JP3200410B2 - 浴室の排水構造 - Google Patents

浴室の排水構造

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JP3200410B2
JP3200410B2 JP27731198A JP27731198A JP3200410B2 JP 3200410 B2 JP3200410 B2 JP 3200410B2 JP 27731198 A JP27731198 A JP 27731198A JP 27731198 A JP27731198 A JP 27731198A JP 3200410 B2 JP3200410 B2 JP 3200410B2
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賢 姫野
聖彦 田中
清英 平野
健二 福田
茂人 中山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバリアフリ
ーを考慮したユニット構造の浴室において、その出入口
を構成する建具廻りの排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバス(浴室)の出入口におい
て、車椅子の身障者や高齢者がつまずくのを防止すべ
く、建具の下枠と浴室床とを面一にしてバリアフリーな
構造にすると、浴室床の排水が下枠を越えて脱衣室側に
漏水し易くなる不具合が生ずる。かかる不具合を解消す
べく、下枠に隣接して、浴室床にグレーチングで閉蓋し
た排水溝を設けたものが知られているが、この構造で
は、グレーチングにより意匠性や足着き性が悪化する問
題が生ずる。
【0003】このような問題を解消する構造として、例
えば特開平8−105272号公報に記載のものが知ら
れている。この排水構造では、建具の下枠に排水開口を
形成すると共に、下枠の下側に排水開口からの排水を受
け排水管に導く排水樋を設けており、排水管で呑みきれ
ない多量の排水をいったん排水樋で受ける(貯留)こと
で、脱衣室側への漏水を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の浴室
の排水構造では、下枠の下側に排水樋が配設されている
ため、下枠および排水樋を、大引きや土台などの構造材
から浴室側に逃げた位置に配設せざるを得ない。このた
め、浴室の有効面積が狭くなると共に、下枠の支持が不
十分となり、下枠に取り付けた建具の建付けが悪くなる
などの問題があった。
【0005】本発明は、浴室の有効面積や建具に支持強
度を犠牲にすることなく、浴室の建具廻りの排水を排水
管に円滑に導くことができる浴室の排水構造を提供する
ことをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室の排水構造
は、建具を設けた出入口を段差の無い床構造とし且つ浴
室床を防水パンで構成した浴室の、出入口側に流れる防
水パン上の排水を、排水管に連なる排水樋に導く浴室の
排水構造において、排水のうち、建具の建具本体と下枠
との間に構成した止水ラインから脱衣室側に漏れた排水
を、下枠に形成した排水開口から排水樋に導き、下枠に
対し排水樋を、防水パンの下側において防水パン側にオ
フセットさせて配設すると共に、間隙を存して対峙する
防水パンと下枠との間には、取り外し可能なブリッジプ
レートが間隙を閉塞するように掛け渡されていることを
特徴とする。
【0007】この構成によれば、浴室の出入口側に流れ
る浴室床の排水は、建具の下枠に取り込まれると共に、
下枠に形成した排水開口から排水樋に導かれ、この排水
樋から排水管に排水される。このため、浴槽からの多量
の排水が流れ出ても、排水は排水樋でいったん貯留され
てから、徐々に排水管に流れる。すなわち、浴室側から
建具を越えて浴室外部に排水管が漏れるのを、有効に防
止することができる。また、下枠に対し排水樋を、浴室
床側にオフセットさせて配設しているため、下枠を大引
きなどの構造材の上に配設した状態で、排水樋を構造材
から逃げた位置に配設することができる。したがって、
下枠を強固に支持することができる。
【0008】この場合、間隙は、防水パンの立上げ片を
切り欠いた部分に構成されており、排水樋は、この切り
欠いた部分の下側に配設されていることが、好ましい。
【0009】
【0010】これらの場合、排水樋は、防水パンおよび
前記下枠に支持されていることが、好ましい。
【0011】この構成によれば、排水樋の荷重(特に排
水が貯留されているとき)を、防水パンおよび下枠で分
散して受けることができ、特に下枠に排水樋の荷重が集
中して加わるのを防止することができる。
【0012】これらの場合、排水樋は、下枠からの排水
を受ける上端開放部を有し、上端開放部は、間隙の直下
に位置していることが、好ましい。
【0013】この構成によれば、ブリッジプレートの部
分に漏水が生じても、この漏水(排水)を排水樋で受け
ることができ、浴室の防水性を維持することができる。
【0014】この場合、上端開放部を横断するように、
上端開放部を構成する排水樋の下枠側の上縁部と防水パ
側の上縁部との間には、補強部材が掛け渡されている
ことが、好ましい。
【0015】この構成によれば、上端開放部を有する排
水樋の上部を補強することができ、排水樋の剛性を高め
ることができる。
【0016】これらの場合、上端開放部を構成する排水
樋の下枠側の上縁部は、第1シール部材を介して下枠の
下面に密着すると共に、先端部が先上がりに立ち上がっ
ていることが、好ましい。
【0017】この構成によれば、排水樋と下枠との接合
部分において、第1シール部材を挟み込んで排水樋の上
縁部に下枠が載るようにして設置されるため、この部分
の水密性を高めることができる。しかも、上縁部はその
先端部が先上がりに立ち上がっているため、たとえ第1
シール部材にシール切れが発生しても、排水は上縁部に
沿って排水樋側に流れ、浴室の防水性を維持する。
【0018】これらの場合、防水パンは、下枠側の端部
に下方に垂設したリブ部を有しており、排水樋は、第2
シール部材を介在した状態でリブ部に内側からねじ止め
される固定片部と、固定片部の下側に連なりリブ部の下
端面に下側から当接する水平片部とを有することが、好
ましい。
【0019】この構成によれば、排水樋は、その固定片
部において、第2シール部材を介在した状態でリブ部に
ねじ止めされるため、浴室床と排水樋との間の水密性を
維持することができる。また、特に排水樋に排水が溜ま
ったときに排水樋に回転しようと力が生ずる。しかし、
固定片部の下側に連なる水平片部が、リブ部の下端面に
当接するため、この回転しようと力を浴室床に逃がすこ
とができる。したがって、排水樋を浴室床側において強
固且つ安定に取り付けることができる。なお、固定片部
は内側からリブ片にねじ止めされるように構成されてい
るため、排水樋の取付作業を簡単に行うことができる。
【0020】この場合、排水樋の両小口端には、両小口
端を閉塞する一対のキャップ部材が水密に取り付けられ
ており、各キャップ部材の上面には建具の縦枠の下端が
第3シール部材を介在させた状態で当接し、且つ第3シ
ール部材の端部と第1シール部材の端部との相互間、お
よび第3シール部材の端部と第2シール部材の端部との
相互間が連続していることが、好ましい。
【0021】この構成によれば、各キャップ部材の上面
には建具の縦枠の下端が第3シール部材を介在させた状
態で当接しているため、排水樋の両外端と建具の縦枠と
の間の水密性を維持することができる。しかも、第3シ
ール部材の端部と第1シール部材の端部との相互間、お
よび第3シール部材の端部と第2シール部材の端部との
相互間が連続しているため、排水樋(の上端開放部)の
縁部と、浴室床、下枠および縦枠との間の水密性が維持
され、浴室の防水性を高めることができる。
【0022】これらの場合、下枠は、排水開口を形成し
た下枠アタッチメントと、下枠アタッチメントの下側に
配設され排水開口から流下した排水の排水流路を有する
下枠本体とから成り、下枠アタッチメントは、見込み方
向の一方の端部を下枠本体に係合すると共に、他方の端
部を防水パン側に配設した係止ばねに着脱自在に係止さ
れていることが、好ましい。
【0023】この構成によれば、係止ばねおよび下枠本
体に対して下枠アタッチメントを離脱させることによ
り、下枠本体の排水流路を開放して、これを簡単に清掃
することができる。また、排水樋が上端開放部を有する
場合には、この排水流路側から排水樋の内部を清掃する
ことができる。
【0024】請求項9の排水構造において、下枠本体の
排水流路を横断して、下枠アタッチメントには下枠本体
に当接すると共に複数の水抜き孔を有する脚片が形成さ
れ、脚片に隣接して下枠本体には下枠アタッチメントを
支持すると共に複数の水抜き孔を有する支持片が形成さ
れ、脚片の各水抜き孔と支持片の各水抜き孔とは、排水
流路を横断する方向に相互に位置ずれして配設されてい
ることが、好ましい。
【0025】この構成によれば、下枠アタッチメントの
脚片および下枠本体の支持片により、下枠アタッチメン
トを下枠本体で強固に支持することができると共に、脚
片の水抜き孔と支持片の水抜き孔とで、排水性を維持す
ることができる。また、脚片の水抜き孔と支持片の水抜
き孔とは、排水流路を横断する方向に相互に位置ずれし
て配設されているため、この部分でゴミなどの流下を阻
止することができる。
【0026】請求項10の排水構造において、支持片の
各水抜き孔の底面が、排水流路の底面より高い位置に配
設されていることが、好ましい。
【0027】この構成でも、上記と同様に、ゴミなどの
流下を阻止することができる。これにより、排水管の詰
まりを防止することができる。
【0028】請求項9、10または11の排水構造にお
いて、下枠アタッチメントの他方の端部には、上部を切
り欠いた略円筒状のスナップ部が形成され、且つ係止ば
ねは、断面略逆「Ω」字状に形成されており、下枠アタ
ッチメントはスナップ部の外周部で、係止ばねに嵌入し
て挟持・付勢され、内周部でブリッジプレートを装着・
保持していること。
【0029】この構成によれば、下枠アタッチメントの
他方の端部に形成したスナップ部を、係止ばねに嵌入す
ることで、下枠アタッチメントはがたつきなく、係止ば
ねに係止される。また、係止ばねの挟持・付勢に抗し
て、スナップ部を係止ばねから離脱させることで、下枠
アタッチメントを簡単に取り外すことができる。下枠ア
タッチメントを取り外すことで、下枠本体の排水流路を
開放し、これを簡単に清掃することができる。
【0030】請求項12の排水構造において、ブリッジ
プレートの見付け方向の一部には、切欠き部が形成さ
れ、切欠き部には、ブリッジプレートと面一となる非操
作位置と斜め先上がりとなる操作位置との間で、スナッ
プ部の内周部に回動自在に軸支された操作部材が設けら
れ、操作部材には、非操作位置から操作位置への回動に
伴って、係止ばねを押し開く押圧片が形成されているこ
とが、好ましい。
【0031】この構成によれば、操作部材を回動させる
ことにより、係止ばねがそのばね力に抗して押し開かれ
るため、操作部材が軸支されているスナップ部が、この
回動に伴って係止ばねから離脱することになる。すなわ
ち、操作部材の回動操作により、ブリッジプレートと下
枠アタッチメントとを、係止ばねから同時に、かつ簡単
に離脱させることができる。
【0032】請求項1ないし13のいずれかの排水構造
において、排水樋の両小口端には、両小口端を閉塞する
一対のキャップ部材が水密に取り付けられており、各キ
ャップ部材の上面には、建具の各縦枠の下端が当接した
状態で、見込み方向に不動に係止される係止片と、見付
け方向の外側から上方に抜止め状態で係止されるフック
片とが形成され、縦枠の下部には、係止片に係止される
切欠き部と、フック片が係止されるフック受け溝とが形
成されていることが、好ましい。この構成によれば、キ
ャップ部材を装着した排水樋に対し、建具の縦枠を組み
込むと、キャップ部材の係止片に縦枠の切欠き部が係止
され、且つキャップ部材のフック片に縦枠のフック受け
溝が係止される。これにより、縦枠は本固定される前
に、上下、左右および前後方向が位置決めされされ、仮
固定の状態になる。したがって、縦枠の施工(この部分
のシールを含め)を簡単且つ正確に行うことができる。
【0033】請求項1の排水構造において、防水パン
は、四周に立上げ片を有しており、下枠は、立上げ片を
切り欠いて形成した切欠き部分に臨んでいることが、好
ましい。この場合、防水パンの下面には、切欠き部分の
近傍に位置し且つ切欠き部分に平行に、リブ片が突出形
成されていることが、好ましい。この場合、防水パンの
下面には、リブ片を含んで複数のリブ片が格子状に突出
形成されていることが、好ましい。これらの場合、立上
げ片は、防水パンの床面からほぼ直角に立ち上がってい
ることが、好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る浴室の排水構造について説明す
る。この浴室は、脱衣室との間に段差を無くしたバリア
フリー設計のユニットバスで構成されており、図1は浴
室(ユニットバス)の出入口廻りの縦断面図であり、図
2はその横断面図である。両図に示すように、浴室Aの
出入口には、大引きCで支持するように、3枚の引き戸
本体2とこれを開閉自在に支持する枠体3とから成る3
枚引き戸1が設けられている。この場合、浴室Aの防水
パン(浴室床)4と、後述する枠体3の下枠22と、脱
衣室Bの木質床5とはほぼ面一に、すなわち段差が生じ
ないように配設されている。
【0035】本来、浴室Aの洗い場における排水は、防
水パン4の浴槽側に設けた図外の主排水金具から排水さ
れる。しかし、浴槽から湯(排水)が溢れる等の場合に
は、この排水の一部が下枠22側に流れる。そこで、こ
の段差の無い床構造に対応して、防水パン4上を下枠2
2側に流れる排水を、下枠22で受けてから排水樋6に
流下させ、排水樋6から排水管7に導くようにしてい
る。排水樋6は下枠22に沿ってこれと平行に延在し、
且つ大引きCから逃げるように下枠22から防水パン4
側にオフセットとした位置に配設されている。すなわ
ち、排水樋6は、見込み方向においてその防水パン4側
ぼ半部が、防水パン4の下側に位置するようにオフ
セットしている。防水パン4には、その四周に立上げ片
(図示省略)が一体に形成されているが、下枠22に面
する部分はその立上げ片が切り欠かれおり、所定の間
隙8を存して下枠22と対峙している。また、この間隙
8を閉塞するように、防水パン4と下枠22との間には
ブリッジプレート9が掛け渡されている。防水パン4の
下面には、格子状に多数のリブ片が突出形成されてお
り、上記の排水樋6は、下枠22側に平行に位置する1
番目のリブ片4aおよび2番目のリブ片4bに固定され
ている。
【0036】3枚引き戸1の枠体3は、上枠21、下枠
22および両縦枠23を枠組みして構成され、また各引
き戸本体2は、それぞれ下部に換気口24aを作りこん
だ框24にガラスなどのパネル体25を組み込んで構成
されている。3枚の引き戸本体2のうち図示右側の引き
戸本体2aは、縦枠23に固定されており、中間の引き
戸本体2bと左側の引き戸本体2cとがスライドして、
3枚引き戸1が開閉される。左側の引き戸本体2cに
は、バリアフリーを考慮した大型のハンドル26が内外
に取り付けられており、このハンドル26を持って左側
の引き戸本体2cを開閉移動させると、中間の引き戸本
体2bもこれに連なって開閉移動する。
【0037】図3の拡大図に示すように、下枠22は、
3枚引き戸1を直接支持すると共にその開閉を案内する
下枠アタッチメント22aと、下枠アタッチメント22
aを下側から受けると共に上面が排水流路27となる下
枠本体22bとで、構成されている。下枠アタッチメン
ト22aは、ベースプレート31と、ベースプレート3
1の上面に交互に立設した3本のレール部32およびシ
ール片取付部33と、防水パン4側のシール片取付部3
3から防水パン4側に延設したスナップ部34と、ベー
スプレート31の防水パン4側の端部から下方に延設し
た第1脚片部35と、ベースプレート31の中間位置か
ら下方に延設した第2脚片部36とで、一体に形成され
ている。
【0038】各シール片取付部33には、対応する引き
戸本体2の下端部に接触するシール片37が取り付けら
れており、このシール片37により、3枚引き戸1を閉
塞した状態で排水が脱衣室B側に流れるのを止水してい
る。また、閉塞した引き戸本体2とシール片37とで構
成される止水ラインの脱衣室B側において、レール部3
2とシール片取付部33との間に位置してベースプレー
ト31に、多数の排水開口38が形成されている(図2
参照)。すなわち、浴室A側の排水は、この止水ライン
で止水されるが、止水ラインから脱衣室B側に濾水した
排水は、この排水開口38から下枠本体22b上に流下
する。
【0039】第2脚片部36は、脱衣室B側にわずかに
傾いており、その下端で下枠本体22bの上面に当接し
ている。第2脚片部36には、その長手方向に亘って複
数個の水抜き用の切欠き部39が形成されている。第1
脚片部35は、その下部で脱衣室B側に「L」状に屈曲
しており、この部分で下枠本体22bに当接している。
そして、この第1脚片部35にも、その長手方向に亘っ
て複数個の水抜き用の目皿部40が形成されている。
【0040】スナップ部34は、上部を切り欠いた略円
筒状に形成され、後述する係止ばね75に上方から嵌め
込まれるようになっている。すなわち、下枠アタッチメ
ント22aは、ベースプレート31の脱衣室B側の端部
を、後述する下枠本体22bの凹部43に掛け止めされ
ると共に、このスナップ部34を係止ばね75に嵌め込
むように係止することで、下枠本体22bと係止ばね7
5とに着脱自在にセットされている。
【0041】下枠本体22bは、脱衣室Bの木質床5に
ねじ止めされる露出部42と、露出部42に連なる上記
の凹部43と、凹部43から排水樋6側に斜めに延びる
緩斜板部44と、緩斜板部44に連なる段差部45と、
上記の第2脚片部36に隣接して緩斜板部44から上方
に突出した支持片部46とで、一体に形成されている。
緩斜板部44は、下枠アタッチメント22aの排水開口
38の直下に位置して排水流路27を構成しており、そ
の下流側に位置する段差部45は排水樋6に臨んでい
る。支持片部46は、上端部が逆「L」字状に屈曲して
下枠アタッチメント22aの下面に当接している。ま
た、支持片部46には、その長手方向に亘って複数個の
水抜き孔47が形成されている。
【0042】そして、この水抜き孔47と第2脚片部3
6の切欠き部39とは、排水流路27を横断する方向に
相互に位置ずれして配設されている。また、支持片部4
6の水抜き孔47は、その底部が排水流路27を構成す
る緩斜板部44の上面より、わずかに高くなるように形
成されている。このように、排水流路27を排水樋6に
向かって流れる排水は、この位置ずれして配置した水抜
き孔47と切欠き部39とにより、その流路が曲げられ
るため、この部分がゴミを濾し取るフィルターとして機
能する。また、水抜き孔47の部分でも、その流路が上
下方向に曲げられるため、この部分でもゴミを濾し取る
ことができる。さらに、第1脚片部35の目皿部40に
おいても、ゴミを濾し取ることができる。
【0043】防水パン4と下枠22との間に掛け渡した
ブリッジプレート9は、硬質の樹脂、例えば硬質塩化ビ
ニルで構成されており、間隙8を跨ぐように、防水パン
4の端部と下枠アタッチメント22aとのスナップ部3
4とに掛け渡されている。ブリッジプレート9の下面中
央には、係止突起51が一体に形成され、ブリッジプレ
ート9はこの係止突起51の部分で、下枠アタッチメン
ト22aのスナップ部34に装着されている。また、ブ
リッジプレート9の防水パン4上に載置されている部分
には、その下面に軟質の樹脂(軟質塩化ビニル)で構成
された鰭片52が一体に形成されており、この鰭片52
により、ブリッジプレート9の下側から排水が漏水する
のを防止している。
【0044】排水樋6は、防水パン4の端部と下枠本体
22bとの間の空間に臨む上端開放部61を有して、形
材などで構成されている。排水樋6の長手方向の両端
は、下枠22を越えて縦枠23の位置まで達しており、
その両端小口には、シーラーなどを介在した状態でそれ
ぞれ小口キャップ62が水密に取り付けられている。ま
た、排水樋6の長手方向の両端部には、それぞれその底
面に排水管7に連なる排水金具63が取り付けられてい
る。
【0045】排水樋6は、断面ほぼ方形に形成された樋
本体64と、上端開放部61を構成する下枠22側の上
縁受け部65と、上端開放部61を構成する防水パン4
側の固定片部66と、固定片部66の下側に連なる水平
片部67と、樋本体64の中間位置から水平に延びる補
強片部68とで、一体に形成されている。また、上縁受
け部65の基部と固定片部66との間には、排水樋6の
長手方向に亘って複数個の補強プレート69が掛け渡さ
れている。
【0046】補強片部68の先端部は水平に延びてお
り、防水パン4の2番目のリブ片4bに接触している。
そして、この2番目のリブ片4bと補強片部68の先端
部との間に渡したL字金具70を介して、補強片部68
がリブ片4bにねじ止めされている。補強片部68の中
間位置には上方に延びる突当て片71が形成され、突当
て片71の上端は防水パン4の下面(リブの部分)に当
接している。また、突当て片71と樋本体64との間に
は上向きの溝が構成され、防水パン4に沿って流下する
漏水をこの溝で受け得るようになっている。
【0047】上縁受け部65は、下枠本体22bの段差
部45の下側に位置し、段差部45と重なるようにして
これを下側から受け、この状態で、上側から段差部45
にねじ止めされている。この場合、上縁受け部65は、
第1シール部材72を介在させた状態で段差部45の下
面に密着しており、これにより下枠22との間の水密性
が保持されている。また、上縁受け部65の先端部は、
先上がりに立ち上がっており、第1シール部材72から
排水が漏れることがあっても、漏れた排水が排水樋6側
に流れるようになっている。
【0048】固定片部66は、第2シール部材73を介
在させた状態で防水パン4の1番目のリブ片4aに添設
し、この状態で上記の補強プレート69と共に1番目の
リブ片4aにねじ止めされている。すなわち、この第2
シール部材73により、固定片部66と防水パン4との
間の水密性が保持されている。またこの状態で、水平片
部67が1番目のリブ片4aの下端に下側から当接して
いる。ところで、排水樋6に多量の排水が流れ込むと、
見込み方向の支持バランスにより、排水樋6を図3の時
計廻りに回転させようとする力が作用する。しかし、水
平片部67や補強片部68が防水パン4の下側に当接し
ていて、この排水樋6のころびを防止できるようになっ
ている。
【0049】一方、上記の各小口キャップ62の上面に
は、第3シール部材74を介在させた状態で縦枠23の
下端が当接している。また、第3シール部材74の端部
と上記の第1シール部材72の端部、および第3シール
部材74の端部と上記の第2シール部材73の端部は、
相互連続している。これにより、排水樋6の上端開放部
61の周囲が、防水パン4、下枠22および両縦枠23
に水密に接触し、排水樋6の上端開放部61廻りの水密
性が保持されている。
【0050】各補強プレート69は、上端開放部61を
有する排水樋6の上部を補強するものであり、両端部
が、上縁受け部65の基部内面と固定片部66の内面と
にねじ止めされている。また、補強プレート69の固定
片部66側の上端は、折り返すようにして水平に且つ上
端開放部61を横断するように延びている。そして、こ
の折返し片部69aの上面には、断面逆略「Ω」字状に
形成された係止ばね75が取り付けられている。係止ば
ね75は、防水パン4と下枠22との間隙8に臨んでお
り、上側から下枠アタッチメント22aのスナップ部3
4が着脱自在に係止されるようになっている。
【0051】すなわち、この係止ばね75には、下枠ア
タッチメント22aのスナップ部34が着脱自在に係止
し、またこの状態でスナップ部34には、ブリッジプレ
ート9の係止突起51が装着されている。より具体的に
は、下枠アタッチメント22aはスナップ部34の外周
部で、係止ばね75に嵌入して挟持・付勢され、内周部
でブリッジプレート9の係止突起51を装着・保持して
いる。そして、ブリッジプレート9および下枠アタッチ
メント22aを取り外すことにより、排水流路27とな
る下枠本体22bの上面が開放されると共に、排水樋6
の上端開放部61が開放され、排水流路27と排水樋6
の内部の清掃が可能になる。
【0052】ブリッジプレート9の長手方向の一部は切
り欠かれており、この部分に、ブリッジプレート9と略
同一断面形状の操作部材77が取り付けられている(図
2参照)。操作部材77は、図14に示すように、部材
本体77aと、部材本体77aの下面から斜め下方に延
びる支持片部77bと、部材本体77aの後端から斜め
下方に延びる押圧片部77cとで一体に形成されてい
る。支持片部77bの下端部は、上記のスナップ部34
の内周部に回動自在に軸支されており、操作部材77は
その上面がブリッジプレート9の上面と面一となる非操
作位置と、先上がりに上側に回動する操作位置との間で
回動するようになっている。
【0053】そして、操作部材77を非操作位置から操
作位置に回動させると、押圧片部77cが上記の係止ば
ね75の内側に当接すると共に、係止ばね75を押し開
くように移動する。具体的には、操作部材77を非操作
位置から操作位置に回動させると、これに伴って係止ば
ね75が押し開かれ、操作部材77を支持しているスナ
ップ部34が係止ばね75から脱落し易い状態になる。
このとき、さらに操作部材77を引き上げると、スナッ
プ部34が係止ばね75から脱落し、またスナップ部3
4の脱落に伴って、これに装着されているブリッジプレ
ート9が係止ばね75から離れる。すなわち、操作部材
77を回動させると、ブリッジプレート9と共に下枠ア
タッチメント22aとの一部が、係止ばね75から脱落
し、この脱落した部分を手がかりとして、ブリッジプレ
ート9および下枠アタッチメント22aを、簡単に取り
外すことができる。これにより、排水流路27と排水樋
6の内部の清掃が可能になる。
【0054】図15および図16に示すように、各小口
キャップ62は排水金具63と一体に形成されており、
両端部に小口キャップ62,62を装着した排水樋6
は、防水パン4の立上げ片を切欠いた部分に取り付けら
れている。そして、排水樋6の上側から下枠22と両縦
枠23,23とを組んだ枠体3がセットされるようにな
っている。この場合、各小口キャップ62の上面には、
第3シール部材74を介在した状態で、各縦枠23,2
3の下端の一部が載置されるようにして、接合される。
【0055】各小口キャップ62の上面には、脱衣室B
側に向かって先下がりの曲面部62aが形成され、その
先端には上記の上縁受け部65に連なる係止片62bが
上向きに形成されている。また、各小口キャップ62の
上面には、曲面部62aに見付け方向から臨むようにフ
ック部62cが立設されている。一方、各縦枠23の下
端部には、係止片62bに上側から嵌合するようにして
係止される切欠き溝23aが形成され、また各縦枠23
の下端部の外側には、フック部62cが抜止め状態で係
止するフック受け溝23bが形成されている。厳密に
は、フック受け溝23bは、各縦枠23の下端部の外側
に添設した係止受けブロック79に形成されている。そ
して、係止受けブロック79の下端と縦枠23の下端と
は、曲面部62aに合わせた曲面形状に形成されてい
る。
【0056】このような構成では、両縦枠23,23を
上側から両小口キャップ62,62に接合すると、各縦
枠23の切欠き溝23aが各小口キャップ62の係止片
62bに係止され、各フック部62cが各フック受け溝
23bに外側から係止される(図16参照)。これによ
り、縦枠23は上側に抜止め状態となると共に、前後お
よび左右方向に位置決めされる。すなわち、小口キャッ
プ62を取り付けた排水樋6に、上側から下枠22およ
び両縦枠23,23を組んだ枠体3をセットすると、枠
体3は排水樋(小口キャップ62)6に対し仮固定の状
態となる。なお、フック受け溝23aは、縦枠23の下
端部に直接形成してもよい。
【0057】以上のように本実施形態によれば、防水パ
ン4上流れる排水を下枠22から排水樋6を介して排水
管7に導くようにしているため、防水パン4に多量の排
水が発生しても、これを排水樋6にいったん貯留してか
ら排水管7に流すことができる。このため、防水パン4
上に排水が溢れることがなく、且つ排水が脱衣室B側に
濾水するのを有効に防止することができる。また、排水
を、グレーチングに代えて下枠22で受けるようにして
いるため、浴室Aの意匠性や足着き性が問題となること
がない。
【0058】さらに、下枠22に対し排水樋6を防水パ
ン4側にオフセットさせて配設しているため、下枠22
を大引きCの直上部に配設することができると共に、排
水樋6を大引きCから逃げた位置に配設することができ
る。このため、浴室Aの有効面積を犠牲にすることな
く、十分な容量を持つ排水樋6を設置することができ
る。
【0059】一方、この実施形態では、防水パン4と下
枠22との間に間隙8を設けているため、防水パン(浴
室)4の納まりと下枠(3枚引き戸)2の納まりとを縁
切りすることができ、それぞれの施工性を向上させるこ
とができる。また、排水樋6を、防水パン4および下枠
22に支持するようにしているため、排水樋6に多量の
排水が貯留されても、その重みが下枠22に集中するこ
とがなく、3枚引き戸1の建付けが悪化するなどの支障
を生ずることがない。
【0060】さらにまた、操作部材77を回動させるこ
とにより、ブリッジプレート9および下枠アタッチメン
ト22aを、簡単に取り外すことができ、排水流路27
や排水樋6の、清掃を含むメンテナンス性を向上させる
ことができる。
【0061】次に、他の複数の実施形態について説明す
る。なお、以降の実施形態では、重複記載を省くため、
第1実施形態と異なる部分のみ、説明する。
【0062】図4および図5は、本発明の第2実施形態
を示している。この実施形態では、出入口に建具として
2枚の折戸本体81と枠体82とから成る折戸12が設
けられている。2枚の折戸本体81はヒンジ部材83で
連結されており、折戸12は、図示右側の折戸本体81
を中心にヒンジ部材83の部分で、両折戸本体81が浴
室A側に折り込まれるようにして、開閉される。下枠2
2は、第1実施形態と同様に、下枠アタッチメント22
aと下枠本体22bとで構成されている。
【0063】下枠アタッチメント22aは、スナップ部
85とこれに連なる第1脚片部86とで一体に形成され
ており、第1脚片部86の基部で下枠本体22bに係合
している。下枠本体22bは、露出部87と、露出部8
7に連なるシール片取付部88と、シール片取付部88
から排水樋6側に斜めに延びる緩斜板部89と、緩斜板
部89に連なる段差部90と、段差部90の基部から上
側に延びるレール片部91と、レール片部91から下枠
アタッチメント22aに向かって水平に延びる係合片部
92とで、一体に形成されている。
【0064】係合片部92の先端は、上記の第1脚片部
86の基部に下側から支持するように係合している。シ
ール片取付部88にはシール片93が取り付けられてお
り、シール片93の先端は閉塞状態における両折戸本体
81の下端部に、脱衣室B側から水密に接触している。
レール片部91には、図示左側の折戸本体81の左端部
が係合しており、このレール片部91により折戸12の
開閉がガイドされる。なお、この実施形態には、係合片
部92に複数の排水開口38が形成されると共に、シー
ル片取付部88とレール片部91との間の空間が排水開
口38となっている。また、レール片部91の下部には
複数個の水抜き孔47が形成され、さらに第1脚片部8
6には複数個の目皿部40が形成されている。
【0065】この第2実施形態では、下枠アタッチメン
ト22aが、下枠本体22bの防水パン4側に配設され
ており、折戸12を閉塞した状態で下枠アタッチメント
22aが取り外せるようになっている。すなわち、折戸
本体81を枠体82から外すことなく、ブリッジプレー
ト9と下枠アタッチメント22aとを、上記の操作部材
77を用いて取り外すことができ、これにより、排水樋
6の内部の清掃が可能になる。
【0066】図6および図7は、本発明の第3実施形態
を示している。この実施形態では、出入口に建具として
ドア本体101と枠体102とから成る浴室ドア13が
設けられている。ドア本体101の図示右端部には、内
外にレバー形式の一対のドアノブ103が取り付けられ
ている。また、ドア本体101の左端部に設けた下側の
ピンヒンジ104は、枠体102の縦枠23に固定した
支持部材105に取り付けられている。そして、下枠2
2は、下枠アタッチメント22aと下枠本体22bとで
構成されており、この場合の下枠アタッチメント22a
は、上記の支持部材105に干渉する部分が切り欠かれ
ている。
【0067】下枠アタッチメント22aは、スナップ部
107と、スナップ部107に連なる平板部108と、
平板部108から下側に延びる第1脚片部109および
第2脚片部110とで、一体に形成されている。下枠本
体22bは、露出部111と、露出部111に連なるシ
ール片接触部112と、排水樋6側に斜めに延びる緩斜
板部113と、緩斜板部113に連なる段差部114
と、段差部113の基部から上側に延びる突起部115
とで、一体に形成されている。
【0068】下枠アタッチメント22aは、第2脚片部
110の側面を下枠本体22bの突起部115に添設す
るようにして、下枠本体22bに係合している。一方、
ドア本体101の下端には浴室A側および脱衣室B側に
それぞれシール片116が取り付けられており、浴室A
側のシール片116はスナップ部107の基部に、脱衣
室B側のシール片116はシール片接触部112に、そ
れぞれ水密に接触している。そして、この場合には、平
板部108に複数の排水開口38が形成されると共に、
平板部108とシール片接触部112との間の空間が排
水開口38となっている。また、第2脚片部110の下
部には、複数個の水抜き用の切欠き部39が形成される
一方、突起部115では、排水がこれを乗り越えるよう
になっている。さらに、第1脚片部109には複数個の
目皿部40が形成されている。
【0069】この第3実施形態では、下枠アタッチメン
ト22aの支持部材105に干渉する部分が切り欠かれ
ているため、浴室ドア13を開放した状態で、下枠アタ
ッチメント22aが取り外せるようになっている。すな
わち、ドア本体101を枠体102から外すことなく、
ブリッジプレート9と下枠アタッチメント22aとを取
り外すことができ、これにより、排水樋6の内部の清掃
が可能になる。
【0070】図8および図9は、本発明の第4実施形態
を示している。この実施形態では、出入口に建具として
引き戸本体121と枠体122とから成る片引き戸14
が設けられている。この場合、見込み方向の脱衣室B側
に引き戸本体121が配設され、浴室A側に、開放した
引き戸本体121が納まる隔壁123が配設されてい
る。引き戸本体121の内外には、第1実施形態と同様
に、バリアフリーを考慮した大型のハンドル124が取
り付けられている。そして、下枠22は、下枠アタッチ
メント22aと下枠本体22bとで構成されており、こ
の場合の下枠アタッチメント22aは、隔壁123に連
なるように閉塞した引き戸本体121に対応する部分に
のみ配設されている。
【0071】下枠アタッチメント22aは、スナップ部
126と、スナップ部126に連なる平板部127と、
平板部127から下方に延びる第1脚片部128および
第2脚片部129とで、一体に形成されている。下枠本
体22bは、露出部130と、排水樋6側に斜めに延び
る緩斜板部131と、緩斜板部131に連なる段差部1
32と、段差部131から上方に延びるシール片取付部
133およびレール片部134とで、一体に形成されて
いる。
【0072】下枠アタッチメント22aは、平板部12
7の端部と第2脚片部129の上部とで、シール取付片
部133に係合している。また、シール片取付部133
にはシール片135が取り付けられ、シール片135は
防水パン4側から引き戸本体121の下端部に水密に接
触している。そして、シール片取付部133とレール片
部134との間の空間、およびレール片部134と露出
部130との間の空間が排水開口38となっている。ま
た、第2脚片部129の下部には、複数個の水抜き用の
切欠き部39が形成される一方、シール片取付部133
とレール片部134の下部には、複数個の水抜き孔47
がそれぞれ形成されている。さらに、第1脚片部128
には複数個の目皿部40が形成されている。
【0073】この第4実施形態でも、引き戸本体121
を枠体122から外すことなく、ブリッジプレート9と
下枠アタッチメント22aとを取り外すことができ、こ
れにより、排水樋6の内部の清掃が可能になる。
【0074】図10は、本発明の第5実施形態を示して
いる。この実施形態では、第1実施形態と同様に出入口
に3枚引き戸1が設けられている。この場合、下枠アタ
ッチメント22aにおいて、第1実施形態のスナップ部
34に代えて固定部141が設けられると共に、第1脚
片部35に代えてゴミ受け部材142が設けられてい
る。また、この固定部141に対応してブリッジプレー
ト9には、係止突起51に代えて一対の嵌合突起143
が形成されている。さらに、排水樋6も、第1ないし第
4実施形態と異なる形状を有している。
【0075】固定部141は、両内側面にブリッジプレ
ート9の嵌合突起143が係止される小突起を有して、
上向きの断面「コ」字状に形成されており、上側から補
強プレート69の折返し片部69aにねじ止めされてい
る。そして、この状態で固定部141には、ブリッジプ
レート9の嵌合突起143が、このねじを内含するよう
に嵌合している。ゴミ受け部材142は、下枠アタッチ
メント22aとは別体に形成され、下枠22からの排水
を受けるように補強プレート69上に載置されている。
この場合も、ゴミ受け部材142には、第1脚片部35
と同様に複数個の目皿部40が形成されている。排水樋
6は、脱衣室B側が補強プレート69を介して1番目の
リブ片4aに固定され、浴室A側が、その上縁部144
を外側に折曲げて、2番目のリブ片4bと3番目のリブ
片4cの間に当てがうと共に、下部から外側に延設した
屈曲片部145で3番目のリブ片4cに固定されてい
る。
【0076】図11は、本発明の第6実施形態を示して
いる。この実施形態では、第2実施形態と同様に出入口
に折戸12が設けられている。この場合も、下枠アタッ
チメント22aにおいて、第2実施形態のスナップ部8
5に代えて固定部141が設けられると共に、第1脚片
部86に代えてゴミ受け部材142が設けられている。
また、排水樋6は、第6実施形態の排水樋6と同様の形
態を有している。
【0077】図12は、本発明の第7実施形態を示して
いる。この実施形態では、第3実施形態と同様に出入口
に浴室ドア13が設けられている。この場合も、下枠ア
タッチメント22aにおいて、第3実施形態のスナップ
部107に代えて固定部141が設けられると共に、第
1脚片部109に代えてゴミ受け部材142が設けられ
ている。また、排水樋6は、第6実施形態の排水樋6と
同様の形態を有している。
【0078】図13は、本発明の第8実施形態を示して
いる。この実施形態では、第4実施形態と同様に出入口
に片引き戸14が設けられている。この場合も、下枠ア
タッチメント22aにおいて、第4実施形態のスナップ
部126に代えて固定部141が設けられると共に、第
1脚片部128に代えてゴミ受け部材142が設けられ
ている。また、排水樋6は、第6実施形態の排水樋6と
同様の形態を有している。
【0079】なお、以上の実施形態において、防水パン
と下枠との間にブリッジプレートを設けることなく、シ
ール材を介在させて、防水パンと下枠とを直接接合する
ようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明の浴室の排水構造に
よれば、浴槽からの多量の排水が流れ出ても、排水は排
水樋でいったん貯留されてから徐々に排水管に流れるた
め、浴室の建具廻りの排水を排水管に円滑に導くことが
できる。また、下枠に対し排水樋を、平行に且つ浴室床
側にオフセットさせて配設しているため、排水樋を構造
材から逃げた位置に配設することができ、浴室の有効面
積を犠牲にすることなく強固に支持することができる。
さらに、排水樋を浴室床に取り付けているため、建具の
建て付けが悪化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの横断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの横断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの横断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの縦断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る浴室の排水構を適
用した浴室出入口廻りの横断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る浴室の排水構を
適用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図11】本発明の第6実施形態に係る浴室の排水構を
適用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第7実施形態に係る浴室の排水構を
適用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図13】本発明の第8実施形態に係る浴室の排水構を
適用した浴室出入口廻りの拡大縦断面図である。
【図14】操作部材廻りの断面図である。
【図15】浴室出入口廻りの分解斜視図である。
【図16】小口キャップに対する縦枠のセット状態を示
す浴室出入口廻りの浴室出入口廻りの拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 3枚引き戸、2 引き戸本体、3 枠体、4 防水
パン、4a リブ片、6 排水樋、7 排水管、8 間
隙、9 ブリッジプレート、12 折戸、13浴室ド
ア、14 片引き戸、22 下枠、22a 下枠アタッ
チメント、22b 下枠本体、23 縦枠、23a 切
欠き溝、23b フック受け溝、27排水流路、34
スナップ部、35 第1脚片部、36 第2脚片部、3
8 排水開口、39 切欠き部、40 目皿部、43
凹部、46 支持片部、47水抜き孔、61 上部開放
部、62 小口キャップ、62b 係止片、62cフッ
ク部、65 上縁受け部、66 固定片部、67 水平
片部、69 補強プレート、72 第1シール部材、7
3 第2シール部材、74 第3シール部材、75 係
止ばね、77 操作部材、77c 押圧片部、A 浴
室、B 脱衣室、C 大引き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 聖彦 富山県下新川郡入善町入膳5482 (72)発明者 平野 清英 富山県魚津市新金屋1−9−22 (72)発明者 福田 健二 東京都板橋区板橋三丁目9番7号 日立 化成工業株式会社内 (72)発明者 中山 茂人 富山県富山市一本木1010番地 日立化成 ユニット株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 E06B 7/14

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具を設けた出入口を段差の無い床構造
    とし且つ浴室床を防水パンで構成した浴室の、出入口側
    に流れる前記防水パン上の排水を、排水管に連なる排水
    樋に導く浴室の排水構造において、 前記排水のうち、前記建具の建具本体と下枠との間に構
    成した止水ラインから脱衣室側に漏れた排水を、当該下
    枠に形成した排水開口から前記排水樋に導き、 前記下枠に対し前記排水樋を、前記防水パンの下側にお
    いて前記防水パン側にオフセットさせて配設すると共
    に、 間隙を存して対峙する前記防水パンと前記下枠との間に
    は、取り外し可能なブリッジプレートが前記間隙を閉塞
    するように掛け渡されていることを特徴とする浴室の排
    水構造。
  2. 【請求項2】 前記間隙は、前記防水パンの立上げ片を
    切り欠いた部分に構成されており、 前記排水樋は、この切り欠いた部分の下側に配設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の浴室の排水構
    造。
  3. 【請求項3】 前記排水樋は、前記防水パンおよび前記
    下枠に支持されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の浴室の排水構造。
  4. 【請求項4】 前記排水樋は、前記下枠からの排水を受
    ける上端開放部を有し、 前記上端開放部は、前記間隙の直下に位置していること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の浴室の排水
    構造。
  5. 【請求項5】 前記上端開放部を横断するように、当該
    上端開放部を構成する前記排水樋の前記下枠側の上縁部
    と前記防水パン側の上縁部との間には、補強部材が掛け
    渡されていることを特徴とする請求項4に記載の浴室の
    排水構造。
  6. 【請求項6】 前記上端開放部を構成する前記排水樋の
    前記下枠側の上縁部は、第1シール部材を介して当該下
    枠の下面に密着すると共に、先端部が先上がりに立ち上
    がっていることを特徴とする請求項4または5に記載の
    浴室の排水構造。
  7. 【請求項7】 前記防水パンは、前記下枠側の端部に下
    方に垂設したリブ部を有しており、 前記排水樋は、第2シール部材を介在した状態で前記リ
    ブ部に内側からねじ止めされる固定片部と、 当該固定片部の下側に連なり前記リブ部の下端面に下側
    から当接する水平片部とを有することを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載の浴室の排水構造。
  8. 【請求項8】 前記排水樋の両小口端には、当該両小口
    端を閉塞する一対のキャップ部材が水密に取り付けられ
    ており、 各キャップ部材の上面には前記建具の縦枠の下端が第3
    シール部材を介在させた状態で当接し、且つ当該第3シ
    ール部材の端部と前記第1シール部材の端部との相互
    間、および当該第3シール部材の端部と前記第2シール
    部材の端部との相互間が連続していることを特徴とする
    請求項7に記載の浴室の排水構造。
  9. 【請求項9】 前記下枠は、前記排水開口を形成した下
    枠アタッチメントと、当該下枠アタッチメントの下側に
    配設され前記排水開口から流下した排水の排水流路を有
    する下枠本体とから成り、 前記下枠アタッチメントは、見込み方向の一方の端部を
    前記下枠本体に係合すると共に、他方の端部を前記防水
    パン側に配設した係止ばねに着脱自在に係止されている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の
    浴室の排水構造。
  10. 【請求項10】 前記下枠本体の排水流路を横断して、
    前記下枠アタッチメントには前記下枠本体に当接すると
    共に複数の水抜き孔を有する脚片が形成され、当該脚片
    に隣接して前記下枠本体には前記下枠アタッチメントを
    支持すると共に複数の水抜き孔を有する支持片が形成さ
    れ、 前記脚片の各水抜き孔と前記支持片の各水抜き孔とは、
    前記排水流路を横断する方向に相互に位置ずれして配設
    されていることを特徴とする請求項9に記載の浴室の排
    水構造。
  11. 【請求項11】 前記支持片の各水抜き孔の底面が、前
    記排水流路の底面より高い位置に配設されていることを
    特徴とする請求項10に記載の浴室の排水構造。
  12. 【請求項12】 前記下枠アタッチメントの他方の端部
    には、上部を切り欠いた略円筒状のスナップ部が形成さ
    れ、且つ前記係止ばねは、断面略逆「Ω」字状に形成さ
    れており、 前記下枠アタッチメントは前記スナップ部の外周部で、
    前記係止ばねに嵌入して挟持・付勢され、内周部で前記
    ブリッジプレートを装着・保持していることを特徴とす
    る請求項9、10または11に記載の浴室の排水構造。
  13. 【請求項13】 前記ブリッジプレートの見付け方向の
    一部には、切欠き部が形成され、 当該切欠き部には、前記ブリッジプレートと面一となる
    非操作位置と斜め先上がりとなる操作位置との間で、前
    記スナップ部の内周部に回動自在に軸支された操作部材
    が設けられ、 前記操作部材には、非操作位置から操作位置への回動に
    伴って、前記係止ばねを押し開く押圧片が形成されてい
    ることを特徴とする請求項12に記載の浴室の排水構
    造。
  14. 【請求項14】 前記排水樋の両小口端には、当該両小
    口端を閉塞する一対のキャップ部材が水密に取り付けら
    れており、 前記各キャップ部材の上面には、前記建具の各縦枠の下
    端が当接した状態で、見込み方向に不動に係止される係
    止片と、見付け方向の外側から上方に抜止め状態で係止
    されるフック片とが形成され、 前記縦枠の下部には、前記係止片に係止される切欠き部
    と、前記フック片が係止されるフック受け溝とが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれ
    かに記載の浴室の排水構造。
  15. 【請求項15】 前記防水パンは、四周に立上げ片を有
    しており、 前記下枠は、前記立上げ片を切り欠いて形成した切欠き
    部分に臨んでいることを特徴とする請求項1に記載の浴
    室の排水構造。
  16. 【請求項16】 前記防水パンの下面には、前記切欠き
    部分の近傍に位置し且つ当該切欠き部分に平行に、リブ
    片が突出形成されていることを特徴とする請求項15に
    記載の浴室の排水構造。
  17. 【請求項17】 前記防水パンの下面には、前記リブ片
    を含んで複数のリブ片が格子状に突出形成されているこ
    とを特徴とする請求項16に記載の浴室の排水構造。
  18. 【請求項18】 前記立上げ片は、前記防水パンの床面
    からほぼ直角に立ち上がっていることを特徴とする請求
    項15、16または17に記載の浴室の排水構造。
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