JP2007120017A - 鉄骨梁補強金物及びその施工方法 - Google Patents

鉄骨梁補強金物及びその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト接合部分の接合力を強くできると共に、地震等の外力が鉄骨梁に加わった当初から直ちに外力に抵抗する大きな力を発生させることができるような鉄骨梁補強金物及びその施工方法を提供する。
【解決手段】 鉄骨梁2のウェブ2bに形成された貫通孔3を補強する鉄骨梁補強金物11であって、貫通孔の縁部の周囲に、かつ、ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物11が取り付けられると共に、補強金物に、中心孔11aが形成され、ウェブと補強金物とを同軸上に貫通してウェブと補強金物とを締結するネジ締結手段15の軸部15aが挿通する挿通孔11bが形成され、挿通孔11b,2cの周面と軸部15aの周面との間の隙間をほぼ零にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブに貫通孔が形成された鉄骨梁を補強するために用いられる鉄骨梁補強金物及びその施工方法に関するものである。
従来の鉄骨梁補強金物としては、例えば、図11に示すようなものがあった(特許文献1参照)。同図において、鉄骨梁2にはそのウェブ2bの高さ方向(図中上下方向)中央部に貫通孔3が形成されており、この貫通孔3の周囲の縁部を形成するウェブ2bには、中心孔1aを有する梁補強金具1の周縁部が、ボルト5、ナット7、座金10を介して取り付けられている。
この従来の梁補強金具1は、その中心孔1aを通って、建物の空調設備や給排水設備等の配管やダクト(図示せず)等を通すことができるようになっている。そして、鉄骨梁2の貫通孔3が形成されたウェブ2bに梁補強金具1が取り付けられていることで、貫通孔3が明けられたことにより低下した鉄骨梁2の強度を補強するようになっている。
特開2003−232077号公報
しかしながら、上記従来の鉄骨梁補強金物にあっては、ウェブ2bと梁補強金具1が互いに接触する1箇所の接合面(1面)でしか接合されていないため、ボルト接合部分の接合力が弱く、梁補強金具1による抵抗力を鉄骨梁2に効果的に伝達できないので、梁補強金具1により鉄骨梁2を十分補強することができなかった。
また、図12に示すように、ボルト5の軸部5aが通る梁補強金具1のボルト挿通孔1bの周面、同じくその軸部5aが通るウェブ2bのボルト挿通孔2cの周面のそれぞれと、その軸部5aの周面との間に、通常設定される大き目のクリアランスGがある。
このため、地震等の荷重による応力が鉄骨梁2に加わったとき、図13に示すように、ボルト5の軸部5aの周面が、梁補強金具1及びウェブ2bのボルト挿通孔1b,2cの互いに対向する周面両方に接触するまでの間、梁補強金具1とウェブ2bのそれぞれの接触面間に滑りが生じ、その滑り動作中は滑り摩擦力しか働かないので、上記応力に対する抵抗力がほとんど発揮できなかった。
そして、図13に示すように、上記互いに対向するボルト挿通孔1b,2cの周面が共にボルト5の軸部5aの周面の互いに反対側に接触して、梁補強金具1とウェブ2bのそれぞれの接触面間の滑り動作が終了したときから、梁補強金具1とウェブ2bが互に反対方向A,Bに向かって、それまでに引き続き相対移動しようとすることにより、ボルト5の軸部5aに対してその長さ方向と直角方向に働く剪断力Fが、地震等の荷重による応力に対する抵抗力となって働くようになる。
このため、上記応力が鉄骨梁2に加わった時点からこの応力に対する抵抗力が発生するまでの間、すなわち梁補強金具1とウェブ2b間の滑り動作が行われている間は、応力に対する抵抗力が微小になるので、応力による鉄骨梁2の変形を防止することができない。このため、上記応力が鉄骨梁2に加わった時点からこの応力に対する抵抗力が発生するまでの間は、鉄骨梁2の変形が進むことにより、鉄骨梁2と柱を組み立てた構造骨組(図示せず)の変形も進み、ひいてはその構造骨組全体の破壊を招くおそれがあるという問題があった。
また、上記従来の鉄骨梁補強金物にあっては、ボルト5が梁補強金具1の円周方向に一列に並んで配置されているだけであるため、鉄骨梁2のウェブ2bにボルトの挿通孔が互に近接して多数形成されるとウェブ2bの強度が低下するので、梁補強金具1とウェブ2bとの間の接触面に複数のボルト5を高い密度で配置することができない。
このため、鉄骨梁2に地震等の荷重による応力が加わってその鉄骨梁2が変形したとき、梁補強金具1とウェブ2bの接触面においてボルト接合部から離れた位置にあっては、梁補強金具1とウェブ2bが互いに離間してしまうため、前記接触面が全体にわたって均一に一体化するように梁補強金具1とウェブ2bを連結することができないので、梁補強金具1による鉄骨梁2の補強効果が十分に得られないという問題があった。
したがって、上記応力が鉄骨梁2に加わったときにこの応力に対する抵抗力を十分に働かせることができないため、その応力により鉄骨梁2の変形が進むのを防止することができないので、鉄骨梁2と柱を組み立てた構造骨組の変形も進み、ひいてはその構造骨組全体の破壊を招くおそれがあるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、地震等の荷重による応力が鉄骨梁に加わった当初から直ちに応力に対する抵抗力を発生させることができるような鉄骨梁補強金物及びその施工方法を提供することを課題とするものである。
また本発明は、上記問題点に鑑みて、補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、補強金物とウェブの接触面が全体にわたって均一に一体化するように補強金物とウェブを連結することができる鉄骨梁補強金物及びその施工方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明は、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明は、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にすると共に、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とするものである。
また本発明の鉄骨梁補強金物は、前記一対の補強金物の少なくとも一方における前記中心孔の近傍に、この中心孔の軸方向一端側又は両端側に突出する突部を設けたことを特徴とするものである。
また上記課題を解決するために本発明は、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことを特徴とするものである。
また上記課題を解決するために本発明は、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とするものである。
本発明の鉄骨梁補強金物によれば、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことにより、
補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、地震等の荷重による応力が鉄骨梁に加わった当初から直ちにこの応力に対する抵抗力を発生させることができる。
また、本発明の鉄骨梁補強金物によれば、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことにより、
補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、補強金物とウェブの接触面が全体にわたって均一に一体化するように補強金物とウェブを連結することができる。
また、本発明の鉄骨梁補強金物によれば、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にすると共に、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことにより、
補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、
地震等の荷重による応力が鉄骨梁に加わった当初から直ちにこの応力に対する抵抗力を発生させることができ、
且つ補強金物とウェブの接触面が全体にわたって均一に一体化するように補強金物とウェブを連結することができる。
また、前記一対の補強金物の少なくとも一方における前記中心孔の近傍に、この中心孔の軸方向一端側又は両端側に突出する突部を設けたことにより、鉄骨鉄筋コンクリート構造等、鉄骨梁をコンクリートで包むようなコンクリート構造体の、コンクリート打設時に用いるボール紙等の厚紙等で形成された型枠パイプを、ウェブの面と直交する方向に伸びるように保持することが可能となる。
また、本発明の鉄骨梁補強金物の施工方法によれば、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことにより、
補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、地震等の荷重による応力が鉄骨梁に加わった当初から直ちにこの応力に対する抵抗力を発生させることができる。
また、本発明の鉄骨梁補強金物の施工方法によれば、
鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことにより、
補強金物とウェブ間のボルト接合部分の接合力を強くできると共に、補強金物とウェブの接触面が全体にわたって均一に一体化するように補強金物とウェブを連結することができる。
以下、本発明による鉄骨梁補強金物及びその施工方法を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図3は、本発明の第1の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物及びその施工方法について説明するために参照する図である。従来と同様の部分には同じ符号を用いて説明するものとする。
図1において、鉄骨梁2の図中上下一対のフランジ2a間の、ウェブ2bの高さ方向中央部には、図2に示すような丸い形状の貫通孔3が形成されている。この貫通孔3の周囲の縁部を形成するウェブ2bの表裏両面には、図1に示すように、貫通孔3を形成することにより低下した鉄骨梁2の強度を補強する、一対の板状の補強金物11が固定されている。一対の補強金物11は、ネジ締結手段に相当するボルト15、ナット7、座金10を介してウェブ2bに固定されている。
補強金物11は、図2に示すように、中心孔11aを有する円環状に形成され、図1に示すように、その中心孔11aの径をウェブ2bの貫通孔3の径と一致させて配置させている。そして、図2に示すような、補強金物11の円周方向に1列に並ぶ8本の、ボルト15のネジ部15b(図3参照)とナット7とをネジ締結することにより、一対の補強金物11をウェブ2bの表裏両面に固定することができる。
補強金物11の体積は、ウェブ2bに形成された貫通孔3の内側かつその肉厚内の空間容量と同じ体積Vの、0.5〜2.5倍とすることが好ましい。これは、補強金物11の体積が上記体積Vの0.5倍以下だと、鉄骨梁2を補強するための強度を発揮することが難しくなる反面、その体積Vの2.5倍以上だと貫通孔の無い無孔梁よりも強度が大きくなる過剰品質となり、重量も重くなって材料の無駄が生じるからである。
本実施の形態に係るボルト15には、リーマーボルト(「JISハンドブック ねじ」(財団法人 日本規格協会発行)の第40頁の番号2517、及び、「機械工学用語辞典」(理工学社発行)の第592頁の上から第4行目ないし第8行目の記載参照)が用いられている。
図3に示すように、ボルト15の軸部15aは、その先端部に形成されたネジ部15bのネジ山の径よりも大きな径を有している。その軸部15aは、一対の補強金物11に明けられたボルト挿通孔11bと、鉄骨梁2のウェブ2bに明けられたボルト挿通孔2cに挿通されている。
上記ボルト挿通孔11b,2cを、機械工具のリーマーを用いてリーマー仕上加工を行うことにより、ボルト挿通孔11b,2cの周面とボルト15の軸部15aの周面との間はほとんど隙間が無い(隙間がほぼ零の)状態にすることができ、ボルト挿通孔11b、2cへの軸部15aの挿通のために必要な最小限の隙間しか存在しない状態となっている。このため、補強金物11とウェブ2bはそれぞれの接触面に沿って互に相対変位することができないようになっている。
このような本発明の第1の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物によれば、ウェブ2bの表裏両面に一対の補強金物11が固定されているため、ウェブ2bと補強金物11が互いに接触する2箇所の接合面(2面)で接合されているので、ボルト接合部分の接合力を強くすることができる。このため、補強金物11の抵抗力を鉄骨梁2に効果的に伝達することができるので、補強金物11により鉄骨梁2を十分補強することができる。
また、ウェブ2bの表裏両面に補強金物11との摩擦面が2面あるため、それが1面の場合よりもその摩擦力を2倍にすることができると共に、ボルト15の軸部15aに発生する剪断力をも2倍にすることができるので、地震等の荷重による応力に対する抵抗力も、1面の場合の2倍にすることができる。また、一対の補強金物11によりウェブ2bを表裏両側から挟んで固定するので、上記応力によるウェブ2bの変形を抑えることができる。
また、この第1の実施の形態は、ボルト15にリーマーボルトを用いて、補強金物11とウェブ2bの挿通孔11b,2cの周面と、ボルト15の軸部15aの周面との間の隙間をほぼ零にしたため、ボルト軸部15aの回りには、従来の図12に示したボルト5の軸部5aの回りに通常設定されるような大き目の隙間Gが無いので、上記応力が鉄骨梁2に加わったとき、補強金物11とウェブ2bとの間の接触面に、ボルト軸部15aの回りの隙間分だけ滑りが生じるということはない。
したがって、地震等の荷重による応力が鉄骨梁2に加わった当初の段階から直ちに、この応力に対する抵抗力を発生させることができる。すなわち補強金物11とウェブ2bが互いに反対方向に相対移動するような力が働くことによる反力として、ボルト15の軸部15aに対してその長さ方向と直角方向に働く大きな剪断力(図13の符号F参照)を発生させることができる。
このため、地震等の荷重による応力が鉄骨梁2に加わった当初の段階から直ちに、この応力に対する抵抗力を発生させることができるため、上記応力により鉄骨梁2が変形するのを防止することができると共に、鉄骨梁2と柱を組み立てた構造骨組全体の変形やその破壊をも防止することができる。
また、このような本発明の第1の実施の形態によれば、補強金物11はその中心孔11aの径を鉄骨梁2の貫通孔3の径と一致させてウェブ2bに固定され、貫通孔3の径方向内側には他の構造部材は何も設けられないので、貫通孔3の大きさをできるだけ小さくすることができて、鉄骨梁2の強度の過度の低下を防止することができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物11においては、図2に示すように、ボルト15が補強金物11の円周方向に一列に並んで配置されているだけであったのに対し、この第2の実施の形態においては、ボルト15は、図4(b)に示すように、補強金物21の半径方向の寸法内に設定される、補強金物21と同心円状の2つのピッチ円C1,C2上に4つずつ配置されている。すなわち、ボルト15が半径方向内外の2つの円周方向に2列並んで、それぞれ4本ずつ配置されている。
そして、外側の列(ピッチ円C1上)に配置された任意の1つのボルト15は、その列の並ぶ方向(ピッチ円の円周方向)において、内側の列(ピッチ円C2上)に配置された2つのボルト15の中間の位置に配置されている。すなわち外側と内側の各列に配置されたボルト15のそれぞれは、その列の並ぶ方向において、互いの他の列に配置されたボルト15のそれぞれと互い違いに配置されている点において異なるものである。
このような本発明の第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、ウェブ2bの表裏両面に一対の補強金物21が固定されて、ウェブ2bと補強金物21が互いに接触する2箇所の接合面で接合されているので、ボルト接合部分の接合力を強くすることができる。このため、補強金物21の抵抗力を鉄骨梁2に効果的に伝達することができるので、補強金物21により鉄骨梁2を十分補強することができる。
また、補強金物21の円周方向に並んで配置された4つのボルト15の列を同心円状に二列配置すると共に、一つの列を構成する4つのボルト15のそれぞれが、その列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する4つのボルト15のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことにより、補強金物21とウェブ2bの接触面が全体にわたって均一に一体化するように、補強金物21とウェブ2bを連結することができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物について説明するために参照する図である。
この第3の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物31においては、前記第2の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物21と同様に、ボルト15が半径方向内外の2つの円周方向に2列並んで、それぞれ4本ずつ円周方向において互い違いに配置されているが、その一対の補強金物31のうちの一方の(図5(a)中右側の)鉄骨梁補強金物31の半径内方に、中心孔31bの軸方向外側に円筒状に突出する突部31cが形成されている点において、前記第2の実施の形態と異なるものである。
このような本発明の第3の実施の形態によれば、前記第2の実施の形態と同様の効果を有する他に、補強金物31の半径内側に、中心孔31bの軸方向一端側に円筒状に突出する突部31cを設けたことにより、図6,7に示すような、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造等、鉄骨梁2をコンクリート72で包み込むようなコンクリート構造体100の、コンクリート打設時に用いるボール紙等の厚紙等で形成された型枠パイプ73を、ウェブ2bの面と直交する方向に伸びるように保持することが可能となる。上記図6,7は、鉄骨梁2をコンクリート72で包み込んだコンクリート構造体100を示す図である。
このような型枠パイプ73をコンクリート72の打設時に用いることにより、コンクリート構造体100の中に、鉄骨梁2の貫通孔3や、補強金物31の中心孔31b等と連通する通路75を形成して、型枠パイプ73を除去したときに、建物の空調設備や給排水設備等の配管やダクト等をその通路75に通すことができる。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る鉄骨梁補強金物について説明するために参照する図である。
この第4の実施の形態に係る補強金物41においては、前記第1の実施の形態に係る補強金物11と同様に、ウェブ2bの表裏両面に一対の補強金物41が固定されていると共に、ボルト15が補強金物41の円周方向に一列に並んで配置されているが、その一対の補強金物41の両方の半径内側に、中心孔41aの軸方向外側に、すなわち貫通孔3の軸方向両端側に円筒状に突出する2つの突部41bが形成されている点において、前記第1の実施の形態に係る補強金物11と異なるものである。
このような本発明の第4の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果を有する他に、前記第3の実施の形態と同様に、図9,10に示すような、SRC構造等、鉄骨梁2をコンクリート72で包み込むようなコンクリート構造体105の、コンクリート打設時に用いる型枠パイプ73を、ウェブ2bの面と直交する方向に伸びるように保持することが可能となる。この第4の実施の形態の場合は、上記コンクリートの型枠パイプ73が前記第3の実施の形態の場合よりもさらに高い精度で、ウェブ2bの面と直交する方向に伸びるように保持することができる。上記図9,10は、鉄骨梁2をコンクリート72で包み込んだコンクリート構造体105を示す図である。
なお、前記実施の形態においては、金属により形成した補強金物を鉄骨梁2のウェブ2bに固定する場合について説明したが、一定以上の強度を有するものであれば、金属の補強金物の代りに、繊維補強プラスチックとか、繊維補強コンクリート等の、他のどのような材質の補強部材を用いてもよい。
また、前記実施の形態においては、貫通孔3や鉄骨梁補強金物11等を円形状に形成した場合について説明したが、それらは円形状以外の、どのような形状に形成したものであってもよいことはいうまでもない。
また、前記実施の形態においては、ボルト15としてリーマーボルトを用いたが、ボルト挿通孔11b,2cの周面とボルト軸部15aの周面との間の隙間をほぼ零にすることができるものであれば、リーマーボルト以外のどのようなものや方法を用いてもよい。
或は、ボルト挿通孔11b,2cの周面とボルト軸部15aの周面との間の隙間が、リーマーボルト以外の通常のボルトのように、通常のクリアランスG(図12,13参照)を有するような場合にも本発明は適用することができる。
また、前記実施の形態においてはボルト15が2つのピッチ円上に(2列に)並べられた場合について説明したが、ボルト15が3つ以上のピッチ円上に(3列以上に)並べられた場合にあっても本発明は適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る一対の補強金物11をウェブ2bに固定した鉄骨梁2の断面図である。 図1における鉄骨梁2のA−A線矢視図である。 図1におけるボルト15周辺の拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る一対の補強金物21をウェブ2bに固定した鉄骨梁2を示す図であり、図4(a)は鉄骨梁2の側面断面図、図4(b)は図4(a)における鉄骨梁2のA−A線矢視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る一対の補強金物31をウェブ2bに固定した鉄骨梁2を示す図であり、図5(a)は鉄骨梁2の側面断面図、図5(b)は図5(a)における鉄骨梁2のA−A線矢視図である。 図5に示す鉄骨梁2をコンクリートで包み込んだコンクリート構造体100のコンクリート打設時の状態を示す断面図である。 図6に示すコンクリート構造構造体100のA−A線断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る一対の補強金物41をウェブ2bに固定した鉄骨梁2を示す図であり、図8(a)は鉄骨梁2の側面断面図、図8(b)は図8(a)における鉄骨梁2のA−A線矢視図である。 図8に示す鉄骨梁2をコンクリートで包み込んだコンクリート構造体105のコンクリート打設時の状態を示す断面図である。 図9に示すコンクリート構造体105のA−A線断面図である。 従来の梁補強金具1をウェブ2bに固定した鉄骨梁2の断面図である。 図11におけるボルト5周辺の拡大断面図である。 図12におけるボルト5周辺の変化した状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 梁補強金具
1b ボルト挿通孔
2 鉄骨梁
2a フランジ
2b ウェブ
2c ボルト挿通孔
3 貫通孔
5 ボルト
7 ナット
10 座金
11 補強金物
11a 中心孔
11b ボルト挿通孔
15 ボルト
15a 軸部
15b ネジ部
21 補強金物
31 補強金物
31b 中心孔
41 補強金物
41a 中心孔
41b 突部
72 コンクリート
73 型枠パイプ
75 通路
100、105 コンクリート構造体

Claims (6)

  1. 鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
    前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
    前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
    前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことを特徴とする鉄骨梁補強金物。
  2. 鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
    前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
    前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
    前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とする鉄骨梁補強金物。
  3. 鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物であって、
    前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
    前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
    前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にすると共に、
    前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とする鉄骨梁補強金物。
  4. 前記一対の補強金物の少なくとも一方における前記中心孔の近傍に、この中心孔の軸方向一端側又は両端側に突出する突部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄骨梁補強金物。
  5. 鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
    前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
    前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
    前記挿通孔の周面と前記軸部の周面との間の隙間をほぼ零にしたことを特徴とする鉄骨梁補強金物の施工方法。
  6. 鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔を補強する鉄骨梁補強金物の施工方法であって、
    前記貫通孔の縁部の周囲に、かつ、前記ウェブを挟むように表裏両面に一対の補強金物が取り付けられると共に、
    前記補強金物に、中心孔が形成され、前記ウェブと前記補強金物とを同軸上に貫通して前記ウェブと前記補強金物とを締結するネジ締結手段の軸部が挿通する挿通孔が形成され、
    前記補強金物の周方向に並んで配置された複数の前記ネジ締結手段の列を同心状に二列以上配置すると共に、一つの列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれが、前記列の並ぶ方向において、隣り合う他の列を構成する複数のネジ締結手段のそれぞれに対して互い違いに並んで配置されたことを特徴とする鉄骨梁補強金物の施工方法。

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