JP2001039462A - 液受部を有する容器の口部 - Google Patents
液受部を有する容器の口部Info
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Abstract
が、ノズル部6及び球体収納部8を有する内筒体4と、
壁体12を有する外筒体5とから構成され、内筒体4と
外筒体5は嵌合され、ノズル部6と壁体12との間で液
受部15が形成されると共に、液受部15から連通溝1
4が垂下して設けられた容器1の口部2。
Description
容器の口部に関し、さらに詳しくは液垂れを受ける液受
部に溜まった内容液を、容器のエアーバック機能によ
り、迅速的かつ確実に容器内に戻すことができる容器の
口部に関する。
を取り出す場合、内容物が押出された後、容器を元の形
状に戻す場合、エアーバックさせることにより、外気及
び栓本体内に残留している空気に触れた内容物が、容器
内に戻ってしまう欠点があった。そこで、この現象を防
止すると共に、内溶液の抽出量を適宜に抑制できる容器
の口部として、容器の口部に挿着された栓本体内に、球
体を収納した逆流防止用球状弁付容器が開発された。
図13に示すようなものがある。図中、50は容器であ
り、この容器50の口部51には、栓本体52が挿着さ
れている。そして、この栓本体52は、収納部53と口
頭部54とから構成されている。この収納部53内に
は、球体55が収納された後、収納部53の上部開口に
は、口頭部54が嵌合されることにより、栓本体52は
一体的に組付けられる。そして、組付けられた栓本体5
2は、容器50の口部51に挿着されている。
うな従来の容器にあっては、以下に示す欠点があった。 (1)容器内に収納された内溶液の粘性が低い場合にお
いて、抽出時に誤って多量の内容液が抽出すると共に、
容器の口部に液垂れ現象が生じ、口部の衛生、美感及び
使用性において問題となっていた。 (2)従来、液受部を有する容器があったが、抽出の際
に内溶液の抽出量を抑制できないことが多いため、誤っ
て抽出された多量の内容液を、素早くかつ確実に容器に
戻すことができないという欠点があった。
してなされたもので、内溶液の量を抑制しながら抽出で
き、かつ垂れた内容液を迅速かつ確実に容器内に戻すこ
とができる口部の衛生、美感及び使用性において優れた
容器の口部を提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明に対応する手段は、内容液の抽
出時に生じた液垂れを受ける液受部を設けると共に、液
受部に溜まった内溶液を、容器内に戻すための連通溝を
有する栓本体を、エアーバック機能を有する容器の口部
に挿着したことを特徴とする。
本体が、先端にノズル部を有し、その下方に球体収納部
を有する内筒体と、周囲に壁体を有し、壁体とノズル部
との間で、液受部が形成されると共に、内筒体が嵌入・
固定される外筒体とから構成されることを特徴とする。
本体の内筒体と外筒体とが、一体成形されることを特徴
とする。
溶液の抽出時に生じた液垂れを受ける液受部を設けると
共に、内溶液の抽出時に、容器の押圧により内筒体が上
方に移動し、押圧解除により内筒体が下降すると共に、
液受部に溜まった内溶液が、減圧した容器内に戻るため
の連通溝が、外筒体と内筒体との間隙に設けられた栓本
体を、エアーバック機能を有する容器の口部に挿着した
ことを特徴とする液受部を有する。
面に基づいて説明する。図1〜図5は、この発明に係る
第1の実施形態を示す図面である。1は容器であり、こ
の容器1の口部2には、栓本体3が挿入されている。こ
の栓本体3は、内筒体4と外筒体5とから構成され、容
器1の口部2に挿着されている。容器1の種類として
は、ボトル容器、チューブ容器等がある。図2に示すよ
うに、栓本体3の内筒体4には、上方のノズル部6内
に、出口に通じる通路7が形成され、この通路7の下方
に連続して、内径が拡大された球体収納部8が形成され
ている。そして、この球体収納部8の内径寸法は、球体
9の直径より若干大きく構成されている。
分して、球止部10が形成されており、球体9が上昇す
ることにより、球体9が通路7を閉鎖して、内容物の通
路7を塞ぐのを防止すると共に、内溶液の抽出量を抑制
している。そして、球体収納部8の内周面下方には、球
体9を支持すると共に、球体9との相互作用により、球
体9の抜け止め防止及び弁機能の役割を果たす突起部1
1が、球体収納部8の内周面全体に形成されている。
アンダーカット等公知の方法で嵌合され、この外筒体5
が容器1の口部2に挿着されている。外筒体5の上部外
周には、壁体12が立設されており、この壁体12と内
筒体4のノズル部6との間において、液受部15が形成
されている。そして、この液受部15の下端から、容器
1に垂下して連通溝14が形成されている。この連通溝
14は、図3に示すように、内筒体4の周囲に、少なく
とも1箇所以上形成されている(図3においては3箇
所)。そして、内筒体4と外筒体5とは、嵌合された状
態で、栓本体3を形成している。
態を示す図面である。この実施形態の特徴は、内筒体4
と外筒体5とが一体成形で造られた栓本体13である点
にある。その他の構成は、第1の実施形態と同様であ
る。
形態を示す図面である。この実施形態の特徴は、栓本体
23の天面に半球状の塗布部24が形成されている点に
あり、その他の構成は、第2の実施形態と同様である。
示す図面である。この実施形態の特徴は、栓本体33
が、ヒンジキャップ34に適用されている点にある。な
お、本発明は、上記実施形態以外に、例えば弁機能を有
する容器の口部として、他に舌片状の弁体を有する栓本
体(図示せず)や、弁体を有しない通常の口部を有する
栓本体(図示せず)にも適用できることはいうまでもな
い。
示す図面である。この実施形態において、容器1の口部
2に、内筒体44と外筒体45とから構成される栓本体
43が嵌入されている。そして、内筒体44は、外筒体
45内で、上下動自在に動くように構成され、内筒44
が上昇して、ノズル部46と突起部45aとが係合する
ことにより、液垂れを受ける液受部45bが形成され
る。又、内筒体44内には、球体49が挿入されてい
る。外筒体45は、上方に内筒体44と当接する突起部
45a、その下方に内筒体44を収納する筒部45c及
び、その下方に内筒体44を固定するための固定部45
dとから構成されている。固定部45dには、図11に
示すように、液受部45bで溜まった垂れた内溶液を、
容器1内に戻すための複数の切欠部45eが連通溝40
に通じるように形成されている。なお、図12に示すよ
うに、内筒体44と外筒体45の固定部45dとの間
に、バネ体39が設けられてもよい。これにより、ノズ
ル部46と突起部45aとが係合する力を堅固にするこ
とができる。
その下方に球体収納部48及び球体49を固定する突起
部41とから構成されている。球体収納部48の内径
は、球体49の外径より若干大きく構成され、又、外筒
体45の内径も同様に内筒体44の外径より若干大きく
構成されている。すなわち、球体49と球体収納部48
の内径との間には、間隙が形成され、内筒体44と外筒
体45との間隙には、連通溝40が形成されている。そ
して、ノズル部46内には、通路47が形成され、この
通路47の下端の球体収納部48の天面には、全周を3
〜4等分して、球止部42が形成されている。なお、前
記した第1から第6の実施形態において、球体に代え
て、通常使用されている舌片状の弁体を使用することも
できる(図示せず)。
図4に示すように、容器1を押圧して、内容液を口部2
から抽出する。この場合、球体9の作用により、内容液
の抽出が抑制され、一度に多量の内容液が抽出されるの
を防止することができる。そして、抽出後、図5に示す
ように、容器1を正立させる。この際、口部2から液垂
れ現象が生じた場合に、栓本体3の外周に形成した液受
部15に、この垂れた内容液が溜まる。そして、容器1
の押圧を解除すると、容器1のエアーバック機能によ
り、液受部15に溜まった垂れた内容液は、その吸引力
で迅速かつ確実に連通溝14を通じて、容器1内に吸引
される。なお、この際、球体9と突起部11とは係合し
ているので、ノズル6から容器本体1内へのエアーバッ
クは発生しない。第2、第3、第4の実施形態も同様の
作用を呈する。
作用について説明する。容器1を手で押圧すると、図9
に示すように、内容液に押圧されて、球体49は、内筒
体44内を上昇し、内筒体44も外筒体45内におい
て、上方に移動する。そして、内筒体44のノズル部4
6と、外筒体45の突起部45aとが係合する。これに
より連通溝40は、外気から遮断される。そして、内容
液は連通溝40から外には流出しないで、球体49と球
体収納部48との間隙を経て、通路47のみから外部に
流出する。
に示すように、容器1のエアーバック機能により、内筒
体44は外筒体45内において、下方に移動すると共
に、球体49も下方に移動し、球体49と突起部41と
が係合する。これにより、突起部41は球体49によっ
て閉鎖され、内筒体44のノズル部46と、外筒体45
の突起部45aとの係合が解除され、連通溝40のみが
開放される。そして、液受部45bに溜まった内容液
は、その容器1のエアーバック機能による吸引力によ
り、迅速かつ確実に連通溝40を通じて、切欠部45e
から容器1に戻される。又、球体収納部48及び通路4
7内に溜まった内容物は、球体49の下方への移動と共
に、球体収納部48内に吸引される。
れば内容液の抽出を抑制しつつ、内容液を抽出できると
共に液垂れが生じた場合は、垂れた内容液を全て迅速か
つ確実に容器に戻すことができ、衛生上、美感の面及び
使用性において優れた効果を有する。
図。
ら、内容液を抽出している状態を示す一部切欠斜視図。
ら、内容液を抽出した後、正立状態にした一部切欠斜視
図。
押圧している状態を示す断面図。
の押圧を解除している状態を示す断面図。
図。
拡大断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 内容液の抽出時に生じた液垂れを受ける
液受部を設けると共に、該液受部に溜まった内容液を、
容器内に戻すための連通溝を有する栓本体を、エアーバ
ック機能を有する容器の口部に挿着したことを特徴とす
る液受部を有する容器の口部。 - 【請求項2】 前記栓本体が、先端にノズル部を有し、
その下方に球体収納部を有する内筒体と、周囲に壁体を
有し、該壁体と前記ノズル部との間で、液受部が形成さ
れると共に、該内筒体が嵌入・固定される外筒体とから
構成されることを特徴とする請求項1記載の液受部を有
する容器の口部。 - 【請求項3】 前記栓本体の内筒体と外筒体とが、一体
成形されることを特徴とする請求項1又は2記載の液受
部を有する容器の口部。 - 【請求項4】 内容液の抽出時に生じた液垂れを受ける
液受部を設けると共に、内容液の抽出時に、容器の押圧
により内筒体が上方に移動し、押圧解除により内筒体が
下降すると共に、液受部に溜まった内容液が、減圧した
容器内に戻るための連通溝が、外筒体と内筒体との間隙
に設けられた栓本体を、エアーバック機能を有する容器
の口部に挿着したことを特徴とする液受部を有する容器
の口部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11318064A JP2001039462A (ja) | 1999-05-21 | 1999-11-09 | 液受部を有する容器の口部 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-141273 | 1999-05-21 | ||
JP14127399 | 1999-05-21 | ||
JP11318064A JP2001039462A (ja) | 1999-05-21 | 1999-11-09 | 液受部を有する容器の口部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039462A true JP2001039462A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=26473542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11318064A Pending JP2001039462A (ja) | 1999-05-21 | 1999-11-09 | 液受部を有する容器の口部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001039462A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062058A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-03-26 | Shiseido Co Ltd | ポンプ式噴射器 |
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-
1999
- 1999-11-09 JP JP11318064A patent/JP2001039462A/ja active Pending
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US10259624B2 (en) | 2015-03-30 | 2019-04-16 | Tokyo Light Industry Co., Ltd. | Cap |
JP2017197224A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | 株式会社吉野工業所 | 吐出キャップ |
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