JP4096994B1 - 鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト仮固定ナット - Google Patents

鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト仮固定ナット Download PDF

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Abstract

【課題】 ボルト孔に予め保持させたボルトがナット締付け時に共回りしないようにする。
【解決手段】 軸心方向寸法を底鋼板1と添接板2の板厚の和よりもやや小さい寸法とし、軸心方向の一端部を底鋼板1のボルト孔よりも細径とすると共に、外周面を、上記軸心方向一端部より軸心方向他端側へ向けて底鋼板1のボルト孔3よりも太径となるように拡径させたテーパ形状としたボルト仮固定ナット9を形成する。底鋼板1のボルト孔3に下方より挿通させたボルト5に、ボルト仮固定用ナット9を螺着させ、その軸心方向一端部側をボルト孔3とボルト5との隙間に強制的にねじ込むことで、ボルト孔3にボルト5を回転しないよう仮固定する。その後、底鋼板1に添接板2を載置した後、ボルト5にナット6を締め込んで、底鋼板1と添接板2を接合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板同士の重ね合せ部をボルトを用いて接合するために用いる鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト保持ナットに関するものである。
近年、橋梁を構成するための床版としては、床版のコンクリート層の下面を形成する型枠をパネル状の底鋼板として、該底鋼板の内側にコンクリートを直接打設することで、上記底鋼板とコンクリート層とを一体に結合させるようにした形式の合成床版が用いられるようになってきている。
この種の合成床版を架設するには、先ず、主桁上に底鋼板を径間方向に並べて配設した後、隣接する底鋼板同士の連結作業が必要となる。
上記隣接する底鋼板同士を連結する場合、通常は、図5に示す如く、隣接する底鋼板1の突合せ端部同士の上側に添接板2を重ねて配置した状態にて、上記各底鋼板1と添接板2の重ね合わせ部に穿設してあるボルト孔3,4に対し、底鋼板1の下面側からボルト(高力ボルト)5を挿通させる。その後、上記添接板2の上側に突出する上記ボルト5の先端部に、ワッシャ7を嵌めてから、ナット6を螺着させて締め込むことで、鋼板同士の重ね合わせ部としての上記各底鋼板1と添接板2の重ね合わせ部を、ボルト5によりそれぞれ接合し、これにより、隣接する底鋼板1の突合せ端部同士を、上記添接板2を介して連結させるようにしてある。
上記のようにしてボルト5を用いて底鋼板1と添接板2の重ね合わせ部を接合する際には、底鋼板1の下面側から上記ボルト孔3,4に挿通させたボルト5が脱落(落下)しないように保持した状態で、添接板2の上側からナット6を螺着させて締め込む必要が生じていた。
そこで、上記合成床版の底鋼板1の架設現場における底鋼板の下面側からの作業を解消できるようにするための手法として、上記底鋼板1のボルト孔3に下方より挿通させたボルト5を、所要の治具を介して上記ボルト孔3の部分に脱落しないように保持させることが考えられてきている。
図6(イ)(ロ)(ハ)は上記底鋼板1のボルト孔3にボルト5を脱落しないよう保持させるための治具の一例として、従来提案されている引っ掛けリング8を示すものである。
上記引っ掛けリング8は、底鋼板1に穿設してあるボルト孔3よりもやや大きい外径寸法を有し、且つ軸心方向の長さ寸法(高さ寸法)を、上記添接板2の板厚よりも小さい寸法としたリング形状の部材の内周面に、上記ボルト5の軸部5aに螺着させるための雌ねじ部(図示せず)を設けた構成としてある。これにより、図6(イ)に示す如く、隣接する底鋼板1の突合せ端部に設けてあるボルト孔3に、ボルト5を下方からそれぞれ挿通させた後、該各ボルト5の軸部5aに、上記引っ掛けリング8を上方からねじ結合により嵌めて、該引っ掛けリング8を上記各底鋼板1のボルト孔3の周りに当てることで、予め、上記各底鋼板1のボルト孔3に、ボルト5を、落下を防止した状態で保持させることができるようにしてある。
したがって、その後は、図6(ロ)に示すように、上記各底鋼板1の突合せ端部の上側に、上記引っ掛けリング8が通過できる大きさのボルト孔4を穿設してなる添接板2を、該ボルト孔4に上記各底鋼板1のボルト孔3に保持させてあるボルト5を挿通させるようにして上方から載置した後、図6(ハ)に示すように、上記ボルト5に、ワッシャ7を介してナット6を上方から嵌めて添接板2の上側から締め込むことで、各底鋼板1に対する添接板2の接合作業、すなわち、該添接板2を介した上記底鋼板1同士の連結作業を、底鋼板1の上側からの作業のみで実施できるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、上記合成床版の裏面となる底鋼板1の下面側の防錆処理としては、当初は亜鉛溶射が考えられていたが、近年では、上記底鋼板1の下面側に、全面に亘り塗装することが多くなってきている。
そのために、本出願人は、上記底鋼板1の架設現場における底鋼板1の下面側からの塗装作業を不要にできるようにするために、工場等において、上記底鋼板1のボルト孔3にボルト5を挿通させて保持させた状態で、ボルト5の頭部を含む該底鋼板1の下面の全面に亘り先行塗装を行うようにすることを考えている。
特開2004−176909号公報
ところが、特許文献1に示された引っ掛けリング8のような治具を用いて、底鋼板1のボルト孔3に、予めボルト5を脱落を防止した状態で保持させるために提案されている従来の手法では、上記底鋼板1の架設現場にてボルト孔3に保持させてある上記ボルト5にナット6を締め込むときに、該ボルト5に共回りが生じる虞がある。
すなわち、上記特許文献1に示されている引っ掛けリング8は、ボルト5の軸部5aに嵌めた状態で添接板2のボルト孔4に挿入する必要があるため、周壁の厚みを大きく設定することができない。又、上記引っ掛けリング8は、軸心方向の長さ寸法を、添接板2の板厚よりも小さく設定する必要があるため、内周面に設ける雌ねじ部にて軸心方向に配列されているねじ山の数が少なく制限される。よって、ボルト5に対する締付け軸力をあまり大きくすることができないものとなっている。
しかも、一般に、ボルト孔3の内径は、ボルト5の軸部5aの直径に対してやや余裕を持たせるようにしてあるため、上記ボルト5の軸部5aにねじ結合によって嵌合させるようにしてある上記引っ掛けリング8は、その下端面の外周縁部のみで、上記底鋼板1の上面におけるボルト孔3の上端部の周縁に接触するようになるため、該引っ掛けリング8の下面と、底鋼板1の上面との接触面積が小さく制限されている。
したがって、上記底鋼板1と引っ掛けリング8との間の摩擦力を大きくすることが難しいために、上記底鋼板1のボルト孔3に保持させてあるボルト5に、ナット6を螺着させて締め付けるときに、上記ボルト5に共回りが発生する虞が懸念されるというのが実状である。
そのために、工場等にて、上記底鋼板1のボルト孔3に、ボルト5を上記引っ掛けリング8を用いて脱落を防止した状態で保持させた後、上記ボルト5の頭部を含めた底鋼板1の下面の全面に、先行塗装を行っても、上記ボルト5に対するナット6の締付けによって該ボルト5の共回りが発生してしまうと、塗膜が割れたり、剥離が生じることから、従来は、上記底鋼板1の下面の全面に先行塗装を行うことは困難であった。
したがって、従来は、工場等にて、上記底鋼板1の下面におけるボルト孔3の周辺部を除く領域のみに先行塗装を行っておき、底鋼板1の架設現場では、上述したような隣接する各底鋼板1の突合せ端部に対する添接板2のボルト5を用いた接合作業を行って、底鋼板1同士の連結した後、上記底鋼板1の下面におけるボルト孔3の周辺部の未塗装部分と上記ボルト5の頭部に塗装を行う必要が生じていた。
そこで、本発明は、鋼板同士の重ね合わせ部をボルトを用いて接合する際、一方の鋼板のボルト孔に脱落しないよう保持させたボルトに、ナット締付け時にも共回りが生じる虞を未然に防止できるようにし、更には、上記鋼板の重ね合わせ部を接合するために用いるボルトの頭部を、該ボルトの頭部の周りの鋼板表面と一緒に先行塗装することができる鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト仮固定ナットを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に、一側面側からボルトを挿通させた後、外径を一端側よりも他端側が大きくなるようにテーパ形状とし軸心方向寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法としたボルト仮固定ナットを、上記ボルトの軸部に一端側から螺着させ、該ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、該ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、上記ボルト仮固定ナットの最大径よりも大きなボルト孔を穿設した他方の鋼板を配置した後、上記ボルトにナットを螺着させて締め付けることにより、上記2枚の重ね合わせ鋼板を接合する鋼板接合方法とする。
又、請求項2に対応して、ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に、一側面側からボルトを挿通させた後、外径を一端側よりも他端側が大きくなるようにテーパ形状とし軸心方向寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法としたボルト仮固定ナットを、上記ボルトの軸部に一端側から螺着させ、該ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、該ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次に、上記一方の鋼板の一側面における上記ボルトの頭部を含む領域を先行塗装し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、上記ボルト仮固定ナットの最大径よりも大きなボルト孔を穿設した他方の鋼板を配置した後、上記ボルトにナットを螺着させて締め付けることにより、上記2枚の重ね合わせ鋼板を接合する鋼板接合方法とする。
更に、請求項3に対応して、ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に通したボルトを該一方の鋼板に仮固定させるボルト仮固定ナットにおいて、軸心方向の寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法とし、軸心方向の一端側の外径を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板に設けたボルト孔よりも細径とすると共に、軸心方向一端部から軸心方向他端側へ向けて外径を上記一方の鋼板のボルト孔よりも太径となるように拡径させたテーパ形状としてなる構成を有するボルト仮固定ナットとする。
上記構成のボルト仮固定ナットにおいて、外径が一方の鋼板のボルト孔よりも所要寸法太径となる部分の軸心方向他端側に、軸心方向と直角方向の段差面を設けるようにした構成とする。
本発明によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に、一側面側からボルトを挿通させた後、外径を一端側よりも他端側が大きくなるようにテーパ形状とし軸心方向寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法としたボルト仮固定ナットを、上記ボルトの軸部に一端側から螺着させ、該ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、該ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、上記ボルト仮固定ナットの最大径よりも大きなボルト孔を穿設した他方の鋼板を配置した後、上記ボルトにナットを螺着させて締め付けることにより、上記2枚の重ね合わせ鋼板を接合する鋼板接合方法としてあるので、軸心方向寸法を上記他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法としてあるボルト仮固定ナットの内周面の雌ねじ部のねじ山の数を多くすることができて、該ボルト仮固定ナットのボルトに対する締付け軸力を大きなものとすることが可能となる。よって、上記ボルト仮固定ナットのボルトに対する大きな締付け軸力によって、該ボルト仮固定ナットを、上記一方の鋼板のボルト孔と、該ボルト孔に挿通させたボルトとの隙間に強制的にねじ込んで楔状に食い込ませることができ、これにより、上記ボルト仮固定ナットを介して、上記一方の鋼板のボルト孔に上記ボルトを、回転を防止した状態で仮固定することができる。したがって、上記ボルト孔にボルトが仮固定してある一方の鋼板の他側面側からの作業のみで、上記一方の鋼板に対する他方の鋼板の接合作業を実施できる。しかも、上記一方の鋼板のボルト孔に仮固定してあるボルトに対して、ナットを螺着させて締め込むときに、該ボルトに共回りが生じる虞を未然に防止することができる。
(2)上記と同様に、ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次に、上記一方の鋼板の一側面における上記ボルトの頭部を含む領域を先行塗装し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、他方の鋼板を接合するようにすることにより、上記一方の鋼板の一側面側に施してある先行塗装に割れや剥離が生じる虞を未然に防止しながら、一方の鋼板の他側面側からの作業のみで、上記一方の鋼板に他方の鋼板を接合する作業を実施できる。したがって、上記各鋼板を接合する現場では、上記一方の鋼板の一側面側での作業を不要とすることが可能になる。
(3)ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に通したボルトを該一方の鋼板に仮固定させるボルト仮固定ナットにおいて、軸心方向の寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法とし、軸心方向の一端側の外径を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板に設けたボルト孔よりも細径とすると共に、軸心方向一端部から軸心方向他端側へ向けて外径を上記一方の鋼板のボルト孔よりも太径となるように拡径させたテーパ形状としてなる構成を有するボルト仮固定ナットとすることにより、上記(1)(2)の方法の実施に用いるボルト仮固定ナットを実現できる。
(4)上記構成のボルト仮固定ナットにおいて、外径が一方の鋼板のボルト孔よりも所要寸法太径となる部分の軸心方向他端側に、軸心方向と直角方向の段差面を設けるようにした構成とすることにより、上記ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませる際に、上記段差面が、上記一方の鋼板におけるボルト孔の外周縁部に接触することで、該ボルト仮固定ナットのボルト孔とボルトとの隙間へのねじ込み量を、一定量とすることができる。しかも、上記ボルト仮固定ナットに設けてある段差面が、上記一方の鋼板におけるボルト孔の外周縁部に密着されることで、この密着部分に生じる摩擦力により、上記一方の鋼板のボルト孔に上記ボルト仮固定ナットを介して仮固定するボルトの回転防止効果をより強化することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)は本発明の鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト仮固定ナットの実施の一形態として、鋼板として、図5に示したと同様の合成床版の底鋼板1と添接板2との接合部に適用する場合を示すもので、以下のようにしてある。
すなわち、本発明のボルト仮固定ナット9は、軸心方向の長さ寸法を、上記添接板2の板厚よりも大きく、且つ上記底鋼板1の板厚と添接板2の板厚の和よりもやや小さい寸法に設定する。更に、上記ボルト仮固定ナット9は、軸心方向の一端部10の外径が、底鋼板1に設けてあるボルト孔3よりも細径となるように設定すると共に、軸心方向他端部11の外径が、上記底鋼板1のボルト孔3よりも所要寸法太径となるようにして、該ボルト仮固定ナット9の外周面が、上記細径となる軸心方向の一端部10から他端部11側へ向けて徐々に拡径するテーパ形状となるようにしてある。
上記ボルト仮固定ナット9の内周面には、上記底鋼板1と添接板2の接合に用いるボルト5の軸部5aに螺着させるための雌ねじ部12が設けてある。
更に、上記ボルト仮固定ナット9の太径側となる軸心方向他端寄りの外周面における180度対向する2個所に、軸心方向に沿う1対の面取り部13を平行に設けるようにしてある。これにより、上記ボルト仮固定ナット9の上記1対の面取り部13に、スパナやモンキーレンチ等の図示しない締付け工具を掛けることで、該締付け工具を用いて上記ボルト仮固定ナット9を回すことができるようにしてある。
更に又、上記ボルト仮固定用ナット9は、所要の弾性変形を許容できるように、たとえば、合成樹脂製、あるいは、黄銅、銅、アルミニウム等、上記底鋼板1及びボルト5に比して柔らかい金属製としてある。これにより、上記ボルト仮固定ナット9を、後述するようにボルト5に対する締付け軸力によって上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間にねじ込むことで、該ボルト仮固定ナット9を、上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間に、軸心方向一端部10より、外周面の径が上記底鋼板1のボルト孔3と等しくなる部分よりも太径側である軸心方向他端側へ所要寸法寄った部分まで楔状に食い込ませることができるようにしてある。したがって、上記ボルト仮固定ナット9における底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間に食い込まされた部分に生じる径方向の圧縮弾性変形の復元力によって、該ボルト仮固定ナット9を、上記底鋼板1のボルト孔3の上端部付近の内周面に、周方向の全長亘り強く押し付けることができるようにしてある。
なお、上記ボルト仮固定ナット9の外周面のテーパ形状は、上記のようにして該ボルト仮固定ナット9を、上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間に楔状に食い込ませるときに、該ボルト仮固定ナット9の細径側の一端部10が、上記底鋼板1のボルト孔3の内側に収まり、且つ、上記底鋼板1の上方にはみ出すボルト仮固定ナット9の太径側の他端部11の底鋼板1上面からの高さ寸法が、上記添接板2の板厚よりも小さくなるように設定してあるものとする。
以上の構成としてあるボルト仮固定ナット9を用いて鋼板としての上記合成床版の底鋼板1と、添接板2を接合して、図5に示したと同様に隣接する底鋼板1の突合せ端部同士の添接板2を介した連結を行う場合は、予め、工場等にて、図1(イ)に示す如く、上記底鋼板1のボルト孔3に、ワッシャ7を介して下方よりボルト(高力ボルト)5を挿通させて配置した後、該ボルト5の軸部5aに、上記ボルト仮固定ナット9を、細径側となる一端部10側より嵌めて雌ねじ部12を螺着させる。その後、上記ボルト仮固定ナット9を、上記1対の面取り部13に掛けた図示しない締付け工具を用いて上記ボルト5に対して締め込むことにより、ボルト固定用ナット9の上記ボルト5に対する締付け軸力を利用して、該ボルト仮固定ナット9を、上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間にねじ込んで楔状に食い込ませるようにする。
この際、上記ボルト仮固定ナット9は、軸心方向の寸法を、底鋼板1の板厚と添接板2の板厚の和よりもやや小さい寸法となるように設定してあるため、内周面に形成してある雌ねじ部12にて軸心方向に配列されているねじ山の数は、図6(イ)(ロ)(ハ)に示した如き特許文献1に示された引っ掛けリング8に比して多くなっている。これにより、該ボルト仮固定ナット9より上記ボルト5に強い締付け軸力を作用させることができることから、該ボルト仮固定ナット9とボルト5との間には、大きな摩擦力が発生するようになる。又、上記ボルト仮固定ナット9を、上記ボルト5に作用させる強い締付け軸力を利用してねじ込むことで、該ボルト仮固定ナット9における上記底鋼板1のボルト孔3よりも太径となる部分を、該ボルト孔3とボルト5との隙間に強制的に楔状に食い込ませるようにしてあることから、該底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間において圧縮弾性変形される上記ボルト仮固定ナット9の復元力により、該ボルト仮固定ナット9が、上記底鋼板1のボルト孔3の上端部内周面に、周方向の全周に亘り強く押し付けられて密着されるようになることから、該ボルト仮固定ナット9と上記底鋼板1のボルト孔3との間にも大きな摩擦力が生じるようになる。よって、上記ボルト5は、上記底鋼板1のボルト孔3に、該ボルト孔3とボルト仮固定ナット9の間の大きな摩擦力、及び、該ボルト仮固定ナット9とボルト5の間の大きな摩擦力によって回転が防止された状態で仮固定される。
次いで、必要に応じて、工場等にて、図1(イ)に二点鎖線で示す如く、上記ボルト孔3に上記ボルト仮固定ナット9を介してボルト5を仮固定してなる底鋼板1の下面側に、上記ボルト5の頭部5bを含めて全面に亘り先行塗装を施すようにする。14は塗膜である。
その後、上記ボルト孔3にボルト5を取り付け、且つ下面側に先行塗装を施してなる底鋼板1を、施工現場へ搬入して、該底鋼板1を主桁上に径間方向に並べて配設した後、隣接する底鋼板1の突合せ端部同士の上側に、図1(ロ)に示す如く(図1(ロ)では片方の底鋼板1のみを示してある)、該各底鋼板1のボルト孔3と対応する位置に上記ボルト仮固定ナット9の太径側端部となる軸心方向他端部11の外径よりも所要寸法大きなボルト孔4を穿設してなる添接板2を上方から載置して、該添接板2のボルト孔4に、上記底鋼板1のボルト孔3に仮固定してあるボルト5を、それぞれ挿通させるようにする。
しかる後、上記添接板2の上方へ突出している上記各ボルト5の軸部5aに、ワッシャ7を介してナット6を嵌めて、該ナット6をボルト5に対して締め込むことで、上記底鋼板1と添接板2の重ね合わせ部を、ボルト5によりそれぞれ接合する。これにより、隣接する底鋼板1の突合せ端部同士が、上記添接板2を介して連結されるようになる。
このように、本発明の鋼板接合方法によれば、ボルト仮固定ナット9の軸心方向寸法を、添接板2の板厚よりも大とすることで、該ボルト仮固定ナット9の内周面に設けた雌ねじ部12のねじ山の数を、図6(イ)(ロ)(ハ)に示した如き特許文献1の引っ掛けリング8に比して多くすることができ、したがって、上記ボルト仮固定ナット9のボルト5に対する締付け軸力を大きなものとすることが可能となる。
よって、上記ボルト仮固定ナット9のボルト5に対する大きな締付け軸力によって、該ボルト仮固定ナット9を、上記底鋼板1のボルト孔3と、該ボルト孔3に挿通させたボルト5との隙間に強制的にねじ込んで楔状に食い込ませることができる。このため、上記ボルト仮固定ナット9を介して、上記底鋼板1のボルト孔3に上記ボルト5を、回転を防止した状態で仮固定することができる。
したがって、上記底鋼板1の架設現場にて、底鋼板1のボルト孔3に仮固定してある上記ボルト5に、添接板2の上側からナット6を締め込むときにも、上記ボルト5に共回りが発生する虞を未然に防止することができる。このため、上記したように、工場等で上記底鋼板1の下面側に、上記ボルト孔3に取り付けてあるボルト5の頭部5bを含めて先行塗装を施すことができるようになることから、上記底鋼板1の設置後における該底鋼板1の下面側からの塗装作業を不要にすることができて、底鋼板の下側に足場を必要とする作業や、高所作業車を用いて行う作業をなくすことが可能となる。
次に、図3(イ)(ロ)及び図4(イ)(ロ)(ハ)は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)に示したと同様の構成において、ボルト仮固定ナット9の外周面を、底鋼板1のボルト孔3よりも細径となる軸心方向一端部10から上記ボルト孔3よりも太径となる軸心方向他端部11まで徐々に拡径する連続したテーパ形状とする構成に代えて、該テーパ形状と同様のテーパ形状の外周面における外径が上記底鋼板1のボルト孔3の径よりもやや太径となる部分の軸心方向他端側に、軸心方向に垂直な段差面15を設けてボルト仮固定ナット9aを構成したものである。
該ボルト仮固定ナット9aにおけるその他の構成は、図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)に示したボルト仮固定ナット9と同様であり、同一のものには同一符号が付してある。
以上の構成としてあるボルト仮固定ナット9aを使用する場合は、上記実施の形態と同様に、先ず、工場等にて、図2(イ)に示す如く、上記底鋼板1のボルト孔3に、ワッシャ7を介して下方よりボルト(高力ボルト)5を挿通させて配置した後、該ボルト5の軸部5aに、上記ボルト仮固定ナット9aを、細径側となる一端部10側より嵌めて雌ねじ部12を螺着させる。その後、上記ボルト仮固定ナット9aを、太径側となる軸心方向他端部11寄りの外周面に形成してある1対の面取り部13に掛けた図示しない締付け工具を用いて上記ボルト5に対して締め込むようにすると、上記ボルト固定用ナット9aの上記ボルト5に対する締付け軸力を利用して、該ボルト仮固定ナット9aが、上記実施の形態におけるボルト仮固定ナット9と同様に、上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間にねじ込まれるようになる。
この際、本実施の形態におけるボルト仮固定ナット9aには、外周面における外径が上記底鋼板1のボルト孔3の径よりもやや太径となる部分の軸心方向他端側に、軸心方向に垂直な段差面15が設けてあるため、該段差面15が、上記底鋼板1の上面におけるボルト孔3の外周縁部に接触するようになると、該ボルト仮固定ナット9aは、それ以上底鋼板のボルト孔3とボルト5との隙間にねじ込まれなくなるため、上記締付け工具によって上記ボルト仮固定ナット9aを締めるときの抵抗が急に大きくなる。
したがって、作業者は、上記のようにボルト仮固定ナット9aを締めるときの抵抗が急増する感触によって、上記ボルト仮固定ナット9aが、上記底鋼板1のボルト孔3とボルト5との隙間に、上記ボルト孔3よりも所要寸法太径となる部分までねじ込まれたことを確認できるようになる。
しかも、この時点では、上記ボルト仮固定ナット9aに設けてある段差面が、上記底鋼板1の上面におけるボルト孔3の外周縁部に密着されているため、この密着した部分に生じる摩擦力により、上記底鋼板1のボルト孔3にボルト仮固定ナット9aを介して仮固定するボルト5の回転防止作用をより強化することが可能となる。
上記のように底鋼板1のボルト孔3に、上記ボルト仮固定ナット9aを介してボルト5を仮固定した後は、上記実施の形態と同様に、底鋼板1の下面側の塗装を行った後、底鋼板1の架設現場にて、底鋼板1に添接板2を重ねた後、ボルト5にナット6を締めこんで、上記底鋼板1と添接板2の接合を行うようにすればよい。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、ボルト仮固定ナット9,9aの外周面におけるテーパ形状としてある部分の軸心方向に対する傾斜角度は、接合対象となる底鋼板1と添接板の板厚や、ボルト5を予め取り付けるようにする一方の鋼板に設けるボルト孔3とボルト5との隙間の大きさに応じて適宜変更してもよい。
本発明の鋼板接合方法は、底鋼板1の下面側に塗装を必要としない場合における該底鋼板1と添接板2との接合個所に適用してもよい。更には、2枚の鋼板をボルトを用いて接合する際、一方の鋼板に設けたボルト孔に予めボルトを脱落しないよう取り付けておくことが望まれる個所であれば、上記底鋼板1と添接板2以外のいかなる鋼板同士の接合個所にも適用してよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の鋼板接合方法、及び、該方法に用いるボルト仮固定ナットの実施の一形態を示すもので、(イ)は底鋼板のボルト孔にボルトを仮固定した状態を、(ロ)は底鋼板に添接板を接合した状態をそれぞれ示す概略切断側面図である。 図1におけるボルト仮固定ナットを拡大して示すもので、(イ)は太径側より見た斜視図、(ロ)は切断側面図、(ハ)は(ロ)のA−A方向矢視図である。 本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)は底鋼板のボルト孔にボルトを仮固定した状態を、(ロ)は底鋼板に添接板を接合した状態をそれぞれ示す概略切断側面図である。 図3におけるボルト仮固定ナットを拡大して示すもので、(イ)は太径側より見た斜視図、(ロ)は切断側面図、(ハ)は(ロ)のB−B方向矢視図である。 隣接する合成床版の底鋼板の突合せ端部同士の添接板を介した一般的な連結構造を示す切断側面図である。 底鋼板のボルト孔にボルトを脱落しないよう保持させるために従来提案されている手法の一例の概要を示すもので、(イ)は底鋼板のボルト孔にボルトを保持させた状態を、(ロ)は隣接する底鋼板の上側に添接板を載置する状態を、(ハ)は隣接する底鋼板を添接板を介して連結した状態をそれぞれ示す切断側面図である。
符号の説明
1 底鋼板(一方の鋼板)
2 添接板(他方の鋼板)
3 ボルト孔
4 ボルト孔
5 ボルト
6 ナット
9,9a ボルト仮固定ナット
10 一端部
11 他端部
15 段差面

Claims (4)

  1. ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に、一側面側からボルトを挿通させた後、外径を一端側よりも他端側が大きくなるようにテーパ形状とし軸心方向寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法としたボルト仮固定ナットを、上記ボルトの軸部に一端側から螺着させ、該ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、該ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、上記ボルト仮固定ナットの最大径よりも大きなボルト孔を穿設した他方の鋼板を配置した後、上記ボルトにナットを螺着させて締め付けることにより、上記2枚の重ね合わせ鋼板を接合することを特徴とする鋼板接合方法。
  2. ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に、一側面側からボルトを挿通させた後、外径を一端側よりも他端側が大きくなるようにテーパ形状とし軸心方向寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法としたボルト仮固定ナットを、上記ボルトの軸部に一端側から螺着させ、該ボルト仮固定ナットの軸心方向一端部側を、上記一方の鋼板のボルト孔とボルトとの隙間にねじ込ませて、該ボルトを、上記一方の鋼板に予め仮固定し、次に、上記一方の鋼板の一側面における上記ボルトの頭部を含む領域を先行塗装し、次いで、上記一方の鋼板の他側面側に、上記ボルト仮固定ナットの最大径よりも大きなボルト孔を穿設した他方の鋼板を配置した後、上記ボルトにナットを螺着させて締め付けることにより、上記2枚の重ね合わせ鋼板を接合することを特徴とする鋼板接合方法。
  3. ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に通したボルトを該一方の鋼板に仮固定させるボルト仮固定ナットにおいて、軸心方向の寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法とし、軸心方向の一端側の外径を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板に設けたボルト孔よりも細径とすると共に、軸心方向一端部から軸心方向他端側へ向けて外径を上記一方の鋼板のボルト孔よりも太径となるように拡径させたテーパ形状としてなる構成を有することを特徴とするボルト仮固定ナット。
  4. ボルトを用いて接合するようにする2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板のボルト孔に通したボルトを該一方の鋼板に仮固定させるボルト仮固定ナットにおいて、軸心方向の寸法を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの他方の鋼板の厚み寸法よりも大きい寸法で且つ上記2枚の重ね合わせ鋼板の板厚の和よりも小さい寸法とし、軸心方向の一端側の外径を上記2枚の重ね合わせ鋼板のうちの一方の鋼板に設けたボルト孔よりも細径とすると共に、軸心方向一端部から軸心方向他端側へ向けて外径を上記一方の鋼板のボルト孔よりも太径となるように拡径させたテーパ形状とし、外径が一方の鋼板のボルト孔よりも所要寸法太径となる部分の軸心方向他端側に、軸心方向と直角方向の段差面を設けるようにしてなる構成を有することを特徴とするボルト仮固定ナット。
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