JP2015054606A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2015054606A
JP2015054606A JP2013188825A JP2013188825A JP2015054606A JP 2015054606 A JP2015054606 A JP 2015054606A JP 2013188825 A JP2013188825 A JP 2013188825A JP 2013188825 A JP2013188825 A JP 2013188825A JP 2015054606 A JP2015054606 A JP 2015054606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
width direction
vehicle width
type vehicle
radiators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013188825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6126954B2 (ja
Inventor
正人 中田
Masato Nakada
正人 中田
哲 瀬尾
Tooru Seo
哲 瀬尾
哲也 田辺
Tetsuya Tanabe
哲也 田辺
康太 野口
Kota Noguchi
康太 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013188825A priority Critical patent/JP6126954B2/ja
Priority to EP14171504.5A priority patent/EP2848507B1/en
Priority to US14/474,969 priority patent/US9751393B2/en
Publication of JP2015054606A publication Critical patent/JP2015054606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6126954B2 publication Critical patent/JP6126954B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • B60K11/04Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K13/00Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
    • B60K13/04Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning exhaust
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】ラジエータの周辺にラジエータの寸法を制約する部材があったとしても、ラジエータの容積を好適に確保してラジエータの冷却効率を高めることができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】左右のラジエータ35L,35Rが台形状に形成され、正面視で、互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部35LS,35RSが、車幅方向内側に位置するとともに、長い辺部35LL,35RLが、車幅方向外側に位置する状態で、左右のラジエータ35L,35Rが配置される。エンジンから前方に突出する排気管8における前方突出部8L,8Rが、ラジエータ35L,35Rにおける車幅方向内側の短い辺部35LS,35RSの下方を通る状態とされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
車体フレームがヘッドパイプから下方に延びる1本のダウンフレームを備え、ダウンフレームに左右一対のラジエータが取り付けられる自動二輪車が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−69092号公報
大排気量のエンジンを備える自動二輪車等の鞍乗型車両では、ラジエータの冷却効率を上げるためにラジエータの容積を大きく確保することが求められる。
しかしながら、排気管をエンジンから前方へ向けて引き延ばす構成の大排気量のエンジンにおいては、特許文献1の構成のように、ダウンフレームに左右一対のラジエータが取り付けられると、ラジエータの寸法が排気管によって制約される場合があり、ラジエータの容積を十分に確保することが困難となってラジエータの冷却効率が十分でなくなってしまう場合がある。
そこで、本発明は、ダウンフレームにラジエータを取り付ける鞍乗型車両であって、ラジエータの周辺にラジエータの寸法を制約する部材があったとしても、ラジエータの容積を好適に確保してラジエータの冷却効率を高めることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプ(11)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(12L,12R)と、前記ヘッドパイプ(11)から下方に延びるダウンフレーム(16)と、を備え、前記メインフレーム(12L,12R)の下方であって前記ダウンフレーム(16)の後方にエンジン(E)が配置されるとともに、前記ダウンフレーム(16)に左右一対のラジエータ(35L,35R)が取り付けられる鞍乗型車両において、
前記エンジン(E)に接続される排気管(8)は、前記エンジン(E)から前方に向けて延び、前記ダウンフレーム(16)の左右を通過してから下方へ湾曲する左右一対の前方突出部(8L,8R)を備え、
左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちの少なくともいずれか一方は台形状に形成され、台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)は正面視で、互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部(35LS,35RS)が、車幅方向内側に位置するとともに、長い辺部(35LL,35RL)が、車幅方向外側に位置する状態で配置され、
台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)と同じ側に位置する前記前方突出部(8L,8R)が、該台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)における車幅方向内側の前記短い辺部(35LS,35RS)の下方を通る状態とされることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記ラジエータ(35L,35R)の下端は、前記エンジン(E)のクランクケース(20)の前面上端よりも上方に位置することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ台形状に形成され、左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の前方に配置されるラジエータグリル(38L,38R)と、を備え、前記ラジエータ本体(37L,37R)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)は板状に形成され、互いに沿う状態で一体化され、前記ラジエータ本体(37L,37R)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)は上面視で、前方に延びるに従い車幅方向外側に延びる状態で配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗型車両において、前記ラジエータ本体(37L,37R)は、前記水管(Tu)を上下方向に延びる状態で車幅方向に複数並べて配置し、複数の前記水管(Tu)は、車幅方向外側に位置するものほど長く形成され、前記ラジエータ本体(37L,37R)は、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の前記水管(Tu)の上端に連通する上タンク(41L,41R)と、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の前記水管(Tu)の下端に連通する下タンク(42L,42R)と、を備え、前記上タンク(41L,41R)に流入した冷却水を、前記水管(Tu)を通して前記下タンク(42L,42R)に流入させ、前記上タンク(41L,41R)及び前記下タンク(42L,42R)は、車幅方向外側の部位が車幅方向内側の部位よりも、上下方向高さが高く、かつ容量が大きく設定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)をさらに備え、前記ラジエータシュラウド(39L,39R)は、その一端部に設けられた第1開口部(50LU,50LD,50RU,50RD)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第1突出部(52LU,52LD,52RU,52RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第1締結部材(53)を挿通させて、該第1締結部材(53)が前記ラジエータ本体(37L,37R)に締結されることで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両において、前記ラジエータグリル(38L,38R)は、その一端部に設けられた第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第3突出部(57L,57R)を有し、該第3突出部(57L,57R)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に形成された第3開口部(59L,59R)に差し込むことで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の鞍乗型車両において、前記ラジエータグリル(38L,38R)は、その一端部に設けられた第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第3突出部(57L,57R)を有し、該第3突出部(57L,57R)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に形成された第3開口部(59L,59R)に差し込むことで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化され、前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられる前記第1突出部(52LU,52LD,52RU,52RD)及び前記第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)のうちの一方は、車幅方向内側に設けれ、他方は、車幅方向外側に設けられ、前記ラジエータシュラウド(39L,39R)の前記一端部に設けられた前記第1開口部(50LU,50LD,50RU,50RD)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)の前記一端部に設けられた前記第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)は、車幅方向内側と外側とに離間する。
請求項8に記載の発明は、請求項3〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちのいずれか一方には、オイルクーラー(60)が取り付けられ、他方にはラジエータリザーブタンク(61)が取り付けられることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の鞍乗型車両において、前記ラジエータリザーブタンク(61)は、前記ラジエータグリル(38R)の上部に設けられる開口(63)に挿入される突部(61A)を有するとともに、前記ヘッドパイプ(11)の前方に配置されるフロントカウルステー(30)に締結される締結部(61B)を有し、前記突部(61A)を前記開口(63)に挿入するとともに前記締結部(61B)を前記フロントカウルステー(30)に締結されることで、前記ラジエータグリル(38R)及び前記フロントカウルステー(30)に支持されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の鞍乗型車両において、左右の前記メインフレーム(12L,12R)と前記ダウンフレーム(16)との間には、左右一対の補強部材(18L,18R)が跨って設けられ、台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)と同じ側に位置する前記補強部材(18L,18R)が、該台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)における車幅方向内側の前記短い辺部(35LS,35RS)の上方を通る状態とされることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)の上部間が、冷却水を流通させるラジエータ連結ホース(43)によって接続され、前記ラジエータ連結ホース(43)は、前記ダウンフレーム(16)の後方であって、前記補強部材(18L,18R)の下方に配置されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちのいずれか一方の上部に、前記エンジン(E)からの冷却水を流入させるラジエータ流入ホース(45)が接続され、前記ラジエータ流入ホース(45)は側面視で、前記補強部材(18L,18R)の少なくとも一部と重なる状態で配置されることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)とを備え、左右の前記ラジエータ本体(37L,37R)にはそれぞれ、ラジエータファン(40L,40R)が取り付けられ、前記ラジエータファン(40L,40R)は、上下方向で上寄りの位置で取り付けられ、左右の前記ラジエータシュラウド(39L,39R)はそれぞれ、前記ラジエータファン(40L,40R)を、車幅方向内側及び上下方向から覆い、かつ、車幅方向外側では露出させ、左右の前記ラジエータファン(40L,40R)のうちの左のものは、時計周りに回転し、右のものは、反時計周りに回転するように制御されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、ヘッドパイプ(11)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(12L,12R)と、前記ヘッドパイプ(11)から下方に延びるダウンフレーム(16)と、を備え、前記メインフレーム(12L,12R)の下方であって前記ダウンフレーム(16)の後方にエンジン(E)が配置されるとともに、前記ダウンフレーム(16)に左右一対のラジエータ(35L,35R)が取り付けられる鞍乗型車両において、左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)と、を備え、左右の前記ラジエータ本体(37L,37R)にはそれぞれ、ラジエータファン(40L,40R)が取り付けられ、前記ラジエータファン(40L,40R)は、上下方向で上寄りの位置で取り付けられ、左右の前記ラジエータシュラウド(39L,39R)はそれぞれ、前記ラジエータファン(40L,40R)を、車幅方向内側及び上下方向から覆い、かつ、車幅方向外側では露出させ、左右の前記ラジエータファン(40L,40R)のうちの左のものは、時計周りに回転し、右のものは、反時計周りに回転するように制御されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、台形状に形成されるラジエータにおける互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部が車幅方向内側に位置する状態にされ、この短い辺部の下方に、排気管が通過する状態とすることで、ラジエータと排気管との干渉を避けつつ、ラジエータにおける車幅方向内側の辺部から車幅方向外側に向けて次第に上下方向寸法が大きくなる部位によって、車幅方向及び上下方向でラジエータの寸法を確保し、ラジエータの容積を確保できる。これにより、ラジエータの周辺にラジエータの寸法を制約する部材があったとしても、ラジエータの容積を好適に確保してラジエータの冷却効率を高めることができる。
また、ダウンフレームの左斜め前方及び右斜め前方には、ヘッドパイプに回転可能に支持される左右一対のフロントフォークがヘッドパイプ側から前方に向けて斜め下がりに延びる状態で位置する場合があるが、転舵時のフロントフォークがラジエータの車幅方向内側の短い辺部の上方に近接して通過するようにすることで、スペース効率の良いレイアウトがなされ、コンパクト化や部品のレイアウト自由度を向上できる。
請求項2に記載の発明では、ラジエータの下方を通過する走行風が、クランクケースの前面に直接当たるようにして、ラジエータの冷却効率の向上とあいまって、エンジンの冷却効率を高めることができる。
請求項3に記載の発明では、ヘッドパイプに回転可能に支持される操舵系の回転軌跡を、左右のラジエータの間の空間に位置させて、ラジエータを前方につめて配置する等できることで、スペースを有効利用して、車両のコンパクト化や他部品のレイアウト自由度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、ラジエータの車幅方向内側の辺部と車幅方向外側の辺部との高さ方向の差を大きく確保でき、スペース効率良く、ラジエータと排気管との干渉を避けつつラジエータの容積を十分に確保し易くすることができる。
また、上タンクは車幅方向外側の部位の容量が大きく確保され、この上タンクから、水管のうちの車幅方向外側寄りの長く形成された冷却効率の高い水管に、冷却水を多く供給できるため、冷却効率を向上できる。さらに、上タンク及び下タンクはそれぞれ、下方に向けて傾斜し、それぞれの内部の下方側に冷却水をスムーズに供給できるため、冷却水の循環効率も向上できる。
請求項5に記載の発明では、ラジエータシュラウドをラジエータ本体に容易に一体化できる。
請求項6に記載の発明では、ラジエータグリルをラジエータ本体に容易に一体化できる。
請求項7に記載の発明では、ラジエータシュラウド及びラジエータグリルのラジエータ本体への差し込み点を、車幅方向内側と外側とに振り分けることで、誤組を防止することができる。また、第1突出部と第2突出部がラジエータ本体の同じ側に位置すると、その形成位置が制約され、場合によっては、ラジエータ本体を大型化しなければならないが、第1突出部と第2突出部とが車幅方向内側と外側とに振り分けられることで、ラジエータ本体が無駄に大きくなるのを防止できる。
請求項8に記載の発明では、左右にオイルクーラーとラジエータリザーブタンクを振り分けて配置することで、左右のバランスを均一にすることができる。
請求項9に記載の発明では、ラジエータグリル、ラジエータリザーブタンク及びフロントカウルステーを連結させることで、各部材の剛性を確保できる。また、ラジエータリザーブタンク内の液体が制振効果を奏することで、ラジエータグリル及びフロントカウルステーに生じる振動を抑制できる。
請求項10に記載の発明では、ラジエータにおける車幅方向内側の短い辺部の下方に、補強部材が通過する状態とすることで、スペース効率良く補強部材とラジエータとの干渉を回避できる。
請求項11に記載の発明では、スペースを有効利用してラジエータ連結ホースを配置することで、車両のコンパクト化や他部品のレイアウト自由度を向上させることができ、またラジエータ連結ホースが目立たなくなることで、外観を良好にすることができる。
請求項12に記載の発明では、スペースを有効利用してラジエータ流入ホースを配置することで、車両のコンパクト化や他部品のレイアウト自由度を向上させることができ、またラジエータ流入ホースが目立たなくなることで、外観を良好にすることができる。
請求項13に記載の発明では、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド内に滞留する空気をラジエータファンの下方側から効率的に抜くことができるため、ラジエータの冷却性能を向上できる。詳しくは、車幅方向内側の面(実施形態の壁面部39L1,39R1に対応するもの)によって、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド内に空気が滞留し易く外部に抜けにくいが、好適に空気が抜けるように左右のラジエータファンの回転方向を規定することで、ラジエータシュラウド内に滞留する空気を効率的に抜けるようにすることができる。
請求項14に記載の発明では、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド内に滞留する空気をラジエータファンの下方側から効率的に抜くことができるため、ラジエータの冷却性能を向上できる。詳しくは、車幅方向内側の面(実施形態の壁面部39L1,39R1に対応するもの)によって、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド内に空気が滞留し易く外部に抜けにくいが、好適に空気が抜けるように左右のラジエータファンの回転方向を規定することで、ラジエータシュラウド内に滞留する空気を効率的に抜けるようにすることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 上記自動二輪車の前部の左側面図である。 上記自動二輪車の前部の正面図である。 図4に示す状態からフロントフォーク等を除いた状態の上記自動二輪車の前部の正面図である。 上記自動二輪車の車体フレームのダウンフレームにラジエータが取り付けられた状態の車体フレームの上面図である。 上記自動二輪車の車体フレームのダウンフレームにラジエータが取り付けられた状態の車体フレームの背面図である。 上記ラジエータ、そのラジエータシュラウド及びラジエータグリルの取付態様を説明する図である。 上記ラジエータに取り付けられるオイルクーラーの取付態様を説明する図である。 上記ラジエータに取り付けられるオイルクーラーの取付態様を説明する図である。 上記ラジエータに取り付けられるリザーブタンクの取付態様を説明する図である。 上記ラジエータに取り付けられるリザーブタンクの取付態様を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明に用いる図面において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印LHは車両の左方を、矢印RHは車両の右方をそれぞれ示している。
図1には本実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車1の左側面図が示されている。自動二輪車1では、操向ハンドル2によって操向される前輪3と、スイングアーム4の後端部に配置された後輪5との間に、エンジンEが配置される。操向ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム10の前端のヘッドパイプ11に操向可能に枢支されている。スイングアーム4は、車体フレーム10にその前端部を揺動可能に支持され、その後端部で後輪5の車軸5Aを支持している。
図2も参照し、車体フレーム10は複数のフレーム部材を溶接等で一体化して構成されており、上記ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から左右に分岐して後下方に延びる左右一対のメインフレーム12L,12Rと、左右のメインフレーム12L,12Rそれぞれの後端部に連結されて、下方に延びる左右一対のピボットプレート13L,13Rと、左右のピボットプレート13L,13Rそれぞれの上部に連結されて後上方に延びる左右一対のシートレール14L,14Rと、左右のシートレール14L,14Rの下方で、左右のピボットプレート13L,13Rそれぞれに連結されて後上方に延び、その後端部が、対応する左右のシートレール14L,14Rに連結される左右一対のサブフレーム15L,15Rと、を備えている。
また、車体フレーム10は、メインフレーム12L,12Rよりも急角度でヘッドパイプ11から後下方に延びる1本のダウンフレーム16と、ダウンフレーム16の下端部から左右に分岐して後方に延び、その後端部が、対応する左右のピボットプレート13L,13Rの下端部に連結される左右一対のロアフレーム17L,17Rと、を備えている。車体フレーム10では側面視で、メインフレーム12L,12Rと、シートレール14L,14Rと、ピボットプレート13L.13Rと、がY字形状を形成するように連結している。
なお、図1及び図2において図中に表れない部材については、説明便宜上括弧書きで符合を示しており、図1及び図2以降の図面においても、図中に表れない部材について、説明便宜上括弧書きで符合を示している場合がある。
車体フレーム10は、メインフレーム12L,12Rの下方であってピボットプレート13L,13Rの前方にエンジンEを配置するとともに、エンジンEをダウンフレーム16及びロアフレーム17L,17Rによって前方及び下方から囲うセミダブルクレードル型の車体フレームとされている。エンジンEは、車体フレーム10の適所に複数設けられたエンジン支持部によって、車体フレーム10に支持されている。
また、図2に示すように、車体フレーム10においては、左右のメインフレーム12L,12Rの前部とダウンフレーム16の上部との間に、左右一対の補強部材18L,18Rが跨って設けられている。
補強部材18L,18Rは、メインフレーム12L,12Rから前下方に緩やかに延びるとともに、前方に向かうに従い車幅方向内側に延びている。また、補強部材18L,18Rの前端部は側面視で、ヘッドパイプ11の下端部を指向する状態とされている。
なお、左右一対のメインフレーム12L,12R、左右一対のピボットプレート13L,13R、左右一対のシートレール14L,14R、左右一対のサブフレーム15L,15R、及び左右一対のロアフレーム17L,17R、補強部材18L,18Rはそれぞれ、左のものが車幅方向中央に対して左方に配置されるとともに、右のものが車幅方向中央に対して右方に配置されている。これら左右一対で構成される各フレームの中には、その左右間が、適所においてクロスフレーム(図示略)で結合されているものもある。
図1に戻り、エンジンEは、クランク軸及び変速機を一体に収容するクランクケース20と、クランクケース20の上面前側から上方(正確には、前上方)に突出するシリンダ21と、を備え、側面視において、これらはV字形状を形成するように結合している。
エンジンEは、クランクケース20及びシリンダ21が、メインフレーム12L,12R、ピボットプレート13L,13R、ダウンフレーム16、及びロアフレーム17L,17Rによって囲まれる空間内に収まるように配置されている。
シリンダ21は、そのシリンダ軸方向(立設方向)をダウンフレーム16の延び方向に概略沿わせた状態となっている。また、エンジンEは並列2気筒エンジンであり、シリンダ21には左右方向に並ぶ2つの気筒が形成されている。そして、シリンダ21の前壁部には、排気管8が接続されている。また、シリンダ21、メインフレーム12L,12R、ピボットプレート13L,13R、及びクランクケース20で囲まれる空間には、バッテリ32が配置されている。
排気管8は、シリンダ21の前壁部から前方に向けて延びてから下方に湾曲し、その後、クランクケース20の下方に延びる左右一対の前方突出部8L,8Rと、前方突出部8L,8Rの双方の後端部に接続し、クランクケース20の後部下方から車幅方向外側かつ後上方に延びてサイレンサ9に接続される図示省略する合流部と、を備えている。
左の前方突出部8Lは、シリンダ21の前壁部に左右に並んで形成された図示しない2つの排気ポートのうちの左のものに接続され、右の前方突出部8Rは、2つの排気ポートのうちの右ものに接続されている。左の前方突出部8Lは、ダウンフレーム16の左方を通過して下方に湾曲し、右の前方突出部8Rは、ダウンフレーム16の右方を通過して下方に湾曲している。
上記したヘッドパイプ11に支持されたステアリング系部品は、前輪3と、前輪3を下部で支持する左右一対のフロントフォーク6L,6Rと、フロントフォーク6L,6Rの上端部間に跨って設けられたトップブリッジ7Tと、トップブリッジ7Tの下方においてフロントフォーク6L,6Rの間に跨って設けられたボトムブリッジ7Bと、トップブリッジ7Tとボトムブリッジ7Bとの間に跨って設けられヘッドパイプ11に挿通されて回転可能に支持されるステアリングシャフト(図示略)と、ステアリングシャフトの上部側に配置される操向ハンドル2と、を有している。
また、スイングアーム4は、車体フレーム10のうちの左右一対のピボットプレート13L,13Rにおける上下方向略中央の部位に設けられたピボット軸4Aによって、ピボットプレート13L,13Rに連結されている。ピボット軸4Aは、左右一対のピボットプレート13L,13R間に跨って設けられ、スイングアーム4は左右方向を軸中心に上下方向に揺動可能となっている。
ここで、ピボットプレート13L,13Rの上部間には、クロスフレーム19が跨って設けられている。そして、スイングアーム4の下部の前後方向略中央部と、ピボットプレート13L,13Rの下部との間には、リンク部材22が跨って設けられている。そして、リンク部材22とクロスフレーム19との間には、リアクッション23が跨って設けられている。
メインフレーム12L,12Rには燃料タンク25が支持され、燃料タンク25の後方において、シートレール14L,14Rの前側上部には運転者用シート26が支持され、シートレール14L,14Rの後側上部には同乗者用シート27が支持されている。運転者用シート26及び同乗者用シート27における着座部位は、シートレール14L,14Rに沿って延びている。
燃料タンク25は、ヘッドパイプ11の後方であって操向ハンドル2の下方の位置から、メインフレーム12L,12Rの上方でメインフレーム12L,12Rに沿って後下方に延び、ピボットプレート13L,13Rの上方の位置に至っている。燃料タンク25の上面25Sは、後方に向かうに従い下方に延びる傾斜状に形成され、メインフレーム12L,12Rに概略沿って延びている。
燃料タンク25の上面25Sの後部は、運転者用シート26の前部に形成され、燃料タンク25の上面25Sに略平行に延びる被覆部26Cによって上方から覆われている。被覆部26Cは、運転者用シート26の着座部分から前上方に延びるように形成されている。
また、ヘッドパイプ11と燃料タンク25との間であって、エンジンEのシリンダ21の上方には、エアクリーナ28が配置されている。なお、燃料タンク25の前部には、後方に窪んだ凹部が形成されており、エアクリーナ28の一部は、上記凹部内に収容されている。
また、ヘッドパイプ11の周囲には、ヘッドパイプ11の前方及び左右側方(車幅方向外側)に渡って延びて、ヘッドパイプ11を前方及び左右側方から覆うフロントカウル29が設けられている。
フロントカウル29は、燃料タンク25の前部を左右側方から覆うとともに、エアクリーナ28を左右側方から覆っている。より詳しくは、フロントカウル29における左右側部は、下方に先細りの形状に形成され、これら左右側部の前後方向に幅広な上部で、燃料タンク25及びエアクリーナ28を覆い、その下端は、クランクケース20とシリンダ21との結合部分の前方に位置している。
フロントカウル29は、その前部の内壁が、ヘッドパイプ11の前方に配置されたフロントカウルステー30に固定されることで、車体側に支持されている。フロントカウルステー30は樹脂材料から形成されたものであり、ヘッドパイプ11から前上方に延びている。そして、フロントカウル29の上方にはフロントカウル29の上部外壁と滑らかに連なるスクリーン31が配置され、スクリーン31は、本実施形態ではフロントカウルステー30に締結されている。
図3には、フロントカウル29を取り外した状態の自動二輪車1前部の左側面図が示され、図4には、自動二輪車1前部の正面図が示されている。図3及び図4には、ダウンフレーム16に取り付けられた左右一対のラジエータ35L,35Rが示されている。左のラジエータ35Lはダウンフレーム16の左方に配置されてダウンフレーム16に取り付けられ、右のラジエータ35Rはダウンフレーム16の右方に位置してダウンフレーム16に取り付けられている。
左右のラジエータ35L,35Rはそれぞれ、車幅方向内側の辺部を、ダウンフレーム16の後部に左右で上下一対で設けられた取付部36LU,36LD,36RU,36RDに締結されて、ダウンフレーム16に支持されている。取付部36LU,36LD,36RU,36Rは、車幅方向外側に開放した筒体であり、内周面にネジ切り加工が施されている。なお、左右のラジエータ35L,35Rの取付態様の詳細については後述するものとする。
また、左右のラジエータ35L,35Rはそれぞれ、フロントフォーク6L,6Rの後方に位置し、フロントカウル29における左右側部に覆われている。
図5には、フロントフォーク6L,6Rを取り外し状態の自動二輪車1前部の正面図が示されており、本実施形態では、左右のラジエータ35L,35Rはそれぞれ台形状に形成されている。そして、正面視で、左右のラジエータ35L,35Rは、互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部35LS,35RSが、車幅方向内側に位置し、長い辺部35LL,35RLが、車幅方向外側に位置する状態で配置されている。
詳しくは、図3〜図5を併せて参照し、左右のラジエータ35L,35Rはそれぞれ、複数の水管Tu及びフィンFを有するラジエータ本体37L,37Rと、ラジエータ本体37L,37Rの前方に配置されるラジエータグリル38L,38Rと、ラジエータ本体37L,37Rの後方に配置されるラジエータシュラウド39L,39Rと、を備えている。ラジエータ本体37L,37R及びラジエータグリル38L,38Rは板状に形成され、ラジエータシュラウド39L,39Rは、ラジエータ本体37L,37Rから後方に向けて膨出する形状に形成されている。なお、図3では、ラジエータ本体37Lに説明便宜上、ドットを付している。また、図5では、便宜上、左右のラジエータ35L,35Rのラジエータ本体37L,37Rのみを示している。
そして、ラジエータ本体37L,37Rの板厚方向に沿って見た場合に、左右のラジエータ35L,35Rはそれぞれ、全体として台形状に形成されている。
そして、左右のラジエータ35L,35Rは正面視で、台形状をなす4辺部において互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部35LS,35RSが、車幅方向内側に位置し、長い辺部35LL,35RLが、車幅方向外側に位置する状態に配置され、ダウンフレーム16に、短い辺部35LS,35RSが取り付けられて、ダウンフレーム16に支持されている。なお、図3に示すように、左右のラジエータ35L,35Rはダウンフレーム16に取り付けられた状態で、その下端が、エンジンEのクランクケース20の前面上端P1よりも上方に位置する。
また図6には、左右のラジエータ35L,35Rがダウンフレーム16に取り付けられた状態の上面図が示されており、同図に示すように、左右のラジエータ35L,35Rにおいては、板状に形成されるラジエータ本体37L,37R及びラジエータグリル38L,38Rが互いに沿う状態で一体化され、前方に延びるに従い車幅方向外側に延びる状態で配置されている。
また、ラジエータシュラウド39L,39Rは、ラジエータ本体37L,37Rを後方から覆うようにしてラジエータ本体37L,37Rに一体化されている。また、ラジエータ本体37L,37Rのそれぞれの車幅方向外側部に、ラジエータファン40L,40Rが取り付けられている。なお、ラジエータグリル38L,38R及びラジエータシュラウド39L,39Rは合成樹脂から形成されている。
ここで、図5を参照し、本実施形態の自動二輪車1では、左のラジエータ35Lと同じ側に位置する上記した排気管8における左の前方突出部8Lが、左のラジエータ35Lにおける車幅方向内側の短い辺部35LSの下方を通り、かつ、左のラジエータ35Lと同じ側に位置する上記した左の補強部材18Lが、左のラジエータ35Lにおける車幅方向内側の短い辺部35LSの上方を通る状態となっている。
また、右のラジエータ35Rと同じ側に位置する上記した排気管8における右の前方突出部8Rが、右のラジエータ35Rにおける車幅方向内側の短い辺部35RSの下方を通り、かつ、右のラジエータ35Rと同じ側に位置する上記した右の補強部材18Rが、右のラジエータ35Lにおける車幅方向内側の短い辺部35RSの上方を通る状態となっている。
これにより、左右のラジエータ35L,35Rと、前方突出部8L,8R及び補強部材18L,18Rとの干渉が回避されている。
左右のラジエータ35L,35Rについて詳述すると、図5を参照し、左右のラジエータ35L,35Rにおいて、左右のラジエータ本体37L,37Rはそれぞれ、水管Tuを上下方向に延びる状態で車幅方向に複数並べて配置し、複数の水管Tuは、車幅方向外側に位置するものほど長く形成されている。
左右のラジエータ本体37L,37Rはそれぞれ、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の水管Tuの上端に連通する上タンク41L,41Rと、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の水管Tuの下端に連通する下タンク42L,42Rと、を備え、上タンク41L,41Rに流入した冷却水を、水管Tuを通して下タンク42L,42Rに流入させる構成になっている。
また、本実施形態では、上タンク41L,41R及び下タンク42L.42Rは、車幅方向外側の部位が車幅方向内側の部位よりも、上下方向高さが高く、かつ容量が大きく設定されている。
左右のラジエータ35L,35Rの配管について説明すると、本実施形態では、左右のラジエータ35L,35Rが互いに配管を通して連通しており、図7に示すように、左右のラジエータ35L,35Rの上側後部間、詳しくは、上タンク41L,41Rの後部間が、冷却水を流通させる上側ラジエータ連結ホース43によって接続されている。また、上側ラジエータ連結ホース43は、ダウンフレーム16の後方であって、補強部材18L,18Rの下方に配置されている。一方で、左右のラジエータ35L,35Rの下側後部間、詳しくは、下タンク42L,42Rの後部間は、冷却水を流通させる下側ラジエータ連結ホース44によって接続されている。なお、図7においては、ラジエータシュラウド39L,39Rについて説明便宜上、ドットを付している。
そして、本実施形態では、左の上タンク41Lに流入した冷却前の冷却水が右の上タンク41Lに流入するようになっており、図3も参照し、左の上タンク41Lの後部には、シリンダ21の左側部から前上方に延びるラジエータ流入ホース45が接続されている。
ここで、ラジエータ流入ホース45は、左の補強部材18Lの左方(車幅方向外側)に配置され、側面視で左の補強部材18Lの少なくとも一部と重なる状態で配置されている。一方で、本実施形態では、右の下タンク42Rから冷却された冷却水がエンジンEに還流するようになっており、図7に示すように、右の下タンク42Rの後部には、ラジエータ流出ホース46が接続されている。
上側ラジエータ連結ホース43の左の上タンク41Lとの接続位置は、左の上タンク41Lにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位であり、ラジエータ流入ホース45の左の上タンク41Lとの接続位置よりも右方に設定されている。
上側ラジエータ連結ホース43の右の上タンク41Rとの接続位置は、右の上タンク41Rにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位に設定されている。また、ラジエータ流入ホース45の左の上タンク41Lとの接続位置は、上タンク41Lにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位に設定されている。
また、下側ラジエータ連結ホース44の右の下タンク42Rとの接続位置は、右の下タンク42Rにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位であり、ラジエータ流出ホース46の右の下タンク42Rとの接続位置よりも左方に設定されている。
ラジエータ流出ホース46の右の下タンク42Rとの接続位置は、右の下タンク42Rにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位に設定されている。また、下側ラジエータ連結ホース44の左の下タンク42Lとの接続位置は、左の下タンク42Lにおける、車幅方向内側の部位よりも上下方向高さが高くかつ容量が大きく設定された車幅方向外側の部位に設定されている。
次に、左右のラジエータ35L,35Rのダウンフレーム16への取付態様、及び、そのラジエータ本体37L,37Rとラジエータグリル38L,38R及びラジエータシュラウド39L,39Rとの取付態様について説明する。
まず、図8を参照し、左右のラジエータ35L,35Rのダウンフレーム16への取付態様を説明すると、左のラジエータ35L(ラジエータ本体37L)の車幅方向内側の短い辺部35LSには、前方に突出するC型形状のボルト挿通部47LU,47LDが上下一対で形成されている。また、右のラジエータ35R(ラジエータ本体37R)の車幅方向内側の短い辺部35RSには、前方に突出するC型形状のボルト挿通部47RU,47RDが上下一対で形成されている。
各ボルト挿通部47LU,47LD,47RU,47RDにはそれぞれ、合成ゴム等の弾性材料からなる環状のグロメット48が嵌入され、左右上下で計4つのグロメット48にはそれぞれ、ボルト49が挿通される。そして、4つのボルト49がそれぞれ、その頭部でグロメット48を車幅方向外側から圧接する状態で、上記した取付部36LU,36LD,36RU,36RDに締結されることで、左右のラジエータ35L,35Rがダウンフレーム16に取り付けられている。なお、図8においては、取付部36LU,36LD,36RU,36RDを説明便宜上、二点鎖線で示している。
ここで、左右のラジエータ35L,35Rがダウンフレーム16に弾性材料を介してフローティング支持されているため、車体フレーム10から左右のラジエータ35L,35Rに振動が伝達され難くなっている。
次に、ラジエータ本体37L,37Rと、左右のラジエータシュラウド39L,39Rとの取付態様について説明すると、図8に示すように、右のラジエータシュラウド39Rでは、その車幅方向内側の辺部がラジエータ本体37Rの車幅方向内側の辺部の側方に回り込むように前方に延びており、この辺部に、上下一対の第1開口部50RU,50RDが形成されている。
また、図示都合上、図面には表れないが、左のラジエータシュラウド39Lも、右側と同様の車幅方向内側の辺部に、上下一対の第1開口部50RU,50RDと同様の第1開口部50LU,50LDが形成されている。第1開口部50LU,50LDは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
一方で、左のラジエータシュラウド39Lでは,車幅方向外側の辺部が、ラジエータ本体37Rの車幅方向外側の辺部の側方に回り込む前方に延びており、この辺部に、上下一対の第1ボルト挿通部51LU,51LDが形成されている。また、図示都合上、図面には表れないが、右のラジエータシュラウド39Rも、左側と同様の車幅方向外側の辺部に、上下一対の第1ボルト挿通部51LU,51LDと同様の第1ボルト挿通部51RU,51RDが形成されている。第1ボルト挿通部51RU,50RDは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
そして、本実施形態では、左右のラジエータシュラウド39L,39Rがそれぞれ、その車幅方向内側の辺部に設けられた第1開口部50LU,50LD、第1開口部50RU,50RDを、ラジエータ本体37L,37Rそれぞれの車幅方向内側の辺部に設けられた第1突出部52LU,52LD、第1突出部52RU,52RDに差し込むとともに、その車幅方向外側の辺部に設けられた第1ボルト挿通部51LU,51LD、第1ボルト挿通部51RU,51RDにそれぞれボルト53を挿通させて、各ボルト53がラジエータ本体37L,37Rに締結されることで、ラジエータ本体37L,37Rに一体化されている。
なお、左のラジエータ本体37Lに設けられる第1突出部52LU,52LDは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
次に、ラジエータ本体37L,37Rと、左右のラジエータグリル38L,38Rとの取付態様について説明すると、図8に示すように、左のラジエータグリル38Lは、車幅方向外側の辺部に、車幅方向外側に突出する上下一対の差込部54LU,54LDを有し、差込部54LU,54LDには、第2開口部55UA,55DAが形成されている。
また、図示都合上、図面には表れないが、右のラジエータグリル38Rは、車幅方向外側の辺部に、車幅方向外側に突出する上下一対の差込部54LU,54LDと同様の差込部54RU,54RDを有している。差込部54RU,54RDには、第2開口部56UA,56DAが形成されている。差込部54RU,54RD及び第2開口部56UA,56DAは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
一方で、右のラジエータグリル38Rは、車幅方向内側の辺部の上下方向略中央の位置に、ラジエータ本体37R側に延びてから車幅方向内側に延びる第3突出部57Rを有し、図示都合上、図面には表れないが、左のラジエータグリル38Lも、車幅方向内側の辺部の上下方向略中央の位置に、ラジエータ本体37L側に延びてから車幅方向内側に延びる第3突出部57Lを有している。第3突出部57Lは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
そして、左右のラジエータグリル38L,38Rはそれぞれ、その車幅方向外側の辺部に設けられた第2開口部55UA,55DA、第2開口部56UA,56DAを、ラジエータ本体37L,37Rそれぞれの車幅方向外側の辺部に設けられた第2突出部58LU,58LD、第2突出部58RU,58RDに差し込むとともに、その車幅方向内側の辺部に設けられた上記した第3突出部57L,57Rを、ラジエータ本体37L,37Rの車幅方向内側の辺部に形成された第3開口部59L,59Rに差し込むことで、ラジエータ本体37L,37Rに一体化されている。
なお、第2突出部58RU,58RD及び第3開口部59Lは、図示都合上、括弧書きで符号を示している。
また、図4、図6及び図7を参照し、本実施形態では、左のラジエータ35Lの車幅方向外側の前部に、オイルクーラー60が取り付けられ、右のラジエータ35Rの車幅方向外側の上部にラジエータリザーブタンク61が取り付けられている。
図9及び図10に示すように、オイルクーラー60は棒状に形成されており、上下方向に長手方向を沿わせた状態で配置され、その左辺部から後方に突出させた上下一対のステー60U,60Dを、ラジエータ本体37Lの車幅方向外側の辺部から前方に突出して設けられた上下一対のステー62U,62Dにボルト締結されることで、ラジエータ本体37Lに取り付けられている。オイルクーラー60はステー62U,62Dへの取付状態で、ラジエータグリル38Lの前方に位置している。
また、図11は車幅方向外側斜め後方に向けて右のラジエータグリル38Rを見た図であり、図12は車幅方向内側斜め後方に向けて右のラジエータグリル38Rを見た図である。
図11に示すように、ラジエータリザーブタンク61は、ラジエータグリル38Rの上部に設けられた上下方向に貫通する開口63に挿入される突部61Aを、その下部に有するとともに、ヘッドパイプ11の前方に配置されるフロントカウルステー30に締結される締結部61Bを、その上部に有している。
そして、ラジエータリザーブタンク61は、図11に示すように、突部61Aを開口63に挿入するとともに、図12に示すように、締結部61Bをフロントカウルステー30に締結されることで、ラジエータグリル38R及びフロントカウルステー30に跨った状態で支持されている。
ところで、上記したラジエータファン40L,40Rの取付状態について詳述すると、ラジエータ本体37L,37Rは、その車幅方向外側部に、ラジエータファン40L,40Rを取り付けると説明したが、本実施形態では、図3及び図7に示すように、ラジエータシュラウド39L,39Rの車幅方向外側部に、車幅方向外側から後方にかけて開放し、かつラジエータシュラウド39L,39Rの上端と下端に渡って延びる開口70L,70Rが形成され、ラジエータ本体37L,37Rに取り付けられたラジエータファン40L,40Rはそれぞれ、開口70L,70Rから一部を露出させた状態となっている。
一方で、左右のラジエータシュラウド39L,39Rはそれぞれ、ラジエータファン40L,40Rを、車幅方向内側及び上下方向から覆っている。図6において、符号39L1,39R1はそれぞれ左右のラジエータシュラウド39L,39Rの車幅方向内側の壁面部を示し、これら壁面部39L1,39R1はラジエータファン40L,40Rを車幅方向外側から覆っている。壁面部39L1,39R1はそれぞれ、メインフレーム12L,12Rの下方において、メインフレーム12L,12Rに概略沿って前後方向に延びる面を有している。
ラジエータファン40L,40Rは、羽根車と羽根車を囲う筒状のケースとを備え、羽根車の軸線方向がラジエータ本体37L,37Rに対して略直交する状態に配置され、上記筒状のケースの外周部から径方向外側に突出する3つのブラケット部のうちの2つのブラケット部を、開口70L,70Rを通してラジエータ本体37L,37Rの車幅方向外側の縁部側に延ばし、これら2つのブラケット部に後方から挿通させたボルト71を上記した縁部に締結するとともに、3つのブラケット部のうちの図中に表れない残りのブラケット部を、車幅方向内側に延ばして適所で締結することで、ラジエータ本体37L,37Rに取り付けられている。ラジエータファン40L,40Rは、上下方向で、ラジエータ本体37L,37Rにおける上寄りの位置で取り付けられている。
ここで、図5及び図7を参照し、符号R1で示す回転矢印は、左のラジエータファン40Lの羽根車の回転方向を示し、符号R2で示す回転矢印は、右のラジエータファン40Rの羽根車の回転方向を示している。
そして、図7において、これら矢印R1,R2に示すように、本実施形態では、車両進行方向に向けて左右のラジエータ35L,35Rを見た場合に、左のラジエータファン40Lが、時計周りに回転し、右のラジエータファン40Rが、反時計周りに回転するように制御される。換言すれば、図5に示すように、車両正面視であれば、左(車両左側)のラジエータファン40Lが、反時計周りに回転し、右(車両右側)のラジエータファン40Rが、時計周りに回転するように制御される。
これにより、本実施形態では、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド39L,39R内に滞留する空気をラジエータファン40L,40Rの下方側から効率的に抜くことができる。このため、本実施形態では、ラジエータ35L,35Rの冷却性能を向上できる。
すなわち、本実施形態では、ラジエータファン40L,40Rが、上下方向で上寄りの位置で取り付けられ、左右の前記ラジエータシュラウド39L,39Rがそれぞれ、ラジエータファン40L,40Rを、車幅方向内側及び上下方向から覆い、かつ、車幅方向外側では露出させる構成であり、車幅方向内側の壁面部39L1,39R1によって、これら壁面部39L1,39R1の上部側でラジエータシュラウド39L,39R内に空気が滞留し易く外部に抜けにくいが、左右のラジエータシュラウド39L,39Rにおける車幅方向内側の上部側の空気が、スペースが広く確保された車幅方向外側の下部側に流れるように、左右のラジエータファン40L,40Rの回転方向を規定して回転させることで、ラジエータシュラウド39L,39R内に滞留する空気を効率的に抜くようにしている。
具体的に、図6、図7に示すように、車幅方向内側の上部側でラジエータシュラウド39L,39R内に滞留した空気は、矢印WL,WRに示すように、効率的に外部に流れていく。これにより、ラジエータ本体37L,37Rを通過し熱くなった空気が排出されることで、ラジエータ35L,35Rの冷却性能が向上する。
以上に説明した本実施形態の自動二輪車1では、左右のラジエータ35L,35Rが台形状に形成され、ラジエータ35L,35Rは正面視で、互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部35LS,35RSが、車幅方向内側に位置するとともに、長い辺部35LL,35RLが、車幅方向外側に位置する状態で配置されている。そして、排気管8の前方突出部8L,8Rが、上記した短い辺部35LS,35RSの下方を通り、かつ、補強部材18L,18Rが、上記した短い辺部35LS,35RSの上方を通る状態とされている。
これにより、自動二輪車1では、ラジエータ35L,35Rと排気管8及び補強部材18L,18Rとの干渉を避けつつ、ラジエータ35L,35Rにおける車幅方向内側の辺部から車幅方向外側に向けて次第に上下方向寸法が大きくなる部位によって、車幅方向及び上下方向でラジエータ35L,35Rの寸法を確保し、ラジエータ35L,35Rの容積を確保できる。これにより、自動二輪車1では、ラジエータ35L,35Rの周辺にラジエータ35L,35Rの寸法を制約する部材があったとしても、ラジエータ35L,35Rの容積を好適に確保してラジエータ35L,35Rの冷却効率を高めることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、左右のラジエータ35L,35Rの下端が、エンジンEのクランクケース20の前面上端よりも上方に位置している。
これにより、ラジエータ35L,35Rの下方を通過する走行風が、クランクケース20の前面に直接当たるようにして、ラジエータ35L,35Rの冷却効率の向上とあいまって、エンジンEの冷却効率を高めることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータ本体37L,37R及びラジエータグリル38L,38Rが板状に形成され、互いに沿う状態で一体化され、ラジエータ本体37L,37R及びラジエータグリル38L,38Rが上面視で、前方に延びるに従い車幅方向外側に延びる状態で配置されている。
これにより、ヘッドパイプ11に回転可能に支持される操舵系(フロントフォーク6L,6R)の回転軌跡を、左右のラジエータ35L,35Rの間の空間に位置させて、ラジエータ35L,35Rを前方につめて配置する等できることで、スペースを有効利用して、車両のコンパクト化や他部品のレイアウト自由度を向上させることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータ本体37L,37Rが、水管Tuを上下方向に延びる状態で車幅方向に複数並べて配置し、複数の水管Tuは、車幅方向外側に位置するものほど長く形成されている。そして、ラジエータ本体37L,37Rは、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の水管Tuの上端に連通する上タンク41L,41Rと、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の水管Tuの下端に連通する下タンク42L,42Rと、を備え、上タンク41L,41Rに流入した冷却水を、水管Tuを通して下タンク42L,42Rに流入させる構成となっている。そして、上タンク41L,41R及び下タンク42L,42Rは、車幅方向外側の部位が車幅方向内側の部位よりも、上下方向高さが高く、かつ容量が大きく設定されている。
これにより、ラジエータ35L,35Rの車幅方向内側の辺部(短い辺部)と車幅方向外側の辺部(長い辺部)との高さ方向の差を大きく確保でき、スペース効率良く、ラジエータ35L,35Rと排気管8及び補強部材18L,18Rとの干渉を避けつつラジエータ35L,35Rの容積を十分に確保し易くすることができる。
また、上タンク41L,41Rは車幅方向外側の部位の容量が大きく確保され、この上タンク41L,41Rから、水管Tuのうちの車幅方向外側寄りの長く形成された冷却効率の高い水管に、冷却水を多く供給できるため、冷却効率を向上できる。さらに、上タンク41L,41R及び下タンク42L,42Rはそれぞれ、下方に向けて傾斜し、それぞれの内部の下方側に冷却水をスムーズに供給できるため、冷却水の循環効率も向上できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータシュラウド39L,39Rが、その車幅方向内側に設けられた第1開口部50LU,50LD、第1開口部50RU,50RDをラジエータ本体37L,37Rの車幅方向内側に設けられた第1突出部52LU,52LD、第1突出部52RU,52RDに差し込むとともに、車幅方向外側にボルト53を挿通させて、ボルト53がラジエータ本体37L,37Rに締結されることで、ラジエータ本体37L,37Rに一体化されている。
これにより、ラジエータシュラウド39L,39Rをラジエータ本体37L,37Rに容易に一体化できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータグリル38L,38Rが、その車幅方向外側に設けられた第2開口部55UA,55DA、第2開口部56UA,56DAをラジエータ本体37L,37Rの車幅方向外側の辺部に設けられた第2突出部58LU,58LD、第2突出部58RU,58RDに差し込むとともに、その車幅方向内側に第3突出部57L,57Rを有し、第3突出部57L,57Rをラジエータ本体37L,37Rに形成された第3開口部59L,59Rに差し込むことで、ラジエータ本体37L,37Rに一体化されている。
これにより、ラジエータグリルをラジエータ本体に容易に一体化できる。
ここで、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータ本体37L,37Rにおいて、上記した第1突出部52LU,52LD及び第1突出部52RU,52RDが車幅方向内側に設けられ、第2突出部58LU,58LD及び第2突出部58RU,58RDが、車幅方向外側に設けられている。そして、ラジエータシュラウド39L,39Rにおいて、第1開口部50LU,50LD及び第1開口部50RU,50RDは、車幅方向内側に設けられ、第2開口部55UA,55DA及び第2開口部56UA,56DAが、車幅方向内側と外側とに離間し、対応する突出部に挿入されている。
このように、ラジエータシュラウド39L,39R及びラジエータグリル38L,38Rのラジエータ本体37L,37Rへの差し込み点を、車幅方向内側と外側とに振り分けることで、誤組を防止することができる。また、ラジエータ本体37L,37Rが無駄に大きくなるのを防止できる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、左のラジエータ35Lに、オイルクーラー60が取り付けられ、右のラジエータ35Rにラジエータリザーブタンク61が取り付けられている。
これにより、左右にオイルクーラー60とラジエータリザーブタンク61を振り分けて配置することで、左右のバランス(質量バランス)を均一にすることができる。
また、本実施形態の自動二輪車1では、ラジエータリザーブタンク61が、その突部61Aをラジエータグリル38Rに形成された開口63に挿入するとともに、その締結部61Bをフロントカウルステー30に締結されることで、ラジエータグリル38R及びフロントカウルステー30に支持されている。
これにより、ラジエータグリル38R、ラジエータリザーブタンク61及びフロントカウルステー30を連結させることで、各部材の剛性を確保できる。また、ラジエータリザーブタンク61内の液体が制振効果を奏することで、ラジエータグリル38R及びフロントカウルステー30に生じる振動を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、左右のラジエータ35L,35Rを台形状に形成したが、いずれか一方のみを台形状にして形成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を鞍乗型車両としての自動二輪車に適用したが、本発明でいう鞍乗型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両を含む概念であるので、この発明は、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両にも適用できる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
8 排気管
8L,8R 前方突出部
10 車体フレーム
11 ヘッドパイプ
12L,12R メインフレーム
16 ダウンフレーム
18L,18R 補強部材
20 クランクケース
30 フロントカウルステー
35L,35R ラジエータ
35LS,35RS 短い辺部
35LL,35RL 長い辺部
37L,37R ラジエータ本体
38L,38R ラジエータグリル
39L,39R ラジエータシュラウド
40L.40R ラジエータファン
41L,41R 上タンク
42L,42R 下タンク
43 上側ラジエータ連結ホース
45 ラジエータ流入ホース
50LU,50LD,50RU,50RD 第1開口部
52LU,52LD,52RU,52RD 第1突出部
53 ボルト(締結部材)
55UA,55DA,56UA,56DA 第2開口部
57L,57R 第3突出部
58LU,58LD,58RU,58RD 第2突出部
59L,59R 第3開口部
60 オイルクーラー
61 ラジエータリザーブタンク
61A 突部
61B 締結部
63 開口
E エンジン
Tu 水管
F フィン

Claims (14)

  1. ヘッドパイプ(11)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(12L,12R)と、前記ヘッドパイプ(11)から下方に延びるダウンフレーム(16)と、を備え、前記メインフレーム(12L,12R)の下方であって前記ダウンフレーム(16)の後方にエンジン(E)が配置されるとともに、前記ダウンフレーム(16)に左右一対のラジエータ(35L,35R)が取り付けられる鞍乗型車両において、
    前記エンジン(E)に接続される排気管(8)は、前記エンジン(E)から前方に向けて延び、前記ダウンフレーム(16)の左右を通過してから下方へ湾曲する左右一対の前方突出部(8L,8R)を備え、
    左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちの少なくともいずれか一方は台形状に形成され、台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)は正面視で、互いに平行又は略平行となる2辺部のうちの短い辺部(35LS,35RS)が、車幅方向内側に位置するとともに、長い辺部(35RS,35RL)が、車幅方向外側に位置する状態で配置され、
    台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)と同じ側に位置する前記前方突出部(8L,8R)が、該台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)における車幅方向内側の前記短い辺部(35LS,35RS)の下方を通る状態とされることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ラジエータ(35L,35R)の下端は、前記エンジン(E)のクランクケース(20)の前面上端よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ台形状に形成され、
    左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の前方に配置されるラジエータグリル(38L,38R)と、を備え、
    前記ラジエータ本体(37L,37R)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)は板状に形成され、互いに沿う状態で一体化され、前記ラジエータ本体(37L,37R)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)は上面視で、前方に延びるに従い車幅方向外側に延びる状態で配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ラジエータ本体(37L,37R)は、前記水管(Tu)を上下方向に延びる状態で車幅方向に複数並べて配置し、複数の前記水管(Tu)は、車幅方向外側に位置するものほど長く形成され、
    前記ラジエータ本体(37L,37R)は、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の前記水管(Tu)の上端に連通する上タンク(41L,41R)と、冷却水を通過させるホースが接続されるとともに複数の前記水管(Tu)の下端に連通する下タンク(42L,42R)と、を備え、前記上タンク(41L,41R)に流入した冷却水を、前記水管(Tu)を通して前記下タンク(42L,42R)に流入させ、
    前記上タンク(41L,41R)及び前記下タンク(42L,42R)は、車幅方向外側の部位が車幅方向内側の部位よりも、上下方向高さが高く、かつ容量が大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)をさらに備え、
    前記ラジエータシュラウド(39L,39R)は、その一端部に設けられた第1開口部(50LU,50LD,50RU,50RD)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第1突出部(52LU,52LD,52RU,52RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第1締結部材(53)を挿通させて、該第1締結部材(53)が前記ラジエータ本体(37L,37R)に締結されることで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化されることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ラジエータグリル(38L,38R)は、その一端部に設けられた第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第3突出部(57L,57R)を有し、該第3突出部(57L,57R)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に形成された第3開口部(59L,59R)に差し込むことで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ラジエータグリル(38L,38R)は、その一端部に設けられた第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられた第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)に差し込むとともに、前記一端部の反対側にある他端部に第3突出部(57L,57R)を有し、該第3突出部(57L,57R)を前記ラジエータ本体(37L,37R)に形成された第3開口部(59L,59R)に差し込むことで、前記ラジエータ本体(37L,37R)に一体化され、
    前記ラジエータ本体(37L,37R)に設けられる前記第1突出部(52LU,52LD,52RU,52RD)及び前記第2突出部(58LU,58LD,58RU,58RD)のうちの一方は、車幅方向内側に設けれ、他方は、車幅方向外側に設けられ、
    前記ラジエータシュラウド(39L,39R)の前記一端部に設けられた前記第1開口部(50LU,50LD,50RU,50RD)及び前記ラジエータグリル(38L,38R)の前記一端部に設けられた前記第2開口部(55UA,55DA,56UA,56DA)は、車幅方向内側と外側とに離間することを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  8. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちのいずれか一方には、オイルクーラー(60)が取り付けられ、他方にはラジエータリザーブタンク(61)が取り付けられることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ラジエータリザーブタンク(61)は、前記ラジエータグリル(38R)の上部に設けられる開口(63)に挿入される突部(61A)を有するとともに、前記ヘッドパイプ(11)の前方に配置されるフロントカウルステー(30)に締結される締結部(61B)を有し、前記突部(61A)を前記開口(63)に挿入するとともに前記締結部(61B)を前記フロントカウルステー(30)に締結されることで、前記ラジエータグリル(38R)及び前記フロントカウルステー(30)に支持されることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 左右の前記メインフレーム(12L,12R)と前記ダウンフレーム(16)との間には、左右一対の補強部材(18L,18R)が跨って設けられ、
    台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)と同じ側に位置する前記補強部材(18L,18R)が、該台形状に形成される前記ラジエータ(35L,35R)における車幅方向内側の前記短い辺部(35LS,35RS)の上方を通る状態とされることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  11. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)の上部間が、冷却水を流通させるラジエータ連結ホース(43)によって接続され、
    前記ラジエータ連結ホース(43)は、前記ダウンフレーム(16)の後方であって、前記補強部材(18L,18R)の下方に配置されることを特徴とする請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)のうちのいずれか一方の上部に、前記エンジン(E)からの冷却水を流入させるラジエータ流入ホース(45)が接続され、
    前記ラジエータ流入ホース(45)は側面視で、前記補強部材(18L,18R)の少なくとも一部と重なる状態で配置されることを特徴とする請求項10又は11に記載の鞍乗型車両。
  13. 左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)とを備え、
    左右の前記ラジエータ本体(37L,37R)にはそれぞれ、ラジエータファン(40L,40R)が取り付けられ、
    前記ラジエータファン(40L,40R)は、上下方向で上寄りの位置で取り付けられ、
    左右の前記ラジエータシュラウド(39L,39R)はそれぞれ、前記ラジエータファン(40L,40R)を、車幅方向内側及び上下方向から覆い、かつ、車幅方向外側では露出させ、
    左右の前記ラジエータファン(40L,40R)のうちの左のものは、時計周りに回転し、右のものは、反時計周りに回転するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  14. ヘッドパイプ(11)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(12L,12R)と、前記ヘッドパイプ(11)から下方に延びるダウンフレーム(16)と、を備え、前記メインフレーム(12L,12R)の下方であって前記ダウンフレーム(16)の後方にエンジン(E)が配置されるとともに、前記ダウンフレーム(16)に左右一対のラジエータ(35L,35R)が取り付けられる鞍乗型車両において、
    左右の前記ラジエータ(35L,35R)はそれぞれ、複数の水管(Tu)及びフィン(F)を有するラジエータ本体(37L,37R)と、前記ラジエータ本体(37L,37R)の後方に配置されるラジエータシュラウド(39L,39R)と、を備え、
    左右の前記ラジエータ本体(37L,37R)にはそれぞれ、ラジエータファン(40L,40R)が取り付けられ、
    前記ラジエータファン(40L,40R)は、上下方向で上寄りの位置で取り付けられ、
    左右の前記ラジエータシュラウド(39L,39R)はそれぞれ、前記ラジエータファン(40L,40R)を、車幅方向内側及び上下方向から覆い、かつ、車幅方向外側では露出させ、
    左右の前記ラジエータファン(40L,40R)のうちの左のものは、時計周りに回転し、右のものは、反時計周りに回転するように制御されることを特徴とする鞍乗型車両。
JP2013188825A 2013-09-11 2013-09-11 鞍乗型車両 Active JP6126954B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188825A JP6126954B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 鞍乗型車両
EP14171504.5A EP2848507B1 (en) 2013-09-11 2014-06-06 Saddle type vehicle
US14/474,969 US9751393B2 (en) 2013-09-11 2014-09-02 Saddle type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188825A JP6126954B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015054606A true JP2015054606A (ja) 2015-03-23
JP6126954B2 JP6126954B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=50884775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013188825A Active JP6126954B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 鞍乗型車両

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9751393B2 (ja)
EP (1) EP2848507B1 (ja)
JP (1) JP6126954B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052420A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の電装品支持構造
JP2019043204A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP2020509968A (ja) * 2017-03-10 2020-04-02 インディアン・モーターサイクル・インターナショナル・エルエルシー 二輪車両

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6140664B2 (ja) * 2014-10-16 2017-05-31 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
JP6163518B2 (ja) * 2015-07-23 2017-07-12 本田技研工業株式会社 冷却装置
EP3535153B1 (en) 2016-11-04 2021-09-22 PIAGGIO & C. S.p.A. Motorcycle engine cooling system
CN108571371B (zh) * 2017-03-09 2022-07-05 Tvs电机股份有限公司 一种用于内燃机的冷却系统及其方法
US10639985B2 (en) * 2017-05-15 2020-05-05 Polaris Industries Inc. Three-wheeled vehicle
US10550754B2 (en) 2017-05-15 2020-02-04 Polaris Industries Inc. Engine
JP6887943B2 (ja) * 2017-12-28 2021-06-16 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6993254B2 (ja) * 2018-02-07 2022-01-13 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
CN108661779A (zh) * 2018-05-29 2018-10-16 力帆实业(集团)股份有限公司 分体式散热器及其安装结构
JP6736624B2 (ja) * 2018-08-30 2020-08-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
JP6749979B2 (ja) * 2018-09-27 2020-09-02 本田技研工業株式会社 鞍乗り型電動車両
USD904227S1 (en) 2018-10-26 2020-12-08 Polaris Industries Inc. Headlight of a three-wheeled vehicle
JP2021160372A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 本田技研工業株式会社 ラジエータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663625U (ja) * 1979-10-22 1981-05-28
JPH06255555A (ja) * 1993-03-10 1994-09-13 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のラジエター装置
JP2005324798A (ja) * 2005-08-12 2005-11-24 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の排気管配設構造

Family Cites Families (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57140224A (en) * 1981-02-25 1982-08-30 Yamaha Motor Co Ltd Autobicycle
JPS588427A (ja) * 1981-07-03 1983-01-18 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のラジエ−タ取付け機構
JPH0352624Y2 (ja) * 1984-08-24 1991-11-14
DE4000785A1 (de) 1990-01-12 1991-07-18 Suess Kg Karl Justiermarken fuer zwei aufeinander einzujustierende objekte
JPH04203211A (ja) * 1990-11-28 1992-07-23 Yamaha Motor Co Ltd 車両用エンジンの点火プラグ配設構造
JP3059280B2 (ja) * 1991-02-22 2000-07-04 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のラジエータ配置構造
JPH05112271A (ja) * 1991-10-21 1993-05-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の導風装置
US5577570A (en) * 1992-04-09 1996-11-26 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Wind introducing system for motorcycle
JP2501034Y2 (ja) 1994-04-11 1996-06-12 スズキ株式会社 オ―トバイのラジエタ―ル―バ―取付け構造
JP3633083B2 (ja) * 1996-03-05 2005-03-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車におけるラジエータおよびオイルクーラ配置構造
JP3633082B2 (ja) * 1996-03-05 2005-03-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車におけるラジエータ冷却ファン配置構造
JP4145426B2 (ja) * 1999-06-16 2008-09-03 本田技研工業株式会社 自動二輪車のラジエータ構造
JP4429429B2 (ja) * 1999-09-05 2010-03-10 本田技研工業株式会社 自動2輪車のカウリング装置
JP3907375B2 (ja) * 2000-03-31 2007-04-18 本田技研工業株式会社 自動2輪車用車体フレーム
JP3766580B2 (ja) * 2000-03-31 2006-04-12 本田技研工業株式会社 自動2輪車用車体フレームの製法
CA2345942A1 (en) * 2000-05-09 2001-11-09 Winston R. Mackelvie Bi-directional automotive cooling fan
US7121368B2 (en) * 2000-05-09 2006-10-17 Mackelvie Winston Bi-directional automotive cooling fan
EP1485624B1 (en) * 2002-03-15 2007-08-29 Robert Bosch Corporation Engine-cooling fan assembly with overlapping fans
JP4083545B2 (ja) * 2002-11-20 2008-04-30 本田技研工業株式会社 燃料電池車両の冷却構造
DE102004019769A1 (de) * 2004-04-23 2005-11-17 Bayerische Motoren Werke Ag Wärmetauscher für ein Kraftfahrzeug sowie Verfahren zu dessen Herstellung
JP2007062643A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の車体冷却構造および自動二輪車
US7537072B2 (en) * 2006-10-31 2009-05-26 Enviro-Cool, Inc. Air management system for heavy duty truck under-hood heat control
JP4986685B2 (ja) * 2007-03-30 2012-07-25 本田技研工業株式会社 自動2輪車用エンジンの冷却装置
JP2009090893A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP5093668B2 (ja) * 2008-03-18 2012-12-12 本田技研工業株式会社 自動二輪車の排気構造
US20100018793A1 (en) * 2008-07-24 2010-01-28 Arnold David W Saddle-type vehicles having dual l-shaped radiators
JP5129712B2 (ja) * 2008-09-30 2013-01-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車のラジエータ取付け構造
JP5323514B2 (ja) * 2009-01-29 2013-10-23 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のラジエーター取付構造
US8539929B2 (en) * 2009-11-18 2013-09-24 Harley-Davidson Motor Company Cylinder head cooling system
JP5816534B2 (ja) * 2011-11-16 2015-11-18 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP5690706B2 (ja) * 2011-11-16 2015-03-25 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のラジエータ構造
EP2604460B1 (en) * 2011-12-13 2016-04-13 CNH Industrial Italia S.p.A. Work vehicle having a cooling system with a reversible airflow
US9579968B2 (en) * 2012-11-30 2017-02-28 Cnh Industrial America Llc One-way vented screen assembly for a work vehicle
JP6011519B2 (ja) * 2012-12-11 2016-10-19 株式会社デンソー 車両用熱交換装置
JP6202516B2 (ja) * 2013-01-31 2017-09-27 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6196083B2 (ja) * 2013-07-10 2017-09-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP6140556B2 (ja) * 2013-07-10 2017-05-31 本田技研工業株式会社 自動二輪車
US9636995B2 (en) * 2013-09-13 2017-05-02 Bombardier Recreational Products Inc. Radiator assembly for a vehicle
IN2014DE02450A (ja) * 2013-09-25 2015-06-26 Suzuki Motor Corp
JP6291786B2 (ja) * 2013-10-23 2018-03-14 スズキ株式会社 自動二輪車
JP6122820B2 (ja) * 2014-09-30 2017-04-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6280483B2 (ja) * 2014-09-30 2018-02-14 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の冷却構造
JP6254511B2 (ja) * 2014-11-25 2017-12-27 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のフロントフェンダー
JP6282991B2 (ja) * 2015-03-13 2018-02-21 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の車体カバー構造
JP6276213B2 (ja) * 2015-03-26 2018-02-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663625U (ja) * 1979-10-22 1981-05-28
JPH06255555A (ja) * 1993-03-10 1994-09-13 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のラジエター装置
JP2005324798A (ja) * 2005-08-12 2005-11-24 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の排気管配設構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052420A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の電装品支持構造
US10392071B2 (en) 2016-09-30 2019-08-27 Honda Motor Co., Ltd. Electric component support structure for saddle ride vehicle
JP2020509968A (ja) * 2017-03-10 2020-04-02 インディアン・モーターサイクル・インターナショナル・エルエルシー 二輪車両
JP2019043204A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP6126954B2 (ja) 2017-05-10
EP2848507B1 (en) 2016-05-18
EP2848507A1 (en) 2015-03-18
US9751393B2 (en) 2017-09-05
US20150068830A1 (en) 2015-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6126954B2 (ja) 鞍乗型車両
US9505460B2 (en) Saddle-ride type vehicle
JP6122820B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6196083B2 (ja) 自動二輪車
CA2607662C (en) Saddle ride type vehicle
JP6140556B2 (ja) 自動二輪車
EP2835308B1 (en) Front cowl stay attachment structure for saddle-ride type vehicle
TWI570005B (zh) 跨坐型車輛之電氣零件安裝構造
JP2010006280A (ja) 自動二輪車
JP6122921B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2013043588A (ja) 鞍乗り型車両の泥除け部構造
US9085230B2 (en) Saddle ride type vehicle
JP6593085B2 (ja) 自動二輪車のフロントフェンダの導風構造
JP6828474B2 (ja) ラジエータの冷却構造
JP6759564B2 (ja) 鞍乗型車両の熱交換装置
JP5807049B2 (ja) 鞍乗型車両の前部構造
JP7454532B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6828139B2 (ja) 鞍乗り型車両のアンダーカバー構造
JP2023038648A (ja) 鞍乗型車両
JP2009057841A (ja) 自動二輪車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6126954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150