JP4565701B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプライマリプーリ駆動用のプライマリシリンダをシングルシリンダとしたベルト式無段変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のベルト式無段変速機(CVT)には、駆動側のプライマリ軸に設けられたプーリ溝幅可変のプライマリプーリと、被動側つまり従動側のセカンダリ軸に設けられたプーリ溝幅可変のセカンダリプーリとの間に、金属製のベルトを掛け渡し、油圧によってプライマリプーリとセカンダリプーリのプーリ径を変化させてセカンダリ軸の回転数を無段階に変化させるようにしたものがある。
【0003】
CVTの変速制御は、プライマリプーリに設けられたプライマリシリンダとセカンダリプーリに設けられたセカンダリシリンダとに供給される油圧を制御することにより行われており、それぞれのシリンダに供給される油圧はエンジンにより駆動されるオイルポンプで発生させている。セカンダリシリンダに供給されるライン圧つまりセカンダリ圧はライン圧調整弁により調圧し、プライマリシリンダに供給されるプライマリ圧はライン圧を元圧としてプライマリ圧調整弁により調圧するようにしている。プライマリ圧を目標変速比、変速速度に応じた値に調圧することにより、プライマリプーリの溝幅を変化させて車速が制御され、ライン圧はベルトに必要な伝達容量に見合った値に調圧される。
【0004】
このような油圧系のCVTはプライマリ圧がライン圧を減圧することにより調圧されるようになっているので、プライマリ圧はライン圧を超えることはない。したがって、プライマリシリンダの油圧力により変速制御を行うには、プライマリシリンダの有効面積をセカンダリシリンダの有効面積よりも大きくしないと、アップシフトが困難になるので、プライマリシリンダの有効面積をセカンダリシリンダよりも大きく、約2倍に設定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、プライマリシリンダをシングルシリンダ構造とした場合には、プライマリシリンダ径をセカンダリシリンダ径よりも大きくしなければならず、プライマリシリンダの慣性容量が増大することになる。
【0006】
プライマリシリンダを二重構造のダブルシリンダ構造とする試みが、たとえば、特開平10-196749 号公報に示されるようになされており、この技術によれば、シリンダ径を大きくすることなく、プライマリシリンダの有効面積を確保することができることになるが、プライマリシリンダの構造が複雑となり、コストアップを招来させることになる。
【0007】
本発明の目的は、プライマリシリンダをシングル構造としつつ、プライマリシリンダ径を小さくし得るようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の無段変速機の油圧制御装置は、プライマリ軸に装着されるプーリ溝幅可変のプライマリプーリと、セカンダリ軸に装着されるとともに前記プライマリプーリとの間にベルトが掛け渡されるプーリ溝幅可変のセカンダリプーリとを有する無段変速機の変速制御装置であって、前記プライマリプーリに設けられ、プライマリ油室を有するプライマリシリンダと、前記セカンダリプーリに設けられ、セカンダリ油室を有するセカンダリシリンダと、オイルポンプからの作動油をライン圧に調整するライン圧調整弁と、前記ライン圧を元圧として前記ライン圧をプライマリ圧に調整するプライマリ圧調整弁と、前記ライン圧を前記セカンダリ油室に供給しかつ前記プライマリ圧を前記プライマリ油室に供給する位置と、前記ライン圧を前記プライマリ油室に供給しかつ前記プライマリ圧を前記セカンダリ油室に供給する位置とに油路を切り換える油路切換手段と、前記プライマリ圧を調整することにより変速制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の無段変速機の変速制御装置は、前記プライマリシリンダの有効シリンダ面積を前記セカンダリシリンダの有効シリンダ面積とほぼ同一に設定し、前記油路切換手段は前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとに対する前記ベルトの巻き付け径がほぼ等しくなる変速比の領域で油路の切り換えを行うようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明の無段変速機の変速制御装置は、前記プライマリシリンダの有効シリンダ面積を前記セカンダリシリンダの有効シリンダ面積よりも5〜60%大きく設定したことを特徴とする。
【0011】
本発明の無段変速機の変速制御装置は、低速領域では前記プライマリ油室に供給される油圧を調整し、高速領域では前記セカンダリ油室に供給される油圧を調整して変速制御を行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1はベルト式無段変速機つまりCVTの駆動系の一例を示す概略図であり、図示省略したエンジンにより駆動されるクランク軸1の回転は、発進装置としてのトルクコンバータ2と前後進切換機構3とを介して無段変速機構4に伝達されるようになっている。
【0014】
トルクコンバータ2はロックアップクラッチ5を有しており、ロックアップクラッチ5はタービン軸6に連結されている。ロックアップクラッチ5の一方側はアプライ室7aであり、他方側はリリース室7bであり、リリース室7b内に供給した油圧をアプライ室7aを介して循環させることによりトルクコンバータ2は作動状態となる。一方、アプライ室7aに油圧を供給し、リリース室7b内の油圧を下げることによりロックアップクラッチ5はフロントカバー8と係合してロックアップ状態となる。このリリース室7b内の圧力を調整することによりロックアップクラッチ5を滑らせるようにしたスリップ圧制御が行われる。
【0015】
前後進切換機構3はトルクコンバータ2の出力軸であるタービン軸6の回転を無段変速機構4に正方向に伝達するための前進用クラッチ11と、逆方向に伝達するための後退用ブレーキ12とを有しており、クラッチ油室11aに油圧を供給して前進用クラッチ11を接続状態とすると、タービン軸6の回転は無段変速機構4に正方向に伝達され、ブレーキ油室12aに油圧を供給して後退用ブレーキ12を接続状態とすると逆方向に減速して伝達される。
【0016】
無段変速機構4は前後進切換機構3に連結される入力軸つまりプライマリ軸13と、これと平行となった出力軸つまりセカンダリ軸14とを有している。プライマリ軸13にはプライマリプーリ15が設けられており、プライマリプーリ15はプライマリ軸13に固定された固定プーリ15aと、これに対向してプライマリ軸13にボールスプラインなどにより軸方向に摺動自在に装着される可動プーリ15bとを有し、プーリのコーン面間隔つまりプーリ溝幅が可変となっている。セカンダリ軸14にはセカンダリプーリ16が設けられており、セカンダリプーリ16はセカンダリ軸14に固定された固定プーリ16aと、これに対向してセカンダリ軸14に可動プーリ15bと同様に軸方向に摺動自在に装着される可動プーリ16bとを有し、プーリの溝幅が可変となっている。
【0017】
プライマリプーリ15とセカンダリプーリ16との間にはベルト17が掛け渡されており、両方のプーリ15,16の溝幅を変化させて、それぞれのプーリ15,16に対する巻付け径の比率を変化させることにより、プライマリ軸13の回転がセカンダリ軸14に無段階に変速されて伝達されることになる。
【0018】
セカンダリ軸14の回転は減速歯車およびディファレンシャル装置18を有する歯車列を介して車輪19a,19bに伝達されるようになっており、前輪駆動車の場合には、車輪19a,19bは前輪となる。前述したCVTの駆動系の基本構造は、たとえば、特開平10-325458 号公報に開示されている。
【0019】
プライマリプーリ15の溝幅を変化させるために、プライマリ軸13には円筒部とディスク部とを有するプランジャ21が固定され、このプランジャ21の外周面に摺動自在に接触するプライマリシリンダ22が可動プーリ15bに固定されており、プランジャ21と可動プーリ15bとの間にはプライマリ油室23が形成されている。
【0020】
セカンダリプーリ16の溝幅を変化させるために、セカンダリ軸14にはテーパー状の円筒部を有するプランジャ26が固定され、このプランジャ26の外周面に摺動自在に接触するセカンダリシリンダ27が可動プーリ16bに固定されており、プランジャ26と可動プーリ16bとの間にはセカンダリ油室28が形成されている。図1に示す場合には、プライマリシリンダ22の径はセカンダリシリンダ27の径とほぼ同一となり、両方の有効面積がほぼ同一に設定されている。
【0021】
プライマリシリンダ22内のプライマリ油室23内に作動油を供給してその容積を大きくすると、可動プーリ15bはシリンダ22とともに固定プーリ15a側に移動してプーリ溝幅が狭くなり、容積を小さくするとプーリ溝幅が広くなる。また、セカンダリシリンダ27内のセカンダリ油室28内に作動油を供給してその容積を大きくする、可動プーリ16bはシリンダ27とともに固定プーリ16a側に移動してプーリ溝幅が狭くなり、容積を小さくするとプーリ溝幅が広くなる。
【0022】
図2はプライマリシリンダ22およびセカンダリシリンダ27に作動油を供給して変速操作を行うための油圧回路図であり、エンジンにより駆動されるオイルポンプ30の吐出口はライン圧路31を介してライン圧調整弁32の調圧ポートに接続され、このライン圧調整弁32によってCVTへの入力トルクや変速比などに応じてライン圧(セカンダリ圧)が調整されるようになっている。
【0023】
ライン圧路31はプライマリ圧調整弁33の入力ポートに接続されており、このプライマリ圧調整弁33はライン圧を元圧としてプライマリ圧路34内の油圧をプライマリ圧に調圧する。プライマリ圧は車速、プライマリプーリ回転数およびスロットル開度などに応じて調圧されるようになっている。
【0024】
ライン圧調整弁32およびプライマリ圧調整弁33はいすれも比例弁であり、所定の圧力範囲内で任意の圧力に調圧することができる。
【0025】
プライマリシリンダ22内のプライマリ油室23には、プライマリ側導通路35が連通し、セカンダリシリンダ27内のセカンダリ油室28には、セカンダリ側導通路36が連通している。
【0026】
図2に示す油路にはソレノイド37aに対する通電により2位置に作動する油路切換弁37が設けられている。この油路切換弁37は、ライン圧路31とセカンダリ側導通路36とを連通させるとともにプライマリ圧路34とプライマリ側導通路35とを連通させることにより、ライン圧をセカンダリ油室28に供給し、かつプライマリ圧をプライマリ油室23に供給する位置(A)と、ライン圧路31とプライマリ側導通路35とを連通させるとともに、プライマリ圧路34とセカンダリ側導通路36とを連通させることにより、ライン圧をプライマリ油室23に供給し、かつプライマリ圧をセカンダリ油室28に供給する位置(B)とに油路の切換動作を行う。
【0027】
ライン圧調整弁32のドレインポートとオイルポンプ30の流入口との間には潤滑圧調整弁38が設けられ、潤滑圧路39に供給される潤滑圧がライン圧調整弁のドレイン圧を元圧として調整され、潤滑圧の作動油が前後進切換機構3の潤滑部やベルト17の潤滑部などに供給されるようになっている。また、ライン圧路31には図示しないクラッチ圧調整弁が接続されており、このクラッチ圧調整弁によりクラッチ圧がライン圧を元圧として調整されるようになっている。このクラッチ圧の作動油は前後進切換機構3の前進用クラッチ11のクラッチ油室11aと後退用ブレーキ12のブレーキ油室12aとロックアップクラッチ5のアプライ室7aとに供給されるようになっている。
【0028】
クラッチ圧および潤滑圧の作動油を前後進切換機構3などに供給するための油圧回路は、たとえば、前記した特開平10-325458 号公報に開示されたものと同様である。
【0029】
図3は変速制御回路を示すブロック図であり、中央演算処理装置やメモリなどを有する制御部40には、セレクトレバーにより選択された所定のレンジを検出するレンジ検出手段41、車速を検出する車速検出手段42、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出手段43、プライマリプーリ15の回転数を検出するプライマリ回転数検出手段44などが接続されており、これらの検出信号に基づいて、ライン圧調整弁32のソレノイド32a、プライマリ圧調整弁33のソレノイド33a、油路切換弁37のソレノイド37aに対して制御信号が送られるようになっている。
【0030】
図4はプーリ比つまり変速比に応じたプライマリ油室23の油圧とセカンダリ油室28の油圧の関係および油路切換弁37の作動タイミングを示すタイミングチャートであり、このタイミングチャートにおいては、プライマリプーリ15のベルト巻き付け径とセカンダリプーリ16のベルト巻き付け径とが等しい変速比(変速比i=1)である中間の変速比(MID)よりも左側の領域が低速段つまりLOWステージであり、右側の領域が高速段つまりオーバードライブステージである。
【0031】
ライン圧はライン圧調整弁32により常に0から最大ライン圧の間で任意の圧力に設定することができ、図4に示すように、LOWステージの領域ではセカンダリ油室28の油圧はライン圧が導入されており、プライマリ油室23の油圧、すなわちプライマリ圧を0からライン圧の範囲内で調圧して変速制御を行う。一方、オーバードライブステージの領域ではプライマリ油室23の油圧は前記のライン圧が導入され、セカンダリ油室28にはプライマリ圧が導入され、このプライマリ圧を0からライン圧の範囲内で調圧して変速制御を行う。
【0032】
油路切換弁37はプーリ比がMID点よりも小さい領域つまり変速比が大きいLOW側ステージでは、ライン圧をセカンダリ油室28に供給し、かつプライマリ圧をプライマリ油室23に供給する位置に設定される。このときには、プライマリプーリ15のベルト巻き付け径はセカンダリプーリ16の巻き付け径よりも小径となっており、LOW位置ではプライマリ圧は0〜最低圧(0.5Mpa程度) の範囲でプライマリ圧調整弁33によって調整される。たとえば、プライマリ圧が0のときには、プライマリ油室23の油圧はゼロとなって、プライマリプーリ15のクランプ力はセカンダリプーリ16のクランプ力よりも小さくなり、プーリ比はLOW状態となる。LOW位置の状態から、プライマリシリンダ22のプライマリ油室23内に供給されるプライマリ圧をプライマリ圧調整弁33により上昇させていくと、プライマリプーリ15のベルト巻き付け径は大きくなり、変速比は中間の変速比であるMID側に変化してアップシフト変速が行われることになる。
【0033】
一方、プライマリ圧とライン圧とがほぼ等しいときには、プライマリシリンダ22とセカンダリシリンダ27の有効面積が同一に設定されているので、プライマリプーリ15とセカンダリプーリ16のクランプ力はほぼ等しくなり、プーリ比はMID状態となる。また、プライマリ圧が0からライン圧の範囲の任意の値に設定されると、両方のプーリのクランプ力の関係によりLOW〜MIDの範囲内における所定のプーリ比で安定することになる。
【0034】
安定状態からライン圧を保持したままプライマリ圧をライン圧寄りに油圧を微少変化させると、プライマリプーリ15のクランプ力が微少油圧分だけ増加し、その結果、プライマリクランプ力とセカンダリクランプ力の関係が安定状態より崩れて、MID寄りにプーリ比が変化し、変化終了時点で再び安定する。これによりアップシフトがなされる。
【0035】
安定状態からライン圧を保持したまま、プライマリ圧を油圧0方向に微少変化させると、プライマリプーリ15のクランプ力が微少油圧分だけ減少し、その結果、両方のプーリのクランプ力の関係が安定状態より崩れ、LOW位置寄りにプーリ比が変化し、変化終了時点で再び安定する。これにより、ダウンシフトがなされる。
【0036】
アップシフト変速によりプライマリ圧がライン圧と等しい圧力値にまで上昇すると、変速比i=1のMID点となるが、プライマリ圧はライン圧を元圧としているので、プライマリ圧ではこれ以上のアップシフトはできなくなる。
【0037】
そこで、油路切換弁37のソレノイド37aに通電して切換動作を行い、ライン圧をプライマリ油室23に供給し、プライマリ圧をセカンダリ油室28に供給する。これにより、セカンダリ油室28に供給されるプライマリ圧を調整することによりMID点から変速比最小のODまでの変速制御を行うことができる。
【0038】
つまり、MIDからODの変速比のときには、それぞれの調整弁32,33とプーリシリンダとの接続関係がLOW位置からMIDの時とは逆になるので、セカンダリ油室28にはプライマリ圧が供給され、プライマリ油室23にはライン圧が供給されることになる。このように、プライマリ油室23の油圧はライン圧となるが、プライマリ圧調整弁33によって調圧されるプライマリ圧は0〜最大ライン圧の範囲で調圧することができ、たとえば、プライマリ圧を0とすれば、プライマリ油室23にライン圧を供給した状態でセカンダリ油室28の油圧をゼロとすることができる。ただし、ベルトクランプ力を発生させるために、実際にはゼロとすることはない。
【0039】
プライマリプーリ15のクランプ力とセカンダリプーリ16のクランプ力の関係は、プライマリ側をセカンダリ側よりも大きく設定することができるので、プーリ比はOD状態に設定される。一方、プライマリ圧とライン圧とを等しくすれば、プーリ比を前述したようにMID状態とすることができる。また、プライマリ圧をライン圧の範囲で任意の値に設定することにより、プライマリシリンダ22のクランプ力とセカンダリシリンダ27のクランプ力の関係によりMID〜ODの範囲の一定のプーリ比に安定させることができる。
【0040】
安定状態からライン圧を保持したままプライマリ圧を油圧ゼロ方向に微少変化させると、セカンダリプーリ16のクランプ力が微少油圧分だけ減少し、その結果、プライマリプーリ15のクランプ力とセカンダリプーリ16のクランプ力の関係が安定状態より崩れ、OD状態寄りにプーリ比が変化し、変化終了時点で再び安定する。このようにしてアップシフトがなされる。
【0041】
前述の安定状態からライン圧を保持したままプライマリ圧をライン圧寄りに微少に変化させると、セカンダリプーリ16のクランプ力が微少油圧分だけ増加し、その結果、プライマリプーリ15とセカンダリプーリ16のクランプ力の関係が崩れ、MID寄りにプーリ比が変化し、変化終了時点で安定する。このようにして、ダウンシフトがなされる。
【0042】
前述した場合にはプライマリシリンダ22とセカンダリシリンダ27との有効径をほぼ同一に設定してプライマリプーリ15とセカンダリプーリ16のベルト巻き付け径がほぼ同一となるときに、油路切換弁37により油路の切換動作を行うようにしているが、プライマリシリンダ22の有効径をセカンダリシリンダ27の有効径よりも大きく設定し、図4に示したMID点よりもややOD側の位置で切換動作を行うようにしても良い。その場合には、変速制御に関してはプライマリシリンダ22が能動的となるが、プライマリシリンダ22の慣性容量の増加を考慮すると、プライマリシリンダ22の有効径をセカンダリシリンダ27の有効径の5〜60%の範囲で大きくすることが好ましい。
【0043】
本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、ベルト式無段変速機の駆動系については、図1に示す場合に限られず、トルクコンバータ2を有しないタイプなど種々のタイプのものに対して本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ライン圧をセカンダリ油室に供給しかつプライマリ圧をプライマリ油室に供給した状態での変速制御と、ライン圧をプライマリ油室に供給しかつプライマリ圧をセカンダリ油室に供給した状態での変速制御とを切り換えて行うことができるので、プライマリシリンダ径を小さくすることができる。
【0045】
プライマリシリンダの有効径をセカンダリシリンダの有効径とほぼ同一にまで設定することができる。
【0046】
プライマリシリンダの径を小さくすることができるので、その慣性容量を低減することができ、変速応答性を向上させることができる。
【0047】
プライマリシリンダをシングルシリンダとすることができるので、無段変速機の製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト式無段変速機の駆動系の一例を示す概略図である。
【図2】プライマリシリンダおよびセカンダリシリンダに作動油を供給して変速操作を行うための油圧回路図である。
【図3】変速制御回路を示すブロック図である。
【図4】変速比に応じたプライマリ、セカンダリの両プーリ油室の油圧関係と油路切換弁の作動タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
13 プライマリ軸
14 セカンダリ軸
15 プライマリプーリ
16 セカンダリプーリ
22 プライマリシリンダ
23 プライマリ油室
27 セカンダリシリンダ
28 セカンダリ油室
30 オイルポンプ
31 ライン圧路
32 ライン圧調整弁
33 プライマリ圧調整弁
34 プライマリ圧路
35 プライマリ側導通路
36 セカンダリ側導通路
37 油路切換弁(油路切換手段)

Claims (4)

  1. プライマリ軸に装着されるプーリ溝幅可変のプライマリプーリと、セカンダリ軸に装着されるとともに前記プライマリプーリとの間にベルトが掛け渡されるプーリ溝幅可変のセカンダリプーリとを有する無段変速機の変速制御装置であって、
    前記プライマリプーリに設けられ、プライマリ油室を有するプライマリシリンダと、
    前記セカンダリプーリに設けられ、セカンダリ油室を有するセカンダリシリンダと、
    オイルポンプからの作動油をライン圧に調整するライン圧調整弁と、
    前記ライン圧を元圧として前記ライン圧をプライマリ圧に調整するプライマリ圧調整弁と、
    前記ライン圧を前記セカンダリ油室に供給しかつ前記プライマリ圧を前記プライマリ油室に供給する位置と、前記ライン圧を前記プライマリ油室に供給しかつ前記プライマリ圧を前記セカンダリ油室に供給する位置とに油路を切り換える油路切換手段と
    前記プライマリ圧を調整することにより変速制御を行う制御手段とを有することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1記載の無段変速機の変速制御装置において、前記プライマリシリンダの有効シリンダ面積を前記セカンダリシリンダの有効シリンダ面積とほぼ同一に設定し、前記油路切換手段は前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとに対する前記ベルトの巻き付け径がほぼ等しくなる変速比の領域で油路の切り換えを行うようにしたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  3. 請求項1記載の無段変速機の変速制御装置において、前記プライマリシリンダの有効シリンダ面積を前記セカンダリシリンダの有効シリンダ面積よりも5〜60%大きく設定したことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  4. 請求項1記載の無段変速機の変速制御装置において、低速領域では前記プライマリ油室に供給される油圧を調整し、高速領域では前記セカンダリ油室に供給される油圧を調整して変速制御を行うようにしたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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