JP2000143086A - シート先端検出装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート先端検出装置及びシート処理装置

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JP2000143086A
JP2000143086A JP10313727A JP31372798A JP2000143086A JP 2000143086 A JP2000143086 A JP 2000143086A JP 10313727 A JP10313727 A JP 10313727A JP 31372798 A JP31372798 A JP 31372798A JP 2000143086 A JP2000143086 A JP 2000143086A
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sheet
leading edge
correction
sheet material
sensor
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JP10313727A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
Yoshiyuki Suzuki
良行 鈴木
Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
Michiharu Masuda
道晴 増田
Hajime Kaji
一 鍛治
Masashi Ooyumi
大弓  正志
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート先端を高精度に検出できるシート先端
検出装置を得る。 【解決手段】 レジストローラ120の直上流で、光反
射型センサによるシート先端検出センサ313を用いて
シート先端を検出する。この場合、CPU1004a
は、シート材質判別センサ(光反射型センサ)312が
判別したシート材質に基づいて、センサ313の検出結
果を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚ずつ給送され
たシートに対して所定の処理を行うシート処理装置に備
えられるシート先端検出装置に関する。
【0002】なお、ここで言うシート処理装置を代表す
るものには、例えば、1枚ずつ給送された記録材(シー
ト)に対して画像を形成する画像形成装置(複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等)や、1枚ずつ給送された原稿
(シート)の画像を読み取る原稿画像読取装置等があ
る。
【0003】
【従来の技術】シート処理装置においては、移動中のシ
ートの先端を検出するシート先端検出手段からの情報に
基づいて連続給紙時における紙間制御等を行っている。
【0004】図12に、従来一般的に使用されているシ
ート先端検出手段の構成を示す。
【0005】本シート先端検出手段500は、フォトイ
ンタラプタ501と検知レバー(フラグ)502とから
なる。検知レバー502は支軸503上に回動可能に取
り付けられており、通常は図示のように自重によって降
下して、フォトインタラプタ501の光路を遮断してい
る。この時のフォトインタラプタ501は非検知状態に
ある。
【0006】図示の状態にある検知レバー502は矢印
方向に移動するシートSの先端によって押圧されて反時
計回り方向に回動して上昇し、フォトインタラプタ50
1の光路から外れる。これにより、フォトインタラプタ
501は検知状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記シート先
端検出手段500を用いた場合には、シートSを安定し
て搬送することや小紙間制御を行うことが難しかった。
これは、検知レバー502のガタツキやシートSの搬送
状態によって動作ポイントが変化して、検出精度で±2
〜3mm程度の検出誤差が生じてしまうからである。
【0008】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シートの安定搬送や小紙間制御を可能
とするシート先端検出装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、移動中のシートの先端を検出するシート先
端検出装置に係る。
【0010】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、シート表面での光反射を利用してシートの先端を検
出するシート先端検出手段と、シート材質に基づいて前
記シート先端検出手段の検出結果を補正する補正手段
と、を有することを特徴とする。
【0011】例えば、前記補正手段による補正は各シー
ト毎に行う。
【0012】例えば、前記補正手段は、所定範囲内のシ
ート材質である場合に前記シート先端検出手段の検出結
果を補正する。この時、固定値で補正する。
【0013】例えば、前記補正手段は、所定範囲外のシ
ート材質である場合に前記シート先端検出手段の検出結
果の補正エラーとする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】〈第1の実施の形態〉図1は本発明が適用
された複写機(シート処理装置)の全体的な構成を示
し、図2は同複写機の制御系の構成を示す。
【0016】まず、複写機の構成について簡単に説明す
る。
【0017】図1において、100は複写機本体、20
0は原稿の自動給送を行う循環式自動原稿送り装置即ち
フィーダ、250は仕分け装置即ちソータである。フィ
ーダ200とソータ250は複写機本体100に対して
自在に組合わせ使用出来るようになっている。
【0018】101は原稿載置台としての原稿台ガラス
である。また、102は画像読取り手段としての光学系
であり、原稿照明ランプ(露光ランプ)102−1と、
反射ミラー102−2〜102−4と、レンズ102−
5と、モータ102−6等から構成されており、モータ
102−6により走査しつつ露光ランプ102−1で原
稿を照明し、原稿からの反射光をミラー102−2〜1
02−4とレンズ102−5により感光体ドラム105
に照射する。
【0019】感光体ドラム105の回りには、1次帯電
器106と、ブランク露光ユニット107と、電位セン
サ108と、現像器109と転写帯電器110と、分離
帯電器111と、クリーニング装置112等が配設され
ていて、これら感光体ドラム105等により画像記録手
段が構成されている。
【0020】感光体ドラム105はメインモータ113
により矢印方向に回転するもので、1次帯電器106に
よりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反
射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電
潜像は、現像器109により現像されてトナー像として
可視化される。
【0021】一方、上段カセット114あるいは下段カ
セット115からピックアップローラ116、117に
よって繰り出され、給紙ローラ118、119により給
紙されたシートが、レジストローラ120によりトナー
像の先端とシートの先端とが一致するようにタイミング
がとられた後、感光体ドラム105に送られ、転写帯電
器110によりトナー像が転写される。この転写後、シ
ートは分離帯電器111により感光体ドラム106から
分離され、搬送ベルト121により定着器122に導か
れて加圧、加熱により定着される。そして、この後排出
ローラ123により複写機本体100の外に排出され
る。なお、トナー像転写後の感光体ドラム105はクリ
ーニング装置112により、その表面が清掃される。
【0022】複写機本体100には、例えば4000枚
のシートを収納し得るデッキ124が装備されている。
デッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126にシ
ートが常に当接するようにシートの量に応じて上昇す
る。
【0023】127は排紙フラッパであり、両面複写側
ないし多重複写側と排出側(ソータ250)の経路を切
り替える。排出ローラ123から送り出されたシート
は、この排紙フラッパ127により両面複写側ないし多
重複写側に切り替えられる。
【0024】128は下搬送パスであり、排出ローラ1
23から送り出されたシートを反転パス129を介しシ
ートを裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0025】131は両面複写と多重複写の経路を切り
替える多重フラッパであり、これを図中左方向に倒すこ
とによりシートを反転パス129に通さずに直接下搬送
パス128に導く。
【0026】132は経路133を通じてシートを感光
体ドラム105側に再給紙する再給紙ローラである。1
34は排紙フラッパ127により排出側に切り替えられ
たシートを機外に排出する排出ローラである。
【0027】両面複写や多重複写時には、排紙フラッパ
127を上方に上げて、複写済みのシートを搬送パス1
28、129を介して裏返した状態で再給紙トレイ13
0に格納する。このとき、両面複写時には多重フラッパ
131を図中右方向へ倒し、また多重複写時には多重フ
ラッパ131を図中左方向へ倒しておく。
【0028】裏面複写時や多重複写時には、再給紙トレ
イ130に格納されているシートが、下から1枚づつ再
給紙ローラ132により経路133を介してレジストロ
ーラ120に導かれる。
【0029】複写機本体からシートを反転して排出する
時には、排紙フラッパ127を図中上方へ上げ、フラッ
パ131を図中右方向へ倒し、複写済みのシートを搬送
パス129側へ搬送し、シートの後端が第1の送りロー
ラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2
の送りローラ141側へ搬送し、排出ローラ134によ
って、シートを裏返して機外へ排出する。
【0030】なお、複写機本体100内のシート搬送路
には、不図示の複数のシート検出用のセンサがあり、各
々のセンサに対して、所定タイミングまでにシートが到
達しないことの検知(遅延ジャム検知)、所定タイミン
グまでにシートがセンサから抜けないことの検知(滞留
ジャム検知)、などの紙詰まり検知(ジャム検知)が行
われ、紙詰まりが検知された場合には、所定動作後に装
置を停止させ、所定の紙詰まり表示(ジャム表示)が行
われる。
【0031】312はカセット114、115の上方に
配設されたシート材質判別センサ(シート材質判別手
段)である。また、313はレジストローラ120の直
上流に配設されたシート先端検出センサ(シート先端検
出手段)である。これらのセンサ312、313により
シート先端検出装置が構成されている。センサ312、
313については後述する。
【0032】次に、制御系について簡単に説明する。
【0033】図2において、1004は制御回路(コン
トローラ)であり、CPU1004a、ROM1004
b、RAM1004c等から構成され、ROM1004
bに格納されたプログラムに基づいて複写シーケンスを
総轄制御する。
【0034】302はサーミスタであり、定着ローラ1
44の表面温度を検出する。この検出値はA/D変換器
301でA/D変換されCPU1004aに入力され
る。CPU1004aは、サーミスタ302の検出値に
より、定着ローラ144の表面温度が所定値になるよう
に制御する。
【0035】312はシート材質判別センサであり、S
偏光受光素子312−1とP偏光受光素子312−2と
を有している。これらの素子312−1、312−2の
検出値はA/D変換器301でA/D変換されCPU1
004aに入力される。CPU1004aは、S偏光受
光素子312−1とP偏光受光素子312−2の検出値
によりシート材質を判別する。この詳細については後述
する。
【0036】313はシート先端検出センサ(反射型光
センサ)であり、A/D変換器301でA/D変換され
た値がCPU1004aに入力される。CPU(補正手
段)1004aは、その入力値をシート材質判別センサ
312の判別結果に基づいて補正してシート先端を検出
する。この詳細については後述する。
【0037】高圧制御部303は、1次帯電器106、
転写帯電器110等の帯電系、及び、現像器109等に
所定の電位を印加する高圧ユニット304の制御を行
う。
【0038】モータ制御部305は、各種ステッピング
モータやメイン駆動モータ等のモータ306の駆動を制
御する。
【0039】DC負荷制御部307は、ピックアップロ
ーラ116用等のソレノイド、レジストローラ120用
等のクラッチ、及び、ファン等の駆動を制御する。
【0040】308はシートの紙づまり検知用等のセン
サ類であり、これらの情報はCPU1004aに入力さ
れる。
【0041】ACドライバ1000は、原稿照明ランプ
103等のAC負荷309、及び定着ヒータ310への
AC電源供給を制御する。また、原稿照明ランプ10
3、定着ヒータ310等の異常を検出し、シャットオフ
機能付きのメインスイッチ1001をオフ状態にする。
【0042】電源1100は、コントローラ1004等
にDC電源を供給し、入力電源プラグ311から、メイ
ンスイッチ1001、ドアスイッチ1007を介した商
用電源が電源1100に入力される。
【0043】CPU1004aと操作部600、ペーパ
デッキ124、フィーダ200、ソータ250のそれぞ
れの間で情報のやりとりが行われるようになっている。
【0044】次に、発明に関連する部分についての説明
を行う。
【0045】本複写機においてはレジストローラ120
の直上流で、給送されてきたシートSの先端を光反射型
センサを用いたシート先端検出センサ313によって検
出している。しかし、光反射型センサの場合、シートの
材質によって検出ポイントがレンジで1.3mm程度の
検出誤差が生じ、高精度の検出を行うことが難しい。そ
こで、ここでは、シート先端検出センサ313が検出し
た値をシート材質判別センサ312が判別したシート材
質に基づいて補正することにより高精度の検出が行える
ようにする。
【0046】図3に、シート先端検出センサである光反
射型センサ313とその特性(反射率の違いによる検出
ポイントの違い)を示す。
【0047】図中横軸は移動するシートの先端と、セン
サ313の端部との距離で、センサ313がシートを検
出しはじめる距離を示す。縦軸はシート材質判別センサ
312の出力値で相対光電流IL(%)であり、センサ
312内の発光素子がシートに照射し反射された光を受
光素子で受光した光を電気信号に変換し、電流値として
表したものである。また、縦軸の相対光電流IL(%)
は反射率100%の検知シートの検知レベルを100%
とした時の相対光電流である。
【0048】スレッシュレベル20%とした場合、反射
率90%の光沢紙はセンサ313の端部(シート移動方
向上流側)から2.5mm進んだところがシートを検出
する検出ポイントということになる。反射率80%の普
通紙はセンサ313の端部から2.75mm進んだとこ
ろが検出ポイントということになる。反射率70%の再
生紙はセンサ313の端部から3mm進んだところが検
出ポイントということになる。OHPシートの場合には
センサ313の端部から3.8mm進んだところが検出
ポイントということになる。
【0049】図4に、シート材質判別センサ312の構
成を示す。
【0050】まず、検出原理について説明する。
【0051】シートに対し、光を所定の入射角で入射す
る。このときシートの表面状態の違いにより、P偏光成
分とS偏光成分の反射率が異なる。この反射率の違いを
利用し、反射光のP偏光成分光量とS偏光成分光量の割
合を比較することにより、シートの材質の判別を行う。
【0052】具体的には、P偏光受光素子312−1
と、S偏光受光素子312−2と、光の偏光成分を分け
るための偏光ビームスプリッタ312−3と、発光素子
312−4とで構成されている。
【0053】このシート材質判別センサ312のP偏光
受光素子312−1からの出力信号PD1とS偏光受光
素子312−2からの出力信号PD2はA/D変換器3
01でA/D変換されてCPU1004aに入力され
る。CPU1004aは次式(数1)にてPD1、PD
2の和/差を演算する。
【0054】
【数1】 上式による演算結果を図5に示す。
【0055】図中横軸はセンサ312からの距離(d
1)を示す。縦軸は上式に基づいて演算した値である。
シートとセンサ312との距離(d1)が中央値である
5mmのところでは、反射率90%の光沢紙で0.0
6、反射率80%の普通紙で0.14、反射率70%の
再生紙で0.22、OHPシートでは0.63となる。
【0056】図6に、センサ312によって判別したシ
ート材質と、センサ313の検出ポイント(距離)の違
いを補正する補正量との関係について示す。
【0057】次に、図7のフローチャートを用いて、シ
ート材質に基づく補正値の演算及びシート材質を判断す
るフローを説明する。
【0058】まず、補正演算領域であるか否かを判断す
る(S7−1)。補正演算領域内である場合には次の演
算式(数2)により補正値Lxを演算する(S7−
2)。
【0059】
【数2】 ただし、Pxは[数1]の演算値である。
【0060】次にOHPシートであるか否かを判断する
(S7−3)。OHPシートか否かの判断としては演算
値Pxを比較して0.6≦Px≦0.7の場合はOHP
シートと判断し、補正値3.8mmの固定値で補正を加
える(S7−4)。
【0061】演算値Pxが0.3≦Px≦0.6の場合
は上限固定値と判断し(S7−5)、演算値Pxが0.
3の時の補正値すなわち、3mmを固定値として補正す
る(S7−6)。
【0062】演算値Pxが0<Px<0.08の場合は
下限固定値と判断し(S7−7)、演算値Pxが0.0
8時の補正値すなわち、2.5mmを固定値として補正
する(S7−8)。
【0063】また、演算値Pxが0.7<Px、または
Px≦0の場合はシート材質判別不可能であるため補正
エラーと判別する(S7−9)。
【0064】次に、図8のフローチャートを用いて、コ
ピー給紙毎にシート材質に応じてシート先端レジストレ
ーションを制御する際のレジストループ量に補正を加え
るフローについて説明する。
【0065】ここで、シート先端レジストレーション制
御とは、感光ドラム107面上に画像を潜像した画先
と、シートの先端を合わせる制御のことである。
【0066】また、レジストループ量とは上記の制御の
ため、レジストローラ120を停止させておき、シート
を1度レジストローラに突き当てそのままシートを搬送
することにより、シートにループができ、シートの斜行
をとり、かつ、感光ドラム107面上に画像を潜像した
画先とタイミングをあわせて、レジストローラ120を
ON(回す)することによりシート上の画先を合わせる
制御のことである。
【0067】実際の動作は、操作部600よりコピーボ
タンが押されたことによりコピージョブがスタートし、
センサ312によりシート材質を判別する(S8−
1)。次に補正値Lxを演算し(S8−2)、予め決め
られていたループ量L1に対しシート材質に基づく補正
を加える(S8−3)。
【0068】例えばレジストループ量が10mmある場
合、シートが反射率90%の光沢紙の補正量は2.5m
mである。すなわちセンサ313の端部から2.5mm
進んだところでシートを検知する。よって、予め決めら
れていたループ量L1が10mmに対してセンサ313
の読み取り補正分の2.5mmを差し引いた補正ループ
量L=L1−Lxを演算すると、補正後のループ量は
7.5mmとなる。同様に普通紙の補正量Lxは2.7
5mmである。よって、補正ループ量L=L1−Lxを
演算すると補正後のループ量は7.25mmとなる。
【0069】ループ量補正演算後に給紙を開始(S8−
4)し、先に説明したシート先端レジストレーションを
制御する(S8−5)。
【0070】〈第2の実施の形態〉本実施の形態では、
シート材質に応じてセンサ313のシート検出スレッシ
ュレベルを変えることによりセンサ313の検出ポイン
トの補正を行う。
【0071】図9に、センサ313とその特性(反射率
の違いによる検出ポイントの違い)を示す。図中横軸は
移動するシートの先端とセンサ313の端部との距離を
示したもので、センサ313がシートを検出しはじめる
距離を示す。縦軸はセンサ312の出力値で相対光電流
IL(%)であり、センサ312内の発光素子がシート
に照射し反射された光を受光素子で受光した光を電気信
号に変換し、電流値として表したものである。また、縦
軸の相対光電流IL(%)は反射率100%の検知シー
トの検知レベルを100%とした時の相対光電流であ
る。
【0072】スレッシュレベル20%とした場合、OH
Pシートの場合にはセンサ313の端部から3.8mm
進んだところがシートを検出する検出ポイントというこ
とになる。このOHPシートと同じ検出ポイントとなる
ように反射率90%の光沢紙はスレッシュレベル90%
とする。反射率80%の普通紙はスレッシュレベル70
%とする。反射率70%の再生紙はスレッシュレベル5
0%とする。
【0073】図10に、センサ312によって検出した
シート材質(図5)とスレッシュレベル補正値との関係
を示す。
【0074】次に、図11のフローチャートを用いて、
シート材質に応じてスレッシュレベルを変える補正制御
のフローについて説明する。
【0075】まず、補正演算領域内であるか否かを判断
する(S11−1)。補正演算領域内である場合には次
式(数3)にて補正値S1を演算する(S11−2)。
【0076】
【数3】 ただし、Pxは[数1]の演算値である。
【0077】次に、OHPシートであるか否かを判断す
る(S11−3)。OHPシートか否かの判断としては
演算値Pxを比較して0.6≦Px≦0.7の場合はO
HPシートと判断し、スレッシュレベル補正値20の固
定値とする(S11−4)。
【0078】演算値Pxが0.3≦Px≦0.6の場合
は上限固定値と判断し(S11−5)、演算値Pxが
0.3時のスレッシュレベル補正値すなわち、50を固
定値とする(S11−6)。
【0079】演算値Pxが0<Px<0.08の場合は
下限固定値と判断し(S11−7)、演算値Pxが0.
08時のスレッシュレベル補正値すなわち、90を固定
値とする(S11−8)。
【0080】また、演算値Pxが0.7<Px、または
Px≦0の場合はシート材質判別不可能であるため補正
エラーと判別する(S11−9)。
【0081】上述のように、センサ313の検出ポイン
トは、シート材質によらず3.8mmの一定となるよう
補正制御をするため、例えば、予め決められていたレジ
ストレーションのループ量L1が10mmであった際に
は補正量Lxは3.8mmを一律差し引けば良いことと
なる。
【0082】すなわち、センサ313の端部から3.8
mm進んだところでシートを検出する検出ポイントであ
るため、予め決められていたループ量L1が10mmに
対して3.8mmを差し引いた6.2mmが補正後のル
ープ量となる。
【0083】なお、上記実施の形態においてCPU10
04aは、シート材質判別センサ312が判別したシー
ト材質に基づいてシート先端検出センサ313が検出し
た値を補正する構成としているが、シート材質を入力す
るシート材質入力手段(例えば操作部600)から入力
されたシート材質に基づいてシート先端検出センサ31
3が検出した値を補正する構成としてもよい。
【0084】また、本発明は、複写機本体100内での
他の位置でのシート先端の検出や、ソータ250内での
シート先端の検出、フィーダ200内での原稿先端の検
出等でも適用可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート表面での光反射を利用してシートの先端を検出す
るシート先端検出手段の検出結果をシート材質に基づい
て補正する構成としたので、移動中のシートの先端を高
精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複写機(シート処理装置)
の全体的な構成を示す断面図。
【図2】同複写機の制御系の構成を示す電気ブロック
図。
【図3】光反射型センサ(シート先端検出センサ)とそ
の特性を示す図。
【図4】シート材質判別センサの構成を示す概念図。
【図5】シート材質判別センサにおけるP偏光受光素子
とS偏光受光素子の出力の和/差を演算した結果(判別
結果)を示す図。
【図6】シート材質判別センサによる判別結果とシート
先端検出センサの検出ポイントの違いを補正する補正量
との関係を示す図。
【図7】シート材質に基づく補正値の演算及びシート材
質を判断するフローを説明するフローチャート。
【図8】コピー給紙毎にシート材質に応じてシート先端
レジストレーションを制御する際のレジストループ量に
補正を加えるフローを説明するフローチャート。
【図9】光反射型センサ(シート先端検出センサ)とそ
の特性を示す図。
【図10】シート材質判別センサにより判別したシート
材質とスレッシュレベル補正値との関係を示す図。
【図11】シート材質に応じてスレッシュレベルを変え
る補正制御のフローを説明するフローチャート。
【図12】従来一般的に使用されているシート先端検出
手段の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
312 シート材質判別センサ(シート材質判別
手段) 312−1 P偏光受光素子 312−2 S偏光受光素子 312−4 発光素子 313 シート先端検出センサ(シート先端検出
手段) 1004a CPU(補正手段) S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣岡 和彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 増田 道晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鍛治 一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大弓 正志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H072 AA09 AA22 AB07 3F048 AA02 AA04 AA05 AA08 AB01 AB02 AB05 BB08 BB09 CC03 DC14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動中のシートの先端を検出するシート
    先端検出装置において、 シート表面での光反射を利用してシートの先端を検出す
    るシート先端検出手段と、 シート材質に基づいて前記シート先端検出手段の検出結
    果を補正する補正手段と、 を有する、ことを特徴とするシート先端検出装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段による補正は各シート毎に
    行う、ことを特徴とする請求項1に記載のシート先端検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、所定範囲内のシート材
    質である場合に前記シート先端検出手段の検出結果を補
    正する、ことを特徴とする請求項1に記載のシート先端
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は固定値で補正を行う、こ
    とを特徴とする請求項3に記載のシート先端検出装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、所定範囲外のシート材
    質である場合に前記シート先端検出手段の検出結果の補
    正エラーとする、ことを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート先端検出装置。
  6. 【請求項6】 前記シート先端検出手段は発光素子と受
    光素子とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の
    シート先端検出装置。
  7. 【請求項7】 シート表面での光反射を利用してシート
    の材質を判別するシート材質判別手段を有し、前記補正
    手段は前記シート材質判別手段が判別したシート材質に
    基づいて上記補正を行う、ことを特徴とする請求項1に
    記載のシート先端検出装置。
  8. 【請求項8】 前記シート材質判別手段は発光素子と受
    光素子とからなる、ことを特徴とする請求項7に記載の
    シート先端検出装置。
  9. 【請求項9】 前記受光素子はP偏光受光素子とS偏光
    受光素子とからなる、ことを特徴とする請求項8に記載
    のシート先端検出装置。
  10. 【請求項10】 シートの材質を入力するシート材質入
    力手段を有し、前記補正手段は前記シート材質入力手段
    から入力されたシート材質に基づいて上記補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート先端検出装
    置。
  11. 【請求項11】 1枚ずつ給送されたシートに対して所
    定の処理を行うシート処理装置において、 移動中のシートの先端を検出する手段として、請求項1
    ないし10に記載のいずれかのシート先端検出装置を備
    えた、ことを特徴とするシート処理装置。
JP10313727A 1998-11-04 1998-11-04 シート先端検出装置及びシート処理装置 Pending JP2000143086A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065741A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Rohm Co Ltd 表面情報検知装置
JP2010037087A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Sharp Corp シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置

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