JP3202644B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP3202644B2
JP3202644B2 JP07444197A JP7444197A JP3202644B2 JP 3202644 B2 JP3202644 B2 JP 3202644B2 JP 07444197 A JP07444197 A JP 07444197A JP 7444197 A JP7444197 A JP 7444197A JP 3202644 B2 JP3202644 B2 JP 3202644B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機に係り、特
に、原稿の自動給紙および搬送のための方法および機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写対象の複数枚の原稿を原稿ト
レイにセットして、原稿を1枚ずつ原稿台上へ連続的に
給紙する自動給紙装置(ADF:Auto-Document Feede
r)を搭載した複写機がある。
【0003】この自動給紙装置は、一般に、複数枚の原
稿スタックから1枚ずつ原稿を分離して給紙する給紙部
と、この分離された原稿を原稿台上へ搬送する搬送部
(搬送ベルト)とを有する。
【0004】この自動給紙装置により、ユーザの1回の
指示で、複数枚の原稿を連続的に自動的にコピーするこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿読み取
り部(通常、光学系により構成される)を移動させる代
わりに、これを原稿台下の予め定めた位置に固定させ、
原稿挿入口に挿入された単葉の原稿を当該固定された原
稿読み取り部に対して移動させることにより原稿の読み
取りを行ういわゆるシートスルー動作を行うことができ
る複写機も知られている。このシートスルー動作は、原
稿台の原稿搬送方向の長さより長いような長尺の原稿の
コピーに用いて有用である。
【0006】しかし、上述した自動給紙装置は原稿台の
サイズより小さいサイズの原稿しか扱うことができな
い。したがって、従来の自動給紙装置でシートスルー動
作を実現するのは現実的でない。すなわち、従来、連続
自動給紙動作と長尺の原稿に対するシートスルー動作と
はそれぞれ別の機構により実現され、両機構を同時に1
台の複写機に搭載したものは存在しなかった。
【0007】本発明の目的は、連続自動給紙動作とシー
トスルー動作の両方を可能とした複写機を提供すること
にある。
【0008】本発明の他の目的は、そのための好適な機
構の構造および制御の方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による複写機は、
原稿台下で原稿読み取り部を原稿に対して相対的に移動
させることにより原稿を読み取り、原稿の複写を行う複
写機において、原稿を載置する原稿台を有する複写機本
体と、原稿挿入口を有し、該原稿挿入口に挿入された原
稿を前記原稿台上へ搬送する、前記複写機本体上に載置
された原稿搬送ユニットと、前記複写機本体に内蔵さ
れ、前記原稿搬送ユニットの原稿搬送動作を制御する第
1の制御手段と、前記原稿挿入口に対して複数枚の原稿
を連続的に給紙する自動給紙手段、および、該自動給紙
手段の自動給紙動作時に前記第1の制御手段に代わって
前記原稿搬送ユニットの原稿搬送動作を制御する第2の
制御手段を有し、前記複写機本体に対して選択的に装備
可能な自動給紙ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0010】このように、本発明では、複数枚の原稿を
連続的に(1枚ずつ取り出して)給紙する自動給紙機能
と、給紙位置から原稿台上まで原稿を移動させる原稿搬
送機能とを、それぞれ独立した二つのユニット(後述す
る原稿搬送ユニットと自動給紙ユニット)に分担させ
た。さらに、原稿搬送ユニットの制御を複写機本体側か
ら(第1の制御手段から)行うこととした。この構成に
より、自動給紙ユニットをオプション機能とした場合、
標準機能のみを備えた複写機のコスト削減を図ることが
できる。
【0011】自動給紙ユニットを装備した場合には、そ
の自動給紙動作(給紙モータの制御)まで複写機本体側
から行うには、複写機本体内の制御手段(第1の制御手
段)の処理負担が大きい。そのため、自動給紙ユニット
には専用の制御手段を持たせた。自動給紙ユニットの動
作と原稿搬送ユニットの動作とは厳密に連携しているた
め、自動給紙ユニットによる自動給紙動作時には、複写
機本体に代わって自動給紙ユニット内の制御手段(第2
の制御手段)から原稿搬送ユニットの原稿搬送動作を制
御するようにした。この際、自動給紙ユニットからの原
稿搬送ユニットに対する制御と複写機本体側からの原稿
搬送ユニットに対する制御とが衝突するのを避けるた
め、自動給紙動作時には複写機本体側からの原稿搬送ユ
ニットに対する制御を抑止することが望ましい。
【0012】前記原稿搬送ユニットは、前記原稿台上で
開閉可能な原稿台のカバーを兼ねることができる。
【0013】前記原稿搬送ユニットは、例えば、前記原
稿台に接して回転する無端の搬送ベルトと、該搬送ベル
トを駆動する第1のモータとを有する。
【0014】前記自動給紙ユニットは、例えば、複数枚
の原稿のスタックから1枚ずつ原稿を取り出して給紙す
る原稿分離手段と、該原稿分離手段を駆動する第2のモ
ータとを有する。
【0015】前記第1の制御手段は、好ましくは、前記
原稿台上に固定載置された原稿に対して前記原稿読み取
り部を移動させて原稿の読み取りを行う第1の動作モー
ドと、前記原稿読み取り部を前記原稿台下の予め定めた
位置に固定させ、前記原稿挿入口から挿入された原稿を
当該固定された原稿読み取り部に対して移動させること
により原稿の読み取りを行う第2の動作モード(シート
スルーモード)を有する。これにより、原稿搬送ユニッ
トのみにより、通常のコピー動作を行えるほか、長尺の
原稿のコピー動作も行える。
【0016】さらに具体的には、前記自動給紙ユニット
は、複数枚の原稿を連続的に給紙する第1の給紙口と、
単葉の原稿を給紙する第2の給紙口と、それぞれ第1お
よび第2の給紙口から原稿を給紙したことを検出する第
1および第2の原稿センサとを有し、前記第1の給紙口
から原稿が挿入されたことが第1の原稿センサにより検
出されたとき前記第2の制御手段が前記原稿搬送ユニッ
トを制御するとともに、前記第2の給紙口から原稿が挿
入されたことが第2の原稿センサにより検出されたとき
前記第1の制御手段が前記原稿搬送ユニットを制御す
る。
【0017】この構成では、第1の給紙口から挿入され
た原稿は、連続給紙のための機構(例えば原稿を1枚ず
つ分離して給紙するための機構)を通過するが、第2の
給紙口から挿入された原稿はこのような機構を介在せず
直接原稿搬送ユニットの原稿挿入口へ入り込むことが可
能となる。したがって、第2の給紙口から給紙したとき
には、第1の制御手段による原稿搬送ユニットの制御を
利用することができる。特に、第2の動作モードを自動
給紙ユニット側(第2の制御手段)で実行する必要がな
くなる。したがって、第2の制御手段の構成が簡単とな
る。具体的には、制御手段がCPUによるプログラム制
御により実現される場合には、そのためのプログラムが
不要となり、また、それを格納するROMもしくは記憶
領域を削減することができる。
【0018】好ましくは、前記原稿搬送ユニットは、原
稿の表裏反転を伴う第1の排紙経路と、表裏反転を伴わ
ない第2の排紙経路と、該第1および第2の排紙経路を
切り替える排紙経路切替手段を有し、前記第2の制御手
段は、前記第1の原稿センサの出力に応じて前記第1の
排紙経路を選択するよう前記排紙経路切替手段の経路切
替を指示する。
【0019】前記原稿搬送ユニットの原稿挿入口の位置
において、前記開閉可能な原稿台のカバーと複写機本体
との間で原稿を挟持して搬送する給紙ローラを有する。
これにより、原稿台カバーを開けば原稿が開放されるの
で、原稿搬送ユニットの原稿挿入口における原稿ジャム
への対処が容易となる。
【0020】前記第2の給紙口は、前記原稿搬送ユニッ
トと前記自動給紙ユニットの間隙により構成されること
が好ましい。この構成により、第2の給紙口から長尺の
原稿を挿入して、給紙口と排紙口の両方にわたる状態で
原稿ジャムが発生した場合に、原稿搬送ユニットである
原稿カバーを開放しても原稿を破損することがない。
(もし、自動給紙ユニットで長尺原稿を固定保持した場
合には、原稿カバーを開いたときに、原稿が排紙口と給
紙口の両方で保持されて引っ張られ、破損するおそれが
ある。)
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1に、本発明が適用された複写機の一例
としての複写機の外観を示す。
【0022】この複写機100では、ユーザが複写機本
体700の頂部にある原稿台14の上に原稿を置いて、
原稿カバーを兼ねる原稿搬送ユニット61を閉め、操作
パネル12上のコピースタートボタン(図示せず)を押
すことにより、複写機本体700の内部の原稿読み取り
部(図6の706:図5の読み取り光学系64)が原稿
台14の下を移動し、これにより原稿が走査される。こ
の走査により読み取られた読み取り画像は静電複写プロ
セスにより、フロントトレイ13、手差しトレイ74、
ロール紙供給部17のいずれかから選択的に供給される
用紙に対して、トナー画像が転写、定着され、コピー済
みの用紙がコピー排紙トレイ70に排出される。なお、
手差しトレイ74は、図では使用可能状態を示すが、不
使用時には複写機本体700の側面に収納することがで
きる。
【0023】図1の複写機100は、このような手動給
紙による他、原稿搬送ユニット61による単葉の原稿を
原稿挿入口23から給紙したり、後述する自動給紙ユニ
ット600により複数枚の原稿を順次自動的に給紙した
りすることができる。
【0024】原稿搬送ユニット61の原稿挿入口23を
利用する場合、原稿を所定位置に固定して読み取る通常
モードの他に、シートスルーモードと呼ばれる動作モー
ドでコピー動作を行うことができる。このシートスルー
モードでは、原稿読み取り部は原稿台14下のほぼ中央
部に固定配置され、図2に示すように、原稿搬送ユニッ
ト61を閉めた状態で原稿挿入口23から裏面にした原
稿を差し入れることにより、原稿が自動的に内部に取り
込まれ、搬送ベルト11により原稿が原稿台14上を一
定速度で搬送され、停止することなく原稿排紙トレイ1
5へ排出される。この搬送の過程で、原稿の画像が読み
取られる。このシートスルーモードは、(a)原稿台1
4の長手方向サイズより長尺の原稿の複写が行えるこ
と、(b)原稿読み取り部を往復走査させる必要がない
ので1枚の原稿複写に要する時間を短縮できること、等
の利点を有する。
【0025】図4に、原稿搬送ユニット(DF)61の
内部の概略構成を示す。原稿搬送ユニット61は、原稿
を内部へ送り込む給紙ローラ21、原稿台14との間に
原稿を挟持してその摩擦力で原稿を搬送する搬送ベルト
11を有する。その他、その搬送経路の上流に原稿入力
センサS1、給紙センサS2、画先センサS3を有し、
下流に排紙センサS5,S6を有する。下流は、図4の
左側の第1の排紙経路27と上側の第2の排紙経路31
の2つの経路に分かれている。第1の排紙経路27は、
原稿搬送ユニット61単独装備の場合、および自動給紙
ユニット600装備の場合の単葉コピーの場合に使用さ
れる。第2の排紙経路は自動給紙ユニット600による
連続自動給紙の場合に利用される。両排紙経路27,3
1の切替は、経路切替爪26の回動により行われる。原
稿搬送ユニット61の具体的な動作については後に詳述
する。給紙ローラ21は本体700側にあるアイドルロ
ーラと対向配置され、原稿搬送ユニットユニット61と
複写機本体700との間に原稿を挟んで搬送するように
なっている。
【0026】本実施の形態の複写機100は、原稿搬送
ユニット(DF)61に加えて、図3(a)に示すよう
に複数枚の原稿をセットして1枚ずつ連続的に自動給紙
する自動給紙ユニット(AF)600をオプションで装
備することができる。連続自動給紙を行う場合、自動給
紙ユニット600により取り込まれた原稿は原稿台14
の上の所定位置で停止し、原稿読み取り部の移動により
原稿が読み取られる。すなわち、前記シートスルーモー
ドと異なる通常モードで複写が行われる。この自動給紙
ユニット600は、図3(a)に示すように連続自動給
紙のための第1の給紙口301を有するのみならず、図
3(b)に示すように単葉の原稿を給紙するための第2
の給紙口302を有する。この第2の給紙口302は、
ローラ等を介在することなく、原稿搬送ユニット61の
原稿挿入口23に直接つながっている。したがって、原
稿を挿入する給紙口を変えるだけで、連続給紙モードと
単葉給紙モード(特にシートスルーモード)とを使い分
けることができる。
【0027】しかも、第2の給紙口302は、原稿搬送
ユニット61と自動給紙ユニット600との間隙を利用
して構成しているので、前述した原稿搬送ユニット61
の給紙ローラ21の構成と相まって、原稿搬送ユニット
61(原稿カバー)を開放したときは給紙口で原稿を解
放する。したがって、原稿搬送ユニット61を開放した
とき、長尺の原稿が給紙口と排紙口の両方で挟持された
状態になることが避けられる。その結果、誤って原稿を
破損することがなくなる。
【0028】自動給紙ユニット600の機械的な取付
は、本実施の形態では、複写機100の本体に対して行
われる。この取付の有無は、図示しないセンサにより検
出され、本体700側の制御手段(図7のCPU70
1)が認識することができるようになっている。
【0029】連続自動給紙を必要としないユーザの場合
には、自動給紙ユニット600を装備せず、原稿搬送ユ
ニット61のみを用いることもできる。
【0030】図5に、複写機100の内部構造を示す。
複写機100の本体700の内部には、読み取り光学系
64が原稿台ガラス62の下側に位置しており、この読
み取り光学系64は、通常モードでは原稿を走査するた
めに往復移動し、シートスルーモードでは、読み取り位
置Rに固定される。読み取り光学系64により読みとら
れた光像は、レンズ系60を含む光学系を経由して、感
光ドラム(画像形成部)65上に静電潜像を形成する。
この静電潜像は、現像部63によりトナーで現像され、
搬送されてきた用紙上にトナー像が転写される。この転
写された用紙上のトナー像は定着器68で加熱定着さ
れ、排紙トレイ70上に排紙される。用紙は、複数のフ
ロントトレイ13、手差しトレイ74、およびロール給
紙部17のロール紙72のいずれかから選択され、画像
形成に先立って用紙先端センサ66の位置に待機する。
この待機している用紙は、動作モードに応じた所定のタ
イミングで転写領域へ搬送される。
【0031】ここで、図6により、図1の複写機100
の制御ハードウエアの構成例を説明する。複写機100
は、本体700と自動給紙ユニット(AF)600から
なる。前述したように、本実施の形態では、原稿搬送ユ
ニット(DF)61は複写機本体700に所属し、この
本体700の制御は中央演算処理装置(CPU)701
が司る。また、自動給紙ユニット(AF)600には、
CPU701とは別に専用のCPU601を設ける。
【0032】より具体的には、図6に示すように、本体
700は、CPU701、ROM702、RAM70
3、操作部704、表示部705、原稿読み取り部70
6、原稿搬送部707、コピー用紙搬送部708、その
他の制御部709、電源710、センサ群711、経路
切替部712を有する。ROM702はCPU701が
実行するプログラムやこれに付随する各種データを不揮
発的に格納する。このプログラムとしては、後述するD
FモータM901を含む原稿搬送部707の複数の動作
モードを制御するための制御プログラムの他、各種制御
対象の制御プログラムを有する。RAM703は、CP
U701が利用するワーク領域や各種データ等の一時保
存領域として機能する。図1の操作パネル12上の操作
部704および表示部705は、ユーザとのインタフェ
ースを司る。原稿読み取り部706は図5で説明した読
み取り光学系64等の制御を行う。原稿搬送部707
は、原稿搬送ベルト11と、これを駆動する搬送モータ
(DFモータとも呼ぶ)M901と、これを駆動するD
Fモータ駆動部7071、各種センサ、ソレノイド、ロ
ーラ等(図15参照)を有し、原稿挿入口23から挿入
された、または自動給紙ユニット(AF)600から渡
された原稿を原稿台14上へ搬送し、さらに、複写後の
原稿を外部へ排紙する機能を有する。コピー用紙搬送部
708は公知の構成によりコピー用紙を搬送する。その
他の制御部709は、本発明には直接関係しないが、現
像、定着等の複写機動作に必要な残りの制御を行う手段
である。電源710は、本体700の各部に対して動作
電力を供給する。本実施の形態では、AF600にも本
体側から電力を供給している。センサ群711は、前述
した各種センサS1,S2,S3,S4,S5等を含
む。これらは、公知の検出手段、例えば光学的または機
械的な検出手段を用いて構成することができる。このセ
ンサ群711の一部のセンサは、AF600の自動給紙
動作時には、後述するAF600のCPU601から
も、出力を参照できるようになっている。経路切替部7
12は、後述する原稿排紙経路の切替を行うための手段
であり、具体的にはパス切替ソレノイド(図15のSL
901)を制御する。
【0033】一方、AF600は、CPU601、RO
M602、RAM603、原稿給紙部607、センサ群
608、各種ソレノイド駆動部609を有する。AF6
00の制御はCPU601が司る。ROM602はCP
U601が実行するプログラムやこれに付随する各種デ
ータを不揮発的に格納する。このプログラムには、AF
モータM801を含む原稿給紙部607を制御するため
の制御プログラムの他、原稿搬送部707の通常モード
での制御を行うための制御プログラムを含む。
【0034】RAM603は、CPU601が利用する
ワーク領域や各種データ等の一時保存領域として機能す
る。原稿給紙部607は、AFモータM801とこれを
駆動するAFモータ駆動部6071、各種ローラ、ソレ
ノイド、センサ等からなる機構(図15参照)を有し、
自動給紙ユニット600に載置された複数枚の原稿のス
タックから1枚ずつ原稿を取り出して、連続的に原稿搬
送ユニット61へ渡す機能を有する。センサ群608
は、後述するシートスルーセンサS11、AF600へ
の原稿入力を検出するAF原稿入力センサS12、第2
の排紙センサS6等を含む。これらのセンサも、公知の
検出手段を用いて構成することができる。各種ソレノイ
ド駆動部609は、自動給紙に関連する駆動手段であ
り、駆動対象としては、後述する、ピックアップソレノ
イド、分離ソレノイド、入口シャッタソレノイド等を含
む。
【0035】本実施の形態では、本体700の原稿搬送
部707は、自動給紙ユニット(AF)600を装備し
ない場合にはCPU701により制御される。AF60
0には原稿の分離等のためにモータを必要とする。した
がって、AF600を装備した場合に、その自動給紙動
作(AFモータM801の制御)をも本体700側から
行うには、CPU701の処理負担が大きい。そのた
め、AF600に専用の制御手段(第2の制御手段)と
してのCPU601を備えている。この際、原稿搬送部
707において、AF600からの制御と本体700の
CPU701からの制御とが衝突するのを避けるため、
AF600の自動給紙動作時にはCPU701に代わっ
てAF600のCPU601が原稿搬送部707を制御
する。但し、AF600を装備していても、その第2の
給紙口302から単葉の(例えば長尺の)原稿を挿入し
てコピーを行う場合には本体側CPU701が原稿搬送
部707を制御する。これは、単葉の原稿のコピーは、
AF600の特別な機構を利用することなく、原稿搬送
ユニット64単体の装備の場合の原稿搬送制御と同じ制
御で済むからである。
【0036】本体700とAF600との間は、ケーブ
ルのような信号線群650で電気的に接続される。
【0037】図7により、信号線群650の具体例につ
いて説明する。信号線群650は、原稿搬送制御信号7
20、原稿給紙要求信号721、コード0信号722、
コード1信号723、給紙完了報告信号724、ジャム
発生信号725の各信号線、および電源線(PWR)7
26、接地線(GND)727、およびセンサ群711
の出力信号728(複数本)からなる。
【0038】原稿搬送制御信号720は、AF600に
よる原稿の連続給紙動作の際に、AF600側から原稿
搬送部707の制御を行うための信号である。原稿給紙
要求信号721は、本体700のCPU701の出力端
子O5からAF600のCPU601の入力端子I5へ
出力される信号であり、この信号は、本体700がAF
600に対して新たな原稿の給紙を要求する際に出力さ
れる。給紙完了報告信号724は、CPU601の出力
端子O3からCPU701の入力端子I3へ出力される
信号であり、この信号は、AF600が本体700から
の原稿給紙要求に応答して1枚の原稿の給紙を完了した
ことを報告する際に出力される。コード0信号722お
よびコード1信号723の2本の信号線は、それぞれC
PU601の出力端子O1,O2からCPU701の入
力端子I1,I2へ接続され、AF600のバージョン
信号、原稿サイズ信号、ジャム発生種別信号等を伝送す
るのに共用される。ジャム発生信号725は、CPU6
01の出力端子O4からCPU701の入力端子I4へ
出力される信号であり、AF600が前述したセンサ群
711の出力に応じて原稿のジャム発生を検出した場合
に、本体700へその旨を通知する信号である。電源線
(PWR)726は、本体700側からAF600側へ
動作電力を供給するための線である。接地(GND)線
727は、各信号および電源に共通の接地電位を提供す
るための線である。
【0039】コード0信号722およびコード1信号7
23をAF600のバージョン信号(ROM602に格
納されたバージョン番号)の伝送に用いる場合、コード
0信号722に同期信号を流し、コード1信号723に
シリアルデータを流す。AF600のバージョン番号と
は、AF600の機能の変更、ROM602のプログラ
ム変更、等に対応して付与された番号である。本実施の
形態でのバージョン信号は8ビットの2進数である。
【0040】図8(a)(b)に、コード0信号722
およびコード1信号723の例を示す。コード0および
コード1の信号線は、場合に応じて別の用途に共用され
る。
【0041】図8(a)は、原稿ジャム発生時のジャム
の種別(ジャムの発生箇所または発生要因等)を本体7
00へ通知するためにコード0信号722およびコード
1信号723を利用する場合を示し、図8(b)は、自
動給紙された原稿の原稿サイズを本体700へ通知する
ためにコード0信号722およびコード1信号723を
利用する場合を示す。本例では、原稿サイズとしてAB
系列モードとインチ系列モードのいずれかをユーザが選
択できるようになっている。
【0042】図8(a)において、コード1、コード0
がともに”L”の場合には、AF600で第1の給紙口
301からの連続自動給紙動作中に第2の給紙口302
から原稿が挿入された際の「原稿同時挿入」によるジャ
ム発生を示す。コード1が”L”、コード0が”H”の
場合には、排紙センサ(図15、S5,S6)における
ジャム発生を示す。コード1が”H”、コード0が”
L”の場合は、DFの画先センサS3におけるジャム発
生を示す。コード1およびコード0がともに”H”の場
合には原稿入力センサS1におけるジャム発生を示す。
これらのジャム発生は、対応するセンサの出力に応じて
検出することができる。例えば、各センサにおいて、当
該センサへの到達が予期した以上に遅いことに応じて遅
延ジャムを検出し、あるいは、当該センサのオン時間が
予期した以上に長いことに応じて滞留ジャムを検出する
ことができる。
【0043】図8(b)において、コード1、コード0
がともに”L”の場合には、A3Sまたは12×18S
のサイズを示す。前者はAB系列モードのサイズ、後者
はインチ系列モードのサイズである。コード1が”
L”、コード0が”H”の場合には、B4Sまたは11
×17Sのサイズを示す。コード1が”H”、コード0
が”L”の場合は、A4sのサイズを示す。コード1お
よびコード0がともに”H”の場合にはB5S,リーガ
ルSまたはレターSのサイズを示す。
【0044】なお、図8(a),(b)に示したジャム
の種別および原稿サイズの個数はそれぞれ4個としたが
3個以下でもよく、また各内容は図示のものに限るもの
ではない。逆に、コードのビット数を増やして、さらに
多くの項目を伝達できるようにしてもよい。
【0045】図9は、原稿搬送ユニット(DF)61の
機構の説明図である。搬送ベルト11、DFモータM9
01、給紙ローラ21、排紙ローラ28、各種センサS
1〜S5等により構成されるDF61は、原則的には、
本体700のCPU701の制御下で動作する。本体7
00は、各種センサの出力を受けて、DFモータM90
1を制御する。DFモータ901の回転は、搬送ベルト
11、給紙ローラ21及び排紙ローラ28へ伝達され
る。DFモータM901の回転速度により搬送ベルト1
1の走行速度が決まる。
【0046】図10は、DF61による通常モードの動
作の説明図である。
【0047】図10(a)の状態で、原稿がDF61の
原稿挿入口23から挿入される。
【0048】そこで原稿が原稿入力センサS1に検知さ
れる。その約1秒後、DFモータM901を低速で正転
させ原稿の搬送動作を開始する(b)。すなわち、給紙
ローラ21が回転開始し、原稿を内部へ取り込む。この
原稿の先端が給紙センサS2により検出された時点で原
稿給紙を一時停止して、ユーザのコピースタートの指示
を待つ。ただし、ユーザにより「オートスタート」モー
ドが設定されている場合は、一時停止せずに原稿給紙を
継続する。
【0049】原稿が原稿台上を搬送されてその先端が排
紙センサS5に達すると、DFモータM901を停止さ
せる(c)。直後に、DFモータM901を逆転させ
て、原稿を原稿台の所定位置にセットする(d)。この
ようにするのは、原稿先端を正確に所定位置にセットす
るためである。
【0050】この位置で、読み取り光学系64が原稿を
走査してコピーを開始する(e)。これと並行して、複
写機本体内部では、用意されていたコピー用紙が像転写
部へ搬送される。コピー用紙が複写機本体700の排紙
センサ(図示せず)を抜けた後、DFモータM901を
正転させて原稿を排出する(f)。
【0051】図11に、図10に示した通常モードで
の、DF61および複写機本体700内部の各種要素の
動作シーケンス図を示す。この図により、各種要素間の
動作のタイミングが分かる。図中、INTRは、原稿を
搬送して原稿台上の所定位置に原稿をセットするまでの
導入段階である。AERは読み取り光学系64による原
稿の濃度測定のための部分的な露光走査を行う段階であ
り、読み取り光学系64が10センチ程度前進してホー
ムポジションへ戻ってくるまでの期間に相当する。この
AER段階は、自動濃度モードの設定がなされていると
きのみ採用される。SCFWは原稿読み取りのために読
み取り光学系64を前進走査させる段階であり、原稿照
明ランプで原稿を照射し、その反射光をミラーとレンズ
を介して感光ドラムに投影する期間に相当する。SCR
Vは読み取り光学系64の後進のための段階であり、次
のコピー動作に備えて光学系をホームポジションに戻す
期間に相当する。LSTRは原稿および用紙の排紙のた
めの後回転の段階である。
【0052】なお、図11に示した複写機本体700内
部の「光学系モータ」(図示せず)は読み取り光学系6
4の移動を制御するためのモータである。「光学系原稿
先端センサ」(図示せず)は、光学系ホームポジション
の近傍にある原稿先端位置に配置されたセンサであり、
読み取り光学系64が原稿先端位置にあることを検出す
るためのものである。「トレイ1給紙クラッチ」(図示
せず)は、トレイ1内のコピー用紙の給紙を制御するた
めのクラッチであり、「レジスト前紙センサ」は前述し
た用紙先端センサ66に相当する。「レジストローラク
ラッチ」(図示せず)は、そのオン時にレジスト前紙セ
ンサの位置に待機している用紙を搬送させるための駆動
部である。「排紙センサ」(図10(f)参照)は、用
紙の排紙完了を検出するためのセンサである。
【0053】次に、図12に、シートスルーモードにお
けるDF61の動作を説明する。
【0054】シートスルーモードは、ユーザが操作部7
04にある「シートスルーキー」(図示せず)を押すこ
とにより設定される(a)。これにより、読み取り光学
系64が予め定められた、原稿台下の固定位置(シート
スルーポジション)まで移動する(b)。
【0055】その後、ユーザにより原稿が原稿挿入口2
3に挿入され、原稿入力センサS1により原稿の挿入が
検出されると、約1秒後にDFモータM901を低速で
正転させ原稿の搬送動作を開始する(c)。すなわち、
給紙ローラ21が回転開始し、原稿を内部へ取り込む。
原稿先端が給紙センサS2を通過し画先センサS3をオ
ンしてから規定時間(変倍率によって異なる)後、本体
内部のレジストローラクラッチ(図示せず)をオンす
る。
【0056】原稿先端が画先センサS3に達した時点に
基づいて用紙搬送動作が開始される(d)。画先センサ
S3を通過した原稿は、1対のプーリ24,25間で回
転する搬送ベルト11により原稿台14上へ搬送される
(e)。原稿が画先センサS3をオンしてから、変倍率
に合った速度で原稿を搬送し、原稿後端が排紙センサS
5を抜ける直前に、100%コピー時の搬送速度に変更
して原稿を排紙する(f)。これは、変倍率が高いとき
の遅い搬送速度に伴う所要時間を短縮するとともに、変
倍率が低いときの速い搬送速度に伴う排紙トレイへの急
速な排紙を緩和するためである。
【0057】図13に、図12に示したシートスルーモ
ードでの、DF61および複写機本体700内部の各種
要素の動作シーケンス図を示す。前述したINTR、S
CFW、LSTRの段階を経て、待機状態STBYとな
る。図8と比べて分かるように、SCRV段階がないた
め、コピー動作の所要時間が短縮される。なお、シート
スルーモードでのSCFW段階は、前述のとおり、読み
取り光学系64は走査されず、固定状態にある。SCF
W段階での原稿の移動速度は原稿の変倍率によって変わ
る。すなわち、変倍率が大きいほど、原稿の移動速度は
低く設定される。「光学系シートスルーポジションセン
サ」(図示せず)は、読み取り光学系64がそのシート
スルーポジションに位置していることを確認するための
センサである。
【0058】図14は、DF61に備えられた各種セン
サにより検知される原稿サイズを示す。原稿の送り方向
のサイズは、画先センサS3を原稿が通過している間の
DFモータM901への出力パルス数を基に測定するこ
とができる。また、原稿の幅は、原稿通路の所定の位置
に配置されたサイズ検知センサS4(図9)により検知
される。原稿サイズは、これらの測定値を基に図14に
示すように求められる。なお、図8(b)で説明した原
稿サイズは、図14に示した原稿サイズの一部であり、
AF600装備時の限定された用紙サイズに対応してい
る。
【0059】図15に、DF61とAF600の連携し
た機構の構造を示す。
【0060】AF600は、自動給紙のための機構とし
て、AFモータM801、ピックアップソレノイドSL
801、分離ソレノイドSL802、入口シャッタソレ
ノイドSL803、給紙ローラ611、搬送ローラ62
2、分離ローラ623を有する。さらに前述したセンサ
群608として、シートスルーセンサS11および原稿
入力センサS12を有する。原稿入力センサS12は自
動給紙動作に利用され、シートスルーセンサS11は前
述した「原稿同時挿入ジャム」の検出に利用される。
【0061】コピースタートキーが押下されると、本体
700側のCPU701が原稿給紙要求信号721(図
7)を発行し、これに応じてAF600側のCPU60
1は、給紙動作を開始する。まず、入口シャッタソレノ
イドSL803をオンし、入口シャッタを下げて第1の
給紙口301を開放させる。その直後に、ピックアップ
ソレノイドSL801をオンし、これにより給紙ローラ
611を下げて原稿に接触させる。続いて、AFモータ
M801をオンして、給紙ローラ611、搬送ローラ6
22、分離ローラ623および原稿入力センサS12の
働きにより、原稿を1枚だけ分離して、DF61の原稿
挿入口23へ送り込む。なお、AFモータM801の回
転数はクロックセンサ(図示せず)により検知され、こ
れがAFモータM801回転数の制御に利用される。
【0062】AF600から送られた原稿が原稿搬送部
707の原稿挿入口23に入り込むと、DF原稿入力セ
ンサS1がオンする。これにより、DFモータM901
を駆動開始する。同時に、AF分離ソレノイドSL80
2をオンさせることにより分離ローラ623の圧力を解
除して原稿を搬送する。その後のDF61における原稿
搬送動作は、図11で前述した通常の動作モードの動作
と同様である。但し、本実施の形態では、図17で後述
するように原稿の排紙経路を上側の排紙経路31へ切り
替えている。1枚の原稿の所定位置への搬送完了後、そ
の原稿のコピーが実行され、その原稿が排紙される。つ
いで、CPU701からの次の原稿給紙要求に従って次
の原稿の給紙が行われる。
【0063】図16に以上の連続自動給紙動作の基本シ
ーケンスを示す。この図では、図示の都合上、本体70
0側の要素については図示省略している。
【0064】なお、AF600の、単葉の原稿を手で給
紙するための第2の給紙口302の原稿経路には前述し
たシートスルーセンサS11が設けられており、この第
2の給紙口302への原稿の挿入が検知されるようにな
っている。この第2の給紙口302から挿入された原稿
に対する搬送動作は、前述したDF61単体の場合の動
作と同様である。この場合、AF600内部の連続自動
給紙機構は全く使用されないので、前述したように本実
施の形態では、DF61の原稿搬送動作は原則通り本体
700側から制御を行うようにしている。
【0065】図17はDF61の二つの排紙経路を説明
するための図である。図4で簡単に言及したように、D
F61には、原稿の表裏反転(すなわち上面排紙)を伴
う第1の排紙経路31と、表裏反転を伴わない第2の排
紙経路27の2つの排紙経路(パス)が設けられてい
る。さらにDF61は、両排紙経路27,31を切り替
えるために経路切替爪(フラッパ)26と、これを駆動
するためのパス切替ソレノイドSL901(図15)を
有する。AF600は、排紙センサS5のオン出力に応
じて、前記第1の排紙経路を選択するようパス切替ソレ
ノイドSL901を制御し、経路切替爪26を切り替え
る。すなわち、AF600による連続自動給紙を行った
場合、複写の終了した原稿はガイドを兼ねる経路切替爪
26に案内されてDF61の上部にある原稿排紙トレイ
32上に排出される。これにより、原稿の表裏が反転す
るので、原稿の順序を変えることなく排紙することがで
きる。
【0066】DF61単体使用の場合、および、AF6
00の第2の給紙口302の使用の場合には、排紙経路
27が選択され、排紙ローラ28により、原稿排紙トレ
イ15(図1)上に排出される。
【0067】最後に、図18に、第2の給紙口302を
利用したAF600による連続自動給紙の場合の動作に
関して、本体側CPU701とAF側CPU601の概
略処理のフローチャートを示す。
【0068】本体側CPU701は、ユーザのコピース
タートキー押下によるコピー指示があると(S180
1)、AF600に対して原稿給紙要求721(図7)
を発行する(S1802)。ついで、自己のDFモータ
M901の制御を抑止する(S1083)。
【0069】AF側CPU601では、本体側CPU7
01から原稿給紙要求721を受けると(S181
1)、AFモータM801を含む原稿給紙部607、お
よびDFモータM901を含む原稿搬送部707を制御
して、原稿の給紙および搬送を行う(S1812)。給
紙が完了したら(S1813)、給紙完了報告724
(図7)を本体側CPU701へ返送する(S181
4)。その後、原稿排紙センサS5のオン出力に基づい
て、パス切替ソレノイドSL901をオンすることによ
り、排紙経路31を選択し、原稿を排紙する(S181
5)。
【0070】本体側CPU701では、AF側CPU6
01から給紙完了報告724を受けると(S180
4)、自己のDFモータ制御抑止を解除する(S180
5)。ついで、最終ページまでのコピーが終了したか否
かをAF原稿入力センサS12の出力に基づいて調べ
(S1806)、全ページ終了するまで、以上の処理を
繰り返す。
【0071】図18の処理では、1枚の給紙毎にDFモ
ータM901の本体側制御の抑止および解除を行うよう
にした。換言すれば、通常は本体側制御が許容されてい
るので、第2の給紙口302からの原稿給紙時には、A
FCPU601側の関与なしに本体側CPU701はD
FモータM901の制御を行うことができる。
【0072】また、本体側CPU701が自分自身でD
FモータM901の制御を抑止する代わりに、あるいは
これに加えて、本体側からのDFモータM901の駆動
に関係する信号を遮断するスイッチ手段を設けて、AF
CPU601がこれを制御するようにしてもよい。
【0073】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の
変更を行うことが可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、1台の複写機において
自動給紙のための機構を搭載した状態で、連続自動給紙
動作とシートスルー動作の両方の動作が可能となる。
【0075】また、原稿給紙機能と原稿搬送機能を別ユ
ニットにして原稿搬送機能を複写機本体側から制御する
構成とすることにより、自動給紙ユニットをオプション
とした場合の標準構成装置のコスト低減を図ることがで
きる。
【0076】さらに、自動給紙ユニットに第1および第
2の給紙口を設けることにより、原稿を挿入する給紙口
を変えるだけで、連続給紙モードと単葉給紙モード(特
にシートスルーモード)とを使い分けることができる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複写機(AF未装備)の外
観を示す斜視図である。
【図2】図1の複写機の原稿搬送ユニット(DF)の使
用例の説明図である。
【図3】図1の複写機の原稿搬送ユニット(DF)に対
して自動給紙ユニット(AF)を取り付けた場合の使用
例の説明図である。
【図4】図1に示した原稿搬送ユニットの内部の構造を
示す断面図である。
【図5】図1の複写機の内部の概略構造を示す断面図で
ある
【図6】図1の複写機の内部のハードウエア構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6に示した複写機本体と自動給紙ユニット
(AF)との間のインターフェイスを示す説明図であ
る。
【図8】図1の複写機に自動給紙ユニット(AF)を装
備した場合にAF側から複写機本体側へ送信するコード
の内容を説明するための図である。
【図9】原稿搬送ユニット(DF)の機構の説明図であ
る。
【図10】原稿搬送ユニット(DF)による通常モード
の動作の説明図である。
【図11】図10に示した通常モードにおける原稿搬送
ユニット(DF)および複写機本体内部の各種要素の動
作シーケンス図である。
【図12】シートスルーモードにおける原稿搬送ユニッ
ト(DF)の動作を説明する。
【図13】図12に示したシートスルーモードにおけ
る、原稿搬送ユニット(DF)および複写機本体内部の
各種要素の動作シーケンス図である。
【図14】原稿搬送ユニット(DF)に備えられた各種
センサにより検知される原稿サイズを示す図である。
【図15】原稿搬送ユニット(DF)と自動給紙ユニッ
ト(AF)の連携した機構の説明図である。
【図16】連続自動給紙動作を示す基本シーケンス図で
ある。
【図17】原稿搬送ユニット(DF)の二つの排紙経路
を説明するための図である。
【図18】自動給紙ユニット(AF)による連続自動給
紙の場合の動作に関して、本体側CPUとAF側CPU
の概略処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…原稿搬送ベルト、12…操作パネル、13…フロ
ントトレイ、14…原稿台、15…原稿排紙トレイ、2
1…給紙ローラ、23…原稿挿入口、24,25…プー
リ、26…経路切替爪、27…第1の排紙経路、28…
排紙ローラ、30…ガイド、31…第2の排紙経路、3
2…原稿排紙トレイ、61…原稿搬送ユニット(DF兼
カバー)、62…原稿台ガラス、63…現像装置、64
…読み取り光学系、65…感光ドラム、68…定着器、
70…コピー排紙トレイ、74…手差しトレイ、100
…複写機、301…第1の給紙口、302…第2の給紙
口、600…自動給紙ユニット(AF)、601…CP
U、700…複写機本体、701…CPU、S1…原稿
入力センサ、S2…給紙センサ、S3…画先センサ、S
4…サイズ検知センサ、S5,S6…排紙センサ、S1
1…シートスルーセンサ、S12…AF原稿入力セン
サ、M801…AFモータ、M901…DFモータ(搬
送モータ)、SL801…ピックアップソレノイド、S
L802…分離ソレノイド、SL803…入口シャッタ
ソレノイド、SL901…パス切替ソレノイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−89739(JP,A) 特開 平4−211277(JP,A) 特開 平1−118926(JP,A) 特開 平7−271113(JP,A) 特開 昭62−17770(JP,A) 特開 昭56−17360(JP,A) 特開 平2−204248(JP,A) 特開 平6−348090(JP,A) 特開 平1−304470(JP,A) 特開 平3−114072(JP,A) 実開 昭62−110934(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 512 G03G 21/14 - 21/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台下で原稿読み取り部を原稿に対して
    相対的に移動させることにより原稿を読み取り、原稿の
    複写を行う複写機において、 原稿を載置する原稿台を有する複写機本体と、 原稿挿入口を有し、該原稿挿入口に挿入された原稿を前
    記原稿台上へ搬送する、前記複写機本体上に載置された
    原稿搬送ユニットと、 前記複写機本体に内蔵され、前記原稿搬送ユニットの原
    稿搬送動作を制御する第1の制御手段と、 前記原稿挿入口に対して複数枚の原稿を連続的に給紙す
    る自動給紙手段、および、該自動給紙手段の動作時に前
    記第1の制御手段に代わって前記原稿搬送ユニットの原
    稿搬送動作を制御する第2の制御手段を有し、前記複写
    機本体に対して選択的に装備可能な自動給紙ユニット
    と、 を備えたことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】前記原稿搬送ユニットは、前記原稿台上で
    開閉可能な原稿台のカバーを兼ねる請求項1記載の複写
    機。
  3. 【請求項3】前記原稿搬送ユニットは、前記原稿台に接
    して回転する無端の搬送ベルトと、該搬送ベルトを駆動
    する第1のモータとを有する請求項1または2記載の複
    写機。
  4. 【請求項4】前記自動給紙ユニットは、複数枚の原稿の
    スタックから1枚ずつ原稿を取り出して給紙する原稿分
    離手段と、該原稿分離手段を駆動する第2のモータとを
    有する請求項3記載の複写機。
  5. 【請求項5】前記第1の制御手段は、前記原稿台上に固
    定載置された原稿に対して前記原稿読み取り部を移動さ
    せて原稿の読み取りを行う第1の動作モードと、前記原
    稿読み取り部を前記原稿台下の予め定めた位置に固定さ
    せ、前記原稿挿入口から挿入された原稿を当該固定され
    た原稿読み取り部に対して移動させることにより原稿の
    読み取りを行う第2の動作モードを有する請求項1記載
    の複写機。
  6. 【請求項6】前記自動給紙ユニットは、複数枚の原稿を
    連続的に給紙する第1の給紙口と、単葉の原稿を給紙す
    る第2の給紙口と、それぞれ第1および第2の給紙口か
    ら原稿を給紙したことを検出する第1および第2の原稿
    センサとを有し、 前記第1の給紙口から原稿が挿入されたことが第1の原
    稿センサにより検出されたとき前記第2の制御手段が前
    記原稿搬送ユニットを制御するとともに、前記第2の給
    紙口から原稿が挿入されたことが第2の原稿センサによ
    り検出されたとき前記第1の制御手段が前記原稿搬送ユ
    ニットを制御する請求項5記載の複写機。
  7. 【請求項7】前記原稿搬送ユニットは、原稿の表裏反転
    を伴う第1の排紙経路と、表裏反転を伴わない第2の排
    紙経路と、該第1および第2の排紙経路を切り替える排
    紙経路切替手段を有し、 前記第2の制御手段は、前記第1の原稿センサの出力に
    応じて前記第1の排紙経路を選択するよう前記排紙経路
    切替手段の経路切替を指示する請求項6記載の複写機。
  8. 【請求項8】前記原稿搬送ユニットの原稿挿入口の位置
    において、前記開閉可能な原稿台のカバーと複写機本体
    との間で原稿を挟持して搬送する給紙ローラを有する請
    求項2記載の複写機。
  9. 【請求項9】前記第2の給紙口は、前記原稿搬送ユニッ
    トと前記自動給紙ユニットの間隙により構成される請求
    項2または8記載の複写機。
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