JP6257990B2 - 表示装置の取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置の取付具に関する。
従来、船舶等に設けられた取付パネルに取り付けられる魚群探知機等の表示装置が知られている。この種の表示装置は、通常、取付パネルに設けられた取付孔にその一部が挿通された形で取付パネルの裏側からネジ留めされることで、取付パネルに対して取り付けられる。このような表示装置が、例えば特許文献1に開示されている。
特許第4871235号公報
しかしながら、特許文献1に開示された表示装置では、取付パネルの厚さによっては、表示装置をネジ留めするためのスペースを取付パネルの裏側において十分に確保することができず、表示装置を取付パネルに対して安定して取り付けることが困難であった。
本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、取付パネルの厚みに拘わらず、表示装置を取付パネルに対して安定して取り付けることができる表示装置の取付具を提供することを目的とする。
本明細書で開示される技術は、取付パネルに形成された円形状の取付孔に、表示画面を有する表示装置を取り付けるための取付具であって、前記表示装置のうち前記表示画面を有しない面から円筒状に突出し、前記取付孔に挿通されるとともに、外周面にネジ溝が形成された取付部と、円環状をなし、一方の開口端および他方の開口端の両方の内周面に、前記取付部のネジ溝と螺合するネジ溝が形成され、外周面に、前記取付孔よりも外側に張り出した張出部が設けられた螺合部材と、を備え、前記張出部は、前記螺合部材が前記一方の開口端から前記取付部に螺合したときに前記取付パネルと対向する第1対向面と、前記螺合部材が前記他方の開口端から前記取付部に螺合したときに前記取付パネルと対向する第2対向面と、を有し、前記他方の開口端から前記第2対向面までの距離が、前記一方の開口端から前記第1対向面までの距離よりも長いものとされていることを特徴とする表示装置の取付具に関する。
上記の表示装置の取付具によると、取付孔に挿通された取付部に螺合部材を螺合することで、表示装置の一部と螺合部材との間に取付パネルが挟み込まれ、これにより、表示装置を取付パネルに対して取り付けることができる。このとき、取付パネルの取付孔の開口縁がその全周に亘って表示装置の一部と螺合部材との間に挟み込まれることとなるため、表示装置を取付パネルの複数箇所にネジ留め等することで取付パネルに取り付ける従来の構成と比べて、表示装置を取付パネルに対して安定して取り付けることができる。
さらに上記の表示装置の取付具では、螺合部材の一方の開口端から第1対向面までの距離が他方の開口端から第2対向面までの距離と異なっているので、螺合部材をその一方の開口端から取付部に螺合した場合とその他方の開口端から取付部に螺合した場合で、取付パネルを挟み込むときの表示装置の一部と螺合部材との間の距離が異なるものとされる。このため、その厚みが相対的に大きな取付パネルに対しては、第2対向面が取付パネルと対向するように螺合部材を取付部に螺合させ、その厚みが相対的に小さな取付パネルに対しては、第1対向面を取付パネルと対向するように螺合部材を取付部に螺合させることで、取付パネルの厚みに拘わらず、表示装置の一部と螺合部材との間に取付パネルを挟み込むことができる。以上のように、上記の表示装置の取付具によると、取付パネルの厚みに拘わらず、表示装置を取付パネルに対して安定して取り付けることができる。
上記の表示装置の取付具において、前記張出部は複数の突起を有しており、前記取付部には、前記複数の突起のうち少なくとも一対の突起の間に進入したロック位置と、前記ロック位置から、前記取付パネルの厚み方向に沿って後退した非ロック位置とに移動可能に設けられるロック部材をさらに備えてもよい。
この構成によると、ロック部材が非ロック位置に移動した状態では、張出部の少なくとも一対の突起の間からロック部材が外れているため、螺合部材を回転させて取付部に螺合することができる。一方、ロック部材がロック位置に移動した状態では、張出部の少なくとも一対の突起の間にロック部材が進入することで、螺合部材が回転不能とされる。このため、螺合部材を取付部に螺合したときに螺合部材が振動等によって取付部から外れる方向に回転することをロック部材によって防止することができ、螺合部材が取付部から意図せず外れることを防止することができる。
本明細書で開示される技術によれば、取付パネルの厚みに拘わらず、表示装置を取付パネルに対して安定して取り付けることができる表示装置の取付具を提供することができる。
実施形態に係る表示装置を表側から視た斜視図 第1対向状態における表示装置を裏側から視た斜視図 第1対向状態における表示装置の側面図と第1の取付パネルの側断面図 第2対向状態における表示装置の側面図と第2の取付パネルの側断面図 表示装置の背面図 取付ナットが外された表示装置を裏側から視た斜視図 取付ナットの斜視図 ロック部材の斜視図 表示装置の金具取付部近傍を裏側から視た斜視図 表示装置の金具取付部近傍を側方から視た斜視図 第1対向状態におけるロック部材の係合態様を示す斜視図 第2対向状態におけるロック部材の係合態様を示す斜視図
図面を参照して実施形態を説明する。本実施形態では、船舶等に設けられた取付パネルP(図2参照)に取り付けられる魚群探知機等に用いられる表示装置1と、この表示装置1を上記取付パネルPに形成された円形状の取付孔PHに取り付けるための取付ナット(螺合部材の一例)20とを例示する。図1及び図2に示すように、表示装置1は、前方(図1では紙面左側)に露出して配された表示部2と、表示部2を囲むパネル部材4と、後方に配されたカバー部材6と、を備え、これらが互いに組み付けられた構成とされる。
なお、各図面の一部には互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちX軸方向は左方向(左側方)と一致しており、Y軸方向は上方向と一致しており、Z軸方向は後方向(裏方向)と一致しており、取付パネルの厚み方向と一致している。
(表示装置の構成)
表示部2は、略正方形状をなしており、表示画面2Aと保護パネル2Bと操作部2Cとを有している。表示画面2Aは、例えば液晶パネル(不図示)と、液晶パネルに光を供給するバックライト(不図示)とからなっている。保護パネル2Bは、透過性部材であり、表示画面2Aの前面を覆うように配され、表示画面2Aを外部から保護している。表示画面2Aの下方には、ダイヤルや複数のラバーキーからなる操作部2Cが設けられている。
パネル部材4は、樹脂材料で形成され、表示部2を囲む枠状をなしており、表示部2の側面の全域を覆っている。カバー部材6は、表示部2及びパネル部材4の後方側に配される。カバー部材6は、樹脂材料で形成され、パネル部材4の後方側にその内周に沿って取り付けられる略正方形の平板状の平板部6Aと、この平板部6Aの裏面から円筒状に突出する取付部6Bと、からなっている。図4に示すように、表示装置1を後方側から視たときの取付部6Bの外周の大きさは、平板部6Aの外周の大きさよりも一回り小さいものとなっている。なお本実施形態では、取付ナット20とカバー部材6における取付部6Bと後述するロック部材30の組み合わせが取付具の一例である。
取付部6Bの外周面の一部、具体的には外周面における左右両側の部位には、図7に示すように、取付パネルPの厚み方向(取付部6Bの中心軸方向、Z軸方向)に亘ってネジ溝(以下、取付部側ネジ溝と称する)6Cが形成されている。この取付部側ネジ溝6Cに対して、後述する取付ナット20が螺合される構成となっている。
円形状とされた取付部6Bの後面のうち上側の半円部分には、図4に示すように、表示部2に電源を供給するための下方に開口する3つの電源コネクタ7A,7Bが設けられている。このうち3つの電源コネクタ7A,7Bのうち、略中央に設けられた1つのコネクタは第1電源コネクタ7Aとされ、他の2つは第2電源コネクタ7Bとされる。表示装置1の作動時には、第1電源コネクタ7Aと第2電源コネクタ7Bのうちいずれか一方が用いられ、他の一方はシールテープ等によって封止される。
円形状とされた取付部6Bの後面のうち下側の半円部分には、図5に示すように、後方に向かってさらに突出する突出部6Dが設けられている。この突出部6Dの一部には、後述するロック部材30の収容部8が設けられている。
(取付ナットの構成)
続いて図6等を参照して取付ナット20の構成について詳しく説明する。取付ナット20は、図6に示すように、Z軸方向、即ち取付パネルPの厚み方向における両端が開口した円環状をなしており、本体部20Aと、本体部20Aの外周面から外側に張り出す張出部20Bとからなっている。
本体部20Aは、図4に示すように、その内径が取付部6Bの外径と略等しいものとされ、その内周面の全域に亘って取付部側ネジ溝6Cと螺合するネジ溝(以下、ナット側ネジ溝と称する)20Cが形成されている(図6参照)。
本実施形態において取付部側ネジ溝6C及びナット側ネジ溝20Cは、取付部6Bを後方側から視たとき(図4参照)の右回り方向が取付ナット20の締め込み方向となるようにそれぞれ形成されている。従って、取付ナット20のナット側ネジ溝20Cを取付部6Bの取付部側ネジ溝6Cの後端に宛がった状態で取付ナット20を右周りに回転させると、取付ナット20が取付部6Bに螺合されていき、取付ナット20が取付パネルPの厚み方向に沿って前方に進行する。
張出部20Bは、図6に示すように、張出部20Bの全周に亘って鍔状に張り出す鍔状部20B1と、張出部20Bの全周に亘って略等間隔で形成された複数の突起20B2とからなっており、本体部20Aの外周面のうち一方の開口端21寄りの位置から外側に張り出している(図3A及び図3B参照)。張出部20Bは、本体部20Aの外周面から外側に張り出すことで、その外径が本体部20Aの外径よりも大きいものとなっている。
本実施形態の表示装置1を取付パネルPの取付孔PHに取り付ける場合、カバー部材6の取付部6Bを取付孔PHに挿通させ、取付ナット20を取付部6Bに螺合することで、取付ナット20の張出部20Bが取付パネルPと対向する。さらに取付ナット20を締め込み方向に回転させることで、取付ナット20の張出部20Bが取付パネルPと当接して張出部20Bとカバー部材6の平板部6Aとの間に取付パネルPが挟み込まれ、これにより、表示装置1が取付パネルPに対して取り付けられる。このような取付態様とされていることで、取付パネルPに設けられた取付孔PHの開口縁がその全周に亘って挟み込まれた状態で表示装置1が取付パネルPに取り付けられることとなる。このため、本実施形態の取付態様では、取付パネルPの裏側からネジ留めすることで表示装置1を取付パネルPに取り付ける従来の取付態様と比べて、表示装置1を取付パネルPに対して安定して取り付けることができる。
ここで本実施形態では、張出部20Bのうち、取付ナット20を一方の開口端21から取付部6Bに螺合したときに取付パネルPと対向する面が第1対向面20B3とされ(図3A参照)、取付ナット20を他方の開口端22から取付部6Bに螺合したときに取付パネルPと対向する面が第2対向面20B4とされる(図3B参照)。以下では、張出部20Bの第1対向面20B3が取付パネルPと対向する向きで取付ナット20が取付部6Bに螺合した状態を第1対向状態(図3Aで示す状態)と称し、張出部20Bの第2対向面20B4が取付パネルPと対向する向きで取付ナット20が取付部6Bに螺合した状態を第2対向状態(図3Bで示す状態)と称する。
図3A及び図3Bに示すように、本実施形態の取付ナット20では、一方の開口端21と第1対向面20B3との取付パネルP1、P2の厚み方向(Z軸方向)における位置が一致しているのに対し、他方の開口端22と第2対向面20B4との取付パネルP1、P2の厚み方向(Z軸方向)における位置が異なっている。従って、取付ナット20では、他方の開口端22から第2対向面20B4までの距離が、一方の開口端21から第1対向面20B3までの距離よりも長いものとなっている。
取付ナット20が上記構成とされていることで、その厚みが相対的に小さい第1の取付パネルP1の場合(図3A参照)には、取付ナット20をその一方の開口端21から取付部6Bに螺合することで、第1対向面20B3からカバー部材6の平板部6Aまでの距離D1を相対的に小さくすることができる。一方、その厚みが相対的に大きい第2の取付パネルP2の場合(図3B参照)には、取付ナット20を反転させ、取付ナット20をその他方の開口端22から取付部6Bに螺合することで、第2対向面20B4からカバー部材6の平板部6Aまでの距離D2を相対的に大きくすることができる。
このように、取付パネルPの厚みに応じて、取付ナット20を取付部6Bに螺合したときの取付ナット20の張出部20Bからカバー部材6の平板部6Aまでの距離を変えることができる。このため、取付パネルPの厚みに拘わらず、張出部20Bと平板部6Aとの間に取付パネルPを安定して挟み込むことができ、本実施形態の表示装置1を取付パネルPに取り付けることができる。
なお本実施形態において、取付部6Bの外径は、表示装置1が取り付けられる規定の取付パネルPの取付孔PHの内径とほぼ同等となるように設計されており、上述したように取付ナット20において一方の開口端21と第1対向面20B3の取付パネルPの厚み方向(Z軸方向)における位置が一致している。このため、取付ナット20をその一方の開口端21から取付部6Bに螺合すると、張出部20Bと平板部6Aとの間には取付部側ネジ溝6Cのみが露出し(図3A参照)、表示装置1を第1の取付パネルP1に取り付けた状態では、第1の取付パネルP1の取付孔PH1の内周面は取付部側ネジ溝6Cと近接した状態となる。
一方、取付ナット20をその他方の開口端22から取付部6Bに螺合すると、張出部20Bと平板部6Aとの間には取付部側ネジ溝6Cと取付ナット20の本体部20Aが露出する(図3B参照)。ここで本体部20Aの外径は取付部側ネジ溝6Cの外径よりも大きいので、取付ナット20をその他方の開口端22から取付部6Bに螺合する場合、取付パネルPの取付孔PHを拡げる加工が必要となる。第2の取付パネルP2についてこの加工を施した後、表示装置1を第2の取付パネルP2に取り付けた状態では、第2の取付パネルP2の取付孔PH2の内周面は本体部20Aの外周面と近接した状態となる。
(ロック部材の構成及び取付態様)
続いて取付部6Bに螺合された取付ナット20を回転不能にロックするためのロック部材30の構成及びその取付態様について詳しく説明する。ロック部材30は、金属製とされ、図7に示すように、第1板状部31と、第2板状部32と、第3板状部33と、から構成される逆U字状をなしている。
第1板状部31は、後述するカバー部材6の収容部8に収容される部位とされ、その中央に前後方向(Z軸方向)を長辺として長方形状に開口する開口部31Aが設けられている。また、この開口部31Aと第1板状部31の先端との間の部位には、第1板状部31の厚み方向(X軸方向)に窪んだ窪み部31Bが前後方向(Z軸方向)に沿って2つ並んで形成されている。これらの窪み部31Bは、第1板状部31の外側に開口する形で窪んでいる。また、これらの窪み部31Bの内面は、2つの窪み部31Bの間に位置する非窪み部31Cに向かって立ち上がるテーパ状となっている。
第3板状部33は、第1板状部31と平行となるように対向している。第3板状部33の一方の側端部(Y軸方向における端部)には、第3板状部33から第1板状部31側に向かうように斜め方向に屈曲して延びる屈曲部33Aが設けられている。第2板状部32は、第1板状部31及び第2板状部32に対して直交する姿勢で両者の間に連接している。
ここでロック部材30が収容されるカバー部材6の収容部8の構成について説明する。図5に示すように、カバー部材6の突出部6Dのうち、右側面の一部には、ロック部材30の第1板状部31が収容されるように切り欠かれた収容部8が設けられている。収容部8は、突出部6Dの前端から後端に亘って右側方に開口するともに後方にも開口する形で設けられている。
図8に示すように、収容部8において右側方に開口する部位の開口縁は内側に折り込まれており、収容部8における右側方に露出する面と近接した状態で対向している(以下、上記折り込まれた部位の先端を折り込み先端部8Aと称し、上記右側方に露出する面を側方露出面8Bと称する)。ロック部材30の第1板状部31を収容部8に収容した状態では、折り込み先端部8Aと側方露出面8Bとの間に第1板状部31がその厚み方向に挟み込まれた形となり、これにより、ロック部材30が収容部8に対して左右方向(X軸方向)に移動不能に係合される。
図9に示すように、収容部8の側方露出面8Bには、半球状に突出する複数の半球状突起8Cと、上下方向(Y軸方向)から視た断面が台形状となるように突出する台形状突起8Dとが、前後方向に沿って並んで設けられている。具体的には、側方露出面8Bの上下方向略中央位置に4つの半球状突起8Cが前後方向に沿って連続して並んで設けられ、それらの半球状突起8Cの後方に1つの台形状突起8Dが設けられている。また、台形状突起8Dの側面のうち前方の側面は、側方露出面8Bに対して垂直となるように立ち上がっている。
このような構成とされた収容部8にロック部材30を収容する場合、第1板状部31の先端を半球状突起8Cと台形状突起8Dの間に宛がい、上述したように折り込み先端部8Aと側方露出面8Bとの間に第1板状部31がその厚み方向に挟み込まれるように、ロック部材30を前後方向に沿って移動させる。すると、図10に示すように、第1板状部31の2つの窪み部31Bにそれぞれ半球状突起8Cが入り込むとともに、隣り合う半球状突起8Cの間に第1板状部31の非窪み部31Cが入り込んだ状態となり、これによりロック部材30が前後方向(Z軸方向)に係合される。
ここで、2つの窪み部31Bの内面は上述したようにテーパ状とされているので、ロック部材30が前後方向に係合された状態において前後方向に力を加えることで、ロック部材30を前後方向に沿って移動させることができる。また、ロック部材30を前後方向に移動させる際、窪み部31Bよりも後方に位置する半球状突起8Cは、開口部31Aに入り込んでおり第1板状部31と干渉しないため、ロック部材30を前後方向に沿って滑らかに移動させることができる。このため、4つの半球状突起8Cの間で、ロック部材30を前後方向に沿って段階的に移動させることができる。
また、ロック部材30を前後方向に係合された状態から後方へ移動させていくと、開口部31Aの前端面31A1(図7参照)が台形状突起8Dの前方の側面と当接する(図11参照)。ここで、上述したように台形状突起8Dの前方の側面は側方露出面8Bに対して垂直に立ち上がっているので、上記前端面31A1は台形状突起8Dの前方の側面に対して面で当接する。このため、上記前端面31A1が台形状突起8Dと当接した状態では、ロック部材30がそれ以上後方へと移動し難いものとなる。即ち、台形状突起8Dは、収容部8からのロック部材30の抜け止め機能を果たす。
続いて収容部8に収容されたロック部材30と取付ナット20との係合態様について説明する。取付ナット20が取付部6Bに螺合した状態において、ロック部材30を収容部8に収容して前方へ移動させると、図10及び図11に示すように、ロック部材30の屈曲部33Aが取付ナット20の複数の突起20B2のうち一対の突起20B2の間に進入した状態となる(以下、この状態におけるロック部材30の位置をロック位置と称する)。ロック部材30がロック位置に移動した状態では、取付ナット20が回転すると屈曲部33Aの両側に位置する上記一対の突起20B2の一方が屈曲部33Aと干渉し、取付ナット20がそれ以上回転することが防止される。即ち、取付ナット20がロック部材30によって回転不能にロックされる。
一方、ロック部材30をロック位置から後方へ移動させると、ロック部材30の屈曲部33Aが取付ナット20の上記一対の突起20B2の間から外れた状態となる(以下、この状態におけるロック部材30の位置を非ロック位置と称する)。ロック部材30が非ロック位置に移動した状態では、取付ナット20を回転させても上記一対の突起20B2が屈曲部33Aと干渉しないため、取付ナット20が回転可能となる。即ち、ロック部材30がロック位置から非ロック位置に移動することで、ロック部材30による取付ナット20の回転のロックが解除される。
(実施形態の効果)
以上説明したように本実施形態では、取付パネルPの取付孔PHに挿通された表示装置1の取付部6Bに取付ナット20を螺合することで、表示装置1の平板部6Aと取付ナット20との間に取付パネルPが挟み込まれ、これにより、表示装置1を取付パネルPに対して取り付けることができる。このとき、取付パネルPの取付孔PHの開口縁がその全周に亘って表示装置1の平板部6Aと取付ナット20との間に挟み込まれることとなるため、表示装置1を取付パネルPの複数箇所にネジ留め等することで取付パネルPに取り付ける従来の構成と比べて、表示装置1を取付パネルPに対して安定して取り付けることができる。
さらに本実施形態では、取付ナット20の一方の開口端21から第1対向面20B3までの距離が他方の開口端22から第2対向面20B4までの距離と異なっているので、取付ナット20をその一方の開口端21から取付部6Bに螺合した場合とその他方の開口端22から取付部に螺合した場合で、取付パネルPを挟み込むときの表示装置1の平板部6Aと取付ナット20との間の距離が異なるものとされる。このため、その厚みが相対的に大きな第2の取付パネルP2に対しては、その取付孔PH2(図3B参照)に取付部6Bを挿通して第2対向面20B4が第2の取付パネルP2と対向するように取付ナット20を取付部6Bに螺合させ、その厚みが相対的に小さな第1の取付パネルP1に対しては、その取付孔PH1(図3A参照)に取付部6Bを挿通して第1対向面20B3を第1の取付パネルP1と対向するように取付ナット20を取付部6Bに螺合させることで、取付パネルP1、P2の厚みに拘わらず、表示装置1の平板部6Aと取付ナット20との間に取付パネルP1、P2を挟み込むことができる。以上のように、本実施形態では、取付パネルPの厚みに拘わらず、表示装置1を取付パネルPに対して安定して取り付けることができる。
また本実施形態では、張出部20Bが複数の突起20B2を有しており、取付部6Bには、複数の突起20B2のうち一対の突起20B2の間に進入したロック位置と、ロック位置から取付パネルPの厚み方向に沿って後退した非ロック位置とに移動可能に設けられるロック部材30を備える構成とされている。このような構成とされていることで、ロック部材30が非ロック位置に移動した状態では、張出部20Bの一対の突起20B2の間からロック部材30が外れているため、取付ナット20を回転させて取付部6Bに螺合することができる。一方、ロック部材30がロック位置に移動した状態では、張出部20Bの一対の突起20B2の間にロック部材30が進入することで、取付ナット20が回転不能とされる。このため、取付ナット20を取付部6Bに螺合したときに取付ナット20が振動等によって取付部6Bから外れる方向に回転することをロック部材30によって防止することができ、取付ナット20が取付部6Bから意図せず外れることを防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記既述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記の実施形態では、取付ナットの一方の開口端と第1対向面の取付パネルの厚み方向における位置が一致している構成を例示したが、この構成に限定されない。取付ナットに1つの張出部が設けられている場合、一方の開口端から第1対向面までの上記厚み方向における距離と、他方の開口端から第2対向面までの上記厚み方向における距離とが異なるように張出部が設けられていればよい。
(2)上記の実施形態では、取付ナットに1つの張出部が設けられている構成を例示したが、取付ナットに2つの張出部が設けられている構成であってもよい。この場合、取付ナットにおいて、他方の開口端から他方の張出部における当該他方の開口端側の面(第2対向面)までの距離が、一方の開口端から一方の張出部における当該一方の開口端側の面(第1対向面)までの距離よりも長いものとされていればよい。
(3)上記の実施形態では、張出部の鍔状部及び突起が張出部の全周に亘って形成されている構成を例示したが、鍔状部及び突起が張出部の外周面の一部に形成されている構成であってもよい。
(4)上記の実施形態では、魚群探知機等に用いられる表示装置についての取付具を例示したが、他の様々な用途に用いられる表示装置についても本発明は適用可能である。
以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1…表示装置
2…表示部
2A…表示画面
4…パネル部材
6…カバー部材
6A…平板部
6B…取付部
6C…取付部側ネジ溝
6D…突出部
8…収容部
8A…折り込み先端部
8B…側方露出面
8C…半球状突起
8D…台形状突起
20…取付ナット
20A…本体部
20B…張出部
20B1…鍔状部
20B2…突起
20B3…第1対向面
20B4…第2対向面
20C…ナット側ネジ溝
21…一方の開口端
22…他方の開口端
30…ロック部材
31…第1板状部
31A…開口部
31B…窪み部
31C…非窪み部
32…第2板状部
33…第3板状部
33A…屈曲部

Claims (2)

  1. 取付パネルに形成された円形状の取付孔に、表示画面を有する表示装置を取り付けるための取付具であって、
    前記表示装置のうち前記表示画面を有しない面から円筒状に突出し、前記取付孔に挿通されるとともに、外周面に前記取付パネルの厚み方向に亘ってネジ溝が形成された取付部と、
    円環状をなし、一方の開口端および他方の開口端の両方の内周面に、前記取付部のネジ溝と螺合するネジ溝が形成され、外周面に、前記取付孔よりも外側に張り出した張出部が設けられた螺合部材と、を備え、
    前記張出部は、前記取付パネルの厚みが相対的に小さい第1の取付パネルの場合に前記螺合部材が前記一方の開口端から前記取付部に螺合したときに前記第1の取付パネルと当接する第1対向面と、前記取付パネルの厚みが相対的に大きい第2の取付パネルの場合に前記螺合部材が前記他方の開口端から前記取付部に螺合したときに前記第2の取付パネルと当接する第2対向面と、を有し、前記他方の開口端から前記第2対向面までの距離が、前記一方の開口端から前記第1対向面までの距離よりも長いものとされており
    前記第1の取付パネルに前記螺合部材が取り付けられた場合は、前記螺合部材の一方の開口端に形成されたネジ溝が前記取付部と螺合し、前記第2の取付パネルに前記螺合部材が取り付けられた場合は、前記螺合部材の他方の開口端に形成されたネジ溝が前記取付部と螺合する、表示装置の取付具。
  2. 請求項1に記載の表示装置の取付具であって、
    前記張出部は複数の突起を有しており、
    前記取付部には、前記複数の突起のうち少なくとも一対の突起の間に進入したロック位置と、前記ロック位置から、前記取付パネルの厚み方向に沿って後退した非ロック位置とに移動可能に設けられるロック部材をさらに備える、表示装置の取付具。
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