JP6898129B2 - 外廊下の手摺及び建物 - Google Patents

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Description

この発明は、複数階を有する建物本体の上階に設けられた外廊下の手摺及び建物に関するものである。
複数階を有する建物には、そのベランダや上階に設けられた外廊下に手摺が設けられることがある。このような手摺の構造として、床板の長手方向に手摺支柱を設けるとともにこの手摺支柱の上端に手摺笠木を架け渡し、さらに、手摺笠木の室外側にガラス用上枠とガラス用下枠とを設け、これら上枠及び下枠の間にガラス取付枠が設けられ、このガラス取付枠にガラス板が取り付けられてなる手摺の取付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5330032号公報
しかしながら、上述した手摺の取付装置を含めて、従来の外廊下の手摺において、外廊下の長手方向の長さ(スパン)が長くなる(広くなる)と、笠木部分の断面性能が手摺の必要強度を下回ってしまう可能性があった。
そこで、この発明は、手摺強度を十分確保することのできる外廊下の手摺及び建物を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、
複数階を有する建物本体の上階に設けられた外廊下の手摺において、
両端がそれぞれ前記建物本体または地面に立設された支柱のいずれかに支持された長尺状で一本物の第1の支持部材と、
前記第1の支持部材に上端部が支持された複数のパネルユニットと、
複数の前記パネルユニットの間に二枚置きに設けられ、上端部が前記第1の支持部材の長手方向の中間部に連結され、下端部が前記外廊下の幅方向に延びる床梁の端部に、前記外廊下の長さ方向に延びる連結部材を介して連結された中間支柱と
前記外廊下の長さ方向に延びて当該外廊下の床板部の側部に前記連結部材と平行に設けられた第2の支持部材を有し、
前記第2の支持部材は、長さ方向の端部が、前記連結部材及び前記床梁の端部に接続された前記中間支柱に連結され、
前記パネルユニットは、下端部が前記第2の支持部材の上部に対し、前記第2の支持部材の室外側に設けられた前下枠及び廊下側に設けられた後下枠によって挟持固定されていることを特徴とする。
ここで、前記中間支柱の前記下端部は、略平板状のウェブ部とこのウェブ部の両端から立ち上がるフランジ部とを備えた形状を有し、前記床梁の端部とはこのウェブ部において連結されているとよい。
さらに、前記中間支柱の前記下端部は、そのフランジ部において前記第2の支持部材の長さ方向の端部に連結されているとよい。
本発明の建物は、上記した本発明の外廊下の手摺を有することを特徴とする。
このような本発明の外廊下の手摺は、両端がそれぞれ前記建物本体または地面に立設された支柱のいずれかに支持された長尺状で一本物の第1の支持部材と、第1の支持部材に上端部が支持された複数のパネルユニットと、複数のパネルユニットの間に二枚置きに設けられ、上端部が第1の支持部材の長手方向の中間部に連結され、下端部が外廊下の幅方向に延びる床梁の端部に、前記外廊下の長さ方向に延びる連結部材を介して連結された中間支柱とを有する。
上記した構成なので、中間支柱により第1の支持部材の下方への撓みを抑制することができ、外廊下のスパンが長い場合でも手摺強度を十分確保することができる。
ここで、前記外廊下の手摺は、前記外廊下の長さ方向に延びてこの外廊下の床板部の側部に前記連結部材と平行に設けられた第2の支持部材を有し、前記パネルユニットの下端部が前記第2の支持部材の上部に対し、前記第2の支持部材の室外側に設けられた前下枠及び廊下側に設けられた後下枠によって挟持固定されていることでこのパネルユニットは前記第1及び第2の支持部材に挟まれて保持され、前記第2の支持部材は、長さ方向の端部が、前記連結部材及び前記床梁の端部に接続された前記中間支柱に連結されていることで、第2の支持部材も含めて手摺強度をさらに確保することができる。
また、前記第2の支持部材は、前記外廊下の長さ方向に延びる連結部材を介して前記床梁の端部に連結されていることで、手摺強度をさらに確保することができる。
さらに、前記中間支柱の前記下端部は、略平板状のウェブ部とこのウェブ部の両端から立ち上がるフランジ部とを備えた形状を有し、前記床梁の端部とはこのウェブ部において連結されている場合は、中間支柱と床梁との間の連結強度をさらに高めることができ、手摺強度をさらに確保することができるとともに、支柱の数を削減することができる。
さらに、前記中間支柱の前記下端部は、そのフランジ部において前記第2の支持部材の長さ方向の端部に連結されている場合は、第2の支持部材と中間支柱との間の連結強度をさらに高めることができ、手摺強度をさらに確保することができる。
このような本発明の建物は、上記した本発明の外廊下の手摺を有する構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の外廊下の手摺の効果を奏する建物とすることができる。
第1実施例の外廊下の手摺を示す一部分解斜視図である。 図1の外廊下の手摺の分解斜視図である。 第1実施例の外廊下の手摺を示す縦断面図である。 第1実施例の外廊下の手摺に用いられる中間支柱を示す平面図である。 第1実施例の中間支柱を示す正面図である。 第1実施例の中間支柱を示す右側面図である。 第1実施例の中間支柱を示す左側面図である。 第1実施例の外廊下の手摺における中間支柱と軒先梁との固定部を拡大して示す断面図である。 第1実施例の外廊下の手摺における中間支柱と笠木ベースとの固定部を拡大して示す断面図である。 第1実施例の外廊下の手摺が適用される、複数階を有する建物本体を示す平面図である。 図10Aに示す建物本体に外廊下を設ける工程を示す概略斜視図である。 図10Bに続く工程を示す概略斜視図である。 図10Cに続く工程を示す概略斜視図である。 図10Dに続く工程を示す概略斜視図である。 図10Eに続く工程を示す概略斜視図である。 第1実施例の外廊下の手摺の取付工程を示す概略斜視図である。 図11Aに続く工程を示す概略斜視図である。 図11Bに続く工程を示す概略斜視図である。 図11Cに続く工程を示す概略斜視図である。 第1実施例の外廊下の手摺に用いられる笠木ベースを示す平面図である。 第1実施例の笠木ベースの側面図である。 第2実施例における防水シートの建物への施工状態の概略を示す斜視図である。 第2実施例の外廊下の手摺を示す横断面図である。 第2実施例の外廊下と支柱との接合部を示す縦断面図である。 第2実施例の外廊下と支柱との接合部を示す横断面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
本発明の第1実施例である外廊下の手摺を説明する前に、本実施例の手摺が適用される外廊下について、図10A〜図10Fを参照して説明する。
<外廊下>
図10A〜図10Fに示すように、本実施例が適用される建物(建物本体)1は、建物ユニット2が平面的かつ立体的に複数設けられて構成され、さらに、エントランスユニット3が設けられてなる、2階建てのいわゆるユニット建物である。2階部分の建物ユニット2の外壁面部分には、図10Fに最もよく示すように、エントランスユニット3の上面に連通して外廊下4が設けられている。
この外廊下4は、両端が建物ユニット2の側部または地面に立設された支柱5のいずれかに支持された複数の床板部6を備え、これら床板部6の室外側の側部に本実施例の手摺7が設けられている。
図10A〜図10Fに示す外廊下4は次の手順により構築される。まず、図10Bに示すように、1階部分の建物ユニット2及びエントランスユニット3を設置し、さらに地面に支柱5を設置したあと、図10B〜図10Dに示すように、1階部分の建物ユニット2の上面と略面一となるように、これら建物ユニット2と支柱5との間に床板部6を架け渡し、その両端を建物ユニット2及び支柱5に固定する。次いで、図10Eに示すように、2階部分の支柱5を継ぎ足すとともに、床板部6の室外側の側部に本実施例の手摺7を設ける。そして、2階部分の建物ユニット2の上面と略面一となるように庇部8を設ける。あるいは、床板部6に予め手摺7を取り付けておき、手摺7が取り付けられた床板部6を建物ユニット2と支柱5との間に架け渡してもよい。
<手摺>
本実施例の手摺について、図1及び図2を参照して説明する。本実施例の手摺7は、図1及び図2において図略の床板部6の側面に固定された手摺ベース(第2の支持部材)10と、両端がそれぞれ建物ユニット2または支柱5のいずれかに支持されて架け渡されてなる長尺状の笠木ベース(第1の支持部材)11とを有する。パネルユニット14は、矩形状のガラス板12の四辺をガラス枠13により支持されて構成されている。これら複数のパネルユニット14の上端部はそれぞれ笠木ベース11により支持され、下端部はそれぞれ手摺ベース10の上面に載置されて支持されている。これにより、これら笠木ベース11及び手摺ベース10によりパネルユニット14が挟まれて保持されている。
なお、パネルユニット14の下端部は、それぞれ室外側に設けられた前下枠15及び廊下側に設けられた後下枠16(図3参照)により挟持され、これら前下枠15及び後下枠16がそれぞれ手摺ベース10に固定されることで、パネルユニット14の移動が阻止されている。
手摺ベース10は、図1及び図2に示すように、パネルユニット14の下端部が載置される、断面コ字状のパネルユニット支持部10aと、このパネルユニット支持部10aの両端部に設けられた一対の支持パネル10bと、これら支持パネル10bの間を補強する上桟板10c及び下桟板10dとを有する。そして、後述する中間支柱17に隣接する側の支持パネル10bにはボルト穴10eが設けられている。
笠木ベース11は、図12〜図14に示すように、パネルユニット14の上端部が収納されて支持される、断面コ字状のパネルユニット収納部11aと、後述する中間支柱17の上端部が図略のネジにより固定される略平板状の中間支柱支持部11bとを有する。そして、中間支柱支持部11bには、中間支柱17の上端部が固定される部分にビス穴11cが設けられている。
<中間支柱>
一対のパネルユニット14の間には、図1に最もよく示すように中間支柱17が設けられている。この中間支柱17は、図4〜図7に示すように外形が角筒状に形成されている。そしてその一部、より詳細には図1に示すように、手摺7に取り付けられた状態でその下端部において一側面が切り欠かれることで、この切欠部において、平板状のウェブ部17aと、このウェブ部17aの両端から略垂直に立ち上がる一対のフランジ部17bとを有する、側面から見てコ字形の、いわゆる溝形鋼の形状に形成されている。また、ウェブ部17aの背面部(図5において上面部)には補強板17cがボルト18を介して取り付けられている。
中間支柱17のウェブ部17aには、図4に最もよく示すようにボルト穴19が形成されており、このボルト穴19は補強板17cを貫通して形成されている。また、中間支柱17のフランジ部17bにも、図5に最もよく示すようにボルト穴20が形成されている。
また、中間支柱17の上端部(図4において左端部)には、この上端部を塞ぐようにして補強板17dが設けられており、この補強板17dにも、図7に最もよく示すようにボルト穴21が形成されている。
中間支柱17は、図3及び図8に示すように、床板部6の側面部に設けられた軒先梁(連結部材)22にボルト23を介して固定され、この軒先梁22が、外廊下4の幅方向に延在する下層階(1階)の天井根太24にネジ25により固定されるとともに、ブラケット26を介して、同様に外廊下4の幅方向に延在する床梁27の側面に固定されている。これにより、中間支柱17のウェブ部17aが床梁27の側面に固定されている。
また、中間支柱17は、図1及び図2に示すように、手摺ベース10の支持パネル10bの側部に図略のボルトを介して固定され、これにより、中間支柱17のフランジ部17bが手摺ベース10の支持パネル10bの側面に固定されている。
さらに、中間支柱17は、図9に示すように、その補強板17dが笠木ベース11の図中下面に図略のネジを介して固定され、これにより、中間支柱17の上端部が笠木ベース11の下面に固定されている。
なお、図1に示すように、中間支柱17の外周には美粧用のアルミカバー30が設けられている。
また、図9に示すように、笠木ベース11の上部には笠木31が設けられている。この笠木31は、その室外側において笠木ベース11の室外側に係合し、廊下側において笠木ベース11にネジ32により固定されることで、笠木ベース11と一体に固定されている。
次に、本実施形態の手摺7を構築する手順について、図1及び図11A〜図11Dを参照して説明する。
まず、図11Aに示すように、軒先梁22を図11Aにおいて図略の天井根太24及び床梁27にボルトで固定することで、この軒先梁22を床板部6の室外側の側部に取り付ける。次いで、図11Bに示すように、中間支柱17の下端部のウェブ部17aをボルト23により軒先梁22に固定する。さらに、図11C及び図11Dに示すように、中間支柱17の下端部のフランジ部17bに、ボルトを介して手摺ベース10の支持パネル10bの側面に固定する。
この後、図1に示すように、笠木ベース11の両端を建物ユニット2及び支柱5に固定するとともに、中間支柱17の上端部をネジにより笠木ベース11に固定することで、笠木ベース11を建物ユニット2と支柱5との間に架け渡す。この際、笠木ベース11の撓みを抑制するために、仮柱33を笠木ベース11と手摺ベース10との間に配置することで、笠木ベース11を下方から一時的に支持しておくことが好ましい。
そして、笠木ベース11と手摺ベース10との間にパネルユニット14を配置し、前下枠15及び後下枠16を手摺ベース10に固定することで、これら前下枠15及び後下枠16によりパネルユニット14の下端部を挟み込んで固定する。この後、仮柱33を撤去して本実施形態の手摺7を構築することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例の手摺について、図14〜図17を参照して説明する。
上述の第1実施例では、建物1が防火地域、準防火地域でない一般地域に設置されたものであり、従って(準)耐火被覆材による施工がされていないものであった。第2実施例に示す外廊下の手摺は、建物1が準防火地域に設置されたものであり、従って、準耐火被覆材による施工がされた準耐火構造を有する。
準耐火構造とした点以外は、本実施例の建物1は第1実施例の建物1と同様の構造を有する。従って、以下の説明では、第1実施例と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の床板部6は、準耐火被覆材の表面に防水シートを被覆して構成されている。また、図15に最もよく示すように、図3に示す外廊下の構造と比較して、床板部6の側面部(図15において左側面部)が屋内側にセットバックされている。
図15に示すように、軒先梁22の前面(図15において左側面)及び上面には準耐火被覆材34、35がそれぞれ設けられ、さらに、床板部6がセットバックすることによりできる間隙である床板部6の側面部と本実施形態の手摺7との間にも準耐火被覆材36が設けられている。
そして、床板部6の下方に設けられる軒天パネル37が準耐火被覆材で構成されているとともに、この軒天パネル37が軒先梁22の前面に設けられた準耐火被覆材34に固定されることで、床板部6が準耐火被覆材34〜37で覆われている。
本実施例の手摺ベース10は、第1実施例の手摺ベース10と同様に軒先梁22に直接ボルト止めされている。この際、準耐火被覆材34に貫通孔を形成し、この貫通孔に鋼管等を挿入したうえでボルトを挿通するとよい。また、準耐火被覆材34の裏面(図15において右側面)にはブラケット39がネジ止めされ、このブラケット39が軒先梁22の前面にボルトにより固定されている。あるいは、準耐火被覆材34を軒先梁22に直接固定してもよい。
加えて、軒天パネル37及び準耐火被覆材35もこのブラケット39に釘止めされ、さらに、準耐火被覆材36も床板部6の側面に釘止めされている。あるいは、軒天パネル37や準耐火被覆材35を軒先梁22に直接固定してもよい。
これにより、本実施形態の手摺7は、準耐火被覆材34〜37で覆われた床板部6に固定されている。
図14〜図16に示すように、準耐火被覆材34〜36のうち、軒先梁22の前面に位置する準耐火被覆材34は、支柱5の近くまで延びて設けられている。一方、準耐火被覆材35、36は支柱5に至る手前まで延びて終わっている。従って、図14及び図15に示すように、準耐火被覆材34は、支柱5の近くにおいて床板部6と軒天パネル37とを結ぶ高さにまで延びている。さらに、図14に示すように、準耐火被覆材36の両端部には床板部6の幅方向に延びる準耐火被覆材40が設けられ、これにより、床板部6の側部には支柱5の近傍部を除いて段部41が形成される。
なお、本実施例では図示を省略しているが、上述の手摺ベース10及び中間支柱17はこの段部41において床板部6に固定されている。
図16及び図17に示すように、支柱5には、妻梁42の側端面(図16、図17において左側面)に対向する位置にブラケット43が突設され、このブラケット43を介して支柱5が妻梁42に固定されている。準耐火被覆材34の端部はこのブラケット43の側面部に接着剤等により固定されている。さらに、図17に示すように、支柱5はこのブラケット43が設けられている部分を除いて準耐火被覆材44により被覆されている。
図14に示すように、準耐火被覆材34〜37、44は防水シート45によりその上面が覆われ、さらに、ブラケット43や手摺ベース10と防水シート45との接合部はコーキング材やシーリング材により止水されている。
<実施例の効果>
以上説明したように、複数階を有する建物本体1の上階に設けられた、第1、第2実施例である本実施例の外廊下4の手摺7は、両端がそれぞれ建物本体1または地面に立設された支柱5のいずれかに支持された長尺状の笠木ベース11と、笠木ベース11に上端部が支持された複数のパネルユニット14と、一対のパネルユニット14の間に設けられ、上端部が笠木ベース11に連結され、下端部が外廊下4の幅方向に延びる床梁27の端部に連結された中間支柱17とを有するので、この中間支柱17が笠木ベース11の振れ止めとして機能する。これにより、笠木ベース11の下方への撓みを抑制することができるため、外廊下4のスパンが長い場合でも手摺強度を十分確保することができる。
また、外廊下の手摺は、その長さ方向に延びてこの外廊下4の床板部6の側部に設けられた手摺ベース10を有し、パネルユニット14の下端部が手摺ベース10に支持されることでこのパネルユニット14が笠木ベース11及び手摺ベース10に挟まれて保持され、中間支柱17はこの手摺ベース10の長さ方向の端部である支持パネル10bに連結されているので、手摺ベース10も含めて手摺強度をさらに確保することができる。
加えて、パネルユニット14は笠木ベース11と手摺ベース10との間に挟まれて保持されているので、本実施例の手摺7をいわば慳貪(けんどん:はめ殺し)式に構成することができる。これにより、パネルユニット14を手摺7の廊下側から取り付け、取り外すことができるので、作業を安全に行うことができるとともに、パネルユニット14が室外側に落下するリスクを十分抑制することができる。
また、手摺ベース10は、外廊下4の長さ方向に延びる軒先梁22を介して床梁27の端部に連結されているので、手摺強度をさらに確保することができる。
さらに、中間支柱17の下端部は、略平板状のウェブ部17aとこのウェブ部17aの両端から立ち上がるフランジ部17bとを備えた形状を有し、床梁27の端部とはこのウェブ部17aにおいて連結されているので、中間支柱17と床梁27との間の連結強度をさらに高めることができ、手摺強度をさらに確保することができるとともに、支柱5の数を削減することができる。
さらに、中間支柱17の下端部は、そのフランジ部17bにおいて手摺ベース10の長さ方向の端部である支持パネル10bに連結されているので、手摺ベース10と中間支柱17との間の連結強度をさらに高めることができ、手摺強度をさらに確保することができる。
また、第2実施例に示す、建物1が準耐火構造である場合でも、床板部6を準耐火被覆材34〜37により被覆し、この準耐火被覆材34に本実施形態の手摺7、より詳細には手摺ベース10、中間支柱17等を固定するだけで準耐火構造を実現することができる。これにより、第1実施例に示すような一般構造とほぼ同一の構造でありながら準耐火構造を実現することができ、仕様の共通化を図りながらも単純な構成で防水信頼性、防火性能を満足することができ、加えて、手摺強度の確保も実現することができる。
(その他)
本発明の外廊下の手摺は、その細部が上述の各実施例に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更が可能である。一例として、上述の各実施例では2階建てのユニット建物1に外廊下4の手摺7を設けたが、3階建て等、より多層階の建物に手摺7を設けてもよい。また、複数の建物ユニット2を有する建物1に手摺7を設けたが、ユニット化されていない建物に手摺7を設けてもよい。
1 建物(建物本体)
2 建物ユニット
4 外廊下
5 支柱
6 床板部
7 手摺
10 手摺ベース(第2の支持部材)
10a パネルユニット支持部
10b 支持パネル
11 笠木ベース(第1の支持部材)
11a パネルユニット収納部
11b 中間支柱支持部
14 パネルユニット
17 中間支柱
17a ウェブ部
17b フランジ部
22 軒先梁
24 天井根太
27 床梁
31 笠木
34〜36、44 準耐火被覆材
37 軒天パネル(準耐火被覆材)
43 ブラケット
45 防水シート

Claims (4)

  1. 複数階を有する建物本体の上階に設けられた外廊下の手摺において、
    両端がそれぞれ前記建物本体または地面に立設された支柱のいずれかに支持された長尺状で一本物の第1の支持部材と、
    前記第1の支持部材に上端部が支持された複数のパネルユニットと、
    複数の前記パネルユニットの間に二枚置きに設けられ、上端部が前記第1の支持部材の長手方向の中間部に連結され、下端部が前記外廊下の幅方向に延びる床梁の端部に、前記外廊下の長さ方向に延びる連結部材を介して連結された中間支柱と
    前記外廊下の長さ方向に延びて当該外廊下の床板部の側部に前記連結部材と平行に設けられた第2の支持部材を有し、
    前記第2の支持部材は、長さ方向の端部が、前記連結部材及び前記床梁の端部に接続された前記中間支柱に連結され、
    前記パネルユニットは、下端部が前記第2の支持部材の上部に対し、前記第2の支持部材の室外側に設けられた前下枠及び廊下側に設けられた後下枠によって挟持固定されていることを特徴とする外廊下の手摺。
  2. 前記中間支柱の前記下端部は、略平板状のウェブ部と該ウェブ部の両端から立ち上がるフランジ部とを備えた形状を有し、前記床梁の端部とは前記ウェブ部において連結されていることを特徴とする請求項に記載の外廊下の手摺。
  3. 前記中間支柱の前記下端部は、前記フランジ部において前記第2の支持部材の長さ方向の端部に連結されていることを特徴とする請求項に記載の外廊下の手摺。
  4. 前記請求項1〜のいずれか一つに記載の外廊下の手摺を有する建物。
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