JP7350442B2 - 2種混合スポイト容器 - Google Patents

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本発明は、内部に隔離収容した2種類の内容物を、最初の使用時に混合させるとともに、スポイト機能を利用して滴下可能な2種混合スポイト容器に関する。
美容液等の化粧品や薬品等の液状の内容物を吸上げ、所望の箇所に滴下することができるスポイト容器として、スポイトを備えるキャップを有し、スポイトが、管状のノズル部と吸上げ部(操作部)とを有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなスポイト容器によれば、吸上げ部を直接的或いは適宜設けた操作部材を介して間接的に操作することで、吸上げ部を弾性変形及び復元変形させ、それにより内容物をノズル部内に吸上げ、再度の操作によりノズル部内から内容物を滴下することができる。
実開平3-76504号公報
ところで、例えば第1剤と第2剤とを混合して使用する薬剤等の内容物は、使用直前に混合しないと品質が劣化し易くなるものがあり、そのような場合には、第1剤と第2剤とを個別の容器に収容して保存し、使用直前に混合して使用する必要がある。したがって、例えば上記のスポイト容器を用いて第1剤と第2剤との混合内容物を滴下使用する場合には、内容物を混合する時まで、第1剤及び第2剤の少なくとも何れかをスポイト容器とは別の容器で保管する必要がある。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、2種の内容物を隔離状態で収容しつつ、使用時には混合状態で滴下することが可能な2種混合スポイト容器を提供することにある。
本発明の2種混合スポイト容器は、口部、胴部、及び底部を有する容器本体と、スポイトを有するとともに前記口部を開閉可能なキャップと、を備え、
前記スポイトは、管状のノズル部と、該ノズル部の先端開口部を閉塞可能な栓体と、外部からの操作に応じて前記ノズル部内の内容物を送出可能な操作部と、を有し、
前記キャップを前記容器本体にセットする際に、前記容器本体の内部に設けた突起部が前記栓体を前記ノズル部の内部に向けて押し込むとともに該突起部が前記先端開口部を閉塞してセット状態となり、
前記セット状態から前記キャップを引き上げることで、前記突起部が前記先端開口部から離脱して該先端開口部が開放された使用可能状態となるよう構成されていることを特徴とする。
なお、本発明の2種混合スポイト容器は、前記容器本体は、前記口部及び前記胴部を構成する本体部材と、該本体部材に装着され前記底部を構成する底部材とを有することが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記底部は、前記セット状態において前記ノズル部の先端部が配置される収容凹部を有し、
前記突起部は、前記収容凹部の内側に設けられていることが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記底部は、前記収容凹部に向けて下方に傾斜する傾斜底面を有することが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記ノズル部の先端部は、前記先端開口部を有する内周壁と、該内周壁の外周側に位置する外周壁とを備えた二重壁構造になっていることが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記ノズル部の内周面には、前記先端開口部からの前記栓体の抜け出しを抑制する下側突起と、前記使用可能状態となった後に前記栓体の前記閉位置への移動を抑制する上側突起とが設けられていることが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記キャップは、前記口部に螺合することが好ましい。
また、本発明の2種混合スポイト容器は、前記突起部が円柱状であることが好ましい。
本発明によれば、2種の内容物を隔離状態で収容しつつ、使用時には混合状態で滴下することが可能な2種混合スポイト容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る2種混合スポイト容器のセット状態を部分的に断面で示す側面図である。 図1に示す2種混合スポイト容器の容器本体を部分的に断面で示す側面図である。 図1に示す2種混合スポイト容器のキャップを部分的に断面で示す側面図である。 図1に示す2種混合スポイト容器の容器本体に対するキャップの装着過程を部分的に断面で示す側面図である。 図4に示す2種混合スポイト容器の部分拡大断面図である。 図1に示す2種混合スポイト容器の部分拡大断面図である。 図1に示す2種混合スポイト容器の使用可能状態を部分的に断面で示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る2種混合スポイト容器1(以下、スポイト容器1という)は、容器本体10と、スポイト30を有するキャップ20と、を備える。軸線Oは、スポイト容器1を構成する容器本体10及びキャップ20の中心を通る軸線である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、上下方向とは、キャップ20を容器本体10の口部11に装着してスポイト容器1を正立させた図1の状態での上下方向を意味するものとし、径方向とは、軸線Oに直交する方向を意味するものとし、周方向とは、軸線Oの周りを周回する方向を意味するものとする。
図1は、容器本体10にキャップ20をセット(装着)したセット状態を示しており、容器本体10の口部11はキャップ20によって閉塞されている。また、当該セット状態においては、スポイト30の内部の第1空間S1と、容器本体10の内部の第2空間S2(容器本体10の内部におけるスポイト30の外側の空間)とは、連通せずに隔離した状態となっている。これにより、例えば、第1空間S1に第1剤を収容し、第2空間S2に第2剤を収容した状態で、スポイト容器1を流通、保管することができる。なお、第1剤及び第2剤を混合することにより形成される混合内容物がスポイト30で滴下可能な液状の内容物であれば、混合前の第1剤及び第2剤の何れか一方は例えば粉末等であってもよい。混合内容物は、例えば化粧品、薬品、又は食品等とすることができるが、これらに限定されるものではない。
図2は、容器本体10を単独で示している。図2に示すように、容器本体10は、円筒状の口部11と、口部11の下端に一体に連なる胴部12と、胴部12の下端部を覆う底部13とを有している。胴部12は、口部11から拡径する肩部12aと、肩部12aの外周縁から垂下する略円筒状の胴本体部12bと、を有する。本例の容器本体10は、口部11及び胴部12を構成する本体部材10aと、当該本体部材10aに装着されて底部13を構成する底部材10bとで構成されている。底部材10bは、胴部12の下端開口12cを閉塞している。なお、底部材10bは本体部材10aと一体成形されていてもよい。
容器本体10は、例えば、合成樹脂、ガラス、金属又はこれらの任意の組合せによって形成することができる。容器本体10はボトル形状をなしているが、これに限らず種々の形状を採用可能である。口部11の外周面には、キャップ20を着脱可能な雄ねじ部11aが一体に設けられている。なお、本例ではキャップ20が口部11に螺合する構成とされているが、これに限らず、例えばアンダーカット係合によってキャップ20が口部11に装着される構成としてもよい。
底部13は、胴部12の内周面に密接嵌合する嵌合筒部13aと、嵌合筒部13aの下端部から径方向外側に延びる環状の外フランジ13bと、を有する。外フランジ13bは、胴部12の胴本体部12bの下面に係合する。
また底部13は、嵌合筒部13aの上端部から径方向内側に延びる環状の傾斜部13cと、傾斜部13cの内周縁部から垂下する収容筒部13dと、収容筒部13dの下端部に連なる底壁部13eと、を有する。傾斜部13cは、当該傾斜部13cの外周縁部から径方向内側に向けて、下方に傾斜している。収容筒部13dは、軸線Oを中心とする円筒状の壁である。本例では、収容筒部13dと底壁部13eとによって収容凹部13gが区画形成されている。図1に示すセット状態において、ノズル部33aの先端部が当該収容凹部13gに配置される。なお、傾斜部13cの上面は、収容凹部13gに向けて下方に傾斜する傾斜底面を構成している。底壁部13eは、軸線Oを中心軸とする円板状である。また、底壁部13eは、接地面を構成する嵌合筒部13aの下面(及び外フランジ13bの下面)よりも上方に位置する。
また底部13は、底壁部13eの中央部分から上方に突出する突起部13fを有する。突起部13fは、収容凹部13gの内側に設けられている。本例の突起部13fは、軸線Oを中心軸とする円柱状であり、収容筒部13dと同軸配置されている。突起部13fの形状、位置等は、図示例に限定されず、適宜変更可能である。
図3は、キャップ20を単独で示している。キャップ20は、装着部材40及びスポイト30を備える。スポイト30は、吸上げ部材31と、保持部材32と、ノズル部材33と、栓体34とを備える。ノズル部材33はノズル部33aを有し、吸上げ部材31は操作部31aを有している。したがって、スポイト30は、ノズル部33a及び操作部31aを有している。
図1、2に示すように、装着部材40は、口部11に着脱可能な円筒状の装着筒部41を有している。装着筒部41の内周面には、雄ねじ部11aと螺合可能な雌ねじ部41aが一体に設けられている。装着筒部41の上端には、径方向内側に延在する環状頂部42が一体に設けられている。
吸上げ部材31は、外部からの操作に応じて弾性変形及び復元変形可能な有頂円筒状の操作部31aを有している。操作部31aは、ゴムまたはエラストマーなどの軟材質で形成されている。操作部31aは、上方に突出するドーム形状の頂壁の外周縁に円筒状の周壁が一体に垂設された構成とされている。操作部31aの下端部には、径方向外側に延在する円環状の上部フランジ31bが一体に設けられている。また、操作部31aの周壁の外周面における下部には、全周に亘って径方向外側に突出する外周凸部31cが一体に設けられている。環状頂部42の内周縁には、全周に亘って径方向内側に突出する内周凸部42aが一体に設けられており、この内周凸部42aが外周凸部31cと上部フランジ31bとの間に嵌め込まれることにより、上部フランジ31bが環状頂部42の下方に配置された状態で吸上げ部材31が装着部材40に保持されている。
保持部材32は、円筒状の筒部32aと、筒部32aの軸方向中間部から径方向外側に突出する中間フランジ32bとを有する。中間フランジ32bは、上部フランジ31bの下面に沿って配置されている。筒部32aの外周面の上部には、保持凸部32cが設けられている。保持凸部32cは、操作部31aの周壁の内周面に設けられた凹部31dに係合しており、これにより吸上げ部材31に対する保持部材32の軸方向の位置ずれが抑制される。また、吸上げ部材31の下部は、保持部材32によって径方向内側から支持されており、径方向内側への変形が抑制される。保持部材32は合成樹脂製であり、軟質の吸上げ部材31よりも変形し難い。保持部材32を吸上げ部材31と共に装着部材40に予め装着しておくことで、装着部材40にノズル部材33を装着し易くなる。すなわち、保持部材32によって、装着部材40に対するノズル部材33のセット性を向上させることができる。
図1、2に示すように、ノズル部材33は、下部が下方に向けて縮径する管状(本例では円管状)のノズル部33aを有している。ノズル部33aの上部には、径方向外側に延在する円環状の下部フランジ33bが一体に設けられている。下部フランジ33bは、保持部材32の中間フランジ32bの下面に沿って配置された状態で、装着部材40の装着筒部41の内周面にアンダーカット係合により保持されている。また、下部フランジ33bの外周縁部には、上方に突出する凸部33cが設けられており、当該凸部33cは、中間フランジ32bの外周側で、吸上げ部材31の上部フランジ31bの下面に当接する。また、ノズル部材33の上部は、保持部材32によって径方向内側から支持されており、径方向内側への変形が抑制される。
ノズル部材33の下端部、つまりノズル部33aの下端部には先端開口部33dが設けられている。先端開口部33dは、スポイト30の内部の第1空間S1に連通している。なお、図3において、栓体34は閉位置にあり、先端開口部33dを閉塞している。これにより、第1空間S1に収容された第1剤の流出が抑制される。栓体34は、閉位置よりも上方の開位置(図7参照)に移動することで先端開口部33dを開放する。すなわち、栓体34は、先端開口部33dを閉塞する閉位置と、先端開口部33dを開放する開位置との間で、ノズル部33aの軸方向(軸線Oに沿う方向)に移動可能である。なお、本例において栓体34は球状であるが、これに限られず、先端開口部33dの形状に応じて適宜変更可能である。
また、ノズル部33aの下部の内周面には、上側突起33eと下側突起33fとが設けられている。上側突起33eは、ノズル部33aの内周面における周方向の一部に設けられたリブ状の突起である。上側突起33eは、栓体34が上側突起33eよりも上方に移動した後に、再び上側突起33eよりも下方に栓体34が移動することを抑制する。これにより、一度開位置に移動した栓体34が、再び閉位置に移動して先端開口部33dを閉塞してしまうことを防止することができる。上側突起33eは、周方向の1箇所のみに設けられていてもよいし、複数箇所に設けられていてもよい。また、下側突起33fは、上側突起33eよりも下方で、ノズル部33aの内周面の全周にわたって延在する環状の突起である。下側突起33fは、栓体34がノズル部33aの外部に抜け出してしまうことを阻止する。また、下側突起33fは、栓体34の外周面に当接することで、栓体34による先端開口部33dの閉塞効果(密閉性能)を高めることができる。さらに下側突起33fは、突起部13fの外周面に当接することで、突起部13fによる先端開口部33dの閉塞効果(密閉性)を高めることができる。
また、ノズル部33aの先端部(下端部)は、内周壁33gと外周壁33hとを有する二重壁構造になっており、内周壁33gの下端開口が、ノズル部33aの先端開口部33dとなっている。栓体34は、閉位置において栓体34の外面が内周壁33gの内周面に当接することにより、ノズル部33aの先端開口部33dを閉塞(密閉)する。外周壁33hは、その上端部において内周壁33gに連結しており、外周壁33hの下部側は、内周壁33gの外周面から所定の間隔をあけて配置されている。なお、本例では内周壁33gが外周壁33hよりも下方に突出している。これにより、内周壁33gの下端が外部から視認し易くなるので、混合内容物を、スポイト30を用いて滴下する際に、ノズル部33aの先端(内周壁33gの下端)の位置を確認しながら確実に所望の箇所に内容物を滴下することができる。
また、本例では外周壁33hの外周面が球面状となっており、その下部は下方に向けて先細り状となっている。これによれば、キャップ20を容器本体10に装着する際に、当該外周壁33hが底部13の収容筒部13dの内側に誘導され易くなる。その結果、キャップ20を容器本体10に装着する際に、よりスムーズに、ノズル部33aの先端開口部33dに突起部13fを差し込むことができる。なお、図1に示すセット状態において、ノズル部33aの先端開口部33dは突起部13fによって閉塞されている。
ノズル部材33の下部フランジ33bの下方には、円環板状のパッキン35が配置されている。パッキン35は、パッキン35の上面が下部フランジ33bの下面に接触した状態で、ノズル部33aの外周面にアンダーカット係合により保持されている。
なお、装着部材40、保持部材32及びノズル部材33は、それぞれ合成樹脂製であるが、これに限らない。
以下に、スポイト容器1のセット方法について説明する。先ず、容器本体10にキャップ20をセットする前に、図2に示すように容器本体10の内部(第2空間S2)に第2剤を充填し、図3に示すようにキャップ20のスポイト30の内部(第1空間S1)に第1剤を充填しておく。
ここで、スポイト30の内部(第1空間S1)に第1剤を充填する方法としては、装着部材40にノズル部材33を取り付ける前の状態(装着部材40からノズル部材33を取り外した状態)で、ノズル部材33の内部(第1空間S1)に第1剤を充填する。この時、ノズル部材33の先端開口部33dは閉位置にある栓体34によって閉塞されている。そして、予め吸上げ部材31及び保持部材32を組み付けた装着部材40に対して、第1剤を収容するノズル部材33を下方から差し込むようにして装着する。上述のように、吸上げ部材31と共に保持部材32を装着部材40に装着しておくことで、ノズル部材33を容易に装着することができ、またノズル部材33が脱落し難くなる。これにより、キャップ20は、図3に示すようにスポイト30の内部の第1空間S1に第1剤が密封された状態となる。
次いで、容器本体10の口部11にキャップ20のノズル部33aを挿入し、装着部材40を口部11に螺合させることで、容器本体10にキャップ20を装着する。ここで、図4は、容器本体10に対するキャップ20の装着が完了する直前の状態を示している。また、図5は、図4の部分拡大断面図である。
図4、5に示すように、容器本体10に対するキャップ20の装着が完了する直前まで、ノズル部33aの先端開口部33dは閉位置にある栓体34によって閉塞されている。そして、容器本体10に対するキャップ20の装着が進むにつれて(装着部材40を口部11に螺合させるにつれて)、突起部13fが先端開口部33dに進入していく。そして、先端開口部33dに進入する突起部13fは栓体34に下方から接触して、徐々に栓体34をノズル部33aの内部に押し込む(上方に押し上げる)。これにより、図6に示すように、栓体34は上側突起33eを乗り越える。装着部材40を口部11に完全に螺合させることにより、容器本体10に対するキャップ20のセットが完了する。なお、スポイト容器1のセット方法は上記の方法に限られるものではない。
ここで、図6は、図1の部分拡大断面図であり、容器本体10に対するキャップ20の装着が完了したセット状態を示している。図1、6に示すように、突起部13fに押し上げられた栓体34は開位置に移動し、先端開口部33dは突起部13fによって閉塞される。すなわち、容器本体10に対するキャップ20のセット過程で、先端開口部33dを閉塞(密閉)する部材が栓体34から突起部13fに移行する。図6に示すように、突起部13fの外周面は、ノズル部33aの内周面(内周壁33gの内周面)に密接している。本例では、ノズル部33aの内周面に下側突起33fを設け、下側突起33fの内周面が突起部13fの外周面に当接するようにしたことにより、突起部13fによる先端開口部33dの密閉性能を高めることができる。なお、栓体34が開位置に移動する前(又は同時)に突起部13fが先端開口部33dを閉塞するため、容器本体10にキャップ20をセットする過程で第1空間S1と第2空間S2とが連通することはない。
スポイト容器1から混合内容物を滴下する際には、先ず、図1、6に示すセット状態から、装着部材40を螺脱方向に回転させて、図7に示すように突起部13fが先端開口部33dから抜け出す(離脱する)までキャップ20を上方に移動させる。これにより、ノズル部33aの先端開口部33dが開放され、第1剤と第2剤とを混合可能な使用可能状態となる。そして、図7に示すように操作部31aを押し潰す(弾性変形させる)ことにより、第1空間S1の第1剤が先端開口部33dを通過して第2空間S2に移動し(送出され)、第1剤と第2剤とが混合して混合内容物が形成される。なお、図7に示すように先端開口部33dが開放された使用可能状態であっても、操作部31aを押し潰すまではスポイト30内から第1剤が流出しない。このため、第1剤と第2剤を混合する前に、容器本体10からスポイト30を抜き出して、スポイト30内(第1空間S1内)の第1剤を確認したり、容器本体10内(第2空間S2内)の第2剤を確認したりすることも可能である。また、例えば容器本体10及びノズル部33aの少なくとも一部を透明もしくは半透明とすることで、スポイト30内の第1剤を確認したり、容器本体10内の第2剤を確認したりすることが容易となる。容器本体10及びノズル部33aの両方を透明もしくは半透明とした場合には、容器本体10からスポイト30を抜き出さなくてもスポイト30内の第1剤を確認することができる。また、第1空間S1から第2空間Sに第1剤を送出した後は、再びキャップ20を容器本体10に装着して口部11を閉じた状態でスポイト容器1を振ることによって、第1剤と第2剤との混合を促すことができる。
そして、容器本体10の内部(第2空間S2)に混合内容物が形成された後は、キャップ20のスポイト30を用いて、所望の位置に滴下することができる。すなわち、ノズル部33aの先端開口部33dを容器本体10内の混合内容物に浸漬させた状態で操作部31aを指で押圧して弾性変形及び復元変形させることで、容器本体10内の混合内容物をノズル部33a内に吸上げることができる。そして、キャップ20を口部11から取り外し、所望の箇所で操作部31aを再度押圧して弾性変形させることで、ノズル部33a内から混合内容物を外部に送出し、滴下することができる。
以上の通り、本実施形態に係るスポイト容器1は、口部11、胴部12、及び底部13を有する容器本体10と、スポイト30を有するとともに口部11を開閉可能なキャップ20と、を備え、スポイト30は、管状のノズル部33aと、ノズル部33aの先端開口部33dを閉塞可能な栓体34と、外部からの操作に応じてノズル部33a内の内容物を送出可能な操作部31aと、を有し、キャップ20を容器本体10にセットする際に、容器本体10の内部に設けた突起部13fが、栓体34をノズル部33aの内部に向けて押し込むとともに突起部13fが先端開口部33dを閉塞してセット状態となり、セット状態からキャップ20を容器本体10から引き上げることで、突起部13fが先端開口部33dから離脱して先端開口部33dが開放された使用可能状態となるよう構成されている。このような構成とすることで、図1、6に示すセット状態では、第1空間S1に第1剤を収容し、第2空間S2に第2剤を収容することができる。すなわち、異なる2種の内容物(第1剤と第2剤)をスポイト容器1内部の別々の空間に隔離状態で収容することができる。また、使用時には、図7に示すようにキャップ20を引き上げることで第1剤と第2剤とを混合することができ、形成された混合内容物は、スポイト30を用いて滴下(注出)することができる。
したがって、本実施形態に係るスポイト容器1によれば、2種の内容物を隔離状態で収容しつつ、使用時には混合状態で滴下することが可能となる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、容器本体10が、口部11及び胴部12を構成する本体部材10aと、当該本体部材10aに装着され底部13を構成する底部材10bとを有している。このように、底部13を構成する底部材10bを本体部材10aとは別に成形して組み付ける構成とすることで、容器本体10の内部に配置される突起部13fを備えた底部13(底部材10b)を容易に形成することができる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、底部13が、セット状態においてノズル部33aの先端部が配置される収容凹部13gを有し、突起部13fは、収容凹部13gの内側に設けられている。このような構成とすることで、セット状態において容器本体10に対するノズル部33aの位置が安定し、また、ノズル部33aの先端開口部33dに突起部13fを挿入し易くなる。また、スポイト容器1の使用可能状態では、収容凹部13gに溜まった混合内容物を、ノズル部33aの先端開口部33dからノズル部33a内に吸い上げやすくなる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、底部13が、収容凹部13gに向けて下方に傾斜する傾斜底面(傾斜部13cの上面)を有する構成としている。このような構成とすることで、キャップ20を容器本体10に装着する際に、ノズル部33aの先端部が底部13の収容凹部13gに誘導され易くなり、セット作業が容易となる。また、スポイト容器1の使用可能状態では、混合内容物を収容凹部13gに誘導することができるので、スポイト30により吸い上げ易くなり、容器本体10に残留する混合内容物の量を低減することができる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、ノズル部33aの先端部が、先端開口部33dを有する内周壁33gと、内周壁33gの外周側に位置する外周壁33hとを備えた二重壁構造になっている。このような構成とすることで、外部との接触による衝撃等から内周壁33gを保護することができる。その結果、内周壁33gの変形に起因して栓体34及び突起部13fによる先端開口部33dの閉塞効果が低下したり、ノズル部33aから栓体34が脱落したりすること等を防止することができる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、ノズル部33aの内周面には、先端開口部33dからの栓体34の抜け出しを抑制する下側突起33fと、使用可能状態となった後に栓体34の閉位置への移動を抑制する上側突起33eとが設けられている。このような構成とすることで、栓体34の外部への抜け出しを抑制しつつ、使用時に意図せず先端開口部33dが栓体34によって閉塞されることを防止することができる。また、セット状態で環状の下側突起33fの内周面が突起部13fの外周面に当接する構成とした場合には、突起部13fによる先端開口部33dの密閉性能を高めることができる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、キャップ20が容器本体10の口部11に螺合する構成としている。このような構成とすることで、キャップ20を容器本体10にセットする際に、軸線Oに沿って真っ直ぐにノズル部33aを容器本体10に差し込み易くなる。そのため、容器本体10に対するノズル部33aの位置が安定し、先端開口部33dに突起部13fを挿入し易くなる。
また、本実施形態に係るスポイト容器1では、突起部13fが円柱状である。このような構成とすることで、先端開口部33dに対して突起部13fを挿入する際の周方向の位置合わせが不要となるため、容器本体10にキャップ20をセットする作業がさらに容易となる。また、当該構成により、突起部13fと先端開口部33dと周方向の位置ずれに起因する閉塞不良もなくなるため、突起部13fによる先端開口部33dの密閉性能をより確実に確保することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記の実施形態では、スポイト30の操作部31aが、ゴムやエラストマー等の軟材質からなる構成としていたが、これに限られず、例えば、キャップ内部のスプリング等により上方付勢されるとともにキャップ上部に位置する押し釦(押圧部)を押し下げることにより、混合内容物を吸上げたり滴下したりする構成としてもよい。また、前記の実施形態の操作部31aは、外部からの直接的な操作に応じて弾性変形及び復元変形することで容器本体10内の混合内容物をノズル部33a内に吸上げるように構成されているが、これに限らず、操作部31aを、適宜設けた操作部材を介した間接的な操作に応じて弾性変形及び復元変形することで容器本体10内の混合内容物をノズル部33a内に吸上げるように構成してもよい。
また、前記の実施形態では、ノズル部33aの先端部を内周壁33gと外周壁33hを有する二重壁構造としていたが、これに限られず、内周壁33gのみで構成されていてもよい。
1:2種混合スポイト容器(スポイト容器)
10:容器本体
10a:本体部材
10b:底部材
11:口部
11a:雄ねじ部
12:胴部
12a:肩部
12b:胴本体部
12c:下端開口
13:底部
13a:嵌合筒部
13b:外フランジ
13c:傾斜部
13d:収容筒部
13e:底壁部
13f:突起部
13g:収容凹部
20:キャップ
30:スポイト
31:吸上げ部材
31a:操作部
31b:上部フランジ
31c:外周凸部
31d:凹部
32:保持部材
32a:筒部
32b:中間フランジ
32c:保持凸部
33:ノズル部材
33a:ノズル部
33b:下部フランジ
33c:凸部
33d:先端開口部
33e:上側突起
33f:下側突起
33g:内周壁
33h:外周壁
34:栓体
35:パッキン
40:装着部材
41:装着筒部
41a:雌ねじ部
42:環状頂部
42a:内周凸部
O:軸線
S1:第1空間
S2:第2空間

Claims (10)

  1. 口部、胴部、及び底部を有する容器本体と、スポイトを有するとともに前記口部を開閉可能なキャップと、を備え、
    前記スポイトは、管状のノズル部と、当該ノズル部の軸方向に移動可能であるとともに該ノズル部の先端開口部を閉塞可能な栓体と、外部からの操作に応じて前記ノズル部内の内容物を送出可能な操作部と、を有し、
    前記キャップを前記容器本体にセットする際に、前記容器本体の内部に設けた突起部が前記栓体を前記ノズル部の内部に向けて押し込むとともに該突起部が前記先端開口部を閉塞してセット状態となり、
    前記セット状態から前記キャップを引き上げることで、前記突起部が前記先端開口部から離脱して該先端開口部が開放された使用可能状態となるよう構成されていることを特徴とする2種混合スポイト容器。
  2. 口部、胴部、及び底部を有する容器本体と、スポイトを有するとともに前記口部を開閉可能なキャップと、を備え、
    前記スポイトは、管状のノズル部と、該ノズル部の先端開口部を閉塞可能な栓体と、外部からの操作に応じて前記ノズル部内の内容物を送出可能な操作部と、を有し、
    前記キャップを前記容器本体にセットする際に、前記容器本体の内部に設けた突起部が前記栓体を前記ノズル部の内部に向けて押し込むとともに該突起部が前記先端開口部を閉塞してセット状態となり、
    前記セット状態から前記キャップを引き上げることで、前記突起部が前記先端開口部から離脱して該先端開口部が開放された使用可能状態となるよう構成されており、
    前記ノズル部の先端部は、前記先端開口部を有する内周壁と、該内周壁の外周側に位置する外周壁とを備えた二重壁構造になっていることを特徴とする2種混合スポイト容器。
  3. 口部、胴部、及び底部を有する容器本体と、スポイトを有するとともに前記口部を開閉可能なキャップと、を備え、
    前記スポイトは、管状のノズル部と、該ノズル部の先端開口部を閉塞可能な栓体と、外部からの操作に応じて前記ノズル部内の内容物を送出可能な操作部と、を有し、
    前記キャップを前記容器本体にセットする際に、前記容器本体の内部に設けた突起部が前記栓体を前記ノズル部の内部に向けて押し込むとともに該突起部が前記先端開口部を閉塞してセット状態となり、
    前記セット状態から前記キャップを引き上げることで、前記突起部が前記先端開口部から離脱して該先端開口部が開放された使用可能状態となるよう構成されており、
    前記ノズル部の内周面には、前記先端開口部からの前記栓体の抜け出しを抑制する下側突起と、前記使用可能状態となった後に前記栓体の前記閉位置への移動を抑制する上側突起とが設けられていることを特徴とする2種混合スポイト容器。
  4. 前記容器本体は、前記口部及び前記胴部を構成する本体部材と、該本体部材に装着され前記底部を構成する底部材とを有する、請求項1~3の何れか一項に記載の2種混合スポイト容器。
  5. 前記底部は、前記セット状態において前記ノズル部の先端部が配置される収容凹部を有し、
    前記突起部は、前記収容凹部の内側に設けられている、請求項1~4の何れか一項に記載の2種混合スポイト容器。
  6. 前記底部は、前記収容凹部に向けて下方に傾斜する傾斜底面を有する、請求項5に記載の2種混合スポイト容器。
  7. 前記ノズル部の先端部は、前記先端開口部を有する内周壁と、該内周壁の外周側に位置する外周壁とを備えた二重壁構造になっている、請求項3に記載の2種混合スポイト容器。
  8. 前記ノズル部の内周面には、前記先端開口部からの前記栓体の抜け出しを抑制する下側突起と、前記使用可能状態となった後に前記栓体の前記閉位置への移動を抑制する上側突起とが設けられている、請求項2に記載の2種混合スポイト容器。
  9. 前記キャップは、前記口部に螺合する、請求項1~8の何れか一項に記載の2種混合スポイト容器。
  10. 前記突起部が円柱状である、請求項1~9の何れか一項に記載の2種混合スポイト容器。
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