JPH07199551A - 自動原稿送り装置並びにこの自動原稿送り装置を有した画像形成装置 - Google Patents

自動原稿送り装置並びにこの自動原稿送り装置を有した画像形成装置

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JPH07199551A
JPH07199551A JP5349619A JP34961993A JPH07199551A JP H07199551 A JPH07199551 A JP H07199551A JP 5349619 A JP5349619 A JP 5349619A JP 34961993 A JP34961993 A JP 34961993A JP H07199551 A JPH07199551 A JP H07199551A
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JP
Japan
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document
original
conveying means
belt
conveying
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Application number
JP5349619A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tokuno
善明 徳納
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to US08/332,043 priority patent/US5515153A/en
Publication of JPH07199551A publication Critical patent/JPH07199551A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、複写画像の背景となる搬送
ベルトの汚れを低減できる自動原稿送り装置を提供する
ことにある。 【構成】この発明によれば、周長の1/2よりも短い間
隔で配置された第1及び第2のベルトサイン45a及び45
bが形成された自動原稿送り装置10の搬送ベルト41によ
り原稿が搬送される。このとき、複写すべき原稿が両面
原稿である場合には、搬送ベルト41の第1のベルトサイ
ン45aが第1のセンサ38aにより位置決めされる第1の
ベルトサイン45aの近傍の領域により搬送され、原稿か
ら提供される画像の領域の大きさよりも用紙の大きさが
大きな場合には、搬送ベルト41の第2のベルトサイン45
bが、ベルト41の周方向に関して第1のセンサ38aと同
一の位置に配置された第2のセンサ38bにより位置決め
される第2のベルトサイン45bの近傍の領域により搬送
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿の画像を複写す
る画像形成装置に係り、特に、画像形成装置に、複写す
べき原稿を1枚ずつ給送する自動原稿送り装置が一体的
に組み込まれた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数枚の原稿を一枚ずつ画像形成
装置の原稿読取部に供給し、画像形成装置を介して原稿
の画像が形成された時点で原稿読取部の原稿を次の原稿
と入替える自動原稿送り装置が一体に形成された画像形
成装置が実用化されている。
【0003】この種の画像形成装置に組み込まれる自動
原稿送り装置は、両面に情報を有する原稿が供給された
場合に、1枚の原稿を裏返して両面の情報を複写可能に
する原稿反転機能も有している。
【0004】自動原稿送り装置は、給送すべき原稿を保
持する原稿受入部、原稿受入部に位置された原稿を1枚
ずつ取り出す原稿取出部、原稿取出部により取り出され
た原稿を、画像形成装置の原稿読取部に向かって搬送す
るとともに、原稿読取部により原稿の情報が読み取られ
たのち、原稿を排出させる原稿搬送部、原稿搬送部から
給送される原稿を排出する原稿排出部、および、原稿排
出部により排出された原稿を保持する排出原稿保持部な
どにより構成される。なお、原稿排出部には、原稿の表
裏を反転させる原稿反転機構が組み込まれている。
【0005】原稿取出部は、原稿受入部に載置された原
稿を取出すピックアップローラ、このピックアップロー
ラにより取出された原稿を原稿搬送部に向かって推進さ
せる給紙ローラ、ピックアップローラ及び給紙ローラに
より給送される原稿を1枚に分離する分離手段、原稿搬
送部に向かう原稿の搬送方向に対する傾きを補正するア
ライニングローラ、及び、それぞれのローラの間に配置
された原稿ガイド (給送路) などにより構成される。
【0006】原稿搬送部は、原稿を搬送する搬送ベル
ト、搬送ベルトの一端に配置された駆動ローラ、搬送ベ
ルトの他の一端に配置された従動ローラ、および、駆動
ローラと従動ローラとの間に配置され、搬送ベルトによ
り搬送される原稿を、画像形成装置の原稿読取部の読取
り台に押圧する押圧ローラなどにより構成される。
【0007】原稿排出部は、搬送ベルトを介して排出さ
れた原稿を排出原稿保持部に向かって給送する排出ロー
ラ、排出ローラと排出原稿保持部との間に配置され、原
稿が両面に情報を有する場合に、第1面の情報が読取部
により読み取られた原稿の表裏を反転して再び搬送ベル
トに向かって給送する原稿反転部などにより形成され
る。
【0008】複写すべき原稿は、原稿受入部に原稿 (画
像情報) 面が上を向いた状態で載置される。この原稿
は、原稿取出部のピックアップローラにより最下部の原
稿から取出され、分離ベルトによりただ1枚に分離され
たのち、原稿読取部の読取り台に原稿面が接するよう原
稿面が下向きに反転されて、原稿搬送部に向かって給送
される。原稿搬送部に供給された原稿は、搬送ベルトの
順方向回転及び逆方向回転により読取り台の所定の位置
に位置される。原稿読取部により画像情報が読み取られ
た原稿は、原稿搬送部により原稿排出部に向かって搬送
され、排出ローラにより排出原稿保持部へ排出される。
なお、画像情報が両面に存在する原稿が複写される場合
には、排出ローラと排出原稿保持部との間の原稿反転部
により、既に第1面の情報が読み取られた原稿の表裏が
反転されて再び搬送ベルトに向かって給送され、第2面
の画像が同様に読み取られたのち、排出原稿保持部に排
出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送ベルト
は、原稿受入部に載置された原稿が原稿取出部のアライ
ニングローラから給送された時点で所定の方向に回転さ
れ、原稿の画像面 (両面原稿の場合) または非画像面に
接触された状態で原稿を読取り台の所定位置に搬送す
る。この場合、搬送ベルトは、原稿と接触された状態で
原稿の全長が読取り台上に位置されるまで順方向に回転
されたのち、原稿の端部を基準位置にセットするために
逆回転され、原稿の端部をストッパに衝突させたのち、
さらに僅かに逆回転される。このことから、原稿が両面
原稿である場合には、読取り台に対向された第1の面の
背面である第2面と搬送ベルトとの擦れにより、第2面
の画像の一部が搬送ベルトに転写されて不所望な汚れと
なる問題がある。また、複写すべき原稿が両面原稿であ
る場合には、原稿排出部により表裏が反転された原稿を
再び読取り台の所定位置に給送する際にも原稿の画像面
と搬送ベルトが接触されることにより、第1面の画像の
一部も搬送ベルトに転写されることで、より搬送ベルト
が汚れ易くなる問題がある。
【0010】このことは、自動原稿送り装置により画像
形成装置の読取り台に搬送される原稿の大きさが複写用
紙の大きさよりも小さい場合、あるいは、原稿がトレー
ス紙のように透明である場合、もしくは、縮小複写など
により複写用紙の周辺部が余白となるような複写条件に
おいて、搬送ベルトの汚れが複写用紙に写し込まれる問
題を引き起こす。
【0011】また、搬送ベルトが汚れることで、搬送ベ
ルトを頻繁にクリーニングしなければならないととも
に、汚れが激しい場合には、ベルト全体を交換しなけれ
ばならないという問題も生じる。
【0012】この発明の目的は、複写画像に生じる虞れ
のある背景の汚れを除去できる画像形成装置、および、
複写画像の背景となる搬送ベルトの汚れを低減できる自
動原稿送り装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、原稿を所定の位置に移動させ
る原稿搬送手段と、この原稿搬送手段と上記原稿とが接
触される位置を、上記原稿搬送手段の一部を利用して特
定する位置検知手段と、上記原稿搬送手段を駆動する駆
動手段と、上記原稿の状態を判定する判定手段と、この
判定手段の判定結果に基づいて、上記原稿と上記原稿搬
送手段とが接触される前に、上記原稿搬送手段を、上記
位置検出手段により特定される位置まで移動させるよう
上記駆動手段を付勢する付勢手段とを具備する自動原稿
送り装置が提供される。
【0014】また、この発明によれば、原稿を保持する
原稿保持手段と、この原稿保持手段から上記原稿を1枚
ずつ取り出す原稿取出手段と、回転可能な環状に形成さ
れ、上記原稿取出手段により取り出された原稿を所定の
位置に搬送する原稿搬送手段と、この原稿搬送手段を周
方向に回転させる駆動手段と、上記原稿搬送手段の所定
の位置に形成され、上記原稿搬送手段が上記駆動手段に
より回転されることより上記周方向に移動される量を示
す表示手段と、この表示手段が所定位置に到達されたこ
とを検知する検知手段と、上記原稿が上記原稿搬送手段
と接触される側に情報を有することを判定する判定手段
と、この判定手段により、上記原稿の上記原稿搬送手段
と接触される側に情報が存在することが判定された場合
に、上記原稿取出手段から上記原稿搬送手段に上記が供
給される以前に、上記表示手段が上記検知手段により検
知される位置まで上記原稿搬送手段を移動させるよう上
記駆動手段を制御するとともに、上記原稿保持手段によ
り保持されている原稿が上記原稿保持手段から全て取り
出された時点で、再び、上記表示手段が上記検知手段に
より検知される位置まで上記原稿搬送手段を移動させる
よう上記駆動手段を制御する制御手段とを具備する自動
原稿送り装置が提供される。
【0015】さらに、この発明によれば、周長の1/2
よりも短い間隔で配置された第1及び第2の表示部を有
し、周方向に回転可能に形成された原稿搬送手段と、こ
の原稿搬送手段に供給する原稿を保持する原稿保持手段
と、上記原稿搬送手段により搬送される原稿の第1の面
及び第2の面を反転させる原稿反転手段と、上記原稿搬
送手段を、上記原稿を、上記原稿保持手段から上記原稿
反転手段へ向かう順方向及び上記原稿反転手段から上記
原稿保持手段へ向かう逆方向の双方に回転させる駆動手
段と、上記原稿搬送手段が回転される方向と直交する方
向に沿って規定される軸線に上に配置され、上記原稿搬
送手段が回転されることにより上記第1及び第2の表示
部が移動されたことを、それぞれ、検知する第1及び第
2の検知手段と、上記原稿の画像が光の明暗情報として
伝達される像担持体と、この像担持体に伝達され、現像
装置により現像剤が提供されることで形成された現像剤
像が転写される用紙を供給する用紙供給手段と、上記原
稿が上記第1の面及び第2の面の双方に画像情報を有す
る場合には、上記原稿が上記原稿保持手段から上記原稿
搬送手段に給送される前に上記第1の表示部が上記第1
の検知手段に検知されるよう上記駆動手段により上記原
稿搬送手段を回転させることで上記原稿の第1及び第2
のいづれの面が上記原稿搬送手段と接触される場合であ
っても、上記原稿搬送手段の概ね等しい領域と上記原稿
の第1及び第2の面と接触させる一方で、上記原稿が上
記第1の面にのみ画像情報を有する場合であって、上記
第1の面から提供される上記光の明暗情報の領域の大き
さよりも上記用紙供給手段により供給される上記用紙の
大きさが大きい場合に、上記原稿が上記原稿保持手段か
ら上記原稿搬送手段に給送される前に上記第2の表示部
が上記第2の検知手段に検知されるよう上記駆動手段に
より上記原稿搬送手段を回転させる制御手段とを有する
画像形成装置が提供される。
【0016】
【作用】この発明の原稿送り装置によれば、原稿を搬送
する原稿搬送手段は、原稿搬送手段の一部を利用して原
稿搬送手段と原稿とが接触される特定する位置検知手段
を有し、原稿の状態に応じて、原稿搬送手段と原稿とが
接触される位置を予め決められた特定の位置に設定でき
ることから、原稿と原稿搬送手段とが相互に接触される
ことにより原稿搬送手段に生じる不所望な画像成分が原
稿の周囲に提供されることが防止できる。
【0017】また、この発明の画像形成装置は、周方向
に回転可能に形成され、周長の1/2よりも短い間隔で
配置された第1及び第2の表示部を有する原稿搬送手段
と、原稿搬送手段が回転される方向と直交する方向に沿
って規定される軸線に上に配置され、原稿搬送手段が回
転されることにより第1及び第2の表示部が移動された
ことを、それぞれ、検知する第1及び第2の検知手段
と、原稿搬送手段を所定の方向に回転させる駆動手段と
を有する原稿搬送部と、原稿の画像が形成される像担持
体と、像担持体に形成された現像剤像が転写される用紙
を供給する用紙供給手段とを有し、原稿が両面に画像を
含む場合には、第1の検知手段により第1の表示部が検
知されるよう原稿搬送手段と原稿とが接触される位置を
変更することで、原稿の第2面に存在する画像と原稿搬
送手段とを概ね同一位置で接触させることで、原稿から
原稿搬送手段に転写される不所望な画像成分が原稿搬送
手段に転写される面積を低減させる一方で、原稿から提
供される画像の領域の大きさよりも用紙の大きさが大き
い場合に、第1の表示部に対して周長の1/2に近い距
離だけ離れて配置された第2の表示部が上記第2の検知
手段に検知されるよう原稿搬送手段の周面を移動させる
ことにより、原稿から原稿搬送手段に転写される不所望
な画像成分が原稿搬送手段に転写されていない領域によ
り原稿と原稿搬送手段とを接触させることで、複写され
た用紙の余白部に不所望な画像が形成されることを防止
できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1には、原稿送り装置が一体に形成され
た画像形成装置が示されている。
【0020】画像形成装置2は、画像形成装置としての
複写装置 (以下、PPCとする) 本体4、PPC4の上
部に配置され、複写すべき原稿の画像情報を読取る原稿
読取部6、PPC4に含まれ、静電複写プロセスによっ
て原稿の画像を複写する画像形成ユニット8、および、
PPC4とは別体に形成され、原稿読取部6に複写すべ
き原稿Dを1枚ずつ給送する原稿送り装置 (以下、AD
Fとする) 10を有している。
【0021】ADF10は、給送すべき原稿Dが載置され
る読取り原稿トレイ20、原稿トレイ20に載置された原稿
Dを1枚ずつ取出す原稿取出し部30、原稿取出し部30を
介して取出された原稿Dを、たとえば、PPC4の原稿
読取部6の所定の位置即ち後述する原稿テーブル上であ
って、後述する原稿ストッパに原稿の一端部が接触され
る位置に給送する原稿搬送部40、および、読取られた原
稿Dが排出される原稿排出部50を含んでいる。
【0022】ADF10は、PPC4の上方後端部に、図
示しない固定機構を介して、原稿読取部6の後述する原
稿テーブルに対し開閉自在に固定されている。
【0023】原稿トレイ (原稿受入手段) 20は、緩やか
なスロープを有し、たとえば、50枚程度の原稿Dが載
置可能に形成されたトレイ本体22、トレイ本体22に載置
された原稿Dの重さによってトレイ本体22が撓むことの
ないようトレイ本体22を支える補助脚24から構成され
る。
【0024】トレイ本体22には、トレイ本体22上を移動
可能であって、原稿Dが載置される位置を示すととも
に、複数枚積層された原稿Dがずれることを防止する原
稿ガイド26が配置されている。なお、トレイ本体22は、
後述する原稿搬送部及び駆動部を覆う本体カバー28上に
配置される。
【0025】原稿取出し部 (原稿取出手段) 30は、原稿
トレイ20のトレイ本体22に載置された原稿Dの端部を揃
えるシャッタ31、トレイ本体22から給送される原稿Dを
原稿読取部6の端部に導く原稿給送路32、シャッタ31の
近傍に配置され、トレイ本体22に載置された原稿Dを取
出すピックアップローラ33、ピックアップローラ33に対
して接近/退避可能に可能に形成され、原稿Dが載置さ
れた場合に、原稿をピックアップローラ33に向かって押
付けるウエイト34、および、トレイ本体22に原稿Dが載
置されたことを検知するエンプテイセンサ35などを含ん
でいる。
【0026】ピックアップローラ33の下流側であって、
原稿給送路32の入口部には、ピックアップローラ33を介
して取出された原稿Dを1枚に制限する捌きローラ36、
捌きローラ36に原稿Dを圧接させる捌きパット36aが配
置されている。捌きパット36aは、ローラ36と反対の側
に配置されたバネ36bを介してローラ36に押付けられ
る。
【0027】原稿給送路32の下流部には、原稿Dの傾き
を修正するとともに、供給タイミングを整合するための
一対のアライニングローラ37が配置されている。
【0028】アライニングローラ37の上流側であって、
アライニングローラ37の直前には、原稿Dの有無を検知
してアライニングローラ37を動作させるタイミングを規
定するアライニングセンサ37aが配置されている。
【0029】アライニングローラ37の下流であって、後
述する搬送ベルトの所定の位置と対向する位置には、搬
送ベルトに表示された後述するベルトサインを検知する
ためのベルト位置センサ38a及び38bが配置されてい
る。なお、ベルト位置センサ38a及び38bは、搬送ベル
トが回転される方向と直交する方向に距離を置いてある
いは並んで配置される。
【0030】なお、原稿取出し部30には、搬送ベルトな
どの回転部分に利用者が手をふれることのないようカバ
ーするカバー39を介して覆われている。また、カバー39
は、原稿づまりなどの障害を除去するために開放可能に
形成されている。このため、カバー39が開放された場合
に、後述する駆動部が付勢されることのないよう、カバ
ー39が開放されたことを検知するカバースイッチ39aが
開口部の近傍に配置されている。
【0031】原稿搬送部 (原稿搬送手段) 40は、原稿読
取部6の原稿テーブルの上面を覆うとともに、原稿取出
し部30から給送される原稿Dを原稿読取部6の原稿テー
ブルに沿って搬送する搬送ベルト41を有している。原稿
搬送部40は、既に説明した本体カバー28を介して利用者
が手を触れることのないよう覆われている。
【0032】搬送ベルト41は、外表面が白色で、環状に
形成された継ぎ目のない幅広ベルトであって、原稿搬送
部40に隣接する端部を支持する第1のベルトローラ42及
び他の端部を支持する第2のベルトローラ43にかけ渡さ
れ、後述する駆動モータを介して、正逆両方向に回転さ
れる。搬送ベルト41の内周部には、ベルト表面を原稿読
取部6の原稿テーブル 100に密着させるための複数のベ
ルト押えローラ44‥‥‥が配置されている。
【0033】搬送ベルト41の外周面の所定の位置には、
連続的に回転される搬送ベルト41が回転される際の基準
を示すベルトサイン45a及び45bがインクあるいは染色
またはスタンプなどによって表示されている (図1に
は、説明のため、センサ38a及び38bから離れた位置に
示されている) 。
【0034】ベルトサイン45a及び45bは、それぞれ、
ベルト41が回転された際に、ベルト位置センサ38a及び
38bにより独立に検知可能に表示される。すなわち、ベ
ルトサイン45a及び45bは、搬送ベルト41が回転される
方向と直交する方向に、センサ38a及び38bが配置され
る間隔と等しい間隔で配置される。
【0035】また、ベルトサイン45a及び45bは、搬送
ベルト41が回転される方向に関し、ベルト41の全周長の
1/2よりも短い間隔で配置される。なお、ベルトサイ
ン45a及び45bは、例えば、切り欠きあるいは穴であっ
てもよい。また、ベルトサイン45a及び45bおよびベル
ト位置センサ38a及び38bのそれぞれは、搬送ベルト41
の内側 (内周面) に配置されてもよい。
【0036】原稿排出部 (原稿排出手段) 50は、原稿搬
送部40を介して原稿読取部6の原稿テーブル 100上に載
置されたのち読取部6により画像情報が読み取られた原
稿Dがストックされる排出原稿トレイ51、排出原稿トレ
イ51に向かって原稿Dをガイドする原稿排出路52、およ
び、原稿排出路52と後述する駆動部を覆うカバー53を有
している。
【0037】原稿排出路52は、既に画像情報が読み取ら
れた原稿Dを原稿搬送部40から遠のく方向に推進させる
搬送ローラ54、搬送ローラ54の外周面に原稿Dを密着さ
せる複数のピンチローラ55、および、排出原稿トレイ51
に向かって送出される原稿Dの後端を検出することで、
原稿Dが排出され、あるいは、後述する反転原稿通路へ
送出されたことを検知する反転排出センサ56を含んでい
る。
【0038】搬送ローラ54の下流側には、原稿Dを排出
原稿トレイ51に向かってさらに推進させる排紙ローラ5
7、および、排紙ローラ57に原稿Dを密着させるバネ57
aが配置されている。
【0039】搬送ローラ54と排紙ローラ57との間には、
搬送ローラ54の回転に伴なって表裏が反転された原稿D
を、再び搬送ベルト41に向かって進行させ、あるいは、
排出原稿トレイ51に向かって推進するためのフラッパ58
が配置されている。フラッパ58を介して搬送ベルト41に
向かわせられた原稿Dが進行する方向には、上記表裏が
反転された原稿Dを搬送ベルト41と原稿読取部6の原稿
テーブルとの間に進入させるための反転原稿通路59が配
置されている。
【0040】PPC4の上部であって、ADF10の搬送
ベルト41と対向される原稿読取部6は、ADF10を介し
て複写すべき原稿Dが載置される原稿テーブル 100を有
している。また、原稿テーブル 100の一端であって、A
DF10の原稿取出し部30に近接される側には、原稿Dの
先端位置を規定するための原稿ストッパ 100aが配置さ
れている。なお、原稿テーブル 100の近傍には、ADF
10が原稿テーブル 100に対して開放され、あるいは、閉
じられたことを検出するADF開閉状態検出スイッチ 1
10が配置されている。
【0041】原稿テーブル 100の下方には、原稿テーブ
ル 100に対して概ね平行に、且つ、移動可能に配置さ
れ、原稿Dに記載されている情報を光学的に読出す第一
キャリッジ 120、第一キャリッジ 120に従動し、キャリ
ッジ 120によって読出された情報を後述する情報記録媒
体に伝達させる第二キャリッジ 130を含んでいる。第一
キャリッジ 120には、原稿Dを照明する照明ランプ 12
2、照明ランプ 122からの光を原稿Dに対して効率よく
集光させ、照明効率を増大させるリフレクタ 124、およ
び、原稿Dからの反射光を第二キャリッジ 130へ向かっ
て反射させる第1ミラー 126が配置されている。第二キ
ャリッジ 130には、第1ミラー 126から反射された反射
光を90°折返す第2ミラー 132、および、第2ミラー
132を介して折返された原稿Dからの反射光をさらに9
0°折返す第3ミラー 134が配置されている。
【0042】第一キャリッジ 120の下方であって、第二
キャリッジ 132が有する上記第3ミラー 134の光軸を含
む面内には、原稿Dからの反射光に対して集束性を与え
る結像レンズ 136、および、上記原稿Dからの反射光を
後述する画像形成ユニット8すなわち感光体 150に向か
って折返す第4ミラー 138が配置されている。
【0043】画像形成ユニット8は、PPC4の概ね中
央に配置された像担持体としてのドラム状感光体 150を
含んでいる。感光体 150の周囲には、感光体 150に所定
の表面電位を与える帯電装置 152、感光体 150に対して
図示しないトナーを供給し、感光体 150に形成された静
電潜像を現像する現像装置 154、現像された潜像すなわ
ちトナー像を後述するカセットから供給される被転写材
たとえば複写用紙Pに対して転写させる転写装置 156、
および、感光体 150に残されたトナーを取除くととも
に、感光体 150に残った電荷を除去するクリーニング装
置 158などが配置されている。
【0044】画像形成ユニット8の右側には、画像形成
ユニット8を介して形成された画像が転写される用紙P
を画像形成ユニット8に供給するために収容し、上段あ
るいは下段の切換えが可能に形成され、複写用紙Pを供
給する用紙カセット 162a,162b、カセット 162a,
162bと感光体 150との間に配置され、カセット 162a
から供給される用紙Pを感光体 150に向かって導く給紙
ローラ 164a及び給紙ガイド 166a、および、カセット
162bから供給される用紙Pを感光体 150に向かって導
く給紙ローラ対 164b及び給紙ガイド 166bが配置され
ている。
【0045】給紙ガイド 166a, 166bと感光体 150と
の間には、いづれか一方のカセット162a, 162bから
給送される用紙Pを一時停止させることで用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体 150の表面に形成され、感
光体 150の回転とともに転写装置 156に向かって搬送さ
れる像すなわち原稿Dの情報と用紙Pとの先端位置を整
合させるレジストローラ 168が配置されている。
【0046】画像形成ユニット8の左側には、ヒータラ
ンプ 172aを内部に有するヒートローラ 172とヒートロ
ーラ 172を加圧する加圧ローラ 174を含み、画像形成ユ
ニット8を介して形成された画像が転写され、分離装置
(転写装置 156と一体に形成されている) を介して感光
体 150から分離された用紙Pに、用紙Pに転写されてい
る画像を定着させる定着装置 170、定着装置 170と分離
装置 156との間に配置され、感光体 150から分離された
用紙Pを定着装置 170に向かって送出する搬送装置 17
6、および、定着装置 170を介して画像が定着された用
紙PをPPC4の外部へ給送する排紙ローラ 178などが
配置されている。
【0047】排出ローラ 178と定着装置 170との間に
は、用紙Pが搬送される方向を選択的に変更できる分岐
ゲート 140、分岐ゲート 140に接続され、片面に既に情
報が複写された用紙Pを後述する格納領域 142へ導く反
転ガイド 141、および、用紙Pの方向を反転するために
用紙Pが退避される格納領域 142を含んでいる。
【0048】また、格納領域 142には、格納領域 142に
取込まれた用紙Pを逆向きに引出す反転ローラ 145、格
納領域 142に取込まれている用紙Pが引出される際に、
レジストローラ 168へ向かわせる切換えゲート 143が配
置されている。一方、切換えゲート 143には、用紙Pを
再びレジストローラ 168へ導くリバースガイド 146、お
よび、リバースガイド 146とレジストローラ 168との間
に配置され、複写済み用紙Pを、再び、転写装置 156と
感光体 150との間の転写領域へ導く両面給紙ガイド 148
を有している。
【0049】なお、格納領域 142は、複写可能な用紙P
であって最大の長さを有する用紙Pを収容できる長さを
有している。また、切換えゲート 143には、反転ガイド
141から導かれた複写済み用紙Pを、多重複写のために
そのままリバースガイド 146へ向かわせるバイパス 144
が形成されている。なお、リバースガイド 146には、用
紙Pをレジストローラ 168へ向かって送り出す複数の搬
送ローラ 147が組み込まれている。
【0050】図2には、ADF10の駆動装置が示されて
いる。
【0051】図2によれば、ADF10は、第2のベルト
ローラ43を回転させる第1のモータ60、モータ60の回転
を原稿搬送部40の第1のベルトローラ42に伝達する第1
の動力伝達機構62、第1の動力伝達機構62に伝達された
モータ60の回転をアライニングローラ37に伝達する第2
の動力伝達機構64及び原稿排出部50の搬送ローラ54へ伝
達する第3の動力伝達機構66、第3の動力伝達機構66に
伝達されたモータ60の回転を排紙ローラ57に伝達する第
4の動力伝達機構68、ピックアップローラ33を付勢する
第2のモータ70、および、第2のモータの回転をピック
アップローラ33に伝達する第5の動力伝達機構72を含ん
でいる。
【0052】第1のモータ60は、所定のパルスによって
任意の回転数 (回転速度) で付勢されるパルスモータで
あって、回転軸の一端に、自身の回転速度を外部に出力
させるためのエンコーダ90を有している。
【0053】モータ60は、後述するモータ駆動回路から
供給される駆動パルスによって回転される一方で、モー
タ60の回転に伴なって回転されるエンコーダ90のパルス
発生板90aと、パルス発生板90aを挟んで発光部及び受
光部が一体に配置されているフォトインタラプタ90bに
よって、回転数に応じたパルスを発生する。
【0054】フォトインタラプタ90bは、後述するパル
ス計数回路に接続され、フォトインタラプタ90bからの
出力に基づいてモータ60の回転数即ち搬送ベルト41が回
転される量の演算に利用される。なお、モータ60の回転
軸には、ベルト60aがかけ渡され、ベルト60aにより回
転されるプーリ60bにより、搬送ベルト41を回転させる
ための駆動力が伝達される。
【0055】第1の動力伝達機構62は、第2のベルトロ
ーラ43のシャフト43aに連結されるとともに、プーリ60
bのギア部に噛み合わせられることでモータ60からの回
転が伝達されるギア62a、ギア62aに噛み合わせられプ
ーリ62cを回転させるギア62b、プーリ62cにかけ渡さ
れたベルト62c、および、ベルト62cの回転を第2の動
力伝達機構64に伝達するギア62dなどを含み、搬送ベル
ト41の一端を支持する第2のベルトローラ43を回転させ
るとともに、第2の動力伝達機構64にモータ60の回転を
伝達する。なお、第2のベルトローラ43のギア62aの後
方には、ローラ43の不所望な回転すなわちベルト41の空
走を制限するためのブレーキ62eが同軸状に配置されて
いる。
【0056】第2の動力伝達機構64は、ギア62dに噛み
合わせられたクラッチ64aなどを含み、第1の動力伝達
機構62を経由して伝達されるモータ60の回転を原稿取出
し部30のアライニングローラ対37に所望のタイミングで
断続的に伝達する。
【0057】第3の動力伝達機構66は、第1の動力伝達
機構62を経由して伝達されるモータ60の回転を伝達する
複数のギア66a,66b及び66cを含み、ギア66cに連結
されたシャフト67aにより原稿排出部50の搬送ローラ54
を回転させる。
【0058】第4の動力伝達機構68は、第3の動力伝達
機構66のシャフト67aに接続されたプーリ67bを含み、
プーリ67bにかけ渡されたプーリ68aを含み、第3の動
力伝達機構66に伝達されたモータ60の回転を、シャフト
57aを介して排紙ローラ57に伝達する。
【0059】第2のモータ70は、所定のパルスによって
任意の回転数 (回転速度) で付勢されるパルスモータで
あって、後述するモータ駆動回路から供給される駆動パ
ルスによって回転される。
【0060】第5の動力伝達機構72は、モータ70の回転
軸にかけ渡されたベルト70aにより回転されるプーリ70
bのギア部に接続されたギア72a、および、ギア72aに
噛み合わせられたギア72bを含み、ギア72bに伝達され
た回転力をギア72cによりピックアップローラ33に伝達
する。また、ギア72cに伝達された回転力は、図示しな
い中間ギヤを介してギア72dに伝達され、捌きローラ36
に供給される。
【0061】なお、回転機構以外の駆動機構は、たとえ
ば、原稿取出し部30のシャッタ31及びウエイト34は、そ
れぞれ、図示しないメカニカルコントローラを介して付
勢されるシャッタソレノイド76及びウエイトソレノイド
78により駆動される。また、原稿排出部50のフラッパ58
は、図示しないメカニカルコントローラを介して付勢さ
れるフラッパソレノイド80により駆動される。
【0062】図3には、画像形成装置の動作を制御する
主制御回路とADF10の動作を制御するADF制御回路
が示されている。
【0063】図3によれば、主制御回路 200は、主制御
装置としてのCPU 210を、また、ADF制御回路 250
は、ADFCPU 260を、それぞれ、有している。CP
U 210には、PPC4のイニシャル動作のためのデータ
などが記憶されているROM 210a,図示しない操作パ
ネルから入力される複写倍率あるいは複写枚数などのデ
ータが一時的に記憶されるRAM 210b、および、感光
体 150及び現像装置 154の現像ローラなどを回転させる
主モータ、読取部6の第1及び第2のキャリッジ 120及
び 130を原稿テーブル 100に沿って移動させる走査モー
タ、および、PPC4内に配置されている多くのモータ
などを回転させるモータ駆動回路 212が接続されてい
る。
【0064】CPU 210にはまた、帯電装置 152及び転
写装置 156に高圧電圧を供給する高電圧発生回路 214、
照明ランプ 122及びヒータランプ 172aなどを点灯させ
るランプレギュレータ 216が接続されている。また、C
PU 210には、PPC4内の分岐ゲート 140、切換えゲ
ート 143及びレジストローラ 168などをオン/オフさせ
る図示しないソレノイド、および、図示しないクラッチ
などを付勢するメカニカルコントローラ 218も接続され
ている。 CPU 210には、さらに、ADF開閉状態検
出スイッチ 110あるいは図示しない用紙検知スイッチな
どからのスイッチ出力も入力される。なお、図示しない
操作パネルもインタフェース 220を介してCPU 210に
接続されている。
【0065】ADFCPU 260には、第1及び第2のモ
ータ60及び70を回転させるADFモータ駆動回路 262、
クラッチ60b,64a,70b、ブレーキ62e、シャッタソ
レノイド76、ウエイトソレノイド78及びフラッパソレノ
イド80などをオン/オフさせるメカニカルコントローラ
264、および、PPC4のCPU 210とを接続するバス
ライン 266などが接続されている。ADFCPU 260に
は、また、搬送ベルト41のベルトサイン45a及び45bを
検知するベルト位置センサ38a及び38bおよび反転排出
センサ56などの各センサからの出力が入力される。
【0066】次に、図1ないし図3に示されている画像
形成装置の動作について、図4及び図5ないし図6を参
照して詳細に説明する。
【0067】PPC4に配置された図示しない電源スイ
ッチがオンされることで、PPC4の定着装置 170がウ
ォームアップされるとともに感光体 150がエージングさ
れ、複写可能状態すなわち待機状態が規定される。
【0068】複写すべき原稿D1 ないしDn が原稿D1
の奇数面が最上部おもて面及びDnの偶数面が最下部裏
面になるよう、ADF10のトレイ本体22に、原稿D1
nが載置される。すなわち、トレイ本体22には、原稿
n の偶数面が対向される。なお、トレイ本体22に複写
すべき原稿D1 〜Dn が載置されることで、エンプテイ
センサ35がオンされ、トレイ本体22に原稿D1 〜Dn
載置されたことがADFCPU 260により、検知される
(STP 1) 。
【0069】次に、PPC4のCPU 210を介して、図
示しない操作パネルから指示された複写モードが「両面
原稿複写モード」か否かすなわち原稿Dが両面原稿かど
うかが判定される。なお、例えば、図示しない原稿画像
センサにより原稿の両面に画像が存在することを検知し
て両面原稿を判定することもできる (STP 2) 。
【0070】図示しない操作パネルを介して複写倍率及
び複写部数が入力されたのち、図示しない複写開始キー
がオンされることで、PPC4の感光体 150が回転さ
れ、帯電装置 152により感光体 150に所定の表面電位が
提供される。同時に、または、所定のタイミングで、A
DF10のモータ70及びクラッチ70bがオンされ、ピック
アップローラ33が回転される。ピックアップローラ33が
回転されることにより、トレイ22に載置された原稿Dの
最下部の原稿Dn (Dn-1 またはDn-2 ‥‥‥が同時に
引き込まれることがある )が原稿給送路32の捌きローラ
36に向かって給送される。捌きローラ36に案内された原
稿Dn (Dn-1 またはDn-2 ‥‥‥ )は、捌きローラ36
と捌きパッド36aにより原稿Dn のみに分離されて、原
稿給送路32によって原稿Dn の表裏が反転されつつ、ア
ライニングローラ37に向かって給送される。アライニン
グローラ37に向かって搬送された原稿Dn は、原稿Dn
がアライニングセンサ37aを通過されることによりAD
FCPU 260に入力される原稿検知信号により原稿Dn
が到達される直前に停止されたアライニングローラ37に
衝突される。このことにより、原稿Dn に生じる虞れの
ある搬送方向に対する傾きが除去される (STP 3) 。
【0071】両面原稿複写モードが設定されている場合
すなわちトレイ22に載置された原稿D1 〜Dn が両面原
稿であると判断された場合 (STP 2−Y) には、モータ
60及びクラッチ60bがオンされることにより搬送ベルト
41が回転され、搬送ベルト41のベルトサイン45aがベル
ト位置センサ38aにより検知されたのち、モータ60及び
クラッチ60bが停止される。すなわち、ベルト位置セン
サ38aにより搬送ベルト41のベルトサイン45aが検知さ
れることで、ADFCPU 260によりクラッチ60bがオ
フされるとともにブレーキ62eがオンされる。続いて、
CPU 260の制御によりモータ駆動回路 262からの出力
がオフされることでモータ60の回転が停止される。従っ
て、搬送ベルト41の特定の領域のみが原稿Dの背面と接
触されるよう、ベルトサイン45aとベルト位置センサ38
aにより搬送ベルト41の原稿取込み位置が制御される
(図5 (a) 参照) 。なお、このベルトサイン45aとベ
ルト位置センサ38aにより搬送ベルト41が移動されるベ
ルト41の位置を、以下、「第1のホームポジション」と
して説明する (STP 4) 。
【0072】STP 4により搬送ベルト41が「第1のホー
ムポジション」に移動されたのち、ADFCPU 260の
制御によりクラッチ64aがオンされることでアライニン
グローラ37が回転され、搬送路32内で停止されていた原
稿Dn が搬送ベルト41と原稿テーブル 100との間に搬送
される。すなわち、原稿Dn の先端と搬送ベルト41の
「第1のホームポジション」とが概ね一致される (図5
(b) 参照,STP 5) 。このとき、原稿テーブル 100に
は、原稿Dn のおもて面 (奇数面) が対向される。この
ため、複写動作が開始されるに先立って、モータ60及び
クラッチ60bが再びオンされ、搬送ベルト41が回転され
て、原稿Dn が一旦原稿排出部50へ搬送される。なお、
搬送ベルト41の「第1のホームポジション」は、原稿D
n の先端とともに移動され、原稿Dn の後端が搬送ベル
ト41から離脱された時点で、原稿テーブル 100とは対向
しない側に移動される (図5 (c) 参照) 。原稿排出部
50へ搬送された原稿Dn は、フラッパソレノイド80がオ
ンされることにより原稿排出路52に突出されたフラッパ
58により、偶数面 (背面) が原稿テーブル 100に対向さ
れるよう反転されて搬送ベルト41に向かって戻される。
この場合、搬送ベルト41の「第1のホームポジション」
は、図5 (c) に示されるように、反転された原稿Dn
の後端と概ね一致される (STP 6) 。
【0073】原稿排出部50により反転され、再び、搬送
ベルト41と原稿テーブル 100との間に挿入された原稿D
n は、モータ60が逆回転されることにより逆転される搬
送ベルト41により原稿テーブル 100上に戻され、先端が
ストッパ 100aに衝突されるまで搬送される (図5
(d) 参照) 。なお、搬送ベルト41は、原稿Dn の先端
がストッパ 100aに確実に衝突されるために必要な所定
時間だけモータ60により回転されたのちクラッチ60dが
オフされることでわずかに空走される。この場合、クラ
ッチ60dがオフされると同時にブレーキ62eがオンされ
ることで、原稿Dのおもて面 (現在ベルトに接している
面) と搬送ベルト41の擦れが最小になるよう制御される
(STP 7) 。
【0074】STP 7により、原稿Dn の背面 (偶数面)
が原稿テーブル 100の所定の位置に停止されることで、
たとえば、モータ60の駆動信号がオフされるタイミング
により、ADFCPU 260からCPU 210に複写可能信
号が出力され、原稿Dn の背面の画像がPPC4により
複写される。すなわち、図示しない操作パネルにより予
め選択されたサイズの用紙を収容しているカセットある
いは複写倍率に応じて選択されたカセットのいづれかの
カセット 162aまたは 162bから、ローラ 164a及び通
路 166aまたはローラ 164b及び通路 166bを介してP
PC4内に引き込まれた用紙と、照明ランプ 122からの
反射光として伝達された原稿Dn の背面の画像が第1及
び第2のキャリッジ 120及び 130により感光体 150に伝
達されたのち現像装置 154により現像された画像とが、
レジストローラ 168により相互に転写位置が整合された
のち感光体 150から用紙に複写画像が転写されて、定着
装置 170を介して定着される (STP 8) 。
【0075】STP 8により、背面の画像が複写された原
稿Dn は、搬送ベルト41により、再び、原稿排出部50へ
搬送される (STP 9) 。原稿排出部50へ搬送された原稿
nは、排出路52及びフラッパ58により、おもて面が原
稿テーブル 100に対向されるよう再び反転されて搬送ベ
ルト41に向かって戻される (STP 10) 。搬送ベルト41と
原稿テーブル 100との間に戻された原稿Dn は、搬送ベ
ルト41が逆回転されることで、原稿テーブル 100におも
て面を対向させた状態で先端がストッパ 100aに衝突さ
れるまで搬送される (STP 11) 。
【0076】STP 11により、原稿Dn のおもて面が原稿
テーブル 100の所定の位置に停止されることでADFC
PU 260からCPU 210に複写可能信号が出力され、ST
P 8により第1の面に原稿Dn の背面 (偶数面) の画像
が既に複写され、分岐ゲート140、反転ガイド 141、格
納領域 142、反転ゲート 143、リバースガイド 146、両
面給紙ガイド 148を介して表裏が入れ替えられて再び給
送された用紙に、STP8と同様にして原稿Dn のおもて
面 (奇数面) の画像が複写される (STP 12) 。このよう
にして、背面 (偶数面) 及びおもて面 (奇数面) の画像
が複写された原稿Dn は、搬送ベルト41により原稿排出
部50へ給送されたのち、原稿排出路52を通過されて、排
出ローラ57により排出原稿トレイ51に、トレイ51に背面
(偶数面) が対向されるよう排出される。なお、原稿D
n が排出原稿トレイ51に排出される間に、原稿Dn 両面
の画像が複写された複写済用紙が分岐ゲート 140および
排出ローラ 178によりPPC4の外部に排出され、図示
しないコピー受けにストックされる (STP 13) 。
【0077】STP 13により、原稿Dn が排出されること
で、次の原稿Dn-1 が原稿テーブル100に搬送される。
すなわち、STP 3ないしSTP 13が繰り返される。なお、
トレイ本体22に載置された原稿の残りすなわちDn-1
引き続くDn-2 ‥‥‥が順に搬送され、複写されて、最
上部の原稿D1 のおもて面 (奇数面) すなわちトレイ本
体22に載置された際に最も外側に目視できた原稿の画像
が複写されることで、複写動作の繰り返しが終了され
る。この場合、搬送ベルト41のベルトサイン45aは、図
5 (c) で示される位置に停止される (STP 14) 。
【0078】STP 14により全ての複写動作が終了した時
点で、ADFCPU 260によりADF10のエンプティセ
ンサ35の出力がオフであることがチェックされ、ADF
CPU 260からCPU 210に原稿終了信号が入力され
る。これにより、PPC4が停止され、次に原稿がセッ
トされるまでの間、待機状態が規定される。一方、AD
F10は、ADFCPU 260によりエンプティセンサ35の
出力がオフされたことがチェックされた時点で、実質的
にSTP 4と同様の動作により、搬送ベルト41のベルトサ
イン45aがベルト位置センサ38aに一致されまで回転さ
れる。すなわち、搬送ベルト41は、「第1のホームポジ
ション」に戻される。
【0079】これに対して、STP 2で原稿D1 〜Dn
非両面原稿すなわち片面原稿であると判断された場合
(STP 2−N) には、続いて、複写条件がチェックされ
る。すなわち、PPC4の図示しない操作パネルにより
選択されたカセット (すなわち用紙のサイズ) 、及び、
PPC4の操作パネルにより入力された複写倍率に基づ
いて、「複写用紙の周辺部に搬送ベルト41が写し込まれ
る虞れのある複写、すなわち、第1キャリッジ 120の照
明ランプ 122により露光される領域が原稿の大きさより
も大きくなる複写条件」 (以下、小画像複写とする) か
否かが判定される(STP 21) 。
【0080】このSTP 21により、小画像複写であること
が判定された場合 (STP 21−Y) には、モータ60及びク
ラッチ60bがオンされることで搬送ベルト41が回転さ
れ、搬送ベルト41のベルトサイン45bがベルト位置セン
サ38bにより検知されたのち、モータ60及びクラッチ60
bが停止される。すなわち、ベルト位置センサ38bによ
り搬送ベルト41のベルトサイン45bが検知されること
で、ADFCPU 260によりクラッチ60bがオフされる
とともにブレーキ62eがオンされる。従って、搬送ベル
ト41の特定の領域のみが原稿Dの背面と接触されるよ
う、ベルトサイン45bとベルト位置センサ38bにより搬
送ベルト41の原稿取込み位置が制御される (図6 (a)
参照) 。なお、このベルトサイン45bとベルト位置セン
サ38bにより搬送ベルト41が移動されるベルト41の位置
を、以下、「第2のホームポジション」として説明する
(STP 22) 。
【0081】図示しない操作パネルを介して複写倍率及
び複写部数が入力されたのち、図示しない複写開始キー
がオンされることで、PPC4の感光体 150が回転さ
れ、帯電装置 152により感光体 150に所定の表面電位が
提供される。同時に、または、所定のタイミングで、A
DF10のモータ70及びクラッチ70bがオンされ、ピック
アップローラ33が回転される。ピックアップローラ33が
回転されることにより、トレイ22に載置された原稿Dの
最下部の原稿Dn (Dn-1 またはDn-2 ‥‥‥が同時に
引き込まれることがある )が原稿給送路32の捌きローラ
36に向かって給送される。捌きローラ36に案内された原
稿Dn (Dn-1 またはDn-2 ‥‥‥ )は、捌きローラ36
と捌きパッド36aにより原稿Dn のみに分離されて、原
稿給送路32によって原稿Dn の表裏が反転されつつ、ア
ライニングローラ37に向かって給送される。アライニン
グローラ37に向かって搬送された原稿Dn は、原稿Dn
がアライニングセンサ37aを通過されることによりAD
FCPU 260に入力される原稿検知信号により原稿Dn
が到達される直前に停止されたアライニングローラ37に
衝突される。このことにより、原稿Dn に生じる虞れの
ある搬送方向に対する傾きが除去される (STP 23) 。な
お、STP 21−Nにより、原稿の大きさすなわち露光され
る領域の大きさが複写用紙と等しいか、それ以上の場合
には、原稿Dnと搬送ベルト41とが接触される原稿取込
み位置は、特に制限を受けないことはいうまでもない。
従って、STP 21−Nの場合には、STP 23へジャンプされ
る。
【0082】STP 22により搬送ベルト41が「第2のホー
ムポジション」に移動されたのち、ADFCPU 260の
制御によりクラッチ64aがオンされることでアライニン
グローラ37が回転され、搬送路32内で停止されていた原
稿Dn が搬送ベルト41と原稿テーブル 100との間に搬送
される。すなわち、原稿Dn の先端と搬送ベルト41の
「第2のホームポジション」とが概ね一致される (図6
(b) 参照,STP 24) 。このとき、原稿テーブル 100に
は、原稿Dn の第1面すなわち片面原稿である原稿Dn
の画像面が対向されていることから、原稿Dn は、図6
(c) に示されるよう、一旦原稿排出部50側へ搬送され
たのち、図示しない原稿後端センサ (例えば、テーブル
100の下方であって、ストッパ 100aの近傍に配置され
る) などにより原稿Dn の後端が検知された時点でモー
タ60が逆転されることで、先端がストッパ 100aに衝突
されるまで戻されて (図6 (d) 参照) 、複写開始位置
にセットされる (STP 25) 。 STP 25により、原稿Dn
の画像面が原稿テーブル 100の所定の位置に停止される
ことで、たとえば、モータ60の駆動信号がオフされるタ
イミングにより、ADFCPU 260からCPU 210に複
写可能信号が出力され、原稿Dn の画像がPPC4によ
り複写される。すなわち、図示しない操作パネルにより
予め選択されたサイズの用紙を収容しているカセットあ
るいは複写倍率に応じて選択されたカセットのいづれか
のカセット 162aまたは 162bからローラ 164a及び通
路 166aまたはローラ 164b及び通路 166bを介してP
PC4内に引き込まれた用紙と、照明ランプ 122からの
反射光として伝達された原稿Dn の画像が第1及び第2
のキャリッジ 120及び 130により感光体 150に伝達され
たのち現像装置 154により現像された画像とが、レジス
トローラ 168により相互に転写位置が整合されたのち感
光体 150から用紙に複写画像が転写されて、定着装置 1
70を介して定着される (STP 26) 。
【0083】続いて、原稿Dn は、搬送ベルト41により
原稿排出部50へ給送されたのち、原稿排出路52を通過さ
れて、排出ローラ57により排出原稿トレイ51に、トレイ
51に非画像面が対向されるよう排出される。なお、原稿
n が排出原稿トレイ51に排出される間に、原稿Dn
画像が複写された複写済用紙が分岐ゲート 140および排
出ローラ 178によりPPC4の外部に排出され、図示し
ないコピー受けにストックされる (STP 27) 。
【0084】STP 27により、原稿Dn が排出されること
で、次の原稿Dn-1 が原稿テーブル100に搬送される。
すなわち、STP 22ないしSTP 26が繰り返される。なお、
トレイ本体22に載置された原稿の残りすなわちDn-1
引き続くDn-2 ,Dn-3 ‥‥‥が順に搬送され、複写さ
れて、最上部の原稿D1 の画像が複写されることで、複
写動作の繰り返しが終了される (STP 28) 。
【0085】STP 28により全ての複写動作が終了した時
点で、ADFCPU 260によりADF10のエンプティセ
ンサ35の出力がオフであることがチェックされ、ADF
CPU 260からCPU 210に原稿終了信号が入力され
る。これにより、PPC4が停止され、次に原稿がセッ
トされるまでの間、待機状態が規定される。一方、AD
F10は、ADFCPU 260によりエンプティセンサ35の
出力がオフされたことがチェックされた時点で、実質的
にSTP 4と同様の動作により搬送ベルト41のベルトサイ
ン45aがベルト位置センサ38aに一致されまで回転され
る。すなわち、搬送ベルト41は、「第1のホームポジシ
ョン」に戻される (STP 15) 。
【0086】図7には、図1ないし図3に詳述した原稿
送り装置の変形例が示されている。なお、図7に示され
ている原稿送り装置に利用される多くの部材は、図1な
いし図3で説明した例と実質的に同一であることから、
同一の部材には同一の符号を附して詳細な説明を省略す
る。
【0087】図7によれば、ADF 300は、アライニン
グローラ37の近傍であって、後述する搬送ベルトの所定
の位置と対向する位置に配置され、搬送ベルトに付着さ
れる汚れを検知するための汚れセンサ 138を有してい
る。なお、汚れセンサ 138は、搬送ベルト41を原稿テー
ブル 100に密着させるための複数のベルト押えローラ44
‥‥‥に組み込まれているコロ44a‥‥‥を介して搬送
ベルト41と原稿Dとが最も強く接触される位置に生じる
汚れ 145に対向される。
【0088】図7から明らかなように、ADFに利用さ
れる搬送ベルト41には、原稿の画像面とベルト41とが擦
られることにより、帯状の汚れが発生する。このことか
ら、搬送ベルト41の汚れ 145を汚れセンサ 138で検知す
ることにより、図4で既に説明した原稿取込み位置の移
動が可能となる。
【0089】図7に示されているADFによれば、搬送
ベルト41にベルトサインを付加する必要がなくなること
から、図2に示したADFよりもコストが低減できる。
【0090】なお、以上説明した画像形成装置は、PP
Cすなわち複写装置に限定されるものではなく、例え
ば、プリンタ装置にも利用可能である。また、ADFす
なわち自動原稿送り装置も反転機能付き原稿送り装置に
限らず、搬送ベルトが回転されるものであればいかなる
装置にも利用できる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の画像形成
装置及び自動原稿送り装置によれば、周長の1/2より
も短い間隔で配置された第1及び第2のベルトサインが
与えられた自動原稿送り装置の搬送ベルトにより原稿が
搬送される。このとき、複写すべき原稿が両面原稿であ
る場合には、搬送ベルトの第1のベルトサインが第1の
センサに検知されることで規定される第1のベルトサイ
ンの近傍の領域により搬送され、原稿から提供される画
像の領域の大きさよりも用紙の大きさが大きな場合に
は、搬送ベルトの第2のベルトサインが、ベルトの周方
向に関して第1のセンサと同一の位置に配置された第2
のセンサに検知されることで規定される第2のベルトサ
インの近傍の領域により搬送される。このことにより、
搬送ベルトに対して汚れを提供する虞れのある両面原稿
が搬送される際に利用される搬送ベルトの位置は、搬送
ベルトの周長の概ね1/2以内に限定される。従って、
両面原稿以外の原稿の画像が複写される際に、搬送ベル
トの周方向の位置を反転させることで、汚れの少ない搬
送ベルトが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例が利用される画像形成装置を
示す概略断面図。
【図2】図1に示されている画像形成装置に一体的に組
み込まれている自動原稿送り装置の主要部を示す斜視
図。
【図3】図1及び図2に示されている自動原稿送り装置
及び画像形成装置の主要部をの電気的接続を示すブロッ
ク図。
【図4】この発明の実施例である搬送ベルトの周方向の
位置を変更するための制御の一例を示すフローチャー
ト。
【図5】両面原稿を搬送する際の搬送ベルトの動作を示
す概略図。
【図6】両面原稿の搬送に利用される搬送ベルトの領域
以外の、汚れの少ない搬送ベルト領域を利用するための
搬送ベルトの動作を示す概略図。
【図7】図2に示されている自動原稿送り装置の変形例
を示す概略斜視図。
【符号の説明】
2…画像形成装置、4…複写装置本体 (PPC) 、6…
原稿読取部、8…画像形成ユニット、10…原稿送り装置
(ADF) 、20…原稿トレイ、30…原稿取出し部、35…
エンプテイセンサ、37…アライニングローラ、38a,38
b…ベルト位置センサ、40…原稿搬送部、41…搬送ベル
ト、42,43…ベルトローラ、45a,45b…ベルトサイ
ン、50…原稿排出部、51…排出原稿トレイ、52…原稿排
出路、54…搬送ローラ、56…反転排出センサ、57…排紙
ローラ、58…フラッパ、59…反転原稿通路、60…モー
タ、60b…クラッチ、64a…クラッチ、64e…ブレー
キ、70…モータ、70b…クラッチ、 100…原稿テーブ
ル、 100a…原稿ストッパ、 110…ADF開閉スイッ
チ、 120…第1キャリッジ、 122…露光ランプ、 130…
第2キャリッジ、136 …レンズ、 140…分岐ゲート、 1
41…反転ガイド、 142…格納領域、 143…切換えゲー
ト、 145…反転ローラ、 146…リバースガイド、 147…
搬送ローラ、 148…両面給紙ガイド、 149…排出ローラ
150…感光体、 152…帯電装置、 154…現像装置、 156
…転写装置、 158…クリーニング装置、 170…定着装
置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を所定の位置に移動させる原稿搬送手
    段と、 この原稿搬送手段と上記原稿とが接触される位置を、上
    記原稿搬送手段の一部を利用して特定する位置検知手段
    と、 上記原稿搬送手段を駆動する駆動手段と、 上記原稿の状態を判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づいて、上記原稿と上記原
    稿搬送手段とが接触される前に、上記原稿搬送手段を、
    上記位置検出手段により特定される位置まで移動させる
    よう上記駆動手段を付勢する付勢手段と、を具備する自
    動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】原稿を保持する原稿保持手段と、 この原稿保持手段から上記原稿を1枚ずつ取り出す原稿
    取出手段と、 回転可能な環状に形成され、上記原稿取出手段により取
    り出された原稿を所定の位置に搬送する原稿搬送手段
    と、 この原稿搬送手段を周方向に回転させる駆動手段と、 上記原稿搬送手段の所定の位置に形成され、上記原稿搬
    送手段が上記駆動手段により回転されることより上記周
    方向に移動される量を示す表示手段と、 この表示手段が所定位置に到達されたことを検知する検
    知手段と、 上記原稿が上記原稿搬送手段と接触される側に情報を有
    することを判定する判定手段と、 この判定手段により、上記原稿の上記原稿搬送手段と接
    触される側に情報が存在することが判定された場合に、
    上記原稿取出手段から上記原稿搬送手段に上記が供給さ
    れる以前に、上記表示手段が上記検知手段により検知さ
    れる位置まで上記原稿搬送手段を移動させるよう上記駆
    動手段を制御するとともに、上記原稿保持手段により保
    持されている原稿が上記原稿保持手段から全て取り出さ
    れた時点で、再び、上記表示手段が上記検知手段により
    検知される位置まで上記原稿搬送手段を移動させるよう
    上記駆動手段を制御する制御手段と、を具備する自動原
    稿送り装置。
  3. 【請求項3】周長の1/2よりも短い間隔で配置された
    第1及び第2の表示部を有し、周方向に回転可能に形成
    された原稿搬送手段と、 この原稿搬送手段に供給する原稿を保持する原稿保持手
    段と、 上記原稿搬送手段により搬送される原稿の第1の面及び
    第2の面を反転させる原稿反転手段と、 上記原稿搬送手段を、上記原稿を、上記原稿保持手段か
    ら上記原稿反転手段へ向かう順方向及び上記原稿反転手
    段から上記原稿保持手段へ向かう逆方向の双方に回転さ
    せる駆動手段と、 上記原稿搬送手段が回転される方向と直交する方向に沿
    って規定される軸線に上に配置され、上記原稿搬送手段
    が回転されることにより上記第1及び第2の表示部が移
    動されたことを、それぞれ、検知する第1及び第2の検
    知手段と、 上記原稿が上記第1の面及び第2の面の双方に画像情報
    を有する場合には、上記原稿が上記原稿保持手段から上
    記原稿搬送手段に給送される前に上記第1の表示部が上
    記第1の検知手段に検知されるよう上記駆動手段により
    上記原稿搬送手段を回転させることで上記原稿の第1及
    び第2のいづれの面が上記原稿搬送手段と接触される場
    合であっても、上記原稿搬送手段の概ね等しい領域と上
    記原稿の第1及び第2の面と接触させる一方で、上記原
    稿が上記第1の面にのみ画像情報を有する場合であっ
    て、上記第1の面の周囲に露出される上記原稿搬送手段
    の周面が所定の比率を越える場合に、上記原稿が上記原
    稿保持手段から上記原稿搬送手段に給送される前に上記
    第2の表示部が上記第2の検知手段に検知されるよう上
    記駆動手段により上記原稿搬送手段を回転させる制御手
    段と、を具備する自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】周長の1/2よりも短い間隔で配置された
    第1及び第2の表示部を有し、周方向に回転可能に形成
    された原稿搬送手段と、 この原稿搬送手段に供給する原稿を保持する原稿保持手
    段と、 上記原稿搬送手段により搬送される原稿の第1の面及び
    第2の面を反転させる原稿反転手段と、 上記原稿搬送手段を、上記原稿を、上記原稿保持手段か
    ら上記原稿反転手段へ向かう順方向及び上記原稿反転手
    段から上記原稿保持手段へ向かう逆方向の双方に回転さ
    せる駆動手段と、 上記原稿搬送手段が回転される方向と直交する方向に沿
    って規定される軸線に上に配置され、上記原稿搬送手段
    が回転されることにより上記第1及び第2の表示部が移
    動されたことを、それぞれ、検知する第1及び第2の検
    知手段と、 上記原稿の画像が光の明暗情報として伝達される像担持
    体と、 この像担持体に伝達され、現像装置により現像剤が提供
    されることで形成された現像剤像が転写される用紙を供
    給する用紙供給手段と、 上記原稿が上記第1の面及び第2の面の双方に画像情報
    を有する場合には、上記原稿が上記原稿保持手段から上
    記原稿搬送手段に給送される前に上記第1の表示部が上
    記第1の検知手段に検知されるよう上記駆動手段により
    上記原稿搬送手段を回転させることで上記原稿の第1及
    び第2のいづれの面が上記原稿搬送手段と接触される場
    合であっても、上記原稿搬送手段の概ね等しい領域と上
    記原稿の第1及び第2の面と接触させる一方で、上記原
    稿が上記第1の面にのみ画像情報を有する場合であっ
    て、上記第1の面から提供される上記光の明暗情報の領
    域の大きさよりも上記用紙供給手段により供給される上
    記用紙の大きさが大きい場合に、上記原稿が上記原稿保
    持手段から上記原稿搬送手段に給送される前に上記第2
    の表示部が上記第2の検知手段に検知されるよう上記駆
    動手段により上記原稿搬送手段を回転させる制御手段
    と、を有する画像形成装置。
JP5349619A 1993-12-29 1993-12-29 自動原稿送り装置並びにこの自動原稿送り装置を有した画像形成装置 Pending JPH07199551A (ja)

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