JP2017066635A - ユニットルームの天井構造 - Google Patents
ユニットルームの天井構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017066635A JP2017066635A JP2015190570A JP2015190570A JP2017066635A JP 2017066635 A JP2017066635 A JP 2017066635A JP 2015190570 A JP2015190570 A JP 2015190570A JP 2015190570 A JP2015190570 A JP 2015190570A JP 2017066635 A JP2017066635 A JP 2017066635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- unit room
- ceiling panel
- panel
- room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
【課題】ユニットルームの天井を構成する構造であって、強度が確保できるとともに、組立てが簡単に行え、設置工事も簡単に行うことができる天井構造の提供。
【解決手段】建物の空間を仕切るユニットルームの天井構造において、複数枚の天井パネル7と複数の梁材4を有するとともに、該天井パネル7の側端面を互いに当接させ、梁材4の上面に配列して天井部を構成している。
【選択図】 図1
【解決手段】建物の空間を仕切るユニットルームの天井構造において、複数枚の天井パネル7と複数の梁材4を有するとともに、該天井パネル7の側端面を互いに当接させ、梁材4の上面に配列して天井部を構成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物内の大きな空間に設置するユニットルームの天井構造に関する。
工場や倉庫等といった大きな空間に、作業する人の執務室や休憩場所であったり、備品の保管庫といった目的でユニットルームが設置されている。このようなユニットルームの天井構造は、間仕切り装置の壁パネルと同様の天井パネルとすることが多く、ユニットルームの大きさに合わせて複数の天井パネルを連結しながら天井面を構成している。
例えば、特開2008−184788「耐火天井の目地部連結構造」のように、石膏ボード等の不燃材の両面に金属製の表面材を貼着した天井パネルを隣り合うように構成し、隣り合う天井パネル間に目地を配列し、目地の上には天井パネルに跨ってコ形断面をしたカバー材を配置して構成している技術が知られている。このカバー材の内部には石膏ボード等の不燃材を隙間なく充填し、カバー材の上面から天井パネルに届くようにネジ止めし、さらに、カバー材の上面には支持プレートをネジ止めして天井から垂下した吊ボルトにて吊設している。この場合、天井パネルの上面すなわち部屋の天井裏からネジ止めする必要があるので、取付け工事に時間がかかる上、天井裏に上って作業するため作業員の落下や身体への負荷等、危険が伴うといった問題があった。
また、特開2009−155943「天井パネルの取付け構造」のように、吊りボルトで吊設された水平桟に取付ける吊り金具は、上板は縦板の上端にて内側へ屈曲させ、底板は縦板の下端で内側と外側へ水平に延び、係合部は概略L形断面をして底板の内端に形成され、天井パネルの側端に設けた補強部材の空間に吊り金具の係合部を係合して底板を天井パネル表面にネジ止めする技術が知られている。この場合、天井パネルの側端に設ける補強部材を、吊り金具の係合部が係合できるような断面形状にする必要があるので、天井パネルの構造が複雑になってしまい、製作コストも大きくなる。
特開2008−184788
特開2009−155943
このように、従来の天井構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、取付け工事を簡単かつ安全に行うことができるユニットルームの天井構造を提供する。
本発明のユニットルームの天井構造は、複数の天井パネルと複数の梁材を有している。そして、隣り合う天井パネルの側端面を互いに当接させ、梁材の上面に配列して天井部を形成している。互いに当接される天井パネルの側端面には段差を設けており、隣り合う天井パネルを重なり合うように当接して取付ける。該天井パネルの取付けは、ユニットルームの部屋内から順次配列しながら設置する。
上記天井パネルは、不燃ボードや構造用合板などを積層した構造としている。そして、天井パネルの段差を重なり合うように当接して取付けた後、ユニットルームを構成した部屋内及び部屋外から所定の間隔でねじを使って天井パネルを固定している。こうすることにより、火災が発生した場合であっても高熱による天井パネルの脱落や破壊を防止することが出来る。さらに、天井パネルは当接している側端同士を天井パネルの側端部に位置する梁材の箇所において、梁材を覆いながら天井パネルの側端同士を連結金具で固定する。
本発明のユニットルームの天井構造は、天井パネルの側端面を互いに当接させて天井部を構成しているので、ユニットルームの設置工事における作業性を向上させることができる。すなわち、天井パネルを設置する時にはユニットルームの部屋内から作業を行うことができるので、天井裏に上って無理な体勢で作業をすることがなくなる。
そして、天井パネルはユニットルームを構成した部屋内及び部屋外から所定の間隔でねじを使ってパネルを固定しているので、当接している天井パネルの側端面の位置ずれを防止できる。さらに、当接している天井パネルの側端面を梁部材を覆いながら連結金具にて固定しているため、天井パネルの荷重を安定して受けることができる。すなわち、梁材の強度を向上させることができる。さらには、天井パネルの製作コストの低減を図ることができる。
図1はユニットルームの外観図を表す実施例である。同図の1はユニットルーム、2はコーナー柱、3は中間柱、4は梁材を示しており、ユニットルーム1は四隅に配置されたコーナー柱2と、コーナー柱2の上端に連結された梁材4をフレームとして組み立てる。そして、該フレームの周囲には壁パネル5、5を配列し、出入り口となる扉パネル6、6を取付ける。さらに、ユニットルーム1の天井部は上記梁材4の上面に天井パネル7を配列して構成する。ここで、本発明における壁パネル5の連結形態や支持形態は特に限定しない。例えば、壁パネル5の側面を凹凸形状として嵌合させる場合などがある。また、扉パネル6の取付け形態においても限定しない。例えば、開き扉や引き戸さらには折れ戸等に対応可能である。
図2はユニットルーム1の天井伏せ図である。梁材4は主として角型パイプ等の鉄骨からなり、コーナー柱2と固定される梁材4a、そして、壁パネル5のモジュールW寸法毎に配置される梁材4bとを有している。さらに、壁パネル5のモジュールW寸法の間に梁材4cを配置する。この梁材4a、4b、4cの上面に天井パネル7を配列して天井部を構成する。また、ユニットルーム1の用途に合わせてモジュールWを適宜増減させることも可能である。
図3はユニットルーム1の天井パネル7と梁材4の配列形態である。本実施例では梁材4はユニットルーム1の長手方向を示し、梁材4の上面に天井パネル7を配列する。天井パネル7の側端面には当接面となる段差8を設け、隣り合う天井パネル7を重なり合うように当接して取付ける。従って、天井パネル7はユニットルーム1の部屋内から順次配置作業を行うことができる。
図4は天井パネル7の側端面における拡大断面図である。上記段差8は天井パネル7を構成する不燃ボード9a、9b、9cや構造用合板10a、10bなどを治具を使って加工する。そして、天井パネル7のそれぞれ外側となる不燃ボード9a、9cには金属の鋼板から成る表面材11a、11bが接着されている。また、上記以外の不燃ボード9bおよび構造用合板10a、10bは接着されておらず、ユニットルーム1を構成した部屋内及び部屋外から所定の間隔でパネル固定用ねじ12にて固定する。さらに、天井パネル7の側端面には当接面となる段差8が設けられているが、該段差8の形態においては限定しない。つまり、天井パネル7を重なり合わせることができれば、側端面が斜面形状もしくは凹凸形状であってもよい。
上記天井パネル7の側端面における段差8を順次当接して取付け、ユニットルーム1を構成した部屋内からパネル固定用ねじ12で取付けるが、さらに、天井パネル7の側端部に位置する梁材4の箇所においては、梁材4を覆うように天井パネル7の側端同士を連結金具13で固定している。この連結金具13は、金属の鋼板を曲げ成形して製作されたものであり、梁材4の底面に当接する底片14と、両側に当接して垂直に起立する側片15と、天井パネル7に当接する止着片16を有している。
そして、底片14は梁材4に上記連結金具固定用ねじ17で固定され、止着片16は天井パネルに連結金具用固定ねじ18にてそれぞれ固定される。この連結金具13は梁材4に複数取付けられ、その為に、該連結金具13を介して天井パネル7と梁材4が組み合わされる為に、梁材4の強度をより向上させること出来る。さらには、連結金具13にて天井パネル7が梁材4に固定されることで、側端面における段差8が位置ズレすることなく安定することが出来る。
1 ユニットルーム
2 コーナー柱
3 中間柱
4 梁材
5 壁パネル
6 扉パネル
7 天井パネル
8 段差
9 不燃ボード
10 構造用合板
11 表面材
12 パネル固定用ねじ
13 連結金具
14 底片
15 側片
16 止着片
17 連結金具固定用ねじ
18 連結金具固定用ねじ
2 コーナー柱
3 中間柱
4 梁材
5 壁パネル
6 扉パネル
7 天井パネル
8 段差
9 不燃ボード
10 構造用合板
11 表面材
12 パネル固定用ねじ
13 連結金具
14 底片
15 側片
16 止着片
17 連結金具固定用ねじ
18 連結金具固定用ねじ
Claims (2)
- 建物の空間を仕切るユニットルームの天井構造において、複数枚の天井パネルと複数の梁材を有するとともに、該天井パネルの側端面を互いに当接させ、梁材の上面に配列して天井部を構成したことを特徴とするユニットルームの天井構造。
- 前記天井パネルは当接している側端同士を梁材を覆いながら連結金具で固定したことを特徴とする請求項1記載のユニットルームの天井構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015190570A JP2017066635A (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | ユニットルームの天井構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015190570A JP2017066635A (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | ユニットルームの天井構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017066635A true JP2017066635A (ja) | 2017-04-06 |
Family
ID=58494110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015190570A Pending JP2017066635A (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | ユニットルームの天井構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017066635A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020045683A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | 株式会社竹中工務店 | 床版天井版の接合構造及び木版ユニット |
-
2015
- 2015-09-29 JP JP2015190570A patent/JP2017066635A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020045683A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | 株式会社竹中工務店 | 床版天井版の接合構造及び木版ユニット |
JP7131232B2 (ja) | 2018-09-19 | 2022-09-06 | 株式会社竹中工務店 | 床版天井版の接合構造及び木版ユニット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101368692B1 (ko) | 건축용 커튼월 구조 | |
JP2019097622A (ja) | ユニット家具 | |
KR101642088B1 (ko) | 조립식 주택의 조립구조물 | |
KR102039324B1 (ko) | 내화 칸막이 보강벽체의 시공구조 및 그 시공방법 | |
JP2017066635A (ja) | ユニットルームの天井構造 | |
JP2016094788A (ja) | 外壁の外壁パネル・柱割付け構造および割付け施工方法 | |
JP2017025615A (ja) | 壁パネルの固定構造 | |
JP6177759B2 (ja) | 大判化外壁パネル | |
JP6666677B2 (ja) | 耐火被覆材及び耐火被覆材を備えた柱 | |
EP3561189B1 (en) | A partition wall, especially for creation of a fire compartment in rooms of buildings | |
JP6207147B2 (ja) | カーテンウォールの耐火ボード支持構造、及び鉄骨梁の複合耐火被覆構造 | |
JP6944029B2 (ja) | 軒先構造、建物、軒先施工方法 | |
JP7479960B2 (ja) | 天井用骨材の連結構造および連結方法 | |
JP6616586B2 (ja) | 建物の界壁構造 | |
JP2015010448A (ja) | 建物の防湿構造 | |
KR102685579B1 (ko) | 화재 확산 방지용 외벽 패널 조립체 | |
JP6916354B2 (ja) | ユニット家具 | |
JP7272800B2 (ja) | 耐震天井構造 | |
JP7208044B2 (ja) | 耐震天井構造 | |
JP2016056662A (ja) | 吊り天井の補強ブレース接続用金具 | |
JP2019183517A (ja) | 隔て板の設置構造 | |
JP6898129B2 (ja) | 外廊下の手摺及び建物 | |
EP2889442A1 (en) | Indoor office-type modular construction | |
TWM514491U (zh) | 滑動式防震結構的樑柱包覆裝置 | |
JP2023110690A (ja) | 建物ユニットの組付け構造 |