JPH05165274A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05165274A
JPH05165274A JP3333092A JP33309291A JPH05165274A JP H05165274 A JPH05165274 A JP H05165274A JP 3333092 A JP3333092 A JP 3333092A JP 33309291 A JP33309291 A JP 33309291A JP H05165274 A JPH05165274 A JP H05165274A
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JP
Japan
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adf
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Application number
JP3333092A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Takenoshita
克之 竹之下
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05165274A publication Critical patent/JPH05165274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、原稿載置台上に残ったままの原稿
を、ADFを開けることなく、取り出すことができるよ
うにすることを最も主要な特徴とする。 【構成】PPCは、電源が投入され、一定時間が経過さ
れると、ADFにORG−OUT信号を出力する。この
ORG−OUT信号を受けたADFは、搬送モータを一
定パルス分だけ排紙方向に駆動する。これにより、搬送
ベルト、反転ローラ群、および排紙ローラが排出方向に
回転され、原稿載置台上に残っている原稿を強制的に排
紙トレイ上に排紙する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば多数枚の原
稿を連続して給紙することができる自動原稿搬送装置を
備える複写装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多数枚の原稿を連続して給紙する
ことができる自動原稿搬送装置を備える複写装置が実用
化され、広く普及されてきている。
【0003】この種の自動原稿搬送装置は、セットされ
る多数枚の原稿を順に1枚ずつ取り出し、原稿載置台の
露光位置まで搬送するとともに、露光の終了した原稿を
排紙台上に排紙するようになっている。また、この自動
原稿搬送装置の場合、上記原稿載置台に対して開閉自在
とされており、自動原稿搬送装置を開けて原稿載置台を
露出させることで、手動による原稿の差し替えも可能と
なっている。
【0004】しかしながら、従来の自動原稿搬送装置で
は、複写装置の電源を投入する前に原稿載置台上にセッ
トされた原稿が残っている場合、電源の投入後において
も排紙は行わないようになっている。また、手動により
差し替えられた原稿の、自動原稿搬送装置による排紙も
できないため、このような場合には自動原稿搬送装置を
開けて原稿の取り出しを行わなければならず、使い勝手
が悪いという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、電源の投入時に原稿載置台上に残っている
原稿や自動原稿搬送装置を使用せずに複写動作を行った
原稿の排紙は、オペレータが手で取り除かなければなら
ず、使い勝手が悪いという欠点があった。
【0006】そこで、この発明は、原稿搬送装置を開け
ることなく、原稿載置台上に存在する原稿を強制的に排
紙することができ、使い勝手の良い画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の画像形成装置にあっては、原稿載置台
を覆うようにして開閉自在に設けられ、前記原稿載置台
上における原稿の自動搬送を行う原稿搬送装置を有する
ものにおいて、電源の投入後に、前記原稿載置台上の原
稿の排紙を行わせるべく、前記原稿搬送装置を制御する
制御手段を設けた構成とされている。
【0008】また、この発明の画像形成装置にあって
は、原稿載置台を覆うようにして開閉自在に設けられ、
前記原稿載置台上における原稿の自動搬送を行う原稿搬
送装置を有するものにおいて、前記原稿搬送装置が閉じ
られた状態での画像形成動作の終了からの時間の経過を
計測する計時手段と、この計時手段で所定の時間の経過
が計測されるまでの間に、前記原稿搬送装置が開かれた
か否かを検知する検知手段と、前記計時手段で所定時間
の経過が計測され、かつ前記検知手段で前記原稿搬送装
置の開放が検知されないとき、前記原稿搬送装置に対し
て前記原稿載置台上の原稿の排紙を指示する制御手段と
から構成されている。
【0009】
【作用】この発明は、上記した手段により、原稿載置台
上に原稿が残ったままとなるのを阻止できるようになる
ため、残原稿の排除にかかる手間を軽減し得るものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1,図2は、本発明にかかる複写装
置を示すものである。
【0011】この複写装置は、複写機本体(PPC)2
と、このPPC2の上面に開閉自在に設けられ、被読取
物としての原稿Dを自動的に搬送する原稿搬送装置(A
DF)12、PPC2から排出されてくる用紙Pを必要
に応じて受け取り、両面複写を行うべく、表裏を反転し
た状態で再びPPC2内へ送り出す両面装置(ADD)
70、およびPPC2とADD70とを載置する載置台
を兼ね、内部カセット62a,62b,62c内の用紙
PをPPC2内へ給紙する給紙台車としての多段給紙装
置(PFP)60からなっている。PPC2は、その上
部に、原稿Dが載置される原稿載置台(透明ガラス板)
10と、この載置台10をとりまく上カバー10bとを
有している。上記上カバー10bには、ユーザ(利用
者)の操作により動作信号などが入力される操作パネル
(後述する)18が設けられている。
【0012】上記載置台10の内側、つまりPPC2の
内部には、原稿Dを照明する露光ランプ22、このラン
プ22から発生される照明光を原稿Dに集光する反射板
24、および原稿Dからの反射光を反射させる第1ミラ
ー26を有する第一キャリッジ20と、この第一キャリ
ッジ20で反射された原稿Dからの反射光をさらに反射
させる第2ミラー32および第3ミラー34を有する第
二キャリッジ30とが配置されている。第一キャリッジ
20は、図示しない歯付きベルトなどを介して、図示し
ないパルスモータによって載置台10と平行に移動可能
に配置されている。
【0013】第二キャリッジ30は、上記第一キャリッ
ジ20を駆動する図示しない歯付きベルトなどを介して
移動可能に配置され、上記第一キャリッジ20に対して
従動されるとともに、上記第一キャリッジ20に対して
1/2の速度で移動されるようになっている。
【0014】上記第一キャリッジ20の下方で、かつ第
二キャリッジ30を介して折り返される反射光の光軸を
含む面内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に
設けられ、上記第二キャリッジ30からの反射光に集束
性を与えるとともに、自身が移動することで、その反射
光を所望の倍率で結像させる結像レンズ36が設けられ
ている。
【0015】また、この反射光を折り返し、感光体40
における所望の位置に結像させるとともに、結像レンズ
36の移動にともなう焦点距離の変動を補正するため
に、図示しない駆動機構によって光軸に沿って移動可能
な第4ミラー38が配置されている。なお、上記反射光
は、原稿Dに記載されている文字あるいは図形、つまり
原稿D上の画像情報であることはいうまでもない。
【0016】上記レンズ36の下方で、PPC2の中心
付近には、上記第4ミラー38によって導かれた反射光
が結像されることで電荷の分布パターン、つまり静電潜
像が形成される感光体40が配置されている。
【0017】この感光体40の周囲には、感光体40に
対して所定の電荷を帯電させる帯電装置42、感光体4
0に形成された静電潜像をトナー(現像剤)を用いて顕
像化させる現像装置44、感光体40に形成されたトナ
ー像を後述する給紙デバイスから供給される被画像形成
媒体としての複写用紙Pに転写させる転写装置46、お
よび感光体40における電荷の分布を除去し、感光体4
0の帯電特性を初期状態に戻すとともに、残存トナーを
かき落とすためのクリーニング装置48が順に配置され
ている。転写装置46は、転写後の用紙Pを感光体40
から分離させるためのAC電圧印加装置46aを一体に
有している。
【0018】こうして、上記感光体40に形成された上
記潜像は、上記現像装置44によってトナー像に変換さ
れ、これにより上記原稿Dに含まれている画像情報がト
ナー像として複写され、用紙P上に形成される。
【0019】すなわち、PPC2の右方、つまり上記感
光体40における回転方向の上流に対応する位置には、
後述する用紙カセットが挿入される複数のスロット50
a,50bが形成されている。このスロット50a,5
0bには、たとえば複写用紙Pの消費量たる複写枚数は
比較的少ないが利用(複写)頻度の高い用紙サイズの複
写用紙,葉書,OHPシートなどを供給する用紙カセッ
ト(本体カセット)14a,14bが装着されるように
なっている。
【0020】また、本来、本体カセット14bが挿入さ
れるべきスロット50bには、上記本体カセット14
a,14bに比較して数倍の用紙を収容できる大容量カ
セット(LCC)14cを搭載できるようになってい
る。このLCC14cは、概ね1500枚乃至2500
枚の同一サイズの用紙Pを収容可能であって、図示しな
いモータによって矢印A方向に上下動されるカセットベ
ース14dによって、その最上面に位置する用紙Pの高
さが給紙ローラ51bに接するよう構成されている。な
お、LCC14cは、上記カセットベース14dを付勢
するための図示しないモータを有することから、上記ス
ロット50bとは別に、図示しないドロワコネクタを介
して電気的にも接続されている。
【0021】一方、PPC2の左方側面部には、上記感
光体40上に形成された画像(トナー像)が転写され、
定着された複写済み用紙Pがストックされる排出トレイ
16aが配置されている。
【0022】PPC2の内部であって、上記感光体40
の上流側に対応する位置には、上記用紙カセット14a
またはLCC14cから用紙Pを1枚ずつ引き出す第
1,第2の給紙ローラ51a,51bが設けられてい
る。また、これら第1,第2の給紙ローラ51a,51
bの先には、引き出された用紙Pを上記感光体40へ向
けて給送する第1,第2の搬送ローラ対52a,52b
が設けられている。さらに、これら第1,第2の搬送ロ
ーラ対52a,52bの先にはそれぞれ給送路53a,
53bが設けられているとともに、上記PFP60また
はADD70から供給される用紙Pを感光体40へ向け
て給送可能にするための、対をなすガイド板で構成され
た連結給送路53cが設けられている。そして、感光体
40の直前で用紙Pの傾きを補正し、感光体40上の画
像の先端と用紙Pの先端とを整合させ、感光体40の回
転速度と同じ速度で用紙Pを給送する一対のタイミング
ローラ54が配置されている。
【0023】加えて、上記PPC2の上記感光体40の
下流側に対応する位置には、上記感光体40上のトナー
像が転写され、トナーが静電的に付着している状態の用
紙Pを搬送する搬送装置56が設けられている。また、
この搬送装置56の先には、定着装置58が配置されて
いる。
【0024】この定着装置58は、中空の円筒であっ
て、自身を加熱するヒータランプ58bを内部に収容す
るとともに、用紙Pに転写されたトナーを溶融定着させ
るために、上記感光体40における外周面の移動速度と
同じ外周移動速度で駆動されるヒートローラ58aと、
このヒートローラ58aに圧接され、ヒートローラ58
aおよび用紙Pに圧力を与えるとともに、トナーを溶融
定着させる加圧ローラ58cとから構成されている。そ
して、この先には、定着装置58を通過することにより
トナー像が定着された複写済みの用紙Pを、PPC2の
外部へ排出するための排出ローラ対16が設けられてい
る。
【0025】PFP60は、複数の内部カセット62
a,62b,62cを有するとともに、それぞれの内部
カセット62a,62b,62cから用紙Pを1枚ずつ
引き出すフリクションローラ64a,64b,64c、
およびそれぞれ一対のガイド板で形成され、このフリク
ションローラ64a,64b,64cによって引き出さ
れた用紙Pを上記PPC2内に導くための一連の給送路
66a,66b,66cを含んで構成されている。
【0026】この一連の給送路66a,66b,66c
は、PFP60における各内部カセット62a,62
b,62cからの用紙Pを搬送するとともに、現在、選
択されているカセットよりも下方に位置するカセットか
らの用紙Pを搬送する際にも共用される。たとえば、最
下段の内部カセット62cからの用紙Pは、上記給送路
66c,66b,66aを順に通過され、上記ADD7
0内に設けられる中継ユニット80を介してPPC2内
の感光体40に向けて送られる。
【0027】また、給送路66a,66b,66cは、
対をなすガイド板のいづれか一方が移動可能であって、
これにより万一、用紙づまりが生じた場合であっても容
易に除去できるように構成されている。すなわち、上記
給送路66a,66bに用紙Pが詰まった場合には、L
CC14cが取り外されることで、PFP60の右側面
が開放可能とされることから、上記給送路66a,66
bの右側のガイド板が矢印Bの方向にユーザによって移
動可能となる。また、上記給送路66cに用紙Pが詰ま
った場合には、同様に、上記給送路66cの右側のガイ
ド板が矢印Cの方向にユーザによって移動可能となって
いる。
【0028】中継ユニット80は、PFP70のPPC
2への装着にともなって追加されるもので、装置の大型
化を防ぐ目的で、ADD70の一端に組み込まれるよう
になっている。この中継ユニット80は、紙パス連結手
段をなす連結路80aと送りローラ対80bとを有して
構成されており、上記スロット50bに搭載されている
LCC14cを取り外すことで開閉自在となっている。
これにより、万一、用紙づまりが生じた場合であっても
容易に除去できるように構成されている。すなわち、上
記中継ユニット80に用紙Pが詰まった場合には、LC
C14cが取り外されることで、ADD70の右側面が
図示矢印E方向に開放可能とされることから、上記中継
ユニット80内を露出させることができる。
【0029】ADD70は、排出ローラ16により排出
される定着後の用紙Pを上記排出トレイ16a方向ある
いはADD70内に振り分ける振り分けゲート71、こ
の振り分けゲート71で排出トレイ16a方向に振り分
けられた用紙Pを排出トレイ16a上に排紙するための
排紙ローラ対72、振り分けゲート71でADD70内
に振り分けられた用紙Pを受け取って搬送する搬送路7
0a、この搬送路70aを案内される用紙Pを一時的に
スタックする収納部70b、この収納部70bでスタッ
クされた用紙Pを適宜取り出すためのADDピックアッ
プローラ70c、およびこのADDピックアップローラ
70cで取り出された用紙PをPPC2内に導くための
ADD給紙ローラ,ADD分離ローラ,ADDレジスト
ローラからなる給紙系70dにより構成されている。
【0030】すなわち、ADD70内に振り分けられた
用紙Pは、その表裏が反転された状態で、再度、PPC
2内に送られる。これにより、用紙Pの第2の面に対し
て画像が形成されることとなり、最終的に一枚の用紙P
の両面に対する両面複写が行われる。この両面複写が行
われた用紙Pは、振り分けゲート71により排出トレイ
16a方向に振り分けられ、排紙ローラ72によってP
PC2の外部へ排出されて排出トレイ16a上にてスト
ックされる。図3は、操作パネル18の構成例を示すも
のである。
【0031】この操作パネル18には、複写開始信号が
入力されるプリントキー18a、複写枚数の設定やデー
タ信号の入力に利用される“0”〜“9”の数字キー
(テンキー)18b、複写動作の中断や入力途中のデー
タを“0”に戻すクリヤキー18c、および全ての複写
動作を停止させるとともに、設定された複写モードを初
期状態に戻すオールクリヤキー18dなどが含まれてい
る。
【0032】また、操作パネル18には、入力されたデ
ータ(たとえば、複写枚数や複写倍率)を表示可能であ
って、同時に、PPC2の操作手順、用紙Pあるいはト
ナーの補給タイミング、またはエラーメッセージなどが
表示されるメッセージ表示部としての液晶表示装置(L
CD)18e、およびPPC2の動作状態、たとえば選
択されているカセットあるいは紙づまりの位置などを表
示するモニタLED18fなどが一体に組み立てられて
いる。
【0033】さらに、操作パネル18には、片面原稿よ
り両面複写を行うなどの複写モードの設定を行うモード
キー18gの他、所望の用紙サイズが収納されているカ
セットを選択するためのカセット選択キー18hなどが
用意されている。次に、上記した複写装置における基本
的な複写(コピー)動作について説明する。
【0034】たとえば、操作パネル18を介して複写枚
数、複写倍率および用紙サイズなどの複写条件が選択さ
れ、さらにプリントキー18aからの複写開始信号が入
力されることにより、原稿載置台10に載置された原稿
Dは、読取り時、つまり第一キャリッジ20の往路移動
時に露光ランプ22からの光によって照明される。
【0035】原稿Dからの反射光は、反射板24によっ
て生じたスリット領域を通過して第1ミラー26へ導か
れ、これにより第二キャリッジ30の第2ミラー32に
向けて反射される。第2ミラー32へ導かれた反射光
は、第3ミラー34で再び反射されて、所望の倍率を提
供する位置に移動されているレンズ36へ導かれ、ここ
で集束性の光に変換された後、第4ミラー36を介して
予め所定の電荷が与えられている感光体40の所定の位
置に結像される。すなわち、原稿Dからの反射光は、ス
リット露光されることにより感光体40の表面で静電的
なパターンに変換され、潜像となる。
【0036】感光体40上に潜像として形成された画像
は、所望の移動速度によって回転される感光体40の移
動にともなって現像領域へ導かれる。この現像領域で
は、上記現像装置44よりトナーが供給されるようにな
っており、これによりトナーが上記潜像に対して選択的
に付着されて現像される。
【0037】ここまでの一連の動作と並行して、指定の
用紙サイズまたは原稿サイズおよび画像倍率に応じて、
用紙カセット14a、LCC14c、または内部カセッ
ト62a,62b,62cのいづれか一つから、最適サ
イズの用紙Pが収容されているカセットが選択される。
そして、その対応する給紙ローラ51a,51bまたは
フリクションローラ64a,64b,64cによって、
選択されたカセット内より一枚の用紙Pが引き出され
る。この一枚の用紙Pは、それぞれの搬送ローラ52
a,52bを介して各給送路53a,53b間または給
送路66a,66b,66cから中継ユニット80を介
して連結給送路53c間を送られ、上記感光体40にお
ける回転方向の上流側から、感光体40と転写装置46
との間に形成される転写領域へ給送される。
【0038】転写領域へ給送される用紙Pは、その直前
で、タイミングローラ54によって一旦停止される。こ
の後、上述した第一キャリッジ20あるいは第二キャリ
ッジ30のいづれか一方の副走査方向における移動を基
準とし、画像の先端と用紙Pの先端とが整合されて、感
光体40へ向かって給送される。
【0039】これに対し、感光体40に形成されたトナ
ー像が所望の速度で回転され、感光体40と転写装置4
6との間に規定される転写領域へ導かれると、上記タイ
ミングローラ54からの用紙Pが感光体40に残ってい
る電荷に引き付けられることで、吸着(密着)される。
そして、用紙Pは、感光体40の回転にともなって転写
領域を通過される。
【0040】このとき、感光体40および用紙Pに対し
て、(潜像形成のために)既に感光体40へ与えられて
いる電荷と同極性の電荷が転写装置46から供給され
る。この結果、感光体40へ付着しているトナーが用紙
Pへ転写される。
【0041】トナーが転写された用紙Pは、転写装置4
6に一体に形成されているAC電圧印加装置46aから
のAC電圧の供給によって上記感光体40との吸着から
解放され、トナーを載せた状態で搬送装置56へ送出さ
れる。そして、この搬送装置56を介してヒートローラ
58aおよび加圧ローラ58c間を通過されることによ
り、トナーは用紙Pに定着(固着)される。
【0042】なお、用紙Pが分離された後の感光体40
は、さらに回転され、その表面がクリーニング装置48
によってクリーニングされる。すなわち、感光体40
は、クリーニング装置48により残留トナーが除去され
るとともに、図示しない除電ランプを介して表面の電荷
分布パターンが初期状態に戻されて、次の複写が可能な
状態が維持される。
【0043】以上のようにして、原稿Dの画像が複写さ
れた用紙Pは、排出ローラ16により排出トレイ16a
へ複写面を表にした(上に向けた)状態で排出される。
このプロセスは、全複写枚数分の複写動作が完了するま
で繰り返される。
【0044】また、両面複写の場合には、表面(第1
面)に画像の複写された用紙PがADD70を介して再
びPPC2内の転写領域に送られる。そして、裏面(第
2面)に対し、同じ原稿Dまたは次の原稿Dの画像が複
写された後、同様にして排出トレイ16a上に排出され
ることになる。図4は、上記したADF12の概略構成
を示すものである。
【0045】このADF12は、セットされた原稿Dを
順に1枚ずつ分離して供給する供給部Sと、この供給部
Sから供給される原稿Dを原稿載置台10上、つまりP
PC2の露光位置(画像読取位置)へ搬送するととも
に、露光終了後、原稿載置台10上の原稿Dを反転排出
部Rへ搬送する搬送部Tと、この搬送部Tから搬送され
る原稿Dを必要に応じて反転、あるいはそのまま排出せ
しめる前記反転排出部Rとを備えている。本ADF12
は、原稿載置台10に対して開閉自在に設けられてい
て、原稿載置台カバーを兼ねている。
【0046】供給部Sは、複数の原稿Dを積層状態にセ
ットする給紙トレイ12a、この給紙トレイ12a上に
セットされた原稿Dを1枚ずつ取り出すピックアップロ
ーラ12b、このピックアップローラ12bで取り出さ
れた原稿Dを送出する分離ローラ12c、この分離ロー
ラ12cに接する分離パッド12d、分離ローラ12c
で送出される原稿Dを整位しながら搬送するアライニン
グローラ対12eを備えている。
【0047】そして、給紙トレイ12aの分離ローラ1
2c側には原稿Dの有無を検知するためのエンプティセ
ンサ12fが、アライニングローラ対12eの手前には
レジストセンサ12g、アライニングローラ対12eの
後方には原稿Dのサイズを検知するためのサイズセンサ
12hがそれぞれ設けられている。
【0048】搬送部Tには、ベルトローラ12i,12
jに掛け渡され、供給される原稿Dを原稿載置台10上
に沿って搬送する無端の搬送ベルト12k、この搬送ベ
ルト12kを原稿載置台10に押圧するベルト押えロー
ラ12m,…がそれぞれ設けられている。
【0049】反転排出部Rは、搬送部Tから搬送されて
くる原稿Dを受け取り、その表裏を反転させて搬送部T
へ導く反転ローラ群12n,…と、原稿Dを排紙トレイ
12oへ導く排紙ローラ12pとを備えている。そし
て、反転ローラ群12n,…の途中には排反センサ12
qが設けられている。
【0050】また、排紙ローラ12pと反転ローラ群1
2n,…との間にはフラッパ12rが設けられ、これを
駆動操作することにより搬送部Tからの原稿Dを搬送部
Tへ送り返したり、搬送部Tからの原稿Dを排紙トレイ
12oへ導いたりする。通常は、搬送部Tからの原稿D
を排紙トレイ12oへ導くように設定されており、後述
するフラッパソレノイドによって駆動されるようになっ
ている。
【0051】なお、12sは本装置12が原稿載置台1
0に対しての開閉を検知するためのオートドキュメント
フィーダ(ADF)オープンセンサ、12tは供給部S
を覆っている開閉カバーの開閉を検知するためのカバー
オープンセンサであり、10aは原稿載置台10上の原
稿Dの位置決めをするための原稿ストッパである。図5
は、ADF12における各種電気部品の配置例を示すも
のである。
【0052】図において、12fは上記エンプティセン
サ、12gは上記レジストセンサ、12hは上記サイズ
センサ、12qは上記排反センサ、12sは上記ADF
オープンセンサ、12tは上記カバーオープンセンサで
ある。
【0053】また、12uは搬送モータクロックセン
サ、12vは給紙モータクロックセンサ、12wはウエ
イトソレノイド、12xはシャッタソレノイド、12y
はフラッパソレノイド、12zは電磁クラッチである。
さらに、121 は給紙モータ、122 は搬送モータ、1
3 はロジック用PC板、124 はドライブ用PC板で
ある。図6は、上記したADF12を備える複写装置の
全体的な制御系統を示すものである。
【0054】図において、121は主にPPC2の制御
を司るメインプロセッサ、122は主にADF12の制
御を司るADFプロセッサであり、これらは互いに各種
インターフェース信号(後述する)の授受を行うように
なっている。
【0055】メインプロセッサ121には、データセレ
クタなどの入力インターフェース123を介して、図示
しない操作パネル上の各種キーなどの入力スイッチ12
4、その他の制御に必要な各種検出器(スイッチやセン
サなど)125などが接続される。
【0056】また、メインプロセッサ121には、操作
パネル上の各種表示器などの表示部126を駆動するド
ライバ127、露光ランプ22やヒータランプ58bな
どを制御するランプ制御部128、各種駆動系(メイン
モータやクラッチなど)129を駆動するドライバ13
0、各種帯電器131を駆動する高圧電源部132、お
よびソレノイド類133を駆動するドライバ134など
が接続される。
【0057】ADFプロセッサ122には、前記エンプ
ティセンサ12f、レジストセンサ12g、サイズセン
サ12h、排反センサ12q、ADFオープンセンサ1
2sおよびカパーオープンセンサ12tなどが、入力イ
ンターフェース141を介して接続される。
【0058】また、ADFプロセッサ122には、前記
ピックアップローラ12bと分離ローラ12cを駆動す
るための給紙モータ121 、前記搬送部Tの搬送ベルト
12k、アライニングローラ12e、反転ローラ12
n,…、排紙ローラ12pなどを駆動するための搬送モ
ータ122 、搬送モータ122 からの駆動をアライニン
グローラ12eに伝達するための電磁クラッチ12z、
前記フラッパ12rを駆動するためのフラッパソレノイ
ド12yをそれぞれ駆動するドライバ151,152,
153,154が接続される。
【0059】さらに、ADFプロセッサ122には、第
1パルス発生器142および第2パルス発生器143が
接続される。この第1パルス発生器142は、給紙モー
タ121 に取着されたロータリエンコーダによりクロッ
クパルスを発生するものである。第2パルス発生器14
3は、搬送モータ122 に取り付されたロータリエンコ
ーダによりクロックパルスを発生するものである。ここ
で、メインプロセッサ121とADFプロセッサ122
との間で送受信するインターフェース信号について説明
する。
【0060】メインプロセッサ121とADFプロセッ
サ122との間でのインターフェース信号の授受は、非
同期のシリアル通信方式によって行われる。この場合、
メインプロセッサ121からADFプロセッサ122へ
送信されるインターフェース信号は、メインプロセッサ
121からADF12への制御信号群(DF−TxD)
160を通して転送される。同様に、ADFプロセッサ
122からメインプロセッサ121へ送信されるインタ
ーフェース信号は、ADF12の状態信号群(DF−R
xD)161を通して転送される。
【0061】メインプロセッサ121からADFプロセ
ッサ122へのインターフェース信号は7個あり、たと
えば両面原稿搬送モードあるいは片面原稿搬送モードの
設定を行うために出力される両/片面選択信号(ORG
−BOTH)、原稿Dの給紙動作を開始させるために出
力される原稿給紙信号(ORG−IN)、原稿載置台1
0上の原稿Dを排出するために出力される原稿排出信号
(ORG−OUT)、ADF12が通常原稿搬送モード
であるか、テストモードであるかを知らせるために出力
されるモード信号(MODE)、ADF12がテストモ
ード状態であるときにコード化された信号を送信し、各
種テスト動作を行わせるために出力されるテストコード
信号(TEST)、ADF12が通常原稿搬送モード状
態であるときに、搬送される原稿Dの搬送量を調整する
ために出力される調整コード信号(ADJUST)、A
DF12が原稿なしで原稿搬送時と同タイミングで動作
を行わせるために出力されるエージング信号(AGIN
G)などとなっている。
【0062】また、ADFプロセッサ122からメイン
プロセッサ121へのインターフェース信号(ADF1
2の示す信号)は10個あり、たとえば原稿Dが給紙ト
レイ12aにセットされたか否かを示す原稿セット信号
(ORG−RDY)、ジャム状態であることを示すジャ
ム信号(DF−JAM)、ADF12の給紙モータ12
1 あるいは搬送モータ122 に動作異常が発生したこと
を示すエラー信号(DF−ERR)、このエラー信号ま
たはジャム信号(DF−JAM)が出力されているとき
にそのエラーまたはジャムの内容をコード化してPPC
2へ示すエラーコード信号(ERR−COD)、ADF
12が原稿Dの交換動作の開始から原稿サイズの検知終
了までの間に出力するDF動作中信号(DF−AC
T)、露光位置に原稿Dがセットされたことを示す原稿
停止信号(ORG−STP)、ADF12の搬送部Tま
たは供給部Sの開閉カバーの開閉状態を示すDFオープ
ン信号(DF−OPN)、原稿サイズを4ビットのコー
ドで示すための原稿サイズ信号(SIZE0、SIZE
1、SIZE2、SIZE3)、両面原稿の搬送動作時
において、露光位置に原稿Dの第1面を下向きにセット
されているか第2面を下向きにセットされているかを示
す原稿表裏信号(ORG−FACE)、原稿Dが先出位
置に有るか否かを示すための先出し信号(PRE−FE
D)などとなっている。次に、上記した構成におけるA
DF12の動作概要について、片面通紙を例に説明す
る。
【0063】たとえば今、給紙トレイ12a上に原稿D
がセットされたとする。すると、エンプティセンサ12
fがオンとなり、原稿有りが検知される。これにより、
ADFプロセッサ122からは、「H」レベルのORG
−RDY信号がメインプロセッサ121に出力される。
この状態において、プリントキー18aがオンされる
と、メインプロセッサ121からはORG−IN信号が
出力される。
【0064】ADFプロセッサ122がこのORG−I
N信号を受信すると、DF−ACT信号がオン、ORG
−STP信号がオフされ、ADF12による原稿Dの搬
送動作が開始される。すなわち、ORG−IN信号を受
信した後、まず、給紙モータ121 が一定時間だけオン
される。これにより、ピックアップローラ12bおよび
分離ローラ12cが駆動され、給紙トレイ12a上にセ
ットされている原稿Dがさばかれる。この後、シャッタ
ソレノイド12xがオンされて、再び給紙モータ121
がオンされることにより、原稿Dの下から一枚目が取り
出されてアライニングローラ6へ搬送される。
【0065】搬送された原稿Dの先端によりレジストセ
ンサ12gがオンされてから一定時間後、給紙モータ1
1 は停止される。このとき、原稿Dの先端は、アライ
ニングローラ12eの位置に到達されおり、このアライ
ニングローラ12eによって整位される。
【0066】続いて、搬送モータ122 が正回転され、
ある適当なタイミングで電磁クラッチ12zがオンされ
ることにより、先出し位置、つまり先のアライニングロ
ーラ12eの位置まで搬送されていた原稿Dが搬送ベル
ト12kへ送り込まれる。このとき、原稿Dは原稿搬送
方向に対して垂直方向の幅を検出するためのサイズセン
サ12hを通過される。そして、原稿Dの後端がレジス
トセンサ12gを通過されると、DF−ACT信号が
「L」レベルとされる。
【0067】また、この時点から第1パルス発生器44
からのパルスをカウントすることにより、原稿Dの搬送
量が計数される。そして、原稿Dの後端が原稿ストッパ
10aの左端を、一定量、たとえば10mmの位置まで
搬送された量が計数されると、搬送モータ122 が停止
される。
【0068】一定時間後、搬送モータ122 が逆転され
ることにより、原稿Dは原稿ストッパ10aの左端に突
き当てられ、原稿載置台10上の露光位置にセットされ
る。また、露光位置に原稿Dがセットされると、ORG
−STP信号が「L」レベルとされる。
【0069】このORG−STP信号は、搬送動作終了
の一定時間前にメインプロセッサ121に出力され、1
枚目の原稿Dの搬送動作の終了が報知される。これは、
PPC2の原稿走査系(第一キャリッジ20)が、OR
G−STP信号が出力されることにより起動の開始を行
うのに対し、原稿走査系の起動開始地点から原稿走査地
点まで到達するまでの時間を短縮するために行われる。
【0070】こうして、ADFプロセッサ122から
「L」レベルのORG−STP信号を受け付けることに
より、PPC2によるコピー動作が開始される。すなわ
ち、1枚目の原稿Dの搬送が終了すると、前記のよう
に、第一キャリッジ20による原稿Dの読み取りが行わ
れる。
【0071】この間、ADF12では、1枚目の原稿搬
送動作と同様な制御により、2枚目の原稿Dをアライニ
ングローラ12eの所まで搬送する先出し搬送動作が行
われる。そして、2枚目の原稿Dが露光位置により近い
先出し位置で待機される。
【0072】1枚目の原稿Dの読み取りが終了すると、
メインプロセッサ121からADFプロセッサ122へ
ORG−IN信号が出力される。すると、2枚目の原稿
Dの前記先出し位置からの搬送動作が開始される。この
とき、1枚目の原稿Dが搬送方向に対し、あらかじめ規
定されている長さ(たとえば、A4サイズ)より短いサ
イズである場合、ステップ搬送動作が行われる。
【0073】このステップ搬送動作とは、露光位置に搬
送されている原稿Dを次の原稿Dと交換動作を行う際
に、露光位置に搬送されている原稿Dを排紙トレイ12
oに排紙せずに、露光位置と排紙トレイ12oの間の排
反センサ12qに先端が到達しているステップ位置(中
間位置)へと搬送し、そこで待機させる動作のことを言
う。なお、ステップ搬送は、見た目を考慮しなければ、
原稿サイズにかかわらず実施可能である。
【0074】このステップ搬送動作を行うことにより、
次に露光位置へ搬送される原稿Dは、露光位置にある原
稿Dが排紙トレイ12oへ排紙可能となる位置まで進む
以前のステップ位置に達した時点で搬送を開始すること
が可能となるため、原稿交換時間が短縮される。
【0075】以上の動作が繰り返され、給紙トレイ12
a上の原稿Dがなくなると、ADFプロセッサ122か
らのORG−RDY信号が「L」レベルとされ、メイン
プロセッサ121に対してその旨が報知される。これに
対し、メインプロセッサ121よりORG−IN信号が
ADFプロセッサ122に出力される。
【0076】このORG−IN信号を受け付けると、A
DF12では、前述の原稿交換動作が行われる。そし
て、最後の原稿Dに対するコピー動作の終了にともなっ
て、メインプロセッサ121よりORG−OUT信号が
出力されることにより、載置台10上に存在するすべて
の原稿Dの排紙トレイ12o上への排紙が行われる。次
に、上記した構成における動作について説明する。図7
は、電源投入時の処理の流れを示すものである。
【0077】たとえば今、PPC2の電源スイッチ2a
が投入されたとする。すると、一定の時間が経過された
後、メインプロセッサ121からは、ORG−OUT信
号がADFプロセッサ122に出力される。
【0078】このORG−OUT信号を受け付けると、
ADF12では、原稿の排紙動作が行われる。すなわ
ち、搬送モータ122 が所定のパルス数分だけ逆回転方
向に駆動され、搬送ベルト12k、反転ローラ12n,
…群、および排紙ローラ12pが排出方向に回転され
る。これにより、原稿載置台10上に原稿が残っている
場合には、この残原稿は強制的に排紙トレイ12o上に
排紙されることになる。
【0079】このように、電源の投入時に残原稿の強制
排紙動作を行うことにより、コピーしようとするオペレ
ータは、原稿載置台10上より他人の置き忘れた残原稿
をいちいち排除することなく、直ちに自分の原稿を載置
してのコピー動作が可能となる。次に、図8を参照し
て、ADF12を使用せずに、手置き原稿によるコピー
動作時の処理の流れについて説明する。
【0080】たとえば今、オペレータによって原稿載置
台10の露光位置に原稿Dがセットされ、この後、AD
F12が閉じられたとする。すると、ADF12のAD
Fプロセッサ122から「L」レベルのDF−OPN信
号が出力される。この状態で、操作パネル18のプリン
トキー18aがオンされると、前述したコピー動作が開
始される。
【0081】コピー動作の終了後、メインプロセッサ1
21では、一定の時間内においてADFプロセッサ12
2からのDF−OPN信号のウォッチが行われる。これ
は、コピー動作の終了により、原稿Dの交換または持ち
帰りのためにADF12が開かれたか否かをチェックす
るためである。
【0082】本来、原稿Dの取り去りためにADF12
が開かれると、DF−OPN信号は「H」レベルとなる
はずである。そこで、コピー動作の終了後にDF−OP
N信号をウォッチし、これがある時間(たとえば、複写
条件の設定を変更するのに必要な時間)をこえても
「L」レベルのままの場合には、ADFプロセッサ12
2に対してORG−OUT信号が出力される。
【0083】メインプロセッサ121からのORG−O
UT信号によって原稿Dの取り忘れが通知されると、上
述の如く、電源の投入時と同様に原稿Dの強制排紙動作
が行われる。すなわち、搬送モータ122 が所定のパル
ス数分だけ逆回転方向に駆動され、搬送ベルト12k、
反転ローラ12n,…群、および排紙ローラ12pが排
出方向に回転される。これにより、原稿載置台10上に
残っている原稿Dは、強制的に排紙トレイ12o上に排
紙されることになる。
【0084】このように、コピー動作の終了後、原稿D
が取り去られることなく、一定の時間が経過されると強
制排紙動作が行われることにより、コピー動作の済んだ
原稿Dが載置台10上にセットされたままとなるのを防
止し得るとともに、ADF12を開けることなくオペレ
ータへの原稿Dの返却も可能となる。上記したように、
原稿載置台上に原稿が残ったままとなるのを阻止できる
ようにしている。
【0085】すなわち、電源の投入時および手置き原稿
の取り忘れ時に、ADFに排紙動作を行わせるようにし
ている。これにより、原稿がそのまま原稿載置台上に残
っている場合には、ADFを開けることなく、それを排
除することが可能となる。したがって、残原稿の排除に
かかる手間を軽減し得るなど、操作性を向上できるもの
である。なお、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を変えない範囲において、種々変
形実施可能なことは勿論である。
【0086】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、原稿搬送装置を開けることなく、原稿載置台上に存
在する原稿を強制的に排紙することができ、使い勝手の
良い画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる複写装置の外観
図。
【図2】同じく、複写装置の構成図。
【図3】同じく、操作パネルの一例を示す図。
【図4】同じく、ADFの概略構成図。
【図5】同じく、ADFにおける電気部品の配置の例を
示す斜視図。
【図6】同じく、制御系統の要部を示すブロック図。
【図7】同じく、電源投入時の強制排紙動作にかかる処
理の流れを説明するために示すフローチャート。
【図8】同じく、原稿の取り忘れによる強制排紙動作に
かかる処理の流れを説明するために示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
2…複写機本体(PPC)、2a…電源スイッチ、10
…原稿載置台、12…自動原稿搬送装置(ADF)、1
2a…給紙トレイ、12b…ピックアップローラ、12
c…分離ローラ、12e…アライニングローラ対、12
f…エンプティセンサ、12g…レジストセンサ、12
h…サイズセンサ、12k…搬送ベルト、12o…排紙
トレイ、12p…排紙ローラ、12q…排反センサ、1
2r…フラッパ、12s…ADFオープンセンサ、12
x…シャッタソレノイド、12y…フラッパソレノイ
ド、12z…電磁クラッチ、121 …給紙モータ、12
2 …搬送モータ、14c…大容量カセット(LCC)、
18…操作パネル、18a…プリントキー、22…露光
ランプ、36…結像レンズ、40…感光体、42…帯電
装置、44…現像装置、46…転写装置、58…定着装
置、60…多段給紙装置(PFP)、70…自動両面装
置(ADD)、80…中継ユニット、121…メインプ
ロセッサ、122…ADFプロセッサ、142…第1パ
ルス発生器、143…第2パルス発生器、D…原稿、P
…複写用紙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台を覆うようにして開閉自在に
    設けられ、前記原稿載置台上における原稿の自動搬送を
    行う原稿搬送装置を有する画像形成装置において、 電源の投入後に、前記原稿載置台上の原稿の排紙を行わ
    せるべく、前記原稿搬送装置を制御する制御手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿載置台を覆うようにして開閉自在に
    設けられ、前記原稿載置台上における原稿の自動搬送を
    行う原稿搬送装置を有する画像形成装置において、 前記原稿搬送装置が閉じられた状態での画像形成動作の
    終了からの時間の経過を計測する計時手段と、 この計時手段で所定の時間の経過が計測されるまでの間
    に、前記原稿搬送装置が開かれたか否かを検知する検知
    手段と、 前記計時手段で所定時間の経過が計測され、かつ前記検
    知手段で前記原稿搬送装置の開放が検知されないとき、
    前記原稿搬送装置に対して前記原稿載置台上の原稿の排
    紙を指示する制御手段とを具備したことを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042553A (ja) * 2012-11-14 2013-02-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2014120852A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Brother Ind Ltd 画像読取装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042553A (ja) * 2012-11-14 2013-02-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
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