JP2014044157A - 光学センサ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録紙の平滑度を測定することのできる光学センサを提供する。
【解決手段】光源と、前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、を有し、前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とした場合、75°≦θ1≦85°であることを特徴とする光学センサを提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図8
【解決手段】光源と、前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、を有し、前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とした場合、75°≦θ1≦85°であることを特徴とする光学センサを提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、光学センサ及び画像形成装置に関する。
デジタル複写機、レーザプリンタ等のいわゆる電子写真方式の画像形成装置は、記録紙等の記録媒体にトナー像を転写し、所定の条件で加熱及び加圧することにより、トナー像を記録紙等の記録媒体に定着させて画像を形成するものである。このような画像形成装置において考慮する必要があるのが、トナー像を定着する際の加熱量や圧力等の条件であり、特に、高画質な画像形成を行う際には、トナー像を定着するための条件を記録媒体の種類に応じて個別に設定する必要がある。
これは記録媒体に記録される画像品質が、記録媒体の材質、厚さ、湿度、平滑性及び塗工状態等により大きく影響されるためである。例えば、平滑性に関しては、定着の際の条件によっては、記録媒体における凹凸の程度により、凹部におけるトナーの定着率が低くなり、高画質な画像を得ることができない。即ち、画像形成される記録媒体の平滑性に応じた条件で定着を行なわないと色むら等が生じてしまい、高画質な画像を得ることができない。
一方、近年の画像形成装置の進歩と表現方法の多様化に伴い、記録媒体となる記録紙の種類は数百種類以上存在し、更に、各々の記録紙の種類において坪量や厚さ等の違いにより多岐にわたる銘柄が存在している。このため、高画質な画像を形成するためには、記録紙等の記録媒体の種類や銘柄等に応じて、詳細な定着条件等を設定する必要がある。
このような記録媒体としては、普通紙、グロスコート紙、マットコート紙、アートコート紙等の塗工紙、OHPシート等の他に、紙の表面にエンボス加工を施した特殊紙等も存在しており、このような記録媒体が増加しつつある。尚、上記においては記録媒体として記録紙等について説明しているが、記録紙等以外の記録媒体も存在している。
ところで、現状の画像形成装置においては、画像形成装置における定着条件の設定は、ユーザ自ら設定する必要があり、このため、ユーザに様々な記録媒体の種類等の知識が必要となる。また、定着条件はユーザ自らが設定する必要があるため、印刷等を行う際に煩わしく、更には、定着条件を誤って設定すると、所望の高画質な画像を得ることはできない。
このため、画像形成装置において、記録紙等の記録媒体の種類を自動で選別することのできる記録紙等の記録媒体識別センサ及び、このような記録媒体識別センサが搭載され、自動で記録媒体の選別を行ない画像形成することのできる画像形成装置に関する技術が検討されている。
記録紙等の記録媒体識別センサとしては、特許文献1に記載されているように触針式プローブにより表面の摩擦抵抗を検知する方法や、特許文献2に記載されているように、圧力センサ等により記録媒体のコシ(剛度)を検知する方法がある。また、特許文献3に記載されているように、非接触で記録媒体を識別する方法として、記録媒体の表面をエリアセンサ等の撮像素子により撮像し、撮像された画像より記録媒体の種類等を識別する方法がある。
また、他の非接触による記録媒体の識別方式としては反射光方式がある。反射光方式では、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の光源から発せられた光を識別対象となる記録媒体に照射し、記録媒体からの反射光量により記録媒体の銘柄等を識別する方法である。この反射光方式は、以下の3種類の方法がある。
第1の方法は、特許文献4に記載されているように、記録媒体の表面に照射された光の正反射方向における反射光の光量を検出し、検出された正反射方向における光量に基づき記録媒体の銘柄等を識別する方法である。より具体的には、特許文献4では、正反射方向における光量と、紙を透過した光量を検出して、記録媒体の銘柄を識別している。従って、正反射方向の光量のみで、識別しているわけではない。
第2の方法は、特許文献5に記載されているように、光量検出部を複数有するものであって、記録媒体の表面に照射された光の正反射方向における反射光の光量のみならず、散乱反射光の光量を検出し、検出された正反射方向における光量及び散乱反射光の光量に基づき記録媒体の銘柄等を識別する方法である。
第3の方法は、特許文献6に記載されているように、記録媒体の表面に照射された光の正反射方向における反射光を偏光ビームスプリッタにより分離し、分離された光の光量を測定し、測定された光量に基づき記録媒体の銘柄等を識別する方法である。
一方、異物検査等の方法としては、特許文献7及び8に記載されている検査装置及び検査方法が存在している。
しかしながら、特許文献1及び2に記載されている方法は、接触方式であるため、記録媒体である記録紙等の表面に傷をつけてしまうといった問題点を有している。また、特許文献3に記載されている方法では、記録媒体の平滑性等は判別することができるものの、記録媒体の厚み等は判別することができない。また、特許文献4から6に記載されている方法では、記録媒体の大雑把な判別を行うことは可能であるが、例えば、エアリーク試験のような詳細に記録媒体の判別を行えるほどの精度ではない。
また、上述した方法に加えて、更に、超音波等を利用したセンサ等を搭載し、記録媒体の識別をより細かく行なうことも可能であるが、方式の異なる複数のセンサを搭載することにより、画像形成装置が大型化し、また、高コスト化するといった、新たな問題点が発生してしまう。
本発明は、上記を鑑みなされたものであり、記録媒体の識別を詳細に行なうことができる小型の光学センサを低コストで提供することを目的とするものであり、更には、このような光学センサを搭載することにより、高画質な画像を形成することが可能な画像形成装置を大型化させることなく低コストで提供することを目的とするものである。
本実施の形態の一観点によれば、光源と、前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、を有し、前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とした場合、75°≦θ1≦85°であることを特徴とする。
また、本実施の形態の他の一観点によれば、光源と、前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、を有し、前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とし、前記記録媒体に入射する光が反射されて、前記記録媒体の法線に対する前記記録媒体より前記光検出器に入射する光の検出角をθ2とした場合、θ1>θ2となるように前記光源及び前記光検出器が設置されていることを特徴とする。
また、本実施の形態の他の一観点によれば、光源と、前記光源から出射された光が通過するアパーチャと、前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、を有し、前記光源から出射された光がアパーチャにおいて散乱され、前記散乱された光が前記光検出器に入射するものであることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の識別を詳細に行なうことができる小型の光学センサを低コストで提供することができ、更には、高画質な画像を形成することが可能な画像形成装置を大型化させることなく低コストで提供することができる。
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
ところで、記録紙の表面の状態は、共焦点顕微鏡等により測定することも可能であるが、記録紙における表面の凹凸は傾斜が急であり、測定結果にノイズ成分が多く含まれ、かつ、測定に長時間を要する。このため、製紙業界等においては、記録紙等の紙における表面状態の指標として、測定方法が簡便なエアリーク試験による測定結果に基づき紙の平滑度が評価されている。この平滑度の指標は紙に関する業界で、使用されており、例えば、複写機の開発においても、紙の平滑度を基準の一つとして、印刷条件を最適化するべく開発が行なわれてきた。即ち、紙の表面状態を示す指標としては、2乗平均高さRa等の一般的な表面の状態を示す指標よりも、エアリーク試験による測定結果が利用されている。しかしながら、エアリーク試験は測定が簡便であるものの、装置が大型化し、かつ、測定に時間を要するといった問題点を有している。このため、低価格で、画像形成装置等の装置内に設置することができ、エアリーク試験と同様の紙の表面状態、即ち、平滑性を検査することのできる光学センサが求められている。
ところで、記録紙の表面の状態は、共焦点顕微鏡等により測定することも可能であるが、記録紙における表面の凹凸は傾斜が急であり、測定結果にノイズ成分が多く含まれ、かつ、測定に長時間を要する。このため、製紙業界等においては、記録紙等の紙における表面状態の指標として、測定方法が簡便なエアリーク試験による測定結果に基づき紙の平滑度が評価されている。この平滑度の指標は紙に関する業界で、使用されており、例えば、複写機の開発においても、紙の平滑度を基準の一つとして、印刷条件を最適化するべく開発が行なわれてきた。即ち、紙の表面状態を示す指標としては、2乗平均高さRa等の一般的な表面の状態を示す指標よりも、エアリーク試験による測定結果が利用されている。しかしながら、エアリーク試験は測定が簡便であるものの、装置が大型化し、かつ、測定に時間を要するといった問題点を有している。このため、低価格で、画像形成装置等の装置内に設置することができ、エアリーク試験と同様の紙の表面状態、即ち、平滑性を検査することのできる光学センサが求められている。
次に、図1に基づき、紙のエアリーク試験について説明する。紙のエアリーク試験は、エアリーク装置のヘッド10から記録紙20にエア11を供給し、このエア11が漏れる時間に基づき記録紙20の平滑性を評価するものである。記録紙20に供給されたエア11は、記録紙20の表面よりリークするエア21と記録紙20内部に入り込みリークするエア22とがある。このようなエアリークの時間により記録紙20の平滑性を評価することができる。
(光学センサ)
次に、本実施の形態における光学センサについて説明する。図2に本実施の形態における光学センサを示す。本実施の形態における光学センサは、光源110、光源110から出射された光をコリメートするコリメートレンズ120、記録紙20に正反射された光を検出するフォトダイオード等からなる正反射光検出器130、正反射光検出器130に所定の角度の光のみを入射させるためのレンズ121を有しており、記録紙20に入射する光の角度θが、75°以上、85°以下のものである。また、正反射光検出器130には制御部150が接続されており、光学センサの制御及び各種演算等を行なう。尚、本実施の形態における光学センサは、底面側に開口部161を有する筐体160を有しており、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等は、筐体160内に設置されている。
次に、本実施の形態における光学センサについて説明する。図2に本実施の形態における光学センサを示す。本実施の形態における光学センサは、光源110、光源110から出射された光をコリメートするコリメートレンズ120、記録紙20に正反射された光を検出するフォトダイオード等からなる正反射光検出器130、正反射光検出器130に所定の角度の光のみを入射させるためのレンズ121を有しており、記録紙20に入射する光の角度θが、75°以上、85°以下のものである。また、正反射光検出器130には制御部150が接続されており、光学センサの制御及び各種演算等を行なう。尚、本実施の形態における光学センサは、底面側に開口部161を有する筐体160を有しており、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等は、筐体160内に設置されている。
(光源110)
本実施の形態における光学センサにおいては、光源110としてLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。LEDはチップタイプのものであって、外形が約3mm角程度のLEDが用いられている。用いられたLEDの発光波長は、850nmの赤外線である。赤外線の方が正反射光検出器130等の光検出器の感度が高いためである。LEDにおける発光光量は注入される電流値で定まり、定格の20mAとして、電流値が常に一定になるように、不図示の電子回路で制御する。この光源110となるLEDは、ABS樹脂等により形成された筐体160に直接固定されている。
本実施の形態における光学センサにおいては、光源110としてLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。LEDはチップタイプのものであって、外形が約3mm角程度のLEDが用いられている。用いられたLEDの発光波長は、850nmの赤外線である。赤外線の方が正反射光検出器130等の光検出器の感度が高いためである。LEDにおける発光光量は注入される電流値で定まり、定格の20mAとして、電流値が常に一定になるように、不図示の電子回路で制御する。この光源110となるLEDは、ABS樹脂等により形成された筐体160に直接固定されている。
本実施の形態においては、記録紙20には、精度のよいコリメート光が照射されることが好ましいことから、コリメートレンズ120が設けられている。コリメートレンズ120は、例えば、焦点距離f=9mm、直径2mmφのものが用いられており、コリメートレンズ120の焦点位置に、光源110となるLEDの発光点が位置するように配置されている。コリメートレンズ120は、0.5mm程度の固定のりしろをとって、筐体160に固定されている。このように、本実施の形態においては、光源110となるLEDの発光点と、コリメートレンズ120の中心とを結ぶ線が光軸となる。光源110となるLED及びコリメートレンズ120は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、約80°になるように設置されている。この際、コリメートレンズ120等が記録紙20にぶつからないように、かつ、筐体160自体があまり大きくならないように、適当な位置にコリメートレンズ120が固定されている。
(正反射光検出器130)
正反射光検出器130についても、光源110の場合と同様に筐体160内に固定されている。本実施の形態においては、正反射光検出器130には、フォトダイオード(PD:photodiode)が用いられている。用いられたPDは、大きさが3mm角程度あり、受光面となる光検出面が1mm角のものである。正反射光検出器130となるPDに光を入射させるためのレンズ121は、例えば、焦点距離f=9mm、直径3mmφのものが用いられており、レンズ121の焦点位置に、正反射光検出器130となるPDの受光面が位置するように配置されている。これによって、正反射光検出器130に入射する光の取り込み角度幅は、約5°となる。本実施の形態においては、レンズ121の中心と正反射光検出器130となるPDの受光面中心とを結ぶ線が光軸となる。正反射光検出器130及びレンズ121は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、80°となるように設置されている。このため、レンズ121及び正反射光検出器130となるPDは、記録紙20に対して傾いて設置されている。
正反射光検出器130についても、光源110の場合と同様に筐体160内に固定されている。本実施の形態においては、正反射光検出器130には、フォトダイオード(PD:photodiode)が用いられている。用いられたPDは、大きさが3mm角程度あり、受光面となる光検出面が1mm角のものである。正反射光検出器130となるPDに光を入射させるためのレンズ121は、例えば、焦点距離f=9mm、直径3mmφのものが用いられており、レンズ121の焦点位置に、正反射光検出器130となるPDの受光面が位置するように配置されている。これによって、正反射光検出器130に入射する光の取り込み角度幅は、約5°となる。本実施の形態においては、レンズ121の中心と正反射光検出器130となるPDの受光面中心とを結ぶ線が光軸となる。正反射光検出器130及びレンズ121は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、80°となるように設置されている。このため、レンズ121及び正反射光検出器130となるPDは、記録紙20に対して傾いて設置されている。
(記録紙20の位置)
本実施の形態における光学センサにおいて検出される対象物は記録紙20である。尚、本実施の形態における光学センサは、記録紙20であるが、他の記録媒体等も検出可能であり、記録紙20は、光学センサにおける検出対象物の一例として説明する。記録紙20は、例えば、不図示の搬送ローラによって搬送され、ガイドにそって移動する。このため、本実施の形態における光学センサと記録紙20との距離は、常に一定になるように制御されている。ここで、正反射光検出器130の光軸と光源110の光軸とが交差する位置を焦点位置と呼ぶ。焦点位置は、筐体160の底面により形成される面より、筐体160の内側に約500μm程度入った位置となるように形成されている、従って、筐体160の底面に沿って搬送される記録紙20の位置は、この焦点位置から500μm離れた位置となる。
本実施の形態における光学センサにおいて検出される対象物は記録紙20である。尚、本実施の形態における光学センサは、記録紙20であるが、他の記録媒体等も検出可能であり、記録紙20は、光学センサにおける検出対象物の一例として説明する。記録紙20は、例えば、不図示の搬送ローラによって搬送され、ガイドにそって移動する。このため、本実施の形態における光学センサと記録紙20との距離は、常に一定になるように制御されている。ここで、正反射光検出器130の光軸と光源110の光軸とが交差する位置を焦点位置と呼ぶ。焦点位置は、筐体160の底面により形成される面より、筐体160の内側に約500μm程度入った位置となるように形成されている、従って、筐体160の底面に沿って搬送される記録紙20の位置は、この焦点位置から500μm離れた位置となる。
(筐体160)
本実施の形態における光学センサは、前述したように、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等が、筐体160内に納められており、筐体160の開口部161より記録紙20に光を照射し、照射された光の記録紙20からの正反射光を正反射光検出器130において受光する構造となっている。筐体160は、光を吸収する黒色のABS樹脂等により形成されており、筐体160によって、外乱光は除去される。筐体160の内部には、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等を固定して設置することができるように形成されている。筐体160の大きさは、コリメートレンズ120やレンズ121の大きさ等に依存するが、例えば、X方向、Y方向、Z方向における長さが、50mm、10mm、6mm程度となるように形成されている。
本実施の形態における光学センサは、前述したように、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等が、筐体160内に納められており、筐体160の開口部161より記録紙20に光を照射し、照射された光の記録紙20からの正反射光を正反射光検出器130において受光する構造となっている。筐体160は、光を吸収する黒色のABS樹脂等により形成されており、筐体160によって、外乱光は除去される。筐体160の内部には、光源110、コリメートレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121等を固定して設置することができるように形成されている。筐体160の大きさは、コリメートレンズ120やレンズ121の大きさ等に依存するが、例えば、X方向、Y方向、Z方向における長さが、50mm、10mm、6mm程度となるように形成されている。
(制御部)
次に、本実施の形態における光学センサの制御部150について説明する。図3に示されるように、制御部150は光学センサの正反射光検出器130等と接続されており、正反射光検出器130等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154を有している。また、本実施の形態における光学センサは、制御部150を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部150は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態における光学センサが画像形成装置内に含まれている場合には、画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態における光学センサの制御等を行なうものであってもよい。
次に、本実施の形態における光学センサの制御部150について説明する。図3に示されるように、制御部150は光学センサの正反射光検出器130等と接続されており、正反射光検出器130等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154を有している。また、本実施の形態における光学センサは、制御部150を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部150は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態における光学センサが画像形成装置内に含まれている場合には、画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態における光学センサの制御等を行なうものであってもよい。
(光学センサによる検出方法等)
次に、本実施の形態における光学センサによる検出方法等を図4に基づき説明する。
次に、本実施の形態における光学センサによる検出方法等を図4に基づき説明する。
最初に、ステップ102(S102)に示すように、本実施の形態における光学センサを用いた反射光強度検出操作を開始する。具体的には、電源をオンにする操作、または、本実施の形態における光学センサに接続されている画像形成装置に印刷の開始を知らせる信号が送られることにより、本実施の形態における光学センサを用いた反射光強度検出操作を開始する。
次に、ステップ104(S104)に示すように、記録紙20が搬送される。このように記録紙20が搬送させることにより、光源110から出射された光はコリメートレンズ20を介し、搬送された記録紙20に照射され、記録紙20における正反射光が、正反射光検出器130に入射する。尚、記録紙20が搬送されている状態において、記録紙20に光を照射し、記録紙20において正反射光を検出することにより、記録紙20の一方の端から他方の端までの正反射光を検出することができる。具体的には、図5に示すような記録紙20に光の照射された位置に対応する正反射光量を測定することができる。このような正反射光量は。記録紙の種類等により特定のパターン等を有する場合には、記録紙の種類を特定する際、非常に有利となる。
次に、ステップ106(S106)に示すように、記録紙20における反射光強度検出が終了し、測定結果が処理部150に伝達される。
次に、ステップ108(S108)に示すように、処理部150において、正反射光検出器130において検出された光強度を平均化する処理を行なう。この平均化する処理は、処理部150における平均化処理部153において行なわれる。
次に、ステップ110(S110)に示すように、処理部150において、平均化処理された光強度に基づき平滑度を算出する。具体的には、処理部150における演算処理部152において、処理部150における記憶部154に記憶されている所定の変換式に基づき、光強度から平滑度を算出する。例えば、正反射光検出器130により検出された正反射光の強度をX(mV)とした場合に、平滑度Y(sec)は、Y=0.46×X+19.8となる変換式に基づき平滑度を算出することができる。
次に、ステップ112(S112)に示すように、処理部150において、算出された平滑度に基づき、画像形成装置において記録紙20に印刷を行う際の定着時の作像プロセス条件を決定する。具体的には、処理部150における記憶部154に記憶されている図6に示す平滑度とプロセス条件との関係に基づき、算出された平滑度に最も近い条件を定着時の作像プロセス条件として決定する。
次に、ステップ114(S114)に示すように、画像形成装置において記録紙20に印刷が行なわれ、記録紙20に画像が形成される。
以上により、本実施の形態における光学センサを用いて平滑度を検出することができ、検出された平滑度に基づき画像形成装置の印刷条件を設定することができる。
次に、本実施の形態における光学センサについて、より詳細に具体的に説明する。
(光学センサ1)
記録紙20の平滑度を検出するために、最適な入射角を調べる実験を行った。図7に示されるように、光源110から出射された光が、記録紙20において反射され、正反射光検出器130に入射するように、光源110、正反射光検出器130、記録紙20を配置した。記録紙20の紙面における法線に対し、光源110より記録紙20に入射する光の光軸の角度をθ1とし、記録紙20において反射され正反射光検出器130に入射する光の光軸の角度をθ2とした場合、角度(入射角)θ1と角度(検出角)θ2とが等しくなるように配置する。
記録紙20の平滑度を検出するために、最適な入射角を調べる実験を行った。図7に示されるように、光源110から出射された光が、記録紙20において反射され、正反射光検出器130に入射するように、光源110、正反射光検出器130、記録紙20を配置した。記録紙20の紙面における法線に対し、光源110より記録紙20に入射する光の光軸の角度をθ1とし、記録紙20において反射され正反射光検出器130に入射する光の光軸の角度をθ2とした場合、角度(入射角)θ1と角度(検出角)θ2とが等しくなるように配置する。
次に、入射角θ1及び検出角θ2を60°から90°まで変化させる。この際に、入射角θ1と検出角θ2とが同一となるように、光源110及び正反射光検出器130を同時に移動させる。測定には高精度のフォトゴニオメーターを利用した。光源110にはレーザーダイオード(LD)を用い、図7には不図示のコリメータレンズにより、ビーム径が約1mm程度の平行光とした。正反射光検出器130には、検出領域が約2mm角のフォトダイオード(PD)を用いた。正反射光検出器130であるPDに入射する光は、図7には不図示のレンズを介して入射する。正反射光検出器130における光の取り込み角度幅を0.5°程度とし、入射角θ1及び検出角θ2を0.1°刻みに変化させて実験を行った。LDは電流値を一定しにすることにより、発光強度を一定にした。PDにおいては、入射した光が光量に応じた電流へ変換され、更に、オペアンプによって電圧に変換される。この電圧値を読み取ることにより、正反射光検出器130であるPDに入射した光の光量の検出を行った。
実験においては、記録紙20となる普通紙を30種選定した。選定した30種の普通紙は市場で流通している紙種とほぼ同じである。この普通紙の平滑度を予め平滑度測定装置で測定する。普通紙において平滑度測定を行った領域とフォトゴニオメーターでの測定する領域とをほぼ同じ領域とする。入射角θ1及び検出角θ2の角度と相関係数との関係を図8に示す。尚、図8では、横軸については、入射角θ1及び検出角θ2を代表して検出角と記載している。
図8に示されるように、入射角θ1及び検出角θ2は約80°において、相関係数がピークとなっており、ピークとなる相関関数の値は0.8に近い。これに対し、入射角θ1及び検出角θ2が5°ずれている85°や75°においては、相関係数の値は、約0.7となる。相関係数の値が0.7を下回ってしまうと、記録紙の平滑度計測としては不十分であり、記録紙の平滑度で複写機の制御を行うには、相関係数が0.7以上であることが求められる。従って、本実施の形態における光学センサを記録紙の平滑度センサとして用いる場合には、記録紙への光の入射角θ1及び検出角θ2は、80±5°の範囲、即ち、75°≦θ1≦85°であることが好ましい。尚、上記における相関係数の値は、下記の数1に示される式に基づき算出した。また、入射角θ1及び検出角θ2は、記録紙の紙面における法線に対する角度を意味するものとする。
(光学センサ2)
ところで、図9に示されるように、入射角θ1及び検出角θ2が、80°等の浅い角度となるように、光学センサが形成されている場合、記録紙20と光学センサのとの距離が所定の位置よりずれると、検出精度が低下してしまう。記録紙20と光学センサにおける焦点位置との距離(ギャップ)は、記録紙20を搬送する際に、記録紙20がばたつくことによって、数mmのオーダーで変化してしまう。光学センサは、この記録紙20の搬送による記録紙20のばたつき等によるギャップの変動に強いものであることが好ましい。
ところで、図9に示されるように、入射角θ1及び検出角θ2が、80°等の浅い角度となるように、光学センサが形成されている場合、記録紙20と光学センサのとの距離が所定の位置よりずれると、検出精度が低下してしまう。記録紙20と光学センサにおける焦点位置との距離(ギャップ)は、記録紙20を搬送する際に、記録紙20がばたつくことによって、数mmのオーダーで変化してしまう。光学センサは、この記録紙20の搬送による記録紙20のばたつき等によるギャップの変動に強いものであることが好ましい。
このような光学センサは、図10に示されるように、記録紙20と正反射光検出器130との間に、レンズ121を設けることにより得ることができる。
記録紙20と正反射光検出器130との間に、レンズ121を設けることにより、レンズ121の口径内に入射してくる光を正反射光検出器130であるPDに集光させることができる。即ち、レンズ121の中心部のみならず、レンズ121の有効径内部に平行に入ってくる光であれば集光される。つまりは、レンズ121を設けることにより、レンズ有効径と同じ大きさの入射光の入射位置ばらつきを許容することができる。
このような効果について、実験に基づき説明する。光源110にはLEDを用いており、図10には不図示のコリメータレンズにより平行光とした光を記録紙20に照射する。照射された光のうち、記録紙20において反射された光は、正反射光検出器130に入射するが、記録紙20と正反射光検出器130との間には、直径3mm、焦点距離f=9mmのレンズ121が設置されている。この際、正反射光検出器130の受光面が、レンズ121の焦点位置となるように設置する。
この実験においては、NAを一致させ、レンズ径を変えたレンズ121を4つ作製し、各々のレンズを搭載した光学センサにおいて、ギャップを変化させた際の光の検出強度を測定した。ギャップを広げていくと、光量がだんだんと下がっていく。これは、反射面となる記録紙20が離れるため、記録紙20からの反射光がレンズ121に入らなくなるからである。
ここで、焦点位置における光量に対して、その光量が90%になってしまうギャップ位置をギャップR1とする。このギャップR1はレンズの大きさに依存する。具体的には、図11に示されるように、レンズ径とギャップR1との間には相関関係があり、レンズ径が大きいほどギャップR1が大きくなる。尚、比較のために、レンズ121を入れていない光学センサについては、レンズ径0mmとして示している。レンズ121を入れていない場合には、ギャップR1は1mmに満たないのに対し、レンズ径が5mmのレンズ121を設置することにより、ギャップR1は1mmを超える。従って、記録紙20と正反射光検出器130との間にレンズ121を設けることにより、ギャップ変動に強い光学センサを得ることができる。
(光学センサ3)
また、入射角θ1と検出角θ2との関係において、θ1<θ2とすることにより記録紙の平滑度の検出精度を向上させることができる。以下、このことを示す実験の内容について説明する。
また、入射角θ1と検出角θ2との関係において、θ1<θ2とすることにより記録紙の平滑度の検出精度を向上させることができる。以下、このことを示す実験の内容について説明する。
図7に示される光学センサを用いて、入射角θ1を80°に固定して、検出角θ2を変化させた場合において、正反射光検出器130により検出される光量を図12に示す。今回、測定に用いた紙は、12Aに示されるコート紙、12B及び12Cに示される普通紙である。平滑度は、12Aに示されるコート紙が5200sec、12B及び12Cに示される普通紙が、それぞれ40sec、120secであった。図12に示される角度依存性から明らかなように、12Aに示されるコート紙は、略正反射角度となる約80°において光の強度のピークがあるのに対し、12B及び12Cに示される普通紙は、光の強度のピークが5°程度高角度にずれている。
一般的に反射光量の強度は、記録紙の平滑度と相関があるといわれている。確かに、図12に示されるように、正反射となる角度である検出角θ2が80°の場合では、相関がある。しかし、検出角θ2が85°になると、その相関は無くなる。即ち、検出角θ2が85°の場合では、12Aに示されるコート紙における反射光量が激減しているが、これに対し、12B及び12Cに示される普通紙の光量が増加しており、検出される反射光量の関係は逆転している。これでは紙平滑度との相関関係は悪くなってしまう。このことは、普通紙の強度ピーク位置が、正反射となる角度から5°程度高角度にずれていることに起因している。
図13は、紙種17種の平滑度を測定し、図7に示される光学センサにより入射角80°における反射強度角度依存性を測定することにより得られた、平滑度との相関係数(R2)と検出角θ2との関係を示すものである。正反射光検出器130における光の取り込み角度幅によっても変化するが、光の取り込み角度幅が比較的小さい全角で5°においては、相関係数が最も大きい検出角θ2は、76°であった。また、検出角θ2が71°の場合では、検出角θ2が83°の場合と、ほぼ同等の相関係数になってしまうことから、正反射となる角度からのずれ量は、約10°以内であることが好ましい。
(光学センサ4)
次に、図14に示されるように、記録紙20の表面が、焦点位置よりも光学センサ側から離れた位置となるように設置した。これによって、記録紙20と正反射光検出器130とのなす角θ3は、焦点位置における正反射光検出器130との検出角θ2に比べ狭くなり、θ3<θ2となる。これにより、光学センサ3と同様の効果を得ることができる。具体的には、光源110及びコリメータレンズ120やアパーチャによる出射光の光軸と、正反射光検出器130及びレンズ121や受光側アパーチャによる受光側の光軸とが、交差する焦点位置よりも、光源110からの光が記録紙20において反射される位置が、正反射光検出器130側となるように設置すればよい。
次に、図14に示されるように、記録紙20の表面が、焦点位置よりも光学センサ側から離れた位置となるように設置した。これによって、記録紙20と正反射光検出器130とのなす角θ3は、焦点位置における正反射光検出器130との検出角θ2に比べ狭くなり、θ3<θ2となる。これにより、光学センサ3と同様の効果を得ることができる。具体的には、光源110及びコリメータレンズ120やアパーチャによる出射光の光軸と、正反射光検出器130及びレンズ121や受光側アパーチャによる受光側の光軸とが、交差する焦点位置よりも、光源110からの光が記録紙20において反射される位置が、正反射光検出器130側となるように設置すればよい。
(光学センサ5)
また、レンズ121は平行光を正反射光検出器130に集光する機能を有している。これは理想的に正反射光検出器130の面積が小さい場合には、ほぼ平行光のみしか集光できない。これに対し、正反射光検出器130が有限の有効径である場合には、平行光から若干ずれた光も集光することができるようになる。本願においては、この平行光からずれた角度を光の取り込み角度と記載する。図15に模式的に記載されるように、ここでの光の取り込み角度幅φは上下で2倍になるため、図15に示される角度φ/2は、光の取り込み角度幅φの半分の値となる。この光の取り込み角度幅φは、正反射光検出器130における受光面の面積と、レンズ121のf値に依存する。光の取り込み角度幅φが大きいと、検出角θ2の幅が広がり、誤差が生じてしまう。例えば、図12に示されるように、検出角θ2を80°としても、光の取り込み角度幅φが10°超えると、検出角θ2は75°〜85°の範囲を超えて測定値が検出されるため、平滑度との相関が悪くなる。即ち、光の取り込み角度幅φが大きくなると、図16に示すように相関係数が低下する。具体的には、光の取り込み角度幅φが5°の場合では、相関係数のピークは約0.79であり、光の取り込み角度幅φが10°の場合では、相関係数のピークは0.77以上である。これに対し、光の取り込み角度幅φが15°の場合では、相関係数は、0.77を下回る。よって、光の取り込み角度幅φは10°以下であることが好ましい。
また、レンズ121は平行光を正反射光検出器130に集光する機能を有している。これは理想的に正反射光検出器130の面積が小さい場合には、ほぼ平行光のみしか集光できない。これに対し、正反射光検出器130が有限の有効径である場合には、平行光から若干ずれた光も集光することができるようになる。本願においては、この平行光からずれた角度を光の取り込み角度と記載する。図15に模式的に記載されるように、ここでの光の取り込み角度幅φは上下で2倍になるため、図15に示される角度φ/2は、光の取り込み角度幅φの半分の値となる。この光の取り込み角度幅φは、正反射光検出器130における受光面の面積と、レンズ121のf値に依存する。光の取り込み角度幅φが大きいと、検出角θ2の幅が広がり、誤差が生じてしまう。例えば、図12に示されるように、検出角θ2を80°としても、光の取り込み角度幅φが10°超えると、検出角θ2は75°〜85°の範囲を超えて測定値が検出されるため、平滑度との相関が悪くなる。即ち、光の取り込み角度幅φが大きくなると、図16に示すように相関係数が低下する。具体的には、光の取り込み角度幅φが5°の場合では、相関係数のピークは約0.79であり、光の取り込み角度幅φが10°の場合では、相関係数のピークは0.77以上である。これに対し、光の取り込み角度幅φが15°の場合では、相関係数は、0.77を下回る。よって、光の取り込み角度幅φは10°以下であることが好ましい。
(光学センサ6)
また、光学センサにおいて高精度の検出を行うために、キャリブレーションを行うことが必要となる場合がある。図17に示される光学センサでは、入射角θ1が浅くなるように形成し、直接、コリメータレンズ120またはアパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。具体的には、図17(a)では、アパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっており、図17(b)では、コリメータレンズ120において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。
また、光学センサにおいて高精度の検出を行うために、キャリブレーションを行うことが必要となる場合がある。図17に示される光学センサでは、入射角θ1が浅くなるように形成し、直接、コリメータレンズ120またはアパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。具体的には、図17(a)では、アパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっており、図17(b)では、コリメータレンズ120において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。
このような構造とすることにより、光源110から出射した光を、記録紙20を介することなく、直接、正反射光検出器130に入射させることができる。即ち、記録紙20が存在していない状態であっても、正反射光検出器130には光源110からの光が入射するため、所定の光量の光が検出される。この光量をモニタすることにより、例えば、コリメータレンズ120等に紙紛などが付着することによって、光量が低下した場合において、その状況に合わせた光量変動を検出することができる。具体的には、記録紙のない状態において、正反射光検出器130により光量S0を検出し、この光量S0を基準として、実際に記録紙が搬送され測定位置に記録紙が存在している状態において得られた光量S1との差(S1−S0)または比(S1/S0)を算出し、これに基づきキャリブレーションを行うことができる。このような、キャリブレーションを光学センサによる紙平滑度検出前に行うことにより、精度のよい検出を行うことが可能となる。
このような光センサは、図17(a)に示されるように、光源110と、光源110から出射される光が通過する第1のアパーチャ125と、第1のアパーチャ125を通過した光が記録紙20において反射され、この反射した光が通過する第2のアパーチャ126と、第2のアパーチャ126からの光が入射し、入射光を電気信号へ変換する検出面を有する正反射光検出器130とを有するものであってもよい。また、図17(b)に示されるように、光源110と、光源110から出射される光を透過するコリメータレンズ120と、コリメータレンズ120を透過した光が記録紙20において反射され、この反射した光が透過するコリメータレンズ121と、コリメータレンズ121からの光が入射し、入射光を電気信号へ変換する検出面を有する正反射光検出器130とを有するものであってもよい。
(光学センサ7)
また、記録紙20の表面における正反射光を検出するため、記録紙20の内部において生じる光吸収などには影響を受けないことが考えられる。しかし、実際の記録紙20として普通紙を用いた場合、散乱が非常に大きい。この場合、検出角θ2を80°とした場合でも、記録紙20の繊維が光吸収する影響を受けてしまい高い精度の紙平滑度検出が難しい。図18は、入射角θ1を45°とし、検出角θ2を0°とし、光源110にランプ光源を用いた場合における記録紙のスペクトルを測定したものである。図18では、17種の紙種(Sa1〜Sa17)について、最も光量の低いものを基準として規格化した結果を示す。図18に示されるように、紙種類によって、蛍光体物質量や種類が異なり、波長によって検出される光量が変動している。特に、500〜750nmにおいては波長によって、検出される光量が変動して、光量強度の順位が入れ替わっている。これに対し、750nm以上では波長変動が少なく安定している。この波長域における光量強度順位が、記録紙20の平滑度に高い相関を示していることが知見として得られている。即ち、光源110から出射される光の波長が750nm以上であれば、記録紙20における平滑度との相関関係を高めることができる。
また、記録紙20の表面における正反射光を検出するため、記録紙20の内部において生じる光吸収などには影響を受けないことが考えられる。しかし、実際の記録紙20として普通紙を用いた場合、散乱が非常に大きい。この場合、検出角θ2を80°とした場合でも、記録紙20の繊維が光吸収する影響を受けてしまい高い精度の紙平滑度検出が難しい。図18は、入射角θ1を45°とし、検出角θ2を0°とし、光源110にランプ光源を用いた場合における記録紙のスペクトルを測定したものである。図18では、17種の紙種(Sa1〜Sa17)について、最も光量の低いものを基準として規格化した結果を示す。図18に示されるように、紙種類によって、蛍光体物質量や種類が異なり、波長によって検出される光量が変動している。特に、500〜750nmにおいては波長によって、検出される光量が変動して、光量強度の順位が入れ替わっている。これに対し、750nm以上では波長変動が少なく安定している。この波長域における光量強度順位が、記録紙20の平滑度に高い相関を示していることが知見として得られている。即ち、光源110から出射される光の波長が750nm以上であれば、記録紙20における平滑度との相関関係を高めることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における光学センサは、図19に示されるように、光源110と、光源110からの光をコリメートするコリメートレンズ120、記録紙20からの正反射光を検出する正反射光検出器(第1の光検出器)130、記録紙20からの拡散反射光を検出する拡散反射光検出器(第2の光検出器)230を有している。
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における光学センサは、図19に示されるように、光源110と、光源110からの光をコリメートするコリメートレンズ120、記録紙20からの正反射光を検出する正反射光検出器(第1の光検出器)130、記録紙20からの拡散反射光を検出する拡散反射光検出器(第2の光検出器)230を有している。
本実施の形態における光学センサにおいては、光源110から記録紙20に照射された光の正反射光を受光する正反射光検出器130は、記録紙20の表面において正反射した光のみを受光する。また、拡散反射光検出器230は、記録紙20の内部に入射した光が、記録紙20の内部において散乱し、記録紙20の内部で偏光方向が回転した光、即ち、内部散乱光を受光する。本実施の形態における光学センサでは、正反射光検出器130により得られる情報と、拡散反射光検出器230により得られる情報との2つの情報に基づき、記録紙20の種類等を判断するため、より正確に記録紙20の種類等を判断することができる。
尚、正反射光検出器130では表面の状態を評価することはできるが、これだけでは、エアリーク試験の平滑度との整合性は十分ではない場合がある。これは記録紙20の平滑度は記録紙20の表面近傍の内部エアリークの状況によっても変化するからであるものと考えられる。
次に、図20には実際に測定した正反射光検出器130と拡散反射光検出器230の検出結果を示す。これは11種類の記録紙20について、各々3箇所ずつ測定した結果である。この数値に基づき、以下の(1)に示す式に合わせた多変量解析を行った。尚、X1は第1の受光部の信号強度、X2は第2の受光部の信号強度、aは第1の定数、bは第2の定数、cは第3の定数である。
Y=aX1+bX2+c・・・・・(1)
本実施の形態では、第1の定数、第2の定数、第3の定数の最適化を行ない、aを1.62、bを−2.85、cを81.17と定めた。図21(a)には、拡散反射光検出器230により検出された信号強度と、正反射光検出器130により検出された信号強度の値とを用いて、上記の(1)に示す式により求めた計算値Yを21Aとして示す。このときの相関関係の値を算出したところR2=0.866であった。
Y=aX1+bX2+c・・・・・(1)
本実施の形態では、第1の定数、第2の定数、第3の定数の最適化を行ない、aを1.62、bを−2.85、cを81.17と定めた。図21(a)には、拡散反射光検出器230により検出された信号強度と、正反射光検出器130により検出された信号強度の値とを用いて、上記の(1)に示す式により求めた計算値Yを21Aとして示す。このときの相関関係の値を算出したところR2=0.866であった。
これに対し、図21(b)には、正反射光検出器130により検出された信号強度を用いて、下記の(2)に示す式より求めた計算値Yを21Bとして示す。尚、X1は第1の受光部の信号強度、dは第1の定数、eは第2の定数である。このときの相関関係の値を算出したところR2=0.845であった。
Y=dX1+e・・・・・・・・・(2)
以上より、拡散反射光検出器230により検出された信号強度を用い、上記(1)に示す式により算出した値は、記録紙の平滑度との相関関係の値を0.02高めることができる。このように、正反射光検出器130により検出された値と拡散反射光検出器230により検出された信号強度とを用いることにより、平滑度の検出精度を上げることができる。これは、エアリーク試験においても、図1に示すように、記録紙20の表面の状態のみならず、記録紙20の内部の状態にも依存するものと考えると、本実施の形態のように、記録紙20における内部の情報を加えることにより、整合性が高まり、記録紙20の平滑度をより高い精度で検出することができると考えられる。
Y=dX1+e・・・・・・・・・(2)
以上より、拡散反射光検出器230により検出された信号強度を用い、上記(1)に示す式により算出した値は、記録紙の平滑度との相関関係の値を0.02高めることができる。このように、正反射光検出器130により検出された値と拡散反射光検出器230により検出された信号強度とを用いることにより、平滑度の検出精度を上げることができる。これは、エアリーク試験においても、図1に示すように、記録紙20の表面の状態のみならず、記録紙20の内部の状態にも依存するものと考えると、本実施の形態のように、記録紙20における内部の情報を加えることにより、整合性が高まり、記録紙20の平滑度をより高い精度で検出することができると考えられる。
(制御部)
次に、本実施の形態における光学センサの制御部150について説明する。図22に示されるように、制御部150には、正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154を有している。また、本実施の形態における光学センサは、制御部150を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部150は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態における光学センサが含まれる画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態における光学センサの制御等を行なうものであってもよい。
次に、本実施の形態における光学センサの制御部150について説明する。図22に示されるように、制御部150には、正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154を有している。また、本実施の形態における光学センサは、制御部150を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部150は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態における光学センサが含まれる画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態における光学センサの制御等を行なうものであってもよい。
(光学センサによる検出方法等)
次に、本実施の形態における光学センサによる検出方法等を図23に基づき説明する。
次に、本実施の形態における光学センサによる検出方法等を図23に基づき説明する。
最初に、ステップ202(S202)に示すように、本実施の形態における光学センサを用いた正反射光の強度検出操作を開始する。具体的には、電源をオンにする操作、または、本実施の形態における光学センサに接続されている画像形成装置に印刷の開始を知らせる信号が送られることにより、正反射光強度検出操作を開始する。
同様に、ステップ204(S204)に示すように、本実施の形態における光学センサを用いた拡散反射光強度検出操作を開始する。具体的には、ステップ202と同様である。
次に、ステップ206(S206)に示すように、記録紙20が搬送される。このように記録紙20が搬送させることにより、光源110から出射された光はコリメートレンズ20を介し、搬送された記録紙20に照射され、記録紙20における正反射光が正反射光検出器130に入射し、内部拡散反射光が拡散反射光検出器230に入射する。
次に、ステップ208(S208)に示すように、記録紙20における正反射光強度の測定が終了し、測定結果が処理部150に伝達される。
同様に、ステップ210(S210)に示すように、記録紙20における拡散反射光強度の測定が終了し、測定結果が処理部150に伝達される。
次に、ステップ212(S212)に示すように、処理部150において、正反射光検出器130において検出された正反射光強度を平均化する処理を行なう。この平均化する処理は、処理部150における平均化処理部153において行なわれる。
同様に、ステップ214(S214)に示すように、処理部150において、拡散反射光検出器230において検出された拡散反射光強度を平均化する処理を行なう。この平均化する処理は、処理部150における平均化処理部153において行なわれる。
次に、ステップ216(S216)に示すように、処理部150において、平均化処理された正反射光強度及び拡散反射光強度に基づき平滑度を算出する。具体的には、処理部150における演算処理部152において、処理部150における記憶部154に記憶されている所定の変換式に基づき、光強度から平滑度を算出する。この変換式は、上述した(1)に示す式であり、正反射光検出器130により検出された正反射光の強度をX(mV)とし、拡散反射光検出器230により検出された拡散反射光の強度をX(mV)とした場合に、Y=1.62×X1−2.85×X2+81.17となる変換式であり、この変換式に基づき平滑度Y(sec)を算出することができる。
次に、ステップ218(S218)に示すように、処理部150において、算出された平滑度に基づき、画像形成装置において記録紙20に印刷を行う際の定着時の作像プロセス条件を決定する。具体的には、処理部150における記憶部154に記憶されている図15に示す平滑度とプロセス条件との関係に基づき、算出された平滑度に最も近い条件を定着時の作像プロセス条件として決定する。
次に、ステップ220(S220)に示すように、画像形成装置において記録紙20に印刷が行なわれ、記録紙20に画像が形成される。
以上により、本実施の形態における光学センサを用いて平滑度を検出することができ、検出された平滑度に基づき画像形成装置の印刷条件を設定することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第2の実施の形態における光学センサに記録紙20の厚さを測定する紙厚測定センサを有するものである。本実施の形態は、図24に示されるように、光源110、記録紙20からの正反射光をコリメートするコリメートレンズ121、コリメートレンズ121を介して記録紙20からの正反射光を検出する正反射光検出器130、記録紙20からの拡散反射光を検出する拡散反射光検出器230、記録紙20の厚さを測定する紙厚測定センサ310を有するものである。このような紙厚測定センサ310を設けることにより、記録紙20の紙厚に依存して光学センサの測定値が変動する変動分を調節することができ、より正確な記録紙20の判別を行なうことができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第2の実施の形態における光学センサに記録紙20の厚さを測定する紙厚測定センサを有するものである。本実施の形態は、図24に示されるように、光源110、記録紙20からの正反射光をコリメートするコリメートレンズ121、コリメートレンズ121を介して記録紙20からの正反射光を検出する正反射光検出器130、記録紙20からの拡散反射光を検出する拡散反射光検出器230、記録紙20の厚さを測定する紙厚測定センサ310を有するものである。このような紙厚測定センサ310を設けることにより、記録紙20の紙厚に依存して光学センサの測定値が変動する変動分を調節することができ、より正確な記録紙20の判別を行なうことができる。
尚、本実施の形態では、紙厚測定センサ310を用いた場合について説明するが、記録紙20の物理量を測定することのできるセンサであればよく、例えば、この紙厚測定センサ310に代えて、紙密度、紙の電気抵抗等を測定する各種センサを用いることが可能である。また、本実施の形態におけるセンサと接続される画像形成装置等において、紙種の銘柄のデータベースを有しており、そのデータベースから各種測定結果から紙種と特定する。紙のデータベースは、通信機能によって、常に新しい情報を入手できることができる。紙種を特定した後に、その紙種の色見などの補正を行うことで、高精度な平滑度検出が可能になる。
記録紙20では、紙繊維の色見や蛍光材料などが誤差となる。紙種には全世界で数100を超える銘柄があり、その銘柄ごとに生産手法が異なる。しかしながら、銘柄ごとに、紙の色見や蛍光材の量はほぼ安定しており、銘柄が判れば、補正することが可能である。よって、本実施の形態におけるセンサにより、記録紙20の平滑度の測定をより正確に行なうことができ、これにより、より精度の高い記録紙20の判別を行なうことができる。
(制御部)
次に、本実施の形態におけるセンサの制御部350について説明する。図25に示されるように、制御部350には、正反射光検出器130、拡散反射光検出器230、紙厚測定センサ310等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154、紙種データベース351、フーリエ変換部352、紙種ランキング作成部353、平滑度補正部354を有している。フーリエ変換部352では図8に示すように記録紙20の面内分布を示すグラフから、フーリエ変換することで、横軸を周期性とするパワースペクトルを算出する。この周期性は平滑度の分布など、一般的に"地合い"と呼ばれる紙がもつ独特の面内分布であり、作成条件が同じであれば、ほぼ同様な周期性を持ったパワースペクトルを示すことが判った。このパワースペクトルを全ての紙種について測定し、紙種データベースとしてコンピューター内に保管しておく。具体的には、紙種と正反射光検出器130、拡散反射光検出器230、紙厚、平滑度等の関係を記録して保管する。この紙種データベースと測定された数値との誤差を算出し、図26に示す紙種ランキング表を作成し、誤差の最も少ない紙種を測定された記録紙20の紙種と判断するものである。また、本実施の形態におけるセンサは、制御部350を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部350は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態におけるセンサが含まれる画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態におけるセンサの制御等を行なうものであってもよい。
次に、本実施の形態におけるセンサの制御部350について説明する。図25に示されるように、制御部350には、正反射光検出器130、拡散反射光検出器230、紙厚測定センサ310等からの信号の入出力制御を行なうI/O部151、信号処理等の各種演算を行なう演算処理部152、平均化処理等を行なう平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154、紙種データベース351、フーリエ変換部352、紙種ランキング作成部353、平滑度補正部354を有している。フーリエ変換部352では図8に示すように記録紙20の面内分布を示すグラフから、フーリエ変換することで、横軸を周期性とするパワースペクトルを算出する。この周期性は平滑度の分布など、一般的に"地合い"と呼ばれる紙がもつ独特の面内分布であり、作成条件が同じであれば、ほぼ同様な周期性を持ったパワースペクトルを示すことが判った。このパワースペクトルを全ての紙種について測定し、紙種データベースとしてコンピューター内に保管しておく。具体的には、紙種と正反射光検出器130、拡散反射光検出器230、紙厚、平滑度等の関係を記録して保管する。この紙種データベースと測定された数値との誤差を算出し、図26に示す紙種ランキング表を作成し、誤差の最も少ない紙種を測定された記録紙20の紙種と判断するものである。また、本実施の形態におけるセンサは、制御部350を介し画像形成装置等に接続されている。尚、本実施の形態における説明では、制御部350は、光学センサに含まれているものであるが、本実施の形態におけるセンサが含まれる画像形成装置内に設置されるものであって、本実施の形態におけるセンサの制御等を行なうものであってもよい。
(センサによる検出方法等)
次に、本実施の形態におけるセンサによる検出方法等を図27に基づき説明する。
次に、本実施の形態におけるセンサによる検出方法等を図27に基づき説明する。
最初に、ステップ302(S302)に示すように、正反射光検出器130を用いた正反射光の強度検出操作を開始する。具体的には、電源をオンにする操作、または、本実施の形態におけるセンサに接続されている画像形成装置に印刷の開始を知らせる信号が送られることにより、正反射光強度検出操作を開始する。
同様に、ステップ304(S304)に示すように、拡散反射光検出器230を用いた拡散反射光強度検出操作を開始する。具体的には、ステップ302と同様である。
同様に、ステップ306(S306)に示すように、紙厚測定センサ310により記録紙20の紙厚の測定が開始する。
次に、ステップ308(S308)に示すように、記録紙20が搬送される。このように記録紙20が搬送させることにより、光源110から出射された光はコリメートレンズ20を介し、搬送された記録紙20に照射され、記録紙20における正反射光が正反射光検出器130に入射し、内部拡散反射光が拡散反射光検出器230に入射する。また、紙厚測定センサ310において記録紙20の厚さが測定される。
次に、ステップ310(S310)に示すように、記録紙20における正反射光強度の測定が終了し、測定結果が処理部350に伝達される。
同様に、ステップ312(S312)に示すように、記録紙20における拡散反射光強度の測定が終了し、測定結果が処理部350に伝達される。
同様に、ステップ314(S314)に示すように、記録紙20における厚さの測定が終了し、測定結果が処理部350に伝達される。
次に、ステップ316(S316)に示すように、処理部350において、記録紙20における正反射光強度の平均化及びフーリエ変換を行なう。具体的には、平均化処理部153及びフーリエ変換部352において行なわれる。
同様に、ステップ318(S318)に示すように、処理部350において、記録紙20における拡散反射光強度の平均化及びフーリエ変換を行なう。具体的には、平均化処理部153及びフーリエ変換部352において行なわれる。
同様に、ステップ320(S320)に示すように、処理部350において、記録紙20における厚さの平均化及びフーリエ変換を行なう。具体的には、平均化処理部153及びフーリエ変換部352において行なわれる。
次に、ステップ322(S322)に示すように、処理部350において、紙種データベース351に記憶されている情報に基づき、記録紙20における正反射光強度の平均化及びフーリエ変換された情報、記録紙20における拡散反射光強度の平均化及びフーリエ変換された情報、記録紙20における厚さの平均化及びフーリエ変換された情報より、図26に示す紙種ランキング表を作成する。具体的には、紙種ランキング作成部353において行なわれる。
次に、ステップ324(S324)に示すように、処理部350において、図26に示す紙種ランキング表に基づき、最も近い値のもの、即ち、誤差の最も小さいものを記録紙20の紙種として決定する。具体的には、演算処理部152等において行なわれる。
一方、ステップ326(S326)に示すように、処理部350において、平均化処理された正反射光強度及び拡散反射光強度等に基づき平滑度を算出する。具体的には、処理部350における演算処理部152において、処理部350における記憶部154に記憶されている所定の変換式に基づき、光強度から平滑度を算出する。
次に、ステップ328(S328)に示すように、処理部350において、決定された紙種と、算出された平滑度に基づき、平滑度を決定する。具体的には、紙種データベース351に記憶されている決定された紙種の平滑度と、算出された平滑度に基づき、平滑度を決定する。
次に、ステップ330(S330)に示すように、処理部350において、決定された平滑度に基づき、画像形成装置において記録紙20に印刷を行う際の定着時の作像プロセス条件を決定する。具体的には、処理部350における記憶部154に記憶されている図6に示す平滑度とプロセス条件との関係に基づき、算出された平滑度に最も近い条件を定着時の作像プロセス条件として決定する。
次に、ステップ332(S332)に示すように、画像形成装置において記録紙20に印刷が行なわれ、記録紙20に画像が形成される。
以上により、本実施の形態におけるセンサを用いて平滑度を検出することができ、検出された平滑度に基づき画像形成装置の印刷条件を設定することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、画像形成装置である。図28に基づき本実施の形態における画像形成装置としてのカラープリンタ2000について説明する。
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、画像形成装置である。図28に基づき本実施の形態における画像形成装置としてのカラープリンタ2000について説明する。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着装置2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、光学センサ2245、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図28における面内で矢印方向に回転するものとする。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされて多色のカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
光学センサ2245は、給紙トレイ2060内に収容されている記録紙の銘柄を特定するのに用いられる。
この光学センサ2245は、光学センサ2245は、第1の実施の形態、第2の実施の形態の光学センサまたは第3の実施の形態のセンサを用いる。
暗箱160は、金属製の箱部材、例えば、アルミニウム製の箱部材であり、外乱光及び迷光の影響を低減するため、表面に黒アルマイト処理が施されている。
尚、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、記録紙の表面に直交する方向をZ軸方向、記録紙の表面に平行な面をXY面として説明する。そして、光学センサ2245は、記録紙の+Z側に配置されているものとする。
従来は、正反射光の光量から記録紙表面の光沢度を検出し、正反射光の光量と拡散反射光の光量の比から記録紙表面の平滑度を検出し、記録紙を識別しようとしていた。これに対し、本実施形態では、記録紙表面の光沢度及び平滑度のみならず、記録紙の他の特性である厚さ及び密度も含んだ情報を反射光から検出し、識別可能な記録紙の種類を従来よりも拡大させている。
また、第3の実施の形態のように、紙の厚さを検出する第3のセンサなどを用いて、さらに、紙種検出精度を上げることも可能である。紙厚センサに関しては、例えば、紙の搬送ローラの移動をホールセンサで検出する方法などがある。
例えば、従来の識別方法で用いられていた記録紙表面の情報のみでは、普通紙とマットコート紙の区別は困難であった。本実施形態では、記録紙表面の情報に、記録紙内部の情報を加えることにより、普通紙とマットコート紙の区別だけでなく、複数銘柄の普通紙、及び複数銘柄のマットコート紙もそれぞれ区別することが可能となった。
また、カラープリンタ2000が対応可能な複数銘柄の記録紙に関して、予め調整工程等の出荷前工程で記録紙の銘柄毎に各ステーションでの最適な現像条件及び転写条件を決定し、該決定結果を「現像・転写テーブル」としてプリンタ制御装置2090のROMに格納している。
プリンタ制御装置2090は、カラープリンタ2000の電源が入れられたとき、及び給紙トレイ2060に記録紙が供給されたときなどに、記録紙の紙種判別処理を行う。このプリンタ制御装置2090によって行われる紙種判別処理について以下に説明する。
(1)光学センサ2245の複数の発光部を同時に点灯させる。
(2)第2の光検出器230及び第1の光検出器130の出力信号からS1及びS2の値を求める。
(3)記録紙判別テーブルを参照し、得られたS1及びS2の値から記録紙の銘柄を特定
する。
(4)特定された記録紙の銘柄をRAMに保存し、紙種判別処理を終了する。
(1)光学センサ2245の複数の発光部を同時に点灯させる。
(2)第2の光検出器230及び第1の光検出器130の出力信号からS1及びS2の値を求める。
(3)記録紙判別テーブルを参照し、得られたS1及びS2の値から記録紙の銘柄を特定
する。
(4)特定された記録紙の銘柄をRAMに保存し、紙種判別処理を終了する。
プリンタ制御装置2090は、ユーザからの印刷ジョブ要求を受け取ると、RAMに保存されている記録紙の銘柄を読み出し、該記録紙の銘柄に最適な現像条件及び転写条件を、現像・転写テーブルから求める。
そして、プリンタ制御装置2090は、最適な現像条件及び転写条件に応じて各ステーションの現像装置及び転写装置を制御する。例えば、転写電圧やトナー量を制御する。これにより、高い品質の画像が記録紙に形成される。
本実施の形態においては、記録紙の平滑度を検出することができるため、記録紙の平滑度に最適な定着条件を設定することができるため、低消費電力の画像形成装置を提供できる。
この場合は、光源及び受光器を傾斜した状態でそれぞれ支持する部材が不要であり、かつ電気回路を簡素化することができる。これにより、低コストで、小型化が可能な光学センサを実現できる。
また、上記実施形態では、給紙トレイが1つの場合について説明したが、これに限定されるものではなく、給紙トレイが複数あってもよい。この場合は、給紙トレイ毎に光学センサ2245を設けても良い。
また、上記実施形態において、搬送中に記録紙の銘柄を特定してもよい。この場合は、光学センサ2245は搬送路近傍に配置される。例えば、光学センサ2245を、前記給紙コロ2504と前記レジストローラ対2056の間の搬送路近傍に配置しても良い。
また、光学センサ2245によって識別される対象物は、記録紙に限定されるものではない。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であってもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置が4つの感光体ドラムを有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、光学センサ2245は、記録紙にインクを吹き付けて画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。
また、上述した実施の形態における光学センサによって識別される対象物は、記録紙に限定されるものではない。
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
20 記録紙
110 光源
120 コリメータレンズ
121 レンズ
130 正反射光検出器(第1の光検出器)
150 制御部
151 I/O部
152 演算処理部
153 平均化処理部
154 記憶部
160 筐体
161 開口部
230 拡散反射光検出器(第2の光検出器)
2000 カラープリンタ(画像形成装置)
110 光源
120 コリメータレンズ
121 レンズ
130 正反射光検出器(第1の光検出器)
150 制御部
151 I/O部
152 演算処理部
153 平均化処理部
154 記憶部
160 筐体
161 開口部
230 拡散反射光検出器(第2の光検出器)
2000 カラープリンタ(画像形成装置)
Claims (10)
- 光源と、
前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、
を有し、
前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とした場合、75°≦θ1≦85°であることを特徴とする光学センサ。 - 光源と、
前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、
を有し、
前記記録媒体の法線に対する前記光源より前記記録媒体に入射する光の入射角をθ1とし、前記記録媒体に入射する光が反射されて、前記記録媒体の法線に対する前記記録媒体より前記光検出器に入射する光の検出角をθ2とした場合、
θ1>θ2となるように前記光源及び前記光検出器が設置されていることを特徴とする光学センサ。 - 前記記録媒体と前記光検出器との間には、レンズが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学センサ。
- 前記レンズによる前記光検出器における光の取り込み角度幅は、10°以下であることを特徴とする請求項3に記載の光学センサ。
- 前記光源と前記記録媒体との間、または、前記記録媒体と前記光検出器との間には、アパーチャが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光学センサ。
- 光源と、
前記光源から出射された光が通過するアパーチャと、
前記光源より出射された光を記録媒体に照射し、前記記録媒体において反射された光の強度を検出する光検出器と、
を有し、
前記光源から出射された光がアパーチャにおいて散乱され、
前記散乱された光が前記光検出器に入射するものであることを特徴とする光学センサ。 - 前記光源より出射される光の波長は、750nm以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光学センサ。
- 前記光検出器は第1の光検出器であり、
前記光源から出射された光が前記記録媒体に照射された位置における前記記録媒体の法線上には、第2の光検出器が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光学センサ。 - 前記記録媒体は紙であって、
前記光検出器において検出された光の強度に基づき、前記記録媒体の平滑度を検出することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の光学センサ。 - 前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
前記1から9のいずれかに記載の光学センサを有することを特徴とする画像形成装置。
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