JP2004053700A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利き手が左右どちらであっても操作性が良く、また無駄なスイッチを設けることによる本体の大型化も防止した撮影装置を提供する。
【解決手段】カメラ1は、本体に底面に設けられたスライドスイッチCにより、本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチA,Bの一方をシャッタボタン、他方を電源スイッチとして機能させることができる。したがって、撮影時に利き手側に配置されているボタンスイッチがシャッタボタンとして機能するように、スライドスイッチCを切り換えることにより、右利きのユーザであっても、左利きのユーザであっても、シャッタボタンの操作が利き手で行える。
【選択図】
図2
【解決手段】カメラ1は、本体に底面に設けられたスライドスイッチCにより、本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチA,Bの一方をシャッタボタン、他方を電源スイッチとして機能させることができる。したがって、撮影時に利き手側に配置されているボタンスイッチがシャッタボタンとして機能するように、スライドスイッチCを切り換えることにより、右利きのユーザであっても、左利きのユーザであっても、シャッタボタンの操作が利き手で行える。
【選択図】
図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シャッタボタンの操作により、被写体の撮影画像をフィルム、またはメモリに記録する撮影装置、所謂カメラ、に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人、物体、風景等を撮影した撮影画像を記録するものとしてカメラがあった。カメラには、周知のように撮影画像をフィルムに記録するフィルム方式のカメラと、メモリに電子データで記録するメモリ方式のカメラ(所謂、デジカメ)とがある。
【0003】
シャッタボタンの操作は、利き手で行うほうが、手ぶれが起こりにくい。右利きの人と、左利きの人とを比べると、圧倒的に右利きの人が多いというのが現状である。このため、従来のカメラは圧倒的に多い右利きの人の操作性を考慮し、シャッタボタンを本体上面の左側(カメラ本体を正面から見たときの向き。)に配置し、ユーザがシャッタボタンを右手で操作するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、左利きのユーザが皆無というわけではなく、右利きのユーザに比べると少ないが、左利きのユーザも多い。一方、上述したように従来のカメラはシャッタボタンを右手で操作することを前提にしていたため、左利きのユーザは利き手でない方の右手でシャッタボタンを操作しなければならず、手ぶれが起こりやすいという問題があった。
【0005】
また、カメラの撮影レンズを自分の方に向けて自分自身を撮影する、所謂自分撮りを行う、ユーザも多い。この自分撮りを行うとき、シャッタボタンの操作は左手で行うことになる。この場合、右利きのユーザであれば利き手でない左手でシャッタボタンを操作することになるので、手ぶれが起こりやすい。
【0006】
このように、右利きのユーザは上記自分撮りを行うときに利き手でない左手でシャッタボタンを操作しなければならず、反対に左利きのユーザはカメラの撮影レンズを自分の正面に向け、自分の略正面に位置する被写体を撮影するときに(通常の撮影を行うときに)利き手でない右手でシャッタボタンを操作しなければならなかった。
【0007】
この問題に対して、本体上面の両側にそれぞれシャッタボタンを配置し、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行えるカメラが提案されている(特開2000−55285)。
【0008】
しかしながら、ここで提案されているカメラは、単に本体上面の両側にシャッタボタンを配置した構成であるので、以下に示す問題があった。
【0009】
一般に、同じ働きのスイッチ(ここでは、シャッタボタン)を2つ設けた場合、一方のスイッチについては殆ど操作されない無駄な構成になる可能性が極めて高い。例えば、上記提案されているカメラでは、右利きのユーザは自分撮りを行うときだけ、本体上面の右側に配置されているシャッタボタンを操作するだけであり、左利きのユーザは自分撮りを行うときだけ、本体上面の左側に配置されているシャッタボタンを操作するだけである。このように、無駄な構成を本体に設けると、本体を大型化させるという問題がある。
【0010】
この発明の目的は、ユーザの利き手が左右どちらであっても利き手でシャッタボタンの操作が行え、また本体の大型化も防止した撮影装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の撮影装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0012】
(1)シャッタボタンが操作されたときに、被写体の撮影画像を記録する記録手段を備えた撮影装置において、
本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチと、
上記2つのボタンスイッチの一方を、本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える際に操作する電源スイッチとして機能させ、他方を上記シャッタボタンとして機能させる、切り換えを行うボタンスイッチ機能切換制御手段と、を備え、
上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体に設けられたスライドスイッチの状態に応じて、上記2つのボタンスイッチの機能を切り換える。
【0013】
この構成では、本体上面の両側にそれぞれ2つのボタンスイッチが配置されており、一方がシャッタボタンとして機能し、他方が本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える電源スイッチとして機能する。ここで言う、待機モードとは本体における消費電力を抑えるモードであり、具体的には、電源スイッチの操作の有無を検出する機構部のみ動作させ、他の機構部、例えばフォーカス、露光、フラッシュ、に対する電源供給を停止している状態である。また、撮影モードとは、本体の各部に動作電源が供給されている状態であり、この状態であるときにシャッタボタンが操作されると被写体の撮影画像を記録手段に記録する。ボタンスイッチ機能切換制御手段が、本体に設けられたスライドスイッチの状態により、本体上面の両側に配置した一方のボタンスイッチをシャッタボタンとして機能させ、他方のボタンスイッチを電源スイッチとして機能させる。
【0014】
したがって、右利きの人は自分の利き手である右手で操作するボタンスイッチがシャッタボタンになるようにスライドスイッチを切り換えることで、シャッタボタンの操作が常に利き手で行える。反対に、左利きの人は自分の利き手である左手で操作するボタンスイッチがシャッタボタンになるようにスライドスイッチを切り換えることで、シャッタボタンの操作が常に利き手で行える。このため、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行える。
【0015】
また、シャッタボタンとして機能しないボタンスイッチは、電源スイッチとして機能する構成であるので、従来のように装置本体に無駄なボタンスイッチを設けておらず、装置本体を無駄に大型化させるということもない。
【0016】
(2)上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体が上記待機モードであるとき、上記スライドスイッチの状態に関係なく、本体上面に配置された上記2つのボタンスイッチをともに上記電源スイッチとして機能させる。
【0017】
この構成では、本体が待機モードであるときに、本体上面の両側に配置した2つのボタンスイッチをともに電源スイッチとして機能させるようにしたので、待機モードである本体を撮影モードに移行させて撮影を開始するとき、どちらのボタンスイッチが電源スイッチであるかをいちいち確認する必要も無く、単にどちらか一方のボタンスイッチを操作するだけでよいので、本体を待機モードから撮影モードに移行させる際の操作性の向上が図れる。
【0018】
なお、待機モードでは撮影が行えないので、待機モードであるときにシャッタボタンとして機能するボタンスイッチが存在しなくても問題はない。
【0019】
また、上記スライドスイッチは、その性質上頻繁に切り換えるものではないので、装置本体底面等、撮影時等にユーザの手が比較的触れない場所に配置するのが好ましい。
【0020】
さらに、スライドスイッチにカバーを設ければ、本体をカバン等に入れているときに、他の物との接触により、スライドスイッチの状態が切り換わるのを防止できる。
【0021】
なお、上記カバーは本体に対して着脱自在のカバーであってもよいし、またスライドスイッチを覆った状態と、覆っていない状態との間でスライドさせるカバーであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である撮影装置について説明する。
【0023】
この実施形態の撮影装置は、撮影画像をメモリに記録するディジタルカメラである。図1は、この発明の実施形態であるカメラの構成を示すブロック図であり、図2はこの実施形態のカメラの外観を示す図である。図2(A)は正面図、図2(B)は背面図、図2(C)は上面図、図2(D)は底面図である。
【0024】
この実施形態のカメラ1は、本体の動作を制御する制御部2と、操作部3と、被写体を撮影するための撮影レンズ(対物レンズ)やCCDを有する撮影部4と、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を表示する表示部5と、撮影時におけるフラッシュの点灯を制御する照明部6と、撮影部4で撮影された被写体の撮影画像を電子データで記録する記録部7と、を備えている。操作部3は、本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチA,Bと、本体底面に設けられたシャッタ切換用のスライドスイッチCと、を有する。ボタンスイッチAは本体の左側(カメラ本体を正面から見たときの向き。)に配置されており、ボタンスイッチBは本体の右側に配置されている。ボタンスイッチA、Bの一方が被写体を撮影する際のシャッタボタンとして機能する。スライドスイッチCにより、シャッタボタンとして機能させるボタンスイッチA、Bの設定が行える。
【0025】
本体底面に設けられたスライドスイッチCには、該スライドスイッチCを覆った状態と、覆っていない状態と、の間でスライド自在に取り付けたカバー11が取り付けられている。カバー11は、図2(D)に矢示する方向にスライド自在に取り付けられている。カバー11は、透明アクリルで構成されており、スライドスイッチCを覆った状態であっても、スライドスイッチCの設定状態をユーザが目視できる構成である。
【0026】
スライドスイッチCを右(図2(D)における左側)にすると(図2(D)に示す状態)、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能する設定となり、反対に、スライドスイッチCを左(図2(D)における右側)にすると、ボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能する設定となる。スライドスイッチCは、図3に示すように、設定状態信号をハイレベル、またはローレベルに切り換えるスイッチである。制御部2は、この設定状態信号がハイレベルであるか、ローレベルであるかにより、スライドスイッチCの状態を検出する。
【0027】
なお、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能するように設定されたときに、設定状態信号がハイレベルになるか、ローレベルになるかについては、どちらであってもよい。制御部2において、設定状態信号からスライドスイッチCの状態が検出できればよい。
【0028】
また、図2(A)に示す12はフラッシュであり、照明部6によりその点灯が制御される。フラッシュ12は、図示するようにカメラ1本体の幅方向の略中央に配置されている。図2(B)示す13はファインダであり、フラッシュ12と同様にカメラ1本体の幅方向の略中央に設けられている。14は表示部5によりその画面表示が制御される液晶表示器である。液晶表示器14には、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像や、記録部7に記録されている撮影画像が表示できる。記録部7は、撮影部4で撮影した被写体の撮影画像を電子データでフラッシュメモリカードに記録する。このフラッシュメモリカードはカメラ1本体に対して着脱自在である。
【0029】
さらに、この実施形態のカメラ1は、本体にセットされた電池(不図示)により、本体各部に動作電源を供給する。カメラ1には、待機モード、および撮影モードの2つのモードがある。本体にセットされている電池により、本体各部に動作電源の供給が行われており、被写体の撮影が行える状態を撮影モードと言う。一方、ボタンスイッチA、Bの操作(押下)を検出する検出機構部のみ動作電源が供給されており、その他の機構部(撮影部4、表示部5、照明部6、記録部7)に動作電源が供給されていない状態を待機モードと言う。待機モードは、本体の消費電力を抑えたモードである。通常、撮影時にカメラ1を待機モードから撮影モードに移行させて被写体の撮影を行い、撮影終了時にカメラ1を撮影モードから待機モードに戻す。
【0030】
次に、スライドスイッチCの設定状態に対する、ボタンスイッチA、Bの機能について説明する。カメラ1が待機モードである場合、ボタンスイッチA、BはスライドスイッチCの設定状態にかかわらず、ともに電源スイッチとして機能する(図4(A)参照)。このため、待機モードから撮影モードに移行させるときには、ボタンスイッチA,Bのどちらを操作(押下)してもよい。したがって、ユーザは、本体底面に設けられているスライドスイッチCの設定状態を確認することなく、ボタンスイッチA、Bのいずれか一方を操作するだけで、カメラ1を待機モードから撮影モードに移行させることができる。
【0031】
また、カメラ1が撮影モードであって、且つスライドスイッチCの設定状態が右である場合、本体左側に配置されたボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能し、本体右側に配置されたボタンスイッチBが電源スイッチとして機能する(図4(B)参照)。このため、ユーザは自分の略正面に位置する被写体を撮影する場合、自分の右手側に位置するボタンスイッチAを操作することにより、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を記録部7に記録することができる。したがって、右利きのユーザであればシャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0032】
反対に、カメラ1が撮影モードであって、且つスライドスイッチCの設定状態が左である場合、本体右側に配置されたボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能し、本体左側に配置されたボタンスイッチAが電源スイッチとして機能する(図4(B)参照)。このため、ユーザは自分の略正面に位置する被写体を撮影(通常の撮影)する場合、自分の左手側に位置するボタンスイッチBを操作することにより、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を記録部7に記録することができる。したがって、左利きのユーザであればシャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0033】
また、右利きのユーザが、自分自身を被写体にした自分撮りを行う場合、スライドスイッチCの設定状態を左にすることで、シャッタボタンの操作が利き手で行える。反対に、左利きのユーザが、自分自身を被写体にした自分撮りを行う場合、スライドスイッチCの設定状態を右にすることで、シャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0034】
このように、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行えるので、手ぶれが起こりにくい。
【0035】
さらに、カメラ1が撮影モードであるとき、シャッタボタンとして機能しないボタンスイッチは電源スイッチとして機能する。電源スイッチとして機能する側のボタンスイッチが操作されると、カメラ1本体が撮影モードから待機モードに移行する。
【0036】
図4に示した、上記ボタンスイッチA、Bの機能の切換制御は、制御部2が図3に示した設定状態信号に基づいて制御する。
【0037】
図5は、この実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。カメラ1は、待機モードである場合、ボタンスイッチA、Bのいずれかが操作されると(s1、s2)、本体各部に対して動作電源の供給を開始し、本体を撮影モードに移行する(s3)。
【0038】
また、カメラ1は、撮影モードである場合、ボタンスイッチA、Bのいずれかが操作されると(s4、s5)、操作されたボタンスイッチがスライドスイッチCによりシャッタボタンとして機能する設定であるかどうかを判定する(s6)。ここで、シャッタボタンとして機能するボタンスイッチであると判定すると、この時点で撮影部4が撮影している被写体の撮影画像を電子データで記録部7に記録し(s7)、s4に戻る。一方、s6でシャッタボタンとして機能するボタンスイッチでないと判定すると(電源スイッチとして機能するボタンスイッチが操作された場合)、ボタンスイッチA、Bの操作を検出する検出機構部以外の機構部(撮影部4、表示部5、照明部6、記録部7)に対する動作電源の供給を停止し、本体を待機モードに移行し(s8)、s1に戻り上記処理を繰り返す。
【0039】
このように、この実施形態のカメラ1は、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能するとき、他方のボタンスイッチBが電源スイッチとして機能し、反対にボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能するとき、他方のボタンスイッチAが電源スイッチとして機能する構成であり、本体に無駄なボタンスイッチを設けていないので、本体を無駄に大型化させることがない。
【0040】
また、本体が待機モードであるとき、本体の両側に配置した2つのボタンスイッチA,Bをともに電源スイッチとして機能させる構成としたので、カメラ1での被写体の撮影を開始する際に、スライドスイッチCの設定状態にかかわらず、いずれか一方のボタンスイッチA、Bを操作することにより、カメラ1を待機モードから撮影モードに移行させることができ、操作性の向上が図れる。
【0041】
なお、カメラ1が待機モードであるとき、シャッタボタンとして機能するボタンスイッチが存在しないが、待機モードでは撮影部4が動作していないので問題はない。
【0042】
また、本体が撮影モードであるとき、ボタンスイッチA、Bが操作された後に、操作されたボタンスイッチがシャッタボタンとして機能するものであるか、電源スイッチとして機能するものであるかを判定するようにしているので、本体が撮影モードであるときに、スライドスイッチCの状態を切り換えても、その後の撮影においては切り換えたスライドスイッチCの状態に基づいて、操作されたボタンスイッチの機能が判定される。
【0043】
また、上述したように、フラッシュ12はカメラ1本体の幅方向の略中央に設けているので、スライドスイッチCの設定を右、左のどちらに設定した場合であっても、シャッタボタンを操作する手に覆われることがなく、フラッシュ12を使用した被写体の撮影に支障が生じるという問題も起きない。
【0044】
さらに、スライドスイッチCに対して、スライドカバー11を取り付けているので、カメラ1本体をカバン等に入れて持ち運んでいる際に、カバン内に収納されている他の物と衝突し、スライドスイッチCの設定状態が不意に切り換わることもない。また、スライドカーバ11は透明アクリルで構成されているので、スライドスイッチの設定状態を確認する際に、いちいちスライドカバー11を開ける必要もなく、ユーザの操作性を低下させない。
【0045】
なお、本願発明は、上記実施形態で説明したデジカメに限定されるものではなく、フィルム式のカメラにも適用できる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、装置本体の上面の両側にそれぞれボタンスイッチを配し、一方をシャッタボタン、他方を電源スイッチとして機能させる設定がスライドスイッチにより行えるので、ユーザの利き手が左右どちらであっても、利き手でシャッタを操作することができ、撮影時の手ぶれが抑えられる。しかも、本体に無駄なボタンスイッチを設けていないので、本体を無駄に大型化させることもない。
【0047】
また、待機モードであるときには、本体の両側に配置した2つのボタンスイッチをともに電源スイッチとして機能させるようにしたので、被写体の撮影を開始する際に、スライドスイッチの設定状態にかかわらず、いずれか一方のボタンスイッチを操作することにより、待機モードから撮影モードに移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態であるカメラの外観を示す図である。
【図3】スライドスイッチCの切り換えを説明する図である。
【図4】スライドスイッチCによるボタンスイッチA、Bの機能設定を示す
【図5】この発明の実施形態であるカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−カメラ
2−制御部
3−操作部
4−撮影部
5−表示部
6−照明部
7−記録部
11−スライドカバー
【発明の属する技術分野】
この発明は、シャッタボタンの操作により、被写体の撮影画像をフィルム、またはメモリに記録する撮影装置、所謂カメラ、に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人、物体、風景等を撮影した撮影画像を記録するものとしてカメラがあった。カメラには、周知のように撮影画像をフィルムに記録するフィルム方式のカメラと、メモリに電子データで記録するメモリ方式のカメラ(所謂、デジカメ)とがある。
【0003】
シャッタボタンの操作は、利き手で行うほうが、手ぶれが起こりにくい。右利きの人と、左利きの人とを比べると、圧倒的に右利きの人が多いというのが現状である。このため、従来のカメラは圧倒的に多い右利きの人の操作性を考慮し、シャッタボタンを本体上面の左側(カメラ本体を正面から見たときの向き。)に配置し、ユーザがシャッタボタンを右手で操作するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、左利きのユーザが皆無というわけではなく、右利きのユーザに比べると少ないが、左利きのユーザも多い。一方、上述したように従来のカメラはシャッタボタンを右手で操作することを前提にしていたため、左利きのユーザは利き手でない方の右手でシャッタボタンを操作しなければならず、手ぶれが起こりやすいという問題があった。
【0005】
また、カメラの撮影レンズを自分の方に向けて自分自身を撮影する、所謂自分撮りを行う、ユーザも多い。この自分撮りを行うとき、シャッタボタンの操作は左手で行うことになる。この場合、右利きのユーザであれば利き手でない左手でシャッタボタンを操作することになるので、手ぶれが起こりやすい。
【0006】
このように、右利きのユーザは上記自分撮りを行うときに利き手でない左手でシャッタボタンを操作しなければならず、反対に左利きのユーザはカメラの撮影レンズを自分の正面に向け、自分の略正面に位置する被写体を撮影するときに(通常の撮影を行うときに)利き手でない右手でシャッタボタンを操作しなければならなかった。
【0007】
この問題に対して、本体上面の両側にそれぞれシャッタボタンを配置し、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行えるカメラが提案されている(特開2000−55285)。
【0008】
しかしながら、ここで提案されているカメラは、単に本体上面の両側にシャッタボタンを配置した構成であるので、以下に示す問題があった。
【0009】
一般に、同じ働きのスイッチ(ここでは、シャッタボタン)を2つ設けた場合、一方のスイッチについては殆ど操作されない無駄な構成になる可能性が極めて高い。例えば、上記提案されているカメラでは、右利きのユーザは自分撮りを行うときだけ、本体上面の右側に配置されているシャッタボタンを操作するだけであり、左利きのユーザは自分撮りを行うときだけ、本体上面の左側に配置されているシャッタボタンを操作するだけである。このように、無駄な構成を本体に設けると、本体を大型化させるという問題がある。
【0010】
この発明の目的は、ユーザの利き手が左右どちらであっても利き手でシャッタボタンの操作が行え、また本体の大型化も防止した撮影装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の撮影装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0012】
(1)シャッタボタンが操作されたときに、被写体の撮影画像を記録する記録手段を備えた撮影装置において、
本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチと、
上記2つのボタンスイッチの一方を、本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える際に操作する電源スイッチとして機能させ、他方を上記シャッタボタンとして機能させる、切り換えを行うボタンスイッチ機能切換制御手段と、を備え、
上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体に設けられたスライドスイッチの状態に応じて、上記2つのボタンスイッチの機能を切り換える。
【0013】
この構成では、本体上面の両側にそれぞれ2つのボタンスイッチが配置されており、一方がシャッタボタンとして機能し、他方が本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える電源スイッチとして機能する。ここで言う、待機モードとは本体における消費電力を抑えるモードであり、具体的には、電源スイッチの操作の有無を検出する機構部のみ動作させ、他の機構部、例えばフォーカス、露光、フラッシュ、に対する電源供給を停止している状態である。また、撮影モードとは、本体の各部に動作電源が供給されている状態であり、この状態であるときにシャッタボタンが操作されると被写体の撮影画像を記録手段に記録する。ボタンスイッチ機能切換制御手段が、本体に設けられたスライドスイッチの状態により、本体上面の両側に配置した一方のボタンスイッチをシャッタボタンとして機能させ、他方のボタンスイッチを電源スイッチとして機能させる。
【0014】
したがって、右利きの人は自分の利き手である右手で操作するボタンスイッチがシャッタボタンになるようにスライドスイッチを切り換えることで、シャッタボタンの操作が常に利き手で行える。反対に、左利きの人は自分の利き手である左手で操作するボタンスイッチがシャッタボタンになるようにスライドスイッチを切り換えることで、シャッタボタンの操作が常に利き手で行える。このため、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行える。
【0015】
また、シャッタボタンとして機能しないボタンスイッチは、電源スイッチとして機能する構成であるので、従来のように装置本体に無駄なボタンスイッチを設けておらず、装置本体を無駄に大型化させるということもない。
【0016】
(2)上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体が上記待機モードであるとき、上記スライドスイッチの状態に関係なく、本体上面に配置された上記2つのボタンスイッチをともに上記電源スイッチとして機能させる。
【0017】
この構成では、本体が待機モードであるときに、本体上面の両側に配置した2つのボタンスイッチをともに電源スイッチとして機能させるようにしたので、待機モードである本体を撮影モードに移行させて撮影を開始するとき、どちらのボタンスイッチが電源スイッチであるかをいちいち確認する必要も無く、単にどちらか一方のボタンスイッチを操作するだけでよいので、本体を待機モードから撮影モードに移行させる際の操作性の向上が図れる。
【0018】
なお、待機モードでは撮影が行えないので、待機モードであるときにシャッタボタンとして機能するボタンスイッチが存在しなくても問題はない。
【0019】
また、上記スライドスイッチは、その性質上頻繁に切り換えるものではないので、装置本体底面等、撮影時等にユーザの手が比較的触れない場所に配置するのが好ましい。
【0020】
さらに、スライドスイッチにカバーを設ければ、本体をカバン等に入れているときに、他の物との接触により、スライドスイッチの状態が切り換わるのを防止できる。
【0021】
なお、上記カバーは本体に対して着脱自在のカバーであってもよいし、またスライドスイッチを覆った状態と、覆っていない状態との間でスライドさせるカバーであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である撮影装置について説明する。
【0023】
この実施形態の撮影装置は、撮影画像をメモリに記録するディジタルカメラである。図1は、この発明の実施形態であるカメラの構成を示すブロック図であり、図2はこの実施形態のカメラの外観を示す図である。図2(A)は正面図、図2(B)は背面図、図2(C)は上面図、図2(D)は底面図である。
【0024】
この実施形態のカメラ1は、本体の動作を制御する制御部2と、操作部3と、被写体を撮影するための撮影レンズ(対物レンズ)やCCDを有する撮影部4と、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を表示する表示部5と、撮影時におけるフラッシュの点灯を制御する照明部6と、撮影部4で撮影された被写体の撮影画像を電子データで記録する記録部7と、を備えている。操作部3は、本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチA,Bと、本体底面に設けられたシャッタ切換用のスライドスイッチCと、を有する。ボタンスイッチAは本体の左側(カメラ本体を正面から見たときの向き。)に配置されており、ボタンスイッチBは本体の右側に配置されている。ボタンスイッチA、Bの一方が被写体を撮影する際のシャッタボタンとして機能する。スライドスイッチCにより、シャッタボタンとして機能させるボタンスイッチA、Bの設定が行える。
【0025】
本体底面に設けられたスライドスイッチCには、該スライドスイッチCを覆った状態と、覆っていない状態と、の間でスライド自在に取り付けたカバー11が取り付けられている。カバー11は、図2(D)に矢示する方向にスライド自在に取り付けられている。カバー11は、透明アクリルで構成されており、スライドスイッチCを覆った状態であっても、スライドスイッチCの設定状態をユーザが目視できる構成である。
【0026】
スライドスイッチCを右(図2(D)における左側)にすると(図2(D)に示す状態)、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能する設定となり、反対に、スライドスイッチCを左(図2(D)における右側)にすると、ボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能する設定となる。スライドスイッチCは、図3に示すように、設定状態信号をハイレベル、またはローレベルに切り換えるスイッチである。制御部2は、この設定状態信号がハイレベルであるか、ローレベルであるかにより、スライドスイッチCの状態を検出する。
【0027】
なお、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能するように設定されたときに、設定状態信号がハイレベルになるか、ローレベルになるかについては、どちらであってもよい。制御部2において、設定状態信号からスライドスイッチCの状態が検出できればよい。
【0028】
また、図2(A)に示す12はフラッシュであり、照明部6によりその点灯が制御される。フラッシュ12は、図示するようにカメラ1本体の幅方向の略中央に配置されている。図2(B)示す13はファインダであり、フラッシュ12と同様にカメラ1本体の幅方向の略中央に設けられている。14は表示部5によりその画面表示が制御される液晶表示器である。液晶表示器14には、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像や、記録部7に記録されている撮影画像が表示できる。記録部7は、撮影部4で撮影した被写体の撮影画像を電子データでフラッシュメモリカードに記録する。このフラッシュメモリカードはカメラ1本体に対して着脱自在である。
【0029】
さらに、この実施形態のカメラ1は、本体にセットされた電池(不図示)により、本体各部に動作電源を供給する。カメラ1には、待機モード、および撮影モードの2つのモードがある。本体にセットされている電池により、本体各部に動作電源の供給が行われており、被写体の撮影が行える状態を撮影モードと言う。一方、ボタンスイッチA、Bの操作(押下)を検出する検出機構部のみ動作電源が供給されており、その他の機構部(撮影部4、表示部5、照明部6、記録部7)に動作電源が供給されていない状態を待機モードと言う。待機モードは、本体の消費電力を抑えたモードである。通常、撮影時にカメラ1を待機モードから撮影モードに移行させて被写体の撮影を行い、撮影終了時にカメラ1を撮影モードから待機モードに戻す。
【0030】
次に、スライドスイッチCの設定状態に対する、ボタンスイッチA、Bの機能について説明する。カメラ1が待機モードである場合、ボタンスイッチA、BはスライドスイッチCの設定状態にかかわらず、ともに電源スイッチとして機能する(図4(A)参照)。このため、待機モードから撮影モードに移行させるときには、ボタンスイッチA,Bのどちらを操作(押下)してもよい。したがって、ユーザは、本体底面に設けられているスライドスイッチCの設定状態を確認することなく、ボタンスイッチA、Bのいずれか一方を操作するだけで、カメラ1を待機モードから撮影モードに移行させることができる。
【0031】
また、カメラ1が撮影モードであって、且つスライドスイッチCの設定状態が右である場合、本体左側に配置されたボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能し、本体右側に配置されたボタンスイッチBが電源スイッチとして機能する(図4(B)参照)。このため、ユーザは自分の略正面に位置する被写体を撮影する場合、自分の右手側に位置するボタンスイッチAを操作することにより、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を記録部7に記録することができる。したがって、右利きのユーザであればシャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0032】
反対に、カメラ1が撮影モードであって、且つスライドスイッチCの設定状態が左である場合、本体右側に配置されたボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能し、本体左側に配置されたボタンスイッチAが電源スイッチとして機能する(図4(B)参照)。このため、ユーザは自分の略正面に位置する被写体を撮影(通常の撮影)する場合、自分の左手側に位置するボタンスイッチBを操作することにより、撮影部4で撮影されている被写体の撮影画像を記録部7に記録することができる。したがって、左利きのユーザであればシャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0033】
また、右利きのユーザが、自分自身を被写体にした自分撮りを行う場合、スライドスイッチCの設定状態を左にすることで、シャッタボタンの操作が利き手で行える。反対に、左利きのユーザが、自分自身を被写体にした自分撮りを行う場合、スライドスイッチCの設定状態を右にすることで、シャッタボタンの操作が利き手で行える。
【0034】
このように、ユーザの利き手、および撮影形態(自分撮り、または通常の撮影)に関係なく、常に利き手でシャッタボタンの操作が行えるので、手ぶれが起こりにくい。
【0035】
さらに、カメラ1が撮影モードであるとき、シャッタボタンとして機能しないボタンスイッチは電源スイッチとして機能する。電源スイッチとして機能する側のボタンスイッチが操作されると、カメラ1本体が撮影モードから待機モードに移行する。
【0036】
図4に示した、上記ボタンスイッチA、Bの機能の切換制御は、制御部2が図3に示した設定状態信号に基づいて制御する。
【0037】
図5は、この実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。カメラ1は、待機モードである場合、ボタンスイッチA、Bのいずれかが操作されると(s1、s2)、本体各部に対して動作電源の供給を開始し、本体を撮影モードに移行する(s3)。
【0038】
また、カメラ1は、撮影モードである場合、ボタンスイッチA、Bのいずれかが操作されると(s4、s5)、操作されたボタンスイッチがスライドスイッチCによりシャッタボタンとして機能する設定であるかどうかを判定する(s6)。ここで、シャッタボタンとして機能するボタンスイッチであると判定すると、この時点で撮影部4が撮影している被写体の撮影画像を電子データで記録部7に記録し(s7)、s4に戻る。一方、s6でシャッタボタンとして機能するボタンスイッチでないと判定すると(電源スイッチとして機能するボタンスイッチが操作された場合)、ボタンスイッチA、Bの操作を検出する検出機構部以外の機構部(撮影部4、表示部5、照明部6、記録部7)に対する動作電源の供給を停止し、本体を待機モードに移行し(s8)、s1に戻り上記処理を繰り返す。
【0039】
このように、この実施形態のカメラ1は、ボタンスイッチAがシャッタボタンとして機能するとき、他方のボタンスイッチBが電源スイッチとして機能し、反対にボタンスイッチBがシャッタボタンとして機能するとき、他方のボタンスイッチAが電源スイッチとして機能する構成であり、本体に無駄なボタンスイッチを設けていないので、本体を無駄に大型化させることがない。
【0040】
また、本体が待機モードであるとき、本体の両側に配置した2つのボタンスイッチA,Bをともに電源スイッチとして機能させる構成としたので、カメラ1での被写体の撮影を開始する際に、スライドスイッチCの設定状態にかかわらず、いずれか一方のボタンスイッチA、Bを操作することにより、カメラ1を待機モードから撮影モードに移行させることができ、操作性の向上が図れる。
【0041】
なお、カメラ1が待機モードであるとき、シャッタボタンとして機能するボタンスイッチが存在しないが、待機モードでは撮影部4が動作していないので問題はない。
【0042】
また、本体が撮影モードであるとき、ボタンスイッチA、Bが操作された後に、操作されたボタンスイッチがシャッタボタンとして機能するものであるか、電源スイッチとして機能するものであるかを判定するようにしているので、本体が撮影モードであるときに、スライドスイッチCの状態を切り換えても、その後の撮影においては切り換えたスライドスイッチCの状態に基づいて、操作されたボタンスイッチの機能が判定される。
【0043】
また、上述したように、フラッシュ12はカメラ1本体の幅方向の略中央に設けているので、スライドスイッチCの設定を右、左のどちらに設定した場合であっても、シャッタボタンを操作する手に覆われることがなく、フラッシュ12を使用した被写体の撮影に支障が生じるという問題も起きない。
【0044】
さらに、スライドスイッチCに対して、スライドカバー11を取り付けているので、カメラ1本体をカバン等に入れて持ち運んでいる際に、カバン内に収納されている他の物と衝突し、スライドスイッチCの設定状態が不意に切り換わることもない。また、スライドカーバ11は透明アクリルで構成されているので、スライドスイッチの設定状態を確認する際に、いちいちスライドカバー11を開ける必要もなく、ユーザの操作性を低下させない。
【0045】
なお、本願発明は、上記実施形態で説明したデジカメに限定されるものではなく、フィルム式のカメラにも適用できる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、装置本体の上面の両側にそれぞれボタンスイッチを配し、一方をシャッタボタン、他方を電源スイッチとして機能させる設定がスライドスイッチにより行えるので、ユーザの利き手が左右どちらであっても、利き手でシャッタを操作することができ、撮影時の手ぶれが抑えられる。しかも、本体に無駄なボタンスイッチを設けていないので、本体を無駄に大型化させることもない。
【0047】
また、待機モードであるときには、本体の両側に配置した2つのボタンスイッチをともに電源スイッチとして機能させるようにしたので、被写体の撮影を開始する際に、スライドスイッチの設定状態にかかわらず、いずれか一方のボタンスイッチを操作することにより、待機モードから撮影モードに移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態であるカメラの外観を示す図である。
【図3】スライドスイッチCの切り換えを説明する図である。
【図4】スライドスイッチCによるボタンスイッチA、Bの機能設定を示す
【図5】この発明の実施形態であるカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−カメラ
2−制御部
3−操作部
4−撮影部
5−表示部
6−照明部
7−記録部
11−スライドカバー
Claims (5)
- シャッタボタンが操作されたときに、被写体の撮影画像を記録する記録手段を備えた撮影装置において、
本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチと、
上記2つのボタンスイッチの一方を、本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える際に操作する電源スイッチとして機能させ、他方を上記シャッタボタンとして機能させる、切り換えを行うボタンスイッチ機能切換制御手段と、を備え、
上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体底面に設けられたスライドスイッチの状態に応じて、上記2つのボタンスイッチの機能を切り換え、また、上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体が上記待機モードであるとき、上記スライドスイッチの状態に関係なく、本体上面に配置された上記2つのボタンスイッチをともに上記電源スイッチとして機能させ、
さらに、上記スライドスイッチを覆うカバーを設けた撮影装置。 - シャッタボタンが操作されたときに、被写体の撮影画像を記録する記録手段を備えた撮影装置において、
本体上面の両側にそれぞれ配置された2つのボタンスイッチと、
上記2つのボタンスイッチの一方を、本体を待機モードと撮影モードとの間で切り換える際に操作する電源スイッチとして機能させ、他方を上記シャッタボタンとして機能させる、切り換えを行うボタンスイッチ機能切換制御手段と、を備え、
上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体に設けられたスライドスイッチの状態に応じて、上記2つのボタンスイッチの機能を切り換える撮影装置。 - 上記ボタンスイッチ機能切換制御手段は、本体が上記待機モードであるとき、上記スライドスイッチの状態に関係なく、本体上面に配置された上記2つのボタンスイッチをともに上記電源スイッチとして機能させる請求項2に記載の撮影装置。
- 上記スライドスイッチは、本体底面に設けられている請求項2または3に記載の撮影装置。
- 上記スライドスイッチを覆うカバーを設けた請求項2〜4のいずれかに記載の撮影装置。
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