JP2014122684A - 自動変速機の油圧供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備える場合であっても、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善するようにした油圧供給装置を提供する。
【解決手段】必要油圧の異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備えた機器への油圧供給装置において、潤滑系54と油圧アクチュエータ(26aなど)からなる油圧需要先とリザーバ50の間に配置されて作動油を汲み上げて油路に吐出する少なくとも3個の油圧ポンプ42と、吐出される作動油の油圧を必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して油圧需要先に供給自在な少なくとも3個のレギュレータバルブ44と、油圧ポンプとレギュレータバルブの間に配置される切換バルブ46を備え、油圧需要先の必要流量に基づいて油圧ポンプをレギュレータバルブに接続するように切換バルブの動作を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は自動変速機の油圧供給装置に関する。
自動変速機の油圧供給装置としては例えば特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1記載の技術は自動車用自動変速機の給油のための油圧回路に関し、具体的には2個の油圧ポンプを用いて自動変速機への供給油圧を高低2種の間で切り換えるように構成している。
より具体的には、特許文献1記載の技術は、第1のポンプによって低い油圧P1を体積流量V1で供給する低圧回路と第2のポンプによって高い油圧P2を体積流量V2で供給する高圧回路を備え、それら回路から高低2種の油圧を供給すると共に、必要に応じて低圧回路の圧力P1を高圧回路の圧力P2まで昇圧して流量V1+V2を供給することで変速機の需要に応じた給油が得られるように構成している。
特開2005−337502号公報
ところで自動変速機の中には必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備える場合もあるが、特許文献1記載の技術はそのような場合でも、2個の油圧ポンプによってそれぞれ流量V1,V2で最大必要油圧P1,P2を生成し、それをそのまま、あるいは適宜減圧・減量して油圧アクチュエータに供給することになる。その結果、油圧ポンプで生成した油圧エネルギのかなりの部分を熱として廃棄する不都合があり、エネルギ効率の点で改善の余地があった。
従って、この発明は上記した不都合を解消し、必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備える場合であっても、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善するようにした自動変速機の油圧供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備えた自動変速機の油圧供給装置において、前記自動変速機の油圧アクチュエータと潤滑系とからなる油圧需要先とリザーバとを接続する油路に配置され、原動機に駆動されるとき、前記リザーバから作動油を汲み上げて前記油路に吐出する少なくとも3個の油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される作動油の油圧を前記必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して前記油圧需要先に供給自在な少なくとも3個のレギュレータバルブと、前記油圧ポンプと前記レギュレータバルブの間に配置される切換バルブと、前記油圧需要先の必要流量に基づいて前記油圧ポンプを前記レギュレータバルブに接続するように前記切換バルブの動作を制御する制御手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記複数の油圧ポンプが固定容量ポンプからなると共に、容量が相互に異なる如く構成した。
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記容量が所定の単位に整数を乗じて示されるとき、前記油圧ポンプは前記整数が素数である油圧ポンプからなる如く構成した。
請求項4に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記複数の油圧ポンプが可変容量ポンプからなる如く構成した。
請求項5に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記複数の油圧ポンプの個数が前記レギュレータバルブの個数と同一である如く構成した。
請求項6に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記自動変速機がトルクコンバータを介して前記原動機に接続される一方、前後進切換機構を介して駆動輪に接続される無段変速機からなると共に、前記油圧需要先が少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリと前記前後進切換機構の前進クラッチと前記トルクコンバータのロックアップクラッチと前記潤滑系とからなる如く構成した。
請求項7に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記油圧需要先が、少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリからなる第1グループと、前記前後進切換機構の前進クラッチと前記トルクコンバータのロックアップクラッチとからなる第2グループと、前記潤滑系とからなる第3グループに大別される如く構成した。
請求項1に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、潤滑系と必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータとからなる油圧需要先とリザーバとを接続する油路に配置され、原動機に駆動されるとき、リザーバから作動油を汲み上げて油路に吐出する少なくとも3個の油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出される作動油の油圧を必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して油圧需要先に供給自在な少なくとも3個のレギュレータバルブと、油圧ポンプとレギュレータバルブの間に配置される切換バルブと、油圧需要先の必要流量に基づいて油圧ポンプをレギュレータバルブに接続するように切換バルブの動作を制御する制御手段とを備える如く構成したので、それぞれの必要油圧をそれぞれのレギュレータバルブで独立して調整することが可能となるため、必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備える場合であっても、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善することができる。
即ち、特許文献1記載の技術にあっては、図13に示す如く、必要油圧と余剰な流量を油圧ポンプで一度発生させ、そこから減圧して所望の油圧・流量とするため、換言すれば油圧ポンプで余剰な油圧と流量を一旦発生させてから熱として廃棄するといったエネルギ損失となる工程を含むことから、廃棄すべき油圧エネルギが大きくなる。
それに対し、請求項1に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、必要な流量をそれぞれのレギュレータバルブと、切換バルブの状態により連通している油圧ポンプの合計容量とにより制御することが可能となり、少なくとも3個の油圧ポンプがCVT26の瞬間、瞬間における必要油圧と必要流量のみを発生するように制御することが可能となる。即ち、図3に示す如く、油圧ポンプで余剰な油圧と流量を一旦発生させてから熱として廃棄するといったエネルギ損失となる工程がほとんどないことから、エネルギ効率を大きく改善することができる。
また、所定条件でのCVT26の運転時の単位時間当たりの発熱量を低減できるため、作動油の温度が上がることによる作動油の劣化に起因するCVT26の金属部品間の耐磨耗特性の低下を防止することができ、結果としてCVT26の耐久信頼性をより高めることができると共に、作動油の冷却能力を補償するためのオイルクーラなどを設置することによる重量やコストの増加を防止することができる。
請求項2に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、複数の油圧ポンプが固定容量ポンプからなると共に、容量が相互に異なる如く構成したので、複数の油圧ポンプを適宜動作させることで、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプの個数を適宜決定でき、エネルギ効率を一層改善することができる。また、それに伴い、油圧ポンプの吸入口への還流やレギュレータバルブで減圧して廃棄することによるエネルギ損失を最小限に食い止めることができる。
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、容量が所定の単位に整数を乗じて示されるとき、油圧ポンプは整数が素数である油圧ポンプからなる如く構成したので、上記した効果に加え、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプの個数を必要最小限にすることができ、エネルギ効率を一層改善することができる。
請求項4に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、複数の油圧ポンプが可変容量ポンプからなる如く構成したので、複数の油圧ポンプを一層適宜に動作させることで、必要油圧のそれぞれに対して必要最小限の流量を発生させることができ、エネルギ効率を一層改善することができる。
請求項5に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、複数の油圧ポンプの個数がレギュレータバルブの個数と同一である如く構成したので、油圧ポンプがそれぞれの油圧需要先に対して必要最低限の流量しか発生しない、即ち、最低限の仕事のみするように動作させることが可能となると共に、油圧ポンプの個数も低減することができて軽量化コスト低減化を図ることもできる。
請求項6に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、自動変速機がトルクコンバータを介して原動機に接続される一方、前後進切換機構を介して駆動輪に接続される無段変速機からなると共に、油圧需要先が少なくとも無段変速機のドライブ/ドリブンプーリと前後進切換機構の前進クラッチとトルクコンバータのロックアップクラッチと潤滑系とからなる如く構成したので、自動変速機がトルクコンバータと前後進切換機構を有し、少なくともロックアップクラッチ、前進クラッチ、ドライブ/ドリブンプーリ、潤滑系の5つの系統からなる油圧需要先の油圧流量を確保する必要がある場合でも、それぞれの系統ごとに油圧と流量を調整することで、油圧ポンプの無駄な仕事を低減できてエネルギ効率を一層改善することができる。
請求項7に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、油圧需要先が、少なくとも無段変速機のドライブ/ドリブンプーリからなる第1グループと、前後進切換機構の前進クラッチとトルクコンバータのロックアップクラッチとからなる第2グループと、潤滑系とからなる第3グループに大別される如く構成したので、上記のように少なくともロックアップクラッチ/前進クラッチからなるクラッチ系の中圧系、ドライブ/ドリブンプーリからなる高圧系、潤滑系からなる低圧系の3系統に大別して油圧を調整することができ、油圧ポンプの無駄な仕事を低減できてエネルギ効率を改善することができると共に、部品点数の最適化を図ることができる。
この発明の第1実施例に係る自動変速機の油圧供給装置を概略的に示す模式図である。 図1に示す油圧供給機構を概略的に示す模式図である。 図2に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。 この発明の第2実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図である。 図4に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。 この発明の第3実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図である。 図6に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。 この発明の第4実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構の動作を示す説明図である。 この発明の第5実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図である。 図9に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。 この発明の第6実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図である。 図11に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。 特許文献1を含む従来技術の油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る自動変速機の油圧供給装置を実施するための形態を説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る自動変速機の油圧供給装置を概略的に示す模式図、図2は図1に示す油圧供給機構を概略的に示す模式図、図3は図2に示す油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
図1において、符号10はエンジン(内燃機関(原動機))を示す。エンジン10は駆動輪12を備えた車両14に搭載される(車両14はエンジン10と駆動輪12などで部分的に示す)。
エンジン10の吸気系に配置されたスロットルバルブ(図示せず)は車両運転席床面に配置されるアクセルペダル16との機械的な接続が絶たれ電動モータなどのアクチュエータからなるDBW(Drive By Wire)機構18に接続され、DBW機構18で開閉される。
スロットルバルブで調量された吸気はインテークマニホルドを通って流れ、各気筒の吸気ポート付近でインジェクタ20から噴射された燃料と混合して混合気を形成し、吸気バルブが開弁されたとき、当該気筒の燃焼室に流入する。燃焼室において混合気は点火プラグで点火されて燃焼し、ピストンを駆動してクランクシャフトに接続される出力軸22を回転させた後、排気となってエンジン10の外部に放出される。
エンジン10の出力軸22の回転はトルクコンバータ24を介して無段変速機(Continuously Variable Transmission。自動変速機。以下「CVT」という)26に入力される。即ち、エンジン10の出力軸22はトルクコンバータ24のポンプ・インペラ24aに接続される一方、それに対向配置されて流体(作動油。CVTF)を収受するタービン・ランナ24bはメインシャフト(入力軸)MSに接続される。トルクコンバータ24は、シリンダ内を摺動自在なピストンからなる油圧機構を備えたロックアップクラッチ24cを備える。
CVT26はメインシャフトMS、より正確にはその外周側シャフトに配置されるドライブ(DR)プーリ26aと、メインシャフトMSに平行であると共に、駆動輪12に連結されるカウンタシャフト(出力軸)CS、より正確にはその外周側シャフトに配置されるドリブン(DN)プーリ26bと、その間に掛け回される無端伝達要素、例えば金属製のベルト26cからなる。
ドライブプーリ26aは、メインシャフトMSの外周側シャフトに相対回転不能で軸方向移動不能に配置された固定プーリ半体26a1と、メインシャフトMSの外周側シャフトに相対回転不能で固定プーリ半体26a1に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体26a2と、可動プーリ半体26a2の側方に設けられて油圧(作動油CVTFの圧力)を供給されるとき可動プーリ半体26a2を固定プーリ半体26a1に向けて押圧する、ピストンとシリンダとスプリングからなる油圧機構26a3を備える。
ドリブンプーリ26bは、カウンタシャフトCSの外周側シャフトに相対回転不能で軸方向移動不能に配置された固定プーリ半体26b1と、カウンタシャフトCSに相対回転不能で固定プーリ半体26b1に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体26b2と、可動プーリ半体26b2の側方に設けられて油圧を供給されるとき可動プーリ半体26b2を固定プーリ半体26b1に向けて押圧する、ピストンとシリンダとスプリングからなる油圧機構26b3を備える。
CVT26は前後進切換機構28を介してエンジン10に接続される。前後進切換機構28は、車両14の前進方向への走行を可能にする前進クラッチ28aと、後進方向への走行を可能にする後進ブレーキクラッチ28bと、その間に配置されるプラネタリギヤ機構28cからなる。CVT26はエンジン10に前進クラッチ28aを介して接続される。前進クラッチ28aと後進ブレーキクラッチ28bは、シリンダ内を摺動自在なピストンからなる油圧機構を備える。
プラネタリギヤ機構28cにおいて、サンギヤ28c1はメインシャフトMSに固定されると共に、リングギヤ28c2は前進クラッチ28aを介してドライブプーリ26aの固定プーリ半体26a1に固定される。サンギヤ28c1とリングギヤ28c2の間には、ピニオン28c3が配置される。ピニオン28c3は、キャリア28c4でサンギヤ28c1に連結される。キャリア28c4は、後進ブレーキクラッチ28bが作動させられると、それによって固定(ロック)される。
カウンタシャフトCSの回転はギヤを介してセカンダリシャフト(中間軸)SSから駆動輪12に伝えられる。即ち、カウンタシャフトCSの回転はギヤ30a,30bを介してセカンダリシャフトSSに伝えられ、その回転はギヤ30cを介してディファレンシャル32からドライブシャフト(駆動軸)34を介して左右の駆動輪(右側のみ示す)12に伝えられる。
このように、CVT26は、トルクコンバータ24を介してエンジン10に接続される一方、前後進切換機構28を介して駆動輪12に接続される。CVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bとトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cと前後進切換機構28の前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)は上記したように26a3,26b3などの油圧機構を備えていることから、以降、CVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bとトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cと前後進切換機構28の前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)を油圧アクチュエータという。
前後進切換機構28において前進クラッチ28aと後進ブレーキクラッチ28bの切換は、車両運転席に設けられたレンジセレクタ36を運転者が操作して例えばP,R,N,Dなどのレンジのいずれかを選択することで行われる。運転者のレンジセレクタ36の操作によるレンジ選択は油圧供給機構40のマニュアルバルブに伝えられる。
図2に示す如く、油圧供給機構40は少なくとも3個、より具体的には5個の油圧ポンプ42と、少なくとも3個、より具体的には5個のレギュレータバルブ44と、油圧ポンプ42とレギュレータバルブ44の間に配置される5個の切換バルブ46を備える。
5個の油圧ポンプ42は第1油圧ポンプ(Q1)42aと、第2油圧ポンプ(Q2)42bと、第3油圧ポンプ(Q3)42cと、第4油圧ポンプ(Q4)42dと、第5油圧ポンプ(Q5)42eとからなる。
5個の油圧ポンプ42はCVT26のそれぞれの油圧アクチュエータ、より具体的にはドライブ/ドリブンプーリ26a,26bと、前後進切換機構28の前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)と、トルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cからなる油圧アクチュエータとCVT26の潤滑系48とからなる5個の油圧需要先とリザーバ50とを接続する油路52に接続され、エンジン10に駆動されるとき、リザーバ50から作動油を汲み上げて油路52に吐出するように構成される。リザーバ50は、CVT26が収容される変速機ケースが車両14に搭載されるとき、重力方向において下方に形成されるオイルパンからなる。
図2と図3にドライブ/ドリブンプーリ26a,26bの必要油圧をDR,DN、前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)のそれをCL、ロックアップクラッチ24cのそれをLC、潤滑系48のそれをLUと示す。潤滑系48はCVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26b、ギヤ30a,30bなどの潤滑を必要とする部位を意味する。
図3にCVT26のある運転状態(例えば定常運転状態)のときの4個の油圧アクチュエータのために発生させられた油圧[MPa]と流量[l/min]と、そのときにドレンされた廃棄(排油)エネルギ(油圧と流量からなる)を示す。
図示の如く、必要油圧は、定常運転状態においてはドライブ/ドリブンプーリ26a,26bのDR,DNが最も高圧であり、前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)のCL、ロックアップクラッチ24cのLC、潤滑系48のLUの順で低下する。
逆に、必要流量は、ドライブ/ドリブンプーリ26a,26のそれが最も少なく、前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)とロックアップクラッチ24cのそれらがほぼ同量でドライブ/ドリブンプーリ26a,26bのそれより大きく、潤滑系48のそれがさらに大きい。尚、この流量の大小はCVT26の設計や運転状態などにより異なることから、図示は一例に過ぎない。
5個の油圧ポンプ42は全てインナロータとアウタロータを有する内接型のギヤポンプからなり、エンジン(E)10の出力軸22にベルト・プーリなどの適宜な増減速手段を介してそれぞれ独立にかつ同軸に接続される。
5個の油圧ポンプ42は、吐出圧[MPa]の定格が全て最も高圧のドライブプーリ26aのDRに相当する同一の値に設定されると共に、吐出量[l/min]は第1油圧ポンプ(Q1)42aから第5油圧ポンプ(Q5)42eに向けて徐々に大きくなる(相互に相違する)ように設定される。尚、ドライブ/ドリブンプーリ26a,26bの油圧はレシオにより逆転してDNの方が高圧となることもあるため、図示例は一例である。
具体的には、油圧ポンプ42の吐出量は、第1ポンプ(Q1)42a<第2油圧ポンプ(Q2)42b<第3油圧ポンプ(Q3)42c<第4油圧ポンプ(Q4)42d<第5油圧ポンプ(Q5)42eとなるように設定される。
ドライブ/ドリブンプーリ26a,26bと、前進クラッチ28a(と後進ブレーキクラッチ28b)と、ロックアップクラッチ24cとからなる4個の油圧アクチュエータと、潤滑系48とからなる5個の油圧需要先はそれぞれグループ1からグループ5にグループ化され、グループのそれぞれに第1から第5レギュレータバルブ44a,44b,44c,44d,44eからなる5個のレギュレータバルブ44が配置される。
レギュレータバルブ44は全て電磁ソレノイドバルブからなり、電磁ソレノイドのプランジャで変位自在なスプールを有し、通電量に応じてプランジャが変位して接続される油圧需要先に供給されるべき油圧に対応する値となるように調整する。
また、切換バルブ46は第1切換バルブ46aから第5切換バルブ46eまでの5個を備え、レギュレータバルブ44と同様、全て電磁ソレノイドバルブからなり、電磁ソレノイドのプランジャで変位自在なスプールを有する。
切換バルブ46は5個の油圧ポンプ42と5個のレギュレータバルブ44の間に配置され、通電量に応じてプランジャが変位することで油路52を介して送られる油圧ポンプ42の出力をレギュレータバルブ44により調圧される5個の油圧需要先に接続するように構成される。尚、油圧ポンプ42はレギュレータバルブ44と同一の個数としたが、それ以上であっても良い。
第1切換バルブ46aから第5切換バルブ46eはそれぞれ6個の出力ポートを有し、そのうちの5個が第1から第5レギュレータバルブ(グループ1から5)44aから44eに接続されると共に、1個が排油(ドレン)ポートとしてリザーバ50に接続される。
油圧供給機構40は、CVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26b、より具体的にはその油圧機構26a3,26b3に油圧を供給して可動プーリ半体26a2,26b2を軸方向に移動させ、ドライブ/ドリビンプーリ26a,26b間のプーリ幅を変化させてベルト26cの巻掛け半径を変化させ、よってエンジン10の回転を駆動輪12に伝達する変速比(レシオ)を無段階に変化させる。
また、図示は省略するが、油圧供給機構40はレギュレータバルブ44と油圧アクチュエータを接続する油路に配置される種々の制御バルブと電磁バルブを備え、運転状態に応じてトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24c(より具体的にはその油圧機構)に油圧を供給し、ロックアップクラッチ24cを係合・開放すると共に、運転者によって操作されたレンジセレクタ36の位置に応じて動作するマニュアルバルブを介して油圧を前後進切換機構28の前進クラッチ28aまたは後進ブレーキクラッチ28b(より具体的にはそれらの油圧機構)に供給し、車両14を前進方向あるいは後進方向に走行可能にする。
図1の説明に戻ると、エンジン10のカム軸(図示せず)付近などの適宜位置にはクランク角センサ60が設けられ、ピストンの所定クランク角度位置ごとにエンジン回転数NEを示す信号を出力する。吸気系においてスロットルバルブの下流の適宜位置には絶対圧センサ62が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに比例した信号を出力する。
DBW機構18のアクチュエータにはスロットル開度センサ64が設けられ、アクチュエータの回転量を通じてスロットルバルブの開度THに比例した信号を出力すると共に、アクセルペダル16の付近にはアクセル開度センサ66が設けられてアクセルペダル16の運転者による踏み込み量(アクセルペダル操作量)に相当するアクセル開度APに比例する信号を出力する。
上記したクランク角センサ60などの出力は、エンジンコントローラ70に送られる。エンジンコントローラ70はCPU,ROM,RAM,I/Oなどからなるマイクロコンピュータを備え、それらセンサ出力に基づいてDBW機構18の動作を制御すると共に、インジェクタ20を介して燃料噴射や点火装置を介して点火時期を制御する。
メインシャフトMSにはNTセンサ(回転数センサ)72が設けられてメインシャフトMSの回転数NT(変速機入力軸回転数)を示すパルス信号を出力すると共に、CVT26のドライブプーリ26aの付近の適宜位置にはNDRセンサ(回転数センサ)74が設けられてドライブプーリ26aの回転数NDRに応じたパルス信号を出力する。
また、ドリブンプーリ26bの付近の適宜位置にはNDNセンサ(回転数センサ)76が設けられてドリブンプーリ26bの回転数NDN(変速機出力軸回転数)を示すパルス信号を出力すると共に、セカンダリシャフトSSのギヤ30bの付近には車速センサ(回転数センサ)80が設けられてセカンダリシャフトSSの回転数と回転方向を示すパルス信号(具体的には車速Vを示すパルス信号)を出力する。
また、前記したレンジセレクタ36の付近にはレンジセレクタスイッチ82が設けられ、運転者によって選択されたP,R,N,Dなどのレンジに応じた信号を出力する。
上記したNTセンサ72などの出力はシフトコントローラ90に送られる。シフトコントローラ90もCPU,ROM,RAM,I/Oなどからなるマイクロコンピュータを備えると共に、エンジンコントローラ70と通信自在に構成される。
シフトコントローラ90は前記した制御手段として機能し、それら検出値に基づき、5個の油圧需要先の必要流量に基づいて油圧ポンプ42をレギュレータバルブ44に接続するように切換バルブ46の動作を制御し、図3に示す如く、レギュレータバルブ44によって油圧アクチュエータと潤滑系48からなる5個の油圧需要先に必要な油圧と流量が供給されるように制御する。
ここで、図13を参照して特許文献1を含む従来技術における油圧供給を説明すると、同図は、車両14の運転中のCVT26で必要とされる必要油圧と流量を説明する模式図である。
本来必要な油圧Pと流量Qを、ドライブプーリ26aについてPDRとQDR、ドリブンプーリ26bについてPDNとQDN、前進クラッチ28aについPCLとQCL、トルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cについてPLCとQLC、潤滑系48についてPLUとQLUで規定すると、油圧ポンプが行うべき単位時間当たりの全仕事量は、本来、PDR×QDR+PDN×QDN+PCL×QCL+PLC×QLC+PLU×QLUのみである。
しかしながら、油圧ポンプが1個あるいは2個しかない場合、仮にそれが可変容量ポンプであったとしても減圧した作動油の流量を増加させて用いることができない限り、ひとまず発生しなければならないエネルギは、PDR(最大必要油圧)×(QDR+QDN+QCL+QLC+QLU)となる。
従って、この場合、以下のエネルギを、仕事させることなく、レギュレータバルブなどで熱に変換して無駄に放出することとなる。
放出エネルギ=(PDR−PDN)×QDN+(PDR−PCL)×QCL+(PDR−PLC)×QLC+(PDR−PLU)×QLU
この発明は上記した知見に基づいてなされたものであり、図2と図3に示す如く、少なくとも3個、より具体的には5個の油圧ポンプ42と、油圧ポンプから吐出される油圧を必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して油圧需要先に供給自在な少なくとも3個、より具体的には5個のレギュレータバルブ44と、油圧ポンプ42とレギュレータバルブ44の間に配置される切換バルブ46とを備え、油圧アクチュエータと潤滑系48からなる5個の油圧需要先の必要流量に基づいて油圧ポンプ42をレギュレータバルブ44に接続するように切換バルブ46の動作を制御するように構成した。
切換バルブ46による油圧ポンプ42とレギュレータバルブ44の接続は、例えば図2に破線で示すように行われる。
油圧ポンプ42とレギュレータバルブ44の接続は具体的には以下のように行われる。即ち、先ず必要流量が最も大きい油圧需要先に振り分けるべき油圧ポンプ42を決定する(STEP1)。次いで必要流量が2番目に大きい油圧需要先に振り分けるべき油圧ポンプ42をSTEP1で使用されていない油圧ポンプ42から選択する(STEP2)。
次いで、必要流量が3番目に大きい油圧需要先に振り分けるべき油圧ポンプ42をSTEP1,2で使用されていない油圧ポンプ42から選択する(STEP3)。
次いで、必要流量が4番目に大きい油圧需要先に振り分けるべき油圧ポンプ42をSTEP1,2,3で使用されていない油圧ポンプ42から選択する(STEP4)。
最後に必要流量が5番目に大きい油圧需要先に振り分ける油圧ポンプ42をSTEP 1,2,3,4で使用されていない油圧ポンプ42から選択する(STEP5)。
尚、上記に代え、高い必要油圧を要求される需要先から優先的に油圧ポンプ42を振り分けるようにしても良い。いずれの場合も、需要先ごとに必要な油圧と流量を確認し、その積が最低となる組み合わせを選ぶことが好ましい。
この実施例は上記のように構成したので、それぞれの必要油圧をそれぞれのレギュレータバルブ44で独立して調整することが可能となるため、必要油圧のそれぞれ異なる4個の油圧アクチュエータを備える場合であっても、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善することができる。
即ち、特許文献1記載の技術を含む従来技術のように最大必要油圧と必要合計流量以上の流量を油圧ポンプで一度発生させ、そこから減圧して所望の油圧・流量とする、換言すれば油圧ポンプで余剰な油圧と流量を一旦発生させてから熱として廃棄するといったエネルギ損失となる工程を含まないことから、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善することができる。
より具体的には、各油圧アクチュエータの必要な流量を切換バルブ46の状態により連通している5個の油圧ポンプ42の合計容量により制御することが可能となり、5個の油圧ポンプ42がCVT26の瞬間、瞬間における各油圧アクチュエータの必要油圧と必要流量のみを発生するように制御することが可能となるため、エネルギ効率を大きく改善することができる。
即ち、図3に示す如く、廃棄エネルギを図13に示す従来技術に比して著しく低減することができ、よって無駄なエネルギ(熱)として放出する量を著しく低減することができる。
また、所定条件でのCVT26の運転時の単位時間当たりの発熱量を低減できるため、作動油の温度が上がることによる作動油の劣化に起因するCVT26の金属部品間の耐磨耗特性の低下を防止することができ、結果としてCVT26の耐久信頼性をより高めることができると共に、作動油の冷却能力を補償するためのオイルクーラなどを設置することによる重量やコストの増加を防止することができる。
また、5個の油圧ポンプ42が固定容量ポンプからなると共に、各油圧ポンプ42に対して全てのレギュレータバルブ44を切換バルブ46を介して連通させて容量が相互に異なる如く構成したので、5個の油圧ポンプ42を適宜レギュレータバルブ44のそれぞれと連通させることで、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプ42の個数を適宜決定でき、エネルギ効率を一層改善することができる。また、それに伴い、油圧ポンプ42の吸入口への還流やレギュレータバルブ44で減圧して廃棄することによるエネルギ損失を最小限に食い止めることができる。
また、5個の油圧ポンプ42の個数が5個のレギュレータバルブ44の個数と同一以上である如く構成したので、油圧ポンプ42が油圧需要先のそれぞれに対して最低必要限の流量しか発生しない、即ち、最低限の仕事のみするように動作させることができる。
また、自動変速機がトルクコンバータ24を介してエンジン10に接続される一方、前後進切換機構28を介して駆動輪12に接続されるCVT26からなると共に、油圧需要先が少なくともCVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bと前後進切換機構28の前進クラッチ28aとトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cと潤滑系48とからなる如く構成したので、自動変速機がトルクコンバータ24と前後進切替機構28を有し、少なくともロックアップクラッチ24c、前進クラッチ28、ドライブ/ドリブンプーリ26a,26bと潤滑系48からなる少なくとも5つの系統の油圧流量を確保する必要がある場合でも、それぞれの系統ごとに油圧と流量を調整することで、油圧ポンプ42の無駄な仕事を低減することができてエネルギ効率を一層改善することができる。
図4はこの発明の第2実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図、図5はその油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施例にあっては5個の油圧ポンプ42を全て可変容量ポンプ42a1,42b1,42c1,42d1,42e1からなる如く構成した。
即ち、要求される必要油圧ごとにレギュレータバルブ44aから44eのそれぞれに可変容量型の油圧ポンプ42を1個ずつ接続し、接続された油圧ポンプ42で必要とされる流量の作動油を供給するようにした。この構成の場合、原理的には油圧ポンプ42が発生して消費する無駄なエネルギをゼロにすることができる。
尚、第2実施例においても、所定のレギュレータバルブ44に複数の油圧ポンプ42を切換バルブ46を介して接続するように構成してもよい。この場合、例えば同じ容量の可変容量ポンプ42を油圧需要先の一つに複数個設置し得るため、油圧需要先のそれぞれについて1個ずつ可変容量ポンプを設置する場合より、ポンプの合計数が多くなる場合もあるが、確実に油圧ポンプ42の吐出量を同一にできるので、合計コストを低減することが可能となる。
第2実施例に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、上記のように構成したので、5個の油圧ポンプ42a1から42e1を一層適宜動作させることで油圧需要先のそれぞれに対して必要最小限の流量を発生させることができ、エネルギ効率を一層改善することができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図6はこの発明の第3実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図、図7はその油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第3実施例にあっては油圧ポンプ42は第1実施例と同様に5個の固定容量ポンプ42a,42b,42c,42d,42eのままとすると共に、レギュレータバルブ44を5個からレギュレータバルブ(P1)44f、レギュレータバルブ(P2)44g、レギュレータバルブ(P3)44hの3個に減少させる如く構成した。
即ち、油圧需要先の5つの必要油圧DR,DN,CL,LC,LUをグループ化して3つにまとめ、レギュレータバルブ44を3個と油圧ポンプ42を5個で構成した。
具体的には、図6に示す如く、DR,DNをグループ1としてまとめ、グループ1用のレギュレータバルブ(P1)44fで調圧している作動油をそのまま伝える油路と減圧する油路とに切換バルブ46で振り分けて供給するように構成した。
また、CL,LCをグループ2としてまとめ、グループ2用のレギュレータバルブ(P2)44gで調圧している作動油をそのまま伝える油路と減圧する油路に切換バルブ46で振り分けて供給すると共に、残りの潤滑系48のLUはグループ3とし、グループ3用のレギュレータバルブ(P3)44hで調圧して供給する。
第3実施例に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、上記のように構成したので、図7に示す如く、第1実施例の図3に比べると損失エネルギは増加しているが、油圧ポンプ42を選択する際の必要油圧のレベルを5種類から3種類に減らすことができるため、制御アルゴリズムを簡易にすることができる。
また、油圧需要先が、少なくともCVT26のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bからなる第1グループと、前後進切換機構28の前進クラッチ28aとトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cとからなる第2グループと、CVT26の潤滑系48とからなる第3グループに大別される如く構成したので、上記のように少なくともロックアップクラッチ24c/前進クラッチ28aからなるクラッチ系の中圧系、ドライブ/ドリブンプーリ26a,26bからなる高圧系、潤滑系48からなる低圧系の3系統に大別して油圧を調整することができ、油圧ポンプ42の無駄な仕事を低減することができてエネルギ効率を一層改善することができると共に、部品点数の最適化を図ることができる。
また、油圧ポンプ42を選択する際の必要油圧のレベルを5種類から3種類に減らすことができるため、制御アルゴリズムを簡易にできると共に、必要油圧の種類を減らすことができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図8はこの発明の第4実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構の動作を示す説明図である。
第4実施例は第3実施例の変形であり、第3実施例と相違する点は、油圧ポンプ42の容量が所定の単位(例えばl(リットル))に整数を乗じて示されるとき、整数が素数からなる如く構成したことにある。即ち、図6における必要ポンプ容量を18[l]とするとき、5個の油圧ポンプ42のうち、第1油圧ポンプ(Q1)42a2を1[l]、第2油圧ポンプ(Q2)42b2を2[l]、第3油圧ポンプ(Q3)42c2を3[l]、第4油圧ポンプ(Q4)42d2を5[l]、第5油圧ポンプ(Q5)42e2を7[l]とするように構成した。
図8に示す如く、油圧ポンプ42の選択は、例えば容量18[l]が要求されるときは5個の油圧ポンプ42が全て動作させられ、以下、それから減少するにつれて選択されるべき油圧ポンプ42の個数と組み合わせが相違させられる。図8から明らかなように、この5つの数値の組み合わせによって1〜18[l](5個の油圧ポンプ42の容量合計値)の全ての値を5個の油圧ポンプの容量の組み合わせで満足することができる。
第4実施例において、切換バルブ46による油圧ポンプ42とレギュレータバルブ44の接続は、例えば図2に太い破線で示すように行われる。即ち、第1油圧ポンプ42a2をレギュレータバルブ(P1)44fに、第2、第3油圧ポンプ42b2,42c2をレギュレータバルブ(P2)44gに、第4油圧ポンプ42d2をレギュレータバルブ(P3)44hに接続し、第5油圧ポンプ42e2を排油ポートに接続するようにした。
第4実施例に係る自動変速機の油圧供給装置は上記のように構成したので、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプ42の個数を必要最小限にすることができ、エネルギ効率を改善することができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図9はこの発明の第5実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図、図10はその油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
第5実施例においては第3実施例と同様、5つの油圧需要先を第1から第3の3つのグループにまとめてレギュレータバルブ44の個数をレギュレータバルブ(P1)44f、レギュレータバルブ(P2)44g、レギュレータバルブ(P3)44hの3個に減少し、油圧ポンプ42の個数も第1油圧ポンプ42f、第2油圧ポンプ42g、第3油圧ポンプ42hの3個に減少すると共に、全て可変容量型で構成した。
また、レギュレータバルブ(P1)44fとレギュレータバルブ(P2)44gからなる第1、第2グループがそれぞれサブ(第2の)レギュレータバルブ440とサブ(第2の)切換バルブ460を備えるように構成した。
サブレギュレータバルブ440はレギュレータバルブ44から送られる油圧の一部をさらに減圧し、サブ切換バルブ460は減圧された油圧を油圧アクチュエータの一方、具体的にはドライブプーリ26aとドリブンプーリ26bのいずれか、前進クラッチ28aとロックアップクラッチ24cのいずれかに供給する。
第5実施例にあっては上記のように構成したので、図10に示す如く、第2実施例に比べると損失エネルギは増加しているが、レギュレータバルブ44は3個で足りることから、油圧ポンプ42を選択する際の必要油圧のレベルを減らすことができるため、制御アルゴリズムを簡易にすることができる。またそれぞれのグループの合計必要流量に対してほぼ等価の流量を発生することが出来るので、損失エネルギを減少することができる。
また、第1から第3グループの一部、より具体的には第1、第2グループがサブ(第2の)レギュレータバルブ440とサブ(第2の)切換バルブ460を備えるように構成したので、上記した効果に加え、第1から第3グループごとに油圧と流量を再調整することができ、エネルギ効率を一層改善することができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図11はこの発明の第6実施例に係る自動変速機の油圧供給装置の油圧供給機構を概略的に示す模式図、図12はその油圧供給機構によるエネルギ損失の特性を示す説明図である。
第6実施例にあっては、第3実施例と同様、5つの油圧需要先を3つにまとめてレギュレータバルブ44を3個とすると共に、油圧ポンプ42を固定容量ポンプ42j,42jの2個と可変容量ポンプ42k,42lの2個で構成した。また、切換バルブ46を第1から第4切換バルブ46i,46j,46k,46lの4個で構成した。
第6実施例にあっては、図12に示す如く、第3実施例に比べると損失エネルギは減少しているが、可変容量ポンプ42k,42lは2個で足りると共に、グループ1に対しては固定容量ポンプ42i,42jで必要以上の流量を出力していても、グループ2,3の合計必要流量に対してほぼ等価の流量を発生することができるため、損失エネルギは大幅に減少している。
さらに、固定容量ポンプ42i,42jを高圧を要求されるグループ1用、可変容量ポンプ42k,42lを中圧、低圧で済むグループ2,3用と分けて使用すれば、可変容量ポンプ42k,42lの耐圧上限値を下げることができるので、嵌めあい公差の幅を広げることができ、使用する油圧ポンプ42をグループごとに制限することにより可変容量ポンプ42k,42lのコストを低減することができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
上記した如く、第1から第6実施例にあっては、必要油圧(DR,DN,CL,LC,LU)のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータ(具体的には4個の油圧アクチュエータ(より具体的にはドライブ/ドリブンプーリ26a,26b、前進クラッチ28b(と後進ブレーキクラッチ26c)、ロックアップクラッチ24c))を備えた自動変速機(CVT)26の油圧供給装置において、前記自動変速機の4個の油圧アクチュエータと潤滑系48とからなる油圧需要先とリザーバ50とを接続する油路に配置され、原動機に駆動されるとき、前記リザーバから作動油を汲み上げて前記油路に吐出する少なくとも3個の油圧ポンプ(42,42a,42a1,42a2,42b,42b1,42b2,42c,42c1,42c2,42d,42d1,42d2,42e,42e1,42e2,42f,42g,42h,42i,42j,42k,42l)と、前記油圧ポンプから吐出される作動油の油圧を前記必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して前記油圧需要先に供給自在な少なくとも3個のレギュレータバルブ(44,44a,44b,44c,44d,44e,44f,44g,44h)と、前記油圧ポンプと前記レギュレータバルブの間に配置される切換バルブ(46,46a,46a1,46b,46b1,46c,46c1,46d,46d1,46e,46e1,46f,46g,46h,46i,46j,46k,46l)と、前記油圧需要先の必要流量に基づいて前記油圧ポンプを前記レギュレータバルブに接続するように前記切換バルブの動作を制御する制御手段(シフトコントローラ90)とを備える如く構成したので、それぞれの必要油圧をそれぞれのレギュレータバルブ44で独立して調整することが可能となるため、必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備える場合であっても、廃棄すべき油圧エネルギを可能な限り減少させてエネルギ効率を改善することができる。
また、前記複数の油圧ポンプ42が固定容量ポンプ(42,42a,42a2,42b,42b2,42c,42c2,42d,42d2,42e,42e2,42i,42j)からなると共に、容量が相互に異なる如く構成したので、複数の油圧ポンプ42を適宜動作させることで、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプ42の個数を適宜決定でき、エネルギ効率を一層改善することができる。また、それに伴い、油圧ポンプ42の吸入口への還流やレギュレータバルブ44で減圧して廃棄することによるエネルギ損失を最小限に食い止めることができる。
また、前記容量が所定の単位に整数を乗じて示されるとき、前記油圧ポンプは前記整数が素数である油圧ポンプ(42a2,42b2,42c2,42d2,42e2)からなる如く構成したので、上記した効果に加え、それぞれの必要油圧ごとに必要流量が決まっている際に動作させるべき油圧ポンプ42の個数を必要最小限にすることができ、エネルギ効率を一層改善することができる。
また、前記複数の油圧ポンプが可変容量ポンプ(42a1,42b1,42c1,42d1,42e1,42f,42g,42h,42k,42l)からなる如く構成したので、複数の油圧ポンプ42を一層適宜動作させることで、必要油圧のそれぞれに対して必要最小限の流量を発生させることができ、エネルギ効率を一層改善することができる。
また、前記複数の油圧ポンプ42の個数が前記レギュレータバルブ44の個数と同一である如く構成したので、油圧ポンプ42が油圧需要先のそれぞれの圧に対して最低必要限の流量しか発生しない、即ち、最低限の仕事のみするように動作させることが可能となると共に、油圧ポンプ42の個数も低減することができて軽量化コスト低減化を図ることもできる。
また、前記自動変速機がトルクコンバータ24を介して前記原動機(エンジン)10に接続される一方、前後進切換機構28を介して駆動輪12に接続される無段変速機(CVT)26からなると共に、前記油圧需要先が少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bと前記前後進切換機構28の前進クラッチ28aと前記トルクコンバータ24のロックアップクラッチ24と潤滑系48とからなる如く構成したので、自動変速機がトルクコンバータ24と前後進切換機構28を有し、少なくともロックアップクラッチ24c、前進クラッチ28、ドライブ/ドリブンプーリ26a,26b、潤滑系48の少なくとも5つの系統の油圧流量を確保する必要がある場合でも、それぞれの系統ごとに油圧と流量を調整することで、油圧ポンプ42の無駄な仕事を低減できてエネルギ効率を改善することができる。
また、前記油圧需要先が、少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリ26a,26bからなる第1グループと、前記前後進切換機構24の前進クラッチ28cと前記トルクコンバータ24のロックアップクラッチ28cとからなる第2グループと、前記潤滑系48とからなる第3グループに大別される如く構成したので、上記のように少なくともロックアップクラッチ/前進クラッチからなるクラッチ系の中圧系、ドライブ/ドリブンプーリからなる高圧系、潤滑系からなる低圧系の3系統に大別して油圧を調整することができ、油圧ポンプ42の無駄な仕事を低減できてエネルギ効率を改善することができると共に、部品点数の最適化を図ることができる。
上記において第1から第6実施例まで種々の構成を開示したが、それらは構成要素を増減するなどして種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、図8に示す第4実施例の構成に、図10に示す第5実施例の構成の一部をなすサブレギュレータバルブ440とサブ切換バルブ460を挿入するように変形しても良い。
10 エンジン(内燃機関。原動機)、12 駆動輪、14 車両、16 アクセルペダル、18 DBW機構、24 トルクコンバータ、24c ロックアップクラッチ(油圧アクチュエータ)、26 無段変速機(CVT。自動変速機)、26a,26b ドライブ/ドリブンプーリ(油圧アクチュエータ)、26a3,26b3 油圧機構、28 前後進切換機構、28c 前進クラッチ(油圧アクチュエータ)、40 油圧供給機構、42 油圧ポンプ、44 レギュレータバルブ、46 切換バルブ、48 潤滑系、50 リザーバ、52 油路、70 エンジンコントローラ、90 シフトコントローラ、440 第2の(サブ)レギュレータ、460 第2の(サブ)切換バルブ

Claims (7)

  1. 必要油圧のそれぞれ異なる少なくとも3個の油圧アクチュエータを備えた自動変速機の油圧供給装置において、前記自動変速機の油圧アクチュエータと潤滑系とからなる油圧需要先とリザーバとを接続する油路に配置され、原動機に駆動されるとき、前記リザーバから作動油を汲み上げて前記油路に吐出する少なくとも3個の油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される作動油の油圧を前記必要油圧のそれぞれに対応する値に調整して前記油圧需要先に供給自在な少なくとも3個のレギュレータバルブと、前記油圧ポンプと前記レギュレータバルブの間に配置される切換バルブと、前記油圧需要先の必要流量に基づいて前記油圧ポンプを前記レギュレータバルブに接続するように前記切換バルブの動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする自動変速機の油圧供給装置。
  2. 前記複数の油圧ポンプが固定容量ポンプからなると共に、容量が相互に異なることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧供給装置。
  3. 前記容量が所定の単位に整数を乗じて示されるとき、前記油圧ポンプは前記整数が素数である油圧ポンプからなることを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧供給装置。
  4. 前記複数の油圧ポンプが可変容量ポンプからなることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧供給装置。
  5. 前記複数の油圧ポンプの個数が前記レギュレータバルブの個数と同一であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動変速機の油圧供給装置。
  6. 前記自動変速機がトルクコンバータを介して前記原動機に接続される一方、前後進切換機構を介して駆動輪に接続される無段変速機からなると共に、前記油圧需要先が少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリと前記前後進切換機構の前進クラッチと前記トルクコンバータのロックアップクラッチと前記潤滑系とからなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動変速機の油圧供給装置。
  7. 前記油圧需要先が、少なくとも前記無段変速機のドライブ/ドリブンプーリからなる第1グループと、前記前後進切換機構の前進クラッチと前記トルクコンバータのロックアップクラッチとからなる第2グループと、前記潤滑系とからなる第3グループに大別されることを特徴とする請求項6記載の自動変速機の油圧供給装置。
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