床面FLに設置したレール構造の変形例を示すものである。
本変形例において、レール本体34をボルト36とフィッシャープラグ37で固定することなく、固定部材としてモルタル42を用いて固定した。即ち、床面FLに斫りで凹部32を形成した後、凹部32内に適宜の厚さで固化材として例えばモルタル42を充填させ、モルタルが固まる前にレール本体34のガイドレール溝部34aを凹部32内に押し込み、フランジ部34bが床面FLに当接した状態に保持してモルタル42を固化させる。
このようなレール構造改築方法によれば、ボルト36とフィッシャープラグ37を用いないでレール本体34を凹部32に固定することができる。なお、固化材はモルタルに限定されるものではなく、コンクリートや接着剤等でもよい。
また、ボルト36とフィッシャープラグ37に代えて接着剤によってレール本体34のフランジ部34bを床面FLに固定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、凹部32内にレール本体34のガイドレール溝部34aを挿入して形成された隙間Sにモルタル42を埋めて固化してもよく、このようにすればレール本体34の強度が向上する。また、凹部32内にレール本体34のガイドレール溝部34aを挿入する際、ガイドレール溝部34aの底部と凹部32の底部との隙間をモルタル42等で埋めるようにしてもよく、或いはガイドレール溝部34aの底部が凹部32の底部に当接するように斫ってもよい。
また、上述した実施形態では、店舗の出入り口としての開口部1のレール本体34の下部レール構造とその改装方法について説明したが、本発明は店舗の開口部1に限定されるものではなく、集合住宅やビル等を含む適宜の建物の出入り口等の開口部1のレール構造とその改装方法に採用できる。また、本発明による建物の開口部1におけるレール構造は改装構造や改装方法だけでなく新築の開口部にも設置できる。
また、本発明においてレール本体34はガイドレールを構成する。
また、本発明のレール構造とガイドレールとレール構造改築方法は、自動ドアについて説明したが、本発明は自動ドアだけでなく、手動ドアや半自動で戻る引き戸等、すべてのスライド式の戸体に用いるレール構造とレール構造の改築方法に適用できる。
1 開口部
3 フロアヒンジ
10、15 自動ドア
12 開閉ドア
23 上レール
32 凹部
34 レール本体(ガイドレール)
34a ガイドレール溝部
34b フランジ部
35 ガイド部
36 ボルト
37 フィッシャープラグ
38 パッキン
39 止水材
40 シール材
S 隙間
FL 床面

Claims (9)

  1. 床面に形成した凹部と、
    該凹部内に陥入するガイドレール溝部及び前記凹部を覆うフランジ部を備えたガイドレールと、
    を備えたことを特徴とするレール構造。
  2. 前記凹部とガイドレールとの間に隙間を有している請求項1に記載されたレール構造。
  3. 前記ガイドレールとは固定部材によって床面に固定されている請求項1または2に記載されたレール構造。
  4. 前記固定部材は前記フランジ部と床面を連結する固定具である請求項3に記載されたレール構造。
  5. 前記固定部材は凹部とガイドレール溝部との隙間を埋める固化材である請求項3に記載されたレール構造。
  6. 前記フランジ部と床面との間に止水材を設けた請求項1から5のいずれか1項に記載されたレール構造。
  7. 床面に形成した凹部内に陥入するU字型のガイドレール溝部と、該ガイドレール溝部の上端から該ガイドレール溝部の一側または両側の外方向に延びるフランジ部と、を有することを特徴とするガイドレール。
  8. 床面に凹部を形成する工程と、
    該凹部内にガイドレールのガイドレール溝部を陥入させて前記凹部をフランジ部で覆う工程と、
    を備えたことを特徴とするレール構造改装方法。
  9. 前記凹部を前記ガイドレールのフランジ部で覆った後、固定部材によってガイドレールを床面に固定する工程を更に備えた請求項8に記載されたレール構造改装方法。
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