JP6920827B2 - 方立及び方立の連結方法 - Google Patents

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本発明は、連結部材を介して上下方向で連結される方立に関する。
従来、ジョイントスリーブ等の連結部材を介して分割された方立を上下に連結する構造が知られている。この種の方立の連結構造を開示するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1の図4には、下部の方立の上端に設けられたジョイントスリーブに対して、上部の方立を挿入して連結する構造が記載されている。
特開平01−226960号公報
特許文献1に記載されるような方立の連結構造を用いる場合、ジョイントスリーブに干渉しない高さまで方立を上方に大きく持ち上げた後、連結対象である下側の方立まで落とし込まなければならない。また、最上部の方立を連結する場合には、方立を持ち上げるための作業スペースを上部に確保する必要があるため、無目と建物(躯体)の間の隙間が大きくなり、設計上、デザイン上の制約があった。
本発明は、上下方向に連結される方立において、作業性を向上させつつ、方立を持ち上げて連結していたことに起因する設計上、デザイン上の制約を効果的に改善できる構造及び連結方法を提供することを目的とする。
本発明は、上下方向で連結される方立(例えば、後述の方立10)であって、前記方立の長手方向の少なくとも一側の端部が開口する方立本体部(例えば、後述の上部方立10a)と、前記方立本体部の開口から突出して連結対象の方立(例えば、後述の下部方立10b)の開口に入り込む連結位置と該連結位置よりも前記方立本体部の内側に入り込む待機位置との間を移動可能に前記方立本体部の内側に支持される連結部材(例えば、後述のジョイントスリーブ50)と、を備える方立に関する。
前記連結部材には、前記長手方向に延びるスライド孔(例えば、後述のスライド孔61)が形成され、前記方立本体部の内側には、前記スライド孔に係合する係合突起(例えば、後述の皿ネジ91)が設けられ、前記スライド孔に前記係合突起が係合することにより、前記連結部材が前記連結位置と前記待機位置の間をスライド移動可能に構成されることが好ましい。
前記連結部材は、前記待機位置で前記方立本体部に仮固定可能に構成されることが好ましい。
前記待機位置においても、前記連結部材の先端部が前記方立本体部の開口から突出していることが好ましい。
前記方立本体部(例えば、後述の第1方立部材21及び第2方立部材22)は左右に分割可能に構成されるとともに横枠(例えば、後述の無目11)が連結されるユニット構造(例えば、後述の方立ユニット5)として構成されることが好ましい。
また、本発明は、上下方向で連結される方立(例えば、後述の方立10)の連結方法であって、一側の方立(例えば、後述の上部方立10a)と他側の方立(例えば、後述の下部方立10b)を連結する連結部材(例えば、後述のジョイントスリーブ50)を前記一側の方立の内側に入り込ませた待機位置に保持した状態で、前記他側の方立に対して前記一側の方立を互いの開口が対向するように配置する工程と、前記一側の方立と前記他側の方立の互いの開口が対向した状態で、前記連結部材を前記待機位置から前記他側の方立の開口に入り込む連結位置まで移動させて前記一側の方立と前記他側の方立の連結を行う工程と、を含む方立の連結方法に関する。
本発明によれば、上下方向に連結される方立において、作業性を向上させつつ、方立を持ち上げて連結していたことに起因する設計上、デザイン上の制約を効果的に改善できる。
本発明の一実施形態に係る方立が適用された建物の外観を示す図である。 本実施形態の上下に連結される方立の連結部分を示す斜視図である。 本実施形態の上下で連結される方立の分解斜視図である。 本実施形態の方立の平面図である。 本実施形態の上部方立のジョイントスリーブを下側から見た斜視図である。 本実施形態の上部方立と下部方立の連結作業において、ジョイントスリーブが待機位置にある様子を示す側面図である。 本実施形態の上部方立と下部方立の連結作業において、ジョイントスリーブが連結位置にある様子を示す側面図である。 本実施形態の方立ユニットを用いたカーテンウォールの組立作業を模式的に示す図である。 本実施形態の方立ユニットを用いたカーテンウォールの上部の様子を模式的に示す断面図である。 比較例(従来技術)の方立ユニットを用いたカーテンウォールの組立作業を模式的に示す図である。 比較例(従来技術)の方立ユニットを用いたカーテンウォールの上部の様子を模式的に示す断面図である。 比較例(従来技術)の方立が適用された建物の外観を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る方立10が適用された建物1の外観を示す図である。図1に示すように、本実施形態の方立10はカーテンウォール2の縦材を構成するものである。縦方向に延びる方立10には無目11が連結されており、梯子状の方立ユニット5となっている。そして、方立10と無目11の間にはガラス(面材)12が配置される。
本実施形態では、複数の方立10が上下方向に連結されてカーテンウォール2の縦桟を構成する。方立10は、製造性や可搬性の観点から現場にて上下方向に連結される。次に、方立10を上下に連結するための構成について説明する。
図2は、本実施形態の上下に連結される方立10の連結部分を示す斜視図である。図3は、本実施形態の上下で連結される方立10の分解斜視図である。本実施形態の方立10(上部方立10a)の平面図である。なお、以下の説明において、上側に配置される方立10を上部方立10aと称し、下側に配置される方立10のことを下部方立10bと称して説明することがある。
上部方立10aについて説明する。図2及び図3に示すように、上部方立10aは、第1方立部材21と、第2方立部材22と、ジョイントスリーブ50と、を主要な構成として備える。
第1方立部材21の見込面にはガラス12を保持するためのガラス溝210が形成される。同様に、第2方立部材22の見込面(反対側の面)にもガラス(面材)12を保持するためのガラス溝220が形成される。
第1方立部材21の内側面には、複数の嵌合部21a,21b,21cが形成される。また、第2方立部材22の内側面には、嵌合部21aに嵌合する嵌合部22a、嵌合部21bに嵌合する嵌合部22b、嵌合部21cに嵌合する嵌合部22cが形成される。第1方立部材21の嵌合部21a〜cと第2方立部材22の嵌合部22a〜cがそれぞれ嵌合して内側に中空部を有する上部方立10aが構成される。
上部方立10aの中空部には、ジョイントスリーブ50が配置される。本実施形態のジョイントスリーブ50は、第1方立部材21に配置される第1スリーブ体51と、第2方立部材22に配置される第2スリーブ体52と、からなる。
本実施形態の第1方立部材21の内側面には、第1スリーブ体51を上下方向にスライド移動可能に支持するスライド部211が形成される。また、第2方立部材22の内側面には、第2スリーブ体52を上下方向にスライド移動可能に支持するスライド部221が形成される。
第1スリーブ体51の構成について説明する。なお、第1スリーブ体51及び第2スリーブ体52は、同じ形状であり、第2スリーブ体52の各構成について第1スリーブ体51と共通の構成には第1スリーブ体51の構成と同じ符号を付してその説明を省略する。
第1スリーブ体51は、上下に延びる板状の部材である。第1スリーブ体51の左右方向中央には上下に細長く延びるスライド孔61が形成される。また、第1スリーブ体51の上端部65は上方に進むにつれて対向面側(第2スリーブ体52側)に近づくように形成され、下端部66も下方に進むにつれて対向面側(第2スリーブ体52側)に近づくように形成される。
第1スリーブ体51の平面部分において、上下方向の中央と上端部65の間であって、スライド孔61の両側には連結用ネジ孔72が2箇所同じ高さで形成される。
また、第1スリーブ体51の平面部分において、上下方向の中央と下端部66の間であって、スライド孔61の両側には仮固定用ネジ孔71が2箇所同じ高さに形成される。また、第1スリーブ体51には、湿式シールの塗布面又は乾式シールの配置箇所となる側壁部67が形成される。
第1スリーブ体51は、上部方立10a(第1方立部材21又は第2方立部材22)の外側面からネジ孔95に締結される係合突起としての皿ネジ91によって支持される。第1方立部材21及び第2方立部材22には、皿ネジ91を締結する位置に対応して上下方向に延びる溝を有するリブ25が形成されており、このリブ25の位置にあわせて皿ネジ91が締結される。皿ネジ91の先端は、上部方立10aの中空部に達しており、第1スリーブ体51のスライド孔61に係合される。なお、皿ネジ91の締結位置は上部方立10aの下端部近傍となっている。
第1スリーブ体51は、第1方立部材21のスライド部211に係合するスライド係合部68を上部及び下部のそれぞれに有している。上述の通りスライド孔61は上下方向に細長く延びているので、第1スリーブ体51は、スライド係合部68が係合するスライド部211に沿って上部方立10aの内側で上下方向に移動可能となっている。
第2スリーブ体52も同様の構成で第2方立部材22に係合されている。第2スリーブ体52もスライド係合部68がスライド部221に係合しており、上部方立10aの内側で上下方向に移動可能となっている。本実施形態では、第1スリーブ体51及び第2スリーブ体52は、上下方向視では断面形状が略U字状に形成されており、U字の開口側が互いに向き合うようにして上部方立10aの中空部に配置される。
上述の通り、第1スリーブ体51は第1方立部材21に対して上下方向にスライド移動可能に構成され、第2スリーブ体52は、第2方立部材22に対して上下方向にスライド移動可能に構成される。これによってジョイントスリーブ50が上部方立10aに対して上下方向にスライド移動可能になっている。また、ジョイントスリーブ50が第1スリーブ体51と第2スリーブ体52の2部材から構成されることにより、方立10の内側の構成や外側の構成に干渉することなく施工作業を行うことができる。
図5は、本実施形態の上部方立10aのジョイントスリーブ50を下側から見た斜視図である。図5に示すように、ジョイントスリーブ50は、上部方立10aを移動させるときの待機位置と、下部方立10bに連結されるときの連結位置と、の間を上下方向にスライド移動可能になっている。
下部方立10bは、建物1の躯体側にボルト等の締結部材(図示省略)を介して床スラブ等に固定される。なお、下部方立10bは、ジョイントスリーブ50を備えない以外は上部方立10aと同様の構成である。図面において下部方立10bにおいて上部方立10aと共通又は同様の構成については同じ符号を付している。
次に、ジョイントスリーブ50を用いた上部方立10aと下部方立10bの連結作業について説明する。図6は、本実施形態の上部方立10aと下部方立10bの連結作業において、ジョイントスリーブ50が待機位置にある様子を示す側面図である。図7は、本実施形態の上部方立10aと下部方立10bの連結作業において、ジョイントスリーブ50が連結位置にある様子を示す側面図である。
図6に示すように、第1スリーブ体51及び第2スリーブ体52からなるジョイントスリーブ50は、上部方立10aの連結前では待機位置にある。ジョイントスリーブ50が上方にある状態でトラスネジ92が上部方立10aのネジ孔96を通じて仮固定用ネジ孔71に挿通されることにより、当該ジョイントスリーブ50が待機位置で仮固定される。ジョイントスリーブ50は、待機位置では、後述する連結位置に比べて上部方立10aから突出する突出量が小さくなる。
図7に示すように、上部方立10aが下部方立10bの上方にある状態で、ジョイントスリーブ50を連結位置に移動させ、この連結位置で固定する。図6に示す待機位置から図7に示す連結位置にジョイントスリーブ50を移動させる場合は、まず、図6に示す状態から仮固定用ネジ孔71に締結されていたトラスネジ92の締結を解除し、ジョイントスリーブ50を下方に移動可能な状態にする。待機位置において、ジョイントスリーブ50を構成する第1スリーブ体51(第2スリーブ体52)の下端部66が上部方立10aの下端から外側に突出しているので、作業者は当該下端部66を掴んでジョイントスリーブ50を容易に移動させることができる。
本実施形態では、ジョイントスリーブ50を係合するネジを皿ネジ91とし、待機位置の仮固定や連結位置での固定を行うためのネジをトラスネジ92としており、ネジ形状の違いによって作業者が取り外すネジを間違えないようにする視覚的な配慮が行われている。
連結位置におけるジョイントスリーブ50は、その下端部66が下部方立10bの内側に入り込んだ状態となる。本実施形態では、第1スリーブ体51が下部方立10bのスライド部211に係合するとともに第2スリーブ体52が下部方立10bのスライド部221に係合して連結位置までスライド移動する。
連結位置まで移動させた状態でジョイントスリーブ50の位置をトラスネジ92で固定する。ここでトラスネジ92を用いた固定は、上部方立10aに対して行う。上部方立10aの外側面から内部の第1スリーブ体51及び第2スリーブ体52の連結用ネジ孔72にトラスネジ92をそれぞれ締結固定する。これによってジョイントスリーブ50が連結位置で保持される。
本実施形態では、上部方立10a及び下部方立10bの上下方向の熱延び等を考慮し、下部方立10bにはネジ等を用いてジョイントスリーブ50を固定しない構成となっている。ジョイントスリーブ50を連結位置で固定した後は、上部方立10aと下部方立10bの上下方向の隙間に対して乾式シールを配置する又は湿式シールを施工して隙間を塞ぐ作業を行う。建物1の躯体側への連結を適宜行って上部方立10aと下部方立10bの連結が完了する。
本実施形態では、方立10と無目11が予め梯子状に組まれた方立ユニット5を用いて図1に示すカーテンウォール2が構成される。図8は、本実施形態の方立ユニット5を用いたカーテンウォール2の組立作業を模式的に示す図である。図8に示すように、上部方立10aによって構成される方立ユニット5は、ジョイントスリーブ50を待機位置で固定しておくことにより、上方に持ち上げることなく略水平方向に移動させることができる。
図9は、本実施形態の方立ユニット5を用いたカーテンウォール2の上部の様子を模式的に示す断面図である。図9では、カーテンウォール2上部断面の様子が示されており、無目11aに連結される鉄骨やファスナー等の躯体側部材97,98等が図示されている。上述のように、方立ユニット5(上部方立10a)を上方に大きく持ち上げる必要がないので、図9に示す最上部に位置する無目11aと建物1の間の隙間d1を小さくすることができる。従って、隙間d1に施される湿式シール31の施工範囲も小さくすることができる。
ここで、従来技術の構成を比較例として本実施形態の構成と対比し、本発明の効果について説明する。図10は、比較例(従来技術)の方立ユニット105を用いたカーテンウォール102の組立作業を模式的に示す図である。図11は、比較例(従来技術)の方立ユニット105を用いたカーテンウォール102の上部の様子を模式的に示す断面図である。図12は、比較例(従来技術)の方立110が適用された建物101の外観を示す図である。なお、比較例の説明において上記実施形態と同様の機能を有するものについては同じ符号を付して説明を省略する場合がある。
図10に示す従来技術では、下部方立110bに連結されたジョイントスリーブを避けるため、図中の矢印に示すように、上部方立110a(方立ユニット105)を上方に持ち上げる必要があった。そのため、図11に示すように、建物101と最上部の無目11aの間に上部方立110aを持ち上げるためのスペースが必要となり、最上部に位置する無目11aと建物101の間の隙間d2が大きくなってしまっていた。
従来技術では、湿式シールで建物101と無目11aの間の隙間d2を埋めることができず、別部材120を配置する必要があり、別部材120の上下に湿式シール131,132をそれぞれ充填してカーテンウォール102を構成していた。また、図12に示すように、従来のカーテンウォール102は、その上部に別部材120が配置されることになり、デザイン上の制約が生じていた。
この点、本実施形態の構成であれば、図9を参照して説明したように、建物1と無目11aの間の隙間d1を小さくできるので別部材120を配置することなく1箇所の湿式シール31で隙間d1を埋めることができ、施工作業も容易化できる。これによって、図1に示すように、カーテンウォール2上部に別部材120がデザイン上のノイズとなることもなく、意匠性を効果的に向上させることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
上下方向で連結される方立10において、方立10の長手方向の少なくとも一側の端部が開口する上部方立(方立本体部)10aと、上部方立10aの開口から突出して連結対象の下部方立10bの開口に入り込む連結位置と該連結位置よりも上部方立10aの内側に入り込む待機位置との間を移動可能に上部方立10aの内側に支持されるジョイントスリーブ50と、を備える。
また、本実施形態の方立10の連結方法は、上下方向の一側の上部方立10aと他側の下部方立10bを連結するジョイントスリーブ50を上部方立10aの内側に入り込ませた待機位置に保持した状態で、下部方立10bに対して上部方立10aを互いの開口が対向するように配置する工程と、上部方立10aと下部方立10bの互いの開口が対向した状態で、ジョイントスリーブ50を待機位置から下部方立10bの開口に入り込む連結位置まで移動させて上部方立10aと下部方立10bの連結を行う工程と、を含む。
これにより、ジョイントスリーブ50を上部方立10aの内側に引っ込めることができるので、上部方立10aを上方に持ち上げることなく上部方立10aを下部方立10bに対向する位置に搬送し、搬送後にジョイントスリーブ50を連結位置に移動させて上部方立10aと下部方立10bの連結作業をスムーズかつ容易に行うことができる。また、上部方立10aを持ち上げる必要がなくなるので、最上部に位置する無目11aと建物1の間の隙間d1を小さくすることができ、湿式シール等を施工する工程を容易にできるとともにデザインの制約もなくなり、意匠性も向上させることができる。
また、本実施形態では、ジョイントスリーブ50(第1スリーブ体51、第2スリーブ体52)には、長手方向に延びるスライド孔61が形成され、上部方立10aの内側には、スライド孔61に係合する皿ネジ91の軸部(係合突起)が設けられ、スライド孔61に皿ネジ91が係合することにより、ジョイントスリーブ50が連結位置と待機位置の間をスライド移動可能に構成される。
これにより、ジョイントスリーブ50を待機位置から連結位置に移動させる構成をシンプルな構造で実現できる。
また、本実施形態では、ジョイントスリーブ50は、待機位置で上部方立10aに仮固定可能に構成される。
本実施形態では、待機位置が連結位置よりも上方になっているので仮固定を解除すれば容易に連結位置にジョイントスリーブ50を移動させることができる。
これにより、上部方立10a(方立ユニット5)を搬送中にジョイントスリーブ50が連結位置まで飛び出す事態を確実に防止でき、上部方立10aを下部方立10bに連結する位置までより一層スムーズに運ぶことができる。
また、本実施形態では、待機位置においても、ジョイントスリーブ50の下端部66(先端部)が上部方立10aの開口から突出している。
これにより、作業者が上部方立10aの内側に手を入れ込むことなく待機位置にあるジョイントスリーブ50を容易に掴むことができ、待機位置から連結位置への移動もより速やかに行うことができる。
また、本実施形態では、上部方立10a及び下部方立10bは、何れも第1方立部材21及び第2方立部材22に左右に分割可能に構成されるとともに無目11が連結される方立ユニット5(ユニット構造)となっている。
梯子状に組み立てられた方立ユニット5では連結作業において上部方立10aの移動範囲が制限されるが、本実施形態の構成であれば上部方立10aに持ち上げなくても連結位置に移動させることができるので、ユニット単位の施工作業性を効果的に向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、連結部材としてのジョイントスリーブが第1スリーブ体51と第2スリーブ体52の2部材からなる構成であるがこの構成に限定されない。連結部材を一部材で構成することもできる。
10a 上部方立(方立本体部、一側の方立)
10b 下部方立(他側の方立)
11,11a 無目(横枠)
21 第1方立部材(方立本体部)
22 第2方立部材(方立本体部)
50 ジョイントスリーブ(連結部材)
51 第1スリーブ体(連結部材)
52 第2スリーブ体(連結部材)

Claims (5)

  1. 上下方向で連結される方立であって、
    前記方立の長手方向の少なくとも下側の端部が開口し、第1方立部材と第2方立部材とで左右に分割可能に構成される方立本体部と、
    前記方立本体部の下側の開口から突出して連結対象の方立の上側の開口に入り込む連結位置と該連結位置よりも上方の前記方立本体部の内側に入り込む待機位置との間を移動可能に前記方立本体部の内側に支持される連結部材と、
    を備え、
    前記連結部材
    前記第1方立部材の内側に設けられる係合突起に係合し、前記長手方向に延びるスライド孔が形成される第1スリーブ体と、
    前記第2方立部材の内側に設けられる係合突起に係合し、前記長手方向に延びるスライド孔が形成される第2スリーブ体と、からなり、
    前記第1スリーブ体は、前記スライド孔に前記係合突起が係合することにより、記連結位置と前記待機位置の間をスライド移動可能に構成され
    前記第2スリーブ体は、前記スライド孔に前記係合突起が係合することにより、前記連結位置と前記待機位置の間をスライド移動可能に構成される方立。
  2. 前記連結部材は、前記待機位置で前記方立本体部に仮固定可能に構成される請求項1に記載の方立。
  3. 前記待機位置においても、前記連結部材の先端部が前記方立本体部の開口から突出している請求項1又は2に記載の方立。
  4. 前記方立本体部は枠が連結されるユニット構造として構成される請求項1から3の何れかに記載の方立。
  5. 上下方向で連結される方立の連結方法であって、
    上側の方立と下側の方立を連結する連結部材を前記上側の方立の内側に入り込ませた待機位置に保持した状態で、前記下側の方立に対して前記上側の方立を互いの開口が対向するように配置する工程と、
    前記上側の方立と前記下側の方立の互いの開口が対向した状態で、前記連結部材を上方の前記待機位置から前記下側の方立の開口に入り込む連結位置まで移動させて前記上側の方立と前記下側の方立の連結を行う工程と、
    を含み、
    前記方立は、第1方立部材と第2方立部材とで左右に分割可能に構成され、
    前記連結部材
    前記第1方立部材の内側に設けられる係合突起に係合し、前記方立の長手方向に延びるスライド孔が形成される第1スリーブ体と、
    前記第2方立部材の内側に設けられる係合突起に係合し、前記長手方向に延びるスライド孔が形成される第2スリーブ体と、からなり、
    前記第1スリーブ体は、前記上側の方立の前記第1方立部材の内側の前記係合突起が前記スライド孔に係合することにより、記連結位置と前記待機位置の間をスライド移動可能に構成され
    前記第2スリーブ体は、前記上側の方立の前記第2方立部材の内側の前記係合突起が前記スライド孔に係合することにより、前記連結位置と前記待機位置の間をスライド移動可能に構成される方立の連結方法。
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