JP7479960B2 - 天井用骨材の連結構造および連結方法 - Google Patents
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Description
ところが天井部の面積が大きいような場合に、骨材と天材だけでは強度不足になることがあり、このようなときには、前記骨材を主骨材とし、隣接する主骨材間に、該主骨材に対して直交する方向を向いた補強骨材を連結することで補強する構成にしている(例えば特許文献1参照。)。
そしてこの場合に用いられる連結金具は、主骨材の両側面部にそれぞれ取付け、該取り付けられた連結金具に補強骨材を連結する構成にしていたため、連結金具を、補強骨材を主骨材に連結するだけの数が必要になって部品点数が多くなり、このため多くの連結金具をそれぞれ主骨材に取付ける必要があって作業性に劣るという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、平行状態で配される複数の主骨材と、該主骨材の隣接するもの同士のあいだに配される補強骨材とを備え、補強骨材を連結金具を介して主骨材に連結してなる天井用骨材において、前記連結金具は、主骨材を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材を内嵌するよう跨片部と一対の脚片部とを備えた凵字形状をし、両脚片部は、主骨材を嵌入するための凹溝が形成され、主骨材と連結金具とは、凹溝に嵌入した部位の主骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、連結金具と補強骨材とは、前記連結された連結金具の主骨材から突出する端縁部に内嵌載置された部位の補強骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、連結金具を介して連結された主骨材と補強骨材とは、該連結金具と同じ連結部材がさらに上側からネジ固定されることを特徴とする天井用骨材の連結構造である。
請求項3の発明は、平行状態で配される複数の主骨材と、該主骨材の隣接するもの同士のあいだに配される補強骨材とを備え、補強骨材を連結金具を介して主骨材に連結してなる天井用骨材において、前記連結金具は、主骨材を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材を内嵌するよう跨片部と一対の脚片部とを備えた凵字形状をし、両脚片部は、主骨材を嵌入するための凹溝が形成されたものであり、主骨材と補強骨材とを連結する方法として、主骨材と連結金具とを、凹溝に嵌入した部位の主骨材と跨片部とを下側からネジ固定して連結する工程、連結金具と補強骨材とを、前記連結された連結金具の主骨材から突出する端縁部に内嵌載置された部位の補強骨材と跨片部とを下側からネジ固定して連結する工程、前記連結金具を介して連結された主骨材と補強骨材とを、前記連結金具と同じ連結部材を用いて上側からネジ固定する工程、を備えていることを特徴とする天井用骨材の連結方法。
しかも、連結金具自体、跨片部に設けた凹溝によって補強されたものとなって天井部の一段と優れた補強ができることになる。
請求項2の発明とすることにより、連結金具と同じ連結部材を上側から用いてさらなる補強が簡単にできることになる。
前記連結金具10は、主骨材6に直交状に当てがった場合に、該主骨材6を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材9を内嵌するよう跨片部10aと一対の脚片部10bとを備えた凵字(凹溝)形状をし、さらに跨片部10aの幅方向中央部位には、連結金具10の全長に亘る状態で脚片部10bとは逆方向に向けて突出した補強用の凹溝10cが形成されている。
そして梁材5間に両端縁部が架け渡し状に取り付けられた主骨材6に、補強骨材9を連結金具10を介して連結するにあたり、まず連結金具10を、連結用凹溝10dを主骨材6に外嵌して該凹溝10d部位の跨片部10aを主骨材6の底板面に当てがい、下側からビス11を螺入することで主骨材6に連結固定する。尚、10eは主骨材6への固定用ビス孔である。
そしてこのように連結金具10に載置された補強骨材9を下側からビス11を螺入することで連結金具10に補強骨材9を連結固定することができ、このようにして隣接する主骨材6のあいだに補強骨材9を嵌入する状態で連結できるように構成されている。尚、10fは補強骨材9への固定用ビス孔である。
因みに、補強骨材9を梁材5に連結する場合や、主骨材6に対して一端側にしか連結しない場合には、図10に示す如く、L字形の連結金具18や梁材5に外嵌する連結金具19を介して連結する従来通りの構造となる。
具体的には、縦板材13は、表裏面板13bと、該表裏面板13b間に充填(介装)される充填材16とによって肉厚状に構成されるが、充填材16は、本実施の形態ではロックウール、グラスウール等の断熱不燃材が用いられている。前記補強金具15は跨部15aと両脚部15bとを備えたコ字形をし、脚部15bを表裏面板13bと充填材16とのあいだに無理嵌め状に嵌入することで組み込まれる。そして窓14の構成部材である窓枠14aの内外両脚片14bを、表裏面板13bにまで外嵌した状態でビス17を補強金具15の脚部15bまでネジ嵌入することで、前記切断状態の端縁部13aは補強金具15により補強された状態で窓枠14aの組み込みがなされるように構成されている。
そしてまず、主骨材6に連結金具10の凹溝10dを嵌入した状態で、凹溝10d部位の主骨材6と跨片部10aとを下側からビス11を用いてネジ固定することで主骨材6と連結金具10とが連結される。
次いで、該連結された連結金具10の主骨材6から突出した両端部に、補強骨材9の端縁部を上側から内嵌載置し、これによって該載置された部位の連結金具10の跨片部10aと補強骨材9とを下側から螺入するビス11を介してネジ固定して連結することで、主骨材6と補強骨材9とが段差がなく面一の状態で連結されることになる。
しかも連結金具10は、主骨材6から両端縁部が突出する長尺の一体ものとなっているため、強度的にも優れたものになりながら、一つのもので両側の補強骨材9の支持ができることになって部品点数の低減も図ることができる。
そして補強骨材9を連結金具10を介して主骨材6に連結する補強では不十分の場合には、前記実施の形態のように、連結金具10と同部材からなる補強部材12を介して前記連結部位を上側から連結補強することができ、このようにした場合には、部材の共通化を図りながら、主骨材6と補強骨材9とのより補強された連結が簡単にできることになる。
6 主骨材
9 補強骨材
10 連結金具
10a 跨片部
10b 脚片部
10c 補強用の凹溝
10d 連結用の凹溝
11ビス
Claims (3)
- 平行状態で配される複数の主骨材と、該主骨材の隣接するもの同士のあいだに配される補強骨材とを備え、補強骨材を連結金具を介して主骨材に連結してなる天井用骨材において、
前記連結金具は、主骨材を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材を内嵌するよう跨片部と一対の脚片部とを備えた凵字形状をし、
両脚片部は、主骨材を嵌入するための凹溝が形成され、
主骨材と連結金具とは、凹溝に嵌入した部位の主骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、
連結金具と補強骨材とは、前記連結された連結金具の主骨材から突出する端縁部に内嵌載置された部位の補強骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、
連結金具の跨片部には、全長に亘る状態で脚片部とは逆方向に向けて突出した補強用凹溝が形成されていることを特徴とする天井用骨材の連結構造。 - 平行状態で配される複数の主骨材と、該主骨材の隣接するもの同士のあいだに配される補強骨材とを備え、補強骨材を連結金具を介して主骨材に連結してなる天井用骨材において、
前記連結金具は、主骨材を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材を内嵌するよう跨片部と一対の脚片部とを備えた凵字形状をし、
両脚片部は、主骨材を嵌入するための凹溝が形成され、
主骨材と連結金具とは、凹溝に嵌入した部位の主骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、
連結金具と補強骨材とは、前記連結された連結金具の主骨材から突出する端縁部に内嵌載置された部位の補強骨材と跨片部とを下側からネジ固定することで連結され、
連結金具を介して連結された主骨材と補強骨材とは、該連結金具と同じ連結部材がさらに上側からネジ固定されることを特徴とする天井用骨材の連結構造。 - 平行状態で配される複数の主骨材と、該主骨材の隣接するもの同士のあいだに配される補強骨材とを備え、補強骨材を連結金具を介して主骨材に連結してなる天井用骨材において、
前記連結金具は、主骨材を幅方向両側から越える長さを有すると共に、補強骨材を内嵌するよう跨片部と一対の脚片部とを備えた凵字形状をし、
両脚片部は、主骨材を嵌入するための凹溝が形成されたものであり、
主骨材と補強骨材とを連結する方法として、
主骨材と連結金具とを、凹溝に嵌入した部位の主骨材と跨片部とを下側からネジ固定して連結する工程、
連結金具と補強骨材とを、前記連結された連結金具の主骨材から突出する端縁部に内嵌載置された部位の補強骨材と跨片部とを下側からネジ固定して連結する工程、
前記連結金具を介して連結された主骨材と補強骨材とを、前記連結金具と同じ連結部材を用いて上側からネジ固定する工程、
を備えていることを特徴とする天井用骨材の連結方法。
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JP2020109430A JP7479960B2 (ja) | 2020-06-25 | 2020-06-25 | 天井用骨材の連結構造および連結方法 |
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JP2000096705A (ja) | 1998-09-22 | 2000-04-04 | Sakatani Kogyosho:Kk | 建築用下地金具の交差部用ジョイント |
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