JP2014213652A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Toshiya Ito
利弥 伊藤
健一 水谷
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健一 水谷
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Abstract

【課題】ミラー体と支持体との締結部材による締結が解除されることを簡単に阻止する。【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、ミラー体30の締結柱34Aがベース12の締結板20に締結ネジ38によって締結されて、ミラー体30がベース12に支持されている。ここで、ベース12にプレート50が取付けられており、プレート50が、締結ネジ38に当接されて、締結ネジ38の移動を係止している。このため、ミラー体30とベース12との締結ネジ38による締結が解除されることを簡単に阻止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、支持体とミラー体とを締結部材が締結する車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載の車両用ドアミラーでは、ドアミラーベースとドアミラー本体とがネジによって締結されることで、ドアミラーベースにドアミラー本体が支持されている。
ここで、このような車両用ドアミラーでは、例えば、ネジを接着剤で固定することで、ドアミラーベースとドアミラー本体とのネジによる締結が解除されることが阻止されている。
しかしながら、接着剤には使用期限があるため、接着剤の使用期限を管理する必要がある。
特開2011−173557号公報
本発明は、上記事実を考慮し、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを簡単に阻止できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車体側に設けられる支持体と、車両のミラーが設けられたミラー体と、一側に移動されて前記支持体と前記ミラー体とを締結することで前記支持体に前記ミラー体が支持される締結部材と、前記締結部材に当接され、前記締結部材の他側への移動を係止する係止部材と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材は、前記締結部材を一側に付勢する。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記支持体又は前記ミラー体に複数設けられ、前記係止部材が取付けられると共に、間において前記係止部材が前記締結部材に当接する取付部を備えている。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材に板状にされて設けられ、板面において前記締結部材に当接される第1当接部を備えている。
請求項5に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材に板状にされて設けられ、端面において前記締結部材に当接される第2当接部を備えている。
請求項6に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材を前記支持体又は前記ミラー体に位置決めする位置決め手段を備えている。
請求項7に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材を前記支持体又は前記ミラー体に係合させて取付けている。
請求項8に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材は、意匠面を構成する。
請求項9に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材を板面に垂直な面に対し面対称形状にしている。
請求項10に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記係止部材を肉厚方向に垂直な面に対し面対称形状にしている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、車体側に支持体が設けられると共に、ミラー体に車両のミラーが設けられており、締結部材が、一側に移動されて、支持体とミラー体とを締結することで、支持体にミラー体が支持されている。
ここで、締結部材に係止部材が当接されており、係止部材が締結部材の他側への移動を係止している。このため、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを簡単に阻止できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、係止部材が締結部材を一側に付勢する。このため、係止部材が締結部材の他側への移動を係止する荷重を高くでき、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを効果的に阻止できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、支持体又はミラー体に取付部が複数設けられており、複数の取付部に係止部材が取付けられている。
ここで、取付部間において係止部材が締結部材に当接している。このため、係止部材が締結部材の他側への移動を係止する荷重を高くでき、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを効果的に阻止できる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置では、係止部材に第1当接部が板状にされて設けられており、第1当接部が板面において締結部材に当接されている。このため、係止部材が締結部材の他側への移動を安定して係止でき、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを安定して阻止できる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置では、係止部材に第2当接部が板状にされて設けられており、第2当接部が端面において締結部材に当接される。このため、係止部材が締結部材の他側への移動を係止する荷重を高くでき、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを効果的に阻止できる。
請求項6に記載の車両用ミラー装置では、位置決め手段が係止部材を支持体又はミラー体に位置決めする。このため、係止部材が、締結部材に適切に当接できて、締結部材の他側への移動を適切に係止でき、支持体とミラー体との締結部材による締結が解除されることを適切に阻止できる。
請求項7に記載の車両用ミラー装置では、係止部材が支持体又はミラー体に係合されて取付けられている。このため、車両の走行時の振動により係止部材が支持体又はミラー体から脱落することを阻止できる。
請求項8に記載の車両用ミラー装置では、係止部材が意匠面を構成する。このため、構成を簡単にできる。
請求項9に記載の車両用ミラー装置では、係止部材が板面に垂直な面に対し面対称形状にされている。このため、必要に応じて係止部材を板面に垂直な軸周りに回転させることで、同一の係止部材を車両右側と車両左側との車両用ミラー装置で共用できる。
請求項10に記載の車両用ミラー装置では、係止部材が肉厚方向に垂直な面に対し面対称形状にされている。このため、係止部材を肉厚方向に垂直な軸周りに反転させることで、同一の係止部材を車両右側と車両左側との車両用ミラー装置で共用できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車幅方向内側かつ車両後側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す下側から見た底面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図であり、(A)は、図2のA−A線断面図であり、(B)は、図2のB−B線断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、下側から見た正面図であり、(B)は、車両前側から見た側面図であり、(C)は、上側から見た背面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、上側から見た斜視図であり、(B)は、下側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す下側から見た底面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図(図6のA−A線断面図)である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、下側から見た正面図であり、(B)は、車両前側から見た側面図であり、(C)は、上側から見た背面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、下側から見た斜視図であり、(B)は、車幅方向外側から見た斜視図であり、(C)は、上側から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す下側から見た底面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す上側から見た平面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図(図10のA−A線断面図)である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図(図10のB−B線断面図)である。 (A)〜(C)は、本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、下側から見た正面図であり、(B)は、側方から見た側面図であり、(C)は、上側から見た背面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、上側から見た斜視図であり、(B)は、下側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車幅方向内側かつ車両後側から見た分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す下側から見た底面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図(図17のA−A線断面図)である。 (A)〜(C)は、本発明の第4実施形態に係る車両用ドアミラー装置のプレートを示す図であり、(A)は、上側から見た背面図であり、(B)は、車両後側から見た側面図であり、(C)は、下側から見た正面図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置10が車幅方向内側(車両左側)かつ車両後側から見た分解斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両右側のものであり、車両左側の車両用ドアミラー装置は、車両の車幅方向中央を通り車幅方向に垂直な鉛直面に対し車両用ドアミラー装置10と面対称な構成にされている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドア(車体側)における上下方向中間部の車両前側端に設置されて、車両の外部に配置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、支持体としての金属製でブロック状のベース12を備えており、ベース12の車幅方向内側端がドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置10がドアに設置されている。
図2、図3(A)及び図3(B)に示す如く、ベース12には、締結孔14が形成されており、締結孔14内は、下側に開放されている。締結孔14の車両前側部分は、断面台形状にされると共に、締結孔14の車両後側部分は、断面半円状にされており、締結孔14の車両前側部分と車両後側部分との外周面は、滑らかに接続されている。また、締結孔14の車両前側部分では、車両前側かつ車幅方向外側の角部が、車両前側かつ車幅方向内側の角部に比し、内角を大きくされている。
締結孔14の外周面には、取付部としての係合突起16が複数(本実施形態では3個)一体に形成されており、係合突起16は、締結孔14の内側に突出されている。本実施形態では、係合突起16は、締結孔14の車両前側面の車幅方向外側端部と締結孔14の車両後側面の車幅方向内側端部及び車幅方向外側部分とに配置されており、複数の係合突起16は、締結孔14の車両後側部分の周方向に略等間隔に配置されている。係合突起16は、断面台形状にされており、係合突起16の下面は、締結孔14の内側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されると共に、係合突起16の上面は、上下方向に垂直に配置されている。
ベース12には、締結孔14の上側において、円状の収容孔18(図1参照)が形成されており、収容孔18内は、締結孔14の車両後側部分と同軸上に配置されると共に、上側に開放されている。収容孔18は、被締結部としての略円形平板状の締結板20によって締結孔14と仕切られており、締結板20は、収容孔18と同軸上に配置されている。締結板20には、円状の挿通孔22が貫通形成されており、挿通孔22は、締結板20と同軸上に配置されている。
図1に示す如く、ベース12の上側部分には、意匠部材を構成する略円錐台形筒状のベースカバー24が固定されており、ベースカバー24は、ベース12の上側部分を被覆して、車両用ドアミラー装置10の意匠面を構成している。ベースカバー24の上端には、円状の露出孔26が形成されており、露出孔26は、ベース12の収容孔18内を上側に露出させている。また、ベースカバー24は、車両前側の前カバー24Aと、車両後側の後カバー24Bと、が組付けられて構成されている。
ベース12の下側部分には、意匠部材を構成する閉塞部材としてのシール28が固定されており、シール28は、ベース12の下側部分を被覆して、ベース12の締結孔14内を下側からシールすると共に、車両用ドアミラー装置10の意匠面を構成している。
ベース12の上側には、ミラー体30が支持されており、ミラー体30には、格納手段としての格納装置32が設けられている。
格納装置32には、支持部としてのスタンド34が設けられており、スタンド34の下端部には、締結部としての略円柱状の締結柱34Aが設けられている。締結柱34Aには、略円柱状のネジ孔36(図12及び図13参照)が複数(本実施形態では3個)形成されており、複数のネジ孔36は、締結柱34Aの周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ下側に開放されている。
締結柱34Aは、ベースカバー24の露出孔26を貫通されて、ベース12の収容孔18内に同軸上に収容かつ嵌合されており、締結柱34Aは、締結部材としての複数(本実施形態では3個)の締結ネジ38によってベース12に締結されている(締付けられている)。これにより、スタンド34がベース12に支持されて、ミラー体30がベース12に支持されている。
図2及び図3(B)にも示す如く、締結ネジ38の下端部(基端部)には、半球状の頭部38Aが設けられており、締結ネジ38の下端部以外には、略円柱状のネジ部38Bが設けられている。締結ネジ38は、ベース12の締結孔14内に下側から挿入されて、ネジ部38Bをベース12の締結板20に貫通された後に、軸周りに回転されることで、締結ネジ38が上側(一側)に移動されて、ネジ部38Bがスタンド34の締結柱34Aのネジ孔36(図12及び図13参照)に螺合される。これにより、頭部38Aと締結柱34Aとの間に締結板20が挟持されて、締結柱34Aがベース12に締結されている。また、上述の如く複数のネジ孔36が締結柱34Aの周方向に等間隔に配置されているため、複数の締結ネジ38が締結柱34Aの周方向に等間隔に配置されている。
締結ネジ38のネジ部38Bは、円環平板状の平ワッシャ40と平面視C字形湾曲板状のスプリングワッシャ42とに貫通されており、平ワッシャ40は、スプリングワッシャ42の上側に配置されると共に、スプリングワッシャ42の周方向は、螺旋状に捩れている。平ワッシャ40及びスプリングワッシャ42は、ベース12の締結板20と締結ネジ38の頭部38Aとの間に挟持されており、スプリングワッシャ42は、弾性変形されることで、周方向における捩れを解消されて、平板状にされている。
締結柱34Aの上側には、円筒状の支持軸34B(図12及び図13参照)が一体に形成されており、支持軸34Bは、締結柱34Aと同軸上に配置されると共に、内部が締結柱34Aの下面から開放されている。
図1に示す如く、スタンド34は、回動体を構成する格納体44を支持しており、格納体44は、電動又は手動により、スタンド34の支持軸34Bを中心として回動可能にされている。
格納装置32の格納体44は、回動体を構成する外装部材としてのバイザ46内に収容されており、バイザ46は、格納体44に対し車幅方向外側に延出されると共に、格納体44に支持されて格納体44と一体に回動可能にされている。バイザ46の車両前側部分には、略湾曲板状のバイザカバー46Aが設けられると共に、バイザ46の車両後側部分には、略有底矩形筒状のバイザボディ46Bが設けられており、バイザカバー46Aとバイザボディ46Bとが組付けられることで、バイザ46が構成されている。また、バイザ46は、車両用ドアミラー装置10の外周面を構成して、車両用ドアミラー装置10の意匠面を構成している。
バイザ46のバイザボディ46B内には、回動体を構成する略矩形板状のミラー48が収容されており、ミラー48は、バイザ46を介して格納体44に支持されている。ミラー48の鏡面48Aは、車両後側へ向けられており、ミラー48によって乗員が車両後側を視認可能にされている。ミラー48は、バイザ46と共に格納体44と一体に回動可能にされており、バイザ46及びミラー48は、車両後側かつ車幅方向内側へ回動されて格納(後格納)されると共に、車両前側かつ車幅方向外側へ回動されて起立(展開、復帰)される。
図1、図2、図3(A)及び図3(B)に示す如く、上記ベース12の締結孔14内には、係止部材としての樹脂製で板状のプレート50が配置されている。
図4(A)〜図4(C)、図5(A)及び図5(B)に詳細に示す如く、プレート50の車両前側部分(長手方向一側部分)は、台形状にされると共に、プレート50の車両後側部分(長手方向他側部分)は、半円状にされており、プレート50の車両前側部分と車両後側部分との外周面は、滑らかに接続されている。プレート50の車両前側部分では、車両前側かつ車幅方向外側の角部と車両前側かつ車幅方向内側の角部との内角が等しくされており、プレート50は、幅方向中央を通り幅方向に垂直な垂直面(板面(上面及び下面)に垂直な面)に対し面対称な形状にされている。
プレート50は、ベース12の締結孔14内に下側から挿入された後に、特に外周部を締結孔14外周面の係合突起16の下面によって弾性変形されて、係合突起16を通過されることで、プレート50の外周部が係合突起16の上面に係合されて、プレート50が締結孔14内に取付けられている。
プレート50の外周面には、位置決め手段を構成する矩形板状の位置決め板50Aが複数(本実施形態では4個)一体に形成されており、位置決め板50Aは、プレート50の外周外側に突出されている。本実施形態では、位置決め板50Aは、プレート50の車両前側端部及び車両後側端部の幅方向中央とプレート50の車両前後方向中間部の幅方向両端とに配置されており、複数の位置決め板50Aは、プレート50の車両後側部分の周方向に等間隔に配置されている。
プレート50の下面には、位置決め手段を構成する略直方体状の位置決め柱50Bが複数(本実施形態では3個)一体に形成されており、位置決め柱50Bは、プレート50から下側に突出されている。本実施形態では、位置決め柱50Bは、プレート50の車両前側端部の車幅方向両端及び車幅方向中央に配置されており、位置決め柱50Bの長手方向は、プレート50の外周面に沿って配置されている。
位置決め板50Aは、ベース12の締結孔14の外周面に当接されており、このため、プレート50が車両前後方向両側及び車幅方向両側へのスライド方向において位置決めされている。さらに、車幅方向中央の位置決め柱50Bと車幅方向外側の位置決め柱50Bとの間には、締結孔14外周面の車両前側の係合突起16が嵌入されており、このため、プレート50が上下方向周りへの回転方向において位置決めされている。これにより、プレート50が締結孔14に位置決めされている。
プレート50には、第1当接部としての円環平板状の当接板50Cが形成されており、当接板50Cは、プレート50の車両後側部分と同軸上に配置されてスタンド34の締結柱34Aと同軸上に配置されると共に、プレート50の他の部分に対し上側に突出されている。当接板50Cの上面(板面)は、締結ネジ38の頭部38Aに下側から当接されており、当接板50Cは、締結ネジ38の下側(他側)への移動を係止している。プレート50は、当接板50Cの締結ネジ38頭部38Aとの当接によって弾性変形されており、当接板50Cは、締結ネジ38を上側に付勢している。また、当接板50Cは、締結孔14外周面の係合突起16間の中間(特に中央)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。
プレート50には、円状の貫通孔52が貫通形成されており、貫通孔52は、当接板50Cと同軸上に配置されている。上記バイザ46内の電気機構(例えば格納装置32)と車両の制御装置(図示省略)とは、コード束54(複数本のコードの束であり、図2及び図13参照)によって電気的に接続されており、コード束54は、ベース12(締結孔14、締結板20の挿通孔22及び収容孔18)、プレート50(貫通孔52)、スタンド34(締結柱34A及び支持軸34Bの中心軸部分)及び格納体44を貫通されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、締結ネジ38が、ベース12の締結孔14内に挿入されてネジ部38Bをベース12の締結板20に貫通された状態で、上側に移動されて、ネジ部38Bがミラー体30(格納装置32)のスタンド34における締結柱34Aのネジ孔36に螺合されることで、締結ネジ38の頭部38Aと締結柱34Aとの間に締結板20が挟持されて、ミラー体30(締結柱34A)がベース12(締結板20)に締結されている。
ここで、プレート50が、ベース12の締結孔14内に挿入されて、プレート50の外周部が締結孔14外周面の係合突起16に係合されることで、プレート50が締結孔14内に取付けられており、プレート50の当接板50Cが締結ネジ38の頭部38Aに下側から当接されて、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を係止している。このため、上記特許文献1の如く接着剤の使用期限を管理する必要がなく、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを簡単に阻止できる。
さらに、プレート50が、当接板50Cを締結ネジ38の頭部38Aに当接されて、弾性変形されることで、締結ネジ38を上側に付勢する。このため、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を係止する荷重を高くでき、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを効果的に阻止できる。
しかも、プレート50の当接板50Cが、締結孔14外周面の係合突起16間の中間(特に中央)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。このため、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を係止する荷重を一層高くでき、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを一層効果的に阻止できる。
また、プレート50の当接板50Cが、板面(上面)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。このため、当接板50Cが締結ネジ38の頭部38Aに安定して当接できて、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を安定して係止でき、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを安定して阻止できる。
さらに、プレート50の位置決め板50Aがベース12の締結孔14の外周面に当接されて、プレート50が車両前後方向両側及び車幅方向両側へのスライド方向において位置決めされている。しかも、プレート50の車幅方向中央の位置決め柱50Bと車幅方向外側の位置決め柱50Bとの間に締結孔14外周面の係合突起16が嵌入されて、プレート50が上下方向周りへの回転方向において位置決めされている。これにより、プレート50が締結孔14に位置決めされて、プレート50の当接板50Cが締結ネジ38の頭部38Aに適切に当接でき、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を適切に係止できて、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを適切に阻止できる。
また、上述の如く、プレート50の外周部がベース12の締結孔14外周面の係合突起16に係合されることで、プレート50が締結孔14内に取付けられている。このため、車両の走行時の振動によってはプレート50外周部の係合突起16への係合が解除されにくいことで、車両の走行時の振動によりプレート50が締結孔14から脱落することを阻止できる。
さらに、プレート50が、幅方向中央を通り幅方向に垂直な垂直面に対し、面対称な形状にされている。このため、プレート50を当接板50Cの中心軸周り(プレート50の(板面(上面及び下面)に垂直な軸周り)に回転させることで、面対称な構成の車両右側の車両用ドアミラー装置10と車両左側の車両用ドアミラー装置とにおけるベース12の締結孔14内に、同一のプレート50を取付けることができる。この場合、プレート50の車幅方向中央の位置決め柱50Bと車幅方向外側(車両右側の車両用ドアミラー装置10では車両右側、車両左側の車両用ドアミラー装置では車両左側)の位置決め柱50Bとの間に締結孔14外周面の車両前側の係合突起16が嵌入される。これにより、同一のプレート50を車両用ドアミラー装置10と車両左側の車両用ドアミラー装置とで共用できる。
[第2実施形態]
図6には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置60の主要部が下側から見た底面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6、図7、図8(A)〜図8(C)及び図9(A)〜図9(C)に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置60では、プレート50に第1実施形態における位置決め板50A、位置決め柱50B及び当接板50Cが設けられていない。
プレート50の車両前側部分(長手方向一側部分)は、台形状にされると共に、プレート50の車両後側部分(長手方向他側部分)は、半円状にされており、プレート50の車両前側部分と車両後側部分との外周面は、滑らかに接続されている。また、プレート50の車両前側部分では、車両前側かつ車幅方向外側の角部が、車両前側かつ車幅方向内側の角部に比し、内角を大きくされている。さらに、プレート50は、上下方向(肉厚方向)中央を通り上下方向に垂直な垂直面に対し面対称な形状にされている。
プレート50の外周部には、係合部としての矩形板状の係合板50Dが複数(本実施形態では3個)形成されており、係合板50Dは、基端をプレート50と一体にされると共に、プレート50の外周側に突出されている。本実施形態では、係合板50Dは、プレート50の車両前側端の車幅方向外側端部とプレート50の車両後側部分の車幅方向内側端部及び車幅方向外側部分とに配置されており、複数の係合板50Dは、プレート50の車両後側部分の周方向に略等間隔に配置されている。
プレート50は、ベース12の締結孔14内に下側から挿入された後に、係合板50Dを締結孔14外周面の係合突起16の下面によって弾性変形されて、係合突起16を通過されることで、係合板50Dが係合突起16の上面に面係合されて、プレート50が締結孔14内に取付けられている。
プレート50の外周面50Eは、位置決め手段を構成しており、プレート50の外周面50Eは、ベース12の締結孔14の外周面に当接かつ嵌合されている。このため、プレート50が、車両前後方向両側及び車幅方向両側へのスライド方向と上下方向周りへの回転方向とにおいて位置決めされて、締結孔14に位置決めされている。
プレート50の上面及び下面には、第2当接部としての円筒状(円環湾曲板状)の当接筒50Fが形成されており、当接筒50Fは、プレート50の車両後側部分と同軸上に配置されてスタンド34の締結柱34Aと同軸上に配置されると共に、プレート50の上面及び下面からそれぞれ上側及び下側に突出されている。上側の当接筒50Fの上面(端面)は、締結ネジ38の頭部38Aに下側から当接されており、上側の当接筒50Fは、締結ネジ38の下側(他側)への移動を係止している。プレート50は、上側の当接筒50Fの締結ネジ38頭部38Aとの当接によって弾性変形されており、上側の当接筒50Fは、締結ネジ38を上側に付勢している。また、上側の当接筒50Fは、締結孔14外周面の係合突起16間の中間(特に中央)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。
さらに、プレート50の貫通孔52は、当接筒50Fと同軸上に配置されている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、プレート50の上側の当接筒50Fが、端面(上面)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。このため、プレート50が締結ネジ38の下側への移動を係止する荷重を一層高くでき、ミラー体30(締結柱34A)とベース12(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを一層阻止できる。
さらに、プレート50が、上下方向中央を通り上下方向に垂直な垂直面に対し、面対称な形状にされている。このため、プレート50を水平方向の軸周り(プレート50の肉厚方向(上下方向)に垂直な軸周り)に反転させることで、面対称な構成の車両右側の車両用ドアミラー装置10と車両左側の車両用ドアミラー装置とにおけるベース12の締結孔14内に、同一のプレート50を取付けることができる。この場合、プレート50の上側(車両右側の車両用ドアミラー装置10では一側、車両左側の車両用ドアミラー装置では他側)の当接筒50Fが締結ネジ38の頭部38Aに下側から当接される。これにより、同一のプレート50を車両用ドアミラー装置10と車両左側の車両用ドアミラー装置とで共用できる。
また、プレート50の上面及び下面と当接筒50Fの肉厚方向とが平行にされている。このため、プレート50の上面及び下面からの当接筒50Fの突出寸法を容易に管理でき、当接筒50Fを締結ネジ38の頭部38Aに適切に当接させることができる。
[第3実施形態]
図10には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置70の主要部が下側から見た底面図にて示されており、図11には、車両用ドアミラー装置70の主要部が上側から見た平面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図10〜図13、図14(A)〜図14(C)、図15(A)及び図15(B)に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置70では、プレート50に第1実施形態における位置決め板50A及び位置決め柱50Bが設けられていない。
プレート50には、貫通孔52の外周において、係合部としての係合爪50Gが複数(本実施形態では4個)一体に形成されており、複数の係合爪50Gは、貫通孔52の周方向に等間隔に配置されている。係合爪50Gの基端は、プレート50と一体にされており、係合爪50Gは、プレート50から上側に延出されている。係合爪50Gの先端部には、略断面直角三角形状の爪部50Hが一体に形成されており、爪部50Hは、係合爪50Gからプレート50の外周側に突出されると共に、下面が上下方向に垂直に配置されている。
プレート50は、ベース12の締結孔14内に下側から挿入された後に、係合爪50Gの爪部50Hをベース12の締結板20の挿通孔22外周面に当接されて係合爪50Gを弾性変形されつつ、爪部50Hが挿通孔22を通過されることで、爪部50Hの下面が締結板20の上面に面係合されて、プレート50が締結孔14内に取付けられている。
プレート50の当接板50Cは、プレート50の係合爪50G以外の部分の全体を構成しており、プレート50は、当接板50Cの中心を通り当接板50Cの径方向に垂直な垂直面(板面(上面及び下面)に垂直な面)に対し面対称な形状にされている。また、プレート50(当接板50C)は、ベース12の締結孔14の外周部(係合突起16を含む)に対し、締結孔14の内周側に離間されており、プレート50は、締結孔14に位置決めされていない。
ここで、本実施形態でも、プレート50がベース12の締結孔14に位置決めされることによる作用及び効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、プレート50がベース12の締結孔14に位置決めされない。このため、同一のプレート50をベース12の締結孔14の形状が異なる複数種類の車両に適用でき、同一のプレート50を複数種類の車両で共用できる。
[第4実施形態]
図16には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第4実施形態に係る車両用ドアミラー装置80が車幅方向内側かつ車両後側から見た分解斜視図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図16に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80は、支持体としての金属製のステー82を備えており、ステー82の車幅方向内側端がドアに固定されることで、車両用ドアミラー装置80がドアに設置されている。また、ステー82は、車両用ドアミラー装置80の外周面を構成して、車両用ドアミラー装置80の意匠面を構成している。
ステー82には、ブロック状の突出部82Aが設けられており、突出部82Aは、車幅方向外側に突出されている。
図17及び図18にも示す如く、上記第1実施形態のベース12と同様に、突出部82Aには、略矩形状の締結孔14が形成されており、締結孔14内は、下側に開放されている。締結孔14内には、取付部としての係合突起16が複数(本実施形態では4個)設けられており、係合突起16の上側には、空間が形成されている。本実施形態では、締結孔14の車幅方向外側端部及び車幅方向内側端部において、それぞれ、一対の係合突起16が車両前後方向に離間されて配置されている。
突出部82Aには、締結孔14の上側において、円状の収容孔18が形成されており、収容孔18内は、上側に開放されている。収容孔18は、被締結部としての略円形平板状の締結板20によって締結孔14と仕切られており、締結板20は、収容孔18の軸方向に垂直に配置されている。締結板20には、円状の挿通孔22(図3(B)参照)が貫通形成されており、挿通孔22は、締結板20と同軸上に配置されている。
ステー82(突出部82A)の締結孔14には、係止部材及び意匠部材としての樹脂製で板状のステーカバー84(図19(A)〜図19(C)参照)が配置されており、ステーカバー84は、締結孔14を下側から被覆して、車両用ドアミラー装置80の意匠面を構成している。
ステーカバー84の外周には、上記第3実施形態のプレート50と同様の係合部としての係合爪50Gが複数(本実施形態では4個)一体に形成されている。本実施形態では、ステーカバー84の車幅方向外側端部及び車幅方向内側端部において、それぞれ、一対の係合爪50Gが車両前後方向に離間されて配置されている。係合爪50Gの基端は、ステーカバー84と一体にされており、係合爪50Gは、ステーカバー84から上側に延出されている。係合爪50Gの先端部には、略断面直角三角形状の爪部50Hが一体に形成されており、爪部50Hは、係合爪50Gからステーカバー84の外周側に突出されると共に、下面が係合爪50Gの延出方向に垂直に配置されている。
ステーカバー84は、係合爪50Gをステー82の締結孔14に下側から挿入された後に、係合爪50Gの爪部50Hを締結孔14内の係合突起16に当接されて係合爪50Gを弾性変形されつつ、爪部50Hが係合突起16を通過されることで、爪部50Hの下面が係合突起16の上面に面係合されて、ステーカバー84が締結孔14の下端に取付けられている。
ステーカバー84の外周近傍には、略全周において、位置決め手段を構成する長尺板状の位置決め壁84Aが一体に形成されており、位置決め壁84Aは、ステーカバー84から上側に突出されている。さらに、ステーカバー84の外周面84Bは、位置決め手段を構成している。ステーカバー84の位置決め壁84A及び外周面84Bは、ステー82の締結孔14の内周面に当接かつ嵌合されており、このため、ステーカバー84が、車両前後方向両側及び車幅方向両側へのスライド方向と上下方向周りへの回転方向とにおいて位置決めされて、締結孔14に位置決めされている。
ステーカバー84の上面には、第2当接部としての断面C字形湾曲板状の当接突起84Cが複数(本実施形態では3個)形成されており、当接突起84Cは、ステーカバー84の上面から上側に突出されている。当接突起84Cの周方向両端間には、隙間86が形成されており、当接突起84Cの底面は、ステーカバー84の上面が構成して、隙間86へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。当接突起84Cの上面(端面)は、締結ネジ38の頭部38Aに下側から当接されており、当接突起84Cは、締結ネジ38の下側(他側)への移動を係止している。ステーカバー84は、当接突起84Cの締結ネジ38頭部38Aとの当接によって弾性変形されており、当接突起84Cは、締結ネジ38を上側に付勢している。また、少なくとも一部の当接突起84Cは、締結孔14内の係合突起16間(係合爪50G間)の中間(特に中央)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。
ステーカバー84には、円状の水抜孔88が貫通形成されており、ステーカバー84の上面は、水抜孔88へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。
また、コード束54(図13参照)は、ステー82(締結孔14、締結板20の挿通孔22及び収容孔18)、スタンド34(締結柱34A及び支持軸34Bの中心軸部分)及び格納体44を貫通されている。
ここで、本実施形態でも、プレート50が面対称形状にされることによる作用及び効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、ステーカバー84の当接突起84Cが、端面(上面)において、締結ネジ38の頭部38Aに当接されている。このため、ステーカバー84が締結ネジ38の下側への移動を係止する荷重を一層高くでき、ミラー体30(締結柱34A)とステー82(締結板20)との締結ネジ38による締結が解除されることを一層阻止できる。
また、ステーカバー84の上面と当接突起84Cの肉厚方向とが平行にされている。このため、ステーカバー84の上面からの当接突起84Cの突出寸法を容易に管理でき、当接突起84Cを締結ネジ38の頭部38Aに適切に当接させることができる。
さらに、締結ネジ38の下側への移動を係止するステーカバー84が車両用ドアミラー装置80の意匠面を構成している。このため、締結ネジ38の下側への移動を係止する部材と車両用ドアミラー装置80の意匠面を構成する部材とを別々に設ける必要がなく、車両用ドアミラー装置80の構成を簡単にできる。
また、当接突起84Cの底面が当接突起84Cの周方向両端間の隙間86へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。しかも、ステーカバー84の上面が水抜孔88へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。このため、当接突起84Cの底面に到達した水を、隙間86から当接突起84C外へ流出できて、ステーカバー84の上面を介して水抜孔88からステーカバー84外(ステーカバー84の下側)へ流出でき、ステーカバー84の上面(当接突起84Cの底面を含む)に水が滞留することを抑制できる。
なお、上記第1実施形態〜第4本実施形態では、締結ネジ38の頭部38Aとミラー体30(締結柱34A)との間にベース12又はステー82(締結板20)を挟持してミラー体30とベース12又はステー82とを締結した。しかしながら、締結ネジ38の頭部38Aとベース12又はステー82との間にミラー体30を挟持してミラー体30とベース12又はステー82とを締結してもよい。この場合、ミラー体30に係止部材(プレート50又はステーカバー84)を取付ける。
また、上記第1実施形態〜第4本実施形態では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10、60、70、80に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
12 ベース(支持体)
16 係合突起(取付部)
30 ミラー体
38 締結ネジ(締結部材)
48 ミラー
50 プレート(係止部材)
50A 位置決め板(位置決め手段)
50B 位置決め柱(位置決め手段)
50C 当接板(第1当接部)
50E 外周面(位置決め手段)
50F 当接筒(第2当接部)
60 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
70 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
80 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
82 ステー(支持体)
84 ステーカバー(係止部材)
84A 位置決め壁(位置決め手段)
84B 外周面(位置決め手段)
84C 当接突起(第2当接部)

Claims (10)

  1. 車体側に設けられる支持体と、
    車両のミラーが設けられたミラー体と、
    一側に移動されて前記支持体と前記ミラー体とを締結することで前記支持体に前記ミラー体が支持される締結部材と、
    前記締結部材に当接され、前記締結部材の他側への移動を係止する係止部材と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記係止部材は、前記締結部材を一側に付勢する請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記支持体又は前記ミラー体に複数設けられ、前記係止部材が取付けられると共に、間において前記係止部材が前記締結部材に当接する取付部を備えた請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記係止部材に板状にされて設けられ、板面において前記締結部材に当接される第1当接部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  5. 前記係止部材に板状にされて設けられ、端面において前記締結部材に当接される第2当接部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  6. 前記係止部材を前記支持体又は前記ミラー体に位置決めする位置決め手段を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  7. 前記係止部材を前記支持体又は前記ミラー体に係合させて取付けた請求項1〜請求項6の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  8. 前記係止部材は、意匠面を構成する請求項1〜請求項7の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  9. 前記係止部材を板面に垂直な面に対し面対称形状にした請求項1〜請求項8の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  10. 前記係止部材を肉厚方向に垂直な面に対し面対称形状にした請求項1〜請求項9の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
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