JP3150380U - 再生用仮ボルト - Google Patents

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岡部 純
純 岡部
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株式会社東京ネジ製作所
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Abstract

【課題】鉄骨の建方工事に使う仮ボルトにおいて、繰り返し使用することを可能にし、仮締め作業及び取り外し作業が迅速になる再生用仮ボルトを提供する。【解決手段】鉄骨の建方工事で鉄骨部材の接合部分を仮止めする仮ボルト1を形成する。ネジ山1Aの角度を90゜とし、山の頂きの丸みを半径1mmに形成する。ピッチPを本締めボルトのピッチPの2倍に形成し、仮ボルト1を、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される本締めボルトと同じ呼び径とする。表面に低カーボンのリム層を有する冷間圧造用鋼線にて仮ボルト1を形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、主に、鉄骨の建方工事において、建入れ直し後に鉄骨部材の接合部分を仮止めするときに使う再生用仮ボルトに係り、特に、使用後に再利用することが可能な再生用仮ボルトに関する。
例えば、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される仮ボルトは、本接合に先立ち、仮ボルトで仮締め接合を行って板の密着をはかり、その後、本格的に本締めボルトを締付けて固定する。この際、仮ボルトは本締めボルト締結後に取り外され、本締めボルトと交換する。交換された仮ボルトは、通常、使用済みボルトとして廃棄されている。
一方、コンクリート型枠の組み立てに用いられる組立用ボルトが特許文献1、2に記載されている。この組立用ボルトによると、ネジ山幅及びネジピッチを通常の1.5倍から2倍にすることで、コンクリート型枠の締め付け解体速度を速めることができるというものである。
これらの組立用ボルトは、特に、コンクリートがネジ山に付着しにくくするために、ネジ谷部の形状を弧状凹面に形成したものである。また、仮にコンクリートが付着したとしても、弧状凹面のネジ谷部から除去し易いという効果が主張されている。
実用新案登録第3003153号公報 実開昭64−18615号公報
特許文献1、2は、いずれも、コンクリート型枠の組み立てに用いられる組立用ボルトの改良であるため、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される仮ボルトについては考慮されていなかった。すなわち、鉄骨工事に使用する仮ボルトは、本締めまたは溶接までの間、予想される外力に対し架構の変形や倒壊を防ぐものであるから、仮ボルトに求められる緊締力は、当然、スペーサーを介して木製のコンクリート型枠を連結する組立用ボルトに加わる緊締力とは構造的に相違する。したがって、コンクリート型枠の組み立てに用いられる組立用ボルトを、鉄骨工事に使用する仮ボルトとして使用することはできない。
一方、鉄骨工事において、本締めボルト締結後に取り外され、本締めボルトと交換する仮ボルトは、本締めボルトに準じた強度が求められる。また、一度使用した本締めボルトは、安全性の観点から再利用することは禁止されており、本締めボルトに準じた仮ボルトも当然の如く廃棄されているのが現状である。
ところが、鉄鋼工事に用いられる仮ボルトの使用本数は極めて多く、これを全て廃棄することは、省資源の観点から見直す時期にきていると考案者は考えた。しかも、JIS S6.10.4によると、「仮ボルトは建方作業における部材の組み立てに用いるもので、本締めまたは溶接までの間、予想される外力に対し架構の変形や倒壊を防ぐためのもの」であるなら、どのようなボルトを使用しても良いので、強度的に問題がなければ、仮ボルトを繰り返し使用することが可能になる。
そこでこの考案は、上述の課題に鑑み、鉄骨の建方工事に使う仮ボルトにおいて、繰り返し使用することを可能にすることで省資源に寄与することができ、しかも、仮締め作業及び取り外し作業が迅速になる再生用仮ボルトの提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、鉄骨Sの建方工事で鉄骨部材の接合部分を仮止めするときに使用する仮ボルト1において、ネジ山1Aの角度を90゜とすると共に、山の頂き1Bの丸みを半径1mmに形成し、ピッチPを本締めボルトのピッチPの2倍に形成したことにある。
第2の手段における前記仮ボルト1は、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される本締めボルトと同じ呼び径とし、表面に低カーボンのリム層を有する冷間圧造用鋼線にて形成されたことを課題解消のための手段とする。
本考案の請求項1の如く、仮ボルト1のネジ山1Aの角度を90゜とすると共に、山の頂き1Bの丸みを半径1mm に形成したことにより、鉄骨の建方工事で生じる外力に対し、架構の変形や倒壊を防ぐことができ、しかも、繰り返し使用することができる強度を得ることができた。また、山の頂き1Bの丸みを半径1mm に形成したことで、仮ボルト1のネジ山1Aに打痕が付き難くなり、不良品の発生を抑えることができる。
そして、仮ボルト1のネジ山1Aのピッチを本締めボルトのピッチPの2倍に形成しているので、鉄骨Sの建方工事における仮締め作業及び取り外し作業を迅速にすることができる。
また、請求項2の如く、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される本締めボルトと同じ呼び径としたことで、メガネレンチやスパナなど、本締めボルトに使用する同じ締付け工具で着脱することができる。
更に、表面に低カーボンのリム層を有する冷間圧造用鋼線にて形成したことで、表面が硬化され何度も繰り返し使用することが可能になる。
本考案の一実施例を示す正面図である。 本考案のネジ山を示す一部拡大断面図である。 本考案の使用状態を示す要部断面図である。 本考案使用後に本締めボルトを装着した鉄骨部材を示す斜視図である。
このように本考案によると、鉄骨の建方工事に使う仮ボルトにおいて、繰り返し使用することを可能にすることで省資源に寄与することができ、しかも、仮締め作業及び取り外し作業が迅速になるといった目的を実現した。
以下、本考案の一実施例を説明する。本考案仮ボルトは、鉄骨Sの建方工事で鉄骨部材の接合部分を仮止めするときに使用する。この仮ボルト1のネジ山1Aの角度を90゜に形成する(図2参照)。
更に、ネジ山1Aの山の頂き1Bの丸みを半径1mm に形成する(図2参照)。そして、仮ボルト1のネジ山1Aのピッチを、本締めボルトのピッチPの2倍に形成する(図1参照)。すなわち、本締めボルトのピッチをXとすると、仮ボルト1のピッチPを2Xとするものである。
このようなネジ山1Aの形状は、仮ボルト1の耐力強度を強化するもので、ピッチPを本締めボルトの2倍にすることで数が少なくなったネジ山1Aの強度を保つように、ネジ山1Aの角度と山の頂き1Bの角度を設定している。
また、仮ボルト1は、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される本締めボルトと同じ呼び径に形成する。こうすることで、従来と同じ締付け工具で仮ボルト1を着脱することができる。更に、仮ボルト1の材質や長さは、本締めボルトと異なっても良い。
特に、仮ボルト1の材質として、表面に低カーボンのリム層を有する冷間圧造用鋼線(例えばCH10R等)にて形成すると、表面が硬化され何度も繰り返し使用することが可能になる。
鉄骨立て方時のボルト接合は、高力ボルト接合と称されている。この高力ボルト接合には、摩擦、引張り、指圧接合の3種類の方法があり、本考案仮ボルト1は、これら3種の接合方法のいずれにも仮ボルトとして使用することが可能である。
また、高力ボルトの種類は、トルシア形とJIS形に分けられるが、本考案仮ボルト1は、どちらの高力ボルトを使用する場合でも、仮ボルト1として用いることができる。
仮ボルト1の使用は、本接合に先立って締付けられるもので、鉄骨Sと接合部材Rとを密着する。仮ボルト1の締付けには、専用レンチやスパナ等の締付け工具にて、ナット2を締付ける。その後、本締めボルトを順次締め付けると共に、仮ボルト1を取り外した後にも本締めボルトを締付けて一次締めを行う。その後、最終的に本締めにより接合するものである(図4参照)。
尚、本考案は、図示例に限定されるものではなく、本考案の各構成は本考案の要旨を変更しない範囲において自由に変更できるものである。
本考案によると、耐力強度が増しているので、鉄骨Sの建方工事で鉄骨部材の接合部分を仮止めする以外にも、例えばコンクリート型枠等を仮止めするなど、耐力強度が求められる、あらゆる仮止めに使用することが可能である。
P ピッチ
R 接合部材
S 鉄骨
1 仮ボルト
1A ネジ山
1B 山の頂き
2 ナット

Claims (2)

  1. 鉄骨の建方工事で鉄骨部材の接合部分を仮止めするときに使用する仮ボルトにおいて、ネジ山の角度を90゜とすると共に、山の頂きの丸みを半径1mmに形成し、ピッチを本締めボルトのピッチの2倍に形成したことを特徴とする再生用仮ボルト。
  2. 前記仮ボルトは、鉄骨工事の高力ボルト接合に使用される本締めボルトと同じ呼び径とし、表面に低カーボンのリム層を有する冷間圧造用鋼線にて形成された請求項1記載の再生用仮ボルト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015025312A (ja) * 2013-07-28 2015-02-05 克夫 中根 ボルトおよびナット
JP2022090659A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 株式会社トーネジ 再生用仮ボルトの連結方法

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