JPH06115050A - 印刷検査制御方法及び装置 - Google Patents

印刷検査制御方法及び装置

Info

Publication number
JPH06115050A
JPH06115050A JP5109842A JP10984293A JPH06115050A JP H06115050 A JPH06115050 A JP H06115050A JP 5109842 A JP5109842 A JP 5109842A JP 10984293 A JP10984293 A JP 10984293A JP H06115050 A JPH06115050 A JP H06115050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
area
print
density
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5109842A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kubota
恵一 窪田
Hideyuki Hanabusa
秀行 花房
Mitsuo Sugamata
三男 菅又
Yoshimi Asada
善巳 朝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HEWTEC KK
SHIKOKU SHINBUNSHA KK
SHIMOTSUKE SHINBUNSHA KK
DIC Corp
Original Assignee
HEWTEC KK
SHIKOKU SHINBUNSHA KK
SHIMOTSUKE SHINBUNSHA KK
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HEWTEC KK, SHIKOKU SHINBUNSHA KK, SHIMOTSUKE SHINBUNSHA KK, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical HEWTEC KK
Priority to JP5109842A priority Critical patent/JPH06115050A/ja
Publication of JPH06115050A publication Critical patent/JPH06115050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪転機印刷の初期立上りの過渡区間をリアル
タイムで検出し、新聞印刷の損紙を減少し、歩留まり向
上を図ると共に、新聞印刷正常時の欠陥を自動的に検
出、排除し、ユーザーサービスを図る。 【構成】 新聞印刷輪転機の印刷胴の直後において、印
刷新聞紙面の印刷濃度情報を検出し、版パターンのフィ
ルムネガから推定される必要印刷濃度と比較し、その結
果に基づいて輪転機印刷の立上りを検出する。印刷新聞
紙面の印刷濃度の検出は、当該紙面の表面及び裏面のイ
ンキ塗布面積を情報として得る撮像機で行われる。新聞
印刷正常時においても、CCD撮像機、濃度測定装置、
判定装置、インキポンプ調整装置により、印刷欠陥を自
動的に検出、排除、修正が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷の検査及び制御に
関し、特に印刷濃度検査、印刷初期立上り検出、正常印
刷時欠陥検出及びその自動修正に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の新聞印刷にあっては、図19に示
すように複数の輪転機1、2、3で所定頁毎に印刷され
た新聞が折り機4を通って切断され、多重に折り込まれ
た後、コンベアなどで搬送され、梱包された後、トラッ
クヤードから搬出される。
【0003】新聞印刷には、印刷濃度のばらつきによる
濃淡不良、しみ、よごれ、欠け、潰れ、穴などのスポッ
ト欠点や印刷立上りにおけるインキ量不適性があり、こ
れらの欠陥を有する新聞を不良印刷紙としてラインから
除去しなければならない。
【0004】新聞紙面が複数の輪転機1、2、3の印刷
紙面で構成される場合、輪転機1、2、3の印刷立上り
が全て適正になったときに製品として合格する。
【0005】このため、折り機4の後の検査位置5で複
数の検査員が抜き取り検査を行っていた。特に、印刷立
上りにおいては、検査員が経験で印刷濃度の適否を判断
し、すみやかに新聞印刷の合否を判定することが重要で
ある。印刷物の検査には、その省力化を図った検査装置
が、例えば特開平3−104640に開示されている。
しかし、新聞印刷の立上りをすみやかに判定する従来技
術はない。
【0006】一方、印刷濃度の調整は、インキ量自体の
調整の他に、例えば特公昭60−5472に示されてい
るように、湿し水量の調整によっても行われていた。
【0007】しかし、新聞紙面の所定範囲内の画線(字
などの印刷あるいはインキ塗布された部分)面積を測定
したり、所要画線濃度を求めて、印刷濃度などの調整を
行う装置は、従来技術にはなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】新聞印刷の不良印刷紙
は、印刷立上りにおいて多量に発生する。
【0009】新聞印刷立上りにおけるインキ量不適性
は、その前の印刷作業の影響によるもので、印刷開始直
後においてインク量制御装置の作用が及ぶ前に過度のイ
ンキのために文字が読み取れない程に新聞全体が黒くな
ってしまったり、逆に初期インキ量不足のため、また過
度の湿し水のために白くなってしまうことをいう。この
インキ量不適性は、新聞用紙が輪転機に噛み込まれた状
態で印刷開始する以上避けられない。すなわち、輪転機
に噛み込まれた新聞用紙には一定長さの印刷されない白
紙部分があり、あるいは輪転機に残ったインキで汚れた
部分があり、従って、適正なインキを行き渡らせるまで
には過渡区間があり、その後に定常的な安定区間になっ
て適正な印刷紙面が得られる。
【0010】例えば、図20のグラフは、縦軸が新聞印
刷の濃度すなわちインキ量を示し、横軸が輪転機スター
トからの時間を示すが、輪転機スタート直後は、相対的
にインキ量が多いためにインキ送出し開始と共に新聞印
刷の濃度が立ち上がり、一旦印刷面が真っ黒になってか
ら、適性インキ量に落ち着く。曲線1ではスタートOか
ら時間Aまでが過渡区間であって、この間に印刷された
新聞は不良印刷紙となる。
【0011】過渡区間におけるインキ送出し量について
は、前記曲線の山の高さができるだけ小さくなると共に
過渡区間を短くするように各輪転機毎に経験でインキポ
ンプ調整弁や湿し水調整弁の設定値が決められる。
【0012】しかし、印刷すべき紙面毎やコラム毎にあ
るいは輪転機毎に過渡区間におけるインキ送出し量や湿
し水量が変動するので、これが設定値に対する外乱とな
り損紙の量を大きくしてしまうことがある。
【0013】従って、図21に示すように折り機4等を
出た新聞を検査位置5で検査員5aが目視で外観検査し
て印刷立上りを判断し、印刷が適正になるまでの紙面を
製造ラインから除去すると共に、インキポンプ調整弁1
8や湿し水19の設定値を変更する形のフィードバック
制御が行われる。
【0014】ところが、新聞印刷輪転機の構造から、検
査員による検査位置5は、図19、図21に示すように
輪転機1等から出た新聞が折り機4を通って切断され、
多重に折り込まれた後になってしまう。このため、図2
0に示すように、スタートから検査位置に新聞が到達す
る間での時間O〜O′(約10〜20秒)の間に輪転機
を出る新聞を制御することができない。
【0015】また、輪転機から出る紙幅1680mmの
新聞の走行速度が500〜700m/分と速く且つ新聞
部数の走行量が多いために、過渡区間の検査早期確定の
ためには多数の検査員が必要であるという問題点があ
る。
【0016】さらに、複数の輪転機からの新聞が多重に
折り込まれる場合、各輪転機の立上りが揃わないため
に、一台の輪転機からの頁の印刷にインキ量不適性があ
ると、折り込まれた新聞全体が不良印刷紙となってしま
うという問題点がある。
【0017】すなわち、図20に示すように、各輪転機
の立上りが揃わないために、3台の輪転機1、2、3を
使用した場合、曲線1、2、3に示されるように印刷濃
度曲線にずれが生じる。従って、輪転機1、2が適性イ
ンキ量になったとしても、輪転機3が適性インキ量にな
らないために、輪転機1、2、3からの新聞印刷を組み
合わせる場合には、輪転機1、2からの新聞印刷が良く
ても、全体としては時間Bまでが不良印刷紙となってし
まうという問題点がある。
【0018】さらに、新聞印刷初期立上りから定常運転
に入った後にも、濃度不適正、しみ、汚点などの欠陥が
発生し、これによって欠陥紙面を含む新聞全体が不良印
刷紙となってしまう。これらは、いずれも印刷の濃度に
関わるから、印刷濃度を適正に測定し制御することが重
要である。
【0019】通常は、1台の輪転機が4頁の紙面を同時
に印刷するが、ここでは、説明の簡略化のために、1台
の輪転機が1頁の紙面を印刷する場合を説明する。1頁
の紙面に複数のコラムがあって、これが印刷単位とな
り、例えばコラム毎にインキポンプが配置される。この
ため、コラムの1つに印刷不良があれば、新聞全体が損
紙となってしまう。
【0020】従って、本発明は、輪転機のような印刷機
の印刷胴を出た印刷紙面に対する印刷検査装置及び方法
を提供することを目的とする。
【0021】また、本発明は、輪転機のような印刷機の
印刷胴を出た直後に印刷紙面をコラムのような印刷単位
毎に検査して、印刷初期立上りを迅速に検出し、インキ
ポンプ調整弁や湿し水調整弁の設定値を自動的に変更す
ることを目的としている。
【0022】さらに、本発明は、印刷初期立上りが正常
になった後においても、常時、コラムのような印刷単位
毎に、印刷の濃度を検査する装置及び方法を提供し、印
刷機の印刷胴を出た直後に印刷紙面を検査して、印刷不
良を自動的に発見するようにした印刷検査装置及び方法
を提供することを目的とする。
【0023】さらに、原画情報から得られる画線面積ま
たは該画線面積から所要画線印刷のための必要インキ量
に関する情報に基づいて、前記印刷画線濃度を比較判定
する判定装置を提供し、該判定装置の結果により印刷濃
度が不良であれば、インキポンプ調整弁や湿し水調整弁
の測定値を自動的に変更するようにした印刷濃度制御装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷検査方法
は、原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後
で印刷紙面の所定範囲内の印刷画線面積ないし印刷画線
濃度を測定し、前記所定範囲に対応する少なくとも1つ
の原画情報から画線面積を測定し、該画線面積に基づい
て所要画線濃度を求め、印刷紙面で測定した印刷画線面
積ないし印刷画線濃度と原画情報から求めた所要画線面
積ないし濃度とを比較判定する。
【0025】また、本発明の印刷制御方法においては、
原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後で、
1頁分に相当する印刷紙面を3つ以上に区分した印刷単
位領域について撮像機から得られる画像により印刷画線
濃度を測定し、原画情報から前記印刷単位に必要な画線
面積を測定し、該画線面積から所要画線濃度を求め、前
記印刷単位領域の印刷画線濃度と原画情報から求めた所
要画線濃度とを比較し、この比較結果により印刷胴に送
るインキ送り量や湿し水量を前記印刷単位領域毎に制御
すると共に、印刷紙面を構成する3つ以上の印刷単位領
域の間で、前記比較結果のばらつきが大きいときは、さ
らにインキ送り量、湿し水量あるいはその両者を制御す
る。
【0026】また、本発明の印刷制御方法においては、
印刷版に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後に配置
した撮像機が撮像する印刷紙面の映像信号を処理する工
程と、印刷胴に設置した印刷版の原画ネガより測定した
画線面積または、該画線面積より求めたインキ量のデー
タを得る工程と、前記映像信号と前記印刷面積またはイ
ンキ量のデータとに関し、印刷紙面の所定範囲の印刷パ
ターンを比較するか、印刷面積を測定比較するか、ある
いは印刷濃度を測定比較する工程とからなる。
【0027】本発明の印刷立上り検出方法では、原画情
報に基づいて印刷を行う印刷機から出た後の印刷紙面の
所定範囲の印刷画線面積を測定し、原画情報から前記所
定範囲に必要な画線面積を測定し、印刷機から出た直後
の印刷紙面の所定範囲の印刷画線面積と原画情報からの
前記所定範囲に必要な画線面積とを比較する。
【0028】また、本発明の印刷初期立上り制御方法
は、原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後
における印刷紙面の所定範囲の印刷画線面積または印刷
画線濃度を求め、前記所定範囲に対応する原画情報から
画線面積または該画線面積に基づいて画線濃度を求め、
前記新聞紙面から求めた画線面積または画線濃度と原画
情報から求めた画線面積または画線濃度とを比較し、こ
の比較結果を出力することからなる。
【0029】さらに加えて、本発明の印刷初期立上り制
御方法では、複数の印刷機の印刷胴の後で、印刷濃度を
経時的に測定して、各印刷機の印刷初期立ち上がりを検
出して、各印刷機の印刷の進み具合を知り、前記複数の
印刷機で作製される印刷紙面の合否を判定する。
【0030】また、本発明の印刷濃度検査装置は、印刷
を行う印刷機の印刷胴の後に配置され、紙面の流れ方向
に対して直角な方向に走査を行う撮像機と、この撮像機
から得られる印刷途次の印刷紙面の印刷画線の映像信号
について、少なくとも印刷紙面の1頁に相当する区間を
撮像機の走査方向に3つ以上に区分した印刷単位領域に
おいて、印刷画線濃度レベルを測定する装置と、前記3
つ以上の該印刷単位領域に相当する原画情報から得られ
る画線面積、または該画線面積から所要画線印刷の為の
必要インキ量に関する情報に基づいて、前記印刷画線濃
度レベルを比較判定する判定装置とからなる。
【0031】別の態様では、本発明の印刷検査装置は、
印刷版により印刷を行う印刷機の印刷胴の後に配置した
撮像機と、該撮像機が撮像する印刷版面の映像信号を処
理して印刷紙面の所定範囲の印刷パターンを比較する回
路、印刷画線面積を測定比較する回路、あるいは印刷画
線濃度を測定比較する回路からなる判定装置と、印刷胴
に設置した印刷版の原画ネガより測定した印刷面積また
はインキ量のデータを前記判定装置に供給する装置とか
らなる。
【0032】さらに、他の態様においては、本発明の印
刷検査装置は、原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の
印刷胴の後に配置された撮像機と、該撮像機が測定した
画像に基づいて印刷紙面の所定範囲内の印刷画線面積な
いし濃度を測定する装置と、該所定範囲に対応する少な
くとも1つの原画情報から画線面積を測定し、該画線面
積に基づいて所要画線濃度を求める装置と、印刷紙面か
ら測定した印刷画線面積ないし濃度と原画情報に基づい
て求めた所要画線面積ないし濃度とを比較判定する装置
が設けられる。
【0033】また、本発明の印刷制御装置は、原画情報
に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後に配置され
て、印刷紙面の流れ方向に対して直角な方向に走査を行
う撮像機と、この撮像機から得られる印刷途次の印刷紙
面の印刷画線の映像信号について、少なくとも印刷紙面
の1頁に相当する区間を撮像機の走査方向に3つ以上に
区分した印刷単位領域について、印刷画線濃度を測定す
る装置と、前記3つ以上の該印刷単位領域に相当する原
画情報から得られる画線面積、または該画線面積から所
要画線印刷の為の必要インキ量に関する情報に基づい
て、前記印刷画線濃度を比較判定する判定装置と、該判
定装置の結果により、印刷紙面の前記3つ以上の印刷単
位領域へのインキ送り量、湿し水量、あるいはその両者
を調整する装置へ前記印刷画線濃度の比較判定結果を伝
達制御する制御装置とからなる。
【0034】さらに、別の態様では、本発明の印刷制御
装置は、原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴
の後に配置された撮像機と、1頁の紙面に相当する区間
を3つ以上に区分した印刷単位領域について撮像機から
得られる画像により印刷画線濃度を計測する装置と、前
記3つ以上の印刷単位領域に対応する原画情報から得ら
れる画線面積を計測し、該画線面積から所要画線濃度を
求める装置と、紙面から得た印刷画線濃度と所要画線濃
度を比較する演算装置と、紙面を構成する3つ以上の印
刷単位領域について、該演算装置の結果を判定する判定
装置と、該判定装置の結果により、印刷胴に送るインキ
送り量や湿し水量あるいはその両者を前記単位領域毎に
制御する調整装置とからなる。
【0035】本発明の印刷初期立上り検出装置は、原画
情報に基づいて印刷を行う印刷機の印刷胴の後に設置し
た撮像機と、該撮像機から得られる印刷途次の紙面の印
刷画線の映像信号について、紙面の1頁に相当する区間
の印刷画線の面積または濃度を測定する装置と、前記該
印刷紙面に相当する原画情報から得られる当該印刷紙面
の画線面積またはインキ量についての情報に基づいて前
記印刷画線の面積または濃度を比較して立ち上がりを判
定する判定装置とからなっている。
【0036】別の態様では、本発明の印刷初期立上り検
出装置は、複数の印刷機の印刷胴の各々の後に設置した
各撮像機と、該撮像機から得られる各々の印刷胴の印刷
立上りの状態より、印刷紙面が構成する全頁の立上り合
否を判定する立上り合否判定装置とにより構成される。
【0037】さらに、別の態様では、本発明の印刷初期
立上り検出装置は、原画情報に基づいて印刷を行う印刷
機の印刷胴の後に配置された撮像機と、該撮像機の画像
に基づいて紙面の所定範囲内の印刷画線面積または印刷
画線濃度を求める装置と、前記所定範囲に対応する原画
情報から画線面積または該画線面積に基づいて所要画線
濃度を求める装置と、前記印刷紙面から得られる印刷画
線面積または印刷画線濃度と原画情報から得られる画線
面積または画線濃度とを比較する演算装置と、該演算装
置の結果により初期立ち上がりを判定する判定装置とか
らなる。
【0038】本発明における印刷機は、新聞印刷輪転機
や高オフセット輪転機がある。撮像機は、検出分解能が
大きい電荷結合素子撮像機(以下、CCD撮像機とい
う)が好ましい。
【0039】前記印刷画線の濃度の測定は、例えば前記
1頁紙面の印刷画線の撮像信号を3つ以上の印刷単位領
域に区分した各々の領域の撮像信号を加算して行う。
【0040】また、本発明におけるインキ量情報は、フ
ィルムネガにおける印刷されるべき面積、あるいは、実
際に印刷された面積で表示され、実際に印刷された面積
には、印字だけでなく、印刷のにじみやインキで黒くな
った全てのインキ塗布面積を含む。
【0041】原画情報としては、版下、版パターンフィ
ルムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、ファク
シミリの出力信号、先行して印刷された紙面のいずれか
がマスタ(固定)方式あるいは学習方式で利用できる。
例えば、版パターンフィルムネガの場合は、フィルムス
キャナで走査して原画情報(印刷面積)を得る。
【0042】
【作用】本発明においては、印刷機の各印刷胴の後に取
り付けられたCCD撮像機のカメラにより、印刷直後の
紙面印刷のパターンを読み取ったり、印刷の濃度や欠陥
状況を信号処理によりリアルタイムに判定する。これら
は、モニタ表示されると共にアラーム、排紙信号が出さ
れる。これにより、欠陥紙面の排出や欠陥修正の制御が
行われる。
【0043】本発明においては、印刷立上りにおいて、
黒損、白損の判定を行い、適正な紙面の刷り上がり時
に、各印刷胴毎の立上り情報を検出する初期立上り検
査、印刷紙面のコラム毎の印刷状況において印刷状況を
検査し、濃度異常を検査する印刷濃度検査、前記濃度異
常に基づいて各印刷胴のインキポンプ毎に修正を行う濃
度制御を行う。さらに、紙面に生じる印刷汚れを検出す
る印刷検査を行うことができる。
【0044】本発明の印刷初期立上り検出装置において
は、原画情報として、版下、版パターンフィルムネガ、
刷版、あるいはコンピュータ組版の最終信号、ファクシ
ミリの出力信号が利用でき、さらに濃度検出、印刷検
査、濃度制御においては、立上り後の先行印刷済み紙面
が使用できるが、ここでは版パターンフィルムネガを利
用した場合について説明する。
【0045】版パターンのフィルムネガに対しフィルム
スキャナを適用して、印刷単位であるコラム毎にスキャ
ナによる明情報、すなわち印刷されるべき画線の面積や
印刷パターンを計測すると共に、印刷面積に目的の印刷
濃度を得るための係数を掛けて所要濃度とし、これらを
メモリに記録する。この画線面積または該画線面積から
得られる印刷のための必要インキ量に基づいて印刷機の
インキポンプ送出し量や湿し水量の設定値を決定する。
【0046】こうして、決定されたインキポンプ送出し
量によりインキを送出して、印刷をスタートしたり、印
刷制御を行う。
【0047】一方、印刷機の印刷胴の後に、撮像機を配
置して、印刷胴から出てくる印刷紙面の暗情報が矩形波
の映像信号で送られ、コラム毎に印刷された画線の濃度
レベルが矩形波の高さで示される。すなわち、矩形波が
高いほど印刷濃度は淡いことを示す。印刷機から出てく
る印刷紙面の暗情報、すなわち実際にインキが塗布され
た部分のパターン、面積の総量、または印刷濃度を波形
整形ないし形状判定によりコラム毎に求める。
【0048】コラム毎に撮像機による印刷画線の濃度レ
ベルをフィルムスキャナによる画線面積や必要インキ量
と比較し、この比較結果が許容指定値範囲内にあれば、
印刷濃度が適正であると判断する。また、許容指定値範
囲内になければ、印刷濃度が不適正であると判断する。
そして、不良印刷紙として排出したり、インキポンプ送
出し量や湿し水送出し量を調整する。
【0049】印刷立上りでは、コラム毎に、印刷面積、
濃度あるいはパターン輪郭に関し、メモリに記録された
スキャナからの明情報の総量と撮像機からの暗情報との
比を所定の許容値範囲に入るまで、当該許容値範囲に入
るようにポンプ送出し量を微調整する。全てのコラムで
所定の許容値範囲に入ったときに、立上り完了を判断す
る。従って、撮像機のインキ量情報とフィルムスキャナ
のインキ量情報の比較により、印刷の初期立ち上がり
(過渡区間)を早期に検出し、且つ短縮することができ
る。
【0050】また、本発明の印刷検査装置の作用により
決定された設定値によりインキポンプ送出し量や湿し水
量を自動制御し、印刷紙面を適正に制御印刷することが
できる。特に、湿し水方式においては、湿し水の汚れに
よる印刷濃度変動に対する自動調整にも有効である。
【0051】こうして、前記印刷検査装置の判定結果に
より、印刷機に送るインキポンプ送出し量や湿し水量を
すみやかに自動制御することが可能になる。
【0052】さらに、印刷紙面の各コラムの印刷濃度が
適性範囲内にあっても、印刷紙面全体として、コラム間
の濃度ばらつきが許容できない程になる場合がある。こ
のような状態を防止するために、コラム間の濃度ばらつ
きを小さくするように制御する。
【0053】このために、本発明では、前記比較結果の
各々が許容指定範囲内のどこにあるかを比較し、この比
較結果のばらつきが同一紙面内で大きいときは、このば
らつきを小さくするように、インキ送り量や湿し水量を
さらに制御する。
【0054】本発明の印刷制御は、制御量すなわちイン
キ送り量や湿し水量の制御基準を、版パターンのフィル
ムネガなどの原画情報において、そこから測定される所
要印刷面積に経験から得られた種々の要素を組み合わせ
て目的の印刷濃度を得る点に特徴がある。特に、印刷機
の一運転中にも、制御量を変えて、運転全体において印
刷濃度を適正に保持し得る。
【0055】本発明の印刷検査装置においては、撮像機
は、印刷機の印刷胴に近接して配置できるから、印刷胴
直後に印刷状況を判定できることになる。
【0056】
【実施例1】本発明を新聞印刷輪転機に適用した実施
例、すなわち印刷すべき新聞紙面の版パターンのフィル
ムネガを利用した新聞印刷検査方法及び装置の実施例に
ついて図面を参照して説明する。この検査方式は、印刷
濃度制御や印刷初期立上り検査、あるいは印刷汚れ欠点
検査に利用される。
【0057】図1は新聞印刷濃度制御を示すもので、新
聞印刷輪転機の印刷胴16のポンプ18の送出し量の設
定値は、例えば印刷すべき新聞紙面の版パターンのフィ
ルムネガに対しフィルムスキャナを適用して、印刷され
るべき画線の面積の総量を求め、これにパラメータを掛
けることによりコラム毎のインキ平均濃度を計測して決
定される。このポンプ送出し量設定値により、新聞紙面
を印刷するためにインキを輪転機の印刷胴16に送り出
すインキポンプ調整弁18aを操作することになる。イ
ンキポンプ調整弁18aは、各コラムに対応して設けら
れていて、コラム毎に個別に制御されるようになってい
る。また、インキポンプ送出し量の代わりに、湿し水量
を調整してもよい。
【0058】そして、実際に印刷された新聞紙面の印刷
濃度に応じてインキポンプ送出し量や湿し水量を微調整
して印刷濃度を適性にするに際し、この実施例では、以
下に述べるように輪転機の印刷胴16の後に配置された
CCD撮像機20からの情報を利用する。
【0059】図2に、透過光方式のCCD撮像機20の
概略斜視図を示す。印刷された紙面42がペーパーガイ
ドロール44に沿って流れ、その移動がパルスジェネレ
ーター46で測定される。
【0060】CCD撮像機20は、1対のペーパーガイ
ドロール44の間で、新聞紙面裏から印刷紙面42に光
を照射透過させる照明装置24aと、紙面から透過され
る光を測定し信号に変換するカメラ26aとを有する。
【0061】図3は、反射光方式のCCD撮像機20の
概略斜視図を示す。印刷された紙面42がペーパガイド
ロールに沿って流れ、その移動がパルスジェネレーター
46で測定される。
【0062】CCD撮像機20は、ペーパーガイドロー
ル44a、44bに巻き掛かった紙面42に光を照射反
射させる照明装置24a、24bと、紙面から反射され
る光を測定し信号に変換するカメラ26a、26bとを
有する。ここで、巻き掛かった紙面がロールに接してい
る部分はロール中心に対して60度以上にわたるのが好
ましい。
【0063】以上のように、CCD撮像機は、透過光方
式、反射光方式のいずれでもよい。
【0064】本発明に適したCCD撮像機はヒューテッ
ク社製CA25−01A256で、素子数1024bi
tである。
【0065】CCD撮像機による検出結果は、制御盤4
0を介して信号処理されて、表示装置30やプリンタ3
0aで表示される。
【0066】図4に、印刷新聞紙面の流れ方向と撮像機
走査方向及び1頁区間の関係を示す。
【0067】図5に、透過光方式における印刷新聞紙面
と、カメラ26aと、照明24aの配置関係を示す。
【0068】CCD撮像機20は、図6に示すように、
輪転機の印刷胴16の出口直後において新聞紙面の表裏
に向けて配置されたカメラ26a、26bにより、輪転
機の印刷胴の印刷胴16から出てくる新聞紙面の暗情
報、すなわち印刷された画線の濃度レベルを計測して、
印刷画線濃度測定装置22のメモリに記憶する。この計
測は、1頁の新聞紙面を紙面の流れ方向に対して直角な
方向に3つ以上、例えば8コラムに等分して、コラム毎
に行われる。
【0069】カメラ26a、26bの信号は、矩形波に
なっていて、その山部分の高さが濃度レベルになる。カ
メラ26aの信号は、印刷画線面積測定装置22から濃
度判定装置28に送られ、CCD撮像機20で測定され
た情報が1コラム毎に原画情報29と比較される。原画
情報29は、原画スキャナ、版下、刷版、コンピュータ
組版、新聞ファクシミリ、さらには先行する印刷紙面か
ら得られるインキ量情報で、例えばスキャナで測定され
た画線面積あるいは該画線面積に基づいて決定された必
要インキ量である。判定装置28の結果は、判定結果出
力装置から表示装置や制御装置に送られる。
【0070】比較判定は、具体的には、図7に示すよう
に行われる。すなわち、CCD撮像機20で測定された
映像信号を新聞印刷コラム(単位領域)毎の矩形波に分
割して、単位領域毎信号加算回路で紙面1頁区間信号
A、Bの間で加算され(Σx1- 3 )、コラム毎に加算バ
ッファメモリにΣx1-3 が記憶される。一方、原画情報
からコラム毎に画線面積などのインキ量情報がメモリに
記憶され、CPUにおいてA、Bに相当する区間でイン
キ量情報を加算した後変換値aを付される(aΣ
1-3 )。コラム毎の所定許容値αの範囲に入っている
か否かは、比較演算回路の濃度判定装置28でx1 とy
1 、x2 とy2 、x3 とy3 についてそれぞれ|Σx−
Σy|≦αを判断し、前記絶対値が許容値αより小さけ
れば良判定、また許容値αより大きければ不良判定の判
定結果を判定結果出力装置34から出す。なお、αの値
は、一運転の間にも、立上り過渡区間と定常運転区間と
で変化させて、最適値運転を行う。
【0071】例えば、比較演算の結果がいずれかのコラ
ムで所定の許容値範囲になければ、印刷濃度が不適正で
あると判断して、アラームを起動すると共に、当該紙面
を除去装置でラインから除去したり、当該許容値範囲に
入るように中央制御盤においてインキポンプ調整弁18
を微調整して、インキポンプ送出し量を適正にする。な
お、濃度測定装置22や判定装置28などは制御盤40
に収容され、濃度判定装置28等の画線面積や濃度に関
する情報は、表示装置30及びプリンタ30aで表示さ
れる(図2、図3参照)。
【0072】以上のような比較判定は、例えば特開平1
−100441に開示されたものを利用できる。
【0073】また、新聞コラムとフィルムネガコラムと
の対応は、新聞紙面のインキ量の情報検出と同時に同期
信号を原画情報29のメモリに送ればよい。
【0074】
【実施例2】図8に、印刷パターン、印刷面積、印刷濃
度を同時に比較判定する実施例を示す。
【0075】図8に示すように、照明24a、24b及
びカメラ26a、26bを有するCCD撮像機20は、
輪転機の印刷胴16の出口直後に配置され、輪転機の印
刷胴の印刷胴16から出てくる新聞紙面の暗情報、すな
わち印刷された画線のパターン及び濃度レベルを計測し
て印刷パターン測定回路22a、印刷画線面積測定回路
22b及び濃度測定回路22cのメモリに記憶する。こ
の計測は、1頁の新聞紙面を紙面の流れ方向に対して直
角な方向に3つ以上、例えば8コラムに等分して、コラ
ム毎に行われる。
【0076】カメラ26aの信号は、前記測定回路22
a〜22cから原画データ比較演算判定回路28に送ら
れ、CCD撮像機20で測定された情報が1コラム毎に
原画情報(印刷面積データやインキ量データ)29と比
較される。原画情報29は、スキャナ29aで測定され
た画線面積あるいは該画線面積に基づいて面積変換29
bで決定された必要インキ量である。
【0077】判定回路28の結果は、インキポンプ18
や湿し水装置19の制御装置に送られる。
【0078】
【実施例3】図9に、原画情報としてコラム毎に得た画
線面積と印刷新聞紙面から得たコラム毎の画線面積を比
較判定する実施例を示す。
【0079】フィルムネガに撮影されている画線を例え
ばフィルムスキャナで測定し、短形波の形として画線の
面積をコラム(単位領域)毎に求めて、この面積情報を
メモリに蓄積する。メモリに蓄積された面積情報に変換
部で変換係数αを乗算して、コラム毎の設定値とする。
これにより、CCD撮像機より得た新聞紙面からの情報
と比較する上での適正化が行われる。
【0080】一方、CCD撮像機より得た新聞紙面から
の情報は矩形波の映像(ビデオ)信号であり、この信号
を一定のレベルで波形整形ないし形状判定した結果の2
値信号(短形波)を得て、これよりコラム毎の画線面積
を求める。
【0081】コラム毎の画線面積をコラム設定値と比較
器で比較し、この判定結果を出力部より表示すると共に
不良印刷紙の排出を行う。
【0082】
【実施例4】図10に、原画情報としてコラム毎に得た
画線面積を基にして得たコラム毎ポンプインキ量と、印
刷新聞紙面から得たコラム毎の画線濃度を比較判定する
実施例を示す。
【0083】ポンプインキ量は、画線面積にインク量設
定係数βを乗算したものであり、係数は各新聞社の印刷
方針などによって異なる。
【0084】従って、メモリには、フィルムスキャナ等
により原画情報から得られるコラム毎のポンプに対する
インク量(濃度情報)が蓄積される。この濃度情報に対
し、変換部で係数αを乗算して、CCD撮像機より得ら
れる新聞紙面からの濃度情報に対し適正化を図り、コラ
ム毎設定値とする。
【0085】CCD撮像機より得られる新聞紙面の濃度
情報は、映像(ビデオ)信号であり、信号処理部でビデ
オ信号を濃淡に対しA/D変換した信号からコラム毎の
画線濃度を求める。このコラム毎の画線濃度を、コラム
毎設定値と比較器で比較して、判定結果を出力部より表
示すると共に不良印刷紙を排出する。
【0086】
【実施例5】図11に、カラー印刷において、4色のカ
ラーが刷りあがった状態を検査する実施例を示す。
【0087】フィルムネガから、カラーC、M、Y、B
毎にフィルムスキャナで画線面積を新聞印刷コラム毎に
測定し、変換部Aで各色それぞれに係数a、b、c、d
を乗算して補正する。係数補正した画線面積または濃度
を加算器で加算した後、変換部Bで係数α乗算して、C
CD撮像機から得られる面積または濃度の情報と比較判
断する。ここで、カラーCはシアン、Mはマゼンタ、Y
は黄色、Bはブラックである。
【0088】
【実施例6】図12は、複数の輪転機印刷胴16a〜1
6eから出た新聞印刷の印刷検査を示す。CCD撮像機
20で測定された複数の新聞コラムに対応する原画のス
キャナ情報29を各々探しだす。測定の単位となるコラ
ム毎に、CCD撮像機20からの画線情報を制御盤40
内の測定回路装置22で演算し、CCD撮像機の画線情
報とスキャナ29からの画線情報の比あるいは差が所定
の許容値範囲に入っているか否かを比較演算判定装置2
8で判断する。いずれかのコラムで明情報と暗情報の比
あるいは差が許容値範囲に入っていなければ、印刷濃度
が不適正であるとして、リジェクト(排紙)装置6を作
用させて、その印刷紙面をラインから除去すると共に、
印刷情報は表示装置30に表示される。良紙と判定され
た印刷紙面はキャリアで搬出される。
【0089】
【実施例7】原画情報が複数ある場合、例えば多色刷り
のような場合の実施例のフローチャートを図13に示
す。
【0090】ネガフィルム1〜nに対してフィルムスキ
ャナー29を適用し、走査結果の測定値と制御盤40の
メモリー14に記憶する。さらに、各測定値に対し、変
換部で係数α1 〜αn をかけて、比較部28へ送る。
【0091】一方、新聞紙面のコラム1〜nに対し、C
CD撮像機20を適用してCCD撮像機20からの信号
を信号処理22して比較部28へ送る。比較部28の結
果を出力部34を介して表示装置30で表示すると共
に、排紙装置6で不良印刷紙を排出する。また、比較部
28の差異情報は、インキポンプ及び/または湿し水装
置の調整量データとして送出する。
【0092】
【実施例8】実施例1〜7の利用により、複数のインキ
ポンプ調整弁、ひいては複数の輪転機により行われる組
み合わせ印刷において、機差等により異なる各インキポ
ンプ調整弁の濃度差を検出して、印刷濃度を制御するこ
とができる。例えば、図12において、前記平均値が当
該許容値範囲に入るように制御盤40においてインキポ
ンプ調整弁や湿し水調整弁18を微調整して、インキポ
ンプ送出し量や湿し水量を適正にする。この場合に、例
えば図13に示すフローチャートを利用できる。
【0093】こうして、比較判定装置で比較された結果
を各輪転機のインキポンプ調整弁に送って、印刷濃度曲
線のずれを無くすように、例えば濃過ぎるインキポンプ
調整弁のインキ送出し量を絞るなどの微調整を行う。こ
れにより、各インキポンプ調整弁からのインキ量が所定
許容範囲内にあるとしても、ばらつきが大きいために生
じうる読みにくさを解消できる。
【0094】
【実施例9】図14は、印刷画線面積または濃度の判定
結果を立上り制御装置として適用する輪転機16の概略
配置構成を示している。
【0095】本実施例では、図14の配置構成を図12
に示す装置に適用し、複数の輪転機により行われる組み
合わせ印刷において、機差により異なる各輪転機の立上
りを検出調整する。
【0096】すなわち、輪転機印刷胴16a〜16eの
印刷濃度曲線を制御盤40内の測定装置22や判定装置
28で測定比較することにより、印刷立ち上がりにおけ
る複数の輪転機の進み具合を極めて早く知ることができ
る。各印刷輪転機の立上りが揃わないという検査結果
は、制御盤40から折り機4のリジェクト装置6に送ら
れ、折り機4から出る紙面に同期して、欠陥紙面を除去
する。輪転機(16a〜16e)の立上りが揃ったこと
を検出したら、リジェクト(排紙)装置6を止め、製品
としてキャリアなどで搬送する。
【0097】こうして、インキポンプ調整弁の各印刷濃
度曲線を新聞が輪転機を出た直後に得て、比較すること
により、複数の輪転機の印刷濃度の差あるいは印刷濃度
が同じになった時点を極めて早く知ることができる。
【0098】これにより、輪転機印刷の初期立上りの過
渡区間を印刷直後に検出して、印刷直後の情報に基づい
て輪転機印刷のインキ送出し量を自動制御でき、刷り出
し検査をリアルタイムで行える。
【0099】なお、輪転機間の立上り調整に関しては、
全コラムを使わずに、特定のコラムからの情報に基づい
て行うようにしてもよい。
【0100】図15の制御装置では、各輪転機印刷胴1
6a〜16eからのCCD撮像機測定結果を原画情報2
9からの画線面積またはインキ量のデータと比較して、
各輪転機(16a〜16e)の印刷初期立上り、すなわ
ち新聞を構成する各頁の立上りを検出装置28aで検出
し、これらの検出結果に基づいて、CPU判定装置28
bで全頁の立上りの合否を判定する。この判定結果に基
づいて、立上り制御装置36により、折り機後の排紙を
制御する。
【0101】この実施例の印刷速度は15万部/時であ
った。
【0102】
【実施例10】図16は、新聞印刷初期立上り検出と正
常印刷時欠陥検出のシステムフロー図を示す。新聞印刷
初期立上り検出が実施例9に示すように行われ、立上り
判定合格後、正常印刷時欠陥検出の場合が実施例6に示
すように行われる。
【0103】本発明の新聞印刷検査装置は、新聞印刷初
期立上り検出においては、紙面印刷の濃度データを原画
情報と比較して合否判定をするが、正常印刷時欠陥検出
では、スポット状汚れ検査として、画線の印刷パターン
を計測して、原画情報と比較し、合否判定も行う。ま
た、紙面印刷の濃度データを原画情報と比較してコラム
毎の濃度の合否判定も行う。印刷欠陥を検出した場合、
モニタ表示装置に画像が表示され、警報アラームが鳴
る。欠陥の部位がプリンタで表示される。
【0104】図17は、本発明の新聞印刷初期立上り検
出装置による判定と従来の目視との比較実施例である。
この実施例では、いずれも目視の場合に比較して、印刷
初期立上り合格判定が約半分の時間に短縮された。
【0105】本実施例における検査結果の例を図18に
示す。欠陥A〜Fがリアルタイムで示されることがわか
る。印刷速度は15万部/時である。
【0106】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0107】1)輪転機印刷の初期立上りの過渡区間が
印刷直後に検出できる。
【0108】2)輪転機印刷の初期立上りの過渡区間を
短縮できる。
【0109】3)並列する輪転機印刷の初期立上りの過
渡区間を揃えることができる。
【0110】4)印刷直後の情報に基づいて輪転機印刷
のインキ送出し量や湿し水量を自動制御できる。
【0111】5)刷り出し検査をリアルタイムで行え
る。
【0112】6)刷り出し検査員を削減できる。
【0113】7)新聞印刷の損紙を減少でき、歩留まり
向上となる。
【0114】8)新聞印刷正常時に、輪転機印刷の直後
において印刷濃度の情報が得られる。
【0115】9)新聞印刷正常時に、輪転機印刷直後の
情報に基づいて、印刷濃度を制御するインキポンプ送出
し量や湿し水量をコラムのような印刷単位毎に自動制御
すると共に、コラム間の印刷濃度のばらつきを小さくで
きる。
【0116】10)本発明は、新聞について説明した
が、商業オフセット印刷やグラビア印刷に適用できるこ
とはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る新聞印刷インキ量制御を
示す説明するフローチャートである。
【図2】本発明の実施例に係る透過式CCD撮像機と印
刷新聞紙面との位置関係を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係る反射式CCD撮像機と印
刷新聞紙面との位置関係を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検出
及び正常印刷時欠陥検出に適用する新聞紙面の流れ方向
とCCD撮像機の走査方向を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検出
及び正常印刷時欠陥検出に使用されるカメラと照明の配
置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検出
及び正常印刷時欠陥検出に使用されるCCD撮像機の構
成を示す配置図である。
【図7】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検出
及び正常印刷時欠陥検出におけるスキャナの画線情報と
CCD撮像機の印刷情報を比較した結果により、印刷立
上り及び正常印刷時欠陥を判定するためのフローチャー
トである。
【図8】本発明の濃度検出方式に基づいて、印刷パター
ン、印刷面積、印刷濃度を同時に原画情報と比較判定す
るために使用されるCCD撮像機を示す配置図である。
【図9】原画情報としてコラム毎に得た画線面積と印刷
新聞紙面から得たコラム毎の画線面積を比較判定する例
を示すフローチャートである。
【図10】原画情報としてコラム毎の画線面積に基づい
て得た画線濃度と印刷新聞紙面から得たコラム毎の画線
濃度とを比較判定する例を示すフローチャートである。
【図11】4色カラーの場合における比較判定を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検
出及び正常印刷時欠陥検出において複数の輪転機の初期
進み具合及び正常印刷時欠陥の検出調整を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の実施例に係る新聞印刷初期立上り検
出及び正常印刷時欠陥検出において、複数の原画情報を
新聞紙面の印刷情報と比較するフローチャートである。
【図14】本発明の実施例にかかる印刷初期立上がり測
定を行うためのCCD撮像機配置図である。
【図15】本発明を新聞印刷初期立上り検出の実施例を
適用する輪転機の構成を示す説明図である。
【図16】本発明の新聞印刷立上り検出から正常印刷時
欠陥検出までのシステムフローである。
【図17】本発明の実施例1における印刷立上り濃度判
定と目視判定の比較表である。
【図18】本発明の実施例における欠陥検出状態を示す
プリンタ出力表である。
【図19】従来の新聞印刷刷り出し検査を示す配置図で
ある。
【図20】新聞印刷初期立上りにおいて複数の輪転機印
刷の初期進み具合を示すグラフである。
【図21】従来の新聞印刷刷り出し検査におけるインキ
ポンプ送出し量の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3 輪転機 4 折り機 5 検査位置 6 排紙装置 14 メモリ 16 印刷胴 16a〜16e1 、16e2 輪転機印刷胴 18 インキポンプ 18a インキポンプ調整弁 19 湿し水装置 20 CCD撮像機 22 原画情報(または濃度)測定装置 24a、24b 照明装置 26a、26b カメラ 28 濃度判定装置 29 原画情報 30 表示装置 30a プリンタ 34 初期立上りまたは正常印刷時欠陥検出判定(出
力)装置 40 制御盤 42 印刷紙面
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−122904 (32)優先日 平4(1992)4月17日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 窪田 恵一 東京都世田谷区成城8−1−10 (72)発明者 花房 秀行 香川県高松市通町6−6 (72)発明者 菅又 三男 栃木県宇都宮市吉野2−4−14 (72)発明者 朝田 善巳 香川県坂出市福江町2−4−9

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の
    印刷胴の後で印刷紙面の所定範囲内の印刷画線面積を測
    定し、前記所定範囲に対応する少なくとも1つの原画情
    報から画線面積を測定し、印刷紙面から測定した前記印
    刷画線面積と原画情報から測定した前記画線面積とを比
    較判定することからなる印刷検査方法。
  2. 【請求項2】 前記所定範囲内の画線を細分化して面積
    測定を順次行い、該面積測定値を加算して前記画線面積
    を得る請求項1に記載の印刷面積検査方法。
  3. 【請求項3】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の
    印刷胴の後で印刷紙面の所定範囲内の印刷画線濃度を測
    定し、前記所定範囲に対応する少なくとも1つの原画情
    報から画線面積を測定し、該画線面積に基づいて所要画
    線濃度を求め、印刷紙面で測定した印刷画線濃度と原画
    情報から求めた所要画線濃度とを比較判定する印刷検査
    方法。
  4. 【請求項4】 前記所定範囲内の画線を細分化して濃度
    測定を順次行い、該濃度測定値を加算して前記画線濃度
    を得る請求項3に記載の印刷検査方法。
  5. 【請求項5】 印刷版より印刷を行う印刷機の印刷胴の
    後に配置した撮像機が撮像する印刷紙面の所定範囲の映
    像信号を処理する工程と、印刷胴に設置した印刷版の原
    画情報より測定した印刷面積またはインキ量のデータを
    判定する工程と、印刷紙面の所定範囲の印刷パターンを
    比較するか、印刷面積を比較するか、あるいは印刷濃度
    を比較する工程とからなる印刷検査方法。
  6. 【請求項6】 原画情報が、版下、版パターンフィルム
    ネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、先行する印
    刷済み紙面またはファクシミリの出力信号のいずれかで
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の印刷検査方法。
  7. 【請求項7】 印刷版により印刷を行う印刷機の印刷胴
    の後に配置した撮像機と、該撮像機が撮像する印刷面の
    映像信号を処理して印刷紙面の所定範囲の印刷パターン
    を測定する回路、印刷面積を測定する回路、あるいは印
    刷濃度を測定する回路からなる装置と、印刷胴に設置し
    た印刷版の原画情報より測定した印刷面積またはインキ
    量のデータと前記測定回路の測定値を比較演算する判定
    装置とからなる印刷検査装置。
  8. 【請求項8】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機の
    印刷胴の後に配置された撮像機と、該撮像機が測定した
    画像に基づいて印刷紙面の所定範囲内の印刷画線面積を
    測定する装置と、前記所定範囲に対応する少なくとも1
    つの原画情報から画線面積を測定する装置と、印刷紙面
    から測定した前記印刷画線面積と原画情報から測定した
    前記画線面積を比較判定する演算装置とからなる印刷検
    査装置。
  9. 【請求項9】 前記所定範囲内の画線を細分化して面積
    測定を順次行い、該面積測定値を加算して前記画線面積
    を得る請求項8に記載の印刷検査方法。
  10. 【請求項10】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後に配置された撮像機と、該撮像機が測定し
    た画像に基づいて印刷紙面の所定範囲内の印刷画線濃度
    を測定する装置と、前記所定範囲に対応する少なくとも
    1つの原画情報から画線面積を測定して、該面積に基づ
    いて濃度を計出する装置と、印刷紙面から測定した前記
    印刷画線濃度と原画情報から測定した前記画線濃度を比
    較判定する演算装置とからなる印刷検査装置。
  11. 【請求項11】 前記所定範囲内の画線を細分化して濃
    度測定を順次行い、該濃度測定値を加算して前記画線濃
    度を得る請求項10に記載の印刷検査方法。
  12. 【請求項12】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後に配置されて、印刷紙面の流れ方向に対し
    て直角な方向に走査を行う撮像機と、この撮像機から得
    られる印刷途次の印刷紙面の印刷画線の映像信号に基づ
    き、少なくとも印刷紙面の1頁に相当する区間を撮像機
    の走査方向に3つ以上に区分した印刷単位領域につい
    て、画線濃度レベルを測定する装置と、前記3つ以上の
    該印刷単位領域に相当する原画情報から得られる画線面
    積、または該画線面積から所要画線印刷の為の必要イン
    キ量に関する情報に基づいて、前記印刷画線の濃度レベ
    ルを比較判定する判定装置とからなることを特徴とする
    印刷検査装置。
  13. 【請求項13】 原画情報が、版下、版パターンフィル
    ムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、先行する
    印刷済み紙面またはファクシミリの出力信号から得られ
    る請求項7〜12のいずれかに記載の印刷検査装置。
  14. 【請求項14】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後で、1頁の印刷紙面を3つ以上に区分した
    印刷単位領域について撮像機から得られる画像により印
    刷画線濃度を測定し、前記3つ以上の印刷単位領域に対
    応する原画情報から画線面積を測定し、該画線面積から
    所要画線濃度を求め、前記印刷単位領域の印刷画線濃度
    と原画情報から求めた所要画線濃度とを比較し、この比
    較結果により印刷機に送るインキ送り量、湿し水量ある
    いはその両者を前記印刷単位領域毎に制御すると共に、
    印刷紙面を構成する3つ以上の印刷単位領域の間で、前
    記比較結果のばらつきが大きいときは、さらにインキ送
    り量、湿し水量あるいはその両者を制御する印刷制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記3つ以上に区分した印刷単位領域
    の各々に沿って印刷画線の濃度測定を行い、該濃度測定
    値を加算して前記印刷画線濃度を得る請求項14に記載
    の印刷制御方法。
  16. 【請求項16】 原画情報が、版下、版パターンフィル
    ムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、先行する
    印刷済み紙面またはファクシミリの出力信号から得られ
    る請求項14または15に記載の印刷制御方法。
  17. 【請求項17】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後に配置されて、印刷紙面の流れ方向に対し
    て直角な方向に走査を行う撮像機と、この撮像機から得
    られる印刷途次の印刷紙面の印刷画線の映像信号につい
    て少なくとも印刷紙面の1頁に相当する区間を撮像機の
    走査方向に3つ以上に区分した印刷単位領域について画
    線濃度を測定する装置と、前記3つ以上の該印刷単位領
    域に相当する原画情報から得られる画線面積、または該
    画線面積から得た所要画線印刷の為の必要インキ量に関
    する情報に基づいて、前記印刷画線濃度を比較判定する
    判定装置と、該判定装置の結果により、印刷機の対応す
    る印刷紙面の前記3つ以上の印刷単位領域へのインキ送
    り量、湿し水量、あるいはその両者の調整装置へ画線濃
    度の比較判定結果を伝達制御する制御装置とからなるこ
    とを特徴とする印刷制御装置。
  18. 【請求項18】 前記判定装置の結果により、印刷機の
    対応する印刷紙面の前記3つ以上の印刷単位領域へのイ
    ンキ送り量は一定とし、湿し水量の調整装置へ画線濃度
    の比較判定結果を伝達制御する制御装置とからなること
    を特徴とする請求項17に記載の印刷制御装置。
  19. 【請求項19】 前記画線濃度の測定は前記印刷紙面の
    1頁に相当する区間内の印刷画線の撮像信号を3つ以上
    の印刷単位領域に区分した各々の領域の撮像信号を加算
    して行うことを特徴とする請求項17に記載の印刷制御
    装置。
  20. 【請求項20】 原画情報が、版下、版パターンフィル
    ムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、先行する
    印刷済み紙面またはファクシミリの出力信号から得られ
    る請求項17〜19のいずれかに記載の印刷制御装置。
  21. 【請求項21】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後における印刷紙面の所定範囲の印刷画線面
    積または印刷画線濃度を求め、前記所定範囲に対応する
    原画情報から画線面積、または該画線面積に基づいて画
    線濃度を求め、前記紙面から求めた印刷画線面積または
    印刷画線濃度と原画情報から求めた画線面積または画線
    濃度とを比較し、この比較結果に基づいて印刷初期立上
    りを測定することからなる印刷初期立上り検出方法。
  22. 【請求項22】 複数の印刷機の印刷胴の各々の後に設
    置した各撮像機から得られる前記印刷初期立上り検出に
    より各々の印刷胴の印刷立上りの状態より印刷紙面が構
    成する全頁の立上り合否を判定することを特徴とする請
    求項21に記載の印刷初期立上り検出方法。
  23. 【請求項23】 複数の印刷機の印刷胴の後で、印刷濃
    度を経時的に測定して、各印刷機の印刷初期立ち上がり
    を検出して、各印刷機の印刷の進み具合を知り、前記複
    数の印刷機で作製される印刷紙面の合否を判定すること
    からなる請求項21に記載の印刷初期立上り検出方法。
  24. 【請求項24】 原画情報が、版下、版パターンフィル
    ムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、またはフ
    ァクシミリの出力信号から得られる請求項21〜23の
    いずれかに記載の印刷初期立上り検出方法。
  25. 【請求項25】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後に設置した撮像機と、該撮像機から得られ
    る印刷途次の紙面の印刷画線の映像信号について印刷紙
    面の1頁に相当する区間の印刷画線の面積または濃度を
    測定する装置と、前記該印刷紙面に相当する原画情報か
    ら得られる当該紙面の画線面積またはインキ量について
    の情報に基づいて前記印刷画線の面積または濃度を比較
    判定する判定装置とからなる印刷初期立上り検出装置。
  26. 【請求項26】 原画情報に基づいて印刷を行う印刷機
    の印刷胴の後に配置された撮像機と、該撮像機の画像に
    基づいて紙面の所定範囲内の印刷画線面積または印刷画
    線濃度を求める装置と、前記所定範囲に対応する原画情
    報から画線面積または該画線面積に基づいて所要画線濃
    度を求める装置と、前記印刷紙面から得られる印刷画線
    面積または印刷画線濃度と原画情報から得られる画線面
    積または画線濃度とを比較する演算装置と、該演算装置
    の結果により初期立ち上がりを判定する判定装置とから
    なる印刷初期立上り検出装置。
  27. 【請求項27】 原画情報が、版下、版パターンフィル
    ムネガ、刷版、コンピュータ組版の最終信号、またはフ
    ァクシミリの出力信号から得られる請求項25または2
    6に記載の印刷初期立上り検出装置。
JP5109842A 1992-04-17 1993-04-14 印刷検査制御方法及び装置 Pending JPH06115050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5109842A JPH06115050A (ja) 1992-04-17 1993-04-14 印刷検査制御方法及び装置

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-122904 1992-04-17
JP4-122901 1992-04-17
JP12290392 1992-04-17
JP12290292 1992-04-17
JP12290192 1992-04-17
JP12290492 1992-04-17
JP4-122903 1992-04-17
JP4-122902 1992-04-17
JP5109842A JPH06115050A (ja) 1992-04-17 1993-04-14 印刷検査制御方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115050A true JPH06115050A (ja) 1994-04-26

Family

ID=27526421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5109842A Pending JPH06115050A (ja) 1992-04-17 1993-04-14 印刷検査制御方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115050A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004268589A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Quad Tech Inc 印刷機用制御システムおよび色制御システムの利用を調整する方法
JP2009286086A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd 印刷画像検知方法及びその使用。

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004268589A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Quad Tech Inc 印刷機用制御システムおよび色制御システムの利用を調整する方法
JP2011126283A (ja) * 2003-03-10 2011-06-30 Quad Tech Inc 印刷機用制御システムおよび色制御システムの利用を調整する方法
JP2009286086A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd 印刷画像検知方法及びその使用。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1722978B1 (en) Method and system for monitoring printed material produced by a printing press
JP4928648B2 (ja) 印刷機において色調整を行う方法
JP3288628B2 (ja) 印刷機の湿し液を調節するためのシステム及び方法
JP4928647B2 (ja) 印刷機内で求められる少なくとも1つの測定値の妥当性を検査する方法
JP2004534670A (ja) カラーパッチターゲットを用いた印刷機の見当合わせ制御
CN113924212B (zh) 喷墨印刷中的故障喷嘴补偿和非均匀性校正的方法和系统
US4736680A (en) Closed loop register control
CA1230412A (en) Closed loop register control
US6009808A (en) Method of multicolor printing involving multiple passes through a printing machine
JP5521365B2 (ja) 印刷物検査装置の性能評価シート
JPH11151801A (ja) カラー光学センサ及びそれを用いた印刷紙面検査装置
JP2013257197A (ja) 印刷物検査装置の性能評価シート
JPH06115050A (ja) 印刷検査制御方法及び装置
JP2516606B2 (ja) 印刷品質検査装置
JP4669500B2 (ja) 印刷機の制御装置及び制御方法
JP6665903B2 (ja) 特徴画像生成装置、検査装置、特徴画像生成方法及び特徴画像生成プログラム
CN110116560B (zh) 用于探测和补偿喷墨印刷机中的有缺陷的印刷喷嘴的方法
JPH0520437A (ja) 印刷品質評価方法
JP2680588B2 (ja) 印刷物検査方法
JP2733941B2 (ja) 多色印刷機用見当制御装置
JP3118828B2 (ja) 転写印画法における画像品位の判定方法
JP2023158979A (ja) オフセット印刷機の印刷品質制御システム
JPH09141837A (ja) 印刷監視装置
JP2018194460A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2005209037A (ja) 印刷検査装置