JP2014126848A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を損なわず、撮影者が右手でも左手でも容易にズーム動作およびレリーズ動作を実行することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】レンズユニットと、レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第1のリング操作部材15と、レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第2のリング操作部材14と、第1のリング操作部材15がレンズユニットの光軸に直交する方向にスライドでき、第2のリング操作部材14がレンズユニットの光軸を中心として回動できるように、第1のリング操作部材15および第2のリング操作部材14を保持するベース部材20と、第1のリング操作部材15をスライドさせたことを検出する第1の検出手段21c、21dと、第2のリング操作部材14を回動させたことの移動を検出する第2の検出手段21bと、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラの普及が進み、様々なデザインのデジタルカメラが提案されている。大半のカメラは、右利きの撮影者を想定したボタンレイアウトがされており、右手でカメラを把持した際に、右手の人差し指にて操作しやすい位置にレリーズボタン(シャッターボタン)が配置されている。
しかしながら、これらのカメラは、左利きの撮影者にとっては、操作性が決して良いわけではない。そこで、特許文献1および2では、カメラ上面に2つのレリーズボタンを配置したり、カメラ上面および底面に1つずつレリーズボタンを配置したりして撮影者が右利きであっても左利きであっても利き手で把持し操作できるようにしている。
特開2004−53700号公報 特開2001−318421号公報
しかしながら、特許文献1および2では、複数のレリーズボタンが配置されているため、操作が分かりにくく、また、両手でカメラを把持した際に、利き手ではない手で意図せずレリーズボタンを押してしまうという問題があった。複数の同一指示を与えるボタンの電気的な排他制御は考案されているが、操作が分かりにくくなってしまう可能性もあり、シャッターチャンスを逃してしまうおそれがある。また、意匠の点においても、デジタルカメラに複数のレリーズボタンを配置すると凹凸が多くなり、外観のまとまりが悪くなり、意匠性に欠けるといった問題がある。 そこで、本発明は、意匠性を損なわず、撮影者が右手でも左手でも容易にズーム動作およびレリーズ動作を実行することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、レンズユニットと、前記レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第1のリング操作部材と、前記レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第2のリング操作部材と、前記第1のリング操作部材が前記レンズユニットの光軸に直交する方向にスライドでき、前記第2のリング操作部材が前記レンズユニットの前記光軸を中心として回動できるように、前記第1のリング操作部材および前記第2のリング操作部材を保持するベース部材と、前記第1のリング操作部材をスライドさせたことを検出する第1の検出手段と、前記第2のリング操作部材をスライドさせたことの移動を検出する第2の検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、意匠性を損なわず、撮影者が右手でも左手でも容易にズーム動作およびレリーズ動作を実行することができる撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの外観斜視図である。 デジタルカメラの外観図である。 操作者がデジタルカメラを構えている様子を示す図である。 デジタルカメラの正面側から見た部分展開斜視図である。 デジタルカメラのフロントカバーユニットの正面方向から見た展開斜視図である。 デジタルカメラのフロントカバーユニットの背面方向から見た展開斜視図である。 デジタルカメラのフロントカバーユニットの組み立て途中の展開斜視図である。 デジタルカメラの第1及び第2のリング操作部材の断面構造を示す図である。 デジタルカメラの第1のリング操作部材が回動操作される状態を説明する図である。 デジタルカメラの第2のリング操作部材がスライド操作される状態を説明する図である。 デジタルカメラの第1のリング操作部材を中立位置に復帰させる付勢手段の構成を説明する図である。 デジタルカメラの第2のリング操作部材を中立位置に復帰させる付勢手段の構成を説明する図である。 デジタルカメラの側面図である。 デジタルカメラの正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るデジタルカメラの斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ(以降カメラと略す)の外観斜視図である。
図1(a)はカメラの正面側(被写体側)、図1(b)は背面側(撮影者側)の外観斜視図、図1(c)は正面と左側面と底面とが見える斜視図である。
図1(a)−(c)は、電源オン状態でレンズユニット3が繰り出された状態であり、電源をオフにするとレンズユニット3はカメラ本体(装置本体)1から突出しない位置まで沈胴収納される。
表示ユニット(可動部)2は、ヒンジ機構によりカメラ本体1に対して所定角度範囲で回動可能に支持されており、不図示のフレキシブル配線基板によりカメラ本体1に電気的に接続されている。図1(a)−(c)は、カメラ本体1に対し、表示ユニット2が30度程度開いた状態を示している。
表示部2aは、例えば液晶パネルユニットなどが用いられており、撮影時のEVF(電子ビューファインダ)画像及び再生画像を表示する。表示部2aには、静電容量式タッチパネルが組み込まれており、画面を指で触れることで、撮影時の設定や記録した画像の再生、画像の拡大・縮小・画像送り・編集、通信設定等様々な操作が可能となっている。なお、表示部2aには、シャッター速度や絞り値といった撮影条件・撮影枚数及びメニュー等も表示可能である。
レンズユニット3は、撮像光学系、レンズバリア、光電変換素子、レンズ駆動機構絞り、シャッターなどを具備している。レンズユニット3は、撮影光学系により撮像素子に被写体像を結像されるよう構成されている。電源ボタン4は、カメラの電源をオンまたはオフする操作部材である。
モード切り換えレバー5は、撮影時の撮影モード(例えば、静止画モード、動画モード、連写単写モード切り換え、シーンモード切り換え)を切り換える操作部材である。通信ボタン6は、Wi−Fiなどの無線通信を開始する操作部材である。再生ボタン7は、押下されると撮影モードから再生モードに遷移し、表示部2aに記録した静止画や動画を表示させる操作部材である。また、電源オフ状態から再生ボタン7を押下すれば、再生モードでカメラを起動することができる。端子カバー8は、カメラ本体1に対しスライドおよび回動可能に支持されている。端子カバー8を開けると、USB端子やHDMI端子などの外部接続端子が露出する状態となる。
ストラップベース9は、不図示のストラップ紐を通すためのストラップベースであり、カメラの左側面、右側面に1つずつ、計2つ形成されている。電池蓋10は、カメラ本体1に対し、スライド及び回動可能に保持されている。電池蓋10を開けると、電池を挿抜することができる。カード蓋11は、カメラ本体1に対しスライドおよび回動可能に支持されている。カード蓋11を開けると、記録媒体を挿抜することができる。三脚座12は、三脚に固定して撮影する際に用いる。
照明窓13は、透明部材からなり、カメラ内部に配置された発光素子の光を導光および拡散させる。この照明は、低照度撮影時(静止画撮影時や動画撮影時)や低照度時のAF(オートフォーカス)動作時に発光するよう構成されている。
ズームリング(第2のリング操作部材)14は、リング形状をしており、レンズユニット3の周囲に配置される。ズームリング14は、カメラ本体1に対し、レンズユニット3の光軸中心にP方向およびQ方向(図1(a)に図示)に所定角度範囲で回動するように構成されている。
ズームリング14をP方向に回動させると、レンズユニット3はTELE側へ、Q方向へ回転させると、WIDE側へズームするよう構成されている。撮影者がズームリング14を回動操作し、その後、撮影者がズームリング14から指を離すと不図示のバネにより、ズームリング14は中立位置に復帰するように構成されている。
ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bには、指掛かりが良くなるように凹凸形状部がそれぞれ形成されている。
レリーズリング(第1のリング操作部材)15は、リング形状をしており、レンズユニット3の周囲に配置される。レリーズリング15の外径は、ズームリング14の外径よりも小さく形成され、レリーズリング15は、ズームリング14よりもカメラ前方に突出して配置されている。レリーズリング15は、カメラ本体1に対し、レンズユニット3の光軸と直交するR方向およびS方向(図1(a)に図示)に、所定範囲でスライドするように構成されている。
レリーズリング15を押し下げ操作、すなわちR方向(図1(a)に図示)に操作することで、カメラのレリーズ動作をさせ、静止画撮影をすることができる。同様に、レリーズリング15を押し上げ操作、すなわちS方向(図1(a)に図示)に操作することでも、カメラのレリーズ動作をさせ、静止画撮影をすることができる。
通常、カメラのレリーズボタンは、2段スイッチで構成されている。レリーズボタンの半押しで1段目のスイッチ(SW1)がオンするとAFおよびAEを行い、レリーズボタンの全押しで2段目のスイッチ(SW2)がオンすると静止画撮影を行うよう構成されている。レリーズリング15も同様に2段スイッチで構成されている。レリーズリング15は、移動規制が施されており、所定範囲内でのみ移動するように構成されている。
また、レリーズリング15は、押し下げ操作または押し上げ操作を終了し指を離すと不図示のバネにより、中立位置に復帰するように構成されている。
レリーズリング15には、操作部位の指標として、上面側操作部15a、底面側操作部15bに凹凸形状部がそれぞれ形成されている。
なお、図1(a)−(c)は、ズームリング14とレリーズリング15が中立位置に位置している状態を示している。
次に、図2を用いて、ズームリング14およびレリーズリング15のカメラ本体1に対する配置関係を説明する。
図2(a)はカメラ上面図、図2(b)はカメラ正面図、図2(c)はカメラ底面図であり、それぞれ電源オフ時の沈胴状態を示している。
カメラ本体1の外形は、略直方体の形状からなっており、レンズユニット3の光軸を中心として横方向(X軸方向)に左右対称形状、縦方向(Y軸方向)に上下対称形状になっている。
ズームリング14およびレリーズリング15は、レンズユニット3の外周を囲うように配置されている。このとき、カメラ左側面からズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bまでの距離は等距離になっている。カメラ右側面からズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bまでの距離は等距離になっている。同じように、カメラ左側面からレリーズリング15の上面側操作部15aおよび底面側操作部15bまでの距離は等距離になっている。カメラ右側面からレリーズリング15の上面側操作部15aおよび底面側操作部15bまでの距離は等距離になっている。また、カメラ上面から上面側操作部14aまでの距離とカメラ底面から底面側操作部14bまでの距離は等距離になっている。カメラ上面から上面側操作部15aまでの距離とカメラ底面から底面側操作部15bまでの距離は等距離になっている。また、ズームリング14およびレリーズリング15の中心軸は、レンズユニット3の光軸中心と重なる。本実施形態のカメラでは、カメラ本体1の左右中心かつ上下中心とレンズユニット3の光軸中心とが重なっているため、ズームリング14およびレリーズリング15の中心軸は、カメラ本体1の左右中心かつ上下中心に重なる。このようにズームリング14、レリーズリング15を配置することで、撮影者は右手でも左手でも同感覚でズームおよびレリーズ動作を実行することができる。
また、本実施形態では、カメラの上面および底面からズームリング14の各操作部14a、14bへの距離を等距離にするとともに、カメラの上面および底面からレリーズリング15の各操作部15a、15bへの距離を等距離にしている。このため、カメラの天地を逆さま(上下逆)にしても、同じようにズームおよびレリーズ動作を実行でき、様々なアングルでの撮影を容易にしている。
図3は、撮影者がカメラを構えている様子を示す図である。
図3(a)は、右手人差し指でズームリング14およびレリーズリング15の上面側操作部を操作している様子であり、撮影者が右利きの場合の通常撮影時に適している。
図3(b)は、左手人差し指でズームリング14およびレリーズリング15の上面側操作部を操作している様子であり、撮影者が左利きの場合の通常撮影時に適している。
図3(c)は、右手親指でズームリング14およびレリーズリング15の底面側操作部を操作している様子であり、例えばマクロ撮影時に適している。
図3(d)は、表示ユニット2を開いた状態にし、右手親指でズームリング14およびレリーズリング15の上面側操作部を操作している様子であり、ローアングル撮影に適している。
図3(e)は、表示ユニット2を開き、カメラの天地を逆にした状態で、右手人差し指でズームリング14およびレリーズリング15の上面側操作部を操作している様子であり、ハイアングル撮影に適している。
このように、カメラを様々な持ち方で把持したとしても、無理のない自然なズーム動作およびレリーズ動作を実行することができるようになっている。カメラの正面を自分に向け、いわゆる自分撮りを行う際も、無理のない自然なズーム動作およびレリーズ動作を実行することができる。
次に、ズームリング14およびレリーズリング15の構成を詳細に説明していく。
図4は、カメラの正面側から見た部分展開斜視図である。図4(a)はフロントカバーユニット18を取り外した状態であり、図4(b)はフロントカバーユニット18のみを背面側から見た斜視図である。
カメラ本体1内のレンズユニット3の右側には、カメラに電源を供給する電池16、左側にはメインCPUなどを実装したメイン回路基板17が配置されている。メイン回路基板17と表示ユニット2、レンズユニット3および電池16は不図示のフレキシブル配線板により電気的に接続されている。メイン回路基板17には、フロントカバーユニット18に取り付けられたフロントフレキシブル配線板の接続用コネクタ17aが実装されている。
フロントカバーユニット18の主構成部品は、フロントカバー19、フロントインナー20、フロントフレキシブル配線板21、ズームリング14およびレリーズリング15である。
フロントカバー19は、金属材料を絞り成型することで形成される。フロントカバー19の中央には開口部が形成されている。フロントカバー19の開口部には、樹脂製のフロントインナー20が嵌合し、フロントインナー20はフロントカバー19に接着固定されている。フロントインナー20の中央には、開口が形成されている。フロントカバーユニット18をカメラ本体1に取り付けると、レンズユニット3の一部がフロントインナー20の開口の内側に位置する。カメラ本体1の電源をオンすると、レンズユニット3の一部がフロントインナー20開口から繰り出すようになっている。
フロントインナー20は、ズームリング14とレリーズリング15を保持するベース部材である。ズームリング14は、フロントインナー20に所定範囲で回動するように構成されている。レリーズリング15は、ズームリング14を挟んだ状態でフロントインナー20に所定範囲でスライドするように取り付けられている。フロントインナー20には、レリーズ動作やズーム動作の実行を受け付けるスイッチを実装したフロントフレキシブル配線板21が取り付けられている。
フロントフレキシブル配線板21の先端には、一部パターンが露呈した接点接続部21aがあり、接点接続部21aがメイン回路基板17のコネクタ17aに接続される。ズームリング14およびレリーズリング15の操作によって出力される信号をメインCPUに伝える。メインCPUは、この信号を受けて、レンズユニット3を動作させるよう指示を出す構成となっている。
次に、図5および図6を用いて、フロントカバーユニット18の詳細な構成を説明する。
図5(a)はフロントカバーユニット18のカメラ正面方向から見た展開斜視図であり、図5(b)は構成部品の部分拡大図である。図6は、フロントカバーユニット18のカメラ背面方向から見た展開斜視図である。
本実施形態では、レリーズリング15は、製造上および意匠性、強度の都合から、合成樹脂材料からなるレリーズベース22と金属材料からなるレリーズキャップ23に2部品を貼り合わせている。レリーズベース22には、後述するレリーズスイッチを押圧する押し子部22aおよび22bが形成されている。
摺動シート24は、ズームリング14に貼りつけられ、回転操作の滑りを向上させる。
続いてフロントインナー20に取り付けられる各種部品について説明する。
フロントフレキシブル配線板21は、ズームリング14の回動操作を検出する検出スイッチと、レリーズリング15のスライド操作を検出する検出スイッチが実装される。
ズームリング14の回動操作、すなわちズームリング14のTELE方向の回転およびWIDE方向の回転を検出する検出スイッチは、可倒部が2方向に可倒するズームスイッチ(第2の検出手段)21bである。スライド操作を検出する検出スイッチは、メタルドーム式のレリーズスイッチ(第1の検出手段)21cおよび21dであり、2つのスイッチを用いる。なお、レリーズスイッチ21cはレリーズリング15の押し下げ操作を検出し、レリーズスイッチ21dはレリーズリング15の押し上げ操作を検出する。
ズームスイッチから出力される出力信号は、フロントフレキシブル配線板21のパターンを通り、接点接続部21aまで伝達される。
レリーズスイッチ21cおよび21dには、SW1(1段目のスイッチ)およびSW2(2段目のスイッチ)をそれぞれ検出する2段スイッチで構成される。レリーズスイッチ21cおよび21dから出力されるSW1およびSW2の出力信号は、フロントフレキシブル配線板21内で合流し、信号線の本数が少なくなった状態で接点接続部21aまで引き出される。すなわち、メインCPUにはレリーズスイッチ21cが操作されたのか、レリーズスイッチ21dが操作されたのかは判別できないが、本実施形態では、レリーズスイッチ21cおよび21dを同時にオンすることはできないので、特に問題はない。スイッチからの出力信号線を途中で合流させ、信号本数を削減することで、CPUのポートを節約できるため、CPUのコスト低減となり、更にはカメラの製造コストを安価にすることができる。
押え部材25および26は、フロントフレキシブル配線板21をフロントインナー20に固定する。フロントインナー20にフロントフレキシブル配線板21を不図示の位置決めを用いて取り付けた後に、押え部材25および26をかぶせて、押え部材25および26をフロントインナー20へネジで固定する。
レリーズプレート27は、金属材料で形成される、レリーズベース22の抜け止め部材である。本実施形態では、レンズユニット3の光軸を挟んで左右に2つ同一の部品を取り付けるようにしている。レリーズベース22には、ネジボス22c、22d、22e、22fが形成されている。レリーズプレート27は、フロントインナー20を挟んだ状態で、レリーズベース22へネジで固定される。
トーションバネ(第2の付勢手段)28は、ズームリング14を中立位置に復帰させるための付勢手段である。バネ押え部材29は、トーションバネ28が抜け落ちてしまうのを防ぐ部材である。トーションバネ28の座巻き部をフロントインナー20のボス部に挿入し、バネ押え部材29を被せ、ネジにてバネ押え部材29をフロントインナー20のボス部に固定する。トーションバネ28の腕部は、フロントインナー20およびズームリング14のバネ掛け部へかけられる。
バネユニット30は、レリーズリング15を中立位置に復帰させるために設けられており、光軸を挟んで左右に1つずつ計2つ配置している。
金属シャフト31、コイルバネ(第1の付勢手段)32、樹脂からなりコイルバネ32を規制するリテーナー33は、コイルバネ32の上下に各1つずつ使用する。なお、コイルバネ32は、レリーズリング15を、中立位置に復帰させるための付勢手段である。
金属シャフト31にコイルバネ32を通し、コイルバネ32の上下からリテーナー33をそれぞれ挿入し、コイルバネ32を圧縮した状態で、フロントインナー20のバネ収納用凹部20aおよび20bに挿入する。フロントインナー20のバネ収納用凹部20aおよび20bの上下には、金属シャフト31を圧入するためのポケット状の凹部があり、凹部に金属シャフト31を圧入することで、バネユニット30はフロントインナー20に対して固定される。なお、金属シャフト31は、コイルバネ32が座屈や胴曲りを起こしてしまうのを防いでいる。また、コイルバネ32の上側巻き端部32aおよび下側巻き端部32bの内径がコイルバネ32の中央部分の内径より大きい。これによって、リテーナー33と金属シャフト31の間に生じる僅かな隙間や、レリーズベース22の角リブ部22g、22hと金属シャフト31の間に生じる僅かな隙間に、コイルバネ32が落ち込んだり、挟まったりしてしまうのを防いでいる。コイルバネ32の中央部分は、金属シャフト31にガイドされる部分となり、金属シャフト31の外径とコイルバネ32の中央部分の内径のクリアランスは動作に問題ない程度に十分に小さくしている。このように構成しないと、レリーズリング15操作後の中立位置への復帰時に振動によりハジキ音(振動音)が発生してしまう。さらに、コイルバネ32のハジキ音を低減するためには、粘度の高いグリスをコイルバネ32に塗布することが望ましい。コイルバネ32の上側巻き端部32aおよび下側巻き端部32bにレリーズベース22の角リブ22g、22hを係合させて、レリーズベース22を中立位置に復帰させるように構成している。
本実施形態では、レリーズリング15を二体化し、レリーズベース22とレリーズキャップ23に分割しているが、金属材料もしくは合成樹脂材料にて一体化してレリーズリング15を構成しても良い。
次に、図7を用いて、ズームリングとレリーズリングの取り付け構造および組み立てについて説明する。
図7(a)はフロントカバーユニット18の組み立て途中の展開斜視図、図7(b)はレリーズリング15の背面側から見た斜視図、図7(c)はズームリング14の背面側から見た斜視図である。
図7(a)において、ズームリング14とレリーズリング15の取り付け構造を説明していく。
まず、半完成状態のフロントカバーユニット18にズームリング14を取り付ける。ズームリングの内周側には、ズームリング14の回動のガイドとなるガイド面14dが形成されている。一方、フロントインナー20にも、ズームリング14の回動のガイドとなるガイド面20cが形成されている。また、ズームリング14には、ズームスイッチ21bの可倒部と係合する係合部14cが設けられている。
図7(c)で示すように、ズームリング14の背面側には、トーションバネ28の腕部が係合するバネ掛け軸15eが形成されている。ズームリング14取り付ける際にトーションバネ28に、このバネ掛け軸15eを掛けるようにして組み立てる。なお、この状態では、ズームリング14は、半完成状態のフロントカバーユニット18に対して、スラスト方向(光軸方向)には抜け止めされていない。ラジアル方向(光軸に直交する面内方向)には、ズームリング14のガイド面14dとフロントインナー20のガイド面20cが摺動嵌合(回動するのに適切な隙間関係)しているため、僅かなガタのみがあるだけである。
次に、レリーズベース22とレリーズキャップ23が接着されたレリーズリング15を半完成状態のフロントカバーユニット18に取り付ける。
レリーズベース22の背面方向には、図7(b)に図示するように、押し子部22a、22b、ネジボス22c、22d、22e、22fおよびコイルバネ32のバネ掛け部である角リブ22g、22h、22i、22jが突出して形成されている。フロントインナー20は、押し子部22a、22bおよびネジボス22c、22d、22e、22fがフロントインナー20を通りぬけられるように開口されている。また、角リブ22g、22h、22i、22jは、コイルバネ32の巻き端部32a、32bに引っかけることなく係合できるように先端部には面取り加工が施される。また、ネジボス22c、22d、22e、22fの根元近傍に各ネジボスから突出形成されたガイドリブ22kがある。ガイドリブ22kがフロントインナー20の左右に2か所ずつ設けられたガイド面20dに摺動嵌合し、レリーズベース22がフロントインナー20に対してスライドするように案内される。
この状態で、左右に2つあるレリーズプレート27に設けられた穴をレリーズベース22のネジボス近傍に形成された位置決め軸に挿入した上で、レリーズプレート27をレリーズベース22にネジ34にて固定する。こうすることで、レリーズベース22(レリーズリング15)は光軸方向に抜けなくなり、レリーズリング15がズームリング14の前方に配置されることとなるため、ズームリング14は光軸方向に外れなくなる。上記のように組み立てて、フロントカバーユニット18は完成する。
次に、図8を用いて、ズームリング14およびレリーズリング15の取り付け状態を説明する。
図8は、ズームリング14およびレリーズリング15の断面構造を示す図である。なお、この断面は構造を示すための概念的な図である。この断面では、フロントカバー19、フロントインナー20、ズームリング14、摺動シート24、レリーズリング15およびその構成部品であるレリーズベース22、レリーズキャップ23、レリーズプレート27、ネジ34のみを示している。
レリーズプレート27はネジ34によりレリーズベース22に固定される。これによって、フロントインナー20は、レリーズベース22およびレリーズプレート27に挟持される。フロントインナー20のレール面20eとレリーズベース22の当接面22mおよびフロントインナー20のレール面20gとレリーズプレート27は隙間がないように描いているが、実際には摺動に問題がない程度の隙間を設けている。
ズームリング14は、レリーズベース22のレール面22lとフロントインナー20のレール面20hの間に挟まれている。ズームリング14は、摺動面14fがレリーズベース22のレール面22lと摺動し、当接面14gがフロントインナー20のレール面20hと摺動することで、ズームリング14は回動する。
レリーズベース22のレール面22lとズームリング14の当接面14fの間には隙間が形成されている。隙間を設けておかないと、図8の矢印の方向から外力が与えられたときに、ズームリング14の走行スペースが減少し、ズームリング14がスムーズに動作しなくなってしまう問題が発生してしまう。このため、外力により押え付けられたときの各部品の変形等によるスペース減少量を加味し、若干の隙間を設けている。
また、摺動シート24はズームリング14に貼りつけている。もし、摺動シート24を貼らない場合には、ズームリング14とフロントカバー19が接触し、ズームリング14がスムーズに動作しなくなってしまう問題が発生する。また、ズームリング14およびフロントカバー19は共に金属材料によって形成される部品であるため、両者が接触した際には摩擦抵抗大きく、異音が発生することもある。これらの課題を回避するために、通常の使用状態ではどこにも接触しない摺動シート24を貼着している。
次に、図9を用いて、ズームリング14が回動する状態と、中立位置に復帰されている状態を説明する。
図9(a)は、レンズユニット3とフロントカバーユニット18のみを表示した正面斜視図である。図9(b)は、図9(a)に図示されるレンズユニット3の光軸に直交しズームリング14を通過するように切断したZ−Z断面図である。図9(c)は、図9(b)の状態からズームリング14をQ方向に回動させた図である。
図9(b)の状態は、トーションバネ28の腕部がフロントインナー20のバネ掛け軸20kおよびズームリング14のバネ掛け軸14eに掛けられており、ズームリング14は中立状態に復帰されている。ズームリング14は、ズームリング14の中心軸を中心にP方向(TELE)およびQ方向(WIDE)に回動が可能である。ズームリング14を回動させると、ズームリング14のバネ掛け軸14eが移動し、トーションバネ28の片腕を移動させる。これによって、トーションバネ28がチャージされ、中立位置に復帰しようとする付勢力が発生する。ズームリング14を操作していない状態では、常に中立状態に復帰するよう構成されている。中立位置では、ズームスイッチ21bは、ズームレバーにより蹴飛ばされておらず、ズームスイッチ21bの出力信号はオフである。
図9(c)の状態は、図9(b)の状態からQ方向すなわちWIDE方向へ回動させた状態である。フロントインナー20の規制面20jとズームリング14の規制面14iが当接する状態を示している。図9(c)は、ズームリング14がQ方向の回動端に当接した状態を示している。図9(c)の状態にて、トーションバネ28の片腕がズームリング14のバネ掛け軸14eにより変位させられ、トーションバネ28は、チャージされた状態である。このとき、ズームリング14の係合部14cがズームスイッチ21bの可倒部を倒し、ズームスイッチ21bはWIDEを示す信号を出力する。ズームリング14から手を離せばトーションバネ28の付勢力により、ズームリング14は速やかに中立位置に復帰する。
図示しないが、同様に図9(b)のP方向すなわちTELE方向へ回動すれば、フロントインナー20の規制面20iとズームリング14の規制面14hが当接する。この状態ズームリング14がP方向の回動端に当接した状態となる。このときのズームスイッチ21bは、ズームリング14の係合部14cがズームスイッチ21bの可倒部を倒して、TELEを示す信号を出力する。ズームリング14から手を離せばトーションバネ28の付勢力により、ズームリング14は速やかに中立位置に復帰する。
このように、ズームリング14は、フロントインナー20に対し、所定範囲で回動し、トーションバネ28の付勢力により、中立位置に復帰する。そして、ズームスイッチ21bは、ズームリング14がどちらの方向へ回動されたが検出することができる。
次に、図10を用いて、レリーズリング15がスライド操作される状態について説明する。
図10(a)は、レンズユニット3とフロントカバーユニット18のみを表示した正面斜視図である。図10(b)は、図10(a)に図示されるレンズユニット3の光軸を含むX−X断面における断面図である。図10(c)は図10(b)の状態からレリーズリング15を矢印の方向に押し下げた状態を示し、図10(d)は図10(b)の状態からレリーズリング15を矢印の方向に押し上げた状態を示す。
図10(b)は、レリーズリング15が中立位置にある状態である。レリーズベース22とフロントフレキシブル配線板21に実装されたメタルドーム式の2つのレリーズスイッチ21cおよび21dとの関係を説明する。
レリーズリング15の中立状態では、レリーズスイッチ21cの直上にレリーズベース22の押し子部22aが配置されている。また、レリーズスイッチ21dの直下にレリーズベース22の押し子部21bが配置されている。この状態では各レリーズスイッチを押しこんでいない状態であり、それぞれのレリーズスイッチ21c、21dからの信号は出力されていない。
図10(c)に示すように、レリーズリング15を矢印の方向に撮影者が押し下げると、レリーズベース22の規制面22nがフロントインナー20の規制面20lに突き当り、これ以上レリーズリング15を押し下げることはできない。なお、レリーズリング15の押し込みストローク(図10(b)の状態から図10(c)の状態へレリーズリング15の移動量)は、レリーズスイッチ21cの検出ストロークよりも若干大きくしてある。そのため、レリーズスイッチ21cをレリーズベース22の押し子部22aが押しきれないことがない。レリーズリング15が図10(c)の状態となるとき、反対側の押し子部22bは中立位置から下方向に移動するが、ズームリング14に接触しないようズームリング14を一部切り欠いている。図10(c)の状態から撮影者がレリーズリング15から指を離すと、コイルバネ32により、レリーズリング15は中立位置である図10(b)の状態に速やかに復帰する。
図10(d)に示すように、レリーズリング15を矢印の方向に撮影者が押し上げると、レリーズベース22の規制面22pがフロントインナー20の規制面20mに突き当り、これ以上レリーズリング15を押し上げることはできない。なお、レリーズリング15の押し上げストローク(図10(b)の状態から図10(d)の状態へレリーズリング15の移動量)は、レリーズスイッチ21dの検出ストロークよりも若干大きくしてある。レリーズリング15が図10(d)の状態となるとき、反対側の押し子部22aは中立位置から上方向に移動するが、ズームリング14に接触しないよう、ズームリング14を一部切り欠いている。図10(c)の状態から撮影者がレリーズリング15から指を離すと、コイルバネ32により、レリーズリング15は
速やかに中立状態に復帰する。
メタルドーム式のスイッチは必要以上に押し込みすぎると、スイッチを破壊してしまうという問題があり、激しい衝撃、例えば撮影者がカメラを誤って落下させてしまったときに問題が発生する。しかしながら、本実施形態の構成であれば、レリーズリング15の可動範囲が制限されているため、レリーズスイッチ21c、21dが必要以上に押し込まれることはない。万一部品の変形等でレリーズリング15の可動範囲を超えてレリーズリング15が移動してしまったときにでも、レリーズベース22から突出している突出部が、弾性的に変形しレリーズスイッチ21c、21dに過大な荷重がかからない。
次に図11を用いて、レリーズリング15を中立位置に復帰させるためのコイルバネ32の配置について説明する。
図11(a)は、レンズユニット3とフロントカバーユニット18のみを表示した正面斜視図である。図11(b)は、図11(a)に図示されるレンズユニット3の光軸を含むY−Y断面における断面図である。
金属シャフト31およびコイルバネ32は、レンズユニット3の光軸を挟むように左右に1つずつ計2つフロントインナー20に配置されている。コイルバネ32は、レリーズリング15を中立位置に復帰させるためのもので、1つでもレリーズリング15を中立位置に復帰させる機能は果たすことができる。しかしながら、左もしくは右の一方にのみコイルバネ32を配置すると、レリーズリング15の中立位置でのガタつきが多くなり、品位を損ねることになる。このような問題を鑑みて、2つのコイルバネ32を左右にバランスよくフロントインナー20に配置している。また、スペース効率を向上させるために、コイルバネ32をズームリング14の厚み(2点鎖線で示した範囲)に重なるように配置している。
次に、図12を用いて、レリーズリング15の支持構造を説明する。
図12(a)はレリーズリング15が中立位置にあるときの断面図、図12(b)はレリーズリング15を押し下げた状態の断面図、図12(c)はレリーズリング15を押し上げた状態の断面図を示している。
図12(a)の状態では、リテーナー33は、コイルバネ32の付勢力により、それぞれフロントインナー20の受け面に押しつけられている。
図12(b)の状態では、コイルバネ32の上側巻き端部32aは、レリーズベース22のバネ掛け用の角リブ22gにより、押し下げられている。一方、下側巻き端部32bは、下側に配置されたリテーナー33により規制されて、コイルバネ32は下方向に移動できない。
したがって、コイルバネ32は、図12(a)の状態より圧縮され、チャージされる。なお、レリーズリング15が押し下げられている状態では、レリーズベース22の角リブ22hやネジボス22cおよび22dも下方向へ移動しているが、周囲の部品に衝突しないように設計されている。この状態から撮影者がレリーズリング15の押し下げを止めれば、レリーズリング15はコイルバネ32の付勢力により中立位置に速やかに戻る。
図12(c)の状態では、コイルバネ32の下側巻き端部32bは、レリーズベース22のバネ掛け用の角リブ22hにより、押し上げられている。一方、上側巻き端部32aは、上側に配置されたリテーナー33により規制されて、コイルバネ32は上方向には移動できない。
したがって、コイルバネ32は、図12(a)の状態より圧縮され、チャージされる。なお、レリーズリング15を押し下げた場合と同様に、レリーズリング15が押し上げられている状態では、レリーズベース22の角リブ22gやネジボス22cおよび22dも上方向へ移動しているが、周囲の部品に衝突しないように設計されている。この状態から撮影者がレリーズリング15の押し上げを止めれば、レリーズリング15はコイルバネ32の付勢力により中立位置に速やかに戻る。
なお、図12(a)の中立状態では、レリーズベース22の角リブ22gと角リブ22hとの間の距離と上下に配置される2つのリテーナー33の間の距離が同一寸法になるように設計されている。これによって、レリーズベース22の角リブ22gと上側のリテーナー33は、コイルバネ32の上側巻き端部32aに同時に接触する。同じように、レリーズベース22の角リブ22hと下側のリテーナー33は、コイルバネ32の下側巻き端部32bに同時に接触する。角リブ22gと角リブ22hとの間の距離と2つのリテーナー33の間の距離が同一でない場合、その寸法差分がレリーズベース22の中立位置での停止ガタとなってしまう。製造上の誤差によって、寸法差分が出る場合は、リテーナー33とフロントインナー受け面20n、20pの間にワッシャー等のスペーサーを挿入することでリテーナー33の位置を調整することができる。
なお、左右に2つあるコイルバネ32のうち片側のみ説明したが、反対側も同様に構成されている。
次に、図13を用いて、ズームリング14とレリーズリング15の位置関係について説明する。
図13は、カメラの右側面図であり、が沈胴しており、レリーズリング15は中立位置の状態である。
図13に図示するように、カメラ本体1とレリーズリング15の外形に接する線(接線)を描いたときに、ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bはこの接線よりも突出するように形成されている。撮影者はズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bを指の腹で回動操作するが、ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bがこの接線よりも突出していないとズームリング14を操作いにくくなる。ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bを突出させすぎると、図のようにカメラを机の上に置いたときに底面側操作部14bが机に接触し、ズームリング14が不用意に動いてしまうという問題がある。また、ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bを突出させすぎると、三脚にカメラ本体1を取り付けたときに三脚の取り付け面に底面側操作部14bが触れて、ズームリング14を回動させることができなくなる。このようなことを考慮して、本実施形態では、ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bをカメラ本体1とレリーズリング15を結ぶ接線より突出させる。また、ズームリング14の上面側操作部14aおよび底面側操作部14bがカメラ本体1の底面および上面の延長面から突出しないように構成している。
次に、図14を用いて、ズームリング14とレリーズリング15の外形の位置関係について説明する。
図14は、カメラの正面図である。ズームリング14は中立状態であり、レリーズリング15は上面方向から押し下げている(矢印の方向に押し下げ)状態である。図中の破線は、レリーズリング15の中立状態の位置を示している。
押し下げ状態のレリーズリング15の外径は、ズームリング14の外径よりも突出しないようにしている。したがって、レリーズリング15を押し下げたとしても、レリーズリング15の下端がズームリング14から突出しない。もし、レリーズリング15を押し下げた際に、レリーズリング15の下端がズームリング14から突出すると、レリーズリング15のズームリング14から突出に指を掛けて、レリーズリング15にレリーズリング15を引き剥がす力を加えることができる。また、レリーズリング15を押し下げた際に、レリーズリング15の下端がズームリング14から突出すると、カメラ本体1を机の上に置いたときや三脚に取り付けた場合に、レリーズリング15を十分に操作できなくなるおそれがある。このようなことを考慮して、本実施形態では、レリーズリング15の移動範囲は、レリーズリング15をスライド操作したとしても、レリーズリング15の上端または下端がズームリング14の外径から突出しないように設計している。
以上説明したように、本実施形態では、ズームリング14とレリーズリング15をレンズユニット3の周囲に配置したことで、デジタルカメラに複数のレリーズボタンを配置することなく、様々なカメラの把持方法においても、スムーズにズーム動作およびレリーズ動作を行うことができる。
また、カメラ本体1の正面における略中心位置にズームリング14とレリーズリング15を配置することで、撮影者は右手でも左手でも容易にズーム動作およびレリーズ動作を実行できる。
また、ズームリング14とレリーズリング15が隣接させて配置することで、ズーム動作を実行して画角を決め、レリーズ動作を実行するといった一連の動作を、スムーズに行うことができる。
なお、本実施形態では、ズームリング14を所定範囲で回動可能としたが、本発明はこれに限定されない。ズームリング14の回転規制がない場合は、中立位置に復帰させる付勢手段は不要となり、回動検出はPIやホール素子を用いて、パルスカウント方式で回転の有無や回転方向を検出すればよい。
また、本実施形態では、レリーズリング15を上下方向にスライド可能な構成としたが、本発明はこれに限定されず、左右方向やその他の方向にスライド可能であっても良い。
また、本実施形態では、レリーズリング15をズームリング14より前方に配置したが、ズームリング14をレリーズリング15より前方に配置してもよい。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器であるデジタルカメラ(以降カメラと略す)の外観斜視図である。
カメラ本体101上面には、レリーズボタン101aが配置されている。
交換レンズ103は、カメラ本体101に対し、バヨネット着脱機構を用いて、取り外し可能に取り付けられている。交換レンズ103には、複数の光学系レンズの他、フォーカスリング103a、各種リングの移動を検出する検出手段が備えられており、電気接点を通じてカメラ本体101へその出力信号を送ることができる。また、交換レンズ103には、ズームリング(第2のリング操作部材)114、マルチ操作リング(第1のリング操作部材)115が交換レンズの構成部品である不図示のベース部材に取り付けられている。
ズームリング114はベース部材に対し回動可能であり、マルチ操作リング115はベース部材に対し光軸に直交する方向すなわちR(下)、S(上)、T(左)、U(右)の方向へスライド操作可能に取り付けられている。
ズームリング114は、操作されることで撮影画角を変更することができる。マルチ操作リング115は、撮影モードではAF(オートフォーカス)枠の移動、再生モードでは再生画像の送り、各種メニューモードでは左右上下のカーソル移動を行うことができる。これらの動作は撮影者が好みに応じて様々のコマンドの割り当てを変更できるようになっており、例えば撮影モードではT方向に操作すると単写撮影、R方向に操作連写撮影等である。もちろん、マルチ操作リング115の全方向の押圧をレリーズボタンにする、すなわちリングのR、S、T、Uの全ての方向を単写撮影に割り当てることも可能である。
また、ズームリング114とマルチ操作リング115とを設けることで、撮影モードではカメラを持ちかえること無く、撮影設定条件を変更することが可能となる。さらには、マルチ操作リング115にレリーズボタン機能を割り当てれば、撮影者は自由なスタイルで撮影することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
3 レンズユニット
14 ズームリング
15 レリーズリング
20 フロントインナー
21b ズームスイッチ
21c レリーズスイッチ
21d レリーズスイッチ

Claims (6)

  1. レンズユニットと、
    前記レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第1のリング操作部材と、
    前記レンズユニットの周囲に配置されるリング形状の第2のリング操作部材と、
    前記第1のリング操作部材が前記レンズユニットの光軸に直交する方向にスライドでき、前記第2のリング操作部材が前記レンズユニットの前記光軸を中心として回動できるように、前記第1のリング操作部材および前記第2のリング操作部材を保持するベース部材と、
    前記第1のリング操作部材をスライドさせたことを検出する第1の検出手段と、
    前記第2のリング操作部材の回動を検出する第2の検出手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のリング操作部材の外径は、前記第2のリング操作部材の外径よりも小さく、
    前記第1のリング操作部材の移動範囲は、前記光軸に直交する方向において、前記第2のリング操作部材の外径から突出しない範囲であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1のリング操作部材は、スライド操作されることでレリーズ動作を実行し、
    前記第2のリング操作部材は、回動操作されることでズーム動作を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記レンズユニットの光軸中心が前記撮像装置の正面における左右方向の中心かつ上下方向の中心に重なるように、前記レンズユニットが配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1のリング操作部材を中立位置に復帰させる第1の付勢手段と、
    前記第2のリング操作部材を中立位置に復帰させる第2の付勢手段と、を更に有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置は、装置本体と前記装置本体に対して回動する表示ユニットを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
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