JP2014516124A - 複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなる織物基材、そのような織物基材の使用、及びそのような織物基材を処理する方法 - Google Patents

複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなる織物基材、そのような織物基材の使用、及びそのような織物基材を処理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014516124A
JP2014516124A JP2014513874A JP2014513874A JP2014516124A JP 2014516124 A JP2014516124 A JP 2014516124A JP 2014513874 A JP2014513874 A JP 2014513874A JP 2014513874 A JP2014513874 A JP 2014513874A JP 2014516124 A JP2014516124 A JP 2014516124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
warp
region
layer
wefts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014513874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5798242B2 (ja
Inventor
バウメラー,アルフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gessner AG
Original Assignee
Gessner AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gessner AG filed Critical Gessner AG
Publication of JP2014516124A publication Critical patent/JP2014516124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5798242B2 publication Critical patent/JP5798242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D15/00Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used
    • D03D15/60Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used characterised by the warp or weft elements other than yarns or threads
    • D03D15/68Scaffolding threads, i.e. threads removed after weaving
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D13/00Woven fabrics characterised by the special disposition of the warp or weft threads, e.g. with curved weft threads, with discontinuous warp threads, with diagonal warp or weft
    • D03D13/004Woven fabrics characterised by the special disposition of the warp or weft threads, e.g. with curved weft threads, with discontinuous warp threads, with diagonal warp or weft with weave pattern being non-standard or providing special effects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B13/00Grading or sorting solid materials by dry methods, not otherwise provided for; Sorting articles otherwise than by indirectly controlled devices
    • B07B13/003Separation of articles by differences in their geometrical form or by difference in their physical properties, e.g. elasticity, compressibility, hardness
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D13/00Woven fabrics characterised by the special disposition of the warp or weft threads, e.g. with curved weft threads, with discontinuous warp threads, with diagonal warp or weft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/23907Pile or nap type surface or component
    • Y10T428/23979Particular backing structure or composition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T442/00Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
    • Y10T442/30Woven fabric [i.e., woven strand or strip material]
    • Y10T442/3179Woven fabric is characterized by a particular or differential weave other than fabric in which the strand denier or warp/weft pick count is specified
    • Y10T442/322Warp differs from weft
    • Y10T442/3228Materials differ

Abstract

本発明は経糸群と横糸群を含み複数の異なる処理可能なおよび/または再利用可能な材料を含む織物基材(1A)に関する。全ての経糸と横糸の全体の第1部分は、1本以上の経糸(K1(1),K2(1),K3(1))と1本以上の横糸(S1(1))を含み、第1部分の各経糸と各横糸は第1の様々に処分可能な材料で形成される。全ての経糸と横糸の全体(K1(2),K2(2),K3(2))の第2部分は1本以上の経糸および/または1本以上の横糸を含み、第2の部分の各経糸と各横糸は第2の処分可能な材料で形成される。全ての経糸と横糸の全体の第3部分は1本以上の経糸および/または1本以上の横糸 (S1(3)) を含み、第3部分の各経糸と各横糸は化学的および/または物理的方法で破壊可能な材料(Z)からなる。第1と第2部分の経糸と横糸(K1(1),K2(1),K3(1),K1(2),K2(2),K3(2))は、経糸と横糸が結合せず、第3部分の各経糸および/または横糸 (S1(3)) が破壊された場合に分離可能な形態で、配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料、および/または種々の利用群(グループ)から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含む、経糸群(Kette:ワープ)および横糸群(Schuss:ウェフト)からなる織物基材(Textilsubstrat:繊維基材)、そのような織物基材の使用、およびそのような織物基材を処理または再生する(Aufarbeiten)方法に関する。
織物基材は、主に消費財として設計され、予定通りの使用の後に通常は処分または廃棄処分されて、それらを形成する材料がもはや使用または再利用されないようにされる。ゴミの埋立またはゴミの焼却での処分が指定される。幾つか事例では、主に、高価な材料で形成された織物基材の場合、例えば、織物基材の引き裂き(各繊維成分への分解)は、比較的簡単なプロセスとして確立されている。熱可塑性ポリマーで形成された織物基材の場合、熱変形は、明白な解決策として一般的に受け入れられている。前述のプロセスは、使用済み織物基材の再処理に使用され、織物基材に含まれる材料の再利用(リサイクル)を可能にする。しかし、そのような再処理方法は、多かれ少なかれ複雑であり、それらが確かにそれぞれの材料の回収をもたらすが品質は低くなる(それぞれの確認用の複製の織物基材の製造中の材料の状態と比較して)という特性を有する。従って、そのような再処理方法で得られたその材料が、新しい織物基材の製造に再び使用された場合、これらの新しい織物基材は、多くの場合、同じ再処理(再利用)方法による更なる再処理にもはや適さず、通常は、例えばゴミの廃棄または焼却によって処分されなければならない。
“リサイクル能力のある”(kreislauffaehige)織物基材も知られている。この文脈における“リサイクル能力のある”は、織物基材に含まれる材料の再利用、またはこれらの材料の性質的または本質的な復元が、購入時の品質の減損を受け入れる必要なく可能であること、を意味する。例えば、ここで、生物的に分解可能な織物基材は、土壌に利益をもたらし、従って“自然のサイクル”(自然の循環)を経ることができることが、言及される。別の例は、“技術的サイクル”(技術的循環)でリサイクル可能な材料の織物基材であり、例えば、ポリアミド6からなる織物基材は、化学的(従って“技術的”)プロセスによってポリマー前駆体に戻すことができる。
“エンドレス”な(永遠の)自然のまたは技術的なサイクルで循環させることができるように(即ち、連続的に繰り返されるように)適合化されたリサイクル能力のある織物基材が、知られている。このような織物基材は、通常、単一の品種であり、例えば、天然繊維または天然化学繊維、ポリマーまたは類似のポリマー群(ポリマーおよびコポリマー)で組み立てられまたは構成された単一の品種である。これらの織物基材が幾つかの材料の混合物を含んでいる場合、これらの材料は、全ての材料が共に生分解性のものであるか(これは、例えば、ウールおよび再生セルロース製の織物基材の場合である)または技術的処理で再利用可能である(これは、例えば、ポリマーおよびコポリマー製の織物基材を用いる場合である)ように、通常は選択される。
生物的サイクル(生物循環)に適した織物基材の場合、織物基材に含まれる繊維の純度と、例えば染料および平滑(光沢)仕上げ剤として使用される添加剤とに対して、非常に高い要求がある。そのような織物基材が生物的サイクルに関連して満たさなければならない要件は、食品が満たすべき要件とほぼ同じくらい高い。生物的サイクルに全体として適した形態で織物基材を設計しようとすると、しばしば、織物基材の他の望ましい特性は、条件付きでまたは増加されたコストでのみ達成できるという欠点を有する。例えば、シート(座席)カバーとして使用される織物基材が排他的に天然繊維または天然化学繊維またはこれらの繊維の混合物で形成されて、この織物基材が確実に生物的サイクルに適したものとなるようにする場合に、この織物基材がさらにシート・カバーの場合に望まれる摩擦抵抗に対する高い要求を確実に満たすことができるようにするために、織物基材の組立または構成に複雑で相応に高いコストが要求される。
また、技術的サイクルでの後処理に適した材料(例えば、高分子材料)で形成された織物基材は、特定の機能に関してそれらの材料特性の結果としての欠点と関連している。純粋なポリマー材料は、例えば、吸湿性、水分の緩衝(バッファリング)、計量された冷却、または熱輸送(移送)に関して、望ましい程度に座席装置用の被覆材料によって満たされるべき要求を、満たすことができない。
また、技術的な起源の繊維および天然(起源)の繊維を含有する織物基材が知られている。例えば、技術的起源の材料の繊維と天然(起源)繊維の混合物を紡ぐことによって製造された糸を含む織物基材が知られている。また、特定の経糸群(ワープ)および横糸群(ウェフト)からなる織物基材は、各天然(起源)の材料と技術的起源の材料の混合物で形成され、それによって、特定の経糸および/または横糸がそれぞれ天然(起源)の材料で形成され、その他の経糸および/または横糸が技術的起源の材料で形成される。それぞれ異なる材料の混合物を含むそのような織物基材は、“ハイブリッド”(混合型)とも称され、それは特に異なる材料の混合物であるので、特に広い範囲の適用例をカバーすることができる。しかし、再処理に関して、既知の“ハイブリッド”は、自然のまたは技術的なサイクルでの再利用が、特に異なる材料の混合物であることに起因して、困難であり阻まれる、という欠点を有する。これらの織物基材は、通常、単一の(自然のまたは技術的な)サイクルにおける全体としての織物基材の処分(処理)および/または再利用が通常不可能なまたは非常に高価な形態で、互いに異なる材料の混合物を含んでいる。通常、そのような織物基材では、その混合物に含まれる異なる材料が、最初に互いに分離されなければならず、その異なる材料は、その後で異なるプロセスで互いに別々に処理され、他の材料の不所望な添加剤を概して含まないようにすることができる。しかし、通常の織物基材では、互いに異なる材料の分離は、通常、非常に高価である。それにもかかわらず、純粋なウール製のカーペットは生物的再利用(リサイクル)に適していない。その理由は、そのカーペットは、非生分解性の手段(例えば、非生分解性の染料または防汚または防炎のための手段)を設けることができるからである。大部分のカーペットは、技術的な材料で形成される。例えば、フィット・カーペットは、有用側(パイル側とも称する)にポリオレフィン、ポリエステルまたはポリアミドのようなポリマーとの組合せで、ビチューメンまたはポリウレタンを通常含む背面構造を有する。異なるポリマーの中でも、そのようなカーペットは技術的サイクルでの処理に適していない。かなりの費用を受け入れることによってのみ、少なくとも或る複数の成分、例えばカーペット裏地からカーペット・パイルを、機械的におよび/または化学的に分離し、それに応じて処理することが可能である。
米国特許第4574107号 特開2004−060309号公報
本発明の目的は、前述の欠点をなくし、様々に処分可能なおよび/または再利用可能な(即ち、互いに別々に、例えば、異なるサイクルで)複数の異なる材料であって、それら異なる材料が互いに別々に処分可能な可能および/または再利用可能であるような簡単な形態でその異なる材料が互いに分離できる織物基材の安価な処理を可能にする複数の異なる材料を含む、織物基材を実現することである。さらに、そのような織物基材の使用と、そのような織物基材を処理するための、対応する方法とが実現される。様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、異なる“利用群(または再利用群)”から選択することができる。
1つの利用群(または再利用群)は、この文脈では、異なる複数の材料の1つのグループであるが、それにもかかわらず廃棄または再利用の前に互いに分離する必要のないように一緒に廃棄もしくは処分および/または再利用することができる複数の材料の1つのグループとして理解されるべきである。
前述の目的または課題は、請求項1の特徴を有する織物基材(以下、“変形例1による織物基材”と称する)によって、および請求項2の特徴を有する織物基材(以下、“変形例2による織物基材”)によって、達成または解決される。さらに、その目的または課題は、請求項21の特徴を有する本発明による織物基材の使用によって、および請求項22の特徴を有する方法によって、達成または解決される。
変形例1による織物基材は、経糸および横糸からなり、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または複数の異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含んでいる。この場合、経糸群は複数の経糸を含み、横糸群は複数の横糸を含んでいる。ここで、
− 全ての経糸および横糸の全体、の第1の部分集合(Teilmenge:subset)(以下、“第1の部分”と称する)は、1本または複数(本)の経糸および1本または複数の横糸を含み、また、その第1の部分の各経糸およびその第1の部分の各横糸は、第1の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、および/または第1の複数の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料、からなり、
− 全ての経糸および横糸の全体、の第2の部分集合(以下、“第2の部分”と称する)は、1本または複数の経糸か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方、のいずれかを含み、また、第2の部分の各経糸(は)、さらに(および)第2の部分が1本または複数の横糸を含む場合には第2の部分の各横糸は、第2の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、および/または第2の複数の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、
− 各経糸は複数の横糸と交差し、各横糸は複数の経糸と交差して、経糸群と横糸群が一緒に1つの層を形成し、その層は一方の側に第1の面を有し他方の側に第1の面と反対側に位置する第2の面を有する。
本発明によれば、変形例1による織物基材の構成は、次の形態のものである。即ち、全ての経糸および横糸の全体、の第3の部分集合(以下、“第3の部分”と称する)が、1本または複数本の横糸か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方、のいずれかを含み、また、第3の部分の各横糸(が)、さらに(および)第3の部分が1本または複数の経糸を含む場合には第3の部分の各経糸が、破壊可能な材料からなる形態のものである。さらに、その層が有する少なくとも1つの領域を通して、第1の部分の1本または複数の経糸、第1の部分の1本または複数の横糸、および第2の部分の1本または複数の経糸が伸びる。ここで、
− その層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の上述の経糸の各個々の糸は、その層の少なくとも1つの領域において第2の面の方を向いた側(zugewanten Seite:に対向する側)で第1の部分の少なくとも1本の横糸と交差し、
− その層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の上述の経糸の各個々の糸は、第1の面の方を向いた側でその層の少なくとも1つの領域を通して伸びる第1の部分の上述の横糸の各個々の糸と交差し、
− 第3の部分は、その層の少なくとも1つの領域を通して伸びる少なくとも1本の横糸を含み、また、その少なくとも1本の横糸が、その層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも1本の経糸と交差し、第1の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも1本の経糸と交差して、第2の部分の上述の少なくとも1本の経糸がその層の少なくとも1つの領域において第1の部分に結合されるように、配置され、
− 第3の部分のその少なくとも1本の横糸の破壊可能な材料は、第2の部分がその層の少なくとも1つの領域においてもはや第1の部分に結合されないように、化学的および/または物理的方法によって破壊することができる。
従って、織物基材は、少なくとも2種の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または少なくとも2つの異なる利用群から選択された複数の材料を含んでいる。これに関連して、それぞれ様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料がそれぞれ織物基材において異なる経糸および/または異なる横糸に存在することが、適切である。その結果、様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、織物基材において空間的に分離され、即ち異なる複数の経糸および/または複数の横糸の間に分散配置される。様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料を分離するためには、例えば、それぞれの経糸および/または横糸を分離できるようにすれば充分である。
この場合、全ての経糸および横糸の全体の第1の部分に関連するそれぞれの経糸および横糸(即ち、“第1の部分の経糸および横糸”)が共にそれぞれ処分可能および/または再利用可能である、と仮定する。同様に、全ての経糸および横糸の全体の第2の部分に関連するそれぞれの経糸および横糸(即ち、“第2の部分の経糸および横糸”)が共にそれぞれ処分可能および/または再利用可能である、と仮定する。一方、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸と、第2の部分のそれぞれの経糸および/または横糸とは、異なる方法で、例えば異なるサイクルで、それぞれ処分可能および/または再利用可能である。
本発明によれば、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸と、第2の部分の経糸および/または横糸とは、層の少なくとも1つの領域において、互いにおよび第1の面および第2の面に対して特定の形態で、配置される。層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の経糸の各個々の1本の経糸が、第1の面の方を向いた側で、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の横糸の各個々の1本の横糸と交差するので、第2の部分のそれぞれの経糸は、少なくとも1つの領域において同じ側で排他的に第1の部分のそれぞれの横糸と交差することとなり、従って、少なくとも1つの領域において、第1の部分のそれぞれの横糸によって結合されたりまたは織物基材において保持されたりしないものとなる。
層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の経糸中の各個々の1本の経糸が、層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも1本の横糸と交差するので、さらに、第1の部分のそれぞれの経糸および第2の部分のそれぞれの経糸が、少なくとも1つの領域において、それぞれ異なる側で第1の部分の少なくとも1本の横糸と交差すること、が達成される。第1の部分の横糸が、第1の部分の経糸および第2の部分の経糸と交差するので、横糸群および横糸群におけるこのタイプの交差は、少なくとも1つの領域において、第1の部分のそれぞれの横糸が、第1の部分のそれぞれの経糸と第2の部分のそれぞれの経糸との間に空間的分割(分離)を形成する、という効果を有する。この空間的分離は、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸が、単純な形態でそれぞれの経糸から分離できるものであるための、基本的なまたは重要なまたは必須の要件である。
本発明によれば、経糸および横糸の全体の第3の部分は、少なくとも1つの領域において、第1の部分の経糸および横糸と、第2の部分の経糸および/または横糸とを互いに結合させる機能を有する。変形例1による織物基材の場合、この結合が達成されることによって、第3の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の横糸を含み、それ(第3の部分または少なくとも1本の横糸)は、第3の部分の少なくとも1本の横糸が、層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも1本の経糸と交差し、第1の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも1本の経糸と交差する形態で、配置される。第3の部分の少なくとも1本の横糸は、少なくとも1つの領域において、層の第1の面と第2の面の間の第1の部分のそれぞれの経糸および第2の部分のそれぞれの経糸を区切り、従って、第1の部分の経糸および横糸と、第2の部分のそれぞれの経糸および/または横糸とが、層における少なくとも1つの領域に保持され、従って層において共に一緒に保持される。
第3の部分の各経糸または第3の部分の各横糸が破壊可能な材料からなり、また、第3の部分の少なくとも1本の横糸の破壊可能な材料が、化学的および/または物理的な方法によって、第2の部分が層の少なくとも1つの領域においてもはや第1の部分に結合されることがない形態で、破壊することができるので、それぞれの化学的および/または物理的な方法の適用によって、織物基材は、少なくとも1つの領域において、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸を第2の部分のそれぞれの経糸から空間的に分離することが可能となる状態に移行する。織物基材における第3の部分の少なくとも1本の横糸が化学的および/または物理的な方法の適用によって破壊された場合、第3の部分の少なくとも1本の横糸によって、織物基材において互いに結合された第1の部分および第2の部分のそれぞれの経糸は、今や少なくとも1つの領域において機械的に分離できるようになる。第2の部分のそれぞれの経糸が、少なくとも1つの領域において第1の面の方を向いた側で第1の部分の横糸と交差するので、少なくとも1つの領域において第3の部分の少なくとも1本の横糸が破壊された後で、第2の部分のそれぞれの経糸は、第1の面の方向に第1の部分のそれぞれの経糸および横糸から取り外すまたは取り除くことができ、従って、分離することができる。
変形例2による織物基材は、横糸群および横糸群からなり、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または、異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含んでいる。この場合、経糸群は複数の経糸を含み、横糸群は複数の横糸を含んでいる。ここで、
− 全ての経糸および横糸の全体、の第1の部分集合(以下、“第1の部分”と称する)は1本または複数の経糸と、1本または複数の横糸とを含み、また、第1の部分の各経糸および第1の部分の各横糸は、第1の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、および/または第1の複数の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料、からなり、
− 全ての経糸および横糸の全体、の第2の部分集合(以下、“第2の部分”と称する)は1本または複数の横糸か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方、のいずれかを含み、また、第2の部分の各経糸(は)、さらに第2の部分が1本または複数の横糸を含む場合には第2の部分の各横糸は、第2の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または第2の異なる複数の利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、各経糸は複数の横糸と交差し、各横糸は複数の経糸と交差して、経糸群と横糸群が一緒に1つの層を形成し、その層は一方の側に第1の面を有し第1の面と他方の側に第1の面と反対側に位置する第2の面を有する。
本発明によれば、変形例2による織物基材の構成は、次の形態のものである。即ち、全ての経糸および横糸、の全体の第3の部分が、1本または複数本の経糸か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方のいずれかを含み、また、第3の部分の各経糸(が)、さらに(および)第3の部分が1本または複数の横糸を含む場合には第3の部分の各横糸が、破壊可能な材料からなる形態のものである。さらに、その層が有する少なくとも1つの領域を通して、第1の部分の1本または複数の経糸、第1の部分の1本または複数の横糸、および第2の部分の1本または複数の横糸が伸びる。ここで、
− 層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の上述の横糸の各個々の糸が、層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも1本の経糸と交差する。
− 層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の上述の横糸の各個々の糸が、第1の面の方を向いた側で、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の上述の経糸の各個々の糸と交差し、
− 第3の部分は、その層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の経糸を含み、また、それ(第3の部分または少なくとも1本の経糸)は、その第3の部分のその少なくとも1本の経糸が、その層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも1本の横糸と交差し、第1の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも1本の横糸と交差して、第2の部分の上述の少なくとも1本の横糸がその層の少なくとも1つの領域において第1の部分に結合され、
− 第3の部分の少なくとも1本の経糸の破壊可能な材料が、化学的および/または物理的な方法によって破壊することができて、第2の部分が、その層の少なくとも1つの領域においてもはや第1の部分に結合されなくなる。
変形例2による織物基材は、変形例1による織物基材とは、変形例2による織物基材におけるそれぞれの横糸の配置または機能が、変形例1による織物基材におけるそれぞれの経糸の配置または機能に対応し、変形例2による織物基材におけるそれぞれの経糸の配置または機能が、変形例1による織物基材におけるそれぞれの横糸の配置または機能に対応する、という点で、実質的に異なる。従って、変形例1による織物基材の経糸または横糸に関連して言及した特性および利点は、同様に、変形例2による織物基材の横糸または経糸に割り当てられる特性および利点に対応する。変形例1による織物基材とは異なり、全ての経糸および横糸の全体の第3の部分は、破壊可能な材料からなる少なくとも1本の経糸を含み、これ(経糸)には、第3の部分の少なくとも1本の経糸が破壊されない限りは、第1の部分の経糸および第2の部分の経糸が、層の少なくとも1つの領域において互いに結合される、という効果がある。しかし、第3の部分の少なくとも1本の経糸が化学的および/または物理的な方法の適用の期間に破壊された場合、第2の部分の横糸は少なくとも1つの領域においてもはや第1の部分の横糸に結合されることがなくなって、第2の部分の横糸が、少なくとも1つの領域において第1の部分の経糸および横糸から分離できるようになっている(変形例1による織物基材の場合の、第2の部分の経糸の分離と同様)。
変形例1による織物基材の一実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、第2の部分は層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の横糸を含み、第2の部分のその1本の横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差し、また、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分のその経糸の各々は、第1の面の方を向いた側で、(i)第2の部分の少なくとも1本の横糸、(ii)第3の部分の少なくとも1本の横糸、の中の少なくとも1本の横糸によって交差される。この実施形態の場合、第2の部分の複数の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の経糸と交差する1本または複数の横糸によって、層において保持される。しかし、この目的のために、第3の部分の少なくとも1本の横糸は、第1の面の方を向いた側で第2の部分の全ての経糸と交差する必要はない。また、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の少なくとも1本の横糸によって交差される第2の部分の経糸は、層の少なくとも1つの領域において第2の部分のこの少なくとも1つの横糸によって、排他的に保持され、第2の部分の少なくとも1本の横糸が層の少なくとも1つの領域において保持され、それによって、これ(横糸)は、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と、および第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差する。また、代替形態として、第2の部分の1本の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で、第3の部分の少なくとも1本の横糸と、第2の部分の少なくとも1本の横糸の双方によって、交差され、従って、層の少なくとも1つの領域において確実にしっかりと保持される。第3の部分の少なくとも1本の経糸が破壊された場合、第2の部分の経糸および第2の部分の少なくとも1本の横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸から第1の面の方向に取り外しまたは取り除きそれによって分離することができる。この場合、第2の部分の経糸および第2の部分の少なくとも1本の横糸は、第3の部分の少なくとも1本が破壊された後で、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸から個々に分離することができ、特に、第2の部分の経糸は、一方の側で、第2の部分の少なくとも1本の横糸によって交差されるに過ぎず、従って、その少なくとも1本の横糸によって一緒に保持することができずに、第2の部分の複数の経糸と第2の部分の少なくとも1本の横糸とが共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態となる。
変形例1による織物基材の前述の一実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、第3の部分の少なくとも1本の横糸が、少なくとも1つの領域において第2の面の方を向いた側でその複数の経糸と交差し、また、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる1本または複数の横糸を含み、その1本または複数の横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分のその複数の経糸と交差する。この場合、第1の部分の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、それぞれ、第3の部分の少なくとも1本の横糸によって第2の部分の経糸および横糸に結合される。第3の部分の少なくとも1本の横糸が、化学的および/または物理的な方法の適用によって破壊された場合、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸は、層の少なくとも1つの領域において、もはや第2の部分の経糸および横糸に結合されなくなる。この場合、第1の部分の経糸は、第1の部分の横糸によって第2の部分の経糸から空間的に分離され、特に、第1の部分の横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第2の面の方を向いた側で第2の部分の経糸と、および第1の部分の経糸と交差する。第3の部分の少なくとも1本の横糸が破壊された後で、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第2の部分のそれぞれの経糸および横糸から第2の面の方向に取り外すことができ、従って分離することができる。この例では、第1の部分の経糸および横糸は、第2の部分のそれぞれの経糸および横糸から個々に分離することができ、特に、第1の部分の経糸は、同じ側でそれぞれ第1の部分の横糸によって交差され、従って、第1の部分の横糸によって一緒に保持することができずに、第1の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態となる。
変形例1による織物基材の別の実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の横糸を含み、ここで、第1の部分の少なくとも2本の横糸の各横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第1の部分の1本または複数の経糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第1の部分の1本または複数の経糸と交差して、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分のその経糸の各個々の糸が、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも2本の横糸のうちの1本によって交差され、第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも2本の横糸のうちの他の1本によって交差されるようになっている。この場合、第1の部分の経糸および横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態で、互いに交差する。第3の部分の少なくとも1本の横糸によって、このユニットは、全体として、第2の部分のそれぞれの経糸および横糸に結合され、第3の部分の少なくとも1本の横糸が破壊された後で、第2の部分の経糸および横糸から第2の面の方向に取り外すことができる。これによって、第2の部分の分離がかなり簡単になる。
変形例1による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、その複数の経糸は第1の面の方を向いた側で第3の部分の少なくとも1本の横糸によって交差される。この場合、第1の部分の経糸および横糸は、それぞれ、層の少なくとも1つの領域において、第1の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態で、互いに交差する。第2の部分の全ての経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第3の部分の少なくとも1本の横糸によってこのユニットに個々に結合される。第3の部分の少なくとも1本の横糸が化学的および/または物理的な方法の適用によって破壊された場合、第2の部分の経糸は、第1の部分の経糸および横糸から個々に分離して取り外すことができる。従って、この場合、第3の部分の少なくとも1本の横糸が層の少なくとも1つの領域において破壊された後で、織物基材は、第2の部分の個々の経糸と、互いに交差する第1の部分の経糸および横糸で形成されたそのユニットとに分解することができる。
変形例1による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の横糸を含み、第2の部分のその少なくとも1本の横糸は、層の1つの領域において第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸を交差し、また、第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差する。層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分のその経糸の各経糸は、第1の面の方を向いた側で、(i)第2の部分の少なくとも1本の横糸、(ii)第3の部分の少なくとも1本の横糸、の中の少なくとも1本の横糸によって、交差される。この場合、第1の部分の経糸および横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態で、互いに交差する。第2の部分のそれぞれの経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の経糸と交差する1本または複数の横糸によって、このユニットに結合される。しかし、この目的のために、第3の部分の少なくとも1本の横糸は、第1の面の方を向いた側で第2の部分の全ての経糸と交差する必要はない。第2の部分の経糸は、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の少なくとも1本の横糸によって交差され、第2の部分の経糸は、層の少なくとも1つの領域において第2の部分のこの少なくとも1本の横糸によって、排他的に保持されるようにすることができる。第2の部分のこの少なくとも1本の横糸は層の少なくとも1つの領域において保持される。
それによって、それ(横糸)は、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と、および第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差する。代替形態として、第2の部分の1本の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で、第3の部分の少なくとも1本の横糸によって、および第2の部分の少なくとも1本の横糸によって、交差されるようにすることができ、従って、層の少なくとも1つの領域において保持することができる。第3の部分の少なくとも1本の横糸が破壊された場合、第2の部分の経糸および第2の部分の少なくとも1本の横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸から、第1の面の方向に取り外すことができ、従って分離することができる。この場合、少なくとも1本の横糸が破壊された後で、第2の部分の経糸と、第2の部分の少なくとも1本の横糸とは、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸から、個別に分離することができ、特に、第2の部分の経糸は、それぞれ、1つの側でだけ第2の部分の少なくとも1本の横糸によってのみ交差され、従って、第2の部分の少なくとも1本の横糸によって一緒に保持されることがなく、第2の部分の経糸および第2の部分の少なくとも1本の横糸が共同で安定な平坦に構成さたユニット(単位)を形成する形態となる。従って、本発明において、第3の部分の少なくとも1本の横糸が、層の少なくとも1つの領域において破壊された後で、織物基材は、第2の部分の個々の経糸および横糸と、互いに交差する第1の部分の経糸および横糸で形成されたそのユニットとに分解することができる。
変形例1による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸を含み、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の横糸を含み、ここで、第2の部分の少なくとも2本の横糸の各横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と、および第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の経糸と交差して、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の経糸の各個々の1本が、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも2本の横糸のうちの1本によって、および第2の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも2本の横糸の他の1本によって交差され、また、第3の部分の少なくとも1本の横糸が、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の1本または複数の経糸と、および第2の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の1本または複数の経糸と交差するようにされる。
この場合、第1の部分の経糸および横糸は、層の第1の領域において、第1の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)(以下、“第1のユニット”と称する)を形成する形態で、互いに交差する。これに対応して、第2の部分の経糸および横糸は、層の少なくとも1つの領域において、第2の部分の経糸および横糸が共同で安定な平坦に構成されたユニット(単位)(以下、“第2のユニット”と称する)を形成する形態で、互いに交差する。これらの2つのユニットに含まれる第1の部分または第2の部分の経糸は、2つのユニットが層の少なくとも1つの領域において互いに結合される形態で、第3の部分の少なくとも1本の横糸によって交差される。従って、この場合、第3の部分の少なくとも1本の横糸が層の少なくとも1つの領域において破壊された後で、織物基材は、互いに交差する第1の部分の経糸および横糸で形成されたその“第1のユニット”と、互いに交差する第2の部分の経糸および横糸で形成されたその“第2のユニット”とに分解することができる。このようにして、第1および第2の部分は、特に効率的に互いに分離することができる。
変形例2による織物基材の種々の実施形態について次に説明する。その実施形態の、変形例1による織物基材の上述の実施形態との相違点は、変形例2による織物基材の実施形態におけるそれぞれの横糸の配置および機能が、変形例1による織物基材の実施形態におけるそれぞれの経糸の配置および機能に対応し、また、変形例2による織物基材の実施形態におけるそれぞれの経糸の配置および機能が、変形例1による織物基材の実施形態におけるそれぞれの横糸の配置および機能に対応することである。変形例1による織物基材の実施形態の経糸または横糸に関連して上述した特性および利点は、結果的に、変形例2による織物基材の実施形態の横糸または経糸に割り当てられた特性および利点に、同様に対応する。
変形例2による織物基材の一実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、第2の部分は、層の少なくとの1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の経糸を含み、第2の部分のその少なくとも1本の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分のその横糸の各々は、第1の面の方を向いた側で、(i)第2の部分の少なくとも1本の経糸、(ii)第3の部分の少なくとも1本の経糸、の中の少なくとも1本によって、交差される。
変形例2による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。第1の部分層は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、第3の部分の少なくとも1本の経糸が、層の少なくとも1つの領域において第2の面の方を向いた側でその複数の横糸と交差し、また、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる1本または複数の経糸を含み、その1本または複数の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分のその横糸と交差する。
変形例2による織物基材の別の実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、また、第1の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の経糸を含み、第1の部分のその少なくとも2本の経糸の各々は、層の少なくとも1つの領域において第1の面の方を向いた側で第1の部分の1本または複数の横糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第1の部分の1本または複数の横糸と交差して、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通して伸びる第1の部分のその横糸の各個々の糸が、第1の部分の少なくとも2本の経糸の中の1本によって、および第2の面の方を向いた側で第1の部分の少なくとも2本の経糸の中の他の糸によって、交差される。
変形例2による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、その複数の横糸は、第1の面の方を向いた側で第3の部分の少なくとも1本の経糸によって、交差される。
変形例2による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、また、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の横糸を含み、第2の部分のその少なくとも1本の経糸は、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の横糸の各個々の1本は、第1の面の方を向いた側で、(i)第2の部分の少なくとも1本の経糸、(ii)第3の部分の少なくとも1本の経糸、の中の少なくとも1本によって交差される。
変形例2による織物基材の前述の実施形態の別の展開は、次の特徴を有する。即ち、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、第2の部分は、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の経糸を含み、第2の部分のその少なくとも2本の経糸の各々が、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、第2の面の方を向いた側で第2の部分の1本または複数の横糸と交差して、層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の横糸の各個々の1本が、層の少なくとも1つの領域において、第1の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも2本の経糸の中の1本によって交差され、また、第2の面の方を向いた側で第2の部分の少なくとも2本の経糸の中の他の経糸によって交差され、また、第3の部分の少なくとも1本の経糸が、第1の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、第2の面の方を向いた側で層の少なくとも1つの領域を通って伸びる第1の部分の1本または複数の横糸と交差する。
この分野の専門家にとって、織物基材が、変形例1による本発明による織物基材またはこの織物基材の実施形態の特徴と、変形例2による本発明による織物基材またはこの織物基材の実施形態の機能との双方を有することは、明らかである。この場合、織物基材が、変形例1による本発明による織物基材の少なくとも1つの領域により形成され、従って第3の部分の少なくとも1本の横糸を有し、別の領域に変形例2による本発明による織物基材の少なくとも1つの領域により形成され、従って、第3の部分の少なくとも1本の経糸を有するように構成すること、が可能である。代替形態として、また、織物基材が、変形例1による本発明による織物基材またはこの織物基材の実施形態の少なくとも1つの領域による、および変形例2による本発明による織物基材またはこの織物基材の実施形態の少なくとも1つの領域による、1つの領域に形成され、従って、第3の部分の少なくとも1本の横糸と、第3の部分の1本の経糸とを有するように構成すること、も可能である。
また、本発明のフレームワークまたは枠組みの中では、第1の部分の経糸および横糸と、第2の部分の経糸および/または横糸とが、少なくとも1つの領域の外側で互いに結合され、例えば、少なくとも1つの領域の外側で経糸と横糸の間の接着を形成する、経糸と横糸の間での接着剤の接着または適切な交差によって、互いに結合されるように構成すること、が可能である。この場合、少なくとも1本の横糸が破壊された後で、第1の部分の経糸および横糸と、第2の部分の経糸および/または横糸とが互いに分離され得るのは、少なくとも1つの領域の外側で織物基材の複数部分(Teile)が取り外されまたは少なくとも1つの領域の外側に存在し得る接着が解除されまたは除去された場合である。
さらに、また、本発明は、“少なくとも1つの領域”が、織物基材全体と同様であるように、解釈することもできる。
第3の部分の経糸および/または横糸は、基本的に、全体として、織物基材に適用できる化学的および/または物理的な方法によって破壊することができる材料からなるものとすることができ、ここで、化学的および/または物理的な方法が適用された後、第1および第2の部分の経糸および横糸は、第1の部分の経糸および横糸を第2の部分の経糸および横糸から分離することを可能にし、必要であれば別々に処分できまたは再利用することを可能にする状態であるべきである。
以下の化学的および/または物理的方法の1つまたはこれらの方法の組合せを用いて、第3の部分の横糸または経糸の破壊可能な材料を破壊することができる。
(i)織物基材または織物基材の複数部分に溶媒を供給する。ここで、第3の部分の横糸および経糸は、溶媒中で溶解または分解する材料からなる。
(ii)織物基材または織物基材の複数部分に溶媒を供給し、織物基材および/または溶媒を所定の温度に加熱する。ここで、第3の部分の横糸または経糸は、所定の温度で溶媒中で溶解または分解する材料からなる。
(iii)織物基材または織物基材の複数部分に溶媒を供給し、織物基材および/または溶媒を所定の温度に加熱する。ここで、第3の部分の横糸または経糸は、所定の温度でおよび所定の圧力で溶媒中で溶解または分解する材料からなる。
(iv)織物基材または織物基材の複数部分を所定の温度に加熱する。ここで、第3の部分の横糸または経糸は、所定の温度で、溶融し、および/または分解し、および/またはガラス(張り)状になり(verglast)および/または脆くなる材料からなる。
(v)織物基材を所定の温度に冷却する。ここで、第3の部分の横糸または経糸は、所定の温度で、脆くなり、および/または低温粉砕され、および/または崩壊し、および/または粉砕される材料からなる。
(i)〜(v)による方法またはこれらの方法の組合せは、特に、第3の部分の横糸および経糸が次の1種以上の材料またはその混合物からなる場合に、本発明のフレームワークまたは枠組みの中で適用できるものである。その材料は、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)、デンプン(starch)、ポリラクチドまたはポリ乳酸(polylactide)、コポリアミド(copolyamide)、コポリエステル(copolyester)、コポリオレフィン(copolyolefins)、アセテート(acetate)、およびポリオレフィン(polyolefins)。
第3の部分の経糸および/または横糸がポリビニルアルコール(略記PVAまたはPVOHとしても知られている)からなるとき、本発明による織物基材の特に柔軟な適用が可能である。PVAは、繊維の形態で利用可能であり、糸の製造に適しており、例えばステープル・ファイバ(Stapelfasern、staple fiber:短繊維、紡ぐ前の繊維)の糸を紡糸するのに、および撚り糸を製造するのに適している。そのようなPVA繊維は、異なる実施形態において存在し、実施形態に応じて、 例えば水中のような異なる条件下で可溶性である。例えば、異なるタイプ(種類)のPVA繊維が利用可能であり、(例えば、日本東京ノティヴィ社(NOTIVY Ltd.)から市販されている商品名“Solvron”が利用可能であり)、それは、(結晶化の度合(程度)に応じて)約30℃(冷水中)乃至約100℃(高温の水中)の範囲における異なる温度で可溶性のものであり得る。
従って、本発明による織物基材の場合に、第3の部分のそれぞれの経糸および横糸がPVA製である場合、これらの経糸および横糸は、水中での溶解によって、例えば適切に選択された温度で水中で織物基材を洗浄することによって、織物基材から取り外すまたは分離することができる。
いずれのタイプのPVA繊維が本発明による織物基材に最も適しているかに関する問題を考慮すると、織物基材が使用される目的は、とりわけ注目に値する。低温で水中で溶解できるPVA繊維は、例えば市販の洗濯機のような特に簡単な手段によって取り外すまたは取り除くことができる、という利点を有する。一方、本発明による織物基材の安定性は、第3の部分の経糸および/または横糸が、例えば織物基材を滑らかにするようなこぼれた熱い飲料または蒸気によって、織物基材の通常の使用の期間に生じ得る温度で損傷を受け得る場合に、危険に晒される。織物基材の特に高い安定性を確保するためには、高温の水中で可溶性のあるPVAのタイプから経糸および/または横糸を作製することが有利である。例えば、約0.5〜1バールの圧力で約105〜110℃の温度の水中で煮沸することによって溶解可能なPVA繊維は、この目的に対して有効であることが証明された。これの利点は、一方では、そのような煮沸プロセスを実行するための適した技術的設備が世界中で利用可能であって、本発明による織物基材が、そのようなPVA繊維からなる第3の部分の経糸または横糸を破壊するために、既存の設備を用いて世界中で処理することができるであろうことである。さらに、そのようなPVA繊維からなる第3の部分の経糸または横糸は、本発明による織物基材の使用サイクル全体の期間に第1の部分および第2の部分の経糸および/または横糸を、共に高い信頼性で保持することができる。特に、家庭における織物基材の通常の洗濯は、低および中温度で直ぐに可能である。用途に応じて、105℃より低い温度で可溶性のあるPVAタイプ(種類)を、第3の部分の経糸および横糸に用いることができる。例えば、沸騰洗浄液中で溶解できるPVAタイプは、即ち市販されている洗濯機で、用いることができるであろう。一方、60℃より低い温度で可溶性のあるPVAタイプは適さない。その理由は、そうでなければ、織物基材は使用期間中に損傷を受け得るからである。
第3の部分の経糸および/または横糸がデンプンからなる場合、これらの経糸および横糸は、例えば、織物基材を水中で煮沸する(場合によって、圧力下で)ことによって、水に溶解させることができる。
第3の部分の経糸および/または横糸がポリラクチドからなる場合、これらの経糸および横糸は、織物基材が例えば約170℃の温度に例えば赤外線放射によって加熱される場合に、本発明による織物基材において破壊することができる。この場合、ポリラクチドは、脆くなり、可能性として(場合によっては)分解することができる。織物基材を加熱した後、第3の部分の経糸および/または横糸は、織物基材から放出され得る複数の小さい粒子へと機械的応力によって分解することができる。第3の部分の経糸および/または横糸は、織物基材が、加熱後に、例えばアルカリ溶液で洗浄することによって、溶媒中に移動された場合に、織物基材から特に効率的に取り除くことができる。このプロセスは、例えば60〜95℃の温度で通常の家庭用洗濯機で、実行することができる。
第3の部分の経糸および/または横糸がコポリアミドまたはコポリエステルからなる場合、これらの経糸および/または横糸は、織物基材を加熱することによって破壊することができる。コポリアミドまたはコポリエステルは、相対的に低い融点(例えば、ポリアミドまたはポリエステルと比較して)を有していて、第3の部分の経糸および/または横糸を破壊するためには、織物基材を単にコポリアミドまたはコポリエステルの融点より高い温度に加熱すればよいものである。
第3の部分の経糸および/または横糸がコポリオレフィンまたはアセテート(酢酸塩)からなる場合、これらの経糸および/または横糸は、例えば、溶媒中に溶解させることができる。コポリオレフィンの経糸および/または横糸は、例えば、60〜70℃のテトラクロロエチレン中で織物基材を洗浄することによって、溶解することができる。アセテート製の経糸および/または横糸は、例えば、アセトン中で織物基材を洗浄することによって、溶解させることができる。
第3の部分の経糸および/または横糸がポリオレフィンからなる場合、これらの経糸および/または横糸は、例えば、織物基材を急速冷凍(凍結)することによって、破壊することができる。この場合、急速冷凍は、第3の部分の経糸および/または横糸を脆化させて、これらの経糸を機械的に裂くまたは割ることによって破壊することができるようにする。
本発明による織物基材は、織物基材を実現するのに好ましくは適した互いに組み合わせた複数の異なる材料を含むことができ、処分可能なおよび/または再利用可能な材料を共に含む複数の利用群に分類することができる。表1は、複数の利用群への分類の例を示している。
表1において記載した異なる利用群に属する材料は、通常、本発明による織物基材の異なる技術的機能の最適化に寄与できる相異なる特性を有する。
利用群第1番(天然繊維)および利用群第4番(天然化学繊維)の材料は、例えば、水分調節するものであり、従って、織物基材に、身体に優しい生理的に心地良い効果を与えるのに適している。
利用群第2番(鉱物繊維)および利用群第3番(金属)の材料は、特に、織物基材の技術的機能的な適用例に関連する。
利用群第5番(化学繊維)の材料は、耐摩耗性に関して、例えば、織物基材の技術的性能に、特に重要である。
利用群第1番(天然繊維)および利用群第4番(天然の化学繊維)の材料は、再利用でき、例えば、生物的サイクルで、残りの利用群の材料を、異なる技術的サイクルで再利用できる。
従って、本発明による織物基材は、様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび再利用可能な材料を、単一の基材において組み合わせることができ、また、1つの層における第3の部分の破壊可能な経糸および/または横糸によって共に保持することができる、という利点を有する。ここで、材料の異なる組合せは、所望の織物基材の特性を具体的に最適化するために、選択することができる。第3の部分の破壊可能な経糸および/または横糸が破壊された後で、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸と、第2の部分のそれぞれの経糸および横糸とは、それぞれの様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または複数の異なる利用群から選択された材料の、単純な費用効果的な分離を可能にする配置に存在する。
本発明による織物基材の別の実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第1の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、生物的サイクルにおいて処分および/または再利用できる天然繊維または天然化学繊維または材料であり、または、第1の異なる利用群は、生物的サイクルにおいて再利用できる天然繊維および/または天然化学繊維および/または材料を含んでいる。この織物基材は、織物基材の一方の側(第2面)が、身体に優しい、生理的に心地良い効果に関して最適化することができる、という利点を提供する。織物基材の他方の側(第1面)は、別の観点で、第2の部分の経糸および/または横糸の材料の適した選択によって、最適化することができる。
本発明による織物基材の別の実施形態は、次の特徴を有する。即ち、第2の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、合成材料、または技術的サイクルにおいて処分および/または再利用できる材料からなり、または、第2の異なる利用群は、合成材料、または技術的サイクルにおいて処分および/または再利用できる材料からなる。
本発明による織物基材の別の実施形態は、次の特徴を有する。第1の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料および第2の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、種々の技術的サイクルで処分および/または再利用することができ、または、異なる利用群の材料の各々は、種々の技術的サイクルで処分および/または再利用できる。
本発明による織物基材は、さらに、複数の技術によって製造することができる、という利点を有する。織物基材は、例えば、ドビー(シャフト)技術、ジャカード技術、レノ技術、フロール(パイル)、ロッドまたはランセット(Schaft-, Jacquard-, Dreher-, Flor-, Rutenoder Lancettentechnik)の技術(織り技術)における織布として製作されまたは実施することができる。
本発明による織物基材は、種々の材料を含むので、多くの適用例に対して最適化することができ、従って柔軟に使用することができる。本発明による織物基材は、特に、シート・カバー用(Sitzbezugs-)、家具用(Einrichtungs-)、衣類用(Bekleidungs-)、機能性(Funktions-)、保護用(Schutz-)、安全用(Sicherheits-)、壁被覆用(Wand-)、フロアカバー用(Bodenbelags)または医療用(Medizinal)の織物もしくは布地(textilie)として適しており、またはシート・カバー用、家具用、衣類用、機能性、保護用、安全用、壁被覆用、フロアカバー用または医療用の織物もしくは布地の構成要素として特に適している。
本発明の根柢にある(基礎をなす)目的は、以下のステップ(工程)を含む本発明による織物基材を処理するための方法によっても解決される。
− 全ての経糸および横糸の全体の第3の部分の経糸または横糸を破壊するのための化学的および/または物理的な方法を実行するステップ、
− 全ての経糸および横糸の全体の第2の部分の経糸および/または横糸を、全ての経糸および横糸の全体の第1の部分の経糸および/または横糸から分離するステップ。
この方法の別の展開は、さらに、第2の部分の経糸および/または横糸が、分離された後で、第1の部分の経糸および/または横糸とは別に、処分または再利用されるというステップを含んでいる。
本発明の更なる詳細、および本発明による装置および本発明による方法の特に例示的な実施形態を、添付の図面を参照して説明する。
図1は、織布の形態の本発明による織物基材の斜視図を示している。 図2Aは、第3の部分の横糸が第2の部分の経糸を第1の部分の経糸および横糸に結合させる、本発明による織物基材における経糸および横糸の配置を示している。図2Bは、線IIB−IIBに沿った図2Aによる配置の断面を示している。図2C、線IIC− IICに沿った図2Aによる配置の断面を示している。 図3は、本発明による織物基材の第1の実施形態の織布の断面図を示している。 図4は、本発明による織物基材の第2の実施形態の織布の断面図を示している。 図5は、本発明による織物基材の第3の実施形態の織布の断面図を示している。 図6は、本発明による織物基材の第4の実施形態の織布の断面図を示している。 図7は、本発明による織物基材の第5の実施形態の織布の断面図を示している。 図8は、第3の部分の横糸の破壊の前(上図)と後(下図)における図4による第2の実施形態の2つの断面図を示している。 図9は、第3の部分の横糸の破壊の前(上図)と後(下図)における図5による第3の実施形態の2つの断面図を示している。 図10は、第3の部分の横糸の破壊の前(上図)と後(下図)における図7による第5の実施形態の2つの断面図を示している。 図11Aは、図4におけるような、第2の実施形態の織布の断面図を示している。 図11Bは、図11Aによる実施形態の別の展開に基づく本発明による織物基材の第6の実施形態の織布の断面図を示している。 図12Aは、図7におけるように、第5の実施形態の織布の断面図を示している。図12Bは、図11Aによる実施形態の別の展開に基づく本発明による織物基材の第7の実施形態の織布の断面図を示している。図12Cは、図12Bによる第7の実施形態の詳細を示している。
図1は、この例における平面に対して平行に広がる織布の形態の本発明による織物基材1の斜視図を示している。織物基材1は、この場合、厚さdを有する平坦な層を形成し、第1の面O1と、第1の面O1とは反対側にある第2の面O2とを有する。
図3〜12は織物基材1の相異なる実施形態を示しており、ここで、これらの実施形態には順に参照番号1A〜1Gが付与されている。図3〜12に示された具体的な詳細は、それぞれの織物基材1A〜1Gの“少なくとも1つの領域において”実現される。この少なくとも1つの領域には、それぞれ1−1が付与されている。本発明の図では、例えば図1において概略的に示されているように織物基材の単なる一部であり得ることに留意すべきである(図1における一点鎖線は領域1−1の外側の端縁を示している)。この場合、図3〜12に示されている詳細は、必ずしも領域1−1の外側においても実現される必要はない。しかし、本発明の枠組みの中で、領域1−1が織物基材そのものと同一であることも可能である。この場合、図3〜12に示された詳細は、織物基材全体を表すものであろう。
以下において、織物基材1A〜1Gは、少なくとも2種の(織物基材1Fおよび1Gの場合、少なくとも3種の)様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または少なくとも2つの(織物基材1Fおよび1Gの場合、少なくとも3つの)異なる利用群から選択された複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含んでいる。そのような材料または利用群の例は、表1から推定することができる。
以下では、織物基材1A〜1Gは、それぞれ、複数の経糸を含む経糸群(ワープ)と、複数の横糸を含む横糸群(ウェフト)とからなる。ここで、各経糸は複数の横糸と交差し、各横糸は複数の経糸と交差して、経糸群と横糸群とが共同で1つの層(層は面O1およびO2を有する)を形成する。織物基材1A〜1Gは、全て、本発明の“変形例1による織物基材”として説明される。
以下では、さらに、各織物基材1A〜1Gの全ての経糸および横糸の全体が、3つ以上の部分(部分集合)(各々が横糸および/または横糸を含むもの)を含むものと仮定し、その3つ以上部分は、異なる部分(部分集合)に属する経糸および横糸が異なる材料からなる点で互いに異なる。それぞれの織物基材の個々の経糸および横糸を区別できるようにするために、経糸と横糸を識別する次の命名法が使用される。即ち、織物基材の各経糸は符号“Ki(j)”で識別され、織物基材の各横糸は符号“Si(j)”で識別される。ここで、“j”は、各場合において、それぞれの部分を表す自然数であり、従ってそれぞれの経糸または横糸の材料を表す。さらに、“i”は、同じ部分(部分集合)に属する経糸または横糸を表すための自然数である。
Ki(1)またはSi(1)は、全ての経糸および横糸の全体、の第1の部分に属する経糸または横糸を表す。この部分は経糸または横糸を含み、ここで、それぞれの経糸または横糸は、(第1の)複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第1の1種の材料、または複数の異なる利用群から選択された(第1の)処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第1の1種の材料からなる。
従って、Ki(2)またはSi(2)は、全ての経糸および横糸の全体、の第2の部分に属する経糸または横糸を表す。この部分は経糸または横糸を含み、ここで、それぞれの経糸または横糸は、(第2の)複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第2の1種の材料、または複数の異なる利用群から選択された(第2の)処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第2の1種の材料からなる。
Ki(3)またはSi(3)は、全ての経糸および横糸の全体、の第3の部分に属する横糸または横糸を表す。この部分は、破壊可能な材料からなり適切な化学的および/または物理的な方法によって破壊することができる、本発明に必須である経糸または横糸を含んでいる。
図11Bによる織物基材1Fおよび図12Bによる織物基材1Gに関連して、Ki(4)またはSi(4)は、全ての経糸および横糸の全体、の第4の部分に属する経糸または横糸を表す。この部分は経糸または横糸を含み、ここで、それぞれの経糸または横糸は、(第3の)複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第3の1種の材料、または複数の異なる利用群から選択された(第3の)処分可能なおよび/または再利用可能な材料の中の第3の1種の材料からなる。
図2Aは、本発明の簡易な例示的な実施形態として、第1の部分の経糸K1(1)およびK2(1)、第1の部分の1本の横糸S1(1)、第2の部分の1本の経糸K1(2)、および第3の部分の1本の(破壊可能な)横糸S1(3)からなる、3本の経糸および2本の横糸の配置を示している。この配置において、それぞれの経糸K1(1)および K2(1)は一方の(同じ)側で横糸S1(1)と交差し、経糸K1(2)は、経糸K1(1)およびK2(1)とは反対側で横糸S(1)と交差する。この例では、第1の部分の全ての経糸(K1(1)、K2(1))は、第1の部分の横糸S1(1)によって、第2の部分のそれぞれの経糸(K1(2))から分離される(特に図2Bおよび2Cから分かるように)。第3の部分の(破壊可能な)横糸S1(3)は、第2の部分の経糸K1(2)から見て外方を向いた側で第1の部分の経糸K1(1)およびK2(1)と交差し、第1の部分の経糸K1(1)およびK2(1)から見て外方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)と交差するような形態で、配置される。このように、第2の部分の経糸K1(2)は、第1の部分の横糸S1(1)および経糸K1(1)および K2(1)に結合される。この状況では、経糸K1(2)、K1(1)およびK2(1)は、互いに分離できない。本発明による第3の部分の(破壊可能な)横糸S1(3)が適切な化学的および/または物理的な方法によって破壊された場合、第2の部分の経糸K1(2)は、もはや第1の部分の横糸S1(1)および経糸K1(1)および K2(1)に結合されなくなる。この状況では、第2の部分の経糸K1(2)は、第1の部分の横糸S1(1)によって経糸K1(1)および K2(1)から効果的に分離され、特に、横糸S1(1)は、経糸K1(1)、K2(1)、K1(2)と90度の角度で交差し、第1の部分の経糸(K1(1)、K2(1))と第2の部分の経糸K1(1)との間に配置される。横糸S1(1)のこの分離効果によって、第1の部分の経糸(K1(1)、K2(1))は、今や第2の部分の経糸K1(2)から簡単な形態で分離することができる。
図3は、本発明による織物基材1Aの領域1−1の織布の断面図(それぞれの経糸に垂直な断面)を示している。その領域1−1を通って、以下の糸が伸びる。
− 第1の部分の3本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、
− 第1の部分の少なくとも1本の横糸S1(1)(および、可能性として、横糸S1(1)に平行に伸び図3における横糸S1(1)と同じプロファイル(輪郭、外形)を有するであろう第1の部分の他の横糸)、
− 第2の部分の3本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、および
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、横糸S1(3)に平行に伸び図3における横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Aの場合、領域1−1において、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)の各々は、第2の面O2の方を向いた側で第1の部分の横糸S1(1)と交差する。さらに、第2の部分の3本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)は、第1の面O1の方を向いた側で、横糸S1(1)と交差する。従って、領域1−1において、第1の部分の全ての経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)は、第1の部分の横糸S1(1)によって、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)から分離される。第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)と交差し、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)と交差する。このようにして、領域1−1を通って伸びる全ての経糸は、第1の部分の横糸S1(1)および第3の部分の横糸S1(3)によって結合されて、織物基材1Aが領域1−1において安定な層を形成するようになっている。しかし、第3の部分の横糸S1(3)が本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法によって破壊された場合、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)および第1の部分の横糸S1(1)は、もはや領域1−1において互いに結合されなくなる。第3の部分の横糸S1(3)の破壊の結果として、織物基材1Aは、互いに緩く隣接してまたは互いに上下に重ねて配置された、個々の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K1(2)、K2(2)、K3(2)と、横糸S1(3)とに分解される。
この状況において、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)は、第1の部分横糸S1(1)によって、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)から効果的に分離され、特に、横糸S1(1)は、経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K1(1)、K1(1)、K3(1)と90度の角度で交差し、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)と第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)との間に位置する。横糸S1(1)のこの分離効果によって、第1の部分の経糸は今や第2の部分の経糸から簡単な形態で分離することができる。
図4は、本発明による織物基材1Bの領域1−1の織布の断面図(それぞれの経糸に垂直な断面)を示している。その領域1−1を通って、以下の糸が伸びる。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも1本の横糸S1(1)(および、可能性として、横糸S1(1)に平行に伸び図4における横糸S1(1)と同じプロファイル(輪郭、外形)を有するであろう第1の部分の他の横糸)、
− 第2の部分の6本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)、
− 第2の部分の少なくとも1本の横糸S1(2)(および、可能性として、横糸S1(2)に平行に伸び図4における横糸S1(2)と同じプロファイルを有するであろう第2の部分の他の横糸)、
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、横糸S1(3)に平行に伸び図4における横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Bの場合、領域1−1において、第1の部分の横糸S1(1)の各々は、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)と交差し、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差し、その結果、第1の部分の経糸と第2の部分の経糸の間の空間的な分離を形成する。
第2の部分の横糸S1(2)は、横糸S1(2)が、第1の面O1の方を向いた側で経糸K2(2)、K4(2)およびK6(2)と交差しさらに第2の面O2の方を向いた側で経糸K1(2)、K3(2)およびK5(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸と交互に交差する。さらに、第2の部分の横糸S1(2)は、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸と交差する。従って、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、および第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)は、第1および第2の部分の横糸S1(1)およびS1(2)によって、互いに結合されることはない。
この例では、第3の部分の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸と交差しさらに第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる。一方、経糸K2(2)は、第2の面O2の方を向いた側で横糸S1(3)によって交差される。第3の部分の横糸S1(3)のこの配置は、この場合、横糸S1(3)が破壊されない限り、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸が領域1−1において互いに結合されて安定な層を形成する、という効果を有する。
織物基材Bの場合に第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法を適用することによって破壊された場合、第1の部分の経糸および横糸は、第2の部分の経糸および横糸から簡単な形態で分離することができる。これは特に図8から明らかである。図8の上側部分は、第3の部分の横糸S1(3)が損傷を受けていない状態にある織物基材を示している(図4による織布の断面図によれる)。図8の下側部分は、織物基材1Bにおける横糸S1(3)が破壊されて完全に取り外されまたは取り除かれた場合について、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸の相対的な配置を示している(図4による織布の断面図に類似した断面図)。図から分かるように、経糸(横糸)S1(3)が破壊された後で、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸は、空間的に互いに連続し互いに分離された複数の層L1〜L5の形態に配置される。ここで、第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)およびK5(2)は第1の層L1を形成し、第2の部分の横糸S1(2)は第2の層L2を形成し、第2の部分の経糸K2(2)、K4(2)およびK6(2)は第3の層L3を形成し、第1の部分の横糸S1(1)は第4の層L4を形成し、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)は第5の層L5を形成する。図から分かるように、層L1に関連する経糸は、層L2に関連する横糸S1(2)によって、層L3に関連する経糸L3から空間的に分離される。この場合、横糸S1(2)は、層L1に関連する経糸と、および層L3に関連する経糸L3とそれぞれ90°の角度で交差するが、これらの経糸を互いに結合させることはない。さらに、層L3に関連する経糸は、層L4に関連する横糸S(1)によって、層L5に関連する経糸から空間的に分離される。この場合、横糸S1(1)は、層L3に関連する経糸と、および層L5に関連する経糸L3と、それぞれ90°の角度で交差するが、これらの経糸を互いに結合させることはない。従って、それぞれの層L1〜L5に関連する経糸または横糸は、個々に互いに緩く上下に重ねてまたは隣接して配置され互いに個々に分離できる交差糸の配置を形成する。この場合、隣接する層の経糸または横糸は、それぞれ90°の角度で交差することが役立つ。従って、経糸および横糸は、複数の層に(層L1〜L5の順序で連続的に)分離できることが好ましい。
図5は、本発明による織物基材1Cの領域1−1の織布の断面図(それぞれの経糸に垂直な断面における)を示している。その領域1−1を通って、以下の糸が伸びる。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも2本の横糸S1(1)およびS2(1)(および、可能性として、さらに、横糸S1(1)またはS2(1)の一方に平行に伸び図5におけるそれぞれの横糸S1(1)またはS2(1)と同じプロファイル(輪郭)を有するであろう第1の部分の他の横糸)
− 第2の部分の5本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、さらに、横糸S1(1)に平行に伸び図5における横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Cの場合、領域1−1において、横糸S1(1)は、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の経糸K1(1)、K3(1)、K5(1)と交差し、第2の面O2の方を向いた側で第1の部分の経糸K2(1)、K4(1)、K6(1)と交差する。一方、横糸S2(1)は、第2の面O2の方を向いた側で第1の部分の経糸K1(1)、K3(1)、K5(1)と交差し、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の経糸K2(1)、K4(1)、K6(1)と交差する。従って、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸の各々は、両または反対側(第1の面O1または第2の面O2の方を向いた側)で2本の横糸S1(1)およびS2(1)によって、両方向に包囲される。従って、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸および横糸は、互いに結合され、織物基材1Cにおいて全体として一体化(統合)された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。
第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)は、それぞれ、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の横糸S1(1)およびS2(1)と交差する。従って、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)と、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)とは、第1および第2の部分の横糸S1(1)およびS1(2)によって、互いに結合されることはない。
この例では、領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸は、第3の部分の横糸S1(3)によって、第1の部分の経糸および横糸に結合される。この目的のために、横糸S1(3)は、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸と、および第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の複数の経糸と交差する。しかし、図5から分かるように、横糸S1(3)は、必ずしも、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸と交差する必要はない(織物基材1Cの場合、横糸S1(3)は、第1の面O1の方を向いた側で経糸K2(1)、K5(1)と交差する)。それにもかかわらず、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸は、第3の部分の横糸S1(3)によって結合されて安定な層を形成し、特に、第1の部分の経糸および横糸(前述の通り)は、互いに結合され安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態で、互いに交差する。
織物基材1Cの場合、第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法を用いて破壊された場合、第1の部分の経糸および横糸は第2の部分の経糸および横糸から簡単な形態で分離することができる。これは特に図9から明らかである。図9の上側部分において、織物基材1Cが、第3の部分の横糸S1(3)が損傷を受けていない状態で示されている(図5による織物の断面図による)。図9の下側の部分は、織物基材1Cにおける横糸S1(3)が破壊されて完全に取り除かれた場合について、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸の相対的な配置を示している(図5による織布の断面図に類似した断面図)。図9から分かるように、第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、織物基材1Cの領域1−1は、互いに結合された第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)およびS2(1)によって形成された安定な平坦に構成されたユニット(単位)と、第2の部分の複数の経糸と、に分解される。第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)は、第1の部分の経糸および横糸から個々に分離することができるそれぞれ単一の緩い経糸として存在する。
図6は、本発明による織物基材1Dの領域1−1の織布の断面図を示している(それぞれの経糸に垂直な断面)。領域1−1通って、以下の糸が伸びる。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも2本の横糸S1(1)およびS2(1)(および、可能性として、さらに、横糸S1(1)またはS2(1)に平行に伸び図6におけるそれぞれの横糸S1(1)またはS2(1)と同じプロファイル(輪郭)を有するであろう第1の部分の他の横糸)
− 第2の部分の6本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)、
− 第2の部分の少なくとも1本の横糸S1(2)(および、可能性として、さらに、横糸S1(2)に平行に伸び図6における横糸S1(2)と同じプロファイルを有するであろう第2の部分の他の横糸)、
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、さらに、横糸S1(3)に平行に伸び図6における横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Dの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および第1の部分の横糸S1(1)、S2(1)の配置は、織物基材1C(図5)の場合に見られる第1の部分の対応する経糸および横糸の配置と同様である。従って、また、織物基材1Dの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および第1の部分の横糸S1(1)、S2(1)は、互いに結合され、織物基材1Dにおいて全体として一体化された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。
織物基材1Dの場合、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)の配置は、織物基材1Bの場合(図4)に存在する第2の部分の対応する経糸および横糸の配置と同じである。
織物基材1Dの場合、第1の部分の横糸S1(1)、S2(1)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差して、結果的に、横糸S1(1)、S2(1)によって第1の部分の経糸と第2の部分の経糸の間に空間的分離が形成され、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸が、横糸S1(1)、S2(1)によって領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸に結合されないようになる。
第2の部分の横糸S1(2)は、横糸S1(2)が、第1の面の方を向いた側で経糸K2(2)、K4(2)およびK6(2)と交差しさらに第2の面O2の方を向いた側で経糸K1(2)、K3(2)およびK5(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸と交互に交差する。さらに、第2の部分の横糸S1(2)は、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸と交差する。従って、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、および第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)は、第1および第2の部分の横糸S1(1)、S2(1)およびS1(2)によって、互いに結合されることがない。
この例では、第3の部分の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K6(1)と交差し、次いで第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる。このようにして、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の全ての経糸および横糸は、領域1−1における第3の部分の横糸S1(3)によって互いに結合されて、横糸S1(3)が破壊されない限り、安定な層を形成する。
しかし、図6から分かるように、横糸S1(3)は、経糸と横糸を安定的に互いに結合させるために、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸と交差したり、第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の全ての経糸と交差したりする必要がない(織物基材1Dの場合、横糸S1(3)は、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の経糸K5(1)と交差し、第2の面O2の方を向いた側で第2の部分の経糸K2(2)と交差する)。それにもかかわらず、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸は、第3の部分の横糸S1(3)によって結合されて安定な層を形成し、特に、第1の部分の経糸および横糸(前述したもの)は、互いに結合され安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する形態で、互いに交差し、また、横糸S1(3)が破壊されない限り、第2の部分の経糸K2(2)が横糸S1(2)によって第1の部分の経糸および横糸に結合される。
織物基材1Dの場合、第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法を用いて破壊された場合、第1の部分の経糸および横糸は第2の部分の経糸および横糸から簡単な形態で分離することができる。第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、領域織物基材1Dの領域1−1は、互いに結合された第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)およびS2(1)(図9に示されているような、織物基材1Cの場合の、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)およびS2(1)の配置と同様)によって形成された安定な平坦に構成されたユニット(単位)と、第2の部分の複数の経糸および第2の部分の横糸S1(2)(図8に示されているような、織物基材1Bの場合の、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)の配置と同様)と、に分解される。第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)は、第1の部分の経糸および横糸から個々に分離することができるそれぞれ単一の緩い経糸として存在する。
図7は、本発明による織物基材1Eの領域1−1の織布の断面図を示している(それぞれの経糸に垂直な断面)。領域1−1を通って、以下の糸が伸びる。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも2本の横糸S1(1)およびS2(1)(および、可能性として、さらに、横糸S1(1)またはS2(1)に平行に伸び図7における横糸S1(1)またはS2(1)と同じプロファイル(輪郭)を有するであろう第1の部分の他の横糸)
− 第2の部分の6本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)、
− 第2の部分の少なくとも2本の横糸S1(2)およびS2(2)(および、可能性として、さらに、横糸S1(2)またはS2(2)に平行に伸び図7におけるそれぞれの横糸S1(2)またはS2(2)と同じプロファイルを有するであろう第2の部分の他の横糸)、および
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、さらに、横糸S1(3)に平行に伸び図7における横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Eの場合、第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)、S2(1)の配置は、織物基材1C(図5)の場合に存在する第1の部分の対応する経糸および横糸の配置と同様である。従って、織物基材1Eの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)、S2(1)は、互いに結合され、織物基材1Eにおいて全体として一体化された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。
織物基材1Eの場合、横糸S1(2)は、第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)およびK5(2)と交差し、第2の面O2の方を向いた側で第2の部分の経糸K2(2)、K4(2)およびK6(2)と交差する。一方、横糸S2(2)は、第2の面O2の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)およびK5(2)と交差し、第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K2(2)、K4(2)およびK6(2)と交差する。従って、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸は、両または反対側(第1の面O1または第2の面O2の方を向いた側)で2本の横糸S1(2)およびS2(2)によって、両方向に包囲される。従って、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸および横糸は、互いに結合され、織物基材1Eにおいて全体として一体化(統合)された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。
織物基材1Eの場合、第1の部分の横糸S1(1)およびS2(1)は第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸と交差し、また、第2の部分の横糸S1(2)およびS2(2)は第1の面O1の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸と交差する。従って、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸は、第1の部分の横糸S1(1)およびS2(1)または第2の部分の横糸S1(2)、S2(2)によって、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸から分離され、結果的に、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸に結合されることがない。
この例では、第3の部分の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K6(1)と交差し、第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる。このようにして、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の全ての経糸および横糸は、領域1−1において、第3の部分の横糸S1(3)によって互いに結合されて、横糸S1(3)が破壊されない限り、安定な層を形成する。
織物基材1Eの場合、第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法を用いて破壊された場合、第1の部分の経糸および横糸は、第2の部分の経糸および横糸から簡単な形態で分離することができる。これは、特に図10から明らかである。図10の上側部分において、織物基材1Eは、第3の部分の横糸S1(3)が損傷を受けていない状態で示されている(図7による織物の断面図によれる)。図10の下側の部分は、織物基材1Eにおける横糸S1(3)が破壊されて完全に取外された場合について、領域1−1を通って伸びる第1および第2の部分の経糸および横糸の相対的な配置を示している(図7による織布の断面図に類似した断面図)。
図10から分かるように、第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、織物基材1Eの領域1−1は、次の2つの安定な平坦に構成されたユニット(単位)、即ち第1のユニットおよび第2のユニットに分解される。第1のユニットは、互いに結合された第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)およびS2(1)で形成され、第2のユニットは、互いに結合された第2の部分の縦糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)、S2(2)かなる。次いで、これらの2つのユニットは互いに分離できる。
図3〜10による織物基材1A〜1Eは、2種の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料、またはほんの2種の異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含んでいるに過ぎないが、本発明によって、3種以上の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または3種以上の異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を指定することが可能となり、また、異なる材料の分離が可能となる。これは、図11A〜12Cに示された2つの例を参照して以下で説明する。
図11Bは、本発明による織物基材1Fの領域1−1の織布の断面図(それぞれの経糸に垂直な断面)を示している。織物基材1Fは、図4による織物基材1Bの別の展開として見ることができる。比較図を容易にするために、図11Aは、織物基材1Bの織布の断面図を含んでいる(図4における図と同じ)。織物基材1Fは、構造に関して織物基材Bと同様であり、織物基材1Bと同様に、以下の糸を含んでいる。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも1本の横糸S1(1)(および、可能性として、横糸S1(1)に平行に伸び図11における横糸S1(1)と同じプロファイル(輪郭)を有するであろう第1の部分の他の横糸)、
− 第2の部分の6本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)、
− 第2の部分の少なくとも1本の横糸S1(2)(および、可能性として、横糸S1(2)に平行に伸び図11Bにおける横糸S1(2)と同じプロファイルを有するであろう第2の部分の他の横糸)、
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)(および、可能性として、横糸S1(3)に平行に伸び図11Bにおける横糸S1(3)と同じプロファイルを有するであろう第3の部分の他の横糸)。
織物基材1Fの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)の配置と、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)の配置とは、互いに、織物基材1B(図11A)の場合に存在する第1の部分および第2の部分の対応する経糸および横糸の配置と同様である。
織物基材1Bの場合とは違って、織物基材1Fは、第4の部分の3本の経糸K1(4)、K2(4)、K3(4)および第4の部分の少なくとも1本の横糸S1(4)(および、任意に、さらに、横糸S1(4)に平行に伸びる第4の部分の他の横糸)を含んでいる。織物基材1Fの場合、第4の部分のそれぞれの経糸および横糸は、内側ゾーンIZ内に配置されており(図11Bにおいての網点領域として示されている)、この内側ゾーンは、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸と第2の部分のそれぞれの経糸および横糸との間に広がるものである。この例では、第4の部分の経糸K1(4)、K2(4)、K3(4)および横糸S1(4)は、第4の部分の経糸K1(4)、K2(4)、K3(4)が、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の横糸S1(1)と、第2の面O2の方を向いた側で第4の部分の横糸S1(4)と、および第2の面O2の方を向いた側で第2の部分の横糸S1(2)と交差する形態で、内側ゾーンIZにおいて伸びる。さらに、第4の部分の横糸S1(4)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸と交差する。
内側ゾーンにおける経糸K1(4)、K2(4)、K3(4)および横糸S1(4)の配置によって、領域1−1を通って伸びる第1、第2および第4の部分の経糸が、横糸S1(1)、S1(2)およびS1(4)によって互いに結合されることがないこと、が確実にされる。
織物基材1Fの場合、第3の部分の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の全ての経糸と交差し、さらに第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の経糸K1(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる。このようにして、領域1−1を通って伸びる第1、第2および第4の部分の全ての経糸および横糸は、領域1−1において第3の部分の横糸S1(3)によって互いに結合されて、横糸S1(3)が破壊されない限り、安定な層を形成する。
織物基材1Fの場合、第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法の適用によって破壊された場合、織物基材は、互いに緩く隣接して配置されまたは互いに上下に重ねて配置され互いに個々に分離できる交差糸の配置に分解される。図11Bから分かるように、第2および第4の部分の経糸は、第4の部分の横糸S1(4)の経糸によって分離され、第1および第4の部分の経糸は、第1の部分の横糸S1(1)によって分離される。第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後、それによって、第1、第2および第4の部分のそれぞれの経糸および横糸を複数の層に分離することが可能となる。
図12Bは、本発明による織物基材1Gの領域1−1の織布の断面図(それぞれの経糸に垂直な断面)を示している。織物基材1Gは、図7による織物基材1Eの別の展開として見ることができる。比較図を容易にするために、図12Aは織物基材1Eの織布の断面を含んでいる(図7における図と同じ)。織物基材1Fは、構造に関して織物基材1Bと同様であり、以下の糸を含む。
− 第1の部分の6本の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、
− 第1の部分の少なくとも2本の横糸S1(1)およびS2(1)、
− 第2の部分の6本の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)、
− 第2の部分の少なくとも2本の横糸S1(2)およびS2(2)、
− 第3の部分の少なくとも1本の横糸S1(3)。
織物基材1Gの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)およびS2(1)の配置と、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)およびS2(2)の配置とは、互いに、織物基材1E(図12A)の場合に存在する第1の部分および第2の部分の対応する経糸および横糸の配置と同様である。
織物基材1Eとは違って、織物基材1Gは、第4の部分の経糸K(4)および横糸のS(4)を含んでいる。織物基材1Gの場合、第4の部分のそれぞれの経糸および横糸は、内側ゾーンIZに配置されおり(図12Bの網点領域として示されている)、この内側ゾーンは、第1の部分のそれぞれの経糸および横糸と第2の部分のそれぞれの経糸および横糸との間に広がるものである。
織物基材1Eの場合のように、織物基材1Gの場合、領域1−1を通って伸びる第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)、S2(1)は、互いに結合され、織物基材1Gに全体として一体化された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。従って、領域1−1を通って伸びる第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(1)、S2(1)は、互いに結合され、織物基材1Gに全体として一体化された安定な平坦に構成されたユニット(単位)を形成する。
第4の部分の経糸K(4)および横糸S(4)は、種々の形態で、内側ゾーンIZに、それぞれの経糸K(4)または横糸S(4)のいずれもが、第1および第2の部分の経糸および横糸に結合されることがない形態で、配置することができる。図12Cは、第1の面O1の方を向いた側で第1の部分の経糸または横糸と交差し、第2の面O2の方を向いた側で第2の部分の経糸または横糸と交差する経糸K(4)および横糸S(4)の可能な配置に関する例(a)〜(d)を示している。例(a)によれば、横糸S(4)は排他的に内側ゾーンIZに配置することができる。例(b)によれば、経糸K(4)は排他的に内側ゾーンIZに配置することができる。例(c)および(d)によれば、経糸K(4)と横糸S(4)の双方は排他的に内側ゾーンIZに配置することができる。
織物基材1Gの場合、第3の部分の横糸S1(3)は、第2の面O2の方を向いた側で領域1−1を通って伸びる第1の部分の複数の経糸と交差し、さらに第1の面O1の方を向いた側で第2の部分の複数の経糸と交差する形態で、領域1−1を通って伸びる。このようにして、領域1−1を通って伸びる第1、第2および第4の部分の全ての経糸および横糸は、領域1−1において第3の部分の横糸S1(3)によって互いに結合されて、横糸S1(3)が破壊されない限り、安定な層を形成する。
織物基材1Gの場合、第3の部分の横糸S1(3)が、本発明によって適切な化学的および/または物理的な方法の適用によって破壊された場合、第1、第2および第4の部分の経糸および横糸は分離することができる。第3の部分の横糸S1(3)が破壊された後で、第1の部分の経糸および横糸と第2の部分の経糸および横糸の双方は、それぞれ、一方では、互いに結合された第1の部分の経糸K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)および横糸S1(1)、S2(1)で形成され、また他方では、互いに結合された第2の部分の経糸K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2)および横糸S1(2)、S2(2)で形成された、別々の平坦に構成されたユニット(単位)として存在する。
また、図11Bおよび12Bによる例による織物基材1A、1Cおよび1Dを、第1の部分のそれぞれの経糸および/または横糸と、第2の部分のそれぞれの経糸および横糸との間に形成された内側ゾーンにおいて、第4の部分の経糸および/または横糸を配置することによって、変形して、第3の部分のそれぞれの経糸が破壊されたときに第1、第2のおよび第4の部分の経糸および/または横糸が互いに結合されないようになる。

例1
図6による織物基材1Dは、例えば、次のように作製することができる。
− 部分1は、ウールおよび再生セルロース製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分2は、ポリアミド製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分3は、ポリビニルアルコール(PVA)製の横糸を含んでいる。
そのような織物基材は、シート・カバー生地または織物に特に適している。ウールおよび再生セルロース製の経糸および横糸(部分1)は、空気調整された座席を可能にし、水分調整に関連する。ポリアミド(部分2)は、織物基材の一方の面(側)上の織物基材の耐摩耗性を増大させて、この一方の面が座席面として使用できることが好ましい。部分1は生物的サイクルで処分することができ、部分2は技術的サイクルで再生または処理することができる。
例2
図6による織物基材1Dは、例えば、次のように作製することができる。
− 部分1は、ウールおよび再生セルロース製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分2は、ポリエステル製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分3は、ポリラクチド製の横糸を含んでいる。
そのような織物基材は、衣類の織物または生地に特に適している。部分1は生物的サイクルで処分することができ、部分2は技術的なサイクルで再生または処理することができる。
例3
図6による織物基材1Dは、例えば、次のように作製することができる。
− 部分1は、ポリアミド製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分2は、アラミド製の経糸および横糸を含んでいる。
− 部分3は、コポリアミド製の横糸を含んでいる。
そのような織物基材は、例えば防弾チョッキのような防護服の製造に特に適している。部分1および2は、異なる技術的なサイクルで処分することができる。

Claims (23)

  1. 複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または複数の異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含む、経糸群および横糸群からなる織物基材(1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G)であって、
    前記経糸群は複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1)、K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))を含み、前記横糸群は複数の横糸(S1(1)、S2(1)、S1(2)、S2(2))を含み、
    全ての経糸および横糸の全体の第1の部分は、1本または複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))および1本または複数の横糸(S1(1)、S2(1))を含み、前記第1の部分の各経糸および前記第1の部分の各横糸は、第1の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または第1の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、
    全ての経糸および横糸の全体の第2の部分は、1本または複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))か、または、1本または複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))と1本または複数の横糸(S1(2)、S2(2))の双方、のいずれかを含み、
    前記第2の部分の各経糸、および、前記第2の部分が1本または複数の横糸(S1(1)、S2(1))を含む場合には前記第2の部分の各横糸は、第2の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または第2の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、
    前記経糸群および横糸群が、共同で、一方の側で第1の面(O1)を有し他方の側で前記第1の面(O1)とは反対側に位置する第2の面(O2)を有する1つの層を形成するように、各経糸が複数の横糸と交差し、各横糸が複数の経糸と交差し、
    特徴として、
    全ての横糸および横糸の全体の第3の部分は、1本または複数の横糸(S1(3))か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸(S1(3))の双方、のいずれかを含み、
    前記第3の部分の各横糸、および、前記第3の部分が1本または複数の経糸を含む場合には前記第3の部分の各経糸は、破壊可能な材料からなり、
    前記層は少なくとも1つの領域を有し、前記1つの領域を通って、前記第1の部分の1本または複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))、前記第1の部分の1本または複数の横糸(S1(1)、S2(1))、および前記第2の部分の1本または複数の経糸が伸び、
    前記層の前記少なくとも1つの領域(1−1)を通って伸びる前記第1の部分の前記経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))の各個々の糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の少なくとも1本の横糸(S1(2)、S2(1))と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域(1−1)を通って伸びる前記第2の部分の前記経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))の各個々の糸は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記横糸(S1(2)、S2(1))の各個々の糸と交差し、
    前記第3の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも1本の横糸(S1(3))を含み、
    前記第3の部分は、前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の少なくとも1本の経糸(K1(1))と交差し、および前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の少なくとも1本の経糸(K1(2))と交差するよう、配置されて、 前記第2の部分の前記少なくとも1本の経糸が前記層の前記少なくとも一方の領域において前記第1の部分に結合されるようになっており、
    前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))の前記破壊可能な材料は、前記第2の部分が前記層の前記少なくとも1つの領域においてもはや前記第1の部分に結合されなくなるように、化学的なおよび/または物理的な方法によって破壊することができるものである、織物基材。
  2. 複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、または複数の異なる利用群から選択された複数の処分可能なおよび/または再利用可能な材料を含む、経糸群および横糸群からなる織物基材であって、
    前記経糸群は複数の経糸を含み、前記横糸群は複数の横糸を含み、
    全ての経糸および横糸の全体の第1の部分は、1本または複数の経糸および1本または複数の横糸を含み、前記第1の部分の各経糸および第1の部分の各横糸は、第1の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または第1の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、
    全ての経糸および横糸の全体の第2の部分は、1本または複数の経糸か、または、1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方、のいずれかを含み、
    前記第2の部分の各横糸、および、前記第2の部分が1本または複数の経糸を含む場合には前記第2の部分の各経糸は、第2の、複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料または第2の異なる利用群から選択された1種の処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなり、
    前記経糸群および横糸群が、共同で、一方の側で第1の面(O1)を有し他方の側で前記第1の面(O1)とは反対側に位置する第2の面(O2)を有する1つの層を形成するように、各経糸が複数の横糸と交差し、各横糸が複数の経糸と交差し、
    特徴として、
    全ての横糸および横糸の全体の第3の部分は、1本または複数の横糸か、または1本または複数の経糸と1本または複数の横糸の双方、のいずれかを含み、
    前記第3の部分の各経糸、および、前記第3の部分が1本または複数の横糸を含む場合には前記第3の部分の各横糸は、破壊可能な材料からなり、
    前記層は少なくとも1つの領域を有し、前記1つの領域を通って、前記第1の部分の1本または複数の経糸、前記第1の部分の1本または複数の横糸、および前記第2の部分の1本または複数の横糸が伸び、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記横糸の各個々の糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の少なくとも1本の経糸と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記横糸の各個々の糸は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記経糸の各個々の糸と交差し、
    前記第3の部分は、前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の少なくとも1本の横糸と交差し、および前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の少なくとも1本の横糸と交差するよう、配置されて、 前記第2の部分の前記少なくとも1本の横糸が前記層の前記少なくとも1つの領域において前記第1の部分に結合されるようになっており、
    前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸の前記破壊可能な材料は、前記第2の部分が前記層の前記少なくとも1つの領域においてもはや前記第1の部分に結合されなくなるように、化学的なおよび/または物理的な方法によって破壊することができるものである、織物基材。
  3. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域(1−1)を通って伸びる複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))を含み、前記第2の部分は少なくとも1本の横糸(S1(2))を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(2))は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸び、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸(K2(2)、K4(2)、K6(2))と交差し、前記第2の面(O3)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸(K1(2)、K3(2)、K5(2))と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))の各々は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で、(i)前記第2の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(2))、(ii)前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))、の中の少なくとも1本によって、交差されるものである、
    請求項1に記載の織物基材(1B、1D、1F)。
  4. 前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域(1−1)を通って伸びる複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))であって、前記層の前記1つの領域において前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))が交差する複数の経糸、を含み、
    前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域(1−1)を通って伸びる1本または複数の横糸(S1(1))を含み、さらに、前記1本または複数の横糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))と交差するものである、
    請求項3に記載の織物基材(1B)。
  5. 前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))を含み、前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の横糸(S1(1)、S2(1))を含み、
    前記第1の部分の前記少なくとも2本の横糸の各々は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第1の部分の1本または複数の経糸と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の1本または複数の経糸と交差して、 前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))の各個々の糸が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第1の部分の前記少なくとも2本の横糸(S1(1)、S2(1))の中の1本によって交差され、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の前記少なくとも2本の横糸の中の他の糸によって交差されるようになっている、
    請求項1に記載の織物基材(1C、1D、1E、1G)。
  6. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))であって、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))によって交差される複数の経糸、を含むものである、
    請求項5に記載の織物基材(1C、1D、1E、1G)。
  7. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))を含み、前記第2の部分は少なくとも1本の横糸(S1(2))を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(2))は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸び、前記層の前記少なくとも1つの領域において前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸(K2(2)、K4(2)、K6(2))と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸(K1(2)、K3(2)、K5(2))と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))の各々は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で、(i)前記第2の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(2))、(ii)前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))、の中の少なくとも1本によって交差されるものである、
    請求項5に記載の織物基材(1D)。
  8. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6 (2))を含み、前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の横糸(S1(2)、S2(2))を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも2本の横糸(S1(2)、S2(2))の各々は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の経糸と交差して、 前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))の各個々の糸が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の前記少なくとも2本の横糸の中の1本によって交差され、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の前記少なくとも2本の横糸の中の他の横糸によって交差されるようになっており、
    前記第3の部分の前記少なくとも1本の横糸(S1(3))は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記1本または複数の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))と交差し、さらに、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記1本または複数の経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))と交差するものである、
    請求項5に記載の織物基材(1E、1G)。
  9. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、前記第2の部分は少なくとも1本の経糸を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも1本の経糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸び、前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記横糸の各々は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で、(i)前記第2の部分の前記少なくとも1本の経糸、(ii)前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸、の中の少なくとも1本によって、交差されるものである、
    請求項2に記載の織物基材。
  10. 前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸であって、前記層の前記少なくとも1つの領域において前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸が交差する複数の横糸を含み、
    前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる1本または複数の経糸を含み、前記1本または複数の経糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域において前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記複数の横糸と交差するものである、
    請求項9に記載の織物基材。
  11. 前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、前記第1の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の経糸を含み、
    前記第1の部分の前記少なくとも2本の経糸の各々は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第1の部分の1本または複数の横糸と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の1本または複数の横糸と交差して、 前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記横糸の各個々の糸が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第1の部分の前記少なくとも2本の経糸の中の1本によって交差され、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第1の部分の前記少なくとも2本の経糸の他の経糸によって交差されるようになっている、
    請求項2に記載の織物基材。
  12. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸であって、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸によって交差される複数の横糸、を含むものである、
    請求項11に記載の織物基材。
  13. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、前記第2の部分は少なくとも1本の経糸を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも1本の経糸は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸び、さらに、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、
    前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記横糸の各々は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で、(i)前記第2の部分の前記少なくとも1本の経糸、(ii)前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸、の中の少なくとも1本によって交差されるものである、
    請求項11に記載の織物基材。
  14. 前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる複数の横糸を含み、前記第2の部分は、前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる少なくとも2本の経糸を含み、
    前記第2の部分の前記少なくとも2本の経糸の各々は、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差し、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の1本または複数の横糸と交差して、 前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記横糸の各個々の糸が、前記層の前記少なくとも1つの領域において、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記第2の部分の少なくとも2本の経糸の中の1本によって交差され、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記第2の部分の前記少なくとも2本の経糸の中の他の経糸によって交差されるようになっており、
    前記第3の部分の前記少なくとも1本の経糸は、前記第1の面(O1)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第2の部分の前記1本または複数の横糸と交差し、さらに、前記第2の面(O2)の方を向いた側で前記層の前記少なくとも1つの領域を通って伸びる前記第1の部分の前記1本または複数の横糸と交差するものである、
    請求項11に記載の織物基材。
  15. 前記第3の部分の前記横糸または前記経糸の破壊可能な材料は、次の化学的なおよび/または物理的な方法の1つまたはこれらの組合せによって、破壊することができ、
    (i) 前記織物基材または前記織物基材の複数の部分に溶媒を供給し、ここで、前記第3部分の前記横糸または前記経糸は前記溶媒に溶解する材料からなり、
    (ii) 前記織物基材または前記織物基材の複数の部分に溶媒を供給し、前記織物基材および/または前記溶媒を所定の温度に加熱し、ここで、前記第3の部分の前記横糸または前記経糸は、前記所定の温度で前記溶媒で溶解する材料からなり、
    (iii) 前記織物基材または前記織物基材の複数の部分に溶媒を供給し、前記織物基材および/または前記溶媒を所定の温度に加熱し、ここで、前記第3の部分の前記横糸または前記経糸は、前記所定の温度および所定の圧力で前記溶媒で溶解する材料からなり、
    (iv) 前記織物基材または前記織物基材の複数の部分を所定の温度に加熱し、ここで、前記第3の部分の前記横糸または前記経糸は、前記所定の温度で、溶融し、および/または分解し、および/またはガラス状になり、および/または脆くなる材料からなり、
    (v) 前記織物基材を所定の温度に冷却し、ここで、前記第3の部分の前記横糸または前記経糸は、前記所定の温度で、脆くなり、および/または低温粉砕され、および/または崩壊し、および/または粉砕される材料からなるものである、
    請求項1乃至14のいずれかに記載の織物基材。
  16. 前記第3の部分の前記横糸および前記経糸は、ポリビニルアルコール、デンプン、ポリラクチド、コポリアミド、コポリエステル、コポリオレフィン、アセテート、ポリオレフィンの材料の中の1つの材料またはこれらの材料の混合物からなるものである、請求項15に記載の織物基材。
  17. 前記第1の前記複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、天然繊維、または天然化学繊維、または生物的サイクルで処分または再利用できる材料であり、または、
    前記第1の前記異なる利用群は、天然繊維、および/または天然化学繊維、および/または生物的サイクルで再利用できる材料を含むものである、
    請求項1乃至16のいずれかに記載の織物基材。
  18. 前記第2の前記複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、合成材料、または技術的サイクルで処分または再利用できる材料からなり、または、
    前記第2の前記異なる利用群は、合成材料、および/または技術的サイクルで処分または再利用できる材料を含むものである、
    請求項1乃至17のいずれかに記載の織物基材。
  19. 前記第1の前記複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料、および前記第2の前記複数の様々に処分可能なおよび/または再利用可能な材料は、異なる技術のサイクルにおいて処分および/または再利用でき、または、
    前記異なる利用群の材料の各々は、異なる技術的サイクルにおいて処分および/または再利用できるものである、
    請求項1乃至16のいずれかに記載の織物基材。
  20. ドビー、ジャカード、レノ、フロール、ロッドまたはランセットの技術における織布として製作される、請求項1乃至19のいずれかに記載の織物基材。
  21. シート・カバー用、家具用、衣類用、機能性、保護用、安全用、壁被覆用、フロアカバー用、または医療用の織物もしくは布地としての、または、シート・カバー用、家具用、衣類用、機能性、保護用、安全用、壁被覆用、フロアカバー用、または医療用の織物もしくは布地の構成要素としての、請求項1乃至20のいずれかに記載の織物基材の使用。
  22. 全ての経糸および横糸の全体の前記第3の部分の経糸または横糸(S1(3))を破壊するのために化学的なおよび/または物理的な方法を実行するステップと、
    全ての経糸および横糸の全体の前記第2の部分の経糸(K1(2)、K2(2)、K3(2)、K4(2)、K5(2)、K6(2))および/または横糸(S1(2)、S2(2))を、全ての経糸および横糸の全体の前記第1の部分の前記経糸(K1(1)、K2(1)、K3(1)、K4(1)、K5(1)、K6(1))および/または横糸(S1(1)、S2(1))から分離するステップと、
    を含む、請求項1乃至20のいずれかに記載の織物基材を処理する方法。
  23. 前記分離の後で、前記第2の部分の経糸および/または横糸は、前記第1の部分の経糸および横糸とは別に、処分および/または再利用されるものである、請求項22に記載の方法。
JP2014513874A 2011-06-07 2012-06-06 複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなる織物基材、そのような織物基材の使用、及びそのような織物基材を処理する方法 Active JP5798242B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20110405266 EP2532775B1 (de) 2011-06-07 2011-06-07 Textilsubstrat aus mehreren verschieden entsorgbaren und/oder verwertbaren Materialien, Verwendung eines derartigen Textilsubstrats und Verfahren zum Aufarbeiten eines derartigen Textilsubstrats
EP11405266.5 2011-06-07
PCT/CH2012/000125 WO2012167394A2 (de) 2011-06-07 2012-06-06 Textilsubstrat aus mehreren verschieden entsorgbaren und/oder verwertbaren materialien, verwendung eines derartigen textilsubstrats und verfahren zum aufarbeiten eines derartigen textilsubstrats

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014516124A true JP2014516124A (ja) 2014-07-07
JP5798242B2 JP5798242B2 (ja) 2015-10-21

Family

ID=46419841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014513874A Active JP5798242B2 (ja) 2011-06-07 2012-06-06 複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなる織物基材、そのような織物基材の使用、及びそのような織物基材を処理する方法

Country Status (18)

Country Link
US (1) US9683318B2 (ja)
EP (1) EP2532775B1 (ja)
JP (1) JP5798242B2 (ja)
KR (1) KR101693198B1 (ja)
CN (1) CN103635617B (ja)
AU (1) AU2012267143B2 (ja)
BR (1) BR112013031490B1 (ja)
CA (1) CA2835653C (ja)
ES (1) ES2431539T3 (ja)
HK (1) HK1196146A1 (ja)
MX (1) MX2013013782A (ja)
MY (1) MY181604A (ja)
PL (1) PL2532775T3 (ja)
PT (1) PT2532775E (ja)
RU (1) RU2557513C1 (ja)
SG (1) SG194992A1 (ja)
WO (1) WO2012167394A2 (ja)
ZA (1) ZA201308557B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL2004892T3 (pl) * 2005-10-17 2013-08-30 Welspun India Ltd Materiały higroskopijne stosowane do wytwarzania przędz i tkanin
PL2532775T3 (pl) * 2011-06-07 2013-12-31 Climatex Ag Podłoże tekstylne z wielu w różny sposób możliwych do utylizacji i/lub możliwych do wykorzystania materiałów, zastosowanie takiego podłoża tekstylnego i sposób przetwarzania takiego podłoża tekstylnego
WO2018025209A1 (en) 2016-08-02 2018-02-08 Fitesa Germany Gmbh System and process for preparing polylactic acid nonwoven fabrics
US11441251B2 (en) 2016-08-16 2022-09-13 Fitesa Germany Gmbh Nonwoven fabrics comprising polylactic acid having improved strength and toughness
WO2019113305A1 (en) * 2017-12-06 2019-06-13 Serbiak Paul J Method for recycling textile material
US20190177889A1 (en) * 2017-12-13 2019-06-13 Gates Corporation Method of weaving tubular fabric, the fabric, and a belt using the fabric
BE1026088B1 (nl) * 2018-03-12 2019-10-14 Regeneration Bvba Naaimethode met ingebouwde demontagefunctie
RU201527U1 (ru) * 2020-07-24 2020-12-21 Общество с ограниченной ответственностью «Полипластинвест» Демпфирующая подложка для защиты строительных плит и блоков от разрушения и предотвращения распространения вибраций
GB2614219A (en) * 2021-07-23 2023-07-05 Moorbrook Textiles Ltd Textile and method of producing a textile

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818496A (ja) * 1981-06-23 1983-02-03 ノイデイスカフイルト・ア−ベ− 形成用織物
JPS60119293A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 日本フィルコン株式会社 製紙用織物
JP2000316696A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Tarui Seni Kogyo Kk 電気毛布
JP2006000207A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Delta Tooling Co Ltd 立体編物を有する座席
JP2009023452A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Toyota Boshoku Corp 車両用マット

Family Cites Families (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2898665A (en) * 1955-05-13 1959-08-11 Gen Tire & Rubber Co Cord fabric with removable weft thread
US3766002A (en) * 1970-12-02 1973-10-16 Nat Starch Chem Corp Nonwoven products
US3766872A (en) * 1972-05-11 1973-10-23 Emb Tex Corp Textured embroidered fabric
US3859941A (en) * 1972-05-11 1975-01-14 David Krieger Textured embroidered fabric
DE2714897C3 (de) * 1977-04-02 1981-12-03 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verwendung von wasserlöslichen Erdalkalisalzen von Polymerisaten der Acrylsäure oder Methacrylsäure als Schlichtemittel
DE2847382C2 (de) * 1978-10-30 1980-10-09 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Druckgasdichtes optisches Nachrichtenkabel
EP0036498B1 (de) * 1980-03-13 1984-09-05 Johann Berger Verfahren zur Belieferung der Arbeitsstellen von Fertigwaren-Herstellmaschinen mit Fadenscharen
CA1176046A (en) * 1980-11-28 1984-10-16 Seiichi Yamagata Method and apparatus for manufacturing artificial furs
US4371584A (en) * 1980-12-04 1983-02-01 Ppg Industries, Inc. Aqueous treating composition for glass fiber yarns and treated yarns
EP0085742B1 (en) * 1982-02-05 1985-11-27 Teijin Limited Method for improving soft ground by sand drain method and cylindrical bag for use in same
US4670326A (en) * 1983-08-17 1987-06-02 Standard Textile Company, Inc. Woven sheeting material and method of making same
US4578306A (en) * 1983-08-17 1986-03-25 Standard Textile Company, Inc. Woven sheeting material and method of making same
US4724183A (en) * 1983-08-17 1988-02-09 Standard Textile Company, Inc. Woven sheeting material and method of making same
FR2552126B1 (fr) * 1983-09-20 1986-05-09 Serge Ferrari Procede pour la fabrication d'un tissu enduit
US4726400A (en) * 1986-09-25 1988-02-23 Standard Textile Company, Inc. Terry-type cloth product and method of making same
US5136761A (en) * 1987-04-23 1992-08-11 International Paper Company Apparatus and method for hydroenhancing fabric
US4943374A (en) * 1988-04-21 1990-07-24 Gessner & Co., Gmbh Use of a microporous membrane constructed of polyether sulfon and hydrophilization agent for the filtration of beer
FI81051C (fi) * 1988-08-04 1990-09-10 Schauman Wilh Oy Lastpresenning.
US5424117A (en) * 1990-06-29 1995-06-13 Standard Textile Co. Inc. Fabrics for surgical gowns and the like and method of making same and textile products made therefrom
US5087327A (en) * 1990-07-09 1992-02-11 Albany International Corp. Pmc yarn with soluble monofilament core
US5060350A (en) * 1990-11-08 1991-10-29 Milliken Research Corporation Method to manufacture tubular woven fabric
FR2669940B1 (fr) * 1990-12-03 1994-10-21 Europ Propulsion Fil forme a partir de fibres refractaires ou de leurs precurseurs et son application a la fabrication de pieces en materiau composite.
US5392500A (en) * 1991-12-02 1995-02-28 Societe Europeenne De Propulsion Process for the manufacture of a fibrous preform formed of refractory fibers for producing a composite material article
US5447785A (en) * 1993-03-02 1995-09-05 Toray Industries, Inc. Cloth prepreg, process for producing the same and reinforcing fabric
US5353486A (en) * 1992-11-13 1994-10-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Narrow fiberglass knit tape
DK0710305T3 (da) * 1993-07-23 1998-10-07 Shell Int Research Tæppebagsider afledt af blokcopolymersammensætninger
KR100235894B1 (ko) * 1994-04-21 1999-12-15 자다니 휠리베르토 디. 체인 스티치사와 인레이사로 이루어진 복합사
US5495874A (en) * 1994-04-22 1996-03-05 Standard Textile Co., Inc. Woven fabric sheeting
US5555716A (en) * 1994-11-02 1996-09-17 Basf Corporation Yarn having microfiber sheath surrounding non-microfiber core
GB9616272D0 (en) * 1996-08-02 1996-09-11 Vascutek Ltd Expansible woven fabric
US5732749A (en) * 1997-02-14 1998-03-31 Albany International Corp. Pin seam for laminated integrally woven papermaker's fabric
FI104338B (fi) * 1998-06-10 1999-12-31 Tamfelt Oyj Abp Menetelmä puristinhuovan valmistamiseksi ja puristinhuopa
US6251809B1 (en) * 1998-10-30 2001-06-26 Terry S. Creasy Composite materials with highly aligned discontinuous fibers, and methods of preparation thereof
US7169718B1 (en) * 1998-11-18 2007-01-30 John Rexroad Shrink-net and system
JP3049058B1 (ja) * 1998-12-28 2000-06-05 株式会社オンワード樫山 衣服の布地に凹凸を形成する方法
DE19919809C2 (de) * 1999-04-30 2003-02-06 Fibermark Gessner Gmbh & Co Staubfilterbeutel, enthaltend Nanofaservlies
US6679151B1 (en) * 1999-09-23 2004-01-20 John Rexroad Sheathed shrink net and support assembly
JP3741590B2 (ja) * 2000-05-15 2006-02-01 Nbc株式会社 平行線型マスクおよびその製造方法
DE10051186B4 (de) * 2000-10-16 2005-04-07 Fibermark Gessner Gmbh & Co. Ohg Staubfilterbeutel mit hochporöser Trägermateriallage
DE10065859B4 (de) * 2000-12-22 2006-08-24 Gerking, Lüder, Dr.-Ing. Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von im Wesentlichen endlosen feinen Fäden
IL142252A0 (en) * 2001-03-26 2002-03-10 Polgat Textiles Co 1960 Ltd Novel process for the manufacture of super fine woven wool fabric with single yarn in the warp having improved weavability
US6491794B2 (en) * 2001-03-29 2002-12-10 Albany International Corp. Base structure for seamed papermaker's fabrics
US6803332B2 (en) * 2001-04-10 2004-10-12 World Fibers, Inc. Composite yarn, intermediate fabric product and method of producing a metallic fabric
WO2002088446A1 (en) * 2001-04-26 2002-11-07 Kolon Industries, Inc A knitted fabric having an excellent wash fastness and light fastness, and a process of preparing for the same
WO2002087643A1 (fr) * 2001-04-30 2002-11-07 Beijing Textile Research Institute Matieres styptiques de derives ether de cellulose hydrosolubles
WO2003002641A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Hitoshi Kanazawa Method of modifying polymer material and use thereof
US6902932B2 (en) * 2001-11-16 2005-06-07 Tissue Regeneration, Inc. Helically organized silk fibroin fiber bundles for matrices in tissue engineering
US20030097704A1 (en) * 2001-11-21 2003-05-29 Gerber Nevin D. Knitted casting gloves
DE10204356C1 (de) * 2002-02-01 2003-08-07 Heimbach Gmbh Thomas Josef Papiermaschinenbespannung, insbesondere Preßfilz sowie ein Verfahren zur Herstellung der Papiermaschinenbespannung
DE50201402D1 (de) * 2002-02-01 2004-12-02 Heimbach Gmbh Thomas Josef Papiermaschinenbespannung, insbesondere Pressfilz
JP2004036046A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Ichikawa Woolen Textile Co Ltd 抄紙用プレスフェルト
JP2004060309A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Nichiha Corp 畳床および畳床の製造方法
US20040055660A1 (en) * 2002-09-20 2004-03-25 Standard Textile Co., Inc. Woven sheeting with spun yarns and synthetic filament yarns
US6824871B2 (en) * 2002-11-14 2004-11-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Subcoat for poly (p-phenylene-2,6-benzobisoxazole) fibers
US20040131821A1 (en) * 2003-01-06 2004-07-08 Rajesh Mandawewala Lint-free towels
US20040128811A1 (en) * 2003-01-06 2004-07-08 Welspun Usa, Inc. Embossed velvet jacquard towels
US20040210167A1 (en) * 2003-04-17 2004-10-21 Webster Sean W. Medical devices containing at least one water-soluble component
US7328463B2 (en) * 2003-09-08 2008-02-12 Microtek Medical Holdings, Inc. Water-soluble articles and methods of making and using the same
US7673656B2 (en) * 2003-10-15 2010-03-09 Standard Textile Co., Inc. Woven terry fabric with non-moisture-transporting synthetic filament yarns
US20050095939A1 (en) * 2003-10-29 2005-05-05 Standard Textile Co., Inc. Of One Knollcrest Drive Enhanced surface geometry sheeting
US7472961B2 (en) * 2003-11-18 2009-01-06 Casual Living Worldwide, Inc. Woven articles from synthetic yarns
JP4565625B2 (ja) * 2003-12-15 2010-10-20 イチカワ株式会社 抄紙用プレスフェルト及び抄紙用プレス装置
EP1731638B1 (en) * 2004-03-15 2014-01-15 Kuraray Trading Co., Ltd. Textile with composite twisted yarn
KR101206562B1 (ko) * 2004-03-22 2012-11-29 가부시끼가이샤 구레하 등방성 피치계 탄소 섬유 방적사, 그것을 이용한 복합사 및직물, 및 이들의 제조 방법
EP1674014B1 (en) * 2004-12-24 2017-06-07 Aktiebolaget Electrolux Vacuum cleaner filter bag with odour removing effect
PL2004892T3 (pl) * 2005-10-17 2013-08-30 Welspun India Ltd Materiały higroskopijne stosowane do wytwarzania przędz i tkanin
DE102005053490A1 (de) * 2005-11-09 2007-05-10 Deutsches Wollforschungsinstitut An Der Rwth Aachen E.V. Kompositmaterialien, enthaltend hydraulische Bindemittel
CN101631911B (zh) * 2006-11-13 2013-08-21 肖氏工业集团公司 回收地毯的方法和系统以及由回收材料制造的地毯
DE102007012743A1 (de) * 2007-03-16 2008-09-18 Neenah Gessner Gmbh Geruchsabsorbierendes Flächengebilde, Verfahren zu seiner Herstellung und Verwendung von Zink-Ricinoleat in feinverteilter fester Form auf geruchsabsorbierenden Flächengebilden
CN101070656B (zh) * 2007-06-18 2010-12-15 湖南华升株洲雪松有限公司 一种特高支纯苎麻织物制作方法及其制品
KR100977421B1 (ko) * 2008-07-04 2010-08-24 주식회사 텍스랜드앤넥스코 고밀도 극세 직물
CN201485590U (zh) * 2009-08-28 2010-05-26 上海工程技术大学 高厚度的三维双层层连织物
US9133557B2 (en) * 2009-10-26 2015-09-15 Asahi Kasei Chemicals Corporation Cation exchange membrane, electrolysis vessel using the same and method for producing cation exchange membrane
CN103097595B (zh) * 2010-04-20 2015-09-09 可乐丽贸易有限公司 机织物或针织物制造用的膨体纱和络纱、机织物或针织物及其制造方法
EP2386614A1 (de) * 2010-04-21 2011-11-16 Neenah Gessner GmbH Umweltfreundliches Klebebandpapier und daraus hergestelltes Klebeband
DE102011104628A1 (de) * 2011-06-06 2012-12-06 Mann + Hummel Gmbh Antimikrobielles Filtermedium und Filtermodul
PL2532775T3 (pl) * 2011-06-07 2013-12-31 Climatex Ag Podłoże tekstylne z wielu w różny sposób możliwych do utylizacji i/lub możliwych do wykorzystania materiałów, zastosowanie takiego podłoża tekstylnego i sposób przetwarzania takiego podłoża tekstylnego
DE102011111738A1 (de) * 2011-08-26 2013-02-28 Neenah Gessner Gmbh Mehrlagiges Filtermaterial und daraus hergestelltes Filterelement
GB201120693D0 (en) * 2011-12-01 2012-01-11 Convatec Technologies Inc Wound dressing for use in vacuum therapy
JP5640047B2 (ja) * 2012-07-27 2014-12-10 浅野撚糸株式会社 加工紡績糸およびそれを用いた織編物
DE102012219409A1 (de) * 2012-10-24 2014-04-24 Neenah Gessner Gmbh Filtermaterial mit erhöhter Standzeit und dieses Filtermaterial enthaltendes Filterelement
DE102012220546A1 (de) * 2012-11-12 2014-05-15 Neenah Gessner Gmbh Flammhemmend ausgerüstetes Gasfiltermaterial mit hoher Staubspeicherfähigkeit
US20150218737A1 (en) * 2014-02-03 2015-08-06 Under Armour, Inc. Article of apparel including apertures

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818496A (ja) * 1981-06-23 1983-02-03 ノイデイスカフイルト・ア−ベ− 形成用織物
JPS60119293A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 日本フィルコン株式会社 製紙用織物
JP2000316696A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Tarui Seni Kogyo Kk 電気毛布
JP2006000207A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Delta Tooling Co Ltd 立体編物を有する座席
JP2009023452A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Toyota Boshoku Corp 車両用マット

Also Published As

Publication number Publication date
RU2557513C1 (ru) 2015-07-20
BR112013031490A2 (pt) 2016-12-20
CA2835653C (en) 2015-12-29
PT2532775E (pt) 2013-11-28
CN103635617A (zh) 2014-03-12
WO2012167394A3 (de) 2013-11-28
CA2835653A1 (en) 2012-12-13
MX2013013782A (es) 2014-04-25
US9683318B2 (en) 2017-06-20
WO2012167394A2 (de) 2012-12-13
EP2532775B1 (de) 2013-07-24
ZA201308557B (en) 2014-08-27
CN103635617B (zh) 2015-12-23
US20140166548A1 (en) 2014-06-19
EP2532775A1 (de) 2012-12-12
PL2532775T3 (pl) 2013-12-31
HK1196146A1 (zh) 2014-12-05
AU2012267143A1 (en) 2013-12-19
MY181604A (en) 2020-12-29
ES2431539T3 (es) 2013-11-26
BR112013031490B1 (pt) 2021-04-20
SG194992A1 (en) 2013-12-30
KR20140013101A (ko) 2014-02-04
JP5798242B2 (ja) 2015-10-21
AU2012267143B2 (en) 2016-01-14
KR101693198B1 (ko) 2017-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5798242B2 (ja) 複数の異なる処分可能なおよび/または再利用可能な材料からなる織物基材、そのような織物基材の使用、及びそのような織物基材を処理する方法
JP5743154B2 (ja) フック・ループ混在型面ファスナー
JP6969544B2 (ja) ノンキルト用テープおよび当該テープを用いた衣類
WO2013047098A1 (ja) 面ファスナー及び面ファスナー用係合素子の組み合わせ
CA2598555A1 (en) Composite secondary carpet backing, method of manufacture thereof, and carpet made therefrom
WO2019049751A1 (ja) 接着芯地及び積層複合材料
US20210060821A1 (en) Textile article and method for the production and disassembly of a textile article
WO2014049940A1 (ja) 両面係合タイプの布製面ファスナー
JP2015151630A (ja) メッシュ調織物の製造方法およびメッシュ調織物および繊維製品
EP1416077A2 (en) Three-dimensional microfibrous fabric with a suede-like effect and method for its preparation
JP2010189810A (ja) 耳部ほつれ防止織物
US20200392649A1 (en) Method for Recycling Textile Material
JP2962443B2 (ja) メッシュシート
JP2016123419A (ja) ループ面ファスナー用生機およびループ面ファスナーの製造方法およびループ面ファスナー
WO2018225697A1 (ja) 車両内装用複合材
JP7236763B2 (ja) 炭素繊維織物用緯糸およびこの緯糸を用いた炭素繊維織物
CN216373592U (zh) 一种不易裂开的无纺布
CN217395873U (zh) 一种高分子阻燃无纺布
JP2011063901A (ja) 払拭材
JP4557520B2 (ja) フィルタープレス用濾過布
JP2019002102A (ja) 車両内装用複合材
JP2000129562A (ja) ラグ、マット用一次基布

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5798242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250