JP2017197224A - 吐出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体の下部に液だまりをより確実に形成して、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥を防止できる吐出キャップを提供する。【解決手段】吐出キャップ15は、内容物が収容される容器本体13の口部13aに装着されるとともに、天壁部34に内容物が吐出される吐出孔14が形成された有頂筒状のキャップ本体21と、上下方向に延在し、かつ吐出孔と容器本体内とを連通する連通筒44と、を備える。連通筒内には、上下動自在に配設された弁体46と、弁座部45と、規制部44bと、が配設されている。吐出キャップはさらに、連通筒から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部42を備え、液溜部の周壁部42cには、容器本体内と連通筒の下端開口とを連通する連絡孔42aが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、吐出キャップに関するものである。
内容物が収容される容器本体の口部に装着される吐出キャップとして、従来から、例えば下記特許文献1に示すような構成が知られている。
この吐出キャップは、容器本体の口部の開口を覆う天壁部を有し、この天壁部に内容物を吐出する吐出孔が形成されたキャップ本体と、吐出孔を開閉する蓋体と、を備えている。天壁部には、吐出孔と容器本体内とを連通する連通筒が天壁部の下方に向けて延設されている。連通筒内には、上下動自在に配設された弁体と、弁体が上方に向けて離反自在に着座し、連通筒内と容器本体内との連通を遮断する弁座部と、連通筒内と吐出孔とを連通させた状態で、弁体の上昇移動を規制する規制部と、が配設されている。
この吐出キャップでは、吐出孔から内容物を吐出させた後、弁体の下部に液だまりが形成されることにより、弁体や弁座部に付着した内容物が乾いて弁体の上下動に支障が出ること等を防止している。
特開2014−208542号公報
しかしながら、前記従来の吐出キャップでは、弁体の下部に液だまりを形成することについて、改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、弁体の下部に液だまりをより確実に形成して、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥を防止できる吐出キャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の吐出キャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、天壁部に内容物が吐出される吐出孔が形成された有頂筒状のキャップ本体と、上下方向に延在し、かつ前記吐出孔と前記容器本体内とを連通する連通筒と、を備え、前記連通筒内に、上下動自在に配設された弁体と、前記弁体が上方に向けて離反自在に着座することで、前記連通筒の下端開口と前記吐出孔との連通を遮断させる弁座部と、前記連通筒の下端開口と前記吐出孔とを連通させた状態で、前記弁体の上昇移動を規制する規制部と、が配設された吐出キャップであって、前記連通筒から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部を備え、前記液溜部の周壁部に、前記容器本体内と前記連通筒の下端開口とを連通する連絡孔が形成されていることを特徴とする。
本発明の吐出キャップによれば、連通筒から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部が備えられているため、この液溜部に内容物を溜めることで弁体の下部に液だまりを確実に形成することができるとともに、この液溜部の周壁部に、容器本体内と連通筒の下端開口とを連通する連絡孔が形成されているため、例えば連絡孔が液溜部の底壁部に形成されている場合と比較して、液溜部内に溜まった内容物が容器本体内に落下しにくくなり、液だまりの量が減少するのを防止することができる。これにより、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥を防止することができる。
ここで、前記吐出キャップは、前記連通筒を囲繞する有底筒状の外筒を備え、前記連通筒のうち、前記弁体の上端および前記外筒の内周面と径方向に対向する部分に、前記連通筒外と前記連通筒内とを連通する連通開口が形成されていてもよい。
この場合、吐出キャップが連通筒を囲繞する有底筒状の外筒を備えているため、この外筒と連通筒との間に内容物を溜めることができる。また、連通筒に、連通筒外と連通筒内とを連通する連通開口が形成されているため、容器本体を傾けて使用する際に外筒とキャップ本体の天壁部との間に滞留していた内容物を、容器本体を正立姿勢に戻した際に連通開口を通して連通筒内の弁体に向けて流動させて、弁体のうち弁座部よりも上側に位置する部分に内容物を接触させることができる。さらに、この連通開口が連通筒のうち弁体の上端と径方向に対向する部分に形成されているため、外筒内および連通筒内に溜まった内容物によって、弁体を上端まで浸しやすくなる。以上により、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥をより確実に防止することができる。
また、前記連絡孔の流路断面積より、前記連通開口の流路断面積の方が大きくてもよい。
この場合、連通筒内と連通筒外とを連通する連通開口の流路断面積が、連絡孔の流路断面積よりも大きいため、吐出孔から内容物を吐出させた後、弁体を弁座部に着座させる際に、連通筒と外筒との間に溜まった内容物が連通筒内に流入しやすくなり、連通筒内において弁体をより確実に内容物に浸すことができる。さらに、容器本体内と連通筒の下端開口とを連通する連絡孔の流路断面積が連通開口の流路断面積よりも小さいため、連通筒の下端開口から容器本体内へと内容物が戻りにくくなり、液溜部内および連通筒内に溜まる内容物の量が確保されることにより、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥をより確実に防止することができる。
本発明によれば、弁体の下部に液だまりをより確実に形成して、弁体や弁座部に付着した内容物の乾燥を防止できる吐出キャップを提供することができる。
本実施形態の吐出キャップを備える吐出容器の縦断面図である。 図1の吐出容器における吐出キャップの拡大図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、吐出容器1は、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器11、および内容器11が内装されるとともに弾性変形可能な外容器12を備える容器本体13と、容器本体13の口部13aに装着され、内容物を吐出する吐出孔14が形成された吐出キャップ15と、吐出キャップ15に着脱自在に装着されて吐出孔14を開閉する蓋体16と、を備えている。
ここで、容器本体13は有底筒状に形成され、蓋体16は有頂筒状に形成され、これらの容器本体13および蓋体16の各中心軸は共通軸上に配置されている。
以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って吐出孔14側を上側、容器本体13の底部側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
(容器本体)
容器本体13は、内容器11が外容器12の内面に剥離可能に積層された、いわゆるデラミボトルである。容器本体13は、例えば共押出し成形した二層構造のパリソンをブロー成形することにより成形される。外容器12は、例えばポリエチレン樹脂製やポリプロピレン樹脂製等とされている。内容器11は、例えば外容器12を形成する樹脂に対して相溶性のないポリアミド系の合成樹脂製やエチレンビニルアルコール共重合樹脂製等とされている。
なお、容器本体13としては、ボトル状の外容器12の内側に内容物を収容した袋状の内容器11を収容した容器など、他の構成の二重容器であってもよい。あるいは、このような二重構造を有さない容器本体13を用いてもよい。
容器本体13の底部には内容器11と外容器12との間に外気を導入する外気導入孔131が形成されている。本実施形態では、ブロー成形にて底部に形成されるピンチオフ部のスリットを外気導入孔131として利用している。外気導入孔131の径方向における外側には、横穴状の凹孔132が、その開口方向が交互に逆向きとなるように、ボトル径方向に沿って複数形成されている。これにより、内容器11と外容器12とが圧着された圧着部が、ボトル径方向に沿って複数配置されるため、内容器11の保持の信頼性を高めることができる。
なお、外気導入孔131は、ブロー成形後に容器本体13の口部13aや胴部に後加工によって形成されたものであってもよい。
(吐出キャップ)
図2に示すように、吐出キャップ15は、口部13aに装着される有頂筒状のキャップ本体21と、口部13aを閉塞する中栓部材22と、を備えている。なお、キャップ本体21と中栓部材22とは、一体に形成されていてもよい。
キャップ本体21は、周壁部33と、周壁部33の上端開口部を閉塞する天壁部34と、を有している。周壁部33の内周面には、口部13aの雄ねじ部に螺着される雌ねじ部が形成されている。
天壁部34には、この天壁部34を上下方向に貫通する上述した吐出孔14が形成されている。天壁部34における吐出孔14の開口周縁部には、上方に向けて吐出筒41が立設されている。吐出筒41は、上方に向かうに従い内径が漸次拡大しており、吐出筒41から内容物を吐出させやすくなっている。
天壁部34における吐出孔14の開口周縁部には、下方に向けて突出する規制壁部61が形成されている。規制壁部61の内径は、下方に向かうに従い漸次拡大している。規制壁部61の下端縁は、連通筒44の上端縁に上下方向で対向している。なお、規制壁部61の内径は、上下方向において一定であってもよい。
天壁部34の下部のうち、規制壁部61の径方向における外側には、上方に向けて窪む環状凹部62および下方に向けて突出する嵌合筒部35が形成されている。
蓋体16は、キャップ本体21の周壁部33における上端の外周縁に設けられたヒンジ部63を介して回動可能に連結されている。蓋体16の頂壁部には、蓋体16の閉位置において、吐出筒41内に嵌合される閉塞筒64が突設されている。
閉塞筒64の内側には、蓋体16の頂壁部における下面のうち径方向の中央から下方に向けて突出する円柱状の押圧ロッド65が形成されている。押圧ロッド65の下端部は、上下方向において、後述する連通筒44の規制部44bと同等の位置に配設されている。押圧ロッド65は、例えば咬み込み等によって規制部44bに後述する弁体46が接したままの状態になったとしても、この弁体46を上方から押圧して規制部44bから強制的に離間させることができる。つまり、押圧ロッド65は、弁体46を規制部44bから強制的に離間させ、後述する弁座部45に着座させるための予備的な復旧部材として機能する。
(中栓部材)
中栓部材22は、キャップ本体21における周壁部33の内側に配設されている。
中栓部材22は、上下方向に延在し、かつ吐出孔14と容器本体13内とを連通する連通筒44と、連通筒44の内径よりも小さい内径の円筒状に形成されかつ、連通筒44の下端部において連通筒44と同軸に配設された弁座部45と、連通筒44の下端部から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部42と、連通筒44を囲繞し、上方に向けて開口する有底筒状に形成された外筒28と、を備えている。
さらに中栓部材22は、外筒28の上端開口縁から径方向の外側に向けて延在するフランジ部25と、フランジ部25の外周縁から上方に向けて立設された立設筒部27と、フランジ部25の下面から下方に向けて突設され、外筒28を囲繞するシール筒部26と、を備えている。フランジ部25の下面は、容器本体13の口部13aの上端開口縁に接触している。シール筒部26は、口部13a内に嵌合されている。
なお、連通筒44は、キャップ本体21と一体に形成されていてもよい。
連通筒44内には、連通筒44の内周面上を上下方向に摺動可能(上下動自在)な弁体46が収容されている。弁体46は、連通筒44の内径よりもわずかに小さい外径を有する球状を呈し、弁座部45の上端開口に離反可能に着座している。なお、弁体46の外面と、連通筒44の内周面と、の間には微小な隙間が形成されている。
連通筒44には、連通筒44内と連通筒44外とを連通する連通開口44aが形成されている。連通開口44aは、連通筒44のうち上下方向において弁体46の上端および外筒28の内周面と径方向に対向する部分に形成されている。本実施形態では、連通開口44aは連通筒44の上下方向における全長にわたって延びるスリット状に形成されている。
弁座部45に弁体46が上方に向けて離反自在に着座することにより、連通筒44の下端開口と吐出孔14との連通が遮断される。また、弁体46が弁座部45から上方に向けて離反すると、連通筒44の下端開口と吐出孔14とが連通する。
連通筒44の上端部には、連通筒44の内側に向けて突出する規制部44bが形成されている。規制部44bは、連通筒44の下端開口と吐出孔14とを連通させた状態で、弁体46の上昇移動を規制する。
液溜部42の周壁部42cは、下方に向かうに従い漸次縮径している。液溜部42の周壁部42cには、容器本体13内と連通筒44の下端開口とを連通する連絡孔42aが形成されている。本実施形態では、連絡孔42aが、液溜部42の周壁部42cに、周方向に間隔をあけて複数形成されている。液溜部42の周壁部42cが下方に向かうに従い漸次縮径していることにより、この周壁部42cに形成された複数の連絡孔42aは、径方向と上下方向との間の傾いた方向に開口している。連絡孔42aの流路断面積は、連通開口44aの流路断面積よりも小さい。
液溜部42の底壁部42dは、上下面が上下方向を向くとともに、全域にわたって上下方向に直交する平面内に延在している。液溜部42の底壁部42dにおける上面のうち、径方向の中央には、上方に向けて突出する中実の突出ピン42bが形成されている。突出ピン42bは上方に向かうに従い漸次縮径しており、その上端部は上下方向において弁座部45の下端部と同等の位置に配設されている。また、突出ピン42bの上端部は弁体46の下端よりも下方に配設されている。突出ピン42bは、容器本体13内の負圧などによって、弁体46が弁座部45の内側に入り込むのを防止している。
なお、液溜部42は有底筒状に形成されているため、液溜部42の底壁部42dによって、弁体46が容器本体13内に落下するのを防止することができる。さらに、中栓部材22を射出成形する際のゲート部を、液溜部42の底壁部42dのうち径方向の中央部に配設することが可能となり、中栓部材22を射出成形しやすくすることができる。
外筒28の上端部における内径は、キャップ本体21の嵌合筒部35における外径と同等に形成されており、外筒28はこの嵌合筒部35に外嵌されている。これにより、外筒28内の内容物が嵌合筒部35の径方向における外側に流出するのを防止することができる。
次に、上述した吐出容器1の作用について説明する。
吐出容器1から内容物を吐出するときには、蓋体16をヒンジ部63周りに回動して開位置とした後、容器本体13の口部13aが下方を向く注出姿勢に吐出容器1を傾ける。この状態で、容器本体13を径方向の内側に押し込んでスクイズ変形(弾性変形)させ、内容器11を外容器12とともに変形させ減容させる。
すると内容器11内の圧力が上昇し、弁体46が内容器11内の内容物により押圧されることで、弁体46が弁座部45から吐出孔14側に離反して、内容物が連通筒44内に流入する。なお、弁体46が連通筒44内の規制部44bが形成された位置まで移動すると、それ以上の吐出孔14側への移動は、規制部44bにより規制される。
連通筒44内に流入した内容物は、キャップ本体21の規制壁部61内に流入した後、吐出孔14および吐出筒41を通して外部に吐出される。
なお、容器本体13をスクイズ変形させずに、吐出容器1を傾けることによって、内容物の自重のみで内容物を吐出孔14から吐出させてもよい。
内容物の吐出後、吐出容器1を容器本体13の口部13aが上向きの正立姿勢に戻すとともに、容器本体13の押し込みを停止又は解除する。すると、内容器11内の内容物による弁体46への押圧力が弱められるとともに、弁体46に作用する自重や内容器11内の圧力低下によって、弁体46が下方に復元変位する。そして、弁体46が弁座部45に着座することで、連絡孔42aが閉塞されて内容器11が密閉される。このとき、弁座部45内および液溜部42内は内容物が充満した状態になるとともに、連絡孔42a付近の内容物に作用する表面張力によって、液溜部42内の内容物が連絡孔42aから内容器11内に落下するのが防止される。
なお、弁体46が連通筒44内を摺動する過程において、弁体46の外面と連通筒44の内周面との間に隙間がない状態で摺動してもよく、上述した内容器11内の圧力低下による引き込み作用が生じる程度の微小な隙間があいた状態で摺動してもよい。
そして、内容物の吐出後、蓋体16をヒンジ部63周りに回動させて閉位置に戻す。このとき、閉塞筒64が吐出筒41内に嵌合された状態で、吐出孔14が閉塞される。
ところで、上述した内容物の吐出時には、キャップ本体21の天壁部34と外筒28との間や、キャップ本体21の環状凹部62内に、内容物がある程度滞留する。この状態で吐出容器1を正立姿勢に戻すと、連通筒44と外筒28との間に内容物が溜まる。本実施形態では、連通筒44内と連通筒44外とを連通させる連通開口44aを通して、連通筒44と外筒28との間に溜まった内容物を連通筒44内に流入させて、弁体46のうち弁座部45よりも上側の部分に内容物を接触させることができる。
以上説明したように、本実施形態による吐出キャップ15によれば、連通筒44から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部42が備えられているため、この液溜部42に内容物を溜めることで液だまりの量を大きくすることができる。
また、この液溜部42の周壁部42cに、容器本体13内と連通筒44の下端開口とを連通する連絡孔42aが形成されているため、例えば連絡孔42aが液溜部42の底壁部42dに形成されている場合と比較して、液溜部42内に溜まった内容物が容器本体13内に落下しにくくなり、液だまりの量が減少するのを防止することができる。
以上により、弁体46の下部に液だまりを確実に形成して、弁体46や弁座部45に付着した内容物の乾燥を防止することができる。
また、吐出キャップ15が連通筒44を囲繞する有底筒状の外筒28を備えているため、この外筒28と連通筒44との間に内容物を溜めることができる。そして、連通筒44に、連通筒44内と連通筒44外とを連通する連通開口44aが形成されているため、容器本体13を傾けて使用する際に外筒28とキャップ本体21の天壁部34との間に滞留していた内容物を、容器本体13を正立姿勢に戻した際に連通開口44aを通して連通筒44内の弁体46に向けて流動させて、弁体46のうち弁座部45よりも上側の部分に内容物を接触させることができる。
さらに、連通開口44aが連通筒44のうち弁体46の上端と径方向に対向する部分に形成されているため、外筒28内および連通筒44内に溜まった内容物によって、弁体46を上端まで浸しやすくなる。これにより、弁体46や弁座部45に付着した内容物の乾燥をより確実に防止することができる。
また、連通筒44内と連通筒44外とを連通する連通開口44aの流路断面積が、連絡孔42aの流路断面積よりも大きいため、吐出孔14から内容物を吐出させた後、弁体46を弁座部45に着座させる際に、連通筒44と外筒28との間に溜まった内容物が連通筒44内に流動しやすくなり、連通筒44内において弁体46をより確実に内容物に浸すことができる。
さらに、容器本体13内と連通筒44の下端開口とを連通する連絡孔42aの流路断面積が連通開口44aの流路断面積よりも小さいため、連通筒44の下端開口から容器本体13内へと内容物が戻りにくくなり、液溜部42内および連通筒44内に溜まる内容物の量が確保されることにより、弁体46や弁座部45に付着した内容物の乾燥をより確実に防止することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態の吐出キャップ15は、連通筒44を囲繞する外筒28を備えていると説明したが、これに限られず、このような外筒28を備えない吐出キャップ15を採用してもよい。
また、連通開口44aは連通筒44の上下方向における全長にわたって延びるスリット状に形成されていると説明したが、これに限られず、例えば連通筒44のうち上下方向の一部分に連通開口44aが形成されていてもよい。あるいは、このような連通開口44aが形成されていない連通筒44を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…吐出容器、13…容器本体、13a…口部、14…吐出孔、15…吐出キャップ、16…蓋体、21…キャップ本体、22…中栓部材、28…外筒、42…液溜部、42a…連絡孔、42c…周壁部、44…連通筒、44a…連通開口、44b…規制部

Claims (3)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、天壁部に内容物が吐出される吐出孔が形成された有頂筒状のキャップ本体と、
    上下方向に延在し、かつ前記吐出孔と前記容器本体内とを連通する連通筒と、を備え、
    前記連通筒内に、
    上下動自在に配設された弁体と、
    前記弁体が上方に向けて離反自在に着座することで、前記連通筒の下端開口と前記吐出孔との連通を遮断させる弁座部と、
    前記連通筒の下端開口と前記吐出孔とを連通させた状態で、前記弁体の上昇移動を規制する規制部と、が配設された吐出キャップであって、
    前記連通筒から下方に向けて延びる有底筒状の液溜部を備え、
    前記液溜部の周壁部に、前記容器本体内と前記連通筒の下端開口とを連通する連絡孔が形成されていることを特徴とする吐出キャップ。
  2. 前記連通筒を囲繞する有底筒状の外筒を備え、
    前記連通筒のうち、前記弁体の上端および前記外筒の内周面と径方向に対向する部分に、前記連通筒外と前記連通筒内とを連通する連通開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出キャップ。
  3. 前記連絡孔の流路断面積より、前記連通開口の流路断面積の方が大きいことを特徴とする請求項2に記載の吐出キャップ。
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