JPH11249353A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11249353A
JPH11249353A JP10048171A JP4817198A JPH11249353A JP H11249353 A JPH11249353 A JP H11249353A JP 10048171 A JP10048171 A JP 10048171A JP 4817198 A JP4817198 A JP 4817198A JP H11249353 A JPH11249353 A JP H11249353A
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recording medium
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image forming
fixing
forming apparatus
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JP10048171A
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English (en)
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Masashi Ooyumi
大弓  正志
Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
Hajime Kaji
一 鍛治
Michiharu Masuda
道晴 増田
Yoshiyuki Suzuki
良行 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の記録媒体に対してそれぞれ好適な画像
形成を行うことが可能な画像形成装置。 【解決手段】 記録媒体390に光を照射してその反射
光の2つの偏光成分の光量をそれぞれ検出して記録媒体
390の表面性を判別し、その判別した結果に基づい
て、転写高圧供給部1020による高圧出力を適切に制
御することによって画像の形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々な種類の記録
媒体上へ画像形成を行うことが可能な画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成の多量化、高速化
を目的として、種々の画像形成装置が開発されている。
一般的には、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(Bk)の4色の現像器を用い、感光
ドラム上に形成された潜像を現像化し、その現像化され
た像を記録媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成し、
記録媒体上に定着することによって画像の形成が行われ
る。この種の装置としては、例えば、図7に示すよう
に、各記録色に対応する発光光源321〜324および
その駆動部326と、感光ドラム340および現像器3
41を中心とする画像形成部331〜334とを有する
画像形成装置が開発されている。
【0003】そして、近年、画像を記録する記録媒体と
して、通常の用紙以外の光沢紙や、透過性のOHPフィ
ルムなど種々の媒体を画像形成対象として利用したいと
いうことが、利用上のニーズとして挙げられている。こ
のようなニーズに応じるものとして、前述した画像形成
装置を採用することにより、その実現が可能となってき
ている。
【0004】以下、具体例を挙げて説明する。
【0005】図26は、透過性のOHPフィルム(記録
媒体)に対して光量を検出する透過型の光量検出器を示
す。この透過型の光量検出器を用いて透過光量を検出
し、その検出結果に基づいて透過性のOHPフィルムを
他の用紙と判別することによって定着熱量の制御を行っ
ている。ここで、71は、透過センサである。この透過
センサ71は、LED72と受光素子とにより構成され
ている。74は、記録媒体としての透過体である。75
は、検出光量値を閾値Tと比較し、その比較結果を出力
値Sとして出力する比較器である。
【0006】そして、透過体74として、通常の紙を用
いた場合には、透過率が十分に小さいため、LED72
からの発光量のうち受光素子73で検出される受光量は
十分小さなものになるのに対して、比較的透過率の高い
OHPフィルムなどを用いた場合には、大きな受光量が
得られる。
【0007】この受光素子73からの受光量に応じた出
力値を比較器75に入力して閾値電圧Tと比較すること
によって、出力値Sとして、通常の紙の場合はロー
(L)レベル、OHPフィルムの場合はハイ(H)レベ
ルの出力信号がそれぞれ得られることになる。
【0008】このような出力信号に基づいて、比較的転
写性の悪いOHPフィルムに対しては、多くの現像剤が
用紙へ転写できるように、転写高圧を上げるか、あるい
は感光体上へ現像される現像剤量を増やすように、現像
高圧(現像器に印加する高圧の電圧)や、1次高圧(感
光体に潜像を形成するときに印加される電圧)を制御す
るといった制御例が可能である。
【0009】その他の制御例として、上記出力信号に基
づいて、定着熱量を制御することが可能である。また、
比較的定着性の悪いOHPフィルムに対しては、多くの
定着熱量を加えることができるように、定着温度を上げ
るか、定着搬送速度を遅くするといった制御も可能であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、近
年、画像を記録する記録媒体として、通常の用紙以外の
種々な媒体を利用したいということが、利用上のニーズ
として挙げられている。
【0011】しかしながら、特に、電子写真方式の画像
形成装置においては、記録媒体の表面性によって最適な
画像を形成するための各種の条件が異なるため、多種多
様な記録媒体に対して各々最適な画質の画像形成を行う
ことが困難となっている。
【0012】例えば、表面性が異なる要因を有する種々
な記録媒体に対して画像形成を行う場合、感光体上に形
成した粉体の現像剤による画像を、感光体と記録媒体と
を接触させるとともに、画像形成を行う記録媒体側に現
像剤を引き寄せるように転写高圧を印加して記録媒体に
転写させる方式においては、表面性や光沢感が異なる記
録媒体に対して転写に必要な転写高圧値は異なるため、
記録媒体の表面性に応じて、転写高圧値を切り替える必
要がある。あるいは、転写高圧だけでなく、潜像形成の
ベースとなる電位を感光体に印加する1次高圧、感光体
上に形成された潜像を現像剤により現像化する現像高圧
といった画像形成に必要な高圧を制御していくように考
慮する必要がある。
【0013】また、感光体上に形成した粉体の現像剤に
より画像を形成する方式においては、表面性や光沢感が
異なる記録媒体に対して潜像電位形成に必要なγカーブ
は異なるため、記録媒体の表面性によって、γカーブを
取り込んだ画像データ変換テーブルとしてのγテーブル
を切り替える必要がある。あるいは、γテーブルだけで
なく、潜像形成のベースとなる光源のレーザパワーを制
御していくように考慮する必要がある。
【0014】さらに、一般的に用いられている粉体の現
像剤により記録媒体上に形成された画像を定着させる方
式においては、表面性や光沢感が異なる記録媒体に対し
て定着に必要な熱量が異なるため、記録媒体の表面性に
よって、定着温度や定着通過速度を切り替える必要があ
る。
【0015】しかし、透過性のOHPフィルムなどに対
しては透過型の光量を検出するセンサを用いることで判
別可能であるのに対して、異なる表面性を有する通常の
紙と専用の光沢紙とではどちらも非透過の特性を有し、
これらの用紙間で検出光量に有為な差異が検出できず、
その結果、これらの用紙に対する適切な高圧制御、露光
制御、定着熱量制御等ができないという問題がある。
【0016】また、前記透過型の光量検出器を用いた検
出方式では、経時的なLED発光光量の減少、温度変化
による発光光量や受光効率の変動など多くの光量変動の
要因によって、受光光量が減少してしまい、OHPフィ
ルムに対しても通常の紙と誤検知してしまうといった問
題が発生する。
【0017】そこで、本発明の目的は、種々の記録媒体
に対してそれぞれ好適な画像形成を行うことが可能な画
像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体に潜像
を形成し、該潜像が形成された感光体に現像剤を付与
し、該現像剤を記録媒体に転写することにより画像形成
を行う電子写真式の装置であって、前記記録媒体に光を
照射して反射された反射光の複数の偏光成分を検出する
状態検出手段と、画像形成を行うための高圧出力値を供
給する高圧供給手段と、前記状態検出手段による前記複
数の偏光成分の検出結果に基づいて、前記高圧供給手段
の高圧出力値を制御する出力制御手段とを具えることに
よって、画像形成装置を構成する。
【0019】ここで、前記高圧供給手段は、前記記録媒
体に転写する転写部に高圧を供給する転写高圧供給部に
より構成できる。
【0020】前記高圧供給手段は、前記現像剤を有する
現像部に高圧を供給する現像高圧供給部により構成でき
る。
【0021】前記高圧供給手段は、前記感光体に潜像用
の高圧を供給する1次高圧供給部により構成できる。
【0022】前記出力制御手段は、前記記録媒体の表面
性を判別し、該判別した結果に基づいて、前記高圧供給
手段の高圧出力値を制御できる。
【0023】また、本発明は、感光体に潜像を形成し、
該潜像が形成された感光体に現像剤を付与し、該現像剤
を記録媒体に転写することにより画像形成を行う電子写
真式の装置であって、前記記録媒体に光を照射して反射
された反射光の複数の偏光成分を検出する状態検出手段
と、前記感光体に露光を行うための露光出力値を供給す
る露光供給手段と、前記状態検出手段による前記複数の
偏光成分の検出結果に基づいて、前記露光供給手段の露
光出力値を制御する出力制御手段とを具えることによっ
て、画像形成装置を構成する。
【0024】ここで、前記出力制御手段は、前記露光供
給手段の露光出力値を制御する画像データ変換テーブル
値を有することができる。
【0025】前記出力制御手段は、前記露光供給手段の
レーザパワー値を制御できる。
【0026】前記出力制御手段は、前記記録媒体の表面
性を判別し、該判別した結果に基づいて画像形成を行う
ための露光出力値を制御できる。
【0027】また、本発明は、感光体に潜像を形成し、
該潜像が形成された感光体に現像剤を付与し、該現像剤
を記録媒体に転写することにより画像形成を行う電子写
真式の装置であって、前記記録媒体に光を照射して反射
された反射光の複数の偏光成分を検出する状態検出手段
と、画像形成を行うための定着出力値を供給する定着供
給手段と、前記状態検出手段による前記複数の偏光成分
の検出結果に基づいて、前記定着供給手段の定着出力値
を制御する出力制御手段とを具えることによって、画像
形成装置を構成する。
【0028】ここで、前記出力制御手段は、前記定着供
給手段の定着熱量を制御できる。
【0029】前記定着熱量は、定着温度と定着速度とを
含むことができる。
【0030】前記出力制御手段は、前記記録媒体の表面
性を判別し、該判別した結果に基づいて画像形成を行う
ための定着出力値を制御できる。
【0031】また、本発明において、前記状態検出手段
は、前記記録媒体を収納する複数の給紙部に各々配置し
てもよい。
【0032】前記複数の給紙部に各々配置された前記状
態検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の有無
を検出する用紙有無判別手段をさらに具えることができ
る。
【0033】前記記録媒体は、普通用紙、光沢紙、又
は、透過性のフィルムから構成することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0035】(発明の概要)第1および第2の発明(第
1および第2の実施の形態)は、媒体の表面性を検知す
る手段として、記録媒体に照射した光の反射光の2つの
偏光成分を検出する検出手段を用い、記録媒体の表面性
を判別し、その判別した結果に基づいて、転写高圧、現
像高圧、1次高圧といった高圧制御値を適切に変化させ
ることを特徴とする。
【0036】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図8
に基づいて説明する。
【0037】(装置構成)まず、本発明に係る画像形成
装置の全体的な概略構成を、図7〜図8に基づいて説明
する。
【0038】図7は、本装置の全体構成を示す。本装置
は、リーダ部301と、プリンタ部302とに大別され
る。リーダ部301において、原稿台310上と原稿圧
板311との間には原稿が置かれる。この原稿は、矢印
V方向に走査していくランプ312によって照射され
る。この原稿からの反射光像は、ミラー群313、レン
ズ314を通してR,G,B3色のフィルタが施された
CCD315上に結像されて光電変換され、CCD31
5によりR,G,Bの各色の電気信号に変換される。こ
の電気信号となった画像信号は、画像処理部401にて
画像処理される。
【0039】図8は、画像処理部401での画像処理の
流れを示す。CCD315から得られたR,G,Bの各
色の画像信号は、A/D&S/H部410によってデジ
タルの画像データへ変換される。このデジタル化された
画像データは、シェーディング補正部411と入力マス
キング部412とにより補正される。そして、変倍動作
時には、その補正された画像データは、変倍処理部41
3で変倍処理される。次に、LOG変換部414では、
R,G,Bの画像データはC,M,Yの画像データに変
換される。この変換されたC,M,Yの画像データは、
圧伸部415によってデータの圧縮、記憶、伸長が行わ
れる。この圧伸された画像データは、後述するプリンタ
部302のそれぞれの色に同期して読み出され、マスキ
ング・UCR部416によってマスキング処理される。
その後、γ補正部417とエッジ強調部418とによ
り、C,M,Y,Kの出力画像データを作り、プリンタ
部302に送出される。
【0040】プリンタ部302について説明する。32
6は、後述の図1に示す画像制御部である。この画像制
御部326は、リーダ部301の画像処理部401から
画像データが送られる。321〜324は、レーザ光を
出射するレーザ素子である。325は、レーザ素子32
1〜324からのレーザ光を感光ドラム340上に走査
させるポリゴンスキャナである。
【0041】そして、画像制御部326によって各色の
同期をとり、リーダ部301の画像処理部401からの
画像データに応じてM,C,Y,K各色独立してレーザ
素子321〜324は駆動される。レーザ素子321〜
324から出射された各レーザ光は、各色の感光ドラム
340上を走査する。
【0042】331は、初段のマゼンタ(M)の画像形
成部である。332,333,334は、同様に構成さ
れたシアン(C),イエロー(Y),ブラック(K)の
各色の画像形成部である。画像形成部331において、
340は、レーザ光の露光により潜像を形成する感光ド
ラムである。341は、感光ドラム340上にトナー現
像を行う現像器である。現像器341内の342は、現
像バイアスを印加し、トナー現像を行う現像スリーブで
ある。343は、現像スリーブ342上の現像剤からの
反射光量により現像剤濃度を検出する現像剤濃度センサ
である。344は、感光ドラム340を所望の電位に帯
電させる1次帯電器である。345は、転写後の感光ド
ラム340の表面を清掃するクリーナである。346
は、クリーナ345で清掃された感光ドラム340の表
面を除電し、1次帯電器344において良好な帯電を得
られるようにする補助帯電器である。347は、感光ド
ラム340上の残留電荷を消去する前露光ランプであ
る。348は、転写ベルト354の内部から放電を行
い、感光ドラム340上のトナー画像を転写部材(記録
媒体)に転写する転写帯電器である。349は、感光ド
ラム340上に形成される現像剤からの反射光量を検出
する現像濃度センサである。なお、画像形成部332,
333,334については、画像形成部331と同様な
構造であるので、その説明は省略する。
【0043】一方、紙などの記録媒体390は、用紙送
り装置351,352、再給紙装置350又は手差し用
紙送り装置353から給紙搬送され、転写ベルト354
上に送られる。そして、感光ドラム340上に形成され
たトナー像を上記転写ベルト354により搬送される記
録媒体390に転写することによって、マゼンタの画像
がその記録媒体390上に形成される。この電子写真プ
ロセスをシアン、イエロー、ブラックで各現像ステーシ
ョンにおいて同様に行うことによって、原稿画像に対応
したカラー画像が記録媒体390上に形成される。記録
媒体390は、定着前搬送ベルト355を通過した後、
定着器356によってトナー像が加熱定着され、機外に
排出される。
【0044】また、画像面を裏返して排出する裏面排紙
を行う場合には、記録媒体390は反転搬送路357に
搬送され、この反転搬送路357で反転された後、排紙
される。また、両面の画像形成を行うモードでは、定着
された記録媒体390は、反転搬送路357から再給紙
搬送路358へと搬送され、2面目の画像形成を行うた
めの媒体として再給紙装置350に送り込まれる。
【0045】360は、記録媒体390の表面性を検知
する表面性検知センサである。この表面性検知センサ3
60の構成については、後述する図3において説明す
る。361は、記録媒体を一度停止し、画像形成部33
1〜334への記録媒体390の搬送のタイミングを決
定するレジストローラである。なお、本装置では、操作
部(図示せず)によって、操作者から装置への操作、お
よび、装置から操作者への指示が可能である。
【0046】(制御システム)図1は、記録媒体390
の表面性を検知し、その表面性の結果に基づいて、転写
帯電器348の転写高圧の制御を行う制御システムの1
例を示す。
【0047】360は、記録媒体390の表面性の検知
を行う表面性検知センサである。この表面性検知センサ
360からの検知信号は、プリンタ部302の画像制御
部326に入力される。この画像制御部326におい
て、101は、装置本体のシーケンス制御を司る中央処
理装置(CPU)である。102は、本発明に係る図6
に示す制御プログラム102aが記録されたROMであ
る。103は、CPU101が制御シーケンスにおいて
記憶領域に用いるRAMである。104は、表面性検知
センサ360から入力される検知信号のアナログ値をデ
ジタル値に変換するA/Dコンバータである。105
は、CPU101からの命令により、転写高圧をはじめ
とする各負荷のオン(ON)/オフ(OFF)制御用の
信号を与えるI/Oポートである。106は、転写高圧
制御値として可変なアナログ値を生成するD/Aコンバ
ータである。また、1020は、I/Oポート105か
らのON/OFFの制御信号aと、D/Aコンバータ1
06からのアナログ制御信号bとに基づいて、転写帯電
器348に転写高圧を供給する転写高圧供給部である。
【0048】(高圧供給部)図2は、転写高圧供給部1
020の構成を示す。
【0049】1301は、高圧発生回路である。130
2は、スイッチング回路である。1303はPWM回
路、1304は比較器、1305はレベル検出抵抗であ
る。D/Aコンバータ106から出力されたアナログ制
御信号bは、比較器1304に入力される。その比較器
1304の一方の入力は、レベル検出抵抗1305に接
続され、高圧出力に比例した信号が入力される。比較器
1304の出力は、PWM回路1303に入力され、転
写高圧用のアナログ制御信号bと高圧レベル信号cとの
差に応じてデューティを決められた信号dを高圧発生回
路1301に出力する。高圧発生回路1301は、PW
M回路1303からの信号dのデューティに応じた高圧
の信号eを出力することによって、アナログ制御信号b
に応じた高圧出力の制御が可能となる。
【0050】また、I/Oポート105からON/OF
F制御の信号aをスイッチング回路1302に入力し、
高圧発生回路1301への入力をオフすることにより、
高圧出力のON/OFFの制御を行うことが可能とな
る。このとき、記録媒体390の表面性の値に対するそ
れぞれの制御値の生成については、CPU101による
演算処理やルックアップテーブルを利用することで実現
可能である。
【0051】そして、図7に示したように、給紙搬送路
上に設けられた表面性検知センサ360を用いて、画像
形成前の段階で、給紙された記録媒体390に対してそ
の表面性の検知を行う。そして、検知されたアナログ信
号を、A/Dコンバータ104によりデジタル値に変換
する。その変換した値に応じて、CPU101による演
算や、ルックアップテーブルによる数値変換などを行っ
て制御値を決定する。
【0052】(表面性検知センサ)図3は、表面性検知
センサ360の構成例を示す。
【0053】発光ダイオード22からの照射光は、偏光
フィルタ23を透過することにより、S偏光のみの出力
光となって出力される。この出力は、測定面である反射
体27(前記記録媒体390)で反射する。このとき、
反射体27の材質や表面性の状態に応じて、S偏光だけ
でなく、P偏光の光も反射される。この反射されたS偏
光とP偏光とを含む反射光は、表面性検知センサ360
内に入射し、偏光ビームスプリッタ24に入射する。こ
こで、偏光ビームスプリッタ24に入射されたS偏光と
P偏光とが混在した光は、S偏光が偏光ビームスプリッ
タ24で反射され、P偏光が偏光ビームスプリッタ24
を透過することになる。そして、S偏光,P偏光は、そ
れぞれS偏光受光素子25,P偏光受光素子26に導入
され、光量に応じた出力電圧を出力する。この出力電圧
は、A/Dコンバータ104に入力され、デジタル値に
変換され、CPU101にて処理される。
【0054】図4は、センサ出力値が反射体27の材質
によって変化する特性を示す。ここで、横軸は、表面性
検知センサ360から反射体27までの相対距離であ
る。縦軸は、相対出力値SF=(S−P)/(S+P)
である。S,Pは、それぞれS偏光受光素子25,P偏
光受光素子26からの出力値である。
【0055】ここで、反射体27としては、複写機やプ
リンタなどの記録媒体として一般的な通常の白紙27
a、光沢紙27b、OHPフィルム27c、反射体無し
27dを示している。
【0056】この図4からわかるように、センサからの
距離にそれほど依存することなく、相対出力値SF=
(S−P)/(S+P)は各反射体ごとにほぼ一定の値
を示す。そして、各反射体27における表面性の違いに
より、相対出力値SF=(S−P)/(S+P)はOH
Pフィルム27cでは大きな値を示し、次いで、光沢紙
27b、標準の白紙27a、反射体無し27dとなる。
【0057】ここで、閾値として、T0,T1,T2を
設定し、比較を行うことによって、OHPフィルム27
c,光沢紙27b,標準の白紙27a,反射体無し27
dの判別が可能となる。
【0058】また、総受光量に相当する(S+P)で規
格化することによって、LED光量の低下などの変動に
対しても十分強い特性となる。記録媒体の表面性の違い
に応じて、画像の質感は大きく変化する。そして、画像
の光質感を変動させる要因としては、感光体340上に
形成した現像した現像剤の記録媒体390への転写の具
合が大きく関与してくる。
【0059】(高圧供給部)図5は、画像形成部331
の高圧供給部の概略構成を示す。
【0060】1020は、転写帯電器348をプラス
(+)の高圧に印加する転写高圧供給部である。102
1は、現像スリーブ342をマイナス(−)の高圧に印
加する現像高圧供給部である。1022は、1次帯電器
344をマイナス(−)の高圧に印加する1次高圧供給
部である。
【0061】そして、1次高圧供給部によって1次帯電
器344を所定のマイナス電位に印加する。これによ
り、回転する感光体340の表面は、マイナスに帯電さ
れる。そのマイナスに帯電した感光体340の表面に、
画像データに応じて出力されたレーザ光が照射されるこ
とによって、レーザ光が照射された照射部分はマイナス
の帯電が消え、周りの部分に比較してプラスの相対電位
を持つようになる。
【0062】現像高圧供給部1021によって現像スリ
ーブ342は、マイナスに帯電される。これにより、そ
の現像スリーブ342上の現像剤もマイナスに帯電さ
れ、そのマイナスに帯電したトナーはレーザ光照射によ
って相対的にプラスに帯電した照射部分にのみ引き付け
られ、現像が行われる。
【0063】その現像された感光体340は回転してい
き、転写帯電器348に対向した位置に向かう。この転
写帯電器348の位置には、記録媒体390が搬送され
ている。このとき、転写帯電器348は、転写高圧供給
部1020によって、より強くプラスに帯電されている
ため、記録媒体390はその裏面側からプラスに帯電さ
れることになる。これにより、感光体340上のマイナ
スに帯電したトナーは、プラスに帯電した記録媒体39
0に転写されることになり、画像形成が行われる。
【0064】(シーケンス)図6は、記録媒体390の
表面性を検知し,転写高圧の制御を行うシーケンスの1
例を示す。
【0065】操作者からのコピースタートの入力(ステ
ップS1)を待ち、給紙シーケンスを開始する(ステッ
プS2)。レジストローラ361で記録媒体390を挟
持した時点で表面性の検知を行い、デジタル化された表
面性に関する相対出力値SFの入力を行う(ステップS
3)。
【0066】SFが範囲T2以上か否か判定し(ステッ
プS4)、その範囲内にある場合、転写高圧を規定する
制御データTR=TR2とする(ステップS5)。一
方、SFが範囲T2を超えない場合は、ステップS6に
進む。
【0067】ステップS6ではSFが範囲T1〜T2の
間にあるか否か判定し(ステップS6)、その範囲内に
ある場合、転写高圧を規定する制御データTR=TR1
とする(ステップS7)。一方、SFが範囲T1〜T2
内にない場合、ステップS8に進む。
【0068】ステップS8では、転写高圧を規定する制
御データTR=TR0とする(ステップS8)。そし
て、転写高圧用のアナログ制御信号bを制御データTR
に基づき変更し、転写高圧供給部1020に送出する
(ステップS9)。そして、I/Oポート105からの
転写高圧用のON信号aによる制御を含む画像形成シー
ケンス(ステップS10)を行い、転写制御量に基づい
た転写高圧を所定のタイミングで転写帯電器348に供
給することにより、処理を終了する。
【0069】なお、区分分けに用いた値T0,T1,T
2および転写高圧制御データTR0,TR1,TR2
は、それぞれ特性に基づいて決められた値である。ま
た、ここでは、記録媒体390の表面性を3区分に分
け、CPU101が制御量を決定するシーケンスを例と
したが、区分数や制御量の決定方法はこれに限定される
ものではない。
【0070】次に、本発明の第2の実施の形態を、図9
〜図11に基づいて説明する。なお、装置の全体的な概
略構成については、前記図7、図8と同様であり、その
説明は省略する。
【0071】(装置構成)図11は、本例に用いられる
画像形成装置の全体構成の概略を示す。なお、基本的な
構成は、前記図7の装置と同様であるため、その同様な
部分の説明は省略する。
【0072】用紙送り装置351,352内には、用紙
支持板3511,3521がそれぞれ配置されている。
第1の実施の形態の例では特に言及しなかったが、通
常、各給紙段にはフォトインタラプタや反射型センサな
どで構成される用紙の有無を判別するセンサが配置され
ている。本例では、これらのセンサの代わりに、各給紙
段に記録媒体390の表面性を検知する表面性検知セン
サ3601,3602,3603を配設する。
【0073】これらのセンサは、第1の実施の形態の例
で説明したセンサと同様な構造である。表面性検知セン
サ3601,3602,3603に対向する支持板の部
分は、切り欠きを入れて、用紙がある場合とない場合と
の検出を可能な構成としている。また、手差し用の再給
紙装置353に関しては、用紙下から検出することによ
り、用紙が無い場合は完全に反射物が無い状態となり、
用紙の有無の検出が可能となる。これらセンサを用いる
ことにより、用紙の表面性とともに、用紙の有無の検出
を行うことが可能となる。
【0074】(制御システム)図9は、画像形成部33
1の1次高圧および現像高圧の供給部に対する制御シス
テムの1例を示す。なお、基本的な構成は、前記図1と
同様である。ROM102には、本発明に係る図10に
示す制御プログラム102bが記録されている。
【0075】表面性検知センサ3601,3602,3
603の出力は、それぞれ第1の実施の形態の例と同様
に、A/Dコンバータ104に入力され、デジタル値に
変換されて演算処理される。ここで、センサの特性を示
した図4の通り、反射物が無い場合は、相対出力値SF
=(S−P)/(S+P)は閾値T0以下となり、他の
用紙がある場合と判別が可能となる。
【0076】また、表面性の検知に基づく最適な画質形
成のための制御対象高圧供給部として、本例では、1次
高圧供給部1022,現像高圧1021に関して説明を
行う。これら2つの高圧出力の概略動作は、前記図5に
示したものと同一であり、また、前記図2に示した転写
高圧と同様な構成で実現可能である。
【0077】(シーケンス)図10は、各給紙段の記録
媒体390の有無と表面性とを検知し,1次高圧および
現像高圧の制御を行うシーケンスの1例である。
【0078】操作者からの給紙段の指定の入力(ステッ
プS21)に基づき、指定された給紙段の表面性検知セ
ンサからデータの取り込みを行う(ステップS22)。
その時、指定の給紙段の相対出力値SFがT0以下であ
れば(ステップS23)、操作部(図示せず)より操作
者に対して用紙無しを警告する(ステップS24)。操
作者は、給祇段を変更するか、用紙を補給して同じ給紙
段を指定することで、コピーを継続することが可能であ
る。
【0079】指定の給紙段の相対出力値SFがT0以上
であれば、コピースタートの入力(ステップS25)に
より、給紙シーケンスを開始する(ステップS26)。
そして、SFが範囲T2以上かどうか判定し(ステップ
S27)、その範囲内にある場合、1次高圧値を規定す
る制御データPT=PT2とし、現像高圧値を規定する
制御データDV=DV2とする(ステップS28)。S
Fが範囲T1〜T2の間にあるかどうか判定し(ステッ
プS29)、その範囲内にある場合、1次高圧値を規定
する制御データPT=PT1とし、現像高圧値を規定す
る制御データDV=DV1とする(ステップS30)。
【0080】SFがそれ以外の場合、1次高圧値を規定
する制御データPT=PT0とし、現像高圧値を規定す
る制御データDV=DV0とする(ステップS31)。
そして、1次高圧制御アナログ量を制御データPTに基
づき変更し、現像高圧制御アナログ量を制御データPT
に基づき変更し,それぞれの制御アナログ量をそれぞれ
の高圧供給部に送出する(ステップS32)。これらの
制御量に基づいた画像形成シーケンス(ステップS3
3)を行い、処理を終了する。
【0081】なお、区分分けに用いた値T0,T1,T
2は特性に基づいて決められた値である。また、記録媒
体390の表面性を3区分に分け、CPU101が制御
量を決定するシーケンスを例としたが、区分数や制御量
の決定方法はこれに限定されるものではない。また、第
1の実施の形態で説明した、転写高圧制御との組み合わ
せ、および単一の検知センサによる構成との組み合わせ
を限定するものではない。
【0082】(発明の概要)第3および第4の発明(第
3および第4の実施の形態)は、媒体の表面性を検知す
る手段として、記録媒体に照射した光の反射光の2つの
偏光成分を検出する検出手段を用い、記録媒体の表面性
を判別し、その判別した結果に基づいて、γテーブルや
レーザパワーといった光制御値を適切に変化させること
を特徴とする。
【0083】次に、本発明の第3の実施の形態を、図1
2〜図16に基づいて説明する。なお、装置の全体的な
概略構成については、前記図7、図8と同様であり、そ
の説明は省略する。
【0084】(制御システム)図12は、記録媒体の表
面性を検知し、その結果に基づいてγテーブルの制御を
行う制御システムの1例を示す。
【0085】360は、記録媒体390の表面性の検知
を行うセンサである。101は、本体のシーケンス制御
を司る中央処理装置(CPU)である。102は、本発
明に係る図16に示す制御プログラム102cが記録さ
れたROMである。103は、CPU101が制御シー
ケンスにおいて記憶に用いるRAMである。104は、
アナログ値をデジタル値に変換するA/Dコンバータで
ある。105は、CPU101からの命令により、γテ
ーブルの選択をはじめとする各負荷のON/OFF制御
の制御信号を与えるI/Oポートである。
【0086】417は、I/Oポート105からのON
信号に基づいて、バンク切り替えが可能な画像データ変
換テーブルであるγテーブルである。このとき、記録媒
体390の表面性の値に対するそれぞれのγテーブル選
択制御値の生成については、CPU101による演算や
ルックアップテーブルの利用などで実現可能である。
【0087】前記図7に示したように、検知センサ36
0を給紙搬送路上に設けることにより、これから画像形
成を行うために給紙を行った記録媒体に対して、画像形
成を行う前に、その表面性の検知を行う。その検知され
たアナログ信号を、A/Dコンバータ104によリデジ
タル値に変換する。そして、その変換した値に応じて、
CPU101による演算や、ルックアップテーブルによ
る数値変換などを行い、γテーブル選択制御値を決定す
る。
【0088】(変換テーブル)図13および図14は、
画像データ変換テーブルの構成例を示す。図13および
図14のγテーブルの例では、バンク00のテーブルと
して通常紙用のテーブル、バンク01のテーブルとして
光沢紙用のテーブル、バンク10のテーブルとしてOH
P用のテーブルをそれぞれ配した様子を示す。ここで
は、説明のために、一色分を示すが、装置においては
C,M,Y,Kの4色分独立に存在するものである。
【0089】γ補正部417内に設けられたγデーブル
は、メモリで構成される。各画像データが0〜7の8ビ
ットで構成される場合、各バンクのメモリのアドレス0
0hからFFhまでの各データとして、入力される画像
データ値に対応する出力データ値を予め記憶させる。そ
のデータ記憶は、CPU101からのデータ書き込みに
より実現できる。そして、入力画像データ値をアドレス
として入力することにより、その入力画像データ値に対
応した出力画像データ値を読み出すことができ、所望の
データ変換が可能となる。このメモリのアドレスの8ビ
ットおよび9ビットにメモリのバンク切り替え信号SE
L0,SEL1を入力し、バンクの異なるそれぞれの領
域に、それぞれ所定のγカーブに則した変換データを設
定する。このSEL0,SEL1の入力を切り替えるこ
とにより、同じ入力画像データに対しても、異なるγカ
ーブを有する画像データが出力されることになる。この
とき、予め記憶される変換テーブルの値として、記録媒
体390に応した値を用いることで、最適な画像形成が
可能となる。
【0090】図15は、記録媒体390毎のγテーブル
の例を示す。画像形成条件が理想に近い光沢紙では、入
力画像データに対して直線的な出力画像データ(点線)
となる。低濃度部での画像かぶりおよび高濃度部での濃
度抜けといった一般的な問題を有する通常紙では、低濃
度部では出力データを低めに、高濃度部では出力データ
を高めに設定したγカーブ(一点鎖線)となる。転写特
性のあまりよ良くないOHPに対しては、全体的に出力
データを高めにした変換テーブル(実線)となる。この
ような記録媒体390の特性を補完するようにテーブル
を作成し、入力画像データに対してデータ変換を行うこ
とで、理想的なデータ/濃度特性を実現することができ
る。
【0091】(シーケンス)図16は、記録媒体390
の表面性を検知し、転写高圧の制御を行うシーケンスの
1例を示す。
【0092】操作者からのコピースタートの入力(ステ
ップS41)により、給紙シーケンスを開始する(ステ
ップS42)。そして、レジストローラ361で記録媒
体390を挟持した時点で表面性の検知を行い、デジタ
ル化された表面性の相対出力値SFの入力を行う(ステ
ップS43)。SFが範囲T2以上かどうか判定し(ス
テップS44)、その範囲内にある場合、γ選択信号を
SEL0=0,SEL1=1とする(ステップS4
5)。一方、SFがその範囲T2を超えていない場合は
ステップS46に進む。
【0093】ステップS46では、SFが範囲T1〜T
2の間にあるかどうか判定し、その範囲内にある場合、
γ選択信号をSEL0=1,SEL1=0(ステップS
47)とする。SFがその範囲T1〜T2以外の場合、
γ選択信号をSEL0=0,SEL1=0(ステップS
48)とする。このγ変換デーブルによる画像データ変
換に基づいた画像形成シーケンス(ステップS49)を
行い、処理を終了する。
【0094】なお、区分分けに用いた値T0,T1,T
2はそれぞれ特性に基づき決められた値である。また、
ここでは、記録媒体390の表面性を3区分に分け、C
PU101が制御量を決定するシーケンスを例とした
が、区分数や制御量の決定方法はこれに限定されるもの
ではない。
【0095】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
7〜図20に基づいて説明する。なお、装置の全体的な
概略構成については、前記図7、図8、図11と同様で
あり、その説明は省略する。
【0096】(制御システム)図17は、制御システム
の1例を示す。ROM102内には、本発明に係る図2
0に示す制御プログラム102dが記録されている。ま
た、前記図11の装置と同様に、各給紙段には、記録媒
体390の表面性を検知する表面性検知センサ360
1,3602,3603が配設されている。表面性検知
センサ3601,3602,3603の出力は、前述し
た各例と同様に、A/Dコンバータ104に入力され、
デジタル値に変換されて演算処理される。ここで、前記
図4に示したように、反射物が無い場合は、相対出力値
SF=(S−P)/(S+P)は閾値T0以下となり、
他の用紙がある場合と判別が可能である。これにより、
用紙の表面性とともに、用紙の有無の検出を行うことが
できる。
【0097】本例では、表面性の検知に基づく最適な画
像形成のため、画像形成用レーザパワーを変化させる系
に関して説明を行う。
【0098】(レーザドライバ)図18は、レーザドラ
イバ部321の内部構成を示す。
【0099】1401は、画像処理部401から出力さ
れるビデオ信号が入力されるDAコンバータである。1
402は、PWMのための三角波を生成する三角波発生
回路である。1403は、DAコンバータ1401によ
ってアナログ化されたビデオ信号と三角波とを比較して
PWM出力を生成するコンパレータである。1404
は、半導体レーザの駆動電流Idを供給する定電流源で
ある。1405は、駆動電流IdをPWMパルスに基づ
いてスイッチングするスイツチング素子である。140
6は、バイアス電流源となる可変電流源である。140
8は、バイアス電流と駆動電流とにより電流駆動される
半導体レーザである。1409は、半導体レーザ140
8からの出力光をモニタするフォトセンサである。半導
体レーザ1408とフォトセンサ1409とは、レーザ
ケーシング1407内に設けられている。1410は、
所定のタイミングでフォトセンサ1409からの出力を
サンプル&ホールドするS/H回路である。1411
は、DAコンバータ106からのアナログ値によるレー
ザパワー制御信号fとサンプルされたレーザ光量とを比
較する比較増幅回路である。比較増幅回路1411の出
力は、可変電流源1406にフィードバックされ、レー
ザパワー制御信号fに応じたレーザ光量に追従するよう
にバイアス電流を可変して半導体レーザ1408を駆動
する。
【0100】図19は、半導体レーザ1408へ供給さ
れる電流とレーザ光量との関係を示す。
【0101】Idは駆動電流であり、データに応じてス
イッチングされる。バイアス電流は、レーザパワー制御
信号fに基づいて、Ib1からIb2の範囲で可変され
る。すなわち、レーザバワー制御信号fに基づいてバイ
アス電流がIb1に設定された場合、半導体レーザ14
08は電流I1で駆動され、P1の光量となる。レーザ
パワー制御信号fに基づいてバイアス電流がIb2に設
定された場合、半導体レーザ1408は電流I2で駆動
され、P2の光量となる。このように設定したアナログ
値に応じたP1からP2の間のレーザパワーでのレーザ
ー駆動が可能となる。これにより、用紙の表面性の違い
に応じて、最適なレーザパワーによる画像形成が可能と
なる。
【0102】(シーケンス)図20は、各給紙段の記録
媒体390の有無と表面性とを検知し、レーザパワーの
制御を行うシーケンスの1例を示す。
【0103】操作者からの給紙段の指定の入力(ステッ
プS51)に基づいて、指定された給紙段の表面性検知
センサからデータの取り込みを行う(ステップS5
2)。指定の給紙段の相対出力値SFがT0以下か否か
を判定し(ステップS53)、SFがT0以下であれば
操作部(図示せず)より操作者に対して用紙無しを警告
する(ステップS54)。この場合、操作者は、給紙段
を変更するか、用紙を補給して同じ給紙段を指定するこ
とにより、コピーを継続することが可能である。一方、
SFがT0を超えていれば、ステップS55に進む。
【0104】ステップS55ではコピースタートの入力
を待ち、給紙シーケンスを開始する(ステップS5
6)。
【0105】SFが範囲T2以上か否か判定し(ステッ
プS57)、その範囲内にある場合、レーザパワーを規
定する制御データPD=PD2とする(ステップS5
8)。一方、SFが範囲T2を超えない場合は、ステッ
プS59に進む。
【0106】ステップS59では、SFが範囲T1〜T
2の間にあるか否か判定し、その範囲内にある場合、レ
ーザパワーを規定する制御データPD=PD1とする
(ステップS60)。一方、SFが範囲T1〜T2内に
ない場合は、ステップS61に進む。
【0107】ステップS61では、レーザパワーを規定
する制御データPD=PD0とする。そして、レーザパ
ワー制御信号を制御データPDに基づいて変更し、制御
アナログ量Pをレーザドライバ321に送出する(ステ
ップS62)。これらの制御量に基づいた画像形成シー
ケンス(ステップS63)を行い、処理を終了する。ま
た、区分分けに用いた値T0,T1,T2は、特性に基
づいて決められた値である。
【0108】なお、記録媒体390の表面性を3区分に
分け、CPU101が制御量を決定するシーケンスを例
としたが、区分数や制御量の決定方法はこれに限定され
るものではない。また、本例は、前述した例で説明した
転写高圧制御との組み合わせや、単一の検知センサによ
る構成との組み合わせに限定されるものではない。
【0109】(発明の概要)第5および第6の発明(第
5および第6の実施の形態)は、媒体の表面性を検知す
る手段として、記録媒体に照射した光の反射光の2つの
偏光成分を検出する検出手段を用い、記録媒体の表面性
を判別し、その判別した結果に基づいて定着温度、定着
速度といった定着熱量を適切に変化させることを特徴と
する。
【0110】次に、本発明の第5の実施の形態を、図2
1〜図23に基づいて説明する。なお、装置の概略構成
は、前記図7、図8と同様であり、その説明は省略す
る。
【0111】(制御システム)図21は、記録媒体の表
面性を検知し、その結果に基づいて定着熱量の制御を行
う場合の制御システムの1例である。
【0112】360は、図7に示した装置における記録
媒体390の表面性の検知を行うセンサである。101
は、本体のシーケンス制御を司る中央処理装置(CP
U)である。102は、本発明に係る図23に示す制御
プログラム102eが記録されたROMである。103
は、CPU101が制御シーケンスにおいて記憶に用い
るRAMである。104は、アナログ値をデジタル値に
変換するA/Dコンバータである。105は、CPU1
01からの命令によって、モータ駆動をはじめとする各
負荷のON/OFF制御の信号を与えるI/Oポートで
ある。1001は、CPU101からのデータに基づい
て変化する周波数の信号を発生するタイマ回路である。
【0113】1002は、I/Oポート105からのO
N信号gに基づいて定着器356の加熱ヒータ906
a,906bに電流を供給するヒータ駆動回路である。
1003は、I/Oポート105からのON信号hによ
りON/OFFされ、タイマ回路1001からの基準周
波数信号iに応じた回転速度で定着駆動モータ1004
を駆動する定着モータ駆動回路である。このとき、記録
媒体390の表面性の値に対するそれぞれの制御値の生
成については、CPU101による演算やルックアップ
テーブルの利用などが考えられる。
【0114】また、定着速度の設定においては、上記の
タイマ回路1001の使用以外にも、複数の基準周波数
の中から一つの周波数を選択するような回路によっても
実現可能である。
【0115】前記図7に示したように、表面性検知セン
サ360を給紙搬送路上に設けることにより、これから
画像形成を行うために給紙を行った記録媒体390に対
して、画像形成を行う前に、その表面性の検知を行う。
検知されたアナログ信号を、A/Dコンバータ104に
よりデジタル値に変換する。その変換された値に応じ
て、CPU101による演算や、ルックアップテーブル
による数値変換などを行って制御値を決定する。
【0116】画像の光沢感は、記録媒体390の表面性
の違いに応じて、大きく変化する。画像の光沢感を変動
させる要因としては、加熱定着による現像剤の溶着の具
合も大きく起因してくる。そして、画像形成時に可変可
能な定着熱量の制御要因としては、定着温度と定着速度
との2点がある。すなわち、より光沢感を出すために多
くの熱量を必要とする場合、定着温度はより高く、定着
速度はより遅くなるように制御を行えばよい。
【0117】図22は、定着器356の機構の概略構成
を示す。
【0118】定着装置は、回転自在に配設された定着ロ
ーラ901と、定着ローラ901に圧接しながら回転す
る加圧ローラ902との間に記録媒体390を狭持し、
未定着の現像剤像を加熱および加圧することによって、
定着を行う熱ローラ定着方式が広く用いられている。こ
れに加え、離型剤供給塗布手段である離型剤塗布装置9
03とクリーニング装置904,905を有した構成と
なっている。
【0119】定着ローラ901および加圧ローラ902
の内部には、加熱手段としてハロゲンランプなどの加熱
ヒータ906a,906bが配設されて、ローラの加熱
が可能となっている。定着ローラ901、加圧ローラ9
02の一方または両方の表面に、温度を測定する手段と
して、サーミスタなどの温度測定装置907が当接され
ており、ヒータによって加熱されたローラ表面の温度を
検出する。その検出された温度の信号は、画像形成装置
全体の動作制御を行う処理装置に入力される。その温度
の情報をもとに、処理装置はローラの表面温度が適切な
定着に必要な温度THに維持されるように、ヒータ駆動
回路の制御を行う。このように、定着温度の制御は、C
PU101が管理する温度値THを変更することによっ
て可能となる。
【0120】(シーケンス)以下、定着速度の制御につ
いて述べる。
【0121】通常、定着器356のように、回転駆動を
行うためにかなり大きな負荷トルクを要する場合には、
その回転駆動体としてはDCモータが利用される。この
DCモータでは、ロータの回転周波数をホール素子など
で検出し、その周波数に基準周波数に対するPLL制御
を行うことによって回転数の制御を行っている。このた
め、回転速度の変更は、基準周波数を変更することによ
って可能となる。
【0122】図23は、記録媒体390の表面性を検知
し、定着熱量の制御を行うシーケンスの1例を示す。
【0123】操作者からのコピースタートの入力(ステ
ップS71)により、給紙シーケンスを開始する(ステ
ップS72)。そして、レジストローラ361で記録媒
体390を挟持した時点で表面性の検知を行い、デジタ
ル化された表面性の相対出力値SF(図4参照)の入力
を行う(ステップS73)。
【0124】SFが範囲T2以上かどうか判定し(ステ
ップS74)、その範囲内にある場合、定着ローラ温度
を規定する制御データTH=TH2とし、定着速度を規
定する制御データCS=CS2とする(ステップS7
5)。一方、SFが範囲T2を超えない場合は、ステッ
プS76に進む。
【0125】ステップS76ではSFが範囲T1〜T2
の間にあるかどうか判定し、その範囲内にある場合、定
着ローラ温度を規定する制御データTH=TH1とし、
定着速度を規定する制御データCS=CS1とする(ス
テップS77)。一方、SFが範囲T1〜T2にない場
合は、ステップS78に進む。
【0126】ステップS78では定着ローラ温度を規定
する制御データTH=TH0とし、定着速度を規定する
制御データCS=CS0とする。そして、定着制御温度
を制御データTHに基づいて変更し、定着速度制御デー
タCSに基づいてタイマ回路を設定することによって、
定着モータ駆動回路に周波数を送出する(ステップS7
9)。これらの制御量に基づいた定着熱量による加熱定
着を含む画像形成シーケンス(ステップS80)を行
い、処理を終了する。
【0127】なお、区分分けに用いた値T0,1,T2
は、特性に基づいて決められた値である。また、ここで
は、記録媒体390の表面性を3区分に分け、CPU1
01が制御量を決定するシーケンスを例としたが、区分
数や制御量の決定方法はこれに限定されるものではな
い。
【0128】次に、本発明の第6の実施の形態を、図2
4〜図25に基づいて説明する。なお、装置の概略構成
は、前記図7、図8、図11と同様であり、その説明は
省略する。
【0129】(制御システム)ROM102内には、本
発明に係る図25に示す制御プログラム102fが記録
されている。また、前記図11に示した装置の各給紙段
には、記録媒体390の表面性を検知する表面性検知セ
ンサ3601,3602,3603が配設されている。
表面性検知センサ3601,3602,3603の出力
は、前述した各例と同様に、A/Dコンバータ104に
入力され、デジタル値に変換されて演算処理される。こ
こで、前記図4に示したように、反射物が無い場合は、
相対出力値SF=(S−P)/(S+P)は閾値T0以
下となり、他の用紙がある場合と判別が可能である。こ
れにより、用紙の表面性とともに、用紙の有無の検出を
行うことができる。
【0130】(シーケンス)図25は、各給紙段の記録
媒体390の有無と表面性とを検知し、定着熱量の制御
を行うシーケンスの1例である。
【0131】操作者からの給紙段の指定の入力(ステッ
プS91)に基づいて、指定された給紙段の表面性検知
センサからデータの取り込みを行う(ステップS9
2)。
【0132】指定した給紙段の相対出力値SFが、T0
以下否かを判定する(ステップS93)。SFがT0以
下であれば、操作部より操作者に対して用紙無しを警告
する(ステップS94)。この場合、操作者は給紙段を
変更するか、用紙を補給して同じ給紙段を指定すること
により、コピーを継続することが可能である。一方、S
FがT0を超える場合は、ステップS95に進む。
【0133】ステップS95ではコピースタートの入力
(ステップS95)を待ち、入力があれば給紙シーケン
スを開始し(ステップS96)、ステップS97に進
む。
【0134】ステップS97ではSFが範囲T2以上か
どうか判定し、その範囲内にある場合、定着ローラ温度
を規定する制御データTH=TH2とし、定着速度を規
定する制御データCS=CS2とする(ステップS9
8)。一方、SFが範囲T2を超えない場合は、ステッ
プS99に進む。
【0135】ステップS99では、SFが範囲T1〜T
2の間にあるかどうか判定し、その範囲内にある場合、
定着ローラ温度を規定する制御データTH=TH1と
し、定着速度を規定する制御データCS=CS1とする
(ステップS100)。一方、SFが範囲T1〜T2に
ない場合は、ステップS101に進む。
【0136】ステップS101では、定着ローラ温度を
規定する制御データTH=TH0とし、定着速度を規定
する制御データCS=CS0とする。そして、定着制御
温度を制御データTHに基づいて変更し、定着速度制御
データCSに基づいてタイマ回路1001を設定するこ
とによって、定着モータ駆動回路に周波数を送出する
(ステップS102)。これらの制御量に基づいた定着
熱量による加熱定着を含む画像形成シーケンス(ステッ
プS103)を行い、処理を終了する。
【0137】なお、区分分けに用いた値T0,T1,T
2は、特性に基づき決められた値である。また、ここで
は、記録媒体390の表面性を3区分に分け、CPU1
01が制御量を決定するシーケンスを例としたが、区分
数や制御量の決定方法はこれに限定されるものではな
い。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の質に大きな影響をもたらす記録媒体に光を照射し
てその反射光の2つの偏光成分の光量をそれぞれ検出
し、その記録媒体の表面性を判別し、その判別した結果
に基づいて高圧出力、光量、又は、定着熱量をそれぞれ
適切に制御するようにしたので、種々の記録媒体に対し
てそれぞれ好適な画像形成を行うことができる。
【0139】さらに、本発明によれば、記録媒体に照射
した光の反射光の2つの偏光成分の光量をそれぞれ検出
することによって、経時的変化や温度変化等の変動要因
による誤検知といった問題を解消することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】転写高圧供給部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】センサの内部構成を示すブロック図である。
【図4】各種記録媒体に対するセンサ出力値の相対的な
関係を示す特性図である。
【図5】電子写真式による画像形成の原理を示す説明図
である。
【図6】画像形成制御の1例を示すフローチャートであ
る。
【図7】複写機全体の概略構成を示す断面図である。
【図8】画像処理の流れを示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態である制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図10】画像形成制御の1例を示すフローチャートで
ある。
【図11】複写機全体の概略構成を示す断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態である制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図13】画像データ変換テーブルの1例を示す説明図
である。
【図14】個々の入力画像データに対する出力画像デー
タの関係(γ曲線)を示す特性図である。
【図15】各種記録媒体に対するγ曲線を示す特性図で
ある。
【図16】画像形成制御の1例を示すフローチャートで
ある。
【図17】本発明の第4の実施の形態である制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図18】レーザドライバの内部構成を示すブロック図
である。
【図19】レーザ駆動電流に対する光量変化を示す特性
図である。
【図20】画像形成制御の1例を示すフローチャートで
ある。
【図21】本発明の第5の実施の形態である制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図22】定着器の内部構成を示す断面図である。
【図23】画像形成制御の1例を示すフローチャートで
ある。
【図24】本発明の第6の実施の形態である制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図25】画像形成制御の1例を示すフローチャートで
ある。
【図26】従来における記録媒体の判別手法を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
102a〜102f 出力制御手段 321〜324 露光供給手段 340 感光体 360〜363 状態検出手段 390 記録媒体 417 露光供給手段 1002,1003 定着供給手段 1020〜1022 高圧供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍛治 一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 増田 道晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に潜像を形成し、該潜像が形成さ
    れた感光体に現像剤を付与し、該現像剤を記録媒体に転
    写することにより画像形成を行う電子写真式の装置であ
    って、 前記記録媒体に光を照射して反射された反射光の複数の
    偏光成分を検出する状態検出手段と、 画像形成を行うための高圧出力値を供給する高圧供給手
    段と、 前記状態検出手段による前記複数の偏光成分の検出結果
    に基づいて、前記高圧供給手段の高圧出力値を制御する
    出力制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記高圧供給手段は、前記記録媒体に転
    写する転写部に高圧を供給する転写高圧供給部からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記高圧供給手段は、前記現像剤を有す
    る現像部に高圧を供給する現像高圧供給部からなること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記高圧供給手段は、前記感光体に潜像
    用の高圧を供給する1次高圧供給部からなることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記出力制御手段は、前記記録媒体の表
    面性を判別し、該判別した結果に基づいて、前記高圧供
    給手段の高圧出力値を制御することを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体に潜像を形成し、該潜像が形成さ
    れた感光体に現像剤を付与し、該現像剤を記録媒体に転
    写することにより画像形成を行う電子写真式の装置であ
    って、 前記記録媒体に光を照射して反射された反射光の複数の
    偏光成分を検出する状態検出手段と、 前記感光体に露光を行うための露光出力値を供給する露
    光供給手段と、 前記状態検出手段による前記複数の偏光成分の検出結果
    に基づいて、前記露光供給手段の露光出力値を制御する
    出力制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記出力制御手段は、前記露光供給手段
    の露光出力値を制御する画像データ変換テーブル値を有
    することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記出力制御手段は、前記露光供給手段
    のレーザパワー値を制御することを特徴とする請求項6
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記出力制御手段は、前記記録媒体の表
    面性を判別し、該判別した結果に基づいて画像形成を行
    うための露光出力値の制御を行うことを特徴とする請求
    項6ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 感光体に潜像を形成し、該潜像が形成
    された感光体に現像剤を付与し、該現像剤を記録媒体に
    転写することにより画像形成を行う電子写真式の装置で
    あって、 前記記録媒体に光を照射して反射された反射光の複数の
    偏光成分を検出する状態検出手段と、 画像形成を行うための定着出力値を供給する定着供給手
    段と、 前記状態検出手段による前記複数の偏光成分の検出結果
    に基づいて、前記定着供給手段の定着出力値を制御する
    出力制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記出力制御手段は、前記定着供給手
    段の定着熱量を制御することを特徴とする請求項10記
    載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記定着熱量は、定着温度と定着速度
    とを含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記出力制御手段は、前記記録媒体の
    表面性を判別し、該判別した結果に基づいて画像形成を
    行うための定着出力値の制御を行うことを特徴とする請
    求項10ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記状態検出手段は、前記記録媒体を
    収納する複数の給紙部に各々配置されたことを特徴とす
    る請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 前記複数の給紙部に各々配置された前
    記状態検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の
    有無を検出する用紙有無判別手段をさらに具えたことを
    特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体は、普通用紙、光沢紙、
    又は、透過性のフィルムからなることを特徴とする請求
    項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
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