JP2000192750A - 浴室の排水構造 - Google Patents

浴室の排水構造

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JP2000192750A
JP2000192750A JP10370105A JP37010598A JP2000192750A JP 2000192750 A JP2000192750 A JP 2000192750A JP 10370105 A JP10370105 A JP 10370105A JP 37010598 A JP37010598 A JP 37010598A JP 2000192750 A JP2000192750 A JP 2000192750A
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Tetsuya Arakawa
哲也 荒川
Yukihiro Yashiro
幸広 矢代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材の交換が容易で、且つシール部材
自体に水返し或いは堰のの機能を持たせることができる
浴室の排水構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 浴室Aの建具1側に流れる浴室床4の排
水を建具1の下枠31を介して排水貯留槽6に導くよう
にした浴室の排水構造において、下枠31は、下枠本体
33と、建具本体2の脱衣室B側近傍に配設され、排水
貯留槽6の上部を開閉する開閉蓋34と、開閉蓋34に
着脱可能に装着され、閉塞状態の建具本体2に密接して
建具本体2との間をシールするシール部材37とを有
し、シール部材37は、斜め上方に延び建具本体2の下
端部に密接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の出入口側に
流れる排水を、出入口を構成する建具の下枠の下側に配
設した排水貯留槽に導くようにした浴室の排水構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴室の排水構造として、
例えば特開平10−205237号公報に記載ものが知
られている。この排水構造は、ユニットバスの出入口に
適用したものであり、出入口を構成する建具としてドア
本体とドア枠とから成る浴室ドアが設けられている。ユ
ニットバスの防水パンの端部は、段部となっており、こ
の段部にドア枠の下枠の一部を構成する下枠本体が着座
している。一方、脱衣室床の端部には、下枠の一部を構
成する床見切り部材が配設され、また下枠本体と床見切
り部材との間には、上端縁部を下枠本体および床見切り
部材に両持ちで支持された排水貯留槽、および排水貯留
槽の上部を開放する開閉蓋が配設されている。一方、ド
ア本体の下端には、下枠本体に密接する浴室側の第1シ
ール片と、開閉蓋の端部に密接する第2シール片とが垂
設されている。
【0003】浴室の出入口側に流れる排水は、第1シー
ル片で止水されるが、第1シール片から漏れた排水は第
2シール片で止水され、開閉蓋の浴室側の側面に形成し
た排水孔から排水貯留槽に導かれる。また、第2シール
片から漏れた排水は、開閉蓋の上面を越えて、開閉蓋の
脱衣室側の側面に形成した排水孔から排水貯留槽に導か
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の排水
構造では、ドア本体を開閉するときに第2シール片が下
枠本体につかえ、逆方向に繰返し折曲げられるため、痛
み易く耐久性が劣るものとなる。また、痛んだ第2シー
ル片を交換する場合には、ドア本体を外す必要があり、
交換し難いものとなる。また、両シール片は、長手方向
において一部でも密着状態が損なわれると、その部分か
ら確実に漏水する問題があった。
【0005】本発明は、第1にシール部材の交換が容易
で、且つシール部材自体に水返し或いは堰の機能を持た
せることができ、第2に建具本体から漏れた排水を排水
貯留槽に円滑に導くことができる浴室の排水構造を提供
することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室の排水構造
は、建具本体および建具本体を開閉自在に支持する枠体
から成り、浴室の出入口を構成する建具と、枠体の下枠
の下側に配設した排水貯留槽とを備え、浴室の建具側に
流れる浴室床の排水を下枠を介して排水貯留槽に導くよ
うにした浴室の排水構造において、下枠は、下枠本体
と、建具本体の脱衣室側近傍に配設され、排水貯留槽の
上部を開閉する開閉蓋と、開閉蓋に着脱可能に装着さ
れ、閉塞状態の建具本体に密接して建具本体との間をシ
ールするシール部材とを有し、シール部材は、斜め上方
に延び建具本体の下端部に密接していることを特徴とす
る。
【0007】この構成によれば、排水貯留槽の上部を開
閉する開閉蓋に、建具本体との間をシールするシール部
材が、着脱可能に装着されているため、開閉蓋を取り外
すことにより、排水貯留槽の清掃やシール部材の点検お
よび交換などのメンテナンスを容易に行うことができ
る。また、開閉蓋が、建具本体の脱衣室側近傍に配設さ
れているため、建具本体を外すことなく、開閉蓋を外す
ことができる。さらに、シール部材は、開閉蓋から斜め
上方に延びて建具本体の下端部に密接しているため、シ
ール部材自体が、水返し或いは堰として機能し、止水機
能を構造的に発揮する。
【0008】この場合、下枠は、開閉蓋と脱衣室の床と
の間に介設した床見切り部材を更に有し、開閉蓋は、床
見切り部材に片持ちで且つ着脱自在に支持されているこ
とが、好ましい。
【0009】この構成によれば、開閉蓋が床見切り部材
に片持ちで支持されているため、下枠本体に開閉蓋を両
持ちで支持する部位、或いは開閉蓋を両持ちで支持する
専用部材を設ける必要がない。
【0010】この場合、開閉蓋は、相互に離間して上下
に配設した上掛止め部および下掛止め部を有し、床見切
り部材は、上掛止め部および下掛止め部が着脱自在に掛
け止めされる上受け部および下受け部を有することが、
好ましい。
【0011】この構成によれば、開閉蓋を、離間した上
下の2箇所で且つ掛止め形式で支持するようにしている
ため、片持ちであっても開閉蓋を安定に支持することが
でき、且つ開閉蓋を簡単に着脱することができる。
【0012】これらの場合、開閉蓋の上面には、流入し
た排水を排水貯留槽に導く複数の排水孔が形成されてい
ることが、好ましい。
【0013】この構成によれば、排水がシール部材から
開閉蓋の上面に漏水することがあっても、これを複数の
排水孔を介して排水貯留槽に適切に導くことができる。
したがって、シール部材からの漏水が脱衣室の床を濡ら
すことはない。
【0014】この場合、開閉蓋の上面は、床見切り部材
の上面よりわずかに低い位置に配設されていることが、
好ましい。
【0015】この構成によれば、上記のシール部材から
の漏水の量が多く、これを排水孔が瞬時に呑み込めない
場合でも、排水は開閉蓋の上面に留まって脱衣室の床に
達するのを防止することができる。
【0016】本発明の他の浴室の排水構造は、浴室の出
入口側に流れる浴室床の排水を、出入口を構成する建具
の下枠の下側に配設した排水貯留槽に導くようにした浴
室の排水構造において、下枠は、下枠本体と、建具本体
の脱衣室側近傍に下枠本体から離間して配設され、排水
貯留槽の上部を開閉する開閉蓋と、開閉蓋と脱衣室の床
との間に介設した床見切り部材とを備え、開閉蓋は、床
見切り部材に片持ちで且つ着脱自在に支持されているこ
とを特徴とする。
【0017】この構成によれば、開閉蓋を取り外すこと
により、排水貯留槽の清掃などのメンテナンスを容易に
行うことができる。また、開閉蓋は下枠本体から離間し
て配設されているため、下枠本体を乗り越えて漏れ出た
排水やシール部材で止水された排水を、上記の離間間隙
から排水貯留槽に直接的に導くことができる。さらに、
開閉蓋が床見切り部材に片持ちで支持されているため、
下枠本体に開閉蓋を両持ちで支持する部位、或いは開閉
蓋を両持ちで支持する専用部材を設ける必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る浴室の排水構造について説明す
る。この浴室は、脱衣室との間に段差を無くしたバリア
フリー設計のユニットバスで構成されており、図1は浴
室(ユニットバス)の出入口廻りの部分拡大縦断面図、
図2はその部分平面図、図3はその部分斜視図である。
これらの図に示すように、浴室Aの出入口には、建具と
して、2枚の折戸本体(図示では1枚のみ表示)2と枠
体3とから成る折戸(中折戸)1が設けられている。こ
の場合、浴室Aの防水パン(浴室床)4と、後述する枠
体3の下枠31と、脱衣室Bの床5とはほぼ面一に、す
なわち段差が生じないように配設されている。
【0019】本来、浴室Aの洗い場における排水は、防
水パン4の浴槽側に設けた図外の主排水トラップから排
水される。しかし、浴槽から湯(排水)が溢れる等の場
合には、この排水の一部が下枠31側に走り水となって
流れる。そこで、この段差の無い床構造に対応して、防
水パン4上を下枠31側に流れる排水を折戸本体2の部
分で止水し、漏れた排水を下枠31から排水貯留槽6に
流下させ、更に排水貯留槽6から上記の主排水トラップ
に連なる排水管7に導くようにしている。この場合、排
水貯留槽6は、下枠31に沿ってこれと平行に延在して
おり、防水パン4の排水貯留槽6に面する部分はその立
上げ部分が切り欠かれている。
【0020】各折戸本体2は、上框(図示省略)、下框
22および両縦框23を框組みした框体21にガラスな
どのパネル体24を組み込んで構成されている。下框2
2の下端部には、上記の走り水を止水する下框側シール
部材25が垂下されている。一方、枠体3は、上枠(図
示省略)、下枠31および両縦枠32を枠組みして構成
されており、これら上枠、下枠31および両縦枠32に
対し、折戸本体2は見込み方向の浴室A側に寄った位置
に配設されている。
【0021】下枠31は、排水貯留槽6の浴室A側に臨
む下枠本体33と、脱衣室B側に臨む床見切り部材34
と、下枠本体33と床見切り部材34との間に配設した
下枠アタッチメント(開閉蓋)35とを備えている。下
枠本体33および床見切り部材34は、後述する排水貯
留槽6の段部72a,72bに着座しており、下枠アタ
ッチメント35は、床見切り部材34に片持ちで支持さ
れている。
【0022】下枠本体33は、縦長方形に形成された本
体中空部41と、本体中空部41の上端から立ち上がっ
て防水パン4まで水平に延びるパン押さえ部42と、本
体中空部41の上端から水平に延びて立ち上がったレー
ル部43とで、一体に形成されている。パン押さえ部4
2の先端は先下がりに湾曲し、その内側には防水パン4
の上面との間をシールするパン側シール部材44が取り
付けられている。また、レール部43の浴室A側の側面
には、上記の下框側シール部材25が密接している。な
お、図示しないが、レール部43の基部に排水孔を形成
し、下框側シール部材25で止水した排水をこの排水孔
から排水貯留槽6に流下させることが、好ましい。
【0023】床見切り部材34は、下枠アタッチメント
35側の上半部に凹み段部51aを有する略方形の部材
中空部51と、部材中空部51の上端から脱衣室Bの床
5まで水平に延びる床押さえ部52とで、一体に形成さ
れている。凹み段部51aには、下枠アタッチメント3
5が掛け止めされる上受け部53および下受け部54が
形成されている。上受け部53および下受け部54は上
下に離間して配置され、それぞれ上向きのフック形状を
有している。
【0024】下枠アタッチメント35は、略直角三角形
の中空断面を有するアタッチメント本体61と、アタッ
チメント本体61の脱衣室B側の側面に突出形成した上
掛止め部62および下掛止め部63と、アタッチメント
本体61の浴室A側の端部に形成したシール取付部64
とで、一体に形成されている。上掛止め部62および下
掛止め部63は、それぞれ上記の上受け部53および下
受け部54に対応しており、上下に離間して配置される
と共に下向きのフック形状を有している。上掛止め部6
2を上受け部53に掛け止めすると同時に、下掛止め部
63を下受け部54に掛け止めすることで、アタッチメ
ント本体61は床見切り部材34に装着される。この状
態では、アタッチメント本体61の上面は床見切り部材
34の上面よりわずかに低い位置にセットされ、浴室A
側からアタッチメント本体61の上面に漏れ出た排水
が、床見切り部材34に達しないようになっている。
【0025】アタッチメント本体61の上板には、複数
の第1排水孔65が形成され、また下板には、第1排水
孔65と前後方向(左右方向も可)に位置ずれさせて複
数の第2排水孔66が形成されている。アタッチメント
本体61の上面に漏れ出た排水は、複数の第1排水孔6
5を介していったんアタッチメント本体61内に取り込
まれ、さらに複数の第2排水孔66を介して排水貯留槽
6に流下する。一方、装着状態からアタッチメント本体
61を引き上げることにより、アタッチメント本体61
は床見切り部材34から離脱して、排水貯留槽6の上部
が開放される。
【0026】アタッチメント本体61の両小口端には、
それぞれアタッチメント本体61と同様の断面形状を有
する端部キャップ36がそれぞれ装着されている(図2
および図3参照)。各端部キャップ36は、平面視、縦
枠32とアタッチメント本体61との間に生ずる間隙を
埋めるように形成され、その上面はアタッチメント本体
61の上面と面一に配設されている。なお、各端部キャ
ップ36にも、上記と同様に第1排水孔65および第2
排水孔66を形成することが好ましい。また、端部キャ
ップ36に第1排水孔65および第2排水孔66を形成
しておいて、アタッチメント本体61の第1排水孔65
および第2排水孔66を省略してもよい。
【0027】シール取付部64は、浴室側が開放された
断面「C」字状に形成されている。そして、シール取付
部64には、折戸本体2の下端部に脱衣室B側から密接
する下枠シール部材(シール部材)37が装着されてい
る。この場合、下枠シール部材37は、シール取付部6
4に対しその小口部分から挿入するようにして着脱可能
に装着されている。下枠シール部材37は、シール取付
部64に装着される基部装着部37aと、基部装着部3
7aから上方に延びる立上り部37bと、立上り部37
bから折戸本体2に向かって斜め上方に延びる接触部3
7cとで、一体に形成されている。接触部37cの先端
は上下二股に形成されており、この部分が開脚するよう
にして下框22の下端部に密接する。
【0028】上述した走り水は、レール部43に密接す
る下框側シール部材25により止水されるが、この下框
側シール部材25から漏れ且つレール部43を越えて浸
入してくる排水は、レール部43とシール取付部64と
の間の空間から排水貯留槽6に流下する。また、上記の
空間から脱衣室B側に向かう漏水は、下枠側シール部材
37でシールされる。さらに、この下枠側シール部材3
7から脱衣室B側に漏れた排水は、下枠アタッチメント
35の上面に達するが、アタッチメント本体61の第1
排水孔65および第2排水孔66を介して、排水貯留槽
6に導かれる。
【0029】一方、排水貯留槽6は、断面方向の中央に
位置する主貯留部71と、主貯留部71の両側に位置し
浅く形成した段部72a,72bと、各段部72a,7
2bの外端から上方に立ち上がる立上げ部73a,73
bとで、一体に形成されている。そして、浴室A側の段
部72aには下枠本体33が着座し、脱衣室B側の段部
72bには、床見切り部材34が着座している。
【0030】主貯留部71には、その長手方向の中間位
置に、排水管7に連なる排水口74が形成されている。
浴室A側の立上げ部73aの内面には、防水パン4のリ
ブ部4aがオーバーラップするように垂設されており、
上記のパン側シール部材44から排水が漏れることがあ
っても、漏れた排水を排水貯留槽6に導き得るようにな
っている。
【0031】以上のように、上記の実施形態によれば、
排水貯留槽6を開放する下枠アタッチメント35に、折
戸本体2の下端部に密接する下枠側シール部材37を設
けているため、下枠アタッチメント35を取り外すこと
で、排水貯留槽6の清掃や下枠側シール部材37の交換
などのメンテナンスを簡単に行うことができる。しか
も、下枠アタッチメント35は床見切り部材34に片持
ちで支持されているため、折戸本体2を外すことなくこ
れを簡単に着脱することができると共に、レール部43
と下枠側シール部材37との間に、障害物のない排水空
間を構成することができる。また、下枠シール部材37
は、折戸本体2に向かって斜めに立ち上がっているた
め、これ自体が水返しとして機能し、この部分のシール
性を構造的に向上させることができる。
【0032】次に、図4を参照して、本発明の第2実施
形態について説明する。この実施形態では、下枠アタッ
チメント35が、下枠本体33および床見切り部材34
に両持ちで支持されている。また、排水貯留槽6が防水
パン4と一体に形成されている。下枠本体33は、逆
「L」字状に形成された本体中空部81と、本体中空部
81から延びるパン押さえ部82と、本体中空部81の
先端に立設したレール部83と、本体中空部81の懐部
分に形成したアタッチメント係止部84とで構成されて
いる。また、床見切り部材34は、方形の部材中空部8
5と、部材中空部85の上面から脱衣室側に屈曲して延
びる床押さえ部86とで構成されている。
【0033】さらに、下枠アタッチメント35は、アタ
ッチメント係止部84に差し込まれるようにして係止さ
れる係止片部87と、係止片部87に連なり下枠側シー
ル部材37が取り付けられるシール取付部88と、シー
ル取付部88に連なるアタッチメント本体89と、アタ
ッチメント本体89の端から下方に直角に延び部材中空
部85に着座する垂下部90とで構成されている。シー
ル取付部88には、上記第1実施形態と全く同一の下枠
側シール部材37が、同一の形態で取り付けられてい
る。また、アタッチメント本体89には第1排水孔89
aが、係止片部87には第2排水孔87aが形成されて
いる。
【0034】下枠アタッチメント35は、その係止片部
87および垂下部90で、下枠本体33および床見切り
部材34に支持されており、この状態で、下枠側シール
部材37が、折戸本体2の下端部に密接している。ま
た、この状態からアタッチメント本体89を斜めに引き
上げることにより、下枠アタッチメント35が下枠本体
33および床見切り部材34から離脱する。
【0035】排水貯留槽6は断面略「U」字状に形成さ
れ、その内側には、長手方向に所定の間隔を存して配設
した上記の段部72a,72bに相当する複数の着座部
76a,76bが形成されている。そして、浴室A側の
複数の着座部76aには下枠本体33が着座し、脱衣室
B側の複数の着座部76bには床見切り部材34が着座
している。
【0036】以上のように、上記の実施形態によれば、
下枠アタッチメント35を取り外すことで、排水貯留槽
6の清掃や下枠側シール部材37の交換などのメンテナ
ンスを簡単に行うことができる。また、下枠シール部材
37は、折戸本体2に向かって斜めに立ち上がっている
ため、これ自体が水返しとして機能し、この部分のシー
ル性を構造的に向上させることができる。
【0037】次に、図5を参照して、第2実施形態の変
形例について説明する。この変形例では、第1実施形態
と同様に、排水貯留槽6が防水パン4と別体で形成され
ている。この場合には、排水貯留槽6の浴室A側の端部
が、防水パン4の2つのリブ部4a,4bと係合してお
り、防水性が強化されている。また、パン押さえ部82
の上面と本体中空部81の上面とは、なだらかな曲面で
連なっている。さらに、下枠アタッチメント35は、浴
室A側の端部を下枠本体33に掛け止めされ、且つ脱衣
室B側をその内面にビス止めした係止片91により、床
見切り部材34に係止されている。そして、下枠アタッ
チメント35の下枠シール部材37に面する段部92
に、排水孔(図示省略)が形成されている。
【0038】なお、本発明は、折戸の他、浴室ドアや浴
室引き戸などにも適用できることは、いうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の浴室の排水構造に
よれば、開閉蓋を取り外すことにより、排水貯留槽の清
掃やシール部材の点検および交換などのメンテナンスを
容易に行うことができ、また、シール部材は、水返しの
機能を有しシール性を構造的に向上させることができ
る。このため、建具のシール性が格段に向上し、特にバ
リアフリー設計の建具に有用となる。しかも、建具本体
を外すことなく、開閉蓋を外して排水貯留槽の清掃等を
行うことができる。
【0040】また、本発明の他の浴室の排水構造によれ
ば、開閉蓋が片持ちで支持され且つ下枠本体から離間し
て配設されているため、開閉蓋を簡単に着脱することが
できと共に、下枠本体を乗り越えて漏れ出た排水を、排
水貯留槽に円滑に導くことができる。この場合も、建具
本体を外すことなく、排水貯留槽の清掃等を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図2】第1実施形態に係る排水貯留槽の平面図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る排水貯留槽の部分斜視図で
ある。
【図4】第2実施形態に係る浴室の排水構造を適用した
浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図5】第2実施形態の変形例に係る浴室の排水構造を
適用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 折戸、2 折戸本体、3 枠体、4 防水パン、6
排水貯留槽、22 下框、31 下枠、33 下枠本
体、34 床見切り部材、35 下枠アタッチメント、
37 下框側シール部材、53 上受け部、54 下受
け部、62 上掛止め部、63 下掛止め部、65 第
1排水孔、66 第2排水孔、A 浴室、B 脱衣室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E011 MA04 2E025 BA01 BA06 BB08 BC02 BC05 2E036 AA01 BA01 DA02 DA09 EB07 EB10 EC03 GA02 HA01 HB03 HB31 RA08 RC00 RC02 TA01 TA03 TA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具本体および当該建具本体を開閉自在
    に支持する枠体から成り、浴室の出入口を構成する建具
    と、前記枠体の下枠の下側に配設した排水貯留槽とを備
    え、浴室の建具側に流れる浴室床の排水を前記下枠を介
    して前記排水貯留槽に導くようにした浴室の排水構造に
    おいて、 前記下枠は、下枠本体と、 前記建具本体の脱衣室側近傍に配設され、前記排水貯留
    槽の上部を開閉する開閉蓋と、 前記開閉蓋に着脱可能に装着され、閉塞状態の前記建具
    本体に密接して当該建具本体との間をシールするシール
    部材とを有し、 前記シール部材は、斜め上方に延び前記建具本体の下端
    部に密接していることを特徴とする浴室の排水構造。
  2. 【請求項2】 前記下枠は、前記開閉蓋と前記脱衣室の
    床との間に介設した床見切り部材を更に有し、 前記開閉蓋は、前記床見切り部材に片持ちで且つ着脱自
    在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の
    浴室の排水構造。
  3. 【請求項3】 前記開閉蓋は、相互に離間して上下に配
    設した上掛止め部および下掛止め部を有し、 前記床見切り部材は、前記上掛止め部および前記下掛止
    め部が着脱自在に掛け止めされる上受け部および下受け
    部を有することを特徴とする請求項2に記載の浴室の排
    水構造。
  4. 【請求項4】 前記開閉蓋の上面には、流入した排水を
    前記排水貯留槽に導く複数の排水孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の浴室の排水構
    造。
  5. 【請求項5】 前記開閉蓋の上面は、前記床見切り部材
    の上面よりわずかに低い位置に配設されていることを特
    徴とする請求項4に記載の浴室の排水構造。
  6. 【請求項6】 浴室の出入口側に流れる浴室床の排水
    を、出入口を構成する建具の下枠の下側に配設した排水
    貯留槽に導くようにした浴室の排水構造において、 前記下枠は、下枠本体と、 前記建具本体の脱衣室側近傍に前記下枠本体から離間し
    て配設され、前記排水貯留槽の上部を開閉する開閉蓋
    と、 前記開閉蓋と前記脱衣室の床との間に介設した床見切り
    部材とを備え、 前記開閉蓋は、前記床見切り部材に片持ちで且つ着脱自
    在に支持されていることを特徴とする浴室の排水構造。
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