JP2013189802A - 既存建物の耐震補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】階高が高い階を有する既存建物においても耐震強度を十分に確保できる既存建物の耐震補強構造を提供する。
【解決手段】既存建物1に、複数の補強柱3,6とこれら補強柱3,6を連結する補強梁4,5,7とを有する補強ラーメンフレーム2が、補強柱3,6および補強梁4,5,7を既存建物1の1つの構面を構成する柱および梁に前記構面の前方から見て重ねるようにして、接続されており、補強ラーメンフレーム2の前記補強柱3,3間に、階高の略中央部において中間補強梁10が架設されているので、階高が高い階を有する既存建物1においても耐震強度を十分に確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存建物の耐震補強構造に関する。
既存建物を耐震補強する耐震補強構造の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
この既存建物の耐震補強構造は、複数の構面を有する既存建物の1つの構面に、柱、梁からなる新設フレームを配置し、前記新設フレームの柱、梁は、前記1つの構面の前方から見て、前記既存建物の骨組みの前記1つの構面部分の柱、梁と重なるように設けられ、前記新設フレームは、前記1つの構面と平行する平面上を延在し、平面視した場合に、前記新設フレームを構成する柱と梁とが前記1つの構面に平行する直線上に位置するように配置され、前記新設フレームは上層階のスパン数が下層階のスパン数よりも少なく設けられ、地震時に前記既存建物に生じた水平力のうち前記直線と平行する方向の成分が前記新設フレームに伝達されるように前記新設フレームと前記既存建物とが連結されていることを特徴としている。
このような耐震補強構造によれば、新設フレームの柱と梁は、既存建物の骨組みに重なるように設けられており、しかも、新設フレームは構面と平行する平面上を延在し、平面視した場合に、構面と平行する直線上を延在しているので、既存建物の構面の構成が新設フレームを通してそのまま残存されることになり、したがって、新設フレームが既存建物に対してあたかも一体化され、これにより既存建物のデザイン性を損なわずに、また、既存建物の快適性を損なわずに耐震補強することが可能となる。
特開2008−248592
ところで、階高が比較的高い階を有する既存建物では上記のような耐震補強構造を採用しても、耐震補強が不十分となるおそれがあった。
すなわち、補強耐力時の柱のせん断力は、柱上下の曲げ降伏モーメントを足して柱の内法高で除して求めるが、階高が高い階では、新設フレームの柱の内法高さが他の階に比して高くなるので、補強耐力時の柱のせん断力が他の階に比べて小さくなり、その結果、補強フレーム補強耐力が不十分となるおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、階高が高い階を有する既存建物においても耐震強度を十分に確保できる既存建物の耐震補強構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、ラーメン構造または壁式ラーメン構造を有する既存建物の耐震補強構造であって、
前記既存建物1に、複数の補強柱3,6とこれら補強柱3,6を連結する補強梁4,5,7とを有する補強ラーメンフレーム2が、前記補強柱3,6および前記補強梁4,5,7を前記既存建物1の1つの構面を構成する柱および梁に前記構面の前方から見て重ねるようにして、接続されており、
前記補強ラーメンフレーム2の前記補強柱3,3間に、階高の略中央部において中間補強梁10が架設されていることを特徴とする。
ここで、既存建物1は、ラーメン構造または壁式ラーメン構造を有するものであれば、S(鉄骨)造、RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造等のいずれでもよく、さらには木材による在来の軸組によるもの、ツーバイフォー工法によるもの、パネル工法によるものでもよい。
請求項1に記載の発明によれば、既存建物1に接続された補強ラーメンフレーム2の前記補強柱3,3間に、階高の略中央部において中間補強梁10が架設されているので、階高が高い階を有する既存建物1においても耐震強度を十分に確保できる。
つまり、補強耐力時の補強柱3のせん断力は、補強柱上下の曲げ降伏モーメントを足して補強柱の内法高で除して求めるが、中間補強梁10を設けることにより、補強柱3の内法高が略半分となるので、その分補強柱3のせん断力が大きくなり、その結果、補強ラーメンフレームの補強耐力が高まり、既存建物1の耐震強度を十分に確保できる。
請求項2に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項1に記載の既存建物の耐震補強構造において、前記補強ラーメンフレーム2の前記補強柱3,3間に間柱16が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、補強柱3,3間に間柱16が設けられているので、補強ラーメンフレーム2の補強耐力をさらに高めることができる。
本発明によれば、既存建物に接続された補強ラーメンフレームの補強柱間に、階高の略中央部において中間補強梁が架設されているので、階高が高い階を有する既存建物においても耐震強度を十分に確保できる。
本発明に係る既存建物の耐震補強構造の一例を示すもので、その概略斜視図である。 同、柱曲げ降伏時のせん断力算定方法を説明するための図である。 本発明に係る既存建物の耐震補強構造の他の例を示すもので、その概略斜視図である。 同、補強ラーメンフレームを増設フレームを介して既存建物に接続した状態を示す斜視図である。 本発明に係る既存建物の耐震補強構造の補強ラーメンフレームの変形例を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る既存建物の耐震補強構造の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態を示すものであり、図1において符号1は既存建物を示す。この既存建物1は、S(鉄骨)造、RC(鉄筋コンクリート)造またはSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造で、ラーメン構造を有する建物である。この既存建物1は、2階建てのものであり、1階の階高が2階の階高より高くなっている。また、1階には、壁、床で囲まれた部屋が4個あるが、各部屋においては、高さ方向の寸法(階高)が壁間の長さ(部屋の幅)寸法より長くなっている。
前記既存建物1の前面には、補強ラーメンフレーム2が直付けで接続されている。
この補強ラーメンフレーム2は、既存建物1の1階の階高とほぼ等しい高さを有する複数本(具体的には5本)の補強柱3と、左右両端側に配置されている補強柱3,3間に架設されて、全ての(5本の)補強柱3・・・の上端部どうしを連結する補強梁4と、左右両端側に配置されている補強柱3,3の下端部間に架設されて、全ての補強柱3・・・の下端部どうしを連結する補強梁5と、2階の階高とほぼ等し高さを有する複数本(具体的には3本)の補強柱6と、左右両端側に配置されている補強柱6,6の上端部間に架設されて、全ての(3本の)補強柱6・・・の上端部どうしを連結する補強梁7とを備えている。また、補強柱6・・・の下端部どうしは前記補強梁4によって連結されている。なお、補強ラーメンフレーム2を構成する補強柱3,6および補強梁4,5,7はそれぞれH形鋼等の形鋼で形成されている。
前記補強柱3は、既存建物1の正面側の構面を構成する1階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
すなわち、既存建物1の骨組を構成する柱、梁は外部に露出しておらず、既存建物1の壁や床を構成するコンクリート中に埋設されて、ラーメン構造を構成している。既存建物1の正面側の構面においては、既存建物1の左右側壁を構成する外壁1aの1階部分の前端縁部と、既存建物1の各階を左右に仕切る内壁1bの1階部分の前端縁部においてそれらの内部に柱が埋設されている。そして、前記補強柱3は、既存建物1の外壁1aの前端縁部に埋設されている1階の柱および内壁1bの前端縁部に埋設されている1階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
前記補強梁4は、既存建物1の正面側の構面を構成する2階の床梁(1階の天井梁)と正面視(構面の前方から見て)において重なるようにして配置されている。
すなわち、既存建物1の正面側の構面においては、既存建物1の2階の床の前端縁部に2階の床梁が埋設されており、前記補強梁4は、2階の床の前端縁部に埋設されている床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
前記補強梁5は、既存建物1の正面側の構面を構成する1階の床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
すなわち、既存建物1の正面側の構面においては、既存建物1の1階の床の前端縁部に1階の床梁が埋設されており、前記補強梁5は、1階の床の前端縁部に埋設されている床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
前記補強柱6は、既存建物1の正面側の構面を構成する2階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
すなわち、既存建物1の正面側の構面においては、既存建物1の左右側壁を構成する外壁1aの2階部分の前端縁部と、既存建物1の各階を左右に仕切る内壁1bの2階部分の前端縁部においてそれらの内部に柱が埋設されている。そして、前記補強柱6は、既存建物1の内壁1bの前端縁部に埋設されている2階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
前記補強梁7は、既存建物1の正面側の構面を構成する屋上の床の床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
すなわち、既存建物1の正面側の構面においては、既存建物1の屋上の床の前端縁部に床梁が埋設されており、前記補強梁7は、屋上の床の前端縁部に埋設されている床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
このように補強ラーメンフレーム2の補強柱3,6および補強梁4,5,7は、既存建物1の前面側の構面を前方から見て、既存建物1の骨組の前記構面部分の柱、梁と重なるようにして設けられている。
そして、このような補強ラーメンフレーム2は、既存建物1の前面に直付けで接続されている。例えば、既存建物1の外壁1aおよび内壁1bの前端面に補強柱3,6を当接し、外壁1aおよび内壁1bに突出するようにして固定した棒状の締結部材を補強柱3,6に締結するとともに、既存建物1の床の前端面に補強梁4,5,7を当接し、床に突出するようにして固定した棒状の締結部材を補強梁4,5,7に締結することによって行う。
既存建物1に接続されている補強ラーメンフレーム2の補強柱3,3間には、1階の階高の略中央部において中間補強梁10が架設されている。この中間補強梁10はH形鋼等の形鋼で形成されており、その両端部がそれぞれ補強柱3,3の上下方向中央部において溶接やボルト接合によって接合されている。このような中間補強梁10は、既存建物1の出入り口などが無い壁や窓の腰壁高さ位置に配置されている。
本実施の形態によれば、既存建物1に接続された補強ラーメンフレーム2の補強柱3,3間に、1階の階高の略中央部において中間補強梁10が架設されているので、階高が高い階(1階)を有する既存建物1においても耐震強度を十分に確保できる。
つまり、図2(a)に示すように、補強耐力時の補強柱3のせん断力Q1は、補強柱3の上下の曲げ降伏モーメントMuを足して補強柱3の内法高Hで除して求めるが(Q1=2Mu/H)、図2(b)に示すように、中間補強梁10を設けることにより、補強柱3の内法高Hが略半分以下となるので(中間補強梁10の梁成を0.2Hとした場合)、その分補強柱3のせん断力Q2が大きくなる(Q2=2Mu/0.4H=2.5Q1)。
そして、補強ラーメンフレーム2の補強耐力は、補強耐力時の補強柱3,6のせん断力の総和である。したがって、中間補強梁10を補強柱3の高さ方向の中央付近に追加することにより、補強柱3の曲げ強度を増やす必要なく、せん断力が増大するので、補強ラーメンフレーム2の補強耐力が高まり、既存建物1の耐震強度を十分に確保できる。
また、補強柱3の中央付近に中間補強梁10を追加することにより補強柱3の内法高さが短くなり、補強柱3が短スパンになる分、相対的に補強ラーメンフレーム2の剛性が増大し、補強効果が増大とする。
さらに、補強ラーメンフレーム2にブレースが使用されておらず、補強柱3の中央付近に中間補強梁10が追加されているだけであるので、既存建物1の正面側に設けられていいる出入り口、サッシ、窓などの使用性、眺望、採光にさほど影響を及ぼすことがない。
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態を示すものである。この図に示す既存建物の耐震補強構造が、図1に示す既存建物の耐震補強構造と異なる点は、補強ラーメンフレーム2を既存建物1に増設床スラブ12a〜12cを介して接続した点であるので、以下ではこの点について詳しく説明し、図1に示すものと共通構成部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図3に示すように、既存建物1の1階の床の前端縁部に増設床スラブ12aが固定されている。この増設床スラブ12aは例えば鉄筋コンクリート製のものであり、この増設床スラブ12aのスラブ筋の端部を1階床に埋設固定することによって、当該1階床の前端縁部に固定されている。なお、増設床スラブ12aは1階の床とほぼ面一に配置されている。
また、既存建物1の2階の床の前端縁部に増設床スラブ12bが固定されている。この増設床スラブ12bは例えば鉄筋コンクリート製のものであり、この増設床スラブ12bのスラブ筋の端部を2階床に埋設固定することによって、当該2階床の前端縁部に固定されている。なお、増設床スラブ12bは2階の床とほぼ面一に配置されている。
さらに、既存建物1の屋上の床の前端縁部に増設床スラブ12cが固定されている。この増設床スラブ12cは例えば鉄筋コンクリート製のものであり、この増設床スラブ12cのスラブ筋の端部を屋上の床に埋設固定することによって、当該屋上の床の前端縁部に固定されている。なお、増設床スラブ12cは屋上の床とほぼ面一に配置されている。また、増設床スラブ12cは屋上全体から突出するのではなく、屋上の左右方向中央部から前側に突出している。また、上記のような増設床スラブ12a〜12cは既存建物1からの突出長さは等しくなっている。
上記のような増設床スラブ12a〜12cの前端縁部に前記補強ラーメンフレーム2が固定されている。
すなわち、補強ラーメンフレーム2の補強梁4は、増設床スラブ12bの前端縁部に固定されており、これによって、補強梁4は既存建物1の正面側の構面を構成する2階の床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
また、補強梁5は、増設床スラブ12aの前端縁部に固定されており、これによって、補強梁5は既存建物1の正面側の構面を構成する1階の床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
さらに、補強梁7は、増設床スラブ12cの前端縁部に固定されており、これによって、補強梁7は既存建物1の正面側の構面を構成する屋上床の床梁と正面視において重なるようにして配置されている。
また、補強ラーメンフレームの補強柱3は、補強梁4,5間に設けられており、かつ、既存建物1の正面側の構面を構成する1階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
そして補強柱3,3間に、1階の階高の略中央部において中間補強梁10が架設されている。
また、補強柱6は、補強梁7,4間に設けられており、かつ、既存建物1の正面側の構面を構成する2階の柱と正面視において重なるようにして配置されている。
本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果を得られる他、中間補強梁10が既存建物1の前面から増設床スラブ12a〜12cの突出長さ分だけ、離間しているので、この中間補強梁10が、既存建物1の出入り口、サッシ、窓などと直接干渉することがない。したがって、既存建物1の使用性、眺望、採光にほとんど影響を及ぼすことがない。
なお、本実施の形態では、補強ラーメンフレーム2を既存建物1に増設床スラブ12a〜12cを介して接続したが、これに代えて、図4に示すように、増設フレーム13を介して接続してもよい。
すなわち、増設フレーム13は、図4に示すように、既存建物1の1階床、2階床、屋上床の前端縁部からそれぞれ複数の鉄骨材13aを突出させるとともに、これら鉄骨材13aの先端部を前記補強梁4,5,7でそれぞれ連結し、さらに鉄骨材13a、補強梁4,5,7、既存建物1の1階床、2階床、屋上床で囲まれた部分にブレース13bを取り付けることによって構成されている。
このような増設フレーム13のうち、2階床や屋上床から突出しているものは、当該増設フレーム13に屋根材を取り付けることによって庇として利用できる。
1階床から突出している増設フレーム13はそれに床材を取り付けることによって、外廊下として利用できる。
図5は、補強ラーメンフレーム2の変形例を示すものである。この図に示す補強ラーメンフレーム2の補強柱3,3間には、鉄骨材で形成された間柱16が補強柱3,3間の略中央部において設けられている。この間柱16の上端部は補強梁4に接合され、下端部は補強梁5に接合されている。
なお、間柱16は隣り合う補強柱3,3間において、複数設けてもよい。
また、間柱16と中間補強梁10との交差部は、柱勝となっているが、梁勝ちにしてもよい。
このような変形例では、補強柱3,3間に間柱16が設けられているので、補強ラーメンフレーム2の補強耐力をさらに高めることができる。
なお、前記実施の形態では、補強ラーメンフレーム2のうち、1階部分に対応する補強柱3,3間に中間補強梁10を架設したが、これに加えて、2階部分に対応する補強柱6,6間に中間補強梁10を架設してもよい。
また、既存建物が3階以上で、かつ、1階以外の階に他の階より階高が高い階がある場合、その階に対応する補強ラーメンフレームの補強柱間に中間補強梁10を設けることにによって、補強ラーメンフレームの補強耐力がさらに高まり、既存建物1の耐震強度を十分に確保できる。
さらに、前記実施の形態では、中間補強梁10を補強柱3の高さ方向中央部に配置したが、例えば、既存建物1の1階の階高の中央付近に窓等の開口部がある場合、この開口部を避けて当該開口部の上下位置に階高の中央付近から若干ずらして、中間補強梁10を設けてもよい。
1 既存建物
2 補強ラーメンフレーム
3 補強柱
4,5 補強梁
10 中間補強梁
12a〜12c 増設床スラブ
16 間柱

Claims (2)

  1. ラーメン構造または壁式ラーメン構造を有する既存建物の耐震補強構造であって、
    前記既存建物に、複数の補強柱とこれら補強柱を連結する補強梁とを有する補強ラーメンフレームが、前記補強柱および前記補強梁を前記既存建物の1つの構面を構成する柱および梁に前記構面の前方から見て重ねるようにして、接続されており、
    前記補強ラーメンフレームの前記補強柱間に、階高の略中央部において中間補強梁が架設されていることを特徴とする既存建物の耐震補強構造。
  2. 前記補強ラーメンフレームの前記補強柱間に間柱が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の既存建物の耐震補強構造。
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