JP2005290626A - 電気毛布の製造方法およびその方法により製造される電気毛布 - Google Patents

電気毛布の製造方法およびその方法により製造される電気毛布 Download PDF

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松尾  茂
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Abstract

【課題】安価に色染めを行うことができるとともに、肌触りが良好で、かつ量産性に優れた電気毛布の製造方法およびその方法により製造される電気毛布を提供することを目的とする。
【解決手段】合成繊維糸を染料により染色して、合成繊維糸に耐漂白性を付与し、染色された合成繊維糸と天然繊維糸を用いて表織物と裏織物を形成する。表織物と裏織物を接結糸により接結することにより表織物と裏織物を織り合わせて電気毛布本体となる二重織物を形成し、次いで、漂白剤を用いて、二重織物のうち、天然繊維糸の部分を漂白し、漂白された天然繊維糸の部分を、直接染料を用いて染色することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ヒーター線が内蔵され、寝具等として利用される電気毛布の製造方法であって、特に、所望の図柄や模様が施された電気毛布の製造方法に関する。
一般に、電気毛布は、上生地(表織物)と下生地(裏織物)を接結糸により接結することにより上生地と下生地間を織り合わせて二重織物状にするとともに、袋織りで織り上げることにより、接結糸により接結された細長状の締結部と、接結糸により接結されていない非結合部を設け、当該非結合部にヒーター線を挿通する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
又、一般に、電気毛布の生地には、吸湿性の優れた綿糸等の天然繊維糸が使用されているが、電気毛布の意匠性を向上させるために、予め染色された(即ち、先染めされた)綿糸により織成された生地を用いて所望の染色図柄や模様を形成する方法や、綿糸により織成された生地に対して、所望の毛布柄を印刷(プリント)することにより染色図柄や模様を形成する方法等の、一般の毛布と同様の染色処理が行われている。
より具体的には、例えば、先染めされた綿糸を用いる方法としては、生地を構成する繊維である綿糸を直接染料により予め染色しておき、所望の図柄が形成されるように当該染色された綿糸を織り上げ、最後に、起毛等を施して仕上げ処理を行う方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。又、印刷処理を施す方法としては、例えば、綿糸を用いて織り上げた生地を、漂白剤を用いて晒し、起毛処理を行った後に、色糊を用いて所望の毛布柄をプリントする方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−288052号公報 登録実用新案第3047852号公報 特開平9−268481号公報
しかし、上記従来の先染め綿糸を用いる電気毛布の製造方法においては、綿糸を予め染色しておく必要があり、綿を糸の状態で色染めする必要があるため、綿糸の色染めコストが高くついてしまうという問題があった。又、毛布柄をプリントする方法においても、生地に色糊を付着させるための捺染機等の設備が別途必要であるため、色染めコストが高くついてしまい、いずれの場合も、電気毛布の製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、安価に色染めを行うことができるとともに、肌触りが良好で、かつ量産性に優れた電気毛布の製造方法およびその方法により製造される電気毛布を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気毛布の製造方法は、合成繊維糸を染料により染色し、合成繊維糸に耐漂白性を付与する工程と、染色された合成繊維糸と天然繊維糸を用いて表織物と裏織物を形成し、表織物と裏織物を接結糸により接結することにより表織物と裏織物を織り合わせて電気毛布本体となる二重織物を形成する工程と、漂白剤を用いて、二重織物のうち、天然繊維糸の部分を漂白する工程と、漂白された天然繊維糸の部分を、直接染料を用いて染色する工程を具備することを特徴とする。
ここで、本発明の電気毛布の製造方法においては、合成繊維糸がポリエステル糸であり、ポリエステル糸の染色に分散染料を用いることを特徴とする。
又、本発明の電気毛布の製造方法においては、天然繊維糸は綿糸であり、表織物をポリエステル糸と綿糸を織り込んで形成するとともに、裏織物を綿糸のみを織り込んで形成することを特徴とする。
又、本発明の電気毛布の製造方法においては、ポリエステル糸が、表織物と裏織物を接結糸により接結することにより形成される締結部に配置されるように、表織物と裏織物を織り合わせることを特徴とする。
更に、本発明の電気毛布においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法により製造されることを特徴とする。
本発明によれば、染色された合成繊維糸と天然繊維糸を用いて表織物と裏織物を形成し、表織物と裏織物を接結糸により接結することにより表織物と裏織物を織り合わせて電気毛布本体となる二重織物を形成する工程と、漂白剤を用いて、二重織物のうち、天然繊維糸の部分を漂白する工程と、漂白された天然繊維糸の部分を、直接染料を用いて染色する工程により構成としているため、二重織物の状態で、天然繊維糸の部分を漂白し、染色することが可能になる。従って、天然繊維糸を糸の状態で予め染色しておく必要がなくなるとともに、捺染機等の設備が不要であるため、天然繊維糸の色染めコストが下がり、結果として、電気毛布に所望の染色図柄や模様を安価に形成することが可能になる。
又、本発明によれば、合成繊維糸を染料により染色し、合成繊維糸に耐漂白性を付与する構成としており、特に、合成繊維糸がポリエステル糸であり、ポリエステル糸の染色に分散染料を用いる構成としているため、合成繊維糸であるポリエステル糸は分散染料により強固に染色され、漂白加工に対して耐漂白性を示すことになる。従って、ポリエステル糸を染色後に、当該ポリエステル糸を含む二重織物に漂白加工を施した場合であっても、ポリエステル糸の染色は全く脱色されないため、電気毛布に所望の染色図柄や模様を確実に形成することが可能になる。又、ポリエステルは入手しやすく、汎用性があるため、量産性に優れた電気毛布を製造することが可能になる。
又、本発明によれば、天然繊維糸は綿糸であり、表織物をポリエステル糸と綿糸を織り込んで形成するとともに、裏織物を綿糸のみを織り込んで形成する構成としているため、所望の染色図柄や模様が形成された表織物を有するとともに、肌側(裏側)に位置する裏織物の肌触りが良い電気毛布を提供することが可能になる。
又、本発明によれば、ポリエステル糸が、表織物と裏織物を接結糸により接結することにより形成される締結部に配置されるように、表織物と裏織物を織り合わせる構成としているため、繊維毛が立ちやすいポリエステル糸を使用した場合であっても、ヒーター線が挿通される非結合部が不用意に塞がってしまうという不都合を回避することが可能になり、結果として、表織物と裏織物との間の非結合部分に、確実にヒーター線を挿通することが可能になる。
又、本発明の電気毛布によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法により製造される構成としているため、上述の請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気毛布の製造方法と同じ効果を得ることが可能になる。
以下に、本発明の具体的な実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電気毛布の全体構成を示す概略図であり、図2は、本発明の実施例に係る電気毛布における二重織物構造を説明するための部分断面図である。
図1、図2に示す様に、本実施例に係る電気毛布1は、上生地2と下生地3を備えており、これらの上生地2、及び下生地3の各々は、天然繊維、又は合成繊維により形成された緯糸4を経糸5により織り込むことにより構成されている。尚、本実施例においては、図2に示す様に、平織りにより織り込む構成としているが、毛布柄によっては、ジャガード織り、ドビー織り、又は朱子織りにより織り込む構成としても良い。又、上生地2と下生地3の間を接結糸6により接結することにより、上生地2と下生地3の間を織り合わせて毛布本体7となる二重織物にするとともに、当該毛布本体7を織り上げる際に、袋織りで織り上げることにより、接結糸6により接結された細長状の締結部8と、接結糸6により接結されていない非結合部9を設け、当該非結合部9に形成された(又は、上生地2、下生地3の間に形成された)トンネル部10にヒーター線11を挿通する構成となっている。尚、図3に、ヒーター線11をトンネル部10に挿通した状態を示す。
締結部8、及び非結合部9の各々は、図1に示す様に、所定の間隔をもって複数個連続して形成されており、ヒーター線11は、電気毛布1の端部に形成された開口部12から上生地2、下生地3の間に挿入されるとともに、上述の非結合部9に蛇行するように配線されている。尚、配線されたヒーター線11は、その両端部がコード接続部13に接続されており、電気毛布1は、ヒーター線11の温度を調整する制御部と、コード接続部13と電源とに接続されるコード(いずれも不図示)を更に備えている。
ここで、上述のごとく、上生地2、及び下生地3の各々は、天然繊維糸と合成繊維糸とにより構成されているが、本実施例においては、天然繊維糸には綿糸4a、合成繊維糸にはポリエステル糸4bが使用されるとともに(図5参照)、ポリエステル糸4bのみを予め染色しておき、当該染色されたポリエステル糸4bと綿糸4aを織り込んで毛布本体7を形成し、その後、別工程で綿糸を染色する点に特徴がある。以下に、電気毛布1における毛布本体7の製造工程について説明する。
図4は、本発明の実施例に係る電気毛布における上生地の表面を説明するための上面図であり、図5は、図4のA−A断面図であり、特に、上生地におけるポリエステル糸の配置を説明するためのものである。
まず、合成繊維糸であるポリエステル糸4bを分散染料により染色する。より具体的には、分散染料で130℃、60分で高圧高温染色を行うとともに、亜硫酸ナトリウム、苛性ソーダを含有する洗浄液を用いて、75〜80℃で20〜30分間洗浄を行い、ポリエステル繊維に付着していない染料を除去する。尚、当該洗浄処理時に、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性界面活性剤やこれらの混合物を用いた洗浄剤などを併用してもよい。
又、予めポリエステル糸4bを分散染料により染色しておくのは、後述する晒し加工による影響を回避するためと、図4に示す様に、上生地2における表面積比率が低いポリエステル糸4bを、毛布本体7を形成後に染色するのはコストアップになるからである。
次に、図5に示す様に、染色されたポリエステル糸4bと綿糸4aを、所望の毛布柄が形成されるように、所定の間隔で平織りにより織り込んで(即ち、図5においては、2本のポリエステル糸4bと4本の綿糸4aを交互に織り込んで)、上生地2を形成するとともに、綿糸4aのみを平織りにより織り込んで下生地3を形成する。そして、当該上生地2と下生地3の形成と同時に、上述のごとく、上生地2と下生地3を接結糸6により接結することにより、上生地2と下生地3の間を織り合わせて毛布本体7となる二重織物を形成する。
即ち、本実施例においては、外側に位置する上生地2を綿糸4aとポリエステル糸4bにより構成するとともに、肌側(裏側)に位置する下生地3を綿糸4aのみにより構成している。
又、この際、図5に示す様に、上生地2を構成するポリエステル糸4bが、上生地2と下生地3を接結糸6により接結することにより形成される締結部8に配置されるように、上生地2と下生地3を織り合わせる構成としている。これは、ポリエステル糸4bを構成する繊維毛は立ちやすく、ポリエステル糸4bを織り込んだ経糸5が解れて下生地3の緯糸4や経糸5に引っ掛かる場合があるため、上生地2を構成するポリエステル糸4bが、非結合部9に配置されるように上生地2と下生地3を接結糸6により接結してしまうと、当該非結合部9に形成されたトンネル部10が塞がってしまい、ヒーター線11を挿通することができなくなってしまうため、かかる不都合を回避するためである。
次に、漂白剤を用いて、毛布本体7のうち、綿糸4aの部分のみを漂白して晒し加工を行う。より具体的には、まず、二重織物である毛布本体7を水により洗浄し、次いで、過酸化水素、苛性ソーダ、及び漂白安定剤(例えば、グルコン酸やピロリン酸ナトリウム)を含有する漂白混合液中に浸漬させ、20〜30分間スチーミング(95℃程度による蒸し処理)を行って熱を加える。その後、苛性ソーダを中和するために、酸性のpH調整剤(例えば、塩酸水溶液)を加えて処理を行い、水洗いにより洗浄した後に、脱水し乾燥させる。
この際、上述のごとく、ポリエステル糸4bは分散染料により強固に染色されているため、当該分散染料による染色により、ポリエステル糸4bに耐漂白性が付与されることになり、過酸化水素による漂白加工に対して耐漂白性を示すことになる。従って、毛布本体7に晒し加工を施した場合であっても、ポリエステル糸4bの染色は、全く脱色されないことになる。
次に、毛布本体7のうち、晒し加工がなされた綿糸4aの部分を、直接染料を用いて浸染により染色し、洗浄剤を含有する洗浄液を用いて、例えば、40〜50℃で洗浄を行う。即ち、本実施例においては、糸の状態ではなく、二重織物の状態で、綿糸4aの部分を漂白した後、染色する構成としている。従って、綿糸4aを糸の状態で予め染色しておく必要がなくなる。
又、この際、ポリエステル糸4bは、直接染料には染まらず、分散染料による染色状態を保つことになる。これは、天然繊維である綿糸は、比較的繊維構造が粗雑であり、染料が繊維内で拡散しやすいため、染色性に優れており、直接染料等の親水性染料により容易に染色することができる性質(易染色性)を有するが、ポリエステル繊維は、比較的繊維構造が緻密であるため色素が定着しにくい性質を持っており、直接染料等の親水性染料に対して非染着性を示すため、上述の分散染料等の特殊な染料でないと染まらないといった性質を有するからである。
次に、毛布本体7に対して、アロエエキスを付加することにより、柔軟・保湿加工を行うとともに、キトサンを付加することにより、抗菌・防臭加工を行う。
次に、毛布本体7を脱水・乾燥させ、針布等を取り付けた起毛機によって、上生地2、下生地3の表面に起毛加工を行い、更に、立ち上がった毛羽の先端を短く刈り上げるシャーリング(毛刈り)等の仕上げ加工を行う。
そして、上述のごとく、上生地2、下生地3の間に形成された非結合部9にヒーター線11を蛇行するように配線するとともに、コード接続部13等を夫々配設することにより、図1に示した電気毛布1が製造される。尚、本実施例においては、図4に示す様に、上生地2の上面側には、染色された綿糸4a、及びポリエステル糸4bにより、チェック状の染色図柄が付与されることになる。
以上に説明した様に、本実施例に係る電気毛布の製造方法においては、染色されたポリエステル糸4bと天然繊維糸である綿糸4aを用いて上生地2と下生地3を形成し、上生地2と下生地3とを接結糸6により接結することにより上生地2と下生地3を織り合わせて毛布本体7となる二重織物を形成する工程と、漂白剤を用いて、二重織物である毛布本体7のうち、綿糸4aの部分を漂白する工程と、漂白された綿糸4aの部分を、直接染料を用いて染色する工程を具備する構成としているため、二重織物の状態となった毛布本体7において、綿糸4aの部分を漂白し、染色することが可能になる。従って、綿糸4aを糸の状態で予め染色しておく必要がなくなるとともに、捺染機等の設備が不要であるため、綿糸4aの色染めコストが下がり、結果として、電気毛布1に所望の染色図柄や模様を安価に形成することが可能になる。
又、合成繊維糸を染料により染色し、合成繊維糸に耐漂白性を付与する構成としており、特に、合成繊維糸にポリエステル糸4bを用いるとともに、ポリエステル糸4bの染色に分散染料を用いる構成としているため、ポリエステル糸4bは分散染料により強固に染色され、当該分散染料による染色により、ポリエステル糸4bに耐漂白性が付与されることになる。従って、ポリエステル糸4bを含む毛布本体7に晒し加工を施した場合であっても、ポリエステル糸4bの染色は全く脱色されないため、毛布本体7に対して所望の染色図柄や模様を確実に形成することが可能になる。又、ポリエステルは入手しやすく、汎用性があるため、量産性に優れた電気毛布を製造することが可能になる。
又、天然繊維糸に綿糸4aを用い、外側に位置する上生地2をポリエステル糸4bと綿糸4aを織り込んで形成するとともに、肌側(裏側)に位置する下生地3を綿糸4aのみを織り込んで形成する構成としているため、所望の染色図柄や模様が形成された上生地2を有するとともに、肌側(裏側)に位置する下生地3の肌触りが良い電気毛布1を提供することが可能になる。
更に、本実施例においては、上生地2を構成するポリエステル糸4bが、上生地2と下生地3を接結糸6により接結することにより形成される締結部8に配置されるように、上生地2と下生地3を織り合わせる構成としているため、繊維毛が立ちやすいポリエステル糸4bを使用した場合であっても、ヒーター線11が挿通される非結合部9が不用意に塞がってしまうという不都合を回避することが可能になり、結果として、上生地2と下生地3との間の非結合部分9に、確実にヒーター線11を挿通することが可能になる。
尚、上記実施例は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の活用例としては、ヒーター線が内蔵され、寝具等として利用される電気毛布の製造方法であって、特に、所望の図柄や模様が施された電気毛布の製造方法が挙げられる。
本発明の実施例に係る電気毛布の全体構成を示す概略図である。 本発明の実施例に係る電気毛布における二重織物構造を説明するための部分断面図である。 ヒーター線をトンネル部に挿通した状態を示す部分断面図である。 本発明の実施例に係る電気毛布における上生地の表面を説明するための上面図である。 図4のA−A断面図であり、特に、上生地におけるポリエステル糸の配置を説明するためのものである。
符号の説明
1 電気毛布
2 上生地
3 下生地
4 緯糸
4a 綿糸
4b ポリエステル糸
5 経糸
6 接結糸
7 毛布本体
8 締結部
9 非結合部
10 トンネル部
11 ヒーター線
12 開口部
13 コード接続部

Claims (5)

  1. 次の各工程を具備することを特徴とする電気毛布の製造方法。
    (A)合成繊維糸を染料により染色し、前記合成繊維糸に耐漂白性を付与する工程。
    (B)染色された合成繊維糸と天然繊維糸を用いて表織物と裏織物を形成し、前記表織物と前記裏織物を接結糸により接結することにより前記表織物と前記裏織物を織り合わせて電気毛布本体となる二重織物を形成する工程。
    (C)漂白剤を用いて、前記二重織物のうち、前記天然繊維糸の部分を漂白する工程。
    (D)漂白された天然繊維糸の部分を、直接染料を用いて染色する工程。
  2. 前記合成繊維糸がポリエステル糸であり、前記ポリエステル糸の染色に分散染料を用いることを特徴とする請求項1に記載の電気毛布の製造方法。
  3. 前記天然繊維糸は綿糸であり、前記表織物を前記ポリエステル糸と前記綿糸を織り込んで形成するとともに、前記裏織物を前記綿糸のみを織り込んで形成することを特徴とする請求項2に記載の電気毛布の製造方法。
  4. 前記ポリエステル糸が、前記表織物と前記裏織物を前記接結糸により接結することにより形成される締結部に配置されるように、前記表織物と前記裏織物を織り合わせることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電気毛布の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の方法により製造されることを特徴とする電気毛布。
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