JP6412712B2 - 出入口用建具 - Google Patents
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Description
しかしながら、これらの工事は、労力がかかるとともに、改修工事の工期が長くなるという問題がある。特に、左官工事におけるモルタルの乾燥硬化にかかる時間が長いという問題がある。
本発明では、床上に設置されたガイドレールの側方に、ガイドレール側の高さがガイドレールの高さと略等しく、ガイドレールと離間する側の高さが床の高さと略等しい傾斜部材が設置されることにより、ガイドレールと床との段差をスロープとすることができ、通行人がガイドレールと床との段差につまずいたり、荷物が引っかかったりすることを防止できる。
ガイドレールは、床上に設置すればよく、従来のガイドレールを埋め込む工事を行う場合と比べて容易にかつ短時間で出入口用建具を設置することができる。
以下、本発明の第1実施形態による出入口用建具について、図1乃至図7に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態によるスライド式の自動ドア(出入口用建具)1Aは、店舗などの建物11の開口部(出入口)12に設けられた枠体2と、枠体2に見付け方向にスライド可能に支持されて開口部12を開閉するドア本体(戸体)3と、枠体2の室内13側に設けられてドア本体3が開口部12を開放した際にドア本体3が収容される戸袋を形成するガードスクリーン(防護体)4と、を有している。
既存ドア5は、開口部12の縁部に設けられた既存枠体51と、既存枠体51の内側に配置されて吊元を中心として回動可能な既存ドア本体52と、を有しており、改修工事において、既存枠体51が残されて、既存ドア本体52が撤去されている。
そして、既存枠体51の縦枠53,53の室内13側には、それぞれ改装用縦枠18,18が設置されて、自動ドア1Aのドア本体3は、改装用縦枠18,18の室内13側において見付け方向にスライドするように構成されている。
また、本実施形態では、既存ドア本体52を支持していたフロアヒンジのケース55が床Fに残されている。
建物11には、開口部12の見付け方向の一方側(図1および図2の左側)に、既存枠体51の縦枠53を介して床Fから上方に延びるスクリーンタイプの既存のFIX窓15が設けられている。本実施形態では、自動ドア1Aのドア本体3は、開口部12およびFIX窓15の見付け方向の長さ全体に対応する範囲をスライド可能に構成されている。
なお、欄間としてのFIX窓17A,17Bの代わりに、開閉可能な排煙窓などが設けられていてもよく、欄間を設けずに壁としてもよい。また、スクリーンタイプのFIX窓15の代わりに、腰窓タイプのFIX窓が設けられていてもよく、FIX窓15の代わりに開閉可能な窓や、壁などが設けられていてもよい。
また、開口部12の見付け方向の他方側(図1および図2の右側)や、FIX窓15の見付け方向の一方側には、壁、柱、FIX窓などが適宜設置されている。
ガードスクリーン4は、上端部が自動ドア1Aの上枠21(図2参照)に見付け方向にスライド可能に支持されているとともに、下端部には車輪43が設けられていて、この車輪43が後述する下レール22Aの第2傾斜部材7Bのカバー材91の第2水平板部95の上面を見付け方向に走行可能に構成されている。
自動ドア1Aの枠体2は、ドア本体3の上側に配置されてドア本体3がスライドする範囲全体の見付け方向に延在する上枠21(図2参照)と、床Fの上に設置されてドア本体3がスライドする範囲全体の見付け方向に延在する下レール22Aと、開口部12を閉鎖するドア本体3の戸先側が当接可能な縦枠23と、を有している。
縦枠23は、開口部12の見付け方向の他方側に配置された改装用縦枠18の室内13側に配置され、この改装用縦枠18に固定されている。
底板部61および一対の側板部62,62に囲まれた空間が、ドア本体の振れ止め材33が挿入されるガイド溝6aを形成している。
ガイドレール6は、例えば床Fに挿入されたフィッシャープラグ66aと、底板部61を係止するとともにフィッシャープラグ66aと係合するネジ66bと、を有する固定具66などによって床Fに固定されている。
第1傾斜部材7Aは、開口部12の内側において見付け方向全体に配置されている。第2傾斜部材7Bは、ガイドレール6の見付け方向の長さ全体と対応する範囲に配置されている。
また、ガイドレール6の見付け方向の一方側(図4の左側)に設けられた第3傾斜部材7Cは、見込み方向において第2傾斜部材7Bの室内13側の端部からFIX窓15の室内13側の端面までの範囲に配置されている。ガイドレール6の見付け方向の他方側(図4の右側)に設けられた第4傾斜部材7Dは、見込み方向において第2傾斜部材7Bの室内13側の端部から縦枠23の室外14側の端面近傍までの範囲に配置されている。なお、この第4傾斜部材7Dは、ガイドレール6とは当接せず、ガイドレール6との間に縦枠23が介在している。
以下に、下地材71およびカバー材91の構成を、ガイドレール6側から室外14側に向かう順番に説明する。
図5に示すように、下地材71は、ガイドレール6の第1鉛直板部64と隣接する第1鉛直板部72と、この第1鉛直板部72の高さ方向の中間部と連続し室外14側に延びる第1水平板部73と、上端部が第1水平板部73の室外14側の端部と連続し下方に延びる第2鉛直板部74と、第2鉛直板部74の下端部と連続し室外14側に延びる第2水平板部(当接板部)75と、下端部が第2水平板部75の室外14側の端部と連続し上方に延びる第3鉛直板部76と、を有している。
第2鉛直板部74の下端部、第2水平板部75の下面および第3鉛直板部76の下端部は、床Fと隙間あけるように配置されている。そして、第2水平板部75の下面には、見込み方向の両端部に、見付け方向に延在し下方に突出する第1リブ75a,75aが形成され、これらの第1リブ75a,75aの先端部(下端部)が床Fと当接している。
そして、第2水平板部75、2つの第1リブ75a,75aおよび床Fに囲まれた空間には、見付け方向全体にわたってパッキン(止水材)101が配置されている。
また、第2鉛直板部74および第3鉛直板部76は、それぞれ下端部が第1リブ75aと連続していて、第1リブ75aとともに上側に配置されるカバー材91からの荷重を床Fに伝達可能な本発明の第1支持材を構成している。
第3水平板部77および第1傾斜板部78は、略同じ板厚で、第2傾斜板部80および後述する第3傾斜板部84よりも厚く形成されていて、上方から荷重が作用した場合も、この荷重を確実に受けることができる本発明の第2支持材を構成している、
第4鉛直板部79は、下端部に第1鉛直板部72の脚部72aと同様の脚部79aが設けられている。
また、第5鉛直板部81および第6鉛直板部83は、第2鉛直板部74および第3鉛直板部76と同様に、第1リブ82aとともに上側に配置されるカバー材91からの荷重を床Fに伝達可能な本発明の第1支持材を構成している。
第3傾斜板部84は、第1傾斜板部78および第2傾斜板部80と略同じ勾配で傾斜していて、これらの上面は、同一傾斜面上に配置されている。
また、第4傾斜板部88の室外14側の端部88bは、床Fと当接していて、この端部88bおよび床Fと当接するシーリング材104が下地材71の見付け方向の長さ全体にわたって配置されている。
第2水平板部95は、下面が下地材71の第3水平板部77の上面と当接している。また、図3に示すように、第2傾斜部材7Bのカバー材91の第2水平板部95は、その上面に沿ってガードスクリーン4の車輪が見付け方向に走行可能に構成されている。
本実施形態では、第2リブ98,98…は、第1傾斜板部94の室内13側の端部、第1傾斜板部94と第2水平板部95との境界、第2水平板部95と第2傾斜板部96との境界、第2傾斜板部96の上面に形成されている。そして、これらの第2リブ98,98…は、下地材71の第2〜第7鉛直板部74,76,79,81,83,85の直上近傍や、板厚が厚く形成された第3水平板部77、第1傾斜板部78の上方に配置されている。なお、第2リブ98は、第2水平板部95の上面の室内13側および室外14側の端部以外に形成されておらず、第2水平板部95を走行するガードスクリーン4の車輪43と干渉しないように構成されている。
そして、カバー材91が床Fに固定された下地材71に固定されると、第1傾斜板部94の室内13側の端部に設けられた第2リブ98の上端部の高さが、ガイドレール6の水平板部63の上面の高さ63aと略同じ高さとなるように構成されている。
まず、図6に示すように、ガイドレール6をドア本体3がスライドする範囲の下方の床Fの上に配置し、ガイドレール6の底板部61の下面および第2鉛直板部65,65の下端部65a,65aを床Fと当接させ、底板部61を固定具66で床Fに固定する。
続いて、ガイドレール6の側方にそれぞれ傾斜部材7A〜7Dを設置する。なお、傾斜部材7A〜7Dは同様に設置されるため、ここでは、第1傾斜部材7Aの設置について説明する。
このとき、下地材71の第2水平板部75および第4水平板部82と床Fとの間にパッキン101を配置し、第1リブ75a,75a,82a,82aを床Fと当接させる。
そして、カバー材91の第1水平板部92を下地材71の第1水平板部73の上面に当接させ、カバー材91の第2水平板部95を下地材71の第3水平板部77と当接させ、カバー材91の第2傾斜板部96を下地材71の第1〜第3傾斜板部78,80,84と当接させる。
そして、カバー材91の第1水平板部92を下地材71の第1水平板部73に固定具105で固定するとともに、カバー材91の第2傾斜板部96を下地材71の第2傾斜板部80に固定具105で固定する。
また、カバー材91の設置と前後して、下地材71の第4傾斜板部88の室外14側の端部88bと床Fとの隙間を塞ぐようにシーリング材104を配置する。
このようにして第1傾斜部材7Aが設置される。
第2〜4傾斜部材7B〜7Dも、第1傾斜部材7Aと同様に設置する。そして、第2傾斜部材7Bと第3傾斜部材7Cおよび第4傾斜部材7Dとの接続部にシーリング材106を配置する。これにより、第2傾斜部材7Bと第3傾斜部材7Cおよび第4傾斜部材7Dとの隙間を埋めることができる。
このようにして、下レール22Aが床Fに設置される。
上述した第1実施形態による自動ドア1Aでは、床上Fに設置されたガイドレール6の側方に、ガイドレール6側の高さがガイドレール6の高さと略等しく、ガイドレール6と離間する側の高さが床Fの高さと略等しい傾斜部材7が設置されることにより、ガイドレール6と床Fとの段差をスロープとすることができ、下レール22Aの上を通行する通行人がガイドレール6と床Fとの段差につまずいたり、荷物が引っかかったりすることを防止できる。
そして、従来では、ガイドレールと床Fとの段差が生じないようにガイドレールを床Fに埋め込んでいるため、床Fを斫る床斫り工事、この斫った部分にガイドレールを設置して溶接固定する溶接工事、溶接固定されたガイドレールの周囲にモルタルを充填する左官工事等が行われているが、本発明では、下レール22Aを床Fに設置すればよく、このような工事を行う必要がないため、従来よりも容易にかつ短時間で下レール22Aを設置することができる。
また、ガイドレール6は、底板部61と一対の第2鉛直板部65,65の下端部65a,65aが床Fと当接するため、ガイドレール6をぐらついたりせずに安定した状態で床Fの上部に設置することができる。
また、従来の床Fに埋め込むガイドレールの中には、本実施形態によるガイドレール6の底板部61と、一対の側板部62,62と、一対の水平板部63,63と、一対の第1鉛直板部64,64とを有する構成のものがあるため、このような従来のガイドレールに一対の第2鉛直板部65,65に相当する部品を溶接すれば、既設のガイドレールを利用して下レール22Aを構成することができる。
また、本実施形態では、下地材の鉛直板部は、上方からの荷重を床Fに伝達可能に構成されているが、第2水平板部95の直下には、下地材71の鉛直板部が設けられていない構成である。しかし、第3水平板部77が他の部分よりも厚く形成されていることにより、直下に鉛直部材が設けられていなくても、水平板部77が上方からの荷重(第2傾斜部材7Bの場合は、ガードスクリーン4の荷重)を負担し、近接する鉛直部材を介して床Fに荷重を伝達させることができる。
次に、第2実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図8および図9に示すように、第2実施形態では、自動ドア1B(出入口用建具)の室内13側の床Fの上部に新設の床F1を増し貼りする工事が行われている。これにより、第2実施形態による下レール22Bは、第1実施形態による下レール22Aのガイドレール6および第1傾斜部材7Aのみを備え、第2傾斜部材7B、第3傾斜部材7Cおよび第4傾斜部材7Dを備えていない構成である。
そして、第2実施形態では、下レール22Bのガイドレール6の室内13側に新設の床F1が隣接して設けられていて、新設の床F1の上面と、ガイドレール6の水平板部63の上面63aの高さが略同じ高さとなるように構成されている。
また、第2実施形態では、新設の床F1の上部にガードスクリーン4が設けられていて、ガードスクリーン4の車輪43は、新設の床Fの上面を走行可能に構成されている。
例えば、上記の実施形態では、自動ドア1A,1Bは、スイング式の既存ドア本体52を、新設の自動ドアとする改修工事の際に用いられているが、改修工事ではなく、新築工事の際に用いられてもよい。また、手動式のドアや開放のみまたは閉鎖のみドア本体3が自動に移動する半自動式のドアに本実施形態による下レール22A,22Bが設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、自動ドア1Aは、片引き(1枚引き)のドアであるが両引き(2枚引き)のドアや、3枚以上のドア本体が見付け方向にスライドするドアとしてもよい。また、上記の実施形態では、ドア本体3は、矩形状に枠組みされた框31の内側にガラス32が嵌めこまれているが、このようなドア本体3に代わってガラスのないパネル式の戸体としてもよい。
また、上記の実施形態では、ドア本体3の振れ止め材33が下レール22Aのガイド溝6aに挿入される構成であるが、振れ止め材33に代わって、ドア本体3の下端部に車輪が設けられていて、この車輪がガイド溝6aの底面(底板部61)を走行する構成としてもよい。
また、本実施形態では、傾斜部材7は、下地材71とカバー材91とを有する構成であるが、下地材71とカバー材91とが一体に形成されている構成としたり、下地材71とカバー材91のような2つの部材でなく3つ以上の部材を有する構成としたりしてもよい。
また、上記の実施形態では、自動ドア1A,1Bにガードスクリーン4が設けられているが、設けられていなくてもよい。この場合、ガードスクリーン4の車輪43が走行するためのカバー材91の第2水平板部95や、この第2水平板部95を支持する下地材71の第3水平板部77が設けられていなくてもよく、これらの水平板部95,77に代わって傾斜板部等が適宜設けられていてもよい。また、ガードスクリーン4が設けられる場合も、上面をガードスクリーン4の車輪43が走行しない傾斜部材7(本実施形態では、第1傾斜部材7A、第3傾斜部材7C、第4傾斜部材7D)には、水平板部95,77が設けられていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、傾斜部材7の下地材71と床Fとの間には、パッキン101が配置され、ガイドレール6と傾斜部材7との境界部分の凹部22aにシーリング材103が配置され、第4傾斜板部88の室外14側の端部88bには、シーリング材104が配置され、第2傾斜部材7Bと第3傾斜部材7Cおよび第4傾斜部材7Dとの接続部にシーリング材106が配置されているが、これらのパッキン101やシーリング材103,104,106は、必要に応じて適宜配置されればよく、配置される箇所も適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、傾斜部材7のカバー材91には第2リブ98,98…が形成されているが、設けられていなくてもよい。また、第2リブ98,98…が配置される位置は、適宜設定されてよい。また、カバー材91に第2リブ98,98…が形成されている場合に、リブ98,98…の下方に下地材71の第1支持材や第2支持材が設けられていなくてもよい。
また、上記の第1実施形態では、第3傾斜部材7C、第4傾斜部材7Dが設けられているが、これらが設けられていなくてもよい。
2 枠体
3 ドア本体(戸体)
4 ガードスクリーン
6 ガイドレール
7 傾斜部材
7A 第1傾斜部材
7B 第2傾斜部材
7C 第3傾斜部材
7D 第4傾斜部材
11 建物
12 開口部
13 室内
14 室外
22A,22B 下レール
61 底板部
62 側板部
63 水平板部
64 第1鉛直板部
65 第2鉛直板部
71 下地材
74 第2鉛直板部(第1支持材)
75 第2水平板部(当接板部)
75a 第1リブ
76 第3鉛直板部(第1支持材)
77 第3水平板部(第2支持材)
78 第1傾斜板部(第2支持材)
82 第4水平板部(当接板部)
82a 第1リブ
91 カバー材
94 第1傾斜板部(板部)
95 第2水平板部(板部)
96 第2傾斜板部(板部)
98 第2リブ
101 パッキン(止水材)
F 床
Claims (4)
- 開口部を見付け方向にスライドして開閉する戸体を案内する床上に設置されたガイドレールの見込方向の少なくとも一方の側方に隣接される傾斜部材を備え、
該傾斜部材は、前記床上に設置されて前記ガイドレール上面に該ガイドレール側から離間する側に向かって前記床からの高さが漸次低くなる傾斜面が形成され、
前記ガイドレール側の高さが該ガイドレールの高さと略等しく、該ガイドレールと離間する側の高さが前記床の高さと略等しく、
前記傾斜部材と前記床との間には、前記傾斜部材の見付け方向の全長にわたって止水材が配置され、
前記傾斜部材は、前記止水材の上面と当接する当接板部と、前記止水材の見込み方向の両側方にそれぞれ位置し前記当接板部から下側に突出して下端部が前記床と当接する第1リブと、を有することを特徴とする出入口用建具。 - 開口部を見付け方向にスライドして開閉する戸体を案内する床上に設置されたガイドレールの見込方向の少なくとも一方の側方に隣接される傾斜部材を備え、
該傾斜部材は、前記床上に設置されて前記ガイドレール上面に該ガイドレール側から離間する側に向かって前記床からの高さが漸次低くなる傾斜面が形成され、
前記ガイドレール側の高さが該ガイドレールの高さと略等しく、該ガイドレールと離間する側の高さが前記床の高さと略等しく、
前記ガイドレールは、下面が前記床と当接する底板部と、
該底板部の見込み方向の両端部とそれぞれ連続し該両端部から上方に延びる一対の側板部と、
該一対の側板部の上端部とそれぞれ連続し該上端部から他方の側板部と離間する側へ水平方向に延びる一対の水平板部と、
該一対の水平板部の前記側板部と連続する側と反対側の端部とそれぞれ連続し該端部から下方に延びて下端部が前記床と離間する一対の第1鉛直板部と、
上部側が前記一対の第1鉛直板部とそれぞれ溶接されて下端部が前記床と当接する一対の第2鉛直板部と、を有することを特徴とする出入口用建具。 - 開口部を見付け方向にスライドして開閉する戸体を案内する床上に設置されたガイドレールの見込方向の少なくとも一方の側方に隣接される傾斜部材を備え、
該傾斜部材は、前記床上に設置されて前記ガイドレール上面に該ガイドレール側から離間する側に向かって前記床からの高さが漸次低くなる傾斜面が形成され、
前記ガイドレール側の高さが該ガイドレールの高さと略等しく、該ガイドレールと離間する側の高さが前記床の高さと略等しく、
前記傾斜部材の上面には、見付け方向に延在し上方に突出する複数の第2リブが見込み方向に所定の間隔をあけて設けられていて、
前記傾斜部材は、上面に前記複数の第2リブが設けられる板部と、前記床に立設して前記板部を下方から支持する第1支持部と、を有し、
前記複数の第2リブのうち少なくとも一部は、前記第1支持部の直上近傍に配置されていることを特徴とする出入口用建具。 - 開口部を見付け方向にスライドして開閉する戸体を案内する床上に設置されたガイドレールの見込方向の少なくとも一方の側方に隣接される傾斜部材を備え、
該傾斜部材は、前記床上に設置されて前記ガイドレール上面に該ガイドレール側から離間する側に向かって前記床からの高さが漸次低くなる傾斜面が形成され、
前記ガイドレール側の高さが該ガイドレールの高さと略等しく、該ガイドレールと離間する側の高さが前記床の高さと略等しく、
前記傾斜部材の上面には、見付け方向に延在し上方に突出する複数の第2リブが見込み方向に所定の間隔をあけて設けられていて、
前記傾斜部材は、上面に前記複数の第2リブが設けられる板部と、前記床に支持されて上面が前記板部の下面と当接した状態で前記板部を支持する板状の第2支持部と、を有し、
前記第2支持部は、前記複数の第2リブのうちの少なくとも一部の直下に配置される部分が、他の部分よりも厚く形成されていることを特徴とする出入口用建具。
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