JP2015048104A - 液滴容器 - Google Patents

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清重 優
Masaru Kiyoshige
優 清重
貴浩 村瀬
Takahiro Murase
貴浩 村瀬
忠史 大塚
Tadashi Otsuka
忠史 大塚
真一 安枝
Shinichi Yasueda
真一 安枝
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Abstract

【課題】容器内への外気の逆流が防止され、容器内が清潔に保たれる逆止弁付きの液滴容器を提供する。
【解決手段】容器本体11と、その容器本体11の開口部11aに取り付けられるノズル部材12と、その容器本体11の開口部11aを閉じるキャップ13とを有しており、倒立させて使用する液滴容器10。ノズル部材12は、下流側に内容物を液滴に吐出する筒状のノズルを有し、上流側に流体の上流への流れを阻止する逆止弁を有している。この液滴容器10は、点眼薬等の薬液を対象物に滴下するための容器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴容器に関する。詳しくは、逆止弁を備えた液滴容器に関する。
点眼薬等の薬液を収容し、それらを液滴で滴下する液滴容器が知られている。
例えば、特許文献1の中栓付容器は、ノズル先端の開口部を外部から塞ぎ、自重によって上下にスライドする中栓を備えている。つまり、この中栓付容器は、ノズル先端が下方に向くように傾け、中栓を外部方向に移動させることにより、容器を開放するものである。
そして、対象物の上方で、この中栓付容器を傾け、容器を押圧することにより、薬液がノズル先端の開口部から中栓を伝い、そして、中栓の最下点(拡頭部)にて集中して液滴となり、液滴状の薬液が対象物である眼球等に滴下される。
また、特許文献2の中栓付容器は、ノズル先端の開口部を外部から塞ぎ、バネによって上下にスライドする中栓を備えている。この中栓付容器を液滴容器として使用する場合もまた、特許文献1と同様に、薬液が中栓の最下点(頭部)に集中して液滴となり、液滴状の薬液が対象物に滴下される。
特開2010−260586号公報 特許第3834061号公報
しかし、特許文献1の中栓付容器は、薬液を吐出後、外気を吸い込むことにより容器を復元するものであるため、その外気に含まれる細菌や一旦吐出された薬液等を容器内に取り込むおそれがある。
また、拡頭部が、ノズル先端から露出しかつ上下動するために、次のような問題がある。
(1)拡頭部が目元などの対象物に接触しやすく危険である。
(2)拡頭部が対象物に接触すると、拡頭部に細菌が付着し衛生上好ましくない。
(3)拡頭部が対象物に接触すると、中栓がノズルの中で傾いたり偏ったりするため、容器内に細菌等を含む外気や一旦吐出した薬液が入り込み易くなる。
一方、特許文献2の中栓付容器は、ノズル先端を塞ぐ頭部がバネによって上下動することによって外気の吸い込みを防止している。しかしながら、頭部は、ノズル先端から露出しているため、特許文献1と同じ上記の問題を抱えている。
また、特許文献1、2の中栓付容器は、中栓の拡頭部に薬液を集中させて液滴を形成している。そして、その液滴のサイズは拡頭部に大きく影響を受けるため、所望する液滴サイズを得るための設計範囲が限定される。
本発明は、容器内への外気や一旦吐出した薬液の逆流が防止され、容器内が清潔に保たれる逆止弁付きの液滴容器を提供することを目的としている。
本発明の液滴容器は、下流側にノズルを有し、上流側に逆止弁を有し、前記ノズルの内面と隙間を形成するように前記ノズル内にロッドが挿入されており、前記ノズルの先端とロッドの先端との間に凹所が形成されていることを特徴としている。
このような液滴容器であって、前記逆止弁は、弁座と、その弁座に対して上流方向に向かって付勢される弁とを備えており、前記ロッドは、弁と連動し、
弁の移動に伴って前記凹所の容積が減少するものが好ましい。
このような液滴容器であって、ノズルを閉じるキャップを有しており、キャップが前記凹所に挿入される突起を備えているものが好ましい。
本発明の液滴容器であって、前記逆止弁からノズルの先端までの液溜空間において、前記ノズルが上流に向かって突出した下筒部を備えているものが好ましい。
そして、その下筒部が上流に向かって拡径しており、ロッドが上流に向かって前記下筒部に沿って拡径していてもよい。
本発明の液滴容器であって、容器本体の開口部にノズル部材が取り付けられており、前記ノズル部材は、筒状の弁座栓と、その弁座栓に上下移動自在に挿入される弁体と、その弁体を弁座栓内に固定し、かつ、弁座栓を容器本体の開口部に固定する筒状のノズル栓とを有しており、前記弁座栓は、前記弁体を収容し、中心孔が形成された弁座を備えた筒状の収容部を備えており、前記弁体は、その中心孔を閉じる弁と、その弁から下流に向かって延びるロッドと、そのロッドを弁座方向に付勢する弾性体を備えており、前記ノズル栓は、筒状のカバー部と、その天面に設けられた筒状のノズルとを備え、前記カバー部の側壁の内面に嵌合部が形成されていることを特徴としている。
本発明のノズル部材を有する液滴容器であって、前記ノズル部材が、前記ノズル栓のノズルに前記ロッドを挿入し、その上から弁が中心孔を閉じるように弁座栓を被せた第1状態と、前記第1状態から、前記弁座栓の収容部の側壁部の外面とノズル栓のカバー部の側壁の内面とを当接させながら、弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、カバー部の側壁の嵌合部が前記弁座栓の打栓嵌合部と接触する第2状態と、前記第2状態からさらに弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、嵌合部と打栓嵌合部とが圧接状態になったとき、弁体の弁が弁座栓の収容部の弁座と当接し、弾性体が収縮を開始する打栓直前の第3状態とを経て組み立てられるものが好ましい。
本発明の液滴容器であって、ロッドの外周面、ノズルの内周面の少なくとも一方にノズルに対するロッドの傾きを防止するリブを備えているものが好ましい。
本発明の液滴容器は、下流側にノズルを有し、上流側に逆止弁を有するため、一度操作した後は、逆止弁からノズル先端との間に形成される液溜空間が内容物で満たされた状態にされ、容器の復元による空気の逆流や液溜空間からの内容物の逆流を防止することができる。また、本発明の液滴容器は、前記逆止弁は、弁座と、その弁座に対して上流方向に向かって付勢される弁とを備えており、前記ノズルの内面と隙間を形成するように前記ノズル内に挿入されるロッドが設けられており、前記ノズルの先端とロッドの先端との間に凹所が形成されるように構成されているため、ロッドがノズル先端よりも下流側(外部)に露出することがない。そのため、ロッドが目元などの対象物に接触することがなく、安全である。そして、ロッドが対象物に接触しないことによって細菌等の付着が防止されるので、衛生的である。また、ロッドが対象物に接触しないことによって、ノズル内でロッドが傾いたり偏ったりすることに起因するノズル内や容器内への空気及び薬液の逆流を防止することができる。
本発明の液滴容器であって、ロッドが弁と連動し、前記弁の移動に伴って前記凹所の容積が減少する場合もまた、ロッドはノズル先端よりも下流側に露出することなく、液溜空間が内容物で満たされた状態が維持される。このとき、液溜空間の内容物はノズル先端に向かって加圧された状態にあるため、ノズル内への空気の逆流や液溜空間から容器本体内
への内容物の逆流を防止することができる。また、凹所の容積の減少に伴って、凹所に溜められていた内容物がノズル先端の外側に押し出されると共に、凹所の上流側の内容物がノズルとロッドとの間の狭い隙間を流れて、ノズル先端の外側に所定サイズの液滴を形成する。そのため、速やかに液滴を対象物に滴下することができると共に、内容物が連続的に流れ出てしまうことが防止される。さらに、ロッドの上昇と共に凹所の容積が減少するため、凹所内にある液体によるノズルの開口部より突出した液体への表面張力が低下し、その突出した液体の液切れが良くなる。そのため、使用者による適度なスクイズ(押圧力)で速やかな滴下が可能となる。
本発明の液滴容器であって、ノズルを閉じるキャップを有しており、そのキャップが前記凹所に挿入される突起を備えている場合、突起がロッドの先端と当接し、ロッドの移動を防止できる。つまり、不意な弁体の開放を防止できる。
本発明の液滴容器であって、逆止弁からノズルの先端までの液溜空間において、前記ノズルが上流に向かって突出した下筒部を備えている場合、液溜空間の容積を小さくすることができる。特に、下筒部が上流に向かって拡径しており、ロッドが上流に向かって前記下筒部に沿って拡径させることにより、一層液溜空間の容積を小さくすることができる。
本発明の液溜容器であって、容器本体の開口部にノズル部材が取り付けられており、前記ノズル部材は、筒状の弁座栓と、その弁座栓に上下移動自在に挿入される弁体と、その弁体を弁座栓内に固定し、かつ、弁座栓を容器本体の開口部に固定する筒状のノズル栓とを有しており、前記弁座栓は、前記弁体を収容し、中心孔が形成された弁座を備えた筒状の収容部を備えており、前記弁体は、その中心孔を閉じる弁と、その弁から下流に向かって延びるロッドと、そのロッドを弁座方向に付勢する弾性体を備えており、前記ノズル栓は、筒状のカバー部と、その天面に設けられた筒状のノズルとを備え、前記カバー部の側壁の内面に嵌合部が形成されているため、逆止弁を備えたノズル部材を簡単に組み立てることができる。
本発明のノズル部材を備えた液滴容器であって、前記ノズル部材が、前記ノズル栓のノズルに前記ロッドを挿入し、その上から弁が中心孔を閉じるように弁座栓を被せた第1状態と、前記第1状態から、前記弁座栓の収容部の側壁部の外面とノズル栓のカバー部の側壁の内面とを当接させながら、弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、カバー部の側壁の嵌合部が前記弁座栓の打栓嵌合部と接触する第2状態と、前記第2状態からさらに弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、嵌合部と打栓嵌合部とが圧接状態になったとき、弁体の弁が弁座栓の収容部の弁座と当接し、弾性体が収縮を開始する打栓直前の第3状態とを経て組み立てられる場合、組み立ての際、確実に弁座を閉じることができ、誤作動の少ない信頼性の高い逆止弁付きのノズル部材を生産することができる。
本発明の液滴容器であって、ロッドの外周面、ノズルの内周面の少なくとも一方にノズルに対するロッドの傾きを防止するリブを備えている場合、使用時、及び、製造時にロッドが傾くことを防止できる。
本発明の液滴容器の一実施形態を示す側面断面図である。 図1の組み立て前の全部品を示す側面断面図である。 図1の液滴容器の容器本体及びノズル部材の組み立て後の一部拡大図である。 図4a〜dはそれぞれ図1の液滴容器のノズル部材の組立工程図である。 図5aは図1の液滴容器のノズル部材の弁の開放状態を示す側面断面図であり、図5b〜dは図1の液滴容器を用いた液滴形成過程図である。 図6a、bは、それぞれ本発明の液滴容器の別の実施形態を示す一部拡大一部断面側面図である。 図7a〜dは、それぞれ本発明の液滴容器のさらに別の実施形態を示す一部拡大図である。
図1の液滴容器10は、容器本体11と、その容器本体11の開口部11aに取り付けられるノズル部材12と、その容器本体11の開口部11aを閉じるキャップ13とを有しており、倒立させて使用する容器である。ノズル部材12は、下流側に内容物を液滴で吐出する筒状のノズルを有し、上流側に流体の上流への流れを阻止する逆止弁を有している。そのため、吐出操作後は、逆止弁からノズルの先端までの液溜空間が液体で満たされ、容器の復元等による空気及び薬液の逆流を防止することができる。
この液滴容器10は、点眼薬、試薬、化粧料等の液体を対象物に滴下するための容器である。特に、防腐剤を含まない点眼薬等の液体に用いるのに好ましい容器である。
容器本体11は、図2に示すように、下端が閉じられた筒状の胴部11bと、その上端に形成され、上方に向かって縮径するテーパー状の肩部11cと、その上端に設けられる筒状の首部11dと、その首部11dから拡径した筒状の口部11eとを有する。また、内容物が点眼薬である場合、容器本体11は、不溶性異物試験を行うのに差し支えない透明性を有するのが好ましい。
この容器本体11は、開口部に上流への流体の流れを阻止する逆止弁が設けられるため、内容物の吐出にともなって内部空間の体積が減少していくものである。このような容器本体として、図1に示すものの他に、内側の容器が内容物の吐出により潰れ、その体積が漸次減少するが、外側の容器の体積は減少しない二重構造のものであってもよい。
この容器本体11の胴部11b、肩部11c、首部11d、口部11eは、横断面形状が円筒形に形成されているが、例えば、胴部の横断面形状を、楕円等の長円形、正方形や長方形等の多角形などの形状に形成することができる。また、例えば、胴部11b、肩部11cを横断面円形以外とし、首部11d、口部11eを横断面円形とするように、それぞれの部位の形状を異なるようにしてもよい。
首部11dは、実質的に縦断面略台形状の環状凹部となっている。しかし、環状凹部を有することなく、首部11dから口部11eまで真っ直ぐに延びていてもよい。
口部11eの外周には、雄ネジ11fが形成されている。この口部11eの内面に後述するノズル部材12が嵌合される。
このような容器本体11は、例えば、合成樹脂を押出ブロー成形法等公知の方法によって成形することができる。本発明に使用される容器本体は、いわゆるチューブ容器やボトル容器と称される容器である。容器本体11は、単層または多層のいずれの構造であってもよい。
そのうち押出ブロー成形は、溶融押出されたパリソンを左右一対の金型で挟み、挟み込まれたパリソン内にエアーを吹き込んで容器本体を成形する方法である。金型内で容器本体の形状に成形された後、左右一対の金型を開くと、容器本体の胴部の下端部分は、ピンチオフ部によって底部が閉じられている。このピンチオフ部によって閉じられた底部を有する容器本体がボトル容器となる。また、ピンチオフ部を含む胴部の下端部分を寸法切りして底部を開口させ、開口した底部をヒートシール等により偏平にして閉じた容器がチューブ容器となる。図1の容器本体11は、押出ブロー成形によって成形されたチューブ容器である。このようなブロー成形法を採用することによって、容器本体は、継ぎ目がない、あるいはピンチオフ部以外に継ぎ目の無い一体の容器に形成することができる。
容器本体11に使用できる合成樹脂として、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセン触媒を用いて重
合された直鎖状低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート等のポリエステル系樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリアミド等の高いガスバリア性を有する合成樹脂等がある。
容器本体11がプラスチック材料を主体としている場合、胴部11bのスクイズを止めると、胴部11bは元の形状に復元しようとする。しかしながら、後述するように、本発明の液滴容器はノズル部材(逆止弁部材)を備えており、胴部11bが元の形状に復元する前に逆止弁が閉じるため、胴部11bは潰された状態のまま保持される。したがって、この場合も、内容物の吐出にともなって、容器本体の内部空間の体積が減少していく。
ノズル部材12は、筒状の弁座栓21と、その弁座栓に上下移動自在に挿入される弁体22と、その弁体22を弁座栓21内に固定し、かつ、弁座栓21を容器本体11の口部11eに固定する筒状のノズル栓23とを有している。このノズル部材12において、弁座栓21の弁座27bと弁体22の弁31とが本発明の逆止弁を構成し、ノズル栓23のノズル37の先端が本発明のノズルの先端(開口部)を構成する。そして、この逆止弁は、スクイズ性の観点から、1個とするのが好ましい。
弁座栓21は、案内筒部26と、その上部に設けられる筒状の収容部27とを備えている。
案内筒部26は、下端外周から上方に向かって拡径するテーパー部26aと、その上端から半径方向内側に水平に延びる中段部26bと、その上端から上方に延びる上筒部26cとから構成されている。これらは同軸上に形成され、内面を共通している。
収容部27は、中心孔27aを有する底部(弁座)27bと、筒状の側壁部27cとから構成されている。底部27bは、実質的な弁体22を支持する弁座となる。側壁部27cは、内面27dが上方に向かって拡径した傾斜面に形成されている。しかし、内面は垂直面に形成されてもよい。また、外面は同径の垂直面となっている。
また収容部27の下端外周(または案内筒部26の上端外周)または案内筒部26と収容部27の境界近辺の外周に、半径方向外向きに突出した環状の打栓嵌合部28が形成されている。
このような弁座栓21は、ポリオレフィン系等の合成樹脂材料、例えばポリプロピレン等から射出成型等によって一体に成形される。
弁体22は、収容部27の中心孔27aを塞ぐ弁31と、その上面から上方に延びるロッド32と、弁31の上面から上方に設けられる弾性体33とを備えている。弁体22は、弾性体33を収縮し、弁31を弁座27b(上流側)に向かって付勢するものである。この弁体22は、弁31とロッド32とが一体に連動するように構成されているため、弁31が上方に移動して中心孔27aが開放されるとき、ロッド32も上昇する。そして、弁31が弁座栓21の中心孔27aに対して傾いたり、逆止弁としての本来の機能を損なうことがない。
弁31は、中心孔27aに挿入される栓部31aと、その栓部31aの上端に設けられ、中心孔27aより拡径するように半径方向外側に突出したフランジ部31bとから構成されている。なお、弁31は、栓部31a及びフランジ部31bに相当する部位を球形又は半球形としたり、栓部31aを省いてフランジ部31bのみとしてもよい。
ロッド32は、後述するノズル栓23のノズル37に挿入されるものである。ロッド32をノズルに挿入したとき、ノズル内に上下に連通した隙間が形成されるように構成されている。この実施形態では、ロッドは断面円形となっており、ロッドの外径が、ノズルの内径より小さく構成されている。これにより、弁31と連動するロッド32は、ノズル37に対して平行度を保ちながら上下動するので、弁31が弁座栓21の中心孔27aに対
して傾いたり、逆止弁としての本来の機能を損なうことがない。また、ロッド32は、下部32aが下方に向かって拡径するように末広がり状を呈している。なお、ロッド32には、図6aに示すように、ノズル37に対するロッドの傾きを防止するリブ32bを設けてもよい。この図6aの実施形態では、ロッド32の軸線と平行なリブ32bを放射状に複数個等間隔で設けているが、特にその数は限定されない。またリブの形状も、リング状としたり、螺旋状としたりしてもよく、ロッドの傾きが防止できる範囲で適宜設計される。さらに、このリブは、ノズル37の内面37dに設けてもよく、ロッド32とノズルの内面37dの両方に設けてもよい。これにより、一層ロッド32が支持され、ロッド32がノズル37内で傾くことを防止できる。
図2に戻って、弾性体33は、弁31の上面からロッド32を中心に螺旋状に延びている複数の弾性片33aと、その上端に設けられるリング状の基部33bとからなっていてもよい。そして、この弾性片33aは、例えば2〜4個のバネで構成されてもよい。
このような弁体22は、ポリオレフィン系等の合成樹脂材料、例えば直鎖状低密度ポリエチレン等から射出成型等によって一体に成形される。しかし、例えば図7a〜dに示すように、これら弁体22を構成する弁31、ロッド32、弾性体33の各部材のうち、少なくとも1つを別体で構成してもよい。
なお、図2の弁体22では、弾性体33を収縮させることによって弁31を上流側に付勢させているが、弾性体を伸張させ、容器側から引っ張るようにして弁31を上流側に付勢させてもよい。
ノズル栓23は、筒状のカバー部36と、その天面に設けられた筒状のノズル37を備えている。
カバー部36は、筒状の側壁36aと、その上端を閉じる天面36bとから構成されている。側壁36aの下端には、容器本体11の開口部11aから口部11e内に挿入される延長側壁36cが形成されている。
ノズル37は、天面36bを貫通しており、天面36bより上方の上筒部37aと、天面36bより下方の下筒部37bとから構成されている。上筒部37aの上部外周には、環状溝37cが形成されている。ノズル37の内面37dの下部(下筒部37bの内面)は下方に向かって拡径するように傾斜面となっている。この下筒部37bは、図7a、b、dのように弁体22の弾性体33等が干渉するような場合、省略してもよい。そして、この上筒部37aが、本発明のノズルを構成する。
延長側壁36cは、その内面に環状の嵌合部36dが形成されている。この嵌合部36dが弁座栓21の打栓嵌合部28と嵌合し、延長側壁36cの外面が容器本体の口部11eに無理嵌合される。また、延長側壁36cの外面には、1〜3個程度の環状の突起36eが形成されている。この突起36eが容器本体の口部11eの内面に押し付けられることにより、容器本体11の口部11eと無理嵌合されたノズル部材12が、容器本体11からよりいっそう外れにくくなる。
このようなノズル栓23は、ポリオレフィン系等の合成樹脂材料、例えばポリプロピレン等から射出成型等によって一体に成形される。
このように構成されたノズル部材12は、ノズル栓23のノズル37内に弁体22のロッド32を挿入し、その上から弁座栓21を、中心孔27aが弁31で塞がれるように被せることによって組み立てられる。そのため、弁座栓21の底部27bとノズル栓23のノズル37の先端との間には、液溜空間が形成される。
このような液溜空間の容積は、液滴量で説明すると、数滴以内、好ましくは3滴以内、より好ましくは1滴以内にすることができる。例えば、1滴あたり50μLの点眼薬を滴下する液滴容器の場合、液溜空間の容積は、好ましくは150mm以内、より好ましく
は50mm以内となる。このように液溜空間の容積を小さくすると、容器本体11内の内容物が残り少なくなったときであっても、容器本体から液溜空間へ流入させる内容物が僅かな量であるため、液溜空間内を内容物で満たした状態にしやすい。よって、容器本体への適度な操作(スクイズ)で内容物を滴下させることができる。
この実施形態では、様々な構成により液溜空間内の容積を縮小している。例えば、液溜空間内にロッド32を配置させることにより、ロッドの体積分だけ液溜空間の容積を縮小している。また、液溜空間内に下筒部37bを設けることにより、下筒部37bの体積分だけ液溜空間の容積を小さくしている。さらに、下筒部37bの内面を下方に向かって拡径するように傾斜面とし、ロッド32の下部32aもそれに沿って拡径させることにより、液溜空間の容積を小さくしている。そして、弁座栓21の収容部27における内面27dを弾性体33の弾性片33aに沿って傾斜面とすることにより、液溜空間の容積を小さくしている。また、この内面27dを、一定の傾斜角度とせず、異なる傾斜角度を有する複数の傾斜面によって構成することにより、液溜空間の容積を小さくしてもよい。これらの傾斜面の組み合わせは、収容部27内に収容されるロッド等の配置によって適宜決定することができるが、下方に向かって軸線に対する傾斜角度が大きくなるように傾斜面を並べるのが好ましい。例えば、図6bに示すように、弁座栓21の収容部27の内面27dは、軸線に対する傾斜角度を有する第1傾斜面27e1及びその下端に連続され、第1傾斜面27e1より傾斜角度が大きい第2傾斜面27e2からなる環状の傾斜面27eと、その傾斜面の下端から下方に弁座栓21の軸線とほぼ平行に延びる環状の垂直面27fとから構成されている。図6bの実施形態では、垂直面27fが弁31のフランジ部31bを囲むように近接させており、一層液溜空間の容積は小さく構成されている。そのため、垂直面27fは、フランジ部31bの形状に合わせて設計される。
組み立てられたノズル部材12は、図3に示すように、弁体22のリング状基部33bが、弁座栓21の側壁部27cの上端とノズル栓23のカバー部36の天面36bとの間に挟持される。このとき、ロッド32は、基部33bに対して、若干上方に移動する。そのため、ロッド32は弾性体33によって常時下方(上流側)に付勢された状態となる。またロッド32の先端は、ノズル栓23のノズル37の先端より若干下方となるように構成されている。つまり、ノズル37の先端とロッド32の先端との間に凹所Sが形成されるように構成されている。この凹所Sは、ロッドSの上昇と共に容積が減少する。しかし、ロッド32は、その先端がノズル37の先端より突出しないように構成されている。そのため、ロッド32が目元などの対象物に接触することがなく、安全である。そして、ロッド32が対象物に接触しないことによって細菌等の付着が防止されるので、衛生的である。また、ロッド32が対象物に接触しないことによって、ノズル内でロッドが傾いたり偏ったりすることに起因するノズル内や容器内への空気の逆流を防止することができる。また、液溜空間が内容物で満たされた状態にされ、しかも液溜空間の内容物はノズル先端に向かって加圧された状態にあるため、ノズル内への空気の逆流や液溜空間から容器本体内への内容物の逆流を防止することができる。上記効果から凹所Sは、弁が閉じているときの深さが0.1〜3mm、特に0.3〜1mmとなり、弁が開いているときの深さが0〜2mm、特に0.1〜0.5mmとなるように構成されるのが好ましく、その差が0.05〜1mm、特に0.1〜0.5mmとなるように構成されているのが好ましい。
なお、吐出操作(容器本体のスクイズ)を停止し、ロッド32が下降して凹所Sの容積が戻っても、弁体22が液体で満たされた液溜空間内を移動するだけなので、ノズル37の先端まで液体で満たされた状態が保たれる。
一方、ノズル栓23と、弁座栓21とは、ノズル栓23のカバー部36の側壁36aの内面と弁座栓21の収容部27の側壁部27cの外面とが当接する。ノズル栓23の延長側壁36cの下端が弁座栓21の取付部26の中段部26bと当接し、かつ、延長側壁36cの内面の嵌合部36dが弁座栓21の打栓嵌合部28と嵌合して、弁座栓21に固定
される。そのため、弁体22の弁31及びロッド32は、弁座栓21及びノズル栓23の間の液溜空間で、下方(上流側)に付勢された状態で上下移動可能に配置される。また、ノズル栓23と弁座栓21を固定する嵌合部36d、打栓嵌合部28は、この実施例と異なる部位に設けてもよい。例えば、カバー部36の側壁36aに凹状又は凸状の嵌合部36dを設け、収容部27の側壁27cに凸状又は凹状の打栓嵌合部28を設けてもよい。
次に、図4を参照してノズル部材12の具体的な組み立て時の状態を示す。
初めに、ノズル栓21のノズル37内にロッド32を挿入し、その上から弁体22の弁部31が弁座栓21の中心孔27aを閉じるように弁座栓21を被せる(第1状態)。このとき、図4aに示すように、弁座栓21の収容部27の側壁部27cの外面が、ノズル栓23のカバー部の側壁36aの内面と当接する。
この第1状態からさらに弁座栓21を押圧すると、図4bのように、弁座栓21の打栓嵌合部28とノズル栓22の嵌合部36dが接触する。このとき、弁座栓の収容部27の側壁部27cの外面と、ノズル栓23のカバー部36の側壁36aの内面との当接状態は維持されている(第2状態)。そのため、各部材を嵌合する(組み立てる)前の仮組み付け状態において、ロッドが揺動せず、かつ、その当接がガイドとなり、ノズル栓23を弁座栓21に対して真っ直ぐ移動させることができる。
第2状態から弁座栓21を更に押圧し、ノズル栓23を弁座栓21に対して真っ直ぐ移動させる(打栓嵌合する)と、図4cに示すように、嵌合部36dが打栓嵌合部28に圧接状態または締め付け状態で接触する。このときに、弁体22の弁31のフランジ部31aが弁座栓21の収容部27の底部(弁座)27bと当接するように構成されている(第3状態)。つまり、嵌合部36dと打栓嵌合部28との嵌合における一番力が必要なときには、弁体22は弁座栓21に力を加える状態にはなく、つまり、弁体22の弾性体33は影響を受けない。その後、図6dに示すように、弾性体33の弾性片33aを収縮するように弁座栓21をノズル栓23に押圧して組み立てる。そのため、弁体22の弁31で弁座栓21の底部(弁座)27bを確実にシールしながら、弾性体33の弾性片33aを収縮させ、弁体22を弁座栓21とノズル栓23との間に固定することができる。さらに、各弾性片33aもほぼ均一に収縮させることができるので、弁体22の誤作動がないノズル部材12を組み立てることができる。
最後に、このノズル部材12を容器本体11の口部11e内に挿入することにより、ノズル栓23の延長側壁36cの外面が、口部11eの内面に無理嵌合して、ノズル部材12は容器本体11に固定される。
キャップ13は、図2に戻って、筒状の本体41と、その上端を塞ぐ蓋部42とを有している。
本体41には、内面に容器本体11の口部11eの雄ネジ11fとネジ嵌合する雌ネジ41aが形成されている。さらに、上端には、蓋部42の上端(ノズルカバー部42aの上端)より上方に突出する環状の突出部41bが形成されている。
蓋部42は、中央に上方に突出した筒状のノズルカバー部42aが形成されており、そのノズルカバー部42aの天面42bには、下方に突出する突起42cが形成されている。
キャップ13を容器本体11の口部11eにネジ嵌合させたとき、蓋部42の突起42cがノズル37における上筒部37aの先端を塞ぎ、液溜空間に残留する内容物が外気と遮断される。
また、突起42cの下端は、ノズル部材12のロッド32の上端と実質的に当接するように構成されている。これにより、キャップ13の装着時におけるロッド32の上昇を防止することができる。つまり、キャップ13の装着時において容器が不意にスクイーズされても弁体22は開放されない。そのため、液溜空間と容器本体11が不意な連通状態と
なって、液溜空間に残留する内容物が、容器本体11に入り込むような事態を防ぐことができる。
このような本発明の液滴容器の各部材、すなわち、容器本体11、ノズル部材12(弁座栓21、弁体22、ノズル栓23)、キャップ13等のうち、少なくとも1つまたは全部に抗菌性を付与することができる。その方法の1つとして、使用される合成樹脂に抗菌剤を含有させることができる。また、使用可能な抗菌剤として、例えば、銀等の金属をゼオライト等の珪酸塩やリン酸ジルコニウム等のリン酸塩などの担体に担持させた無機系の抗菌剤があげられる。
上述したように、この液滴容器10は、倒立させて使用する。つまり、液滴容器10を倒立させた状態で、容器本体11をスクイーズ(押圧)し、内容物を外部に吐出するものである。容器本体11をスクイーズすることにより、容器本体11の内圧が上昇し、ノズル部材12の弁31が外部方向に移動し、弁が開放される。図5aは弁が開放された状態図である(図5aの外部方向は、上方向)。このとき、ロッド32も外部方向に移動し、ロッド32の先端とノズル37の先端との間の凹所Sの容積が減少する。
弁が開放されると、図5b〜dに示すように、ノズル先端と逆止弁との間の液溜空間に溜められていた内容物がノズル37の先端開口部(図5b〜dの下端)の外側に押し出されると共に、凹所Sの上流側に溜められていた内容物もノズル37の先端開口部の外側に押し出され、ノズル37の先端開口部の外側に所定サイズの液滴を形成する。そして、対象物に液滴として滴下する。滴下後は、キャップ13を容器本体11に取り付けると、内容物が外気と遮断されるので、複数回に分けて使用することができる。
図7a〜dは図1の液滴容器の弁体22に用いることができる弁体の他の実施形態を示し、弁体を構成する弁、ロッド、弾性体の各部材のうち、少なくとも1つを別体としたものである。詳しくは、図7a、bは、弾性体を別体で構成した実施形態であり、図7cはロッドを別体で構成した実施形態であり、図7dは、弁、ロッド、弾性体の全てを別体で構成した実施形態である。
図7a、bでは、弾性体をコイルばね33cや蛇腹を有する筒状体33dなどで構成している。図7bでは、内容物が筒状体33dの外面側と内面側との間で連通できるようにするための通路が形成されている。この通路は、例えば、筒状体33dの側面に形成された孔33eや、弁31(フランジ部31b)の上面に形成された溝31cなどである。図7cでは、ロッド32と、弾性体と一体の弁31とが、嵌合等の方法によって結合されている。図7dでは、弁31を球体31dで構成し、球体31dがロッド32の下端(下端筒32a)に嵌合するなどの方法によって結合されている。なお、図7a、dに示すコイルばね33cは、合成樹脂製の他に、金属製のものを使用することができる。また、図7dに示す球体は、合成樹脂製の他にステンレス等金属製のものを使用することができる。
10 液滴容器
11 容器本体
11a 開口部
11b 胴部
11c 肩部
11d 首部
11e 口部
11f 雄ネジ
12 ノズル部材
13 キャップ
21 弁座栓
22 弁体
23 ノズル栓
26 案内筒部
26a テーパー部
26b 中段部
26c 上筒部
27 収容部
27a 中心孔
27b 底部(弁座)
27c 側壁部
27d 内面
28 打栓嵌合部
31 弁
31a 栓部
31b フランジ部
32 ロッド
32a 下部
32b リブ
33 弾性体
33a 弾性片
33b 基部
36 カバー部
36a 側壁
36b 天面
36c 延長側壁
36d 嵌合部
36e 突起
37 ノズル
37a 上筒部
37b 下筒部
37c 環状溝
37d 内面
41 本体
41a 雌ネジ
41b 突出部
42 蓋部
42a ノズルカバー部
42b 天面
42c 突起

Claims (8)

  1. 下流側にノズルを有し、上流側に逆止弁を有し、
    前記ノズルの内面と隙間を形成するように前記ノズル内にロッドが挿入されており、
    前記ノズルの先端とロッドの先端との間に凹所が形成されている、液滴容器。
  2. 前記逆止弁は、弁座と、その弁座に対して上流方向に向かって付勢される弁とを備えており、
    前記ロッドは、弁と連動し、
    前記弁の移動に伴って前記凹所の容積が減少する、
    請求項1記載の液滴容器。
  3. 前記ノズルを閉じるキャップを有しており、
    前記キャップは、前記凹所に挿入される突起を備えている、
    請求項1または2記載の液滴容器。
  4. 前記逆止弁からノズルの先端までの液溜空間において、前記ノズルが上流に向かって突出した下筒部を備えている、
    請求項1〜3いずれか記載の液滴容器。
  5. 前記下筒部が上流に向かって拡径しており、
    前記ロッドが上流に向かって前記下筒部に沿って拡径している、
    請求項4記載の液滴容器。
  6. 容器本体の開口部にノズル部材が取り付けられており、
    前記ノズル部材は、筒状の弁座栓と、その弁座栓に上下移動自在に挿入される弁体と、その弁体を弁座栓内に固定し、かつ、弁座栓を容器本体の開口部に固定する筒状のノズル栓とを有しており、
    前記弁座栓は、前記弁体を収容し、中心孔が形成された弁座を備えた筒状の収容部を備えており、
    前記弁体は、その中心孔を閉じる弁と、その弁から下流に向かって延びるロッドと、そのロッドを弁座方向に付勢する弾性体を備えており、
    前記ノズル栓は、筒状のカバー部と、その天面に設けられた筒状のノズルとを備え、前記カバー部の側壁の内面に嵌合部が形成されている、
    請求項1〜5いずれか記載の液滴容器。
  7. 前記ノズル部材が、前記ノズル栓のノズルに前記ロッドを挿入し、その上から弁が中心孔を閉じるように弁座栓を被せた第1状態と、
    前記第1状態から前記弁座栓の収容部の側壁部の外面とノズル栓のカバー部の側壁の内面とを当接させながら、弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、カバー部の側壁の嵌合部が前記弁座栓の打栓嵌合部と接触する第2状態と、
    前記第2状態からさらに弁座栓またはノズル栓をノズル栓または弁座栓に向かって移動させ、嵌合部と打栓嵌合部とが圧接状態になったとき、弁体の弁が弁座栓の収容部の弁座と当接し、弾性体が収縮を開始する打栓直前の第3状態とを経て組み立てられる、請求項6記載の液滴容器。
  8. 前記ロッドの外周面、前記ノズルの内周面の少なくとも一方にノズルに対するロッドの傾きを防止するリブを備えている、
    請求項1〜7いずれか記載の液滴容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017030844A (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 三笠産業株式会社 キャップ
JPWO2017086255A1 (ja) * 2015-11-20 2018-10-04 武内プレス工業株式会社 逆止弁構造、それを用いたノズル部材およびスクイズ容器
JP2018188176A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 株式会社吉野工業所 吐出容器

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