JP2002188211A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物

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JP2002188211A
JP2002188211A JP2000388770A JP2000388770A JP2002188211A JP 2002188211 A JP2002188211 A JP 2002188211A JP 2000388770 A JP2000388770 A JP 2000388770A JP 2000388770 A JP2000388770 A JP 2000388770A JP 2002188211 A JP2002188211 A JP 2002188211A
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勝幸 千原
Junichi Okabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーハング部を有するユニット式建物を建
てる際のユニット種類を減らし、建築現場における作業
を軽減することができるユニット式建物を提供すること
にある。 【解決手段】四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で連
結して箱状に形成されたフレームを有する建物ユニット
を複数組合わせて構成され、上階側に配置される上階ユ
ニットの一部が下階側に配置される下階ユニットより屋
外側に張り出した張出部を少なくとも1つ以上備えるこ
とにより構成されるオーバーハング部を有するユニット
式建物であって、前記上階ユニットの張出部の側面に
は、該張出部を補強する補強構造が設けられていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四隅の柱の上下端
を天井梁および床梁で連結して箱状に形成されたフレー
ムを有する建物ユニットを複数組合わせて構成され、上
階側に配置される上階ユニットの一部が下階側に配置さ
れる下階ユニットより屋外側に張り出したオーバーハン
グ部を有するユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造した箱状の建物ユニ
ットを、建築現場で複数組合わせて建築されるユニット
式建物が利用されている。このユニット式建物を形成す
る建物ユニットとしては、四隅の柱の上下端を天井梁お
よび床梁で連結した箱状のフレームを有するものが一般
的である。フレームには、天井梁に支持される天井面
材、床梁に支持される床面材および部屋を仕切る間仕切
壁等の内装材や、軽量気泡コンクリート等で形成された
外壁等の外装材が工場で組付けられる。
【0003】このようなユニット式建物によれば、工場
において箱状のフレームに内装材や外装材の取り付け作
業まで行って建物ユニットを製造した後、その建物ユニ
ットを現場に運搬して連結作業を行うだけで建物が完成
するから、建築現場での作業が大幅に削減され、工事を
短期間で完了できるというメリットが得られる。
【0004】一方、建物ユニットを上下積層して形成し
たユニット式建物において、上階側の壁面が下階側の壁
面よりも屋外側に突出したオーバーハング部を形成する
ことがある。従来、このような場合、同一平面形状の上
下階ユニットを組合わせた後、上階ユニットの側面に、
拡張ユニットを片持ち支持で取り付けることにより、オ
ーバーハング部を形成していた(特許 第272095
6号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、オーバーハング部にあたるユニット
を別個に製作するため、ユニット種類が増すという問題
が生じる。また、建築現場にて上下階ユニットを設置
後、拡張ユニットを上階ユニットに片持ち支持状態で取
り付けなければならないので、作業が煩雑になるという
問題がある。
【0006】本発明の目的は、オーバーハング部を有す
るユニット式建物を建てる際のユニット種類を減らし、
建築現場における作業を軽減することができるユニット
式建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
四隅の柱311の上下端を天井梁312および床梁31
3で連結して箱状に形成されたフレーム310を有する
建物ユニットを複数組合わせて構成され、上階側に配置
される上階ユニット51、52、53、61、62、6
3の一部が下階側に配置される下階ユニット31、32
より屋外側に張り出した張出部5A、5B、5Cを少な
くとも1つ以上備えることにより構成されるオーバーハ
ング部5を有するユニット式建物1であって、前記上階
ユニットの張出部の側面には、該張出部を補強する補強
構造が設けられていることを特徴とする。
【0008】このような本発明によれば、上階ユニット
の側面に補強構造を設けることにより、上階ユニットの
張出部をこの補強構造で支持することができるので、オ
ーバーハング部を形成する拡張ユニットは不要となり、
建物ユニットの種類を増やすことなく、オーバーハング
部を形成することができる。さらに、オーバーハング部
の張出部の側面に補強構造を設けるので、拡張ユニット
を上階ユニットに設置する際の作業の手間に比較して、
現場作業の手間を軽減することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ユニット式建物において、前記上階ユニットは、前記下
階ユニットの屋外側の柱に応じた位置に設けられる中間
柱315を備え、前記補強構造は、この中間柱の上端と
上階ユニットの屋外側の柱の下端との間に架設されるブ
レース100を備えることを特徴とする。この発明によ
れば、補強構造がブレースを備えることにより、中間柱
上端と屋外側柱下端にブレースを架設するだけで上階ユ
ニットの張出部を補強できるので、各張出部の補強構造
の簡素化を図ることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
ユニット式建物において、前記上階ユニットは、前記下
階ユニットの屋外側の柱に応じた位置に設けられる中間
柱を備え、前記補強構造は、この中間柱と上階ユニット
の屋外側の柱との間に架設される複数の斜材を組合わせ
たラチス構造101を備えることを特徴とする。この発
明によれば、補強構造がラチス構造を備えることによ
り、中間柱と屋外側柱に複数の斜材を架設するだけで、
高強度の補強ができるので、張出部を一層強固に支持で
きる。
【0011】請求項4記載の発明は、四隅の柱の上下端
を天井梁および床梁で連結して箱状に形成されたフレー
ムを有する建物ユニットを複数組合わせて構成され、上
階側に配置される上階ユニット71、72、73の一部
が下階側に配置される下階ユニット41、42、43、
44、45、46より屋外側に張り出した張出部を少な
くとも1つ以上備えることにより構成されるオーバーハ
ング部を有するユニット式建物であって、前記下階ユニ
ットには、上階ユニットの張出部下面を支持する底面支
持構造が設けられていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、下階ユニットに底面支
持構造が設けられていることにより、上階ユニットの張
出部を下階ユニットのフレームで支持できるので、オー
バーハング部を形成する拡張ユニットは不要となり、建
物ユニットの種類を増やすことなく、オーバーハング部
を形成することができる。さらに、上階ユニットの張出
部を底面支持構造で支持しているので、上階ユニットに
特段、補強構造を設ける必要がなく、上階ユニットの構
造の簡素化をはかることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
ユニット式建物において、前記底面支持構造は、前記下
階ユニットの屋外側柱の中間から前記上階ユニットの屋
外側柱下面部位まで延びる方立102を備えることを特
徴とする。この発明によれば、底面支持構造が、方立を
備えていることにより、下階ユニットの屋外側柱の中間
から、上階ユニットの屋外側柱下面部位に方立を設ける
だけで前記張出部を支持できるので、底面支持構造の簡
素化を図ることができる。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
ユニット式建物において、前記底面支持構造は、前記下
階ユニットの屋外側柱の方立が接合された部位から前記
下階ユニットの天井梁中間部に架設される副方立103
を備えることを特徴とする。この発明によれば、底面支
持構造が、さらに、副方立を備えることにより、方立を
介して下階ユニットの柱の横方向に作用する張出部の荷
重を副方立で支えることができるので、下階ユニットの
柱の補強を強固なものにすることができる。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項4に記載の
ユニット式建物において、前記底面支持構造は、前記下
階ユニットの屋外側柱の上端から前記張出部の張出方向
に延びる延長梁104、105、106と、この延長梁
と上階ユニットの床梁とを結合して合わせ梁を構成する
結合手段120、121と、を備えていることを特徴と
する。
【0016】この発明によれば、底面支持構造が延長梁
を備えることにより、下階ユニットのフレーム全体で上
階ユニットの張出部を支持できるので、張出部を一層強
固に支持することができる。また、底面支持構造が結合
手段を備えることにより、上階ユニットの張り出し部
と、下階ユニットの延長梁を結合して、合わせ梁を構成
できるので、前記張出部を強固に支持することができ
る。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7に記載の
ユニット式建物において、前記結合手段は、前記延長梁
の上面と前記上階ユニットの床梁の下面とを貫通する締
結部材120、121を有することを特徴とする。ここ
で、締結部材としては、例えば、ボルトとナット等の螺
合部材を採用することができる。そして、前記延長梁の
上面と上階ユニットの床梁の下面に孔を開け、これにボ
ルトを装通し、ナットと締めることにより、2つの梁を
結合して合わせ梁とすることができる。この発明によれ
ば、結合手段が締結部材を有することにより、前記延長
梁の上面と前記張出部の床梁の下面に孔を開けるだけ
で、上階ユニットの張出部と、下階ユニットの延長梁を
結合することができるので、現場作業の簡素化をはかる
ことができる。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項7に記載の
ユニット式建物において、前記結合手段は、前記延長梁
の側面から前記上階ユニットの床梁の側面まで及ぶ接合
プレート123を有することを特徴とする。この発明に
よれば、結合手段が接合プレートを有することにより、
上階ユニットの床梁と下階ユニットの延長梁との結合
を、両梁側面の全体にわたって行うことができるので、
合わせ梁の一体性を一層向上できる。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1から請
求項9のいずれかに記載のユニット式建物において、前
記上階ユニットは、前記下階ユニットの屋外側の柱位置
に応じた位置に、前記上階ユニットと前記下階ユニット
とを接合する接合部314を備えていることを特徴とす
る。この発明によれば、上階ユニットに接合部が形成さ
れていることにより、接合部で下階ユニットの柱と上階
ユニットとを接合できるので、上下階ユニットの結合を
一層強固にできる。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項1から請
求項10のいずれかに記載のユニット式建物において、
前記オーバーハング部は、前記下階ユニットの互いに交
差する2つの側面のそれぞれから張り出す2方向張出部
5Cを有し、この2方向張出部には、下階ユニットの屋
外側面の交差部分に配置される柱から、各屋外側面に沿
って張り出し方向に延びるコーナー補強梁110を有す
ることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、コーナー補強梁を有す
ることにより、2方向張出部の下階ユニットの角隅部か
ら斜め方向に張り出す部分をコーナー補強梁で確実に支
持できるので、種々のオーバーハング部の形状に対応す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1には、本発明の第1実施形態に係
るユニット式建物1が示されている。このユニット式建
物1は、基礎2と、この基礎2の上に形成される建物本
体3と、この建物本体3の上に形成される屋根4を備
え、建物本体3の外周縁には、上階の壁面が下階の壁面
よりも屋外側に突出したオーバーハング部5が形成され
ている。建物本体3は、図1に示すように、下階ユニッ
ト31、32、建物ユニット33、上階ユニット51、
52、53が複数組合わせて構成される。オーバーハン
グ部5は、下階ユニット31および上階ユニット51を
上下に組合わせて構成される張出部5A、下階ユニット
32および上階ユニット52を上下に組合わせて構成さ
れる張出部5B、下階ユニット32および上階ユニット
53を上下に組合わせて構成される2方向張出部5C、
を並設することにより構成される。
【0023】下階ユニット31は、図2に示すように、
直方体状のフレーム310を有し、このフレーム310
は、四隅に立設される柱311と、これらの柱311の
上端間、下端間に架け渡される天井梁312、床梁31
3を備え、柱311および梁312、313は、接合ボ
ックス314を介して接続されている。このようなフレ
ーム310において、直方体の長辺方向に延びる一対の
天井梁312間には、図2では図示を略したが、天井材
を取り付けるための天井小梁が複数架設されている。ま
た、長辺方向に延びる一対の床梁312間には、複数の
床根太317が架設されている。さらに、図1に示した
下階ユニット32は、下階ユニット31とは、短辺方向
の各梁312、313の長さが、より短い点のみが異な
る。そして、図1に示した建物ユニット33は、下階ユ
ニット31と全く形状大きさが同じで、2階に配置され
る点のみが異なる。
【0024】上階ユニット51は、下階ユニット31と
同様に、柱311、梁312、313を備えた直方体状
のフレーム510を有するが、長辺方向が下階ユニット
31から屋外側にはみ出した部分が張出部5Aとされ
る。この上階ユニット51には、天井梁312と床梁3
13の間に中間柱315が架け渡されている。この中間
柱315は、下階ユニット31の屋外側柱311の位置
に対応している。このような中間柱315と各梁31
2、313は、接合ボックス314を介して接合され、
上面に位置する一対の接合ボックス314、下面に位置
する一対の接合ボックス314間には、それぞれ中間梁
316が架設されている。
【0025】この上階ユニット51には、張出部5Aの
側面には、補強構造が設けられている。この補強構造
は、中間柱315上端から屋外側柱311下端まで架け
渡されているブレース100である。上階ユニット51
と下階ユニット31の接続は、室内側(図中右)を接合
ボックス314同士、下階ユニット31の屋外側の接合
ボックス314、上階ユニット51の中間柱315下端
の接合ボックス314で行われる。その接続方法は、上
階ユニット51の中間柱315の下端に接合されている
接合ボックス314と中間柱315の対応する位置に備
えられている下階ユニット31の屋外側柱311の上端
に接合されている接合ボックス314の間で、図示しな
いがボルト、ナット等により各接合ボックス314に形
成される図示しない挿通孔を通すことにより接合するこ
とにより行われる。
【0026】また、上階ユニット52は、図3に示すよ
うに、上階ユニット51とは、短辺方向のみが長い点が
異なる。そして、上階ユニット51と同様に短辺方向が
下階ユニット32から屋外側にはみ出した部分が張出部
5Bとされる。この上階ユニット52も上階ユニット5
1と同様に、張出部5Bの側面には、補強構造が設けら
れている。この補強構造は、中間柱315上端から屋外
側柱311下端まで架け渡されているブレース100で
ある。さらに、上階ユニット52と下階ユニット32の
接続は、上階ユニット51と下階ユニット31の接続と
同様に、ボルト、ナット等を用い、接合ボックス314
に形成された図示しない挿通孔を通すことにより接合す
ることにより行われる。
【0027】上階ユニット53は、図4に示すように、
上階ユニット51とは、短辺方向、長辺方向の2方向に
長い点が異なり、短辺方向、長辺方向に下階ユニット3
2から屋外側にはみ出した部分が2方向張出部5Cとさ
れる。この上階ユニット53にも、天井梁312と床梁
313の間に中間柱315が架け渡されている。この中
間柱315は、下階ユニット32の屋外側柱311の位
置に対応している。
【0028】このような中間柱315と各梁312、3
13は、接合ボックス314を介して接合される。そし
て、上面に位置する短辺方向の一対の接合ボックス31
4間には、中間梁316が架設されている。そして、下
面に位置する短辺方向、長辺方向それぞれ一対の接合ボ
ックス314間にも、中間梁316が架設されている。
さらに、上階ユニット53の下面側の中間梁316の交
差している部分は、下階ユニット32の屋外側柱311
と対応している。
【0029】下階ユニット32と上階ユニット53との
間には、断面L字形で、全体の形状が十字形をした部材
と、矩形状をした板状部材が交差部分の上面に配置され
て構成されるコーナー補強梁110が挟まれて接合され
る。具体的には、図5に示すように、コーナー補強梁1
10のL字形状をした上面部分が上階ユニット53の中
間梁316に当接し、下面部分が下階ユニット32の天
井梁312に当接している。コーナー補強梁110の各
梁312、316に当接する面、前記中間梁316およ
び前記天井梁312には、挿通孔120Aが形成され、
ボルト120の締結部材が挿通され、ナット121を螺
合することにより緊締され、コーナー補強梁110、前
記中間梁316および天井梁312が接合される。これ
により、張出部5Cの補強をすることができる。
【0030】さらに、上階ユニット53と下階ユニット
32の接続は、上記に示したコーナー補強梁110を上
階ユニット51と下階ユニット32の接続方法と同様
に、ボルト、ナット等を用い、接合ボックス314に形
成された図示しない挿通孔を通すことにより接合するこ
とにより行われる。
【0031】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)上階ユニット51、52、53の側面にブレース
100を設けることにより、上階ユニット51、52、
53の張出部5A、5B、2方向張出部5Cをこの補強
構造で支持することができるので、建物本体3のオーバ
ーハング部5を形成する拡張ユニットは不要となり、建
物ユニットの種類を増やすことなく、オーバーハング部
5を形成することができる。さらに、張出部5A、5
B、2方向張出部5Cの側面にブレース100を設ける
ので、拡張ユニットを上階ユニット51、52、53に
設置する際の作業の手間に比較して、現場作業の手間を
軽減することができる。そして、上階ユニット51、5
2、53の中間柱315上端と屋外側柱311下端にブ
レース100を架設するだけで上階ユニット51、5
2、53の張出部5A、5B、2方向張出部5Cを補強
できるので、張出部5A、5B、2方向張出部5Cの補
強構造の簡素化を図ることができる。 (2)コーナー補強梁110を有することにより、2方
向張出部5Cの下階ユニット32の角隅部から斜め方向
に張り出す部分をコーナー補強梁110で確実に支持で
きるので、種々のオーバーハング部の形状に対応するこ
とができる。
【0032】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形
態を説明する。なお、以下の説明では既に説明した部
分、部材と同一のものは同一符号を付してその説明を簡
略する。第1実施形態において補強構造は、張出部5
A、5B、2方向張出部5Cの中間柱315上端から屋
外側柱311に架設されたブレースであったが、第2実
施形態において補強構造は、図6に示すように、張出部
5Aの中間柱315上端から屋外側柱311に架設され
た複数の斜材101Aであり、これらがラチス構造10
1を構成する点において第1実施形態と異なる。
【0033】同様にして、第2実施形態に係る図7の上
階ユニット62、図8の上階ユニット63も、補強構造
がそれぞれ張出部5B、2方向張出部5Cの中間柱31
5上端から屋外側柱311に架設された複数の斜材10
1Aであり、これらがラチス構造101を構成してい
る。
【0034】上述のような本実施形態によれば、前述の
第1実施形態の効果に加えて次のような効果がある。 (3)上階ユニット61、62、63の側面に斜材10
1Aを複数設けることにより、上階ユニット61、6
2、63の張出部5A、5B、2方向張出部5Cをこの
補強構造で支持することができる。さらに、張出部5
A、5B、2方向張出部5Cの側面に斜材101Aを複
数設けるので、拡張ユニットを上階ユニット61、6
2、63に設置する際の作業の手間に比較して、現場作
業の手間を軽減することができる。そして、上階ユニッ
ト61、62、63の中間柱315上端と屋外側柱31
1下端に斜材101Aを複数架設するだけで上階ユニッ
ト61、62、63の張出部5A、5B、2方向張出部
5Cを補強できるので、張出部5A、5B、2方向張出
部5Cの補強構造の簡素化を図ることができる。 (4)補強構造がラチス構造101を備えることによ
り、中間柱315と屋外側柱311に複数の斜材101
Aを架設するだけで、高強度の補強ができるので、張出
部5A、5B、2方向張出部5Cを一層強固に支持でき
る。
【0035】[第3実施形態]次に本発明の第3実施形
態を説明する。前述の第1、第2実施形態では、上階ユ
ニットの補強構造により下階ユニットより張り出した上
階ユニットの張出部を補強していた。これに対して、第
3実施形態では、図9に示すように、下階ユニット41
には、下階ユニット41より屋外側へ張り出した上階ユ
ニット71の張出部5Aを支持するための底面支持構造
が設けられている。この底面支持構造は、方立102、
接合金物102A、副方立103から構成されており、
下階ユニット41が、屋外側柱311の中間から上階ユ
ニット71の屋外側柱311下面部位まで延びる方立1
02を接合金物102Aを介して架け渡して構成されて
いる。さらに、下階ユニット41には、下階ユニット4
1の屋外側柱311の方立102が接合された部位から
下階ユニット41の天井梁312の中間部に副方立10
3が架け渡されている。ここで、下階ユニット41は、
図2の下階ユニット31とは、前記底面支持構造が設け
られている点のみが異なる。
【0036】上階ユニット71と下階ユニット41の接
合は、上階ユニット71の中間柱315の下端に接合さ
れている接合ボックス314と中間柱315の対応する
位置に備えられている下階ユニット41の屋外側柱31
1の上端に接合されている接合ボックス314の間で、
図示しないがボルト、ナット等により各接合ボックス3
14に形成される図示しない挿通孔を通すことにより接
合することにより行われる。
【0037】また、上階ユニット72は、図10に示す
ように、上階ユニット71とは、短辺方向のみが長い点
が異なる。そして、上階ユニット51と同様に短辺方向
が下階ユニット42から屋外側にはみ出した部分が張出
部5Bとされる。張出部5Bも、下階ユニット42に設
けられた底面支持構造に支持される。この底面支持構造
も同様に、方立102、接合金物102A、副方立10
3から構成されており、下階ユニット42が、屋外側柱
311の中間から上階ユニット72の屋外側柱311下
面部位まで延びる方立102を接合金物102Aを介し
て架け渡して構成されている。さらに、下階ユニット4
2には、下階ユニット41の屋外側柱311の方立10
2が接合された部位から下階ユニット42の天井梁31
2の中間部に副方立103を架け渡されている。ここ
で、下階ユニット42は、図3の下階ユニット32と
は、前記底面支持構造が設けられている点のみが異な
る。
【0038】上階ユニット72と下階ユニット42の接
合も、上階ユニット72の中間柱315の下端に接合さ
れている接合ボックス314と中間柱315の対応する
位置に備えられている下階ユニット42の屋外側柱31
1の上端に接合されている接合ボックス314の間で、
図示しないがボルト、ナット等により各接合ボックス3
14に形成される図示しない挿通孔を通すことにより接
合することにより行われる。
【0039】さらに、上階ユニット73は、図11に示
すように、上階ユニット71とは、短辺方向、長辺方向
の2方向に長い点が異なり、短辺方向、長辺方向に下階
ユニット43から屋外側にはみ出した部分が2方向張出
部5Cとされる。張出部5Cも、下階ユニット43に設
けられた底面支持構造に支持される。この底面支持構造
も同様に、方立102、接合金物102A、副方立10
3から構成されており、下階ユニット43が、屋外側柱
311の中間から上階ユニット73の屋外側柱311下
面部位まで延びる方立102を接合金物102Aを介し
て架け渡して構成されている。さらに、下階ユニット4
3には、下階ユニット43の屋外側柱311の方立10
2が接合された部位から下階ユニット43の天井梁31
2の中間部に副方立103を架け渡されている。ここ
で、下階ユニット43は、図3の下階ユニット32と
は、前記底面支持構造が設けられている点のみが異な
る。
【0040】上階ユニット73と下階ユニット43の接
合も、上階ユニット73の中間柱315の下端に接合さ
れている接合ボックス314と中間柱315の対応する
位置に備えられている下階ユニット43の屋外側柱31
1の上端に接合されている接合ボックス314の間で、
図示しないがボルト、ナット等により各接合ボックス3
14に形成される図示しない挿通孔を通すことにより接
合することにより行われる。
【0041】上述のような本実施形態によれば、第1、
第2実施形態における効果とは別に次のような効果があ
る。 (5)方立102を備えていることにより、下階ユニッ
ト41、42、43の屋外側柱311の中間から、上階
ユニット71、72、73の屋外側柱311下面部位に
方立102を設けるだけで張出部5A、5B、2方向張
出部5Cを支持できるので、支持構造の簡素化を図るこ
とができる。 (6)副方立103を備えることにより、方立102を
介して下階ユニット41、42、43の柱311の横方
向に作用する張出部5A、5B、2方向張出部5Cの荷
重を副方立103で支えることができるので、下階ユニ
ット41、42、43の柱311の補強を強固なものに
することができる。
【0042】[第4実施形態]次に本発明の第4実施形
態を説明する。第3実施形態において底面支持構造は、
方立、接合金物、副方立から構成されていたが、第4実
施形態において底面支持構造は、下階ユニットの屋外側
柱の上端から上階ユニットの張出部の張出方向に延びる
延長梁と、この延長梁と上階ユニットの床梁とを結合し
て合わせ梁を構成する結合手段と、を備えて構成されて
いる。
【0043】図12に示すように、下階ユニット44に
は、屋外側柱311の上端から屋外側に延びる延長梁1
04が設けられている。この延長梁104と上階ユニッ
ト71の張出部5Aは対応している。延長梁104は、
上階ユニット71の屋外側柱311に対応する位置まで
延び、その位置に位置する接合ボックス314によっ
て、天井梁312が接合されて構成されている。さら
に、この延長梁104と上階ユニットの床梁313とを
結合して合わせ梁を構成する結合手段とは、ボルト、ナ
ット、四角上のプレートであるスペーサ等である。
【0044】具体的には、上階ユニット71の床梁31
3と延長梁104の結合は、上階ユニット71の短辺側
の床梁313と下階ユニット44の延長梁104を長辺
側より見た断面図である図13に示すように、予め、前
記床梁313の下面、スペーサ124、延長梁104の
上面に挿通孔120Aを形成し、まずスペーサ124を
床梁313と延長梁104の間に設置し、床梁313の
下面、スペーサ124、延長梁104の上面をボルト1
20を挿通孔120Aに挿通させ、ナット121に螺合
して緊締する。
【0045】また、床梁313、延長梁104にブラケ
ット122をボルト、ナット等で接合し、ブラケット1
22表面に、接合プレート123を合わせて、接合プレ
ート123、ブラケット122には、挿通孔120Aが
あり、ボルト120をこの挿通孔120Aに挿通させ、
ナット121に螺合して緊締する。これにより、各梁3
13、104が接合される。
【0046】図14の下階ユニット45は、図12の下
階ユニット44とは、短辺方向のみが長い点が異なり、
下階ユニット45の屋外側柱311の上端から屋外側に
延びる延長梁105が設けられている。図12の下階ユ
ニット44の場合と同様の方法で、延長梁105と上階
ユニット72の床梁313とは、ボルト、ナット等を用
いて接続される。
【0047】さらに、図15の下階ユニット46は、図
12の下階ユニット44とは、短辺方向、長辺方向の両
方とも長い点が異なり、下階ユニット46の屋外側柱3
11の上端から屋外側に延びる延長梁106が設けられ
ている。図12の下階ユニット44の場合と同様の方法
で、延長梁106と上階ユニット73の床梁313と
は、ボルト、ナット等を用いて接続される。
【0048】上述のような本実施形態によれば、第1、
第2、第3実施形態における効果とは別に次のような効
果がある。 (7)下階ユニット44、45、46が、延長梁10
4、105、106を備えることにより、下階ユニット
44、45、46全体で上階ユニットの張出部5A、5
B、2方向張出部5Cを支持できるので、張出部5A、
5B、2方向張出部5Cを一層強固に支持することがで
きる。 (8)延長梁104、105、106の上面と張出部5
A、5B、2方向張出部5Cの床梁313の下面に挿通
孔120Aを開けて、上階ユニット72、73、74の
張出部5A、5B、2方向張出部5Cと、下階ユニット
44、45、46の延長梁104、105、106を結
合することができるので、現場作業の簡素化をはかるこ
とができる。 (9)結合手段として接合プレート123を有すること
により、上階ユニット71、72、73の床梁313と
下階ユニット44、45、46の延長梁104、10
5、106との結合を各梁313、104、105、1
06側面の全体にわたって行うことができるので、合わ
せ梁の一体性を一層向上できる。
【0049】その他、本発明を実施する際の具体的な構
造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で
他の構造等としてもよい。例えば、前記第3実施形態に
おいて、底面支持構造として、副方立103を用いた
が、これに限られず、柱の強度が十分に保てるならば、
方立102のみの構造としてもよい。また、前記第4実
施形態において、結合手段として、ボルト120、ナッ
ト121、スペーサ124等を用いたが、これに限られ
ず、目的を達成する範囲内で別の手段を用いてもよい。
例えば、スペーサ124の他に梁を傷つけないために、
ワッシャー等を用いることも可能である。さらに、前記
第1実施形態において、下階ユニット32が下階ユニッ
ト31よりも短辺側が短いものを用いたが、これに限ら
れず、短辺側が同じ長さのものを採用し、上階ユニット
53の短辺側を下階ユニット32から張り出すように延
ばしてオーバーハング部5を構成するようにしてもよ
い。さらに、上階ユニット52も同様にして、短辺側を
下階ユニット32から張り出すようにして、オーバーハ
ング部5を構成するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、上階ユニ
ットの側面に補強構造を設けることにより、上階ユニッ
トの張出部をこの補強構造で支持することができるの
で、オーバーハング部を形成する拡張ユニットは不要と
なり、建物ユニットの種類を増やすことなく、オーバー
ハング部を形成することができる。さらに、オーバーハ
ング部の張出部の側面に補強構造を設けるので、拡張ユ
ニットを上階ユニットに設置する際の作業の手間に比較
して、現場作業の手間を軽減することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、補強構造が
ブレースを備えることにより、中間柱上端と屋外側柱下
端にブレースを架設するだけで上階ユニットの張出部を
補強できるので、各張出部の補強構造の簡素化を図るこ
とができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、補強構造が
ラチス構造を備えることにより、中間柱と屋外側柱に複
数の斜材を架設するだけで、高強度の補強ができるの
で、張出部を一層強固に支持できる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、下階ユニッ
トに底面支持構造が設けられていることにより、上階ユ
ニットの張出部を下階ユニットのフレームで支持できる
ので、オーバーハング部を形成する拡張ユニットは不要
となり、建物ユニットの種類を増やすことなく、オーバ
ーハング部を形成することができる。さらに、上階ユニ
ットの張出部を底面支持構造で支持しているので、上階
ユニットに特段、補強構造を設ける必要がなく、上階ユ
ニットの構造の簡素化をはかることができる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、底面支持構
造が、方立を備えていることにより、下階ユニットの屋
外側柱の中間から、上階ユニットの屋外側柱下面部位に
方立を設けるだけで前記張出部を支持できるので、底面
支持構造の簡素化を図ることができる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、底面支持構
造が、さらに、副方立を備えることにより、方立を介し
て下階ユニットの柱の横方向に作用する張出部の荷重を
副方立で支えることができるので、下階ユニットの柱の
補強を強固なものにすることができる。
【0056】請求項7記載の発明によれば、底面支持構
造が延長梁を備えることにより、下階ユニットのフレー
ム全体で上階ユニットの張出部を支持できるので、張出
部を一層強固に支持することができる。また、底面支持
構造が結合手段を備えることにより、上階ユニットの張
り出し部と、下階ユニットの延長梁を結合して、合わせ
梁を構成できるので、前記張出部を強固に支持すること
ができる。
【0057】請求項8記載の発明によれば、結合手段が
締結部材を有することにより、前記延長梁の上面と前記
張出部の床梁の下面に孔を開けるだけで、上階ユニット
の張出部と、下階ユニットの延長梁を結合することがで
きるので、現場作業の簡素化をはかることができる。
【0058】請求項9記載の発明によれば、結合手段が
接合プレートを有することにより、上階ユニットの床梁
と下階ユニットの延長梁との結合を、両梁側面の全体に
わたって行うことができるので、合わせ梁の一体性を一
層向上できる。
【0059】請求項10記載の発明によれば、上階ユニ
ットに接合部が形成されていることにより、接合部で下
階ユニットの柱と上階ユニットとを接合できるので、上
下階ユニットの結合を一層強固にできる。
【0060】請求項11記載の発明によれば、コーナー
補強梁を有することにより、2方向張出部の下階ユニッ
トの角隅部から斜め方向に張り出す部分をコーナー補強
梁で確実に支持できるので、種々のオーバーハング部の
形状に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。
【図2】第1実施形態における短辺側のみ張り出した上
階ユニット(ブレース使用)と下階ユニットの接合を示
す斜視図である。
【図3】第1実施形態における長辺側のみ張り出した上
階ユニット(ブレース使用)と下階ユニットの接合を示
す斜視図である。
【図4】第1実施形態における2方向に張り出した上階
ユニット(ブレース使用)と下階ユニットの接合を示す
斜視図である。
【図5】コーナー補強梁の接合方法を示す図である。
【図6】第2実施形態における短辺側のみ張り出した上
階ユニット(斜材使用)と下階ユニットの接合を示す斜
視図である。
【図7】第2実施形態における長辺側のみ張り出した上
階ユニット(斜材使用)と下階ユニットの接合を示す斜
視図である。
【図8】第2実施形態における2方向に張り出した上階
ユニット(斜材使用)と下階ユニットの接合を示す斜視
図である。
【図9】第3実施形態における短辺側のみ張り出した上
階ユニットと下階ユニット(方立使用)の接合を示す斜
視図である。
【図10】第3実施形態における長辺側のみ張り出した
上階ユニットと下階ユニット(方立使用)の接合を示す
斜視図である。
【図11】第3実施形態における2方向に張り出した上
階ユニットと下階ユニット(方立使用)の接合を示す斜
視図である。
【図12】第4実施形態における短辺側のみ張り出した
上階ユニットと下階ユニット(延長梁使用)の接合を示
す斜視図である。
【図13】第4実施形態における上階ユニットの床梁と
下階ユニットの延長梁の接合を示した図である。
【図14】第4実施形態における長辺側のみ張り出した
上階ユニットと下階ユニット(延長梁使用)の接合を示
す斜視図である。
【図15】第4実施形態における2方向に張り出した上
階ユニットと下階ユニット(延長梁使用)の接合を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 5 オーバーハング部 5A、5B 張出部 5C 2方向張出部 31、32、41、42、43、44、45、46
下階ユニット 33 建物ユニット 51、52、53、61、62、63、71、72、7
3 上階ユニット 100 ブレース 101 ラチス構造 102 方立 103 副方立 104、105、106 延長梁 110 コーナー補強梁 120 ボルト 121 ナット 123 接合プレート 310、510 フレーム 311 柱 312 床梁 312 天井梁 313 床梁 314 接合ボックス 315 中間柱

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で連
    結して箱状に形成されたフレームを有する建物ユニット
    を複数組合わせて構成され、上階側に配置される上階ユ
    ニットの一部が下階側に配置される下階ユニットより屋
    外側に張り出した張出部を少なくとも1つ以上備えるこ
    とにより構成されるオーバーハング部を有するユニット
    式建物であって、 前記上階ユニットの張出部の側面には、該張出部を補強
    する補強構造が設けられていることを特徴とするユニッ
    ト式建物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、 前記上階ユニットは、前記下階ユニットの屋外側の柱に
    応じた位置に設けられる中間柱を備え、 前記補強構造は、この中間柱の上端と上階ユニットの屋
    外側の柱の下端との間に架設されるブレースを備えるこ
    とを特徴とするユニット式建物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のユニット式建物におい
    て、 前記上階ユニットは、前記下階ユニットの屋外側の柱に
    応じた位置に設けられる中間柱を備え、 前記補強構造は、この中間柱と上階ユニットの屋外側の
    柱との間に架設される複数の斜材を組合わせたラチス構
    造を備えることを特徴とするユニット式建物。
  4. 【請求項4】四隅の柱の上下端を天井梁および床梁で連
    結して箱状に形成されたフレームを有する建物ユニット
    を複数組合わせて構成され、上階側に配置される上階ユ
    ニットの一部が下階側に配置される下階ユニットより屋
    外側に張り出した張出部を少なくとも1つ以上備えるこ
    とにより構成されるオーバーハング部を有するユニット
    式建物であって、 前記下階ユニットには、上階ユニットの張出部下面を支
    持する底面支持構造が設けられていることを特徴とする
    ユニット式建物。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のユニット式建物におい
    て、 前記底面支持構造は、前記下階ユニットの屋外側柱の中
    間から前記上階ユニットの屋外側柱下面部位まで延びる
    方立を備えることを特徴とするユニット式建物。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、 前記底面支持構造は、前記下階ユニットの屋外側柱の方
    立が接合された部位から前記下階ユニットの天井梁中間
    部に架設される副方立を備えることを特徴とするユニッ
    ト式建物。
  7. 【請求項7】請求項4に記載のユニット式建物におい
    て、 前記底面支持構造は、前記下階ユニットの屋外側柱の上
    端から前記張出部の張出方向に延びる延長梁と、 この延長梁と上階ユニットの床梁とを結合して合わせ梁
    を構成する結合手段と、を備えていることを特徴とする
    ユニット式建物。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のユニット式建物におい
    て、 前記結合手段は、前記延長梁の上面と前記上階ユニット
    の床梁の下面とを貫通する締結部材を有することを特徴
    とするユニット式建物。
  9. 【請求項9】請求項7に記載のユニット式建物におい
    て、 前記結合手段は、前記延長梁の側面から前記上階ユニッ
    トの床梁の側面まで及ぶ接合プレートを有することを特
    徴とするユニット式建物。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項9のいずれかに記載
    のユニット式建物において、 前記上階ユニットは、前記下階ユニットの屋外側の柱位
    置に応じた位置に、前記上階ユニットと前記下階ユニッ
    トとを接合する接合部を備えていることを特徴とするユ
    ニット式建物。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10のいずれかに記
    載のユニット式建物において、 前記オーバーハング部は、前記下階ユニットの互いに交
    差する2つの側面のそれぞれから張り出す2方向張出部
    を有し、 この2方向張出部には、下階ユニットの屋外側面の交差
    部分に配置される柱から、各屋外側面に沿って張り出し
    方向に延びるコーナー補強梁を有することを特徴とする
    ユニット式建物。
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