JP2014198480A - 印刷機によって生成された印刷物を監視するための方法およびシステム - Google Patents

印刷機によって生成された印刷物を監視するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物の品質の制御を可能にすること。【解決手段】印刷機により生成され印刷物を監視するための方法では、デジタルデータファイルの形で利用可能な少なくとも1つの原稿内で、当該印刷物についての1つ以上の選択されたパラメータに対する基準値が決定される。これらのパラメータはいずれの場合も、当該印刷物の色を含む。当該方法ではさらに、対応する印刷されたイメージにおいてこれらのパラメータの値が検出され、当該イメージの検出値がデジタル化され、検出値と基準値とが比較され、1つ以上の値の差異が比較中に発見されたときに補正が実行される。原稿のデジタルデータファイルは、印刷されるべき色(C,Y,M,K)の各々についての複数の別個のカラーファイルから、個々に印刷されるべき当該色(C,Y,M,K)をCIELab値または3次元系における値が変換されることによって形成される。【選択図】図1

Description

この発明は、請求項1のプリアンブルに従った、印刷物を監視するための方法に関する。このような方法は、US 5,744,635から公知である。
印刷プロセス、たとえば回転オフセット印刷のプロセスでは、原稿、たとえばイラストまたはテキストに基づいて多数の同一複製物が作成される。ここでは、印刷物内のイメージが、できる限りトゥルーカラー(colour-true)で、正確に位置決めされ、かつ整合性
を有する態様で、被印刷物、一般にはペーパーウェブに転写されることが極めて重要である。ここで「トゥルーカラー」とは、印刷される色が、複写されている原稿の色と厳密に一致することを意味するものと理解される。このことは、商標としての色の使用が増すが故に当該商標が正確に印刷されていることを見たいと願う広告主にとって、特に重要である。正確な位置は、印刷物の概容を決定することから重要であり、整合性は、印刷物の同一複製物を実際に確保し得るために重要である。
ここで生じる問題は、印刷されたイメージの最終的な色が、印刷中に完全には監視され得ない多数の変動要素により影響を受けることである。したがって、原稿と印刷されたイメージとの間に差異が生じる。これらの差異の原因を理解することができるように、印刷物の特性について何らかの洞察が必要とされる。
印刷物は、格子点またはドットで構成される。印刷されるイメージは、2つの量、すなわち、通常「dpi」(ドットパーインチ)と表現されて画像の精細さまたは粗さの程度を
指定する、長さ単位当たりの格子点の数と、明暗間の関係、すなわち階調範囲とによって決定される。階調範囲が50パーセント未満の値を取る限り、画像は暗によって形成され、したがって明るい背景の上に印刷されたドットが存在し、それよりも高い値の場合、明るいドットが使用され、したがって、周囲の印刷された背景にドットは印刷されない。
しかしながら、原稿から印刷されたイメージを形成するための印刷プロセス中に実行されなければならないさまざまな工程の間に、格子点のサイズの差異、すなわち、「ドットゲイン」と呼ばれる点の肥大、または「ドットロス」と呼ばれる点の縮小が生じる。これにより、印刷された最終的なイメージは、原稿と異なってしまう。このことが生じる程度は、印刷プロセスにまつわる多数の変動要素と、格子点の本来のサイズとに依存する。印刷物が精細であるほど、すなわち、格子点が互いに接近するほど、差異が大きくなる。さらに、階調範囲が約50パーセントとなる印刷物の部分において、これらの差異はしばしば、相対的に最大となる。
したがって、実際面において、印刷機は使用前に較正される。さまざまな精細度およびさまざまな階調範囲で校正刷りが作成され、差異がこのような校正刷りから求められる。これらの測定された差異は、いわゆるドットゲインカーブと呼ばれる較正グラフの形で格納される。定められた精細度および階調範囲を有する原稿が提示される際に、これらのグラフを用いて、各印刷機の理論上の最適設定値を決定する。
上で述べたように、最終的な印刷物の品質が影響を受ける多くの変動要素が存在する。ここで想定されるのは、使用される紙の種類、水とインキとのバランス、温度、インキまたはインキローラへの異物混入の可能性、異なるインキローラ間における圧力、印刷機に生じる振動等である。これらの量の1つを変更しただけでも格子点のサイズの拡大または縮小を生じ得、したがって印刷される色の差異が生じ得る。印刷プロセス中にこれらの量のすべてを一定に保持することがほとんど不可能であるため、品質が一定の状態を保つように色の検査に基づいてこれらの量を制御するために、さまざまな方法が開発されてきた。
そこで、いわゆる開ループ制御方法が存在する。この方法では、印刷物の無作為サンプルが、ハンドヘルド測定装置を用いて監視される。これらの手持ち測定装置は、離れてかつ共に印刷されたカラーバーを監視する。差異が検出されると、オペレータは印刷機の設定値を変更することができる。この制御方法の欠点は、その特性に連続性がなく、ややもすると略式である点である。2つの連続する無作為サンプル間では、その品質が基準に達していない、大量の印刷物が生成され得る。この方法はさらに、費用のかかることが多いオペレータの存在を必要とする。
そこで、完全閉制御方法が開発された。この方法では、測定および制御システムが、印刷物の品質を完全に自律的に監視し、差異の検出時に印刷機の設定値を調節する。これらの公知のシステムは、やはり、共に印刷されたカラーバーに基づく。ここでは2つの主な様式が存在する。まず最初に、カラーバーが、基本色C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)およびK(黒)で完全に被覆された領域からなっており、それによって色濃度(インキ層の厚さ)が測定され得るシステムが公知である。改良されたシステムにおいて、カラーバーはグレー領域も含み、これらのグレー領域は、50%の階調範囲を有する黒の領域と、50%の階調範囲を有する黒の印刷物が同様に得られるような量のシアン、マゼンタ、および黄を有する領域とを含む。これらの領域を比較することにより、シアン、マゼンタ、および黄の格子点のサイズの差異を求めることができる。これらの閉じた制御方法もまた、このために、離れたカラーバーを共に印刷しなければならないという欠点を有する。このカラーバーが切離されない場合、印刷物の外観が損なわれる。この共に印刷されるカラーバーは、出願人による先の欧州特許0 850 763に記載されるように、ペーパーウェブ上における印刷物の位置付けを監視するため、および/または、異なる色の相対的位置(見当)を監視するためにも使用される。
開いた制御方法および閉じた制御方法の両方の欠点は、正確に印刷されたカラーバーが、印刷されたイメージ全体が正確であることも必ず実際に意味するように、印刷機が適正に調節されなければならない点である。なぜなら、カラーバーは印刷される通常のイメージの外に位置付けられており、そこで使用される色の点で、印刷される平均的なイメージから、通常大きく異なっていることもあるためである。
上記の文書US 5,744,635から、印刷物を監視するための方法が公知である。この方法では、原稿を表すデジタルファイルにおいて位置決め点がまず規定される。見当、濃度、階調範囲、色、およびスクリーニングに関する測定点が、次にこのファイル内で決定され、パラメータについての基準値が決定される。これらの基準値に基づき、インキの供給が最初に設定される。印刷中に、印刷されたイメージの記録が作成され、印刷されたイメージでは、位置決め点および測定点が再び検索される。記録内のさまざまなパラメータの値が基準値と比較され、求められた差異に基づき、印刷機が制御される。
US 6,024,018はさらに、印刷物を監視するための方法を記載している。この方法では、承認された校正刷りのデジタル試験記録がまず作成される。試験記録内のRGBカラーコードがCYMK値に変換され、関心領域(Regions of Interest(ROI))が規定され、この関心領域において、色C、Y、MおよびKについての基準値が決定される。印刷中に、印刷されたイメージの記録が作成され、印刷されたイメージでは、ROIが再び検索される。各ROIに対してRGBからCYMKへの変換が再び行なわれ、その後、見出された値が基準値と比較され、差異が存在する場合、インキおよび/または水の供給が調節される。
これらの公知の方法はいずれも、実際の印刷物の外にあるカラーバーではなく、印刷物そのもので監視が行なわれるという利点を有しており、コンピュータ制御機器を用いて、単純な態様での実施がさらに可能であるが、それでもなお、多数の欠点を有する。US 5,774,635に記載されるように、すべてのデジタルファイルが、たとえば監視システムで原稿として作用するのに自動的に適切であるとは限らず、そのため、その結果は、依然として、容易に予測不可能である。加えて、US 6,024,018に従ったシステムにおける開始点として得られる校正刷りが、当然ながら、実際の原稿と既に異なっていることが考えられる。
したがって、この発明は、上記の欠点が生じない、上で述べたような印刷物を監視するための方法を提供することをその目的として有している。この発明によると、原稿のデジタルデータファイルが、印刷されるべき色(C,Y,M,K)の各々についての多数の別個のファイルから導出されることから、このことは、上で指定した方法において達成される。
個々の色に対して基準ファイルを使用することにより、印刷物の品質の極めて厳密な制御が可能になる。
原稿のデジタルデータファイルは、好ましくは、個々に印刷されるべき色(C,Y,M,K)をCIELab値に変換することによって形成される。CIELab値が、人間の知覚に密接に関連する態様で色を記述するため、最適な制御が得られる。
印刷されたイメージのデジタル化検査が、印刷されるべき色(C,Y,M,K)の各々についてのカラーコードへと比較前に変換されるRGBカラーコードを含む場合、印刷された色と原稿との良好な比較が可能になる。
原稿への最適な近似を得るために、可変の関係に応じて変換が行なわれることが勧められる。ここでは、被印刷物、印刷インキ、印刷機、および環境の特性の変動が考慮される。このことは、変換用のルックアップテーブルが使用される場合、効率的に実現され得る。
監視を適正に実施することができるように、多数の所望の色を有するパレットが、印刷物の製造前に好ましくは印刷される。この印刷されたパレット内の色は、検査されて所望の色と比較され、この比較に基づき、印刷されるべき各色に関し、印刷機に対する補正係数が決定される。
原稿のデジタルデータファイルに基づき、イメージの仮想校正刷りが有利にもディスプレイに示される。したがってクライアントは、早い段階で、自分の印刷物が最終的にどのように見えるかを早くも評価することができ、それにより、実際の印刷が正に開始される前の瞬間においても、考え得る変更を行なうことができる。ここで仮想校正刷りは、プリンタで表示され得るだけでなく、たとえばインターネットを介してデジタル形式で送信もされ得、したがって、クライアントにより、クライアント自身の機器に表示され得る。
デジタルデータファイルは、印刷中の差異を補正するために予備処理され得る。その場合、基準値は、予備処理を取消すことにより、当該データファイルから好ましくは導出される。したがって、制御のために、当初意図されていた形で原稿が使用される。
選択されたパラメータは、色に加え、イメージの位置および/または印刷物の色見当を含み得る。印刷物が見当合わせされた状態で配置されているか否かの監視は、このようにして、色の監視と組合され得る。したがって、見当の制御のために、印刷物の縁部に別個の印を共に印刷しなくても可能となり、その一方で、自動的な始動は依然として行なわれ得る。なぜなら、印刷機が始動される際に、印刷されるイメージがどのように見えるべきかが既に認識されているためである。色見当を制御するこの方法は、さらに一段と正確になる。なぜなら、印刷物の縁にある印の色見当だけではなく、印刷物全体の色見当が制御されるためである。
色の測定に統合されたこの見当制御は、いわゆるファンアウト、すなわち、ペーパーウェブが湿潤状態になった結果としてのペーパーウェブの変形の監視に対しても大きな利点を有する。なぜなら、ファンアウトの程度が、湿潤の程度に依存しており、したがって、印刷物の表面全体にわたって大きく変動するためである。したがって、多くのインキが使用されるカラー写真は、少量の黒インキのみを有するテキストブロックよりも大きなファンアウトを生じる。今や、縁部の多数の印のみに基づく代わりに、印刷物全体の検査に基づいたファンアウトの監視により、より良好な制御が可能となる。
基準値が、少なくとも1つの原稿内の自動的に選択された領域内で決定される場合に、効果的な監視が行なわれ、検査は、印刷されたイメージの、対応する領域で行なわれる。したがって、イメージ全体を監視する必要がなくなり、その代表的な部分のみを監視するだけでよくなり、それにより、監視にかかる時間と労力とが減少する。これらの領域は相対的に小さいことが考えられ、確認される色むらがイメージの細部にのみ生じる場合、たとえば0.1×0.1mm2の最小値にまでなり得る。
通常よくあるように、印刷用の色が多数の基本色で構成されている場合、各基本色が少なくとも1つの領域に存在するように領域が選択されることが勧められる。この態様で、すべての色が監視され得る。
色の少なくともいくつかに対して多数の検査が実行される際に、印刷物の品質の極めて良好な監視が行なわれ、関連する色についての品質係数が、見出された差異から導出され得る。したがって、差異は、階調範囲の関数として明確に規定され得る。
印刷機によって被印刷物に塗布されるインキの量を調節することにより補正が実行される場合、色の迅速かつ簡単な制御が得られる。被印刷物に塗布されるインキのこの量は、次に、印刷機に供給されるインキおよび/または水の量を調節することにより、有利にも調節される。したがって、潜在的に存在する原因を認識する必要も、解消する必要もなく、差異を急速に補正することができる。
何らかの時間が経過してから、検査された印刷物に対して制御動作が影響を及ぼすため、この発明の特定の局面によると、補正が行なわれた後、それ以降の検査および比較は、待ち時間が経過した後に初めて実行される。これにより、不必要な制御動作が行なわれることを防止する。
この発明の別の局面によると、差異の大きさが求められ、これに従って、少なくともより粗い調節とより精細な調節との間で補正を実行するための選択がなされる。差異が大きい場合、印刷物は、容認可能な、相対的に広い品質限界内まで急速に復元され得、差異がより小さな場合、印刷物は、幾分より緩慢でありながらもより正確な態様で、最適品質まで調節され得る。ここでは、差異の大きさが定められた限界値を上回るときに警告信号が提供されることがさらに勧められる。この態様で、たとえば印刷版が印刷機の1つの上に間違った態様で取付けられているか、または、インキの供給が遮断されていることにより通常の補正メカニズムでは補正され得ない差異が、直ちに正確に特定され得る。
迅速な調節を可能にするために、この発明のさらに別の局面によると、印刷物が依然として湿潤状態である間に検査が行なわれる。ここでは、比較用に検出された色が、次に、乾燥中の色の変化に対して補正される。比較用に検出された色は、好ましくは、温度および空気湿度等の周囲の影響に関しても補正され、それにより、すべての条件下において同一品質の印刷物が生成される。
印刷物は、好ましくは、検査中に一定の態様で照明され、それにより、周辺光は、検査に対して望ましくない影響を及ぼし得ない。いわゆる光温度を設定することにより、照明をできる限り昼光まで調節することができる。
この発明はさらに、上述の方法が実行され得るシステムに関する。このようなシステムは、上で言及した先の文書US 5,744,635から既に公知であり、このシステムには、デジタルデータファイルの形で利用可能な少なくとも1つの印刷用原稿において、印刷物の1つ以上の選択されたパラメータに関する基準値を決定するための装置が備えられ、これらのパラメータは、いずれの場合も印刷物の色を含み、当該システムにはさらに、対応する印刷されたイメージにおいてこれらのパラメータの値を検出するための装置が備えられ、当該検出装置は、印刷されたイメージの記録を作成してデジタル化するように適合され、当該システムにはさらに、当該決定装置および当該検出装置に接続され、検出された値と基準値とを比較するため、そして、1つ以上のパラメータにおいて差異が存在する際に補正を実施するために印刷機を制御する装置が備えられる。
この発明に従った監視システムは、ここにおいて、この公知のシステムとは区別される。なぜなら、決定装置が、印刷されるべき色(C,Y,M,K)の各々について別個のファイルを読取り、かつ、これらの別個の色のファイルから原稿のデジタルデータファイルを導出するように適合されるためである。
この発明に従った監視システムの好ましい実施例は、従属請求項22から39の主題を形成する。
最後に、この発明はさらに、上述の監視システムでの使用が意図される、決定装置、検出装置、ならびに比較および補正装置に関連する。
4色印刷機と組合された、この発明に従った監視システムの主要構成要素の概略図である。 4つの印刷機のうちの1つの構成の概略図である。 印刷物の色を調節するための、この発明に従った方法の最も重要な工程を示すフロー図である。 色についての基準値が、本来のデジタル化されたイメージからどのように導出され得るかを概略的に示す図である。 図1の矢印Vに従ったペーパーウェブの図であり、印刷用のイメージ全体にわたる多数の領域の分布も認識され得ることを示す図である。 領域の選択を示すフロー図である。 この発明に従った制御システムの検出装置の動作を概略的に示すフロー図である。 監視システムの比較および補正装置の動作を概略的に示すフロー図である。 適切な制御が比較および補正装置によって選択される態様の概略フロー図である。 考え得る差異の一例と、比較および補正装置により、そこに適用される補正とを示す図である。 図2の印刷機のインキキーの1つを介した、考え得る補正と、印刷物の隣接する部分に対するその影響とを概略的に示す図である。 格子点のサイズの変動を階調範囲の関数として示すカーブの一例を示す図である。 色見当が行なわれていないイメージを上に有するペーパーウェブの一部の概略図である。 監視システム内に適用されるべき照明ユニットの概略図である。 色の自己学習を示すフロー図である。
添付の図面を参照して、一実施例に基づき、この装置を次に説明する。
印刷設備2によって生成されており、かつ、ペーパーウェブ3上に印刷された1つ以上のイメージIを含む印刷物を監視および補正するためのシステム1は、互いにかつ印刷設備2と協働する多数の装置4〜6を含む(図1)。
これらの装置はそれぞれ、いずれの場合も印刷用の色に加え、イラストおよびテキストの位置を含む、印刷物の多数のパラメータについての基準値が、それによって1つ以上の印刷用原稿Oにおいて決定される装置4と、ペーパーウェブ3上に印刷される関連イメージIにおける色等のこれらのパラメータの値を検出する装置5と、検出された値と基準値とを比較するため、そして、1つ以上の値の差異が存在する場合に補正を実行するための装置6とである。比較および補正装置6は、決定装置4および検出装置5の両方に接続されており、印刷設備2を制御する。
これらの異なる装置4〜6およびすべての周辺機器を備えた印刷設備2の動作は、包括的に、全般制御システム7によって制御される。この制御システムはまた、運転者との通信も提供し、たとえば、ディスプレイに状況情報およびエラーメッセージを表示する。監視システム1の装置4〜6は、出願人が開発したネットワーク21を介して、互いに、かつ、制御システム7に接続される。比較および補正装置6は、印刷設備2に対し、この設備の一部をなすネットワーク22を介して接続される。
図示する実施例において、この発明に従った監視システムは、オフセット印刷設備と組合せて適用される。この発明に従った方法およびシステムは、フレキソ印刷またはスクリーン印刷等の他の印刷プロセスにも適用され得る。
印刷設備2は、4色の印刷物を生成するように適合され、4つの印刷機8を含む。各印刷機8は、ペーパーロール9から供給されるペーパーウェブ3上に基本色C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)およびK(黒)の1つを印刷する。ペーパーウェブ3は両面印刷され、したがって各印刷機8は、ペーパーウェブ3の両側に、ラバークロスシリンダ10と、それに係合して写真版を担持するシリンダ11と、写真版シリンダ11に接続されるインキ供給機構12と、同じくシリンダ11に接続される水供給機構13とを含む(図2)。
インキ供給12および水供給13はいずれも、それぞれインキおよび水で充填された容器14および15により、図示される実施例において形成される。容器14および15内において、第1のローラ16および17がそれぞれ回転する。このローラ16および17は、それぞれインキおよび水の表面上を撫で、それにより、インキおよび水は、それぞれローラ16および17上で運ばれる。または、新聞用の印刷設備では、スプレーノズル、いわゆる噴霧バーシステムにより、ローラの1つの上に水を噴霧することも公知である。
ローラ16によって運ばれて後続のローラ18に転写されるインキの量は、いわゆるインキキー19A、19B、…19X(図5)により決定され、これらのインキキーは、ローラ18に沿って長手方向に配置および分散される。これらのインキキー19A、19B、…19Nは、ローラ18の横方向に、かつ、矢印の方向に、往復運動の態様で動かされ得、それにより、キーとローラとの間の距離、それによりローラ18上のインキ層の厚さが変更され得る。
たとえば新聞が、いわゆるダブルワイド/ダブルサイズの印刷設備2で印刷される場合、実際には1度に8ページが、ペーパーウェブ3の両面に同時に印刷される。したがって、このことは、各写真版シリンダ11上に、8個のイメージI1〜I8、I9〜I−16がそれぞれ形成されることを意味する。これらのイメージIは一般に、出版社または編集部によりデジタル形式で提供される。これらのデジタルファイル23は、印刷会社において、通常、予備処理装置20、いわゆる製版において、色(C,Y,M,K)ごとの基準ファイルに分離され、それにより、各イメージIに対して4つのカラーファイル25が形成される。これらのカラーファイル25は、極めて高解像度を有する1ビットファイル、すなわち、イメージ内の定められた点に色が存在するか、または存在しないかのいずれかであるファイルであり、したがって、この発明に従った監視の基礎をなす。
これらのカラーファイル25は通常、印刷機8において予測される差異に対し、較正グラフ24(図12)に基づいて既に補正されている。これらの較正グラフまたはドットゲインカーブは、原稿の階調範囲の各値、この例では横軸に沿って記入された値に対し、印刷された最終的なイメージIにおける階調範囲の、経験的に求められた値を提供する。
補正されたカラーファイルは、プリンタ用の標準データフォーマット、たとえばTIFF/G4で表現され得る。予備処理装置20aでは、イメージIがペーパーウェブ3上において、どのように、かつ、どこに印刷されなければならないかが決定され、ペーパーウェブ3が印刷後に折り畳まれて切断される態様が考慮される。
決定装置4は、提供されたカラーファイル25に基づき、決定装置4に接続されたディスプレイ、たとえば制御システム7のディスプレイに示され得る「仮想の」較正刷りを作成するように適合される。仮想の較正刷りはまた、たとえばインターネットを介して外部のコンピュータに送られ得る。
図示される実施例において、決定装置4はさらに、印刷イメージIを有するデジタルファイル25から、印刷物の品質を監視するために使用され得る多数の領域、すなわち、ROI(Region Of Interest(関心領域))とも呼ばれる多数の領域を決定するように適合される。このようにして、各イメージIと原稿Oとを完全に比較する必要がなくなり、それにより、必要とされる検査の数およびそれにまつわる計算の数が制限された状態を保つ。
原稿に照らして印刷物の品質をチェックすることができるように、この原稿Oは、予備処理装置20によって供給されるデジタルファイル25から最初に導出されなければならない。このことは、予備処理で実施された補正を取消すことによって行なわれる。補正されたデータは、予備処理で使用された同じ較正グラフ24に基づき、できる限り本来の入力データとなるまで復元される。
このようにして得られたデータファイルは、その後、さらなる処理がより迅速に行なわれることを可能にするように、出願人独自のプロトコルを用いて圧縮される。次に、印刷物の品質の監視が実行され得る領域を求めて、圧縮されたファイル内で探索が行なわれる。
印刷物は一般に、テキストブロックとイラストからなり、これらのテキストブロックおよびイラストは、印刷されていない、すなわち白い区域または余白により、互いに隔てられている。ROIを決定する際に、余白により分離される原稿Oのすべての部分が順次評価される。このため、原稿の第1の領域で探索が行なわれ(図6のステップ58)、この領域からの情報が読込まれる(ステップ59)。次に、この領域内で色C、YおよびMのうちの1つ以上が表示されているか否かのチェックが行なわれる(ステップ60)。
当該色の1つ以上が表示されている場合、配置された色の色値が、次に、3次元空間で色を記述するためのCIELabまたは対応するシステムで決定される(ステップ61)。このようなCIELab色値は、人間の色の知覚に調和した線形の推移を示す態様で、色を記述する。関連データはその後、x,y座標で表される原稿O内の当該領域の位置と共に、ROIファイルに格納される(ステップ62)。このROIファイルには、印刷物における関連イメージIの位置も含まれる。これは、印刷機8の設定26から生じ、印刷の開始直前に決定装置4に送られる。次に、原稿Oの全体がその間に探索されたか否かがチェックされる(ステップ63)。原稿の全体が探索されなかった場合、プログラムは58に戻り、原稿O内の以降の領域において探索が行なわれる。
ステップ60において、当該領域に色C、YまたはMのいずれもが存在していないと判断された場合、この領域は、原則としてROIとして作用し得ない黒のテキスト領域に違いないことが明らかである。そして、ステップ63への直接の飛越しが行なわれる。
ステップ63において、原稿の全体が探索されたと判断された場合、ステップ64は、位置が特定されたROIの少なくとも1つにおいて黒(K)の色が存在するか否かをチェックする。黒の色が存在する場合、ROIの決定は終了され得る。しかしながら、黒の色が中に存在するROIが依然として存在しない場合、ROIとして作用しなければならない黒のテキスト領域を求めて探索が行なわれる(ステップ65)。そして、配置された色の色値がその中において求められ(ステップ66)、その後、テキスト部分の位置を有するこれらのデータが、再びROIファイルに格納される(ステップ67)。それにより、いずれの場合もROIの1つにすべての色が存在することになり、その後、決定が終了され得る。
位置が特定された領域またはROIのフォーマットは、その中に存在する色に依存して大きく変動し得る。ROI内の特定の色むらを分離するために、たとえばわずか0.1×0.1mm2に至る寸法を想定することができる。
各インキキー19および各色C、Y、MおよびKに関し、階調範囲を変化させた状態で、できる限り多くの測定が実行される。最大の変動は、約50パーセントの階調範囲の値において特に検出されるが、印刷物の品質には他の値が極めて重要である。たとえば、約1パーセントの極めて小さな階調範囲の場合では、いかなる変動も、50パーセントの階調範囲においては目を引き得ないにもかかわらず、鮮明に突出する。この態様で、各インキキーおよび各色に対し、最大限可能なドットゲインカーブが構成される。ここで、印刷されたイメージ内の異なる点における、このように決定されたドットゲインカーブに関する変動は、印刷機で補正されるべき差異についての測定値を最終的に形成する。
このようにして形成されたROIファイルは、決定装置4から比較および補正装置6に渡され、そこで、これらのファイルは読出され、それに照らして印刷物の検出された色がチェックされる基準として作用する。このROIファイルは、検出装置5にも送信され、それにより、この決定装置は、印刷されるイメージI内の正しい位置において検査を実行することができる。原稿Oからの各ROIの色ごとの位置認識もまた送信され、それにより、この位置認識に基づいて、xおよびy方向における印刷されたイメージIの検査が、色ごとに原稿I内のROIと同期され得る。このことは、色見当、ファンアウト見当等の制御のための検査を使用し得るために重要である。
色見当を制御するために、検出装置5はまず、イメージI、たとえばイラスト内の所定のROIについての黒の色Kに基づき、位置を求める。ペーパーウェブ3上におけるこの位置は、繰返される印刷イメージの切断位置Sに対してx方向に(図13)、および印刷設備2の機械的中心CLに対してy方向に、10分の1ミリメートル単位で測定される。測定値AおよびBは、比較および補正装置6に渡され、そこで、原稿Oにおける対応する値と比較される。この比較の結果を次に用いて、印刷設備2を制御し、切断位置およびペーパーウェブ3の位置をy方向に一定に保持する。
関連するROIにおける各色C、Y、Mについては、次に、シリンダの横方向L(横断方向)および周辺方向C(円周方向)の両方、すなわち、ペーパーウェブ3のそれぞれy方向およびx方向において、黒の色Kを基準とした距離が測定される。これらの測定値もまた比較および補正装置6に供給され、そこで、原稿Oの対応する値と再び比較される。考え得る差異、すなわち、色見当のエラーを示す差異は、別個の印刷機8の色見当補正モータを制御するために使用され、それにより、色見当が再度復元される。色を探索して差異を求めるために使用されるアルゴリズムは、出願人の先の欧州特許0 850 763に記載するものと大部分が一致する。
図示する実施例において、検出装置5は、ペーパーウェブの両面に配置された2つのスキャナ27を含む。各スキャナ27はここで、CCDマトリクスを有するデジタルカラーカメラ28、レンズ29、および照明ユニット30で形成される。カメラのCCDマトリクスは、テレビで公知のRGB(赤、緑、青)で色の記録を作成する。経済的な理由により、ペーパーウェブ3の幅の限られた一部のみを包含する視野を有し、かつ、電動トラバース31(図5)により横方向に各々が移動可能なスキャナ27が使用される。
照明ユニット30は、そのいわゆる色の光温度が昼光の光温度に対応する色の光を放射することにより、できるだけ昼光に近似するように適合される。各照明装置30は、このため、1つ以上の光源、たとえば鏡69によって各々が囲まれたハロゲンランプ68(図14)を含む。ランプ68および鏡69は、防塵の筐体70内に収容され、この筐体の一面は、ガラス71で形成される。塵を排除することにより、経時的な光の色の変化が回避される。約5500°Kとなる昼光の色温度にできるだけ近似するために、鏡69は、ここで、黄色光に対する透過性を有するフィルタ72と組合される。このようにして、ランプ68からガラス71を通って直接放射する光は、鏡69により反射されかつそこから黄色成分がフィルタリングされた光と組合される。
検出装置5は、制御部32、たとえばコンピュータを含み、制御部32は、ROIファイルからのデータに基づき、トラバース31上の正しい位置(y座標)にスキャナ27を駆動する(図7のステップ34)。ペーパーウェブ3の長手方向における位置(x座標)を求めるために、印刷機8の1つに接続されたパルス生成器33からの信号が使用される。つまり、印刷機8の角度位置は、どのような時も、ペーパーウェブ3の長手方向xにおける、既に印刷されたイメージIの位置に直接関連付けられる。スキャナ27が正しいy座標に位置付けられており、かつ、パルス生成器33からの信号から、探索されたROIがスキャナ27の視野内にあることが推測可能であるとき、記録が作成される(ステップ35)。
コンピュータ32はさらに、使用される機器の不安定性および欠陥の結果である差異に関し、スキャナ27により作成された記録を補正するように適合される。このような差異の例とは、不均質な照明、照明強度の変動、CCDにおける変動および誤差、ならびに、階調範囲および紙の背景色の測定値の非線形性である。
加えて、コンピュータ32は、測定されたRGB値を、印刷会社において通常使用されるCYMKフォーマットに変換するように適合される(ステップ36)。このため、CIELabカラーテーブルに匹敵し、かつ、これらの2つのフォーマットでの対応する値を含むルックアップテーブルが使用される。これらのテーブルを編集するために、きわめて多数のCYMKカラーに対し、合致するRGBイメージを与えることにより最初に「トレーニングされた」ニューラルネットワークが使用される。このため、すべての所望される色が含まれる「パレット」が最初に規定され(図15のブロック73)、その後、このパレットができる限り良好な態様で印刷される(ブロック74)。印刷された色は次に、測定され、3次元空間において、CIELabまたは同様のシステムにおける色値に関連付けられる(ブロック75)。最後に、このようにして求められた色値が、印刷機に対する標準設定値または補正因子として格納される(ブロック76)。
これらのテーブルは、CCDの信号が各画素につき、入射光の量によって規定される開始点に基づき、各CCDに対して計算される。この入射光の量は、以下のように記述され得る。
ここでtは時間であり、f(x)は入射光のスペクトル分布であり、g(x)はCCDのスペクトル分布である。CCDのスペクトル分布の値は、製造業者によって提供されたも
のであり、入射光のスペクトル分布は、他の因子のうち、インキの色、紙の種類、および使用される光源により決定される。
テーブルを求めるための色の定義に関し、出願人は、テーブル内で3次元における各色の定義を提供する自らの方法を開発した。ここで、色はまず、強度(輝度)Lから分離され、色ベクトルが次に正規化されて、因子により増大される。この増大因子は、人間の目による検査に符合する数で色差を表現し得るために必要である。この定義で使用される関係は以下のとおりである。
CCDマトリクスによって生成されたRGB値から、上で述べたように、検出装置5のコンピュータ32内のルックアップテーブルに基づき、関連付けられたCYM値が導出される。導出されたCYM値に関して関連するROIについての基準ファイル25に見出され得るように、一方におけるC、YおよびMの値と、他方におけるKの値との間の比に基づき、関連付けられたK値が求められる。ROIの記録においてこのようにして最終的に見出されたC、Y、MおよびKの値は、検出装置5から比較および補正装置6に送信される(ステップ37)。
ここではコンピュータによって形成される比較および補正装置6において、検出装置5から受取られたCYMK値(図7のステップ38)はまず、特に、インキがまだ湿潤状態にある間に検出装置5が印刷物を検査する点に関して補正される(ステップ39)。図示される実施例において、検出装置5は結局、最後の印刷機8のすぐ下流と、インキを乾燥させる、可能性として存在する乾燥経路の上流に位置付けられる。この配置により、制御が極めて急速に応答し得ることが確実となるが、検出装置5により測定される色が、印刷物の最終的な色ではないことを必然的に伴う。したがって、比較および補正装置6には、各色C、Y、MおよびKの経過を乾燥時間の関数として示す、格納された補正グラフが存在する。一方では、印刷機8の各々と検出装置5との間の既知の距離と、他方では、ペーパーウェブ3の既知の速度とに基づき、各色に関し、検出装置5を通過する瞬間の経過時間を求めることができる。このとき、補正グラフ内の関連する色に関し、必要な補正を読出すことができる。
所望される場合、この発明に従った監視システムの検出装置5はまた、乾燥経路の下流にも配置され得る。その場合、最終的な印刷イメージが検出され、乾燥に対する補正グラフを使用せずに済ませることができる。
比較および補正装置6において、色は、周囲の影響、たとえば温度および空気湿度の変動から生じる差異に対しても補正される。
このようにして測定された色が一旦補正され、印刷物の乾燥後に検出されるような色が実際に得られると、印刷物における、考え得る差異が求められ得る(ステップ40)。このため、色C、Y、MおよびKの各々に関してROI内で測定された階調範囲の値が、基準ファイル内の階調範囲の対応する値と比較され、以下の関係に従い、1つの色についての相対的差異またはパーセント表示による差異Pに変換される。
ここで、Gは測定値であり、Vはその色についての階調範囲の基準値である。4つの色C、Y、MおよびKのドットゲインの平均値または平準化された値DEが、次に算出される。
その後、以下の式を利用して、各色に関し、濃度DSが算出される。
log10(白/インキの色) (7)
したがって、この濃度は、印刷されたイメージにおいて、或る色がどの程度平均を上回って存在しているか、またはその反対に、平均を下回って存在しているかの示度である。
各色および各ROIについての平準化されたドットゲインDEおよび濃度DSの検出された値自体を、所望の値に印刷機8を調節するための基礎として使用することが可能であるが、多数の色または多数のROIに関してこれらの値を平均することもまた可能である。
次に、DEおよびDSの検出された値に基づき、これらの差異が、インキの供給を調節することによって補正されなければならないか、または水の供給を調節することによって補正されなければならないかが判断される。このため、ドットゲインカーブに対する検出差異(図12)が、ペーパーウェブ3の幅方向の異なる位置において収集され、品質係数に変換され(ステップ41)、これらの差異のすべてが互いに対応しているか否かについてのチェックが行なわれる(ステップ42)。ペーパーウェブ3の一部上のROI内で生じるドットゲインカーブ上の差異が1つのインキキーに関連しない場合、たとえば、ペーパーウェブ3の一方の面上に多数のインキキーが共に存在している場合、水の供給13の調節が、所望のインキ/水のバランスを復元するのに最適な方法である(ステップ43)。その一方で、ドットゲインカーブ上の差異が、濃度差に関連することが考えられ、ペーパーウェブ3の幅全体にわたってインキキーの範囲内で変動することが考えられる場合、幅の一部のみを扱うインキキー19を介して補正が行なわれ得る(ステップ44)。
インキの供給12の補正に加え、水の供給13の補正は、多数の異なる調節を有し、その1つは、検出された差異の大きさに依存して選択され得る。水の供給13の場合、図示される実施例では、通常の調節と、より粗いがより急速な調節との間で選択が生じ、その一方でインキの供給12の場合、精細であってかつ、幾分より緩慢な調節が提供される。このことを、インキの供給12の制御を参照して説明する。
各検出された差異DEまたはDSの絶対値が最初に求められ(図8のステップ45)、その後、これは下限値T0と比較される(ステップ46)。この値が、この下限値T0よりも小さいことが判明した場合、検出され得る差異は存在せず、補正は必要とされない。プログラムは次に、開始に戻り、以降の差異を読込み、その絶対値を求める。
差異がT0よりも大きい場合、以降のステップ47において、この差異は、デッドゾーン55を決定する第1のしきい値T1と比較される(図9)。この差異がT1よりも小さい場合、測定値は基準値REFの周囲のこのデッドゾーン55内に存在することとなり、原則的により精細な調節が選択され得る(ステップ48)。このため、この差異の1つ以上の後続の値が読込まれ、絶対値にされ、第1のしきい値T1と比較される。これらの差異の絶対値がいずれの場合においても第1のしきい値よりも小さい場合、基準値REFの良好な近似が実際に存在することになる。その場合、より精細な調節が選択され、それらの差異が平均化され、この平均の差異に基づき、インキの供給12は、最終結果が基準値REFの周囲の優良ゾーン54内に出現するように制御される。この制御は、緩慢であるが確実な態様で、正確な成果を生じる。
これに反し、差異が第1のしきい値よりも大きい場合、この差異は、以下のステップ49において、平均ゾーン56を決定する第2のしきい値T2と比較される。この差異がこの第2のしきい値T2よりも小さく、したがって測定された値がデッドゾーン55の外に存在するものの平均ゾーン56内に存在する場合、通常の調節が選択される(ステップ50)。ここで、1つ以上の後続の差異が読込まれ、絶対値にされ、差異の先行値と平均化される。この平均が次に、再び第1のしきい値T1と比較される。この平均が第1のしきい値よりも大きい場合、すなわち、デッドゾーン55の外に位置付けられる場合、インキの供給12を調節することによって補正が実施される。したがって、標準的な変動が、迅速にかつ確実に補正される。
この差異がT2よりも大きい場合、すなわち、平均ゾーン56の外に位置付けられる場合、相対的に粗いが迅速な調節が選択される。ここでは、1つ以上の後続の測定値との平均化の前に、インキの供給12が直ちに調節される。したがって、大きなエラーが直ちに補正され、商品となり得る印刷物ができる限り急速に生成され得る。
差異があまりにも大きく、もはや通常の補正メカニズムでは修復され得ないことを想定することも可能である。ここで想定される状況とは、印刷版の1つが印刷機の上に誤った態様で取付けられているか、または更に、間違った印刷機の上に、たとえばC印刷機の上にM版が取付けられている場合である。別の例は、インキの供給が阻止されている場合である。これらの場合、色は、全体として誤った位置に印刷されているか、または全く印刷されていない。監視システム1は、警告信号を生成することにより、この種の大きな差異に応答する。警告信号は、全般制御システム7のディスプレイ上にメッセージとして示され得るか、または、アラーム光またはベルを作動させる形を取り得る。それによりオペレータは、大量の無駄な印刷物が生成される前に、印刷設備2を停止させることができる。これにより、特に始動中に、大きなコスト削減を行なうことができる。
インキキー19の1つの設定を変更することによってインキの供給12が調節される場合、印刷物の隣接部分におけるその影響を考慮しなければならない。インキローラ18が区画化されていないため、インキキー19が規定するインキ層は、インキローラ18の幅方向に流出し、それにより、インキゾーン、すなわち、図10の下半分の例内の中央インキゾーンにおけるインキ層の厚さの増大が、図10の上半分において認識できるように、隣接するゾーンの一部内の層の厚さの増大をも生じる。この影響は、インキキー19がわずかにより小さな層の厚さを与えるように、これらの関連するゾーンにおいてインキキー19を調節すること、または、望まれる補正に対して実際に最適であると考えられるよりも僅かに低い程度の補正を行なうため、そのゾーンにおけるインキキー19の設定を変更すること、のいずれかにより補償され得る。
隣接するインキゾーンに対する影響を求めるために、各インキキーにつき、1つの面における2つの隣接するインキゾーン(したがって全部で4つのインキゾーン)に対する、パーセント表示による影響を含むテーブルに基づき、自己学習制御システムが使用される。実際の影響が常に測定され、測定された影響とテーブルによる影響との差に基づき、テーブルの値がわずかに変更され得る。たとえば湿度および温度の揺らぎ、粘度および/または磨耗の差異の結果としてのこれらの影響の変動は、これにより補償され得る。
補正が一旦実施されると、関連する制御に対して使用される一連の測定が再び実施される前に、待ち時間が生じる。なぜなら、補正の影響が何らかの遅延を伴ってのみ検出され得るためであり、調節が管理不能になることを防止することが必要なためである。印刷機8の1つのインキキー19に対するコントローラ57に補正信号が送信され、インキキー19が新規の位置を取った後、インキの所望の層厚さがインキローラ19上に供給される。しかしながら、このインキがプレートシリンダ11およびラバークロスシリンダ10を介してペーパーウェブ3上に最終的に印刷されるまでに、何らかの時間がかかる。関連するイメージIが検出装置5に到達するまでに、さらに何らかの時間が経過する。補正の影響の前に経過する時間Tは、検出装置5により測定され得、以下のようになる。
ここで、KDは補正のためのインキの増分(Δink)値であり、MSはモータ速度(インキの増分/秒単位)、MBは、インキがペーパーウェブ3に到達するために印刷機8を通って移動しなければならない距離(メートル単位)、Vは印刷機8の速度(メートル/秒単位)、IVは、印刷機8におけるインキの進行の遅れを生じる新規のインキの、パーセント表示された転写、およびLBは、検出装置5からの印刷機8の距離(メートル単位)である。シリンダの回転数で表現される待ち時間WTは以下のようになる。
ここでCDは、ラバークロスシリンダ10の直径であるか、または、繰り返される印刷物の長さである。
しかしながら、待ち時間の間、印刷物は、品質の動向を追跡するため、および任意に、突然の大きな差異が生じた場合の暫定的補正を実施し得るために、連続して監視される。
上で述べたように、水の供給13は、図示された実施例において2つの制御レベル、すなわち通常の制御および迅速な制御のみが使用される場合、インキ供給12と同様の態様で制御される。水の供給13の場合、隣接するゾーンへの影響を考慮する必要が少なくなる。なぜなら、水の供給13は、その中で水ローラ17が回転する水の容器15を有する図示されたシステムにおいて少なくとも、シリンダの幅全体にわたって実質的に一定であるためである。
上述の方法および関連する制御システムは、印刷物の品質を正確に監視すること、および、考え得る差異を迅速に補正することを可能にする。これまでに公知の制御に比べ、この発明は、以下のような多数の利点を提供する。
すなわち、この制御が、色の安定性に対して影響を及ぼすあらゆる種類の印刷工学パラメータの代わりに、印刷物における実際の色の検出および比較に基づくため、極めて直接的かつ正確な制御が得られる。原稿および印刷物の両方における色の記述に関し、人間の目が色を知覚する態様で色を記述するCIELabまたは同様のシステムが使用されるため、このことはより一層顕著となる。
この制御が、印刷機および環境の影響の両方によって生じる差異を補正することから、印刷物が生成される場所に関係なく、この制御は所望の色を安定した態様で再現する。このことは、異なる場所の異なる印刷会社で印刷される出版物にとって大きな利点となる。なぜなら、このようにして印刷物の品質が一定に保持され得るためである。いわゆる「色管理」のプロセスが、これによってかなり単純化され得る。
この発明に従った色の制御では、それに対して行なわれた補正を取消すことにより、供給されたデジタルファイルから導出される原稿と、印刷物との直接の比較が行われるため、印刷設備、ならびに紙およびインキの品質の変動は、何ら重大な影響を及ぼさない。これにより、印刷設備の通常の較正が必要ではなくなることが考えられ、このことは時間およびコストを削減する。
供給されたデジタルファイルに対して実施される補正を用いて、印刷前に、色の正確な予備設定値を求めることもできる。これにより印刷物の品質は、始動の直後に早々と、極めて良好なものとなり、インキキーの挙動についての補正グラフを使用する必要がなくなり得る。
実際の印刷物の色および色見当が測定されるため、カラーバーがもはや共に印刷される必要がなくなり、それにより、紙、インキ、および予備処理の時間が削減され、その一方で、印刷物の外観がより一層美しいものとなる。印刷されたイメージ自体の測定はまた、実際の印刷されたイメージの外にある相対的に小さなカラーバーにおける測定よりも多くの良好な情報を提供する。
測定されたRGB値をCYMK値に変換するための一定の関係の代わりに、可変かつインテリジェントな会話型の式を使用することにより、使用されるインキ、紙、印刷設備、および環境の変動は、会話の精度に何ら影響を及ぼさない。
加えて、この制御は極めて迅速である。なぜなら、印刷物が最後の印刷機を出た直後に監視されるためである。これにより、商品になり得る印刷物が始動のすぐ後に早々と得られ、その一方で、印刷プロセス全体における色の整合性は、印刷物の乾燥後に初めて監視が行なわれるシステムよりも良好である。この監視システムは、検出装置の選択された配置により、印刷設備に容易に一体化することもできる。印刷機の直後における検査に基づいたこの迅速な制御が可能であるのは、それによってインキの乾燥中の色の変化が補償される補正グラフが使用されるためである。この補償は、いわゆるコールドセット印刷およびヒートセット印刷のプロセスで使用可能である。
この監視システムはさらに、単純な設計を有し得る。なぜなら、考え得る差異の検出が、印刷物の相対的に小さな領域(ROI)に限定されているためである。この領域では、想定される差異が最も良好な態様で検出され得る。これらの領域は、長手方向および横方向の両方における位置の厳密な特定と、イメージ認識ソフトウェアの使用との組合せにより、検出装置によって効率よく見つけられ得る。このことは、印刷物がまだ見当の合った状態に置かれていないときにおける色の制御の開始を可能にし、それにより、ここでもまた、良好な印刷物が極めて急速に生成され得る。
加えて、検出装置の測定値が処理される態様は、測定された値から印刷物の濃度および格子点のサイズの両方を正確に導出することを可能にする。これにより、印刷される色の極めて良好な監視が可能になる。
インキ供給メカニズムおよび水供給メカニズムに最終的に送られる補正信号を求めるために、測定された濃度および格子点のサイズがインテリジェントな態様で組合されることから、最終的な調節がさらにより正確なものとなる。
最後に、この発明に従った監視システムは、色の検査および色と基準イメージとの比較を同様に用いる選択肢を提供して、色見当、ファンアウト見当、カットオフ見当、およびサイドレイ見当を制御する。このようにして、印刷物の総合的品質の集中制御が達成され、それにより、色の制御および見当の制御のための別個のシステムに比べ、かなりの単純化および節約が実現され得る。
印刷されるイメージ全体において測定値が取られるため、紙の変形から生じる差異(ファンアウト)と、他の理由を有する差異との間の詳細な区別をここでは行なうことができ、これらは、色見当補正モータにより補正され得る。異なる印刷版が使用される場合、印刷版の相互位置の差異もまた測定され、この態様で補正され得る。
この発明は一実施例に基づいて上で説明されてきたが、この発明が前掲の請求項の範囲内において多くの態様で変更され得ることが当業者には明らかであろう。特に、人間の目による色の知覚に近似する場合に限り、CIELabの代わりに別のシステムを使用して、RGBからCYMKへの変換に関して上で説明した例のように、3次元で色を記述することができる。上で説明したすべての新規の局面は、それ自体がこの発明に関連しており、この発明にまつわる利点を保持したまま、他の制御と組合せて使用されてもよい。この発明の範囲は、前掲の請求項によってのみ規定される。

Claims (1)

  1. 印刷機により生成され、被印刷物、特にペーパーウェブ上に印刷された1つ以上のイメージを含む印刷物を監視するための方法であって、
    a) デジタルデータファイルの形で利用可能な、印刷用の少なくとも1つの原稿内で、当該印刷物についての1つ以上の選択されたパラメータに対する基準値を決定するステップを含み、これらのパラメータはいずれの場合も、当該印刷物の色を含み、前記方法はさらに、
    b) 対応する印刷されたイメージにおいてこれらのパラメータの値を検出するステップと、
    c) 当該印刷されたイメージの検出値をデジタル化するステップと、
    d) 検出値と当該基準値とを比較するステップと、
    e) 1つ以上の値の差異が比較中に発見されたときに補正を実行するステップとを含み、
    当該原稿の当該デジタルデータファイルが、印刷されるべき色(C,Y,M,K)の各々についての複数の別個のカラーファイルから形成され、当該原稿の当該デジタルデータファイルが、個々に印刷されるべき当該色(C,Y,M,K)をCIELab値または3次元系における値に変換することによって形成されることを特徴とする、方法。
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