JP6055016B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両の制御装置に関し、具体的には信号待ちするときなどにエンジンを自動停止させるようにした車両の制御装置、より具体的にはそのような車両の油圧供給機構の構造に関する。
信号待ちするときなどにエンジンを自動停止させる車両においては、自動停止を終了してエンジンを再始動して車両を発進させるとき、エンジンで駆動されるオイルポンプでは駆動力伝達に必要なクラッチなどの摩擦係合要素への油圧供給が遅れることから、下記の特許文献1記載の技術において、エンジンで駆動されるオイルポンプと別に、油圧供給機構において摩擦係合要素に接続される油路にアキュムレータを分岐・設置することが提案されている。
特許文献1記載の技術では、アキュムレータに切換弁を併設し、エンジン運転中には切換弁を開方向に制御してアキュムレータ内に油圧を蓄え、エンジンの停止指令と同時に蓄えた油圧を保持するに構成している。
また、特許文献2記載の技術において、変速機ケースの下方のオイルパンに配置される積層構造のバルブ収容ケース(コントロールバルブボディ)の内部にボールバルブを長手方向が重力方向と一致するように収容すると共に、円筒形状の保持具を介してボールを保持することで組み付けを容易にすると共に、スプリングの倒れなどを防止するように構成している。
特許第3807145号公報 特許第4047565号公報
ところで、特許文献1記載のアキュムレータを備えると共に、油圧供給機構においてアキュムレータに油圧を供給する分岐油路に特許文献2記載されるようなボールバルブを備えるとき、それらをバルブ収容ケース内にどのように収容するかが問題となる。
即ち、油圧供給機構においてアキュムレータに油圧を供給する分岐油路で油圧の漏れが低減すると共に、レイアウトの自由度が向上するように、アキュムレータやボールバルブなどをバルブ収容ケース内に効果的に収容することが重要となる。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、アキュムレータを備えてエンジン自動停止制御を行うと共に、ボールバルブを介してアキュムレータに油圧を供給する車両において、アキュムレータとボールバルブなどをバルブ収容ケースに効果的に収容するようにした車両の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、車両に搭載されるエンジンの回転を変速して油圧作動の摩擦係合要素を介して駆動輪に伝達する自動変速機と、前記エンジンで駆動されるオイルポンプから吐出される油圧を前記摩擦係合要素に供給する油路と、前記油路に分岐油路を介して接続されるアキュムレータと、前記分岐油路に介挿されて励磁と消磁のうちの一方に応じて前記アキュムレータに油圧を蓄積すると共に、他方に応じて前記蓄積された油圧を吐出させる電磁ソレノイドバルブと、前記電磁ソレノイドバルブの励磁/消磁を制御すると共に、所定の停止条件が成立したときに前記エンジンを停止させ、既定の復帰条件が成立したときに前記エンジンを再始動させるエンジン自動停止制御を実行する制御手段とを備え、少なくとも前記アキュムレータと分岐油路と電磁ソレノイドバルブとを前記変速機のケースの重力方向において下方に形成されるオイルパンに配置される積層構造のバルブ収容ケースの内部に収容してなる車両の制御装置において、前記分岐油路に連通する入出力ポートが少なくとも形成される中空スリーブと、前記中空スリーブの開口端に形成されるバルブシートに着座可能に配置されるボールと、前記中空スリーブ内に移動可能に収容されると共に、一端に前記電磁ソレノイドバルブの出力圧が印加される受圧面が形成されるバルブ本体とからなり、前記入出力ポートから入力される油圧と前記受圧面に印加される電磁ソレノイドバルブの出力圧のいずれかで前記ボールを前記バルブシートから押し上げて前記アキュムレータとの間に油路を連通可能なボールバルブを備え、前記変速機のケースが前記車両に搭載されるとき、前記ボールバルブをその長手方向が重力方向と一致するように前記積層構造のバルブ収容ケースに収容すると共に、前記中空スリーブの開口端が前記積層構造の上層側に穿設される凹部に、前記バルブ本体の受圧面が前記積層構造の下層側に穿設される凹部に収容するように構成した。
請求項2に係る車両の制御装置にあっては、前記ボールバルブの長手方向が前記アキュムレータの長手方向と平行になるように前記バルブ収容ケースの内部に収容すると共に、前記アキュムレータの蓄圧室を前記積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成した。
請求項3に係る車両の制御装置にあっては、前記電磁ソレノイドバルブを前記積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成した。
請求項1に係る車両の制御装置にあっては、アキュムレータに接続される分岐油路に連通する入出力ポートが少なくとも形成される中空スリーブの開口端に形成されるバルブシートに着座可能に配置されるボールと、中空スリーブ内に移動可能に収容されると共に、一端にアキュムレータの油圧の蓄積・吐出を制御する電磁ソレノイドバルブの出力圧が印加される受圧面が形成されるバルブ本体とからなり、入出力ポートから入力される油圧と受圧面に印加される電磁ソレノイドバルブの出力圧のいずれかでボールをバルブシートから押し上げてアキュムレータとの間に油路を連通可能なボールバルブを備え、変速機のケースが車両に搭載されるとき、ボールバルブをその長手方向が重力方向と一致するように積層構造のバルブ収容ケースに収容すると共に、中空スリーブの開口端が積層構造の上層側に穿設される凹部に、バルブ本体の受圧面が積層構造の下層側に穿設される凹部に収容するように構成したので、ボールバルブをその長手方向が重力方向と一致するように積層構造のバルブ収容ケースに収容することでボールをバルブシートに自重で着座させることができてアキュムレータに油圧を供給する分岐油路で油圧の漏れを低減することができる。それにより、蓄圧量が同一なアキュムレータにおいてエンジン自動停止制御が可能となる時間を拡大することができる。
また、ボールバルブを、中空スリーブの開口端が積層構造のバルブ収容ケースの上層側に穿設される凹部に、バルブ本体の受圧面が積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成したので、バルブ収容ケースの上下層に凹部を穿設しておき、組み付け時にボールバルブをそこに挿入すれば足ることから、レイアウトの自由度を向上できると共に、ボールバルブの組み付けも容易となる。
請求項2に係る車両の制御装置にあっては、ボールバルブの長手方向がアキュムレータの長手方向と平行になるようにバルブ収容ケースの内部に収容すると共に、アキュムレータの蓄圧室を積層構造の下層側に穿設される凹部に収容するように構成したので、上記した効果に加え、アキュムレータに接近してボールバルブを配置することが可能となり、アキュムレータへの連通油路の有効油路長を短くすることも可能となり、よってアキュムレータの蓄圧・吐出時の応答性を向上させることができる。
請求項3に係る車両の制御装置にあっては、電磁ソレノイドバルブを積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成したので、上記した効果に加え、レイアウトの自由度を一層向上させることができると共に、バルブ収容ケースの製作時の加工を容易にすることができる。
この発明の実施形態に係る車両の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す油圧供給機構の油圧回路の構成を模式的に示す模式図である。 図2に示す油圧供給機構のボールバルブとアキュムレータの油路回路の構成をより具体的に示す油圧回路図である。 図3に示すボールバルブの構造を具体的に示す説明断面図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図2に示す油圧供給機構のアキュムレータとボールバルブなどの実機が収容されるバルブ収容ケースの斜視図である。 図6に示すアキュムレータとボールバルブなどをバルブ収容ケースから抽出して拡大して示す斜視図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の制御装置を実施するための形態を説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る車両の制御装置を全体的に示す概略図、図2は図1に示す変速機油圧供給機構の油圧回路の構成を模式的に示す模式図、図3は図2に示す油圧供給機構のボールバルブとアキュムレータの油路回路の構成をより具体的に示す油圧回路図、図4は図3に示すボールバルブの構造をより具体的に示す説明断面図である。
図1において、符号10はエンジン(内燃機関(原動機))を示す。エンジン10は駆動輪12を備える車両14に搭載される。エンジン10の吸気系に配置されたスロットルバルブ(図示せず)は車両運転席に配置されるアクセルペダル(図示せず)との機械的な接続が絶たれ、電動モータなどのアクチュエータからなるDBW(Drive By Wire)機構16が接続されて駆動される。
スロットルバルブで調量された吸気はインテークマニホルド(図示せず)を通って流れ、各気筒の吸気ポート付近でインジェクタ20から噴射された燃料と混合して混合気を形成し、吸気バルブ(図示せず)が開弁されたとき、当該気筒の燃焼室(図示せず)に流入する。燃焼室において混合気は点火されて燃焼し、ピストンを駆動してクランクシャフトに連結される出力軸22を回転させた後、排気となってエンジン10の外部に放出される。
エンジン10の出力軸22の回転は、トルクコンバータ24を介して無段変速機(Continuously Variable Transmission。以下「CVT」という)26に入力される。即ち、出力軸22はトルクコンバータ24のポンプ・インペラ24aに接続される一方、それに対向配置されて流体(作動油)を収受するタービン・ランナ24bはメインシャフト(入力軸)MSに接続される。
CVT26はメインシャフトMSに配置されたドライブプーリ26aと、メインシャフトMSに平行なカウンタシャフト(出力軸)CSに配置されたドリブンプーリ26bと、その間に掛け回される金属製の動力伝達要素(ベルト)26cからなる。
ドライブプーリ26aは、メインシャフトMSに相対回転不能で軸方向移動不能に配置された固定プーリ半体26a1と、メインシャフトMSに相対回転不能で固定プーリ半体26a1に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体26a2からなる。
ドリブンプーリ26bは、カウンタシャフトCSに同様に相対回転不能で軸方向移動不能に配置された固定プーリ半体26b1と、カウンタシャフトCSに相対回転不能で固定プーリ半体26b1に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体26b2からなる。
CVT26は前後進切換機構30に接続される。前後進切換機構30は、前進クラッチ(摩擦係合要素)30aと、後進ブレーキクラッチ(摩擦係合要素)30bと、CVT26と前進クラッチなどの間に配置されるプラネタリギア機構30cからなる。CVT26はエンジン10に前進クラッチ30aを介して接続される。この実施形態で自動変速機はトルクコンバータ24とCVT26と前後進切換機構30とから構成される。
プラネタリギア機構30cにおいて、サンギア30c1はメインシャフトMSに固定されると共に、リングギア30c2は前進クラッチ30aを介してドライブプーリ26aの固定プーリ半体26a1に固定される。
サンギア30c1とリングギア30c2の間には、ピニオン30c3が配置される。ピニオン30c3は、キャリア30c4でサンギア30c1に連結される。キャリア30c4は、後進ブレーキクラッチ30bが作動させられると、それによって固定(ロック)される。
カウンタシャフトCSの回転は減速ギア32,34を介してセカンダリシャフト(中間軸)SSに伝えられると共に、セカンダリシャフトSSの回転はギア36とディファレンシャル機構40を介して左右の駆動輪(右側のみ示す)12に伝えられる。駆動輪12(および従動輪(図示せず))の付近にはディスクブレーキ42が配置される。
前進クラッチ30aと後進ブレーキクラッチ30bの切換は、車両運転席に設けられた、シフタ44とシフトアクチュエータ(図示せず)とそれらを電気的に接続する通信線からなるSBW(Shift By Wire)機構において、シフタ44を運転者が操作して例えばP(パーキング)、R(後進)、N(ニュートラル)、D(前進)、S(スポーツ走行)、L(経済走行)のいずれかを運転者が選択することによって行われる。運転者によってシフタ44のいずれかのポジションが選択されたとき、シフタ44の操作はシフトアクチュエータを介して油圧供給機構46のマニュアルバルブに伝えられる。
後述する如く、例えばD,S,Lポジションが選択されると、それに応じてSBWモータを介してマニュアルバルブのスプールが移動し、後進ブレーキクラッチ30bのピストン室から作動油(油圧)が排出される一方、前進クラッチ30aのピストン室に油圧が供給されて前進クラッチ30aが締結される。前進クラッチ30aが締結されると、全ギアがメインシャフトMSと一体に回転し、ドライブプーリ26aはメインシャフトMSと同方向(前進方向)に駆動される。
他方、Rポジションが選択されると、前進クラッチ30aのピストン室から作動油が排出される一方、後進ブレーキクラッチ30bのピストン室に油圧が供給されて後進ブレーキクラッチ30bが作動する。それによってキャリア30c4が固定されてリングギア30c2はサンギア30c1とは逆方向に駆動され、ドライブプーリ26aはメインシャフトMSとは逆方向(後進方向)に駆動される。
また、PあるいはNポジションが選択されると、両方のピストン室から作動油が排出されて前進クラッチ30aと後進ブレーキクラッチ30bが共に開放され、前後進切換機構30を介しての動力伝達が断たれ、エンジン10とCVT26のドライブプーリ26aとの間の動力伝達が遮断される。
図2は油圧供給機構46の油圧回路図である。
以下説明すると、油圧供給機構46には第1オイルポンプ46a1と第2オイルポンプ46a2が設けられる。第1、第2オイルポンプ46a1、46a2は具体的には2ロータ式のギアポンプからなり、エンジン10の回転でそれぞれのロータが駆動され、CVTケース(図示せず)の下方のオイルパンに貯留された作動油を汲み上げて油路46bに吐出する。
油路46bにはPH制御バルブ(PH Reg)46cが介挿される。PH制御バルブ46cは第1オイルポンプ46a1の吐出圧(元圧)をPH圧(ライン圧)に調圧して油路46dに出力する。
第2オイルポンプ46a2もエンジン10で駆動されてオイルパンから作動油を汲み上げて油路46eに吐出する。油路46eは一方では油路46e1に接続され、そこに介挿されるチェックバルブ46fを介して第1オイルポンプ46a1の下流の油路46bに接続されると共に、他方では油路46e2に接続され、そこからポンプ切換バルブ(P/Shift)46gと潤滑制御バルブ(LUB Reg)46hを介して潤滑系(LUB)46iに接続される。
潤滑系46iは、CVT26、前進クラッチ30aなどの前後進切換機構30、トルクコンバータ24などの自動変速機において潤滑を必要とする構成部品あるいは部材の総称を意味する。
油路46dは、第1、第2リニアソレノイドバルブ(DRC L/Sol, DNC L/Sol)46j,46kを介してCVT26のドライブプーリ26aの可動プーリ半体26a2のピストン室とドリブンプーリ26bの可動プーリ半体26b2のピストン室に接続される。
第1、第2リニアソレノイドバルブ46j,46kは励磁電流に応じて油路46dから送られるPH圧を調圧して得られる油圧をパイロット圧としてDR制御バルブ46j1とDN制御バルブ46k1のスプールの一端に供給する。DR制御バルブ46j1とDN制御バルブ46k1は、それによってPH圧を調圧してドライブプーリ26aとドリブンプーリ26bの可動プーリ半体26a2,26b2のピストン室に供給してプーリ側圧を発生させる。
その結果、CVT26においては、可動プーリ半体26a2,26b2を軸方向に移動させるプーリ側圧が発生させられてドライブプーリ26aとドリブンプーリ26bのプーリ幅が変化し、動力伝達要素26cの巻掛け半径が変化してエンジン10の出力を駆動輪12に伝達する変速比が無段階に変化させられる。
油路46dは他方では油路46mを介してCRバルブ(CR)46nに接続される。CRバルブ46nはPH制御バルブ46cで減圧されたPH圧をさらにCR圧(クラッチリデューシング圧(制御圧))に減圧し、油路46oに吐出する。油路46oに吐出されるCRバルブ46nの出力圧(CR圧)は第3リニアソレノイドバルブ(CPC L/Sol)46pに入力され、そこでソレノイドの励磁に応じて適宜な油圧に調圧される。
第3リニアソレノイドバルブ46pで調圧された油圧は、フェール時のバックアップ用に設けられるバックアップバルブ(Back UP)46qと前記したマニュアルバルブ(Manual VLV。符号46rで示す)を介して前後進切換機構30の前進クラッチ30aあるいは後進ブレーキクラッチ30bのピストン室に接続される。尚、バックアップバルブ46qのスプールの一端(図で右端)には破線で示す如く、第1リニアソレノイドバルブ46jの出力圧がパイロット油圧として印加される。
マニュアルバルブ46rは前記したシフトアクチュエータ、具体的にはSBWモータ(電動モータ。符号46sで示す)で駆動されるSBW機構として構成され、運転者によって操作(選択)されたシフタ44の出力信号に応じてSBW機構を介して第3リニアソレノイドバルブ46pで調圧された出力圧を前進クラッチ30aあるいは後進ブレーキクラッチ30bのピストン室に接続し、前記したように車両14の前進あるいは後進走行を可能にする。
また、PH制御バルブ46cの排出圧は、油路46tを介してTC(トルクコンバータ)制御バルブ(TC Reg)46uにトルコン元圧として送られる。TC制御バルブ46uの出力圧はトルクコンバータ24のロックアップクラッチ24cのピストン室に送られると共に、排出圧は潤滑系46iに送られる。
TC制御バルブ46uの出力圧はポンプ切換バルブ46gのスプールの一端(バネ46g1で付勢される端部。図で左端)にパイロット油圧として送られ、スプールをバネ46g1に抗して他端(図で右端)に付勢する。
CRバルブ46nの下流の油路46oは一方では前後進切換機構30の前進クラッチ30aなどのピストン室に接続される一方、分岐油路46vを介してアキュムレータ46wに接続される。分岐油路46vには電磁ソレノイドバルブ46xが介挿される。
電磁ソレノイドバルブ46xは開度が励磁/消磁に応じて開閉2位置の間で切り換えられるオン・オフソレノイドバルブからなり、より詳しくは励磁されると開放、消磁されると閉鎖するノーマルクローズ型のバルブからなる。
図2と図3に示す如く、分岐油路46vにはアキュムレータ46wの上流位置でボールバルブ(チェックバルブ)46yが介挿される。ボールバルブ46yの上流側とアキュムレータ46wの間は第2分岐油路46zで接続される。図示の如く、電磁ソレノイドバルブ46xは第2分岐油路46zにボールバルブ46yの上流位置で介挿される。
図3と図4に示す如く、ボールバルブ46yは、分岐油路46vに連通する入出力ポート46y11が少なくとも形成される、より詳しくは入出力ポート46y11と大気圧に開放される大気開放ポート46y12が穿設される中空スリーブ46y1と、中空スリーブ46y1の開口端46y13に形成されるバルブシート46y14に着座可能に配置されるボール46y2と、中空スリーブ46y1内に移動可能に収容されるシャフト状のバルブ本体46y3とからなる。
入出力ポート46y11はバルブ本体46y3と中空スリーブ46y1の間に形成される間隙を介して中空スリーブ46y1の開口端46y13に連通する。
また、バルブ本体46y3と中空スリーブ46y1の間にはバネ46y31が弾装されてバルブ本体46y3は中空スリーブ46y1の開口端46y13に向けて付勢されると共に、バルブ本体46y3の一端(その反対側の端部)には電磁ソレノイドバルブ46xの出力圧が第2分岐油路46zを介して印加される受圧面46y32が形成される。
アキュムレータ46wはピストン型2個からなり、導入した作動油の油圧が例えばある油圧でピストンがストロークし始め、最大油圧(蓄圧値(ピストン46w2のフルストローク相当値。PH制御バルブ46cの最低出力圧付近の値に設定される))でフルストークすることで所定の油圧を蓄圧可能(より正確には所定の容量まで作動油を蓄えることができる)ように構成される。アキュムレータ46wはピストン型に限られるものではなく、重錘型、バネ型、ダイアフラム型など、どのような型であっても良い。
CRバルブ46nの出力圧(CR圧)は分岐油路46vを通ってボールバルブ46yの入出力ポート46y11から開口端46y13を通ってボール46y2を押し上げてアキュムレータ46wに流れ、そこに蓄積される。
また、後述する如く、電磁ソレノイドバルブ46xが励磁(ON)されてその出力圧(第2分岐油路46zの油圧)が受圧面46y32に印加されると、バルブ本体46y3はバネ46y31のバネ力に抗して図4で上方に移動してボール46y2を押し上げ、その結果、アキュムレータ46wに蓄圧された油圧が開口端46y13から入出力ポート46y11を通り、分岐油路46vを逆流して油路46oに流れる。
このように、電磁ソレノイドバルブ46xが消磁されるとアキュムレータ46wは蓄圧し、励磁される吐出するように構成される。
電磁ソレノイドバルブ46xは、図3に示す如く、励磁コイルで吸引可能なプランジャを備えた円筒状のコイル部46x1と、コイル部46x1に接続されてプランジャで開閉される油路部46x2とからなる。
図1の説明に戻ると、エンジン10のカム軸(図示せず)付近などの適宜位置にはクランク角センサ50が設けられ、ピストンの所定クランク角度位置ごとにエンジン回転数NEを示す信号を出力する。吸気系においてスロットルバルブの下流の適宜位置には絶対圧センサ52が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに比例した信号を出力する。
DBW機構16のアクチュエータにはスロットル開度センサ54が設けられ、アクチュエータの回転量を通じてスロットルバルブの開度THに比例した信号を出力する。
また、アクセルペダル56の付近にはアクセル開度センサ56aが設けられて運転者のアクセルペダル操作量に相当するアクセル開度APに比例する信号を出力すると共に、ブレーキペダル58の付近にはブレーキスイッチ58aが設けられて運転者のブレーキペダル58の操作に応じてオン信号を出力する。
さらに、エンジン10の冷却水通路(図示せず)の付近には水温センサ60が設けられ、エンジン冷却水温TW、換言すればエンジン10の温度に応じた出力を生じる。
上記したクランク角センサ50などの出力は、エンジンコントローラ66に送られる。エンジンコントローラ66はマイクロコンピュータを備え、それらセンサ出力に基づいて目標スロットル開度を決定してDBW機構16の動作を制御すると共に、燃料噴射量を決定してインジェクタ20を駆動する。
また、メインシャフトMSにはNTセンサ70が設けられ、タービン・ランナ24bの回転数、具体的にはメインシャフトMSの回転数、より具体的には前進クラッチ30aの入力軸回転数を示すパルス信号を出力する。
CVT26のドライブプーリ26aの付近の適宜位置にはNDRセンサ72が設けられてドライブプーリ26aの回転数、換言すれば前進クラッチ30aの出力軸回転数に応じたパルス信号を出力すると共に、セカンダリシャフトSSのギア36の付近にはVセンサ76が設けられ、ギア36の回転数を通じてCVT26の出力軸の回転数あるいは車速Vを示すパルス信号を出力する。前記したシフタ44の付近にはシフタポジションセンサ80が設けられ、運転者のプッシュボタン操作で選択されてSBWモータ46sで駆動されるP,R,N,Dなどのポジションに応じたPOS信号を出力する。
また、駆動輪12と従動輪からなる4個の車輪(タイヤ)のそれぞれの適宜位置には車輪速センサ82が設けられ、車輪の回転速度を示す車輪速に比例する信号を出力する。
上記したNTセンサ70などの出力は、図示しないその他のセンサの出力も含め、シフトコントローラ90に送られる。シフトコントローラ90もマイクロコンピュータを備えると共に、エンジンコントローラ66と通信自在に構成される。
シフトコントローラ90はそれら検出値に基づいて油圧供給機構46の電磁ソレノイドバルブ46xと第1から第3リニアソレノイドバルブ46j、46k、46pのソレノイドを励磁・非励磁して自動変速機の動作を制御すると共に、エンジンコントローラ66はDBW機構16と燃料噴射制御の動作を制御する。
さらに、シフトコントローラ90は、エンジンコントローラ66を介してエンジンの自動停止(アイドリングストップ)制御を実行する。即ち、シフトコントローラ90が電磁ソレノイドバルブ46xの励磁・消磁を制御すると共に、エンジン自動停止制御を実行する制御手段として機能する。
図5はそのシフトコントローラ90の自動停止(アイドリングストップ)制御を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは所定時間、例えば10msecごとに実行される。
以下説明すると、S10において、車両14が信号待ちするときなど、エンジン10の所定の停止条件が成立したか否か判断する。
具体的には、車速が零で、運転者によって車両14のブレーキペダル58が操作される(踏み込まれる)一方、アクセルペダル56が操作されていず、CVT26のレシオがローであるなどの停止条件が成立するか否かをVセンサ76、ブレーキスイッチ58a、アクセル開度センサ56a、NDRセンサ72などの出力から判断し、否定されるときは以降の処理をスキップする。
一方、S10で肯定されるときはS12に進み、既定の復帰条件が成立したか否か判断する。既定の復帰条件は、ブレーキペダル58の操作が中止されると共に、アクセルペダル56が操作されることを含む。
S12で否定されるときはS14に進み、エンジン10を自動停止させると共に、I/S実施フラグのビットを1にセットする一方、肯定されるときはS16に進み、エンジン10を始動(再始動)させると共に、I/S実施フラグのビットを0にリセットする。
次いで、この制御装置の動作を説明する。
シフトコントローラ90は、エンジン10の自動停止(I/S)制御において所定の停止条件が成立してエンジン10を停止させるまでに電磁ソレノイドバルブ46xを消磁(OFF)する。
アキュムレータ46wの最大蓄圧値(ピストン46w2のフルストローク相当値)はPH制御バルブ46cの最低出力圧付近の値に設定されることから、図2に示す如く、分岐油路46vを流れる油圧(CR圧)はボールバルブ46yのボール46y2を押し上げてアキュムレータ46wに流入してそこに蓄圧される。
次いで、シフトコントローラ90は、既定の停止条件が成立すると、電磁ソレノイドバルブ46xを励磁(ON)する。その結果、第2分岐油路46zにおいて電磁ソレノイドバルブ46xの出力圧、より詳しくは第2分岐油路46zの油圧がボールバルブ46yのバルブ本体46y3の受圧面46y32に印加され、バルブ本体46y3でボール46y2を押し上げて開放する。
それにより、アキュムレータ46wに蓄圧された油圧はボールバルブ46yの押し上げられたボール46y2と中空スリーブ46y1の間隙を縫って入出力ポート46y11から出力されて油路46vを逆流し、油路46oを通ってバックアップバルブ46qとマニュアルバルブ46rに流れ、さらに前後進切換機構30の前進クラッチ30aに流れて前進クラッチ30aなどを係合させる。
即ち、エンジン10の停止の間は第1、第2オイルポンプ46a1,46a2も停止することでライン圧は低下するが、アキュムレータ46wからの吐出圧によってライン圧は上昇するので、車速もそれに伴って速やかに上昇して車両14を円滑に発進させることができる。尚、シフトコントローラ90はその後、電磁ソレノイドバルブ46xを再び消磁してアキュムレータ46wの蓄圧を再開させる。
この実施形態の特徴は、油圧供給機構46においてアキュムレータ46wとボールバルブ46yなどをバルブ収容ケース内に効果的に収容することにあるので、以下それに焦点をおいて説明する。
図6は図2に示す油圧供給機構46のアキュムレータ46wとボールバルブ46yなどの実機が収容されるバルブ収容ケースの斜視図、図7は図6に示すアキュムレータ46wとボールバルブ46yなどをバルブ収容ケースから抽出しつつ拡大して示す斜視図である。
図示の如く、バルブ収容ケース94は大略ボックス状を呈し、アルミニウムなどから製作され、図2に模式的に示したボールバルブ46y、アキュムレータ46w、電磁ソレノイドバルブ46xなどを収容する凹部と、分岐油路46vを含む油路として機能する通路が多数穿設される。図6で重力方向を符号96で示す。
バルブ収容ケース94は、後述するように、それらの凹部にボールバルブ46yなどを収容して組み付けた後、車両14のCVTケース(図示せず)の、重力方向96において、下方に形成されるオイルパン(図示せず)に多数のボルト98で止められて固定(配置)される。バルブ収容ケース94はセパレートプレート94aで油密に仕切られる、最上層94bと上層94cと下層94dの3層の積層構造からなる。
図6に示す如く、ボールバルブ46yは、上層94cと下層94dに跨ってバルブ収容ケース94の内部に収容される。即ち、バルブ収容ケース94はCVTケースが車両14に搭載されるとき、CVTケースの重力方向96において下方に形成(配置)されると共に、ボールバルブ46yはその長手方向(中空スリーブ46y1あるいはバルブ本体46y3の長手方向)が重力方向96と一致するように積層構造のバルブ収容ケース94に収容される。
より具体的には、ボールバルブ46yは中空スリーブ46y1の開口端46y13が積層構造の上層94c側に穿設される凹部に、バルブ本体46y3の受圧面46y32が積層構造の下層94d側に穿設される凹部に収容するように構成される。
また、アキュムレータ46wはシリンダ46w1の内部にピストン46w2がバネ46w3で付勢されつつ移動可能に収容されると共に、シリンダ46w1とピストン46w2の頂部との間に蓄圧室46w4が形成され、導入された作動油の油圧が例えばある油圧でピストン46w2がストロークし始め、最大油圧でフルストークすることで所定の容量まで作動油を蓄えることができるように構成される。
バルブ収容ケース94におけるボールバルブ46yの配置をアキュムレータ46wに関連づけて説明すると、図6と図7に示す如く、ボールバルブ46yはその長手方向がアキュムレータ46wの長手方向(シリンダ46w1の長手方向)と平行になるようにバルブ収容ケース94の内部に収容されると共に、アキュムレータ46wの蓄圧室46w4は積層構造の下層94d側に穿設される凹部に収容されるように構成される。
また、電磁ソレノイドバルブ46xは、図6と図7に示す如く、バルブ収容ケース94において積層構造の下層94d側に穿設される凹部に収容されるように構成される。より具体的には、電磁ソレノイドバルブ46xはバルブ収容ケース94の下層94d側にコイル部46x1の長手方向がボールバルブ46yとアキュムレータ46wの長手方向と直交するように配置される。
上記した如く、この実施形態にあっては、車両14に搭載されるエンジン10の回転を変速して油圧作動の摩擦係合要素(前進クラッチ30a、後進ブレーキクラッチ30b)を介して駆動輪12に伝達する自動変速機(トルクコンバータ24とCVT26と前後進切換機構30)と、前記エンジン10で駆動されるオイルポンプ(46a1,46a2)から吐出される油圧を前記摩擦係合要素に供給する油路46b(46d)と、前記油路に分岐油路46vを介して接続されるアキュムレータ46wと、前記分岐油路46vに介挿されて励磁と消磁のうちの一方に応じて前記アキュムレータ46wに油圧を蓄積すると共に、他方に応じて前記蓄積された油圧を吐出させる電磁ソレノイドバルブ46xと、前記電磁ソレノイドバルブ46xの励磁/消磁を制御すると共に、所定の停止条件が成立したときに前記エンジン10を停止させ、既定の復帰条件が成立したときに前記エンジン10を再始動させるエンジン自動停止制御を実行する制御手段(シフトコントローラ)90とを備え、少なくとも前記アキュムレータ46wと分岐油路46vと電磁ソレノイドバルブ46xとを前記変速機のケース(CVTケース)の重力方向96において下方に形成されるオイルパンに配置される積層構造のバルブ収容ケース94の内部に収容してなる車両の制御装置において、前記分岐油路46vに連通する入出力ポート46y11が少なくとも形成される中空スリーブ46y1と、前記中空スリーブ46y1の開口端46y13に形成されるバルブシート46y14に着座可能に配置されるボール46y2と、前記中空スリーブ46y1内に移動可能に収容されると共に、一端に前記電磁ソレノイドバルブ46xの出力圧が印加される受圧面46y32が形成されるバルブ本体46y3とからなり、前記入出力ポート46y11から入力される油圧と前記受圧面46y32に印加される電磁ソレノイドバルブ46xの出力圧のいずれかで前記ボール46y2を前記バルブシート46y14から押し上げて前記アキュムレータ46wとの間に油路を連通可能なボールバルブ46yを備え、前記変速機のケースが前記車両14に搭載されるとき、前記ボールバルブをその長手方向が重力方向96と一致するように前記積層構造のバルブ収容ケース94に収容すると共に、前記中空スリーブ46y1の開口端46y13が前記積層構造の上層94c側に穿設される凹部に、前記バルブ本体46y3の受圧面46y32が前記積層構造の下層94d側に穿設される凹部に収容するように構成したので、ボールバルブ46yをその長手方向が重力方向と一致するように積層構造のバルブ収容ケース94に収容することでボール46y2をバルブシート46y14に自重で着座させることができてアキュムレータ46wに油圧を供給する分岐油路46vで油圧の漏れを低減することができる。それにより、蓄圧量が同一なアキュムレータ46wにおいてエンジン自動停止制御が可能となる時間を拡大することができる。
また、ボールバルブ46yを、中空スリーブ46y1の開口端46y13が積層構造のバルブ収容ケース94の上層94c側に穿設される凹部に、バルブ本体46y3の受圧面46y32が積層構造のバルブ収容ケース94の下層94d側に穿設される凹部に収容するように構成したので、バルブ収容ケース94の上下層94c,94dに凹部を穿設しておき、組み付け時にボールバルブ46yをそこに挿入すれば足ることから、レイアウトの自由度を向上できると共に、ボールバルブ46yの組み付けも容易となる。
また、前記ボールバルブ46yの長手方向が前記アキュムレータ46wの長手方向と平行になるように前記バルブ収容ケース94の内部に収容すると共に、前記アキュムレータ46wの蓄圧室46w4を前記積層構造の上層94c側に穿設される凹部に収容するように構成したので、上記した効果に加え、アキュムレータ46wに接近してボールバルブ46yを配置することが可能となり、アキュムレータ46wへの連通油路の有効油路長を短くすることも可能となり、よってアキュムレータ46wの蓄圧・吐出時の応答性を向上させることができる。
また、前記電磁ソレノイドバルブ46xを前記積層構造のバルブ収容ケース94の下層94d側に穿設される凹部に収容するように構成したので、上記した効果に加え、レイアウトの自由度を一層向上させることができると共に、バルブ収容ケース94の製作時の加工を容易にすることができる。
尚、上記において、自動変速機としてCVT26を図示したが、それに限られるものではなく、有段変速機あるいはツインツインクラッチ型などであっても良い。
また、第1、第2オイルポンプ46a1,46a2を2ロータ式としたが、それに限られるものではなく、1ロータ式で吐出ポートを切り替えるものであっても良い(その場合は吐出ポートが第1、第2オイルポンプとして機能することになる)。
また、SBW機構のシフトアクチュエータも電動モータに限られるものではなく、シフタ44を駆動できるならば、どのようなものであっても良い。
10 エンジン(内燃機関)、12 駆動輪、14 車両、16 DBW機構、24 トルクコンバータ、26 CVT(無段変速機)、26a,26b プーリ(摩擦係合要素)、30 前後進切換機構、30a 前進クラッチ(摩擦係合要素)、30b 後進ブレーキクラッチ、46 油圧供給機構、46a1,46a2 第1、第2オイルポンプ、46c PH制御バルブ、46b,46d,46e,46m,46o,46t 油路、46f チェックバルブ、46g ポンプ切換バルブ、46h 潤滑制御バルブ、46i 潤滑系、46j,46k,46p 第1、第2、第3リニアソレノイドバルブ、46n CRバルブ、46q バックアップバルブ、46r マニュアルバルブ、46s SBWモータ(アクチュエータ)、46u TC制御バルブ、46v 分岐油路、46w アキュムレータ、46w1 シリンダ、46w2 ピストン、46w3 バネ、46w4 蓄圧室、46x 電磁ソレノイドバルブ、46x1 コイル部、46x2 油路部、46y ボールバルブ(チェックバルブ)、46y1 中空スリーブ、46y11 入出力ポート、46y12 大気開放ポート、46y13 開口端、46y14 バルブシート、46y2 ボール、46y3 バルブ本体、46y31 バネ、46y32 受圧面、46z 第2分岐油路、56 アクセルペダル、56a アクセル開度センサ、58 ブレーキペダル、58a ブレーキスイッチ、66 エンジンコントローラ、72 NDRセンサ、90 シフトコントローラ(制御手段)、94 バルブ収容ケース、94b 最上層、94c 上層、94d 下層

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるエンジンの回転を変速して油圧作動の摩擦係合要素を介して駆動輪に伝達する自動変速機と、前記エンジンで駆動されるオイルポンプから吐出される油圧を前記摩擦係合要素に供給する油路と、前記油路に分岐油路を介して接続されるアキュムレータと、前記分岐油路に介挿されて励磁と消磁のうちの一方に応じて前記アキュムレータに油圧を蓄積すると共に、他方に応じて前記蓄積された油圧を吐出させる電磁ソレノイドバルブと、前記電磁ソレノイドバルブの励磁/消磁を制御すると共に、所定の停止条件が成立したときに前記エンジンを停止させ、既定の復帰条件が成立したときに前記エンジンを再始動させるエンジン自動停止制御を実行する制御手段とを備え、少なくとも前記アキュムレータと分岐油路と電磁ソレノイドバルブとを前記変速機のケースの重力方向において下方に形成されるオイルパンに配置される積層構造のバルブ収容ケースの内部に収容してなる車両の制御装置において、前記分岐油路に連通する入出力ポートが少なくとも形成される中空スリーブと、前記中空スリーブの開口端に形成されるバルブシートに着座可能に配置されるボールと、前記中空スリーブ内に移動可能に収容されると共に、一端に前記電磁ソレノイドバルブの出力圧が印加される受圧面が形成されるバルブ本体とからなり、前記入出力ポートから入力される油圧と前記受圧面に印加される電磁ソレノイドバルブの出力圧のいずれかで前記ボールを前記バルブシートから押し上げて前記アキュムレータとの間に油路を連通可能なボールバルブを備え、前記変速機のケースが前記車両に搭載されるとき、前記ボールバルブをその長手方向が重力方向と一致するように前記積層構造のバルブ収容ケースに収容すると共に、前記中空スリーブの開口端が前記積層構造の上層側に穿設される凹部に、前記バルブ本体の受圧面が前記積層構造の下層側に穿設される凹部に収容するように構成したことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記ボールバルブの長手方向が前記アキュムレータの長手方向と平行になるように前記バルブ収容ケースの内部に収容すると共に、前記アキュムレータの蓄圧室を前記積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記電磁ソレノイドバルブを前記積層構造のバルブ収容ケースの下層側に穿設される凹部に収容するように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の車両の制御装置。
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