JP2000316696A - 電気毛布 - Google Patents

電気毛布

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JP2000316696A
JP2000316696A JP11128534A JP12853499A JP2000316696A JP 2000316696 A JP2000316696 A JP 2000316696A JP 11128534 A JP11128534 A JP 11128534A JP 12853499 A JP12853499 A JP 12853499A JP 2000316696 A JP2000316696 A JP 2000316696A
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JP
Japan
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fabric
woven fabric
blanket
fiber
yarn
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JP11128534A
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English (en)
Inventor
Michiyasu Tarui
通泰 樽井
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TARUI SENI KOGYO KK
Original Assignee
TARUI SENI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気毛布の廃棄時において、毛布部分とヒー
タ線部分に容易に分離できるようにし、素材のリサイク
ル使用に供することである。 【解決手段】 表織物5と裏織物6を接結するたて糸5
aを、上記表裏の織物5、6を構成する織物繊維とは異
質の繊維により形成し、上記のたて糸5aは特定の液に
対し溶解性があるものを選定し、上記の織物繊維は該液
に対し非溶解性であるものを選定する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気毛布に関
し、特に廃棄時において毛布部分とヒータ線部分に分離
させ、素材のリサイクル化を容易にできるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気毛布は起毛を施した表織物
と裏織物を接結糸により接結してなる二重織物の接結糸
により接結されていない部分にヒータ線を挿通し、その
二重織物の周辺部をかがり、ヒータ線のターミナルを毛
布の一部に固定した構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今日、資源のリサイク
ル使用、廃棄物処理の容易化等の観点から電気製品等に
おいても容易に分離分別できるようにすることが要求さ
れている。電気毛布もその対象となるが、上記のように
従来の電気毛布は、二重織り毛布の表裏の織物の間にヒ
ータ線が挿通されているめ、毛布とヒータ線の分離が極
めて困難である問題があった。
【0004】そこで、この発明は電気毛布において、廃
棄時において毛布とヒータ線とが容易に分離できるよう
にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、起毛した表織物と裏織物を適宜な位
置で結合糸により結合して1枚の毛布を形成し、上記表
織物と裏織物との間の非結合部分に絶縁被覆したヒータ
線を挿通してなる電気毛布において、上記の表織物と裏
織物を結合する結合糸を、上記表裏の織物を構成する織
物繊維とは異質の繊維により形成し、上記の結合糸は特
定の液に対し溶解性があり、上記の織物繊維は該液に対
し溶解性がない構成としたものである。
【0006】上記の結合糸が二重織物の接結糸であり、
上記の毛布が上記の表織物と裏織物を該接結糸で接結し
ながら二重織りされたものである構成や、上記の結合糸
が上記の表織物と裏織物から独立した縫着糸であり、上
記の表織物及び裏織物が相互に独立しており、上記の毛
布がこれらの表裏の織物を上記の縫着糸により縫着した
ものである構成をとることができる。
【0007】なお、上記結合糸が上記の表裏の織物の周
辺部をかがるかがり糸を含むものとすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示した電気毛布は、毛布1
と、その内部に挿通されたヒータ線2、及びそのヒータ
線2をコントローラ3及び電源に接続するための接続タ
ーミナル4とからなる。
【0009】毛布1は従来と同様に二重織物に起毛した
ものであり、図2はその二重織物の組織の一例を示す。
この二重織物は表織物5と裏織物6により構成され、表
織物5はたて糸5aとよこ糸5bよりなる平織であり、
裏織物6もたて糸6aとよこ糸6bよりなる平織であ
る。このうち、表織物5の一部のたて糸5aが接結糸と
して使用され、後述の位置において裏織物6のよこ糸6
bに掛けられ、接結部7を構成する。
【0010】図3は、図2の二重織物を平面的に見たも
のであり、表織物5の一部のたて糸5aが裏織物6のよ
こ糸6bに掛けられて構成された接結部7を×印で示
す。この接結部7は、よこ方向にヒータ線2の配列ピッ
チの数だけ適当な間隔Aを置き、また、たて方向にも適
当な間隔Bをおいて設けられる。上記の間隔A,Bの部
分においては、表裏の織物5、6が分離されているた
め、その部分にヒータ線2を挿通することができる。絶
縁被覆されたヒータ線2は上記の間隔A,Bの部分を通
過してジグザグ状に配線され、その両端部は毛布1の側
縁にビス等により固定した接続ターミナル4に接続され
る。上記の毛布1の周辺部はかがり糸8により綴じられ
る。
【0011】上記の接結部7を構成する表織物5のたて
糸5aは、これらのたて糸5a以外の表織物5及び裏織
物6の織物繊維とは別異の繊維により形成される。かが
り糸8は上記のたて糸5aと同じ場合と別の場合がある
が、表織物5と裏織物6の織物繊維とは別の繊維が用い
られる。
【0012】上記の接結部7を構成するたて糸5a、即
ち接結糸となるたて糸5aと、かがり糸8として、例え
ば、水溶性ビニロンのように水溶性の繊維を用いる場合
は、これら以外の表織物5、裏織物6の織物繊維は非水
溶性のものを用いる。そうすると、廃棄時において毛布
1を水に浸漬すると上記の接結糸となるたて糸5aとか
がり糸8が溶解するため、接結部7とかがり部分が外れ
るので、電気毛布は表織物5と裏織物6及びヒータ線2
の3部分に分離される。
【0013】また、上記の接結糸となるたて糸5aとか
がり糸8として、特定の薬液に溶解する繊維を用いる場
合は、これら以外の表織物5、裏織物6の繊維はその薬
液に対し非溶解性のものを用いる。例えば、上記のたて
糸5aとかがり糸8として綿を用いる場合は、これら以
外の表織物5、裏織物6としてアクリル、ポリエステル
又はこれらの混紡繊維を用いる。そうすると、廃棄時に
おいて毛布1を70%硫酸に浸漬すると、上記の場合と
同様に、上記のたて糸5aとかがり糸8が溶解するた
め、接結部7とかがり部分が外れるので表織物5と裏織
物6及びヒータ線2の3部分に分離される。
【0014】なお、上記の表裏の織物5、6は、上述し
た平織のほか、あや織、朱子織、及びこれらを混合した
変わり織等の組織により構成される。
【0015】以上述べた電気毛布の毛布1は二重織物に
より構成されるものであるが、毛布1は必ずしも二重織
物により構成する必要はない。図4に示すように、独立
した2枚の織物の一方を表織物5’、他方を裏織物6’
として重ね、ミシンで縫着することにより構成してもよ
い。
【0016】この場合の縫着糸9として、前述の接結糸
となるたて糸5aと同様に特定の液に対して溶解性を有
するものを用い、またその縫着箇所も前述の接結部7の
部分のように、間隔A,Bをおいた位置として、ヒータ
線2の挿通箇所を残す。このように構成した電気毛布
も、廃棄時に縫着糸9を溶解させることにより3部分に
分離させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、電気
毛布の廃棄時において、これを水や適宜な薬液に浸漬す
るだけで接結糸のみが溶解するので、電気毛布を表裏の
織物とヒータ線に簡単に分離することができ、その後の
素材の分別或いはリサイクル使用が容易になる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の電気毛布の斜視図
【図2】同上の断面組織図
【図3】同上の平面組織図
【図4】他の実施形態の断面組織図
【符号の説明】
1 毛布 2 ヒータ線 3 コントローラ 4 接続ターミナル 5、5’ 表織物 5a たて糸 5b よこ糸 6、6’ 裏織物 6a たて糸 6b よこ糸 7 接結部 8 かがり糸 9 縫着糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起毛した表織物と裏織物を適宜な位置で
    結合糸により結合して1枚の毛布を形成し、上記表織物
    と裏織物との間の非結合部分に絶縁被覆したヒータ線を
    挿通してなる電気毛布において、上記の表織物と裏織物
    を結合する結合糸を、上記表裏の織物を構成する織物繊
    維とは異質の繊維により形成し、上記の結合糸は特定の
    液に対し溶解性があり、上記の織物繊維は該液に対し溶
    解性がないことを特徴とする電気毛布。
  2. 【請求項2】 上記の結合糸が二重織物の接結糸であ
    り、上記の毛布が上記の表織物と裏織物を該接結糸で接
    結しながら二重織りされたものであることを特徴とする
    請求項1に記載の電気毛布。
  3. 【請求項3】 上記の結合糸が上記の表織物と裏織物か
    ら独立した縫着糸であり、上記の表織物及び裏織物が相
    互に独立しており、上記の毛布がこれらの表裏の織物を
    上記の縫着糸により縫着したものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気毛布。
  4. 【請求項4】 上記結合糸が上記の表裏の織物の周辺部
    をかがるかがり糸を含むことを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の電気毛布。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290626A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 電気毛布の製造方法およびその方法により製造される電気毛布
KR20140013101A (ko) * 2011-06-07 2014-02-04 게스너 아게 몇 개의 상이한 폐기가능한 및/또는 사용가능한 소재로 제조된 텍스타일 기판, 이러한 텍스타일 기판의 사용 및 이러한 텍스타일 기판의 재가공 방법

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