JP3136529U - ボルト又はナット - Google Patents

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芳一 阪村
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

【課題】 分解時、12ポイントの係合穴部をもつレンチでも、六角、四角のボルトに用いるスパナなどでも幅広く用いることができ、かつ軽量化を図る。
【解決手段】 ボルト1の締付係合部11を、正十二角形状からその中心を通る縦線X−Xと横線Y−Yの対角上ある三角突起部A,B,C,Dを取り除くことにより、平面視正四角形状に形成し、かつその四辺11a…11aの各角部に12ポイントの係合穴部aをもつレンチAの嵌合係止を許すV状係合溝11b…11bが残る形状とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、主として自動車に用いられるボルト又はナットに関する。
従来、例えば自動車用の締結ボルト又はナットとしては、通常六角ボルトや六角ナットが用いられ、12ポイントの係合穴部をもつ電動トルクレンチや手動式のレンチを用いて締結ボルト又はナットを所定の締付軸力で締め付けるようにしている。その場合、手動式のレンチを用いるときには隙間を吸収した一次締め後から例えば120度締め付けを行って締付時における締付軸力の管理を行うようにしている。
ところで、上記した六角ボルトや六角ナットを用いた場合、山奥などで12ポイントのトルクレンチがないときには手の施しようがない。そのため、手に入りやすいスパナによる分解修理が求められてきた。しかし、六角ボルト又は六角ナットの締付係合部の形状に対応するスパナのみに限定され、対応性が悪い問題があった。また、分解修理後には、六角ボルト又は六角ナットを一次締めした後にスパナを数回繰り返しながら所定角度締め込んで組み付けるのであるが、そのとき例えば120度の締め付けを行う際、六角ボルト又は六角ナットの頭部形状では何度締め付けたかが目視により確認しづらく、再度の締付時における締付軸力の管理が行いにくいものであった。
そこで、本考案は分解修理に際し、12ポイントの係合穴部をもつレンチは勿論、六角、四角のボルトに用いるスパナなど幅広く用いることができながら、しかも組付時には目視によりその締付角度が分かりやすく、その上、軽量化も図り得るボルト又はナットの提供を課題とする。
上記問題を解決するため本願の請求項1に記載の考案は、ボルト又はナットの締付係合部を、正十二角形状からその中心を通る縦線X−Xと横線Y−Yの対角上ある4つの三角突起部A,B,C,Dを取り除いた平面視正四角形状に形成し、かつその各角部にV状係合溝が残る形状としたことを特徴とする。
本考案によれば、上記した構成により締結時にはたとえば12ポイントの係合穴部をもつ電動トルクレンチやメガネレンチを用いて、所定の軸力で締結することができ、分解時には同じく12ポイントの係合穴部をもつ電動トルクレンチやメガネレンチでもよいし、これらが無い場合には六角、四角ボルト或いはナット用のスパナなど幅広く用いることができる。また、締付係合部の平面視形状が正四角形を呈することから、組付時には目視によりその締付角度が確認し易く、一次締め後の締付角度を基にした再度締付時における締付軸力の管理を容易に行うことができる。その上、六角ボルト又は六角ナットに比べて軽量化も図ることができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は本考案に係る自動車用のボルトを示し、該ボルト1は締付係合部(頭部)11とネジ12が形成された軸部13とからなる。
そして、上記締付係合部11を、図1の仮想線で示すように正十二角形状からその中心を通る縦線X−Xと横線Y−Yの対角上ある三角突起部A,B,C,Dを取り除いた平面視正四角形状に形成し、かつその四辺11a…11aの各角部に12ポイントの係合穴部aをもつレンチAの嵌合係止を許すV状係合溝11b…11bが残る形状としたのである。このとき、V状係合溝11b…11bを残した各四辺11a…11aの長さは通常の六角ボルトにおける締付係合部(頭部)の一辺と同寸法となっている。
また、図に示す実施の形態では、締付係合部11の中心部に六角治具用の六角凹所14が凹設されている。なお、この凹所の形状については他の形状であってもよいし、また凹所14を設けない構造としてもよい。
次に、以上のように構成するボルト1の作用について説明する。
まず、締結時には、図3に示すように、12ポイントの係合穴部aをもつトルクレンチ(手動又は電動トルクレンチ或いはメガネレンチなどであってもよい。)Aなどを用いてボルト1を所定の軸力で締結する。
また、分解修理する時には、上記した12ポイントの係合穴部aをもつトルクレンチAを用いてボルト1を外してもよいし、例えば山奥などで12ポイントのトルクレンチAがない場合、図4に示すように六角、四角ボルト用のスパナBを用いて外すことができる。さらに、図5に示すように、7ポイントの係合部aをもつスパナCも用いることができる。
そして、分解修理後再び締結するときには、例えば六角又は四角ボルト用のスパナBや、7ポイントの係合部cをもつスパナCを用いる場合、ボルト1を最初余分な隙間がなくなるまで一次締めを行った後、ボルトの四角形状頭部11の四辺11a…11aの動きを目視により見ながら例えば120度又は180度など所定角度までの締め付けを行うだけで所定の軸力で締め付けることが可能となる。これにより、締付時における締付軸力の管理を簡単容易に行うことができる。
また、頭部11の平面視形状を正四角形状にすることで、頭部が正六角形状のボルトに比べて軽量にし、ボルト自体の軽量化を図ることができる。
また、図6及び図7は本考案に係るナットを示し、該ナット2は締付係合部21の中心部にネジ部22を形成してなり、その締付係合部21を、図1の仮想線で示すように正十二角形状からその中心を通る縦線X−Xと横線Y−Yの対角上ある三角突起部A,B,C,Dを取り除くことにより、平面視正四角形状に形成し、かつその四辺21a…21aの各角部に12ポイントの係合穴部aをもつレンチAの嵌合係止を許すV状係合溝21b…21bが残る形状としたのである。このとき、V状係合溝11b…11bを残した各四辺11a…11aの長さは通常の六角ボルトにおける頭部の一辺と同寸法となっている。
次に、以上のように構成するナット2の作用について説明する。
まず、締結時には、図8に示すように、12ポイントの係合穴部aをもつトルクレンチ(たとえば電動トルクレンチ或いはメガネレンチ)Aなどを用いてナット2を所定の軸力で締結する。
また、分解修理する時には、12ポイントの係合穴部aをもつトルクレンチ(手動又は電動トルクレンチ或いはメガネレンチなどであってもよい。)Aを用いてナット2を外してもよいし、例えば山奥などで12ポイントのトルクレンチAがない場合には、図9に示すように六角、四角ボルト用のスパナBなどを用いてナット2を外すことができる。さらに、図10に示すように、7ポイントの係合部cをもつスパナCも用いることができる。
その後、分解修理後再び締結するときには、例えば六角又は四角ボルト用のスパナBや、7ポイントの係合部aをもつスパナCを用いる場合、ボルト1を最初余分な隙間がなくなるまで一次締めを行った後、ナット2の正四角形状を呈する締付係合部21の四辺21a…21aの動きを目視により見ながら例えば120度又は180度など所定角度までの締め付けを行うだけで所定の軸力で締め付けることが可能となる。これにより、締付時における締付軸力の管理を簡単容易に行うことができる。
また、締付係合部21の平面視形状を正四角形状にすることで、締付係合部が正六角形状のナットに比べて軽量となり、ナット自体の軽量化を図ることができる。
本考案のボルト又はナットは自動車用のボルト又はナットに限定されるものではないし、また、実施の形態ような平ボルト又は平ナットに限定されるものではなく、例えばソケットナットや、ホイール等に用いる袋ナットやボルト等にも適用できることは勿論である。
本考案に係るボルトの平面図である。 同正面図である。 12ポイントレンチによるボルトの締結状態の説明図である。 スパナによるボルトの分解状態の説明図である。 7ポイントスパナによるボルトの締結状態の説明図である。 本考案に係るナットの平面図である。 同正面図である。 12ポイントレンチによるナットの締結状態の説明図である。 スパナによるナットの分解状態の説明図である。 7ポイントスパナによるナットの締結状態の説明図である。
符号の説明
1 ボルト
11 締付係合部
11a…11a 四辺
11b…11b V状係合溝
2 ナット
21 締付係合部
21a…21a 四辺
21b…21b V状係合溝

Claims (1)

  1. ボルト又はナットの締付係合部を、正十二角形状からその中心を通る縦線X−Xと横線Y−Yの対角上ある4つの三角突起部A,B,C,Dを取り除いた平面視正四角形状に形成し、かつその各角部にV状係合溝が残る形状としたことを特徴とするボルト又はナット。
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