JP2016101943A - 弁体付き注出キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
筒体の内側には、上下動自在に配置されると共に、筒体の下端部に形成された環状の傾斜壁(弁座)に密着することで筒体内と容器本体内との連通を遮断するボール弁が設けられている。筒体の内周面には、周方向に間隔をあけて配置され、ボール弁を筒体に沿って案内する複数の縦リブが形成されている。
(1)本発明に係る注出キャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着され、注出孔が形成された有頂筒状のキャップ本体を備え、前記キャップ本体には、該キャップ本体の天壁部から下方に向けて突出し、前記注出孔内と前記容器本体内とを連通する連通筒が形成され、前記連通筒内には、上下動自在に収容されると共に、前記連通筒の下端部側に設けられた弁座部に着座することで前記連通筒内と前記容器本体内との連通を遮断する弁体が配設され、前記連通筒の内周面には、径方向内側に向けて突出すると共に周方向に間隔をあけて配置され、前記弁体を上下動自在に案内する複数の案内リブが形成され、前記キャップ本体には、前記連通筒の内周面の全周に亘って延びた環状部材が前記案内リブと前記注出孔との間に配置されていることを特徴とする。
そのため、例えば内容物を勢いよく注出した場合や、粘度の低い内容物を注出した場合であっても、内容物をまとまりなく分散した状態で注出するのではなく、まとまった線状に注出することができるので、内容物を周囲に飛散させずに注出することができる。
図1に示すように、本実施形態の注出キャップ1は、内容物が収容される容器本体100の口部101に装着され、内容物の注出孔4が形成された有頂筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2の天壁部11を開閉する有頂筒状の蓋体3と、を備えている。
なお、本実施形態では、注出キャップ1を上下方向から見た平面視において、注出筒13の軸線O2に直交する方向を径方向といい、注出筒13の軸線O2回りに周回する方向を周方向という。
さらに、連通筒20は、下方に向かうに従って緩やかに縮径した第1テーパ部21と、第1テーパ部21の下端部から下方に向かうに従って急激に縮径した第2テーパ部22と、第2テーパ部22の下端部から下方に向けて突出したストレート部23と、で二段筒状に形成されている。
なお、第2テーパ部22の内周面は、弁体24が着座する弁座部22aとして機能する。また、ストレート部23の内側は注入孔25として機能する。
図示の例では、案内リブ26は、周方向に間隔をあけて3つ形成されていると共に、第2テーパ部22の内周面における上側部分に達するように下方に向けて延びている。このように、案内リブ26の形成範囲としては、弁体24の着座領域が適切に確保できれば、第2テーパ部22の上方部分を含んでいても構わない。
複数の案内リブ26が連通筒20内に形成されていることで、弁体24は案内リブ26の内側で安定に支持されながらスムーズに上下動するように案内されると共に、規制突起26aによって上方への抜けが規制されている。
図示の例では、整流リング28は、第1テーパ部21の内周面のうち案内リブ26の上方に位置する部分から径方向内側に向かうに従って上方に延びるように形成されている。これにより、整流リング28は、流通路27を上方から覆うように該流通路27の上方に位置している。そのため、流通路27内を流通した内容物は、流通路27を抜けた後に整流リング28にあたるように構成されている。
この押圧ロッド34は、閉塞筒33よりも下方に突出しており、例えば咬み込み等によって規制突起26aに弁体24が接したままの状態となったとしても、この弁体24を上方から押圧して規制突起26aから強制的に離間させることが可能とされている。つまり、押圧ロッド34は、弁体24を規制突起26aから強制的に離間させ、弁座部22aに着座させるための予備的な復旧部材として機能する。
次に、上記のように構成された注出キャップ1を利用して、内容物を注出する場合の作用について説明する。
内容物を注出する際、例えば図3に示すように、容器本体100の口部101が下向きとなるように、容器本体100を傾ける等して弁体24を自重により弁座部22aから離間させ、容器本体100内と連通筒20内とを連通させる。なお、容器本体100がスクイズ変形可能とされている場合には、スクイズ変形により容器本体100内の圧力を高めることで、弁体24を弁座部22aから離間させても構わない。
なお、弁座部22aから離間した弁体24は、案内リブ26の規制突起26aに接するので、これ以上の移動が規制され、連通筒20内から抜け落ちることがない。
なお、容器本体100をスクイズ変形させることで弁体24を弁座部22aから離間させた場合には、スクイズ変形の解除により容器本体100を復元変形させることで、例えば容器本体100の復元変形に伴う減圧等を利用して弁体24を弁座部22a上に再び着座させることができ、容器本体100内と連通筒20内との連通を遮断できる。
このように、弁体24による連通、遮断の切り換えを適切に行いながら、内容物を確実に注出することができる。
なお、内容物を勢いよく注出した際に、仮に規制突起26aに弁体24が咬み込んでしまったとしても、図1に示すように、蓋体3を閉めることで、押圧ロッド34が弁体24を押圧して規制突起26aから強制的に離間させる。従って、弁体24を元の位置に確実に復帰させて、弁座部22aに着座させることができる。
よって、整流リング28の位置は、連通筒20における第1テーパ部21の内周面に限定されるものではなく、例えば注出筒13の内周面に形成されていても構わない。
この場合には、整流リング28を気にすることなくキャップ本体2を形成できるので、連通筒20の内径等を自由に設計し易く、設計の自由度を向上することができる。また、連通筒20内に弁体24を収容した後に、整流リング28を連通筒20内に組み込むことができるので、組み立て易く製造効率を向上させ易い。
2…キャップ本体
4…注出孔
11…天壁部
20…連通筒
22a…弁座部
24…弁体
26…案内リブ
28…整流リング(環状部材)
100…容器本体
101…容器本体の口部
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、注出孔が形成された有頂筒状のキャップ本体を備え、
前記キャップ本体には、該キャップ本体の天壁部から下方に向けて突出し、前記注出孔内と前記容器本体内とを連通する連通筒が形成され、
前記連通筒内には、上下動自在に収容されると共に、前記連通筒の下端部側に設けられた弁座部に着座することで前記連通筒内と前記容器本体内との連通を遮断する弁体が配設され、
前記連通筒の内周面には、径方向内側に向けて突出すると共に周方向に間隔をあけて配置され、前記弁体を上下動自在に案内する複数の案内リブが形成され、
前記キャップ本体には、前記連通筒の内周面の全周に亘って延びた環状部材が前記案内リブと前記注出孔との間に配置されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップにおいて、
前記環状部材は、前記キャップ本体とは別体に形成され、前記連通筒の内周面に嵌合されていることを特徴とする注出キャップ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108190224A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-06-22 | 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 | 卫生尖嘴阀盖 |
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2014
- 2014-11-28 JP JP2014241154A patent/JP6322559B2/ja active Active
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