JP2015085554A - 保護層付き熱転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】非転写時には保護層と基材の密着性が強く、熱転写時には転写層の剥離性が高い保護層付き熱転写シートを提供する。【解決手段】基材1の一方の面に耐熱滑性層(2)が設けられると共に、もう一方の面に熱転写性の保護層(9)が設けられた保護層付き熱転写シートにおいて、熱転写性の保護層(9)が剥離層(7)および接着層(8)を基材(1)側からこの順に積層して形成され、剥離層(7)は少なくともアクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を含む材料からなり、ポリエステル樹脂のガラス転移温度が40℃以上70℃以下であり、ポリエステル樹脂の比率が樹脂全体質量の0.3〜2.0質量%である。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写シートに関し、特に、被転写媒体上の転写画像を覆うように転写されて転写画像を保護するための熱転写性保護層をその一部に具備してなる保護層付き熱転写シートに関する。
一般に、熱転写シートは、サーマルリボンとも呼ばれ、感熱転写方式のプリンタに使用されるインクリボンのことであり、基材の一方の面に感熱転写層を設け、基材の他方の面に耐熱滑性層(バックコート層)を設けたものである。ここで感熱転写層は、インクの層であって、プリンタのサーマルヘッドに発生する熱によって、インクを昇華(昇華転写方式)あるいは溶融(溶融転写方式)させ、被転写体側に転写するためのものである。
現在、感熱転写方式の中でも昇華転写方式は、各種画像を簡便にフルカラー形成できるため、プリンタの高機能化に伴い、デジタルカメラのセルフプリント、身分証明書などのカード類、アミューズメント用出力物等に広く利用されている。そのような用途の多様化と共に、プリンタの小型化や高速化、熱転写シートの低コスト化、得られる印画物の耐久性が求められておいる。また、近年では基材上の同じ面に、複数の間熱転写層と、印画物の耐久性を向上させるための保護層とを設けた保護層付き熱転写シートも利用されている。
保護層により、耐摩耗性や耐溶剤性、耐薬品性、耐可塑剤性、退候性を付与することができる。ただし、熱転写時には、基材からの保護層の剥離性が高いことが求められる。保護層の基材からの剥離性が十分でない場合、保護層が被転写体に転写されず、保護層としての効果を十分に発揮することはできない。一方、非転写時には、保護層と基材との密着性が高いことが求められる。保護層と基材との密着性が十分でない場合、熱転写の際に、熱転写されない非加熱領域まで保護層が基材から浮き上がった状態になり、保護層の一部が被転写体上に剥がれ落ちる箔落ちという欠陥が生じる。
熱転写時の剥離性を高めようとすると、非転写時の密着性が低下する可能性がある。逆に、非転写時の密着性を高めようとすると、熱転写直後に保護層を基材から剥がす熱時剥離や、保護層が冷却された状態で基材から剥離する冷時剥離の際に、基材から保護層が剥離しない場合がある。このように、剥離性と密着性の両者をコントロールすることは大変難しい。
このような問題を解決するために、いくつかの方法が提案されている。例えば、特許文献1では、基材と剥離層との間に離型層を設けた保護層付き熱転写シートが提案されている。
また、特許文献2では、アクリル樹脂を主成分とする層と、ポリエステル樹脂を主成分とする層とをこの順に基材上に設けた積層体からなる保護層転写シートが提案されている。
特開平11−277899号公報 特開2002−240404号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保護層付き熱転写シートには、離型層が追加されるために、原材料の種類が増えること、および、製造工程で離型層形成のための工程が必要となることによって、製造コストが高くなり、安価に保護層付き熱転写シートを製造することが出来ない。また、特許文献2に提案されている保護層の場合、アクリル樹脂を主成分とする層とポリエステル樹脂を主成分とする層の密着性が弱く、熱転写時にアクリル樹脂層とポリエステル樹脂層との間で剥離しやすいという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、非転写時には保護層と基材の密着性が強く、熱転写時には転写層の剥離性が高い保護層付き熱転写シートを提供することを目的とする。
本発明に係る保護層付き熱転写シートは、基材の一方の面に耐熱滑性層が設けられると共に、もう一方の面に熱転写性保護層が設けられたものであって、熱転写性保護層が、剥離層および接着層を基材側からこの順に積層して形成され、剥離層は少なくともアクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を含む材料からなり、ポリエステル樹脂のガラス転移温度が40℃以上70℃以下であり、ポリエステル樹脂の比率が樹脂全体の質量の0.3〜2.0質量%であることを特徴とする。
また、剥離層の乾燥後の塗布量は、0.5g/m以上1.5g/m以下であることが好ましい。
また、接着層は、重量平均分子量が40000以下のアクリル系樹脂からなることが好ましい。
本発明によれば、非転写時には保護層と基材の密着性が強く、熱転写時には転写層の剥離性が高い保護層付き熱転写シートを提供できる。
実施形態に係る保護層付き熱転写シートの断面図
図1は、実施形態に係る保護層付き熱転写シートの断面図である。図1に示す保護層付き熱転写シートは、基材(1)の一方の面にイエロー層(3)、マゼンタ層(4)、シアン層(5)の3色の染料層(6)と、剥離層(7)および接着層(8)からなる保護層(9)とを長手方向へ繰り返し設けると共に、基材(1)の他方の面に耐熱滑性層(2)を設けたものである。
基材(1)には、熱転写時の熱圧で軟化変形しない耐熱性と強度が要求される。基材(1)には、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、セロファン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等の合成樹脂フィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙などの紙類等を単独で又は組み合わせた複合体として使用可能である。中でも、物性面、加工性、コスト面などを考慮するとポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。また、基材(1)の厚さは、操作性、加工性を考慮し、2μm以上50μm以下の範囲のものが使用可能であるが、転写適性や加工性等のハンドリング性を考慮すると、2μm以上9μm以下程度のものが好ましい。
また、基材(1)においては、片面または/および両面に接着処理を施すことも可能である。接着処理としては、コロナ処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、プラズマ処理、プライマー処理等の公知の技術を適用することができ、それらの処理を二種以上併用することもできる。
次に、耐熱滑性層(2)は、従来公知のものを利用でき、例えば、バインダーとなる樹脂、離型性や滑り性を付与する機能性添加剤、充填剤、硬化剤、溶剤などを配合して耐熱滑性層形成用の塗布液を調製し、調製した塗布液を塗布して、乾燥させることによって形成することができる。この耐熱滑性層(2)の乾燥後の塗布量は、0.1g/m以上2.0g/m以下程度が適当である。ここで、耐熱滑性層(2)の乾燥後の塗布量とは、耐熱滑性層形成用の塗布液を塗布して乾燥させた後に残った固形分量のことをいい、後述する染料層(6)の乾燥後の塗布量および剥離層(7)、接着層(8)の乾燥後の塗布量も、同様に、塗布液を塗布、乾燥した後に残った固形分量のことを指す。
次に、耐熱滑性層(2)は、サーマルヘッドへの感熱転写記録媒体の焼付き防止およびサーマルヘッドとインクシート間の滑り性を付与する等の目的でサーマルヘッドに接する側の感熱転写記録媒体に設けられる。耐熱滑性層(2)の材料としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ニトロセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂およびそれらの変性体等を挙げることができる。さらに耐熱性をあげるために、硬化剤が用いられることもある。硬化剤としては、トリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート等のイソシアネート類、およびその誘導体を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
次に、染料層(6)は、従来公知のものを利用でき、例えば、熱移行性染料、バインダー、溶剤などを配合して染料層形成用の塗布液を調製し、調製した塗布液を塗布して、乾燥させることによって形成することができる。なお、染料層(6)は、1色の単一層で構成したり、色相の異なる染料を含む複数の染料層を、同一基材の同一面に繰り返し形成したりすることもできる。熱移行性染料は、熱により、溶融、拡散もしくは昇華移行する染料である。例えば、イエロー成分としては、ソルベントイエロー56,16,30,93,33、ディスパースイエロー201,231,33等を挙げることができる。マゼンタ成分としては、C.I.ディスパースバイオレット31、C.I.ディスパースレッド60、C.I.ディスパースバイオレット26、C.I.ソルベントレッド27、あるいはC.I.ソルベントレッド19等を挙げることができる。シアン成分としては、C.I.ディスパースブルー354、C.I.ソルベントブルー63、C.I.ソルベントブルー36、C.I.ソルベントブルー266、C.I.ディスパースブルー257、あるいはC.I.ディスパースブルー24等を挙げることができる。
染料層(6)に含まれるバインダーは、従来公知のバインダーを使用でき、特に限定されるものではないが、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂やポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂やポリエステル樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂、フェノキシ樹脂等を挙げることができる。
ここで、染料層(6)を構成する染料とバインダーとの配合比率は、質量比で、(染料)/(バインダー)=10/100〜300/100が好ましい。(染料)/(バインダー)の値が、10/100を下回ると、染料が少な過ぎて発色感度が不十分となり良好な熱転写画像が得られず、この値が300/100を越えると、バインダーに対する染料の溶解性が極端に低下するために、感熱転写記録媒体となった際に、保存安定性が悪くなって、染料が析出し易くなってしまう。また、染料層には、性能を損なわない範囲で、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、分散剤、粘度調整剤、安定化剤等の公知の添加剤が含まれていてもよい。
保護層(9)には、染料層(6)により被転写体上に形成された画像に耐可塑剤性等の耐久性を付与できることが要求されると同時に、熱転写法というプロセスにより被転写体上に形成される必要がある。したがって、保護層(9)は、被転写体への接着性を備える接着層(8)と、接着層(8)と基材(1)との間に設けられ、熱転写時に基材(1)から容易に剥離可能とするための剥離層(7)とを含む、複数の層の積層体として形成される。
剥離層(7)は、アクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を少なくとも含む材料により形成される層である。剥離層(7)を構成するメインバインダーとしては、耐摩耗性等の耐久性や透明性の観点から、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂が好適であるが、性能を損なわない範囲で、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体、カルナバワックス、パラフィンワックス等のワックス類を使用することもできる。
アクリル系樹脂単体で剥離層(7)を形成した場合、基材(1)であるポリエチレンテレフタレートフィルムとの密着性が悪いために、非転写時に剥離層(7)が基材(1)から剥がれてしまう可能性がある。そこで、ポリエステル樹脂を添加することによって、剥離層(7)の非転写時の密着性を高めることができる。ポリエステル樹脂としては、結晶性ポリエステル樹脂(例えば、東洋紡株式会社製 バイロン(登録商標)200、バイロン(登録商標)240)や、熱可塑性飽和共重合ポリエステル樹脂(例えば、ユニチカ株式会社製 エリーテル(登録商標)3200、エリーテル(登録商標)3203)を利用できる。
本実施形態に係る保護層付き熱転写シートにおいて、剥離層(7)の構成材料の1つとして用いるポリエステル樹脂のガラス転移温度は40℃以上70℃以下である。ガラス転移温度が40℃未満の場合、ポリエステル樹脂を添加しても非転写時における剥離層の基材に対する密着性を高めることができない。一方、ガラス転移温度が70℃より高いと、熱時剥離が可能でも、冷時剥離の際に剥離層が基材から剥離しない。
さらに、ポリエステル樹脂の比率は、樹脂全体の質量の0.3〜2.0質量%である。ポリエステル樹脂の比率が0.3質量%未満の場合、ポリエステル樹脂の添加量が少ないために、剥離層(7)が基材(1)に密着しない。一方、ポリエステル樹脂の比率が2.0質量%より多いと、冷時剥離が難しく、また、ポリエステル樹脂の比率が増加するため、耐久性の一つである耐可塑剤性が劣る。
剥離層(7)の乾燥後の塗布量は一概に限定されるものではないが、0.5g/m以上1.5g/m以下であることが好ましい。0.5μmより薄い場合、印画物において画像形成時の熱によって生じる受像層表面の凹凸が目立ち、外観が損なわれる不安がある。一方、剥離層(7)の乾燥後の塗布量が1.5μmより厚い場合、印画の際に、高エネルギーが必要となり、特殊なプリンタでしか印画できない可能性がある。
剥離層(7)には、性能を損なわない範囲で、シリコーンオイル、リン酸エステル系に代表される離型剤、ワックスに代表される滑り剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、帯電防止剤等の公知の添加剤を使用することができる。
接着層(8)を構成するバインダーは、熱溶融性を有する樹脂であれば特に限定されるものではないが、一例として、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体、カルナバワックス、パラフィンワックス等のワックス類が挙げられる。中でも剥離層との密着性や透明性の観点より、アクリル系樹脂が好適である。
アクリル系樹脂の数平均分子量は40000以下であることが好ましい。数平均分子量が40000を超えると転写感度が低下すると共に、分子量が大きく粘度も高くなるので塗工適性が悪くなる。
接着層(8)には、性能を損なわない範囲で、リン酸エステル系に代表される離型剤、ワックスに代表される滑り剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、帯電防止剤等を添加することができる。
なお、耐熱滑性層(2)、染料層(6)、保護層(9)は、いずれも従来公知の塗布方法にて塗布し、乾燥することで形成可能である。塗布方法の一例を挙げると、グラビアコーティング法、スクリーン印刷法、スプレーコーティング法、リバースロールコート法を挙げることができる。
本実施形態に係る保護層付き熱転写シートでは、保護層(9)が接着層(8)および剥離層(7)の積層により構成されている。剥離層(7)を少なくともアクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を含む材料で形成し、構成材料の1つであるポリエステル樹脂として、ガラス転移温度が40℃以上70℃以下であるものを用い、更に、ポリエステル樹脂の比率が樹脂全体の質量の0.3〜2.0質量%とすることによって、非転写時における保護層(7)と基材(1)との密着性が強く、熱転写直後の熱時剥離や冷時剥離のいずれにおいても保護層の基材からの剥離性が良好な保護層付き熱転写シートを実現できる。また、本実施形態に係る保護層付き熱転写シートによれば、非転写時における保護層(7)と基材(1)との密着性、および、転写時における保護層(7)の基材(1)からの剥離性に優れるため、熱転写の際に、熱転写されない非加熱領域まで保護層(7)が基材(1)から剥離して被転写体上に剥がれ落ちる箔落ちを抑制することができる。
以下に、本発明の各実施例および各比較例に用いた材料を示す。なお、文中で「部」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
[耐熱滑性層付き基材の作製]
基材として、4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、易接着処理がなされていない面に、下記組成の耐熱滑性層塗布液1を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.5g/mになるように塗布し、100℃で1分乾燥させることで、耐熱滑性層付き基材を得た。
<耐熱滑性層塗布液1>
シリコンアクリレート (東亜合成(株)US−350) 50.0部
MEK 50.0部
(実施例1)
耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、下記組成の熱転写形成用イエローインク、熱転写形成用マゼンタインク、熱転写形成用シアンインクを、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.7g/mになるようにそれぞれ塗布し、80℃で1分乾燥させることで、染料層を形成した。さらに、下記組成の剥離層塗布液1を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.6g/mになるように塗布し、100℃で1分乾燥させることで、剥離層を形成した。引き続き、形成した剥離層の上に、下記組成の接着層塗布液1を、グラビアコーティング法により、乾燥後の塗布量が0.9g/mになるように塗布し、100℃で1分乾燥させることで、接着層を形成し、実施例1に係る保護層付き熱転写シートを作製した。
<熱転写形成用イエローインク>
C.I.ソルベントイエロー93 7.5部
C.I.ソルベントイエロー16 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 10.0部
シリコーン変性樹脂 0.2部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<熱転写形成用マゼンタインク>
C.I.ディスパースレッド60 5.0部
C.I.ディスパースバイオレット26 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 10.0部
シリコーン変性樹脂 0.2部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<熱転写形成用シアンインク>
C.I.ソルベントブルー63 5.0部
C.I.ソルベントブルー36 5.0部
ポリビニルアセタール樹脂 10.0部
シリコーン変性樹脂 0.2部
メチルエチルケトン 53.2部
トルエン 26.6部
<剥離層塗布液1>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR85) 19.9部
ポリエステル樹脂
(東洋紡株式会社 バイロン(登録商標)240 ガラス転移温度_60℃)
0.1部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<接着層塗布液1>
アクリル樹脂
(三菱レイヨン株式会社 MB2389 数平均分子量_30000)
19.0部
シリコーンパウダー 1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
(実施例2)
剥離層の乾燥後の塗布量が0.4g/mになるように剥離層塗布液1を塗布して、乾燥させたことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、実施例2に係る保護層付き熱転写シートを得た。
(実施例3)
剥離層の乾燥後の塗布量が1.7g/mになるように剥離層塗布液1を塗布して、乾燥させたことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、実施例3に係る保護層付き熱転写シートを得た。
(実施例4)
接着層を下記組成の接着層塗布液2を用いて形成したことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、実施例4に係る保護層付き熱転写シートを得た。
<接着層塗布液2>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR75 数平均分子量_50000)
19.0部
シリコーンパウダー 1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
(比較例1)
剥離層を下記組成の剥離層塗布液2を用いて形成したことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、比較例1に係る保護層付き熱転写シートを得た。
<剥離層塗布液2>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR85) 19.96部
ポリエステル樹脂
(東洋紡株式会社 バイロン(登録商標)240 ガラス転移温度_60℃)
0.04部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
(比較例2)
剥離層を下記組成の剥離層塗布液3を用いて形成したことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、比較例2に係る保護層付き熱転写シートを得た。
<剥離層塗布液3>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR85) 19.0部
ポリエステル樹脂
(東洋紡株式会社 バイロン(登録商標)240 ガラス転移温度_60℃)
1.0部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
(比較例3)
剥離層を下記組成の剥離層塗布液4を用いて形成したことを除き、実施例1と同じ材料および方法により、比較例3に係る保護層付き熱転写シートを得た。
<剥離層塗布液4>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR85) 19.9部
ポリエステル樹脂
(東洋紡株式会社 バイロン(登録商標)300 ガラス転移温度_7℃)
0.1部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
(比較例4)
剥離層を下記組成の剥離層塗布液5を用いて形成したことを除き、実施例1と同じ材料及び方法により、比較例4に係る保護層付き熱転写シートを得た。
<剥離層塗布液5>
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社 BR85) 19.9部
ポリエステル樹脂
(ユニチカ株式会社 エリーテル(登録商標)UE3690
ガラス転移温度_90℃) 0.1部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
[被転写体の作製]
基材として、188μmの発泡ポリエステルフィルムを使用し、一方の面に、下記組成の熱転写用受像層塗布液を、グラビアコート法により、乾燥後の塗布量が5.0g/mになるように塗布して、乾燥させた後に、40℃環境下で1週間エージングすることで、感熱転写用の被転写体を作製した。
<熱転写用受像層塗布液>
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 19.5部
アミノ変性シリコーンオイル 0.5部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 40.0部
[常温における保護層の密着性評価]
常温にて保存された実施例1〜4および比較例1〜4のそれぞれの保護層付き熱転写シートの保護層に、幅18mm、長さ150mmのセロハンテープを貼り、すぐに剥がした時の、セロハンテープ側への保護層の付着の有無を目視により評価した。なお、評価は以下の基準にて行った。○以上が実用上問題ないレベルである。
◎:保護層の付着が、全く認められない
○:保護層の付着が、ごく僅かに認められる
×:保護層の付着が、全面で認められる
[熱転写時の保護層の剥離性評価]
常温にて保存された実施例1〜4および比較例1〜4のそれぞれの保護層付き熱転写シートを使用し、サーマルシミュレーターにて、被転写体に保護層をベタ印画した。印画条件は以下の通りである。
印画環境:23℃50%RH
印加電圧:15V
ライン周期:0.7msec
印画密度:主走査300dpi 副走査300dpi
上記条件で印画した直後および1分経過後に、保護層付き熱転写シートを被転写体から手で剥離し、その際の剥離の重さを官能評価した。なお、評価は以下の基準にて行った。
◎:簡単に剥がすことが可能
○:剥がすことが可能
×:剥がすことが困難
[耐可塑剤性評価]
常温にて保存された実施例1〜4および比較例1〜4のそれぞれの保護層付き熱転写シートを使用し、サーマルシミュレーターにて、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、保護層を順次ベタ印画し、黒ベタ印画物を得た。印画条件は上記の熱転写時の保護層の剥離性評価と同じとした。次に、得られた黒ベタ印画物上にプラスチック消しゴムを重ねて置き、プラスチック消しゴムに200g/mの荷重をかけて50℃環境下で48時間保存し、可塑剤による画像の劣化状態を目視により観察した。なお、評価は以下の基準にて行った。
○:染料の移行がほとんど無い
×:ほぼ全面に染料が移行している
上記の評価結果を表1に示す。
Figure 2015085554
表1に示す結果より、実施例1〜4の保護層付き熱転写シートにおける保護層は、常温における基材との密着性が高く、且つ熱転写時の印画直後ならびに1分経過した後の基材からの剥離性も高いことがわかった。また、耐久性の一つである耐可塑剤性についても良好であることを確認した。一方で、比較例1ではポリエステル樹脂の比率が低い為に、また、比較例3ではポリエステル樹脂のガラス転移温度が低い為に、保護層の基材との密着性が弱く、印画評価の際にも箔落ちを確認した。比較例2では、ポリエステル樹脂の比率が高い為に、また、比較例4ではポリエステル樹脂のガラス転移温度が高い為に、熱転写時の冷時剥離性が悪くなり、剥離の際に基材が破断した。比較例2においては、耐可塑剤性も悪くなることを確認した。
本発明により得られる保護層付き熱転写シートは、昇華転写方式のプリンタに使用することができ、プリンタの高速・高機能化と併せて、各種画像を簡便にフルカラー形成できるため、デジタルカメラのセルフプリント、身分証明書などのカード類、アミューズメント用出力物等に広く利用できる。
1 基材
2 耐熱滑性層
3 イエロー層
4 マゼンタ層
5 シアン層
6 染料層
7 剥離層
8 接着層
9 保護層

Claims (3)

  1. 基材の一方の面に耐熱滑性層が設けられると共に、もう一方の面に熱転写性保護層が設けられた保護層付き熱転写シートにおいて、
    前記熱転写性保護層が、剥離層および接着層を基材側からこの順に積層して形成され、
    前記剥離層は少なくともアクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を含む材料からなり、
    前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度が40℃以上70℃以下であり、
    ポリエステル樹脂の比率が樹脂全体質量の0.3〜2.0質量%であることを特徴とする、保護層付き熱転写シート。
  2. 前記剥離層の乾燥後の塗布量が、0.5g/m以上1.5g/m以下であることを特徴とする、請求項1に記載の保護層付き熱転写シート。
  3. 前記接着層は、重量平均分子量が40000以下のアクリル系樹脂からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の保護層付き熱転写シート。
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