JP2014522894A - 耐溶媒性の可撓性基板用芳香族ポリアミドフィルム - Google Patents

耐溶媒性の可撓性基板用芳香族ポリアミドフィルム Download PDF

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Abstract

400〜750nmの間で80%を超える光透過率、および20ppm/℃未満のCTEを有するフィルムが、有機溶媒に可溶でありなお300℃を超えるTgを有する芳香族ポリアミドから調製される。フィルムは、多官能性エポキシドの存在下で高温で短時間の加熱によって固体状態で架橋される。驚いたことに、フィルムの光学的および熱的性質は、硬化プロセス中に著しくは変化しない。ポリアミド骨格に沿った幾つかのペンダント遊離カルボキシル基の存在によって、架橋プロセスが起こるのに必要な温度を低下させることができる。本フィルムは、電子ディスプレイおよび光起電力デバイス用の可撓性基板として有用である。
【選択図】なし

Description

本出願は、2011年7月5日に出願された「耐溶媒性の可撓性基板用芳香族ポリアミドフィルム」と題する米国特許仮出願第61/504,607号の優先権を主張し、その内容は参照によって本明細書に組み込まれる。本発明は、熱的に安定であり寸法的に安定な透明ポリマーフィルムの製造に関する。より詳しくは、本発明は、300℃を超えるガラス転移温度(Tg)を有する剛直な骨格を有し、無機塩の存在を必要としないで従来の有機溶媒になお可溶である芳香族ポリアミドの製造および使用に関する。本ポリマーフィルムは、溶液注型によって調製され、400〜750nmの範囲にわたる高い光学的透明性(透過率>80%)、および低い熱膨張係数(CTE<20ppm/℃)を有する。これらは多官能性エポキシドの存在下で、およそ280℃以下で30分未満加熱することによって耐溶媒性にすることができる。硬化温度は、ポリアミド骨格に沿って幾つかのペンダントカルボキシル基を組み込むことによっておよそ250℃以下に低下させることができる。架橋プロセスは、フィルムの光学的および熱的性質の著しい変化を伴わずに起こる。フィルムは、電子および光起電力デバイス用の可撓性基板として有用である。
有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイは、2010年に12億5000万ドルの市場であったが、25%の率で毎年成長すると予測されている。携帯電話ディスプレイ、ディジタルカメラおよび全地球測位システム(GPS)の市場区分において、OLEDディスプレイは、その高い効率および高いコントラスト比によって、液晶ディスプレー(LCD)の適切な代替品となる。これらの用途は、高い電気効率、小型化および頑丈さに卓越している。これは、より少ない電力を消費するアクティブマトリクスOLED(AMOLED)に対する需要を高め、より速い応答時間とより高い解像度を有している。これらの特性を改善するAMOLEDの技術革新によって、携帯機器へのAMOLEDの採用がさらに加速し、これらを使用するデバイスの範囲が拡大する。これらの性能因子は、電子機器の加工温度によって大いに推進される。AMOLEDは、透明な基板に堆積される薄膜トランジスター(TFT)配列構造を有する。より高いTFT堆積温度によって、ディスプレイの電気効率を劇的に改善することができる。現在はAMOLED基板としてガラス板が使用されている。ガラスは高い加工温度(>500℃)および良好なバリア特性を示すが、比較的厚く、重く、剛直であり、壊れやすく、そのため製品設計の自由度およびディスプレイの頑丈さを減らす。そのために、より軽く、より薄く、より頑丈な代替品に対し携帯機器製造業者による要求がある。可撓性基板材料はまた、製品設計に対する新しい可能性を開き、低コストのロールツーロール製造を可能にする。
多くのポリマー薄膜は、優れた可撓性、透明性を有し、比較的安価であり、軽量である。ポリマーフィルムは、現在開発中の可撓性ディスプレイおよび可撓性太陽電池パネルを含む可撓性電子デバイス用の基板に対する優れた候補である。ガラスのような剛直な基板と比較して、可撓性基板は、電子デバイスにおいて、以下を含む幾つかの潜在的に著しい利点を示す。
(A)軽量(ガラス基板は、薄膜太陽電池では合計重量の約98%に相当する)。
(B)可撓性(原料と製品の両方について取り扱いが容易、低い輸送費、および/またはさらなる効用)
(C)製造コストを大幅に低下させ得るロールツーロール製造に適用可能。
可撓性のディスプレイ用途のためのポリマー基板のこれらの固有の利点を促進するためには、以下を含む幾つかの問題に取り組まねばならない。
(A)熱的安定性の向上
(B)熱膨張係数(CTE)の低減
(C)高温加工中での高い透明性の維持
(D)耐溶媒性の向上、および
(E)酸素および水分のバリア特性の向上。
現在のところ、十分なバリア特性を提供することができる候補の基板フィルムはない。しかしながら、追加のバリア層を施すことができるので、これは制約因子ではない。
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタラート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)、環式オレフィンポリマー(COP)、ポリアリレート(PAR)、ポリイミド(PI)、他を含む幾つかのポリマーフィルムが、透明な可撓性基板として評価されている。しかし、要件をすべて満たすことができるフィルムはない。現在、この用途の工業標準は、要件の一部(400nm〜750nmの間で透過率>80%、CTE<20ppm/℃)を満たすPENフィルムであるが、使用温度に限界がある(<200℃)。より高い熱的安定性(T>300℃)およびより低いCTE(<20ppm/℃)を有する透明ポリマーフィルムが望ましい。
従来の芳香族ポリイミドは、優れた熱的および機械的性質でよく知られているが、フィルムはそのポリアミック酸前駆体から注型されなければならず、通常濃黄色からオレンジ色である。可視領域で無色であるフィルムに溶液注型することができる幾つかの芳香族ポリイミドが調製されている。しかし、これらのフィルムは、400nmで著しい吸光度を有する。フィルムはまた必要とする低いCTEを示さず、耐溶媒性でない(例えば、F. Li. F. W. Harris, and S. Z. D. Cheng, Polymer, 37, 23, pp5321 1996)。特開2007−063417および特開2007−231224、ならびにA.S.Mathewsら(J. Appl. Polym. Sci.,Vol. 102, 33 16−3326, 2006)による刊行物に記載されているものなどの部分的または全脂環式モノマーに基づくポリイミド膜は、透明性が改善されている。これらのポリマーのTは300℃より高くなり得るが、この温度ではポリマーは十分な熱的安定性を示さない。
強化繊維高分子複合材料フィルムは、H. Ito (Jap. J. Appl. Phys., 45, No.5B, pp4325, 2006)によって報告されたように、ポリマーフィルム中のガラス繊維の寸法安定性を組み合わせて低いCTEを達成する代替法を提供している。しかし、高い透明性を維持するためには、マトリックスポリマーと繊維の屈折率が正確に一致しなければならないので、マトリックスポリマーの選択肢を大幅に限定する。ナノ粒子も、そのCTEを低下させようとしてポリマーに組み込まれている。しかし、効果は芳しくなかった(JM Liuら、J. SID, Vol. 19, No. 1 , 2011)。
芳香族ポリアミドの性質は、それが可撓性基板の調製に有用であり得ることを示唆している。しかし、大多数が有機溶媒に不溶であり、そのためフィルムに溶液注型することができない。少数は、無機塩を含有する極性非プロトン性溶媒に可溶である。これらの幾つかは可撓性基板として使用するために研究されている。例えば、特開2009−79210Aは、非常に低いCTE(<10ppm/℃)、良好な透明性(450〜700nmの間でT>80%)、および優れた機械的性質を示すフルオレン(fluorine)含有芳香族ポリアミドから調製された薄膜を記載している。しかし、無機塩が存在するとフィルム製造が困難になる。フィルム調製中に塩を除去するために乾湿法を使用しなければならないので、やはりフィルムの最大厚はわずか20μmである。
本発明は、400〜750nmの間で80%を超える光透過率、および20ppm/℃未満のCTEを有するフィルムを対象とする。フィルムは、有機溶媒に可溶であり、なお300℃を超えるTgを有する芳香族ポリアミドから調製される。重要なことには、ポリマーを溶液中に維持するために無機塩を添加する必要はない。N.N−ジメチルアセトアミド(DMAc)などの極性非プロトン性溶媒中のポリアミドの溶液を使用してフィルムは注型される。多官能性エポキシドの存在下で、高温で短時間加熱することによってフィルムを固体状態で架橋することができることが発見された。エポキシ樹脂は溶融物中で脂肪族ポリアミドと反応することが知られているが、芳香族ポリアミドとの反応は、これらのポリマーの不溶性および不融性により今まで研究されず使用されていない。驚いたことに、フィルムの光学的および熱的性質は、硬化プロセス中に著しくは変化しない。ポリアミド骨格に沿った幾つかのペンダント遊離カルボキシル基の存在によって、架橋プロセスが起こるのに必要な温度を低下させることができることもまた発見された。重要なことには、そのような構造的修飾は、硬化プロセス中に色の発生を起こさない。
本発明のポリアミドは、極性有機溶媒中でおよそ−10℃〜約30℃で芳香族ジアミンの芳香族二酸クロリドとの重合から得られる。発生する塩酸副生物は、反応が進むとともに、中和されるか、または重合混合物から除去される。塩酸が揮発性捕捉剤との反応によって除去される場合、結果として得られた無色で均質の高分子溶液は、その後のフィルム注型に直接使用することができる。このプロセスにおいて、塩化水素付加物は、注型処置において残存溶媒と共に揮発する。代替として、ポリアミドをまず単離し、フィルムに注型する溶液を調製するために使用することができる。いずれの事例も、注型処置前に少量の多官能性エポキシドがその溶液に添加される。
多官能性エポキシドを含有するポリアミドの溶液は、ロールツーロール法を使用しておよそ10μmより厚い透明な自立性フィルムに連続的に注型することができる。本フィルムをおよそ220℃〜およそ280℃の間で30分未満加熱した後、フィルムは、
(1)高いTg(>300℃)
(2)低いCTE(<20ppm/℃)
(3)高い透明性(400〜750nmの間でT>80%)
(4)優れた機械的性質(引張強度>200MPa)
(5)低吸湿性(湿度100%、室温で<2%)および
(6)優れた耐溶媒性を示す。
本フィルムはまた、同様の方式で回分法を使用して作製することができる。
ポリアミド溶液はまた、支持基板(薄いガラス、シリカ、およびマイクロ電子デバイス)上に注型される溶液であってもよい。硬化は上記プロセスによって実行されるが、この場合、ポリマーは自立性フィルムとしては単離されない。支持されたフィルム厚さは4μmを超える。
さらに、コポリマー溶液もまた、ポリエステルなどの担体フィルムに注型して薄膜を形成する溶液とすることができる。次いでコポリアミドフィルムは担体フィルムから剥がされ、支持基板(薄いガラス、シリカおよびマイクロ電子デバイス)に積層される。
本発明の一実施形態によると、300℃を超えるガラス転移温度を有する可溶性芳香族ポリアミドからの20ppm/℃未満のCTEを有する耐溶媒性の透明フィルムを調製する方法であって、次のステップを含む方法が提供される。
(A)極性溶媒中で1種または複数の芳香族ジアミンを1種または複数の芳香族二酸ジクロリドと反応させてポリアミドおよび塩酸を得るステップと
(B)アルキレンオキシド、第三級アミンおよび無機塩基などの試薬との反応によって遊離の塩酸を除去するステップと
(C)蒸発によって、または非溶媒中でのポリマーの沈澱によって塩化水素付加物を除去するステップと
(D)元のポリアミド溶液または沈殿したポリマーから調製された溶液に多官能性エポキシドを添加するステップと
(E)結果として得られた混合物をおよそ200℃未満の温度でフィルムに注型するステップと
(F)窒素中または減圧下でおよそ280℃以下の温度で30分未満フィルムを加熱するステップ。
加熱プロセスの後には、DMAc、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルスルホキシド(DMSO)などを含む、ほとんどの一般に使用される有機溶媒に曝露された場合も、フィルムは、溶解、膨脹せず、しわがよらない。
本発明の別の実施形態によると、一般式(I)の繰り返し単位を有する芳香族ポリアミドを含む透明で耐溶媒性のフィルムが製造される。
Figure 2014522894
式中、Αrは、一般構造:
Figure 2014522894
を有する芳香族単位の群から選択され:
ここで、pは4であり、qは3であり、ここで、R、R、R、R、Rは、水素、ハロゲン(フッ化、クロリド、ブロミド、およびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基:ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基:C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基:O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基、および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。
ここで、Arは、一般構造
Figure 2014522894
を有する芳香族単位の群から選択される。
ここで、pは4であり、ここで、R、RおよびRは、水素、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基:C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子:SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基、および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。
また、2個以上のエポキシ基を含有する1種または複数の多官能性エポキシドが、一般構造(II)、(III)および(IV)を有する群から選択される。
Figure 2014522894
ここで、x>1であり、Rは以下の群から選択される
Figure 2014522894
ここで、環式構造は以下の群から選択される
Figure 2014522894
ここで、n>1であり、Rはアルキルまたはアリール基である。
ポリアミドは、以下の一般構造:
Figure 2014522894
[式中、pは4であり、qは3であり;R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン(すなわちフルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド)、アルキル;ハロゲン化アルキルなどの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基;アルコキシ基;アリールまたはハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基ならびにその組み合わせからなる群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基、ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。]を有する1種または複数の芳香族二酸ジクロリドを
以下の一般構造:
Figure 2014522894
[式中、pは4であり、ここで、R、RおよびRは、水素、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド)、アルキル、ハロゲン化アルキルなどの置換アルキル、ニトロ、シアノ、チオアルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシなどの置換アルコキシ、アリール、ハロゲン化アリールなどの置換アリール、アルキルエステル、および置換アルキルエステル、ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるべきであり、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基、ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。]を有する1種または複数の芳香族ジアミンと極性有機溶媒中でおよそ−10℃〜約30℃で重合することにより調製される。
本発明のまた別の実施形態によると、300℃を超えるガラス転移温度を有するコポリアミドからの20ppm/℃未満のCTEを有する耐溶媒性の透明フィルムを調製する方法であって、次のステップを含む方法が提供される。
(A)極性溶媒中で芳香族ジアミンの少なくとも1種が遊離カルボキシル基を含む2種以上の該ジアミンの混合物を、1種または複数の芳香族二酸ジクロリドと反応させてコポリアミドおよび塩酸を得るステップと
(B)アルキレンオキシド、第三級アミンおよび無機塩基などの試薬との反応によって遊離の塩酸を除去するステップと
(C)蒸発によって、または非溶媒中でのポリマーの沈澱によって塩化水素付加物を除去するステップと
(D)元のポリアミド溶液または沈殿したポリマーから調製された溶液に多官能性エポキシドを添加するステップと
(E)結果として得られた混合物をおよそ200℃未満の温度でフィルムに注型するステップと
(F)窒素中または減圧下でおよそ250℃以下の温度で30分未満フィルムを加熱するステップ。
加熱プロセスの後、NMP、DMAc、ジメチルスルホキシド(DMSO)などを含む、ほとんどの一般に使用される有機溶媒に曝露された場合、フィルムは溶解、膨脹せず、またはしわができない。
本発明の別の実施形態によると、一般式(I)および(V)の繰り返し単位:
Figure 2014522894
[式中、Xは、繰り返し構造(I)のモル%を表し、これは90〜99モル%に変化することができ、また(V)は、繰り返し構造Yのモル%を表し、これは10〜1モル%に変化することができ、nは1〜4であってもよい。
ここで、Arは、以下の一般構造を有する芳香族単位の群から選択される:
Figure 2014522894
ここで、pは4であり、qは3であり、ここで、R、R、R、R、Rは、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。
ここで、Arは、以下の一般構造を有する芳香族単位の群から選択される:
Figure 2014522894
ここで、pは4であり、ここで、R、RおよびRは、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX32基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。
ここで、Arは、以下の一般構造を有する芳香族単位の群から選択される:
Figure 2014522894
ここで、tは0〜3であり、qは0〜4であり、sは0〜4であり、ここで、R、R10、R11は、水素、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基:チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R10およびR11が同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。コポリアミドが、Ar、ArおよびArが同一であっても異なっていてもよい構造(I)および(II)を有する複数の繰り返し単位を含んでもよいことは理解されるはずである。]を有する芳香族コポリアミドと、
一般構造(II)、(III)および(IV):
Figure 2014522894
[式中、x>1であり、Rは以下の群から選択される
Figure 2014522894
ここで、環式構造は、
Figure 2014522894
の群から選択される。]を有する群から選択される2個以上のエポキシ基を含有する1種または複数の多官能性エポキシドとを含む透明で耐溶媒性のフィルムが製造される。
コポリアミドは、以下の一般構造:
Figure 2014522894
[式中、pは4であり、qは3であり、R、R、R、RおよびRは、水素、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。]を有する1種または複数の芳香族二酸ジクロリドを
以下の一般構造:
Figure 2014522894
[式中、pは4であり、mは1〜4であり、nは0〜4であり、vは0〜4であり、tは0〜3であり、qは0〜4であり、sは0〜4であり、ここで、R、R、R、R、R10、R11は、水素、ハロゲン(フルオリド、クロリド、ブロミドおよびヨージド);アルキル基;ハロゲン化アルキル基などの置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;ハロゲン化アルコキシ基などの置換アルコキシ基;アリール基;ハロゲン化アリールなどの置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択される。R、R、R、RおよびRが同一であっても異なっていてもよいことは理解されるはずである。GおよびGは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;XがハロゲンであるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびに、Zがフェニル基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’ビスフェニレンフルオレン基および置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基などのアリール基または置換アリール基であるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択される、カルボキシル基を含まない少なくとも1種の芳香族ジアミン、およびカルボキシル基を含む少なくとも1種の芳香族ジアミンと極性溶媒中で−10℃〜約30℃で重合することにより調製される。
詳細な説明
本発明は、芳香族ポリアミドから調製される透明な耐溶媒性のフィルムを対象とする。ポリアミドは、極性溶媒中での芳香族ジアミンおよび二酸クロリドの縮合重合によって調製され、反応中に発生する塩酸は、アルキレンオキシド、第三級アミンまたは無機塩基のような試薬によって捕捉される。プロピレンオキシドなどのアルキレン(Akylene)オキシドは、その塩化水素付加物が揮発によって容易に除去することができるので好ましい。無機塩の添加を必要とせずにコポリアミドが重合中に溶液中に留まるように、ジアミンおよび二酸クロリドが選択されなければならない。テレフタロイルジクロリドなどの剛直で直鎖状の二酸ジクロリドは、溶解性を低下させるが、ポリマーのTgを上げ、それを使用するとより低いCTEのフィルムになる。イソフタロイルジクロリドなどの非線形の二酸ジクロリドは、溶解性をわずかに上げるが、ポリマーTgを低下させ、わずかにフィルムCTEを上げる。最も良好な組み合わせ効果(表1)を得るためにこれらの2種のモノマーの混合物を使用することができる。ポリマーの溶解性への最も劇的な効果は、ジアミン成分の適当な選択によって達成することができる。p−フェニレンジアミンなどの剛直なモノマーは、ポリマーCTEを低下させTgを上げるが、溶解性を劇的に低下させる。そのため、これらは非常に少量しか(<10モル%)使用できない。エーテル結合を含有する可撓性モノマーは、ポリマーの溶解性を上げるが、CTEも増加させる。そのため、単独で使用することができない。しかし、目標とする性質を獲得するために2種のタイプのモノマーの組み合わせを使用することができる。9,9’−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(FDA)などの軸節単位を含有するジアミンは、ポリマーの溶解性およびTgを上げる点で独特である。小量が使用されたときCTEに対するその作用は最小限であるが、30モル%を超える使用はCTEの上昇をもたらす(表2)。3,5−ジアミノ安息香酸(DAB)および4,4’−ジアミノジフェン酸(DADP)などのカルボキシル基含有ジアミンは、ポリマーの溶解性を上げるが、望ましくない副作用により限られた量(<10モル%)しか使用することができない。DADPは、溶解性を上げ、CTEを低下させるので好ましい。特に有用なジアミンモノマーは、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(PFMB)などの捩れたビフェニル構造を含むものである(表1および2)。そのようなモノマーは溶解性を上げつつフィルムのCTEを低下させるので、単独で使用することができる。ジアミンはすべて、色の発生を伴う酸化を受ける場合があるので注意深く扱うことが重要である。酸化を阻止するためには、不活性ガスの雰囲気中でその重合もまた実行しなければならない。p−フェニレンジアミンおよびm−フェニレンジアミンなどの酸化を容易に受けるジアミンは特別の注意を必要とし、非常に小量(>10モル%)を使用しなければならない。トリフルオロメチル基などの電子吸引基を含有するジアミンは、酸化に対してはるかに抵抗力があるので非常に好ましい。
400〜750nmで透明度が80%を超えるフィルムは、プロピレンオキシドなどの揮発性試薬が塩酸副生物を捕捉するために用いられる場合、重合溶液から直接、およそ200℃未満の温度で注型処置によって調製することができる。塩酸と試薬の付加物は、フィルム注型プロセス中に溶媒と共に蒸発によって除去される。代替として、ポリアミドが、まず非溶媒中での沈澱によって単離されてもよい。次いで、フィルム注型溶液は極性溶媒にポリマーを溶解することにより調製される。どちらの場合においても、多官能性エポキシドは注型前に溶液に添加される。エポキシドの色は最小限でなければならない。無色のエポキシドがはるかに好ましい。最小限の量のエポキシドが使用されると、およそ250℃〜およそ280℃で30分未満の加熱の後、溶媒耐性を示すフィルムが結果として生じる。過剰の量のエポキシドを使用すると、高温に加熱されたとき黄変するフィルムが結果として生じる。エポキシドの好ましい量はポリアミドの重量の2〜10重量%である。最も好ましい量は4〜6重量%である。多官能性エポキシド中のエポキシ基の数が多いほど、使用しなければならない量は少ない。架橋プロセスが起こるのに必要な温度は、ポリマー骨格に沿ってペンダントカルボン酸基を組み込むことによっておよそ250℃以下に低下させることができる。このことは、3,5−ジアミノ安息香酸および4,4’−ジアミノジフェン酸などのカルボキシル基を含有するジアミンを使用することによって達成することができる。しかし、これらのモノマーは限られた量のみを使用することができる。過剰の量のカルボキシル基は
1)過剰量の多官能性エポキシドの使用によっても耐溶媒性にすることができず
2)水分に敏感であり
3)CTEが高過ぎ熱的安定性が低いポリマーを結果として生じる。
好ましい量の官能化ジアミンは、ジアミン混合物の1〜10モル%である。最も好ましい量は3〜6モル%である。ジアミン中のカルボキシル基の数が多いほど、架橋プロセスを増強するのに必要な量は少ない。
カルボキシル基は、それが色の発生なしでエポキシドとの架橋を容易にするという点で独特である。エポキシ基と反応するヒドロキシル基などの他の官能基が架橋を促進するが、着色という代償を伴うことがわかっている。理論によって束縛されるものではないが、カルボン酸基がまた、エポキシ基のアミド結合との反応を触媒すると想定される。カルボキシル基を含有するポリアミドはまた、多官能性エポキシドの存在なしで架橋する。しかし、この場合、ポリマーは300℃を超えて加熱されなければならない(表3)。
硬化プロセスは、本フィルムの性質が変化しないように、減圧下または不活性雰囲気中で行われる。色の発生をもたらす酸化分解なしでプロセスが行われることはとりわけ重要である。本フィルムは、注型した状態でCTEが20ppm/℃未満であり、延伸にかける必要がない。
本発明の有用な芳香族二酸ジクロリドの代表例および実例は次の通りである:
テレフタロイルジクロリド(TPC);
Figure 2014522894
イソフタロイルジクロリド(IPC);
Figure 2014522894
2,6−ナフタロイルジクロリド(NDC);
Figure 2014522894
4,4−ビフェニルジカルボニルジクロリド(BPDC);
Figure 2014522894
本発明の有用な芳香族ジアミンの代表例および実例は次の通りである:
m−フェニレンジアミン
Figure 2014522894
p−フェニレンジアミン
Figure 2014522894
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(PFMB);
Figure 2014522894
2,2’−ビス(トリフルオロメトキシル)−4,4’−ジアミノビフェニル(PFMOB);
Figure 2014522894
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(6FODA);
Figure 2014522894
ビス(2−トリフルオロメチル−4−アミノフェニルオキシル)ベンゼン(6FOQDA);
Figure 2014522894
ビス(2−トリフルオロメチル−4−アミノフェニルオキシル)ビフェニル(6FOBDA)
Figure 2014522894
9,9’−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(fluorine)(FDA)
Figure 2014522894
9,9’−ビス(3−フルオロ−4−アミノフェニル)フルオレン(fluorine)(FFDA)
Figure 2014522894
本発明のペンダント遊離カルボン酸基を有する有用な芳香族ジアミンの代表例および実例は次の通りである:
4,4’−ジアミノジフェン酸(DADP);
Figure 2014522894
3,5−ジアミノ安息香酸(DAB);
Figure 2014522894
ジアミンはまた、その塩酸塩の形態で使用されてもよい。
本発明において有用なエポキシ基含有多官能化合物の代表例および実例は次の通りである:
Figure 2014522894
Figure 2014522894
本明細書に記載される原理を使用すれば、当業者は、目標とする性質を示す複数のポリアミド構造を設計することができる。例えば、本発明において使用することができる例示のポリマーは次の通りである。1)約50〜約70モル%のTPC、約30〜約50モル%のIPC、約90〜約99モル%のPFMB、および約1〜約10モル%の4,4’−ジアミノジフェン酸(DADP);2)約50〜約70モル%のTPC、約25〜約50モル%のIPC、約90〜約96モル%のPFMB、および約4〜約10モル%の3,5−ジアミノ安息香酸(DAB):3)約100モル%のIPC。約5〜約85モル%のPFMB、約15〜約50モル%の9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(fluorine)(FDA)、および約1〜約10モル%のDADP;および4)約100モル%のTPC、約50〜約85モル%のPFMB、約15〜約50モル%のFDA、および約4〜約10モル%のDAB
Figure 2014522894
Figure 2014522894
実施例
実施例1
この実施例では、TPC、FDAおよびPFMB(100%/20%/80%のモル比)からの可溶性コポリマーの調製のための一般手順を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入排気口を装備した100mlの4首丸底フラスコに、PFMB(1.0247g、3.2mmol)、FDA(0.02788g、0.8mmol)、および乾燥DMAc(20ml)を窒素中室温で添加する。PFMBが完全に溶解した後、TPC(0.8201g、4.04mmol)を添加し、フラスコ壁をDMAc(5.0ml)で洗浄して付着しているTPCを除去する。溶液の粘度は、混合物がゲル化するまで徐々に上がる。プロピレンオキシド(0.5g、8.5mmol)を添加した後、ゲルを撹拌しながら壊し、粘性のある均質な溶液を形成する。溶液をさらに4時間撹拌した後、メタノールに添加してコポリマーを沈殿させ、これを濾過によって収集し減圧下で乾燥する。ポリマーは極性非プロトン性溶媒に可溶である。
実施例2
この実施例では、TPC、IPCおよびPFMB(70%/30%/100%のモル比)からの可溶性コポリマーの調製のための一般手順を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入口および排気口を装備した250mlの3首丸底フラスコに、PFMB(3.2024g、0.01mol)、および乾燥DMAc(45ml)を窒素中室温で添加する。PFMBが完全に溶解した後、IPC(0.6395g、0.003mol)を窒素中室温で溶液に添加し、フラスコ壁はDMAc(1.5ml)で洗浄する。15分後、TPC(1.4211g、0.007)を溶液に添加し、やはりフラスコ壁はDMAc(1.5ml)で洗浄する。溶液の粘度は、混合物がゲル化するまで上がる。プロピレンオキシド(1.4g、0.024mol)を添加した後、ゲルを激しく撹拌しながら壊して粘性のある均質な溶液を形成する。溶液をメタノールに添加してコポリマーを沈殿させ、これを濾過によって収集し減圧下で乾燥する。ポリマーは極性非プロトン性溶媒に可溶である。
比較例1
この例は、本発明のポリアミドの調製において過剰のp−フェニレンジアミンを使用した場合の溶解性に対する有害な作用を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入排気口を装備した250mlの3首丸底フラスコに、p−フェニレンジアミン(1.9465g、0.018mol)および3,5−ジアミノ安息香酸(0.3043g、0.002mol)、乾燥N,N−ジメチルアセトアミド(60ml)およびプロピレンオキシド(3.4g)を添加する。この混合物を窒素中で氷/水浴で10℃に冷却した後、テレフタロイルジクロリド(4.0604g、0.02mol)を添加する。
黄色のポリマーが直ちに溶液から沈殿する。このポリマーは有機溶媒に不溶である。
実施例3
この実施例では、(ポリマーの重量に対して)5wt%のTGを含有する、TPC、IPCおよびPFMB(70%/30%/100%のモル比)からのコポリマーを含有する溶液の調製のための一般手順を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入排気口を装備した250mlの3首丸底フラスコに、PFMB(3.2024g、0.01mol)、プロピレンオキシド(1.4g、0.024mol)、および乾燥DMAc(45ml)を添加する。この溶液を氷/水浴で10℃に冷却する。PFMBが完全に溶解した後、IPC(0.6395g、0.003mol)を添加し、フラスコ壁をDMAc(1.5ml)で洗浄して付着しているTPCを除去する。15分後、TPC(1.4211g、0.007mol)を添加し、やはりフラスコ壁をDMAc(1.5ml)で洗浄する。得られた粘性のある均質の溶液を室温でさらに4時間撹拌する。TG(0.45g)を添加した後、混合物はさらに2時間撹拌する。得られた溶液を直接フィルムに注型することができる。代替手順においては、高分子溶液をメタノールに添加してポリマーを沈殿させる。ポリマーは濾過によって単離し、メタノールで洗浄し、減圧下100℃で乾燥する。次いで、乾燥したポリマーをDMAcに溶解し、およそ10重量%の固形分を含む溶液が得られる。固形分濃度は、使用するフィルム注型プロセスに最適な粘度を得るために調節することができる。TGを添加した後、溶液をフィルムに注型する。
実施例4
この実施例では、(ポリマーの重量に対して)5wt%のTGを含有する、TPC、IPC、DADP、およびPFMB(70%/30%/3%/97%のモル比)からのコポリマーを含有する溶液の調製のための一般手順を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入排気口を装備した250mlの3首丸底フラスコに、PFMB(3.1060g、0.0097mol)、DADP(0.0817g、0.0003mol)、および乾燥DMAc(45ml)を窒素中室温で添加した。PFMBが完全に溶解した後、IPC(0、6091g、0.003mol)を添加し、フラスコ壁をDMAc(1.5ml)で洗浄して付着しているIPCを除去する。15分後、TPC(1.4211g、0.007mol)を添加し、やはりフラスコ壁はDMAc(1.5ml)で洗浄する。この溶液は徐々にゲル化する。プロピレンオキシド(1.4g、0.024mol)を添加した後、混合物を激しく撹拌してゲルを壊し、粘性のある均質な溶液が得られる。この混合物は室温でさらに4時間撹拌する。TG(0.45g)を添加した後、混合物はさらに2時間撹拌する。得られた溶液は直接フィルムに注型することができる。
実施例5
この実施例は、(ポリマーの重量に対して)5重量%のTGを含有する、TPC、IPC、DABおよびPFMB(75%/25%/5%/95%のモル比)のコポリマーを含有する溶液の調製のための一般手順を説明する。
機械式撹拌機、窒素導入排気口を装備した250mlの3首丸底フラスコに、PFMB(3.0423g、0.0095mol)、DAB(0.0761g、0.0005mol)、および乾燥DMAc(45ml)を窒素中で、室温で添加した。PFMBが完全に溶解した後、IPC(0.5076g、0.0025mol)を添加し、フラスコ壁をDMAc(1.5ml)で洗浄して付着しているIPCを除去する。15分後、TPC(1.5227g、0.0075mol)を添加し、やはりフラスコ壁はDMAc(1.5ml)で洗浄する。この溶液は徐々にゲル化する。プロピレンオキシド(1.4g、0.024mol)を添加した後、混合物を激しく撹拌してゲルを壊し、粘性のある均質な溶液が得られる。この混合物は室温でさらに4時間撹拌する。TG(0.45g)を添加した後、混合物はさらに2時間撹拌する。結果として得られた溶液は直接フィルムに注型することができる。
比較例2。
TGを添加せずに実施例3に記載した手順によってポリマーを調製する。
比較例3
TGを添加せずに実施例4に記載した手順によってポリマーを調製する。
比較例4。
TGを添加せずに実施例5に記載した手順によってポリマーを調製する。
ポリマーフィルムの調製および特性評価
当業者に公知の技法を使用し、最適なフィルム形成のために高分子溶液の固形分含量および粘度を調節することができる。小さいフィルムの調製のためには、溶液を平坦なガラス板に注ぎ、フィルム厚さはドクターブレードを使用して調節する。減圧下で数時間60℃で乾燥した後、フィルムは乾燥窒素流の保護下で200℃で1時間さらに乾燥する。フィルムは、真空下でまたは不活性雰囲気中で、およそ220℃〜およそ280℃の間の温度で加熱することによって硬化する。フィルムはまた、ロールツーロール法によって連続的に製造することができる。
本発明の一実施形態において、高分子溶液は、薄いガラス、シリカまたはマイクロ電子デバイスのような補強基板上に注型される。この場合、最終のポリアミドフィルムの厚さがおよそ4μm以上になるように、プロセスは調節される。フィルムは適所に使用され、自立した形態で基板から除去されない。幾つかの場合、溶液が表面を平らにするかまたは貫通するように、基板は不規則なおよび/または多孔性の表面を有していてもよい。代替として、高分子溶液を、ポリエチレンテレフタラートなどの担体フィルムに注型することができる。フィルムを形成した後、それを担体フィルムから剥がし、薄いガラスのような基板に積層する。
CTEおよびTは熱機械分析計(TA Q 400 TMA)を用いて求める。フィルムの厚さは20μm前後であり、荷重歪みは0.05Nである。一実施形態において、CTEはおよそ20ppm/℃未満であるが、他の実施形態においては、CTEがおよそ15ppm/℃未満、およそ10ppm/℃未満、およそ5ppm/℃未満であることは理解される。これらの実施形態内では、CTEがおよそ19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6または5ppm/℃未満である場合があることは理解されるはずである。実験的に由来するCTEは、室温〜約250℃で得られたCTEの平均である。
フィルムの透明性は、UV可視スペクトロメーター(Shimadzu UV 2450)を用いて400〜750nmで10μmの厚さの膜の透過率を求めることにより測定する。
フィルムの耐溶媒性は、室温で30分間選択した溶媒にそれを浸すことにより求める。フィルムは浸漬後、表面のしわ、膨潤または他の目に見える損傷が実質的にない場合、耐溶媒性と見なされる。そのフィルムは可撓性の電子デバイス用の基板として有用である。
例示のコポリアミドに使用する硬化条件およびそれらの架橋フィルムの性質を表1に示す。表のデータは、相対的に穏やかな硬化条件、およびポリアミド上のペンダント遊離カルボキシル基の硬化プロセスへの有益な効果を説明する。
Figure 2014522894
実施形態を上に記載した。上記の方法および装置が、本発明の一般的範囲から離れることなく変更および修飾を組み込むことができることは当業者にとって明らかである。そのような修飾および変更がその添付された特許請求範囲または等価物の範囲内に含まれる限り、そのすべてを含むように意図される。上記説明は多くの特定事項を含んでいるが、これは本発明の範囲を限定するものでなく、単に本発明の実施形態の幾つかの例証を提供するものと解釈されるべきである。様々な他の実施形態および派生形がその範囲内において可能である。
さらに、本発明の広範囲を説明する数的範囲およびパラメーターは、近似値であるにもかかわらず、特定の例示中で設明した数値は、可能な限り正確に報告している。しかし、いかなる数値も、それぞれの試験測定中に見られる標準偏差に必然的に起因する一定の誤差を本質的に含む。
このように本発明を記載してきたが、ここで特許請求の範囲を説明する。

Claims (63)

  1. 透明で寸法安定性で耐溶媒性の芳香族ポリアミドフィルムを製造する方法であって、
    (A)極性有機溶媒中で1種または複数の芳香族ジアミンを1種または複数の芳香族二酸ジクロリドと反応させてポリアミドおよび塩酸を得るステップと、
    (B)酸捕捉試薬との反応によって遊離の塩酸を除去するステップと、
    (C)揮発によって、または非溶媒中でのポリマーの沈澱によって塩化水素反応生成物を除去するステップと
    (D)元のポリアミド溶液または沈殿したポリアミドから調製された溶液に多官能性エポキシドを添加するステップと
    (E)結果として得られた混合物をフィルムに注型するステップと
    (F)フィルムが耐溶媒性になるまでフィルムを加熱するステップと
    を特徴とする方法。
  2. 芳香族ジアミンの1つが、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメトキシル)−4.4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4.4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,4−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニルオキシル)ベンゼン、4.4’−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニルオキシル)ビフェニル、9,9’−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(fluorine)、および9,9’−ビス(3−フルオロ−4−アミノフェニルフルオレンを含む群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 1種または複数の芳香族二酸ジクロリドが、テレフタロイルジクロリド、イソフタロイルジクロリド、2,6−ナフタロイルジクロリド、および4,4−ビフェニルジカルボニルジクロリドを含む群から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. 極性溶媒がN,N−ジメチルアセトアミドまたはN−メチルピロリドンであり、重合が約−10℃〜約30℃で行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 酸捕捉試薬がアルキレンオキシドである、請求項1に記載の方法。
  6. 酸捕捉試薬がプロピレンオキシドである、請求項5に記載の方法。
  7. 酸捕捉試薬が第三級アミンまたは無機塩である、請求項1に記載の方法。
  8. 多官能性エポキシドが、ジグリシジル1,2−シクロヘキサンジカルボキシラート、トリグリシジルイソシアヌラート、テトラグリシジル4,4’−ジアミノフェニルメタン、2,2−ビス(4−グリシジルオキシルフェニル)プロパンおよびそのより高分子量の同族体、ノボラックエポキシド、7H−インデオ[1,2−b:5,6−b’]ビスオキシレンオクタヒドロ(7H−indeo[1,2−b:5,6−b’]bisoxireneoctahydro)、ならびにエポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシラートを含む群から選択される、請求項1に記載の方法。
  9. 多官能性エポキシドの量がポリアミドの重量に対しておよそ1〜およそ10重量%である、請求項1に記載の方法。
  10. 加熱ステップが減圧下でまたは不活性雰囲気中で行われ、ここで前記温度はおよそ280℃未満であり、加熱時間はおよそ1分超〜およそ30分未満である、請求項1に記載の方法。
  11. 温度がおよそ250℃〜およそ280℃の間にある、請求項10に記載の方法。
  12. 請求項1に記載の方法に従って製造された透明な耐溶媒性の芳香族ポリアミドフィルム。
  13. 透明な芳香族ポリアミドフィルムであって、
    (A)極性有機溶媒に可溶であり、一般式(I)の繰り返し単位:
    Figure 2014522894
    [式中、Arは以下の一般構造:
    Figure 2014522894
    [式中、pは4であり、qは3であり、ここで、R、R、R、R、Rは、水素;ハロゲン;アルキル基;置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;置換アルコキシ基;アリール基;置換アリール基;アルキルエステル基;置換アルキルエステル基;およびその組み合わせを含む群から選択され、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;およびXがハロゲンを含む群から選択されるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがアリール基;置換アリール基;ビフェニル基;パーフルオロビフェニル基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;および置換9.9’−ビスフェニレンフルオレン基を含む群から選択されるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択され、
    ここで、Arは以下の一般構造:
    Figure 2014522894
    [式中、pは4であり、ここで、R、RおよびRは、水素;ハロゲン;アルキル基;置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;置換アルコキシ基;アリール基;置換アリール基;アルキルエステル基;置換アルキルエステル基;およびその組み合わせを含む群から選択され、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;Xがハロゲンを含む群から選択されるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがアリール基;置換アリール基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基、9,9’−ビスフェニレンフルオレン基、および置換9.9’−ビスフェニレンフルオレン基を含む群から選択されるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択される。]を有する芳香族ポリアミドと、
    (B)以下の一般構造(II)、(III)および(IV):
    Figure 2014522894
    [式中、Rは以下を含む群から選択される
    Figure 2014522894
    ここで、環式構造は以下を含む群から選択される
    Figure 2014522894
    ここで、n>1であり、Rはアルキルまたは芳香族基である。]を含む群から選択される多官能性エポキシドと
    を特徴とするフィルム。
  14. ポリアミドが300℃を超えるTgを有する、請求項13に記載のフィルム。
  15. 多官能性エポキシドが、ポリアミドの重量に対しておよそ1〜およそ10重量%の間にある、請求項13に記載のフィルム。
  16. フィルムの厚さがおよそ4μmを超える、請求項13に記載のフィルム。
  17. フィルムの厚さがおよそ4μmを超え、およそ100μm未満である、請求項16に記載のフィルム。
  18. およそ10μmの厚さであり、400〜750nmで80%を超える透過率を有する、請求項16に記載のフィルム。
  19. フィルムが耐溶媒性になる温度で減圧下または不活性雰囲気中で加熱される、請求項13に記載のフィルム。
  20. 加熱がおよそ280℃未満で少なくともおよそ1分間行われる、請求項19に記載のフィルム。
  21. 加熱が、およそ250℃〜およそ280℃の間で少なくともおよそ1分〜およそ30分未満の間行われる、請求項20に記載のフィルム。
  22. フィルムの厚さがおよそ4μmを超える、請求項19に記載のフィルム。
  23. フィルムの厚さがおよそ4μmを超え、およそ100μm未満である、請求項22に記載のフィルム。
  24. およそ10μmの厚さのフィルムが、400〜750nmで80%を超える透過率を有する、請求項22に記載のフィルム。
  25. 光透過率が550nmで85%を超える、請求項24に記載のフィルム。
  26. フィルムが基板に接着されている、請求項22に記載のフィルム。
  27. 基板がおよそ50μmを超える厚さのガラスフィルムである、請求項26に記載のフィルム。
  28. 平均熱膨張係数が25℃〜250℃の間でおよそ20ppm/℃未満である、請求項19に記載のフィルム。
  29. 平均熱膨張係数が、25℃〜250℃の間でおよそ10ppm/℃未満である、請求項28に記載のフィルム。
  30. 透明で寸法安定性で耐溶媒性の芳香族ポリアミドフィルムを製造する方法であって、
    (A)極性有機溶媒中で、芳香族ジアミンの1つが少なくとも1個のカルボキシル基を含む2種以上の前記ジアミンの混合物を、1種または複数の芳香族二酸ジクロリドと反応させてコポリアミドおよび塩酸を得るステップと、
    (B)酸捕捉試薬との反応によって遊離の塩酸を除去するステップと、
    (C)揮発によって、または非溶媒中でのコポリアミドの沈澱によって塩化水素反応生成物を除去するステップと
    (D)元のコポリアミド溶液または沈殿したコポリアミドから調製された溶液に多官能性エポキシドを添加するステップと
    (E)結果として得られた混合物をフィルムに注型するステップと
    (F)フィルムが耐溶媒性になるまでフィルムを加熱するステップと
    を特徴とする方法。
  31. 芳香族ジアミンが、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメトキシル)−4.4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4.4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,4−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニルオキシル)ベンゼン、4.4’−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニルオキシル)ビフェニル、9,9’−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン(fluorine)および9,9’−ビス(3−フルオロ−4−アミノフェニル)フルオレンを含む群から選択される、請求項30に記載の方法。
  32. 少なくとも1個のカルボキシル基を含むジアミンの量が、ジアミン混合物の合計のおよそ1モル%〜およそ10モル%の間にある、請求項30に記載の方法。
  33. 少なくとも1個のカルボキシル基を含むジアミンが、4,4’−ジアミノジフェン酸または3,5−ジアミノ安息香酸である、請求項30に記載の方法。
  34. 1種または複数の芳香族二酸ジクロリドが、テレフタロイルジクロリド、イソフタロイルジクロリド、2,6−ナフタロイルジクロリド、および4,4,−ビフェニルジカルボニルジクロリドを含む群から選択される、請求項30に記載の方法。
  35. 極性溶媒がN,N’−ジメチルアセトアミドまたはN−メチルピロリドンである、請求項30に記載の方法。
  36. 酸捕捉試薬がアルキレンオキシドである、請求項30に記載の方法。
  37. 酸捕捉試薬がプロピレンオキシドである、請求項30に記載の方法。
  38. 酸捕捉試薬が第三級アミンまたは無機塩である、請求項30に記載の方法。
  39. 多官能性エポキシドが、ジグリシジル1,2−シクロヘキサンジカルボキシラート、トリグリシジルイソシアヌラート、テトラグリシジル4,4’−ジアミノフェニルメタン、2,2−ビス(4−グリシジルオキシルフェニル)プロパンおよびそのより高分子量の同族体、ノボラックエポキシド、7H−インデオ[1,2−b:5,6−b’]ビスオキシレンオクタヒドロ、ならびにエポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシラートを含む群から選択される、請求項30に記載の方法。
  40. 多官能性エポキシドの量が、コポリアミドの重量に対しておよそ1〜およそ10重量%の間にある、請求項30に記載の方法。
  41. 前記加熱ステップが減圧下でまたは不活性雰囲気中で行われ、前記温度がおよそ250℃未満であり、加熱時間がおよそ1分超〜およそ30分未満である、請求項30に記載の方法。
  42. 前記温度がおよそ220℃〜およそ250℃の間である、請求項41に記載の方法。
  43. 請求項30に記載の方法に従って製造された透明な耐溶媒性の芳香族ポリアミドフィルム。
  44. 透明な芳香族コポリアミドフィルムであって、
    (A)極性有機溶媒に可溶であり、透明フィルムに溶液注型することができる、一般式(I)および(IV)の繰り返し単位:
    Figure 2014522894
    [式中、Arは、以下の一般構造:
    Figure 2014522894
    [式中、pは4であり、qは3であり、ここで、R、R、R、R、Rは、水素、ハロゲン;アルキル基;置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;置換アルコキシ基;アリール基;置換アリール基;アルキルエステル基;置換アルキルエステル基;およびその組み合わせを含む群から選択され、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;およびXがハロゲンを含む群から選択されるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがアリール基または置換アリール基;ビフェニル基;パーフルオロビフェニル基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;および置換9.9’−ビスフェニレンフルオレン基を含む群から選択されるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択され、
    ここで、Arは、以下の一般構造:
    Figure 2014522894
    [式中、pは4であり、ここで、R、RおよびRは、水素、ハロゲン;アルキル基;置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;置換アルコキシ基;アリール基;置換アリール基;アルキルエステル基;置換アルキルエステル基;およびその組み合わせを含む基から選択され、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;Xがハロゲンを含む群から選択されるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがアリール基または置換アリール基;ビフェニル基;パーフルオロビフェニル基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;および置換9.9’−ビスフェニレンフルオレン基を含む群から選択されるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択され、
    ここで、Arは、以下の:
    Figure 2014522894
    [式中、tは0〜3であり、qは0〜4であり、sは0〜4であり、ここで、R、R10、R11は、水素、ハロゲン;アルキル基;置換アルキル基;シアノ基;チオアルキル基、アルコキシ基;置換アルコキシ基;アリール基;置換アリール基;アルキルエステル基;および置換アルキルエステル基;ならびにその組み合わせを含む群から選択され、ここで、Gは、共有結合;CH基;C(CH基;C(CF基;Xがハロゲンを含む群から選択されるC(CX基;CO基;O原子;S原子;SO基;Si(CH基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;置換9,9’−ビスフェニレンフルオレン基;ならびにZがアリール基;置換アリール基;ビフェニル基、パーフルオロビフェニル基;9,9’−ビスフェニレンフルオレン基、および置換9.9’−ビスフェニレンフルオレン基を含む群から選択されるOZO基を含む群から選択される。]を含む群から選択される
    。]を有する芳香族コポリアミドと
    (B)以下の一般構造(II)、(III)および(IV):
    Figure 2014522894
    [式中、Rは以下を含む群から選択され、
    Figure 2014522894
    ここで、環式構造は以下を含む群から選択され、
    Figure 2014522894
    ここで、n>1であり、Rはアルキルまたは芳香族基である。]を含む群から選択される多官能性エポキシドと
    を特徴とするフィルム。
  45. コポリアミドが構造(I)および(II)を有する複数の繰り返し単位を含む、請求項44に記載のフィルム。
  46. コポリアミドが少なくとも1個のカルボキシル基を含む、およそ1〜およそ10モル%の繰り返し単位を含む、請求項44に記載のフィルム。
  47. コポリアミドが300℃を超えるTgを有する、請求項44に記載のフィルム。
  48. 多官能性エポキシドの量が、コポリアミドの重量に対しておよそ1〜およそ10重量%の間にある、請求項44に記載のフィルム。
  49. 前記フィルム厚さがおよそ4μmより大きい、請求項44に記載のフィルム。
  50. 前記フィルム厚さがおよそ4μm超であり、およそ100μm未満である、請求項44に記載のフィルム。
  51. およそ10μmの厚さであり、400〜750nmで80%を超える透過率を有する、請求項49に記載のフィルム。
  52. およそ10μmの厚さであり、550nmで85%を超える透過率を有する、請求項49に記載のフィルム。
  53. 前記フィルムが耐溶媒性になる温度で減圧下または不活性雰囲気中で加熱される、請求項44に記載のフィルム。
  54. 前記加熱がおよそ250℃未満で少なくともおよそ1分間行われる、請求項53に記載のフィルム。
  55. 前記加熱が、およそ220℃〜およそ250℃の間で少なくともおよそ1分〜およそ30分未満の間行われる、請求項54に記載のフィルム。
  56. 前記フィルムの厚さがおよそ4μmを超える、請求項53に記載のフィルム。
  57. 前記フィルムの厚さがおよそ4μm〜およそ100μmの間である、請求項53に記載のフィルム。
  58. およそ10μmの厚さであり、400〜750nmで80%を超える透過率を有する、請求項56に記載のフィルム。
  59. およそ10μmの厚さであり、550nmで85%を超える透過率を有する、請求項58に記載のフィルム。
  60. 前記フィルムが基板に接着されており、フィルムの厚さがおよそ4μmを超える、請求項49に記載のフィルム。
  61. 前記基板がおよそ50μmを超える厚さのガラスフィルムである、請求項60に記載のフィルム。
  62. 平均熱膨張係数が25℃〜250℃の間でおよそ20ppm/℃未満である、請求項53に記載のフィルム。
  63. 平均熱膨張係数が、25℃〜250℃の間でおよそ10ppm/℃未満である、請求項62に記載のフィルム。
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