JP2012093352A - 気泡除去方法、気泡除去装置、それを用いた分析装置、気泡除去制御プログラム、およびこのプログラムの記憶媒体 - Google Patents

気泡除去方法、気泡除去装置、それを用いた分析装置、気泡除去制御プログラム、およびこのプログラムの記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】液体流路中の気泡を効率的に除去する気泡除去方法を提供する。
【解決手段】液体が流れる液体流路FP1から気泡Buを除去するための気泡除去方法であって、液体流路FP1を流れる前記液体中に気泡Buがあるか否かを監視するステップと、液体流路FP1に気泡Buが検出された場合に、液体流路FP1から気泡Buを除去するステップと、を有している。これにより、液体流路FP1を監視し、気泡Buが存在する場合に気泡除去をおこなうことによって、効率的に液体流路FP1から気泡Buを除去することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体流路を流れる液体中の気泡を除去するための技術に関するものである。
従来、装置の配管中を流れる液体に気泡を生じさせないようにするために脱気装置が用いられている。そのような脱気装置の具体例として特許文献1に記載された液体クロマトグラフィ装置に組み込まれたものがある。この脱気装置は、減圧空間に配置したガス透過性チューブに溶離液を流通させ、真空ポンプによって減圧空間を減圧することで、溶離液中の溶存気体を吸引除去するように構成されている。このような脱気装置を設けることにより、気泡になる前の液体中に溶存している気体が除去可能となる。その結果、溶離液に溶存する気体が気泡となることが抑制され、配管中の送液が安定し、正確な分析が可能となる。
しかしながら、前記先行技術の脱気装置は、流路中に気泡がない場合にも、終始駆動し続けるものであり、流路中に存在する気泡を効率的に除去するものではなかった。
特開2000−275229号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、液体流路中の気泡を効率的に除去する気泡除去方法、気泡除去装置、それを用いた分析装置、気泡除去制御プログラム、およびこのプログラムの記憶媒体を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される気泡除去方法は、液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去方法であって、前記液体流路を流れる前記液体中に気泡があるか否かを監視するステップと、前記液体流路に気泡が検出された場合に、前記液体流路から前記気泡を除去するステップと、を有することを特徴としている。
このような構成によれば、液体流路を監視し、気泡が存在する場合に気泡除去をおこなうことによって、効率的に液体流路から気泡を除去することができる。
好ましくは、前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、前記液体の流れを前記液体流路から、前記液体流路から分岐した気泡除去流路に切り替えるステップと、前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があるか否かを監視するステップと、前記気泡除去流路に前記気泡が検出された場合、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップと、を有する。
このような構成によれば、簡単な手順によって、容易に液体流路から気泡を除去することができる。液体流路で検出した気泡を、気泡除去流路で確認した後、液体の流れを気泡除去流路から液体流路に戻すので、気泡を確実に液体流路から除去することができる。
好ましくは、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップは、前記気泡除去流路で前記気泡を検出してから所定の時間経過後に行われる構成とされている。
このような構成によれば、液体流路で検出された気泡が、気泡除去流路に流入し検出された後、さらに液体流路から離れるための時間を取ってから、液体の流れを元に戻すので、液体流路からの気泡除去の確実性を高めることができる。
本発明の第2の側面により提供される気泡除去装置は、液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去装置であって、前記液体流路に沿って設けられた、前記液体流路を流れる前記液体中の気泡を検出するための第1の気泡検出器と、前記第1の気泡検出器よりも前記液体流路の下流に配置された、前記液体流路から前記気泡を除去するための気泡除去手段と、を備えることを特徴としている。
好ましくは、前記気泡除去手段は、前記液体流路から分岐して設けられた、前記気泡を含む前記液体を除去するための気泡除去流路と、前記液体の流れを前記液体流路と前記気泡除去流路の間で選択的に切り替えるための切り替え手段と、を含み、前記切り替え手段は、前記第1の気泡検出器が気泡を検出した場合に、前記液体の前記流れを前記液体流路から前記気泡除去流路に切り替える構成とされている。
好ましくは、前記気泡除去手段は、前記気泡除去流路に沿って設けられた、前記気泡除去流路を流れる前記液体中の前記気泡を検出するための第2の気泡検出器を備え、前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があることを検出した場合に、前記切り替え手段は、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替える構成とされている。
好ましくは、前記切り替え手段は、前記第2の気泡検出器が前記気泡を検出してから所定の時間経過後、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替える構成とされている。
好ましくは、前記第1または第2の気泡検出器は、電気的気泡検出器または光学的気泡検出器である。
上記の構成の気泡除去装置によれば、本発明の第1の側面により提供される気泡除去方法を適切に実施することができる。
本発明の第3の側面により提供される分析装置は、気泡除去装置を備える分析装置であって、前記気泡除去装置として、本発明の第2の側面により提供される気泡除去装置を用いる分析装置であることを特徴としている。
好ましくは、前記液体流路に供給される前の前記液体を貯留するための容器と、前記容器に貯留された前記液体を超音波処理するための超音波振動子と、を更に備える構成とされている。
好ましくは、前記分析装置は、キャピラリー電気泳動装置または液体クロマトグラフィ装置である。
上記の構成によれば、本発明の第1の側面により提供される気泡除去方法の利点を有する分析装置が提供される。
本発明の第4の側面により提供される気泡除去制御プログラムは 液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去装置の動作を制御するための制御手段に実行させる気泡除去制御プログラムであって、前記液体流路に沿って設けられた第1の気泡検出器が、前記液体流路を流れる前記液体中に気泡があるか否かを監視するステップと、前記液体流路に気泡が検出された場合に、前記第1の気泡検出器よりも前記液体流路の下流に配置された気泡除去手段が、前記液体流路から前記気泡を除去するステップと、を有することを特徴としている。
好ましくは、前記気泡除去手段は、前記液体流路から分岐して設けられた気泡除去流路と、前記液体の流れを前記液体流路と前記気泡除去流路の間で選択的に切り替えるための切り替え手段と、を備え、前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、前記切り替え手段が、前記液体の前記流れを前記液体流路から前記気泡除去流路に切り替えるステップ、を有している。
好ましくは、前記気泡除去手段は、前記気泡除去流路に沿って設けられた第2の気泡検出器を、さらに備えており、前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があるか否かを監視するステップと、前記気泡除去流路に前記気泡が検出された場合、前記切り替え手段が、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップと、を有している。
好ましくは、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路へ切り替えるステップは、前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路で前記気泡を検出してから所定の時間経過後に行われる構成とされている。
本発明の第5の側面により提供される記憶媒体は、本発明の第4の側面により提供される気泡制御プログラムを記憶していることを特徴としている。
本発明の第4の側面により提供される気泡除去制御プログラムまたは第5の側面により提供される記憶媒体によれば、本発明の第1の側面により提供される気泡除去方法を本発明の第2の側面により提供される気泡除去装置に適切に実行させることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る気泡除去装置を備えた分析装置の一例を示す概略構成図である。 図1に示す分析装置に用いられる気泡除去装置の一例を模式的に示す図である。 (A)は、図1に示す分析装置で用いるマイクロデバイスの一例を示す平面図である。(B)は、(A)に示すマイクロデバイスのIIIB−IIIB線に沿う断面図である。(C)は、(A)に示すマイクロデバイスのIIIC−IIIC線に沿う断面図である。 (A)は、図1に示す分析装置の試料・泳動液分注部の構成を模式的に示す図である。(B)は、図1に示す分析装置の高電圧付与部および分析部の構成を模式的に示す図である。 (A)〜(F)は、図1に示す分析装置の気泡除去装置の動作を説明するための図である。 図1に示す分析装置の制御部が実行する気泡除去処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示す分析装置の制御部が実行する気泡除去処理手順の他の例を示すフローチャートである。 本発明に係る気泡除去装置を備えた分析装置の他の例を示す概略構成図である。 気泡除去装置の他の例を模式的に示す図である。 気泡除去装置の他の例を模式的に示す図である。 気泡除去装置の他の例を模式的に示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
先ず、本発明が適用された気泡除去装置およびこの気泡除去装置を含むキャピラリー電気泳動装置の一例を図1ないし図4を参照して説明する。キャピラリー電気泳動装置A1は、全血試料中のグリコヘモグロビンを分析するために使用されるものである。キャピラリー電気泳動装置A1は、本発明でいう分析装置の一例に相当する。図1に示すようにキャピラリー電気泳動装置A1は、制御部C、全血試料供給部1、泳動液供給部2、気泡除去部3、測定部4、廃棄ボトル5、入力部6、表示部7、および試料等の液体を移送するためのいくつかの流路を具備している。
制御部Cは、全血試料供給部1、泳動液供給部2、気泡除去部3、測定部4、入力部6、および表示部7の動作処理を制御するためのものである。制御部Cは、マイクロコンピュータを用いて構成されており、メモリを備えている。メモリには、キャピラリー電気泳動装置A1の上記各部の動作処理やデータ処理を行うためのプログラムが記憶されている。これらのプログラムは、必要に応じてマイクロコンピュータによって実行される。制御部Cは、通信線80を介して各部とのデータのやり取りを行う。
全血試料供給部1は、全血試料BLを所定の濃度に希釈して、測定部4に供給するためのものである。全血試料供給部1は、試料カップ10、超音波振動子11A、試料吸引ノズル12、試料移送ポンプ13、希釈液ボトル14、超音波振動子11B、希釈液移送ポンプ16、バルブ17、切り替えバルブ18、および試料濃度測定部19を具備している。
試料カップ10は、全血試料BLを収納するためのものである。試料カップ10は、本発明でいう容器の一例に相当するものである。また、全血試料BLは、本発明でいう液体の一例に相当するものである。全血試料BLとしては、全血を溶血剤によって溶血したものが用いられる。試料カップ10の下方には、超音波振動子11Aが配置されている。超音波振動子11Aは、後述する気泡除去装置の負荷を少なくするために、全血試料BL中の溶存気体を大まかに除去するためのものである。試料移送ポンプ13は、試料移送流路FP1中での全血試料BLの移送を駆動するためのものである。試料吸引ノズル12が、試料カップ10に挿入された後、試料移送ポンプ13を駆動することにより、全血試料BLが試料移送流路FP1に供給される。なお、試料移送流路FP1は、本発明でいう液体流路の一例に相当するものである。試料移送流路FP1は、試料としての全血試料BLを測定部4へ移送するための主流路としての機能を果たしている。
試料移送流路FP1には、バルブ17を介して、希釈液移送ポンプ16、およびノズル15が接続されている。希釈液ボトル14は、全血試料BLを希釈するための希釈液DIを貯留するためのものである。希釈液ボトル14は、本発明でいう容器の一例に相当するものである。ノズル15が希釈液DI中に挿入された状態で、希釈液移送ポンプ16を駆動させることにより、希釈液DIはバルブ17を介して試料移送流路FP1に供給される。この操作は、全血試料BLの濃度調整のために実施されるものである。なお、希釈液ボトル14の下方にも、希釈液中の溶存気体を大まかに除去するために、超音波振動子11Bが配置されている。
バルブ17は、全血試料BLと希釈液DIを混合するためのものである。バルブ17は、三方弁であり、全血試料BLと希釈液DIとを混合して試料移送流路FP1の下流側に供給するように構成されている。試料移送ポンプ13と希釈液移送ポンプ16の送液速度を変化させることにより、全血試料BLと希釈液DIの割合が変化する。これにより、試料移送流路FP1に供給される全血試料BLの濃度を調節することが可能である。
切り替えバルブ18は、全血試料BLの流れを試料移送流路FP1から試料濃度測定流路FP5に切り替えるためのものである。試料濃度測定流路FP5には、試料濃度測定部19が接続されている。試料濃度測定部19は、吸光度を測定することにより、全血試料BLの濃度を測定するためのものである。試料濃度測定部19は、全血試料BL以外にも適用可能であり、試料の種類に応じて、蛍光、電気抵抗、またはインピーダンスを測定することにより試料濃度を測定する。測定データは、通信線80を介して制御部Cに送られる。全血試料BL濃度が不適切である場合は、制御部Cは、試料移送ポンプ13と希釈液移送ポンプ16の送液速度を調節し、所定の濃度範囲に調節する。全血試料BL濃度が所定の濃度になった場合には、制御部Cは、切り替えバルブ18に、希釈された全血試料BLの流れを試料濃度測定流路FP5から試料移送流路FP1に切り替えさせる。測定に使用された試料濃度測定流路FP5の全血試料BLは、廃棄ボトル5に廃棄される。
なお、図には表れていないが、全血試料BLの移送終了後、次の全血試料BLの移送に備えて、試料吸引ノズル12および試料移送流路FP1は、洗浄される。
泳動液供給部2は、キャピラリー電気泳動に使用される泳動液MIを測定部4に供給するためのものである。泳動液供給部2は、泳動液ボトル20、泳動液移送ポンプ22、および超音波振動子21を具備している。泳動液ボトル20は、泳動液MIを貯留するためのものである。泳動液ボトル20は、本発明でいう容器の一例に相当するものである。泳動液移送流路FP3の先端に設けられたノズル23が泳動液MI中に挿入された状態で、泳動液移送ポンプ22を駆動させることにより、泳動液MIは泳動液移送流路FP3に供給される。泳動液ボトル20の下方には、超音波振動子21が配置されている。超音波振動子21は、泳動液MI中の溶存気体を大まかに除去するためのものである。なお、泳動液移送流路FP3は、本発明でいう液体流路の一例に相当するものである。泳動液移送流路FP3は、泳動液MIを測定部4へ移送するための主流路として機能するものである。また、泳動液MIは、溶媒の一種であり、本発明でいう液体の一例に相当するものである。
気泡除去部3は、試料移送流路FP1を流れる全血試料BLおよび泳動液移送流路FP3を流れる泳動液MIから気泡を除去するためのものである。気泡除去部3は、気泡除去を実行するための気泡除去装置3A,3A’を備えている。気泡除去装置3Aは、試料移送流路FP1を流れる全血試料BLから気泡を除去する。一方、気泡除去装置3A’は、泳動液移送流路FP3を流れる泳動液MIから気泡を除去する。図2に示すように、気泡除去装置3A,3A’は、同じ構成要素を備えており、同様の手順により気泡除去を行う。よって、以下では、気泡除去装置3Aによる試料移送流路FP1からの気泡除去を例として説明し、泳動液移送流路FP3からの気泡Buの除去の詳細については説明を省略する。
図2に示すように、気泡除去装置3Aは、第1および第2の電気的気泡検出器30A,30B、気泡除去流路FP2、切り替えバルブ31、および通信線80を具備している。
第1の電気的気泡検出器30Aは、試料移送流路FP1に気泡Buがあるか否かを検出するためのものである。第1の電気的気泡検出器30Aは、試料移送流路FP1に沿って設けられている。第1の電気的気泡検出器30Aは、本発明でいう第1の気泡検出器の一例に相当するものである。第1の電気的気泡検出器30Aは、電極30aと電極30bを試料移送流路FP1の上流と下流に配置しており、これらの電極30aと電極30b間に直流の電圧を印加する。電極30aと電極30b間に気泡Buが存在すると、電極間の電気抵抗が著しく増大する。その抵抗の変化を検知して、電極30aと電極30bとの間に気泡Buがあるか否かを検出する。
気泡除去流路FP2は、第1の電気的気泡検出器30Aによって検出された気泡Buを後述する廃棄ボトル5に導くためのものである。気泡除去流路FP2は、切り替えバルブ31を介して、試料移送流路FP1から分岐している。
切り替えバブル31は、第1の電気的気泡検出器30Aよりも、試料移送流路FP1の下流に配置され、全血試料BLの流れを試料移送流路FP1と気泡除去流路FP2の間で選択的に切り替えるためのものである。切り替えバルブ31は、本発明でいう切り替え手段の一例に相当するものである。切り替えバルブ31は、回転体31aと接続口a,b,cを備えている。切り替えバルブ31の接続口bは、試料移送流路FP1の上流側に接続されている。接続口aは、試料移送流路FP1の下流側に接続されている。この試料移送流路FP1は、最終的に測定部4に接続されている。また、接続口cは、気泡除去流路FP2に接続されている。この気泡除去流路FP2は、後述する廃液ボトル5に接続されている。各接続口a,b,cは、同一円周上に配列されており、円弧abと円弧bcの長さは等しい。回転体31a上には、接続流路31cが設けられている。回転体31aが、軸31bを中心として矢印N1方向に回転することにより、接続流路31cは接続口bと接続口a、または接続口bと接続口cを接続する。切り替えバルブ31は、このようにして、全血試料BLの流れを、試料移送流路FP1と気泡除去流路FP2の間で選択的に切り替える。
第2の電気的気泡検出器30Bは、気泡除去流路FP2に気泡Buがあるか否かを検出するためのものである。第2の電気的気泡検出器30Bは、気泡除去流路FP2に沿って配置されており、試料移送流路FP1に配置された第1の電気的気泡検出器30Aと同様の構成要素を有している。第2の電気的気泡検出器30Bは、全血試料BLに含まれる気泡Buの検出を、第1の電気的気泡検出器30Aと同様の手順により行う。
通信線80は、制御部Cと、電気的気泡検出器30A,30Bおよび切り替えバルブ31とを接続し、命令やデータをやり取りするためのものである。電気的気泡検出器30A,30Bおよび切り替えバルブ31の動作は、制御部Cによって制御されている。
測定部4は、試料移送流路FP1によって移送された全血試料BL中に含まれるグリコヘモグロビンを測定するためのものである。図1に示すように、測定部4は、泳動液・試料分注部40、高電圧供給部41、および検出部42を備えている。
ところで、測定部4でのグリコヘモグロビン測定には、マイクロデバイス9が使用される。マイクロデバイス9は、キャピラリー電気泳動の反応の場として機能するものである。図3(B)および図3(C)に示すように、マイクロデバイス9は、一対の基板9A,9Bから構成されている。基板9A、9Bは、透明のプラスチックを材料として製造される。プラスチックを材料とする場合は、マイクロデバイス9は使い捨てとされ得る。基板9A、9Bの材料は、透明のプラスチックに限られない。ガラス、石英、またはシリコンを材料として製造してもよい。
図3(A)〜図3(C)に示すように、マイクロデバイス9は、リザーバー90,91,92,および93を具備している。基板9Aには貫通孔が開けられており、リザーバー90,91,92,および93は、基板9Aが基板9Bに貼り付けられることにより形成される。後述するように、リザーバー92は、試料移送流路FP1によって移送された全血試料BLを供給するためのものである。また、リザーバー90は、泳動液移送流路FP3によって移送された泳動液MIをマイクロデバイス9に供給するためのものである。
図3(A)〜図3(C)に示すように、基板9Bには、キャピラリー流路94および95が設けられている。キャピラリー流路94はリザーバー90とリザーバー91とを繋ぐように設けられており、キャピラリー流路95はリザーバー92とリザーバー93とを繋ぐように設けられている。これらのキャピラリー流路94と95とは互いに交差して、交差部96を形成している。
リザーバー90に供給された泳動液MIは、キャピラリー流路94および95を満たす。その後、リザーバー92に希釈された全血試料BLが供給される。その後、リザーバー90,91,92,および93に高電圧印加用の電極が挿入される。まず、リザーバー92とリザーバー93との間に、高電圧が印加される。そうすると、測定対象の試料がキャピラリー流路95中を泳動し、交差部96に到達する。その後、リザーバー90およびリザーバー91間に高電圧が印加され、キャピラリー流路94中で全血試料BLが分離される。目的物であるグリコヘモグロビンの分離位置で検出が行われる。検出は、吸光光度法によって行われる。もちろん、検出は、吸光光度法に限られず、検出対象に応じて、螢光光度法、電気化学的方法、または電気伝導法などの手段により行われる。
泳動液・試料分注部40は、載置台43に置かれたマイクロデバイス9に泳動液MIおよび希釈された全血試料BLを供給するためのものである。図4(A)に示すように、泳動液・試料分注部40は、泳動液供給ノズル40A、吸引ノズル40B、吸引ポンプ40C、および試料供給ノズル40Dを備えている。これらの要素が、固定部材40Eに取り付けられている。泳動液供給ノズル40Aは、マイクロデバイス9のリザーバー90に泳動液MIを供給するためのものである。泳動液供給ノズル40Aは、泳動液移送流路FP3に接続されており、気泡除去部3により気泡Buが除去された泳動液MIが供給される。泳動液供給ノズル40Aは、Oリング40Aaを具備している。このOリング40Aaは、泳動液MI供給時、マイクロデバイス9のリザーバー90の周囲に当接し、泳動液MIがリザーバー90から漏れないようにするためのものである。泳動液供給ノズル40Aを介してリザーバー90に供給された泳動液MIは、キャピラリー流路94,95を満たす。
吸引ノズル40Bは、過剰に供給された泳動液MIを吸引するためのものである。吸引ノズル40Bは吸引ポンプ40Cに接合されており、過剰供給された泳動液MIは、吸引ポンプ40Cの駆動により吸引される。
試料供給ノズル40Dは、リザーバー92に希釈された全血試料BLを供給するためのものである。全血試料BLの供給は、泳動液供給ノズル40Aによる泳動液MIの供給の後行われる。試料供給ノズル40Dは、試料液移送流路FP1に接続されており、気泡除去部3により気泡Buが除去された全血試料BLが供給される。
泳動液MIおよび全血試料BLが供給されたマイクロデバイス9は、載置台43に載せられたまま、次の位置に移動する。そこで、マイクロデバイス9は、高電圧供給部41により電圧の印加を受け、分析部42による分析を受ける。
図4(B)に示すように、高電圧供給部41は、高電圧電源41Aおよび電極41Aaにより構成されている。高電圧電源41Aは、電極41Aaを介してマイクロデバイス9に電圧を印加するためのものである。電極41Aaは、リザーバー90,91,92,および93に挿入される。高電圧電源41Aは、最初に、リザーバー92とリザーバー93との間に、電圧を印加する。これにより、測定対象の全血試料BLがマイクロデバイス9上のキャピラリー流路95中を泳動し、交差部96に到達する。その後、高電圧電源41Aは、リザーバー90およびリザーバー91間に高電圧を印加する。そうすると、キャピラリー流路94中で全血試料BLに含まれる物質が分離されつつ移動し、分析の対象物であるグリコヘモグロビンが所定の分析位置97に移動する。
分析部42は、マイクロデバイス9上の所定の分析位置97に移動したグリコヘモグロビンを分析するためのものである。吸光光度法によって分析する場合、分析部42は、光源42A、光学フィルター42B、集光レンズ42C、スリット42D、および検出器42Eを備えている。光源42Aから照射された光は、光学フィルター42Bにより特定の波長光に分光される。分光された光は、集光レンズ42Cにより収束させられ、光量が増加する。収束した光は、スリット42Dにより迷光が除去され、分析位置97に照射される。分析位置に照射された光の透過光を検出器42Eが検出し、吸光度を測定することで、試料中に含まれる目的物のグリコヘモグロビンを分析する。
廃棄ボトル5は、廃液を集めるためのものである。図1に示すように、廃棄ボトル5には、試料濃度測定部19の測定済みの試料、気泡除去流路FP2を流れる廃液、および測定部4で過剰に供給された泳動液MIが廃棄される。また、図には表れていないが、試料移送流路FP1の洗浄廃液も廃棄ボトル5に廃棄される。
図1に示す入力部6は、キャピラリー電気泳動装置A1への測定条件の入力や、測定モードの選択のために使用するためのものである。入力部6としては、たとえばキーボードが使用される。表示部7は、測定データ、測定条件、または測定モードなどを表示するためのものである。表示部7としては、たとえば液晶表示装置が使用される。
次に、キャピラリー電気泳動装置A1を利用して全血試料BLの分析処理を実行する場合に、制御部Cが気泡除去装置3Aの動作処理を制御して実行する気泡除去方法の一例について、図5の動作図および図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図5(A)に示すように、第1の電気的気泡検出器30Aは、試料移送流路FP1に気泡Buがあるか否かを監視する(S1)。切り替えバルブ31は、接続口aと接続口bとを接続しており、希釈液DIにより希釈された全血試料BLは試料移送流路FP1を流れている。全血試料BLの流れに気泡Buが含まれていない場合には、監視を継続する(S2:NO,S1)。
図5(B)に示すように、第1の電気的気泡検出器30Aの電極30aと電極30bとの間に気泡Buが存在する場合には、これらの電極間の電気抵抗が著しく増大する。第1の電気的気泡検出器30Aはこれを検知し、その情報を制御部Cに知らせる。この情報を受けた制御部Cは、図5(C)に示すように、切り替えバルブ31に対して、回転体31aを矢印の方向に回転し、接続流路31cにより接続口bと接続口cとを接続するように命令を出す。そうすると、全血試料BLの流れは、試料移送流路FP1から気泡除去流路FP2に切り替わる(S2:YES,S3)。これによって、気泡Buを含む全血試料BLは気泡除去流路FP2に流入する。
図5(D)に示すように、気泡除去流路FP2に沿って配置された第2の電気的気泡検出器30Bは、気泡除去流路FP2に気泡Buがあるか否かの監視を開始する(S3)。全血試料BLの流れに気泡Buが含まれていない場合には、監視を継続する(S5:NO,S4)。
図5(E)に示すように、第2の電気的気泡検出器30Bの電極30aと電極30bとの間に気泡Buが流れてきた場合には、第1の電気的気泡検出器の場合と同様、これらの電極間の電気抵抗が著しく増大する。第2の電気的気泡検出器30Aはこれを検知し、その情報を制御部Cに知らせる。そうすると、制御部Cが気泡Bu検出後の経過時間の計測を開始する(S5:YES,S6)。経過時間が所定の時間内である場合には、制御部Cは、時間の計測を継続する(S7:No,S6)。
図5(F)に示すように所定の時間が経過した場合には、制御部Cは、切り替えバルブ31に対して、回転体31aを矢印の方向に回転し、接続流路31cにより接続口aと接続口bとを接続するように命令を出す。そうすると、全血試料BLの流れは、気泡除去流路FP2から試料移送流路FP1に切り替わる(S7:YES,S8)。これによって、全血試料BLは、再び試料移送流路FP1を流れる。
図1および図2に示す気泡除去装置3A’は、泳動液MIが流れる溶離液移送流路FP3を除き、気泡除去装置3Aと同じ構成要素を備えている。よって、泳動液移送流路FP3を流れる泳動液MIに気泡Buが含まれる場合も、同様の手順により、気泡Buの除去処理が行われる。
以上のように、本実施形態のキャピラリー電気泳動装置A1の気泡除去装置3A,3A’は、試料移送流路FP1および泳動液移送流路FP3における気泡Buの有無を監視し、気泡が存在する場合に、気泡Buの除去処理を行うので、効率的に試料移送流路FP1および泳動液移送流路FP3からの気泡Buの除去が可能である。
試料移送流路FP1または泳動液移送流路FP3における気泡Buの有無を監視し、気泡が存在する場合に、切り替えバルブ31により気泡除去流路FP2へ流路を切り替え、気泡除去流路FP2への気泡Buの流入後、再度、元に戻すという簡易な手順によって気泡除去を行うので、容易に液体流路から気泡を除去することができる。試料移送流路FP1で検出した気泡Buを、気泡除去流路FP2で確認した後、全血試料BLの流れを気泡除去流路FP2から試料移送流路FP1に戻すので、試料移送流路FP1からの気泡Buの除去を確実なものとすることができる。泳動液移送流路FP3における気泡Buの除去もまた同様である。
試料移送流路FP1または泳動液移送流路FP3で検出された気泡Buが、気泡除去流路FP2に流入し、検出された後、さらに試料移送流路FP1または泳動液移送流路FP3から離れるための時間を取ってから、液体の流れを元に戻すので、気泡Buの除去の確実性を高めることができる。
超音波処理により、あらかじめ全血試料BLや泳動液MIに溶存する気体をある程度取り除いておき、流路での気泡Buの発生を抑制することにより、本発明による気泡除去を確実に実行することができる。
また、気泡除去装置3A,3A’は、減圧室や真空ポンプを必要としないので、小型化が可能である。また、複雑な構造を必要としないので、コスト的にも有利である。この気泡除去装置3A,3A’を組み込むことにより、キャピラリー電気泳動装置A1の小型化が可能である。
次に、キャピラリー電気泳動装置A1を利用して全血試料BLの分析処理を実行する場合に、制御部Cが気泡除去装置3Aの動作処理を制御して実行する気泡除去方法の他の例について、図7に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS11ないしS13は、図6に示したステップS1ないしS3と同様であるので、ここでは、主としてステップS14以降の処理手順について説明する。
第1の電気的気泡検出器30Aが気泡Buを検出した場合、制御部Cは、切り替えバルブ31に接続口bと接続口cとを接続させることにより、全血試料BLの流れを試料移送流路FP1から気泡除去流路FP2に切り替える(S12:YES,S13)。これによって、気泡Buを含んだ全血試料BLは、気泡除去流路FP2に流入する。その次に、制御部Cは気泡Bu検出後の経過時間の計測を開始する(S14)。経過時間が所定の時間内である場合には、制御部Cは、時間の計測を継続する(S15:No,S14)。所定の時間が経過した場合には、制御部Cは、切り替えバルブ31に接続口aと接続口bとを接続させることにより、全血試料BLの流れを気泡除去流路FP2から試料移送流路FP1に切り替える(S15:YES,S16)。そうすると、気泡Buが除去された全血試料BLが試料移送流路FP1に流入する。ここで、所定の時間とは、第1の電気的気泡検出器30Aが試料移送流路FP1に気泡Buを検出してから、その気泡Buが気泡除去流路FP2に流入するのに十分な時間である。
なお、泳動液移送流路FP3中の気泡Buを除去するための気泡除去装置3A’でも、上記の動作処理が可能である。
この気泡除去方法の例によれば、第2の電気的気泡検出器30Bが不要であるので、気泡除去装置3A,3A’の更なる小型化が可能となる。ひいては、キャピラリー電気泳動装置A1の小型化に寄与できる。
図8は、本発明に係る分析装置の他の例を示している。同図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付してあり、ここではその説明を省略する。
図8に示す液体クロマトグラフィ装置A2は、全血試料BLを用いてグリコヘモグロビン濃度を測定するように構成されたものであり、キャピラリー電気泳動装置A1と比較して、溶離液供給部2Aおよび測定部4Aの構成が相違している。
液体クロマトグラフィ装置A2は、泳動液供給部2の代わりに溶離液供給部2Aを備えている。溶離液ボトル24には、溶離液ELが貯留されている。溶離液ボトル24は、本発明でいう容器の一例に相当するものである。溶離液ELは、溶媒の一種であり、本発明でいう液体の一例に相当するものである。溶離液ELは、溶離液移送ポンプ25を駆動させることにより、溶離液移送流路FP4を移送され、気泡除去部3’内の気泡除去装置3A”に流入する。気泡除去装置3A”は、溶離液ELの気泡Buを除去するためのものである。図には表れていないが、気泡除去装置3A”は、溶離液ELが流れる溶離液移送流路FP4を除き、気泡除去装置3Aと同じ構成要素を備えており、同様の手順により気泡除去を行う。
測定部4Aは、インジェクションバルブ43、分析カラム44、および検出器45を備えている。
インジェクションバルブ43は、希釈液DIにより希釈された一定量の全血試料BLを採取するとともに、その全血試料BLを分析カラム44に導入可能とするものである。液体クロマトグラフィ装置A2には、本発明に係る気泡除去装置3Aが組み込まれており、インジェクションバルブ43には、気泡Buが除去された全血試料BLが導入される。
分析カラム44は、全血試料BL中の分析の目的物であるグリコへモグロビンを分離するためのものである。インジェクションバルブ43で注入された全血試料BLは、溶離液ELとともに分析カラム44に注入され、含まれる物質が分離されつつ流出する。検出器45は、吸光光度法により目的物を検出するためのものである。分離されたグリコヘモグロビンは、検出器45によって検出される。
本実施形態の液体クロマトグラフィ装置A2によれば、前記の実施形態のキャピラリー電気泳動装置A1と同様の作用効果が得られる。
次に、気泡除去装置の他の例について、図9を参照して説明する。
気泡除去装置3Bは、図9に示すように、第1および第2の光学的気泡検出器32A,32Bを具備している点で気泡除去装置3A,3A’,3A”と異なっている。気泡除去装置3Bでは、第1の光学的気泡検出器32Aは、試料移送流路FP1を挟んで、発光素子32aと受光素子32bが配置されている。気泡Bu検出時には、発光素子32aから受光素子32bに向かって光が照射される。試料移送流路FP1に気泡Buが存在する場合には、受光素子32bが受ける光量が変化する結果、受光素子32bの出力が変化する。制御部Cは、この出力の変化を検知して、気泡Buの有無を判別する。気泡除去流路FP2に配置された第2の光学的気泡検出器32Bによる気泡Buの検出も同様におこなわれる。
気泡除去装置3Bは、全血試料BLのほか、泳動液MI、溶離液ELなど、他の液体の気泡除去にも適用可能である。本実施形態の気泡除去装置3Bは、上記の実施形態の気泡除去装置3A,3A’,3A”と同様の作用効果が得られる。また、気泡除去装置3Bは、第1および第2の光学的気泡検出器32A,32Bを流路中に挿入する必要がないので、保守管理が容易である。
次に、気泡除去装置の他の例について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、気泡除去装置3Cは、気泡除去流路FP2aの切り替えバルブ31と第2の電気的気泡検出器30Bとの間に気体吸収部33を備えている。また、気泡除去流路FP2aが、電気的気泡検出器30Bの下流で、再び、試料移送流路FP1と繋がっている。
気体吸収部33は、気泡除去流路FP2aを流れる全血試料BLに含まれる気体を吸収するためのものである。気体吸収部33が吸収する気体は、たとえば酸素である。気体吸収部33は、気泡中の酸素のほか、全血試料BL中の溶存酸素を吸収することができる。気体吸収部33には、脱酸素剤が収容されている。脱酸素剤としては、たとえば、還元剤が使用される。還元剤は、気体吸収部33で、全血試料BL中の酸素と反応して水を生じる。この反応により、全血試料BL中の気泡が除去される。還元剤としては、たとえば、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジン、ジチオン硫酸塩が使用される。
上述のように、試料移送流路FP1に分岐して設けられた気泡除去流路FP2aは、試料移送流路FP1に再び繋がっている。これにより、気体吸収部33で、酸素を吸収することにより気泡Buが除去された全血試料BLは、再度、試料移送流路FP1に戻される。
次に、気泡除去装置3Cの動作について説明する。第1の電気的気泡検出器30Aが、試料移送流路FP1を流れる全血試料BL中に気泡Buを検出した場合、切り替えバルブ31は、全血試料BLの流れを気泡除去流路FP2aに切り替える。気泡Buは、気泡除去流路FP2aを流れて、気体吸収部33に入る。気体吸収部33中で、気泡Bu中の酸素は、亜硫酸ナトリウムと反応して水となる。これにより、気泡Buは消滅する。第2の電気的気泡検出器30Bは、気体吸収部33から流出した全血試料BL中の気泡Buの有無を検査する。気泡Buが検出されない場合は、全血試料BLは、気泡除去流路FP2aから試料移送流路FP1に流入し、そのまま流れる。気泡Buが検出された場合には、試料移送ポンプ13の駆動を停止することにより、全血試料BLの移送が停止される。
気泡除去装置3Cは、全血試料BLのほか、泳動液MI、溶離液ELなど、他の液体の気泡除去にも適用可能である。本実施形態の気泡除去装置3Cは、上記の実施形態の気泡除去装置3A,3A’,3A”と同様の作用効果が得られる。また、本実施形態によれば、試料移送流路FP1に気泡Buが検出された場合に、全血試料BLの流れは気泡除去流路FP2aに切り替えられるので、気体吸収部33に収容された脱酸素剤の消耗が少なくなる。これにより、脱酸素剤の交換頻度を少なくできるので、気泡除去装置3Cの保守管理が容易である。
次に、気泡除去装置の他の例について、図11を参照して説明する。
図11に示すように、気泡除去装置3Dは、試料移送流路FP1に脱気装置34が接続されている。脱気装置34の上流と下流には、試料移送流路FP1に沿って第1および第2電気的気泡検出器30A,30Bが配置されている。
脱気装置34は、減圧空間に配置したガス透過性チューブに溶離液を流通させ、真空ポンプによって減圧空間を減圧することで、試料移送流路FP1を流れる全血試料BL中の気体を吸引除去する。脱気装置34は、全血試料BL中の溶存気体または気泡Buを吸引除去することができる。
脱気装置34に適用可能な脱気方法として、上記のような真空脱気法のほか、真空・ガス置換法、加熱脱気法、蒸気吹き込み法、熱間充填法、遠心脱気、超音波脱気、および加熱沸騰脱気のいずれかが採用可能である。
次に、気泡除去装置3Dの動作について説明する。第1の電気的気泡検出器30Aが、試料移送流路FP1を流れる全血試料BL中に気泡Buを検出した場合、脱気装置34が駆動を開始する。気泡Buは脱気装置34の中に移送され、気泡Buは除去される。気泡Buが脱気装置34を通り過ぎる所定の時間が経過後、脱気装置34は駆動を停止する。第2の電気的気泡検出器30Bは、脱気装置34から流出した全血試料BL中の気泡Buの有無を検査する。気泡Buが検出されない場合は、全血試料BLはそのまま流れる。気泡Buが検出された場合には、全血試料BLの移送は停止される。
なお、脱気装置34による気泡Buの除去は、上記のように全血試料BLの移送を継続した状態で行われる。この他、脱気装置34による気泡Buの除去は、全血試料BLの移送を停止した状態で行われるようにしてもよいし、全血試料BLの移送の速度を落した状態で行われるようにしてもよい。
気泡除去装置3Dは、全血試料BLのほか、泳動液MI、溶離液ELなど、他の液体の気泡除去にも適用可能である。本実施形態によれば、試料移送流路FP1に気泡Buが検出された場合に、脱気装置34の駆動が行われるので、効率的に気泡Buの除去を行うことが可能であり、コスト的にも有利である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る気泡除去方法、気泡住居装置、分析装置、気泡除去プログラム、および気泡除去プログラムの記憶媒体の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係る分析装置で分析される試料は、全血試料に限らない。血漿、血清、尿、唾液、または間質液など、その他の体液とすることが可能である。また、体液以外の試料を対象とすることも可能であり、具体的な種類は限定されない。具体的な分析の目的物は、グリコヘモグロビンに限らない。グリコヘモグロビン以外のタンパク質、ペプチド、または核酸などを対象とすることも可能である。また、分析処理の具体的内容も限定されない。
本発明に係る気泡除去装置が適用される装置は、分析装置に限らない。パソコン用のプリンタにおいて、インクノズルヘッドとインクタンクとを連結するインクパイプに流入した気泡Buの除去などにも適用できる。気泡除去の対象となる液体は、限定されない。
本発明に係る気泡除去装置に使用される気泡検出器は、電気的気泡検出器、光学的気泡検出器に限らない。超音波気泡検出器も使用できる。
A1 キャピラリー電気泳動装置(分析装置)
A2 液体クロマトグラフィ装置(分析装置)
BL 全血試料(液体)
Bu 気泡
C 制御部(制御手段)
EL 溶離液(液体)
FP1 試料移送流路(液体流路)
FP2,FP2a 気泡除去流路
FP3 泳動液移送流路(液体流路)
FP4 溶離液移送流路(液体流路)
MI 泳動液(液体)
10 試料カップ(容器)
11A,11B,21 超音波振動子
14 希釈液ボトル(容器)
20 泳動液ボトル(容器)
24 溶離液ボトル(容器)
3A,3A’,3A”,3B,3C,3D 気泡除去装置
31 切り替えバルブ(切り替え手段)
30A 第1の電気的気泡検出器(第1の気泡検出器)
30B 第2の電気的気泡検出器(第2の気泡検出器)
32A 第1の光学的気泡検出器(第1の気泡検出器)
32B 第2の光学的気泡検出器(第2の気泡検出器)

Claims (16)

  1. 液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去方法であって、
    前記液体流路を流れる前記液体中に気泡があるか否かを監視するステップと、
    前記液体流路に気泡が検出された場合に、前記液体流路から前記気泡を除去するステップと、
    を有する、気泡除去方法。
  2. 請求項1に記載の気泡除去方法であって、
    前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、
    前記液体の流れを前記液体流路から、前記液体流路から分岐した気泡除去流路に切り替えるステップと、
    前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があるか否かを監視するステップと、
    前記気泡除去流路に前記気泡が検出された場合、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップと、
    を有する、気泡除去方法。
  3. 請求項2に記載の気泡除去方法であって、
    前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップは、前記気泡除去流路で前記気泡を検出してから所定の時間経過後に行われる、気泡除去方法。
  4. 液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去装置であって、
    前記液体流路に沿って設けられた、前記液体流路を流れる前記液体中の気泡を検出するための第1の気泡検出器と、
    前記第1の気泡検出器よりも前記液体流路の下流に配置された、前記液体流路から前記気泡を除去するための気泡除去手段と、
    を備える、気泡除去装置。
  5. 請求項4に記載の気泡除去装置であって、
    前記気泡除去手段は、
    前記液体流路から分岐して設けられた、前記気泡を含む前記液体を除去するための気泡除去流路と、前記液体の流れを前記液体流路と前記気泡除去流路の間で選択的に切り替えるための切り替え手段と、を含み、
    前記切り替え手段は、前記第1の気泡検出器が気泡を検出した場合に、前記液体の前記流れを前記液体流路から前記気泡除去流路に切り替える、気泡除去装置。
  6. 請求項5に記載の気泡除去装置であって、
    前記気泡除去手段は、
    前記気泡除去流路に沿って設けられた、前記気泡除去流路を流れる前記液体中の前記気泡を検出するための第2の気泡検出器を備え、
    前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があることを検出した場合に、前記切り替え手段は、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替える、気泡除去装置。
  7. 請求項6に記載の気泡除去装置であって、
    前記切り替え手段は、前記第2の気泡検出器が前記気泡を検出してから所定の時間経過後、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替える、気泡除去装置。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載の気泡除去装置であって、
    前記第1または第2の気泡検出器は、電気的気泡検出器または光学的気泡検出器である、気泡除去装置。
  9. 気泡除去装置を備える分析装置であって、
    前記気泡除去装置として、請求項4ないし8のいずれかに記載の気泡除去装置を用いる、分析装置。
  10. 請求項9に記載の分析装置であって、
    前記液体流路に供給される前の前記液体を貯留するための容器と、
    前記容器に貯留された前記液体を超音波処理するための超音波振動子と、
    を更に備える、分析装置。
  11. 請求項9または10に記載の分析装置であって、
    前記分析装置は、キャピラリー電気泳動装置または液体クロマトグラフィ装置である、分析装置。
  12. 液体が流れる液体流路から気泡を除去するための気泡除去装置の動作を制御するための制御手段に実行させる気泡除去制御プログラムであって、
    前記液体流路に沿って設けられた第1の気泡検出器が、前記液体流路を流れる前記液体中に気泡があるか否かを監視するステップと、
    前記液体流路に気泡が検出された場合に、前記第1の気泡検出器よりも前記液体流路の下流に配置された気泡除去手段が、前記液体流路から前記気泡を除去するステップと、
    を有する、気泡除去制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の気泡除去制御プログラムであって、
    前記気泡除去手段は、前記液体流路から分岐して設けられた気泡除去流路と、前記液体の流れを前記液体流路と前記気泡除去流路の間で選択的に切り替えるための切り替え手段と、を備え、
    前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、
    前記切り替え手段が、前記液体の前記流れを前記液体流路から前記気泡除去流路に切り替えるステップ、を有する、気泡除去制御プログラム。
  14. 請求項13に記載の気泡除去制御プログラムであって、
    前記気泡除去手段は、
    前記気泡除去流路に沿って設けられた第2の気泡検出器を、さらに備えており、
    前記液体流路から前記気泡を除去するステップは、
    前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路を流れる前記液体中に前記気泡があるか否かを監視するステップと、
    前記気泡除去流路に前記気泡が検出された場合、前記切り替え手段が、前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路に切り替えるステップと、
    を有する、気泡除去制御プログラム。
  15. 請求項14に記載の気泡除去制御プログラムであって、
    前記液体の前記流れを前記気泡除去流路から前記液体流路へ切り替えるステップは、前記第2の気泡検出器が、前記気泡除去流路で前記気泡を検出してから所定の時間経過後に行われる、気泡除去制御プログラム。
  16. 請求項12ないし15のいずれかに記載の気泡除去制御プログラムを記憶している、記憶媒体。
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