JP2005090153A - 引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造 - Google Patents

引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造 Download PDF

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Abstract

【課題】引戸が走行自在に遊嵌される下枠の凹溝を密閉して平滑にするものである。
【解決手段】予め下枠5の凹溝11にその両端を固定して、該凹溝の開口部12に嵌合して密閉しているフープ13を、取付ローラー15及びガイドローラー19により引戸6を構成する下框9内を挿通させるものとすることで、引戸の走行に合わせて引戸の進行方向において該下枠の凹溝の開口部に嵌合するフープを離脱させつつ下框内に挿通させ、引戸の進行方向と逆方向では該下框内から送出されたフープを取付ローラーにより押勢して下枠の凹溝内の開口部に嵌合させて密閉することにより、下枠の凹溝に平滑な蓋体を設けることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、引戸を走行自在に遊嵌して取り付けてなる引戸構造物の、方形状枠をなす下枠の凹溝における蓋体構造に関するものである。
従来、店舗等の出入口に配設される自動扉や水平方向に開閉する横引シャッターは、方形状枠を構成する上下枠においては、自動扉や水平方向に開閉する横引シャッター等が左右水平方向に走行自在となるように、引戸を構成する引戸の上下框あるいは縦框の上下端を遊嵌してなる、引戸内則方向に開口部を有するC型断面凹溝が条設されている。
しかし、店舗等の出入口では、円滑且つ安全に店舗等内への立ち入りを可能とするように、該方形状枠を構成する下枠をも含めて床仕上面を同一面としてなるバリヤーフリー仕上げとするのが一般的である。このため、店舗等の出入口の方形状枠を構成する下枠に条設される凹溝は常時上側に開口するので、該下枠の凹溝内は微粒子状の砂や塵埃等が入り込み汚損され易い上、一旦該下枠の凹溝内に入り込んでしまった微粒子状の砂等は、凹溝自体の断面形状等が複雑であるので取り除くことが困難なものとなっている。更に、該下枠に条設される凹溝は常時上側に向かって開口しているので、女性のハイヒールの踵が凹溝内に不用意に嵌り込んで固定されると、足首を捻挫してしまう等の事故の原因となったり、該下枠の凹溝上方を車椅子の車輪が通過する際に大きな衝撃や振動を与え、車椅子使用者や車椅子介助者に大きな心理的又は肉体的不安を与えるものともなる。
一方、住宅のテラス窓に嵌め込まれる方形状枠を構成する上下枠では、該上下枠底面から数条のレールが一体に立設され、引違障子等が内装する戸車を介し該レールに対して走行自在に取り付けられている。しかしながら、上記店舗等の出入口における方形状枠を構成する下枠と同様に、該下枠に条設されるレール間に微粒子状の砂や塵埃等が入り込み汚損され易い上、その清掃が困難であるばかりでなく、直接風雨に晒されることが多く、該下枠には雨水が貯まり易いものとなっている。このため下枠の底面に立設されるレールに配設されるレール切除部からの排水が円滑に行われないと、室内に雨水が漏出して大きな被害を与えるおそれがある。又、該住宅のテラス窓に嵌め込まれる方形状枠を構成する上下枠には引違障子が取り付けられるので、必然的に下枠の幅が広くなるものである。このため、例えばサッシとして室内とウッドデッキとの間で使用された場合には、該下枠に対して歩行者の足裏や車椅子の車輪等が掛かると、その下枠の幅が大きいため歩行者の足裏や車椅子の車輪等と下枠のレールとの当接面積が大きく、大きな痛み、衝撃や振動を与えるおそれがある。
そのため、上・下枠の枠内側端面を平面仕上げとする、即ち上・下枠を中空断面のボックス型として、該上・下枠上端面にスリット状の凹溝を条設した上で、この凹溝に対して引違障子等が内装する戸車を係合させるとともに、引戸下框の垂直フランジを該下枠の凹溝に左右方向に走行自在となるように遊嵌させてなるものが提案されている。しかしながら、該下枠上端面に条設したスリット状の凹溝であっても、上側に向かって開口部を有しているので、従来のものと同様に微粒子状の砂や塵埃又は雨水の浸入を防ぐことは困難であり、その断面形状が複雑であることから、一旦侵入してしまった微粒子状の砂や塵埃又は雨水の排除は非常に困難であること、又、歩行者の怪我の原因となったりすること等、何らその欠点は従来のものと変わらないものである。
実開昭54−43142号公報 特許第3233921号公報
そこでこの発明が解決しようとする問題点は、店舗等の出入口に配設される自動扉や水平方向に開閉する横引シャッターが取り付けられる方形状枠を構成する下枠や、住宅のテラス窓に嵌め込まれる方形状枠を構成する下枠における凹溝が、常時上側に向かって開口しているため、凹溝内に微粒子状の砂や塵埃が侵入し易く、又、一旦侵入した微粒子状の砂や塵埃の排除が困難であると共に、該凹溝が歩行者の怪我の原因となったり、歩行者や車椅子使用者に対して直接苦痛や衝撃、振動を与えてしまうことである。
そこで、この発明は、下枠の凹溝に存する開口部に嵌合して蓋体となるフープが、引戸の縦框下端部より出没自在となるとともに、少なくともその一端を前記下枠の凹溝の一方端部に固定することにより、引戸の走行に伴って、該引戸進行方向に存する下枠の凹溝の開口部に嵌合するフープを凹溝より離脱させるとともに同進行方向側の縦框内に没入させ、同時に、進行方向とは逆側に存する下枠の凹溝の開口部に、同進行方向とは逆側の縦框より送出されるフープを嵌合させて、該凹溝の開口部に対して蓋体となるフープを嵌脱自在としてなるものである。又、更に、フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に設けられた段差部に嵌脱自在としてなるものである。
又、あるいは、下枠の凹溝に存する開口部に摺動自在に遊嵌して蓋体となるフープが、その一端をその一端を引戸の縦框下端部あるいはそれに近接する下框下端部に固定するとともに、そのフープの一端を固定した側の縦框と対向する縦枠に枠内側を向けて形成された収納ポケットに、該縦枠下端部に設けられたコーナーガイドに案内されて、フープの他端側を自由端として収納することにより、引戸の走行に伴って、該引戸進行方向に存する下枠の凹溝の開口部に条設されるスリットに遊嵌されるフープを、該引戸進行方向の縦枠内へコーナーガイドにより屈曲させながら押勢、スライドさせて没入、収納し、同時に進行方向とは逆側に存する下枠の凹溝の開口部に条設されるスリット内に、同進行方向とは逆側の縦枠の収納ポケット内より送出されるフープをコーナーガイドにより屈曲させながら引出し、スライドさせて、該凹溝の開口部に対して蓋体となるフープをスライド自在としてなるものである。
この発明の下枠の凹溝における蓋体構造は、下枠に条設される凹溝の内、引戸が存在しないことで露出されることとなる凹溝の開口部に、引戸の走行に伴ってフープが蓋体となって嵌合あるいはスライドして密閉するものであるので、微粒子状の砂、塵埃、雨水等の侵入による汚損や漏水を防止でき、更に凹溝開口部の段差部にフープが嵌合あるいはスライドすることで、凹溝開口部の表面が平滑になるので、該凹溝が事故の原因となる他、歩行者や車椅子使用者に対して大きな苦痛や衝撃、振動を与える原因となることを防止でき、より一層のバリヤフリー化に対して貢献することができる。
微粒子状の砂、塵埃、雨水等の侵入による汚損や漏水の他、事故あるいは歩行者や車椅子使用者に対して大きな苦痛や衝撃、振動を与える原因となる下枠の凹溝の開口部を、簡単且つ効果的に密閉し、更にはその表面を平滑なものとすることを実現した。
図1は、この発明の第1実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造を具える引戸開口部(1)であって、この発明の第1実施例を具える引戸開口部(1)は、左右の縦枠(3a)(3b)と該縦枠(3a)(3b)の上端部(3a’)(3b’)及び下端部(3a”)(3b”)を各々連結する上枠(4)及び下枠(5)からなる方形状枠(2)と、左右の縦框(7a)(7b)と該縦框(7a)(7b)の上端部(7a’)(7b’)及び下端部(7a”)(7b”)を各々連結する上框(8)及び中空である下框(9)からなり、この上下左右框(8)(9)(7a)(7b)内にガラス板等(10)を保持する戸板状の引戸(6)から構成される。
そして、該方形状枠(2)をなす上下枠(4)(5)には凹溝(11)が単数又は複数条設され、その各凹溝(11)の開口部(12)において、先端に傾斜面(12c)を有するリップ(12b)が互いに対向して、上下枠(4)(5)表面に対して0.5乃至1.0mm下がった段差部(12a)を形成するよう、一体に形成される。一方、該引戸(6)は、下框(9)に設けられた垂直フランジが凹溝(11)に係合するとともに、戸車(22)を介して方形状枠(2)をなす上下枠(4)(5)の凹溝(11)間に、リップ(12b)の傾斜面(12c)に支承されつつ走行自在に遊嵌されている。更に、引戸(6)をなす下框(9)両端部内部には、フープ(13)を案内するガイドローラー(14)が、後述する縦框(7a)(7b)の下端部に設けられる取付ローラー(15)の引戸(6)内側斜め上方に位置するよう、ローラーブラケット(20)を介して付設されると共に、縦框(7a)(7b)下端部には、スプリング(17)と共に内装されるプッシャー(18)に軸着されてなる取付ローラー(15)を付設したローラブラケット(16)が一体に取り付けられる。また、フープ(13)は扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレスもしくは合成樹脂製であって、下枠(5)内の凹溝(11)の開口部(12)に設けられている段差部(12a)に、上方に湾曲しつつ嵌合し、凹溝(11)の開口部(12)を密閉しうる蓋体となっている。そして、フープ(13)の中間部は引戸(6)を構成する縦框(7a)下端部に設けられた取付ローラー(15)及び該縦框(7a)側の下框(9)端部に設けられたガイドローラー(14)に掛け渡された上、中空である下框(9)内部を貫通し、下框(9)の他端部のガイドローラー(14)及び同側の縦框(7b)に設けられた取付ローラー(15)に掛け渡されるとともに、その両端を下枠(5)の凹溝(11)の両端部に固定されている。
なお、下枠(5)においては、凹溝の開口部(12)より微粒子状の砂や塵埃、及び雨水が凹溝(11)内に浸入してしまっても、清掃により外部へ排出することができるように凹溝(11)と外部とを連通する排水孔(19)(21)が設置されている。
この発明の第1実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造は以上の構成を具えるので、引戸開口部(1)を構成する方形状枠(2)をなす下枠(5)に条設される凹溝(11)において、該方形状枠(2)をなす上下枠(4)(5)の凹溝(11)間に走行自在に遊嵌される引戸(6)を走行(図1において左方向へ走行)させると、まず引戸(6)の進行方向においては、下枠(5)の凹溝(11)の開口部(12)に存する段差部(12a)に嵌合していたフープ(13)が、その嵌合する凹溝(11)から離脱して、引戸(6)をなす縦框(7a)下端部に付設された取付ローラー(15)を介して縦框(7a)内に没入される。一方、その縦框(7a)内に没入したフープ(13)は、同側のガイドローラー(14)に案内されて下框(9)内を貫通し、更に、他端側のガイドローラー(14)に案内されて、その同側の縦框(7b)下端部に付設された取付ローラー(15)を介して縦框(7b)外部へ送出されるので、同時に、引戸(6)の進行方向とは逆方向(即ち、図1における縦框(7b)の後方)においては、引戸(6)の進行方向より縦框(7a)内に没入したフープ(13)が再びガイドローラー(14)及び取付ローラー(15)に案内されつつ縦框(7b)外に送出され、該取付ローラー(15)の押圧により、下枠(5)の凹溝(11)の開口部(12)に存する段差部(12a)に嵌合されて行くこととなる。従って、引戸(6)が走行する下枠(5)の凹溝(11)の内、引戸(6)が存在しない部分での凹溝(11)においては、常にフープ(13)による蓋体が嵌合して該凹溝(11)の開口部(12)を密閉することとなる。この結果、該下枠(5)の凹溝(11)内には最小限の微粒子状の砂や塵埃、及び雨水しか侵入せず、汚損や雨水漏出の危険性が著しく低下する。更に、フープ(13)が下枠(5)の凹溝(11)の開口部(12)に存する段差部(12a)に嵌合することから、その嵌合したフープ(13)の上面は、下枠(5)表面と略同一の高さとなって、下枠(5)の凹溝(11)がもたらす床面に対する段差を解消するので、引戸(6)が存在しない部分での下枠(5)の凹溝(11)の開口部(12)に、常にフープ(13)によって蓋をすることで、歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くすだけでなく、下枠(5)表面を平滑にすることによって、なお一層歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くし、苦痛や衝撃、振動を与えることがなくなって安全なものとすることができる。尚、フープ(13)は前記のようなステンレス製もしくは合成樹脂製で、コンベックス断面形状とすることで、凹溝(11)に対する蓋体とした際に、凹溝(11)の開口部(12)に嵌合し易い上、薄くとも十分な強度を得ることができる。
図5は、この発明の第2実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造を具える引戸開口部(23)であって、この発明の第2実施例を具える引戸開口部(23)は、左右の縦枠(25a)(25b)と該縦枠(25a)(25b)の上端部(25a’)(25b’)及び下端部(25a”)(25b”)を各々連結する上枠(26)及び下枠(27)からなる方形状枠(24)と、左右の中空の縦框(29a)(29b)と該縦框(29a)(29b)の上端部(29a’)(29b’)及び下端部(29a”)(29b”)を各々連結する上框(30)及び下框(31)からなり、この上下左右框(30)(31)(29a)(29b)内にガラス板等(32)を保持する戸板状の引戸(28)から構成される。
そして、該方形状枠(24)をなす上下枠(26)(27)は、前記実施例1における上下枠(4)(5)と同一の構造を有し、その凹溝(33)の開口部(34)において、先端に傾斜面を有するリップが互いに対向して段差部を形成するよう、一体に形成される。一方、引戸(28)は、実施例1と同様に下框(31)に設けられた垂直フランジが凹溝(33)に係合するとともに、戸車(22)を介して該方形状枠(24)をなす上下枠(26)(27)の凹溝(33)間に走行自在に遊嵌されている。更に、該引戸(28)をなす両縦框(29a)(29b)下端部には、スプリング(17)と共に内装されるプッシャー(18)に軸着されてなる取付ローラー(15)を付設したローラブラケット(16)がそれぞれ一体に取り付けられ、更にその引戸内側位置には、各取付ローラー(15)と各縦框(29a)(29b)内部の中空部(29A)(29B)間のフープ(35)の移動を案内する案内壁(36)がそれぞれ設けられる。又、フープ(35)も実施例1と同様に、扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレスもしくは合成樹脂製であって、下枠(27)の凹溝(33)の開口部(34)に存する段差部に、上方に湾曲しつつ嵌合し、凹溝(33)の開口部(34)を密閉しうる蓋体となっている。ただ、特にこの発明の第2実施例においては、フープ(35)は1個の引戸(28)を有する1本の凹溝(33)につき、2本使用される。即ち、1本のフープ(35)はその一端を、下枠(27)に存する凹溝(33)の一方の縦枠(25a)側の端部に固定し、他端側は縦框(29a)の取付ローラー(15)を介して案内壁(36)に案内され、縦框(29a)内部の中空部(29A)に収納されるも、自由端とされる。又、もう1本のフープ(35)は同様にその一端を、下枠(27)に存する凹溝(33)の他方の縦枠(25b)側の端部に固定し、他端側は縦框(29b)の取付ローラー(15)を介して案内壁(36)に案内され、縦框(29b)内部の中空部(29B)に収納されるも、自由端とされる。
なお、下枠(27)においては、この発明の第1実施例で述べたように、凹溝(33)の開口部(34)より微粒子状の砂や塵埃、及び雨水が凹溝(33)内に浸入してしまっても、清掃により外部へ排出することができるように凹溝(33)と外部とを連通する排水孔が設置されている。
この発明の第2実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造は以上の構成を具えるので、引戸開口部(23)を構成する方形状枠(24)をなす下枠(27)に条設される凹溝(33)において、該方形状枠(24)をなす上下枠(26)(27)の凹溝(33)間に走行自在に遊嵌される引戸(28)を走行(図5において左方向へ走行)させると、まず引戸(28)の進行方向においては、下枠(27)の凹溝(33)の開口部(34)に存する段差部に嵌合しているフープ(35)は、その嵌合する凹溝(33)から離脱して、引戸(28)をなす縦框(29a)下端部に付設された取付ローラー(15)を介して、更に案内壁(36)に案内されて縦框(29a)内の中空部(29A)に、その自由端を上昇させつつ収納される。一方、同時に、引戸(28)の進行方向とは逆方向(即ち、図5における縦框(29b)の後方)においては、引戸(28)の進行に伴い、縦框(29b)内に収納されていたフープ(35)が、その自由端を下降させつつ案内壁(36)に案内され、更に、取付ローラー(15)を介して縦框(29b)外に送出され、該取付ローラー(15)の押圧により、下枠(27)の凹溝(33)の開口部(34)に存する段差部に嵌合されて行くこととなる。従って、引戸(28)が走行する下枠(27)の凹溝(33)の内、引戸(28)が存在しない部分での凹溝(33)においては、常にフープ(35)による蓋体が嵌合して、該凹溝(33)の開口部(34)を密閉することとなる。この結果、該下枠(27)の凹溝(33)内には最小限の微粒子状の砂や塵埃、及び雨水しか侵入せず、汚損や雨水漏出の危険性が著しく低下する。更に、フープ(35)が下枠(27)の凹溝(33)の開口部(34)に存する段差部に嵌合することから、その嵌合したフープ(35)の上面は、下枠(27)表面と略同一の高さとなって、下枠(27)の凹溝(33)がもたらす床面に対する段差を解消するので、引戸(28)が存在しない部分での下枠(27)の凹溝(33)の開口部(34)に、常にフープ(35)によって蓋をすることで、歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くすだけでなく、下枠(27)表面を平滑にすることによって、なお一層歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くし、苦痛や衝撃、振動を与えることがなくなって安全なものとすることができる。尚、フープ(35)は前記のようなステンレス製もしくは合成樹脂製で、コンベックス断面形状とすることで、凹溝(33)に対する蓋体とした際に、凹溝(33)の開口部(34)に嵌合し易い上、薄くとも十分な強度が得られるとともに、縦框(29a)(29b)内部において、フープ(35)の座屈が生ずることを防止することができる。
図7は、この発明の第3実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造を具える引戸開口部(37)であって、この発明の第3実施例を具える引戸開口部(37)は、互いに対向する収納縦枠(39a)と通常縦枠(39b)及び該縦枠(39a)(39b)の各上端部(39a’)(39b’)及び下端部(39a”)(39b”)を各々連結する上枠(40)及び下枠(41)からなる方形状枠(38)と、この上下枠(40)(41)間を左右方向に移動自在となる中空の移動縦框(42)のスライドに伴って引出自在となるように収納縦枠(39a)内に収納され、該移動縦框(42)に対して複数のシャッタースラット(44)を連結して形成されるシャッター状引戸(43)から構成される。
そして、該方形状枠(38)を構成する上下枠(40)(41)は、前記実施例1における上下枠(4)(5)と同一の構造を有し、凹溝(45)が条設され、その開口部(46)において、先端に傾斜面を有するリップが互いに対向して段差部を形成するよう、一体に形成されている。一方、該シャッター状引戸(43)の移動縦框(42)は、戸車及び垂直フランジを介して該上下枠(40)(41)の凹溝(45)間に走行自在に遊嵌されるとともに、通常縦枠(39b)に対して係合自在となっている。更に、該シャッター状引戸(43)をなす移動縦框(42)下端部には、実施例1と同様にスプリングと共に内装されるプッシャーに軸着されてなる取付ローラー(15)を付設したローラブラケットが一体に取り付けられ、又、移動縦框(42)上端部にはガイドローラー(19)が設けられている。又、フープ(47)は実施例1と同様に、扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレスもしくは合成樹脂製であって、下枠(41)の凹溝(45)の開口部(46)に存する段差部に、上方に湾曲しつつ嵌合し、凹溝(45)の開口部(46)を密閉しうる蓋体となっている。そして、フープ(47)はその一端を、下枠(41)に存する凹溝(45)の通常縦枠(39b)側の端部に固定され、前記移動縦框(42)下端部に付設された取付ローラー(15)及び、上端部に付設されたガイドローラー(19)を介して、上枠(40)に存する凹溝の収納縦枠(39a)側の端部に他端が固定される。
なお、下枠(41)においては、この発明の第1実施例で述べたように、凹溝(45)の開口部(46)より微粒子状の砂や塵埃、及び雨水が凹溝(45)内に浸入してしまっても、清掃により外部へ排出することができるように凹溝(45)と外部とを連通する排水孔が設置されているものである。
この発明の第3実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造は以上の構成を具えるので、引戸開口部(37)を構成する方形状枠(38)をなす下枠(41)に条設される凹溝(45)において、該方形状枠(38)をなす上下枠(40)(41)の凹溝(45)間に走行自在に遊嵌される移動縦框(42)を、シャッター状引戸(43)を張設するために走行させると、該移動縦框(42)の走行と共に、シャッタースラット(44)を巻回して収納する収納縦枠(39a)から順次シャッタースラット(44)が送出されてシャッター状引戸(43)を形成するものである。そして、該移動縦框(42)の進行方向においては、移動縦框(42)が遊嵌される下枠(41)の、凹溝(45)の開口部(46)に存する段差部に嵌合していたフープ(47)が、該移動縦框(42)に付設される取付ローラー(15)を介して、嵌合する下枠(41)の凹溝(45)の開口部(46)から離脱して該中空の移動縦框(42)内に没入して行く。
また、既に方形状枠(38)内に張設されたシャッター状引戸(43)を開放しようとする場合は、該上下枠(40)(41)に条設される凹溝(45)に走行自在に遊嵌されている移動縦框(42)を、方形状枠(38)をなす収納縦枠(39a)方向に走行させることにより、シャッター状引戸(43)を形成する複数のシャッタースラット(44)は該収納縦枠(39a)内に巻回されつつ収納されていくものである。そして、該移動縦框(42)の走行に合わせて、該方形状枠(38)の下枠(41)の凹溝(45)に対して、移動縦框(42)内より取付ローラー(15)を介してフープ(47)が送出され、該取付ローラー(15)の押圧により、下枠(41)の凹溝(45)の開口部(46)に存する段差部に嵌合されて行くこととなる。この結果、該下枠(41)の凹溝(45)内には最小限の微粒子状の砂や塵埃、及び雨水しか侵入せず、汚損や雨水漏出の危険性が著しく低下する。更に、フープ(47)が下枠(41)の凹溝(45)の開口部(46)に存する段差部に嵌合することから、その嵌合したフープ(47)の上面は、下枠(41)表面と略同一の高さとなって、下枠(41)の凹溝(45)がもたらす床面に対する段差を解消するので、シャッター状引戸(43)が存在しない部分での下枠(41)の凹溝(45)の開口部(46)に、常にフープ(42)によって蓋をすることで、歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くすだけでなく、下枠(41)表面を平滑にすることによって、なお一層歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くし、苦痛や衝撃、振動を与えることがなくなって安全なものとすることができる。尚、フープ(47)は前記のようなステンレス製もしくは合成樹脂製で、コンベックス断面形状とすることで、凹溝(45)に対する蓋体とした際に、凹溝(45)の開口部(46)に嵌合し易い上、薄くとも十分な強度を得ることができる。
尚、本実施例における上下枠(40)(41)の構造は、本実施例に示した構成に替えて、後述する実施例4における上下枠の構成と同一にするとともに、移動縦框(42)の下端部に突出するガイド片を設けるものとしてもよい。
図8は、この発明の第4実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造を具える引戸開口部(48)であって、この発明の第4実施例を具える引戸開口部(48)も、床面(59)との面一化を図りバリヤフリー化を意識したものであって、互いに対向する収納縦枠(50a)と通常縦枠(50b)と該縦枠(50a)(50b)の各上端部(50a’)(50b’)及び下端部(50a”)(50b”)を各々連結する上枠(51)及び下枠(52)からなる方形状枠(49)と、該上下枠(51)(52)間を左右方向に移動自在となる中空の移動縦框(53)のスライドに伴って引出自在となるように収納縦枠(50a)内に収納され、該移動縦框(53)に対して複数のシャッタースラット(55)を連結して形成されるシャッター状引戸(54)から構成される。
そして、該方形状枠(49)をなす上下枠(51)(52)にはそれぞれ凹溝(56)が条設されると共に、該凹溝(56)内には0.5乃至1mm程度の僅かな段差部(56b)を形成しつつインナーレール(56a)が挿嵌されている。一方、該シャッター状引戸(54)の移動縦框(53)は、その下端部に戸車(22)とは別に、下枠(52)の凹溝(56)内に挿嵌されるインナーレール(56a)内に係合するガイド片(62)を有し、その戸車(22)とガイド片(62)とにより上下枠(51)(52)の凹溝(56)間に遊嵌して走行自在とするものである。又、移動縦框(53)は通常縦枠(50b)に対して係合自在となっている。更に、移動縦框(53)下端部には、実施例1と同様にスプリングと共に内装されるプッシャーに軸着されてなる取付ローラー(15)を付設したローラブラケットが一体に取り付けられ、その取付ローラー(15)の内側には案内壁(60)が設けられて、取付ローラー(15)と案内壁(60)間はスリット(61)となって、移動縦框(53)内部の中空部(53A)に連通している。又、フープ(58)は他の実施例と同様に、扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレスもしくは合成樹脂製であって、下枠(52)の凹溝(56)の開口部(57)に存する段差部(56b)に、上方に湾曲しつつ嵌合し、凹溝(56)の開口部(57)を密閉しうる蓋体となっている。そして、該フープ(58)はその一端を、下枠(52)に存する凹溝(56)の通常縦枠(50b)側の端部に固定され、他端側は移動縦框(53)の取付ローラー(15)を介して案内壁(60)に案内され、スリット(61)を通過して移動縦框(53)内部の中空部(53A)に収納される。そしてその収納されたフープ(58)は、中空部(53A)内において逆U字形状に屈曲され、その先端が中空部(53A)内の下端で固定される。なお、下枠(52)においては、この発明の第1実施例で述べたように、凹溝(56)の開口部(57)より微粒子状の砂や塵埃、及び雨水が凹溝(56)内に浸入してしまっても、清掃により外部へ排出することができるように凹溝(56)と外部とを連通する排水孔が設置されているものである。
尚、本実施例におけるフープ(58)の配設仕様は、実施例2に記載した引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造においても使用しうるものである。
この発明の第4実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造は以上の構成を具えるので、引戸開口部(48)を構成する方形状枠(49)をなす下枠(52)に条設される凹溝(56)において、該方形状枠(49)をなす上下枠(51)(52)の凹溝(56)間に走行自在に遊嵌される移動縦框(53)を、シャッター状引戸(54)を張設するために走行させると、該移動縦框(53)の走行と共に、シャッタースラット(55)を巻回して収納する収納縦枠(50a)から順次シャッタースラット(55)が送出されてシャッター状引戸(54)を形成するものである。そして、該移動縦框(53)の進行方向においては、移動縦框(53)が遊嵌される下枠(52)の、凹溝(56)の開口部(57)に存する段差部(56b)に嵌合していたフープ(58)が、該移動縦框(53)に付設される取付ローラー(15)を介して、嵌合する下枠(52)の凹溝(56)の開口部(57)から離脱して、更に、案内壁(60)に案内されてスリット(61)を通過して移動縦框(53)内部の中空部(53A)に、逆U字形状を描くようにその頂点(58’)を高くしつつ収納されることとなる。
また、既に方形状枠(49)内に張設されたシャッター状引戸(54)を開放しようとする場合は、該上下枠(51)(52)に条設される凹溝(56)に走行自在に遊嵌されている移動縦框(53)を、方形状枠(49)をなす収納縦枠(50a)方向に走行させることにより、シャッター状引戸(54)を形成する複数のシャッタースラット(55)は該収納縦枠(50a)内に巻回されつつ収納されていくものである。そして、該移動縦框(53)の走行に合わせて、該方形状枠(49)の下枠(52)の凹溝(56)に対して、移動縦框(53)内より取付ローラー(15)を介してフープ(58)がその頂点(58’)を低くしつつ送出され、該取付ローラー(15)の押圧により、下枠(52)の凹溝(56)の開口部(57)に存する段差部(56b)に嵌合されて行くこととなる。この結果、該下枠(52)の凹溝(56)内には最小限の微粒子状の砂や塵埃、及び雨水しか侵入せず、汚損や雨水漏出の危険性が著しく低下する。更に、フープ(58)が下枠(52)の凹溝(56)の開口部(57)に存する段差部(56b)に嵌合することから、その嵌合したフープ(58)の上面は、下枠(52)表面と略同一の高さとなって、下枠(52)の凹溝(56)がもたらす床面(59)に対する段差を解消するので、シャッター状引戸(54)が存在しない部分での下枠(52)の凹溝(56)の開口部(57)に、常にフープ(58)によって蓋をすることで、歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くすだけでなく、下枠(52)表面を平滑にすることによって、なお一層歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くし、苦痛や衝撃、振動を与えることがなくなって安全なものとすることができる。尚、フープ(58)は前記のようなステンレス製もしくは合成樹脂製で、コンベックス断面形状とすることで、凹溝(56)に対する蓋体とした際に、凹溝(56)の開口部(57)に嵌合し易い上、薄くとも十分な強度が得られるとともに、移動縦框(53)内部において、フープ(58)の座屈が生ずることを防止することができる。
図12は、この発明の第5実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造を具える引戸開口部(63)であって、この発明の第5実施例を具える引戸開口部(63)は、左右の縦枠(65a)(65b)と該縦枠(65a)(65b)の上端部(65a’)(65b’)及び下端部(65a”)(65b”)を各々連結する上枠(66)及び下枠(67)からなる方形状枠(64)と、左右の縦框(69a)(69b)と該縦框(69a)(69b)の上端部(69a’)(69b’)及び下端部(69a”)(69b”)を各々連結する上框(70)及び下框(71)からなり、この上下左右框(70)(71)(69a)(69b)内にガラス板等(72)を保持する戸板状の引戸(68)から構成される。
そして、該方形状枠(64)をなす上下枠(66)(67)は、前記実施例1における上下枠(4)(5)と基本的には同一の構造を有し、その凹溝(73)の開口部(74)において、先端に傾斜面を有するリップ(75)が互いに対向して配設される。ただ、該リップ(75)上部において、開口部(74)に沿って対向する凹陥部(77)からなる一対のスリット(76)が一体に条設される。一方、引戸(68)は、実施例1と同様に下框(71)に設けられた垂直フランジが凹溝(73)に係合するとともに、戸車(78)を介して該方形状枠(64)をなす上下枠(66)(67)の凹溝(73)間に、リップ(75)の傾斜面に支承されつつ走行自在に遊嵌されている。
更に、下枠(67)の凹溝(73)に存する開口部(74)に沿って条設される該一対のスリット(76)内に対してスライド自在に遊嵌されて蓋体となる各フープ(79a)(79b)が、該方形状枠(64)の左右の縦枠(65a)(65b)の枠内側に一体に形成されて、枠内側へ向けて開口したリップ(80a’)(80b’)付きC型断面形状の収納ポケット(80a)(80b)内より、その下端部に取り付けられたコーナーガイド(81a)(81b)により案内されて該スリット(76)内へ出没自在となるとともに、その一端を引戸(68)の縦框(69a)(69b)の下端部(69a’)(69b’)に取付ブラケット(82a)(82b)を介して固定し、他端を該方形状枠(64)を構成する両縦枠(65a)(65b)の収納ポケット(80a)(80b)内において自由端としてなるものである。又、フープ(79a)(79b)も実施例1と同様に、扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレスもしくは合成樹脂製であって、下枠(67)の凹溝(73)の開口部(74)に存する一対のスリット(76)に、上方に湾曲しつつ遊嵌し、凹溝(73)の開口部(74)を密閉しうる蓋体となっている。ただ、この発明の第5実施例においも第2実施例と同様に、フープ(79a)(79b)は1個の引戸(68)に設けられる1本の凹溝(73)につき、2本使用されるものである。即ち、1本のフープ(79a)はその一端を、引戸(68)の左方の縦框(69a)に取付ブラケット(82a)を介して固定し、他端側は方形状枠(64)の左の縦枠(65a)の下端部のコーナーガイド(81a)に案内されて、該縦枠(65a)に一体に形成される収納ポケット(80a)内に収納されるものの、その先端は自由端とされる。又、もう1本のフープ(79b)は同様にその一端を、引戸(68)の右の縦框(69b)に取付ブラケット(82b)を介して固定し、他端側は方形状枠(64)の右の縦枠(65b)の下端部のコーナーガイド(81b)に案内されて、該縦枠(65b)に一体に形成される収納ポケット(80b)内に収納されるものの、同様にその先端は自由端とされるものである。
なお、上記第5実施例において、引戸(68)の左右の縦框(69a)(69b)に取付ブラケット(82a)(82b)を介してその一端を固定するフープ(79a)(79b)の他端側は、方形状枠(64)の左右の縦枠(65a)(65b)の下端部のコーナーガイド(81a)(81b)に案内されて、該縦枠に一体に形成された収納ポケット(80a)(80b)に収納されるものの、その先端は自由端としているので、何らかの原因でフープ(79a)(79b)が引張されると、フープ(79a)(79b)が収納されている縦枠(65a)(65b)の収納ポケット(80a)(80b)から抜出してしまうおそれがあるので、該縦枠(65a)(65b)の収納ポケット(80a)(80b)に収納されるフープ(79a)(79b)の長さを十分を確保しておく方がよい。
そして、該方形状枠(64)を構成する下枠(67)においては、この発明の第1実施例乃至第2実施例で述べたように、凹溝(73)の開口部(74)より粒子状の砂や塵埃、及び雨水が凹溝(73)内に浸入してしまっても、清掃により外部に排出することができるように凹溝(73)と外部とを連通する排水孔が設置されている。
この発明の第5実施例である引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造は以上の構成を具えるので、引戸開口部(63)を構成する方形状枠(64)をなす下枠(67)に条設される凹溝(73)において、該方形状枠(64)をなす上下枠(66)(67)の凹溝(73)間に走行自在に遊嵌される引戸(68)を走行させると、まず引戸(68)の進行方向においては、下枠(67)の凹溝(73)の開口部(74)に沿って対向する凹陥部(77)からなるスリット(76)内にスライド自在に遊嵌されているフープ(79b)は、該引戸(68)の進行側の縦框(69b)の下端に取付ブラケット(82b)を介して固定されていることで、該引戸(68)の走行に併せてスライドするものである。その結果、スリット(76)内をスライドするフープ(79b)の他端は、方形状枠(64)の右の縦枠(65b)の下端部のコーナーガイド(81b)によって屈曲しながら案内されて、該方形状枠(64)を構成する縦枠(65b)の枠内側面に一体に形成されるリップ(80b’)付きC型断面形状の収納ポケット(80b)内に収納されることとなる。
一方、同時に、引戸(68)の進行方向とは逆方向においては、フープ(79a)が縦框(69a)の下端に取付ブラレット(82a)を介して固定されていることから、引戸(68)の進行に伴い、該方形状枠(64)を構成する縦枠(65a)の内部に一体に形成されているリップ(80a’)付きC型断面形状の収納ポケット(80a)に収納されていたフープ(79a)が、その自由端を下降させつつ方形状枠(64)の左の縦枠(65a)の下端部のコーナーガイド(81a)によって屈曲しながら下枠(67)の凹溝(73)の開口部(74)に沿って対向する凹陥部(77)からなるスリット(76)内へ案内されるようスライドしていくものである。
従って、引戸(68)が走行する下枠(67)の凹溝(73)のうち、引戸(68)が存在しない部分での凹溝(73)においては、常にフープ(79a)(79b)による蓋体が存在して、該凹溝(73)の開口部(74)を密閉することとなる。この結果、該下枠(67)の凹溝(73)内には最小限の微粒子状の砂や塵埃、及び雨水しか浸入せず、汚損や雨水漏出の危険性が著しく低下する。更に、フープ(79a)(79b)が下枠(67)の凹溝(73)の開口部(74)に存するスリット(76)に遊嵌するものであるから、その遊嵌したフープ(79a)(79b)の上面は、下枠(67)の表面と略同一の高さとなって、下枠(67)の凹溝(73)がもたらすこととなる床面に対する段差を解消することとなる。つまり、引戸(68)の存在しない部分での下枠(67)の凹溝(73)の開口部(74)に、常にフープ(79a)(79b)によって蓋をすることで、歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因をなくすだけでなく、下枠(67)表面を平滑にすることによって、なお一層歩行者や車椅子使用者に対する事故の原因を無くし、苦痛や衝撃、振動を与えることが無くなって安全なものとすることができる。
なお、フープ(79a)(79b)は前記のようなステンレス製もしくは合成樹脂製で、コンベックス断面形状とすることで、凹溝(73)の開口部(74)のスリット(76)に遊嵌しやすい上、薄くとも十分な強度が得られるので、引戸(68)の走行にあわせて下枠(67)の凹溝(73)のスリット(76)内に遊嵌されるフープ(79a)(79b)を押勢、スライドさせる際に、この引戸(68)の走行による押勢によって、該フープ(79a)(79b)がスリット(76)より離脱するとともに浮上し、更には座掘してしまうことを防止できるものである。
店舗等の出入口に配設される自動扉や水平方向に開閉する横引シャッター、サッシのみならず、引戸による開閉構造を有するものであって、引戸の開閉に使用される凹溝により段差が生じてしまうような、あらゆる場所にも適用できる。
この発明の第1実施例を具える引戸開口部の概念図である。 この発明の第1実施例を具える引戸開口部の要部拡大断面図である。 この発明の第1実施例を具える引戸開口部における下枠の拡大断面図である。 この発明の第1実施例を具える引戸開口部における引戸の下框の要部断面図である。 この発明の第2実施例を具える引戸開口部の概念図である。 この発明の第2実施例を具える引戸開口部における引戸の下框の要部断面図である。 この発明の第3実施例を具える引戸開口部の概念図である。 この発明の第4実施例を具える引戸開口部の概念図である。 この発明の第4実施例を具える引戸開口部の要部拡大断面図である。 この発明の第4実施例を具える引戸開口部の移動縦框の取付状態を示す断面図である。 この発明の第4実施例を具える引戸開口部における引戸の下框の底面図である。 この発明の第5実施例を具える引戸開口部の概念図である。 この発明の第5実施例を具える引戸開口部における縦枠の断面図である。 この発明の第5実施例を具える引戸開口部における下枠の拡大断面図である。
符号の説明
1 引戸開口部
2 方形状枠
3a、3b 縦枠
3a’、3b’ (縦枠の)上端部
3a”、3b” (縦枠の)下端部
4 上枠
5 下枠
6 (戸板状の)引戸
7a、7b 縦框
7a’、7b’ (縦框の)上端部
7a”、7b” (縦框の)下端部
8 上框
9 下框
10 ガラス板等
11 凹溝
12 (凹溝の)開口部
12a 段差部
12b リップ
12c 傾斜面
13 フープ
14 ガイドローラー
15 取付ローラー
16 ローラブラケット
17 スプリング
18 プッシャー
19 排水孔
20 ローラーブラケット
21 排水孔
22 戸車
23 引戸開口部
24 方形状枠
25a、25b 縦枠
25a’、25b’ (縦枠の)上端部
25a”、25b” (縦枠の)下端部
26 上枠
27 下枠
28 引戸
29a、29b 縦框
29A、29B 中空部
30 上框
31 下框
32 ガラス板等
33 凹溝
34 (凹溝の)開口部
35 フープ
36 案内壁
37 引戸開口部
38 方形状枠
39a 収納縦枠
39b 通常縦枠
39a’ (収納縦枠の)上端部
39a” (収納縦枠の)下端部
39b’ (通常縦枠の)上端部
39b” (通常縦枠の)下端部
40 上枠
41 下枠
42 移動縦框
43 シャッター状引戸
44 シャッタースラット
45 凹溝
46 (凹溝の)開口部
47 フープ
48 引戸開口部
49 方形状枠
50a 収納縦枠
50b 通常縦枠
50a’ (収納縦枠の)上端部
50a” (収納縦枠の)下端部
50b’ (通常縦枠の)上端部
50b” (通常縦枠の)下端部
51 上枠
52 下枠
53 移動縦框
53A 中空部
54 シャッター状引戸
55 シャッタースラット
56 凹溝
56a インナーレール
56b 段差部
57 (凹溝の)開口部
58 フープ
58’ (フープの)頂点
59 床面
60 案内壁
61 スリット
62 ガイド片
63 引戸開口部
64 方形状枠
65a、65b 縦枠
65a’、65b’ (縦枠の)上端部
65a”、65b” (縦枠の)下端部
66 上枠
67 下枠
68 引戸
69a、69b (引戸の)縦框
70 上框
71 下框
72 ガラス板等
73 凹溝
74 開口部
75 リップ
76 スリット
77 凹陥部
78 戸車
79a、79b フープ
80a、80b 収納ポケット
80a’、80b’ リップ
81a、81b コーナーガイド
82a、82b 取付ブラケット

Claims (18)

  1. 建築物等の開口部に設けられる、左右の縦枠と該縦枠の上端部及び下端部を各々連結する上枠及び下枠からなる方形状枠と、
    左右の縦框と該縦框の上端部及び下端部を各々連結する上框及び下框内にガラス板等を保持する引戸とからなるとともに、
    該引戸が前記方形状枠の上下枠に条設された、枠内側に開口部を有する凹溝に沿って左右方向に走行自在に遊嵌されてなる引戸構造物において、
    下枠の凹溝に存する開口部に嵌合して蓋体となるフープが、引戸の縦框下端部より出没自在となるとともに、少なくともその一端を前記下枠の凹溝の一方端部に固定することにより、
    引戸の走行に伴って、該引戸進行方向に存する下枠の凹溝の開口部に嵌合するフープを凹溝より離脱させるとともに同進行方向側の縦框内に没入させ、同時に、進行方向とは逆側に存する下枠の凹溝の開口部に、同進行方向とは逆側の縦框より送出されるフープを嵌合させて、該凹溝の開口部に対して蓋体となるフープを嵌脱自在としてなる引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  2. 引戸の下框内を中空に形成して、フープの中間部をして両縦框の下端部を介して下框内を貫通させた上、該フープの両端部を下枠の凹溝の両端部にそれぞれ固定してなる請求項1記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  3. フープの一端側を下枠の凹溝の一方端部に固定するとともに、そのフープの一端を固定した側の縦枠と対向する引戸の縦框内に形成された中空部に他端側を収納して、フープを該縦框下端部より出没自在としてなる請求項1記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  4. フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に設けられた段差部に嵌脱自在としてなる請求項2記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  5. フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に設けられた段差部に嵌脱自在としてなる請求項3記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  6. 引戸の縦框下端部より引き込んだ該フープを、縦框内の中空部内において一旦上昇させた上で、下方向へ屈曲させて、縦框内の中空部下端においてその端部を固定してなる請求項5記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  7. 引戸の両縦框下端部に、下枠の凹溝の開口部に対してフープを押圧する取付ローラーがそれぞれ付設されるとともに、各取付ローラーの上方に、下框内を貫通するフープを案内するガイドローラーがそれぞれ付設され、フープを両取付ローラー及び両ガイドローラーに掛け渡してなる請求項2あるいは請求項4記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  8. 引戸の両縦框下端部に、下枠の凹溝の開口部に対してフープを押圧する取付ローラーがそれぞれ付設されるとともに、各取付ローラーの引戸内側位置に、縦框内に形成された中空部と取付ローラー間のフープの移動を案内する案内壁がそれぞれ設けられてなる請求項3あるいは請求項5あるいは請求項6記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  9. 建築物等の開口部に設けられる、一方を収納縦枠、他方を通常縦枠とする両縦枠の上端部及び下端部を各々連結する上枠及び下枠からなる方形状枠と、
    該方形状枠の上下枠に条設された枠内側に開口部を有する凹溝に沿って左右方向に移動自在となる中空の移動縦框に、収納縦枠に一端を固定して引出自在となるように巻回して収納された、複数のシャッタースラットを連結して形成するシャッター状引戸の他端を固定し、該移動縦框のスライドに伴って、シャッターの開閉を可能とするシャッター状引戸構造物において、
    下枠の凹溝に存する開口部に嵌合して蓋体となるフープが、シャッター状引戸の移動縦框下端部より出没自在となるとともに、その一端を前記下枠の凹溝の通常縦枠側端部に固定することにより、シャッター状引戸の閉鎖方向への走行に伴って、該引戸進行方向に存する下枠の凹溝の開口部に嵌合するフープを凹溝より離脱させるとともに移動縦框内に没入させ、又、シャッター状引戸の開放方向への走行に伴って、下枠の凹溝の開口部に、移動縦框より送出されるフープを嵌合させて、該凹溝の開口部に対して蓋体となるフープを嵌脱自在としてなる引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  10. 一端側を下枠の凹溝の通常縦枠側端部に固定したフープの他端側を、シャッター状引戸の移動縦框内に形成された中空部に収納して、移動縦框下端部よりフープを出没自在としてなる請求項9記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  11. フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に設けられた段差部に嵌脱自在としてなる請求項9あるいは請求項10記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  12. シャッター状引戸の移動縦框下端部より引き込んだ該フープを、移動縦框内の中空部内において一旦上昇させた上で、下方向へ屈曲させて、移動縦框内の中空部下端においてその端部を固定してなる請求項11記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  13. シャッター状引戸の移動縦框下端部に、下枠の凹溝の開口部に対してフープを押圧する取付ローラーが付設されるとともに、取付ローラーの引戸内側位置に、移動縦框内に形成された中空部と取付ローラー間のフープの移動を案内する案内壁が設けられてなる請求項10乃至12記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  14. シャッター状引戸の移動縦框内を中空に形成して、一端を下枠の凹溝の通常縦枠側端部に固定したフープの中間部をして移動縦框内を貫通させた上、フープの他端を収納縦枠側の上枠端部あるいは収納縦枠上端部に固定してなる請求項9記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  15. フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に設けられた段差部に嵌脱自在としてなる請求項14記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  16. シャッター状引戸の移動縦框下端部に、下枠の凹溝の開口部に対してフープを押圧する取付ローラーが付設されるとともに、該移動縦框上端部にフープを収納縦枠側へ案内するガイドローラーが付設されてなる請求項14あるいは請求項15記載の引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  17. 建築物等の開口部に設けられる、左右の縦枠と該縦枠の上端部及び下端部を各々連結する上枠及び下枠からなる方形状枠と、
    左右の縦框と該縦框の上端部及び下端部を各々連結する上框及び下框内にガラス板等を保持する引戸からなるとともに、
    該引戸が前記方形状枠の上下枠に条設された、枠内側に開口部を有する凹溝に沿って左右方向に走行自在に遊嵌されてなる引戸構造物において、
    下枠の凹溝において枠内側を向いて存する開口部に沿って、その内側に条設されるスリット内に対して摺動自在に遊嵌されて該凹溝に対する蓋体となるフープを、その一端を引戸の縦框下端部あるいはそれに近接する下框下端部に固定するとともに、そのフープの一端を固定した側の縦框と対向する縦枠に枠内側を向けて形成された収納ポケットに、該縦枠下端部に設けられたコーナーガイドに案内されて、フープの他端側を自由端として収納することにより、
    引戸の走行に伴って、該引戸進行方向に存する下枠の凹溝の開口部に条設されるスリットに遊嵌されるフープを、該引戸進行方向の縦枠内へコーナーガイドにより屈曲させながら押勢、スライドさせて没入、収納し、
    同時に進行方向とは逆側に存する下枠の凹溝の開口部に条設されるスリット内に、同進行方向とは逆側の縦枠の収納ポケット内より送出されるフープをコーナーガイドにより屈曲させながら引出し、スライドさせて、該凹溝の開口部に対して蓋体となるフープをスライド自在としてなる引戸構造物の下枠凹溝における蓋体構造。
  18. フープは扁平且つバネ作用を有するコンベックス断面形状のステンレス製又は合成樹脂製であって、下枠の凹溝の開口部に沿って条設されたスリットに摺動自在に遊嵌されてなる請求項17記載の引戸構造物の下枠凹溝におる蓋体構造。
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