JP2014095715A - 血液分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方の濃度を精度良く測定できる血液分析装置を、装置を大型化することなくコスト的に有利に提供し、また、ユーザの操作・メインテナンス負担を軽減することができる血液分析装置を提供すること。
【解決手段】血液分析装置Xは、グルコースおよびグリコヘモグロビンの濃度測定を、一回の血液13のサンプリングにより行なうように構成されている。好ましくは、血液分析装置Xは、グルコースおよびグリコヘモグロビンの濃度測定のための試料調製を、一回の試料調製により同時に行なうように構成される。血液分析装置Xは、グリコヘモグロビンの測定のための血液試料の希釈とグルコースの測定のための血液試料の希釈とを同一の希釈液を用いて行なうように構成してもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液試料に含まれるグルコースやグリコヘモグロビン(HbA1c)を測定するための血液分析装置に関する。
糖尿病のスクリーニング検査および治療を行なうために、血液中のグルコースやグリコヘモグロビンを測定することが行なわれている。
血液中のグルコースを測定する方法としては、電極法と呼ばれる方法がある。この方法は、血液試料中のグルコース濃度に相関した情報を、血液試料に接触させた電極に出力させ、この出力に基づいてグルコース濃度を演算する方法である(たとえば特許文献1,2参照)。電極法は、その演算手法により、平衡点法(エンドポイント法)、微分法(レート法)に大別することができる。平衡点法は、電極からの出力の経時的変化が一定値に漸近するときの平衡値に基づいてグルコース濃度を演算する方法である。一方、微分法は、出力をn回微分(nは正の整数)したときの極大値に基づいてグルコース濃度を演算する方法である。また、電極法としては、平衡点法における演算結果と微分法における演算結果とを関連付ける方法もある。
一方、グリコヘモグロビンを測定する方法としては、液体クロマトグラフィ法が広く利用されている(たとえば特許文献3,4参照)。この方法では、グリコヘモグロビンは、
溶離時間と溶出量(たとえば吸光度などの光学的情報)との関係を示すクロマトグラムに基づいて、ヘモグロビン量におけるグリコヘモグロビンの占める割合として演算される。
ところで、臨床現場においては、糖尿病の治療を行なうために、グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方を測定することが行なわれている。そのため、グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方を測定することができる分析装置および分析システムが開発・販売されている。
グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方を測定するための分析装置としては、グルコースを測定するための機構と、グリコヘモグロビンを測定するための機構とを1つの装置として一体化させたものがある(「DM−JACK」:協和メディックス株式会社製)。この分析装置は、グルコース測定方法として生化学法である酵素法を採用し、グリコヘモグロビン測定方法としては免疫法を採用したものである。
一方、図11に示したように、グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方を測定するための分析システム9としては、グルコース測定装置90と、グリコヘモグロビン測定装置91とを連結して使用するものがある(「HA70/GA70簡易搬送システム」:アークレイ株式会社製、「HLC723 G8」(東ソー株式会社製)と「GA08」(株式会社A&T製)とを組み合わせたシステム)。
これらのシステム9は、グルコース測定装置90として電極法を採用してグルコースを測定するものが使用され、グリコヘモグロビン測定装置91としてHPLC法を採用してグリコヘモグロビンを測定するものが使用されている。分析システム9は、グルコース測定装置90とグリコヘモグロビン測定装置91とを連結するとともに、それらの装置90,91において1つの検体搬送機構92を共用したものである。検体搬送機構92は、グルコース測定装置90において採血管93から検体を採取可能な位置から、グリコヘモグロビン測定装置91において採血管93から検体を採取可能な位置に、採血管93を移動させるように構成されている。すなわち、分析システム9では、グルコース測定装置90において採血管93から採取した検体を反応槽94に導入してグルコース濃度の測定を行う一方で、グリコヘモグロビン測定装置91において採血管93から採取した検体をインジェクションバルブ95に導入しグリコヘモグロビンの測定を行うに構成されている。
とくに、分析システム9は、既存の2つの装置90,91を単に連結したものであるため、ユーザは2台の装置を使用するのと同等な負担を強いられる。すなわち、グルコース測定装置90とグリコヘモグロビン測定装置91とを個別にオペレーションしてグルコース濃度およびグリコヘモグロビン濃度を測定し、またそれらの装置90,91を個別にメインテナンスする必要がある。その上、2つの装置90,91においては、測定に関与する部分に関しては全く共用していないため、2台の装置分の設置面積を必要とし、また2台の装置分のコストに加えて、検体搬送機構92のコストが必要となる。
さらに、先に説明した分析装置では、グリコヘモグロビン濃度の測定手法として免疫法を採用しているために、グリコヘモグロビン濃度の測定精度が悪いという問題がある。
特開平9−33533号公報 特開2005−148058号公報 特開平5−5730号公報 特開平9−178719号公報
本発明は、グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方の濃度を精度良く測定できる血液分析装置を、装置を大型化することなくコスト的に有利に提供することを課題としている。
本発明はさらに、ユーザの操作・メインテナンス負担を軽減することができる血液分析装置を提供することを課題としている。
本発明では、血液中のグルコースおよびグリコヘモグロビンを測定する装置であって、
グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定は、一回の血液試料のサンプリングにより行なうように構成され、グルコースの測定は、酵素電極法を利用して行なうように構成され、グリコヘモグロビンの測定は、液体クロマトグラフィ法を利用して行なうように構成され、グルコースの測定結果およびグリコヘモグロビンの測定結果は、患者毎に同時出力するように構成されている、血液分析装置が提供される。ここで、「出力」とは、血液分析装置の表示装置に表示すること、記録紙などの印刷媒体に印刷すること、記録媒体(フレキシブルディスク、光記録媒体、ICメモリなど)に記録することを含んでいる。
好ましくは、本発明の血液分析装置は、グルコースの測定を先に行い、次いでグリコヘモグロビンの測定を行なうように構成される。この場合、本発明の血液分析装置は、グルコースの測定結果をもとに、グリコヘモグロビンの測定を実施するか、あるいは中止するかの判断を行なうように構成するのが好ましい。グリコヘモグロビンの測定を実施するか、あるいは中止するかの判断は、たとえば糖尿病診断における病型分類のフローチャートに基づいて行なわれる。また、グルコースの測定結果およびグリコヘモグロビンの測定結果とともに、糖尿病の病型分類の判断結果を同時出力するようにしてもよい。
本発明の血液分析装置は、血液試料として全血試料を用いる場合には、グルコース全血測定結果を血漿換算値に補正するように構成するのが好ましい。また、全血試料のヘモグロビン濃度を同時に測定し、ヘモグロビン濃度を利用して、グルコース全血測定結果を血漿換算値に補正するように構成するのが好ましい。ヘモグロビン濃度は、たとえばグリコヘモグロビンの測定時に得られるクロマトグラムに基づいて求められる。
本発明の血液分析装置は、たとえばグルコースの測定のための測定用試料の調製と、グリコヘモグロビンの測定のための測定用試料の調製とを、一回の試料調製により同時に行なうように構成されている。
上記測定用試料は、たとえば希釈液を用いて血液試料を希釈することにより調製される。グリコヘモグロビンの測定のための血液試料の希釈とグルコースの測定のための血液試料の希釈とは、同一の希釈液を用いて行われる。
本発明で使用される希釈液は、測定用試料が移動する流路の洗浄液として使用してもよい。希釈液としては、たとえば支持電解質を含んでいるものが使用され、緩衝能力を有しているのが好ましい。希釈液は、防腐剤を含んでいてもよい。防腐剤としては、アジ化Naを用いるのが好ましい。
血液試料としては、たとえば血球を含むものが使用される。この場合の希釈液は、血球溶血させるための界面活性剤を含んだものが使用される。
本発明の血液分析装置は、血液試料の希釈時において血球を完全または略完全に溶血させるための攪拌機能を有しているのが好ましく、また、血液試料における血球濃度を均一化するために血液試料を攪拌する機能を有していてもよい。
本発明の血液分析装置は、たとえばグルコースの測定を、酵素電極法を利用して行なうように構成される。この場合の血液分析装置は、たとえば試料容器から血液試料をサンプリングするためのサンプリング機構と、上記血液試料を希釈するための希釈槽と、グリコヘモグロビンの測定のためのグリコヘモグロビン測定機構に対して、上記希釈槽において調製された測定用試料を導入するための試料インジェクションバルブと、上記希釈槽と上記試料インジェクションバルブとを繋ぐ配管と、上記測定用試料を上記希釈槽から上記試料インジェクションバルブに導くための試料導入ポンプと、グルコースの測定のための酵素電極と、を有するものとされる。
本発明の血液分析装置は、酵素電極と、グリコヘモグロビンを測定のためのデバイス(たとえば液体クロマトグラフィ用のカラム)と、を同時に温度コントロールするための温調ユニットをさらに備えていてもよい。
好ましくは、酵素電極は、配管の途中に設けられる。酵素電極はまた、希釈槽に設け、
あるいは試料インジェクションバルブに設けてもよい。
本発明によれば、グルコースおよびグリコヘモグロビンの双方の濃度を精度良く測定できる血液分析装置を、装置を大型化することなくコスト的に有利に提供することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、ユーザの操作・メインテナンス負担を軽減することができる血液分析装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る血液分析装置の一例を示す全体斜視図である。 図1に示した血液分析装置の概略構成図である。 図1に示した血液分析装置における表示パネルにおいて表示される測定結果 の一例を示す図である。 糖尿病の病型分類のフローチャートの一例を示すものである。 図1に示した血液分析装置における希釈槽を説明するための断面図である。 図1に示したHPLC装置における測光ユニットを説明するための断面図で ある。 図1に示した血液分析装置におけるグリコヘモグロビン測定機構において得 られるクロマトグラムの一例を示すグラフである。 図1に示した血液分析装置におけるグルコース測定機構を説明するための断 面図である。 グルコース測定装置の他の例を示す断面図である。 グルコース測定装置のさらに他の例を示す断面図である。 従来の分析システムの一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の具体的な例について、図1ないし図8を参照して説明する。
図1に示した血液分析装置Xは、ラック10に保持させた採血管11をテーブル20にセットして、全血中のグルコースおよびグリコヘモグロビンを自動で測定するように構成されたものである。この血液分析装置Xは、複数の溶離液ボトル12A,12B,12C(図面上は3つ)、溶血洗浄液ボトル13、および装置本体2を備えている。
各溶離液ボトル12A,12B,12Cは、後述する分析カラム70(図2参照)に供給すべき溶離液を保持したものであり、装置本体2におけるホルダ部21に配置されている。溶離液としては、たとえばpHや塩濃度の異なるバッファが使用される。
溶血洗浄液ボトル13は、溶血洗浄液を保持したものである。この溶血洗浄液ボトルもまた、装置本体2のホルダ部21に配置されている。溶血洗浄液は、全血中の血球を溶血させるとともに目的成分を希釈する能力と、配管類を洗浄する能力とを併せ持つものである。溶血洗浄液としては、たとえば緩衝剤、溶血剤、および支持電解質を含むものが使用される。
緩衝剤は、溶血洗浄液を目的とするpH範囲に維持するためのものである。緩衝剤としては、目的とするpHの範囲で緩衝作用を発揮できるものであればよく、たとえば溶血洗浄液を中性域に緩衝能を有するものとする場合には、リン酸カリウムなどのリン酸塩を使用することができる。溶血洗浄液における緩衝剤の濃度は、たとえば0.0001〜0.1Mとされる。
溶血剤は、血液における血球成分の血球膜を破壊するためのものである。溶血剤としては、たとえばポリオキシ(10)エチレンオクチルフェニルエーテル(TritonX−100)、高級脂肪酸アルコール、アルキルアリールポリエーテルアルコール、スルフォネートのポリオキシエチレングリコール、サルフェートのポリオキシエチレンエーテルおよび無水ソルビット脂肪酸エステルのポリオキツエチレン誘導体などの界面活性剤の他、
塩化アンモニウムなどの公知の種々の溶血剤を使用することができる。溶血洗浄液における溶血剤の濃度は、たとえば0.01〜1.0vol%とされる。
支持電解質は、溶血洗浄液中のイオン強度を安定化させるためのものである。支持電解質としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩を使用することができ、その中でもとくに、NaClなどのNa塩およびKClなどのK塩が好ましく使用される。溶血洗浄液における支持電解質の濃度は、たとえば0.01〜0.4Mとされる。
溶血洗浄液としては、たとえば2−フェノキシエタノールあるいはアジ化Naなどの防腐剤を含ませてもよい。防腐剤としてアジ化Naを使用する場合には、グルコース反応に与えるHb影響を低減することが可能となる。
装置本体2は、上述のテーブル20およびホルダ部21の他に、図2に示したように、
筐体3の内部に収容された、液供給機構4、試料調製機構5、インジェクションバルブ6、グリコヘモグロビン測定機構7、およびグルコース測定機構8を有している。
図1に示したように、テーブル20は、所定部位にセットされたラック10を移動させることにより、ラック10に保持させた採血管11を、後述する試料調製機構5におけるノズル50により採取可能な位置に移動させるように構成されている。図2に示したように、血液分析装置Xでは、攪拌機構14により採血管11の血液13を攪拌できるように構成されている。攪拌機構14としては、たとえば採血管11を周方向に回転させる構成を採用することができる。もちろん、攪拌機構14としては、採血管11に振動を与えることにより採血管11の血液13を攪拌する構成、あるいは採血管11の内部に配置した回転子を回転させることにより採血管11の血液13を攪拌する構成などの他の構成を採用することもできる。
また、図1の血液分析装置Xでは、複数の採血管11を1つのラック10に保持させていたが、ラック10を用いることなく、1つの採血管11を装置本体2の目的位置にセットするような構成を採用することもできる。
筐体3は、装置の外形を規定するものであり、その表面には、操作パネル30および表示パネル31が設けられている。操作パネル30は、複数の操作ボタン32が設けられたものであり、操作ボタン32を操作することにより、各種の動作(分析動作や印字動作など)を行わせるための信号を生成させ、あるいは各種の設定(分析条件の設定や被験者のID入力など)を行うことができる。表示パネル31は、分析結果やエラーである旨を表示するとともに、設定時における操作手順や操作状況などを表示するためのものである。
表示パネル31において表示される分析結果としては、たとえば図3に示したように、グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定結果の他、図4に示した糖尿病診断(病型分類)のフローチャートにより分類される病型分類も含まれる。
図2に示したように、液供給機構4は、複数の溶離液ボトル12A,12B,12Cの溶離液を個別に、インジェクションバルブ6に供給するためのものである。この液供給機構4は、温調ユニット40、脱気ユニット41、切替バルブ42および送液ポンプ43を含んでいる。
温調ユニット40は、後述する分析カラム70に溶離液を供給する前に、溶離液を目的とする温度に調整するためのものである。この温調ユニット40は、複数の溶離液ボトル12A,12B,12Cの溶離液を個別に温調することができるように構成されている。
このような温調ユニット40は、たとえば各溶離液の流路に設けられた加熱手段により達成することができる。温調ユニット40は、各溶離液の温度を検出し、その検出温度に応じて加熱手段を制御することにより、各溶離液の温度を制御するようにしてもよい。
脱気ユニット41は、後述する分析カラム70に溶離液を供給する前に、溶離液から溶存気体を除去するためのものである。この脱気ユニット41は、たとえば各溶離液の流路の途中を中空状の気液分離膜により構成するとともに、気液分離膜をチャンバ内に配置したものとして構成することができる。この構成では、チャンバを減圧することにより、気液分離膜の内部を流通する溶離液から溶存気体を除去することができる。もちろん、脱気ユニット41としては、気液分離膜を収容したチャンバを減圧する構成以外ものであってもよい。
切替バルブ42は、インジェクションバルブ6に供給する溶離液の種類(溶離液ボトル12A,12B,12C)を選択するためのものである。この切替バルブ42は、その切替動作が図外の制御手段により制御される。
送液ポンプ43は、溶離液ボトル12A,12B,12Cの溶離液を、後述するインジェクションバルブ6および分析カラム70に供給するためのものである。送液ポンプ43としては、公知の種々のものを使用することができる。
試料調製機構5は、採血管11から採取した血液13をもとに、グリコヘモグロビン測定機構6およびグルコース測定機構7に導入する測定用試料を調製するためのものである。この試料調製ユニット5は、ノズル50、希釈槽51およびポンプ52を有している。
ノズル50は、採血管11の血液13を採取するとともに、希釈槽51の測定用試料をインジェクションバルブ6に供給するためのものである。このノズル50は、ポンプ52の動力により血液13および測定用試料の吸引・吐出が可能であるとともに、上下方向および水平方向に移動可能とされている。このノズル50の動作は、図外の制御手段によって制御されている。
図2および図5に示したように、希釈槽51は、血液13中の赤血球を溶血させ、かつ溶血液を希釈して測定用試料を調製する場を提供するものである。この希釈槽51は、上部および底部において開閉弁53,54を介してドレイン系統15に接続されているとともに、中央部において開閉弁55を介して後述するグルコース測定機構8の測光セル80に接続されている。底部の開放弁54を閉じる一方で上部の開放弁53を開放させた状態とすることにより、必要以上に多量の溶血洗浄液を希釈槽51に供給した場合には、希釈槽51からは上部の開放弁53を介して溶離洗浄液が流出する。これにより、希釈槽51に対しては、一定量の液体を保持させることができる。一方、底部の開放弁53を開放することにより、希釈槽51の液体をドレイン系統15に排出することができる。また、開放弁55を開放することにより、希釈槽51の溶血洗浄液をグルコース測定機構8の測光セル80に供給することができる。
希釈槽51の内部にはさらに、回転子56が収容されている。この回転子56の回転状態は、図外の制御手段により制御されており、回転子56を回転させることにより、希釈槽51の液体を攪拌することができる。もちろん、希釈槽51の液体を回転させるための構成は、設計変更可能である。
図2に示したように、ポンプ52は、ノズル50の内部に吸引力あるいは吐出力を作用させるためのものである。このポンプ52としては、公知の種々のものを使用することができる。
インジェクションバルブ6は、分析カラム70に導入すべき一定量(たとえば数μL)の試料を定量するとともに、その試料を分析カラム70に導入可能とするものであり、切替バルブ42、ノズル50、後述する分析カラム70およびドレイン系統15に連通可能とされている。インジェクションバルブ6における連通状態は、図外の制御手段により制御されている。
グリコヘモグロビン測定機構7は、液体クロマトグラフィ法を利用して血液中のグリコヘモグロビン濃度を測定するためのものであり、分析カラム70および測光ユニット71を含んでいる。
分析カラム70は、充填剤が充填されたものであり、プレフィルタ72を介してインジェクションバルブ6に接続されている。この分析カラム70は、温調機構73により目的とする温度、たとえば40℃程度の温度に維持されている。ここで、グリコヘモグロビンの濃度を測定する場合には、充填剤としては、たとえばメタクリル酸エステル共重合体が使用される。また、温調機構73としては、公知の種々のものを使用することができるが、たとえば分析カラム70をチャンバ内に配置するとともに加熱ヒータによりチャンバの温度を調整する機構を採用することができる。
測光ユニット71は、分析カラム70からの溶離液に含まれるヘモグロビンを光学的に検出するためのものであり、図6に示したように、測光セル74、光源75、ビームスプリッタ76、測定用受光系77および参照用受光系78を有している。
測光セル74は、測光エリアを規定するためのものである。この測光セル74は、導入流路74A、測光流路74Bおよび排出流路74Cを有しており、これらの流路74A,74B,74Cが一連に連通している。導入流路74Aは、分析カラム70(図2参照)からの溶離液を測光流路74Bに導入するためのものである。測光流路74Bは、測光対象となる分析カラム70(図2参照)からの溶離液を流通させ、かつ溶離液を測光するための場を提供するものであり、直線状に形成されている。この測光流路74Bは、両端が開放しているとともに、両端部が透明カバー79により塞がれている。排出流路74Cは、測光流路74Bの溶離液を排出するためのものである。
光源75は、測光流路74Bを流通する溶離液に光を照射するためのものである。この光源75は、光軸Lが測光流路74Bの中心を通過するように、測光流路74Bの端面74Ba(透明カバー79)に対面した状態で配置されている。光源75としては、オキシヘモグロビンの最大吸収波長である415〜430nmおよび参照波長である500nmの光を含んだ波長範囲の光を出射可能なもの、たとえばハロゲンランプが使用されている。もちろん、光源75としては、ハロゲンランプ以外のもの、たとえば1または複数のLED素子を備えたものを使用することもできる。
ビームスプリッタ76は、光源75から出射された光のうち、測光流路74Bを透過した光を分割して測定用受光系77および参照用受光系78に入射させるためのものであり、光軸L上において、45度傾斜した状態で配置されている。ビームスプリッタ76としては、ハーフミラーなどの公知の種々のものを使用することができる。
測定用受光系77は、ビームスプリッタ76を透過した光のうち、オキシヘモグロビンの最大吸収波長である415〜430nmの光を選択的に受光するものであり、光軸L上に配置されている。この測定用受光系77は、415〜430nmの光を選択的に透過させる干渉フィルタ77Aと、干渉フィルタ77Aを透過した光を受光するための受光素子77Bと、を備えている。受光素子77Bとしては、フォトダイオードを使用することができる。
参照用受光系78は、ビームスプリッタ76において反射して光路が変えられた光のうち、参照波長である500nmの光を選択的に受光するものである。この測定用受光系78は、500nmの光を選択的に透過させる干渉フィルタ78Aと、干渉フィルタ78Aを透過した光を受光するための受光素子78Bと、を備えている。受光素子78Bとしては、フォトダイオードを使用することができる。
図2および図8に示したように、グルコース測定機構8は、血液中のグルコースを測定するものである。このグルコース測定機構8は、測定セル80、センサ部81、ポンプ82、電源83、電流値測定部84を有しており、少なくとも測光セル80およびセンサ部81は、分析カラム70と同一の温調機構73により分析カラム70と同一温度に温調されている。
測定セル80は、希釈槽51から供給される測定用試料に含まれるグルコースをセンサ部81に対して接触させる場を提供するためのものである。
センサ部81は、測定用試料におけるグルコースとの電子授受量に応じた電気的物理量を出力するものであり、繰り返しの使用が可能なように構成されている。このセンサ部81は、図面上には表れていないが、たとえば酵素固定化層および電極を有している。酵素固定化層は、たとえばグルコースオキシダーゼ(GOD)またはグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)を含んだものとして構成される。一方、電極の構成は、酵素固定化層に含まれる酵素の種類に応じて選択される。たとえば、酵素としてGODを用いる場合には、
電極として過酸化水素電極が使用される。
ポンプ82は、測光セル80に対して希釈槽51の測定用試料を供給するためのものである。ポンプ82として公知の種々のものを使用することができ、また、測光セル80に対する測定用試料の供給速度は、たとえば1.6〜1.8mL/minとされる。
電源83は、センサ部81の電極に対して電圧を印加するためのものである。電源83としては、たとえば直流電源が使用され、電極に対する印加電圧は、たとえば0.64〜0.66Vに設定される。
電流値測定部84は、センサ部81の電極とグルコースとの間の電子授受量を電流値として測定するためのものである。ここで、酵素としてGODが使用され、電極として過酸化水素電極が使用される場合を考えると、センサ部81の酵素固定化層においては、GODの作用によってグルコースがグルコン酸と過酸化水素に分解される。過酸化水素は、センサ部81の電極に対する電圧の印加によって還元され、陽極に電子を供与して酸素と水素イオンに分解される。このとき、陽極に供与された電子によって陽極と陰極との間に電流が流れ、そのときの電流が電流値測定部84において測定される。
次に、血液分析装置Xの動作について説明する。
血液分析装置Xを用いてグルコースおよびグリコヘモグロビンを測定する場合には、まず血液13が入った採血管11をラック10に保持させた状態で、ラック10をテーブル20の所定の部位にセットする。
血液分析装置Xにおいては、測定開始の指示が確認された場合には、テーブル20においてラック10を移動させ、目的とする採血管11の血液13をもとに測定用試料を調製する。測定開始の指示は、たとえば使用者が血液分析装置Xの所定の操作ボタン32を操作することにより行なわれる。
測定用試料の調製は、希釈槽51に対して溶血洗浄液および血液13を供給し、それらを攪拌混合することにより行なわれる。
希釈槽51に対する溶血洗浄液の供給においては、まず試料調製機構5のノズル50の内部と溶血洗浄液ボトル13とが連通した状態とされるとともに、希釈槽51における開閉弁53が開放した状態とされる一方で開閉弁54,55が閉じた状態とされる。この状態において、ノズル50が希釈槽51に対応させた位置に移動させられる。次いで、溶血洗浄液ボトル13の溶血洗浄液を、ポンプ52の動力を利用して、ノズル50を介して希釈槽51に供給する。このとき、開閉弁53が開放した状態とされていることから、過剰に供給された溶血洗浄液は、開閉弁53を介してドレイン系統15に廃棄される。その結果、希釈槽51に対しては、一定量の溶血洗浄液が確実に供給される。なお、希釈槽51に供給する溶血洗浄液の量は、たとえば1.3〜1.7mlとされる。
一方、血液試料の供給は、ノズル50に血液試料を吸引した後に、ノズル50の血液試料を希釈槽51に吐出することにより行なわれる。ノズル50に対する血液試料の吸引は、ノズル50の先端を血液試料中に浸漬した状態において、ポンプ52によりノズル50の内部に吸引力を作用させることにより行なわれる。このとき、採血管11の血液13は、攪拌機構14により攪拌されている。そのため、採血管11においては、血液13中の血球成分が均一に分散した状態とされている。その結果、ノズル50によって採取した血液13は、採血時における血液13の血球濃度を適切に反映したものとなる。ノズル50による血液試料の吸引量は、たとえば20〜40μLとされる。希釈槽51への血液13の供給は、ノズル50を希釈槽51に対応した位置に移動させるとともに、ポンプ52によってノズル50の内部に吐出力を作用させることにより行なわれる。
また、希釈槽51に供給された溶血洗浄液および血液13の混合は、開閉弁53,54,55を閉じた状態とし、希釈槽51の回転子56を回転させることにより行なわれる。
血液13には血球成分が含まれている一方で、溶血洗浄液には溶血剤が含まれている。そのため、希釈槽51において血液13と溶血洗浄液とを共存させた場合には血球が溶血し、血球内成分が溶血洗浄液中に溶出させられる。また、希釈槽51において回転子56を回転させることにより、血球成分を溶血洗浄液中に均一に分散させることができるため、
血球成分を短時間かつ確実に溶血させることができるとともに、血球内成分を溶血洗浄液中に均一に分散させることができる。
血液分析装置Xは、希釈槽51における試料の調製が完了したことを確認した場合には、グルコース測定機構8においてグルコースの測定を行なう。より具体的には、まず希釈槽51の開放弁55を開放した状態とし、ポンプ82の動力により、希釈槽51の試料を測定セル80に供給する。測定セル80においては、センサ部81の酵素固定化層(図示略)が測定用試料と接触するため、酵素固定化層に対して測定用試料に含まれるグルコースから電子が供給され、その電子がセンサ部81の電極(図示略)に供給される。センサ部81に対しては、電源83により電圧が印加されており、センサ部81(電極)に対する電子供給量に応じた電流が電流値測定部84によって測定される。
血液分析装置Xにおいてはさらに、電流値測定部84において測定される電流値に基づいて、グルコース濃度が演算される。グルコース濃度の演算は、公知の手法、たとえば平衡点法(エンドポイント法)、微分法(レート法)、あるいはこれらを組み合わせた方法により行なわれる。
次いで、血糖測定装置Xは、グルコース濃度が正常範囲にあるか否か判断する。この判断は、図4に示した糖尿病診断における病型分類のフローチャートに基づいて行なわれる。より具体的には、血液分析装置Xは、血液13が空腹時のものであればグルコース濃度が110mg/dL未満であるか否か、血液13が空腹時のものでなければグルコース濃度が200mg/dL未満であるか否か、を判断する。そして、血液分析装置Xは、空腹時においてグルコース濃度が110mg/dL未満である、あるいは非空腹時(常時)においてグルコース濃度が200mg/dL未満であると判断した場合には、血糖値が正常範囲にあるために、グリコヘモグロビンの測定を行なわないと判断する。その一方で、血液分析装置Xは、空腹時においてグルコース濃度が110mg/dL以上である、あるいは非空腹時(常時)においてグルコース濃度が200mg/dL以上であると判断した場合には、グリコヘモグロビンの測定を行なう。
血液分析装置Xにおけるグリコヘモグロビンの測定は、グリコヘモグロビン測定機構7によって行なわれる。より具体的には、まず、インジェクションバルブ6に対して溶離液を供給する。溶離液は、送液ポンプ43の動力により、溶離液ボトル12A,12B,12Cから温調ユニット40、脱気ユニット41、切替バルブ42を介してインジェクションバルブ6に供給され、また複数の溶離液ボトル12A,12B,12Cのうちのいずれの溶離液ボトル12A,12B,12Cの溶離液を供給するかは、切替バルブ42を制御することによって選択される。血液分析装置Xでは、溶離液が温調ユニット40および脱気ユニット41を介してインジェクションバルブ6に供給されるため、インジェクションバルブ6に供給される溶離液は、目的温度に維持されているとともに溶存気体が除去されたものとなっている。
インジェクションバルブ6に供給された溶離液は、インジェクションバルブ6を切り替えることにより、プレフィルタ72を介して分析カラム70に供給される。これにより、
分析カラム70が平衡化される。
その一方で、インジェクションバルブ6に対して希釈槽51の測定用試料を導入する。
インジェクションバルブ6への希釈槽51の測定用試料の導入は、ノズル50を希釈槽51に浸漬した状態とし、ポンプ52の動力を利用して行なわれる。このとき、インジェクションバルブ6においては、一定量の測定用試料が保持されるため、インジェクションバルブ6において試料が定量される。インジェクションバルブ6に供給すべき測定用試料の量は、たとえば2〜6μLとされる。
次いで、インジェクションバルブ6の切替操作を行うことにより、インジェクションバルブ6の測定用試料を溶離液とともに分析カラム70に導入する。導入用試料の導入開始から一定時間経過した場合には、インジェクションバルブ63の切替操作を行うことにより、分析カラム70に対して引き続き溶離液を供給する。
一方、分析カラム70においては、測定用試料が導入されることにより、充填剤にグリコヘモグロビンをはじめとするヘモグロビンが吸着する。充填剤にヘモグロビンを吸着させた後においては、切替バルブ42によって、分析カラム70に供給する溶離液の種類を適宜切り替え、充填剤に吸着したヘモグロビンを溶離させる。
分析カラム70から排出されるグリコヘモグロビンを含む溶離液は、測光セル74に供給される。測光セル74においては、導入流路74Aを介して溶離液が導入され、この溶離液は測光流路74Bを通過した後に、排出流路74Cを介して廃棄される。
測光ユニット71においては、溶離液が測光流路74Bを通過する際に、光源75によって溶離液に対して連続的に光が照射される。その一方で、測光流路70Bを透過した光は、ビームスプリッタ76において分割された後、測定用受光系77および参照用受光系78において受光される。測定用受光系77では、干渉フィルタ77Aを透過したオキシヘモグロビンの最大吸収波長である415〜430nmの光が受光素子77Bにおいて選択的に受光される。一方、参照用受光系78では、干渉フィルタ78Aを透過した参照波長である500nmの光が受光素子78Bにおいて選択的に受光される。
受光素子77A,78Aでの受光結果は、図外の演算回路に出力される。この演算回路においては、溶離時間と受光量とに基づいて、図7に示したようなヘモグロビンのクロマトグラムが作成される。演算回路においてはさらに、ヘモグロビン総量におけるグリコヘモグロビン(ヘモグロビンA1c)の割合を演算する。このとき、演算回路においては、
クロマトグラムに基づいて得られるヘモグロビンの演算結果にしたがってグリコヘモグロビンの演算結果を補正してもよい。その場合には、演算回路において得られるグリコヘモグロビンの演算結果は、血液おける血球成分(ヘマトクリット値)を考慮したものとなり、実質的に血漿状態でのヘモグロビン総量におけるグリコヘモグロビンの割合と同様なものとなる。
演算回路においてはさらに、グリコヘモグロビンの演算結果が正常範囲にあるか否か判断する。この判断は、図4に示した糖尿病診断における病型分類のフローチャートに基づいて行なわれる。より具体的には、演算回路は、グリコヘモグロビンの演算結果が4.3〜5.8%の範囲にあるか否かを判断する。そして、演算回路は、グリコヘモグロビンの演算結果が先の範囲ある場合には、グルコース濃度が高濃度で、グリコヘモグロビンが正常範囲であるために、境界型であると判断する。その一方で、演算回路は、グリコヘモグロビンが先の範囲よりも大きい場合には、糖尿病であると判断する。
一方、血液分析装置Xにおけるグルコースおよびグリコヘモグロビンの測定が終了した場合には、次の測定に備えて、配管および希釈槽の洗浄が行なわれる。このような洗浄作業においては、溶血洗浄液ボトル13の溶血洗浄液が使用される。
このような血液分析装置Xでは、グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定を行なうために試料調製は、1回の血液13のサンプリングにより行われる。そのため、2種類の成分を測定する場合であっても、血液13のサンプリングを1つのノズル50において行なうことができ、またノズル50に対して吸引力および吐出力を作用させるポンプ52も1つでよくなる。また、グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定を行なうために試料調製は、1つの希釈槽51において同時に行なうことができる。そのため、2種類の成分を測定する場合であっても、1つの希釈槽51において試料の調製を行うことができる。
このように、血液分析装置Xでは、グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定を行なうのに種々の要素を共用している。その結果、血液分析装置Xでは、従来の分析装置およびシステム9(図11参照)に比べて装置あるいはシステムの構成が簡略化されるため、装置の小型化を達成することができるとともに設置面積を小さくすることができる。同様に、血液分析装置Xは、1つの装置においてグルコースおよびグリコヘモグロビンを測定できるため、グルコース測定装置とグリコヘモグロビン装置とを連結した従来の分析システム9(図11参照)に比べて、メインテナンスの負担も軽減される。
また、血液分析装置Xでは、グルコースおよびグリコヘモグロビンを測定するに当たって、共通化された操作パネル30を操作することにより、2種類の成分の測定に対するオペレーションを行なうことができる。そのため、血液分析装置Xでは、グルコースおよびグリコヘモグロビンを測定する際の負担が軽減される。
血液分析装置Xではさらに、グリコヘモグロビンの測定手法として、液体クロマトグラフィ法を採用しているために、グリコヘモグロビンの測定精度が高くなるといった利点もある。
さらに、血液分析装置Xでは、グルコースの測定結果に応じてグリコヘモグロビンを測定するように構成されているため、糖尿病でないことが明らかな場合にまでグリコヘモグロビンの測定を行なわないために、複数の血液13について糖尿病診断を行なう場合に、
測定時間を短縮化することができる。
本発明は、上述した実施の形態には限定されず、種々に変更可である。たとえばセンサ部(酵素電極)81は、希釈槽に繋がる配管途中に限らず、図9および図10に例示したように、配管以外の他の部位に設けてもよい。
図9に示した例は、希釈槽51にセンサ部81を設けたものである。センサ部81は、
希釈槽51の周壁に固定されており、酵素固定化層(図示略)が希釈槽51の液体と接触可能とされている。センサ部81は、希釈槽51の液体と接触可能な位置である限りは、
希釈槽51の周壁に限らず底壁などの他の部位に固定してもよい。
図10に示した例は、インジェクションバルブ6にセンサ部81を設けたものである。
センサ部81は、インジェクションバルブ6において、希釈槽51と分析カラム70とのを連通可能とする流路60に固定されている。
もちろん、センサ部は、測定用試料と接触させることができる位置である限りは、インジェクションバルブ6や希釈槽51の他に、ポンプ52などの他の部位に設けてもよい。
また、血液分析装置Xでは、グルコースの測定結果に基づいてグリコヘモグロビンを測定するか否かを判断していたが、グルコースの測定結果に関係なく、グリコヘモグロビンを測定するようにしてもよい。
X 血液分析装置
50 (サンプリング機構の)ノズル
51 希釈槽
52 (サンプリング機構の)ポンプ
6 インジェクションバルブ
7 グリコヘモグロビン測定機構
81 センサ部(酵素電極)

Claims (8)

  1. 血液中のグルコースおよびグリコヘモグロビンを測定する装置であって、
    グルコースおよびグリコヘモグロビンの測定は、一回の血液試料のサンプリングにより行なうように構成され、
    グルコースの測定は、酵素電極法を利用して行なうように構成され、
    グリコヘモグロビンの測定は、液体クロマトグラフィ法を利用して行なうように構成され、
    グルコースの測定結果およびグリコヘモグロビンの測定結果は、患者毎に同時出力するように構成されている、血液分析装置。
  2. グルコースの測定を先に行い、次いでグリコヘモグロビンの測定を行なうように構成されている、請求項1に記載の血液分析装置。
  3. グルコースの測定結果をもとに、グリコヘモグロビンの測定を実施するか、あるいは中止するかの判断を行なう、請求項2に記載の血液分析装置。
  4. グリコヘモグロビンの測定を実施するか、あるいは中止するかの判断は、糖尿病診断における病型分類のフローチャートに基づいて行なうように構成されている、請求項3に記載の血液分析装置。
  5. グルコースの測定結果およびグリコヘモグロビンの測定結果とともに、糖尿病の病型分類の判断結果を同時に出力するように構成されている、請求項4に記載の血液分析装置。
  6. 上記血液試料として全血試料を用いるように構成されており、
    グルコース全血測定結果を血漿換算値に補正するように構成されている、請求項1から5に記載の血液分析装置。
  7. 上記全血試料のヘモグロビン濃度を同時に測定するとともに、ヘモグロビン濃度を利用して、グルコース全血測定結果を血漿換算値に補正するように構成されている、請求項6に記載の血液分析装置。
  8. ヘモグロビン濃度は、グリコヘモグロビンの測定時に得られるクロマトグラムに基づいて求めるように構成されている、請求項7に記載の血液分析装置。
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