JPH10186996A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10186996A
JPH10186996A JP8342012A JP34201296A JPH10186996A JP H10186996 A JPH10186996 A JP H10186996A JP 8342012 A JP8342012 A JP 8342012A JP 34201296 A JP34201296 A JP 34201296A JP H10186996 A JPH10186996 A JP H10186996A
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JP
Japan
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automatic
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Application number
JP8342012A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一好 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 装置の大型化およびコストアップを招く
ことなく、原稿の送り出しに先立った転写材の先出しを
可能とし、生産性を向上することが可能な画像形成装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 原稿セット部にセットされた原稿の後端
近傍の位置で原稿の有無を検知する検知手段と、上記検
知手段の検出結果に基づいて、当該自動原稿送り装置か
ら送り出される原稿が最終原稿か否かを判別し、この判
別結果に基づいて、転写材の先出しを行うか否かを制御
する制御手段を有するように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動原稿送り装
置を備えた複写機等の画像形成装置に関し、特に、画像
形成動作の生産性を向上させるために、原稿の送りに先
立って転写材の搬送を開始するように構成した画像形成
装置において、自動原稿送り装置の最終原稿の検知に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記自動原稿送り装置を備えた複
写機等の画像形成装置においては、単位時間当たりの複
写枚数である生産性を向上させるために、自動原稿送り
装置による原稿の送り出しに先立って、画像形成装置本
体内の複写用紙等の転写材の送り出しを開始することが
必要となってくる。すなわち、上記自動原稿送り装置を
備えた複写機等の画像形成装置では、自動原稿送り装置
で現在送り出しを行って読み込んでいる原稿の後にも、
更に原稿が存在していることを自動原稿送り装置が認識
すると、その分の複写用紙を原稿の読み込みに先立って
予め送り出すことにより、生産性を向上させるものであ
る。
【0003】このような複写用紙の先出しに関する技術
としては、例えば、特開平3−289670号公報や特
開平5−105273号公報等に開示されているものが
知られている。
【0004】上記特開平3−289670号公報に係る
画像形成装置は、画像情報を読取り記録媒体に画像を形
成する画像形成手段と、該画像形成手段の画像読取り位
置に原稿を搬送する原稿搬送手段とからなり、前記読取
り位置にセットされた前記原稿を第1の原稿とし、該第
1の原稿に続く原稿を第2の原稿とし、該第2の原稿に
対応する記録媒体を第1の記録媒体とし、該第1の記録
媒体に続く記録媒体を第2の記録媒体としたときに、該
第2の記録媒体の給紙タイミングの前に前記第2の原稿
が最終原稿であるか、否かを検知する最終原稿検知手段
を有し、該最終原稿検知手段の信号に応じて前記第2の
記録媒体の給紙を制御する画像形成装置において、前記
最終原稿検知手段が前記原稿の枚数をカウントする原稿
枚数カウント手段であり、該原稿枚数カウント手段の信
号により総原稿枚数を記憶する記憶手段を設け、前記第
2の原稿が該記憶手段の総原稿枚数に達したときに、前
記第2の記録媒体の給紙を制止する制御手段を設けるよ
うに構成したものである。
【0005】また、上記特開平5−105273号公報
に係る複写機における先出し給紙法は、自動原稿搬送装
置を備えた複写機において、1枚目の原稿の複写中に、
原稿トレイからの2枚目の原稿の先出し送出を開始した
後に、原稿トレイ上の3枚目の原稿の存在が検知された
ときには、該3枚目の原稿に対する複写紙の先出し給紙
を行うとともに、3枚目原稿の存在の検出を少なくとも
前記複写紙の給紙開始時に行なうように構成したもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記提案に係る技術のうち、前者の特開平3−
289670号公報に係る画像形成装置の場合には、最
終原稿検知手段が前記原稿の枚数をカウントする原稿枚
数カウント手段であり、該原稿枚数カウント手段の信号
により総原稿枚数を記憶する記憶手段を設け、前記第2
の原稿が該記憶手段の総原稿枚数に達したときに、前記
第2の記録媒体の給紙を制止する制御手段を設けるよう
に構成したものであるため、この画像形成装置では、原
稿の総原稿枚数をあらかじめカウント(プリカウント)
する必要があり、当該プリカウントに要する時間を考え
ると、必ずしも生産性が高いとは言えないという問題点
があった。
【0007】また、後者の特開平5−105273号公
報に係る複写機における先出し給紙法の場合には、1枚
目の原稿の複写中に、原稿トレイからの2枚目の原稿の
先出し送出を開始した後に、原稿トレイ上の3枚目の原
稿の存在が検知されたときには、該3枚目の原稿に対す
る複写紙の先出し給紙を行うとともに、3枚目原稿の存
在の検出を少なくとも前記複写紙の給紙開始時に行なう
ように構成されているので、1枚目の原稿の複写中に、
原稿トレイからの2枚目の原稿の先出し送出を開始する
必要があり、ある程度の原稿搬送路の長さが必要となる
ため、原稿の搬送路長を短くして装置を小型化すること
が困難になるという問題点があった。
【0008】上記のような問題点を改善するためには、
原稿のプリカウントを行わずに、原稿の送り出し開始直
後にそれが最終原稿かどうかを検知しなければならな
い。また、通常、次の原稿を送り出す際には、前の原稿
との間にある程度のギャップを確保する必要があるた
め、次の原稿の送り出しは、前の原稿を送り出してから
一定の時間だけ遅れて行う必要があり、その一定の時間
分だけ最終原稿の検知タイミングが遅れることになる。
そのため、次の原稿の送り出しにある程度のギャップを
設定した場合でも、何らかの手段により最終原稿の検知
タイミングが遅れるのを防止することができれば、画像
形成装置本体の複写用紙の搬送経路長が多少長くなって
も、最終原稿の検知をある程度時間的に余裕を持って行
うことが可能となり、画像形成装置の対応機種の範囲が
広がることになる。具体的には、前の原稿の後端がセッ
ト部を通過したのと同時に、次の原稿を次の搬送ロール
に挟持される直前の位置まで先出し(原稿一時送り出
し)しておくように構成すれば、前述した一定の遅れ時
間を縮めることができることになる。
【0009】また、自動原稿送り装置にセットされた原
稿が最終原稿か否かを検知するためには、何らかの検知
手段が必要となるが、この最終原稿の検知だけのために
新たな検知手段を追加したのでは、コストアップにつな
がり好ましくない。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、装置の大型化およびコストアップを招くことな
く、原稿の送り出しに先立った転写材の先出しを可能と
し、生産性を向上することが可能な画像形成装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、原稿セット部にセットされた複数枚の
原稿を1枚ずつ送り出す自動原稿送り装置を備え、この
自動原稿送り装置による原稿の送り出しに先立って、画
像を形成すべき転写材を送り出す画像形成装置におい
て、上記原稿セット部にセットされた原稿の後端近傍の
位置で原稿の有無を検知する検知手段と、上記検知手段
の検出結果に基づいて、当該自動原稿送り装置から送り
出される原稿が最終原稿か否かを判別し、この判別結果
に基づいて、転写材の先出しを行うか否かを制御する制
御手段を有するように構成したものである。
【0012】また、請求項2に記載された発明は、原稿
セット部にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ送り出
す自動原稿送り装置を備え、この自動原稿送り装置によ
る原稿の送り出しに先立って、画像を形成すべき転写材
を送り出す画像形成装置において、上記原稿セット部に
セットされた原稿の後端近傍の位置で原稿の有無を検知
する検知手段と、上記自動原稿送り装置によって原稿を
送り出した後、次の原稿を所定量だけ一時的に送り出
し、この原稿の一時送り出しを行った後に、上記原稿サ
イズ検知手段の出力をチェックすることにより、当該自
動原稿送り装置から送り出される原稿が最終原稿か否か
を判別し、この最終原稿か否かの判別結果に基づいて、
転写材の先出しを行うか否かを制御する制御手段を有す
るように構成したものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載された発明においては、原稿セ
ット部にセットされた原稿の後端近傍の位置で原稿の有
無を検知する検知手段と、上記検知手段の検出結果に基
づいて、当該自動原稿送り装置から送り出される原稿が
最終原稿か否かを判別し、この判別結果に基づいて、転
写材の先出しを行うか否かを制御する制御手段を有する
ように構成されているので、原稿を送り出した直後に、
検知手段の出力が原稿なしを検知した場合には、当該原
稿が最終原稿であることを、制御手段によって判別する
ことができ、この制御手段によって次の原稿に対応した
転写材の先出しを中止することにより、余分な転写材の
先出しを防止することができ、既に設けられている検知
手段の構成を変えるだけで新たな部材を追加することな
く、しかも最終原稿か否かを判別することができるた
め、装置の大型化およびコストアップを招くことなく、
原稿の送り出しに先立った転写材の先出しを可能とし、
生産性を向上することが可能な画像形成装置を提供する
ことができる。
【0014】また、請求項2に記載された発明において
は、原稿セット部にセットされた原稿の後端近傍の位置
で原稿の有無を検知する検知手段と、上記自動原稿送り
装置によって原稿を送り出した後、次の原稿を所定量だ
け一時的に送り出し、この原稿の一時送り出しを行った
後に、上記検知手段の出力をチェックすることにより、
当該自動原稿送り装置から送り出される原稿が最終原稿
か否かを判別し、この最終原稿か否かの判別結果に基づ
いて、転写材の先出しを行うか否かを制御する制御手段
を有するように構成されているので、次の原稿の一時送
り出しを行うことによって、当該原稿が最終原稿か否か
を判別することができ、この最終原稿か否かの判別を次
原稿の通常の送り出しタイミングに先立って早期に行う
ことができ、前の原稿と次の原稿の送り出しタイミング
との間に所定のギャップを設定したり、転写材の搬送経
路が比較的長い場合でも、最終原稿か否かの判別を余裕
を持って行うことができ、検知精度を向上したり複写動
作に余裕を持たせることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に図1乃至図12を参照して
この発明の実施の形態を説明する。
【0016】図1はこの発明に係る画像形成装置の一実
施の形態としての自動原稿送り装置を備えた電子写真複
写機を示すものである。
【0017】図1において、1は電子写真複写機の本体
を示すものであり、この電子写真複写機本体1内の上端
部には、原稿2の画像を読み取るスキャナーユニット3
が配置されているとともに、当該スキャナーユニット3
の上部には、後述する第1のプラテンガラス19上に載
置された原稿2を押圧する原稿押圧部材としての機能
と、第2のプラテンガラス10上に原稿2を一定の速度
で搬送する自動原稿送り機能とを兼ね備えた自動原稿送
り装置4が、複写機本体1に対して開閉自在に配設され
ている。
【0018】上記自動原稿送り装置4は、図2に示すよ
うに、複写すべき複数枚の原稿2を複写面を上にしてセ
ットする原稿セットトレイ5を備えており、この原稿セ
ットトレイ5上にセットされた複数枚の原稿2は、ナジ
ャーロール5によって最上位の原稿2から順にピックア
ップされて、フィードロール6及びリタードロール7へ
と送られる。なお、上記フィードロール6及びリタード
ロール7の後端には、原稿2のフィード状態を検知する
原稿フィードセンサー28が配置されている。そして、
上記原稿2は、これらのフィードロール6及びリタード
ロール7によって1枚ずつにさばかれ、略円弧状に形成
された搬送路8に沿って、途中に設けられた複数のテイ
クアウェイロール9によって第2のプラテンガラス10
上の読み取り位置へと搬送される。この第2のプラテン
ガラス10上の読み取り位置へと搬送された原稿2は、
当該第2のプラテンガラス10の上部に配置された原稿
搬送ロール11によって一定の速度で搬送される間に、
図2に示す位置に停止したスキャナーユニット3の走査
光学系12を介してCCD等からなる画像読み取り素子
13によって読み取られる。この走査光学系12は、原
稿2を照明する照明ランプ14と、この照明ランプ14
によって照明された原稿2の反射光像を反射するフルレ
ートミラー15と、このフルレートミラー15からの光
像を折り返すように反射する2枚のハーフレートミラー
16、17と、このハーフレートミラー16、17によ
って反射された原稿2の光像を画像読み取り素子13上
に縮小した状態で結像する結像レンズ18とから構成さ
れている。
【0019】そして、上記スキャナーユニット3によっ
て第2のプラテンガラス10上を一定の速度で移動する
原稿2の画像を読み取る際には、図2に示すように、フ
ルレートミラー15が第2のプラテンガラス10直下の
読み取り位置に来るように、走査光学系12が停止した
状態で、原稿2の画像を読み取るようになっている。ま
た、上記スキャナーユニット3によって、第1のプラテ
ンガラス19上に載置された原稿2の画像を読み取る際
には、照明ランプ14及びフルレートミラー15とハー
フレートミラー16、17とが、原稿2の下面に沿って
1:1/2の速度比で走査することによって、原稿2の
画像を読み取るようになっている。
【0020】その後、上記第2のプラテンガラス10上
の読み取り位置で読み取られた原稿2は、原稿搬送ロー
ル11及び3つのロールが互いに圧接するトリロール2
0を介して、搬送路切り換え部材21によって搬送路が
切り換えられることにより、排出ロール22によって原
稿セットトレイ5の下部に設けられた原稿排出トレイ2
3上に排出される。
【0021】また、上記自動原稿送り装置4で原稿2の
両面複写を行う場合には、片面の画像が読み取られた原
稿2を、排出ロール22によって原稿排出トレイ23上
にそのまま排出せずに、搬送路切り換え部材21によっ
て搬送路を切り換えることにより、片面の画像が読み取
られた原稿2を搬送ロール24によって原稿排出トレイ
23下部の原稿一時収容部25に一旦収容し、原稿2の
後端が搬送ロール24に挟持されている間に、当該搬送
ロール24を一旦停止する。次に、上記搬送ロール24
を逆転することにより、原稿2を表裏反転した状態で搬
送路切り換え部材21を介して搬送路8へと再度搬送
し、原稿2の裏面側が第2のプラテンガラス10上の読
み取り位置へと搬送され、走査光学系12を介して画像
読み取り素子13によって読み取られる。その後、上記
表裏表面の画像が読み取られた原稿2は、原稿搬送ロー
ル11及びトリロール20を介して、搬送路切り換え部
材21によって搬送路が切り換えられることにより、搬
送ロール24によって原稿セットトレイ23下部の原稿
一時収容部25に一旦収容される。そして、この原稿一
時収容部25に収容された原稿2は、その後端が搬送ロ
ール24に挟持されている間に、当該搬送ロール24を
逆転することにより、原稿2を表裏反転した状態でUタ
ーンパス26を介して排出トレイ23上に、原稿2の表
面を下にした状態で排出される。
【0022】上記電子写真複写機本体1の上端部には、
上述したように、原稿2を固定した状態で載置すること
により、当該原稿2の画像を読み取るための面積の大き
な第1のプラテンガラス19と、原稿2を一定の速度で
自動的に搬送しながら当該原稿2の画像を読み取るため
の面積の小さな第2のプラテンガラス10とが配置され
ている。また、上記電子写真複写機本体1の上方には、
上述したように、原稿押圧部材としての機能を兼ね備え
た自動原稿送り装置4が、開閉自在に配設されており、
当該自動原稿送り装置4には、第1のプラテンガラス1
9の上部に対応した位置に、原稿2を押圧する弾性部材
からなる原稿押圧部材27が設けられている。
【0023】上記電子写真複写機では、図1に示すよう
に、上記の如く構成されたスキャナーユニット3及び自
動原稿送り装置4によって原稿2の画像情報が読み取ら
れる。このスキャナーユニット3によって読み取られた
原稿2の画像情報は、図示しない一時記憶装置に記憶さ
れ、必要に応じて所定の画像処理が施された後、この画
像処理が施された画像情報に応じてROS29(Ras
ter OutputScanner)によって感光体
ドラム30上に画像露光が施され、静電潜像が形成され
る。この感光体ドラム30上に形成された静電潜像は、
現像装置31により現像されてトナー像となった後、こ
のトナー像は、転写帯電器32によって複写用紙33上
に転写される。この複写用紙33は、電子写真複写機本
体1内の下部に収容された複数の用紙トレイ34、3
5、36、37から、所定のサイズの用紙が給紙される
とともに、フィードセンサー38、39、40、41に
よって検知された後、複数配置された搬送ロール42に
よって感光体ドラム30手前のレジストロール43まで
一旦搬送され、このレジストロール43によって感光体
ドラム30上に形成されたトナー像と同期して、当該感
光体ドラム30の表面へと搬送されるようになってい
る。
【0024】上記感光体ドラム30からトナー像が転写
された複写用紙33は、分離帯電器44によって感光体
ドラム30から分離された後、搬送ベルト45によって
定着装置46へと搬送され、当該定着装置46で熱及び
圧力によってトナー像が複写用紙33上に定着されて、
装置の外部に配置された排出トレイ47上に排出され、
画像の複写工程を終了する。
【0025】なお、トナー像の転写工程が終了した感光
体ドラム30の表面は、クリーニング装置48によって
残留トナーや紙粉等が除去されて、次の複写工程に備え
るようになっている。
【0026】また、上記電子写真複写機で両面複写を行
う場合には、片面に画像が複写された複写用紙33をそ
のまま排出トレイ47に排出せずに、搬送経路を切り換
えて用紙反転経路49へと一旦搬送して、複写用紙33
の表裏を反転した状態で搬送路50を介して、感光体ド
ラム30下部の画像形成部へと再度搬送することによ
り、複写用紙33の裏面に画像を複写した後に、当該複
写用紙33を排出トレイ47上に排出するようになって
いる。
【0027】ところで、この実施の形態に係る電子写真
複写機では、原稿セット部にセットされた原稿の後端近
傍を検知することによって原稿のサイズを検知する原稿
サイズ検知手段と、上記自動原稿送り装置による原稿の
送り出し開始から一定時間経過した後に、上記原稿サイ
ズ検知手段の出力をチェックすることにより、当該自動
原稿送り装置から送り出される原稿が最終原稿か否かを
判別し、この最終原稿か否かの判別結果に基づいて、転
写材の先出しを行うか否かを制御する制御手段を有する
ように構成されている。
【0028】すなわち、この実施の形態に係る電子写真
複写機に装着された自動原稿送り装置4は、図3に示す
ように、原稿セットトレイ23上の複数の所定位置にお
ける原稿2の有無を検知することにより、原稿2のサイ
ズを検知する複数の原稿サイズセンサー51〜56が、
当該原稿セットトレイ23の内部に配置されている。こ
れらの6つの原稿サイズセンサー51〜56は、図4に
示すように、発光素子57から原稿セットトレイ23上
の所定位置に向けて光を照射し、原稿2から反射される
光を受光素子58によって受光することにより、原稿セ
ットトレイ23上の複数の所定位置における原稿2の有
無を検知するものである。
【0029】上記原稿セットトレイ23は、図3に示す
ように、複写機本体1の奥側の端縁と左側の端縁に設け
られた3つの原稿セットゲート59を基準として、原稿
2を載置するいわゆるコーナーレジ方式のものである。
上記6つの原稿サイズセンサー51〜56のうち、第1
の原稿サイズ検知センサー51は、原稿セットトレイ2
3上に載置された縦長のB5サイズの原稿2の右下にお
ける角部の内側に配置されているとともに、第2の原稿
サイズセンサー52は、原稿セットトレイ23上に載置
された横長のB5サイズの原稿2の右下における角部の
内側に配置されている。また、第3の原稿サイズ検知セ
ンサー53は、原稿セットトレイ23上に載置された縦
長のA4サイズの原稿2の右下における角部の内側に配
置されているとともに、第4の原稿サイズセンサー54
は、原稿セットトレイ23上に載置された横長のA4サ
イズの原稿2の右下における角部の内側に配置されてい
る。さらに、第5の原稿サイズセンサー55は、原稿セ
ットトレイ23上に載置された縦長のB4サイズの原稿
2の右下における角部の内側に配置されているととも
に、第6の原稿サイズセンサー56は、原稿セットトレ
イ23上に載置された縦長のA3サイズの原稿2の右下
における角部の内側に配置されている。また、上記原稿
セットトレイ23の左上の角部には、原稿2が当該原稿
セットトレイ23上に載置されたか否かを検知する原稿
セットセンサー60が配置されている。
【0030】上記6つの原稿サイズセンサー51〜56
は、図3に示すように、検知すべきサイズの原稿2の後
端近傍に相当する右下における角部の内側に配置されて
いるが、これらの原稿サイズセンサー51〜56は、す
べて検知すべきサイズの原稿2の後端から所定の距離L
1(例えば、30mm〜40mm程度)だけ離れた位置
に配置されている。
【0031】そして、上記原稿サイズセンサー51〜5
6は、各センサーが原稿2を検知したか否かによって出
力(原稿2を検知した場合には”1”、検知しない場合
には”0”)が変化し、これらの原稿サイズセンサー5
1〜56が各サイズの原稿2を正常に検知した場合に
は、図5に示すような各原稿2のサイズに応じた所定の
検出パターンを出力するようになっている。
【0032】また、上記電子写真複写機の操作パネル6
1には、図6に示すように、電子写真複写機の複写動作
をスタートさせるスタートキー62以外に、各種のメッ
セージを表示する表示部63、給紙トレイを選択するト
レイ選択ボタン64、選択された用紙のサイズを表示す
るサイズ表示器65、選択された複写倍率を表示する倍
率表示器66、複写状態を表示する状態表示器67等が
設けられている。
【0033】図7はこの発明の一実施の形態に係る自動
原稿送り装置を備えた電子写真複写機の制御回路を示す
ブロック図である。
【0034】図において、68は自動原稿送り装置4の
動作を制御するADF用のCPUを示すものであり、こ
のADF用のCPU68には、原稿サイズセンサー51
〜56からの信号が入力されているとともに、フィード
ロール6やリタードロール7等の駆動をオン/オフ制御
するフィードクラッチ69等が接続されている。また、
70は電子写真複写機の動作を制御する複写機本体用の
CPUを示すもので、この複写機本体用のCPU70
は、ADF用のCPU68とバスで接続されており、当
該複写機本体用のCPU70は、電子写真複写機本体1
にセットされている給紙トレイ内の複写用紙33のサイ
ズを検知する用紙サイズ検知手段71と、スタートキー
72と、自動用紙選択機能及び自動倍率選択機能からな
るオート機能とオペレータが手動で用紙のサイズ等を選
択するマニュアル機能とを切り替えるオート/マニュア
ル切替え手段73と、複写枚数を入力する枚数入力手段
74等からの信号が入力されるようになっている。ま
た、上記複写機本体用のCPU70からは、複数の給紙
トレイ34〜37からの複写用紙33の給紙を制御する
フィードクラッチ75が接続されているとともに、前述
したトレイ表示器33と、サイズ表示器34と、倍率表
示器35と、状態表示器36に対して信号が出力され、
所定の表示動作が行われる。なお、上記複写機本体のC
PU70は、当然のことながら電子写真複写機の画像形
成手段をも制御するものである。
【0035】以上の構成において、上記の如く構成され
る自動原稿送り装置を備えた電子写真複写機では、次の
ようにして、装置の大型化およびコストアップを招くこ
となく、原稿の送り出しに先立った転写材の先出しを可
能とし、生産性を向上することが可能となっている。
【0036】すなわち、上記の如く構成された自動原稿
送り装置を備えた電子写真複写機では、図2に示すよう
に、自動原稿送り装置4の原稿セットトレイ5上に、複
写面を上にして原稿2がセットされると(図8のステッ
プ1)、この原稿セットトレイ5上に載置された原稿2
のサイズは、図3に示すように、当該原稿セットトレイ
5に配置された原稿サイズセンサー51〜56の出力の
組み合わせによって検出される(ステップ2)。次に、
ユーザーによって複写すべき原稿2の倍率及びコピー部
数等が、図6に示す複写機の操作パネル61によって入
力されるとともに(ステップ3)、スタートボタン62
が押下されると複写動作が開始される(ステップ4)。
すると、複写機本体用のCPU70は、すでにわかって
いる原稿2のサイズと複写条件に基づき給紙トレイ34
〜37から最適のトレイが選択され(ステップ5)、ま
ず当該給紙トレイ34〜37から複写用紙33が送り出
される(ステップ6)。
【0037】次に、ADF用のCPU68は、図9に示
すように、複写機本体用のCPU70からの信号に基づ
き、複写用紙33の送り出しに続いてT2 時間だけ経過
した後に、フィードクラッチ69をオン状態とすること
によって1枚目の原稿2の送り出しが開始される(ステ
ップ7)。この原稿2の送り出しから画像の読み込み及
び原稿2の排出に至る動作は、以下の通りである。
【0038】すなわち、上記自動原稿送り装置4では、
ナジャーロール5aによって原稿セットトレイ5上に載
置された原稿2のうち最上位の原稿がピックアップさ
れ、この原稿2は、フィードロール6及びリタードロー
ル7によって1枚ずつにさばかれ、途中の搬送ロール9
により搬送路8を介して画像読み込み位置に自動的に搬
送される。この画像読み込み位置に搬送された原稿2
は、図2に示す位置に固定された走査光学系12の上を
等速で移動しながら、画像の読み込みが行われる。この
画像の読み取りが終了した原稿2は、排出ロール22に
よって原稿排出トレイ23上に排出される。なお、次の
原稿2は、前の原稿2の送り出し開始から所定時間T4
経過後、同様にして送り出される。
【0039】一方、電子複写機本体1内の複写用紙33
は、図9に示すように、前述の通り原稿2の送り出しに
先立って、スタートボタン62が押下されてT1 時間経
過した後に送り出しが開始されるが、この複写用紙33
は、用紙トレイ34〜37のいずれかから送り出された
後、感光体ドラム30下部の画像形成部を通り、画像が
転写されて定着装置46を経由して排出トレイ47上に
排出される。上記自動原稿送り装置4の原稿セットトレ
イ5上にまだ原稿2が残っている場合は、先行用紙の送
り出しからT3 時間経過した後、次の用紙33の送り出
しを行う。
【0040】ところで、上記複写用紙33は、常に原稿
2に先立って送り出しが開始されるため、原稿セットト
レイ5上に原稿2がまだ残っているか否かを検知してい
ないと不要な用紙33を送り出してしまうことになる。
【0041】そのため、原稿セットトレイ5には、図3
に示すように、原稿2のサイズを検知する原稿サイズセ
ンサー51〜56が、原稿2の後端コーナー近傍に配置
されている。上記原稿サイズセンサー51〜56から原
稿2の後端までの距離をL1(mm)、原稿2の送り出
し速度をV1(mm/sec)とすれば、原稿2が最終
原稿である場合には、当該原稿2の送り出しからL1/
V1(sec)後に原稿サイズセンサーの出力がオフと
なるはずである。したがって、複写機本体用ののCPU
70は、原稿2の送り出しからL1/V1(sec)後
の原稿サイズセンサー出力をチェックすることで、さら
にその次の原稿が存在しているかどうか知ることができ
るので、用紙33の先出しをしてもよいかどうか判断で
きる(ステップ8)。そして、上記原稿サイズセンサー
51〜56によって、L1/V1(sec)後の原稿サ
イズセンサー51〜56の出力がオン状態の場合には、
未だ原稿2が存在すると判断して、複写動作を継続する
(ステップ9)。
【0042】次に、上記原稿サイズセンサー51〜56
の出力によって、L1/V1(sec)後に原稿サイズ
センサー51〜56の出力がオフになった場合には、複
写用紙33の送り出しを停止し(ステップ10)、最終
ページの複写動作を行う(ステップ11)。このよう
に、上記実施の形態に係る電子写真複写機では。自動原
稿送り装置4の原稿セットトレイ5にセットされた原稿
2の後端近傍を検知することによって原稿2のサイズを
検知する原稿サイズセンサー51〜56と、上記自動原
稿送り装置4による原稿2の送り出し開始から一定時間
L1/V1(sec)だけ経過した後に、上記原稿サイ
ズセンサー51〜56の出力をチェックすることによ
り、当該自動原稿送り装置4から送り出される原稿2が
最終原稿か否かを判別し、この最終原稿か否かの判別結
果に基づいて、複写用紙33の先出しを行うか否かを制
御するCPU70を有するように構成されているので、
原稿2を送り出した直後に、当該所定サイズの原稿2の
サイズを検知している原稿サイズセンサー51〜56の
出力が原稿なしを検知した場合には、当該原稿2が最終
原稿であることを、CPU70によって判別することが
でき、このCPU70によって次の原稿2に対応した複
写用紙33の先出しを中止することにより、余分な複写
用紙33の先出しを防止することができ、既に設けられ
ている原稿サイズセンサー51〜56の構成を変えるだ
けで新たな部材を追加することなく、しかも最終原稿か
否かを判別することができるため、装置の大型化および
コストアップを招くことなく、原稿2の送り出しに先立
った複写用紙33の先出しを可能とし、生産性を向上す
ることが可能な画像形成装置を提供することができる。
【0043】実施の形態2 図10はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、原稿が最終原稿か否
かの検知を早い段階で判断することができるように構成
したものであり、原稿セット部にセットされた原稿の後
端近傍を検知することによって原稿のサイズを検知する
原稿サイズ検知手段と、上記自動原稿送り装置によって
原稿を送り出してから、所定のギャップを隔てて次の原
稿を所定量だけ一時的に送り出し、この原稿の一時送り
出しを行った後に、上記原稿サイズ検知手段の出力をチ
ェックすることにより、当該自動原稿送り装置から送り
出される原稿が最終原稿か否かを判別し、この最終原稿
か否かの判別結果に基づいて、転写材の先出しを行うか
否かを制御する制御手段を有するように構成されてい
る。
【0044】すなわち、この実施の形態2に係る電子写
真複写機では、図10に示すように、前記実施の形態と
同様に、自動原稿送り装置4の原稿セットトレイ5上
に、複写面を上にして原稿2がセットされると(ステッ
プ1)、この原稿セットトレイ5上に載置された原稿2
のサイズは、図3に示すように、当該原稿セットトレイ
5に配置された原稿サイズセンサー51〜56の出力の
組み合わせによって検出される(ステップ2)。次に、
ユーザーによって複写すべき原稿2の倍率及びコピー部
数等が、図6に示す複写機の操作パネル61によって入
力されるとともに(ステップ3)、スタートボタン62
が押下されると複写動作が開始される(ステップ4)。
すると、複写機本体用のCPU70は、すでにわかって
いる原稿2のサイズと複写条件に基づき用紙トレイ34
〜37から最適のトレイを選択し(ステップ5)、まず
当該用紙トレイ34〜37のいずれかから複写用紙33
が送り出される(ステップ6)。
【0045】次に、ADF用のCPU68は、図11に
示すように、複写機本体用のCPU70からの信号に基
づき、複写用紙33の送り出しに続いてT2 時間だけ経
過した後に、フィードクラッチ69をオン状態とするこ
とによって1枚目の原稿2の送り出しが開始される(ス
テップ7)。この原稿2の送り出しから画像の読み込み
及び原稿2の排出に至る動作は、以下の通りである。
【0046】すなわち、上記自動原稿送り装置4では、
ナジャーロール5aによって原稿セットトレイ5上に載
置された原稿2のうち最上位の原稿がピックアップさ
れ、この原稿2は、フィードロール6及びリタードロー
ル7によって1枚ずつにさばかれ、途中の搬送ロール9
により搬送路8を介して画像読み込み位置に自動的に搬
送される。
【0047】その際、ADF用のCPU68は、原稿2
が送り出された後、自動原稿送り装置2の原稿セットセ
ンサー60の出力がオフとなったか否かを検知し(ステ
ップ8)、当該原稿セットセンサー60の出力がオン状
態であり、原稿セットトレイ5上に未だ原稿2が残って
いる場合には、次の原稿2を一定の距離(L1+α)だ
け送り出す(ステップ9)。そして、上記ADF用のC
PU68は、原稿サイズセンサー51〜56の出力の組
み合わせによってセットされた原稿2のサイズを検知す
るようになっている(ステップ10)。
【0048】その際、上記原稿セットセンサー60の出
力がオフとなり、原稿セットトレイ5上に原稿2がない
場合には、読み込まれた原稿2に複写動作を行った後
(ステップ11)、動作を終了する(ステップ12)。
【0049】また、上記原稿サイズセンサー51〜56
の出力の組み合わせによって、原稿セットトレイ5上に
原稿2がまだあると検知された場合には、複写動作を継
続し(ステップ13)、次の原稿2の送り出しを行い
(ステップ7)、ステップ8からステップ10までの動
作を繰り返す。そして、上記原稿サイズセンサー51〜
56の出力によってセットされた原稿2の無しが検知さ
れた場合には、複写用紙33の送り出しが停止され(ス
テップ14)、最終ページの原稿2の複写動作が行われ
る(ステップ15)。
【0050】このように、上記実施の形態2では、原稿
セットトレイ5にセットされた原稿2の後端近傍を検知
することによって原稿2のサイズを検知する原稿サイズ
センサー51〜56と、上記自動原稿送り装置4によっ
て原稿2を送り出してから、所定のギャップを隔てて次
の原稿2を所定量だけ一時的に送り出し、この原稿2の
一時送り出しを行った後に、上記原稿サイズセンサー5
1〜56の出力をチェックすることにより、当該自動原
稿送り装置4から送り出される原稿2が最終原稿か否か
を判別し、この最終原稿か否かの判別結果に基づいて、
複写用紙33の先出しを行うか否かを制御するCPU7
0を有するように構成されているので、次の原稿2の一
時送り出しを行うことによって、当該原稿2が最終原稿
か否かを判別することができ、この最終原稿か否かの判
別を次原稿2の通常の送り出しタイミングに先立って早
期に行うことができ、前の原稿2と次の原稿の送り出し
タイミングとの間に所定のギャップを設定したり、複写
用紙33の搬送経路が比較的長い場合でも、最終原稿か
否かの判別を余裕を持って行うことができ、検知精度を
向上したり複写動作に余裕を持たせることが可能とな
る。
【0051】実施の形態3 図12はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、用紙トレイ34〜3
7の複写用紙33を供給する側が、用紙の反転経路49
と同じ側に設定されている。
【0052】すなわち、この実施の形態3に係る電子写
真複写機では、図12に示すように、用紙トレイ34〜
37のいずれかから送り出され複写用紙33が、複写機
本体1の相対的に長いペーパーパスを介して給紙される
ように構成されている。
【0053】そこで、この実施の形態3に係る電子写真
複写機では、図10及び図11に示すフローチャートお
よびタイミングダイアグラムとまったく同様に制御する
ことができ、当該実施の形態では、複写機本体2の構成
に影響を受けず、極めて汎用性に富んだものであること
がわかる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載された発明においては、原稿セット部にセットされ
た原稿の後端近傍の位置で原稿の有無を検知する検知手
段と、上記検知手段の検出結果に基づいて、当該自動原
稿送り装置から送り出される原稿が最終原稿か否かを判
別し、この判別結果に基づいて、転写材の先出しを行う
か否かを制御する制御手段を有するように構成されてい
るので、原稿を送り出した直後に、検知手段の出力が原
稿なしを検知した場合には、当該原稿が最終原稿である
ことを、制御手段によって判別することができ、この制
御手段によって次の原稿に対応した転写材の先出しを中
止することにより、余分な転写材の先出しを防止するこ
とができ、既に設けられている原稿サイズ検知手段の構
成を変えるだけで新たな部材を追加することなく、しか
も最終原稿か否かを判別することができるため、装置の
大型化およびコストアップを招くことなく、原稿の送り
出しに先立った転写材の先出しを可能とし、生産性を向
上することが可能な画像形成装置を提供することができ
る。
【0055】また、請求項2に記載された発明において
は、原稿セット部にセットされた原稿の後端近傍の位置
で原稿の有無を検知する検知手段と、上記自動原稿送り
装置によって原稿を送り出した後、次の原稿を所定量だ
け一時的に送り出し、この原稿の一時送り出しを行った
後に、上記検知手段の出力をチェックすることにより、
当該自動原稿送り装置から送り出される原稿が最終原稿
か否かを判別し、この最終原稿か否かの判別結果に基づ
いて、転写材の先出しを行うか否かを制御する制御手段
を有するように構成されているので、次の原稿の一時送
り出しを行うことによって、当該原稿が最終原稿か否か
を判別することができ、この最終原稿か否かの判別を次
原稿の通常の送り出しタイミングに先立って早期に行う
ことができ、前の原稿と次の原稿の送り出しタイミング
との間に所定のギャップを設定したり、転写材の搬送経
路が比較的長い場合でも、最終原稿か否かの判別を余裕
を持って行うことができ、検知精度を向上したり複写動
作に余裕を持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に画像形成装置の一実施の形
態に係る電子写真複写機を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明に画像形成装置の一実施の形
態に係る電子写真複写機に使用された自動原稿送り装置
を示す構成図である。
【図3】 図3は自動原稿送り装置の原稿サイズ検知手
段を示す構成図である。
【図4】 図4は原稿サイズセンサーを示す斜視図であ
る。
【図5】 図5は上記原稿サイズ検知手段の検知方法を
示す図表である。
【図6】 図6は電子写真複写機の操作パネルを示す構
成図である。
【図7】 図7は制御回路を示すブロック図である。
【図8】 図8は制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 図9は制御動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態2に係る電
子写真複写機の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】 図11は制御動作を示すタイミングチャー
トである。
【図12】 図12はこの発明の実施の形態3に係る電
子写真複写機を示す構成図である。
【符号の説明】
1 電子写真複写機本体、2 原稿、3 スキャナーユ
ニット、4 自動原稿送り装置、5 原稿セットトレ
イ、30 感光体ドラム、33 複写用紙、51〜56
原稿サイズセンサー、68 ADF用CPU、70
複写機用CPU。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿セット部にセットされた複数枚の原
    稿を1枚ずつ送り出す自動原稿送り装置を備え、この自
    動原稿送り装置による原稿の送り出しに先立って、画像
    を形成すべき転写材を送り出す画像形成装置において、
    上記原稿セット部にセットされた原稿の後端近傍の位置
    で原稿の有無を検知する検知手段と、上記検知手段の検
    出結果に基づいて、当該自動原稿送り装置から送り出さ
    れる原稿が最終原稿か否かを判別し、この判別結果に基
    づいて、転写材の先出しを行うか否かを制御する制御手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿セット部にセットされた複数枚の原
    稿を1枚ずつ送り出す自動原稿送り装置を備え、この自
    動原稿送り装置による原稿の送り出しに先立って、画像
    を形成すべき転写材を送り出す画像形成装置において、
    上記原稿セット部にセットされた原稿の後端近傍の位置
    で原稿の有無を検知する検知手段と、上記自動原稿送り
    装置によって原稿を送り出した後、次の原稿を所定量だ
    け一時的に送り出し、この原稿の一時送り出しを行った
    後に、上記原稿サイズ検知手段の出力をチェックするこ
    とにより、当該自動原稿送り装置から送り出される原稿
    が最終原稿か否かを判別し、この最終原稿か否かの判別
    結果に基づいて、転写材の先出しを行うか否かを制御す
    る制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
JP8342012A 1996-12-20 1996-12-20 画像形成装置 Pending JPH10186996A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224403A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Canon Inc 画像読取形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224403A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Canon Inc 画像読取形成装置
US9100523B2 (en) 2011-04-14 2015-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus comprising a sheet feeding device and an image reading device

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