JP6270020B2 - 鉄塔のボルト接合部における補強方法 - Google Patents
鉄塔のボルト接合部における補強方法 Download PDFInfo
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腕金に電線が取り付けられている状態で既存のボルトを取り外さないで、鉄塔において互いに面で接している2つの鋼材のボルト接合部を、既存のボルトを挿入する第1のボルト孔とこの第1のボルト孔と離間している第2のボルト孔を有する補強鋼材で補強する補強方法であって、
第2のボルト孔に対応する新たなボルト孔を既存のナットが接している鋼材に開ける工程と、
既存のナットを取り外す工程と、
第1のボルト孔に既存のボルトを挿入するように、補強鋼材を鋼材にあてがう工程と、
既存のボルトに、取り外したナットを再度取り付けて固定し、かつ新たなボルト孔と第2のボルト孔に新たなボルトを挿入してナットを取り付けて固定した新たなボルト接合部を設ける工程と、を備えている事を特徴とする。
図1および図2は、本発明に係る鉄塔のボルト接合部における補強方法の実施の形態を説明するための図である。図1および図2は、鉄塔の腕金の部分拡大部である。
上記実施の形態においては、補強鋼材5が6mmの厚みを有する平板(SS400)である例について説明した。しかし、これに限られず、補強鋼材5が9mmの厚みを有する平板(SS400)であってもよい。
上記実施の形態においては、新たなボルト結合部を1箇所のみの場合について説明した。しかし、これに限られず、図3に示すように、標準ボルトによる新たなボルト結合部を2箇所とし、図5(a)に示すように、補強鋼材5aの厚みを4.5mmとし、てもよい。
上記実施の形態においては、新たなボルト結合部を1箇所のみの場合について説明した。しかし、これに限られず、図3に示すように、補強鋼材5aの厚みを4.5mmとし、リーマボルトによる新たなボルト結合部を2箇所としてもよい。
上記実施の形態においては、新たなボルト結合部を1箇所のみの場合について説明した。しかし、これに限られず、図3に示すように、補強鋼材5aの厚みを4.5mmとし、高圧ボルトによる新たなボルト結合部を2箇所としてもよい。
<変形例5>
上記変形例2から4においては、図3に示すように、補強鋼材5aの厚みを4.5mmとし、標準ボルト、リーマボルト、高力ボルトによる新たなボルト結合部を2箇所とした例について説明した。本変形例では、さらに、鋼材1bを変更して、厚さが4mmの鋼材1b(L60×4)を使用してもよい。
上記実施の形態においては、新たなボルト結合部を1箇所のみの場合について説明した。しかし、これに限られず、図4に示すように、補強鋼材5bを使用し、標準ボルト、リーマボルト、高圧ボルトのいずれかを用いて新たなボルト結合部を3箇所として、支圧強度を増加してもよい。この場合、新たなボルト結合部が2箇所の場合よりも支圧強度が増加することはいうまでもない
上記実施の形態においては、標準ボルトを用いて新たなボルト結合部を1箇所のみの場合について説明した。しかし、これに限られず、リーマボルトまたは高圧ボルトを用いてもよい。この場合、標準ボルトをもいる場合よりも支圧強度が増加することはいうまでもない。
3 新たなボルト孔
5,5a,5b 補強鋼材
7 第1のボルト孔
9 第2のボルト孔
Claims (4)
- 腕金に電線が取り付けられている状態で既存のボルトを取り外さないで、鉄塔において互いに面で接している2つの鋼材のボルト接合部を、既存のボルトを挿入する第1のボルト孔とこの第1のボルト孔と離間している第2のボルト孔を有する補強鋼材で補強する補強方法であって、
第2のボルト孔に対応する新たなボルト孔を既存のナットが接している鋼材に開ける工程と、
既存のナットを取り外す工程と、
第1のボルト孔に既存のボルトを挿入するように、補強鋼材を鋼材にあてがう工程と、
既存のボルトに、取り外したナットを再度取り付けて固定し、かつ新たなボルト孔と第2のボルト孔に新たなボルトを挿入してナットを取り付けて固定した新たなボルト接合部を設ける工程と、を備える事を特徴とする鉄塔のボルト接合部における補強方法。 - 第1のボルト孔と第2のボルト孔は所定距離離間している事を特徴とする請求項1に記載の鉄塔のボルト接合部における補強方法。
- 補強鋼材は6mm〜9mmの厚みを有する平板であり、新たなボルト結合部は1箇所のみである事を特徴とする請求項1または2に記載の鉄塔のボルト接合部における補強方法。
- 新たなボルトは、標準ボルト,リーマボルト,または高圧ボルトのいずれかである事を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鉄塔のボルト接合部における補強方法。
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