JP2014503675A - 溶融ブレンドされた熱可塑性組成物 - Google Patents

溶融ブレンドされた熱可塑性組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014503675A
JP2014503675A JP2013551427A JP2013551427A JP2014503675A JP 2014503675 A JP2014503675 A JP 2014503675A JP 2013551427 A JP2013551427 A JP 2013551427A JP 2013551427 A JP2013551427 A JP 2013551427A JP 2014503675 A JP2014503675 A JP 2014503675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aliphatic
melt blended
semi
carbon atoms
thermoplastic composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013551427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014503675A5 (ja
JP5916762B2 (ja
Inventor
ドーシ シャイレシュ
マシュー アンナクッティ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2014503675A publication Critical patent/JP2014503675A/ja
Publication of JP2014503675A5 publication Critical patent/JP2014503675A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5916762B2 publication Critical patent/JP5916762B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/06Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

A)a)55〜90重量パーセントの、0.23以上のDMAタンジェントデルタピーク値および少なくとも20J/gの融解熱を有する半結晶半芳香族コポリアミドと、b)10〜45重量パーセントの、0.21以下のDMAタンジェントデルタピーク値および少なくとも30J/gの融解熱を有する脂肪族ホモポリアミドとを含むポリアミド組成物、B)0〜45重量パーセントのポリマー強靭化剤、C)0〜20重量パーセントの可塑剤、ならびにD)0〜45重量パーセントの強化剤を含む、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物であって、上記溶融ブレンドされた組成物がガラス転移を有し、そして上記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物が開示される。さらに、本明細書中、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供する方法が開示される。

Description

本発明は、高温で改善された特性を有するポリアミド組成物の分野に関する。
熱可塑性ポリマー材料は、自動車車両に、および他の目的のために広範囲に使用されている。それらは軽量であり、また複雑な部品を作成することが比較的容易であり、したがって、多くの実例において金属の代替として好まれる。しかしながら、いくつかの金属合金およびいくつかのポリマーに関する課題は、応力下および無機塩との接触時に、応力下の部品が促進腐食を受ける塩応力(誘導)腐食割れ(SSCC)である。これによって、部品の割れおよび早期破壊がしばしばもたらされる。
「Salt Resistant Polyamide Compositions」と題された米国特許出願公開第2010/0233402号明細書には、相当する脂肪族ホモポリアミドと比較して、特に金属ハロゲン化物および塩に対して改善された化学的耐性を示す特定の半芳香族コポリアミドが開示される。これらのコポリアミドにおいては、繰り返し単位の少なくとも15モルパーセントが、芳香族構造を含んでなるモノマーから誘導される。したがって、20〜30モルパーセントの6T単位を含んでなる半芳香族コポリアミド612/6Tは、相当するホモポリアミドPA612より改善された塩耐性を示す。
しかしながら、コポリアミド中に2種以上の繰り返し単位があることはマイナスの結果をもたらす。これらのコポリアミドでは結晶化度が低下する。その結果、それらは相当するホモポリアミドと比較して、低い高温特性を示す。これらの特性には、それらの最終用途の多くにおいて重要である高温における剛性、強度およびクリープ耐性などの機械的特性が含まれる。芳香族繰り返し単位含有量が増加して50モルパーセントに接近すると、ポリマーは次第に非晶質となり、それに応じて、高温特性におけるより高い損失が示される。
ポリフタルアミドの場合、芳香族繰り返し単位のモル含有量が55パーセントを超えると、コポリアミドの結晶化度が増加し、改善された高温特性を示すことが可能である。しかしながら、これらのコポリアミドは、しばしば300℃を超える非常に高い融点を有する。それらは、ホースおよびチューブ、ケーブルカバーおよび単繊維などの押出成形加工を必要とする用途には望ましくない。これらの用途のために、約290℃未満で融点を示すポリアミドを有することが望ましい。
したがって、塩耐性および高温機械的特性は、半芳香族コポリアミドの芳香族繰り返し単位含有量によって影響される2つの矛盾する態様である。良好な耐塩性および高温特性を同時に示し、300℃未満の温度で加工可能である半芳香族コポリアミド調合物を開発することが望ましい。
本明細書には、
A)a)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで55〜90重量パーセントの融点を有する半結晶半芳香族コポリアミドであって、
a−1)約15〜50モルパーセントの、
i)1種またはそれ以上の8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミン
から誘導される芳香族繰り返し単位と、
a−2)50〜85モルパーセントの、
ii)8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する前記第1の脂肪族ジアミン、または
iii)8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される脂肪族繰り返し単位と
を含んでなり、0.23以上のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも20J/gの融解熱を有する半結晶半芳香族コポリアミド、
b)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで10〜45重量パーセントの融点を有する脂肪族ホモポリアミドであって、
iv)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミン、または
v)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される繰り返し単位を含んでなり、0.21以下のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも30J/gの融解熱を有する脂肪族ホモポリアミド
を含んでなり、そして前記第1および第2の脂肪族ジアミンが同一であることも、もしくは異なることも可能であるポリアミド組成物、
B)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントのポリマー強靭化剤、
C)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜20重量パーセント、好ましくは0〜12重量パーセントの可塑剤、ならびに
D)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントの強化剤
を含んでなる、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物であって、
前記溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供するための溶融ブレンドが、前記半結晶半芳香族コポリアミドおよび前記脂肪族ホモポリアミドの融点より高く、かつ約290℃以下、好ましくは280℃以下の溶融温度で実行され、そして上記溶融ブレンドされた組成物がガラス転移を有し、そして前記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物が開示される。
本明細書には、さらに、上記成分A)〜D)を溶融ブレンドする工程を含んでなり、B)、C)およびD)の重量パーセントは、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づき、前記溶融ブレンドされた組成物がガラス転移を有し、そして前記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供するための方法が開示される。
半結晶コポリマーの動的機械分析を示す。
本明細書中、融点は、第1の加熱スキャンにおいて10℃/分のスキャン速度での示差走査熱量測定(DSC)によって決定される。融点は吸熱ピークの最大で測定され、そしてジュール/グラム(J/g)の融解熱は吸熱ピーク内の面積である。
動的機械分析(DMA)は、本明細書中、温度の関数として、貯蔵弾性率(E’)および損失弾性率(E’’)の測定、ならびにガラス転移の決定のために使用される。タンジェントデルタは、温度の関数として、貯蔵弾性率によって割られた損失弾性率(E’/E’’)から生じる曲線である。
動的機械分析は、「Dynamic Mechanical Analysis:A practical Introduction」,Menard K.P.,CRC Press(2008)ISBN is 978−1−4200−5312−8に詳細に検討されている。貯蔵弾性率(E’)、損失弾性率(E’’)曲線は、温度の増加に応じてポリマー材料に生じる分子遷移に応じる特定の変化を示す。重要な遷移はガラス転移と呼ばれる。これは、ポリマーの非晶質相が、ガラス質からゴム状態に移行し、そして大規模な分子運動を示す温度範囲を特徴づける。したがって、ガラス転移温度は、ポリマー材料の具体的な特性およびその形態的な構造である。本明細書に開示される溶融ブレンドされたポリアミド組成物に関しては、ガラス転移は約10〜約90℃の温度範囲で生じる。タンジェントデルタ曲線は、この温度範囲の突出したピークを示す。このピークタンジェントデルタ温度は、当該技術において、タンジェントデルタガラス転移温度として定義され、そしてピークの高さはポリマー材料の結晶化度の尺度である。結晶化度が低い、または結晶化度のないポリマー試料は、非晶質相分子運動の大きな寄与のため、高いタンジェントデルタピークを示すが、結晶化度の高い試料は、結晶相の分子がそのような大規模なゴム様運動を示すことが不可能であるため、より小さいピークを示す。したがって、本明細書中、タンジェントデルタガラス転移ピークの値は、溶融ブレンドされた熱可塑性ポリアミド組成物の結晶化度を比較するための指標として使用される。
図1は、貯蔵弾性率(E’)、損失弾性率(E’’)曲線および計算されたタンジェントデルタ曲線(E’’/E’)を示す結晶コポリマーの動的機械分析を示す。「Thermal Analysis of Polymers」,Sepe M.P.,Rapra Review Reports,Vol.8,No.11(1977)に検討されるように、より高いタンジェントデルタピークは、より低い結晶化度に相当し、そして反対により低いタンジェントデルタピークは、より高い結晶化度に相当する。
本明細書に開示されるポリアミドは、ホモポリマーまたはコポリマーであり、用語コポリマーは、2個以上のアミドおよび/またはジアミド分子繰り返し単位を有するポリアミドを指す。ホモポリマーおよびコポリマーは、それらのそれぞれの繰り返し単位によって特定される。本明細書に開示されるコポリマーに関しては、繰り返し単位は、コポリマーに存在する繰り返し単位のモル%の順に記載される。以下のリストに、ホモポリマーおよびコポリマーポリアミド(PA)のモノマーおよび繰り返し単位を識別するために使用される略語を例示する。
HMD ヘキサメチレンジアミン(または二価酸と組み合わせて使用される場合は6)
T テレフタル酸
AA アジピン酸
DMD デカメチレンジアミン
6 ε−カプロラクタム
DDA デカン二酸
DDDA ドデカン二酸
I イソフタル酸
MXD メタキシリレンジアミン
TMD 1,4−テトラメチレンジアミン
4T TMDおよびTから形成されるポリマー繰り返し単位
6T HMDおよびTから形成されるポリマー繰り返し単位
DT 2−MPMDおよびTから形成されるポリマー繰り返し単位
MXD6 MXDおよびAAから形成されるポリマー繰り返し単位
66 HMDおよびAAから形成されるポリマー繰り返し単位
10T DMDおよびTから形成されるポリマー繰り返し単位
410 TMDおよびDDAから形成されるポリマー繰り返し単位
510 1,5−ペンタンジアミンおよびDDAから形成されるポリマー繰り返し単位
610 HMDおよびDDAから形成されるポリマー繰り返し単位
612 HMDおよびDDDAから形成されるポリマー繰り返し単位
6 ε−カプロラクタムから形成されるポリマー繰り返し単位
11 11−アミノウンデカン酸から形成されるポリマー繰り返し単位
12 12−アミノドデカン酸から形成されるポリマー繰り返し単位
当該技術において、用語「6」が単独で使用される場合、ε−カプロラクタムから形成されるポリマー繰り返し単位を示すことに注意すべきである。あるいは、「6」が、T、例えば6Tなどの二価酸と組み合わせて使用される場合、「6」はHMDを指す。ジアミンおよび二価酸を含んでなる繰り返し単位において、ジアミンが最初に示される。さらに、「6」がジアミンと組み合わせて使用される、例えば66の場合、最初の「6」はジアミンHMDを指し、そして2番目の「6」はアジピン酸を指す。同様に、他のアミノ酸またはラクタムから誘導される繰り返し単位は、炭素原子数を示す単一の数として示される。
コポリマー繰り返し単位は、スラッシュ(すなわち/)で区切られる。例えば、ポリ(デカメチレンデカンジアミド/デカメチレンテレフタルアミド)は、PA1010/10T(75/25)と省略され、そしてカッコ内の値は、コポリマー中の各繰り返し単位の繰り返し単位のモル%である。
溶融ブレンドされた熱可塑性組成物で有用な半結晶半芳香族コポリアミドは、
a−1)約15〜50モルパーセント、好ましくは15〜40モルパーセントの、
i)1種またはそれ以上の8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミン
から誘導される芳香族繰り返し単位と、
a−2)50〜85モルパーセント、好ましくは60〜85モルパーセントの、
ii)8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する前記第1の脂肪族ジアミン、または
iii)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される脂肪族繰り返し単位と、
を含んでなり、半芳香族コポリアミドは、0.23以上のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも20J/gの融解熱を有する。
8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸には、テレフタル酸、イソフタル酸および2,6−ナフタレン二酸が含まれる。テレフタル酸およびイソフタル酸が好ましい。
8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジカルボン酸には、デカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸が含まれてよい。ドデカン二酸およびデカン二酸が好ましい脂肪族ジカルボン酸である。
4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミンは、4〜12個の炭素原子を有してもよく、そしてより好ましくは、ヘキサメチレンジアミン(HMD)、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、および2−メチル−1,5−ペンタメチレンジアミンからなる群から選択される。
8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸またはラクタムは、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸またはそれらのそれぞれのラクタムであってもよい。
溶融ブレンドされた熱可塑性組成物で有用な半結晶半芳香族コポリアミドには、PA612/6T(85/15)〜(55/45)、好ましくはPA612/6T(75/25)、PA612/6T(70/30)およびPA612/6T(60/40);PA610/6T(85/15)〜(55/45)、好ましくはPA610/6T(80/20)、PA610/6T(75/25)およびPA610/6T(60/40);PA1010/10(85/15)〜(55/45)、好ましくはPA1010/10T(80/20);PA612/6I(90/10)〜(70/30)、好ましくはPA612/6I(85/15);ならびに15〜45モルパーセントの6T+6Iのモルパーセントを有し、T対Iの比率が約4:1〜1:1であるPA612/6T/6I、好ましくはPA612/6T/6I 80/10/10および(75/20/5)からなる群から選択されるものが含まれる。
溶融ブレンドされた熱可塑性組成物で有用な脂肪族ホモポリアミドは、
iv)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミン、または
v)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される繰り返し単位を含んでなり、脂肪族ホモポリアミドは、0.21以下のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも30J/gの融解熱を有する。
8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジカルボン酸は、第1の脂肪族ジカルボン酸に関して上記で開示されたものと同一でもよい。6〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミンは、第1の脂肪族ジアミンに関して上記で開示されたものと同一でもよい。8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族アミノ酸もしくはラクタムは、第1の脂肪族アミノ酸もしくはラクタムに関して上記で開示されたものと同一でもよい。好ましい第2の脂肪族ジアミンは、HMD、デカンジアミンおよびドデカンジアミンである。
好ましくは、脂肪族ホモポリアミドに存在する第2の脂肪族ジカルボン酸、第2の脂肪族ジアミン、および/または第2の脂肪族アミノ酸もしくはラクタムは、半結晶半芳香族コポリアミドに存在する第1の脂肪族ジカルボン酸、第1の脂肪族ジアミンおよび第1の脂肪族アミノ酸もしくはラクタムと同一である。
溶融ブレンドされた熱可塑性組成物で有用な脂肪族ホモポリアミドには、PA612、PA610、PA1010およびPA614が含まれる。
溶融ブレンドされた熱可塑性組成物は、A)ポリアミド組成物が表1に記載されるものからなる群から選択されるものであってよい。
Figure 2014503675
ポリマー強靭化剤は、ポリマー、典型的に、25℃未満の融点および/またはガラス転移温度を有するエラストマーであるか、あるいはゴム状である、すなわち、(ASTM法D3418−82で測定される)約10J/g未満、より好ましくは約5J/g未満の融解熱を有し、そして/または80℃未満、より好ましくは約60℃未満の融点を有する。好ましくは、ポリマー強靭化剤は、ポリエチレン標準を使用するゲル透過クロマトグラフィーで測定した場合、約5,000以上、より好ましくは約10,000以上の重量平均分子量を有する。
ポリマー強靭化剤は、官能化強靭化剤、非官能化強靭化剤または2種のブレンドであることができる。
官能化強靭化剤は、ポリアミドと反応可能な反応性の官能基が結合している。そのような官能基は、通常、既存のポリマー上に小分子をグラフト化することによって、またはポリマー強靭化分子が共重合によって製造される場合、所望の官能基を含有するモノマーを共重合することによって、ポリマー強靭化剤に「結合する」。グラフト化の例としては、無水マレイン酸を、フリーラジカルグラフト化技術を使用して、(α−オレフィンが、プロピレンまたは1−オクテンなどの末端二重結合を有する直鎖オレフィンであるエチレン/α−オレフィンコポリマーなどの)炭化水素ゴム上へグラフト化してもよい。得られたグラフト化ポリマーは、それに結合したカルボン酸無水物および/またはカルボキシル基を有する。
エチレンコポリマーは、官能基がポリマーに共重合されるポリマー強靭化剤の一例であり、例えば、エチレンと、適切な官能基を含有する(メタ)アクリレートモノマーとのコポリマーである。本明細書において、用語(メタ)アクリレートは、化合物がアクリレート、メタクリレートまたは2つの混合物であってもよいことを意味する。有用な(メタ)アクリレート官能性化合物には、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートおよび2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレートが含まれる。エチレンおよび官能化(メタ)アクリレートモノマーに加えて、酢酸ビニル、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレートおよびシクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの非官能性(メタ)アクリレートエステルなどの他のモノマーがそのようなポリマーに共重合されてもよい。ポリマー強靭化剤には、参照によって本明細書に援用される米国特許第4,174,358号明細書に記載されるものが含まれる。
もう1つの官能化強靭化剤は、カルボン酸金属塩を有するポリマーである。そのようなポリマーは、カルボキシルまたはカルボン酸無水物含有化合物をポリマーに結合するためのグラフト化または共重合によって製造されてもよい。この種類の有用な材料には、E.I.DuPont de Nemours & Co.Inc.,Wilmington,DE 19898 USAから入手可能なSurlyn(登録商標)イオノマー、および金属中和無水マレイン酸グラフト化された上記のエチレン/α−オレフィンポリマーが含まれる。これらのカルボキシレート塩のための好ましい金属カチオンには、Zn、Li、MgおよびMnが含まれる。
本発明で有用なポリマー強靭化剤には、本明細書に定義されるような、不飽和カルボン酸無水物でグラフト化された直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)または直鎖低密度ポリエチレン、エチレンコポリマー;不飽和カルボン酸無水物でグラフト化されたエチレン/α−オレフィンまたはエチレン/α−オレフィン/ジエンコポリマー;コア−シェルポリマーおよび非官能化強靭化剤からなる群から選択されるものが含まれる。
本明細書中、用語エチレンコポリマーには、エチレンターポリマーおよびエチレンマルチポリマーが含まれ、すなわち、3つを超える異なる繰り返し単位を有する。本発明のポリマー強靭化剤として有用なエチレンコポリマーには、
Eがエチレンから形成されるラジカルであり、
Xが、
CH=CH(R)−C(O)−OR
(式中、RはH、CHまたはCであり、そしてRは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である)、酢酸ビニルおよびそれらの混合物から形成されるラジカルからなる群から選択され、XはE/X/Yコポリマーの0〜50重量%を構成し、
Yが、一酸化炭素、二酸化硫黄、アクリロニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸ジエステル、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、イタコン酸、フマル酸、フマル酸モノエステルならびに前記酸のカリウム、ナトリウムおよび亜鉛塩、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレートおよびグリシジルビニルエーテルからなる群から選択されるモノマーから形成される1種またはそれ以上のラジカルであり、Yは、E/X/Yコポリマーの0.5〜35重量%、そして好ましくはE/X/Yコポリマーの0.5〜20重量パーセントであり、そしてEは残りの重量パーセントであり、そして好ましくは、E/X/Yコポリマーの40〜90重量パーセントを構成する、式E/X/Yのエチレンコポリマーからなる群から選択されるものが含まれる。
官能化強靭化剤が、最小約0.5、より好ましくは1.0、非常に好ましくは約2.5重量パーセントの官能基またはカルボン酸塩(金属を含む)を含有する繰り返し単位および/またはグラフト化分子、ならびに最高約15、より好ましくは約13、そして非常に好ましくは約10重量パーセントの官能基またはカルボン酸塩(金属を含む)を含有するモノマーを含有することが好ましい。好ましい範囲を形成するために、あらゆる好ましい最小量が、あらゆる好ましい最大量と組み合わせられてもよいことは理解されるべきである。ポリマー強靭化剤に2種以上の官能性モノマーが存在してもよく、そして/または2種以上のポリマー強靭化剤が存在してもよい。一実施形態において、ポリマー強靭化剤は、約2.5〜約10重量パーセントの官能基またはカルボン酸塩(金属を含む)を含有する繰り返し単位および/またはグラフト化分子を含んでなる。
官能化強靭化剤の量ならびに/あるいは官能基および/または金属カルボン酸基の量を増加することによって、しばしば組成物の強靱性が増加することが見出された。しかしながら、これらの量は、好ましくは、特に最終部品形状が達成される前に、組成物が架橋(熱硬化)し得る点および/または最初に強靭化剤を溶融して互いに架橋し得る点まで増加しないべきである。これらの量を増加させることによって溶融粘度も増加し得、そして、溶融粘度は、好ましくは、成形が困難になるほど増加しないべきである。
官能化強靭化剤に加えて、非官能化強靭化剤が存在してもよい。非官能化強靭化剤には、エチレン/α−オレフィン/ジエン(EPDM)ゴム、ポリエチレン(PE)およびポリプロピレンを含むポリオレフィン、ならびにエチレン/1−オクテンコポリマーなどのエチレン/α−オレフィン(EP)ゴムなどのポリマー、ならびにDow Chemical,Midland MichiganからENGAGE(登録商標)の商標で市販されるコポリマーなどが含まれる。他の非官能性強靭化剤には、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンコポリマー、スチレン−水素化イソプレン−スチレンコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレンコポリマー、スチレン−水素化ブタジエン−スチレンコポリマー、スチレン系ブロックコポリマー、(上記ポリマーはブロックまたはランダムポリマーではない)ポリスチレンを含むスチレン含有ポリマーが含まれる。例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、またはABSは、ポリブタジエンの存在下でスチレンおよびアクリロニトリルを重合させることによって製造されるターポリマーである。割合は、15〜35%のアクリロニトリル、5〜30%のブタジエンおよび40〜60%のスチレンで変動可能である。結果として、より短鎖のポリ(スチレンアクリロニトリル)が十字交差するポリブタジエンの長鎖が生じる。
本発明で有用な他のポリマー強靭化剤は、上記で開示されるエチレンコポリマーを含んでなり、任意選択的に架橋され、そして任意選択的にビニル芳香族コモノマー、例えばスチレンを含有する(ビニル芳香族コモノマー)コアと、ポリメチルメタクリレートを含んでもよく、任意にエポキシまたはアミンを含む官能性基を含有してもよいもう1つのポリマーを含んでなるシェルとを有する。コア−シェルポリマーは、米国特許第4180529号明細書に記載される種類の多段階連続重合技術によって調製される複数の層から構成されてもよい。各連続段階は、あらかじめ重合された段階の存在下で重合される。したがって、各層は、すぐ前段階の上部の層として重合される。
使用される場合、ポリマー強靭化剤の最小量は、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の0.5、好ましくは6、そしてより好ましくは約8重量パーセントであるが、ポリマー強靭化剤の最大量は、約45重量パーセント、好ましくは約40重量パーセントである。好ましい重量範囲を形成するために、任意の最小量が、任意の最大量と組み合わせられてもよいことは理解されるべきである。
有用なポリマー強靭化剤には、以下が含まれる。
(a)エチレン、グリシジル(メタ)アクリレートおよび任意選択的に1種またはそれ以上の(メタ)アクリレートエステルのコポリマー。
(b)無水マレイン酸などの不飽和カルボン酸無水物でグラフト化されたエチレン/α−オレフィンまたはエチレン/α−オレフィン/ジエン(EPDM)コポリマー。
(c)エチレン、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレートおよび任意に1種またはそれ以上の(メタ)アクリレートエステルのコポリマー。
(d)相当するイオノマーを形成するために、Zn、Li、MgまたはMn化合物と反応させた、エチレンおよびアクリル酸のコポリマー。
本発明で使用されるポリアミド組成物は、単独でコポリアミドを含んでなってもよいか、または添加剤を任意に含んでなってもよい。好ましい添加剤は、少なくとも1種の可塑剤である。可塑剤は、好ましくはポリアミドと混和性である。適切な可塑剤の例には、スルホンアミド、好ましくは、ベンゼンスルホンアミドとトルエンスルホンアミドなどの芳香族スルホンアミドが含まれる。適切なスルホンアミドの例には、N−ブチルベンゼンスルホンアミド、N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド、N−エチル−o−トルエンスルホンアミド、N−エチル−p−トルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミドなどのN−アルキルベンゼンスルホンアミドおよびトルエンスルホンアミドが含まれる。N−ブチルベンゼンスルホンアミド、N−エチル−o−トルエンスルホンアミドおよびN−エチル−p−トルエンスルホンアミドが好ましい。
可塑剤および任意選択的に他の成分とポリマーを溶融ブレンドすることによって、または重合の間、可塑剤が組成物に組み込まれてもよい。可塑剤が重合の間に組み込まれる場合、重合サイクルを開始する前に、ポリアミドモノマーを1種またはそれ以上の可塑剤とブレンドし、そしてブレンドを重合反応器に導入する。あるいは、可塑剤を重合サイクルの間に反応器に添加することができる。
使用される場合、可塑剤は、組成物の全重量に基づく重量パーセントで約1〜約20重量パーセント、またはより好ましくは約6〜約18重量パーセント、またはさらにより好ましくは約8〜約15重量パーセントで組成物中に存在する。
強化剤は、任意の充填材であってよいが、好ましくは、炭酸カルシウム、円形および非円形断面を有するガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、炭素繊維、タルク、マイカ、ウォラストナイト、焼成粘土、カオリン、珪藻土、硫酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、ナトリウムアルミニウムカルボネート、バリウムフェライト、チタン酸カリウムおよびそれらの混合物からなる群から選択される。
非円形断面を有するガラス繊維は、ガラス繊維の縦方向に垂直に位置し、そして断面において最長直線距離に相当する長軸を有する断面を有するガラス繊維を指す。非円形断面は、長軸に対して垂直方向の断面で最長直線距離に相当する短軸を有する。繊維の非円形断面は、繭型(8の字)形、長方形、楕円形、概略的三角形、多角形、および長方形を含む様々な形状を有してもよい。当業者によって理解されるように、断面は他の形状を有してもよい。長軸の長さ対短軸の比率は、好ましくは約1.5:1〜約6:1である。比率は、より好ましくは約2:1〜5:1、なおより好ましくは約3:1〜約4:1である。適切なガラス繊維は、欧州特許第0190001号明細書および同第0196194号明細書に開示される。
好ましい強化剤には、ガラス繊維、ならびに鉱物カオリン、粘土、マイカおよびタルクが含まれる。ガラス繊維が好ましい強化剤である。
本発明で使用されるポリアミド組成物は、衝撃改質剤、熱、酸化および/または光安定剤、着色剤、潤滑油、離型剤などのような追加的な添加剤を任意選択的に含んでなってもよい。そのような添加剤は、得られる材料の所望の特性次第で、従来の量で添加可能であり、そして所望の特性に対するこれらの量の制御は、当業者の知識の範囲内である。
存在する場合、添加剤は、任意の既知の方法を使用して、溶融ブレンドによって、本発明で使用されるポリアミド組成物に組み込まれてもよい。ポリアミド組成物を得るために、成分材料を、一軸または二軸押出機、ブレンダー、ニーダー、バンブリー攪拌器などの溶融攪拌器を使用して、均質になるまで混合してよい。あるいは材料の一部を溶融攪拌器で混合してもよく、そして残りの材料を添加して、均質になるまでさらに溶融混合してもよい。
さらに、
A)a)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで55〜90重量パーセントの融点を有する半結晶半芳香族コポリアミドであって、
a−1)約15〜50モルパーセント、好ましくは15〜40モルパーセントの、
i)1種またはそれ以上の8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミン
から誘導される芳香族繰り返し単位と、
a−2)50〜85モルパーセント、好ましくは60〜85モルパーセントの、
ii)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する前記第1の脂肪族ジアミン、または
iii)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される脂肪族繰り返し単位と
を含んでなる半結晶半芳香族コポリアミド、
b)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで10〜45重量パーセントの融点を有する脂肪族ホモポリアミドであって、
iv)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミン、または
v)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
から誘導される繰り返し単位を含んでなる脂肪族ホモポリアミド
を含んでなり、そして前記第1および第2の脂肪族ジアミンは同一であることも、もしくは異なることも可能であるポリアミド組成物、
B)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセント、好ましくは10〜40重量パーセントのポリマー強靭化剤、
C)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜20重量パーセント、好ましくは0〜12重量パーセントの可塑剤、ならびに
D)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントの強化剤
を溶融ブレンドする工程を含んでなる、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供する方法であって、
前記溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供するための溶融ブレンドが、前記半結晶半芳香族コポリアミドおよび前記脂肪族ホモポリアミドの融点より高く、かつ約290℃以下、好ましくは280℃以下の溶融温度で実行され、そして前記溶融ブレンドされた組成物がガラス転移を有し、そして前記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する方法が開示される。溶融ブレンドされた熱可塑性組成物に関して本明細書に開示される全ての優先および特質が、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供する方法にも適用される。
溶融温度は、溶融ブレンド工程の間、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の最も高い温度を意味し、溶融ブレンド工程の終了時に決定される。好ましくは、溶融温度は290℃以下、そして好ましくは280℃以下である。
もう1つの態様において、本発明は、溶融混合された組成物を成形することによって物品を製造する方法に関する。物品の例は、上記の組成物から形成される1層またはそれ以上の層を有する膜、ラミネート、単繊維、繊維、単層チューブ、ホース、パイプ、多層チューブ、ホースおよびパイプ、ならびにエンジン部品を含む自動車部品である。「成形する」とは、例えば、押出成形、射出成形、熱成形、圧縮成形、吹込み成形、単繊維紡糸、シートキャスティングまたはインフレーションフィルムなどのあらゆる成形技術を意味する。好ましくは、物品は押出成形または射出成形によって成形される。
本明細書に開示される成形されたか押出成形された熱可塑性物品は、以下の必要条件の1つ以上を満たす多くの車両、産業、消費者向け製品部品の用途を有し得る:道路用塩、水およびグリコール溶液、燃料、アルコール、油、塩素処理された水などの冷却剤による加水分解に対する耐性;特に冷環境下での高い衝撃耐性;自動車ボンネット下の温度などの高温での機械特性の改善された保持;有意な重量低下(例えば従来の金属以上に);そしてよりコンパクトで完全なデザインを可能にする雑音低減。具体的な成形または押出成形された熱可塑性物品は、自動車冷却剤ライン、燃料ライン、オイルライン、トラックエアブレーキチューブ、ラジエーターエンドタンク、エンジンマウント、トルクロッド、ブラシおよび抄紙機ベルトに使用されるものなどの産業および消費者向け用途のために使用される単繊維、ならびにスキーおよびスキー靴用のラミネーション層などのスポーツ用品からなる群から選択される。
本発明は、以下の実施例によってさらに説明される。以下の実施例が例示的な目的のみのためであり、本発明をそれらに限定するために使用されないことを理解すべきである。
方法
溶融ブレンド
溶融ブレンドは、9つのバレルセグメントを有する25mm W&P二軸押出機で実行した。押出機には、上流の溶融領域と下流の溶融ブレンド領域で、混練および混合要素を組み込んだ2つのスクリューが提供された。全てのポリマーペレットおよび添加剤粉末をあらかじめブレンドし、そして公称250g/分の速度で、押出機のメイン供給ポートに供給した。バレルを、供給ポートで200℃からフロントエンドで240〜250℃の範囲の温度までの所望の温度プロフィールに加熱した。スクリューrpmは、一般に300であった。溶融物を2つのホールダイを通して押出成形し、顆粒にペレット化した。
成形方法
溶融ブレンドされた組成物のペレットを、180トンNissei射出成型装置を使用して、ASTM D 638の詳述に従って試験片へと成形した。モールドキャビティには、ASTM D 638タイプIVの厚さ3.2mmの引張バーおよびタイプVの厚さ3.2mmの引張バーが含まれた。バレル温度プロフィールは、供給ポートで220℃〜ノズルで240℃であった。モールド温度は70℃であった。成形のために適切である0.05%未満の水分レベルを提供するため、溶融ブレンドされた組成物を、除湿乾燥器中で一晩、65℃で予備乾燥した。成形されたバーをキャビティから取り出し、そして試験の準備ができるまで、真空封着されたアルミニウムホイルバッグで、成形されて乾燥された条件で貯蔵した。
引張試験方法
23℃での引張特性を、Instron引張テスターモデル4469を使用して、タイプIVバーを用いて、ASTM D 638の詳述に従って測定した。クロスヘッド速度は50mm/分であった。125℃での引張特性を、オーブン中にグリップが位置する試験機に設置された加熱オーブンを使用して測定した。オーブン内でのより高い伸長に対応するために、より短いASTM D 638タイプVバーを使用した。クロスヘッド速度は250mm/分であった。5つの試料の平均を表中に記載する。
DSC試験方法
本明細書では、融点は、第1の加熱スキャンにおいて10℃/分のスキャン速度で示差走査熱量測定(DSC)によって決定した。融点を吸熱ピークの最大で測定し、そしてジュール/グラム(J/g)の融解熱は吸熱ピーク内の面積である。
DMA試験方法
動的機械分析(DMA)試験は、TA instruments DMA Q800装置を使用して実行した。公称18mm×12.5mm×3.2mmを測定する射出成形試験バーを、それらの一端を固定することによって、シングルカンチレバーモードで使用した。バーを3〜5分間、−140℃で平衡させ、その後、以下の条件でDMA試験を実行した:2℃/分の速度で−140℃から+160℃までの温度上昇、20マイクロメートルの振幅ならびに100、50、20、10、5、3および1Hzの多重周波数で生じる正弦波機械振動、1Hzにおける反応が、温度の関数としての貯蔵弾性率(E’)および損失弾性率(E’’)の決定のために選択される。タンジェントデルタは、貯蔵弾性率(E’)によって損失弾性率(E’’)を割ることによって計算された。
チューブ押出成形および破裂圧力試験方法
ポリマー強靭化剤を含んでなる衝撃改質溶融ブレンドされた組成物を、65℃の除湿乾燥器中で一晩乾燥した。Davis Standardチューブ押出成形システムを使用して、それらをOD8.3mm×ID6.3mmを測定するチューブに押出成形した。このシステムは、チュービングダイ、プレートスタイル口径測定器付きの真空サイジングタンク、引具およびカッターを備えた50mmの一軸押出機からなった。15.2mm(0.600インチ)のブッシングと8.9mm(0.350インチ)のチップを有するダイを使用した。口径測定器は、8.3mm(0.327インチ)であった。押出機バレル温度プロフィールは、供給ポートで210℃であり、ダイでは約230℃まで増加した。ライン速度は、典型的に4.6m/分(15フィート/分)であった。安定したプロセスが確立した後、チュービングを長さ30cmの断片に切断し、破裂圧力測定のために使用した。
チューブの破裂圧力は、圧力計を備えた手動式油圧ポンプを使用して測定した。Swagelok取付け部品を使用して、チューブの一端をポンプに接続し、チューブの他の端部は栓をしなかった。破裂圧力は、破損するまで流体圧力を手動で上げることによって測定した。熱風循環オーブン中にチューブを配置し、試験前に数時間、温度に平衡させることで、125℃での破裂圧力を同様に測定した。3つの試料の平均を表に記載する。
塩化亜鉛耐性試験
ASTM D 1693、条件Aは、石鹸、油、洗剤などの表面活性剤の存在下で、エチレンプラスチックの環境応力割れの決定のための試験方法を提供する。この手順を、以下の通りに、ZnClの50重量%水溶液に対するポリアミド組成物の応力割れ耐性を決定するために適応した。
37.5mm×12mm×3.2mmを測定する長方形の試験断片を成形した。標準手順に従って、それぞれの成形されたバーの表面に制御された刻み目を切断し、バーを、刻み目が外側に向くようにU形に曲げて、そして標準手順に従って真鍮の試験片ホルダーに配置した。各組成物に対して、少なくとも5つのバーを使用した。ホルダーを大型試験管に配置した。
使用した試験流体は、50:50の重量比で無水塩化亜鉛を水に溶解することによって調製された50重量%塩化亜鉛溶液であった。試験片ホルダーを含有する試験管に、新たに調製した塩溶液を充填し、少なくとも12mmの流体が試験断片上部の上にあるように試験断片を完全に浸漬する。試験管を、50℃に保持された循環空気オーブンに直立させて配置した。下記の表に示されるように、試験断片を、24時間の浸漬、それに続いて、拭き取りを行わない周囲条件での24時間の乾燥、または200時間までの浸漬の継続のいずれかの期間にわたって、割れ目の発現に関して周期的に調査した。試験断片の破損が最初に観察されるまでの時間を記録した。
材料
PA610は、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAから入手可能である、224℃の融点を有する、1,6−ジアミノヘキサンおよび1,10−デカン二酸から製造されたZytel(登録商標)RS3090ポリアミド610を指す。
PA612は、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAから入手可能である、約218℃の融点を有するZytel(登録商標)158NC010樹脂を指す。
PA1010は、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAから入手可能である、約203℃の融点を有する、1,10−デカンジアミンおよび1,10−デカン二酸から製造されるポリアミド樹脂を指す。
コポリアミドの調製
15、20、25および30モル%のPA6T繰り返し単位を有するPA612/6Tコポリアミドを、以下の通りにオートクレーブ中で調製した。2つの径のオートクレーブを使用した。小型オートクレーブは、公称5kgのポリマー容量を有し、そして大型オートクレーブは、公称1200kgのポリマー容量を有した。PA612/6T 85/15および80/20は小型オートクレーブで調製し、そしてPA612/6T 75/25および70/30は大型オートクレーブで製造した。
小型オートクレーブでのPA612/6T 85/15コポリアミドを製造するための手順は、以下の通りであった。
塩調製:オートクレーブに、ドデカン二酸(2266g)、テレフタル酸(288g)、78重量パーセントのヘキサメチレンジアミンを含有する水溶液(1751g)、1重量パーセントの次亜リン酸ナトリウムを含有する水溶液(35g)、28重量パーセントの酢酸を含有する水溶液(34g)、1重量パーセントのCarbowax 8000を含有する水溶液(10g)、および水(2190g)を装填した。
プロセス条件:オートクレーブ撹拌器を5rpmに設定し、そして内容物に10分間69kPa(10psi)で窒素を通気した。撹拌器を50rpmに設定し、圧力制御弁を1.72MPa(250psi)に設定して、オートクレーブを加熱した。圧力が1.72MPaに達した時点で、蒸気を排気し、圧力を1.72MPaに保持した。内容物の温度を250℃まで上昇させた。次いで、圧力を、約60分かけて0psigまで低下させた。この時、クラベスの温度は270℃まで上昇した。真空を適用することによって、オートクレーブ圧力を34.5kPa(絶対)(5psia)まで低下させ、そして15分間保持した。次いで、オートクレーブに480kPa(70psi)窒素で圧力を加え、そして溶融ポリマーをオートクレーブからキャストした。得られたポリマーストランドを冷水で急冷して、ペレット化した。
得られたコポリアミドは1.16dl/gの固有粘度(IV)を有した。この場合、IVは、25℃でm−クレゾール中0.5%溶液において測定された。
他のPA612/6T 80/20組成物を製造するために、ドデカン二酸およびテレフタル酸の量を、所望のモル比を達成するために調節した。
大型オートクレーブでPA612/6T 75/25を製造するための手順は以下の通りだった。
水中のヘキサメチレンジアミンおよびドデカン二酸から約45重量パーセント濃度のポリアミド612塩溶液を調製し、そして7.6±0.1のpHに調節した。水中のヘキサメチレンジアミンおよびテレフタル酸から約25重量パーセントのポリアミド6T塩溶液を調製し、そして8.7±0.1のpHに調節した。45重量%のポリアミド612塩溶液(1927kg)、25重量%のポリアミド6T塩溶液(937kg)、80重量パーセントのヘキサメチレンジアミンを含有する水溶液8300g、10重量%のCarbowax 8000を含有する水溶液248g、および3106gの氷酢酸を蒸発器に装填した。次いで、塩溶液を約70重量%まで濃縮し、次いでオートクレーブに装填した。3リットルの水に溶解された次亜リン酸ナトリウム(34g)も、添加ポットを介してオートクレーブに添加した。次いで、オートクレーブ中の塩溶液を加熱し、圧力を1.72MPa(250psi)まで上昇させ、この時点で蒸気を排気し、圧力を1.72MPaに保持した。そしてバッチの温度が250℃に達するまで加熱を継続した。次いで、55〜69kPa(絶対)(8〜10psia)の範囲に達するように圧力をゆっくり低下させ、一方、バッチ温度は265〜275℃までさらに上昇させた。次いで、約20分間、圧力を約69kPa(絶対)(10psia)に保持し、そして温度を265〜275℃に保持した。最後に、ポリマー溶融物をストランドに押出成形し、冷却して、ペレットに切断した。このコポリアミドは、1.2〜1.4の範囲のIVを有した。
他のPA612/6T 70/30組成物を製造するために、所望の酸モル比を達成するためにポリアミド612およびポリアミド6T塩溶液の量を調節した。
20モルパーセントおよび40モルパーセントのPA6T繰り返し単位を有するPA610/6Tコポリアミドを、以下の通り、10L径のオートクレーブで調製した。
PA610/6T 80/20
塩調製:10Lオートクレーブに、セバシン酸(2028g)、テレフタル酸(416g)、78重量パーセントのヘキサメチレンジアミンを含有する水溶液(1880g)、1重量パーセントの次亜リン酸ナトリウムを含有する水溶液(35g)、28重量パーセントの酢酸を含有する水溶液(30g)、1重量パーセントのCarbowax 8000を含有する水溶液(10g)、および水(2180g)を装填した。
プロセス条件:オートクレーブ撹拌器を5rpmに設定し、そして内容物に10分間69kPa(10psi)で窒素を通気した。撹拌器を50rpmに設定し、圧力制御弁を1.72MPa(250psi)に設定して、オートクレーブを加熱した。圧力が1.72MPaに達した時点で、蒸気を排気し、圧力を1.72MPaに保持した。内容物の温度を250℃まで上昇させた。次いで、圧力を、約60分かけて0psigまで低下させた。この時、クラベスの温度は270℃まで上昇した。真空を適用することによって、オートクレーブ圧力を34.5kPa(絶対)(5psia)まで低下させ、そして15分間保持した。次いで、オートクレーブに480kPa(70psi)窒素で圧力を加え、そして溶融ポリマーをオートクレーブからキャストした。得られたポリマーストランドを冷水で急冷して、ペレット化した。
得られたコポリアミドは1.17dl/gの固有粘度(IV)を有した。この場合、IVは、25℃でm−クレゾール中0.5%溶液において測定された。DSCで測定したところ、ポリマーは204℃の融点を有した。
PA610/6T 60/40
塩調製:10Lオートクレーブに、セバシン酸(1557g)、テレフタル酸(852g)、78.4重量パーセントのヘキサメチレンジアミンを含有する水溶液(1914g)、1重量パーセントの次亜リン酸ナトリウムを含有する水溶液(35g)、28重量パーセントの酢酸を含有する水溶液(30g)、1重量パーセントのCarbowax 8000を含有する水溶液(10g)、および水(2165g)を装填した。
プロセス条件:オートクレーブ撹拌器を5rpmに設定し、そして内容物に10分間69kPa(10psi)で窒素を通気した。撹拌器を50rpmに設定し、圧力制御弁を2.07MPa(300psi)に設定して、オートクレーブを加熱した。圧力が2.07MPaに達した時点で、蒸気を排気し、圧力を2.07MPaに保持した。内容物の温度を260℃まで上昇させた。次いで、圧力を、約45分かけて0psigまで低下させた。この時、クラベスの温度は285℃まで上昇した。真空を適用することによって、オートクレーブ圧力を34.5kPa(絶対)(5psia)まで低下させ、そして30分間保持した。次いで、オートクレーブに480kPa(70psi)窒素で圧力を加え、そして溶融ポリマーをオートクレーブからキャストした。得られたポリマーストランドを冷水で急冷して、ペレット化した。
得られたコポリアミドは1.18dl/gの固有粘度(IV)を有した。この場合、IVは、25℃でm−クレゾール中0.5%溶液において測定された。DSCで測定したところ、ポリマーは243℃の融点を有した。
ポリマー強靭化剤
PT−1は、Exxon LLDPE 1002.09として商業的に入手可能である、0.918の比重および190℃で2グラム/10分のメルトインデックスを有する直線低密度ポリエチレン(LLDPE)を指す。
PT−2は、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAからFusabond(登録商標)MB226D樹脂として入手可能である、無水マレイン酸グラフト化LLDPEを指す。
PT−3は、Dow ChemicalsからEngage 8180として商業的に入手可能である、72重量パーセントのエチレンおよび28重量パーセントの1−オクテンからなるエチレン−オクテンコポリマーを指す。
PT−4は、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAからFusabond(登録商標)N493として入手可能である、無水マレイン酸グラフト化エチレン−オクテンコポリマーを指す。
PT−5は、Nordel 3745Pとして商業的に入手可能である、0.9重量%の無水マレイン酸でグラフト化された、エチレン、プロピレンおよびノルボルネン(重量比70:29.5:0.5)からなるエチレン−プロピレン−ノルボルネンを指す。
添加剤
Akrochem 383SWPは、Akron Chemicalsからのヒンダードフェノール酸化防止剤を指す。
Naugard 445安定剤は、Chemtura Chemical Company,Middlebury,Connから商業的に入手可能である、4,4’ジ(.α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミンを指す。
Irgafos 168安定剤は、BASFからのホスファイト酸化防止剤である。
HS7:1:1は、7:1:1重量部のKI:CuI:ジステアリン酸Alを有する、銅をベースとする熱安定剤を指す。
C−Blackは、Ampacet Corporation,Tarrytown,NYから入手可能である、エチレン/メタクリル酸コポリマー中45重量パーセントカーボンブラックからなるブラックマスターバッチを指す。
n−BBSAは、n−ブチルベンゼンスルホンアミド可塑剤である。
表2および3に、実施例で使用された脂肪族ホモポリアミドおよび半芳香族コポリアミドの特性を記載する。
Figure 2014503675
Figure 2014503675
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E1〜E3は、比較例C7に対して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびブレンドにおけるより高い結晶化度を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E4〜E6は、比較例C8に対して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびブレンドにおけるより高い結晶化度を示す。
実施例E7〜E12
実施例E7〜E12は、上記の25mmの二軸押出機で調製されたが、210〜230℃または260〜285℃のいずれかのバレル温度プロフィールが供給ホッパーからダイまで使用されて、260℃未満または280℃より高い溶融ブレンド温度が得られる組成物を示す。得られたブレンドを、表6で示すように動的機械分析によって分析した。
Figure 2014503675
260℃未満の溶融温度で製造された組成物E7、E9およびE11は、それぞれ280℃より高い溶融温度で製造された組成物E8、E10およびE12と比較して、125℃でより低いタンジェントデルタ値およびより高い貯蔵弾性率を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E13およびE14は、C9と比較して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E15は、C10と比較して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E16およびE17は、C11と比較して、0.21以下のタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E18は、C12と比較して、0.21のタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E19およびE20は、C13と比較して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E21は、C14と比較して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。
表13に、様々なモル比の半芳香族コポリアミドPA610/6Tの特性を記載する。
Figure 2014503675
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E22は、比較例C15に対して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、改善された高温弾性率、およびブレンドにおけるより高い結晶化度を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E23、E24およびE25は、比較例C16に対して、0.21より低いタンジェントデルタピーク値、および改善された高温弾性率を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E26は、0.21のタンジェントデルタピーク値、および改善された高温弾性率を示す。
Figure 2014503675
溶融ブレンドされた組成物E27およびE28は、それぞれ、比較例C19およびC20と比較して、改善された高温弾性率、およびより良好な高温チューブ圧力を示す。
Figure 2014503675
可塑剤が存在する場合、組成物C21およびE29は両方とも0.21より低いタンジェントデルタピーク値を示すが、溶融ブレンドされた組成物E29は、C21と比較して、改善された高温弾性率およびより良好な高温チューブ破裂圧力を示す。

Claims (12)

  1. A)a)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで55〜90重量パーセントの融点を有する半結晶半芳香族コポリアミドであって、
    a−1)約15〜50モルパーセントの、
    i)1種またはそれ以上の8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミン
    から誘導される芳香族繰り返し単位と、
    a−2)50〜85モルパーセントの、
    ii)8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する前記第1の脂肪族ジアミン、または
    iii)8〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
    から誘導される脂肪族繰り返し単位と
    を含んでなり、0.23以上のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも20J/gの融解熱を有する半結晶半芳香族コポリアミド、
    b)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで10〜45重量パーセントの融点を有する脂肪族ホモポリアミドであって、
    iv)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミン、または
    v)8〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
    から誘導される繰り返し単位を含んでなり、0.21以下のDMAタンジェントデルタピーク値、およびDSCの第1の熱サイクルにおいて測定した場合に少なくとも30J/gの融解熱を有する脂肪族ホモポリアミド
    を含んでなり、そして前記第1および第2の脂肪族ジアミンが同一であることも、もしくは異なることも可能であるポリアミド組成物、
    B)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントのポリマー強靭化剤、
    C)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜20重量パーセント、好ましくは0〜12重量パーセントの可塑剤、ならびに
    D)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントの強化剤
    を含んでなる、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物であって、
    ガラス転移を有し、前記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  2. 前記半結晶半芳香族コポリアミドが、PA612/6T(85/15)〜(55/45)、PA610/6T(85/15)〜(55/45)、PA1010/10T(85/15)〜(55/45)、PA612/6I(90/10)〜(70/30)、および15〜45モルパーセントの6T+6Iのモルパーセントを有し、T対Iの比率が約4:1〜1:1であるPA612/6T/6Iからなる群から選択される、請求項1に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  3. 前記脂肪族ホモポリアミドが、PA612、PA610、PA1010およびPA614からなる群から選択される、請求項1または2のいずれか一項に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  4. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA612/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA612である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  5. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA610/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA610である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  6. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA610/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA1010である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  7. A)a)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで55〜90重量パーセントの融点を有する半結晶半芳香族コポリアミドであって、
    a−1)約15〜50モルパーセント、好ましくは15〜40モルパーセントの、
    i)1種またはそれ以上の8〜20個の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第1の脂肪族ジアミン
    から誘導される芳香族繰り返し単位と、
    a−2)50〜85モルパーセント、好ましくは60〜85モルパーセントの、
    ii)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する前記第1の脂肪族ジアミン、または
    iii)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
    から誘導される脂肪族繰り返し単位と
    を含んでなる半結晶半芳香族コポリアミド、
    b)a)およびb)の全重量に基づく重量パーセントで10〜45重量パーセントの融点を有する脂肪族ホモポリアミドであって、
    iv)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および4〜20個の炭素原子を有する第2の脂肪族ジアミン、または
    v)8〜20個の炭素原子を有する脂肪族アミノ酸もしくはラクタム
    から誘導される繰り返し単位を含んでなる脂肪族ホモポリアミド
    を含んでなり、そして前記第1および第2の脂肪族ジアミンは同一であることも、もしくは異なることも可能であるポリアミド組成物、
    B)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントのポリマー強靭化剤、
    C)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜20重量パーセント、好ましくは0〜12重量パーセントの可塑剤、ならびに
    D)溶融ブレンドされた熱可塑性組成物の全重量に基づく重量パーセントで0〜45重量パーセントの強化剤
    を溶融ブレンドする工程を含んでなる、溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供する方法であって、
    前記溶融ブレンドされた熱可塑性組成物を提供するための溶融ブレンドが、前記半結晶半芳香族コポリアミドおよび前記脂肪族ホモポリアミドの融点より高く、かつ約290℃以下の溶融温度で実行され、そして前記溶融ブレンドされた組成物がガラス転移を有し、そして前記ガラス転移において0.21以下のタンジェントデルタピーク(E’’/E’)値を有する方法。
  8. 前記半結晶半芳香族コポリアミドが、PA612/6T(85/15)〜(55/45)、PA610/6T(85/15)〜(55/45)、PA1010/10T(85/15)〜(55/45)、PA612/6I(90/10)〜(70/30)、および15〜45モルパーセントの6T+6Iのモルパーセントを有し、T対Iの比率が約4:1〜1:1であるPA612/6T/6Iからなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記脂肪族ホモポリアミドが、PA612、PA610、PA1010およびPA614からなる群から選択される、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA612/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA612である、請求項7または8に記載の方法。
  11. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA610/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA610である、請求項7または8に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
  12. 前記半結晶半芳香族コポリアミドがPA610/6T(85/15)〜(55/45)であり、そして前記脂肪族ホモポリアミドがPA1010である、請求項7または8に記載の溶融ブレンドされた熱可塑性組成物。
JP2013551427A 2011-01-31 2012-01-31 溶融ブレンドされた熱可塑性組成物 Active JP5916762B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161437840P 2011-01-31 2011-01-31
US61/437,840 2011-01-31
PCT/US2012/023276 WO2012106309A2 (en) 2011-01-31 2012-01-31 Melt-blended thermoplastic composition

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014503675A true JP2014503675A (ja) 2014-02-13
JP2014503675A5 JP2014503675A5 (ja) 2015-01-08
JP5916762B2 JP5916762B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=46577853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013551427A Active JP5916762B2 (ja) 2011-01-31 2012-01-31 溶融ブレンドされた熱可塑性組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8691911B2 (ja)
EP (1) EP2670805B1 (ja)
JP (1) JP5916762B2 (ja)
CN (1) CN103339201B (ja)
BR (1) BR112013019343B8 (ja)
WO (1) WO2012106309A2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150113922A (ko) * 2014-03-31 2015-10-08 이엠에스-패턴트 에이지 폴리아미드 몰딩 조성물, 이의 제조 방법 및 이들 폴리아미드 몰딩 조성물의 용도
JP2017530242A (ja) * 2014-10-03 2017-10-12 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 改良された機械特性を有する熱可塑性ポリマー組成物
JP2018048257A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
JP2020534422A (ja) * 2017-09-20 2020-11-26 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 耐熱性ポリアミド組成物

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5856183B2 (ja) * 2010-12-07 2016-02-09 サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ ポリ(アリーレンエーテル)−ポリオレフィン組成物、およびそのワイヤーおよびケーブルの絶縁と被覆における使用
WO2013181484A1 (en) 2012-05-31 2013-12-05 Corning Incorporated Stiff interlayers for laminated glass structures
US20140065338A1 (en) * 2012-08-28 2014-03-06 E I Du Pont De Nemours And Company Monolayer tubes comprising thermoplastic polyamide
CN103289372A (zh) * 2013-05-09 2013-09-11 东莞市意普万尼龙科技股份有限公司 一种汽车发动机罩盖专用尼龙6组合物及其制备方法
CN103254423A (zh) * 2013-05-20 2013-08-21 金发科技股份有限公司 一种聚酰胺树脂和由其组成的聚酰胺组合物
US10279567B2 (en) 2013-08-30 2019-05-07 Corning Incorporated Light-weight, high stiffness glass laminate structure
DE102013218957A1 (de) * 2013-09-20 2015-03-26 Evonik Industries Ag Formmasse auf Basis eines teilaromatischen Copolyamids
DE102013218964A1 (de) * 2013-09-20 2015-03-26 Evonik Industries Ag Formmasse auf Basis eines teilaromatischen Copolyamids
WO2015168073A1 (en) 2014-04-29 2015-11-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Solar cell modules with improved backsheet
WO2015168075A1 (en) 2014-04-29 2015-11-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photovoltaic cells with improved backsheet
WO2015168068A1 (en) 2014-04-29 2015-11-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Photovoltaic cells with improved multilayer backsheet
EP3157987B1 (en) * 2014-06-20 2018-05-16 Rhodia Operations Polyamide molding compositions, molded parts obtained therefrom, and use thereof
JP5928668B1 (ja) * 2014-11-20 2016-06-01 東レ株式会社 高圧水素に触れる成形品用のポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた成形品
EP3069873B1 (de) * 2015-03-17 2017-09-06 Evonik Degussa GmbH Mehrschichtverbund mit schichten aus teilaromatischen polyamiden
EP3069875B1 (de) * 2015-03-17 2017-07-05 Evonik Degussa GmbH Mehrschichtverbund mit einer fluorpolymerschicht
EP3069871B1 (de) 2015-03-17 2017-07-19 Evonik Degussa GmbH Mehrschichtverbund mit einer evoh-schicht
EP3069872B1 (de) * 2015-03-17 2017-07-05 Evonik Degussa GmbH Mehrschichtverbund mit schichten aus teilaromatischen polyamiden
US10350861B2 (en) 2015-07-31 2019-07-16 Corning Incorporated Laminate structures with enhanced damping properties
WO2017155891A1 (en) * 2016-03-08 2017-09-14 Invista North America S.A R.L. Polyamide copolymer and method of making the same
EP3222649B1 (de) * 2016-03-23 2018-04-18 Ems-Patent Ag Hochtemperaturbeständige polyamidformmassen und deren verwendungen insbesondere im automobilbereich
WO2019077069A1 (en) * 2017-10-20 2019-04-25 Dsm Ip Assets B.V. OPTICAL FIBER CABLE ELEMENT AND OPTICAL FIBER CABLE CONSTRUCTION INCLUDING THE SAME
KR101940418B1 (ko) * 2017-10-30 2019-01-18 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품
US11577496B2 (en) 2017-12-31 2023-02-14 Lotte Chemical Corporation Polyamide resin composition and molded article comprising the same
KR102171421B1 (ko) 2017-12-31 2020-10-29 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품
CN110117415A (zh) * 2019-05-17 2019-08-13 山东广垠新材料有限公司 一种用于管道涂覆的聚酰胺材料的制备方法
CN110951073A (zh) * 2019-12-16 2020-04-03 山东东辰瑞森新材料科技有限公司 一种共聚尼龙612材料
KR20220089301A (ko) * 2020-12-21 2022-06-28 현대자동차주식회사 자동차 내장재용 친환경 핫멜트 조성물
CN115260751B (zh) * 2022-09-27 2023-01-13 广东永鑫华新型材料有限公司 一种挤出级超韧尼龙的制备方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3843611A (en) * 1972-05-22 1974-10-22 Phillips Petroleum Co Copolyamide from terephthalic acid,dodecanedioic acid and dodecane diamine
JPH10292111A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Toyobo Co Ltd 溶着用ポリアミド樹脂組成物
JP2000313803A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物
JP2001247673A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Mitsui Chemicals Inc ポリアミド、ポリアミド組成物、およびその製造方法
JP2003041117A (ja) * 2001-05-21 2003-02-13 Kuraray Co Ltd ポリアミド組成物
JP2005054191A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Arkema 低吸湿性の可撓性半芳香族ポリアミド
JP2009511675A (ja) * 2005-10-06 2009-03-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐加水分解性ポリアミドを含む管
US20100233402A1 (en) * 2009-03-11 2010-09-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Salt resistant polyamide compositions
JP2011111624A (ja) * 2009-11-23 2011-06-09 Ems-Patent Ag 半芳香族の成形組成物とその使用方法
WO2011074536A1 (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 東洋紡績株式会社 共重合ポリアミド

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4174358A (en) 1975-05-23 1979-11-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tough thermoplastic nylon compositions
US4180529A (en) 1977-12-08 1979-12-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Acrylic multistage graft copolymer products and processes
JPH06271766A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物の製造法
JP3405583B2 (ja) * 1994-01-26 2003-05-12 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ポリアミド樹脂組成物およびその成形品
CA2386717A1 (en) 2001-05-21 2002-11-21 Kuraray Co., Ltd. Polyamide composition
US20040242737A1 (en) * 2003-04-14 2004-12-02 Georgios Topulos Polyamide composition for blow molded articles
DE102004029011A1 (de) 2004-06-16 2006-01-12 Ems-Chemie Ag Polymermischung aus aliphatischen Polyamiden und teilaromatischen Polyamiden und deren Verwendung
JP2007077309A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物
WO2009067413A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Use of polyamide compositions for making molded articles having improved adhesion, molded articles thereof and methods for adhering such materials
JP2011529990A (ja) * 2008-07-30 2011-12-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー コポリエーテルエステル組成物およびそれから作製された物品
FR2934864B1 (fr) * 2008-08-08 2012-05-25 Arkema France Polyamide semi-aromatique a terminaison de chaine
US20100249282A1 (en) 2009-03-30 2010-09-30 E.I. Du Pont De Nemours And Company Environmentally friendly electronic device housings
FR2945811B1 (fr) * 2009-05-19 2012-06-15 Arkema France Polyamides, composition comprenant un tel polyamide et leurs utilisations
US20110144256A1 (en) 2009-12-11 2011-06-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Salt resistant polyamides
CN103189200A (zh) 2010-10-29 2013-07-03 纳幕尔杜邦公司 重叠注塑的聚酰胺复合结构及其制备方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3843611A (en) * 1972-05-22 1974-10-22 Phillips Petroleum Co Copolyamide from terephthalic acid,dodecanedioic acid and dodecane diamine
JPH10292111A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Toyobo Co Ltd 溶着用ポリアミド樹脂組成物
JP2000313803A (ja) * 1999-03-02 2000-11-14 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物
JP2001247673A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Mitsui Chemicals Inc ポリアミド、ポリアミド組成物、およびその製造方法
JP2003041117A (ja) * 2001-05-21 2003-02-13 Kuraray Co Ltd ポリアミド組成物
JP2005054191A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Arkema 低吸湿性の可撓性半芳香族ポリアミド
JP2009511675A (ja) * 2005-10-06 2009-03-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐加水分解性ポリアミドを含む管
US20100233402A1 (en) * 2009-03-11 2010-09-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Salt resistant polyamide compositions
WO2010104925A1 (en) * 2009-03-11 2010-09-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Salt resistant polyamide compositions
JP2012520380A (ja) * 2009-03-11 2012-09-06 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐塩性ポリアミド組成物
JP2011111624A (ja) * 2009-11-23 2011-06-09 Ems-Patent Ag 半芳香族の成形組成物とその使用方法
WO2011074536A1 (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 東洋紡績株式会社 共重合ポリアミド

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150113922A (ko) * 2014-03-31 2015-10-08 이엠에스-패턴트 에이지 폴리아미드 몰딩 조성물, 이의 제조 방법 및 이들 폴리아미드 몰딩 조성물의 용도
KR102303470B1 (ko) * 2014-03-31 2021-09-17 이엠에스-패턴트 에이지 폴리아미드 몰딩 조성물, 이의 제조 방법 및 이들 폴리아미드 몰딩 조성물의 용도
JP2017530242A (ja) * 2014-10-03 2017-10-12 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company 改良された機械特性を有する熱可塑性ポリマー組成物
US11104798B2 (en) 2014-10-03 2021-08-31 Dupont Polymers, Inc. Thermoplastic polymer composition having improved mechanical properties
JP2018048257A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
JP2020534422A (ja) * 2017-09-20 2020-11-26 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 耐熱性ポリアミド組成物
JP7279027B2 (ja) 2017-09-20 2023-05-22 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 耐熱性ポリアミド組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN103339201B (zh) 2015-09-16
US8691911B2 (en) 2014-04-08
EP2670805A4 (en) 2014-12-03
CN103339201A (zh) 2013-10-02
BR112013019343A2 (pt) 2020-10-27
EP2670805A2 (en) 2013-12-11
US20120196973A1 (en) 2012-08-02
WO2012106309A2 (en) 2012-08-09
BR112013019343B1 (pt) 2021-02-09
BR112013019343B8 (pt) 2023-01-31
WO2012106309A3 (en) 2012-11-01
EP2670805B1 (en) 2017-11-08
JP5916762B2 (ja) 2016-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5916762B2 (ja) 溶融ブレンドされた熱可塑性組成物
JP6321625B2 (ja) 熱可塑性ポリアミド組成物
JP2011529993A (ja) 長期熱老化耐性ポリアミド組成物
US8349932B2 (en) Polyamide compositions with improved salt resistance and heat stability
JP6721576B2 (ja) 改良された機械特性を有する熱可塑性ポリマー組成物
WO2006020402A1 (en) Impact modified polyamide compositions
JPWO2014010607A1 (ja) ポリアミド、ポリアミド組成物及び成形品
JP2013518174A (ja) 改善された耐塩性および熱安定性のポリアミド組成物
JP2014532796A (ja) ポリヒドロキシポリマーを含む耐加水分解性ポリアミド組成物
JP6066990B2 (ja) 熱可塑性多層チューブ及び製造方法
WO2011072026A2 (en) Salt resistant polyamides
WO2012031055A1 (en) Salt resistant semi-aromatic copolyamides
TWI793718B (zh) 具有二聚酸和二聚胺的脂族和半芳族聚醯胺
JP2008508400A (ja) より高いメルト−フローを示す熱可塑性ポリアミド組成物およびそれから形成された物品の製造方法
JP6067254B2 (ja) 共重合ポリアミド
EP1557445A2 (en) Impact modified polyamide compositions
JP6042110B2 (ja) 共重合ポリアミド
JP3562366B2 (ja) ナイロン12組成物
JP3008482B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
US20120053294A1 (en) Semi-aromatic copolyamide compositions with improved salt resistance and high temperture properties
KR20070039571A (ko) 충격 개질된 폴리아미드 조성물
JPH05177694A (ja) ブロー成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5916762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250