JP2014208542A - 二重容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体として機能する球状体の下部に形成される液だまりを安定的に保持することができる二重容器を提案する。【解決手段】本発明の二重容器は、容器の外殻を形成する外層体10と、収容空間Sに通じる上部開口21を有するとともに外層体10の内側に収められる減容変形自在な内層体20と、収容空間Sに向けて延びる筒状壁31の内側に弁体となる球状体Bを配してなる中栓30と、外層体10の口部11に装着されるとともに筒状壁31に連通する注出筒41を備える注出栓40とを備え、筒状壁31は、収容空間Sに向けて縮径して球状体Bと全周に亘って当接する傾斜壁35と、傾斜壁35から収容空間Sに向けて突き出す突出壁36とを備え、突出壁36は、球状体Bの下部に形成される内容物の液だまりMを保持する液保持手段37A、37B、dを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、容器の外殻を形成する外層体と、外層体の内側に収められる減容変形自在な内層体とを備え、内容物の吐出に伴って内層体のみを減容させる二重容器に関するものである。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンス或いは液体石鹸、また食品調味料などを収納する容器としては、容器の外殻を形成する外層体と、外層体の内側に収められる減容変形自在な内層体とを備え、外層体に、内外に通じる外気導入用の開口を設けて、内容物の吐出に伴って内層体のみを減容させるようにした二重容器(デラミ容器とも言う)が知られている。
また、内容物の吐出方式としては、外層体の口部に装着したポンプによるものや、外層体の胴部をスクイズすることによるものがあるが、内容物の粘度が比較的低い場合には、容器を傾倒或いは倒立姿勢にすることで、内容物の自重によって吐出させることも可能である。ここで特許文献1には、容器の口部に装着する注出栓内に、容器の姿勢変更に応じて自重で移動する球状体(ボール弁)を設け、容器が起立姿勢にある時は、球状体が注出栓の傾斜壁に当接することで内容物の収容空間に外気が入り込むことを防止する一方、容器を傾倒或いは倒立姿勢にすることで、球状体が注出栓の傾斜壁から移動して、内容物の自重によって吐出することができる二重容器が示されている。
特開2011−73770号公報
ところで、内容物の吐出後に容器を起立姿勢に戻した際、図4(a)に示すように球状体の下部には表面張力にて液だまりが形成され、これにより球状体と傾斜壁との当接面の乾きを防止している。しかし、容器を移動させたり容器に振動が加わったりして液だまりに軽い衝撃が及ぶと、図4(b)に示すように溜まった液の一部又は全部が落下することがある。このような状況下で時間が経過すると、球状体や傾斜壁に付着した内容物が空気に曝されて乾いてしまい、球状体の移動に支障が出たり、当接面でのシール性が悪くなったりするおそれがある。このため、液だまりをより安定的に保つことができる改良が求められている。
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、球状体の下部に形成される液だまりの落下を防止するために、液だまりをより安定的に保持しておくことができる新たな二重容器を提案するところにある。
本発明は、容器の外殻を形成する外層体と、内容物の収容空間に通じる上部開口を有するとともに該外層体の内側に収められる減容変形自在な内層体と、該上部開口に設けられ、該収容空間に向けて延びる筒状壁の内側に弁体となる球状体を配してなる中栓と、該中栓を覆って該外層体の口部に装着されるとともに該筒状壁に連通する注出筒を備える注出栓と、を備える二重容器であって、
前記筒状壁は、該収容空間に向けて縮径して該球状体と全周に亘って当接する傾斜壁と、該傾斜壁から該収容空間に向けて突き出す突出壁とを備え、
該突出壁は、前記球状体の下部に形成される内容物の液だまりを保持する液保持手段を備える二重容器である。
前記液保持手段は、前記突出壁から収容空間に向けて延在する少なくとも1つのリブであることが好ましい。
前記リブを複数備えるとともに、これらのリブを前記筒状壁の周方向に沿って等間隔に配置することが好ましい。
前記液保持手段は、前記突出壁の内周面に設けた段差部であることが好ましい。
前記段差部は、該突出壁の周方向に沿う環状或いは螺旋状であることが好ましく、また、該突出壁の周方向に沿う間欠状であることが好ましい。
中栓に設けた筒状壁に、弁体として機能する球状体に対して全周に亘って当接する傾斜壁と、傾斜壁から収容空間に向けて突き出す突出壁とを設け、更に球状体の下部に形成される内容物の液だまりを保持する液保持手段を設けたので、液だまりに軽い衝撃が及んでも、より安定的に保持することができる。ここで液保持手段とは、突出壁から収容空間に向けて延在する少なくとも1つのリブ又は突出壁の内周面に設けた段差部である。
リブを設ける場合は、液だまりが振り子の如く動く揺れを抑制することができ、また、段差部を設ける場合は、これを液だまりに引っ掛けるかの如く作用させることができるので、液だまりは安定的に保持される。
リブを複数設けるものとし、これらを筒状壁の周方向に沿って等間隔に配置する場合は、液だまりを全周に亘って均等に動きにくくすることができるので、より一層安定的に保持することができる。
前述の段差部を、突出壁の周方向に沿う環状或いは螺旋状に設ける場合や突出壁の周方向に沿う間欠状に設ける場合は、引っ掛かりの如き作用を液だまりの全周に亘って及ぼすことができるので、より一層安定的に保持することができる。
本発明に従う二重容器の一実施形態につき、(a)は要部の断面図であり、(b)は、(a)で示す矢印Aに沿う矢視図である。 図1の二重容器で形成される液だまりを示す説明図である。 (a)〜(f)は、本発明に従う二重容器の他の実施形態を示す部分拡大断面図である。 従来の容器で形成される液だまりを示す、(a)は正常状態の説明図であり、(b)は、溜まった液の一部が落下した状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う二重容器の一実施形態につき、(a)は要部の断面図であり、(b)は、(a)で示す矢印Aに沿う矢視図であって、図2は、図1の二重容器で形成される液だまりを示す説明図である。
図1(a)において、符号1は、本発明の二重容器の一実施形態を示す。二重容器1は、容器の外殻を形成する外層体10と、外層体10の内側に収められる内層体20とを備えていて、その上部に中栓30、注出栓40、及び蓋体50とを備えている。本実施形態における二重容器1は、合成樹脂製の外層体10と、外層体10に対して相溶性が低い合成樹脂にて形成される内層体20とを積層させたものであり、これらの合成樹脂素材を積層して形成したパリソンを、ブロー成形することによって得られたものである。また、図示は省略するが、本実施形態において、外層体10と内層体20との間には、縦方向に延在して外層体10と内層体20とを部分的に接合する1本の接着帯を設けている。なお、接着帯は必要に応じて設けられるものであり、これを設けなくても、また複数本設けてもよい。
外層体10は、復元自在な可撓性を有するものであり、円筒状の口部11に胴部12を連結するとともに、図示を省略した底部を胴部12に連結したものである。口部11の外周面には雄ねじ部13を設けている。なお、図示は省略するが、外層体10にはその内外を貫通する外気導入孔が形成されている。外気導入孔は、ブロー成形にて底部に形成されるピンチオフ部のスリットを利用するものでも、また、ブロー成形後に口部11や胴部12に後加工にて設けるものであってもよい。
内層体20は、その内側に内容物を充填可能とする収容空間Sを形成するとともに、収容空間Sに通じる上部開口21を有するものであり、積層された外層体10から剥離させることで減容変形させることができる。
中栓30は、内層体20の上部開口21に設けられるものであり、図1(a)に示すようにその中央部において起立する筒状壁31を備えている。また筒状壁31の径方向外側には、この筒状壁31の下部と連結するフランジを介して環状壁32を備えている。環状壁32の上端縁部には、径方向外側に向けて延在し、口部11の上端と当接するフランジ部33を設けている。フランジ部33の下面には、内層体20を挟み込んで外層体10と当接する環状のシール壁34を設けている。また、筒状壁31の下端部(収容空間S側の端部)には、収容空間Sに向けて縮径する傾斜壁35を設けている。更に、傾斜壁35の下端部(収容空間S側の端部)には、筒状壁31と同心となる円筒状の突出壁36を設けている。なお、突出壁36は角筒状であってもよい。また突出壁36には、液保持手段として、その上端面を傾斜壁35の上面に連続させつつ突出壁36の内周面より径方向内側に突出するとともに収容空間Sに向かって下向きに延在するリブ37Aを設けている。ここでリブ37Aは、本実施形態では図1(b)に示すように横断面形状が略矩形状となるものであり、突出壁36の周方向、すなわち筒状壁31の周方向に沿って等間隔に総計4個設けられている。なお、リブ37Aの形状は図示のものに限定されず、例えば横断面形状が三角形や五角形等の多角形状となるものであっても、また円形状となるものであってもよい。また、筒状壁31の内周面には、周方向に間隔をあけて設けられる複数の縦リブ38を設けていて、縦リブ38の上方は径方向内側に向けて突出する凸部39を設けている。
更に、縦リブ38の径方向内側には、球状体B(金属製でも合成樹脂製でもよいが、本実施形態では合成樹脂製としている)を配置している。ここで、球状体Bは、二重容器1の姿勢変更に応じて、縦リブ38に沿って自重にて移動するものであり、図1に示すように二重容器1が起立姿勢にある時は、傾斜壁35と全周に亘って当接して内層体20の収容空間Sを閉鎖している。なお、前述の凸部39は、球状体Bの上方への抜け止めとして機能する。
注出栓40は、筒状壁31に通じるとともに上方に向けて拡径しつつ上端を径方向外側に湾曲させてリップを形成した注出筒41を備えている。注出筒41は、径方向外側に向けて延在し、フランジ部33上に位置する天壁42に連結している。また、天壁42の縁部には、口部11を取り囲む外周壁43を連結していて、外周壁43の内周面には、口部11の雄ねじ部13に対応する雌ねじ部44を設けている。これにより注出栓40は、中栓30を間に挟んで口部11にねじ止めされる。なお、注出栓40を口部11に装着するに当たっては、アンダーカットを利用してもよい。
蓋体50は、注出栓40の上方を覆う頂壁51の縁部に周壁52を連結するとともに、周壁52と外周壁43とをヒンジ53を介して連結するものである。なお、ヒンジ53を設けずに、注出栓40と蓋体50とをねじ止めするようにしてもよい。頂壁51の下面には、注出筒41の内周面と液密に当接するシール筒54を設けている。また、シール筒54の径方向内側には、下方に向けて延びるピン55を設けている。ピン55は、球状体Bが上方へ変位する際、上限に至る手前で球状体Bに当接するように設けられている。これにより、輸送等によって球状体Bが勢いよく上方に移動しても、縦リブ38に設けた凸部39を乗り越えて外れてしまうことがない。
上記のように構成される二重容器1から内容物を吐出するに当たっては、蓋体50を開いて二重容器1を傾倒或いは倒立姿勢にすることで、球状体Bは注出筒41側に変位し、収容空間S内の内容物は自重にて突出壁36の開口から筒状壁31内に導入され、隣り合う縦リブ38の相互間を通り抜けて注出筒41より吐出される。この際、外層体10と内層体20との相互間には前述の外気導入孔を通して外気が導入されるので、外層体10はその形状を保ったまま、内層体20のみが減容する。
内容物を吐出した後、二重容器1を起立姿勢に戻すと、球状体Bは収容空間S側に変位する。また、筒状壁31内の内容物は大部分が収容空間Sに戻る一方、図2に示すようにその一部は表面張力によって球状体Bの下部に液だまりMを形成する。本実施形態においては、二重容器1を移動等させて液だまりに軽い衝撃が及んでも、突出壁36を支点とする液だまりMの揺れをリブ37Aにて抑制することで液だまりMを動きにくくしているので、より安定的に保持することができる。特に、本実施形態のように、リブ37Aを筒状壁31の周方向に沿って等間隔に配置する場合は、液だまりMを全周に亘って均等に動きにくくすることができるので、より一層安定的に保持することができる。
液保持手段としては、図1、図2に示すリブ37Aの他、図3(a)に示すように、その上端面を傾斜壁35の上面から離隔させ、突出壁36の内周面より径方向内側に突出するとともに収容空間Sに向かって下向きに延在するリブ37Bを設けてもよい。
また図3(b)に示すように、突出壁36の内周面下端から径方向内側に向けて矩形状に突出する突起36aを設け、突出壁36の内周面と突起36aとで形成される段差部dを液保持手段とすることもできる。この場合、段差部dは液だまりに引っ掛かるかの如く作用するので、液だまりは落下し難くなって安定的に保持される。特に図示のように突出壁36の周方向に沿って環状に設ける場合(段差部dも環状に設けられることになる)は、引っ掛かりの如き作用を液だまりの全周に亘って及ぼすことができるので、液だまりはより落下しにくくなる。なお突起36aは、図示のように周方向に連続的に設ける場合の他、例えば図3(f)の突起36dのように、一部を分断して間欠的に設けてもよい(段差部dも間欠状に設けられることになる)。なお、図3(f)の突起36dは、突出壁36の周方向に沿って等間隔で3つ設けられているが、その個数は任意に変更可能である。
また図3(c)に示すように、図3(b)で示した突起36aに加えて図3(a)で示したリブ37Bを設けてもよい。この場合は、リブ37Bで液だまりの揺れを抑制できる他、段差部dとして、突出壁36の内周面と突起36aとで全周に亘って形成される部分のみならず、リブ37Bの上端面が形成する径方向内側に向けて部分的に突出する部分も付加されるので、液だまりは更に安定的に保持される。なお、上掲図3(a)の場合も、リブ37Bの上端面を段差部dとして機能させることができる。
また図3(d)に示すように、図3(b)で示した突起36aを径方向内側に向けて延長して突出壁36の内周面間を橋渡すように形成されるブリッジ部36bを設けてもよい。この場合は、ブリッジ部36bの上端面を段差部dとして機能させることができる。図示の例ではブリッジ部36bは、下面視にて十字状となっているが、放射状であってもよく、また一文字状であってもよい。
また図3(e)に示すように、突出壁36の内周面に円弧状に突出する環状の突条36cを設けて段差部dを形成してもよい。突条36cは、上下方向に間隔をあけて複数設けてもよく、また螺旋状に設けてもよい。更に、周方向に連続的に設ける場合のみならず、一部を分断して間欠的に設けてもよい。
球状体Bのサイズは、コストを抑える点でできるだけ小さい方が望ましいものの、サイズが小さくなるにつれて傾斜壁35との接触域が球状体Bの半径方向外側に移っていくため、中栓30及び球状体Bのばらつきによっては、球状体Bが収容空間S内に落下してしまうおそれがある。一方、球状体Bのサイズに合わせて傾斜壁35の先端側の内径を狭くしていくと、内容物の通路も狭められ、内容物をスムーズに排出させることが難しくなる。この場合であっても、例えば図3(f)に示すように、突起36dを間欠状に設けておけば、隣り合う突起36d間から内容物を排出させることができるので、内容物の通路をそれ程狭くすることなく、球状体Bの落下が有効に防止される。
本発明によれば、弁体として機能する球状体の下部に形成される液だまりを安定的に保持することができるので、弁体と傾斜壁との当接面が乾いてしまうことに起因する吐出不良を有効に防止できる新規の二重容器を提供することが可能となる。
1 二重容器
10 外層体
11 口部
12 胴部
13 雄ねじ部
20 内層体
21 上部開口
30 中栓
31 筒状壁
32 環状壁
33 フランジ部
34 シール壁
35 傾斜壁
36 突出壁
36a 突起
36b ブリッジ部
36c 突条
36d 突起
37A、37B リブ(液保持手段)
38 縦リブ
39 凸部
40 注出栓
41 注出筒
42 天壁
43 外周壁
44 雌ねじ部
50 蓋体
51 頂壁
52 周壁
53 ヒンジ
54 シール筒
55 ピン
B 球状体
M 液だまり
S 収容空間
d 段差部(液保持手段)

Claims (6)

  1. 容器の外殻を形成する外層体と、内容物の収容空間に通じる上部開口を有するとともに該外層体の内側に収められる減容変形自在な内層体と、該上部開口に設けられ、該収容空間に向けて延びる筒状壁の内側に弁体となる球状体を配してなる中栓と、該中栓を覆って該外層体の口部に装着されるとともに該筒状壁に連通する注出筒を備える注出栓と、を備える二重容器であって、
    前記筒状壁は、該収容空間に向けて縮径して該球状体と全周に亘って当接する傾斜壁と、該傾斜壁から該収容空間に向けて突き出す突出壁とを備え、
    該突出壁は、前記球状体の下部に形成される内容物の液だまりを保持する液保持手段を備える二重容器。
  2. 前記液保持手段は、前記突出壁から収容空間に向けて延在する少なくとも1つのリブである請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記リブを複数備えるとともに、これらのリブを前記筒状壁の周方向に沿って等間隔に配置してなる請求項2に記載の二重容器。
  4. 前記液保持手段は、前記突出壁の内周面に設けた段差部である請求項1に記載の二重容器。
  5. 前記段差部は、該突出壁の周方向に沿う環状或いは螺旋状である請求項4に記載の二重容器。
  6. 前記段差部は、該突出壁の周方向に沿う間欠状である請求項4に記載の二重容器。
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