JP6288549B2 - 光学センサ及びこれを備えた画像形成装置、並びに、紙の種類を判別する装置及び方法 - Google Patents

光学センサ及びこれを備えた画像形成装置、並びに、紙の種類を判別する装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光部から照射されて対象物で反射した正反射光及び拡散反射光を受光する反射型の光学センサ、及び、これを備えたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置、並びに、紙の種類を判別する装置及び方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、記録紙等の記録材にトナー像を転写し、所定の条件で加熱及び加圧することにより、トナー像を記録材に定着させて画像を形成する。このような画像形成装置において、高画質化を図る上で考慮する必要があるのが、トナー像を定着する際の温度や圧力等の定着条件である。記録材に記録される画像品質は、記録材の材質、厚さ、湿度、平滑性、塗工状態等により影響を受けるためである。例えば、平滑性に関しては、定着条件によって、記録材における表面凹部へのトナー定着率が低くなり、画像濃度ムラや色ムラ等が生じて高画質な画像を得ることができない場合がある。
特許文献1には、記録材面に対する光の入射角θ1光源より記録材に入射する光の記録材の法線に対する角度(入射角θ1)を80°≦θ1≦88°とし、その正反射光及び拡散反射光を受光する光学センサが開示されている。この光学センサのような角度で光源から記録材へ光を入射させることで、その記録材からの正反射光量と当該記録材の平滑度との間に高い相関が得られる。したがって、この光学センサの正反射光量から記録材の平滑度を高精度に測定することができる。しかも、この光学センサでは、正反射光量だけでなく拡散反射光の受光量も利用して記録材の平滑度を算出するので、記録材の平滑度は正反射光量と拡散反射光量という2種類の情報から算出される。よって、正反射光量という1種類の情報から記録材の平滑度を算出する場合よりも、更に高精度に記録材の平滑度を測定することができる。その結果、当該光学センサの正反射光量及び拡散反射光量から算出される記録材の平滑度に基づいて当該記録材に適した定着条件を高精度に選択することが可能となり、様々な種類の記録材に対して高画質な画像を得ることが可能である。
また、本出願人は、前記特許文献1に係る特許出願の後に、特願2012−187596号(以下「先願」という。)において、記録材からの正反射光量の違いによって平滑度を簡易に測定可能な光学センサを提案した。これは、記録材面に対する光の入射角θ1を75°≦θ1≦85°とすることにより、その正反射光量と記録材面の平滑度との間に高い相関が得られることを見出し、このような入射角となるように光学センサを構成したものである。この先願に係る光学センサにおいても、正反射光量だけでなく拡散反射光の受光量も利用して記録材の平滑度を算出しており、正反射光量と拡散反射光量という2種類の情報から記録材の平滑度を算出している。よって、正反射光量という1種類の情報から記録材の平滑度を算出する場合よりも、より高精度な記録材の平滑度測定が実現される。
ところが、前記特許文献1や前記先願における光学センサにおいて、記録材の平滑度の算出に用いている拡散反射光は、記録材面で拡散反射した拡散反射光のうち、当該記録材面の法線方向に向かう拡散反射光である。本発明者らは、より高精度な平滑度の測定を実現すべく鋭意研究を行った結果、平滑度の測定に用いる拡散反射光の記録材面の法線に対する反射角度を変化させることで、正反射光量及び拡散反射光量から算出される平滑度と実際の平滑度との相関度合いが変化することを見出した。そして、平滑度の測定に用いる拡散反射光の記録材面の法線に対する反射角度を変化させることにより、前記特許文献1や前記先願の光学センサよりも高精度な平滑度の測定が可能であるという知見を得た。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、記録材等の測定対象物の平滑度をより高精度に測定可能な光学センサ及びこれを備えた画像形成装置、並びに、紙の種類を判別する装置及び方法を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、測定対象物に照射する光を発光する発光部と、前記発光部からの照射光のうち前記測定対象物で正反射した正反射光を受光する正反射光受光部と、前記発光部からの照射光のうち前記測定対象物で拡散反射した拡散反射光を受光する拡散反射光受光部とを有する光学センサであって、前記測定対象物の面に対する前記照射光の入射角が75°以上85°以下の範囲内となるように構成されており、前記拡散反射光受光部は、前記測定対象物の面で拡散反射した反射光のうち、該測定対象物の面の法線に対する反射角度が66°以上70°以下の範囲内である拡散反射光を受光するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、測定対象物の平滑度をより高精度に測定することが可能となるという優れた効果が得られる。
エアリーク試験の説明図である。 実施形態における光学センサの構成を示す模式図である。 実施形態における光学センサの制御部の主要部を示すブロック図である。 実施形態における光学センサを用いた検出方法のフローチャートである。 記録紙における正反射光強度の面内分布の説明図である。 平滑度とプロセス条件との関係を示す表である。 記録紙の平滑度を検出するために最適な入射角を調べる実験に用いた実験装置の模式図である。 入射角θ1及び検出角θ2の角度と相関値との関係を示すグラフである。 記録紙と光学センサとの距離が所定の位置からずれている様子を示す説明図である。 レンズの効果を確認するための実験装置の模式図である。 光学センサにおけるレンズ径とギャップR1との相関を示すグラフである。 光の取り込み角度幅を説明するための説明図である。 正反射光の検出角と相関値との相関を示すグラフである。 (a)は、アパーチャにおいて散乱された光が正反射光検出器に入射する構造を採用した光学センサの模式図である。(b)は、コリメータレンズにおいて散乱された光が正反射光検出器に入射する構造を採用した光学センサの模式図である。 記録紙の反射スペクトルの測定結果を示すグラフである。 実施形態における相関値と比較例における相関値とを比較したグラフである。 実施形態におけるカラープリンタの一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
ところで、記録材としての記録紙の表面の状態は、共焦点顕微鏡等により測定することも可能であるが、記録紙における表面凹凸は傾斜が急であり、測定結果にノイズ成分が多く含まれ、かつ、測定に長時間を要する。このため、製紙業界等においては、記録紙等の紙における表面状態の指標として、測定方法が簡便なエアリーク試験による測定結果に基づき紙の平滑度が評価されている。この平滑度という指標は紙に関する業界で使用されており、例えば、複写機の開発においても、紙の平滑度を基準の一つとして、印刷条件を最適化するべく開発が行われてきた。すなわち、紙の表面状態を示す指標としては、2乗平均高さRa等の一般的な表面の状態を示す指標よりも、エアリーク試験による測定結果が利用されている。しかしながら、エアリーク試験は測定が簡便であるものの、装置が大型化し、かつ、測定に時間を要するといった問題点を有している。このため、低価格で、画像形成装置等の装置内に設置することができ、エアリーク試験と同様の紙の表面状態、すなわち、平滑性を検査することのできる光学センサが求められている。
図1は、エアリーク試験を説明するための説明図である。
紙のエアリーク試験は、エアリーク装置のヘッド10から記録紙20にエア11を供給し、このエア11が漏れる時間に基づき記録紙20の平滑性を評価するものである。記録紙20に供給されたエア11は、記録紙20の表面よりリークするエア21と記録紙20内部に入り込みリークするエア22とがある。このようなエアリークの時間により記録紙20の平滑性を評価することができる。
次に、本実施形態における光学センサについて説明する。
図2は、本実施形態における光学センサの構成を示す模式図である。
本実施形態における光学センサ100は、光源110と、光源110からの光をコリメートするコリメータレンズ120とからなる発光部を備えている。この発光部から測定対象物である記録紙20に照射される照射光の記録紙20の面に対する入射角θ1は、75°以上85°以下の範囲内となるように構成されている。
また、本実施形態における光学センサ100は、記録紙20からの正反射光を検出する正反射光受光部としての正反射光検出器130と、正反射光検出器130に所定の角度の光のみを入射させるためのレンズ121と、記録紙20からの拡散反射光を検出する拡散反射光受光部としての拡散反射光検出器230と、拡散反射光検出器230に所定の角度の光のみを入射させるためのレンズ240とを備えている。正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230は、例えばフォトダイオードから構成される。
正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230には制御部150が接続されており、光学センサ100の制御及び各種演算等を行う。なお、本実施形態における光学センサ100は、底面側に開口部161を有する筐体160を有しており、光源110、コリメータレンズ120、正反射光検出器130、レンズ121、拡散反射光検出器230、レンズ240等は、筐体160内に設置されている。
本実施形態における光学センサにおいては、光源110としてLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。LEDはチップタイプのものであって、外形が約3mm角程度のLEDが用いられている。用いられたLEDの発光波長は、850nmの赤外線である。赤外線の方が正反射光検出器130等の光検出器の感度が高いためである。LEDにおける発光光量は注入される電流値で定まり、定格の20mAとして、電流値が常に一定になるように、不図示の電子回路で制御する。この光源110となるLEDは、ABS樹脂等により形成された筐体160に直接固定されている。
本実施形態においては、記録紙20には、精度のよいコリメート光が照射されることが好ましいことから、コリメータレンズ120が設けられている。コリメータレンズ120は、例えば、焦点距離f=9mm、直径2mmφのものが用いられており、コリメータレンズ120の焦点位置に、光源110となるLEDの発光点が位置するように配置されている。コリメータレンズ120は、0.5mm程度の固定のりしろをとって、筐体160に固定されている。このように、本実施形態においては、光源110となるLEDの発光点と、コリメータレンズ120の中心とを結ぶ線が光軸となる。本実施形態において、光源110となるLED及びコリメータレンズ120は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、約80°になるように設置されている。この際、コリメータレンズ120等が記録紙20にぶつからないように、かつ、筐体160自体があまり大きくならないように、適当な位置にコリメータレンズ120が固定されている。
正反射光検出器130についても、光源110の場合と同様に筐体160内に固定されている。本実施形態において、正反射光検出器130には、フォトダイオード(PD:Photo Diode)が用いられている。用いられたPDは、大きさが3mm角程度あり、受光面となる光検出面が1mm角のものである。正反射光検出器130となるPDに光を入射させるためのレンズ121は、例えば、焦点距離f=9mm、直径3mmφのものが用いられており、レンズ121の焦点位置に、正反射光検出器130となるPDの受光面が位置するように配置されている。これによって、正反射光検出器130に入射する光の取り込み角度幅は、約5°となる。本実施形態においては、レンズ121の中心と正反射光検出器130となるPDの受光面中心とを結ぶ線が光軸となる。正反射光検出器130及びレンズ121は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、80°となるように設置されている。このため、レンズ121及び正反射光検出器130となるPDは、記録紙20に対して傾いて設置されている。
拡散反射光検出器230についても、光源110の場合と同様に筐体160内に固定されている。本実施形態においては、拡散反射光検出器230にも、正反射光検出器130と同様のフォトダイオード(PD)が用いられている。拡散反射光検出器230となるPDに光を入射させるためのレンズ240は、そのレンズ240の焦点位置に、拡散反射光検出器230となるPDの受光面が位置するように配置されている。これによって、拡散反射光検出器230に入射する光の取り込み角度幅は、約2°となる。本実施形態においては、レンズ240の中心と拡散反射光検出器230となるPDの受光面中心とを結ぶ線が光軸となる。拡散反射光検出器230及びレンズ240は、この光軸が、記録紙20の法線に対して、68°となるように設置されている。このため、レンズ240及び拡散反射光検出器230となるPDは、記録紙20に対して傾いて設置されている。
本実施形態における光学センサ100の測定対象物は、画像を記録するための紙媒体である記録紙20である。なお、本実施形態では、このような記録紙20であるが、平滑度の測定を要する他の測定対象物についても検出可能であり、記録紙20は測定対象物の一例として説明するものである。記録紙20は、例えば、不図示の搬送ローラによって搬送され、ガイドに沿って移動する。このため、本実施形態における光学センサ100と記録紙20との距離は、常に一定になるように構成されている。ここで、正反射光検出器130の光軸と光源110の光軸とが交差する位置を焦点位置と呼ぶ。この焦点位置は、筐体160の底面により形成される面より、筐体160の内側に約500μm程度入った位置となるように形成されている、従って、筐体160の底面に沿って搬送される記録紙20の位置は、この焦点位置から500μm離れた位置となる。
本実施形態における光学センサ100は、筐体160の開口部161より記録紙20に光を照射し、照射された光の記録紙20からの正反射光を正反射光検出器130で受光し、かつ、照射された光の記録紙20からの拡散反射光の一部を拡散反射光検出器230で受光する構造となっている。筐体160は、光を吸収する黒色のABS樹脂等により形成されており、筐体160によって、外乱光は除去される。筐体160の大きさは、コリメータレンズ120、レンズ121,240の大きさ等に依存するが、例えば、X方向、Y方向、Z方向における長さが、50mm、10mm、6mm程度となるように形成されている。
次に、本実施形態における光学センサ100の制御部150について説明する。
図3は、本実施形態における光学センサ100の制御部150の主要部を示すブロック図である。
制御部150は、光学センサ100の正反射光検出器130や拡散反射光検出器230等と接続されており、正反射光検出器130や拡散反射光検出器230等からの信号の入出力制御を行うI/O部151、信号処理等の各種演算を行う演算処理部152、平均化処理等を行う平均化処理部153、各種情報が記憶されている記憶部154を有している。また、本実施形態における光学センサ100の制御部150は、画像形成装置本体の本体制御部等にも接続されている。なお、本実施形態における説明では、制御部150は、光学センサ100に含まれているものであるが、本実施形態における光学センサ100が画像形成装置内に含まれている場合には、画像形成装置内に設置されるものであって、本実施形態における光学センサ100の制御等を行うものであってもよい。
次に、本実施形態における光学センサ100による検出方法等を図4に基づき説明する。
最初に、ステップ202(S202)に示すように、本実施形態における光学センサ100を用いた正反射光の強度検出操作を開始する。具体的には、電源をオンにする操作、または、本実施形態における光学センサ100に接続されている画像形成装置に印刷の開始を知らせる信号が送られることにより、正反射光強度検出操作を開始する。
同様に、ステップ204(S204)に示すように、本実施形態における光学センサ100を用いた拡散反射光強度検出操作を開始する。具体的には、ステップ202と同様である。
次に、ステップ206(S206)に示すように、記録紙20が搬送される。このように記録紙20が搬送させることにより、光源110から出射された光はコリメータレンズ120を介し、搬送された記録紙20に照射され、記録紙20における正反射光が正反射光検出器130に入射し、拡散反射光が拡散反射光検出器230に入射する。
記録紙20が搬送されている状態において、記録紙20に光を照射し、記録紙20において正反射光及び拡散反射光を検出することにより、記録紙20の一方の端から他方の端までの正反射光及び拡散反射光を検出することができる。具体的には、例えば、図5に示すような記録紙20に光の照射された位置に対応する正反射光量を測定することができる。図5に示すような正反射光量の変動波形は、記録紙の種類等により特定のパターン等を有する場合には、記録紙の種類を特定する際、非常に有利となる。拡散反射光量についても同様に、記録紙20に光の照射された位置に対応する拡散反射光量を測定することができ、拡散反射光量の変動波形は、記録紙の種類等により特定のパターン等を有する場合には、記録紙の種類を特定する際、非常に有利となる。特に、拡散反射光検出器230が受光する拡散反射光には、記録紙20の内部に入射した光が、記録紙20の内部において散乱し、記録紙20の内部で偏光方向が回転した光、すなわち、内部散乱光が含まれるので、記録紙の種類の特定には有利である。
そして、本実施形態における光学センサ100では、正反射光検出器130により得られる正反射光量の情報と、拡散反射光検出器230により得られる拡散反射光量の情報という2つの情報に基づき、記録紙20の種類等を判断するため、より高精度に記録紙20の種類等を判断することができる。
次に、ステップ208(S208)に示すように、記録紙20における正反射光強度の測定が終了し、測定結果が制御部150に伝達される。同様に、ステップ210(S210)に示すように、記録紙20における拡散反射光強度の測定が終了し、測定結果が制御部150に伝達される。
次に、ステップ212(S212)に示すように、制御部150において、正反射光検出器130において検出された正反射光強度を平均化する処理を行う。この平均化する処理は、制御部150における平均化処理部153において行われる。同様に、ステップ214(S214)に示すように、制御部150において、拡散反射光検出器230において検出された拡散反射光強度を平均化する処理を行う。この平均化する処理も、制御部150における平均化処理部153において行われる。
次に、ステップ216(S216)に示すように、制御部150において、平均化処理された正反射光強度及び拡散反射光強度に基づき平滑度を算出する。具体的には、制御部150における演算処理部152において、制御部150における記憶部154に記憶されている所定の変換式に基づき、光強度から平滑度Yを算出する。この変換式は、例えば、下記の式(1)に示す一般式で表すことができる。
Y = a×X1 + b×X2 + c ・・・(1)
前記式(1)において、X1(mV)は、正反射光検出器130により検出された正反射光の強度であり、X2(mV)は、拡散反射光検出器230により検出された拡散反射光の強度であり、a,b,cは実験等によって適宜決定される定数である。本実施形態では、後述する実験において各定数を決定し、例えば、Y=0.28×X1−1.11×X2+57.09となる変換式を用いて、平滑度Y(sec)を算出する。
次に、ステップ218(S218)に示すように、制御部150において、算出された平滑度に基づき、画像形成装置において記録紙20に印刷を行う際の定着時の作像プロセス条件(定着条件)を決定する。具体的には、制御部150における記憶部154に記憶されている図6に示す平滑度とプロセス条件との関係に基づき、算出された平滑度に最も近い条件を定着時の作像プロセス条件として決定する。
次に、ステップ220(S220)に示すように、画像形成装置において記録紙20に印刷が行われ、記録紙20に画像が形成される。
以上により、本実施形態における光学センサ100を用いて平滑度を検出することができ、検出された平滑度に基づき画像形成装置の印刷条件を設定することができる。
次に、本実施形態における光学センサ100について、より詳細に具体的に説明する。
図7は、記録紙20の平滑度を検出するために最適な入射角を調べる実験に用いた実験装置の模式図である。
この実験においては、光源110から出射された光が、記録紙20において反射され、正反射光検出器130に入射するように、光源110、正反射光検出器130、記録紙20を配置した。記録紙20の紙面における法線に対し、光源110より記録紙20に入射する光の光軸の角度をθ1とし、記録紙20において反射され正反射光検出器130に入射する光の光軸の角度をθ2とした場合、角度(入射角)θ1と角度(検出角)θ2とが等しくなるように配置する。
次に、入射角θ1及び検出角θ2を60°から90°まで変化させる。この際に、入射角θ1と検出角θ2とが同一となるように、光源110及び正反射光検出器130を同時に移動させる。測定には高精度のフォトゴニオメーターを利用した。この実験装置の光源110にはレーザーダイオード(LD)を用い、図7には不図示のコリメータレンズにより、ビーム径が約1mm程度の平行光とした。正反射光検出器130には、検出領域が約2mm角のフォトダイオード(PD)を用いた。正反射光検出器130であるPDに入射する光は、図7には不図示のレンズを介して入射する。正反射光検出器130における光の取り込み角度幅を0.5°程度とし、入射角θ1及び検出角θ2を0.1°刻みに変化させて実験を行った。LDの電流値を一定にすることにより、発光強度を一定にした。PDにおいては、入射した光が光量に応じた電流へ変換され、更に、オペアンプによって電圧に変換される。この電圧値を読み取ることにより、正反射光検出器130であるPDに入射した光の光量の検出を行った。
本実験においては、記録紙20となる普通紙を30種選定した。選定した30種の普通紙は市場で流通している紙種とほぼ同じである。この普通紙の平滑度を図1に示したように平滑度測定装置で予め測定する。普通紙において平滑度測定を行った領域とフォトゴニオメーターでの測定する領域とをほぼ同じ領域とする。
図8は、入射角θ1及び検出角θ2の角度と相関値との関係を示すグラフである。
このグラフは、横軸には入射角θ1及び検出角θ2を代表して検出角をとり、縦軸には所定の相関関数により算出される相関値をとったものである。なお、この相関値は、その値が大きいほど、正反射光検出器130で検出した正反射光量Xから算出される平滑度Ysec)が、予め測定しておいたエアリーク試験による平滑度の値が近いことを意味する。なお、本実験において、正反射光検出器130で検出した正反射光量Xから平滑度Y(sec)を算出するための変換式には、Y=0.46×X+19.8を用いた。また、前記における相関値は、下記の式(2)に示される式に基づき算出したものである。
図8に示されるように、入射角θ1及び検出角θ2は約80°において、相関値がピークとなっており、ピークとなる相関値は0.8に近い。これに対し、入射角θ1及び検出角θ2が5°ずれている85°や75°においては、相関値は約0.7となる。記録紙の平滑度で画像形成装置の制御を行うには、相関値が0.7以上であることが求められるので、相関値が0.7を下回ってしまうと記録紙の平滑度計測としては不十分である。したがって、本実施形態における光学センサ100を記録紙の平滑度測定に用いる場合には、記録紙への照射光の入射角θ1及び記録紙からの正反射光の検出角θ2は、80±5°の範囲、すなわち、75°≦θ1≦85°であることが好ましい。
ところで、入射角θ1及び検出角θ2が、80°等の浅い角度となるように光学センサ100が形成されている場合、図9に示されるように、記録紙20と光学センサ100との距離が所定の位置よりずれると、検出精度が低下してしまう。記録紙20と光学センサ100における焦点位置との距離(ギャップ)は、記録紙20を搬送する際に、記録紙20がばたつくことによって、数mmのオーダーで変化してしまう。光学センサ100は、この記録紙20の搬送による記録紙20のばたつき等によるギャップの変動に強いものであることが好ましい。
このような光学センサ100は、本実施形態のように、記録紙20と正反射光検出器130との間に、レンズ121を設けることにより得ることができる。記録紙20と正反射光検出器130との間にレンズ121を設けることにより、レンズ121の口径内に入射してくる光を正反射光検出器130であるPDに集光させることができる。すなわち、レンズ121の中心部のみならず、レンズ121の有効径内部に平行に入ってくる光であれば集光される。つまりは、レンズ121を設けることにより、レンズ有効径と同じ大きさの入射光の入射位置ばらつきを許容することができる。
このような効果について、実験に基づき説明する。
図10は、レンズ121の効果を確認するための実験装置の模式図である。
光源110にはLEDを用いており、図10には不図示のコリメータレンズにより平行光とした光を記録紙20に照射する。照射された光のうち、記録紙20において反射された光は、正反射光検出器130に入射するが、記録紙20と正反射光検出器130との間には、直径3mm、焦点距離f=9mmのレンズ121が設置されている。この際、正反射光検出器130の受光面が、レンズ121の焦点位置となるように設置する。
この実験においては、NAを一致させ、レンズ径を変えたレンズ121を4つ作製し、各々のレンズを搭載した光学センサ100において、ギャップを変化させた際の光の検出強度を測定した。ギャップを広げていくと、光量がだんだんと下がっていく。これは、反射面となる記録紙20が離れるため、記録紙20からの反射光がレンズ121に入らなくなるからである。
ここで、焦点位置における光量に対して、その光量が90%になってしまうギャップ位置をギャップR1とする。このギャップR1はレンズの大きさに依存する。具体的には、図11に示されるように、レンズ径とギャップR1との間には相関関係があり、レンズ径が大きいほどギャップR1が大きくなる。なお、比較のために、レンズ121を入れていない光学センサ100については、レンズ径0mmとして示している。レンズ121を入れていない場合には、ギャップR1は1mmに満たないのに対し、レンズ径が5mmのレンズ121を設置することにより、ギャップR1は1mmを超える。したがって、記録紙20と正反射光検出器130との間にレンズ121を設けることにより、ギャップ変動に強い光学センサ100を得ることができる。
また、レンズ121は平行光を正反射光検出器130に集光する機能を有している。これは理想的に正反射光検出器130の面積が小さい場合には、ほぼ平行光のみしか集光できない。これに対し、正反射光検出器130が有限の有効径である場合には、平行光から若干ずれた光も集光することができるようになる。本実施形態においては、この平行光からずれた角度を光の取り込み角度と記載する。
図12に模式的に記載されるように、ここでの光の取り込み角度幅φは上下で2倍になるため、図12に示される角度φ/2は、光の取り込み角度幅φの半分の値となる。この光の取り込み角度幅φは、正反射光検出器130における受光面の面積と、レンズ121のf値に依存する。光の取り込み角度幅φが大きいと、検出角θ2の幅が広がり、誤差が生じてしまう。すなわち、光の取り込み角度幅φが大きくなると、図13に示すように相関値が低下する。具体的には、光の取り込み角度幅φが5°の場合では、相関値のピークは約0.79であり、光の取り込み角度幅φが10°の場合では、相関値のピークは0.77以上である。これに対し、光の取り込み角度幅φが15°の場合では、相関値は、0.77を下回る。よって、正反射光の取り込み角度幅φは10°以下であることが好ましい。
また、光学センサ100において高精度の検出を行うために、キャリブレーションを行うことが必要となる場合がある。図14に示される光学センサ100では、入射角θ1が浅くなるように形成し、直接、コリメータレンズ120またはアパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。具体的には、図14(a)では、アパーチャ125において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっており、図14(b)では、コリメータレンズ120において散乱された光が正反射光検出器130に入射する構造となっている。なお、図14では、拡散反射光検出器230及びレンズ240の図示は省略してある。
このような構造とすることにより、光源110から出射した光を、記録紙20を介することなく、直接、正反射光検出器130に入射させることができる。すなわち、記録紙20が存在していない状態であっても、正反射光検出器130には光源110からの光が入射するため、所定の光量の光が検出される。この光量をモニタすることにより、例えば、コリメータレンズ120等に紙紛などが付着することによって、光量が低下した場合において、その状況に合わせた光量変動を検出することができる。具体的には、記録紙の存在しない状態において、正反射光検出器130により光量S0を検出し、この光量S0を基準として、実際に記録紙が搬送され測定位置に記録紙が存在している状態において得られた光量S1との差(S1−S0)または比(S1/S0)を算出し、これに基づきキャリブレーションを行うことができる。このようなキャリブレーションを光学センサ100による平滑度検出前に行うことにより、精度のよい検出を行うことが可能となる。
このような光センサは、図14(a)に示されるように、光源110と、光源110から出射される光が通過する第1のアパーチャ125と、第1のアパーチャ125を通過した光が記録紙20において反射され、この反射した光が通過する第2のアパーチャ126と、第2のアパーチャ126からの光が入射し、入射光を電気信号へ変換する検出面を有する正反射光検出器130とを有するものであってもよい。また、図14(b)に示されるように、光源110と、光源110から出射される光を透過するコリメータレンズ120と、コリメータレンズ120を透過した光が記録紙20において反射され、この反射した光が透過するレンズ121と、レンズ121からの光が入射し、入射光を電気信号へ変換する検出面を有する正反射光検出器130とを有するものであってもよい。
また、記録紙20の表面における正反射光を検出する場合、記録紙20の内部において生じる光吸収などの影響を受けにくいことが考えられるが、実際には、記録紙20として普通紙を用いた場合等においては散乱が非常に大きい。そのため、検出角θ2を80°とした場合でも、記録紙20の繊維が光吸収する影響を受けてしまい、高精度の平滑度検出が難しい場合がある。
図15は、入射角θ1を45°とし、検出角θ2を0°とし、光源110にランプ光源を用いた場合における記録紙のスペクトルを測定したものである。図15に示すグラフは、17種の紙Sa1〜Sa17について、最も光量の低いものを基準として規格化した結果(相対強度)を示すものである。図15に示されるように、紙種類によって、蛍光体物質量や種類が異なり、波長によって検出される光量が変動している。特に、500〜750nmにおいては波長によって、検出される光量が変動して、光量強度の順位が入れ替わっている。これに対し、750nm以上では波長変動が少なく安定している。この波長域における光量強度順位が、記録紙20の平滑度に高い相関を示していることが知見として得られている。すなわち、光源110から出射される光の波長が750nm以上の赤外光であれば、記録紙20における平滑度との相関関係を高めることができる。
ここで、正反射光検出器130により受光した正反射光量は、主に記録紙20の表面の状態を評価するのには適しているが、これだけでは、エアリーク試験の平滑度との整合性は十分ではない場合がある。これは、記録紙20の平滑度が記録紙20の表面近傍の内部エアリークの状況によっても変化するからであるものと考えられる。そこで、本実施形態においては、正反射光検出器130により受光した正反射光量の情報だけでなく、拡散反射光検出器230により受光した拡散反射光量の情報も用い、記録紙20の平滑度をより高精度に測定する。
そこで、まず、正反射光検出器130による正反射光量という1つの情報から平滑度を検出した比較例のケースと、正反射光検出器130による正反射光量及び拡散反射光検出器230による拡散反射光量という2つの情報から平滑度を検出した本実施形態のケースとの間で、両者の相関値を比較した実験を行った。この実験では、30種類の記録紙を用い、光源110からの照射光の入射角θ1及び正反射光検出器130による正反射光の検出角θ2は、80°に固定する。
前記比較例については、入射角θ1及び検出角θ2が80°に固定された状態において、30種類の記録紙についての正反射光検出器130の検出結果から多変量解析を行い、正反射光検出器130の検出結果から得られる平滑度とエアリーク試験による平滑度との相関値を求めた。一方、本実施形態については、入射角θ1及び検出角θ2が80°に固定された状態において、拡散反射光検出器230による拡散反射光の検出角θ3を0°から90°まで変化させたときの正反射光検出器130および拡散反射光検出器230の検出結果から多変量解析を行い、正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230の検出結果から得られる平滑度とエアリーク試験による平滑度との相関値を求めた。
図16は、本実施形態における相関値と比較例における相関値とを比較したグラフである。
このグラフは、横軸に拡散反射光の検出角θ3をとり、縦軸に相関値をとったものである。
まず、比較例については、30種類の記録紙についての正反射光検出器130の検出結果から多変量解析を行って、Y=d×X1+eという関係式における各定数d,eの最適化を行った。このとき、定数dの最適値は0.17となり、定数eの最適値は−17.2となり、その相関値は0.61であった。
一方、本実施形態については、30種類の記録紙についての正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230の検出結果から多変量解析を行って、前記式(1)に示す変換式、すなわち、Y=a×X1+b×X2+cという関係式における各定数の最適化を行った。本実施形態の場合、拡散反射光の検出角θ3が69.5°であるとき、定数aの最適値は0.28となり、定数bの最適値は−1.11となり、定数cの最適値は57.09となり、このときの相関値が最も高く、その相関値は0.80であった。
ここで、拡散反射光の検出角θ3が0°であるとき、定数aの最適値は0.16となり、定数bの最適値は−0.87となり、定数cの最適値は18.67となり、このときの相関値は0.67であった。すなわち、拡散反射光の検出角θ3が0°である場合でも、正反射光量の情報のみから平滑度を検出する比較例よりも高い相関値が得られることがわかる。しかしながら、本実施形態のように正反射光量と拡散反射光量という2つの情報から平滑度を検出する場合、図16に示すように、拡散反射光の検出角θ3が0°から大きくなるほど、得られる相関値が高くなる傾向が見られる。ただし、拡散反射光の検出角θ3が正反射光の検出角θ2と同じ80°に近づくと、図16に示すように、得られる相関値が急激に低下することが判明した。これは、拡散反射光の検出角θ3が正反射光の検出角θ2とほぼ同じだと、拡散反射光検出器230での受光量は正反射光量が支配的となり、拡散反射光量の情報を適切に得ることができないためである。この場合、正反射光検出器130と拡散反射光検出器230から得られる結果は、実質的には同じ結果を示すものとなり、正反射光量という1種類の情報から平滑度を検出する比較例と同程度の相関値しか得られない。
以上より、正反射光量と拡散反射光量という2つの情報から平滑度を検出する場合、拡散反射光の検出角θ3を、0°よりも大きく、かつ、正反射光の検出角θ2よりも小さい角度に設定すれば、正反射光量の情報のみから平滑度を検出する比較例(相関値=0.61)よりも、また、拡散反射光の検出角θ3が0°である場合(相関値=0.67)よりも、高い相関値を得ることができる。特に、0.7以上の相関値が得られる角度範囲、具体的には、40°以上75°以下の角度範囲に設定すれば、記録紙の平滑度で画像形成装置の制御を行うのに十分な精度で記録紙の平滑度を測定することができる。拡散反射光の検出角θ3における最も好ましい角度範囲は、66°以上70°以下である。
次に、前述した光学センサ100を搭載した画像形成装置の一例について説明する。
図17は、本実施形態における画像形成装置としてのカラープリンタ2000の一例を示す模式図である。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム2030a,2030b,2030c,2030d、4つのクリーニングユニット2031a,2031b,2031c,2031d、4つの帯電装置2032a,2032b,2032c,2032d、4つの現像ローラ2033a,2033b,2033c,2033d、4つのトナーカートリッジ2034a,2034b,2034c,2034d、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着装置2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、光学センサ100、及び前記各部を統括的に制御する本体制御部であるプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図17における面内で矢印方向に回転するものとする。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされて多色のカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
光学センサ100は、給紙トレイ2060内に収容されている記録紙の銘柄を特定するのに用いられる。なお、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、記録紙の表面に直交する方向をZ軸方向、記録紙の表面に平行面をXY面として説明する。そして、光学センサ100は、記録紙の+Z側に配置されているものとする。
従来の識別方法で用いられていた記録紙表面の情報(正反射光量の情報)のみでは、普通紙とマットコート紙の区別は困難であった。本実施形態では、記録紙表面の情報に、記録紙内部の情報(拡散反射光量の情報)を加えることにより、普通紙とマットコート紙の区別だけでなく、複数銘柄の普通紙、及び複数銘柄のマットコート紙もそれぞれ区別することが可能となった。
また、カラープリンタ2000が対応可能な複数銘柄の記録紙に関して、予め調整工程等の出荷前工程で記録紙の銘柄毎に各ステーションでの最適な現像条件及び転写条件を決定し、該決定結果を「現像・転写テーブル」としてプリンタ制御装置2090のROMに格納している。
プリンタ制御装置2090は、カラープリンタ2000の電源が入れられたとき、及び給紙トレイ2060に記録紙が供給されたときなどに、記録紙の紙種判別処理を行う。このプリンタ制御装置2090によって行われる紙種判別処理について説明すると、まず、光学センサ100の光源110を点灯させる。その後、正反射光検出器130及び拡散反射光検出器230の出力信号からそれぞれの正反射光量S1及び拡散反射光量S2の値を求める。そして、記録紙判別テーブルを参照し、得られた正反射光量S1及び拡散反射光量S2の値から記録紙の銘柄を特定し、特定された記録紙の銘柄をRAMに保存し、紙種判別処理を終了する。
プリンタ制御装置2090は、ユーザからの印刷ジョブ要求を受け取ると、RAMに保存されている記録紙の銘柄を読み出し、その記録紙の銘柄に最適な現像条件及び転写条件を、現像・転写テーブルから求める。そして、プリンタ制御装置2090は、最適な現像条件及び転写条件に応じて各ステーションの現像装置及び転写装置を制御する。例えば、転写電圧やトナー量を制御する。これにより、高い品質の画像が記録紙に形成される。
また、本実施形態においては、記録紙の平滑度を検出することができるため、記録紙の平滑度に最適な定着条件を設定することができるため、低消費電力の画像形成装置を提供できる。
なお、本実施形態では、給紙トレイが1つの場合であるが、これに限定されるものではなく、給紙トレイが複数あってもよい。この場合は、給紙トレイ毎に光学センサ100を設けても良い。
また、本実施形態において、搬送中に記録紙の銘柄を特定してもよい。この場合は、光学センサ100は搬送路近傍に配置される。例えば、光学センサ100を、給紙コロ2054とレジストローラ対2056との間の搬送路近傍に配置しても良い。
なお、本実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であってもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置が4つの感光体ドラムを有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、光学センサ100は、記録紙にインクを吹き付けて画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
記録紙20等の測定対象物に照射する光を発光する光源110及びコリメータレンズ120等の発光部と、前記発光部からの照射光のうち測定対象物で正反射した正反射光を受光するレンズ121及び正反射光検出器130等の正反射光受光部と、前記発光部からの照射光のうち測定対象物で拡散反射した拡散反射光を受光するレンズ240及び拡散反射光検出器230等の拡散反射光受光部とを有する光学センサ100において、前記測定対象物の面に対する前記照射光の入射角θ1が75°以上85°以下の範囲内となるように構成されており、前記拡散反射光受光部は、前記測定対象物の面で拡散反射した反射光のうち、該測定対象物の面の法線に対する反射角度(検出角θ3)が0°よりも大きく、かつ、該測定対象物の面の法線に対する前記正反射光の反射角度(検出角θ2)よりも小さい拡散反射光を受光するように構成されていることを特徴とする。
前述のように、測定対象物の面に対する発光部からの照射光の入射角θ1が75°以上85°以下の範囲内となるように構成された光学センサにおいては、図16に示したとおり、平滑度の測定に用いる拡散反射光の測定対象物面の法線に対する反射角度が0°よりも大きくなるにつれて、正反射光量及び拡散反射光量から得られる平滑度Yと実際の平滑度との相関度合い(相関値)が高まることが判明した。ただし、平滑度の測定に用いる拡散反射光の測定対象物面の法線に対する反射角度(検出角θ3)を正反射光の測定対象物面の法線に対する反射角度(検出角θ2)とほぼ一致させると、拡散反射光受光部で受光される受光量は正反射光量が支配的となってしまう。そのため、拡散反射光受光部により拡散反射光量の情報を適切に得ることができず、実質的に正反射光量という1種類の情報から平滑度を得る構成と同程度の精度でしか平滑度を測定することができない。
本態様における拡散反射光受光部は、測定対象物面の法線に対する反射角度(検出角θ3)が0°よりも大きく、かつ、測定対象物面の法線に対する正反射光の反射角度(検出角θ2)よりも小さい拡散反射光を受光する。よって、測定対象物面の法線に対する反射角度(検出角θ3)が0°である拡散反射光の受光量から平滑度を算出する構成(前記特許文献1や前記先願の光学センサ)よりも、正反射光量及び拡散反射光量から得られる平滑度と実際の平滑度との間の高い相関が得られ、より高精度な平滑度の測定が可能となる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記拡散反射光受光部は、前記測定対象物の面の法線に対する反射角度(検出角θ3)が66°以上70°以下の範囲内である拡散反射光を受光するように構成されていることを特徴とする。
これによれば、正反射光量及び拡散反射光量から得られる平滑度と実際の平滑度との間の相関がより高まり、更に高精度な平滑度の測定が可能となる。
(態様C)
前記態様A又はBにおいて、前記拡散反射光受光部は、前記拡散反射光の反射角度を中心とした±2°の角度範囲内の拡散反射光を集光するレンズ240等の集光部材を有することを特徴とする。
これによれば、発光部と測定対象物との距離が多少変動しても、所望の反射角度をもつ拡散反射光を拡散反射光受光部で受光することが可能となるので、安定して高精度な平滑度の測定が可能となる。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記発光部から照射される光は赤外光であることを特徴とする。
これによれば、前述したとおり、より高精度な平滑度の測定が可能となる。
(態様E)
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記正反射光受光部が前記正反射光だけでなく前記発光部からの照射光のうち測定対象物の面で反射しない直接光も受光するように構成されていることを特徴とする。
これによれば、当該光学センサのキャリブレーションを簡易に行うことができる。
(態様F)
記録紙20等の記録材に画像を形成するカラープリンタ2000等の画像形成装置において、前記態様A〜Dのいずれかの態様に係る光学センサ100と、前記光学センサにおける正反射光受光部及び拡散反射光受光部の受光結果に基づいて、前記記録材の種類を判別するプリンタ制御装置2090等の記録材種類判別手段とを有することを特徴とする。
光学センサ100によれば、記録材についての高精度な平滑度の測定が可能であるため、平滑度の違いを利用した記録材の種類判別を高精度に行うことが可能となる。
(態様G)
前記態様Fにおいて、前記記録材種類判別手段は、前記光学センサにおける正反射光受光部及び拡散反射光受光部の受光結果に基づいて前記記録材の表面の平滑度を算出し、算出した平滑度に基づいて前記記録材の種類を判別することを特徴とする。
これによれば、平滑度の違いを利用した記録材の種類判別を高精度に行うことができる。
20 記録紙
100 光学センサ
110 光源
120 コリメータレンズ
121,240 レンズ
125,126 アパーチャ
130 正反射光検出器
150 制御部
151 I/O部
152 演算処理部
153 平均化処理部
154 記憶部
160 筐体
161 開口部
230 拡散反射光検出器
2000 カラープリンタ
2030 感光体ドラム
2040 転写ベルト
2050 定着装置
2054 給紙コロ
2056 レジストローラ対
2060 給紙トレイ
2090 プリンタ制御装置
特開2012−194445号公報

Claims (8)

  1. 測定対象物に照射する光を発光する発光部と、
    前記発光部からの照射光のうち前記測定対象物で正反射した正反射光を受光する正反射光受光部と、
    前記発光部からの照射光のうち前記測定対象物で拡散反射した拡散反射光を受光する拡散反射光受光部とを有する光学センサであって
    前記測定対象物の面に対する前記照射光の入射角が75°以上85°以下の範囲内となるように構成されており、
    前記拡散反射光受光部は、前記測定対象物の面で拡散反射した反射光のうち、該測定対象物の面の法線に対する反射角度が66°以上70°以下の範囲内である拡散反射光を受光するように構成されていることを特徴とする光学センサ。
  2. 前記拡散反射光受光部は、前記拡散反射光の反射角度を中心とした±2°の角度範囲内の拡散反射光を集光する集光部材を有することを特徴とする請求項1に記載の光学センサ。
  3. 前記発光部から照射される光は赤外光であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の光学センサ。
  4. 前記正反射光受光部が前記正反射光だけでなく前記発光部からの照射光のうち前記測定対象物の面で反射しない直接光も受光するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学センサ。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学センサと、
    前記光学センサにおける前記正反射光受光部及び前記拡散反射光受光部の受光結果に基づいて、前記記録材の種類を判別する記録材種類判別手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記記録材種類判別手段は、前記光学センサにおける前記正反射光受光部及び前記拡散反射光受光部の受光結果に基づいて前記記録材の表面の平滑度を算出し、算出した平滑度に基づいて前記記録材の種類を判別することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 紙の種類を判別する装置であって、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学センサと、
    前記光学センサにおける前記正反射光受光部及び前記拡散反射光受光部の受光結果に基づいて、前記測定対象物である紙の種類を判別する紙種類判別手段と、を有することを特徴とする装置。
  8. 紙の種類を判別する方法であって、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学センサを用い、
    前記光学センサにおける前記正反射光受光部及び前記拡散反射光受光部の受光結果に基づいて、前記測定対象物である紙の種類を判別することを特徴とする方法。
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